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エレン「オレだけ一人だな…」

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  1. 1 : : 2017/01/14(土) 03:05:39
    人間同士の争いも無事終止符を終えた所で平和が訪れたわけだったが、各自同期だった者達は皆知り合い同士で結婚していった、そしてその中で唯一結婚、というより誰とも付き合っていなかったのは…




    エレン「・・・あぁ~、なんもする事がねぇ…」


    巨人を駆逐するという目標がなくなったエレンはただ一人茫然とベッドの上で寝転がり過ごしていた



    エレン「…はぁ、こんなに暇な時ってあったっけか…?」


    窓から入る日の光を見てはエレンはそう言った、巨人がいた時はこうやって休む暇もなく、ただ毎日がむしゃらに一生懸命生きてきただけだった


    エレン「・・・今更だがアルミンの言う通り巨人だけじゃなくて異性について少しは興味もっときゃよかったな…」


    ベッドから立ち上がってはエレンはそう溜息を吐きながら言った、今となっては皆家庭を持ち、子を持ち、と忙しそうではあるがとても幸せそうだった


    エレン「・・・街でもぶらつくか」


    壁の外との戦争も終わった今となっては壁外に出る事も許可されておりかなり行動範囲が大きくなっていた、そして今、壁の外から来ている者達もいて毎日顔を会わせる人達は皆知らない人で街をぶらついても特に飽きなく結構楽しいのであった


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





    こっちの物、安いよ~!おっ、ちょっとそこのお客さんこれどうだい?


    貴方、今日の夕飯どうしましょう?


    ん~、なんでもいいや、なぁ?


    うん!お母さんが作ったものならなんでもいいよ~!


    そういうのが一番困るんだけどね~、ふふふ


    街の中はいつも通りにぎやかで家族連れが多い、家族連れが多い理由、それは勿論好きだから生んだ、という自然的な理由もあったが実際は巨人、他国との戦争もありそのせいで人の数も少なくなっていた、それもまた二つ目の理由だった


    エレン「・・・すっげえ場違い感があるよな…」


    四方どこを見渡しても家族連れで一人の方が珍しいぐらいでエレンは目立っていた


    エレン「・・・まぁ仕方ねぇか…オレには恋愛なんて感情が全然わからねぇし…」


    その事に関しては私も大変共感しますよ、先輩


    賑わう中で背後から特徴的な冷たい声色で少し異質な雰囲気を漂わせては話しかけてきた者、肩より少し下までの黒髪はとても鮮やかで繊細で、それでいて化粧、香水もしていないのに何か落ち着くような匂いを漂わせている、そして少しつり目な部分もあるもそこもまた顔のパーツとかなり一致していて他者から見た場合一言で表すと完全美少女と言ってもおかしくなかった




    エレン「…仕事じゃねぇ時は先輩って呼ぶなって何回言わせんだよ、サラ・・・」



    サラ「それはすみません先輩、っと今日はやけに風が強いですね、髪が邪魔です」



    エレン「・・・治す気ゼロだよなお前」



    そう、そしてこの目の前にいる女の名前はサラ、元々エレン達とは敵対していた国の者だった、だが今となっては和解もしたようなもので今は壁内でエレンの部下、パートナーという立場で仕事をしている


    サラ「??なんのことでしょうか?」


    エレン「・・・はぁ~、ミカサ並に面倒だなお前」


    サラ「?誰か知りませんがお節介ですよ、エレン先輩」


    エレン「・・・先輩はいらねぇって・・・」


    相変わらず治らないその語尾の先輩にエレンは頭を掻いた





  2. 2 : : 2017/01/14(土) 03:50:21
    サラ「ところでエレン先輩」


    エレン「?なんだよ・・・」


    手元に持っていたカバンを片手に背負っては近づいてきたサラにエレンは怠そうに返答した





    サラ「…今、暇ですよね?」


    エレン「・・・お前オレが独り身なのわかっててそれ言ってんだろうな?」


    無表情でそう問いかけてくるサラにエレンは額に青筋を浮かべてはなるべく笑みを浮かべて言った


    サラ「?なに当たり前の事言ってるんですか?こんな親と子が賑わってる中でただ一人ポツンとたそがれて雰囲気をぶち壊してる人にどう暇じゃないと?」


    エレン「…お前いつも思うんだけどよそんな長ったらしい事言っておいて結局はお前も独り身なんだよな?な?」


    次々と心にぐさぐさと正論な事ばかり言ってくるサラにエレンはそう少しドヤ顔しながら言った


    サラ「・・・そうですね、私も独り身ですよ他者に対して全くもって興味がもてないもので、あっ、そこはエレン先輩と同じでしたね、すみません私とした事が自分すらも見下してしまいました・・・」


    エレン「・・・もうどこからお前に対して言ってやればいいのかオレにはわかりかねねぇな…後一つ言っておきたいんだがオレは他人に興味がねぇんじゃなくて恋愛に興味がねぇんだよ、そこんとこ勘違いすんなよ?って、なにしてんだ・・・?」


    サラ「エレン先輩についての観察日記です、エレン先輩は唯一私と同じで恋愛に関して溺れていないので少し興味がありましてね、それで書いているのです」


    サラはそう言いながらカバンの中から取り出した小さな手帳にペンを取り出しては次々と書いている、そんな意味不明な行動にエレンは苦笑いしかできなかった


    エレン「…オレからしたらお前はただの負け惜しみでその負け惜しみとしてそうやって何かに叩きつけるように書いてる様にしか見えnサラ「大丈夫ですよエレン先輩」


    エレン「?あ?なにがだよ?」


    サラ「・・・私のは決して負け惜しみではないと言う事です、なんたって私が恋愛を理解できない事によってこうやってエレン先輩という特殊な人の事について知れてるんですから・・・他の人達が決して理解できないものに・・・」


    ノートから顔を離しては何故か少し頬を赤く染めそんな事を言ったサラ、生暖かい風がサラの髪の毛を揺らした、夕日のせいなのか偉くいつも以上に美人に見えた、だがエレンはそんなサラを見てなんとも思わなかった


    エレン「・・・アルミンだったらきっと理解したんだろうが・・・オレには理解できねぇな…あっ、ハンジさんなら理解できたか…?」


    サラ「?私にはそのアルミンやら先程のミカサやらハンジやらと誰がどう想像できませんが私が言った事に関しては想像できると思うんですけどね・・・あっ、そっか、エレン先輩は脳筋でしたっけ、すみません私がバカでした」


    人差し指を頭に付けてはそう言い小馬鹿にしたような態度で頭を下げたサラ、そんなサラにエレン自身が本当の意味でバカなのか理解できずただ憐れむように聞いていた
  3. 3 : : 2017/01/14(土) 03:50:28
    エレン「・・・あまりにもまどろっこしいと言うか…言い回しがくどすぎて何が伝えたいのかわからねぇから何も反応ができねぇんだが・・・」


    サラ「・・・大丈夫です、エレン先輩が理解できてない上であえて言ってますので」



    書いていた手帳、そしてペンをカバンの中にしまってはそうサラは言った


    エレン「ふ~ん、・・・あ、そうだ」


    サラ「?なんでしょう?」


    エレン「お前夕ご飯まだだよな?」


    サラ「・・・まぁ、そりゃまだ夜にすらなってないですし…」


    当たり前の事を言うエレンにサラはジト目を向けてはそう言った


    エレン「・・・よし、なら今日お前一緒に俺んちで湯ご飯食おうぜ、どうせお前独り身だろ?」


    サラ「最後の一言はかなり余計でしたが、いいでしょう、まぁそのかわり材料に関してはエレン先輩に全て支払ってもらいますが」


    エレン「オレから誘ったんだそのぐらい別に気にしねぇよ、というかお前と一緒に飯食って金を支払わなかった覚えがねぇんだけどなぁ?」


    サラ「!脳筋のくせしてそこは覚えてるんですね、お金に対して密着しすぎでは?気持ち悪いですよ」


    エレン「オレと一緒に食う時は集ってるくせに人の事言えねぇだろお前・・・」


    この事に関しては流石に意味がわかったのかエレンは苦笑い気味な表情をしてはサラを横目で見ては言った


    サラ「・・・お金に関しては言い返すのに脳筋に関してはなにも言い返さないんですねエレン先輩は・・・自覚でもあるんですか?」


    エレン「?脳は筋肉で出来てるんだから当たり前だろ??何言ってんだお前・・・??」


    サラ「・・・エレン先輩、流石の私も引きます、と言うか鳥肌がやばいんですけど…」


    エレン「鳥肌が立つ部分なんてどっかあったか??」


    サラ「・・・いえ、もういいです、それより早く先輩の家へ行きましょう、ここは人混みが多くて私には・・・」


    エレン「・・・お前の人混みの苦手差はかなりなもんだよな…」


    エレンとサラはそんな他愛無い会話をしながらエレンの家へ向かった

  4. 4 : : 2017/01/14(土) 19:40:21
    サラ「・・・ん?先輩」


    エレン「?どうした?」


    家に行こうと数分歩いた所で突然止まったサラにエレンは振り返り止まった


    サラ「・・・いえ、先輩の家って今食材ありました??」


    エレン「・・・ぁ、そういや食材買うの忘れてたな」


    家に材料がない事に気が付いたエレンはサラを見ては苦笑いした、そんなエレンにサラはジト目で見ては溜息を吐いた


    サラ「仕方ないですね、少ない材料でやりますから何があるか教えてください」


    エレン「・・・いや」


    サラ「?どうしたんですか?」


    頭に手を当てては掻くエレンにサラはエレンの元によった


    エレン「・・・いや、オレ独り暮らしだからよ、いつも外で食ってんだよ」


    サラ「・・・先輩って料理した事あるんですか?」


    エレン「・・・一応訓練兵の頃は当番って事で作ってたりしてたんだけどな、ほら、オレ今一人だろ?だったらいちいち作らず外食した方が早いよな、って思ってよ」


    エレンはそう言うと何か懐かしむような表情をした、そんなエレンにサラは


    サラ「…そうですか、なら仕方ないですね今日は特別に私が作ってあげますよ、一人じゃなくて二人ですので」


    エレン「・・・オレんちに来る時ってお前いつもそう言って作ってくれてるよな…」


    サラ「・・・私だけの分を作っても良いんですよ?先輩、勿論その材料を買うのは先輩のお金ですので私には二つのメリットがありますね、素晴らしいです」


    エレン「・・・あ~、オレが悪かった、お願いします作ってください」


    サラ「・・・なんか怠くなってきましたね、早く行きましょう先輩」


    エレン「…元はと言えばお前からふっかけてきた事なんだけどなぁ・・・」


    サラ「うるさいですよ先輩、その口縫いますよ」


    エレン「なんでだよ…っと、それよりもう時間がねぇ、早く行くぞ」


    いつの間にか横にあった筈の夕日は沈み暗くなってきている事に気づいたエレンはそう言った、そして無意識からなのかエレンはサラの手を取っていた


    サラ「・・・そうですね、時間も後少しで六時になります、急ぎましょう、って、エレン先輩・・・」


    エレン「?なんだよ?早く行くぞ」


    サラ「・・・いえ、なんでもないです、ただ勝手に女性の手に触れるなんてとんだ変態ドスケベ野郎なんですねって思いました、こんな事を他の女性にもやってると思うと吐き気がします」


    エレン「オレは変態でもドスケベでもねぇよ!・・・例えるならジャンあたりだろ」


    サラ「・・・また私の知らない人ですか、と言うよりエレン先輩の友人にその人入るんですよね?ならエレン先輩も変態ですね、同じオーラを発してそうです」


    エレン「なんでそれでオレまで一緒に変態扱いなんだよ・・・病原菌じゃねえんだぞ?つうかこんな手を握ったぐらいで一々気にしすぎだろ・・・」


    サラ「私は異性と手を触れた事なんてほとんどありませんでしたからね、免疫がないんですよ」


    エレン「・・・それって心配した方が良い事なのか??」


    サラ「・・・どこに心配する要素があったのでしょう??」


    エレン「・・・さぁな、ってそれより行くぞ!」


    サラ「そうですね、こんな所で話をしていたらいつまで経っても終わりませんからって先輩引っ張らないでください、せっかくの新しい服が破れます」


    エレン「だったらちゃんと歩け」


    エレンとサラはそんな会話をしては街へ行った





  5. 5 : : 2017/01/15(日) 04:17:47
    そしてそれから数分掛け、街まで戻った、今の時間帯も人の数が多く大体の人が夕飯の準備の為に買いに来ている時間帯だった





    エレン「ところでよ」


    サラ「?なんでしょう?人が多いので出来るだけ早く終わりたいのですが」


    エレン「・・・いや、なに作るんだって思ってな」


    サラ「・・・そうですね、先輩は何か食べられないものとかありますか?」


    エレン「・・・う~ん、特にはねぇな・・・今となっては肉とかも沢山食べられるようになったし…」


    サラ「…そういえば壁内の中は巨人によって領地を奪われて食料不足になっていたそうですね、昔」


    エレン「ん?あぁ、って昔って言ってもまだ一年しか過ぎてないんだけどな・・・」


    サラ「・・・そういえばそうでしたね、私達のえっと、先輩達からした壁外の私達は食糧不足なんて事がなかったので、時間の経過の経験?ですかね、微妙に違って私達にとってはとても遅く感じましたよ」


    エレン「あ~…それか…確かにオレも小さい頃毎日暇で暇で特にやる事もなく毎日空ばっか見てた時あったけど…あの時はすっげえ時間が経つのが遅かったな・・・」


    サラ「・・・その例えはどうなのかと…まぁ、私が言えた事じゃありませんが」


    エレン「…自分で言うかよ普通・・・ってそれよりオレは特に好き嫌いはねぇからなんでもいいぞ、出来るだけ沢山作ってくれるとありがたいんだけどな」


    サラ「?どうしてですか?沢山作ってしまってもしかしたら下手して腐らせてしまうかもしれないですよ??」


    エレン「いや、オレさっきも言った通り毎日外食だからよ、金とかも掛かるし、なにより人の手料理とかじゃねえからよ…」


    サラ「・・・そこは人の手料理じゃなく、栄養面と言えば良かったのでは・・・?」


    サラは何故かそう言ってはフンッ、と腰に手を当てては呆れたような、でもどこか誇らしげな表情をして言った


    エレン「…お前がどんな考えでそんな面をしてんのかわからねぇがすっげえ腹立つな、どっかの馬面を思い出すぞ」


    サラ「!し、失礼な!私のこの顔のどこを見て馬面なんて思うんですか!?仮にも小さい頃それなりに可愛いって言われていたんですよ!?内面に関してはともかく!」


    エレン「っえ・・・お前、そんな小さい頃からそんな性格、じゃなくて・・・そんな喋り方してんのかよ…と言うか自分で内面はともかくって・・・」


    さりげなく自分を小馬鹿にしているサラにエレンは深く溜息を吐いては手の平で額を抑えた


    サラ「っな、なんですかその反応・・・?殴りたくなるんですけど・・・」


    エレン「・・・いや、お前の以外な一面を見れた気がしたんだが全く持ってオレが見てきた中でお前みたいなヤツ初めてみたかもしれねぇって思ってよ…」


    サラ「っそ、それは一体どういう意味なんですかね・・・?先輩・・・」


    エレンの言い方が気に障ったのか額に少し青筋を浮かべてはエレンの元へより睨んだ


    エレン「あ?だから初めて見たって、って、おぃ・・・ちけぇよ・・・」


    サラ「…先輩、もしかして私の事バカにしてます?」


    エレン「っはぁ??なに意味わかんねぇ事言ってんだよお前・・・」


    サラ「っ!先程さりげなく私nあれっ、もしかしてエレン??


    サラ「っ!?」


    エレン「!あっ・・・おまえら・・・」


    突然後ろから見知った声を掛けられたエレン、そしてエレンという名に驚き後ろを見たサラは後ろを見た、そこにいたのは



    アルミン「!やっぱりエレンだ!久しぶりだね!」


    ミカサ「・・・久しぶり、エレン」


    アルミン、そしてミカサ二人だった


    エレン「あ、あぁ久しぶりだなお前ら・・・」


    サラ「・・・先輩、この二人誰ですか?」


    エレン「!あぁ、この二人hサラ「先輩に二人も女の知り合いがいたなんて知りませんでした…てっきり先輩は私と同じ同類の独り身の人だと思っていたのでしたが…」

  6. 6 : : 2017/01/15(日) 04:17:55
    エレン「お前、なに言ってるんだ…?」


    サラ「?どこか間違ってましたか?」


    エレン「いや、間違ってるもなにもあいtアルミン「あれ、エレン、その人って」


    エレン「!あぁ、そう言えばお前らに言ってなかったな、こいつはオレの仕事先の後輩でサラって言うって、お前何してんだよ…?」


    サラ「・・・」


    いつの間にか横から自分の後ろに隠れている事に気づいたエレンはサラの肩を掴み横に立たせた


    アルミン「!へぇ、サラ、さん?か、僕の名前はアルミン・アルレルト、よろしくね!」


    サラ「・・・」


    エレン「・・・おい」


    人見知りなのか、または他に理由があるのかサラはアルミンからの挨拶に特になんの反応もせず、ただガン見している、そしてそんなサラにエレンは冷や汗掻きながら溜息吐いた


    ミカサ「・・・私の名前はミカサ、ミカサ・アッカーマン、今はアルミンの妻をしている…よろしく…」


    サラ「・・・」


    エレン「・・・はぁ、オレと一緒にいる時はすっげえ話すくせしてなんで今は話さねえんだよ?」


    茫然とし、なにも話さないサラにエレンは横眼で睨みそう言った


    アルミン「あ、あはは・・・別に無理やり話さなくてmサラ「・・・貴方」


    アルミン「!え?」


    無理やり話すのも可哀想、そう思い気遣おうとした時にサラが話した事に気づいたアルミンは耳を傾けた、だが・・・



    サラ「・・・貴方、女じゃなく男だったんですね、女かと思いました」


    アルミン「   」


    ミカサ「・・・」


    エレン「・・・はぁ~~…おぃ、サラ・・・」


    サラ「!あっ、失礼・・・って、あぁ、なるほど…エレン先輩が先程私を憐れむような小馬鹿にしたような目で見ていたのはこれが理由ですか・・・確かに私の認識がおかしかったようで・・・どうも感謝しますよ先輩」


    エレン「・・・お前はとりあえずその性格について何とかした方がいいぞ…」


    サラ「??なんの事ですか?」


    アルミン「    」


    ミカサ「あ、アルミン・・・大丈夫…?」


    あまりにも見た目に反したサラにアルミンは完全硬直しきっている、そしてそんなアルミンに流石のミカサも冷や汗を掻きながらアルミンに問いかけた


    エレン「・・・はぁ…お前、見た目はとにかく内面がな…あまりにも反しすぎてるからな…」


    サラ「!先輩が褒めてくれるなんて中々ない事ですね…これは喜んで受け取る事にします…、まぁ内面に関しては先輩のその悪人面に言われたくないんですけどね」


    エレン「!うるせぇよ!?」


    人の気持ち、または場の空気が読めないのかエレンの皮肉混じった褒め言葉を受け取ったサラは素直に嬉しかったのか満面な笑みを浮かべては皮肉返しとしてエレンに対しそう言った、そしてエレンはその言葉を訓練兵の頃を思い出したのか少し声を荒げそう言った


    サラ「先輩、怒ると顔にシワが増えますよ?笑った方が良いと思います」


    エレン「・・・誰のせいだ、誰の」


    クスクスと笑うサラにエレンは溜息を吐きそう言った
  7. 7 : : 2017/01/15(日) 18:33:41
    アルミン「・・・っは!え、エレン…」


    エレン「!ど、どうしたアルミン・・・」


    アルミン「い、いや・・・彼女、結構見た目と違うんだね…」


    エレン「・・・あぁ、見た目にかなり反してるなこいつは」


    小声で話しかけてきたアルミンにエレンも耳元でボソボソと言った


    サラ「・・・全部丸聞こえなんですけどね、先輩・・・」


    アルミン「っ!?」


    エレン「・・・お前の耳は一体どんな構造になってんだよ…」


    ミカサ「・・・人間じゃない」


    本人達も聞こえるか聞こえないかぐらいの大きさで話をしていたはずが何故か聞こえていた事に流石のミカサも大きく目を見開き驚いている様子


    サラ「あら、先輩もう忘れてしまいましたか?私が仕事先に就いた時最初の自己紹介の時にやらかした事」


    エレン「・・・あ~、そういえばお前最初に自分から耳がかなり良いだとか言ってたな・・・」


    サラ「!なんだ、先輩覚えていたんですね、ちなみにですが私の悪口を言った人達は遠慮なく仕事を辞めさせてあげているので、あっ、先輩は特別に私の悪口を言っても別に辞めさせませんから大丈夫ですよ安心してください、同じ独り身として・・・」


    サラは余程独り身、というより同じ同士がいる事に安心感でも覚えているのかエレンに対しては他の人達と違い一応、優しかった


    エレン「・・・そういや最近オレの部下が減ってたって・・・っお前のせいかよ!!?」


    サラ「おそらくそうですね、まぁあまり気にしない方がいいですよ、私がやった証拠なんてありませんから」


    エレン「くそ・・・お前のせいで部下の仕事がほぼ全てオレの所に回ってきてるんだけどな…」


    エレンはそう言い頭を掻き溜息をつく、そしてそんなエレンに悪戯心でもあるかのようにクスクスと笑うサラ、完全にアルミン達の存在など忘れ二人だけの空間になっている


    ミカサ「・・・ところで気になったんだけど」


    エレン「!あ?どうした?」


    アルミン「!(あぁ、良かったぁ・・・ナイスだよミカサ…空気になる所だった・・・)」


    ミカサ「・・・エレンと、サラ??さんは私が見た所結構仲が良さそうだけど一体どんな関係?」


    アルミン「!あっ、それ気になった!エレンとサラさんはどんな関係なの??」


    ミカサとアルミンからの突然の質問にエレンとサラは互いに見ては迷わず言った



    エレン「仕事仲間」


    サラ「ただの先輩ですね~」


    なんの捻りも無く、友達というわけでもなく、ただ普通すぎる反応、そんな二人からの返答にアルミンとミカサは唖然とした



    アルミン「っえ、ちょ、ちょっと待って」


    エレン「?どうした?なんかおかしい所でもあったか?」


    サラ「エレン先輩のあまりにも脳筋すぎる説明に困難したんですよきっと」


    アルミン「っい、いや確かにエレンは脳筋、ってじゃなくて!え、えぇ?ほ、本当に仕事仲間なの??ただの??」


    エレン「?あぁ、本当にただの仕事仲間だぞ、ただこいつの言う通り独り身って所だけ一緒なだけだ」


    サラ「私は恋愛だとかそこら辺に全く興味がなく、それで独り身なんですけどね、そこら辺ちゃんとしてくださいエレン先輩」


    エレン「っはぁ?知るかよ、んなこと」


    アルミン「っえ、えぇ・・・(…全然普通の友達より仲良さそうなんだけど…)」


    ミカサ「・・・友達でも、ない?」


    サラ「そうですね、ただの先輩ですね」


    エレン「ただの後輩だな、強いて言えば口数、というか・・・回りくどい説明に意味わかんねぇ時があるってところか??変わってる所とすれば・・・」


    サラ「私からすればエレン先輩みたいななんの変哲もない普通の人がいる事に驚きです、しかも脳筋ですしね」


    互いに褒めているのか悪口を言っているのかわからない二人にアルミンとミカサは唖然としている


  8. 8 : : 2017/01/15(日) 18:37:13
    期待
  9. 9 : : 2017/01/15(日) 19:42:22
    アルミン「へ、へぇ、そう、なんだ」


    エレン「あぁ、ってミカサお前まだそのマフラー付けてんのかよ・・・」


    エレンはミカサがまだ小さい頃にあげたマフラーを付けている事に気づき言った、今となってはエレンからの依存は消えた筈が何故かまだ持っている


    ミカサ「・・・これはエレンが私を助けてくれた証のようなもの・・・手放す事なんかできない・・・」


    エレン「・・・おぃ、アルミン…」


    アルミン「!あ、あはは・・・流石に僕もいい加減そのマフラー外した方が良いんじゃないかな、とは思ってるけど、本人があれじゃ、ねぇ?」


    アルミンはそう言ってはミカサを見た、ミカサはマフラーがよっぽど大事なのかそのマフラーを大事そうに抱きしめている



    サラ「!・・・今更ですけど先輩」


    エレン「?あ?なんだ?」


    サラ「先程言っていたミカサとアルミンってこの人達だったんですね」


    エレン「ん、あぁって、今更気づいたのかお前?」


    サラ「私、あまり人に興味がなくてですね…自分で言うのもなんですけど今更気づきました」


    エレン「・・・本当に今更だな」


    サラ「・・・そこ強調しなくていいです…にしても先輩は私になにかくれいないんですか??」


    エレン「・・・は?」


    サラからの突然の言語に数秒理解が追いつかなかったがなんとか追いつき理解したエレンはアホ面で間抜けな声で言った


    サラ「同じ独り身同士、なにか先輩と共通の物、いいえ証がほしいのですがなにかないのですか??」


    エレン「・・・意味わかんねぇ、というかお前本当に独り身好きだな、お前と初めて会って今の今まで何回独り身って言葉を聞いたかわかんねぇぞ・・・」


    サラ「・・・最近では無意識に言ってるようなものですから多分もう何百万単位に行ってるのではないでしょうか」


    エレン「・・・もはや呪いに匹敵する程の言葉だな、独り身・・・」



    二人はそう言うと互いに苦笑い、または微笑んでいる、二人にとっては気づかないのかもしれないがそんな二人にアルミンとミカサは驚いていた、ここまで仲が良いはずなのに何故友達にすら達していないのか、としかも無意識の内に二人だけの空間になっているにも関わらずと


    アルミン「と、ところで思ったんだけどさサラさんって何歳なの??エレンの後輩って事はわかってるんだけど」


    エレン「こいつはえっとサラ「私はエレン先輩の一つ下です、年齢については口に出したくないので自分で」


    アルミン「!へ、へぇ、そうなんだ」


    ミカサ「・・・年齢は関係ないかもしれないけど女の子にしてはかなり身長が高い…」


    ミカサはそう言いながら頭に手を置き図っている、とは言っても遠近法のお蔭でなんの意味も成していないが


    サラ「…そこら辺は個人によりますので・・・私は大体172ぐらいですね」


    エレン「!お前そんなに身長あるのか、オレ177だぞ?」


    サラ「・・・まぁ、そこら辺は食べ物の関係とかあると思いますし・・・まぁわかりませんが」


    アルミン「・・・あ、そういえばサラさんって壁内で見た事ないけど壁外の人??」


    サラ自身が見た目美人、というより真っ白な透き通るような肌に綺麗な水色な瞳にアルミンはついそう思い言った、もしくは別になにか思ったのか


    サラ「・・・まぁ、そうですね、壁外出身ですね」


    アルミン「へぇ、やっぱりそうなんだ」


    エレン「?アルミン、よくこいつが壁外から来たってわかったな」


    アルミン「!あ、いやわかったと言うよりサラさんって凄い美人だからこれでほぼ同い年なんだから普通だったら訓練兵の頃だとか騒がれてた筈なのに、って思ってね、説明がかなり下手だけどそれで判断したんだ」


    エレン「あ~、なるほどな・・・」


    エレン自身いつも見慣れているのか納得したようなあまり納得していないような様子、美人というキーワードにエレンはついサラを顔から足まで全て見た、だがまだ納得していない表情をしている

  10. 10 : : 2017/01/15(日) 19:42:31
    サラ「・・・あまりジロジロ見ないでください先輩気持ち悪いです、死んでください、これから最低な変人野郎って呼ぶ事にしますよもしくは変態クソ野郎とも、またもしくは歩く変態魔か」


    エレン「なんで少し見ただけでそんなボロクソに言われなきゃいけねぇんだ・・・」


    体を隠すようにしてはボロクソに言うサラにエレンは冷や汗を掻きながら言った


    ミカサ「・・・ヒストリア並に美人かも・・・性格に関してはかなり違うけど・・・」


    サラ「?ヒストリア?」


    エレン「!あぁ、あいつか・・・って、ヒストリアって美人か??」


    アルミン「いや、僕に聞かれても・・・まぁ、僕らからしたらヒストリアは十分美人だね、エレンにとっての美人ってわからないけど・・・」


    アルミンはそう言っては苦笑いした


    ミカサ「・・・ヒストリアは美人と可愛いの丁度中間?ぐらい」


    エレン「・・・なるほどな、ってそういやあいつだけ誰と結婚、付き合ってるかって聞いてねぇな」


    アルミン「!エレン聞いてないの??」


    エレン「?なにがだよ?」


    アルミン「えっヒストリアhミカサ「・・・私達104期で恋人、というか結婚してないのはエレンだけじゃなくてヒストリアもしてない」


    エレン「!あいつしてねぇのか!?」


    サラ「・・・」


    アルミン「うん、ってなんで逆にエレンは知らないの??一番仲良かったのに」


    エレン「・・・なんにも知らされてねぇぞオレ・・・」


    ミカサ「・・・ヒストリアならエレンに一番知らせそうなのに…」


    エレン「・・・は~、あいつ誰とも付き合ってねぇのか」


    ヒストリアが結婚していない、そうわかったエレンはどこか上の空のような、どこか呆れたような、でもなにか安心しきっているような、そんな表情をした


    サラ「・・・そのヒストリアという人はなんで付き合ってないんですか??」


    アルミン「!本人が言うには付き合いたい、じゃなくて好きな人がいないらしいよ、それで結婚してないらしい」


    サラ「・・・へぇ、そうなんですか」


    ミカサ「・・・」


    エレン「・・・つまりオレだけじゃなくあいつも結婚してねぇのか、・・・なんか安心したな」


    サラ「!」


    アルミン「あはは、エレン僕達みんなが結婚したって事がわかった時すごい焦ってたもんね」


    ミカサ「・・・大丈夫、エレンならきっと素敵な女性がすぐに出来る筈」


    エレン「・・・いや、なんでオレが結婚したいみたいな言い方になっtサラ「エレン先輩は私と同じで恋愛に興味がないのにそんな事できる筈ないじゃないですか」


    アルミン「!」


    ミカサ「!」


    突然歩みだしたかと思ったサラが突然そんな事を言いながらエレンに持っていたカバンを投げつけるように押し付け、そして驚きながらもキャッチしたエレンにアルミンとミカサは驚いた


    エレン「・・・ま、こいつの言う通りだな、っていきなりカバン投げんじゃねえよ」


    サラ「私という独り身仲間がいるにも関わらずそのヒストリアという人が独り身だとわかった瞬間に変態のような顔をしたエレン先輩に少々頭に来ましてね」


    エレン「・・・お前相変わらず意味わかんねぇ事言うな??」


    手を伸ばし欠相掻いているサラにエレンはそう言った




    アルミン「・・・ねぇ、ミカサ」


    ミカサ「・・・ん」


    アルミン「・・・あれって、嫉妬って事、なの???」


    ミカサ「・・・わからない、でも嫉妬とはどこか違うような、気がする」


    アルミン「・・・だよね」


    二人のやりとりを見たアルミンとミカサは互いにそう言った
  11. 11 : : 2017/01/16(月) 02:54:20
    サラ「先輩が脳筋でバカなだけです、・・・というより先輩」


    エレン「っなんだよ・・・」


    何か言おうとした所でサラに呼び止められエレンは言おうとした言葉を飲み込んだ


    サラ「いえ、ここでこのまま話し込んでいても良いのですが、夕ご飯食べる時間なくなりますよと伝えたくて」


    エレン「・・・あっ、そうだ…こんな事してる場合じゃねえじゃねえか!」


    アルミン「!そういえばエレン達はここで何をしてたの?こんな時間に」


    エレン「ん、あぁ、夕飯の材料を買いに来たんだけどよ今丁度お前らと会ってな」


    ミカサ「・・・なるほど、でもエレン料理できるの?」


    エレン「・・・オレは豆のスープしか作れねえよ…こいつが作るんだよ」


    エレンはそう言っては隣にいるサラを指さしては言った、そしてサラはその向けられた指を見ては


    バシッ


    エレン「っいって…!?なにすんだよ!?」


    サラ「人に指を指すなと習わなかったんですか?元兵士さん?」


    サラはそう言うと歩き始めた、エレンはそんなサラに舌打ちしては追いかけた


    エレン「おい、どこ行くんだよ」


    サラ「?決まってるじゃないですか、材料の買い出しです」


    エレン「今話してんのにいきなりだなお前・・・」


    サラ「別に良いですよ来なくても、私だけの分の材料買って私だけ食べますから、勿論エレン先輩のお金で」


    エレン「・・・はぁ、わかった」


    エレンはそう言うと後ろで置いてけぼりになっているアルミンとミカサに言った


    エレン「俺達もう行くから、じゃあな~」


    アルミン「!う、うん、じゃあね~」


    ミカサ「・・・じゃあね」


    挨拶も無しに去ったサラにアルミンとミカサは唖然としつつもエレン達が視界から消えるまで見ていた



    アルミン「っな、なんなんだったんだろ・・・?」


    ミカサ「・・・さぁ、でも」


    アルミン「!でも?」


    ミカサ「・・・・・・正直私はあの女、苦手・・・」


    アルミン「っあ、あはは・・・だろうね・・・」


    ミカサ「・・・・・・でも、エレンはあの女、結構好きそうに見えた・・・」


    アルミン「!・・・まぁ、エレンって結構変わった人とかに懐かれるしね」


    ミカサ「?例えば?」


    アルミン「・・・例えば…ヒストリアとか?」


    ミカサ「・・・ヒストリア、変わってる??」


    アルミン「う、うんまぁ、最初の頃よりは全然マシになったけど・・・でも、ちょっと変わってる所あるし」


    ミカサ「・・・なるほど」


    アルミン「後は・・・ミカサ?」


    ミカサ「!・・・私?」


    アルミン「うん、ミカサ自身は気づいてないと思うけどミカサも結構変わってる所あるよ?」


    ミカサ「・・・なるほど、アルミンはその・・・」


    アルミン「?」


    ミカサ「・・・私の変な所、好き?」


    アルミン「!!う、うん、ミカサの変な所、というか変わってる所含めて全部好きだよ?」


    ミカサ「・・・ありがとう」


    アルミン「!う、うん・・・」


    頬を赤らめお礼を言ってきたミカサにアルミンもつい恥ずかしくなり俯き言った、とそんなイチャイチャしている一方でエレン達は


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  12. 12 : : 2017/01/16(月) 02:54:29



    エレン「・・・お前、一応初対面なんだから挨拶ぐらいしとけよ、もし兵士だったら教官からグランド百週されてる所だぞ…」


    サラ「・・・その教官は先輩以上に脳筋なんですね…普通グランド百週なんてさせられたら血反吐吐くんですけど…」


    あれから数分歩いた今エレン達は食材を買いに店に来ていた、そしてエレンは先程の挨拶をしなかったのが気掛かりになっていたのかサラにそう言った


    エレン「・・・確かに血反吐吐きそうになった事あったな…実際に体が耐えられなくなって胃に穴が開いて緊急搬送されたが生憎死亡・・・思い出したくねえな…」


    エレンはそう言い勝手にトラウマか何かを思い出しては顔を青くした


    サラ「・・・そんな事を聞かされるとつくづく壁外で良かったと思いますね」


    サラはそんな事を言いながら何かを取っては顔を青くしているエレンの口元に何かを持っていきぶち込んだ


    エレン「っ!?ゴホッ!ゴホッ!?っお、お前なに入れた!?って、なんだこれ??」


    サラ「知らないんですか先輩、それブドウって言う果物ですよ、最近壁外から輸出してきてる物です、ちなみにこれは主食ですのでお金は要りません」


    サラはそう言ってはもう一つブドウ一粒取っては口の中に投げ入れた


    サラ「・・・果物はいつ食べても美味しいですね、一日の疲れが吹き飛ぶ気分です…」


    エレン「・・・ふ~ん、ブトウか」


    本当に心から幸せそうな表情をしているサラをエレンは横目で見てはそのブドウの値段を見た、そしてその値段を見て驚愕した


    エレン「っ!?おいおい・・・高すぎだろ、このブドウって果物」


    サラ「・・・せっかく人が楽しんで食べてるのを害さないでください、と言いたい所ですが確かに高いですね、まぁ仕方ないでしょう最近輸入したばかりなのですから」


    エレンに続きサラとそのブドウに付いて色々と言っている所を見ていたその定員は静かにキレていた


    エレン「・・・って、おい…そんな事大声で言うなよ…営業妨害になるだろ・・・精々小さく言えよ…」


    サラ「?先輩だけには言われたくないですね、それよりさっさと買って帰りますよ、作る時間も結構時間掛かるんですから」


    エレン「・・・そういやお前なに作るんだよ?」


    サラ「それは返ってからのお楽しみです、後私だけで作ってたら時間が掛かってしまいますからエレン先輩にも勿論手伝ってもらいますからね」


    エレン「っまじかよ・・・」


    サラ「まじです、まぁ別に手伝わなくても良いんですけどね、ただ食べる時間が遅れるだけエレン「わかった、もう言うな・・・」


    サラ「そうですか、それじゃあ次の店に回りますよ」


    エレン「・・・はぁ、わかった」


    それから二人はそんなやりとりを次々と店の中ではやって定員に喧嘩を売るような真似をしては帰った、勿論荷物持ちはエレンだった


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


    エレン宅


    ガチャ…


    エレン「少し散らかってるけど気にしないでくれよ」


    サラ「・・・失礼しまsトスッ


    エレンに続き上がろうと一歩踏み出した瞬間サラは何かを踏んだ、それは


    サラ「・・・はぁ~~…汚い…」


    床に落ちていた物、それはパンツだった、サラはそのパンツの端を持っては睨んだ


    スタスタ


    エレン「おいサラ、食材運ぶの手伝って、ってなにしてんだ?」


    サラ「・・・先輩」


    エレン「あ?」


    サラ「…この変態ドスケベ野郎、是非とも今すぐ死んでくださいこの世界の為にもこの世界の女性の為にも今すぐ木っ端みじんになって死んでくださいお願いします、本当に」


    サラはそう言ってはそそくさと洗面所の方へ駆け出しパンツを風呂場に投げるようにぶち込んだ


    サラ「・・・ふぅ、変な汚物を触ってしまった気分です」


    スタ、スタ


    エレン「・・・人の家に来ていきなり風呂場にダッシュするヤツなんて初めて見たな・・・いや、違うか・・・お前以外この家に誰も上げた事ねぇから当たり前か・・・」


    サラ「・・・その言い方だとまるで私が変人みたいな言い方ですね・・・?」


    エレン「・・・それはお前の勝手な想像だろ」


    横目で睨んでくるサラにエレンは上から目線でめんどくさそうな表情をしては言った


    サラ「・・・まぁいいでしょう、それより早く食材を台所に運んでください、私も手伝いますので」


    エレン「・・・そこまでやるのに何分時間を無駄にしてるか」


    サラ「無駄口が多いですね、その口裂きますよ」


    エレン「随分と物騒だなお前・・・」


    エレンはそう言い苦笑いしては玄関の元へ戻り床に置いてある食材をサラに続き台所へ運んだ

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