この作品は執筆を終了しています。
ペトラ「再会」(ペトラ転生、新エピソード)
-
- 1 : 2013/12/16(月) 21:35:45 :
- ペトラ転生ものです//
この先、続くかは分かりませんが...
どうか、ご覧ください
-
- 2 : 2013/12/16(月) 21:35:57 :
私の名前はペトラ
ウォールシーナの貴族家に生まれた
生活に一切、不自由はない
勉強も運動も...できるけど楽しくはない
親には「貴方はいつか、政府関係の人と結婚しなさい」と言われている
まだ子供なのに、この先に未来なんて考えられない
私たちは、決められた道を歩むだけだから
-
- 3 : 2013/12/16(月) 21:36:13 :
ただ、一つ気になる事があるー
それは「兵団」である
兵団は壁内外の治安と軍事を担う組織であり、
3つの兵団が存在する
憲兵団は壁内での警察業務と、王の近衛兵を担う
最も安全だが優秀でなければ着けない仕事である
駐屯兵団は壁の守備と強化、および壁内地域の防衛を担う。
全兵団の中で最も所属兵が多い
-
- 4 : 2013/12/16(月) 21:36:31 :
調査兵団は...唯一、壁外に遠征する
精鋭揃いだが巨人との戦闘機会が多く戦死率が非常に高い
その兵団に入る為には訓練兵団に入団しなければならい訳だ
12歳以上から入団ができ、一人前の兵士に育てるために過酷な訓練を行う
わたしも、もう数年すれば入団できる年だが...
親が許してはくれない
頼む姿を考えるだけで寒気がする
まだ、憲兵なら行けるかもしれないが...
-
- 5 : 2013/12/16(月) 21:36:46 :
外には、朝だというのに憲兵だお酒を飲んでいる姿が確認できる
みんな内地にいれるという、理由で3年間も訓練をつんだのか...
わたしなら、そんなことはしない
憲兵に入れるくらいの力があるんなら、調査兵団の精鋭として十分にやっていけるじゃないか?
-
- 6 : 2013/12/16(月) 21:37:09 :
『できる奴ばっかが内側に引きこもりやがって・・・』
ペトラ「うっ...!」
時々、頭をよぎる声ー
頭の奥の方で、誰かに呼ばれているようだった
-
- 7 : 2013/12/16(月) 21:37:27 :
だが、その声は毎回のように正しいコトを言っている
いや、正しいかどうかではなく、私と同じ意見の持ち主だった
そうだ、その通りだ
出来るヤツが内地にいては...何も変わらないじゃないか?
この世界を変えられるのは、貴方達みたいな優秀な力を持った人たちなのに...
なぜ戦わない?
私ならー
戦う事ができるのにー
-
- 8 : 2013/12/16(月) 21:37:52 :
不思議な感覚があった
時々目にする、兵団の身につけているジャケット
妙に懐かしいよな感覚を覚えたものだった
それと、巨人になれるという男性
エレン・イェーガー
彼は何年か前に、このウォールシーナで行われた女型捕獲で大いなる活躍をした
-
- 9 : 2013/12/16(月) 21:38:08 :
兵団を憧れるもので、彼を知らない人などいないであろうー
そんなエレン・イェーガーだが、彼もどこかで引っかかる
なんだ?
前に1回くらい会った事でもあっただろうか?
いや、調査兵団との関わりは記憶のあるうちでは一度もないー
本当になんなんだ?
この歯形と、関係が...?
-
- 10 : 2013/12/16(月) 21:38:20 :
「お嬢様、着きましたよ」
執事に呼ばれる
馬車が止まったのにも、気づかなかった
今日は...
調査兵団の壁外調査の日であった
それを見にわざわざ、ウォールシーナから来た訳だ
まぁ、親には内緒だが
-
- 11 : 2013/12/16(月) 21:38:34 :
遠くから、馬の足音が聞こえる
町人たちが、ざわめきだす
「来たぞー」
「かっこいい」
「あの紋章、自由の翼っていうんだ」
「あ...!リヴァイ班だ」
リヴァイ...
どこかで聞いた事のある名前だ
-
- 12 : 2013/12/16(月) 21:38:47 :
無意識のうちに彼を見つめるー
年齢は35くらいだろうか?
それより...上だろうか?
馬の行進が止まり、リヴァイ兵長がわたしのすぐ近くに止まる
目が合う
-
- 13 : 2013/12/16(月) 21:39:04 :
リヴァイ「おい、ガキ...何見てるんだ?」
ペトラ「・・・」
リヴァイ「テメェ...おい」
ペトラ「・・・」
その瞬間
私は、何か特別なものを感じた
この感覚、前にもー
-
- 14 : 2013/12/16(月) 21:39:20 :
どこかでー
遠いようで、近くにある
私は、前にも一度
貴方に会った事がある
証拠もない
だが、そこにあったのは、確かな確信だ
-
- 15 : 2013/12/16(月) 21:39:36 :
ずっと、前にー
約束した...
また、会えますからーと
リヴァイ「おい、ガキ...」
ペトラ「・・・ょぅ」
-
- 16 : 2013/12/16(月) 21:39:49 :
リヴァイ「あぁ?」
ペトラ「リヴァイ兵長ー」
ペトラ「お久しぶりですー」
リヴァイ「・・・!?」
-
- 17 : 2013/12/16(月) 21:40:07 :
今、話しているのは誰だ?
わたしの中にいる、誰かか?
私の中でー
私じゃない誰かがー
貴方を探し続けていた
-
- 18 : 2013/12/16(月) 21:40:34 :
貴方を求めていたー
貴方に会いたがってったー
兵長...
約束通り...
また、会えましたねー
-
- 19 : 2013/12/16(月) 21:40:49 :
私ではない誰かが...
貴方との再会を心待ちにしていた...
そして、私たちは
もう一度、再会したのだった
----------
-------
-----
-
- 20 : 2013/12/16(月) 21:41:04 :
調査兵団は壁外へと馬を走らせた
当たりには、見送りに来た家族でごった返していた
その中で、1人、気になる男性がいた
その様子から、察するに見送りに来た訳じゃなさそうだった
手には、兵団のジャケットが握られていた
調査兵団のものだった
その男性を見ていると...
声を掛けずにはいられなかった
-
- 21 : 2013/12/16(月) 21:41:15 :
ペトラ「あの、大丈夫ですか?」
「えぇ、すいませんね、ちょっと...死んだ娘のことを考えてしまって」
娘は死んだのか...
だから、ジャケットがここにー
でも、死んだのに、なぜ見送りに?
-
- 22 : 2013/12/16(月) 21:41:29 :
ペトラ「娘さんは、調査兵団だった?」
「えぇ...調査兵団の特別作戦班に入っていたんですよ」
特別作戦班か...
通称リヴァイ班と言われている
それに入れるとは、すごい実力の持ち主であったのだろう
-
- 23 : 2013/12/16(月) 21:41:41 :
「あのこ、自分はこの国の自由の翼になるとかはりきってましてねー」
「前から、親より早く死ぬなとは、言い聞かしていたんでしたよ...」
「なのに...あの子ときたら、死んじまって...」
ペトラ「・・・娘さんを調査兵団に入れたことを後悔している?」
「いやぁ...死んだときは後悔しましたよ、そりゃぁ」
「だけどね...娘の死は決して無駄にはしないと、約束してくれたんですよ」
-
- 24 : 2013/12/16(月) 21:41:52 :
ペトラ「・・・?」
「ほら、あのリヴァイ兵長ですよ」
「あの方が、娘の死は無駄にはしない、必ず巨人を絶滅させると約束してくださった」
「娘が、リヴァイ兵長に力を与えてくれると・・・」
ペトラ「そうでしたか...」
「娘...ペトラも、天国で見守ってくれることでしょう」
-
- 25 : 2013/12/16(月) 21:42:11 :
ペトラ「ペトラ?」
「えぇ...娘の名前はペトラっていうんです」
「あなたと同じ、明るい茶髪で」
「あなたを見ていると小さい頃のペトラを見ているようで、どこか懐かしいですよ」
ペトラ「・・・そうか」
ペトラ「私は...そろそろ行くよ」
「そうした方がいい、またどこかで」
-
- 26 : 2013/12/16(月) 21:42:23 :
ペトラ「あぁ...また、会える」
「私もそういう気がします」
ペトラ「それじゃ」
この人とは...
前にも話した事がある気がする
同じペトラ
彼女は調査兵団の一員として、戦い、死んだ
そして、彼女の意思はリヴァイ兵長が受け継いだ
-
- 27 : 2013/12/16(月) 21:42:37 :
調査兵団か...
調査兵団に入った以上、犠牲を覚悟しなくてはならない
自分の命をかけて、この国の為に...
この国の未来の為に...
私にもできるだろうか?
-
- 28 : 2013/12/16(月) 21:42:53 :
手を握りしめる
この歯形と調査兵団、巨人は関係があるのだろうか
いや、今考えても仕方ない
分からないことがあれば、分かれば良い
-
- 29 : 2013/12/16(月) 21:43:07 :
この歯形に誓おう
私は...
調査兵団に入る
理由なんてなくてもいい
ただ...
それが、一番の選択だと思うから...
調査兵団に入って...
今、自分でできる全てのことをしよう
太陽が眩しい
その輝きは私に新たな人生の幕開けを告げていた
end
-
- 30 : 2013/12/16(月) 21:47:01 :
- なんか...
リヴァペトのネタがなくなってきました...ww
みなさん、書いてほしいキャラのssがあったら希望お願いします
私が書いても、ギャグ系とか無理ですー笑
全部シリアス系になってしまいますが...ww
それでも良い方、希望等お願いします
rinnka
-
- 31 : 2013/12/16(月) 23:23:19 :
- リヴァハン希望で!!!!!!!!!
-
- 32 : 2013/12/17(火) 07:32:50 :
- >>31イイねぇ
-
- 33 : 2013/12/17(火) 18:36:30 :
- リヴァハンですかーww
頑張ります
-
- 34 : 2014/01/06(月) 01:16:40 :
- なんか
すごくよかった!!
感動をありがとう!!www
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場