カイジ「聖杯戦争……?」
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- 1 : 2017/01/01(日) 04:59:51 :
- カイジ「っかぁ~、クソッ!」
カイジは……負けていた……
物凄く…負けていた……!!
デブ「へっ、ざまーみろとんがりコーンがッ!所詮てめーは負けることしか脳がねーんだよボケwwwじゃあなばーか」
カイジ「くぅッ…」
カイジ宅
カイジ「アアアアアアアアアアアア!!!!」
カイジはヤケになっていた。
当然だろう、何せ500000円も負けたのだ。
彼が発狂するのも仕方の無いことではある……
が、しかし。
カイジ「アアアア…ッ…あァあ…あ?」
いきなり、彼の目の前に謎の光が灯る。
その光は、やがて魔方陣となり、さらには五芒星の様なモノや古代文字を形成してゆき──
一人の人間を形作った。
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- 2 : 2017/01/01(日) 05:01:19 :
- カイジ「あ……?」
カイジは、唯々驚いていた。
それもそうだろう。こんな得体の知れない光を見れば普通、驚く。
だが、カイジが驚いている間に、その光は、人間を召喚……否、存在させた。
その人間は、少女だった。
10000人に一人の美少女、と言っても過言ではないだろう。
そして………
少女は言った。
少女「あなたが……」
憂いと哀感を帯びた声で。
少女「私のマスター…?」
カイジは暫く、少女を見詰めていた。
そして、初めて少女に言葉を放った。
カイジ「あんた……誰…?」
少女「……」
お互い、黙り合う。
しかし、黙り合ってから二分が過ぎた辺りから、少女から切り出してきた。
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- 3 : 2017/01/01(日) 05:02:03 :
- 少女「質問に……質問で返さないでください……」
カイジ「え……あ、おう、すまん……ぇと」
カイジは返答に困った。何をすればよいのか、分からなくなったのだ。
それを察してか、少女は溜息をつき、カイジへ再度問うた。
少女「もう一度……問いましょう…あなたが、私のマスター…ですか…?」
カイジ「…いや、違うけど…て言うか……あんたの事すら知らないし…」
少女「…へ……?」
カイジ「……え」
少女「……」
カイジ「………」
カイジ、沈黙再び。
しかし、そんな奇妙な沈黙は、長くは続かなかった。
???「おい、テメエが伊藤カイジか…?」
カイジ「!!?」
少女「…!!」
カイジの背後に、槍を持った男が居た。
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- 4 : 2017/01/01(日) 05:09:21 :
- ???「おっとぉ、先に言っておっけどよぉ」
謎の、槍を持った男は言った。
???「動いたらぶっ殺すぜ」
カイジ「……は、はあ…?」
何言ってんだ、こいつ……と、カイジは思った。
カイジは、目の前にいる男が普通じゃない者だと、認識した。
少女「……あなた、は…ランサー……!!」
…少女としては、カイジとは違った意味で普通じゃない、と判断したが。
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- 5 : 2017/01/01(日) 05:17:18 :
- ???「っお?テメエは…英霊か?」
少女「……」
???「……ふん、何も話さねえ、ってか。まあいい。オレの目的は眼前の男を殺す事だしな」
カイジ「…はあ?何を…言ってる……?」
カイジは混乱していた。
俺が殺される、だと?──俺に殺される理由なぞあるはずがない。確かに、借金は30000000円程しているが、その程度の金で殺す云々言ってたら……なあ?
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- 6 : 2017/01/01(日) 05:27:42 :
- ……と言うか、今思うことでは無いが、少女の名前も知らないよな、俺…
その念が薄々伝わったのか、少女は言う。
少女「カイジさん…でした…か。私の名は…いえ、私はセイバー、と言います。一度仮契約を結びましょう。あなたの魔力を量子変換させ、私の武器を使います。」
カイジ「あ…ああ。」
え、なに、こいつら何かの劇でもやってんのか?セイバー?だかランサー?だかなんだか知らないが、茶番なら他所でやって欲しいんだが…思わず「あ…ああ」とか言っちまったけど。
ランサー「お話は終わりかァ?」
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- 7 : 2017/01/01(日) 05:33:55 :
- カイジ「ええ…と、よく…分からんが…ランサー…さん、だよな?あんたは誰の命令で俺を殺しに来たんだ?」
ランサー「あ?…あー、マスターだけど」
カイジ「そのマスターって誰?」
カイジは、セイバーやランサーの事を、何か劇の様な…所謂娯楽の様な者だと思っていた。
その、名が出るまでは。
ランサー「利根川幸雄って奴だ」
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- 8 : 2017/01/01(日) 05:42:15 :
- 一瞬、疑った。
そして、カイジは、思わず叫んでいた。
カイジ「なんだと!!?」
と。
ランサー「あ?…マスターの事知ってんのか?」
当たり前だ。
カイジは、まるで有り得ないモノだと強制認識するようにそう叫んだのだ。
実際、利根川幸雄についてはすべて、有り得ないのだ。
だって────
カイジ「嘘をつくな…」
セイバー「……」
ランサー「……あ?嘘じゃねーよ。」
だって─
カイジ「だって、あいつは昨日俺が殺したんだぞ!!!!」
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- 9 : 2017/01/01(日) 05:46:58 :
- ランサー「知ってるけど」
カイジ「は?」
ランサー「いや、だから知ってんけど」
カイジ「」
セイバー「…あの」
カイジ「」
セイバー「カイジ…さん…?」
カイジ「」
ランサー「…あー、もう時間ねえし、殺しちゃって「なんで…」…あ?」
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- 10 : 2017/01/01(日) 05:48:23 :
- この後誰かやって
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