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セイバー「士郎、ご飯よりお金が欲しいです」 士郎「!?」

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  1. 1 : : 2015/01/04(日) 19:41:57
    最近シリアス物ばっか書いてるので、たまには原点回帰でギャグ書こうかなぁと…ゆっくりしてってくれると幸いです。
  2. 2 : : 2015/01/04(日) 19:49:29
    士郎「急に何を言い出すんだ…セイバー…?」

    セイバー「言葉の通りです。士郎。」

    士郎「あのなぁ…セイバー…?」

    セイバー「…なんでしょうか?士郎?」

    士郎「お前の食費払ってるんだ…お前に上げれるだけの金があるわけないだろ!!」

    セイバー「そうなのですか!?」

    士郎「お、お前…自覚なかったのか…」

    セイバー「私の食費で…」

    士郎「じゃあさ…セイバー」

    セイバー「…?」

    士郎「バイト…してきたらどうだ?」

    セイバー「『バイト』…ですか…?」

    士郎「そうだ…ランサーに聞いてみたらどうだ?あいつなら多分セイバーでもできるバイト知ってると思うぞ」

    セイバー「分かりました…では、ランサーを探してきます」

    士郎「飯作って待ってるからな~」







    セイバー「とは言ったものの…ランサー…一体どこに…」

    「あれ?セイバー?」

    セイバー「その声は…」

    凛「あんた…何してんの?」

    セイバー「やはり凛ですか…今、ランサーを探してたところです。」

    凛「なんでランサーを…?まさか…士郎もやる気になったの!?」

    セイバー「い、いえ…バイトをランサーなら知っていると士郎が…」

    凛「へぇ…じゃあ…あんたはバイトでもするの?」

    セイバー「はい…」

    凛「ふ~ん…ふふ…いいこと思いついたわよ、セイバー」

    セイバー「ほ、本当ですか!?凛!?」

    凛「ここは私に任せなさい!」





    士郎「…なんだろう…嫌な予感がする」
  3. 3 : : 2015/01/04(日) 19:57:31
    セイバー「凛!早く教えてください!」

    凛「セイバー、一つだけ…かなり稼げるバイトがあるわ!」

    セイバー「凛!早く!早く教えてください!」

    凛「それはね…ずばり!メイドよ!」

    セイバー「メイド…ですか…?」

    凛「そうよ…メイドよ…!」

    セイバー「それは…どういう仕事なのですか…?」

    凛「まぁまぁ…着いてきなさい」
  4. 4 : : 2015/01/06(火) 19:12:57
    ~~~~~~~~~
    ~~~~~~
    ~~~~~

    セイバー「あ、あの…凛…?…ここは…?」

    凛「ルヴィアの家よ」

    セイバー「何故ここに…?」

    凛「だからぁ!あんたは!ここのメイドになるの!」

    セイバー「え、ええ!?!?」

    凛「つべこべ言わずにやってみる!」








    士郎「…あれ…?セイバー遅いな…」

    「よお、坊主」

    士郎「な…?!お、お前は…!」

    ランサー「あ?なんだよ…今日は運がよくてな、魚のおすそ分けって思ったんだがな…」

    士郎「魚…?」

    ランサー「なんかな…急に…取れるようになってな」

    士郎「あー…なんかあるなぁ…急に運気が上がる的なの」

    ランサー「そうそう、そんな感じだ」

    士郎「…で…?何がとれたんだ?」

    ランサー「…マグロだ!」

    士郎「…はい…?」

    ランサー「いや…だから…マグロだ!」

    士郎「…何いいいいいいいいいいい!?」

    ランサー「セイバー、マグロとか好きだろ?」

    士郎「でも…いいのか…?マグロなんて」

    ランサー「なんだ?貰えないってか?」

    士郎「貰う貰う!サンキュー、ランサー」

    ランサー「おう!…じゃあ…俺はこの辺で…」

    士郎「待てよ」

    ランサー「あ?なんだ?」

    士郎「…飯食ってけよ」

    ランサー「…いいのか?」

    士郎「…もちろん」

    ランサー「じゃあ…お言葉に甘えさせてもらうぜ」
  5. 5 : : 2015/01/12(月) 15:13:20




    セイバー「り、凛…?」

    凛「あら、似合ってるじゃない、セイバー」

    セイバー「し、しかし…この格好は…」

    凛「ほら!恥ずかしがらないで仕事する!」

    セイバー「あの…凛…」

    凛「まだ何かあるの?」

    セイバー「随分とノリノリのようですが…」

    凛「やってれば楽しいって思うわよ、セイバーも。」

    セイバー「そう…でしょうか…」

    凛「そうなの」

    セイバー「…分かりました」





    ランサー「おい、セイバーの奴一向に戻ってくる気配がないぞ?」

    士郎「ちゃんと飯までには戻ってこいって言ったんだけどなぁ…」

    「士郎、聞きたいことがある」

    士郎「…今度はアーチャーか…」

    アーチャー「凛を見てないかね?」

    士郎「遠坂?…見てないな」

    アーチャー「そうか…ん?見たところ…セイバーが居ないようだが?」

    士郎「ああ…バイト見つけてくるって言ったきり戻ってきてないんだ」

    アーチャー「…バイト…戻って来ない…この時間のバイト…」

    士郎「ん?何か心当たりが?」

    アーチャー「…じゃなければうれしいんだが…」

    士郎「…あるのか」

    アーチャー「…ああ…」
  6. 6 : : 2015/02/14(土) 13:15:38
    アーチャー「こっちだ」

    士郎「え……? ここって……」

    アーチャー「……見ての通り、豪邸だ。」

    士郎「ですよねーwww」

    アーチャー「ここに……いればいいのだがな」

    士郎「さすがにいn……」




    セイバー「凛! 出来ました!!」

    凛「へぇ、あんた。飲み込み早いじゃない」

    セイバー「他の仕事はないのですか!?(キラキラ」

    凛「ちょ、ちょっと……」




    士郎「」

    アーチャー「」

    士郎「な、なあ……アーチャー……」

    アーチャー「何も言うな……士郎」

    士郎「」

    アーチャー「」




    セイバー「♪……! おーい! 士郎!!」





    士郎(手振ってる……どうすれば……)

    アーチャー「士郎……後は頼む」

    士郎「え……?」

    アーチャー「さらばっ!」

    士郎「ええええええ!?!? 逃げた!! あいつ、逃げた!!」
  7. 7 : : 2015/02/20(金) 22:57:37
    期待です。
  8. 8 : : 2015/03/08(日) 21:20:59
    士郎「……はぁ……」

    セイバー「士郎~♪」

    士郎(なんか、いつもよりベッタリじゃないか……?)

    セイバー「見てください、このメイド姿の私を!」

    士郎「に、似合ってるよ……」

    士郎(や、やばい……マジで可愛い……って! 何を考えてんだ! 俺は!)

    凛「あ、こんなとこにいたのね! セイバー! サボってんじゃないわよ!」

    士郎「と、遠坂!?」

    凛「遠坂って……って、衛宮君!!?!?!?!?」

    凛(やばい!!! 一番見られたくない人に見られたっ……!)

    士郎「え、えっと……その……似合ってる……と、思うよ」

    凛「な、何言ってんのよ……///」

    士郎(照れた遠坂も可愛い)



    アーチャー「む? 今、マスターが危険な目に合いそうな予感がしたが……気のせいか」



    凛「って……そうじゃなくて! 仕事に戻るわよ!」

    セイバー「はい……」

    士郎「また後でな。セイバー」

    セイバー「はい……」

    士郎「なるべく早く帰って来いよ? 今日はランサーが新鮮な魚を持ってきてくれたんだ」

    セイバー「ほ、本当ですか!?」

    士郎「ああ、だから、たっくさん作って待ってるから早く帰って来いよ」

    セイバー「了解です! マスター!!!」

    士郎(飯で釣れるなんて……騎士王の自覚がないんじゃ……ま、そこが可愛いんだけどな)



    アーチャー「今、背筋がぞっとした気がするんだが……」

    ランサー「あ? そうか? お、ロイヤルストレートフラッシュ」

    アーチャー「な、何!? 俺は……1ペア……」

    ランサー「よし、俺の勝ちだな」

    アーチャー「も、もう一度だ!」

    ランサー「お、おう(何やけになってんだか……)」
  9. 9 : : 2015/03/21(土) 22:53:46
    ~~~~
    ~~~
    ~~

    士郎「……セイバー、可愛かったなぁ……」

    桜「先輩……? 何かいいことでもあったんですか……?」

    士郎「まあ……な」

    桜「ところで、セイバーさんはどうしたんですか?」

    士郎「セイバーは今、遠坂のところだ」

    桜「……なんでです……?」

    士郎「まあ、あいつも働く気になったって事だ」

    桜「……そうですか……」


    ~~~~~
    ~~~
    ~~

    凛「さて……セイバー、これで終わりよ」

    セイバー「や、やっと終わった……」

    凛「じゃあ、はい。今日の分の給料よ」

    セイバー「こ、これは……!」

    凛「時給1万5000円よ」

    セイバー「じ、時給1万5000円ですか……」

    凛「ほら、早く士郎のとこに帰ってやんなさい」

    セイバー「は、はい!」


    ~~~~~~

    ~~~


    士郎「さて……そろそろ帰ってくるぞ」

    桜「セイバーさんがですか?」

    士郎「ああ」


    ガラッ

    セイバー「士郎!!! 今帰りました!!!」

    士郎「ああ、お帰り。セイバー」

    セイバー「凄いんですよ! 士郎!」

    士郎「凄いって何がだ?」

    セイバー「あそこのバイト、時給1万5000円ですよ!」

    士郎「お、おう」(マジかよ。俺もあそこで……)

    セイバー「そんなことより……士郎、お腹がすきました」

    士郎「はいはい。もうできてるからさ、早く手洗って来いよ」

    セイバー「はい!」


    ~end~
  10. 10 : : 2015/03/21(土) 22:54:43
    更新が遅れ遅れになってしまってましたが……楽しんでもらえたのなら十分です。時給などのネタはプリズマイリヤから……w
  11. 11 : : 2018/04/01(日) 19:33:27
    アーチャー、士郎の事はフルネームで呼ぶはずだが、、、

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著者情報
jeanmaru

ジャンマルα

@jeanmaru

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