このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
ライナー「お前は何を言っているんだ」ベルトルさんss
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- 1 : 2016/12/29(木) 11:54:02 :
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ベルトルトライナー中心
訓練兵の頃の話になってます!ライナーの心が分裂してベルさんがいろんなことに悩んじゃう話です。可愛いよ。
ライベルもしくはベルライ(ホモカップル)になるんで苦手な方はUターンお願いします!
性描写はすこしだけあります。多分…
最新話のネタバレは多分ありません!多分…
しかし本当にショックです。
これをベルショックと名付けます。
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- 2 : 2016/12/29(木) 12:03:29 :
- ライナー「お前は何を言っているんだ」
ベルトルト「え?」
ライナー「壁を壊すだって?寝ぼけているのか。」
ベルトルト「寝ぼけているのはそっちじゃないか」
ライナー「仕方ない。今日ははやく寝ろ。じゃあおやすみ。」
ベルトルト「一体…どうしたんだ?」
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- 3 : 2016/12/29(木) 12:05:32 :
- 次の日の夜
ベルトルト「ライナーが僕たちの任務の事を忘れているかもしれないんだ。」
アニ「…?だから私にどうしろって言うんだよ。そんなのあいつとお前でなんとかすればいいじゃない。」
ベルトルト「そういうわけにもいかないんだよ…ライナーは最近エレンやコニーといて2人きりで話す時間もすくなくなってきている…
ライナーがそんな風になったきっかけとかないかな?」
アニ「…多分だけどさ。」
ベルトルト「…?」
アニ「多分だけど、此処で現実逃避しているうちに、訓練兵として過ごしている自分と任務を果たさなければいけない自分で心が分裂したんじゃないか?」
ベルトルト「…そんな事が?」
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- 4 : 2016/12/29(木) 12:07:03 :
アニ「あるんじゃないの。こんな世の中だし、そうしないと精神押し潰されそうなのもわかるしね。でも心底弱い奴だよあいつは。」
ベルトルト「アニも、辛い事ある?」
アニ「…馬鹿にしないでよ。あんた達と比べられたら嫌だけど私だって人間の心くらいもってるよ…」
ベルトルト「…うん。」
アニ「エレンの話聞いてていつも思うんだ…私は此処に居てもいいのかって…いつか皆を裏切る時が来るのにね…あいつらになんて目で見られるのか楽しみだよ…」
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- 5 : 2016/12/29(木) 12:07:45 :
ベルトルト「…しょうがないんだよ。全部どうしようもないんだ。」
アニ「うん…わかってるよ」
アニ「…まあ、ライナーの事はお前でなんとかしてよ。じゃあ」スタスタ
ベルトルト「!?…まって!」
ベルトルト(行っちゃった…にしてもアニがあんなに弱気なのって…。とにかく昨日のライナーが正気だったか確かめないと)
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- 6 : 2016/12/29(木) 12:08:33 :
次の日の朝
ライナー「おいベルトルト、起きろ」ペシペシ
ベルトルト「…ン...ンムム」
ベルトルト「…おはよう~」
ライナー「お前って奴は…早く支度しろ。皆は先に行ってるんだ。先行くぞ?」ハァ
ベルトルト「…あっ、まって!話したいことがあるんだ!」
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- 7 : 2016/12/29(木) 12:08:52 :
ライナー「?!いきなりなんだ」
ベルトルト「その…君は何をする為にココにいるのか、答えてほしい」
ライナー「…なんでってそりゃ、任務を果たす為だろ?そんでもって故郷に帰る」
ベルトルト「…っ!」(なんだ!忘れていないじゃないか!前のライナーの発言は寝ぼけてたのかな)
ライナー「そんな事より、はやく支度しないと朝礼始まっちまうぞ!」
ベルトルト「あ!うん!」ドタバタ
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- 8 : 2016/12/29(木) 12:09:38 :
訓練中
キース「今から立体起動の訓練を行う!四人組をつくれ!」
ザワザワ
ライナー「ベルトルト、組もうか。」
ベルトルト「うん。いいよ。あと2人余ってる人いないかな?」
ユミル「誰か2人余ってる奴いないのか?」
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- 9 : 2016/12/29(木) 12:10:00 :
クリスタ「んー…あっ!ライナーとベルトルトがいるよ!組ませてもらおうよ!」
ユミル「はぁ?あんなゴリラと巨人と組むなんて…」ゲ-
クリスタ「二人共!一緒にやろうよ!」タッタッ
ライナー「あ、いいぞ。丁度いいな」
ユミル「マジかよー。」
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- 10 : 2016/12/29(木) 12:10:27 :
シュパッ シュパ
ライナー「おい!ユミルとベルトルト!向こう側に先回りしてくれ!ミカサ達に抜かされちまう!」
ベルトルト「分かった!」シュッ
ユミル「あいよーっと」シュッ
クリスタ「ライナー!こっちは駄目だよ!コニーとサシャが行っちゃった!他の所探そう!」シュッ
ライナー「くそっ、ミカサにコニーか。こっちは諦めたほうがいいか」シュパッ
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- 11 : 2016/12/29(木) 12:11:50 :
クリスタ「!?」サッ
ライナー「クリスタ!?」
ドサッ
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- 12 : 2016/12/29(木) 12:12:30 :
医務室
クリスタ「…ん」
ユミル「やっと気づいたか。よかったな」
クリスタ「…私は、どうしたの?」
ユミル「立体起動の訓練の時アンカーが木に刺さらなくてお前木にぶつかったんだよ。」
クリスタ「…そうだったの。ごめんね。皆の足引っ張っちゃってる」
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- 13 : 2016/12/29(木) 12:12:45 :
ユミル「まあそんな事いつもの事だしよ。気にすんな。あと、その時ライナーが木から落ちる時に助けてくれたみたいだぞ。良かったな。」
クリスタ「本当に?!じゃあライナーに後でお礼言っとかないと…ライナーがいなかったら私死んでたかもしれないね。」
ユミル「礼なんかいらないだろー。お前ゴリラに好かれたくないだろ?」
クリスタ「もう、ユミルったら!」
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- 14 : 2016/12/29(木) 12:13:27 :
食堂
ガヤガヤ
クリスタ「ライナー!」
ライナー「?!どうした。もう大丈夫なのか?」
クリスタ「うん!軽く頭打っただけみたい。それと…ありがとう!ユミルから聞いたよ、ライナーが私のこと助けてくれたんだよね!」ペコリ
ライナー「あ~そうだな。もう少し遠くにいたら間に合わなかったかもしれなくてヒヤッとしたぜ。まあ気にするな。大事に至らなくてよかったな。」ニッ
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- 15 : 2016/12/29(木) 12:14:06 :
クリスタ「あっ…これお礼なんだけど。」
ライナー「…これは?」
クリスタ「パワーストーンだよ。ライナーは確か8月が誕生日だよね?」
ライナー「あぁ、そうだが?」
クリスタ「それ、サードオニクスっていって、厄除けや幸福の効果があるんだよ。8月の誕生石でもあるしライナーにぴったりかなって!」
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- 16 : 2016/12/29(木) 12:14:24 :
ライナー「可愛い石だな。これいいのか?」
クリスタ「うん!最近こういうの集めるのが趣味なんだ!これはほんのお礼だよ!」
ライナー「ありがとな。」
ジャン「ライナーにもとうとう春かよwおめでとっさんw」
サシャ「ライナーおめでとうございます!」
ベルトルト「…」
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- 17 : 2016/12/29(木) 12:15:55 :
その夜 男子部屋
ライナー「…」ジ-
ベルトルト「…ねぇ、いつまで見つめてるんだ」ハァ
ライナー「いや、異性に物を貰ったのは初めてだからな…なんか、変な感じだ。」
ベルトルト「…そうか。」
ライナー「もう寝るか」
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- 18 : 2016/12/29(木) 12:16:36 :
それから月日が過ぎたある日
ライナー「クリスタって可愛いよな」
エレン「そうか?」
ジャン「ミカサが1番素敵だ!」
エレン「ミカサかクリスタならクリスタだろそれは。ミカサは腹筋バキバキなんだぞ」
コニー「え!ミカサかっけぇ!」
ライナー「まあ腹筋なら俺の方があるぞ。」
コニー「触らせてくれ!」バッ
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- 19 : 2016/12/29(木) 12:17:19 :
ワイワイガヤガヤ
ベルトルト「…」ペラ
ベルトルト(ライナーはより一層皆と親しくなって、そのせいで僕は暇さえあればこうやってずっと本を読んでいる…ライナーはよくもあんなに陽気に皆と会話ができるな。)ペラ
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- 20 : 2016/12/29(木) 12:18:05 :
食堂
クリスタ「ユミルったら!ご飯中くらい足組むのやめなよ!」プン
ライナー(結婚したい///)ジ-
ベルトルト「…モグモグ…」
アニ(なんだいあのライナーのアホずらは。気持ち悪いね)ジロ
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- 21 : 2016/12/29(木) 12:18:27 :
ベルトルト「…ライナー、今日アニと3人で話すから夜空けといてね。」コソコソ
ライナー「あ?アニ?なんでだ?」
ベルトルト「何でってアニが上官の部署に潜入する作戦を話し合うって前言ったろ?」コソコソ
ライナー「アニがそんな事をすんのか?!それは放っておけねぇな!」
ベルトルト「っ?!…も…もしかしてライナー…」
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- 22 : 2016/12/29(木) 12:18:55 :
ベルトルト(こないだアニが言っていた事は本当なのか?)
ライナー「…ん?どうしたベルトルト」
ベルトルト「ちょっときてほしい…」ガタ
ライナー「ん?ああ。」ガタ
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- 23 : 2016/12/29(木) 12:19:23 :
庭
ベルトルト「ライナー、君は最近おかしい」
ライナー「何でだ?」
ベルトルト「言っていいの?何で変なのか」
ライナー「そりゃ、言ってほしいな。」
ベルトルト「…ライナーは、故郷を離れる時に僕に言った事があるんだ。もうライナー忘れてるのかもしれないけど。」
ライナー「…?」
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- 24 : 2016/12/29(木) 12:19:55 :
ベルトルト「俺がお前を守る…お前からずっと離れないから安心しろ…ってね。」
ライナー「…っ!」ハッ
ライナー(そうだ…俺は戦士だ。どうなってんだ?)
ベルトルト「その顔…思い出したの?」
ライナー「…あ、あぁ。変な気分だ。今まで俺は忘れていたのか?故郷の事も任務の事も…」ウゥ...
ベルトルト「アニが言ってた。ライナーは今心が分裂している。無意識みたいだししょうがないね。」
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- 25 : 2016/12/29(木) 12:20:27 :
ライナー「…俺って、なんて奴なんだ」
ベルトルト「…」
ライナー「お前らに迷惑かけていた…?」
ベルトルト「かかってないと言えば嘘になる。」
ライナー「…お前らを傷付けて、それでも平然とすごしていたのか俺は。なんて奴だ…」
ベルトルト「もう済んだことだし、ただ何故こうなってしまったか分かるよね?」
ライナー「俺が…奴らと親しくなり過ぎたからだ」
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- 26 : 2016/12/29(木) 12:20:45 :
ベルトルト「でも、これからは皆を避けろとはいかない…確かに皆を信用させる事も大切だしね。もう手遅れだよ。」
ライナー「…」
ベルトルト「僕はこれ以上君に口出しはしないつもりだよ。後は自分で今の自分を維持するしかない。じゃあもう僕は行くよ。」タタタ
ライナー「ベルトルト!」ガシッ
ベルトルト「っ!?」
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- 27 : 2016/12/29(木) 12:21:42 :
ライナー「俺は…お前の事本気で守ろうと思っている…それは今でもこれからもだ!だから…」
ベルトルト「…そんなの今の君からの言葉じゃ!信用できない!腕離してよ!」グッ
ライナー「俺の事見損なったんだろ?こんな状態の俺じゃいつか足手まといになるかもしれないんだろ?」
ベルトルト「…あ…ああ!そうだよ!」
ライナー「そんなの百も承知だ!」
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- 28 : 2016/12/29(木) 12:22:11 :
ベルトルト「僕らには重大な役目がある!ヘマは許されない!この機会を逃したら次はないんだ!だから…!」
ライナー「でも!お前は俺がいないと何もできんぞ?」
ベルトルト「っ!」
ライナー「そんなのお前自身がよく分かってるはずだ…」
ライナー「俺だって…お前がいないと何もできない。俺はこの曖昧で甘ったれた自分の心を、どうにかしてみせる。」
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- 29 : 2016/12/29(木) 12:22:30 :
ベルトルト「…」
ライナー「だから…!俺から離れないでくれ…!俺の側にいてくれ!」グッ
ベルトルト「うん…」
ライナー「…ありがとな!」ギュッ
ベルトルト(とか言っておきながら…いつも君が先に僕から離れていくじゃないか…。
こんな馬鹿ゴリラを許す僕はもっと馬鹿なのかもしれないなぁ。)
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- 30 : 2016/12/29(木) 12:23:24 :
それから数日後
ベルトルト(ライナーはまだ心が分裂したまま。多分この環境では治ることはない。諦めよう。)モグモグ
ライナー「昨日の対人格闘でミカサに吹っ飛ばされたんだが、その後廊下でクリスタが心配だって話しかけて来てな///」
ベルトルト「うん。」モグモグ
ライナー「本当に優しい奴だなあいつは。あれなら毎日ミカサに吹っ飛ばされてもかまわんw」
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- 31 : 2016/12/29(木) 12:23:50 :
ベルトルト「あはは」
ベルトルト(もう1週間もこんな状態だ…いつ戻るんだ?)モグモグ
ライナー「それとな、こないだエレンが…」ニヤニヤ
ベルトルト(この顔…心底ムカつくよ)
ベルトルト(俺の側にいてくれ…か)
ベルトルト(そういや、あの時…久しぶりにライナーにギュッてされたな。何年ぶりだろう)
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- 32 : 2016/12/29(木) 12:24:22 :
ライナー「そのときのあいつらの反応っていったらもうおもしれぇんだよw」ニヤニヤ
ベルトルト(あぁムカつく)モグモグ
エレン「だれださっきから俺に聞こえる声で調査兵団を馬鹿にしてるやつは…」
ジャン「あぁ?それはこの憲兵団に入る俺様の事か?」
エレン「てめぇ!」ダンッ
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- 33 : 2016/12/29(木) 12:25:01 :
ジャン「おいマルコ!お前もなんか言ってやれよ。この死に急ぎ野郎にw」
ジャン「巨人臭えんだよってな!w」
マルコ「えっ!」
マルコ「そっ…そんな事思ってないよ!」
エレン「お前みたいな最初から逃げ腰な奴に未来なんてないぞ!」ガッ
ジャン「あ?巨人に真っ先に食われようとしてる奴に未来だの何だの言われたかねーよ!」ヘラヘラ
エレン「ふざけんな馬野郎!」ダン
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- 34 : 2016/12/29(木) 12:25:37 :
ライナー「エレン暴れるな。食事中だぞ。」グイ
エレン「ライナー離せよ!俺は今回は許さねーんだこの馬面を!くそっ!」ジタバタ
ジャン「何でもかんでもつっかかってくる面倒くせぇ性格をどうにかしろ」ヘラヘラ
ライナー「ジャンもだぞ。2人ともやってる事はガキとおんなじだ。」
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- 35 : 2016/12/29(木) 12:25:51 :
マルコ「そうだよ!ジャンも喧嘩に無駄な体力使いたくないだろ?」
ジャン「まあそうだな。こんなチビにかまってる暇はねえな。」
エレン「…っくそ。下ろせよライナー!もう大人しくするから!」
ライナー「2人の口喧嘩のせいで皆の飯が不味くなるだろう。もうやめろよ。」ストン
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- 36 : 2016/12/29(木) 12:26:05 :
アルミン「…やっぱり凄いね、ライナーは。」フフ
サシャ「あの2人の喧嘩をこうもあっさりと終わらせるんですもんね。」ムシャムシャ
ライナー「はあ。世話がやけるな。」ムシャムシャ
ベルトルト「放っておけばよかったのに。」モグモグ
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- 37 : 2016/12/29(木) 12:26:25 :
クリスタ「ライナー!」スタスタ
ライナー「…!?ど、どうした?」ビクッ
クリスタ「さっきはありがとうね!おかげで静かにご飯が食べられたよ!」ニコ
ライナー「…!!当然のことだ。礼なんか必要ない。」ニヤ
クリスタ「そういえば結構前にあげたパワーストーン気に入ってくれた?効果があったとかしりたいんだけど…」
ライナー「ああ、あれのおかげで毎日順調だ。いつもみえるところに置いてある。」
クリスタ「わあ!役に立でてるだけで嬉しい!」パアア
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- 38 : 2016/12/29(木) 12:26:56 :
ユミル「おいおいゴリラさんこれ以上クリスタと話さないでくれゴリラが移る。」ニヤニヤ
ライナー「ユミルか、お前は親切で人に物を貰った事がないから分からんだけだ。」
ユミル「あいにく私もクリスタから貰っちゃってるんだよね〜〜。ゴリラと一緒の石じゃないからよかったね〜。」ヘヘ
ライナー「なんだ。俺だけじゃあないのか。」シュン
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- 39 : 2016/12/29(木) 12:27:15 :
クリスタ「ユミルにあげたのはたしかルチルクォーツだよね。黄金色で太陽を象徴しているの。未来を明るく照らしてくれる!」
ユミル「こうやって色々信じちゃうところが可愛いなあ〜!私の未来を照らしてくれるのは太陽でも石でもない。クリスタだけだ。」ニヤ
クリスタ「ユミルやめてよ!」プン
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- 40 : 2016/12/29(木) 12:27:30 :
ベルトルト「…モグモグ...」カチャン
ベルトルト「...ご馳走様」ガタン
ライナー「おいベルトルト、すぐ食べ終わるから待ってくれ。」カチャカチャ
ベルトルト「いや、ちょっと用事があるんだ。先に戻るよ。」スタスタ
ライナー「…あいつに何の用事があるってんだ?」
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- 41 : 2016/12/29(木) 12:28:18 :
- 実は書き溜めしていました。
一気に更新しています。
にしてもベルさん素敵。愛してる。
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- 42 : 2016/12/29(木) 12:31:37 :
ライナー(なんだ?不機嫌だ、何か怒ってるのか?)
ベルトルト「…」ス-
ライナー(こいつ、普段は暗いけど寝顔は可愛いんだよな。勿体無い。いつもこんな顔でいればモテるのに。)
ライナー(懐かしいな。故郷を思い出す…)
ライナー「…!?こ、故郷!」ハッ
ジャン「いきなり声たてんなよ!うるせーな!寝ろ!」
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- 43 : 2016/12/29(木) 12:32:42 :
ライナー(…俺は、また忘れていた。ベルトルトが怒っているのは俺が3人で集まる事を忘れていたからか。なんて奴だ俺は。自分の心さえコントロール出来ないなんて!くそっ!)ググッ
ネルトルさん「…」ス-ス-
ライナー「可愛い。」ボソ
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- 44 : 2016/12/29(木) 12:33:10 :
数日後
訓練中
キース「今日は対人格闘だ!では2人組を作れ!」
ガヤガヤ
ライナー「ベルトルト。組もうか。」
ベルトルト「あ、ごめん。マルコともう約束してたんだ。じゃ。」スタスタ
ライナー「ガチか。」
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- 45 : 2016/12/29(木) 12:33:30 :
キース「ブラウン!!はやく相手をつくれ!そんなノロノロしていたら真っ先に巨人に喰われてしまうぞ!」
ライナー「…っ!アニ!組もうか。」
アニ「…いいよ。」
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- 46 : 2016/12/29(木) 12:34:04 :
ライナー「…アニ。俺お前にも謝らなきゃいけねぇみたいだな。」ガッ
アニ「…謝られてもね。解決策は見つけたのかい?」ダッ
ライナー「いや。俺はこうやって自分を保ってられるのも数日だけだ。」ハアハア
アニ「ふ〜ん。どんな気分だい?故郷を忘れて奴らと楽しく過ごす毎日は。」ダダ バンッ
ライナー「…すまん。本当に俺…。」ハアハア
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- 47 : 2016/12/29(木) 12:34:24 :
アニ「答えなくていいよ。」ガシッ ダン
ライナー「…っ痛!話してるだろ!今くらい手加減しろよ」ハアハア
アニ「私なりの精一杯の手加減をしたつもりなんだ。」
ライナー「くそ、すまん。」
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- 48 : 2016/12/29(木) 12:34:42 :
アニ「ベルトルトはかなりご乱心みたいだよ。」
ライナー「ああ。最近は避けられていてな。飯も一緒に食ってないんだ。夜だって話しかけても本にしか目を合わせない。」
アニ「自分でなんとかしてよ。私に解決策は分からない。」
ライナー「…」
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- 49 : 2016/12/29(木) 12:36:47 :
- この話少し長めです。
最後まで読んでくれる人いない気がする。
ベルさんとライナーが喧嘩するところが私的に書いてて興奮します。ふへへへ
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- 50 : 2016/12/29(木) 12:37:29 :
その日の夜
廊下
ライナー「おい。ベルトルト。」
ベルトルト「あ、ごめん。今日中に読み終えたい本があるんだ。じゃ」スタ
ライナー「まて。」ガシ
ベルトルト「離せよ。」ググ
ライナー「俺の話を聞いてくれ。ベルトルト」
ベルトルト「…」
ライナー「いつもの場所に行こうか。」
スタスタ
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- 51 : 2016/12/29(木) 12:38:05 :
訓練用備品倉庫
ライナー「俺は、この俺は数日しかもたん。お前が知っている通りすぐ逃げようとする。弱いだろ。だからお前が、俺が己を忘れた時思い出さして欲しいんだ。」
ベルトルト「めんどくさいよ。」
ライナー「俺は、頼るのはお前しかいないんだ。お願いだ!」
ベルトルト「君が皆と仲良くしだしたら、故郷うんぬんあの時の言葉を忘れたのか〜〜とかなんとか、いちいち君に言わなきゃいけないの?」
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- 52 : 2016/12/29(木) 12:38:37 :
ライナー「まあ、そうだ。」
ベルトルト「嫌だよ。しかも、別にライナーが故郷を忘れていても僕はなに不自由ないんだ。」
ライナー「そうか?アニとの話し合いは?」
ベルトルト「君がいなくても出来たよ。」
ライナー「寂しくないのか?」
ベルトルト「…寂しいわけないだろ。」
ライナー「本当か?」
ベルトルト「ああ。もう慣れたんだ。だからもう放っておこうよ。」
ライナー「っくそ…」ググ
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- 53 : 2016/12/29(木) 12:38:55 :
ベルトルト(もう何を言われても許したりなんてしないぞ。)
ライナー「…俺は…だ」モゴモゴ
ベルトルト「?聞こえないよ。もっとはっきり話してくれ。」
ライナー「ベルトルト!」グイ
ベルトルト「っ?!ちょっ!ライナー!」
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- 54 : 2016/12/29(木) 12:39:25 :
ライナー「俺は哀しいんだ!お前への気持ちを忘れるのが、辛いんだ!」
ベルトルト「僕への気持ち?」
ライナー「ベルトルト…お前が好きなんだよ。」
ベルトルト「っ?!何言ってるんだ!この状況でそんなこと言うのか?!」
ライナー「俺は!故郷を忘れると同時に、お前への気持ちも忘れちまうんだ!それが一番辛いんだ!」グイ
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- 55 : 2016/12/29(木) 12:39:46 :
ベルトルト「今日のライナー変だ。とりあえず僕の肩に置いてる手を離してくれ!痛いんだ。」
ライナー「いや、離さん。今日は離したくない。何があってもお前が俺の気持ちにこたえられないとしてもだ。」グイ
ベルトルト「嫌だ!今の君と話したくはない!離してくれ!」ジタバタ
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- 56 : 2016/12/29(木) 12:40:04 :
ライナー「…ベルっ!」ギュ
ベルトルト「っ!?い…いやだ…ねぇ…。今の君はおかしいよ!正気じゃない…!」ググ
ベルトルト(だめだ、このままライナーを許すなんて…!同じことの繰り返しだ!)
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- 57 : 2016/12/29(木) 12:40:48 :
カツカツカツ
ベルトルト「っ!ライナー!やめてくれ!誰かこっちに来てる!」ヒソヒソ
ライナー「っ!」
ベルトルト「落ち着いて、はやく寮に戻ろう。とっくに消灯時間すぎてるんだ。」
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- 58 : 2016/12/29(木) 12:41:06 :
寮 消灯
ライナーベルトルト(…)コソコソ
ジャン「おい、お前ら遅いぞ。どこほっつき歩いてたんだ。」
ベルトルト「?!べっ別に!」
ジャン「なんでそんな慌ててんだ?なんかやましい事でもあんのか?」ヘラヘラ
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- 59 : 2016/12/29(木) 12:41:22 :
ライナー「いや、ただ倉庫の備品を磨いておけと頼まれていただけだ。少し予定よりも長引いてな。」
マルコ「そうだったのか。2人で?僕も声かけてくれれば手伝ったのに。ありがとう!」
ジャン「こんな夜遅くまで雑用任されちまうなんてとんだお人好しだな」ケラケラ
ライナー「とりあえず起こしてすまん。俺らもすぐ寝る。」
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- 60 : 2016/12/29(木) 12:42:12 :
ベルトルト(一安心だ。あのままライナーを許してたら前回とおんなじ事の繰り返しだ。でも…ライナーは僕に好きって…)
ライナー「ベルトルト、おやすみ。」
ベルトルト「…あぁ。」
ベルトルト(あんな事言っておきながら普通に接してくるなんて…明日しらばっくれてきたらただじゃおかない!)プン
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- 61 : 2016/12/29(木) 12:43:12 :
次の日の朝
コニー「ベルトルト!起きろ!寝坊だ!」ベシベシ
ベルトルト「…ん。やめ…」ムニャムニャ
コニー「やっと起きたぞ!」
ベルトルト「ライナー…」ス-ス-
コニー「っ!また寝やがったな!この超大型巨人め!皆お前置いて先行きやがったぞ!」ベシベシ
ベルトルト「…」ス-ス-
コニー「もうこれ以上起こさないからな!怒られても俺責任とらないからな!」ガチャバタン
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- 62 : 2016/12/29(木) 12:44:46 :
- 食堂
アルミン「ベルトルトとコニー遅いね。」まだ起こしているのかなぁ。」
ミカサ「私が起こしに行く。」ガタ
エレン「お前は女なんだからダメだろ!見つかったらお前も怒られるぞ。」
アルミン「そうだね、もしミカサが行ったらベルトルト生きて帰ってこないかもしれないし」ハハハ
ミカサ「どうして?」
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- 63 : 2016/12/29(木) 12:51:40 :
アルミン「いや、なんでもないよ。僕が起こしに行ってくる。」
ガチャ
コニー「おい!ライナー!あいつ叩いても蹴っても絶対起きねーぞ?」
アルミン「コニー、起こせなかった?」
コニー「ああ!もう俺は何もしないからな!ライナーが行けよ!」
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- 64 : 2016/12/29(木) 12:51:57 :
ライナー「…」
アルミン(ライナーどうしたのかな?喧嘩かな?)
アルミン「僕が行ってくるよ!」ガタ
コニー「ああ、そうしてくれ。ずーっと寝言でライナーライナー言ってて気持ち悪くてよ。」
ライナー「っ?!」ガタンドン
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- 65 : 2016/12/29(木) 12:52:23 :
サシャ「わっ!ライナーいきなり暴れないでください!私のパァンが落ちるところだったじゃないですか!」プン
アルミン「じゃあいってくるね。」テクテク
ライナー「待て!俺が行ってくる。すまんな」スタスタガチャバタン
エレン「どうしたんだいきなり。変なやつだな」
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- 66 : 2016/12/29(木) 12:53:19 :
男子寮
ライナー「おい。ベルトルト、起きろ。」ペチペチ
ベルトルト「…んー、…」ムニャムャ
ライナー(なんて寝相だ…。髪もこんなに寝癖つけやがって。)ファサ
ベルトルト「…む…ライナァ…」ス-ス-
ライナー「ふざけた寝言だ///聞かれたのがコニーだけでよかったぜ。おい。起きろ」ペチ
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- 67 : 2016/12/29(木) 12:53:53 :
ベルトルト「…らい…ん、ライナー?」ピク
ライナー「おい起きろ。大寝坊だぞ。」
ベルトルト「っ?!ラ、ライナー!」ビクッ
ライナー「おい、せっかく親切にしてやったのになんだその反応は。さっさと着替えろ。」
ベルトルト「え、あ…うん。そうだね。」ゴソ
-
- 68 : 2016/12/29(木) 12:54:10 :
ライナー「もうこんな時間か、朝飯はないと思え。多分サシャに食われてるだろ。」
ベルトルト「ライナーは食べたの?」ヌギ
ライナー「食ってない。一食抜くくらいなれてるしな。にしてもお前の寝起きの悪さは病的だぞ。」
ライナー(今日のベルトルトのパンツの色は…)ジ-
ベルトルト「ご、ごめんよ…。」
-
- 69 : 2016/12/29(木) 12:54:31 :
- ベルトルト(ライナー…君は今どっちなんだ?分からない。)
ベルトルト(一か八か聞いてみよう)
ライナー「おい、着替えたか?もう行くぞ。」
ベルトルト「まって!聞きたいことがあるんだ。」
ライナー「…昨日のことか?」
ベルトルト「ぐっ…そ、そうだけど。」アセ
ベルトルト(忘れてない。いつものライナーだ…)
-
- 70 : 2016/12/29(木) 12:54:46 :
ライナー「昨日のことなら、忘れてくれ。何でもないんだ…」
ベルトルト「え?忘れてって…」
ライナー「はやくしねえと教官に怒鳴られる。行くぞ。」ガチャ
ベルトルト「う、うん…」パタパタ
ガチャン
-
- 71 : 2016/12/29(木) 12:58:47 :
- 数日後
1日訓練休み
キース「町に行くものは訓練兵としての自覚をもつことだ!いいな!本当はお前らみたいな訓練兵などに休みなど必要はないのだ!息抜きときってもハメを外したりしたら2度と休みは作らん!」
みんな「はっ!」
ザワザワ
エレン「おいアルミン!お前は今日一日どこに行くんだ?」
-
- 72 : 2016/12/29(木) 13:06:39 :
- アルミン「あぁ、今日は町の本屋さんに行って新しい本を見てこようかなって思ってるんだ。」
エレン「本屋か…俺はミカサと街の広場に行ってくるんだけど一緒に来いよ!」
アルミン「いいよ。僕は本買うだけでいいから。2人で行ってきて!」ニコ
エレン「そ、そうか。じゃ、気をつけてな!」
ミカサ「アルミン、変な所に行ってはいけない」
アルミン「分かってるよ、いってらっしゃい。」ニコ
アルミン(変な所ってどこだよ)
-
- 73 : 2016/12/29(木) 13:08:14 :
- ベルトルト「…」ペラペラ
アルミン「ベルトルト、何を読んでいるの?」
ベルトルト「??あぁ、アルミンか。大したものじゃないよ。」パタン
アルミン「そ、そうか。そういえばベルトルトは今日どこに行くの?」
-
- 74 : 2016/12/29(木) 13:11:43 :
- ベルトルト「今日は1日部屋で本でも読んでおこうかなって。実は前買った時のが溜まっていてね。」
アルミン「へぇ、そうなんだ。」
アルミン(嘘だ。ベルトルトは以前より本を読んでいる時間は圧倒的に増えている…。しかも何回か同じ本に手を伸ばしてる。今持っている本だってかなり読み込んでいるのか端がヨレているのに…なんでそんな嘘をつくんだろう…)
-
- 75 : 2016/12/29(木) 13:15:08 :
- アルミン「もし暇だったら一緒に本屋さんに行こうかなって…」
ベルトルト「ご、ごめんねアルミン。また誘ってよ。」
アルミン「やっぱり僕行くのやめたよ。君とここで本でも読んでいよう。」
ベルトルト「…?!いっいや!」
-
- 76 : 2016/12/29(木) 13:19:50 :
- アルミン「??」
アルミン(やっぱりおかしい。どうしたんだろう)
ベルトルト「今日は天気がいいから外に出た方がいいと思うよ?」アセ
アルミン「ベルトルト…どうかしたの?」
ベルトルト「…なんでもない。」
ベルトルト(アルミンは勘が強すぎる…。今日は皆が町にでるから誰もいない部屋で話をしたいってライナーに言われてるんだ…)
-
- 77 : 2016/12/29(木) 13:22:03 :
- アルミン「もしかして…ライナーのこと?」
ベルトルト「…っ?!なっなんで?!!」ギク
アルミン(大当たりだ)
アルミン「いや…最近一緒にいるところをみないからさ。喧嘩して落ち込んでいるのかなって…」
-
- 78 : 2016/12/29(木) 13:28:59 :
- ベルトルト「喧嘩ではないよ。ただ…昔のようにずっと一緒にいるってことが出来ないから…」
アルミン「寂しい?ライナーがエレン達とよく話しているのが…」
ベルトルト「さっ寂しくなんか!ないよ!!」アセ
アルミン(ベルトルトは孤独を感じているんだ…)
-
- 79 : 2016/12/29(木) 13:32:06 :
- ベルトルト「と、とりあえず本屋さんに行ってきたら?」アセ
ベルトルト(そろそろライナーがきそう…。ライナーがここに戻ってきたら絶対アルミン怪しがるにちがいない。)
アルミン「そ、そうか。じゃあいってくるね!」ニコ
アルミン(なんだろう…僕にここに居られると困ることでもあるのかな。)
スタスタ
-
- 80 : 2016/12/29(木) 13:39:42 :
- ベルトルト「…ふぅ。」
ライナー「やっと行ったか。」バタン
ベルトルト「ライナー…話ってなんだ?」
ライナー「実は…クリスタのことなんだ…///」
ベルトルト「」シネ
ライナー「こないだよ、クリスタに頼もしいって言われちまってよ。そろそろ俺の気持ち伝えたいんだ。しかしクリスタにはユミルがいる。」
ベルトルト(なんだ…今は兵士ライナーか。)
ライナー「そこでだな、お前がユミルに話しかけているうちに俺がクリスタを呼び出すんだ。」
ベルトルト(アルミンと本屋さん行けばよかった)
-
- 81 : 2016/12/29(木) 13:44:00 :
- ライナー「どうだ!いい案だと思わないか?」キラキラ
ベルトルト「…」コク
ライナー「なんだよ、つれない顔して。なんかあったのか?」ジロ
ベルトルト「別に…」ペラペラ
ライナー「そうか!もしかしてアニの事か?!お前を見ていれば分かるぞ、見過ぎだ。」
ベルトルト(そりゃそうさ、君が馬鹿になってから唯一の仲間で理解者だからね。)
-
- 82 : 2016/12/29(木) 13:47:21 :
- ライナー「アニとなんかあったのか?」
ベルトルト「…なにも。」ペラペラ
ライナー「そうか!こないだの座学の成績、アニに抜かされちまったからだろ!そりゃあそうだよなぁ、男としてのプライドが許さんからな。」
ベルトルト(イライラする…)
-
- 83 : 2016/12/29(木) 13:50:52 :
- ライナー「そういや、こないだサシャから聞いたんだがアニの胸はそこまでデカくないそうだが形は女子訓練兵の中ではトップクラスだとよ。」
ベルトルト(…)イライラ
ライナー「俺もお前にいろんなこと話しちまってるんだからお前のこともたまには話してくれよ。愛しのアニについてを…ベル「黙れよ!!」
バン!ガタン
-
- 84 : 2016/12/29(木) 13:56:14 :
- ライナー「どどどうしたんだよ!」
ライナー(俺今ベルトルトに壁ドンされてるぇ…)
壁ドントルさん「黙れよ…」ジリ...
ライナー(顔が…近い!そして怖い!)アセ
壁ドントルさん「聞いてれば勝手なこと抜かして…」
ベルトルト「僕が!!どんな気持ちで毎日過ごしていると思ってるんだ!!」
-
- 85 : 2016/12/29(木) 13:57:11 :
- 自分で書いてて萌えてます。いきなり迫ってくるベルさんの迫力ったら凄そうです。
-
- 86 : 2016/12/29(木) 14:04:23 :
- ベルトルト「今日だって!君は!こないだの事について話してくれるんだとばかり思ってたよ!」
ライナー「…こないだのこと?」
ベルトルト「ああ、今の君は何にも覚えていない!僕に好きって!抱きしめたんだ!」ポロ
ライナー「…?何を…言っているんだ?」
ベルトルト「…ん」グッ
ライナー「!!??んっ!」
-
- 87 : 2016/12/29(木) 14:09:26 :
- チューするトルト(ライナー…!ライナー!)ポロポロ
チューするトルト「んっ…はぁ…」チュ
ライナー「…っん!ふぁっ…」
ライナー(こ…こんなの!どうして!)ポロ
ライナー「んっ!!や、やめてくれ!」ガンッ
ベルトルト「…ぅわ!」ガタン
-
- 88 : 2016/12/29(木) 14:12:30 :
- ライナー「っ!す、すまん!押した勢いが強すぎた…」アセ
ベルトルト「…いや、こっちがごめん…今のは忘れてくれっ!!!」バッ ガチャ バタン
ライナー「まっ待ってくれ!ベルトルト!」
ライナー(……)
-
- 89 : 2016/12/29(木) 14:13:21 :
- この少女漫画的展開…どうしよう。こんなはずじゃなかった
-
- 90 : 2016/12/29(木) 14:17:11 :
- 一旦休憩します
-
- 91 : 2016/12/29(木) 16:31:46 :
- 切ないですね!(´;ω;`)
続きみたい(//∇//)
-
- 92 : 2016/12/29(木) 20:05:24 :
ライナー(ベルトルト…!)ダッ
ライナー「まて!ベルトルト!」ガチャ
ガタッ
ライナー「?!物音が…って、アルミン!こんなところでなにしてんだ…」
アルミン「…えへへへ…」アセ
-
- 93 : 2016/12/29(木) 20:09:02 :
- ライナー「盗み聞きか…意外とアルミンもそういうことするんだな。」ハハハ
アルミン「ごめんよ…ベルトルトの様子がおかしかったからつい気になって…」
ライナー「ベルトルトはどこに行った?」
アルミン「すごいスピードで廊下を走って行ったよ。ドアの後ろにいた僕にも気づかないくらい取り乱してたね。」
-
- 94 : 2016/12/29(木) 20:11:37 :
- ライナー「追いかけてくる。」ガタ
アルミン「多分今は誰にも会いたいと思わないよ。そっとしといたほうがいいと思う。」
ライナー「そうか…お前を信じるぞ。」
アルミン「あぁ。」
ライナー(さっきのやりとりアルミンに全部聞かれてたとなると…かなり気まずい…)
-
- 95 : 2016/12/29(木) 20:18:02 :
- アルミン「それで気になったんだけど…」
ライナー「なっ…なんだ?」アセ
アルミン「そのこの質問…凄く言いにくいし…ライナーもあんまりよく思わないかもしれないんだ…」
ライナー(気まずすぎる…)
アルミン「ベルトルトから…してきたの?その…うん…」
ライナー「っ?!」
アルミン「僕は声しか聞いてなくて見得てなかったから…」
-
- 96 : 2016/12/29(木) 20:19:28 :
- アルミンの言葉訂正します
見得てなかった×→見えてなかった○
-
- 97 : 2016/12/29(木) 20:22:35 :
- ライナー「そんなこと知ってどうするんだ…?」
アルミン「え?!興味があるとかじゃないんだ!誤解しないでくれ!ただ…その…凄く気になって…ベルトルトがどんな風に…キス…するのかなって…」
ライナー(アルミン…そうか…)
ライナー「それが興味あるってことだろ」ハハハ
-
- 98 : 2016/12/29(木) 20:26:30 :
- アルミン「だから違うんだ…!///」
ライナー「今のは俺とベルトルトとお前の3人の内緒だ。」
アルミン「うん!それは分かってる!」
アルミン「にしても…ベルトルトはライナーのことがすきだったんだね…」ハハ
ライナー「俺も知らなかった…こんなに一緒にいたのに気付いてやれなかったなんて…親友失格かもな。」
-
- 99 : 2016/12/29(木) 20:36:38 :
- アルミン「ライナーは…ライナーはどうなんだ?」ジッ
ライナー「っ?どうって…」
アルミン「ライナーはさっきベルトルトを拒んだみたいだけど…」
ライナー「よく分からん…」
ライナー(なんなんだこの変な感じは…)
ライナー(確かにキスされて驚いたし、そりゃあいい気にはならなかったが…一瞬体が拒まなかった…体が逃げようとしていなかったのはなぜだ…)
-
- 100 : 2016/12/29(木) 20:44:18 :
- ベルライ(兵士ライナ)
ノンケライナー、ベルさんを愛せるか!?
ライベル(戦士ライナ)
結構強めにくるライナーに困惑!ベルさん素直になって!
結局はベルさんがかわいいんです。見ての通りベルライのライナーにライバル出現!
黙って続き書きます。
-
- 101 : 2016/12/29(木) 20:48:26 :
- アルミン(ライナー…)
アルミン「そういえば、こないだクリスタにもらっていたパワーストーン?だっけ、ずっと机に飾ってあるね。」ジ-
ライナー「?あぁそれか、綺麗だろ。」
アルミン「そうだね…すごく綺麗だよ。この壁の中にもこんな綺麗なものがあるんだね。」
ライナー「…そうだな」
-
- 102 : 2016/12/30(金) 07:35:49 :
- 今日はベルトルト誕生日なので幸せにしてください!
にしてもアルミンー!(゚Д゚)
-
- 103 : 2016/12/30(金) 12:57:54 :
- スタスタ
アルミン(ベルトルト…どこに行ったんだろう…)キョロキョロ
アルミン(ライナーはあの後気分が優れないって部屋で休んでる…今のうちにベルトルトの所に…!)スタスタ
ウ...ウゥ...
アルミン(声が聞こえる…)
アルミン「ベルトルト…そこにいるのかい?」
-
- 104 : 2016/12/30(金) 13:44:26 :
- ベルトルト「…アルミンか?」グスッ
ベルトルト「ごめん…今は1人にしてくれないか。誰かと話す気分じゃないんだ…」
アルミン「そうか…側にいるだけでもダメかな…?」
ベルトルト「…」
アルミン「隣…座るよ…」ストン
-
- 105 : 2016/12/30(金) 20:32:06 :
数時間後
スタスタ
エレン「あ〜歩き疲れた!にしてもこのコロッケ美味いな!」モグモグ
ミカサ「エレン、歩きながら食べてはいけない」
エレン「うるさいな。そういえばアルミンはもう帰ってきてんのかな。あいつに買ったお土産喜んでくれるかな…。」
ミカサ「アルミンなら凄く喜んでくれるはず。」
-
- 106 : 2016/12/30(金) 20:41:11 :
- エレン「だな!今日は皆何を買ってきたのか…?」スタ...
ミカサ「あ…」スタ...
寝ルトルト&アル眠「...」ス-ス-
エレン「こいつら何で裏庭で寝てるんだ?こんなところで寝てたら風邪引くだろ。」
ミカサ「起こしてくる。」
ライナー「いや…もうすこしあのままにしといてくれ。あとで俺が起こす。」ポン
-
- 107 : 2016/12/30(金) 20:47:34 :
- エレン「ライナーいつの前に…」
ミカサ「ライナー…私の肩においた手をどけて…」ジロ
ライナー「わっ!すまん…別にそういう意味で肩を触ったわけじゃないんだ。」サッ
エレン「でもあのままだと風邪ひくぞ?」
ライナー「いや、みろ2人の気持ち良さそうな顔…ベルトルトの寝顔見てるとよ…懐かしい気持ちになるんだ。子供の頃毎日あいつと昼寝したのを覚えている…」
-
- 108 : 2016/12/30(金) 21:31:06 :
- ライナー(すまないベルトルト…。また戦士の記憶を失っていた。最低だ…ベルトルト本当に…すまない…。)
エレン「そういえばお前ベルトルトと幼馴染だったな。」
ライナー「ああ。何があってもずっと側にいた…。」
エレン「俺とアルミンとミカサみたいだな。」
ミカサ「私とエレンは家族。」
ライナー「そうだったな。にしてもお前ら3人全然性格が違うのにどうしてそんなに仲がいいんだ」ハハハ
-
- 109 : 2016/12/30(金) 21:42:52 :
- エレン「それはお前ら2人もそうだろ!」ハハハ
その日の夜
ガヤガヤ
ミーナ「今日のスープいつもより味が濃くない?」モグモグ
エレン「そうか?俺には分かんねえ」モグモグ
コニー「いつもと一緒だろ!」モグモグ
アルミン「...」ジ-
-
- 110 : 2016/12/30(金) 21:50:27 :
- ユミル「2人の馬鹿舌には分かるはずねーな!」
クリスタ「本当だね〜!美味しい!」キラキラ
ユミル「クリスタ〜!この食事が終わったら結婚してくれ。」ギュッ
クリスタ「もう!ユミルやめてよ!」
アルミン「…」ジ-
-
- 111 : 2016/12/30(金) 21:56:04 :
- ユミル「おい、アルミンなに珍しく馬鹿面かましてんだよ」ハハハ
アルミン「…っ?え、な、なにが?」アセ
ユミル「なにやらベルトルさんの方をじーっと見つめていたぜ?」ケラケラ
ミーナ「え?どういうこと?」
コニー「アルミン、お前まだ自分の飯も食ってねえのにベルトルトのパン狙うなんてサシャとやること一緒だぞ!」
-
- 112 : 2016/12/30(金) 22:00:02 :
- クリスタ「うそ…アルミン…」
エレン「そういえば今日一緒に寝てたな。何かあったのか?」モグモグ
アルミン「ちょっ!エレン!」アセ
ユミル「おいおいまじかよ…」
クリスタ「ほんまもんやないかい。」
ミーナ「クリスタがおかしくなってる。」
-
- 113 : 2016/12/30(金) 22:05:16 :
- アルミン!ガヤガヤ
ライナー「向こうが騒がしいな…」モグモグ
ベルトルト「そうだね。」モグモグ
-
- 114 : 2016/12/30(金) 22:06:22 :
- 今日はベルさんの誕生日なのでなにかベルさんを喜ばせたいのに…今日で話がそこまでたどり着きそうにない…ベルさあああん!!
-
- 115 : 2016/12/30(金) 22:08:18 :
- とりあえずベルさんが愛おしい。これからどうやって生きていこうか…
-
- 116 : 2016/12/31(土) 12:10:28 :
- 数日後
ライナー「ベルトルト。今日もすごくきれいな黒髪だ。」キリ
ベルトルト「あぁ、どうも。」ペラ
マルコ「最近ライナーがやたらとベルトルトを褒め倒してるね。」
ジャン「俺のセリフしれっとつかいやがって…」
ライナー「ベルトルト。お前のベルトかっこいいな!取って見せてくれよ!ベルトルトだけに…」ニヤ
ベルトルト「いつもと一緒だよ。」ペラ
-
- 117 : 2016/12/31(土) 12:14:34 :
- マルコ「わぁ…ライナーのオヤジ臭いギャグもしれっとかわしてる。」
ジャン「にしてもなんであいつ最近ライナーに冷たいんだ?」
マルコ「喧嘩するほど仲がいいって、ほら、よく言うでしょ?そのうち仲直りするよ。」
ジャン「そうだな。」
ライナー「お前!その指の爪見せてみろ!綺麗すぎる!!こんな所まで手入れしているのか!流石だ!!」ジ-
-
- 118 : 2016/12/31(土) 12:20:26 :
- ライナー「お前の目ヤニきれいだ!」ジ-
ジャン「いや…なんか違うだろ、それは褒められても全く嬉しくねぇ。」
ライナー「今日のお前の寝相も白鳥のように優雅で惚れちまったぜ!」
ベルトルト「うん。」ペラ
マルコ「ライナー…そろそろ限界みたいだね。もう褒めてないよ。」
-
- 119 : 2016/12/31(土) 12:56:23 :
- ベルトルト(やっと戦士にもどったからって…調子に乗ってるなぁ)
ライナー「ベルトルト!お前の鼻…」
ベルトルト「…」ガタッ スタスタ
ライナー「大きくて立派だ…」
ガチャバタン
ライナー「」シュン
マルコ「鼻が大きくて立派って…」
ジャン「なんかライナーが可哀想に見えてきたぜ。」
-
- 120 : 2016/12/31(土) 13:22:17 :
- 廊下
ベルトルト「はぁ。」
ベルトルト(兵士の時はあんなに嫌がったのに…僕の気持ちも考えてよ。)
クリスタ「ねえベルトルト!ちょっといいかな?」トントン
ベルトルト「いいけど…どうしたんだい?」
-
- 121 : 2017/01/04(水) 22:06:12 :
- クリスタ「あのね…私の勝手な思い込みかもしれないんだけど…もしかしてライナーと喧嘩してる?」
ベルトルト「まあ、うん。」
クリスタ「やっぱり!最近ベルトルト、ライナーに冷たいみたいだから。」
ベルトルト「見ててわかる?」アセ
クリスタ「みんな気づいてるよ!ライナーが一生懸命ベルトルトの機嫌をとろうとしてるのも!」
-
- 122 : 2017/01/04(水) 22:11:15 :
- ベルトルト「やっぱりそうか。でもクリスタ、君の要求には応えられない。」ハハハ
クリスタ「えっ」!?
ベルトルト「僕達は子供じゃないんだから仲直りしたって、意味ないんだよ。」
クリスタ「なんで?」
ベルトルト「子供は絆を強くするために喧嘩するんだ。僕達はこれ以上絆はいらないんだよ。」
-
- 123 : 2017/01/04(水) 22:18:36 :
- クリスタ「絆を深める何がいけないの?」
ベルトルト「生きてるうちに大切なものはできるだけ減らしておきたいんだ…こんな世の中だからこそ。」
クリスタ「こんな世の中だからこそあなた1人でいいわけないじゃない…仲間がいないと…守りたい物がなければ生きれないよ。」
ベルトルト「もう…生きすぎたんだ。僕も君も含めた皆。」
-
- 124 : 2017/01/04(水) 22:22:54 :
- ベルトルト「もっとはやく死ねたのに、まだ僕はこうして生きてる…」
クリスタ「死ねたなんて…言わないで。」
クリスタ(ベルトルトにどんな過去があるんだろう…やっぱり、巨人を直接見たことがない私には到底分からない景色をみていたんだろうな。これ以上何も言わないほうが…)
ベルトルト「そういえば、ライナーが君から貰っていたパワーストーンすごく大切にしてるよ。よかったね。」ニコ
-
- 125 : 2017/01/04(水) 22:28:45 :
- クリスタ「ほ、ほんと…あげた甲斐があったな。」ニコ
ベルトルト「うん」ニコ
クリスタ「あっ、ベルトルトも欲しい?集めているのがいっぱいあるの。」
ベルトルト「ごめん、ありがたいけど遠慮しとくよ。僕そういう細々したものってすぐ無くしちゃう癖が…」
-
- 126 : 2017/01/04(水) 22:32:31 :
- クリスタ「そういえば前ベルトルト誕生日だったよね?その誕生日プレゼントとして受け取って!」
ベルトルト「いや…えっと…」
クリスタ「そこでまっててね!」シュタ--
ベルトルト「はぁ…疲れるなあ」
-
- 127 : 2017/01/05(木) 06:09:21 :
- タタタタ
クリスタ「ベルトルト〜!はいこれ。」
ベルトルト「ん、すごくきれいだ…」パァ
クリスタ「ふふふ。12月の誕生日石なの。」
クリスタ(あんなに乗り気じゃなかったのにこんなに顔が明るくなって…)フフッ
ベルトルト「本当にこれもらっていいの?」
クリスタ「当然!これはね、タンザナイトっていって色が置く場所によって変色していくの。とっても神秘的よね。効果は、正しい道へ導いてくれて自立心を養うって。」
-
- 128 : 2017/01/05(木) 06:12:23 :
- ベルトルト「へぇ…ありがとう」ニコ
ユミル「おーい、クリスタ!行こうぜー。」
クリスタ「じゃあ、ユミルとこれから用があるの!またね」ヒラヒラ
ベルトルト「じゃあね。」ヒラヒラ
スタスタ
ユミル「なんだ?ベルトルさんにもあげたのか?」
クリスタ「うん、誕生日プレゼントだよ。」
-
- 129 : 2017/01/05(木) 17:39:36 :
- ベルトルさんがライナーのこと好きで好きで仕方ないけど、いざライナーに言い寄られると素直になれずに突き放しちゃうベルトルさん素敵だと思いませんか!でもライナーがクリスタに走ると嫉妬して怒っちゃうベルトルさんはもっと素敵です!
-
- 130 : 2017/01/05(木) 17:43:40 :
- ベルトルさんは押しに押していきなり引くと怒っちゃうので押し通すのが1番だと思います。ジャンは押して引けばホイホイついてきそう。
周りに私みたいな腐人がいないので、辛いですごめんなさい黙ります。
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