このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
逆転ロンパ〜絶望と希望と逆転と〜Chapter2−2【ぜつぼうタウン】 非日常編
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- 1 : 2016/11/20(日) 11:08:53 :
- 作者のpvです
また懲りずに逆転ロンパ書いていこうと思います
注意点
・雑展開注意
・オリジナル展開注意
・キャラ崩壊注意(できるだけ無いように頑張ります)
・本Chapterに逆転裁判キャラはほとんど出て来ません 悪しからず
それじゃ始めるぞい!
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- 2 : 2016/11/20(日) 11:12:41 :
- 苗木「………なんでだよ……」
苗木「なんで……なんでこんなこと が起きてるんだよ……」
今、部屋にこだまするのは、僕の叫び声と
モノクマの悪趣味な笑い声だった
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- 3 : 2016/11/20(日) 11:59:40 :
- モノクマ「うぷぷぷ…おきちゃいましたね、ついに起きちゃいましたね〜!」
左右田「な、なんでこんなことになってんだよ⁉︎ 誰があいつを殺したんだよ‼︎」
葉隠「うう…いったいどういう事だべ!」
モノクマ「うう〜ん、残念ながら僕の口からは言えないんだよ 口が裂けても言えないんだよ…あ、片方は裂けてたか」
大神「…お主が殺したのか…‼︎」
モノクマ「いやいや、僕じゃないよ?僕はコロシアイ学園生活を仕切ってるだけで、みんなが校則を守る限り誰にも手を出しませんよ?」
小泉「じゃあ誰が殺したっていうのよ! あんたしかいないでしょ!」
モノクマ「誰が殺したって…そんなん、オマエラの中の誰かに決まってるじゃ〜ん♪」
苗木「僕らの中の…誰かが?」
モノクマ「そう!忘れたわけじゃ無いでしょ?ここから出る方法」
弐大「確か……『誰かを殺さなければ出れない』…とか言ってたな」
九頭龍「…なるほどな、わかりやすいぜ」
桑田「犯人は、こん中にいるってか…?」
舞園「そんな…みんなを疑わなきゃいけないなんて…」
ソニア「そ、そうですよ! せっかく出来た友達同士を疑うなんて…そんな事出来ません‼︎」
モノクマ「ふーん、嫌なら別に強制しないよ? でも、もう一つのルール、わかるよね?」
不二咲「もう一つのルール…?」
西園寺「『殺した犯人を見つけないと、私たちも死ぬ』ってやつでしょ〜」
苗木「‼︎」
モノクマ「そうだよ、それだよ! つまり、みんなを欺いて朝日奈さんを殺した裏切り者を見つけない限り、死ぬのはオマエラ全員ってわけ!」
モノクマ「でも、さすがに捜査の知識も何もない素人のみんなには、犯人を捜すのは難しいでしょ? だからハイこれ!」
モノクマはそう言うと、手に持ってるファイルに何かを書き始め、霧切に手渡した
霧切「…コレは何?」
モノクマ「テレテテッテテーン♪モノクマファイル〜♪ 朝日奈さんの死因とかを適当に書き留めてみたから、捜査に役立ててね!」
モノクマ「それじゃあ、僕はこのへんで失礼させてもらうから、みんなで頑張ってクロを見つけてね〜」
そう言い残し、モノクマは満足気に帰ってき行った
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- 4 : 2016/11/20(日) 16:07:22 :
モノクマが去った後には、気まずい雰囲気が残った
朝日奈さんが殺されたこと
犯人はこの中にいるということ
犯人を見つけなければ、全員が死ぬということ
みんなの頭の中は疑心暗鬼と動揺で固まり、言葉を発する余裕は無かった
最初に口を開いたのは、霧切さんだった
霧切「…捜査を始めましょう」
苗木「…霧切さん?」
霧切「ここでうだうだしてても始まらないわ それに、朝日奈さんを殺した犯人がこの中にいるなんて、まだ決まった訳じゃない」
霧切「全てを決めるのは、真実を求めてからよ…みんな」
桑田「そ、そんな事言われたって…訳わかんねーよ、これ…」
霧切「その訳わかんない状況を打破するために捜査をするのよ わかるかしら、桑田くん」
苗木「…僕は霧切さんに賛成だ」
大神「苗木…」
苗木「全員でここを出るっていう理想はもう叶わないけど…だったらせめて、この中に犯人がいないって事を、証明したいんだ!」
苗木「霧切さん…僕は調査に協力するよ」
葉隠「な、苗木っち! 本気で言ってんのか⁉︎」
苗木「…僕は本気だ」
桑田「苗木……お前、初めて会った時から変わんねぇな…」
左右田「腹ぁくくるか…わかった!俺もやるぜ!」
大神「…我も参加する 親友の朝日奈に対する、せめてもの供養だ…」
弐大「だったらワシもじゃ!!!!必ず犯人を突き止めてやるぞおぉおぉお!!」
小泉「ハァ…わかったわ 悲しいけど、もううかうかしていられないしね」
不二咲「…僕じゃあ力不足かもしれないけど、何か出来る事があるなら……」
皆口々に、捜査への参加を申請した
様々な出来事を通して、はじめて会ったあの時よりも団結してるように見えた
霧切「決まりね…それじゃあ、朝日奈さんの部屋の捜査は私が担当するわ」
左右田「ちょっと待てよ」
霧切「?」
左右田「誰か一人を行動させるのは危険じゃねーか? もしそいつが犯人だったら、現場の工作し放題じゃねーかよ」
霧切「そうですね…でも死体の捜査を出来る人は他にいるのかしら?」
左右田「う…お、俺は出来ねぇぞ!出来ねぇかんな!!」
九頭龍「ハァ…わかったよ 俺がやる」
ソニア「九頭龍さん、よろしいんですか?」
九頭龍「これくらい出来ねぇで、『極道』なんて肩書き背負えるかよ」
霧切「後は現場の見張りね…」
大神「我が引き受ける 少しでも朝日奈の側にいてやりたいからな…」
弐大「ワシも考えるのは得意では無いから、ここで見張るとするか…」
霧切「わかりました それじゃあ他の人は自由にペアを組んで行動してください 単独行動だけはしないようにお願いします」
葉隠「…俺は俺にしかできない事をやるべ!」
不二咲「左右田先輩…ご一緒してもよろしいですかぁ…?」
左右田「おう!わかったぜ!」
桑田「苗木、一緒に行動しようぜ」
苗木「わかった、桑田クン」
僕たちは、犯人を見つけるという共通の目的を持って、それぞれ捜査に向かった
朝日奈さんの死に報いるために……
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- 5 : 2016/11/20(日) 22:23:28 :
- 桑田「よし、それじゃあ捜査を始めようぜ 苗木」
苗木「…うん、そうだね、じゃあまずは…霧切さん達と遺体の捜査をするよ」
桑田「ハァ⁉︎」
苗木「嫌かな? だったら、弐大先輩達と一緒に見張りをしてても…」
桑田「いやいや、そうじゃなくてさぁ…」
桑田「……友達の遺体だろ? 大丈夫なのかよ、苗木……」
苗木「…友達の遺体だからこそだよ、桑田クン」
桑田「?」
苗木「僕は、生前の朝日奈さんとはすごく仲が良かったんだ… だから尚更、朝日奈さんの死から目を背けたく無いんだ」
苗木「……朝日奈さんと、今度こそ向き合うんだ」
桑田「…わかったぜ、でも俺は見張りをやらせてもらうぜ」
苗木「ありがとう、桑田クン」
大神さんと弐大先輩の許可を得て、桑田クンを置いて現場に入った
九頭龍「? 苗木、どうしてここにいるんだよ、退がれ」
苗木「いえ…僕にも調査の手伝いをさせてください」
霧切「悪い事は言わないから、やめておいたほうがいいわよ」
霧切「あなたに友達の傷口に手を突っ込んだり、検死が出来るっていうの?」
苗木「検死は出来ませんけど…それでもやらせてください …お願いします」
苗木「朝日奈さんは友達です だからこそ、彼女の死について目をそらしたりしたくないんです! だから…」
霧切「…出てって、足手まといよ」
苗木「‼︎」
霧切「…なんて言っても、あなたは頼み続けるでしょうね、苗木くん」
霧切「いいわ、私と九頭龍先輩の目の届く範囲で捜査を行なって頂戴」
九頭龍「怪しい真似したら、容赦しねぇぞ、苗木」
苗木「わ、わかりました!ありがとうございます!」
ここが…朝日奈さんの部屋か……
以前も入ったことがあるけど、まさかこんな事になるなんて……
…イヤ、朝日奈さんの死を嘆くのは今じゃない
今は、自分の為にも、みんなの為にも、真実を明らかしよう
さて、どこから捜査しようか?
安価>>6
・ドーナツの袋
・ガラスの破片
・朝日奈葵の死体
・監視カメラ
・ハンマー
・グリップ
・弐大
・大神
・桑田
・霧切
・九頭龍
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- 6 : 2016/11/20(日) 22:38:06 :
- ドーナッツの袋
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- 7 : 2016/11/20(日) 22:49:41 :
- 朝日奈さんのドーナツの袋を見る
朝日奈さんと、また一緒にドーナツを食べたかったな……
苗木「ん? ドアの入り口にドーナツの食べかけが…」
霧切「おそらく、ドーナツを食べたままインターホンに応じたのでしょうね…」
九頭龍「全く…無用心だな」
ドーナツを食べてた、か…死ぬ直前の行動だし、結構重要かも…
言弾【朝日奈のドーナツ】を生徒手帳に記録しました
【朝日奈のドーナツ】
部屋の入り口前に落ちてた
襲われる寸前まで食べてたものと推測できる
安価>>8
・ガラスの破片
・朝日奈の死体
・監視カメラ
・ハンマー
・グリップ
・弐大
・大神
・桑田
・霧切
・九頭龍
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- 8 : 2016/11/20(日) 22:54:23 :
- ハンマー
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- 9 : 2016/11/20(日) 23:16:13 :
- 壁の隅っこにハンマーが落ちてた
案の定、グリップがすっぽ抜けてる
九頭龍「このハンマーのグリップって、そう簡単にすっぽ抜けるのか? ハンマーの意味あんのかよそれ…」
霧切「このハンマーのグリップが緩いのは、左右田先輩が既に証明済よ」
苗木「アハハ……」
九頭龍「ってことは、犯人に抵抗しようとした朝日奈が、このハンマーを振ったわけだな」
霧切「そして、ハンマーは飛んで行った…そう考えるのが自然ね」
言弾【ハンマー】を生徒手帳に記録しました
【ハンマー】
部屋の奥に置いてあった
グリップがすっぽ抜けてる
>>10
・ガラスの破片
・朝日奈の死体
・監視カメラ
・グリップ
・弐大
・大神
・桑田
・霧切
・九頭龍
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- 10 : 2016/11/21(月) 01:54:41 :
- グリップ
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- 11 : 2016/11/21(月) 03:56:44 :
- ベッドの右側には、ハンマーのグリップが落ちていた
九頭龍「これが例のすっぽ抜けたグリップか」
霧切「朝日奈さんはベッドにうつ伏せになって死んでいる…そしてベッドの右側にグリップが置いてある…おそらく右手で持ってたのでしょうね」
九頭龍「あぁ? 利き腕が関係あるのか?」
霧切「…ええ、おそらく」
苗木「朝日奈さん、右利きだったんだね…」
言弾【グリップ】を生徒手帳に記録しました
【グリップ】
朝日奈が右手に握ってたと思われるハンマーのグリップ
犯人に抵抗した証拠
安価>>12
・ガラスの破片
・朝日奈の死体
・監視カメラ
・弐大
・大神
・桑田
・霧切
・九頭龍
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- 12 : 2016/11/21(月) 04:29:46 :
- ガラスの破片
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- 13 : 2016/11/21(月) 04:56:05 :
- 苗木「これは……ガラスの破片?」
霧切「しかもこの破片、ベッドから離れたところに置いてあるのに、血がこべりついてる…何故かしら?」
九頭龍「まさか、それも凶器なのか?」
霧切「…わからない でも記録して置いたほうが良さそうね」
苗木「わかったよ 霧切さん」
言弾【ガラスの破片】を生徒手帳に記録しました
【ガラスの破片】
凶器のナイフと同じぐらいの大きさの破片
血が付いている
安価>>14
・朝日奈の死体
・監視カメラ
・弐大
・大神
・桑田
・霧切
・九頭龍
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- 14 : 2016/11/21(月) 09:04:26 :
- そろそろ死体見ましょう
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- 15 : 2016/11/21(月) 13:13:40 :
- 朝日奈さんの……死体
昨日まであんなに元気だった朝日奈さんも、今日は物凄く静かだった
現実が非情すぎて、直視するのが辛くなってくる
でも、目をそらしたりしたくない
霧切「朝日奈さんの死因は、モノクマファイルに書いてある通り、失血死で間違いないわね…」
苗木「そういえば、モノクマファイルには何か重要な事は書いてありましたか?」
九頭龍「…いや、ダメだ 死因と害者しか書いてねぇ、こんな欠陥だらけのファイルを押し付けて、何がしてぇんだ? あいつ」
霧切「…確かに、見ればすぐにわかる事しか書いてないわね…」
言弾【モノクマファイル】を生徒手帳に記録しました
【モノクマファイル】
被害者:朝日奈葵
死因:失血死
言弾【モノクマファイルの欠陥】を生徒手帳に記録しました
【モノクマファイルの欠陥】
正確な凶器はおろか、死亡推定時刻すら記載されてない
苗木「……酷い、首だけじゃなくて、腰にも傷が…」
九頭龍「この量だと、腰からも相当出血したらしいな…」
霧切「犯人はきっと、腰にナイフを刺した後、首に刺してとどめを刺したのでしょうね」
言弾【朝日奈の傷】を生徒手帳に記録しました
【朝日奈の傷】
腰と首の二箇所を刺されている
凶器のナイフは首に刺さってる
霧切「だとすると…このダイイングメッセージも、死ぬ寸前の朝日奈さんが遺したものの可能性があるわね」
苗木「ダイイングメッセージ…? あっ、本当だ! …でも『ヌ』って書いてあるけど…誰の名前だろう?」
九頭龍「とりあえず、犯人は朝日奈がダイイングメッセージを遺した事に気付いて、朝日奈にとどめを刺したってわけか…そう考えればスジは通ってるな」
苗木「うーん…よくわからないけど、ってことは、少なくとも犯人に不都合な状況だったって事だよね?」
霧切「そうね、記録しておきましょう」
言弾【ダイイングメッセージ】を生徒手帳に記録しました
【ダイイングメッセージ】
朝日奈の左手で書かれたメッセージ
『ヌ』と書いてある
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- 17 : 2016/11/21(月) 16:10:31 :
- 苗木「これが……朝日奈さんの命を奪ったナイフ…」
霧切「…朝日奈さんの凶器セットにナイフが無いわね」
苗木「ってことは、朝日奈さんはナイフとハンマーの二刀流で犯人に対抗したって事だよね?」
九頭龍「そこのガラスの破片が凶器って可能性も忘れるなよ?」
言弾【ナイフ】を生徒手帳に記録しました
【ナイフ】
朝日奈さんの首に刺さってた
朝日奈さんの部屋の物で間違いない
安価>>18
・監視カメラ
・弐大
・大神
・桑田
・霧切
・九頭龍
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- 18 : 2016/11/21(月) 16:56:25 :
- 朝日奈さんの凶器セットにないのってナイフだけ?ハンマーもないのは確かなの?
調べられないから桑田に話を聞く
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- 19 : 2016/11/21(月) 16:58:33 :
- >>18
さっきも言った通り、ハンマーは既に凶器セットから取り出されていますね
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- 20 : 2016/11/21(月) 17:09:58 :
- 苗木「桑田クン、何か気がついた事とか無かった?」
桑田「…いや、全然わかんねぇや せめて犯人を絞れる物でもあればいいけどよ…」
苗木「犯人を絞れる物…って言っても、犯行が起きた時間もわからないし……」
苗木「? でも、桑田クンが犯人じゃないって言うアリバイなら…あるかも」
桑田「ああ、そういえば昨日は左右田が俺の部屋で寝てたから苗木と一緒に寝てたな」
弐大「な、なんじゃとおおお⁉︎」
桑田「うおわっ‼︎ う、うるせーな‼︎ゴリラは黙ってろよ!!!」
弐大「お主ら、いつの間にベッドで愛し合う仲に…」
苗木「イヤイヤ、全然違いますよ!」
弐大「喜べ!!! 全てが終わったら祝杯じゃああああ!!!!」
桑田「勝手にホモカップルにするんじゃねぇ!!」
言弾【桑田のアリバイ】を生徒手帳に記録しました
【桑田のアリバイ】
桑田は苗木と同じ部屋のベッドで熱い夜を共に過ごした
寝る前に12時ぐらいまで喋ってた
安価>>21
・監視カメラ
・弐大
・大神
・霧切
・九頭龍
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- 21 : 2016/11/21(月) 17:16:06 :
- 修羅場に桑田が加わるのか…┏(┏^ο^)┓ホモォ
冗談はさておいて安価は弐大
>>19回答ありがとうございます
ん?ドーナツ食べながら応答して二刀流??
不自然な気がする。
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- 22 : 2016/11/21(月) 17:36:16 :
- >>21
朝日奈が油断してたのは犯人が凶器を出すまでで、焦って咄嗟にハンマーとナイフを取り出した…って補完してください
説明不足でしたね すいません
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- 23 : 2016/11/21(月) 20:42:52 :
- 苗木「弐大先輩は、事件前後で何か気になった点はありましたか?」
弐大「そうじゃのう…まず桑田と野球の練習をして、それから動機発表、そんで大神と手合わせしたり苗木達に合気道の稽古をしたりしてたな」
苗木「野球の練習って、桑田クンが窓ガラスに叩きつけられたっていう…」
弐大「応! あの時は悪かったのう、桑田よ!」
桑田「…もうお前とは練習しないかんな…」
グギュルルルル
苗木「?」
弐大「ぬお、ぬおおおおおおぉお‼︎ い、いかん、さっき飲んだジュースが腹にぃぃイイィィ!!!!」
桑田「お、おいおい! 大丈夫かよ?」
弐大「………い、いかん‼︎ この感じ…くそじゃ!クソが出るぞおおおおおおお‼︎」
弐大「クソじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
桑田「ここでするんじゃねぇ!お、おい苗木!早くトイレに連れてけよ早く‼︎」
苗木「な、なんで僕が⁉︎」
桑田「俺は現場の見張りだから! お前暇だろ‼︎ 漏らされる前にさっさと連れてけ‼︎」
苗木「暇じゃないよ! むしろ暇なのは…」
弐大「クソじゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
苗木「ああ、もう‼︎ 弐大先輩行きますよ!?」
下痢に苦しむ弐大先輩を強引にトイレにぶち込んだ
言弾【弐大の体質】を生徒手帳に記録しました
【弐大の体質】
ゴツい見た目に反してお腹が緩みやすい
下痢止めを忘れずに
安価>>24
・監視カメラ
・大神
・霧切
・九頭龍
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- 24 : 2016/11/21(月) 21:27:40 :
- さくらちゃん
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- 25 : 2016/11/21(月) 21:55:47 :
- 苗木「大神さん、何か気になった点とか、無かった?」
大神「さあな 我には事件に関する心あたりがほとんどない…ただ、お主らの会話を聞いて気になった事がある」
苗木「?」
大神「朝日奈はたしか右利きだ 朝日奈と合気道の稽古をした我ならわかる しかし、何故朝日奈は死の間際に、逆の『左手』でダイイングメッセージを遺したのか…」
苗木「確かに…普通は咄嗟に右手が出る筈なのに、なんで左手でメッセージを遺したのかな?」
大神「わからん…ただ、あからさまに不自然すぎるな」
言弾【大神の証言】を生徒手帳に記録しました
【大神の証言】
朝日奈は右利きだった
何故左手でダイイングメッセージを?
安価>>26
・監視カメラ
・霧切
・九頭龍
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- 26 : 2016/11/21(月) 22:13:12 :
- 監視カメラ
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- 27 : 2016/11/21(月) 22:22:37 :
- 九頭龍「…この監視カメラ、思いっきり曲がってるぞ?」
苗木「うん、不思議に思ってたけど…なんでこんなになったんだろう?」
霧切「カメラを曲げる理由…推測し難いわね それに、なんで校則違反をしたにも関わらず、誰も声をかけられていないんでしょうね…」
九頭龍「そういえば、あのクソクマ野郎もいってたな」
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モノクマ「いやいや、僕じゃないよ?僕はコロシアイ学園生活を仕切ってるだけで、みんなが校則を守る限り誰にも手を出しませんよ?」
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苗木「もしかして…朝日奈さんが曲げたのか?」
九頭龍「アホか、なんの意図だよ」
苗木「意図はわからないけど…誰もモノクマに殺されてないって事は、朝日奈さんが曲げたとしか考えられないですよ」
とりあえず、証拠品として持っておこう
言弾【監視カメラ】を生徒手帳に記録しました
【監視カメラ】
部屋を監視するカメラ
思いっきり曲がっており、壁を向いてる
朝日奈さんが曲げた可能性が高い
安価>>28
・霧切
・九頭龍
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- 28 : 2016/11/21(月) 22:34:21 :
- カメラ本体が壊れてなければいいってことか?
安価は九頭龍
-
- 29 : 2016/11/21(月) 22:52:30 :
- 苗木「九頭龍先輩、事件の前後でわかった事はありますか?」
九頭龍「俺か? …いや、身に覚えがねぇ 強いて言うなら、パソコンを拾ったぐらいか…?」
苗木「そうですか…そういえば、行動してる最中に、誰かに会ったりとか…」
霧切「私と舞園さんが駅前広場に向かう時も、九頭龍先輩はトイレの前で待ってたわ」
九頭龍「あいつ、ああ見えて大分腹が緩いからな そこそこ長かったぜ 詳しくは本人に聞いてみたらどうだ?」
言弾【霧切の証言】を生徒手帳に記録しました
【霧切の証言】
舞園とはずっと一緒に行動していた
駅前広場に行く途中で、トイレの前で待ってる九頭龍を目撃した
言弾【九頭龍の証言】を生徒手帳に記録しました
【九頭龍の証言】
弐大は結構トイレが長い
本人が証人
-
- 32 : 2016/11/22(火) 13:19:29 :
- 苗木「霧切さん、遺体を発見した時の状況、聞かせてくれますか?」
霧切「わかったわ…朝の7時過ぎは、あなたと桑田くん、そして殺されてた朝日奈さんを除いてを除いてほとんどの人は既にリビングに集まっていたわ」
霧切「そして、3人がいつまでたっても降りてこないから、私がおこしに行ったの そこで朝日奈さんの部屋の前に行ったら…鍵が空いてたのよ その後は…言わなくてもわかるわね?」
九頭龍「たしか第一発見者は霧切だったな」
霧切「そういえば…モノクマが妙な事を言ってたわね」
苗木「妙な事?」
霧切「『犯人以外の3人が現場を発見すると、チャイムが鳴る』って…結局なんだったのかしらね」
苗木「! それって僕の部屋で流れた…」
霧切「あら、あなたの部屋では流れてたのね 苗木くん」
苗木「そのチャイムで起こされたようなものだからね…それで、霧切さんと、後は誰が来たんですか?」
霧切「私が呼ぶと、次に来たのは小泉先輩、その次に左右田先輩ね…」
九頭龍「その3人で鳴ったって事は…霧切、小泉、左右田は間違いなくシロってわけか」
言弾【モノクマチャイム】を生徒手帳に記録しました
【モノクマチャイム】
一番最初に死体を発見したのは霧切
その次が小泉、その次が左右田
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- 33 : 2016/11/23(水) 12:55:19 :
- 霧切「犯人に繋がる手掛かり…ほとんど見つからなかったわね…」
苗木「そう、ですね…」
九頭龍「現場には犯人を特定できる痕跡は全くねぇ、代わりに謎が増えるばかり、か…こりゃ本格的に詰んでるな」
霧切「あら、随分と呑気ですね、九頭龍先輩」
九頭龍「生死の境を彷徨うのは割と慣れてんだ こんぐらいで動揺するかよ」
苗木「と、とりあえず、現場の状況を整理してみましょうよ!」
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霧切「朝日奈さんは部屋でドーナツを食べていた…その時、犯人が彼女の部屋を訪ねてきた」
苗木「犯人の殺意を察した朝日奈さんは、咄嗟に凶器セットのハンマーとナイフを使ったんだね」
九頭龍「だが、ハンマーはすっぽ抜けてあらぬ方向に飛んで、終いにはナイフまで奪われて腰を刺された…」
苗木「その時、決死の覚悟で左手でダイイングメッセージを遺した…だけど、犯人にバレて…」
霧切「犯人はそれに気付いて朝日奈さんの首を刺した…そんなところね」
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苗木「う〜ん…確かに筋は通ってる推理だけど…」
霧切「現場に残されたガラスの破片、曲がってるカメラ、左手でダイイングメッセージを遺した朝日奈さん…謎が多いわね」
九頭龍「でも、犯人がそいつのダイイングメッセージに気付いて刺したってことは…ダイイングメッセージが犯人に偽造されてる可能性が高いってことだよな」
霧切「そうですね」
言弾【ダイイングメッセージの偽造疑惑】を生徒手帳に記録しました
【ダイイングメッセージの偽造疑惑】
現場の状況から考えると、ダイイングメッセージは偽造された可能性が高い
苗木「それと、なんで朝日奈さんは銃を使わなかったんだろう?」
九頭龍「チャカは凶器セットの箱の下の段に入ってたからな 咄嗟に使うには向いてねぇ」
言弾【銃】を生徒手帳に記録しました
【銃】
凶器セットの銃
拳銃で、箱の下の段にあった
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- 34 : 2016/11/23(水) 13:52:06 :
- 霧切「…とりあえず、私たちは朝日奈さんの検死を試みるわ …苗木くん、もういいわよ」
苗木「霧切さん? 僕はまだ大丈夫…」
霧切「嘘をつかないで さっきから顔色が悪いわよ」
苗木「うっ…」
霧切「ここの捜査は私たちが続けるわ 悪いことは言わないから、あなたは休んでいた方がいいわ」
苗木「…わかった、霧切さん」
僕は現場を出て、桑田クンをつれてその場から離れた
人生で3度目にみる『死体』
しかもそれは、親友の死体だ
正直、平常心を保つのもやっとだったかもしれない
疲れた身体を壁に寄っ掛かられて、僕は休憩した
苗木「……朝日奈さんは、もう戻ってこないんだよね…」
桑田「…まぁな」
苗木「わからないよ…なんでこんなことが起きちゃったんだろう……」
桑田「クマ野郎の言ってた動機って奴が関係してるんじゃねぇのか?」
苗木「………桑田クン、僕たちはどうすればいいんだろう」
桑田「わからねえ…何が正しくて、何が間違ってるのか、俺にもわからねえよ…」
桑田「……でも一つ言えんのは、諦めたら死ぬって事だけだ」
苗木「『正しいクロを選ばないと僕たちが死ぬ』か…」
桑田「…多分今は、何が正しいとか間違ってるとかは関係ねぇんだよ、きっと……俺たちは俺たちに出来ることをやるしかねぇんだ」
苗木「…そうだね きっとそれが、今朝日奈さんに出来る名一杯の弔いだから…」
桑田「よし!そうと決まったら、聞き込みでもしようぜ、苗木」
苗木「わかった、桑田クン」
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- 35 : 2016/11/24(木) 05:36:21 :
-
西園寺「あ、チビで鈍臭い苗木おにぃだ」
左右田「苗木に桑田か ど、どうだったか?現場の様子…」
リビングに下ると、西園寺先輩と左右田先輩が何をする訳でもなく過ごしてた
桑田「左右田に毒舌女か 暇なのかよ」
左右田「ああ、はっきり言って暇だな 他の連中は外を捜査してるんだけど…俺たちは現場捜査班にもしものことがあったらって、ここに残ってるんだ」
西園寺「小泉おねぇも外に行っちゃったし、この薄汚いつなぎ童貞野郎と一緒だとゴミみたいにつまらないんだよね〜」
左右田「だれが薄汚いつなぎ野郎だゴラァ‼︎」
西園寺「うっせー!!!!死ね!!!!」
苗木「もう、すでに人1人死んでるんだから、そういうのはやめて下さいよ…」
桑田「…ところで、なんの話してたんだっけ?」
左右田「そうそう…現場はどうだったか?」
苗木「現場には、犯人に繋がる手掛かりは残っていませんでした …その代わりに謎が多く残っていて、血のついたガラスの破片や曲がった監視カメラなどがありました」
僕は、現場の状況を軽く説明した
西園寺「ふーん つまんないの」
苗木「左右田先輩達は、事件の前後で何か心あたりはありますか?」
左右田「別に心当たりはねェけど…」
桑田「そういやお前、昨日は俺の部屋で寝てたな」
左右田「ごめんな、桑田 作業してたらそのまま眠っちまってな…」
苗木「そういえば、不二咲さんは左右田先輩の部屋で寝てたんですよね?」
左右田「あいつも、作業中に寝ちまったらしいな…本人が言ってたぜ」
桑田「その時部屋に鍵ってかかってたか?」
左右田「俺は内鍵を掛けてたけど、不二咲の部屋は鍵はかかってなかったぜ?」
不二咲さん…女子なのに不用心だな
言弾【左右田の証言】を生徒手帳に記録しました
【左右田の証言】
不二咲が自分の部屋で寝てたので、桑田の部屋を勝手に借りて寝た
不二咲の部屋は空いていた
-
- 36 : 2016/11/24(木) 06:00:59 :
- 西園寺「それじゃあさ、その不二咲ってコの部屋は今でも空いてるわけ?」
左右田「空いてるぜ?」
西園寺「それじゃあ調べに行こうよ〜 どうせそれぐらいしかやる事無いでしょ?」
苗木「い、いや いくら何でも女の子の部屋を無断で調べる訳には…」
霧切「今はあまり時間をかけてる暇は無いわ」
苗木「あ、霧切さん 九頭龍先輩も」
左右田「ん? あんたら2人は現場の捜査をしたんじゃねぇのか?」
霧切「ええ、私たちは検死の報告をしに来ただけです」
苗木「検死結果って、どうだったの? 霧切さん」
霧切「まず言える事は、朝日奈さんは間違いなく失血死だったわ」
霧切「そして、死亡推定時刻は午前0時以降よ」
言弾【霧切の検死結果】を生徒手帳に記録しました
【霧切の検死結果】
おそらく死んだのは夜12〜1時の間とされる
九頭龍「そんで現場の捜査も一通りすんだから、今度は他の個室の捜査をしようと思ってる訳なんだが…」
西園寺「それだったらさ、まずは不二咲ってコの部屋を捜査した方がいいんじゃな〜い? 鍵も空いてるし」
桑田「俺は別に反対しないぜー! むしろ何もやらないよりかマシじゃね?」
霧切「…わかったわ 不二咲さんには悪いけど、私と西園寺さんで不二咲さんの部屋を捜査するわ」
九頭龍「そうだな…その間はどうするんだ? 俺たち野郎は」
霧切「各々の個室の捜査をして欲しいですね」
苗木「それじゃあ、僕たちは僕たちの部屋を捜査するので、霧切さん達は不二咲さんの部屋を捜査して下さいね」
霧切「承ったわ」
-
- 37 : 2016/11/24(木) 07:15:44 :
- 九頭龍「ったく、お前の部屋はどうやってこんなに荒れたんだよ…」
桑田「俺じゃねーし!左右田に言えよな!」
左右田「パソコンの修理して、棚作って、結構忙しかったんだぜ?」
僕たちは、適当な雑談をしながらそれぞれの部屋の捜査を行なっていた
4人がかりだったが、結局事件に関するものは何も出てこなかった
言弾【部屋の捜査結果】を生徒手帳に記録しました
【部屋の捜査結果】
九頭龍、左右田、桑田、苗木の部屋には特に怪しい形跡はなかった
部屋の捜査(と掃除)を済ませ、僕たちは下に降りた
そこには、神妙な面持ちの霧切さんがいた
苗木「霧切さん、僕たち4人の部屋は、特に怪しいものはなかったよ」
霧切「そう…」
桑田「そっちはあったのか?」
霧切「………ナイフよ」
九頭龍「? ナイフがどうかしたのか?」
霧切「…不二咲さんのナイフに血が付いていたわ」
苗木「⁉︎」
西園寺「わーい! これで犯人確定だね♪」
左右田「い、いやいや待てよ… 血じゃない可能性もあるだろ? 第一虫も殺せないあいつが人を殺すなんて考えられないっていうか…」
桑田「だけど…だったら尚更なんで…?」
不二咲さんが…犯人?
ここに来てかなり決定的な証拠が出てきたな…
霧切「とりあえず、裁判までは他のみんなには言わない様にしておきましょう」
西園寺「え、なんでー?」
霧切「これだけで犯人と確定できるわけでは無いわ 人を殺さなくても血が付いてる可能性はあるからよ」
九頭龍「そんなんあるのかよ…」
霧切「あるわ 例えば…リストカットとかね」
左右田「リ、リストカット⁉︎ 不二咲がそんなことするわけ…」
西園寺「それじゃあ、あのコが殺したって認めるんだね〜」
左右田「い、いや…そういうわけじゃ…」
霧切「とりあえず、裁判で議題にあがるまで、この証拠は私たちだけで取り扱いましょう 下手をしたら不二咲さんのデリケートな問題をつつきかねないわ」
言弾【不二咲のナイフ】を生徒手帳に記録しました
【不二咲のナイフ】
不二咲の凶器セットのナイフ
血がついてる
-
- 41 : 2016/11/24(木) 16:40:35 :
ピンポーン
暫くたった後、外で捜査をしてた人達が帰って来た
舞園「ただいま、霧切さん」
霧切「おかえり…捜査の結果はどうだったの?」
葉隠「そうなんだがよ…やっぱり謎が多いべ」
霧切「お互いに情報交換しましょう 多少はわかることがあるかもしれないわ」
ソニア「そうですね では、まずは気になった点から話してみませんか?」
小泉「気になった点っていったら…まずは駅前広場の像の前に落ちてた『薬莢』だよね」
左右田「ハァ⁉︎ 薬莢? なんでそんなんが転がってるんだ…?」
苗木「誰かが発泡した…とか?」
霧切「だとしてもおかしいわね 発泡したなら、必ず誰かが銃声を聞いてる筈よ」
不二咲「ってことは、事件とは無関係なのかな? 前からだいぶ荒んでたから気がつかなかったけど…」
弐大「ん? 不二咲、お主あの広場に行ったことがあるのか?」
不二咲「はい…九頭龍先輩と自由行動していた時に、ちょっと見たことがあるんだ」
九頭龍「あのド派手な龍の像がある場所だろ?」
巨大な龍の像の話がまたここで出てくるとは…
一応記録しておこうかな
言弾【巨大な龍の像】を生徒手帳に記録しました
【巨大な龍の像】
駅前広場にあった像
牙が欠けており、とてつもなく巨大
言弾【薬莢】を生徒手帳に記録しました
【薬莢】
駅前広場で見つかった銃の薬莢
出元は不明
-
- 42 : 2016/11/24(木) 19:25:49 :
- 西園寺「それで、他に気になった点とかってあったの〜?」
葉隠「いや、全然 」
左右田「ねェのかよ!!!」
ソニア「ごめんなさい…外は結構広いものですから、中々犯人に繋がるものが見当たらなくて…」
不二咲「強いて言うなら、龍の像の牙が…」
左右田「イヤ、ソニアさんが謝る必要は微塵も無いですよ? ただ…ちょっとヤバイかと…」
不二咲「あぁ…うう」
大神「しかし、これだけか…一体本当にこれで真実が判明するのか…?」
苗木「でも、やって見なくちゃわからないよ、大神さん」
大神「苗木…?」
苗木「証拠だけでなく、みんなからもっと詳しく証言もとってみましょうよ そうすれば……」
その時、唐突にチャイムが鳴った
モノクマ「ピンポンパンポーン♪ さぁ、初めてのコロシアイでぼくの小さなハートもキュンキュンして破裂しそうなほど興奮してます! 待ちきれないので、学級裁判を開きまーす!! オマエラ、体育館に集合してくださーーい!」
左右田「エ?おいおいおいおい、ちょっと待てよ…まだ碌な証拠品はほとんど揃ってねェのに…」
霧切「ふぅ、私たちが集めた証拠を見せるのは裁判の時になりそうね」
不二咲「ところで、苗木くん達が集めた証拠って、犯人に繋がるものなの?」
霧切「……………」
舞園「…そこで黙っちゃうと、不安になっちゃいますよ……霧切さん」
霧切「まぁ、仕方ないわ 多少ぶっつけ本番気味になってしまうけど、やるしかないもの」
霧切「それに、きっとそれぞれの証拠の謎を解けば、犯人に繋がるかもしれないわ」
葉隠「そんな根拠がどこに…」
霧切「あるわよ」
葉隠「エッ⁉︎ あるんだべさ⁉︎」
西園寺「とりあえずその変なキャラキモいよ〜? 底辺ウニ頭」
霧切「根拠はあるわ モノクマが私達の招集を呼びかけたことよ」
苗木「そうか! モノクマは常に監視カメラで僕たちを見ている だとすると…」
霧切「コロシアイを楽しんでる彼が、本当に証拠品が不十分な状態で学級裁判を開廷させようとするかしら?」
小泉「確かに、言われてみればそうだよね」
大神「諦めなければ道は拓く…我らはやるしかないようだな」
弐大「仕方ない! 朝日奈の為にも、行くしかないんじゃあああああ!!!!!!!!」
九頭龍「そうこなくっちゃな、早く始めようぜ」
左右田「で、でも…間違った犯人を選ぶと確か俺たちが死ぬんだよ…な?」
小泉「そんな事うだうだ言ったって始まらないでしょ⁉︎ ホラ、行くわよ左右田!」
左右田「…チクショオオおお!! 腹くくってやるしかねぇ!!」
苗木「左右田先輩、ここに来てから何回泣いてるんですか…」
僕たちは、犯人を必ず突き止めるという意思のもと、モノクマの待つ体育館へと向かった
朝日奈さんの為にも
みんなの為にも
そして、僕の為にも
決して負けられない裁判に臨むんだ!!!
桑田「カァ〜、腹いて〜」
桑田「なんだよここのジュース、賞味期限とうの昔に切れてるじゃねーかチクショー!!」
桑田クンが、トイレで遅れて合流して来た
言弾【ジュース】を生徒手帳に記録しました
【ジュース】
冷蔵庫にあったジュース
賞味期限ならとっくに過ぎ去ってる
-
- 43 : 2016/11/24(木) 21:05:58 :
13人全員が、広い体育館の中に集まった
…………『13人全員』か
哀しいけど、本当に朝日奈さんはいなくなっちゃったんだな…
モノクマ「ようこそ〜!welcome to the crazy world!!!!」
……どうやらモノクマはほんの少しの哀しむ時間もくれないらしい
モノクマ「いや〜、オマエラが糾弾し合う姿を想像すると、それだけでハッピーな気持ちになりますね〜♪ 」
霧切「相変わらず悪趣味な思考ね 始めるならとっとと始めてちょうだい」
モノクマ「全く、そんなに急かさないでよ お楽しみはじっくり待て、金と銀は抱いて寝ろって言うでしょ〜?」
葉隠「後半はしらねぇぞ?」
舞園「でも、学級裁判なんてどうやってするんですか?」
モノクマ「うぷぷぷ、よくぞ聞いてくれました!!」
言った途端、モノクマは朝礼台からスイッチを取り出し、おもちゃのハンマーで叩いた
ガシャンガシャンガシャン
ガラガラガラガラガラガラガラガラ
苗木「ええっ⁉︎ な、なにこれ…?」
葉隠「ウエェあ⁉︎ これって秘密基地的なアレか⁉︎」
体育館の床が大きく抜け落ち、その場にいた全員が、エレベーターのように下に運ばれた
不二咲「こ、これって、どうやって作ったんだろう…」
左右田「………スゲェ……!!!」
小泉「…いよいよ…だね」
九頭龍「……絶対に負けねぇぞ…!」
西園寺「ハァ〜、な〜んでこんなに本格的にする必要があるんだろ?」
舞園「苗木くん…私…」
苗木「心配しないで、舞園さん きっと大丈夫」
桑田「そうだぜ、舞園ちゃん! ゼッテーに俺たちはモノクマなんかに屈しないからな!」
ソニア「それに、舞園さんだけではありません…」
大神「我々の命を守る為、そして朝日奈への報いの為でもある…」
弐大「だがしかし!!やる事は一つじゃな!!」
霧切「ええ、私達は絶対に犯人を見つけ出してみせます」
下り続けるエレベーター
壁には剥き出しのエレベーター用昇降マシンがあり、無闇に壁に寄っ掛かると巻き込まれかねない
外の電球の光は、いつの間にか真上で小さくなっていた
希望の光が、絶望 へ絶望 へと堕りていく僕らを見限り、日常の最後を告げた
やがてエレベーターは僕らを裁判所の様な所へ運んで行った
苗木「こ、これは…」
裁判所、と言うよりも議論場のほうが正しいだろうか
個々の名前が刻まれた証言台が円を囲み、立会人席という高みの見物用の椅子には、全ての元凶であるモノクマが鎮座していた
この証言台は同時に、被告席でもあり、検察席でもあり…
処刑台でもある
モノクマ「さぁさぁ!やってまいりましたよ!これこそ僕が待ち望んでいた裁判です!」
モノクマ「オマエラ、自分の立ち位置に立ってくださーい!」
各々が、戸惑いながらも自分の立ち位置についた
いよいよ始まる
命がけの信頼
命がけの裏切り
命がけの騙し合い
弁護士のいない、命がけの
裁判が…!
ーーーー学 級 裁 判 ーーーー
ーーーーーー 開廷 ーーーーーー
-
- 44 : 2016/11/24(木) 21:09:11 :
- 証拠品
【朝日奈のドーナツ】
部屋の入り口前に落ちてた
襲われる寸前まで食べてたものと推測できる
【ハンマー】
部屋の奥に置いてあった
グリップがすっぽ抜けてる
【グリップ】
朝日奈が右手に握ってたと思われるハンマーのグリップ
犯人に抵抗した証拠
【ガラスの破片】
凶器のナイフと同じぐらいの大きさの破片
血が付いている
【モノクマファイル】
被害者:朝日奈葵
死因:失血死
【モノクマファイルの欠陥】
正確な凶器はおろか、死亡推定時刻すら記載されてない
【ダイイングメッセージ】
朝日奈の左手で書かれたメッセージ
『ヌ』と書いてある
【朝日奈の傷】
腰と首の二箇所を刺されている
凶器のナイフは首に刺さってる
【ナイフ】
朝日奈さんの首に刺さってた
朝日奈さんの部屋の物で間違いない
【桑田のアリバイ】
桑田は苗木と同じ部屋のベッドで熱い夜を共に過ごした
寝る前に12時ぐらいまで喋ってた
【霧切の証言】
舞園とはずっと一緒に行動していた
駅前広場に行く途中で、トイレの前で待ってる九頭龍を目撃した
【大神の証言】
朝日奈は右利きだった
何故左手でダイイングメッセージを?
【不二咲のナイフ】
不二咲の凶器セットのナイフ
血がついてる
【左右田の証言】
不二咲が自分の部屋で寝てたので、桑田の部屋を勝手に借りて寝た
不二咲の部屋は空いていた
【モノクマチャイム】
一番最初に死体を発見したのは霧切
その次が小泉、その次が左右田
【弐大の体質】
ゴツい見た目に反してお腹が緩みやすい
下痢止めを忘れずに
【監視カメラ】
部屋を監視するカメラ
思いっきり曲がっており、壁を向いてる
【九頭龍の証言】
弐大は結構トイレが長い
本人が証人
【ダイイングメッセージの偽造疑惑】
現場の状況から考えると、ダイイングメッセージは偽造された可能性が高い
【銃】
凶器セットの銃
拳銃で、箱の下の段に入ってた
【霧切の検死結果】
おそらく死んだのは夜12〜1時の間とされる
【部屋の捜査結果】
九頭龍、左右田、桑田、苗木の部屋には特に怪しい形跡はなかった
【巨大な龍の像】
駅前広場にあった像
牙が欠けており、とてつもなく巨大
【薬莢】
駅前広場で見つかった銃の薬莢
出元は不明
【ジュース】
冷蔵庫にあったジュース
賞味期限ならとっくに過ぎ去ってる
-
- 45 : 2016/11/24(木) 21:14:23 :
- オートスキル
(自動で発動)
【笑顔の写真】
生きてるキャラクターの数だけ、精神力+1
コマンドスキル
(裁判中に一度だけ使用可能)
【急カーブ】
言弾1発で、ウィークポイントを二つ狙える
【フラッシュ】
精神力を-3して、偽のウィークポイントを全て消す
精神力・7(【笑顔の写真】で+13)
発言力・8(バフ無し)
裁判中、ノンストップ議論や反論ショーダウンで指摘する場面を間違えると、発言力が減ります
発言力が0になると、game overになります
精神力は、–2する事で軽いヒントを得ることが出来ます
-
- 46 : 2016/11/24(木) 21:40:38 :
- モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう」
モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票により、決定されます!」
モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき だけど、もし間違った人物をクロとした場合は…」
モノクマ「クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となりまーす!」
苗木「…本当に、この中に犯人がいるんだよな?」
モノクマ「当然です!」
ソニア「やっぱり、皆様を疑わないといけないのですね…」
桑田「多分、もう覚悟するしかないんじゃねーの?」
霧切「…ちょっといい? 議論の前に聞いておきたいんだけど…」
霧切「あれって…どういう意味?」
いつもは感情を表に出さない霧切さんだが、底知れぬ怒りからか、わずかに声が震えていた
霧切さんの視線の先にあったのは、悪趣味な✕ 印のついた朝日奈さんの遺影だった
本来、コロシアイが起きた時に朝日奈さんが立つはずだったであろう、舞園さんと左右田先輩の間の席だ
モノクマ「死んだからって、仲間外れにするのは可哀想でしょう? 友情は生死を飛び越えるんだよ!」
九頭龍「クソが…ふざけたこと抜かしてんじゃねぇぞ!!」
苗木「それと、もう一つ質問があるんだけど…」
苗木「僕たちは全員で14人のはずだよね? なんで席が16個もあるんだ?」
モノクマ「…深い意味はないよ 最大16人収容可能な裁判所ってだけ!」
モノクマ「さてと、前置きはこのくらいにして、そろそろ始めようか!」
モノクマ「まずは、事件のまとめからだね? それじゃあ、議論を開始してくださーい!」
ついに始まる…命がけの裁判が…!
何か気づいたことがあったら、ボク自身が発言しないと
ボクだけじゃない……みんなの命がかかってるんだ!
-
- 47 : 2016/11/24(木) 21:50:39 :
-
ーーーーノンストップ議論 開始ーーーー
言弾>>44
[朝日奈のドーナツ〉
[監視カメラ〉
コマンドスキル>>45
葉隠「議論するっつっても、まずはどうすればいいんだべ?」
舞園「とりあえず、被害者の特定から…じやないですか?」
九頭龍「確か【殺されたのは朝日奈葵】だったな」
霧切「【死因は失血死】で間違いないわ」
ソニア「きっと、部屋に誰かが訪ねてきて…」
ソニア「【朝日奈さんは警戒しながら】ドアを開けたのでしょうね…」
西園寺「それで、【凶器で刺されちゃった】ってわけだねー」
ーーーーーーーー
苗木(あの人の発言…僕が知ってる情報と矛盾してるな…早く指摘しないと…)
安価>>48
-
- 48 : 2016/11/24(木) 21:55:04 :
- 【警戒しながら】→【ドーナツ】
-
- 49 : 2016/11/24(木) 21:55:27 :
- あ、逆だった。
-
- 50 : 2016/11/24(木) 22:04:03 :
- [朝日奈のドーナツ〉→ 【朝日奈さんは警戒しながら】
正解!
苗木「それは違うよ!」論破
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「少なくとも、ドアを開けた時点では、朝日奈さんは何も警戒していなかったんだ」
ソニア「どうしてそんなことがいえますの?」
苗木「現場に落ちてたんだ 朝日奈さんが死亡する寸前まで食べてたドーナツが」
不二咲「つまり、ドアを開けた時点ではほとんど警戒してなかったってことだね」
小泉「うーん、でも私達はその情報知らなかったし…」
苗木「それじゃあ、今から僕たちで現場の状況を整理してみますね」
小泉「ありがとね よろしく、苗木」
-
- 51 : 2016/11/24(木) 22:14:05 :
- 議論 発展!
ーーーーノンストップ議論 開始ーーーー
言弾>>44
[ガラスの破片〉
[監視カメラ〉
[左右田の証言〉
コマンドスキル>>45
霧切「朝日奈さんの部屋に入った犯人は…」
霧切「《朝日奈さんを殺そうとした》わ」
大神「朝日奈は咄嗟に、《二つの凶器を手にとった》…」
九頭龍「だが、《犯人に腰を刺されて》殺されかけた…」
弐大「しかし、朝日奈は《ダイイングメッセージを遺そうとした》のじゃ」
桑田「だけどそのダイイングメッセージを書いてる最中に、首を刺されたらしいな…」
霧切「部屋には監視カメラが設置してあったけど…」
霧切「正直、《朝日奈さんが曲げたとしか思えない》のよ…」
葉隠「なんの目的があってやったんだべ?」
霧切「……わからないわ」
ーーーーーーーー
苗木(あの人の意見…僕の手持ちの証拠品で補強できないかな?)
安価>>52
《》は賛同ポイントです
-
- 52 : 2016/11/24(木) 22:25:35 :
- 監視カメラ→朝日奈が曲げた
かな?
-
- 53 : 2016/11/25(金) 22:14:33 :
- [監視カメラ〉→《朝日奈さんが曲げたとしか思えない》
正解!
苗木「それに賛成だ!」 同意
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「霧切さんの意見、僕は賛成だよ」
ソニア「え? どうしてですか?」
苗木「だって、カメラを壊すのは校則違反でしょ? だったら、今頃犯人はモノクマにおしおきされてるはずなんだよ」
苗木「そうだよね? モノクマ」
モノクマ「そうですね 僕はルールを破る奴は大っ嫌いなんだからね!」
小泉「道徳の狂った奴にルールも何もないでしょ…」
苗木「とにかくあのカメラは、朝日奈さんが曲げた以外考えられないんだ!」
葉隠「だけどよ〜、なんで朝日奈っちはそんなことをしたんだべ」
桑田「犯人に襲われてたんだろ? だったら普通そんなことする暇ねーじゃん」
舞園「もしかして…」
霧切「『意図がそもそも無い』…そう言いたいわけね?」
舞園「はい、そう思うんです」
左右田「ど、どういう意味だ?」
舞園「だから、意味なんて無いんですよ!」
左右田「え、えーっと…苗木、どう思う?」
苗木「ぼ、僕は…えっとーその…」
霧切「…でも、意図がなくても可能かもしれないわ」
苗木「!」
霧切「今の証拠品の中に、それを示す物があるはずよ」
苗木(朝日奈さんはカメラを壊す理由が無かった…それなのに、天井のカメラは壊れていた)
苗木(それを可能にする証拠品が…あるのか?)
証拠品を示せ!>>44
安価>>54
-
- 54 : 2016/11/25(金) 22:18:37 :
- ハンマー
-
- 55 : 2016/11/25(金) 23:22:35 :
- ハンマー
正解!
苗木「これだ!」解
苗木「現場に落ちてたハンマー…あれなら」
弐大「ハンマー…凶器セットの奴か」
左右田「でも、たしかあのハンマーってすぐすっぽ抜けて使い物にならないんじゃ……」
左右田「ハッ‼︎ まさか…」
苗木「朝日奈さんはハンマーを相手に向けて振った時に、ハンマーが吹っ飛んだんだ」
苗木「その時に、ハンマーが直撃したのが、監視カメラなんだよ」
九頭龍「なるほどな…そもそも意図がなかったってのは、不可抗力ってことだったのか」
霧切「…そうなると、あの謎も溶けるわね」
西園寺「あの謎ってどの謎〜?」
霧切「モノクマが渡したファイルです」
霧切「あのファイルには、見れば誰でもわかる最低限の情報しか書かれていなかった… それはモノクマ自身が現場をしっかり見ていなかったから」
霧切「そうよね?」
モノクマ「…ハイ、その通りでございます!」
桑田「な〜るほど、辻褄はしっかり合ってる…ってオイオイオイオイ!」
桑田「なんで現場をしっかり見てねェのに、オメェは犯人がわかるんだよ⁉︎」
モノクマ「だって、現場で争う様子と、現場から出て行く様子は見たんだよ? ハッキリ現場なんて見なくても、他のカメラの映像を照らし合わせれば、簡単にわかるけど?」
桑田「そ、それもそうだな…」
モノクマ「…でも、ファイルに不備があったのは事実ですね…スミマセン、オマエラ」
九頭龍「そんじゃその詫びに、俺たち全員をここから出せよ」
モノクマ「でも残念ながらそうはいきませ〜ん!」
霧切「それじゃあ、今解った情報を基に、現場の状況をもう一度議論してみましょう」
葉隠「おう、そうだな」
苗木(今度は現場に残った謎についてもっと徹底的に追求するんだ…!)
-
- 56 : 2016/11/25(金) 23:33:21 :
- 議論 発展!
ーーーーノンストップ議論 開始ーーーー
言弾>>44
[監視カメラ〉
[霧切の検死結果〉
[左右田の証言〉
[ガラスの破片〉
[銃〉
コマンドスキル>>45
西園寺「あのホルスタイン女が、【自分で監視カメラを曲げた】」
西園寺「そこまではあってるんだよね〜?」
桑田「朝日奈は抵抗した訳だが…」
桑田「なんで【銃を使わなかった】んだ?」
九頭龍「箱の中の下の段にあったからだろ?」
九頭龍「【咄嗟に使うには向かない】んだよ」
葉隠「ていうか、犯人は朝日奈っちから奪った武器で朝日奈っちを殺したんだよな?」
葉隠「ってことは、犯人は【丸腰で部屋に来た】のか⁉︎」
小泉「丸腰でも人を殺せるんだったら…」
小泉「【弐大か大神ちゃんが一番怪しい】じゃない!」
苗木(なんだろう…この違和感…)
安価>>57
-
- 57 : 2016/11/26(土) 04:24:25 :
- 【ガラスの破片】→【犯人は丸腰】
-
- 58 : 2016/11/26(土) 11:02:07 :
- [ガラスの破片〉→【丸腰で部屋に来た】
正解!
苗木「それは違うよ!」論破
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「犯人は、恐らく何かしらの凶器を持ち込んでた筈だよ たとえば、これとか…」
九頭龍「それは…ガラスの破片か」
左右田「確かこいつは、現場に落ちていたんだよな?」
小泉「血も付いているし、犯人が持ち込んだのはほぼ確定だけど…」
大神「この凶器を持ち出せたのは誰なのか…それが気になるな」
小泉「……………そういえば、桑田って、この前弐大と練習してたんだよね?」
桑田「あ? そうだけど?」
小泉「桑田って、練習中に弐大に窓ガラスに叩きつけられたんだよね?」
小泉「だったら、桑田か弐大のどっちかが持ち出せた可能性って…」
左右田「え⁉︎ マジでか⁉︎」
桑田「ハァ⁉︎ …イヤイヤイヤイヤ、俺じゃねぇって!」
弐大「これは…旗色が悪いのう…急に腹が痛くなって来たわい…」
葉隠「んじゃ、そっちの線で議論を進めてみっか!」
桑田「だから俺じゃねぇっての!!」
弐大「ワシでも無いぞおおおお!!!」
苗木(桑田クンが疑われている…‼︎)
苗木(どうにかして桑田クンを弁護しないと…)
-
- 59 : 2016/11/26(土) 11:14:55 :
- 議論 発展!
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[桑田のアリバイ〉
[部屋の捜査結果〉
[九頭龍の証言〉
[左右田の証言〉
[霧切の証言〉
コマンドスキル>>45
桑田「【俺は犯人なんかじゃあねぇっての】!」
弐大「【ワシでも無いぞ】?」
霧切「あの時、2人は練習していたのよね?」
霧切「だったら【お互いの行動は理解してる】んじゃないんですか?」
桑田「俺は…ガラスに叩きつけられたあたりから【記憶があやふやだから】…」
弐大「ワシも、ちと【記憶があやふやじゃのう】…」
左右田「…もうすこししっかりしろよ…お前ら」
葉隠「せめて、【アリバイが証明できない】んじゃあな…」
ソニア「しかし、どうも気になるのですが…」
ソニア「なぜ犯人はガラスの破片なんかを?」
九頭龍「【自分の凶器で殺したら、足がつく】からだろ?」
苗木(今は、これを使うしか無い…!)
安価>>60
-
- 60 : 2016/11/26(土) 11:59:04 :
- 【桑田のアリバイ】→【アリバイは証明出来ない】
でもこれはこれで別件の波紋を広げそうだwww
-
- 61 : 2016/11/26(土) 12:52:40 :
- [桑田のアリバイ〉→【アリバイが証明できない】
正解!
苗木「それは違うよ!」論破
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「少なくとも、桑田クンと僕だけにはアリバイがあるんだ」
九頭龍「そうなのか?」
苗木「霧切さん、確か朝日奈さんの死亡推定時刻って、12時より後なんだよね?」
霧切「ええ、そうね」
苗木「その時間だったら、僕と桑田クンは同じ部屋に居たんだよ」
葉隠「エェッ⁉︎ 桑田っち、もしかして…」
葉隠「苗木っちとデキてたのかーーー⁉︎⁉︎」
桑田「…ハァ?」
桑田「イヤイヤイヤイヤ、そんなわけ…」
西園寺「うわー、 桑田おにぃは底辺馬鹿ホモ野郎だったんだねー♪」
桑田「オメェは黙ってろ!ぶっ殺すぞゴラァ!!!」
弐大「そう言うなお前ら これも愛の形じゃ」
桑田「だからなんでそうなるんだって…」
左右田「苗木!桑田を不幸にするんじゃねぇぞ?」
苗木「いや、だから…」
霧切「別に恥ずかしがる事は無いわよ? そういう類の人は世界中にごまんといるわ」
苗木「き、霧切さんまで変な事言わないで下さいよ!」
舞園「」
小泉「」
九頭龍「…くだらねぇ とりあえず早く議論に戻るぞ」
霧切「そのつもりです」
弐大「しかし、今の流れだと…」
弐大「犯人と疑われてるのはワシだけ…なのか?」
霧切「桑田クンとお互いの行動を認識していない以上、弐大先輩が最有力容疑者ですね」
弐大「うう、また腹が…」
苗木(桑田クンは犯人では無い…だったら、弐大先輩が犯人なのか?)
苗木(わからない…もっと探りを入れないと…)
-
- 62 : 2016/11/26(土) 13:12:26 :
- 議論 ハッテン♂
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[監視カメラ〉
[霧切の検死結果〉
[九頭龍の証言〉
[ジュース〉
[ダイイングメッセージの偽装疑惑〉
[モノクマファイル〉
コマンドスキル>>45
小泉「桑田が犯人じゃ無いんなら…」
小泉「やっぱり《弐大しかいない》じゃない…」
左右田「でも、桑田たちが練習してた時って…」
左右田「【動機はまだ発表されてなかった】よな…?」
舞園「ですが、こんな閉鎖環境に閉じ込められて殺しあえ、なんて言われたら…」
ソニア「ええ、【それだけで動機になる】可能性も否定できません」
西園寺「でも、ダイイングメッセージにはヌって書いてあったよね〜?」
西園寺「【ヌって桑田おにぃ以外に考えられない】んだけどさ〜」
左右田「《ダイイングメッセージが上書き》されてたりしてな!」
弐大「わ、ワシはそんな事してないぞ!!」
桑田「そもそも、《本当に朝日奈が書いたって可能性も否定できねぇ》し…」
【】はウィークポイント 《》は賛同ポイントです
苗木(賛同するか、異議を申し立てるか…ここはどうする?)
安価>>63
-
- 63 : 2016/11/26(土) 13:26:46 :
- [ダイイングメッセージの偽装疑惑〉→《ダイイングメッセージが上書き》
-
- 64 : 2016/11/26(土) 16:48:36 :
- [ダイイングメッセージの偽装疑惑〉→《ダイイングメッセージが上書き》
正解!
苗木「それに賛成だ!」同意
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「左右田先輩の言う通り、確かダイイングメッセージは偽装された可能性が高いんだよ」
ソニア「と、いいますと…どういうことですか?」
苗木「僕たちの推理だと、犯人は朝日奈さんを先ずは一突きして、その後朝日奈さんがダイイングメッセージを残してたことに気がついて、今度は首を刺して息の根を止めたんだ」
苗木「だったら、犯人が彼女を刺す理由になったダイイングメッセージは、偽装された可能性が極めて高いんだ!」
不二咲「そうだとしても、犯人はどういう風に偽装したのかなぁ?」
大神「もし桑田に罪を着せるつもりで偽装したなら、辻褄は合うな」
舞園「犯人は、元々被害者が書いたダイイングメッセージに付け足して、『ヌ』にした訳ですね」
九頭龍「それじゃあ、元々書いてあった字はなんだったんだ?」
西園寺「………それなんだけどさぁ」
苗木「?」
西園寺「元々、『フ』って書いてあったんじゃないの〜?」
葉隠「あぁん? フって言うと…エッ!不二咲か⁉︎」
不二咲「そ、そんなぁ…私は何もしてないよぉ」
西園寺「何もしてないで済むと思ってるの〜?」
不二咲「…どういうことですか?」
左右田「…不二咲、お前の凶器セットから血のついたナイフが見つかったんだよ」
不二咲「え…⁉︎」
左右田「不二咲、素直に話してくれ…あのナイフ、何に使ったんだ?」
不二咲「つ、使ってないですよ! 何にも…」
西園寺「じゃあなんで血が付いてるのよ」
不二咲「そ、それは……」
桑田「ちょ、ちょっと待てよ? 現場の朝日奈の首にはナイフが刺さってたよな?」
桑田「だったら、もう片方の自分のナイフを使う理由なんて…」
西園寺「そんなの、どうせあの女の腰に刺したんでしょ〜? 腰に刺した刃物はあのガラスの破片ともあの子のナイフとも限らないじゃん」
不二咲「そ、そんな……僕は…やってないのに…」
苗木(不二咲さんが………本当に朝日奈さんを殺しのか?)
苗木(でも……あの不二咲さんにそんなことが出来るのかな…?)
霧切「ちょっと待って」
苗木(?)
霧切「本当に不二咲さんが殺した…そう言い切れるのかしら?」
西園寺「どうゆうこと?」
霧切「苗木くん、あなたにならわかる筈よ」
苗木(! …霧切さんからの助け船か?)
霧切「この中で、今一番多くの証拠を持ってるのはあなたよ」
霧切「そんなあなたなら、この謎も解けるんじゃないかしら」
苗木「霧切さん、なんでそんなことを…」
霧切「捜査時の行動からして、あなたと桑田くんか最も証拠を持ってると推測するのは簡単よ」
桑田「…俺は指名されねぇのかよ…」
苗木「……わかった、可能性を示すくらいなら僕にも…!」
西園寺『脳味噌腐ってんの〜?』反論
西園寺「この状況であのコのこと信じてるわけ〜?」
西園寺「苗木おにぃってほんと命知らずだよね〜♪」
苗木「と、とにかく可能性を示すことぐらいなら…」
西園寺「あのコが犯人じゃない可能性なんてないじゃーん」
苗木(…僕には何がなんだかわからない)
苗木(でも今は、なんとかして反論しなくちゃ…!!)
-
- 68 : 2016/11/26(土) 17:35:34 :
- 2かな?
-
- 69 : 2016/11/26(土) 17:43:50 :
- 正解!
苗木「だったら、どうして不二咲さんは血を拭かなかったんだろう?」
苗木「自分の凶器セットを使ってる時点で危ないのに、血を残してたら確実に足がつくよね?」
西園寺「そんなんいくらでも言い換えられるじゃん?」
西園寺「ただ単純に拭き忘れただけかもしれないし…」
西園寺「そもそも彼女が犯人じゃないならさぁ…」
西園寺「なんであのコの部屋の凶器に血がついたの〜?」
西園寺「【あのコの部屋に自由に入れるのはあのコだけ】じゃん!」
言刃で斬れ!
言刃>>66
-
- 70 : 2016/11/26(土) 17:45:59 :
- ー[左右田の証言〉→【あのコの部屋に自由に入れるのはあのコだけ】
-
- 71 : 2016/11/26(土) 18:20:07 :
- ー[左右田の証言〉→【あのコの部屋に自由に入れるのはあのコだけ】
正解!
苗木「その言葉、斬らせてもらう!」斬
苗木「…実はあの晩、彼女の部屋には自由に出入りが出来たんだよ」
不二咲「え?そうなの?」
苗木「うん、そうですよね? 左右田先輩」
左右田「エ? 俺が?」
苗木「左右田先輩は、こう証言してましたよね?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
左右田「俺は内鍵を掛けてたけど、不二咲の部屋は鍵はかかってなかったぜ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
左右田「…アッ!!思い出した!」
左右田「あの晩、不二咲の部屋には鍵がかかってなかったんだ!!」
不二咲「そ、そうだったんですか?」
大神「本人も知らなかったのか…なるほどな」
桑田「って事はさぁ、犯人は殺した後、不二咲ちゃんの部屋に入って、偽装工作をしたってわけか?」
霧切「そういうことになるわね」
苗木「どう? 西園寺先輩 何か反論があれば…」
西園寺「………グズッ」
苗木「…え?」
西園寺「うわあああああん!!」
苗木「ええええ⁉︎」
桑田「ま〜たかよ 泣けばどうにかなると思ってんのか? こいつ」
小泉「仕方ないわね…ほら、後で和菓子上げるから」
西園寺「……素甘?」
小泉「素甘だよ♪」
西園寺「エヘヘ…小泉おねぇって優しいね…」
弐大「しかし…そうなると本格的にわからんのう…」
九頭龍「わからないって、何がだ? そりゃ色々わからない事だらけだけどよ…」
弐大「うむ…もし不二咲が犯人でないなら…」
弐大「あのダイイングメッセージはそもそもなんなんじゃ?」
九頭龍「確かに、もともとなんて書いてあったんだ?ありゃ」
小泉「なんだろう…そうだ!今までの証拠品を見直してさ…」
左右田「だけど、犯人に繋がる証拠品なんて何も…」
葉隠「こ、こりゃマジでリアルにやばいんじゃねーのか?」
モノクマ「そうですね、このまま誰が犯人かがわからないんじゃ、投票タイムに移ってさっさと終わらせるしかないですね」
桑田「い、いや…チョット待ってくれよ! 新しい証拠なら…」
モノクマ「この状況を変えられる証拠品があるの? ならさっさと出してよ! クマは飽きっぽいんだよ?」
桑田「…………………」
桑田「…ない、です…」
モノクマ「はい!それではタイムアップです!」
ソニア「そ、そんな! これじゃ私たち全員…死んでしまいますよ!」
舞園「何か…新しい証拠や証言は無いんですか⁉︎」
大神「…ぐぬぬ……」
九頭龍「ク、クソ…こんなところで死ねるかよ!」
苗木「……………………」
葉隠「そ、そうだ! 苗木っち! 一番証拠を持ってるお前なら、何かあるよな?新しい証拠!」
苗木「いや……これを脱却できるような証拠品は特に」
葉隠「……エ?」
桑田「…アポォ」
苗木「でもさ……考えてみてよ」
九頭龍「ん? 何をだ?」
苗木「朝日奈さんはダイイングメッセージを残した…それを犯人に知られて殺された…」
苗木「僕たちは現場の証拠品から、勝手に推測してしまったんだ」
苗木「でも、【発想を逆転】してみようよ…」
ソニア「と、いいますと…?」
苗木(そうだ…逆にして考えれば…先入観を捨てれば……答えは見えてくる!)
苗木「ひょっとして…あのダイイングメッセージって…」
1・本当に朝日奈さんが書いた
2・ダイイングメッセージそのものが犯人の用意したニセモノ
3・犯人はダイイングメッセージに気がつかなかった
安価>>72
-
- 72 : 2016/11/26(土) 18:37:50 :
- 2か?
-
- 74 : 2016/11/26(土) 21:30:04 :
- 苗木「僕たちは、ダイイングメッセージは犯人が上書き偽装したものだと思い込んでいた…」
苗木「でも、もしもそれすらも偽装だったら…」
大神「なるほど…可能性としてはあり得るな」
桑田「ま、待てよ苗木、確かにその可能性も否定しないけどさぁ…」
桑田「なんでそんなことが言えるんだよ…」
苗木「簡単な話だよ そうだよね? 大神さん」
大神「…朝日奈が左手でダイイングメッセージを残したことか…」
苗木「そう、朝日奈さんは、何故か利き腕では無い方の手で、メッセージを書いたんだ」
苗木「死の間際に、咄嗟に書いたにしては…不自然だよね?」
ソニア「という事は、寧ろあのダイイングメッセージは、朝日奈さんが書いたという事の方が不自然ですね…」
九頭龍「って事は犯人は先ずあいつの首を一突きして…そこから偽のダイイングメッセージを残したってことか」
葉隠「そういうことか…って事は」
葉隠「犯人は左利きなんじゃねぇのか?」
霧切「…そういう事になるわね」
九頭龍「でもよ、利き腕を調べるなんて、どうやってやるんだ? ここには紙もペンもねぇし…」
苗木「…紙とペンがなくても…あの人に頼めば、わかるんじゃ無いかな?」
舞園「あの人…?」
苗木(みんなの利き腕…あの人なら調べることが出来るはずだ!)
人物指名>>75
-
- 75 : 2016/11/26(土) 21:31:28 :
- 弐大か?
-
- 76 : 2016/11/27(日) 09:22:14 :
- 正解!
苗木「弐大先輩なら…わかりますよね?」
弐大「応、ワシか! わからんことも無いぞ」
桑田「ハァ? 何でそうなるんだよ?」
不二咲「確か、弐大先輩は【超高校級のマネージャー】で…」
不二咲「体を触れば、その人の体の特徴を掴めるんだよね?」
苗木「そう、初めて会ったときも、ヤられたしね…」
左右田「とにかく、弐大が調べれば、誰が左利きなのかわかるってことか」
弐大「よし! それじゃあ利き手を調べるとするかのう!!」
-
- 77 : 2016/11/27(日) 12:26:40 :
ーーーーモノクマ劇場ーーーー
モノクマ「人間は自分1人では生きていけません それは何故でしょう?」
モノクマ「答えは一つ! 人間が生きるには、他人の助けが必要だから!」
モノクマ「ご飯だって自分が0から作った訳じゃないし、住んでる家や洋服や家具だって他人が作ったものでしょ?」
モノクマ「だからさ、人間は1人で出来ることには限界があるの!」
モノクマ「君はもしも1人になったらどうなるんだろうね? うぷぷぷ…」
-
- 78 : 2016/11/27(日) 12:51:06 :
- 苗木「弐大先輩、どうでしたか?」
弐大「フムゥ…左利きの人間は、左右田と九頭龍とソニアと葉隠だったな」
大神「その4人のうちの誰かが犯人なのか…?」
舞園「…でしたら、一番怪しいのは、左右田先輩ではないでしょうか」
左右田「え? 俺?」
舞園「だってこの中で左右田先輩だけじゃないですか……捜査中のアリバイが無いのって」
左右田「な、何言ってんだよ舞園、俺のアリバイは朝日奈が…って、あああっ!!!」
弐大「一緒に行動していた朝日奈が居ないから、アリバイを証明する手段が無いってことじゃな?」
左右田「イヤイヤイヤ、俺は何もやってないって…」
九頭龍「俺たちは全員誰かと一緒に行動していた…アリバイを証明できねぇのはオメェだけだぞ?」
左右田「い、いやちょっと待てよ!! とりあえず議論しようぜ!議論! なぁ?」
桑田「そ、そうだぜ…こいつが人を殺すとは考えられねぇし…とりあえず話すだけ話してみようぜ…」
霧切「そうね、では左右田先輩がクロかシロか、話し合ってみましょう」
苗木(…何だろう? 違和感を感じる…)
苗木(ひょっとして、僕は気付いているのか?)
霧切「苗木くん…今のあなたならもうわかるでしょう?」
苗木「!」
霧切「この事件の真相が……」
-
- 79 : 2016/11/27(日) 13:00:17 :
- ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[九頭龍の証言〉
[ジュース〉
[グリップ〉
[左右田の証言〉
[モノクマチャイム〉
[モノクマファイル〉
[銃〉
コマンドスキル>>45
九頭龍「捜査中のアリバイがねぇんなら…」
九頭龍「【犯人はお前しかありえない】じゃねえか!!」
小泉「桑田や弐大に罪を着せるために…」
小泉「【ガラスの破片を用意したのも左右田】なの⁉︎」
左右田「イヤイヤ!!俺が犯人って前提で話を進めるな!!!」
ソニア「でも、左右田先輩は誰よりも【ここでの生活に露骨に怯えていました】」
ソニア「そんな方に殺人ができるのでしょうか…?」
左右田「ソニアさん、フォローになってるようななってないような…」
桑田「ぜ、絶対認めねぇかんな!!」
桑田「【お前は殺人なんかしねぇ】だろ⁉︎」
左右田「も、《もちろんだぜソウルフレンド!》」
苗木(この違和感の正体、それは…)
安価>>80
-
- 80 : 2016/11/27(日) 13:21:26 :
- 【モノクマチャイム】→【犯人はお前しかいない】
-
- 81 : 2016/11/27(日) 13:54:54 :
- [モノクマチャイム〉→【犯人はお前しかありえない】
正解!
苗木「それは違うよ!」論破
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「いいや、寧ろ左右田先輩は、誰よりも犯人からは遠い人物なんですよ」
九頭龍「何でそう言い切れるんだ?」
苗木「モノクマ、確かチャイムが鳴ったときに現場を見てたのは誰だった?」
モノクマ「霧切さんと、左右田くんと、小泉さんですね!」
桑田「チャイムって…お前の部屋で流れた奴か?」
苗木「そう、あのチャイムは犯人以外の3人が死体を発見したときに流れる合図なんだ」
苗木「だから、あの3人だけは犯人ではあり得ないんだ!」
モノクマ「まぁ、苗木くんの部屋だけで流れてたので、他の皆さんは知らなくてもしょうがないですね」
不二咲「ってことは……犯人は本当に誰なの…?」
葉隠「あの破片も、動機が発表される前の弐大先輩や桑田っちが持ち込んだとは考えにくいし…」
小泉「だ、誰かガラスを割った人はいないの? ねぇ?」
桑田「いたら既に議題に出てるぜ…」
舞園「ど、どうすれば良いんですか…?」
西園寺「…誰か新しい情報は無いの?」
霧切「…………………」
葉隠「も、もう終わりだべ…おれたちは破滅するんだべ…!!」
九頭龍「落ち着け! まだ何か証拠がある筈だ!」
苗木「…………………」
何となくあった違和感
その正体…わかった気がする
苗木「…単独行動が…」
桑田「ん?」
苗木「一瞬でも単独行動が出来た人なら…いるかもしれないよ」
舞園「単独行動が出来た人が…⁉︎」
左右田「って事は……そいつが犯人なのか?」
苗木「…きっとね」
霧切「苗木くん、あなたのおかげで真実が見えてきたわ」
葉隠「エ? ど、どういう事だべ?」
苗木(あのとき、外の捜査をしたとき……1人で行動することができた人がいる筈だ!!)
苗木「一瞬でも1人になれて、なおかつ行動できた人物……それは…」
人物指名>>82
-
- 82 : 2016/11/27(日) 14:14:33 :
- 九頭龍
-
- 84 : 2016/11/27(日) 15:18:43 :
- 正解!
苗木「九頭龍先輩、あなただけなんです…」
九頭龍「……………………」
九頭龍「ハァ?」
苗木「だって九頭龍先輩は、弐大先輩をトイレの前で待ってたんですよね?」
苗木「だったら、その間にガラスの破片を取りに行くことは可能ですよね」
霧切「私が駅前広場に来たときも、九頭龍先輩は弐大先輩をトイレで待ってた…」
霧切「私が駅前広場にくる前に、ガラスの破片をとったと考えれば、筋が通るわね」
九頭龍「…おい、苗木 今の一言、さっさと撤回しろよ」
九頭龍「さもねぇとタダじゃすまさねぇぞゴラァ!!!」
小泉「ほ、本当に九頭龍が…⁉︎」
九頭龍「待ちやがれ!!それを言うんだったら、弐大だって怪しいじゃねぇか! 単独行動ができたのはあいつも同じだろ!!」
葉隠「そ、それじゃあよ…弐大先輩と九頭龍先輩のどっちが殺したか、議論してみようぜ」
九頭龍「上等だオラァ!!!! ゼッテー後悔させてやるからな…」
-
- 85 : 2016/11/27(日) 15:19:39 :
- >>82 83
よくすぐにわかりましたね…流石です
もし面白かったらお気に入り登録お願いします
-
- 86 : 2016/11/27(日) 15:34:35 :
- 議論 発展!
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[霧切の証言〉
[ジュース〉
[薬莢〉
[銃〉
[ガラスの破片〉
[桑田のアリバイ〉
[左右田の証言〉
コマンドスキル>>45
九頭龍「弐大の容疑はまだ晴れちゃいねーぞ!!!」
九頭龍「トイレにいる間に【トイレの窓ガラスを割った】可能性だってあるじゃねぇか!!」
霧切「でもあのとき、弐大先輩は苦しそうに【トイレに篭ってた】んじゃないんですか?」
弐大「おう、篭ってたわい」
九頭龍「そんなのアテになるかよ!!」
九頭龍「第一俺が犯人だとして…」
九頭龍「どうやってあいつを意図的にトイレに入れたんだよ!!」
西園寺「確かに、【他人の便意をコントロールするなんて無理だよね】〜」
ソニア「だとしたら…本当にどっちが犯人なのですか?」
葉隠「俺っちの占いだと、【弐大先輩が犯人】だったべ」
不二咲「……でも葉隠くんの占いって3割だよね?」
葉隠「ウルセェ!!」
苗木(ここは攻め続けるしかない…!)
安価>>87
-
- 87 : 2016/11/27(日) 16:28:01 :
- 【ジュース】→【他人の尿意を~】
-
- 90 : 2016/11/27(日) 16:44:23 :
- [ジュース〉→【他人の便意をコントロールするなんて無理だよね】
正解!
苗木「それは違うよ!」論破
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「簡単ですよ、西園寺先輩」
西園寺「え? そうなの?」
苗木「ええ、この賞味期限切れのジュースなら…」
桑田「あ、俺が飲んで腹壊した奴か」
葉隠「そういえば、朝日奈っちもジュースを飲んで腹壊してたことがあったな…」
苗木「九頭龍先輩はジュースを持ってたから、意図的に弐大先輩の腹痛を起こす事は出来た筈です」
小泉「そういえば確か、外に捜査に出る前に、九頭龍は弐大を指名して、なおかつジュースも持ってったよね?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
九頭龍「俺は別に誰でも構わないが……弐大、行こうぜ」
弐大「? なんじゃ九頭龍? わしと絡むとは珍しいのう…」
九頭龍「俺だって身の安全は確保したいぜ…冷蔵庫のジュース持ってくぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
霧切「…確かに言ってたわね」
九頭龍「…俺はやってねぇぞ!」
-
- 91 : 2016/11/27(日) 16:53:41 :
- 議論 発展!
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[監視カメラ〉
[銃〉
[巨大な龍の像〉
[ガラスの破片〉
[九頭龍の証言〉
[左右田の証言〉
[霧切の検死結果〉
コマンドスキル>>45
九頭龍「どいつもこいつも御託ばかり並べやがって…!!」
九頭龍「【俺がやったっていう確固たる証拠】はねぇだろ!!」
舞園「でも、あの状況では【九頭龍先輩が犯人としか思えません】」
弐大「しっかし、【あのジュースはワシを嵌めるため】だったとはな…」
九頭龍「黙りやがれ! そもそも…」
九頭龍「【俺が怪しいっていう証拠が他にない】だろ!」
苗木(………………)
安価>>93
-
- 93 : 2016/11/27(日) 21:17:21 :
- ヒントください
-
- 94 : 2016/11/27(日) 21:23:17 :
- 精神力20→18
もしもガラスの破片以外にも凶器が存在するとしたら…?
証拠品と照らし合わせてみましょう
-
- 96 : 2016/11/27(日) 21:26:32 :
- 議論 発展!
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[巨大な龍の像〉
[ガラスの破片〉
[九頭龍の証言〉
[左右田の証言〉
[霧切の検死結果〉
コマンドスキル>>45
九頭龍「どいつもこいつも御託ばかり並べやがって…!!」
九頭龍「【俺がやったっていう確固たる証拠】はねぇだろ!!」
舞園「でも、あの状況では【九頭龍先輩が犯人としか思えません】」
弐大「しっかし、【あのジュースはワシを嵌めるため】だったとはな…」
九頭龍「黙りやがれ! そもそも…」
九頭龍「【俺が怪しいっていう証拠が他にない】だろ!」
苗木(………………)
安価>>97
-
- 97 : 2016/11/27(日) 21:30:41 :
- 【巨大な龍の像】→【俺が怪しいっていう証拠が他にない】
かな?
-
- 98 : 2016/11/27(日) 21:58:40 :
- [巨大な龍の像〉→【俺が怪しいっていう証拠が他にない】
正解!
苗木「それは違うよ!」論破
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「九頭龍先輩、もしかして…」
苗木「あのガラスの破片以外に、凶器があるんじゃないですか?」
九頭龍「…なん…だと?」
苗木「不二咲さん、君が言いかけた事が、ずっと引っかかっていたんだ」
不二咲「え、わ、私が?」
苗木「外の捜査から帰ってきて、君はこう言ってたよね?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ソニア「ごめんなさい…外は結構広いものですから、中々犯人に繋がるものが見当たらなくて…」
不二咲「強いて言うなら、龍の像の牙が…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
苗木「あのとき、本当はなんて言おうとしたの? 不二咲さん」
不二咲「………確か、龍の像の牙が…」
不二咲「前見たときと違って、無くなってたんだよね…」
霧切「牙が無くなってた…?」
苗木「そう、あの龍の像は、牙の部分が欠けていたんだ」
苗木「ガラスの破片は、桑田くんや弐大先輩に罪を着せるためのフェイクに過ぎなかったんだ」
苗木「不二咲さんの言っていた牙…これこそが犯人が持ち込んだ凶器なんじゃないかな?」
九頭龍「………………………」
苗木「九頭龍先輩、反論はありますか?」
九頭龍「…あるに決まってんだろ!!通るかそんな滅茶苦茶な推理!!!」
九頭龍「なんでそもそもそんな回りくどいことをしなくちゃいけねぇんだよ! ガラスの破片でそのまま仕留めればいいだろうが!!」
霧切「あなたは足がつく事を警戒したんじゃ無いんですか?」
九頭龍「…ハァ⁉︎」
霧切「ガラスの破片で本当に殺害したら、その事実がどこかでボロを出すかもしれない…」
霧切「もしくは、『そんな回りくどい方法を使う必要が無い』と私たちに思わせて、議論を停滞させるための工作だとしたら…多少強引でも辻褄が合うわ」
九頭龍「ふ…ふざけやがってエエェ!!!!」
-
- 99 : 2016/11/27(日) 22:08:26 :
- 議論 発展!
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[部屋の捜査結果〉
[銃〉
[大神の証言〉
[九頭龍の証言〉
コマンドスキル>>45
九頭龍「強引な推理ばっかり押し付けやがって…!!」
九頭龍「【まだ弐大が犯人の可能性がある】だろ!!!」
西園寺「ほーんと諦め悪いね〜」
桑田「どうせガラスの破片の事は、【俺を嵌める罠】程度にしか考えてなかったんだろ?」
大神「という事は、【朝日奈を脅す為の凶器がその牙】という事か?」
九頭龍「そもそもよく考えろ!」
九頭龍「………………」
小泉「な、何よ! 黙ってないでなんか言いなさいよ!!!」
九頭龍「あんな高いところの牙を、背の低い俺がどうやってとるんだよ!」
弐大「確かに、あの高さでは…」
弐大「【取れるのはワシと大神ぐらいしかいない】な…」
舞園「現場周辺には、踏み台の様なものはありませんでした」
左右田「エ⁉︎ って事は、本当に弐大か犯人なのか⁉︎」
苗木(いや、方法は他にもあったはずだ…!)
>>100
-
- 100 : 2016/11/27(日) 22:22:14 :
- 【銃】→【取れるのはワシと大神ぐらいしかいない】
-
- 102 : 2016/11/27(日) 22:31:54 :
- 薬莢
にしても九頭龍お前ぇ!!!!
ペコか!?ペコのためか!?
-
- 103 : 2016/11/27(日) 22:45:57 :
- [薬莢〉
正解!
苗木「これだ!」解
苗木「駅前広場に落ちていた薬莢ですよ」
ソニア「ハッ! 確かに落ちてましたね!」
九頭龍『ふざけてんじゃねぇぞコラァ!!』反論
九頭龍「ここまで俺をコケにしやがって…」
九頭龍「指の2、3本じゃすまねぇぞ!!覚悟は出来てんだろうなァ!!!」
苗木「……反論があるなら、僕が相手になります!」
九頭龍「喧嘩売ってんのか…いい度胸してるぜ…」
苗木(みんなの為にも、自分の為にも負けたく無い…!!)
苗木(その為には……九頭龍先輩の犯行を立証するしかない!!!)
-
- 109 : 2016/11/28(月) 07:00:49 :
- 3か…
-
- 111 : 2016/11/28(月) 07:34:51 :
- ー[霧切の検死結果〉【発砲音でばれるだろ】
-
- 113 : 2016/11/28(月) 08:04:55 :
- ー[ガラスの破片〉【発砲音でばれるだろ】
-
- 116 : 2016/11/28(月) 13:26:09 :
- でも像は外にあるんだよね…
じゃあこの推理は違うな…
ヒント下さい…もう無理かな
-
- 117 : 2016/11/28(月) 22:44:19 :
- 一応ヒントとりますね
精神力18→16
銃の音を消す物といったら…?
実は手元にある
-
- 118 : 2016/11/28(月) 22:48:07 :
言刃
ー[ダイイングメッセージ〉
ー[九頭龍の証言〉
ー[グリップ〉
ー[左右田の証言〉
ー[監視カメラ〉
苗木「だったら、なんで牙は消えたんですか?」
九頭龍「んだと…?」
苗木「あの像の牙が無くなってる事が何よりの証拠じゃないですか!」
九頭龍「舐めた口利いてんじゃねぇぞ!!第一なぁ…」
九頭龍「そのまま撃ったら、【発砲音でばれるだろ】!!!」
言刃で斬れ!
安価>>119
-
- 119 : 2016/11/28(月) 23:47:16 :
- ー[グリップ〉【発砲音でばれるだろ】
-
- 120 : 2016/11/29(火) 11:18:57 :
- ー[グリップ〉→【発砲音でばれるだろ】
正解!
苗木「その言葉、斬らせてもらう!」斬
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「もしかして…」
苗木「銃の音を消す道具を使ったんじゃないですか? 九頭龍先輩」
九頭龍「…⁉︎」
不二咲「どういう事?」
苗木「サイレンサーだよ 不二咲さん」
左右田「サイレンサーって…銃口につけて、発砲音を抑える道具だよな?」
左右田「………ああああああっ!!!!」
苗木「そう、あのハンマーのグリップの正体は、銃のサイレンサーだったんだ!」
ソニア「だから、ハンマーから簡単に抜けるように出来てたんですね!」
九頭龍「……こ、こじつけなんか認めねぇぞ!!だったら証明しやがれ!!」
モノクマ「ハイ! そう言うと思いまして…」
モノクマ「ここに用意しましたー!!」
九頭龍「なっ…⁉︎」
モノクマ「それでは、楽しい実験企画、参りましょ〜う!」
-
- 121 : 2016/11/29(火) 15:58:53 :
- モノクマは突然、お笑い芸人みたいな格好に着替え、サングラスをかけ、両手に銃とハンマーのグリップを持った
モノクマ「I have a gun I have a grip」
モノクマ「oh! silencer gun!」
不二咲「ほ、本当だ…間違いなくサイレンサーだよ!」
左右田「ああ、何処かで見た事あったんだが、ありゃ間違いねぇ」
霧切「あれを一目でサイレンサーと見分けられる人物…限られてるわね」
九頭龍「……………………………………」
苗木「どうですか、九頭龍先輩 何か反論があるなら…」
九頭龍「………黙れ」
九頭龍「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!! さっきから舐めやがって!!!!ふざけてんじゃねぇぞ!!!」
西園寺「ふーん、それじゃあ反論はあるんだ〜?」
九頭龍「黙ってろチビが!!!!!!!殺されてぇのか⁉︎ あ“あ“ん“!!!!??」
九頭龍「こんなの全部憶測だ空想だ作り話だ推論だ妄想だでっち上げだ間違いだ!!!!」
霧切「…もう終わりのようね…」
九頭龍「ハァ…だったら反論の一つくらい……見せてやるよ!!!」
霧切「?」
-
- 122 : 2016/11/29(火) 16:09:26 :
- 議論 発展!
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[九頭龍の証言〉
[朝日奈のドーナツ〉
[桑田のアリバイ〉
[ガラスの破片〉
[大神の証言〉
[ハンマー〉
[グリップ〉
[ダイイングメッセージ〉
[ダイイングメッセージの偽装疑惑〉
[霧切の検死結果〉
[モノクマファイル〉
[モノクマチャイム〉
[薬莢〉
[ジュース〉
[巨大な龍の像〉
九頭龍「そもそもよぉ……俺が朝日奈を殺したっつう凶器の話だが……」
九頭龍「あれは【現場から見つかったのか】?」
霧切「……【見つかってない】わ」
小泉「え…そうなの⁉︎」
葉隠「い、いや‼︎ きっと九頭龍先輩の部屋にあるはずだべ‼︎」
左右田「た、確かそこも探したけど…」
桑田「…【そこでも何も見つからなかった】ぜ?」
西園寺「外はどうなの〜?」
舞園「あったら議題に出してますよ!」
九頭龍「そうだ! 俺が朝日奈を殺した凶器を見つけない限り…!!」
九頭龍「俺が犯人なんてありえねぇんだよ!!!」
九頭龍「【凶器なんてどこにも無い】んだからなァ!!!」
-
- 124 : 2016/11/29(火) 16:13:28 :
- 苗木(……………………………)
こんな時、成歩堂さんならどうする?
僕を助けたあの時の成歩堂さんなら……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
成歩堂「そう、【発想の逆転】だよ」
成歩堂「【犯人が現場にいたことを示す】のではなく…【犯人が現場にいなければならない理由】を考えるんだよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そうだ、発想の逆転だ!
証拠品が無くても…先入観を捨てて発想を変えれば………
答えは見える!!
-
- 125 : 2016/11/29(火) 16:15:48 :
- オートスキル【発想の逆転】をゲットしました
【発想の逆転】
記憶した言弾が逆転する
-
- 126 : 2016/11/29(火) 16:17:00 :
-
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[九頭龍の証言〉
[朝日奈のドーナツ〉
[桑田のアリバイ〉
[ガラスの破片〉
[大神の証言〉
[ハンマー〉
[グリップ〉
[ダイイングメッセージ〉
[ダイイングメッセージの偽装疑惑〉
[霧切の検死結果〉
[モノクマファイル〉
[モノクマチャイム〉
[薬莢〉
[ジュース〉
[巨大な龍の像〉
九頭龍「そもそもよぉ……俺が朝日奈を殺したっつう凶器の話だが……」
九頭龍「あれは【現場から見つかったのか】?」
霧切「……【見つかってない】わ」
小泉「え…そうなの⁉︎」
葉隠「い、いや‼︎ きっと九頭龍先輩の部屋にあるはずだべ‼︎」
左右田「た、確かそこも探したけど…」
桑田「…【そこでも何も見つからなかった】ぜ?」
西園寺「外はどうなの〜?」
舞園「あったら議題に出してますよ!」
九頭龍「そうだ! 俺が朝日奈を殺した凶器を見つけない限り…!!」
九頭龍「俺が犯人なんてありえねぇんだよ!!!」
九頭龍「【凶器なんてどこにも無い】んだからなァ!!!」
苗木(あの言葉を逆に考えるんだ!! そうすれば…自然と答えは出る!!!)
言弾記憶>>127
-
- 127 : 2016/11/29(火) 16:33:10 :
- 富t…小泉フラッシュ!(スキル:フラッシュ発動)
-
- 128 : 2016/11/29(火) 16:56:46 :
- コマンドスキル【フラッシュ】発動!
精神力16→13
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[九頭龍の証言〉
[朝日奈のドーナツ〉
[桑田のアリバイ〉
[ガラスの破片〉
[大神の証言〉
[ハンマー〉
[グリップ〉
[ダイイングメッセージ〉
[ダイイングメッセージの偽装疑惑〉
[霧切の検死結果〉
[モノクマファイル〉
[モノクマチャイム〉
[薬莢〉
[ジュース〉
[巨大な龍の像〉
九頭龍「そもそもよぉ……俺が朝日奈を殺したっつう凶器の話だが……」
九頭龍「あれは現場から見つかったのか?」
霧切「……見つかってないわ」
小泉「え…そうなの⁉︎」
葉隠「い、いや‼︎ きっと九頭龍先輩の部屋にあるはずだべ‼︎」
左右田「た、確かそこも探したけど…」
桑田「…そこでも何も見つからなかったぜ?」
西園寺「外はどうなの〜?」
舞園「あったら議題に出してますよ!」
九頭龍「そうだ! 俺が朝日奈を殺した凶器を見つけない限り…!!」
九頭龍「俺が犯人なんてありえねぇんだよ!!!」
九頭龍「【凶器なんてどこにも無い】んだからなァ!!!」
苗木(あの言葉を逆に考えるんだ!! そうすれば…自然と答えは出る!!!)
言弾記憶>>129
-
- 129 : 2016/11/29(火) 17:05:42 :
- 【凶器なんてどこにも無い】
-
- 130 : 2016/11/29(火) 17:10:50 :
- 【凶器なんてどこにも無い】
【発想の逆転】発動!
[凶器なんてどこにも無い〉
↓
[凶器は今も犯人が持っている〉
ーーーーノンストップ議論 開始!ーーーー
言弾>>44
[九頭龍の証言〉
[朝日奈のドーナツ〉
[桑田のアリバイ〉
[ガラスの破片〉
[大神の証言〉
[ハンマー〉
[グリップ〉
[ダイイングメッセージ〉
[ダイイングメッセージの偽装疑惑〉
[霧切の検死結果〉
[モノクマファイル〉
[モノクマチャイム〉
[薬莢〉
[ジュース〉
[巨大な龍の像〉
[凶器は今も犯人が持っている〉
九頭龍「そもそもよぉ……俺が朝日奈を殺したっつう凶器の話だが……」
九頭龍「あれは現場から見つかったのか?」
霧切「……見つかってないわ」
小泉「え…そうなの⁉︎」
葉隠「い、いや‼︎ きっと九頭龍先輩の部屋にあるはずだべ‼︎」
左右田「た、確かそこも探したけど…」
桑田「…そこでも何も見つからなかったぜ?」
西園寺「外はどうなの〜?」
舞園「あったら議題に出してますよ!」
九頭龍「そうだ! 俺が朝日奈を殺した凶器を見つけない限り…!!」
九頭龍「俺が犯人なんてありえねぇんだよ!!!」
九頭龍「【凶器なんてどこにも無い】んだからなァ!!!」
苗木(これで最後だ…!)
>>131
-
- 131 : 2016/11/29(火) 17:16:29 :
- [凶器は今も犯人が持っている〉 【凶器なんてどこにも無い】
-
- 132 : 2016/11/29(火) 17:27:20 :
- [凶器は今も犯人が持っている〉→【凶器なんてどこにも無い】
正解!
苗木「それは違うよ!」論破
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
苗木「…だったら、先入観を捨てましょう」
九頭龍「…先入観…?」
左右田「そんなん言っても、どこにあるんだよ⁉︎」
苗木「いくら探しても凶器が見つからないなら………」
苗木「犯人が今も持ってる……そう考えるのはどうかな?」
九頭龍「うう……ううう………………」
九頭龍「……………………………………」
九頭龍「……俺の負けだ…ほらよ」
大神「それは……‼︎」
苗木「それが、朝日奈さんの命を奪った凶器なんですね? 九頭龍先輩」
九頭龍「ああ…」
ソニア「そんな…………こんな事って…‼︎」
苗木「それじゃあ、最後に事件を一通りまとめますね」
-
- 133 : 2016/11/29(火) 17:43:00 :
- ーーーーーークライマックス推理ーーーーーー
ACT.1
苗木「今回の動機を見て犯行を決意した犯人は、まず銃とグリップ…いや、サイレンサーを持って、弐大先輩を誘って外の捜査に乗り出したんだ」
苗木「駅前広場を一通り捜査した後、犯人は持ち込んできた賞味期限切れのジュースを使って、弐大先輩を強制的にトイレに行かせたんだ」
ACT.2
苗木「その間に、桑田クンや弐大先輩に罪を着せるためのガラスの破片、そして巨大な龍の像の牙を、サイレンサーを付けた銃で撃ち落としたんだ 薬莢の出所は、間違いなくここだね」
苗木「その後、何も知らないふりをして戻ってきた犯人は、夜時間を待ったんだ」
ACT.3
苗木「そして、朝日奈さんの部屋に行って、彼女に凶器を突きつけた しかし朝日奈さんは咄嗟にハンマーを持ち出したんだ」
苗木「しかしハンマーは無辺世界へ飛んで、監視カメラに激突 犯人は武器を持たない朝日奈さんをベッドに押し倒して、首をその牙で刺したんだ」
ACT.4
苗木「そして、『牙を使った』という痕跡を残さないために、牙の代わりに朝日奈さんのナイフを首に刺し直して、朝日奈さんの腰を刺し、ダイイングメッセージを偽装し、さらにガラスの破片に血を塗った」
苗木「犯人はその後、どうやって知ったのかは知らないけど、不二咲さんの部屋が空いてることに気づいた せっかくだから不二咲さんにも罪を着せようとしたんだね」
苗木「こんな犯行ができるのは、この中でたった1人……!」
苗木「九頭龍先輩…!!!あなただけなんです!!!」
ーーーーーーーーBREAK!ーーーーーーーー
-
- 134 : 2016/11/29(火) 17:53:50 :
- 九頭龍「…………」
霧切「ここまで回りくどい犯行をしたのも、議論を停滞させる為ですか?」
九頭龍「その通りだ……牙を使ったのも、『俺の身長じゃあ届かない』と思わせる為だ」
小泉「本当に…あんたが殺したの?」
九頭龍「……なんども同じことを確認するな」
左右田「何でだよ!!!わかんねぇよ!!!」
左右田「お前は…いつも1人だけど、いざとなったら頼れる優しいやつじゃなかったのか⁉︎」
弐大「あの優しさも……全て嘘だったとでも言うのかああああ!!!!!!!!」
九頭龍「…お前らの言うほど、俺はでかい人間じゃあねぇんだよ」
九頭龍「おい、モノクマ さっさと始めろよ」
モノクマ「はい? 何を?」
九頭龍「決まってんだろ!!!投票って奴だよ!!!」
モノクマ「ハッ!…失礼いたしました!」
モノクマ「では、投票の結果暴かれるのは誰なのか、その答えは正解なのか不正解なのか〜?」
モノクマ「張り切って参りましょう!!投票たーーイム!!」
投票結果:
超高校級の極道 九頭龍冬彦
ーーーーーーー学 級 裁 判ーーーーーーーー
ーーーーーーー 閉廷 ーーーーーーーー
-
- 135 : 2016/11/29(火) 18:36:11 :
- モノクマ「だいせいかーーーい! 今回朝日奈葵さんを殺したのは、超高校級の極道、九頭龍冬彦くんでした!!」
小泉「……どうして殺したの?」
九頭龍「言うまでもねぇ、あの動機だよ」
西園寺「…家族を守るためってわけ?」
九頭龍「あの写真には、お前らのよく知ってる顔もあったぜ?」
九頭龍先輩は、懐から一枚の写真を取り出した
ソニア「こ、この方は…ペコさん!」
弐大「まさか辺古山も狙われていたとはな…」
九頭龍「……自分の身惜しさにあいつを見殺しにするわけには行かなかったんだ……だから殺した」
左右田「……でもみんなそれに耐えて、全員でここから出ようって頑張ってたんだぞ!!」
九頭龍「ここから出る道なんて無い」
左右田「!!!」
九頭龍「あったらこんな事しねぇよ…」
モノクマ「うぷぷぷ…それにしても面白いよね〜♪」
桑田「…この状況で笑うとかどんな神経してんだよテメェ……!!!!」
霧切「やめておきなさい、桑田くん あなたも校則違反で死ぬつもり?」
桑田「………クソが!!」
モノクマ「だって、彼はいつも一匹オオカミぶってた割には、『他人のため』っていう動機で殺人を犯したんだもーん♪ 笑いたくなるよね〜、うぷぷぷ」
モノクマ「僕にはお見通しだよ〜 君って誰よりも人に依存するタイプでしょ?」
九頭龍「………………」
モノクマ「だって君の才能は『超高校級の極道』でしょ? それって1人で成立する才能じゃないよね? 回りに誰かがいて初めて花開く才能だよね?」
モノクマ「…一人じゃなにもできない癖に、完全犯罪なんか試みたって無駄なんだよ、無駄無駄」
九頭龍「……お前の言う通りだな」
モノクマ「ほよ?」
九頭龍「結局、いつでも俺の周りには頼れる人間がいた 親父の同僚、ペコ、妹…そして親父」
九頭龍「そんな連中の支えがなくちゃなにも出来ねぇのに…そんな自分に嫌気がさして、いつも一匹オオカミごっこをしてた 一人でなんでもできるって見せつけたかっただけなんだ……」
九頭龍「…でも結局俺は、一人じゃなにも出来やしねえな……殺人だろうとなんだろうと」
小泉「そんな……」
モノクマ「まぁ、誰よりも他人にすがって生きてる君にはピッタリの動機だったね」
大神「お主がいくら後悔しても………あの元気で明るい朝日奈は二度とは戻らん」
大神「どんな理由であれ……朝日奈の未来を理不尽に奪ったお主を赦すわけにはいかない」
九頭龍「………恨んでくれたっていいぜ」
弐大「ううう…うううううう!」
九頭龍先輩の目は、正気で、どこか生き物のようではなかった
証言台に両手を掛け、深々と頭を下げていた
糸の切れた操り人形みたいに、ただただその瞳は地面を、虚空を眺めていた
ふと、その地面に雫が落ちた
九頭龍「朝日奈…! 大神…! みんな!!!本当に、すまなかった!!!!!!!!」
九頭龍「…ペコ……ごめんな……」
磨り減ったビデオテープのような途切れそうな声で、九頭龍先輩は呟いた
その声は、誰の耳にも届かず、九頭龍先輩の涙とともに消えた
-
- 136 : 2016/11/29(火) 18:54:15 :
- モノクマ「はい! それでは今回は見事にクロを突き止めたので……九頭龍冬彦くんだけがおしおきを受けまーーす!」
苗木「⁉︎」
おしおき
朝日奈さんを殺した九頭龍先輩には、モノクマによる公開処刑 が執行される
小泉「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!! 」
弐大「全ては貴様が仕組んだ事だろうが!!!!なぜ九頭龍を殺る必要があるんじゃあああああ!!!!」
モノクマ「いや? 殺したのも計画したのも九頭龍くんでしょ? しょうがないじゃん、お約束だよ」
ソニア「そんな…あんまりですわ!」
九頭龍「やめろ!!!!!!!!」
ソニア「⁉︎ …九頭龍さん?」
九頭龍先輩の突然の喝で、騒いでいた周囲が一瞬にして静まり帰った
九頭龍先輩の目に色が戻った
どうやら覚悟を決めたようだ
桑田「ちょ、ちょっとまってくれよ!」
九頭龍「俺は極道だ…言われなくてもケジメの付けかたぐらいわかる!!」
舞園「そんな…!怖くないんですか⁉︎」
九頭龍「怖いに決まってんだろ!!!だがなぁ…ケジメは怖い怖くないの問題じゃねぇんだ!!!!」
苗木「…やめてよ」
苗木「もう……たくさんだよ、こんな事って………」
モノクマ「いや、これルールだし、本人もOKしてるんだから全然いいっしょ?」
九頭龍「……上等だ! 来い、来いよ!」
西園寺「…………なんでこんな事…」
左右田「や、やだ…嫌だ、やめろーーーーー!!!!」
モノクマは無慈悲な笑みを浮かべ、ハンマーでボタンを押した
コミカルな音とともに、ボタンについた液晶画面に、8bitゲームのような映像が流れる
クズリュウくんが クロにきまりました
おしおきをおこないます
九頭龍先輩は、首輪のようなものに掴まれ、遠くへと引っ張りだされた
-
- 137 : 2016/11/29(火) 19:04:09 :
- 伝説の男、最期のケジメ
超高校級の極道 九頭龍冬彦のおしおき
九頭龍先輩は、とある高層ビルの一室に連れ出された
煌びやかな部屋だ ここに前住んでた人間が贅沢な暮らしをしてたのがすぐにわかる
そこにドアを蹴破り、チンピラのような格好をしたモノクマの集団が現れ、九頭龍先輩に襲いかかる
『超高校級の極道』というだけあって、喧嘩の強さは桁違いだ
次々と殴り飛ばされるモノクマ軍団達
バットや銃を持ったモノクマすらも、あっさり倒してしまった
しかし、どんどんモノクマは増える
九頭龍先輩も息を切らし、汗をかいていた
ふと、そこでヤクザのような格好のモノクマが現れる
彼は九頭龍先輩に拳銃をプレゼントし、その場を離れた
九頭龍先輩は、その拳銃を持って大量のモノクマ達を一掃した
素手で戦うよりもはるかに効率的だ
九頭龍先輩が最後のモノクマを撃ち抜いた
何故かそのモノクマには、お腹にタイマーのようなものが付いていた
九頭龍先輩は疑問に思った表情を見せた
そしてタイマーのカウントが止まり
ドゴオオオオオオオン
ビルが大爆発し、九頭龍先輩はモノクマ軍団もろとも木っ端微塵になった
ビルからは金が舞い降り、下でモノクマ軍団が拾い集めていた
-
- 138 : 2016/11/29(火) 20:55:51 :
- モノクマ「ヒャッホーウ!!!!エクストリーーーム!!!!」
苗木「……………………」
言葉を失った
たった今、目の前で九頭龍先輩が処刑されたのだ
厳しくて、でもリーダーシップがあって、優しかった九頭龍先輩は、たった今永遠に過去のものとなった
桑田「…お、おい…あいつはどうなったんだよ…」
モノクマ「もちろん死にました! オマエラの目の前で!」
ソニア「…本当に死んだんですか?」
不二咲「なんで…? どうしてこんな事する必要があったの…?」
モノクマ「何度も言うけど、僕はルールは遵守するからね ルール通りにおしおきしないと意味がないんですよ」
左右田「何でだよ!!! あいつを殺す必要なんてどこにあるんだっつってんだよ!!!!」
モノクマ「…?九頭龍くんを殺したのはオマエラじゃないの?」
苗木「⁉︎」
モノクマ「だって、九頭龍くんに死んでほしくなかったら、オマエラが九頭龍くん以外の人間に投票すればよかったじゃーん」
葉隠「冗談じゃねぇ! それじゃ全員死んじまうぞ⁉︎」
モノクマ「だったらさぁ…外の世界の未練なんて断ち切ってここで一生生活すれば? そうすればもうだれも死なずに済むんだよ?」
西園寺「そんなに人を殺すのが好きならあんたが死ねばいいじゃん」
モノクマ「……自分が死ぬ、ねぇ……」
霧切「…今の間は何?」
モノクマ「いえいえ、何でもありません! それじゃあ裁判も終わった事だし、僕はここでお暇させてもらうよ! バイバーイ!」
桑田「……おい、苗木 戻ろうぜ」
苗木「………………」
桑田「ここにいても仕方ねぇし、さ ほら、行こうぜ」
苗木「………………」
バタン
桑田「ちょっ、苗木? おい苗木! 苗木!!」
-
- 139 : 2016/11/29(火) 21:37:42 :
- ………………………
ん、んん………
霧切「目が覚めたのね、苗木くん」
苗木「霧切さん…? 僕はどうしてここに…?」
気がつくと、霧切さんの部屋に僕はいた
霧切「あの裁判の後、気を失ったのよ 桑田くんが運んでくれたんだから、彼に感謝しなさい」
苗木「うん…霧切さんも、ありがとう」
霧切さんの一言で、僕は失いかけてた記憶をみるみると取り戻した
同時に、吐き気を催すほどの強い罪悪感に襲われた
霧切「苗木くん? また顔色が悪くなってるわよ?」
苗木「うん、大丈夫…大丈夫だから」
霧切「…ひょっとして、九頭龍先輩の事、後悔してるの?」
苗木「え…?」
図星だった
あまりにも的確に当てるものだから、思わずアホな声を出してしまった
苗木「…うん、後悔してる」
霧切「あなた一人で抱え込む必要は無いのよ これは私たちが選んだ結論なのだから」
苗木「でもそのきっかけを作ったのは僕だ」
苗木「みんなを守ると言う免罪符をつけて、九頭龍先輩を殺したんだ!」
霧切「それは違うわ」
苗木「?」
霧切「あなたは朝日奈さんが死んだという真実と真剣に向き合っただけ…朝日奈さんの親友としてなすべきことをしただけなのよ」
苗木「なすべきことって何だよ! みんなを救うために誰かを処刑台に送ることなの!?」
苗木「朝日奈さんだって……そんなの望んでるわけない!!」
霧切「苗木くん!!」
苗木「え…」
霧切「私は、あなたに感謝してるわ」
霧切「あなたがいなかったら、この事件は解決せず、私たち全員が死んでたのよ」
霧切「きっと、他のみんなもあなたに感謝してるわ」
霧切さんが、僕と目を合わせて僕と向き合っている
端正な顔立ちに、思わずクラっとする
霧切「思い出してね あなたが辛い時は、いつでも周りに誰かがいるわ」
霧切さんは、優しく微笑んだ
霧切さんのこんな優しい笑顔を見たのは初めてだった
苗木「霧切さん………」
僕はベッドから起きた
霧切「どうしたの? まだしばらく安静にしてなさい」
苗木「大神さんって今どこにいますか?」
霧切「朝日奈さんの部屋よ」
苗木「僕、ちょっと行ってくる」
霧切「苗木くん…?」
霧切さんの部屋を出て、僕は失いかけてた前向きな気持ちをエンジンにして走り出した
-
- 140 : 2016/11/29(火) 21:49:28 :
- 苗木「大神さん? 入っていい?」
大神「苗木か……入れ」
朝日奈さんの部屋に入った
苗木「あれ? 朝日奈さんの遺体は…」
大神「我がきた時には既になかった」
朝日奈さんの亡骸は、裁判の間にとっくに回収されていたらしい
綺麗サッパリ事件に関するものが撤去され、朝日奈さんの部屋には事件が起こる前の雰囲気と、少しの血生臭さが残ってた
どうやら、もう朝日奈さんと顔を合わせることもできないらしい
大神さんは、朝日奈さんの持っていたドーナツの袋を見ていた
大神さんは、どこか物思いにふける横顔だった
苗木「…大神さん、ドーナツ食べる?」
大神「いいのか…? 朝日奈の物だが…」
苗木「きっと朝日奈さんも、大神さんに食べてもらいたいって思ってるよ きっとね」
大神「…では、一つ貰っておこう」
ドーナツの袋に手を突っ込んだ時、大神さんは何か別のものがあることに気がついた
大神「? これは…」
大神さんは、ドーナツの袋からそれを取り出した
そこには、大神さん宛ての朝日奈さんの手紙が入ってた
苗木「手紙…? なんでこんなものがドーナツの袋の中に……?」
大神「我宛てのようだが、とりあえず広げてみるか…」
-
- 141 : 2016/11/29(火) 22:07:24 :
- さくらちゃんへ
さくらちゃんがこの手紙を読んでる時は、私は多分この世にいません。
私は、この後自殺しようと思います。
なんでそんなことをするのかというと、みんなを守る為です。
10日以内に誰かが死なないと、みんなの家族が危ないからです。
だから、余り悲しまないでね。
…って言っても、さくらちゃんは優しいから悲しんじゃうよね。
この数日間、外の捜査をしても、出口は全く見つからなかったね。
そんな中、モノクマがみんなに動機を配って、私はパニックになりました。
でも、私が一番怖かったのは、それで本当に誰かが殺し合いを始めることなの。
そうしたら、余計な犠牲者が増えちゃうから…だけど、私一人が死んで、みんなの殺し合いを止めることが出来るのなら、私はすごく怖いけど、自殺を選びます。
ごめんなさい、さくらちゃん。
私が死体を見て落ち込んでた時は、寄り添って励ましてくれたね。
本当にありがとう、さくらちゃん、苗木。
あのときはさくらちゃんの優しさを踏みにじってしまって、ごめんなさい。
そして、私に前向きな気持ちを取り戻させてくれた苗木に、ありがとうって伝えてください。
最後になりますが、絶対にみんなで生き残って下さい。
私は例えどんな結果が待っていても、ずっと上からみんなのことを見守り続けたいと思います。
大親友のさくらちゃん、本当に今までありがとう。朝日奈 葵
-
- 142 : 2016/11/29(火) 22:15:28 :
- 大神「……バカ……な…」
苗木「…おかしいと思ったんだ」
苗木「ドーナツを食べて油断していた朝日奈さんが、何ですぐに凶器を持って応戦出来たのか…」
苗木「きっと、その凶器で自殺を図ったんだと思うな……ドーナツはきっと最後の晩餐だったんだよ」
大神「……………………………我は親友失格だ」
苗木「大神さん…?」
大神「朝日奈がこんなに強く抱え込んでいるのに…何故我は気付いてあげれなかったのだ…」
苗木「…大神さん 大神さんは一人じゃないよ」
苗木「僕も、もっと早く気づいてあげるべきだった…なのに朝日奈さんを助けられなかった」
大神「………我を慰めるのか?」
苗木「大神さんの傷は、僕の傷なんだ だから大神さんが辛い時も、僕がそばにいる」
大神「……苗木」
大神さんは座ったまま、俯いた
大神さんは、悲しかったのか、悔しかったのか、うれしかったのか…
表情から読み取ることはできなかった
だけど、全ての感情はその背中に写っていた
大神さんは、涙を一滴流した
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- 143 : 2016/11/29(火) 22:21:54 :
- 大神「……苗木」
苗木「何?大神さん」
大神「…絶対に生き残ろう 親友の想いに応えるためにも」
苗木「うん、絶対に生き残ろうね」
僕と大神さんは、握手を交わした
僕は再び、自分が一人じゃないということを思い出した
あの時僕が殺人を踏みとどまったのも、朝日奈さんと、桑田クンと、大神さんと、みんなのお陰だった
これから先、辛いことがあっても、必ず乗り越えよう
そして、絶対にここから出よう
そう胸に決意した
ありがとう、朝日奈さん
PS
さくらちゃんだけに、私の秘密を教えます。
私は、苗木 誠 が好きです。
でも、このことはみんなに秘密にしておいてね。
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- 144 : 2016/11/29(火) 22:27:09 :
小泉「………………………」
小泉真昼は怯えていた
小泉「どうすれば…どうすればいいの……?」
震える手に持った家族の写真に、何度も問いかけた
しかし震えは止まらない
どうしても、死の恐怖が心をつきまとう
小泉「……嫌だ……嫌だよ……死にたくないよ…………」
小泉真昼は涙を流した
ベッドに突っ伏し、しばらく泣き続けた
ふと、顔を起こした
小泉「………………」
小泉「……殺すしか無いの…? 誰かを………」
西園寺「……小泉おねぇ?」
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- 145 : 2016/11/29(火) 22:31:18 :
- 春の都会は、『期待の新人』という看板を背負ったサラリーマンが街の中を駆けずり回ってる
前のタクシーに乗ってる人も、見た目10〜20代くらいだろうか
運転手「いや〜、都内もようやく桜が満開の季節ですね〜 うちの故郷は金沢なんですが…」
僕は運転手の軽い小話を無視し、先を急がせる
いつもだったら適当に相槌を打ってるが、生憎そんな余裕はない
東京の信号は青に変わるのが早いためか、それとも平日の午前中にも関わらず車の通りがすくなかったためか、タクシーはやけにスイスイ進んでいた
目的地に着いた
今日はいつもより門の前が騒がしかった
運転手「お客様、着きましたよ 希望ヶ峰学園前です ああ、代金は5,000円ですね」
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- 146 : 2016/11/29(火) 22:36:16 :
- 私立希望ヶ峰学園
平凡な僕には一生縁の無い場所だと思っていたが
どうやらそうもいかないようだ
僕は髪の毛を整える
娘の写真が入ったロケットペンダントを大事にポケットの中にしまった
代金を渡して、タクシーを降りる
成歩堂「苗木くん……どこに行ったんだい?」
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- 147 : 2016/11/29(火) 22:38:55 :
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逆転ロンパ〜絶望と希望と逆転と〜
Chapter2−2
『ぜつぼうタウン』 非日常編
おわり
生き残りメンバー 12人
苗木誠
桑田怜恩
葉隠康比呂
不二咲千尋
舞園さやか
霧切響子
朝日奈葵 【dead】
大神さくら
左右田和一
九頭龍冬彦 【dead】
弐大猫丸
西園寺日寄子
小泉真昼
ソニア・ネヴァーマインド
???
???
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- 148 : 2016/11/29(火) 22:41:19 :
- Chapter2 何とか完結です!
これまでの応援コメント、安価、お気に入り登録ありがとうございます!!
Chapter3はまた少し先になりそうですが、ぜひこれからも応援よろしくお願いします!!
面白かったらお気に入り登録をお願い致します(重要だから何度でも言う)
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- 149 : 2016/11/29(火) 22:45:02 :
- お疲れ様です!!
面白かったです!!!
え…ほんとに誘拐なの?
成歩堂視点とかもくるのか?(絶望的事件で殺されたかと思ってた人←
三章全力待機です!!
???の二人はあの姉妹なのか?違うだろうなぁ
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- 150 : 2016/11/30(水) 13:04:59 :
- ちょっとアンケートとります
ここまでの逆転ロンパの素直な感想を書き込んで欲しいです
今後の参考にしたいので
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- 151 : 2016/12/01(木) 08:48:49 :
- ………………………
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- 152 : 2016/12/01(木) 13:59:28 :
- 結構考えられて作られていますし、面白いです!ただ、たまに苗木が霧切に敬語なのが気になります…
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- 153 : 2016/12/01(木) 16:03:51 :
- >>152
ありがとうございます
口調、なかなか難しいです…たまに霧切さんが自分で描いてて先輩に見えるんですよね…
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- 154 : 2016/12/02(金) 16:32:48 :
- 今回も面白かったです!
非常に丁寧な作品で、自分も見習いたいものです。
純粋に続きが気になりますヽ(^。^)ノ
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- 155 : 2016/12/02(金) 16:37:38 :
- >>154
アンケート回答ありがとうございます
次もそう言って貰えるように頑張ります
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- 156 : 2017/02/18(土) 03:04:25 :
- この世界では苗舞を期待!
苗木の助手として活動する舞園さんを見たいんです…
幸せになってもらいたい…!
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- 157 : 2024/10/14(月) 12:52:30 :
- モノクマが事件起こさないで成歩堂さんが事件を解決することが一番良かったのに…
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
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逆転ロンパ〜絶望と希望と逆転と〜 シリーズ
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