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ミカサ「Trick or Treat!」ハロウィン2016記念SS※ジャンミカ(?)
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- 1 : 2016/10/31(月) 19:21:55 :
- ハロウィン2016記念SSになります
恋愛要素は一応ジャンミカになる・・・のかな?
ミカサとジャンが好きなので・・・w
ジャンミカとかミカサが嫌いな方はブラウザバック推奨です。
しばらく更新止まってましたがハロウィンということで思い立って昨晩一晩で仕上げました
是非よろしくお願いします。
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- 2 : 2016/10/31(月) 19:23:45 :
- ミカサ「トリックオアトリート?」
10月の終わり、私はエレンに連れられ、日の沈みかけた街を歩いていた。
どうやら連れていきたい場所があるらしい。
エレン「知らないのか?今日はハロウィンだぞ?」
ミカサ「ハロウィン・・・?東洋にはなかったはず・・・ので親からも聞いたことがない。」
エレン「そういえばそうだったっけ、んまぁいいや、トリックオアトリートってのは、お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!って意味だよ」
ミカサ「いた・・・ずら・・・?・・・!」
ミカサ(この年頃の男子が言ういたずらといえば・・・いわゆる男女の・・・
そうだ、エレンも年頃の男子、仕方ないのかもしれない、もしかして、私に興味を?///)
ミカサ「エ、エレン、今・・・私はおかしを持っていn」
エレン「お!クリスタ!」
ミカサ「!」
クリスタ「エレン!」
エレン「Trick or Treat!」
ミカサ「!?・・・」
クリスタ「Trick or Treat!」
ミカサ(エレン・・・私に言っておきながらクリスタに・・・)
エレン「お!アニ!Trick or Treat!」
アニ「・・・Trick or Treat」
ミカサ(アニにまで・・・)シュン
エレン「ん?ミカサ?どうした?」
ミカサ「帰る・・・」シュン
エレン「え?」
ミカサ「もういい帰る・・・」ダッ
エレン「おい、ちょっと待てミカサ!!」
呼び止めるエレンの声がしたが構わず走った。
ただただ悲しかった。
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- 3 : 2016/10/31(月) 19:24:58 :
「うおっ!!」
いつの間にか涙で前を見ることさえ忘れていたようで、
誰かにぶつかってしまった。
「ミカサ・・・?」
顔を上げると見慣れた顔が心配そうに私を見ていた。
ジャン「どうしたんだ一体」
ミカサ「エレンが・・・エレンが・・・!」
何故だかわからない、知っている人に出会えて安心したのか、
私は彼に寄りかかり子供のように泣いてしまっていた。
その間、ジャンは黙って泣き止むのを待っていた。
ジャン「で、何があったんだよ」
ミカサ「さっきエレンが・・・」
事情を話すとジャンは笑った
ミカサ「何が可笑しい・・・?」
ジャン「ミカサ、ハロウィンっていうのは、西洋のお祭りだぞ」
ミカサ「お祭り・・・?」
ジャン「そう。皆仮装してお菓子を用意して、『おかしをくれなきゃいたずらするぞ!』って言われたらお菓子を受け渡すんだ。
子供たちが地域の家を訪ねてお菓子をもらうことも多いんだ」
ミカサ「なるほど・・・それでその・・・いたずらとは・・・?」
ジャン「いたずら?深い意味はない。ハロウィンの決まり文句みたいなもんだよ」
ミカサ「そうだったんだ・・・」
ジャン「全く、勘違いでここまで走ってきたのか?」ハハ
ミカサ「うん、うん・・・」クス
ジャン「ハハハw」
ミカサ「アハッw」
しばらく二人で笑い合った、
そうしているうちに大分気分も落ち着いた。
ジャン「どうだ?落ち着いたか?」
ミカサ「うん、ありがとう」
ジャン「良いって良いって、それよりお前寒いだろ。これ巻いとけ」
ミカサ「マフラー・・・?でも・・・」
ジャン「良いから貰っとけ、俺からのハッピーハロウィンの贈り物だから」
ミカサ「ありがとう・・・」
ジャン「よし、じゃあ一緒に行くか」
ミカサ「うん、ありがとう」
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- 4 : 2016/10/31(月) 19:25:31 :
皆のところに着くまでの道は、
どこもかしこもハロウィンに染まっていた。
何人かの子供に『Trick or Treat!』と言われたので、お菓子をあげた。
ジャンはちょうどお菓子などを買った帰りだったらしい。
子供達は皆、仮面の下で幸せそうな笑顔を浮かべて去っていった。
そして、私もよく知っている場所で、ジャンが足を止めた。
ミカサ「アルミンの家?どうしてここ?」
ジャン「おーい!ミカサ来たぞー」
「ミカサ!!」
そこでは皆が私を待っていた。
クリスタ「おかえり!びっくりしたよ!急に居なくなるんだもん」
アニ「ほんとおっちょこちょいだね、あんたは」
ミカサ「ごめんなさい・・・」
アニ「まあいいから、こっち来なよ」
ミカサ「・・・?」
クリスタ「早く早く~」
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- 5 : 2016/10/31(月) 19:25:56 :
誘導されるがまま、
アニ達の示す部屋に入る。真っ暗な部屋。
その瞬間いろんなことが起きた。
クラッカーの破裂音とともに部屋の電気が一斉についた
Happy Halloween!!
何人もの聞き覚えのある声がした。
驚きのあまり思わず閉じてしまっていた目を開けると、
エレンがいた、アルミンもいた、
ライナーも、コニーも、サシャはもう食べ物に手を付けている。
ベルトルトも、ユミルも、マルコも、皆がそこにいた。
エレン「ごめんなミカサ、本当は普通にここに連れてきてびっくりさせる予定だったんだが、勘違いさせちまったみたいで。」
ユミル「これだから鈍感って言われるんだぜ」ケラケラ
アルミン「まあ、いいとして、ミカサ、早速これで仮装してきてよ」
ミカサ「え?」
アルミン「クリスタ、手伝ってあげて」
クリスタ「了解っ!行くよっ!」
ミカサ「え?あぁ、うん・・・?」
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- 6 : 2016/10/31(月) 19:26:31 :
クリスタにコスチュームを着せてもらった。
私に用意されていたのは魔女のコスチュームだった。
クリスタ曰く似合っているらしい。
アルミン「お、戻ってきた」
サシャ「いあうひゃあいえふは(似合うじゃないですか)」
エレン「本当だな!」
そこからはひたすら皆で騒いだ。
エレンはゴーストの仮装をしていた。
たまに人の後ろに回って驚かせていた。
アルミンは黒猫の仮装。
何故か猫耳がよく似あっている。
この人は生まれる性別を間違えたのではないかと思う時が私にはたまにある。今がその時だが。
アニとクリスタは私と同じ魔法使い。
二人ともよく似合っている。
アニは乗り気じゃなさそうにしているが、
絶対に楽しんでいる。口の端が笑っているのを私は見逃さなかった。
ユミルとサシャは悪魔の仮装をしている。
サシャの食べっぷりは悪魔そのものだった。
ユミルはたまに人を驚かせては高笑いしていた。なんだかとても楽しそうだった。
コニーはカボチャ仮装をしている。
どうやらコニーはずっとカボチャは果物だと信じていたらしい。実にコニーらしい。
ライナーはフランケンシュタインの仮装。大柄な体格が実にマッチしている。
ベルトルトは魔法使いの仮装だった。良く似合っている。
マルコはドラキュラに扮していた。悪の気配が微塵もないドラキュラであった。
そしてジャンは、ゾンビに扮していた。
「ヴぁ~」という声真似が妙にリアルだった、
いつも通り「馬の鳴き声以外も出せるんだな!」といじられていた。
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- 7 : 2016/10/31(月) 19:27:17 :
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皆が私のために企画してくれたサプライズハロウィンパーティーは、とても楽しいものになった。
そして、ハロウィンのおかげで私は、とっても優しい、素敵な人の存在に気付くことができた。
ハロウィンは私の心に、ちょっとした"いたずら"を残していったようだ。
クリスタ「そろそろ皆にお菓子をあげようよ」
エレン「おぉ、そうだな」
アルミン「まずは主役のミカサじゃない?」
ミカサ「私?」
アルミン「そうだよ、ほらほら」
ミカサ「・・・?」
ジャン「ほら、お菓子をもらうときにはどうするんだったっけ?」
ミカサ「・・・!」
ミカサ「「Trick or Treat!!!」」
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- 8 : 2016/10/31(月) 19:33:28 :
今回はこれでおしまいです。
書き溜めていたので一気に投稿させていただきました。
まだまだ構成とか文章とか、未熟なところもありますが、
これからものんびり書いていくので、是非お付き合いの程よろしくお願いします。
執筆は終わっているのでコメントがもしあれば、
この作品スレッドに書き込んでいただいても、
http://www.ssnote.net/groups/1978
このグループに書いていただいても構いません、
どっちでも必ず返信させていただきます。
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- 9 : 2016/10/31(月) 19:38:41 :
別の作品の話になりますが
http://www.ssnote.net/archives/48099
こちらのSSも是非ご覧ください。
将棋を絡めたSSということで多少マニアックな内容かもしれませんがお願いします!
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- 10 : 2016/11/02(水) 13:54:44 :
- 乙!!
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- 11 : 2016/11/03(木) 00:35:25 :
- >>10
見てくださりありがとうございました!
コメント嬉しいです!ありがとうございます!
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