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キリト「大切な友」

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  1. 1 : : 2016/10/20(木) 19:52:54
    え~っとお久しぶりです、主です( 一一)

    今回、書く内容はキリトとユウキ、の事についてなんですが、その前に、今までキリトとユウキのカップリングについて書いてきたのですが途中で何回も放棄しました、一番簡単な理由としてはめんどくさくなった、疲れる、そして面白くなくなった、この三つの理由が一番ですね、得に一番最初に書いた キリト「ユウキ助けるか!」の事については今更ですが自分でも酷いと思っております、あそこまで頑張って書いたのに途中でヒロインの路線を変更しては途中でやめてしまいあげくには飽きて、そしてやめて、と、自分でも悔しい気分です。ということで何が言いたいのか、それは無理のないように、考えて、ゆっくりと自分のペースでやっていきたいという事です、更新状況は全くの未定になると思います、また今までと同じくまた放棄をしては失踪する事になる、これも考えられます、なので自分で書きたいと思った時に書く事にします、また内容が詰まった場合も失踪すると思います、かなり長い文章になってしまいました、まとめると


    ①できるだけ失踪しないようにゆっくりと自分のやりたい時にやる、無理のないように

    ②ヒロイン変更は絶対しないように頑張る(変更しそうになったら放置、または失踪、失踪はできるだけしたくない)


    ③ちゃんとプロット、他考えて投稿する


    この三つですね、とは言っても自分性根は中々変わる事はないです、正直飽きっぽいし、疲れる事は嫌だし、疲れて体調不良になるのも勘弁したいし、と当たり前ですがこう思います、もうとりあえず本当難しい事だらけです。でも頑張って完成させたい、そうは思っています、まぁここで愚痴っていても何も変わらないのでとりあえず少しずつ書いていきたいと思います( *´艸`)

    では、はじめていきたいと思います、と言いたいところなんですけどまだ初めの内容が決まってないです・・・なので出だしの部分を考えてから投稿したいと思います、長くなってしまいましたが是非見てください!では、次に会いましょう!(#^.^#)
  2. 2 : : 2016/10/21(金) 02:39:14
    ある日病院に手の指を怪我した、という事で来ていた少年がいた、その少年の名前は桐ケ谷和人、全身真っ黒な服に真っ黒な髪、そして日本人にしては珍しい真っ黒な瞳、真っ黒すぎる為少し異質な雰囲気を立ち込めている、その異質な和人に周り、特に老人はチラチラと見ては話しをしあっている


    和人「・・・なんか、凄い見られてる感じがする気がする…気のせいか…?」


    いつも黒い服を着ているせいか特に変だと思わず冷や汗を掻きながら椅子に座っている、かなり混んでいるのか和人が呼ばれるのはだいぶかかりそうな感じだった、とは言っても年寄りばかりだが


    和人「…はぁ、にしても運動不足だからって竹刀なんて振るもんじゃなかったな…運が悪いのか悪くないのか…」


    日頃から学校から帰ってきては部屋に閉じこもりゲームをずっとしていた和人は運動不足を解消しようと道場で竹刀を振った、だが運悪く強く降りすぎた為か竹刀は床に当たっては小指に当たりこれまた運悪く骨折、または骨にひびが入っていた


    和人「…やっぱり剣道なんて碌なもんじゃないな…」


    そんな事をブツブツと独り言を話していると目の前を担架に運ばれるのを見た、怪我でもしたのかと思いながら和人はそれを目で追った、だが特に外傷はなかった、だが和人は釘付けになってしまった、その釘付けになったのは、その患者の人だった


    和人「…俺ぐらいの年で特に外傷もなさそうだったのに…大変そうだな…」


    他人に対しドライな和人はそう口に出した、だが不思議と心の中では同情していた、自分と同じ年、または年下の子なのにあんな担架に運ばれている事に、そして和人は考えた


    和人「…怪我とかじゃないって事は心臓とかに病気、があるのかな…」


    他人の事なんて全く興味がない和人、だが和人は先ほど運ばれていた患者がどうしても気になり、立ち上がってはその運ばれて行った患者の後を追いかけた




    そしてその運ばれた場所は他の患者と違いどこか隔離でもされたかのような場所だった、そこで本能で和人は踏み込んではいけない場所なのでは、と思いこんだ時だった、話し声が聞こえた


    だめだ…いくら試しても全然治らない…


    っくそ…わかっている事なんだが…


    なんの話をしているのかわからない、だが何か、悔しがっているような、そんな事はわかった


    和人「(…そういえば俺、なんでこんな所に来てるんだ…??)」


    そう思い和人は自分の心に聞いた、だが勿論反ってくる事なんてなかった


    その事もそうだがあの子には家族だけじゃなく友達だっていないんだ…


    っこら…その事についてはあまり話すな、もし聞こえてしまったらどうするんだ…今度は心の病になりかねなくなるぞ…


    ぼーっとしている所でそんな会話を聞いていた和人はふと思った


    和人(…家族も友達もか…)」




  3. 3 : : 2016/10/21(金) 02:39:36
    和人はそう思いながら自分の両親を思い浮かべた、だが両親の顔なんて何も思い浮かばない、それに友達の方も想像するもなにも思い浮かばない、その友達の事については自業自得、そう和人は思った、理由は自分からそうしたからだった


    和人「っ…(…なんで俺、今行こうとしたんだ…?)」


    無意識の内にその医者の所に行こうとしていた事に驚き、冷や汗を掻きながらなんとか止まった事に一息ついた


    和人「(…もしかして俺は…)」


    その話をしている患者と友達になれるかもしれない、そう和人は思ったのだった、だがそれと同時に和人は自分を卑屈に考えた、この友達になりたいというのは子供のやるヒーロー気取りなんじゃないのか、可哀想だから友達になってやろう、そう思っているのではないか?そう思い心が痛んだ


    和人「っはぁ…(…俺ってつくづく屑だな…)」


    自分と似ている境遇の持ち主なら友達になれるのではないか、そう浅はかな考え、下種のような考えにため息を吐いてはその自分の汚さに胃から内容物が混み上げてきそうになった


    和人「(…いや、違う…これは考えすぎだな…俺はそんな事で友達になりたいだなんて思ってない、はずだ…!)」


    和人はそう思い立ち上がってはその医者の目の前まで歩んだ、緊張しながらも一歩一歩と医者の方へ近づいて行った、自分が一体何をどう思ってこんな事をしているのかわからない、でもただ一つその患者と友達になりたい、これは本心から思っている事、それだけは実感していた


    和人「…っあ、あの」


    医者「っ!!え、な、なんでここに」


    医者2「君、迷子か何かかな?ここは関係者以外は立ち入り禁止だよ?」


    優しく話しかけてくる医者二人に和人は瞬きを数回しては口内に溜まる唾を飲み込んでは言った、緊張に押しつぶされそうになるが、踏ん張り、勇気を振り絞って、言った


    和人「っ…そ、その患者さんと話しをさせてもらえませんか…?盗み聞きしてたわけではないんですけど…っは、話を聞いてしまって…それで、と、友達になれたらって…ッ!それでッ!」


    久々に知らない人に自分から話をした事に和人は顔を真っ青にさせては頭を下げた、途端に頭の中で思い浮かんだ事はこれは下手をしたら偽善だと思われるのではないか、そう思い余計に冷や汗が出た、そしてそんな中沈黙の空気が立ち込める、何秒間も経った気がする、だがそんな何秒間も経っていない


    医者「っえ、な、なにを・・・」


    医者2「…一つ、聞いてもいいかな?」


    和人「っ!!は、はい」


    話かけられた事に気づいた和人は頭を上げては医者を見た一人の医者は苦しそうな表情、そしてもう一方の医者はどこか和らいだような表情をしている


    医者2「…君はどうしてその患者の子と友達になりたい、そう思ったんだい?」


    そう言われ和人は慌てて応えようとしたがここで答えを間違えてはいけない、ちゃんと選んで応えろ、そう思いながら、でもちゃんと素直に


    和人「…っわからない…ただ…さっきここに来る前に俺の目の前で俺と同じ年の子が運ばれてる、そう思って、でも、ただなんとなく気になってここに来てみれば貴方達がその話をしていて…それで、俺と少し似てるなって…それで友達になりたいなって…同情とか、ヒーロー気取りとかそういうのじゃなくて…ただ…友達になりたいって!!、そう俺は思って…俺も友達いないから、もしかしたらなれるかもって…、それで…」


    どう説明すればいいのかわからなくなった和人は思いをぶつけた、ただ今言った事を訳すと好奇心、また同情、ヒーロー気取り、自分の為、そうとしか聞こえなかった、そう思った和人は震えた


    医者1「…ど、どう、します…?」


    医者2「…うん、君の気持はわかったよ」


    和人「っ!?」


    肩に手を置かれた事に気付いた和人は顔を上げた、そこには笑みを浮かべている医者がいた


    医者2「医者1、ちょっと席を外してもらっていいかな?」


    医者1「!は、はい!」


    そう言っては医者1は歩いてどこかに行った、そこを見ていた和人は改めて医者2を見た


    医者2「・・・君の名前、聞いてもいいかな?」


    和人「っ!!俺の名前は…桐ケ谷和人…です」


    医者2「…うん、桐ケ谷君か、君の思っている気持ち、よくわかったよ、ウソは全然ついてないみたいだね」


    和人「!!は、はい!」

  4. 4 : : 2016/10/21(金) 02:40:18
    自分の気持ちがわかってもらえた事に和人は笑みを浮かべた、そこで改めてなんで友達になりたいのか、そう疑問が浮かんだ、だがそれはどうでもいい、そう思った


    医者2「…うん、真っすぐな目だ、よし!それじゃあ特別に彼女と話しをさせてあげる事にしよう!」


    医者2はそう言い元気よく言った、そのあまりの突然の声の大きさに和人は小気抜けしてしまった、そんな事をしている間に医者2は奥に進んでは扉を開け、そして入りな、と合図をもらい和人は慌てて歩みよっては部屋の中に入った、そしてその部屋の中で第一に見た物、それはベッドに座りこみ静かに本を読んでいる黒髪ショートの痩せ気味の女の子だった、鼻にチューブを差し込んでいる、立派な重症な患者だった、その女の子に和人は心が痛んだ、外傷とか心臓の病気とかそんな軽々しいものではなくもっと酷いものだと、そして本に集中しているのか向こうは気づいていない様子


    和人「・・・っ」


    頭から体へと目を追ってはと何回も繰り返し頭真っ白になっている和人に医者2は苦笑いした、そして医者2はその女の子の元へ寄った


    医者2「紺野君~」


    気づいていないその女の子の肩を掴んでは揺すった、そこでその女の子はやっと気づいたのか医者2を見た後に和人を見ては驚いた表情をした、目を大きく見開いてはパチパチとさせている、そして布団で顔を半分隠した


    医者2「あはは、隠さなくて平気なのに、っとそれより今日は紺野君、君に大事な話があって来たんだ」


    医者2のその言葉にその女の子は瞬きを数回した後に顔から布団を離しては


    紺野「…話?」


    和人「!」


    やっと声を出した事に和人は内心ドキッとした、だが声を出した事に和人は何故か感動、というより嬉しくなった


    医者2「そう、すっごく大事なお話、んでその大事な話に一番関係あるのが彼、名前は桐ケ谷和人君」


    和人「っ!な、名前は桐ケ谷和人だ、き、君の名前を教えてくれるかな?」


    自分から友達になりたい、そう言ったんだ、と和人は自分に言い聞かせその女の子に歩み寄った


    紺野「っ!え…ぼ、ボクのな、名前は、紺野、木綿季、です」


    木綿季も同じ年ぐらいの子と会話をしたのが久しぶりなのか緊張しているのかとても声を震わせている、そしてその木綿季の様子を見ている医者2は優しく微笑んでいる


    和人「!あ、あぁ、木綿季か、えっと、よろしくな!」


    どうすればいいのかわからない和人はとりあえずそう言った、だが内心は名前を聞けた事に凄く喜んでいた


    木綿季「っえ…よ、よろしくなって・・・」


    医者2「今回はその事についてなんだけどね、和人君、自分で言えるかな?」


    和人「!!は、はい」


    和人は慌ててそう返事をしてしまった、そこでやってしまったと思った所で


    医者2「そっか、それじゃあ後は和人君と紺野君の二人だけでということで失礼するよ」


    そう言い微笑んでは部屋から出て行ってしまった、突然の事に和人は唖然としてしまった、とそんな事思っているうちに


    木綿季「っ…そ、それで、えっと、か、和人、君の話ってのは・・・」


    和人「!あ、あぁ、っと、その前にその君ってのはいらねえから和人って呼んでいいぞ」


    和人はすらすらと口から出して言えた事に感動しながらベッドのすぐ横にある椅子に歩みより座った


    木綿季「!う、うんえっと、和人、はボクになんの話が・・・?」


    和人「!あ、あぁ…えっと…簡単に言うとだな、っ俺と友達になってくれないか…?」


    木綿季「・・・・・・っえ」


    目線を合わせては突然そう言ってきた和人に木綿季は頬をほんのりと赤く染めては裏返った声を出してしまった
  5. 5 : : 2016/10/21(金) 07:27:49
    おかえりなさいです!
    そして、期待です!( ´∀`)
  6. 6 : : 2016/10/21(金) 18:27:11
    どうも主です!ちょっと只今書き溜めしている途中なので投稿は明日になりそうです( *´艸`)
  7. 7 : : 2016/10/21(金) 19:22:19
    久しぶりの新作ですか?でも俺は未練と共にキリユウの続きをずっと待てたのに中途半端にしておいて新作ですか?あなたのキリトもユウキの物語は大好きでいつも読んでいて続きを楽しみに待っていたのに新作なんか作ってあなたは中途半端な物語をほっといて新作なんてつくるんじぁないよ!新作を作る前に物語の続きを書くのが作者の役目ですよ!
  8. 8 : : 2016/10/21(金) 19:50:11
    その作品の続きも気になりますがその前の未練と共にキリユウの続きを書いてください!俺はその作品が一番気になるんです!この作品を作るのはかまいませんが未練と共にキリユウの続きも書いてくださいね!人の期待を裏切らないでくださいよ!(^_−)−☆
  9. 9 : : 2016/10/22(土) 19:15:59
    和人「・・・だめ、か?」

    木綿季「っえ、だ、だめかってい、言われても…」

    和人からの、正体面の人からのいきなりの驚愕発言に木綿季の頭の中はグチャグチャになっていた、またそれと同時に突然なんでこんな事になったのかと戸惑う、そしてこんな空気にした医者2を少し恨んだ、人との会話、しかも同じ年ぐらいの人となんて何年も話しをしていない、限られた人としか会話ができていない事に、だが今は全く知らない正体面の人にそんな事を言われ木綿季は戸惑っている

    和人「・・・っ!あ、い、いや!ふ、深く考えないでくれ!いきなり入ってきてこんな事言った俺が悪かった!完全に俺が悪かった!謝る!え、えっとあまり気に留めないでくれ、えっと、木綿季、が思った事を言ってくれれば俺はいいから!」

    明らかに自分が変な事を押し付けている事に気が付いた和人は慌てて謝りそう言った、そして木綿季は和人のその言葉に少し安心したのか表情に強張りがなくなった

    木綿季「っう、うん…え、えっと…ボクは…ここ数年ずっと同じ年の子と話、とかしてなくて、それにいきなり友達になろうって言われても…ごめん…困っちゃう、かな…嬉しいは嬉しいんだけど…あはは…」

    恐怖からなのか、または他の理由があってからなのか木綿季は和人から視線を外しては横を見て苦笑いしてはそう言った、そしてそれを見ていた和人はなんとか思っている事を聞けたのか優しく微笑んだ、理由も理由で当たり前の理由だった為それを含め安心し、微笑んでいる

    和人「…あぁ、そっか・・・良かった…」

    木綿季「っえ?」

    和人からのその予想外の反応に木綿季は驚き和人を見た、木綿季は自分の発した発言に和人を傷つけたのではないか、と思っていた、だが和人のその言葉に驚いている

    和人「!いや、もっと俺はもっと根元的に気持ち悪がられてるんじゃないかなとか思ってたから、さ、それとは違って全然当たり前の反応をしてくれたから、それで安心してな」

    和人はそう言っては頬に人差し指を添えてはそっと掻いた、その仕草は照れを隠す為の仕草だった、勿論その動作に木綿季は気づかなかったが

    木綿季「っこ、こんな事言われて・・・君は傷付かないの・・・?」

    和人「ん?あぁ、別に普通の反応だからな、と言うよりこんな変な事を言ってきた俺にその程度の反応で済ませてくれた事に俺は驚ているよ」

    和人はそう言いながら笑った、その偽りが混じっているのではなく心から、本心から笑っている事に気が付いた木綿季は胸が温かくなる感じがした、たったの数分間の会話の筈なのにとても暖かいような、そんな感じを

    木綿季「…そっか、ボクはてっきり君を、和人を傷つけちゃったかと思ったよ…でも、そうじゃなかったんだね…良かった」

    先程までの険悪としたような重みのある雰囲気はなく、ほんわかとしたような、暖かい雰囲気に、そして普通に話しを出来ている事に気がついた木綿季は微笑み、そう言った

    和人「!・・・少し、落ち着いたか?」

    木綿季「!…うん、変な事言っちゃうようだけど…君が、和人が悪い人とかじゃないって事が分かれたよ、まだ全然話しもしてないんだけどね、どうしてだろ…」

    和人「…その事についてはこれから追々と俺と会話をしていってくれたら分かると思うんだが…これから、俺と少しずつでもいいんだけど…話しとか、できないかな?」

    先程のざっくりとした言い方はだめ、そう判断した和人はできる限り木綿季を優先にした上での自分の欲求を言った、それに対し木綿季は少し考え数秒
  10. 10 : : 2016/10/22(土) 19:16:12
    木綿季「…うん、少しずつ、話しとかできたらいいな、ボクも君と、和人と今日、こうやって話しができた事に凄く嬉しいって思ってる、同じぐらいの年の人と話したのなんて何年ぶりなのかわからないし、すっごく嬉しいよ、まだ少し怖い所とかもあるけどね…」

    自分の気持ちを言葉に表すのは凄く難しく、でも木綿季は自分の心の内の思ってる事を全て、精一杯吐き出した、そして和人は木綿季のそれに

    和人「あぁ、俺も久しぶりに同じ年のヤツと話をして、木綿季との会話が一番楽しく感じた、とは言ってもたったの数分だけなんだけどな、えっと、それでつまり木綿季は俺と友達になってくれる、って思って、いいのか…?」

    口内に溜まる唾液を呑み込んでは期待を込め木綿季にそう言った、体中から汗が噴き出している事に気がづいた不思議とその汗は気持ち悪くなく、逆に体を冷やしてくれて心地がいいような、そんな気分

    木綿季「!うん、そう思ってくれて平気、と言うよりそう思ってくれるとボクも、その、嬉しい、かな…」

    人差し指と人差し指をグルグルと回しては木綿季は照れ臭そうにしながら微笑み言った、そしてやっと顔を合わせてくれた事、そしてその太陽な様な光に満ち溢れた笑みに和人はつい見惚れてしまった

    和人「・・・」

    木綿季「?かず、と?」

    和人「!!あ、あぁ、いや、悪い、木綿季がやっと俺を見てくれたって事で、嬉しくて見惚れちまってた・・・」

    和人はそう言い苦笑いした、そしてその和人の言葉になにか誤解でもしたのか木綿季は段々と顔を赤くしては布団に顔を埋めてしまった

    和人「あはは…って、え、ゆ、木綿季?」

    木綿季「ぅぅ…なんでもない…」

    和人「!あ、あぁ、そっか、良かった、どっか体調でも悪くなったのかと思って焦ったぞ…」

    木綿季「!う、うん、ごめん…」

    自分の心配をしてくれた事がわかった木綿季は嬉しくなりそっと優しく和人を見ながら微笑んだ、そしてその笑みにつられて和人も少し照れながら微笑んだ、とそんな暖かい空気が漂っている中で

    医者2「えっと、そろそろ僕も会話に入れてもらえないかな?」

    和人「!(い、いつの間に・・・!)」

    木綿季「!あ、先生・・・」

    いつの間にか部屋に入ってきていた医者2に和人と木綿季は見て驚いた、一方で医者2は苦笑いしながらも二人の様子を見て微笑んでいた
  11. 11 : : 2016/10/22(土) 19:20:12
    医者2「いきなり悪いね、折角仲良く話をしているところに」


    和人「い、いえ別に平気ですが」


    医者2はそう言いながら和人と木綿季の元へ歩み寄り苦笑い、和人はそれに対し特に何も思わず言った、が木綿季は少し不機嫌そうな表情をしていた


    木綿季「・・・先生、いきなりボクと和人を二人きりにするから最初空気重かったよ・・・」


    木綿季はそう言っては医者2を下から睨むような、じっと目を細め睨みつけた、ただ見た目が見た目だけに睨まれたとしても全く怖くなく、逆に癒されるような、そんな空気が流れる


    医者2「あはは、ごめんごめん、別に僕もいても良かったんだけどね、それだと和人君、話しにくいでしょ?」


    医者2は苦笑いしながら和人にそう言った、和人は突然そう言われ少し戸惑いつつも


    和人「っあ、あぁ~、まぁ、そうだな、先生がいると俺の思ってる事も言えなくなるし、それに木綿季も言いづらいと思って、まぁ、うん・・・ですよね?」


    医者2「!う、うん、そうだよ!そう!」


    医者2はあまり嘘が付けないのか下手なのかそんな曖昧な言い方をし、誤魔化した、そして相変わらず木綿季はじーっと医者2、そして和人を交互に見た後に溜息を吐いた


    木綿季「…もういいよ、別に今はそこまで気にしてないしボクもそこまで心狭くないし…」


    なんて言いながら俯きながらブツブツと何かを言ってる、その事に普段から見慣れているのか医者2は少々苦笑い、和人も二人を見ては苦笑い


    和人「え、えっとそれで話しってのは一体なにを・・・」


    医者2「!あ、あぁそうだったね、えっと話って言うのは」


    和人は話題を変えようと医者2に話題を問いかけた、そこで思い出したのか医者2は真面目な表情になった、その真面目な表情に和人は何かあるな、とそう思い和人も真面目な表情になり耳を傾ける事にした


    医者2「…うん、えっと、その話もそうなんだけど、その前に紺野君の病気、の事について話さなきゃいけないね」


    和人「!」


    木綿季「!」


    医者2がそう言うと俯いていた木綿季も顔を上げた、だが自分の病名を知られたくないのかあまりいい表情はしていない、当たり前の話だが自分の病気を知られて良い気はしない、これは当たり前の話


    和人「っえ、えっと、本人の、木綿季の許可とかは、いいんですか・・・?」


    医者2「!あ~…紺野君、いいかな?」


    木綿季「…うん、いいよ、まぁボクはあまり聞きたくないから寝るけどね…」


    木綿季はそう言っては頭から布団を被り閉じこもった、その反応に医者2は少し険しい表情になり和人を見た


    医者2「…えっと、それじゃあ話しをしようか」


    和人「…ん?え、せ、先生、この、部屋で話をするんですか?」


    医者2「!うん、そうだね、できたら紺野君のいない場所で話をしたいところなんだけど今からする話しは和人君と紺野君のこれからの事に関わってくる話しだからね」


    和人「!俺と、木綿季の?」


    医者2「うん」


    木綿季「…」

  12. 12 : : 2016/10/22(土) 19:20:37
    そう言われた和人は驚愕した表情で木綿季を見ては医者2を見た、一対どんな話なのかと期待の一方でどこか不安な感情が渦巻いた


    医者2「…それじゃあ話しをしようか、まず紺野君の病名についてなんだけど、紺野君は今見ての通り体全体痩せ細ってしまって、そして呼吸もあまりままならない状態、だから鼻に酸素チューブを差し込んで呼吸を整えている、勿論運動なんてそんな事はできず歩く事や他日常生活なんて遅れていない状態なんだ」


    和人「っ…なにがどうしてそんなに木綿季をそんなに苦しているんですか…?」


    聞きたくない一方で聞きたい、この心に渦巻く不安を取り除きたい、そう和人は木綿季を見ては医者2の目を見てはそう言った、そして医者2は冷静とした声色で言った


    医者2「…紺野君の体を蝕んでいる病名、それはHIV、人免疫不全症候群、また後天性免疫不全症候群、エイズなんだ」


    和人「!?」


    その病名はよく聞く病名だがHIV感染からエイズに発症する確率はかなり低めで発症するなんてことほぼない、そしてもし発症してしまった場合、ほぼ高確率で死に至る病気である、そう和人は聞かされてきていた、また普段感染なんてする事がない病気が次々と体に蓄積していき死に至ると、その原因としては人が普段持っている抵抗力、免疫力がなくなると、そう和人は認識していた


    医者2「…これだけは念の為言っておきたいんだけど、紺野君はそういう性的な方面で感染したんじゃなくて、母子感染でなってしまったんだ」


    和人「…そういう事か…って、も、勿論俺はそんな性的な方で別に捉えてませんよ!?まぁ俺じゃなくて他の子供だった場合は知りませんが・・・」


    医者2「!ははは、勿論そんな事を思う子だとは思っていないよ、ただね、もし変な誤解を生んでしまった場合紺野君に対しての見方がどうも偏見な方で見てしまう、と思ってね、念の為言っておいたんだ」


    医者2はそう言っては少し悲しそうな表情をして言った、その表情を見た和人は過去になにかあったのかと思い聞く事にした


    和人「・・・過去に木綿季に何かあったんですか?」


    医者2「!いや、紺野君、にじゃなくて、他の患者の事なんだけどね、HIVに感染する事なんてほぼ性的行為でなったとしか表では情報が流れないからね、ましてや紺野君のような母子感染なんて中々聞かない事だから、そういう事をして感染したんだろって、過去にその患者にあってね、それで、ね・・・」


    嫌な事があったのか、医者は悲しそうな表情をしては苦笑いした、その事に和人も釣られて、空気を和ませようと苦笑いした


    医者2「…あ~、なんか重くなっちゃったね、ごめんね」


    和人「!い、いえ、こんな事を聞いた俺も悪いですし、少ながらず俺みたいな見た目で判断しない人は結構いると思いますから気にしないほうがいいと思いますよ」


    出来る限りフォローした方が良いよなと思った和人は苦笑いしては医者2にそう言った、その和人の言った事に少し救われたのか


    医者2「うん、ありがとう、助かるよ…えっと、それで話しを戻すけど、それで紺野君は日に日に体を蝕まれているんだ、今はまだ会話もできて一応こうやって普通の病室でいられるんだけど…後少ししたら紺野君はもっと酷くなって空気中に浮いてる菌が入らないように、空気が触れないようにする部屋に移動しないといけなくなるんだ、そうした場合は生身ではもう会話をする事はできなくなるんだ」


    そう医者2は俯き、険しい表情になりながら木綿季を見てはそう言った、その事に和人はもうかなり進行してしまっているんだ、そう思った、そして今更すぎるがそうした場合木綿季と話す事ができるのは後少ししかないのでは、そう和人は思い心が痛くなった


    和人「…木綿季…」


    医者2「…今きっと、和人君は紺野君に対して心が痛んだと思う、だけどね、ここで物凄くいい知らせがあるんだ」


    和人「?え、いい、知らせ?」


    和人は物凄い笑みを浮かべどこか自信満々な表情をして言う医者2に疑問に思いながら聞く事にした
  13. 13 : : 2016/10/22(土) 19:24:05
    和人「っ…その、いい知らせってのは一体・・・?」


    今の話を聞いていていい知らせ、などと言われてもどこに救いの話があるのか、と和人は少し嫌な気持ちになりながらも耳を傾ける事にした


    医者2「うん!これは凄く凄く!ハッピーなニュースだ!医者をやってきて、生きてきて!ここまでいい知らせは聞いた事がないぐらいに!」


    医者2はそう言いながら立ち上がってはガッツポーズを作りメガネを光らせては微笑み興奮しいてる、一方で中々教えてくれないじれったさに和人は医者2に


    和人「…あの、早く教えてもらえませんか…?」


    医者2にジト目で見ながら言った、そして自分が興奮している事に気が付いた医者2は慌てて座り込み謝った


    医者2「あはは…悪いね、つい嬉しい情報で僕自身も凄く嬉しくて…」


    和人「は、はぁ…それで、その嬉しい情報ってのは・・・」


    医者2「!うん、その嬉しい情報というのはね、実はつい最近なんだけど海外、アメリカでねエイズの事について長年研究していた人がいたらしくてね、それでつい最近、やっとそのエイズを治す事に、治療する事に成功したんだ!!」


    和人「っ!!?え、それって、すドサッ!!っ!?ゆ、木綿季!?」


    突然の騒音に辺りを見回してみると木綿季が地面に転げ落ちているのを見た、そこで慌てて和人は近寄りあたふたとした


    医者2「こ、紺野君!?大丈夫かい!!?」


    遅れて医者2も近寄っては木綿季を抱き上げてはベッドに座らせた、そこを見ていた和人はいくら女の子と言えどあそこまで軽々と持ち上げられた事に本当に病気なんだなとわかり心が痛んだ


    木綿季「…うん、大丈夫…それより、先生今の話って本当なの!?」


    木綿季はそう言いながら医者2の肩を掴みながらそう言った、その表情は何かに期待に満ち溢れたかのような表情をしている、それを見た和人は先程の会話を思い出した


    和人「!木綿季、さっきの会話聞いてたのか…」


    木綿季「!うん!そ、それで先生!ぼ、ボク・・・!」


    その木綿季からの期待、そして不安の表情を見た医者2はそっと微笑み


    医者2「…うん、今から一週間前にね、その薬のデータを日本にも送って貰えるようにしてもらったんだ、だけど色々とあってねその薬のデーターを日本に送ってもらう、それは全国にもう渡っている途中なんだけどね、その薬を作るっていうのも結構難しくてね、役数ヵ月ぐらいかかっちゃうんだよ」


    そう言われた木綿季は悲しそうな表情をするかと思いきや、違った


    木綿知「…その薬が出来た時って、ボクのこの体の症状は完全に治るの?」


    医者2「!うん、後今まで後遺症が治らない、って言われてたんだけどね、それも含めて全て完治するらしんだ、本当凄いよ、あの薬を作った人は、同じ医者として一回でも会ってみたいぐらいだよ」


    医者2はそう言っては物凄い嬉しそうな、本当に尊敬でもしてるかのような目をしている、そこで和人は言ってしまってもいいのか、と思い聞いた


    和人「…こんな事聞きたくないんです、けど、そこまで完璧な薬だと何か副作用みたいなものはないんですか…?」


    医者2「!あぁ、その副作用の事、についてなんだけど、どうやら副作用っていう副作用は特にないらしいんだ、ただ完治するのにかなりの時間が掛かるらしくて数年から何十年ってかかるらしいんだ、まぁその本人の体によって違っちゃうんだけどね…」


    流石に完璧の薬とまではいかずどうやら治るのにかなりの時間が掛かるらしい、そこで和人は少し不満な気持ちが現れるも木綿季は違った



    木綿季「…そんな神様が作ったような薬が出来たんだね…みんなからしたらかなり長く感じるだろうけどボクにとってはすごい、奇跡にしか感じないよ…」


    木綿季はそう言っては目元から涙をぽとぽとと垂らしては涙声になり泣いている、そこで和人はそんな木綿季を見てはそっと微笑んでは木綿季の肩に手を置いた


    木綿季「!和人・・・」


    和人「良かったな…こんな事言うのもなんだけど俺もすっげえ嬉しいよ、木綿季が助かると思うと」


    和人はそう言い微笑んだ、木綿季はその和人の笑顔につられて一緒に微笑んだ


    木綿季「うん!」


    医者2「…そして、もう一ついい知らせがあったんだ」


    医者2はそう言い何か大きな袋を持ってきては置いた、そして袋の中から取り出したもの、それは

  14. 14 : : 2016/10/22(土) 19:24:34
    和人「!!それって…!!」


    木綿季「??」


    医者2「そう、和人君はもう知ってると思うけど、是非病気で入院していて何もできずに不自由している方にって、事で国から配布されたんだ、VRマシン、ヴァーチャル世界で遊んで見てくれってね」


    医者2はそう言いながら木綿季にナーヴギアを渡した、そのナーヴギアとはゲームの世界へ意識を持って行きゲームの世界で自分自身を動かす事ができるとされるゲームで体を動かす事ができない人でも自由に遊ぶ事ができるという優れ物のゲームなのである


    木綿季「え、えっと…ヴァーチャル??vr??」


    医者2「あはは…」


    和人「えっと、そのヴァーチャルってのはな」


    和人は疑問に浮かべる木綿季にわかりやすく説明した、その説明した時間たったの数分間の間だけで大変わかりやすい説明だった


    木綿季「へぇ~!凄いんだねこのゲーム!!」


    和人「あぁ、夢のようなゲームだよ」


    医者2「あはは、まさか和人君もやってたなんてね、でもそれだと話しが早くて助かるよ、人というのはね、思いこみ、つまりプラシーボ効果って言ってね、それでほぼ全ての病気が治る、って言われてるんだ、病は気からってね、つまり僕が何を言いたいのかというと実際にそのゲームの世界、仮想世界で体を動かしてもらう事で自分は健康なんだ、って脳に伝えられる事が出来て病気の進行を遅らせる事が多少はできるんじゃないかって思ってるんだ、それに後一つ、ベッドの上でずっと寝転んでいるのも嫌だと思ってね、それで今回これを紺野君に勧めたんだ、どうかな?」


    そう医者2は言い木綿季の反応を見た、そして木綿季はそれに対しすぐに反応して言った


    木綿季「…勿論やりたいです!!これをやる事によって病気の進行を遅らせる事ができるなら!後和人とこのゲームしてみたい!」


    木綿季はそう言いながら和人を見て笑みを浮かべた、その笑みに和人はつい照れてしまいながらも微笑んだ


    和人「俺も木綿季とこのゲーム、してみたい、そう思ったよ」


    和人はそう言い医者2を見た、そして二人の意思がわかった医者2は


    医者2「うん!わかった!じゃあ早速紺野君にはこのゲームをやってもらうって事で、えっと・・・」


    和人「!あ、それじゃあ俺は一旦帰ってゲームに接続させますね!」


    医者2「!うん、それがいいね!えっと、それじゃあ紺野君!これを頭に被ってもらえるかな?」


    木綿季「!うん!あ、えっと、和人!また後で、ね!」


    和人「!あぁ、また後でな、っと、その前に木綿季!」


    そこで和人は大事な事を言うのを忘れていたと出口の前で言った


    木綿季「ん?」


    和人「ゲームの世界での俺の名前はキリトって名前なんだ!覚えててくれ!」


    木綿季「キリト…、うん!わかった!」


    和人「!あぁ!じゃ、また後でな!」


    和人はそう言っては急いで自分の家へ向かった、自分の指を怪我してる事など忘れて、その指の事については後後呼び出されるが、そして一方で準備し終わった木綿季は


    木綿季「…ねぇ、先生」


    医者2「ん?どうかした?」


    木綿季「…ボク、今夢を見てるみたい…すっごく嬉しい事がありすぎて、夢を見てるみたいだよ…」


    医者2「…大丈夫、夢なんかじゃないよ、これは現実だよ」


    木綿季「!!うん…それじゃあ、行ってくるね」


    医者2「!うん、いってらっしゃい紺野君」


    木綿季「!うん、えっと、それじゃあ・・・」


    木綿季は医者2からのその言葉に親を思い出した、そしてゲームの世界への合言葉を口に出した


    リンクスタート、と
  15. 15 : : 2016/10/22(土) 19:26:21
    どうもみなさん主です、wordで話を作っているためか行がおかしい部分も出ているかと思いますがそこは大目に見ていただけると大変助かります!
  16. 16 : : 2016/10/23(日) 11:20:05
    結構いい感じの話ではないですが!しかも今まで読んできたキリトとユウキの話では病院で会うなんてありませんでしたからまさかゲームの世界より現実で早く会う設定の物語を読めるなんてますます気に入りました!この話の続きを楽しにしてます!あと未練と共にキリユウの続きを書くのも忘れないでくださいよ!
  17. 17 : : 2016/10/23(日) 19:17:41
    どうも主です!投稿なんですが今日、もしくは明日になります!
  18. 18 : : 2016/10/24(月) 02:28:48
    全百層からなる、石と鉄でできた城。内部には数多の都市と小規模な街や村、森と草原、湖などが存在する、上下のフロアを繋ぐ階段が各層にひとつあるが、その全てが怪物のうろつく危険な迷宮区画に存在する。この世界のプレイヤー達は武器一本を頼りにそこを駆け抜け、上層への通路を見出し、強力な守護モンスターを倒してひたすらに城の頂点を目指す、モンスターとの戦闘以外にも、鍛冶や革細工、裁縫といった製造から、釣りや料理、音楽などプレイ範囲は多岐にわたり、広大なフィールドを冒険するだけでなく、文字通り(生活する)ことも可能になっている


    そしてそんな中、第一層、はじまりの街:主街区にてある男女、二人がログインしていた



    はじまりの街


    ユウキ「…どうしよ…(…ぅぁ~!!和人にどこで待ち合わせするのか聞いてなかったよ~!?しかも焦っちゃってたから慌ててボク自身の下の名前で勿論カタカナだけど使っちゃったよ~!?大丈夫かなぁ…個人情報流出とかないよね…?)」


    和人の名前を聞いていたユウキだったがどこで待ち合わせをするのか、それは聞くのを忘れていた、それに足して自分の本名、下の名前をそのまま入れてしまった事に酷く後悔していた、そしてユウキはその二つの失敗からどんよりとしては溜息を吐いた、そしてそんな中周りには次々と現れては走って行く人達、または待ち合わせなのか会話をしている人達が沢山いる


    ユウキ「…いや、まだ諦めるのは早いよね…かず、えっと、キリトの特徴として多分一人でいるとかじゃ…」


    病室で聞いている限り和人はユウキと同じく友人がいない、つまりどちらかというとうまく人間関係に取り組めていない方、そう思ったユウキとりあえず周りを見渡し探す事にした、だが


    ユウキ「…(あ、そっか…ここはゲームの中だから現実の方の本人と顔、違うんだった…)」


    ユウキはそれを確認してはまた溜息を吐いた、もう確認の使用法、そして探しようがないと、そして諦めてどこかに座ろうと思った時だった、肩を誰かに捕まれたのだった


    ユウキ「!?」


    何かされる、そう思ったユウキは慌てて右手で背後にいる者に振りかぶった、だが見事に手は捕まれてしまった


    ユウキ「ッ!!」


    「っお、おい!ちょっと待ってくれ!!俺だ!キリトだ!?」


    ユウキ「・・・えっ?」


    目の前で慌てて手を振っている者にユウキは裏返った声を出した、キリト、その単語を聞いた時和人なのだとわかったからだった、だが流石に現実の本人とあまり似ていないくこちらの方、アバターの方がほっそりとしていて背が高かった


    キリト「あ~…心臓に悪い…」


    ユウキ「…っえ、も、もしかして、か、和人!?」


    ユウキは本人かどうか確認する為につい本名で呼んでしまった、そう言った時ユウキはしまった、と慌てて口を手で塞いだ


    キリト「ははは…別に大丈夫だぞユウキ…和人なんて名前世界中にいるからな…それよりユウキお前…なんで本名使ってるんだ…?流石の俺もそれは、ちょっと危ないと思うぞ…?」


    キリトはこっそりとユウキの耳元で言っては苦笑いした、それを聞いたユウキも苦笑いしては少し照れ臭そうに
  19. 19 : : 2016/10/24(月) 02:28:52
    ユウキ「あ、あはは…ボクも本当は別の名前にしようと思ってたんだけど、ちょっと慌ててね、かず、キリトに待ち合わせ場所とか聞いてなかったから、もしかしたら待たせてるのかもしれないって思ってね、そしたらこう、なちゃって・・・」


    キリト「!あぁ、そういう事か、悪い、俺がちゃんと説明しとけば良かったな…なんなら今から別のアバター作って名前変えられるけど、するか?」


    ユウキ「!…ううん、別に大丈夫!最初に作ったもう一人のボクの分身だもん、そんな簡単に消したりとかしたくないし、なにより結構気に入ったからね」


    ユウキはそう言いながら手をギュ、と握ったり、飛んだり、歩いたりしている、その一つ一つの動作が夢のような体験にユウキは目を輝かせている、それを見たキリトは少し胸を打たれた、自分はこうやって普通に家に帰りこうやってゲームで遊べている、それに対しユウキは寝たきりのベッドの上で、それでこの世界に来てやっと、体、手足を動かせると、あまりにも自分と違う事にキリトは悲しくなった、だがそんな思いよりもこれを言った方が良い、そう思った


    キリト「…良かったな、ユウキ」


    ユウキ「!うん!すっごく楽しい!今、ボク、凄く幸せだよ!」


    どこか他人事のように聞こえたがそんな事はなく、キリトは本心から思い、そう言っていたのだった、そしてユウキもちゃんとこれは本心から言っていてくれている、それがわかった為にキリトに満面な笑みを送った、そしてそんな笑みにキリトは見惚れそうになるも微笑み返した、そしてキリトはある事を心に決めた


    キリト「…よし!ユウキ!早速今から街の中を見て行こうぜ!ここでじっとしているのもいいがそれよりもモンスターとか倒した方が楽しいからよ!」


    ユウキ「!!うん!いいね!行こう~!」


    キリトが決めた事、それはユウキ自身が現実世界で、今まで何年間も辛い思いをしてきた事を全てひっくり返してしまう程に楽しまてあげたいと、そしてそれでいて、ここから今までなにも人間関係を進歩させてこなかった自分を変えてみようと、そうキリトは心に決めたのだった、そしてまた、二人は気づいていなかったがもう既に仲良くなっていたのだった、先程の病室での緊迫とした緊張感のような雰囲気はなく、ただただ仲が良い友達のような、そんな空気が


    キリト「ユウキ、とりあえず飯食べないか?」


    ユウキ「うん!いいよ!どんな食べ物があるの?」


    キリト「えっと、・・・ま、まぁとりあえず入ろうぜ!」


    ユウキ「キリト絶対わかってないよね…?」


    キリト「まぁまぁ気にすんなって、ほら早く行くぞ」


    そう言いユウキはジト目、そしてキリトは苦笑い、そんな微笑ましい空気が漂っていた、だがこれから起きる事はそんな微笑ましい空気も一気に地獄に落とすかのような展開が待ち受けていたのだった
  20. 20 : : 2016/10/24(月) 02:32:14
    ユウキ「ふぅ、とりあえずお腹一杯になるぐらいは食べた、かな?」


    キリト「あっちの世界の事を考えればかなり食った方なんじゃないかな?」


    あれから飲食店に入ったユウキとキリトは色々な物を食べた、現実世界での食べ物を完全に表現したもので味覚も合ってとキリトは初めてじゃないためあまり驚いた様子はなかった、だが今回が初めてだったユウキはかなり驚いていた、味もそうだが匂い、また他も色々と、そして今食べ終わった所なのだが、満腹感、そういう感じの物はまだ発達していない為味わったりとそういう事しかできない、その為現実世界で食べれる寮、また好きな物だけを食べられるという面ではメリットかもしれない


    ユウキ「うん、そうだね…でもボクはこうやって普通の食べ物を食べられるだけでかなり幸せだよ」


    ユウキはそう言っては注文した飲み物を口に含んでは飲み、そう言った、キリトはそれに対し


    キリト「…俺が見た限りだと、その、病院食、とかもあまり食べられてなかったんだろ…?」


    キリトはあまり聞かない方がいい、そう思ったがなんとなく聞いておいた方がいい、そう思い聞いた


    ユウキ「…うん、食欲とかも全然なくてね、正直噛む力とかも全然なくて食べるのが億劫なくらいだったよ…最初噛む力とかがなくなっていった時とか凄く怖かったよ…自分が自分でいられなくなってきてて、最後にはボク自身が無くなっちゃうんだなぁ~って思った時は…、あはは、ごめんね、折角こんな楽しい世界の中にいるのに」


    ユウキはそう言い無理に微笑んではまた暗い表情に戻った、そしてそれを聞き、見ていたキリトは


    キリト「…いや、別に大丈夫だ、それより無神経気味に聞いた俺も悪かった、ごめんな、あまり話したくなかっただろ…?」


    ユウキ「…うん、まぁ、正直言うとね…、でも嫌な事だけじゃないから大丈夫だよ」


    キリト「え?」


    ユウキからのその言葉にキリトは驚いた、嫌な事だけじゃない、と


    ユウキ「確かに思い出したくもない事だけど、こうやってボクのこの事を他の人に話す事によって落ち着きとかも得られるからね、何もデメリットばかりじゃないって、そう思うと嫌な事ばかりじゃないな~って、あはは、なんかおかしいね」


    キリトはユウキのその言葉にふと思った、この子は強い子なんだな、と、かなり短い言葉だがこれしか言えない、というよりも言葉に表せられない強さを持っているとキリトは思った


    キリト「…ユウキは、君は強いんだな…」


    ユウキ「ゴクッ、えっ?」


    キリト「ユウキのあの状態を見ている限りかなり小さい頃から苦しんでいる、それは大体わかった、でもそんな苦しみを小さい頃から、今の今までずっと背負ってきて、でも今こうやってここで俺と、その、友達、みたいになって、とりあえず、言葉に表す事ができないぐらい強いんだなって、俺だったらとっくに心折れてたと思う」


    そのユウキの強さを言葉に表す事ができない事にキリトはなんとも言えない悔しさを味わった、そして一方でキリトからのそんな言葉にユウキは驚いた表情をしていた


    ユウキ「っそ、そう、かな…?ボクは普通に感じる、けど…」


    キリト「!俺は凄いと思うぞ、並大抵の精神なんかじゃ耐えられないし精神病になってたと思う、あくまでこれは俺の思った事なんだけどな…尊敬するよユウキ」


    キリトは本当に心から思っているのかそう言い微笑んだ、そしてそんなキリトの言葉にユウキは
  21. 21 : : 2016/10/24(月) 02:32:23
    ユウキ「…っそんな事言ってくれたの初めてだなぁ…っあはは…なんでかな…なんか、嬉しくて…」


    ユウキはそう言っては俯き体を震わしている、そして涙声になっている事に気づいたキリトは励まそうとしたがやめた、何故やめたのか、それはわからない


    キリト「…」


    ユウキ「あはは…今まで、褒められたのなんて、小さい頃以来だから、嬉しくて…涙が、とまらないよ…ッ」


    キリトはそこで思った、今までどれぐらい我慢してきたのか、相談できる人はいなかったのか、と


    キリト「…ユウキは、今まで、誰かに話せた事とかあったのか…?その、辛い事とか…」


    ユウキ「…ううん…泣いてちゃだめだって…泣いてたって病気には勝てない、ってそう思って…今まで我慢してきた…」


    キリト「…あの医者の人とかに何か言われたりとかは…?」


    ユウキ「…聞かれたりしたけど、でも、ただでさえボクの治らない病気の為にあんなに沢山の薬とか機械とか無駄にしてるのにって思ったらなにも言えなくて…申し訳ないって…思って…っ」


    ユウキからのその年に似合わず大人びた、その言動にキリトは胸が痛くなった、病気に侵され痛い思いをしているにも関わらず他人の事なんて考えていられることに、そしてキリトは椅子から立ち上がりユウキの横に座り、抱き寄せた


    ユウキ「っ!!キリ、ト…?」


    キリト「俺じゃなんの力にもなれないかもしれないけど…とりあえずこれからはもう抱え込んだりするな…お前は十分苦しんでんだ、もうこれ以上苦しむ必要もないだろ?ユウキ…」


    キリトはそう言いユウキを抱きしめ、そっと頭に手を置き撫でた、普通ならこんな事しないがどうしても今してあげたい、してあげないといけない、そう思ったのだった、ここでやらないと壊れてしまうかもしれない、そう思い


    ユウキ「っ!!キリ、ト…ッ!!」


    今まで溜め込んでいたものが一気に爆発したのかユウキはキリトの胸に顔を当てては声を上げ泣いた、そしてそんな泣いているユウキの背中、頭とそっと撫でる、その頭と背中は小さく、そんな小さい体に何年間も苦しい思いを溜め込んでいた、そう思うとなんとも言えない怒りが込み上げた、ユウキに対してじゃなく、そんな今まで苦しんできていたユウキに気づく事もしなかった医者達にだった、だがだからと言って医者達に何かを言ったところでそれはキリト自身の思いであってユウキ自身の願った思いではない、そう思いなにも言わない事にした、そしてそれから数十分後やっと泣き止んだ


    ユウキ「…キリト…」


    キリト「…大丈夫か?」


    ユウキ「…うん、ありがとう…大丈夫、だけど…ちょっと、眠い、かな…」


    キリト「寝てていいぞ…」


    泣き疲れたのかユウキは今にも寝そうになっていた、そしてキリトからのその言葉になにか安心でもしたのかユウキは何も言わず目を瞑り、すぐに寝息を立て寝始めた、その寝顔は小さな子供のような、そんな寝顔だった


    キリト「…本当、強いな、ユウキは…」


    キリトはユウキの寝顔を見てはそっと微笑んだ、そしてそれからユウキが目覚めるまでずっと待つことにしたのだった
  22. 22 : : 2016/10/24(月) 18:47:32
    ついにSAOの中に入りましたね!この後やはりデスゲームの始まりますか?続きを楽しみにしてます!
  23. 23 : : 2016/10/25(火) 17:06:23
    リュウガ、さん?ですかね?とりあえず一つ言っておきたいのですが、こちらの事情とかも色々ありますので、また、やりたい時にやる、というのを前提でやっていますので毎日投稿をするわけではないです、またもう一つ、未練と共に、の方なのですがこちらに集中したいのでそちらは無理、だという事をわかってもらうと助かります。
  24. 24 : : 2016/10/25(火) 17:45:41
    超 期待です
  25. 25 : : 2016/10/25(火) 19:41:32
    ユウキ「…あはは、えっと、ごめん、キリト…」


    キリト「気にすんなよ、別に恥ずかしい事なんかじゃないさ」


    あれから約数十分間の間寝ていたユウキだったわけだが、閉店、というわけでユウキを背負っては外のベンチに下し、そしてユウキが目を覚ますまで待っていた、そして今から五分前にユウキは起きた


    ユウキ「…うん、そうだね、ここは謝るんじゃなくてお礼を言うところだね、ありがとうキリト」


    キリト「おう、それより少しは楽になったか?」


    ユウキ「!うん、そうだね、さっき泣いたおかげかどこか今スッキリした気分だよ、ボク今まで我慢してたからね、ありがとうね、言葉にはうまく表せないけど凄く助かったよ」


    ユウキはそう言いながらキリトに頭を下げては笑みを浮かべた、そんなユウキにキリトは慌てて


    キリト「っお、おいおい、やめてくれ、俺はただユウキに聞いただけだから、それに下手したら俺がユウキを泣かしたようなもんだし、今回はただ、たまたまなだけだよ…」


    キリトはそう言っては表情を暗くした、そんなキリトにユウキは


    バシッ!!


    キリト「っいった!?」


    ユウキ「それでもキリトはボクを助けてくれたようなものなんだからちゃんとボクからのお礼を受け取ってもらいたい、そうしないとボク、傷ついちゃうよ?」


    ユウキはそう言い困った表情をした、そんなユウキにキリトはやってしまった、と同時に少しずるいとも思った


    キリト「…ユウキはずるいな…俺がこうなる事わかってて言っただろ?」


    ユウキ「!うん、だってそうしないとキリト、後々引きずっちゃいそうに見えるし、何よりそんなキリトの事見てたくなんかないもん…折角友達になれたのに…」


    ユウキはそう言い拗ねたようなそんな顔をした、そんなユウキにキリトは


    キリト「…っはは!」


    ユウキ「!キリト?」


    キリト「…いや、悪い、確かに礼は素直に受け取っておくもんだよなって、それに」


    キリトはそう言いユウキの頭にそっと手を添えた


    キリト「折角友達になったばかりなのにこんな暗い雰囲気になっちまったらゲームも全部楽しくなくなっちまうしな」


    ユウキ「!うん、そうだよキリト、せっかくのゲームも楽しくなくなっちゃうし、ボク自身の体調とかも悪くなっちゃうかもよ?」


    ユウキはそう言い微笑んだ、そんなユウキにキリトは思わず苦笑い


    キリト「それは一番ダメな事だな、精神面のストレスは体調にも影響にも出てきてしまうし」


    ユウキ「うん!そうだよキリト!だからできる限り楽しもう?暗い雰囲気になってても全然良いことなんかないし、それだったらおもいっきりこの世界で、このゲームで楽しんだ方がお得!ボクの言ってる事違うかな?」


    キリト「…はぁ、ユウキは本当強いな、全然叶わないよ」


    ユウキ「!ははは!元気はボクの唯一の取柄って先生からも言われてた事だからね!」


    キリト「そ、それはそれでどうなんだ?」


    胸を張って言うユウキにキリトは苦笑いしながら言う、そんなキリトにユウキは少し冷や汗を掻きながら
  26. 26 : : 2016/10/25(火) 19:41:40
    ユウキ「ほ、ほら!キリト!そこだよ!そこ!そういうつまらない事で悩んじゃうから暗くなっちゃうんだよ!そんなつまらない事で悩んでる暇があったらボクに早くモンスターの倒し方教えてよ!ほら!立つ!」


    キリト「おわっ!?ちょ、ユウキ押すな押すな!?」


    ユウキ「ほらほらキリト!早く行こう!時間は待ってくれないよ~!」


    ユウキはそう言いながら元気一杯に笑みを浮かべ振る舞う、そんなユウキにキリトはつられて微笑んだ、そしてつられて笑うと微笑むと同時に自分のちっぽけな悩みがどうでもよくもなった



    第一フィールド


    ユウキ「とりゃ!!」


    キリト「ははは・・・、ゲームを始めた頃の俺みたいだな」


    キリト達は今街から外れた場所、つまり街の外に来ていた、そして今キリトの目の前でユウキは滅茶苦茶に剣を振り回していた、そして剣はモンスターに当たる事なく空気を切っている、ちなみにモンスターの名前は(フレンジーボア)、見た目完全にイノシシで初心者でも簡単に倒せるモンスターなのである、他のゲームでいうスライム相当と同じ存在、そしてそんなユウキをぼーっと座ってみているキリトは苦笑いしていた、キリト自身がこのゲームを始めた頃とやっている事がまるっきり同じだったからだった


    ユウキ「はぁはぁ、もう~!!どうして思ったように体動かないの~!?」


    ユウキはそう言いながら剣、片手剣を振り回しては地面に突き刺さり息を荒らしている、そしてそんなユウキになんの躊躇もなくクレイジーボア、イノシシはユウキにぶち当たり吹き飛ばされている、吹き飛ばされた時の悲鳴が妙に可愛いがそれは無視


    キリト「そろそろ教えてやろうか?ユウキ」


    ユウキ「っいったた…はぁ~…思ったように体動かせないんだね~…剣も重たいし、初心者が持つ武器じゃないよこれ・・・」


    ユウキはそう言いながら地面に突き刺さった剣を引き抜いてはジト目でそういった、そんなユウキに


    キリト「はじめはそんなもんさ、俺もこのゲーム始めた時全然うまくいかなくて二日間くらい投げ出したからな」


    ユウキ「えぇ・・・そんなにこのゲーム難しいの~?ボクやっていけるかな・・・?」


    キリト「ははは…やっていけるだろ、俺でもできたんだ、ちなみに一つ教えておくがこれはソードスキルって言うんだ」


    キリトは剣を引き抜いては腰を低くし剣を意識を集中させた、すると剣はグリーン色に光った、それと同時にしゅぎーん!と心地が良い、耳に良さそうな効果音が響いた


    ユウキ「!!わぁ!綺麗!」


    キリト「あぁ、そしてこれがソードスキルって言うんだ、そして後はシステムが勝手に検出してくれて」


    キリトはそう言い目の前にいるイノシシに突っ込みぶった切った、イノシシは見事体を真っ二つにし、ポリゴンとなり消えた


    キリト「後は勝手に体が動いてくれてやれるんだ」


    ユウキ「へぇ~!!すごいすごい!ボクもやってみたい!」


    キリト「あぁ、そうだな、んじゃまず剣を握って集中してみてくれ」


    キリトからのその言葉にユウキは慌てて剣を握った
  27. 27 : : 2016/10/25(火) 21:48:28
    あなたの言った事はよく理解しました!少しずずでも良いからたまには未練と共にの続きを書いてくださいね!俺は続きがくるのを楽しみに待ってます!この作品の続きも期待してます!

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nikorasu569

キリト

@nikorasu569

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