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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

日向「50日で15人同時攻略計画?」

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  1. 1 : : 2016/10/17(月) 21:54:10


    二作目SS
    今回はほぼ安価形式。
    スレタイ通り攻略が目的なので、ハーレム(ホモ有)エンドが目的。
    77期生しか出ません。

    因みに安価例は>>2になります。
  2. 2 : : 2016/10/17(月) 21:55:55
    狛枝の顔面にパイ投げ
  3. 3 : : 2016/10/17(月) 23:14:04
    雪染先生はいない感じで生徒だけですか?
  4. 4 : : 2016/10/17(月) 23:16:11


    日向「…と、言うわけだ狛枝。今から俺はお前の顔面に全力でパイを投げる」

    狛枝「いやちょっと待って。突然ボクのコテージに来ておいて第一声がそr(ごふうっ!?」

    日向「…悪いな、狛枝。これもお前のためなんだ。」




    ウサミ「はわわわ…これはみんなでらーぶらーぶするための計画でちゅよ!争いはダメでちゅー!」

    日向「とは言ってもな…そもそも俺はこの計画に賛成じゃないんだよ…」

    ウサミ「ほぇ?どうちてでちか?」

    日向「当たり前だろ!何が全員ハーレムエンドだ!!男も攻略とか絶対嫌だからな!」

    ウサミ「そ、そんなぁ!で、でも…あくまでそれは可能性の話でちゅよ?」

    日向「か、可能性…?」

    ウサミ「あい!先生は別に友達としてのらーぶらーぶで全然問題はないでちゅ!」

    日向「ほっ…な、なんだよ。じゃあ初めからそう言ってくれよな…」

    ウサミ「あ、あのぅ…でもそれは日向クンの選択次第と言いまちゅか…」

    日向「は…?」

    ウサミ「ひゃあ!?と、とにかく日向クンはみんなとらーぶらーぶを目指ちて頑張ってくだちゃーい!」

    日向「なっ…ちょ、おい逃げるな!」



    …くそ、逃げられた…

    せめて何でこの計画の案が出たのか、聞いておこうかと思ったのに…


    日向「ん…?これは…電子生徒手帳が更新されたのか…?」

    とりあえず見てみるか…。


    ー どれどれ……


    狛枝凪斗:☆


    日向「……名前の横に星があるな…これが攻略の鍵なのか?」

    日向「くそ…情報が足りないな…とりあえず手探りで進めていくか…」

    日向「あれ…?」


    七海千秋:☆☆☆☆☆


    七海のは何故か初めから星が5つも溜まってる…。

    …いや、よく見ると他にも何人か溜まってる奴がいるな…。



    日向「これも何か意味があるのか…?」


    まぁ…いっか。
    流石に50日も過ごしたら少しは誰かと仲良くはなるだろう…

    あくまで俺が目指すのは全員と友達以上になることだ。
    50日間、やってやるさ。







    ーチュートリアル終了。




    安価、明日は初日は誰に会いに行く?>>4


  5. 5 : : 2016/10/17(月) 23:17:27
    おわり
  6. 6 : : 2016/10/17(月) 23:17:30
    ソニア
  7. 7 : : 2016/10/17(月) 23:17:45
    七海
  8. 8 : : 2016/10/17(月) 23:19:16
    >>3

    なら雪染先生も追加で。
    コメントありがとうございます。

    まさか自分で安価を踏んでしまうとは…由々しき事態だわ!


    再安価>>9
  9. 9 : : 2016/10/17(月) 23:21:49
    小泉
  10. 10 : : 2016/10/17(月) 23:38:15


    ーー1日目。


    日向「小泉ー?いるかー?」

    小泉「ちょ、ちょっといきなりなんなの?」

    日向「いやちょっとお前と話がしたくて…」

    小泉「話…?…ねえ、それって、わざわざ朝イチに私の部屋に来てまで話さなきゃならない大事な話なわけ?」

    日向「す、すまん…」


    どうやら小泉を怒らせてしまったらしい…

    いきなり部屋まで来るのは流石にマズかったか…。


    小泉「全く…だから男子ってイヤなのよね。少しはデリカシー持ちなさいよ!アタシならまあ…特別に許してあげるけど、他の女の子に同じようなことをしたら許さないんだから」

    日向「わ、分かった!次から気をつけるよ!」

    小泉「じゃあ、また後でレストランでね」



    押し切られてしまった…

    どうやら気分を最悪にさせてしまったらしい。



    日向「ま、マズいな…いきなりしくじった…!これ…案外難しいかもしれないぞ…?」


    とりあえず通信簿を見てみるか…



    小泉真昼:△


    日向「ッ!?」


    また別の記号が…今度は三角形なのか!?

    ああもう…システムが全く分からないぞ…



    日向「…仕方ない。とりあえず腹も減ったし誰かと朝食でも食べるか…」




    安価、朝食は誰と食べる?>>11


  11. 11 : : 2016/10/17(月) 23:40:51
    終里
  12. 12 : : 2016/10/18(火) 00:09:01


    ーーレストラン。


    日向「…終里、あのさ」

    終里「ふご?むぐむぐ…」

    日向「あ、いや…先に飲み込んでから喋ってくれ」

    終里「むが?むぐむぐ…ごくっ…っはー!やっぱ肉は最高だな!」

    日向「朝からよくそんな食えるよな…」

    終里「あー?食えるに食っとかねぇとだろっ!つーか、えと、日三郎だっけか?」

    日向「ひ、な、た、だ!…たくっ…真面目に覚えてくれよ…」

    終里「いやーわりいわりい。つーかオレ人の名前覚えんの苦手なんだよなー。よえー奴の名前なんて尚更覚えられねえって!」

    日向「>>13



    台詞安価

    1.俺の体格を見てもそれが言えるか?
    2.なら、苦手を克服してみないか?
    3.じゃあさ肉の名前なら…どうなんだ?
    4.好きな台詞


    好きな数字で選んでね。
    4の場合は台詞込みでお願いします。

  13. 13 : : 2016/10/18(火) 00:10:41
    4で

    だったら終里、お前の呼びやすい名前で構わないぞ
  14. 14 : : 2016/10/18(火) 00:37:49


    日向「だったら終里、お前の呼びやすい名前で構わないぞ」

    終里「呼びやすい名前だァ?んなこと急に言われてもなぁ…んー」

    日向「そんな難しく考えなくてもいいんだよ。ほら、アダ名とかさ」

    終里「んー…つってもなあ…アダ名とか付けたところでどうせそれも忘れちまうんだよなぁ…」

    日向「そ…そこまで眼中にないのか…俺は…っ」

    終里「あーやめだやめ!つーわけだ日向!オレはもう気分で呼ぶことにすっから!もう間違えても文句言うなよっ?」

    日向「お、おう…(今名前…!)」

    終里「さあて飯の続きっと!」

    日向「ま、まだ食うのか!?」

    終里「話は終わったんだろ?じゃーもう用はねえよな!」

    日向「あはは…」

    終里「あっ、ひなさぶろう!」

    日向「!どうした?」

    終里「ま、その…なんだ。気ィ使ってくれてありがとうな!また飯一緒に食おうぜ、へへっ」

    日向「…!ああ」



    終里も楽しそうだ…

    …いい感じだし、今が引き際かもしれない。
    今日はこのくらいにしておこう…


    よし、早速通信簿の確認だ。


    終里赤音:☆☆


    ☆が2つも…!

    ここまでの結果で今日の終里の様子からして推理すると…どうやら良い場合のみ☆が表示されるようだ。

    …いやでも、そうしたらなんで狛枝は増えたんだ…?

    それに七海に関してはまだ始まって話すらしてないしな…

    ……まだ決めつけるには早いかもしれない…



    日向「よし…とりあえず午後からも頑張ってみるか」


    安価、午後は誰のところに行く?>>15


  15. 15 : : 2016/10/18(火) 00:39:43
    左右田
  16. 16 : : 2016/10/18(火) 00:57:00


    ーー砂浜


    左右田「おっ日向じゃねーか。こんなとこで何してんだよ?」

    日向「…そういうお前こそ、砂浜で何してるんだ?」

    左右田「い、いやーあはは。別に俺ァ隠し事なんてしてねーぞ?」

    日向「……もしかして、>>17


    どうやら左右田には言えない目的があるらしい…


    1.モノモノヤシーンをやりに来たのか?
    2.日焼けしにきたのか?
    3.泳ぎに来たのか?
    4.好きな台詞


    台詞安価>>17
  17. 17 : : 2016/10/18(火) 01:01:49
    4

    悩みでもあるのか?
  18. 18 : : 2016/10/18(火) 01:02:16
    4

    ソニアは田中と出来てしまった
  19. 19 : : 2016/10/18(火) 01:27:57


    日向「悩みでもあるのか?」

    左右田「べ、別にそんなんじゃねーよ…!」

    日向「ま、まあそのなんだ…お前さえ良ければ話くらいなら聞いてやれるぞ?もしかしたら力になれるかもしれないしさ…」

    左右田「日向……、…いや、わりぃ。まだお前には言えねーわ。つーかそんな俺等そんな仲でもねえしな…」

    日向「そ、そうか…悪いな。無理矢理聞き出すみたいな言い方して…」

    左右田「んーまあ…気持ちは素直に嬉しいんだけどよ。だだまあ…今はほっといてくれや。わりい」

    日向「…分かった、じゃあまたな」

    左右田「おう…」



    どうやらまだ信頼度が足りなかったようだ…
    悩みや相手の内側に深く入り込むにはそれ相応の信頼度が必要らしい。


    …不安だが…通信簿、見てみるか。


    左右田和一:☆▽


    日向「……」


    …また意味不明な記号が…。
    今度は同時に出てきたな…

    雰囲気としてはあまり良くなかったのに…星はあるのか…。

    …まだまだ色々と調べる必要がありそうだ…







    日向「…今日はもう疲れたな…これで最後しよう…」


    安価、夜は誰に会いに行く?>>19
  20. 20 : : 2016/10/18(火) 01:28:50
    間違い
    安価>>21
  21. 21 : : 2016/10/18(火) 01:29:06
    西園寺
  22. 22 : : 2016/10/18(火) 01:38:02


    ーーホテル・ミライ


    西園寺「あー!日向おにぃだー!こんな時間にうろついてると不審者に間違われるよー?プークスクス」

    日向「ふ、不審者って…仲間相手に吐く台詞かよ…」

    西園寺「えー!いつ仲間になったのぉ?まーでもー、奴隷くらいならアンタなんかでもお似合いなんじゃない?」

    日向「ど、奴隷ってお前なぁ…」

    西園寺「なあーに?偉そうに説教でもするつもり?」

    日向「>>23



    台詞安価>>23
  23. 23 : : 2016/10/18(火) 01:41:49
    説教なんかしない・・・ただ、そばにいてほしいだけだ(壁ドンしながら)
  24. 24 : : 2016/10/18(火) 02:00:17


    日向「説教なんかしない・・・ただ、そばにいてほしいだけだ」(壁ドンしながら)

    西園寺「…ふえ?ちょ、な…なに…?」

    日向「西園寺…」

    西園寺「え…な、なに?本気で怒ったの…?ねえ…日向おにぃってば…!」

    日向「……」

    西園寺「う…う…っうわあああああっ!ひ、日向おにぃが怒ったあああああっ!!」

    日向「!?そ、それは違うぞ!それより泣くな!こんなところでそんな大声で泣かれたら…」

    小泉「…日向?」

    日向「ほらっ!来ちゃったじゃないか!しかもよりにもよって小泉とか…っ」

    西園寺「うわあああんっ小泉おねぇ…怖かったよおお…っひぐっ」

    小泉「……アタシ、言わなかったっけ?」

    日向「…え?」

    小泉「今度また…デリカシーのないようなことを他の女の子にでもするようだったら許さないって…」

    日向「や、だ、だから誤解なんだって!話を聞いてくれ!」

    小泉「行こう、日寄子ちゃん」

    西園寺「うんっ!いこいこーっ!」

    日向「ま…待ってくれよ…!」

    西園寺「あ、日向おにぃ」

    日向「え…?」

    西園寺「べーっだ!」

    日向「………っ…!」



    小泉真昼:★★
    西園寺日寄子:☆▽


    日向「…なんか黒い星になってるよな…?しかも増えてるし…」


    西園寺にいたってはあれほど最悪だったのに星がついてるな…

    だめだ、流石に1日目だけじゃまだ分からないことだらけだ…


    詳しい事は明日考えよう…


    日向「……帰ろう」





    ーー1日目 終了ーー

  25. 25 : : 2016/10/18(火) 02:03:08
    これって一気に二人とかもできますか?
  26. 26 : : 2016/10/18(火) 02:04:15
    安価がきたときにってことです
  27. 27 : : 2016/10/18(火) 02:12:29
    >>25

    もちろん出来ます。

    というより、その辺は皆さんにお任せします。
    キャラが多ければ多いほど、話題も増えますしね。

    ただ悩み相談などを知りたい場合は個人個人の方が話しやすいかもしれません。
    ただ今回はまだ初日なので日向のコミュ力など、仲間同士の交友度がイマイチだったのでこのようになってしまいましたが…本来ならより仲良くなるためには悩み相談が一番効率が良いようですよ。
  28. 28 : : 2016/10/18(火) 02:30:24


    ーー2日目。


    小泉真昼:★★
    終里赤音:☆☆
    左右田和一:☆▽
    西園寺日寄子:☆▽


    日向「とりあえずまとめては見たが…」


    そもそもどうやったら友達以上?という認識になるんだろうか…
    一応ウサミの指示なんだし、アイツがなにか絡んでいるとは思うんだが…

    …てか、あれからなんも言って来ないんだな。


    不安しかない…。


    日向「ははっ…本当にこんなんでハーレムエンドとか出来んのかよ…」




    …いや、まだ諦めるな。

    今は前に進むんだ。


    日向「…よし、行くか」



    安価。早朝、誰のとこに行く?>>28

    行かない場合は理由も可
    その場合は行かない理由もお願いします。


  29. 29 : : 2016/10/18(火) 03:07:47
    七海
  30. 30 : : 2016/10/18(火) 15:31:07
    七海
  31. 31 : : 2016/10/18(火) 20:14:35


    ーー 日向 創 コテージ前



    七海「えと…おはよう、日向クン」

    日向「な、七海?何で俺の部屋の前に…」

    七海「?ただ日向クンと一緒にレストラン行こうかなと思って誘いに来たんだけど…迷惑、だったかな…?」

    日向「そんなことないぞ。それに俺も今から七海のところに行こうかと思ってたんだ。」

    七海「そうなの…?なら、丁度良かったんだね。」

    日向「ああ…でも何でまた…お前から誘ってくるなんて珍しいな…」

    七海「珍しい…かな?ただ私は日向クンと少しでも一緒にいたかったから…」

    日向「な、七海…」


    …思わずドキッとしてしまう。

    確か、七海は初めから星が5つもあった…

    もし、星が好感度を表してるというなら…この接し方も頷けるよな…?



    日向「…なあ、七海」

    七海「…ん?」

    日向「七海さ…恋愛ゲームは苦手って言ってよな?」

    七海「あー…うん、そんなことも言ったね…でも、それがどうかしたの?」

    日向「いや…もしもだけどさ、その苦手な事をどうしてもやらなきゃいけない状況になって…しかもそれを攻略法無しで全クリしろとか言われたら…七海、お前ならどうする?」

    七海「え?ん、んー…私なら…」

    日向「あ、ああ…」

    七海「…やる、と思うよ…?」

    日向「…それは、全クリ出来る自信があるからか…?」

    七海「ううん…ただなんていうのかな…自信なんてなくても、ほらっやればなんとかなるっていうの?私は、やらないで後悔するのは嫌だから…」

    日向「そっか…そうだよな」

    七海「……なにかゲームの予定でもあるの?私で良かったら協力するよ?」

    日向「…」


    …どうする?
    ここで七海に全てを話すか…?

    いや…全て話すことは無理かもしれないが…ヒントくらいなら得られるかもしれない…



    七海「日向クン…?」

    日向「>>32



    1.七海を、攻略したいんだ
    2.好きな台詞


    台詞安価>>32

  32. 32 : : 2016/10/18(火) 20:28:18
    無難に1で
  33. 33 : : 2016/10/18(火) 20:52:29


    日向「七海を、攻略したいんだ」

    七海「…え?」



    七海の顔が一瞬にして赤くなった…

    …ま、まずい、俺も釣られて赤くなりそうだ…。



    日向「顔、赤いぞ…」

    七海「そういう日向クンだって…」

    日向「え、そ…そうか?」

    七海「ふふっ…そうだよ。私と一緒だね…」

    日向「…!!」


    …なんだか、いい雰囲気だ。

    もしかしたらこのままいいところまでいけるかも…?






    と、思ったらここで誰かが乱入して来た。


    その相手は誰にする?>>34

    ???「」


    台詞もお願いします。

  34. 34 : : 2016/10/18(火) 20:54:46
    花村

    「ウェディングケーキが必要と聞いて」
  35. 35 : : 2016/10/18(火) 22:49:48


    花村「ウェディングケーキが必要と聞いて」

    日向「は、花村!?」

    七海「むぅ…」

    花村「むっふっふ〜。ここはぼくの出番だよね。愛を育む二人に特製ケーキを作っちゃうよ!で、子作りはまだなの?」

    日向「最後の一言で台無しだ!!第一俺たちはまだ…っ」

    七海「……はあ…私自分のコテージに戻るね…」

    日向「え、ちょっ…七海!?」

    七海「…ごめんね、日向クンとはもうちょっと話がしたかったけど…」

    日向「そ、そんな…っ」




    七海は不機嫌そうに部屋へと帰ってしまった…




    日向「は、花村ああああああっ!!」

    花村「あれ?あれれ〜?おっかしいなぁ?」

    日向「どうしてくれんだ!せっかくいい感じだったのに…っ」

    花村「んー…何がまずかったのかなぁ?いやぼくがよりをかけて作った料理がまずいなんてことはありえないのに…」

    日向「お前の場合は料理じゃなくて、言葉選びがまずいんだよ…」

    花村「えぇ!?ご、ごめんよ〜…。悪気はなかったんだ!…ただ二人があまりにもいい雰囲気だったから、つい言っちゃったんだよ〜…」

    日向「花村…」



    どうやら花村は本当に俺らを祝福したかっただけのようだ…

    少し言い過ぎたかもしれない…



    日向「いや…俺も少し言い過ぎたというか…」

    花村「ひ、日向クン…ありがとう!ど、どうしよう…ぼく…新しい扉を開いてしまいそうだよ…」

    日向「それだけは止めてくれっ!!大体七海のことだって、花村の思うような関係じゃないんだよ…」

    花村「んん?でも雰囲気そのものはラブラブバカップルそのものだったよ?」

    日向「バ、バカップルって…。と、とにかく誤解なんだ!だから、頼むから他のみんなには余計なことを言うなよ?」

    花村「なるほど…日向クンは男色だと…つまりはそういうことだね!」

    日向「だからなんっでその解釈になるんだッ!!」

    花村「安心して!ぼくは口が堅いからみんなには言わないよ。なんならこの後個人レッスンでも…」

    日向「行かないからな!?」




    身の危険を感じ、俺は一目散にその場から離れた。

    どうにか花村を撒いたらしい…



    日向「ふぅ…危なかった。レストランでの食事は出来なかったな…」


    今日はモノモノヤシーンで取った非常食でも食べて腹を満たそう…


    日向「…さて、通信簿は…と」




    七海千秋:☆☆☆☆☆
    花村輝々:☆☆☆☆



    …ホッ。

    とりあえず七海のは変わってないな…。


    けど、いきなり花村の星が4つもあるなんてな…。



    日向「……まさかとは男の場合は星が多ければ多いほど、男色化する…なんてことはないよな?」


    …いや、まさかな。

    今回が相手が花村だっただけに確証は持てないし…よし、次に切り替えるか。



    午後は誰に会いに行く?>>36

  36. 36 : : 2016/10/18(火) 22:51:14
    小泉
  37. 37 : : 2016/10/18(火) 23:19:02


    ーー ジャバウォック公園



    日向「…写真、撮ってるのか?」

    小泉「わっ!…もうっいきなり声掛けないでよ!」

    日向「わ、悪い…。でも俺に気付かないくらい集中してたんだな」

    小泉「そりゃあ…だって、写真撮るの好きなんだもん。みんなの笑顔とか…こういう綺麗な景色とか…ついカメラ納めたくなるの」

    日向「…そっか、いいな。それ」

    小泉「でしょ?って、馴れ馴れしくアタシに話しかけないでよ!アンタが日寄子ちゃんにしたこと…忘れてないんだからねっ?」

    日向「だ、だから誤解なんだ!というか、今日はその…昨日の誤解が解きたくてさ…」

    小泉「ふーん?まあいいけど…あ、なんならさ、日向も何か写真撮ってきてよ!」

    日向「えぇ、でも俺写真に関しては全くの初心者だぞ!?」

    小泉「いいからいいから!それでもし、私が良いって思えるような写真を一枚撮ってきてくれたら…許してあげるから」

    日向「ほ、ほんとか…?」

    小泉「ほんとほんと!ほら、いってきなよ」




    …カメラを渡された。

    どうやら小泉は本気で言っているようだ。


    …気が抜けない。
    何としても小泉が良いと思えるような写真を撮らなければ…!



    安価、どんな写真を撮る?>>38


    1.敢えての自分
    2.小泉
    3.銅像
    4.野鳥
    5.景色
    6.好きなもの、ご自由にどうぞ

  38. 38 : : 2016/10/18(火) 23:21:03
    5.景色
  39. 39 : : 2016/10/19(水) 00:46:45


    小泉「おっきたきた!どう?いい写真取れた?」

    日向「えーっと…とりあえず何撮れば良いか分からなかったから無難に景色でも撮ってみたんだが…ど、どうだ?」

    小泉「ふぅん…どれどれ…」



    俺が撮った写真を小泉はまじまじと見ている…


    木や草や花、そして空…。
    一応この公園に見える全てものが写真に入るよう意識して撮ってみたんだけど…。

    超高校級の写真家の目からしたら俺の撮った写真はどんな風に写るんだろうか…。
    …緊張の一瞬だ。


    日向「………」

    小泉「…ねえ」

    日向「は、はい!」

    小泉「プッ何で敬語なのよ。アタシまだ何も言ってないんだけど?」

    日向「あ…いや、なんか緊張しちゃってさ。なんせ小泉は超高校級の写真家だろ?ヘタなものは見せられないしな…」

    小泉「…なぁに一丁前に見栄張ってんのよ!こういうのはもっと気楽に撮んなきゃ駄目なんだからっ」

    日向「そ、そういうものなのか?」

    小泉「そーいうものなのよっ!……ね、アンタはさ、この写真撮ってる時どう感じた?」

    日向「え、どうって…。」

    小泉「ーいいから!カッコつけないで素直な感想教えなさいよ!」

    日向「……俺は、>>40




    台詞安価>40

  40. 40 : : 2016/10/19(水) 00:54:50
    ただ、夢中になっていた
  41. 41 : : 2016/10/19(水) 02:03:24


    日向「ただ、夢中になってた」

    小泉「…ッ!」

    日向「…もちろん、小泉に見せるからっていう理由もあったんだけど…単純にさ、楽しかった。撮る楽しみや見せる嬉しさ…こんなにも夢中になれるなんて思わなかった」

    小泉「日向…」

    日向「…っていうのが俺の感想なんだけど…、やっぱり、ありきたり過ぎるか…?」

    小泉「…………ばかっ」

    日向「え…?」

    小泉「それでいいのよ。写真ていうのは絵じゃないんだから…撮る人がいて見る人がいるの。もちろんこれも当たり前のことなんだけど…写真にはね、下手も上手もないんだから」

    日向「…!」

    小泉「ー写真、良かったよ!撮ってる時の日向も楽しそうだったから、アタシも一枚貰っちゃった!」

    日向「なっ…!いつの間に…っ!」

    小泉「それぐらい夢中だったんでしょ?だからいいの!」

    日向「け、消してはくれないのか?」

    小泉「だーめ!…でも、その代わり日寄子ちゃんのことはチャラにしてあげるからさ!」

    日向「小泉…」

    小泉「あ、でもまたなんか変なことしたら…今度こそ承知しないんだからねっ?」

    日向「分かった分かった…。もう2度としない」

    小泉「それならよしっ!…じゃ、アタシそろそろ行くね」

    日向「おう…またな」




    小泉は満面の笑みで帰って行った…



    日向「…なかなか、悪くなかったよな」



    …さて、確認だ。
    ー通信簿はっと…



    小泉真昼:☆


    日向「!」


    黒星が消えてる…!


    …ということはやはり、黒い星は駄目な印象を与えると付きやすくなるのか…?

    そうなると西園寺の件が引っかかるが…とりあえずこの路線で進めてみるか。

    なるべく黒星がつかないよう行動するしかない…!



    夜、誰かに会いに行く?>>42

    いかない場合も可
    理由もお願いします。


  42. 42 : : 2016/10/19(水) 02:07:48
    十神
  43. 43 : : 2016/10/19(水) 11:36:51


    ーー 十神白夜 コテージ前



    日向「十神ー、いるかー?」

    十神「…なんだ、騒々しい。何か急用か?」

    日向「い、いや別に急用ってわけじゃないんだけど…」

    十神「…なら、帰れ。俺は暇な貴様等と違って忙しいんだ」

    日向「あ、違う違う!ちゃんと用はあるんだ!…急用ってわけじゃないだけでさ」

    十神「……じゃあ何の用があると言うんだ。さっさと言え」

    日向「え、えーと…>>44



    ま、まずいぞ…!
    何か言わなければこのまま追い帰されてしまう…!
    安価、どう出る?>>44



    1.十神のことをもっと知りたいんだ!
    2.夜食を持ってきたんだ!
    3.好きな台詞

    2.の場合を渡す物もお願いします。

  44. 44 : : 2016/10/19(水) 12:34:45
    2
    ケンタッキー
  45. 45 : : 2016/10/19(水) 22:41:09


    日向「え、えーと…これ、良かったら食べないか?」

    十神「なっ…ケンタッキー…だと?」

    日向「ああ…お前こういうの好きだろ?」

    十神「確かに…久しくそういうジャンクフードを食してはいないが…」

    日向「なら、丁度いいな。良かったら貰ってくれよ」

    十神「…しかし、何故だ?何故お前が俺にこのような真似を…っ」

    日向「理由がなきゃダメなのか?」

    十神「……まぁいい。が、お前は少しは時と場合を考えろ。こんな時間にお前は俺に肉を食わせる気か?」

    日向「あっ…すまん!別にそんなつもりは無かったんだ…」

    十神「フッ…全く、お前は変な奴だな」

    日向「…おかしいか?」

    十神「…ああ、ある意味なら笑えるかもしれんな。」

    日向「そ、そうか…」

    十神「……まぁせっかくだ。これは貰っておくぞ」

    日向「あ、ああ…!」

    十神「…じゃあな、お前も早く寝ろよ」





    …なんとか門前払いにはならずにすんだみたいだ…。


    日向「なんだかんだで…良い奴なんだよな」


    文句を言いながらもちゃんと受け取ってくれるし…まぁ口は悪いけど。


    日向「…時と場合、か」


    …案外これは…重要なキーワードかもしれないな。

    夜は大抵みんなコテージにいるし…もう少し仲良くなったら、悩みや相談なんてのも打ち明けてくれるかもな…

    まあ…まだまだ前途多難って感じだけど、少しずつ良いんだ。



    日向「…さて、通信簿でも見て俺も寝るか…」



    十神白夜?:☆






    ーー 2日目 終了 ーー


  46. 46 : : 2016/10/19(水) 23:59:34


    ーー 3日目。


    狛枝凪斗:☆
    終里赤音:☆☆
    左右田和一:☆▽
    西園寺日寄子:☆▽
    七海千秋:☆☆☆☆☆
    花村輝々:☆☆☆☆
    小泉真昼:☆
    十神白夜?:☆


    日向「うーん…3日目にしてはこれは良い方なのか…?」


    まだまだ気になる点はあるが…。


    日向「十神の名前にだけ、?がついてる…」


    …どういうことだ?
    バグ、なのか…?

    くそ…こっちは分からないことだらけだってのに、ウサミのヤツは何をしてるんだ?

    いい加減ヒントくらい教えてくれたって…



    日向「……カリカリしても、しょうがないよな…」


    とりあえず今日はちゃんと朝食食べに行くか…。



    安価、朝食は誰と食べる?>>47

  47. 47 : : 2016/10/20(木) 00:00:56
    小泉
  48. 48 : : 2016/10/20(木) 21:01:22


    日向「小泉!」

    小泉「あ、おはよう。き、昨日ぶりだね…」

    日向「ああ…色々とありがとな。」

    小泉「い…いいのよ、別に。ほら、さっさとごはん食べな?朝ご飯は大事な活力なんだからっ」

    日向「…なんか顔赤いな?熱でもあるのか?」

    小泉「そっそんなわけないでしょ!?ただちょっとだけ照れくさいとか、別にそんなんじゃないんだからッ!」

    日向「わ…分かった分かった。」

    小泉「もう…今度変なこと聞いてきたら許さないからね…」

    日向「…っ…」



    気まずい空気が流れる…。

    安価、どんな話をする?>>49


    1.そういえば昨日撮った写真なんだけど…
    2.好きな台詞


  49. 49 : : 2016/10/20(木) 21:02:48
    2で
    今日も一緒に写真撮りに行こうぜ、時間空いてる時で良いからな
  50. 50 : : 2016/10/20(木) 21:47:48


    日向「今日も一緒に写真撮りに行こうぜ。…時間空いてる時で良いからな」

    小泉「えっ…」

    日向「どうした?…あ、やっぱり嫌だったか?」

    小泉「う、ううん…そんなんじゃないの…。ねえ、アンタさ最近わりとアタシのところばっかりくるけど……いいの?アタシばっかりと一緒にいて…」

    日向「俺が小泉と一緒にいたいからこうして一緒にいるんだ。…でももし、迷惑だったらもうしない」

    小泉「ち…っ違う違う!迷惑だなんて全然思ってないから…っ」

    日向「…そ、そうか…」



    …ほんのりと頬を赤く染める小泉。

    自然と俺の胸も高鳴る。



    小泉「や、約束…だからねっ…ちゃんと、日向から誘って」

    日向「ああ…」

    小泉「………ありがとう、日向」





    西園寺「なに、あれ…小泉おねえと日向おにぃ…何であんな仲良しなわけ…?」





    日向「…小泉、ずっと顔赤かったな…体調崩してないといいんだけど…」


    …でも、なかなかの好感触だったな。

    通信簿は…と



    小泉真昼:☆☆☆☆



    おおっ…!これは今までで一番良いんじゃないか?

    本来ならこのまま小泉を攻めて行きたいところだが…何だか嫌な予感がするな…

    …どうする?


    安価、午後は誰のとこに行く?>>51

  51. 51 : : 2016/10/20(木) 21:55:16
    これは小泉さんと西園寺さんの二人にした方が良さそうだ。
  52. 52 : : 2016/10/21(金) 03:19:14
    朝食とったらいきなり午後か、小泉は今はまずそうだ。↑人物書いてないから、田中で。
  53. 53 : : 2016/10/21(金) 17:57:11
    “小泉さんと西園寺さんの二人”と書いてるんですが……。
    >>27で複数人アリとも言ってましたし。
  54. 54 : : 2016/10/21(金) 18:40:22
    すみません、違う風にとらえてました。
  55. 55 : : 2016/10/21(金) 20:07:04


    日向「…よし、午後は田中のところへ行くか」

    日向「……いや、でも…」

    日向「このまま小泉との約束をほったらかしにして、本当に良いんだろうか…?」

    日向「………まだ、午後まで時間あるよな」

    日向「…よし、少し小泉の様子を見ていくか。」











    小泉「き、緊張した…。って、何でアタシがあんな奴相手に緊張しなきゃいけないのよ!……でも、誘ってくれるって約束してくれたし…結構優しいところもあるんだよね…」

    小泉「って、やめやめ!こんなのアタシらしくないんだから!」


    日向「…おっいたいた。まだレストランにいたんだな」

    日向「ーん…?アレは……」



    西園寺「ー小泉おねぇ!」

    小泉「わっ!ひ、日寄子ちゃん?!」

    西園寺「ねえー…わたし、朝から小泉おねぇのこと見てたんだけどー…」

    小泉「ええ?なら声くらい掛けてくれれば良かったのに…」

    西園寺「…あんな雰囲気の中、声掛けれるわけないじゃん…」

    小泉「…日寄子ちゃん?」

    西園寺「……ねえ、なんで最近日向おにぃと一緒にいるの?」

    小泉「えっ…?」

    西園寺「小泉おねぇだって見てたでしょ?アイツ酷い奴なんだよ?変態ロリペド男なんだよ?」

    小泉「で、でもそれは誤解で…」

    西園寺「…じゃ、じゃあ…なぁに?小泉おねぇはわたしなんかよりアイツの味方するの…?」

    小泉「そ、そんなっ!アタシは別に日向の味方ってわけじゃ…っ」

    西園寺「うっ…ううっ小泉おねぇ…酷いよ…うわああああんっ」

    小泉「わわっ!ちょ、泣かないで!アタシが悪かったから…!」

    西園寺「ううっ…ほんと…?ほんとにそう思ってる…?」

    小泉「ほんとほんとっ!」

    西園寺「…じゃあもう日向おにぃとは遊ばないって約束して」

    小泉「…え」

    西園寺「わたし嫌だよ…小泉おねぇが取られたみたいで寂しい…」

    小泉「日寄子ちゃん…」

    西園寺「約束、してくれるよね…?」

    小泉「う……ん、分かった……」

    西園寺「やったー!これで小泉おねぇはわたしのモノだー!」

    小泉「……っ…」



    日向「…………っ!!」



    マ、マズいことになった…!
    …このままだと俺はもう2度と小泉と話せなくなるかもしれないぞ。


    どうする…?
    小泉と西園寺に声をかけるか?

    安価、>>56


    1.かける
    2.かけない


  56. 56 : : 2016/10/21(金) 20:33:47
    かける
  57. 57 : : 2016/10/22(土) 07:19:16
    西園寺ほんとクズだなって思いました
    後期待アポ
  58. 58 : : 2016/10/22(土) 19:01:50


    日向「小泉ッ!西園寺ッ!」


    小泉「日向…ッ!?なんで…」

    日向「日向おにぃ…ッ!?」



    小泉「ど、どうして……」

    日向「…小泉、ごめんな、俺のせいで。こんな板挟みみたいな事になって…」

    小泉「ううん…そんなこと…っ…」

    西園寺「ちょっと!わたしの小泉おねぇに気安く話しかけないで!」

    日向「小泉はお前のモノじゃないッ!」

    西園寺「ひっ…!?」

    小泉「日向…」

    日向「あ…いや違うんだ。本当はこんなことが言いたいんじゃなくて…」


    日向「ー誤解させて、悪かった!この通り謝るッ!」

    小泉「…ッ!」

    西園寺「なっ…!」


    日向「元はと言えば…俺のせいだ。…西園寺、不本意だったとはいえ…傷付けてごめんな」

    西園寺「今更…!あ、謝ったって…許さないんだから!アンタは…わたしの小泉おねぇを奪おうとする悪い奴なんだもん!」

    小泉「え…ちょっと待って。日寄子ちゃんは…アタシが裏切ったから怒ってるんじゃないの…?」

    西園寺「あっ…!ち、違う…」

    小泉「……ねぇ、本当は分かってたんじゃないの?日向がそんな酷いことをするような奴じゃないって…」

    日向「え…」

    西園寺「う…っううっ…だ、だってぇ…こうでも言わないと小泉おねぇ…日向おにぃのところに行っちゃうと思ったから…っ!…おねぇを引き止めるには丁度いい弱味になるんじゃないかって…」

    小泉「そ、そんな…だからって何でそこまでして…」

    日向「ー西園寺」

    西園寺「ひぃ!?や、やだやだ!怒らないで!わたしは悪くないんだから!悪いのは日向おにぃと小泉おねぇなんだから!!」

    日向「ああ…確かに俺は悪い奴かもしれない。…けど、小泉を悪い奴だなんて…そんな言い方俺は許さないぞ」

    小泉「日向…」

    西園寺「う…うるさいうるさい!!またそうやってわたしを悪者奴扱いして!何でそんなこと言うの!?わたしはただ小泉おねぇが大好きなだけなのに!酷いよぉ!」

    日向「……俺は別にお前を悪者なんてしてないぞ?」

    西園寺「うぇ…?」

    日向「さっきも言ったろ?悪い奴は俺だけで十分だ。小泉も、そして西園寺だって悪くない」

    西園寺「なんで……」

    日向「…お前、言ってたじゃないか。ただ大好きな小泉を取られたくないだけだって。それが本音なら…何も悪いことなんてないだろ?」

    西園寺「な、なによ…変態ロリペド男のくせに…!」

    日向「出来ればそれは撤回してくれ。…まぁだから…そういうわけだ。西園寺、もうあまり小泉困らすようなこと言うんじゃないぞ?」

    西園寺「う…、ん…」

    日向「それから小泉」

    小泉「!」

    日向「その…今日、一緒に写真を撮ろうって言ってた約束だけどさ、お前さえ良ければ西園寺と行ってやってくれないか?」

    小泉「えっ…」

    日向「ごめん…俺から誘っておいてこう言うのもおこがましいっては思うけど…頼むよ」

    西園寺「小泉おねぇ…?」

    小泉「……うん、そうだね。じゃあお言葉に甘えちゃおっかな」

    西園寺「ほ、ほんと…?もう怒ってない?」

    小泉「怒ってないよ。…それよりも、アタシの方こそ寂しい想いさせちゃってごめんね…」

    西園寺「小泉おねぇ…っ!」

    日向「じゃあ、俺もう行くから」

    小泉「ーあ、待って…!」

    日向「…ん?」

    小泉「その…本当ありがとうね。」

    日向「いや…良いんだよ。友達なら…当然だろ?」

    小泉「えっ…と、ともだち…?」

    日向「?どうした?」

    小泉「あっ…ううん!なんでもないの!じゃ、じゃあまたねっ日向!」

    日向「あ、ああ…?」



    小泉「ともだち、かぁ…ははっ…まあしょうがないかぁ…」

    西園寺「ーおねぇ!早く早く!」

    小泉「あっ…待って!日寄子ちゃん!」




    …とりあえず全てが良い方向へ向かったようだ。


    日向「…はぁ…写真、俺も一緒に撮りに行きたかったな…」

    日向「いや…駄目だ。俺のせいで西園寺と小泉を仲違いさせたんだ。これくらい我慢しないとな」

    日向「ーよし、気分でも変えて田中のところへ行ってみるか!」




    通信簿

    小泉真昼:☆☆☆☆☆
    西園寺日寄子:☆☆


  59. 59 : : 2016/10/22(土) 23:02:40


    ーー 図書館。



    日向「おっ…いたいた。こんなところにいたのか!」

    田中「…遂行なる俺様の儀式の邪魔をするな…!天罰が降るぞッ!」

    日向「す、すまん。邪魔するつもりはなかったんだ」

    田中「…時に貴様こそ何用だ?」

    日向「あー…その、田中と話がしたくてさ…迷惑だよな…?」

    田中「フ…フハハハハッ!…よかろう、これも何かの縁だ。この俺様を満足させてみよ…!」

    日向「えーと…」



    安価、田中と何の話をする?>>60


    1.恋愛の話
    2.動物の話
    3.本の話
    4.その他


    4の場合は具体的な話の内容まで書いてくださると助かります。

  60. 60 : : 2016/10/22(土) 23:08:04
    4
    自分は魔界からきた悪魔だと話す
  61. 61 : : 2016/10/22(土) 23:54:25
    ショウさん、田中の安価を取ってくれてありがとうございます。
  62. 62 : : 2016/10/24(月) 00:27:38


    日向「じ、実は…俺にはまだ誰にも言ってない…とっておきの秘密があるんだ…!」

    田中「…ほう、して…その秘密とはなんだ」

    日向「俺…実は魔界からきた悪魔なんだ…!」

    田中「な…、なんだと…!?貴様ッ!あの結界を越えてきたとても言うのか!?」

    日向「あ、ああ…それもこれも…!全部、お前に会うためにやったことだ!」

    田中「バ…バカな…ッ!貴様のような平凡な輩にそのような魔力があろうとは…俄かには信じ難い…」

    日向「ふ…普段は…え、えーと…ち、チカラをだいぶセーブしてるんだよ…」

    田中「成る程…あくまで普通なる者としての……カモフラージュだったというわけか…!」

    日向「あ、ああ…つまりは…そういうことになるな。」

    田中「フハハハハッ!面白い!実に面白いぞッ!…未だ世にこの俺様をここまで楽しませてくれる者がおろうとは…。」

    日向「まだまだお前には敵わないさ…」

    田中「フフッ…では付いてくるがいい。貴様をこの俺様の忠実なるしもべとして迎えてやろう…」

    日向「そ、そうか!ありがとうな…って、ん…?しもべ…?」

    田中「フハハハハッ!!久々に俺の血が滾っておるぞ…ッ!」

    日向「ハハハハッ!…ま、まあ…いいか……」





    とりあえず満足には出来たようだ…

    …だが、ややこしい設定をつけてしまっただけに、今後の田中との会話でボロが出てしまいそうで些か不安だ…。


    日向「…でも、これがキッカケで田中の思わぬ一面が見れたりしてな…。ま、それは追々見つければ良いとして…」



    早速、通信簿だ。



    田中眼蛇夢:☆☆



    日向「…大体、こんなもんだろ。」

    日向「にしても…ちょっと疲れたな。夜まで仮眠を取るか……」




    安価、夜、誰かに会いに行く?>>64

    行かない場合も可
    その場合は理由もお願いします。

  63. 63 : : 2016/10/24(月) 00:28:56


    >>61

    いえいえ、こちらこそ。
    ご丁寧にコメントまでありがとうございます。

  64. 64 : : 2016/10/24(月) 00:57:23
    行かない
    理由は寝過ごした
  65. 65 : : 2016/10/24(月) 01:06:37
    時間帯が夜だから、昼寝をしたら寝過ぎてしまった、といったところかな? 寝ている間に誰かが遊びに来ても良し、夜眠れなくて散歩でもしていたら誰かとバッタリ会うのも良し、会わないは会わないで想像が膨らむね!
  66. 66 : : 2016/10/25(火) 20:05:32


    ???「…………日向クン」


    ……?…なんだよ…まだ…眠いのに……


    ???「………おーい…」


    ………うるさいな……


    ???「ちょっとちょっと。いい加減起きてよ。」

    日向「んぁ…?」

    ???「あ、ようやくお目覚め?キミって案外寝起き悪いんだね」

    日向「……?」


    視界が定まらない…

    誰、だ…?


    ???「あはは、なに?寝ぼけてるの?まるでボクが誰だか分からないって顔してるけど…ボクだよ、ボク。狛枝凪斗だよ」

    日向「こま…えだ…?」


    ……あれ、確か俺は仮眠を取ろうと思って自分のコテージに戻った…はず…



    日向「ッ?!!」

    狛枝「あ、ようやく状況が掴めた?」

    日向「なっ…!?」


    ようやく意識がハッキリした。

    目を疑う状況というのはまさにこのことだと思う。


    日向「なに、してるんだお前は……」



    何故か目の前には、俺の上に馬乗りしている狛枝の姿があった。

    一応布団越しではあるが、人が一人腹の上に乗っているとやっぱりこう…ずっしりくるものがあるな…。

    …というか、普通に苦しいし重い。



    狛枝「やだなぁ…日向クンがなかなか起きないからでしょ?」

    日向「じゃあなんだ?お前はなかなか起きない奴を見かけたら所構わず馬乗りするのか?」

    狛枝「日向クンと一緒にしないでよ」

    日向「俺はお前のこと言ってるんだッ!!」


    …ダ、ダメだ…状況がさっぱりわからない…。

    そもそもこいつはどうやって俺のコテージに入ったんだ?


    日向「…目的はなんだ」

    狛枝「目的がなきゃキミに会いに来ちゃダメなの?」

    日向「そ、そういうことを言ってるんじゃないッ!だ、大体お前はどうやって俺のコテージに忍び込んだんだよ!」

    狛枝「ああ…なるほど。要は不法侵入されたから怒ってるのか。まあ健全な青少年だしね…気持ちは分からなくはないよ」

    日向「だ、だからそういう意味じゃなくて…!」

    狛枝「ああ…うん、ボクがどうやって入ったか…だったよね。なぁに…別に難しいことじゃないさ。答えは簡単だよ、普通に玄関から入ったんだよ」

    日向「え…でも俺は仮眠取る前に鍵閉めたはず…」

    狛枝「じゃあ鍵を閉め忘れたんだね。…ちゃんと閉めなきゃ危険だよ?世の中、何考えてるか分かんない奴だっているんだから」

    日向「その代表例がまさにお前みたいな奴だけどな」

    狛枝「あははっでも…まぁあながち間違ってはいないね」

    日向「!?どういう…意味だ?」

    狛枝「…この状況を見て分からないかな?」

    日向「……………。」



    ……この状況って…狛枝が俺に馬乗りになってることを指してるのか…!?

    も、もし…そうだとしたら…ヤバいッ!!


    日向「ま、まさかお前…!俺相手に夜這いを…!?」

    狛枝「君の脳みそはその程度の思考能力しかないの?んなわけないでしょ」

    日向「だ、だよなぁ…あー…びっくりした…」

    狛枝「何本気で焦ってるの……」



    狛枝は呆れた素振りを見せると、すんなりとその場から降りてくれた。



    狛枝「……ともかく、目的はないんだけどさ。…ちょっと君に聞きたい事があるんだよね」

    日向「…?聞きたいこと?」

    狛枝「>>67



    安価、狛枝の聞きたいことって?>>67


    1.このあいだのパイ投げ事件にいて
    2.複数の女の子達をたぶらかしている事について
    3.好きな内容で



  67. 67 : : 2016/10/25(火) 20:12:05
    3で


    カッパ見た事ある?
  68. 68 : : 2016/10/25(火) 21:48:47

     然
      の
       路
        線
         変
          更
  69. 69 : : 2016/10/26(水) 01:07:42


    狛枝「…あのさ、カッパ見たことある?」

    日向「…?……すまん、もう一度言ってくれ」

    狛枝「だから、カッパ見たことある?」

    日向「………聞き間違いじゃなかった…」

    狛枝「…そのさ、【何言ってんだこいつ】みたいな目でボクを見ないくれない?これでもボクは真剣に聞いてるんだけど」

    日向「そ、そうか…悪かったよ…」

    狛枝「で、どうなの?あるの?ないの?」

    日向「あ、あるわけないだろッ!大体お前わざわざ忍び込んでまで聞きたいことってそれか!?もっとマシなこと聞いてこいよッ!!」

    狛枝「あのね…さっきから言ってるでしょ?これでもボクは真剣なんだよ?…でも、そっか……流石の日向クンでも見たことはないのか…」

    日向「な、なんだよそれ…じゃあお前はあるって言うのか?」

    狛枝「うん、じゃなきゃこうして日向クンにわざわざ聞きに来たりしないしね!」

    日向「…………」

    狛枝「あ…もしかして疑ってる?」

    日向「まぁな……お前の事だから突拍子もないような事を言って俺をからかって、その反応を見たいってだけの可能性もあるわけだし」

    狛枝「酷い偏見だね、ボクが本当にその為だけにわざわざキミに会いに来ると思う?」

    日向「…じゃあ、お前はどこでその…カ、カッパを見たんだ?」

    狛枝「ん?海だよ」

    日向「ー海っ!?まさかの言うことに事欠いて海だとッ!!?」

    狛枝「?そうだよ?」

    日向「いやいやいやいや!!ふ、普通はカッパとかって川とか湖とかにいるもんじゃないのかッ!?」

    狛枝「…うん…だから不思議なんだよねぇ……まあこれもボクの幸運のおかげなのかな?」

    日向「いや…いくら幸運だからって…本当にそんなことがありえるのか…?」

    狛枝「……まぁもしかしたらだけど、カッパじゃない可能性もあるしね…」

    日向「は…?」

    狛枝「いやだってボクなんかに見つけられてしまうくらいのお間抜けさんなんだよ?日本古来の大妖怪がそんなお粗末じゃ夢も希望もないじゃないか」

    日向「………。」


    …でも、確かに狛枝の言う事も一理ある様な気がする。

    なんたってここはゲームの中だ。
    ジャバウォック島で起こったこんな不祥事をウサミがそうやすやすと見逃がすか…?

    でももし本当に狛枝が言ってるカッパがあの河童だったとしたら…みんなが危ない。
    襲ってくる可能性だってなくは無いはずだ。

    ーいや、たとえカッパじゃなくともだ。
    そんな変質者をこのまま放っておくわけにはいかない…!


    日向「……なぁ、狛枝。お前は本当に…カッパを見たんだよな?」

    狛枝「うん、もちろん」

    日向「…見間違い、とかじゃないんだよな?ちゃんとその…例の河童で間違いないんだな?」

    狛枝「意外としつこいね。…もちろんだよ、ボクが見間違えるわけないでしょ?」

    日向「……分かった。信じるよ」

    狛枝「日向クン…!ありがとう!うん、やっぱりキミに話して正解だったよ!」

    日向「…俺は出来れば知りたくなかった事だけどな。…で、どうするんだ?」

    狛枝「ん?なにが?」

    日向「いやだからカッパだよ。…このまま野放しにしとくわけにはいかないだろ?」

    狛枝「うん、もちろん捕まえるよ?」

    日向「おいおい…簡単に言ってくれるな…」

    狛枝「他に方法もないでしょ」

    日向「……まあ、それもそうか…」

    狛枝「じゃあ明日から捜索宜しくね」

    日向「え、今からじゃないのか?」

    狛枝「あのねぇ…今何時だと思ってるの?普通にいま消灯前ギリギリなんだけど」

    日向「……俺、そんなに寝ていたのか…完全に寝過ごしてたんだな…」

    狛枝「ボクが起こしてあげたことちゃんと感謝してよね。…じゃ、明日また迎えに来るから。あ、ちゃんと朝ご飯は食べておいてね」

    日向「あ、あぁ…分かった」

    狛枝「……おやすみ、日向クン」

    日向「ああ…おやすみ」





    …こうして狛枝は部屋へと戻って行った。


    なんだか面倒な事に巻き込まれたな…。



    日向「……明日から、アイツと行動しなきゃいけないのか…」


    攻略が目的なのに…だいぶ逸れた気がする…。

    …いやでもどっち道、放ってはおけないんだ。


    日向「…だったら、さっさと狛枝の言うカッパの正体をつきとめないとな」

    日向「けど…先ず何をしたらいいんだ?」



    安価、朝に狛枝が来た後まずは何をする?


    1.誰かに聞き込みをする。
    2.とりあえずカッパ発見現場に向かう。
    3.好きな行動


    1の場合は聞き込みする相手の名前をお書きください。


  70. 70 : : 2016/10/26(水) 01:22:26
    1で小泉
  71. 71 : : 2016/10/26(水) 19:24:02
    カッパのせいで話が変な方向にwwwwすみませんwwww


    ところで日向はこの世界の真実を知ってる設定だったんですか。
    って事は七海の正体も知ってる……?
  72. 72 : : 2016/10/27(木) 02:12:39
    御手洗クンは当然いませんよね?
  73. 73 : : 2016/10/29(土) 23:33:40


    ーー4日目。



    日向「じゃあ早速だが、先ずは聞き込みでもしてみるか」

    狛枝「あれ、現場には行かないの?」

    日向「…行ったところでカッパが現れるとは限らないだろ?なら先ずは情報収集が先だ。それに、お前以外にも見てる奴がいるかもしれないしな」

    狛枝「…なるほどね。うん、じゃあ…日向クンに任せてみようかな。で、最初は誰のとこに行くの?」

    日向「そうだな…先ずは小泉のところにでも行ってみるか」

    狛枝「……その理由は?」

    日向「小泉は写真家だろ?…もしかしたら、アイツが何気なく撮った写真にそのカッパが映ってる可能性もあるんじゃないかと思ってな。一応、行ってみる価値はあるんじゃないか?」

    狛枝「…確かに一理あるね。それにしても…日向クンてあれだけいろいろ文句行ってたのにちゃんと真面目に考えてくれてたんだね!ありがとう、素直に嬉しいよ!」

    日向「いちいちオーバーな奴だな…」

    狛枝「そう?ボクはただ思った事を素直に言っただけなんだけど」

    日向「……っ…ほら、さっさと行くぞ」

    狛枝「分かってるよ、無駄口を叩いてる暇はないもんね!」





    ー 捜 査 開 始 ー




    狛枝「で、その肝心の小泉さんはどこにいるの?」

    日向「多分…まだ自分のコテージにいるんじゃないか?まだ朝も早いし」

    狛枝「よし、さっそく訪ねてみようか」


    インターホンを押してみると、ガチャリという音と共に気怠そうな声が聞こえてきた。


    小泉「はぁい…もうーなあにー?こんな朝早くから…」

    日向「…朝早くにごめんな。えと…今ちょっと出られるか?」

    小泉「え…その声って…もしかして日向!?」

    日向「?ああ…俺だが……」

    小泉「わわっ!ちょ…ちょっと待ってて!」

    日向「あ、ああ…」



    小泉はどうやら慌てふためいているようだ。

    その証拠に部屋からはバタバタと騒がしい音が聞こえる。

    …そうして、ようやく意を決したのかおそるおそる小泉は部屋から出てきてくれた。


    小泉「ど、どうしたの…?」


    出てきた小泉の頭にはほんの少しの寝癖の跡があった。

    どうやら完全に寝起きだったらしい。


    日向「…ほんとごめんな。」

    小泉「う、ううん…それはいいの!で…あの、何か用…?」

    日向「ああ…実はーー」

    狛枝「…やあ、小泉さん」

    日向「おいっまだ俺話の途中だぞ」

    狛枝「いいからいいから…ここからはボクから言わせてよ」

    日向「………。」

    小泉「え?こ、狛枝…?」

    狛枝「急にごめんね、実は小泉さんに聞きたいことがあるんだ。ちょっとだけ時間をくれないかな?」

    小泉「べつにいいけど…っ」

    狛枝「実はね……」



    俺たちは小泉に事の経緯を話した。

    もちろん小泉は信じられないと言った表情をしていたが…


    小泉「…大体分かった。日向がいるんだし、ここは一応信じておいてあげる」

    狛枝「ありがとう!やっぱり日向クンがいてくれて良かったよ!」

    日向「…ありがとな、小泉。」

    小泉「い、いいのよ…それに日向には借りもあるし、他にもまあ…色々」

    日向「そ、そうか…」

    狛枝「………もしかしてさ、二人何かあったの?」

    日向「…!」

    小泉「なっ…あ、あるわけないじゃない!バカなこと言わないで!…ほらっ!写真ならあげるから…さっさとどっか行ってよね!」


    小泉は写真を投げ渡すと、そそくさと部屋の中へと戻って行った。


    狛枝「小泉さんのあの反応…やっぱり何かあったんだね?」

    日向「うるさい。たく…お前のせいだからな?ああもう…写真が散らばったじゃないか」

    狛枝「こればっかりはボクのせいじゃないと思うんだけど…まぁいいか…ね、それよりほら、この写真見てよ」

    日向「……え?」



  74. 74 : : 2016/10/29(土) 23:47:25


    >>71

    一応この日向はプレイヤー視点のイメージで作っています。
    だからもちろん七海のことは知ってはいます。
    けど、アニメでいう希望編日向ではないのであくまでこの日向はちょっと体格が良いだけど普通の人です。

    因みにこのSSも七海がいる以上全てゲームの中で起こっているという設定です。


    >>72

    はじめの方で雪染先生も居るってことにしちゃったので…御手洗クンもいる形でお願いします。

    今はまだ色々と辻褄が合わない部分が多いとは思いますが…ちゃんと構成は練りますので気長に待って頂けると有り難いです。

  75. 75 : : 2016/10/30(日) 01:20:04


    狛枝が偶然、拾った一枚の写真。

    そこには澪田、終里、西園寺が楽しそうにビーチで遊ぶ姿が写っていた。

    写真だけを見るとなんとも微笑ましい光景なんだが…どう見ても、その場には相応しくない妙なものがあった。

    海の近くに写る黒い影……。


    日向「これ…小泉は気付かなかったのかよ…」

    狛枝「……いや、こうは考えられないかな?」

    日向「は…?」

    狛枝「だから…気付かなかったんじゃなくて、はじめから小泉さんには見えなかったとか…」

    日向「え、いや、まさか…そんなわけ…」

    狛枝「…まぁ距離からしてこの大きさで考えるとボクらとあまり身長は変わらないように見えるけど…」

    日向「いや、ちょっと待てよ!お前が見たのってカッパなんだろ!?何でここにきて幽霊の話になるんだよ!」

    狛枝「いやボクはまだこれが幽霊だなんて断定はしてないよ?」

    日向「はあ…?いやでもお前さっき小泉には見えてないって…」

    狛枝「先ずその考え方がおかしいよ。キミは、妖怪なら普通に見えるものだと思っているの?」

    日向「そ、それは…」


    …確かに狛枝の言う通りなのかもしれない。

    現に俺は狛枝のいうカッパを未だに肉眼で見てはいないのだから。


    「…………。」


    …でも、これがもしカッパなんだとしたら…そのカッパの特徴とも言える緑色が確認出来ないのは何故なんだ?

    そもそも本当に狛枝が見たものってカッパだったのか…?

    …駄目だ、今はまだ情報が少な過ぎて推理しようがない…


    日向「……っ」

    狛枝「…とりあえずさ、写真に写っている澪田さん終里さん西園寺さんの誰かに話を聞いてみない?」

    日向「……そう…だな、今はまだそれしか手掛かりがないわけだし…」

    狛枝「理解が良くて助かるよ」

    日向「じゃあ次は…>>76のところにでも行くよ」


    安価、お願いします。

    1.澪田
    2.終里
    3.西園寺


  76. 76 : : 2016/10/30(日) 01:35:38
    西園寺
  77. 77 : : 2016/10/31(月) 02:42:04
    ショウさん、質問に対する回答をありがとうございます。それにしてもクラスメイト達の好感度を上げるのにかなり遠回りな展開になってしまいましたね……
  78. 78 : : 2016/11/02(水) 00:39:04


    日向「じゃあ次は…西園寺のところにでも行くよ」

    狛枝「賢明な判断だね、じゃあ行こうか」

    日向「……。」


    …とりあえずこの写真は俺が預かっておいた方がいいな。

    念のため西園寺にも見せて…本当に俺達以外には見えないのか確認してみる必要がありそうだ。



    ー コ ト ダ マ G E T ‼︎ ー

    【不審な影が写る写真】を手帳に記録しました。



    ???「…ちょっと、小泉おねぇの部屋の前で何してるの?」


    …不意に背後から声が掛けられる。


    日向「え?」


    思わず振り返ると、そこには不機嫌そうな西園寺の姿があった。


    狛枝「やあ、西園寺さん。偶然だね」

    西園寺「…きも、朝からそんな気持ちの悪い顔見せないでよ!」

    狛枝「あはは、ごめんね。生まれてこのかたこんな顔だからさ…不快にさせちゃったよね」

    西園寺「ひっ…!そ、そういうところがキモいんだってば!」

    日向「狛枝の言うことはいちいち気にしない方がいいぞ。…ところで、西園寺こそ朝早くにどうしたんだ?」

    西園寺「べっつにー?ただ小泉おねぇに朝ご飯一緒に食べようって誘いに来ただけだし…」

    日向「…そっか、あれからちゃんと上手くいってるんだな」

    西園寺「………うん、だからえと…日向おにぃのおかげでもあって…だから、あ…ありがとねっ」

    日向「…!」


    さっきまでの不機嫌そうな表情とはうって変わって、顔を真っ赤してお礼を言う西園寺。

    予想外の素直さに思わず度肝を抜かれる。



    狛枝「…はいはい、二人だけの世界に入るのもいいけど、ちょっと話を戻そうか」

    日向「あ…そうだ。じつは西園寺に見てもらいたい写真があるんだけど…」

    西園寺「写真ー?」

    日向「ああ…この時のこと覚えてるか?」


    そう言って、俺は西園寺に例の写真を差し出した。


    日向「……、どうだ?」

    西園寺「あー!これあのときの!」

    日向「!何か分かったのか!?」

    西園寺「?分かったって何のことー?私は別に懐かしいなーって思っただけ!というか、なんで日向おにぃがこの写真持ってるわけー?」

    日向「……ッ!!」


    …西園寺のこの反応。

    これは明らかに見えてる奴の反応じゃない…!


    狛枝「…どうやら、アテが外れたみたいだね」

    日向「……あ、ああ…」


    狛枝もその西園寺の様子に気付いたらしく、小声でそっと俺に耳打ちして来た。

    やっぱり…そうなのか。

    …これは、俺たちにしか見えていないんだ。



    西園寺「ちょっとー、黙ってないでなんとか言ってよ!」

    日向「あ、ああ…実はこれさっき拾ったんだよ。良かったらさ、西園寺の方から小泉に渡してやってくれないか?」

    西園寺「いいよー!でもその代わり、日向おにぃは私の奴隷だからね?」

    日向「うっ…わ、分かったよ…でさ、写真ついでにもう一つ聞いてもいいか?」

    西園寺「えー!まだあるのー?奴隷は主人に命令しちゃダメなんだよー?」

    日向「そこをなんとか…頼むよ…なっ?」

    西園寺「やだやだー!!奴隷は逆らっちゃだめなんだからーッ!」

    日向「こ、困ったな…」


    まずいな…このままだと本当に何も得ずに終わってしまう…。

    まだ聞きたいことがあるっていうのに…安易に奴隷のこと了承するんじゃなかったな…。


    狛枝「…じゃあ奴隷の日向クンに変わってボクからの質問ならいいかな?」

    日向「狛枝…」

    狛枝「…まぁ任せてよ」

    西園寺「…はあ?アンタごときが私に質問するつもり?」

    狛枝「そう言わないでさ。ここは奴隷の日向クンに免じて…ねっ?」

    西園寺「……い、いいけど…なに?」

    狛枝「ありがとう!…で、早速だけどさこの写真を撮ったとき、なにか気付いたこととかなかったかな?」

    西園寺「気付いたこと…?」

    狛枝「…そっなんでもいいからさ。何かあるなら教えてよ。」

    西園寺「う〜ん………あっ…一個だけ…あったかも…」


    日向「ッ!本当か!?西園寺!」

    西園寺「なんかね…私の気のせいかなっては思うんだけど…視線?みたいなのは感じたよ…小泉おねぇもアイツらも知らないって言ってたから、あんまり気に留めてなかったの…」

    狛枝「ふぅん…視線、ね…」

    西園寺「……。」

    狛枝「…うん、貴重な証言をありがとう!」

    西園寺「ーひっ!?日向おにぃは良いけどアンタの笑った顔はやっぱり気持ち悪いっ!笑いかけてくるなー!」



    ー コ ト ダ マ G E T ‼︎ ー

    【西園寺の証言】を手帳に記録しました。


  79. 79 : : 2016/11/02(水) 00:50:06


    >>77

    こちらこそ、ご丁寧にコメントありがとうございます。

    その辺に関しては大丈夫です。
    ただ今はイベントの妨げになるかと思い、書いてはいませんがちゃんと関わった人達の攻略は進んでいます。

    例えば今回の小泉や西園寺にしろ…何かしらの変化は必ずありますので、表記についてはまた後ほどということでご了承頂けると幸いです。

  80. 80 : : 2016/11/02(水) 02:05:22


    狛枝「あははっ嫌われちゃったかな。」

    日向「慌てて小泉の部屋に入って行ったな…。また余計なことを小泉に言ってないといいが…」

    狛枝「そんなことよりもさ、そろそろここを離れない?モタモタしてると鉢合わせになるよ?」

    日向「………そうだな、今、小泉達に変に勘繰られると色々マズい。場所を移動するぞ!」

    狛枝「日向クンも罪な男だよねぇ…じゃあ、一つボクからも提案があるんだけど、いいかな?」

    日向「提案?」

    狛枝「…そっ、ここジャバウォック島について詳しい人がいるじゃない」

    日向「……ウサミのことか?アイツなら最近呼んでも来ないぞ?」

    狛枝「いや…それじゃなくてさ。元裏切り者の一人だよ」

    日向「…っ!」


    …裏切り者。

    その一言で、過去の記憶が俺の脳裏を駆け巡る。


    日向「お前…まだそんなことを言ってるのか!」

    狛枝「ごめん、軽率だったね。で、どうかな?この案。いっそのこと彼女には正直に全部話すんだよ」

    日向「……正直、悪くはないが…、アイツを巻き込む形はちょっとな…」

    狛枝「…優しいね、キミのそういうところ嫌いじゃないよ。」

    日向「いちいち言うな!…ま、でも聞くだけだから…」

    狛枝「分かってるよ、多分今の時間なら彼女はあそこにいるんじゃないかな?」

    日向「…ああ、行くだけ行ってみるか」







    ー ホテル ロビー


    七海「あらら…珍しい、組み合わせ…だね?」

    狛枝「珍しい…?結構ボクら一緒にいる気がするけど…」

    日向「俺に同意を求めるな。…七海、実はお前に…見てもらいたいものがあるんだ」

    七海「…?」

    日向「えと…これ、なんだが…」


    西園寺の時と同じように、七海にも例の写真を差し出す。


    日向「この辺に何か見えないか?」

    七海「………。」

    狛枝「実はさ…この写真の端に他の人には見えない影が映ってるんだよ。どうもそれがボクと日向クンには見えるんだよね。…で、君はどうなのかなって…ほら、このゲームの中の人なんだし」

    日向「ま、またお前はそういう…っ!!」

    七海「……いいよ、日向クン。狛枝クンの言ってることに…間違いはないんだし」

    日向「け、けど…ッ!」

    狛枝「で、どうなの?」

    七海「…残念だけど……私には見えないかな。ウサミちゃんには聞いてみた…?」

    日向「いや…それが…アイツ最近姿を見せないんだよ」

    七海「ふ〜ん…なんで、かな…?おかしいぞ〜?」

    日向「ど、どうした?」

    七海「……ううん、べつに」


    七海は何故かじーっと俺を見つめてくる。

    …まさか七海は、何で俺がウサミの事を知ってるのか不信に思ってるのか?


    狛枝「心当たりはないの?」

    七海「う〜ん……」

    日向「な、ないのか?」

    七海「むにゃ…」

    日向「おい!寝るなっ!」

    七海「あ…ごめんね、つい…。えっとね…とりあえず現場に行ってみたらいいんじゃないかな…?」

    狛枝「ま…最終的にはそうなるよね」

    日向「いやでも…行ったところでソイツが現われるとは限らないぞ…?」

    七海「…うん、簡単には出会えないかもね」

    日向「…?」

    七海「だから…狛枝クンだよ。行く時は必ず彼と一緒に行くこと」

    狛枝「…やっぱりそうなっちゃうか。まぁこういう時こその幸運だしね…」

    日向「お、お前…っもしかして初めから分かってやってたな…?」

    狛枝「え、なんのこと?」

    日向「ふざけるなっ!ほんとはお前最初の時も、わざと俺に聞き込みさせるように仕向けたんだろ!俺に任せるとか言って…くそッ!だからあんなに現場に行くことをしぶってたんだな…ッ」

    狛枝「…こういうのは謎解きが醍醐味でしょ?簡単に解決しちゃつまんないよ」

    日向「危険なものかもしれないってのに…何が謎解きだ!ゲームじゃないんだぞ!」

    狛枝「やだなぁ…ここはゲームでしょ?それにこんなコロシアイがない今の世界は退屈でしょうがないからさ…ちょっとした余興のつもりだったんだよ。」

    日向「何が余興だ!大体お前は…っ!!」

    七海「……日向クン、気持ちは分かるけどさ…今は落ち着こっ…ね?」

    日向「七海…」

    狛枝「…ああ、言っておくけどカッパに関しては本当に見たんだ。この写真に映っているのが、カッパかどうかは知らないけどね…」

    日向「だろうな…今更お前がそんな些細な嘘を付くとは思えない。心底腹が立つけどな!」

    狛枝「あははっ信じてくれて嬉しいよ」


    七海「じゃあ…行くんだね」

    日向「ー当たり前だ!狛枝、もちろんお前には最後まで付き合って貰うぞ!」

    狛枝「…当然。それと偶然かも知れないけど僕が見たカッパとこの写真の場所は一致してるしね。」

    日向「なっ…そ、そういうことはもっと早く言えっ!」



    七海「……気をつけて」

  81. 81 : : 2016/11/02(水) 03:08:39


    日向「お前…まだ何か俺に隠してることはないよな…?」

    狛枝「あれ、もしかしてまだ疑われてる?」

    日向「もしかしなくてもだッ!…大体お前は重要なことを先延ばしに過ぎなんだよ。さっきのだって…」

    狛枝「ああ…写真のこと?」

    日向「違う、それもだが…最初の聞き込み前のことだ。あれもお前の策略だったんじゃないか?俺が拒否する事を分かってて…あえて自分から現場のことを言ったんだろ?」

    狛枝「…まさか。そこまでは分からないよ。ただまあ…そうだね、しいて言うなら…賭かな。」

    日向「…は?」

    狛枝「だからさ、外れても良かったんだよ。君が先に現場詮索を先にしようがボクは正直どっちでも良かったんだ」

    日向「……。」

    狛枝「全ては運だよ、日向クン。ボクにはそれしかないからね…」

    日向「…もういいよ。ほら…そうこうしている間ついたぞ…」






    ー チャンドラビーチ


    狛枝「確か…この辺だったと思うけど…」

    日向「当たり前だが…一面、海と砂しかないな…」


    写真のような影なんてどこにもないぞ…?


    狛枝「あれ…やっぱりボクはついてないのかな…?」

    日向「…まだ来たばかりだろ。せっかくだし…休憩がてらお昼にでもしようぜ」

    狛枝「なんだ…もうそんな時間なんだね」

    日向「…七海がな、言ってくれたんだよ。ビーチに着く頃にはお昼だろうからって。…後、これもな」

    狛枝「…!おにぎり…」


    七海が渡してくれたバスケットの中には、不恰好だがアルミ箔で包まれたおにぎりが入っていた。

    それは、男の手からしても持ってみてはみ出るくらいかなり大きなおにぎり。

    …それが二つもだ。


    日向「…一つは、お前の分だぞ」

    狛枝「………。」

    日向「七海のやつ…前もって準備してたのかもな…今日、俺らが朝一番に七海のところにくるって」

    狛枝「そうかもしれないね…ははっやっぱり七海さんには敵わないや…ボクより一枚も二枚もうわてだね…」

    日向「多分…あいつは何か知ってる。俺がウサミの話をした途端、様子がおかしかったし…」

    狛枝「なんで…言わないんだろうね。」

    日向「…きっと、理由があるんだ。あいつはお前と違ってわけもなく隠し事なんでしないハズだ。……あの時だって、そうだったろ…?」

    狛枝「………」


    狛枝は何も言わない。

    狛枝はきっとまだ七海の真実を受け入れがたいんだろう。

    だとしたら…七海に対しての狛枝の態度にも納得がいく。


    日向「……。」

    …あの事件があったにも関わらず…ゲームの世界で再び七海と再開した狛枝は今、どんな気持ちなのだろうか…

    …珍しくも同情してしまいそうになる。


    日向「……なあ、こまえー」



    ーその時だった。


    狛枝「ー日向クン!!危ないッ!」

    日向「え?」


    突然、暗闇に包まれる俺たち。

    …そして、気付いた時にはもう…遅かった。


    突然の嵐。

    まるで大地震でも起こった後のように、大きな津波が俺たちに襲い掛かって来る。

    のまれ、のまれ、あっという間に海に流される。


    日向「う…っぐ…ッ!」

    狛枝「ゔぅ…ッ!」


    い、息が…っ

    ーいや、それ以上に身体が動かない。

    ただただ波に流されるだけだった。



    日向「…………。ッ……」


    も、もう…………むり、だ……




    意識…が、遠くなる……


    こ、ま…え……だ………












    ???「………ツマラナイ」

  82. 82 : : 2016/11/02(水) 15:54:34
    !! まさかのカムクラさん登場!! ジョーカー的な二人がそろってどう物語が進むのか気になる(^_^)
  83. 83 : : 2016/11/05(土) 20:17:51
    何やら七海と狛枝の関係が複雑なご様子。あの事件とはリアルでのカムクラを含めた3人が対面した時のものか、それともプログラムでの狛枝が起こした事件か… 御手洗や雪染先生もいるみたいだし色々違う展開があって面白そう。
  84. 84 : : 2016/11/08(火) 00:30:44


    …また、だ。

    また…あの時と同じ…

    誰か、が…俺を呼んでる…?


    いやでも…この声、は………。




    日向「……うっ…」

    ウサミ「あっ!気が付きまちたか?」

    七海「日向クン…!良かった…っ」



    日向「……?」


    七海…?

    それに…ウサミまで……ここは、一体……?



    七海「…ここはビーチハウスの中だよ。ねぇ…一体何があったの…?」

    日向「……なにって…」


    …突然、大きな津波がきて…、それから…



    日向「…ッ!こ、狛枝はどうした!?」


    慌てて俺は飛び起きる。

    あの時、狛枝はいち早くその大津波に気付いたんだ。

    そして、俺を助けようとしてか目の前に飛び込んで来て……。


    七海「大丈夫だよ。ちゃんと意識はあるから…今は眠ってるだけ」

    日向「そうか…良かった…」


    ふと隣をみると穏やかな寝息を立てている狛枝の姿があった。

    …どうやら本当に…俺たちは助かったんだな……。



    七海「びっくりしたよ…。気になって二人を追いかけてみればいきなり波打ち際で倒れてるんだもん…」

    日向「七海…ごめんな、色々と心配かけたみたいで…」

    七海「ううん…二人が無事なら…それでいい…」


    その時、七海の目から一粒の涙が溢れた。


    日向「七海…」


    …たしか、前にもこんな事があったような気がする。

    いつだっただろうか…。

    七海はいつも…俺のために、こんな風に涙を流すんだ…


    日向「……ありがとな…本当に」

    七海「いいの。…助かったんだから。ウサミちゃんのおかげだよ」

    日向「そっか…俺たちを助けてくれたのはウサミだったんだな…」

    ウサミ「………………ほぇ?」

    日向「?どうした?」

    ウサミ「あ、あのぅ…あちしは二人をここまで運んだだけで…」

    日向「…?だから…波でさらわれてるところを助けてくれたんだろ?」

    七海「…それは違うよ日向クン…。さっきも言ったけど、私達は波打ち際で倒れてる日向クン達を見つけてここまで運んだの。助かったのは…狛枝クンの幸運おかげなんじゃないかな…?」

    日向「……っ!!」


    …幸運?

    本当に…そうなのか?




    七海「日向クン…?」

    日向「なぁ…七海。お前、なんで俺たちにおにぎりなんて渡したんだ…?」

    七海「え、それは…たまたまだよ?もしかしたら日向クンが来るんじゃないかって思ったから…」

    日向「じゃあ…なんで二つなんだ?」

    七海「……!」

    日向「お前…本当は最初から全部知ってたんじゃないか?狛枝が俺にカッパの話を持ちかけた時から…いずれは自分のところに来るってことも」

    七海「…………」

    日向「そういえば…ビーチに行けって提案したのもお前からだったよな…なあ、本当は写真のことだって見えてたんだろ…?」

    七海「……………」

    日向「……答えてくれよ…!七海…っ!!」

    ウサミ「や、やめてくだちゃーい!!な、七海さんをいじめるなんて、このあちしがゆるちまちぇんよー!!」



    ……違う、違うんだよ、ウサミ。



    日向「…コイツは、俺たちの知ってる七海千秋じゃない。コイツの正体はーー…」

    ウサミ「そ…そんな言いがかりあちしは認めまちぇんよー!!」

    日向「……俺だって認めたくないさ。けど…そう考えないと、辻褄が合わないんだよ…ッ!」

    七海「じゃあ…そう思う理由を教えてくれるんだよね」

    日向「ああ…これで、最後だ。」

    ウサミ「や、やめてくだちゃーい!!」




    ーークライマックス推理だ!



  85. 85 : : 2016/11/08(火) 12:37:16
    何だこの展開wwwww 好感度を上げる話のはずなのにあらぬ方向に話が進んでるwwwww
  86. 86 : : 2016/11/10(木) 22:24:55


    事の発端は、狛枝の何気ない質問から始まる。

    その質問というのは、なんでも海でカッパを見たという、いかにも狛枝らしい内容だった。

    正直俺も半ば信じてはいなかったが…捜査を進めると同時に怪しげな点が幾つも浮上した。

    一つは小泉の持っていた【不審な影が写る写真】

    偶数にも狛枝が拾った一枚の写真の中には、俺たちとあまり頭身の変わらない妙な影が写っていた。

    なんでもこの影は、俺と狛枝にしか見えないものらしい。

    …その証拠は【西園寺の証言】が示している。

    西園寺には、この写真を見せても特に変わった変化は見られなかった。

    けど、その代わりに西園寺は重要な証言を残してくれた。

    …視線のようなものを感じたと。


    日向「俺が思うに…この視線の正体ってお前だろ?」

    七海「ええ…?なんで憶測だけでそう言えるのかな…?」

    日向「……考えてもみろよ。もし、これが男で俺達の誰かだったとしたら…女子達が黙ってるわけないだろ?」

    七海「でも、それが見えない何かだとしたら…?」

    日向「…いやそれは考えにくい。だって、西園寺は写真を見ても影には気づかなかったんだぞ?見えてすらいないヤツの視線を、西園寺が感じると思うか?」

    七海「………。ふぅ〜ん…」

    日向「…そして、次はお前だ。七海。この写真を見せた時…お前は言ったよな?」

    七海「……」

    日向「もう一度だけ聞くぞ…お前、本当に見えてなかったのか?」

    七海「………」

    日向「いや…いいさ。一番の問題はそこじゃない。お前はなんで…あの時、狛枝も一緒に行くように言ったんだ?」

    七海「それは最初に言ったはずだよね?幸運があるからだよ。…私は誰よりも狛枝クンの幸運の凄さを知っているから…」

    日向「!違うッ!本当の七海なら…そんな言い方はしないハズだ!誰よりも何よりも…お前が才能の…ましてや狛枝の幸運をそんな風に言ったらダメだろ…ッ!」

    七海「…日向クン。所詮はキミの感情論にしか過ぎないのかな?だったらもうこういうの止めて欲しいんだけど…」

    ウサミ「そ、そうでちゅ!仲間割れなんて先生がゆるちまちぇん!」

    日向「だったら…おにぎりの件はどうなるんだよ…いくら俺のためとはいえ、こんな馬鹿でかいおにぎりを二つも用意したんだよ……。」

    七海「別におにぎりくらいでそこまで深く考えなくても…ただ単にそれは日向クンなら余裕で食べられるかなぁと思って用意してただけだよ?」

    日向「…!引っ掛かったな七海…だったら、質問の仕方を変えてやるよ」

    七海「え…?」

    日向「…狛枝の分だ。もし本当に…二つとも俺の分だとしたら…狛枝の分は何で作らなかったんだよ?」

    七海「そ…それは……っ!」

    日向「……お前が、本当に俺の知っている七海なら…尚更こんなことしないハズだ。だって、お前言ってたよな?私はこういう風に作られているって…。仲間想いの優しい七海…それはお前がお前である為に、必要なことなんだろ?」

    七海「………………。」

    日向「…七海……いや、お前はーー」










    狛枝「……それは違うよ。」


  87. 87 : : 2016/11/14(月) 02:47:43
    何だかとんでもない展開に………
  88. 88 : : 2017/01/05(木) 01:59:21
    こうしんまちー
  89. 89 : : 2017/01/29(日) 02:56:31
    えぇ…
    ここで更新終わってるのか…

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