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双子の兄妹による進撃

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  1. 1 : : 2016/10/05(水) 02:16:51
    西暦845年、壁が三つある内、一番外側であるウォール・マリアが超大型巨人によって破壊された、破壊された事によりシガンシナ区は大量の巨人に埋め尽くされ、壊滅に至った、そしてその中のある二人の男女の子供の母親を目の前の巨人によって食い殺され、そしてその光景を見ていた男女二人は心の中にある復讐心が芽生えた


           巨人を一匹残らず駆逐してやる、と


    そしてそんな思いを抱きながらも二年経過し、十二歳になった頃、男女二人含めた友人二人は訓練兵に所属したのだった、勿論の事



    西暦847年


    「…オイ…ここは冬を迎える前にはとっくに耕地になってる筈なんだが、これはどういう事だ…?」


    「っし、しかし…大半の労働者が一年前の奪還作戦に駆り出された後なので…」


    今のこの季節はもう冬になっていた、本来は冬を迎える前に終わっていたはずの事が終わっていなかった、理由としては大半の労働者は一年前に駆り出されていて間に合っていなかったからだった、しかもその労働者の生存者はほぼいなかった模様


    「そんな事はわかっている、しかし何とかして予定の生産量を守るのが貴様らの役目だ」


    「っも、申し訳ありません!」


    「このままでは我々は飢える一方だぞ…まったく、こんなんだから飢え死にが出るのだ…」


    この寒い中ローブの様な薄い毛皮を一枚にシガンシナ区から避難してきた者達は働かされていた、勿論苦労による病気、また死者も沢山出ていた


    「…巨人も見た事のねぇ憲兵が…よくもあんなに胸を反らせるもんだ…見ていて呆れるわ…」


    「これ以上老いぼれと子供に何をやれと言うのかね…まったく…あぁ、寒い寒い…」


    見回りをしている憲兵に対し老人達はそう言い文句垂れていた、そしてその隣にいる子供は




    「はぁ~…寒い…エレン、手温めて~…ぅぅ…」


    「おい…エレナ…寒いのはこっちも同じだって、お前手こっちに近づけるんなよ…!泥が付くだろ…!?」


    そして今じゃれ合っているこの子供の二人の名前、兄の方はエレン・イェーガー、そして妹の方の名前はエレナ・イェーガー、兄妹と言っても数分違いで生まれたに過ぎない双子の兄妹、そしてこの二人こそが母であるカルラ・イェーガーを目の前で食い殺された事により復讐心が芽生えた張本人達だった、だがこの様子を見ている限りそこまで深く復讐心を抱いているようには見えない


    「…エレン、エレナ、じゃれあってないでちゃんとやって、見つかった場合追い出されるから、ちなみに仲が良い事は良い事だからそのまま続けてもよし」


    「っじゃれあってねぇよ…!?エレナが泥の手で俺の顔触ってくるからだろ…!?」


    「だって寒いんだもん…って、ミカサが言ってる事もどこかおかしいけどね、っとエレンの顔温かい~…!」


    「っエレナはエレナで早く自分のやる事やれって…!」


    横から抱き付こうとしてくるエレナに対しエレンはそう言いながら押し返す、まだ精神的に幼いのか、または今のこの危機感がわかっていないのかエレナは声を出さないも笑いながらエレンと押し合いをする、そしてそんなエレナの微笑みに負けたエレンは溜息を吐いては余計押し返した、家族の事、特にエレナに関して甘いエレンはいつもエレナについ優しくしてしまう癖があった、そしてそのまま押し返されたエレナはそのまま後ろに倒れ勢いでエレンも倒れた、その様子を見ていたミカサは溜息を吐いては注意しようとした所で
  2. 2 : : 2016/10/05(水) 02:17:54
    「?アルミン?」


    「っん?アルミン?」


    「・・・」


    アルミンが突然立ち上がり怒りに満ちた表情で立ち上がった事に気づいたエレン、エレナ、ミカサは見た


    「・・・ッ何が奪還作戦だ…ッ!!口減らしに父さん母さんを殺したくせに・・・ッ!!今に見てろ・・・」


    険しい表情をしながら過ぎ去っていく憲兵の後ろ姿を見てアルミンは睨んでいた、そしてその様子に三人は緊迫とした空気になった


    「…そうだ、俺達は今年中に訓練兵になって、巨人を駆逐するんだ…」


    「…うん、そうだね、今年中に訓練兵になって、お母さんの仇を打つために…ッ、巨人を全滅させる為に…」


    二人は瞳に熱い何かを宿しそう言った、女の子がしていいのかわからないような、殺気篭った表情をしていた、とは言ってもエレンほどではなかったが


    「エレナ、そんな怖い顔してたらエレンみたいな顔になっちゃう、そんな事になったらおばさんが悲しむからそんな顔しちゃだめ」


    「!あはは、ミカサの言う通りだね、エレンみたいな悪人面になっちゃったらお母さんから貰った可愛い顔が台無しになっちゃう!」


    「エレナお前後で俺の部屋に来いよ…」


    「ん?エレン私に何するの?」


    「ぁ?そんな事決まってんだろ、色々だ」


    「色々とどこか噛みあってない気がするんだけど僕の気のせいかな…」


    「エレナは色々と純粋だから全く意味がわかってないと思うだけ、後エレンも純粋だから全く違うと思う、言ってたしても怒ってる方でだと思うから」


    いつの間にか冷静になっていたのか会話の中に入ってきたアルミンだった、そしてその発言に乗ったミカサだった
  3. 3 : : 2016/10/05(水) 03:17:18
    そしてそんな事をしながら互いに励ましあい、何とか冬の地獄を乗りきった、そして春がやってきた所でエレン達は訓練兵になる適性検査を受ける事になった



    「・・・」


    ある静かな場所へと集合させられた訓練兵達を待っていたのは通過儀礼だった、砂埃と共に静かな足音が響く、だがその足音と共に重苦しい空気が漂う




    「ねぇ、エレン…」


    「!ん?どうした…?」


    そしてそんな空気が漂う中エレナは隣にいるエレンに話しかけた、そこで気づいたエレンはそっとエレナの元により聞いた


    「…大丈夫かな…あのおじさん凄い怖そうなんだけど…落とされないかな…?」


    「…さぁな、俺にもわかんねぇよ、ただここで落ちるようじゃ巨人なんか駆逐する以前の問題で戦わせてももらえねぇ、あんまり気にすんな、それに巨人を駆逐する事、そして母さんの仇を取る事だけが俺達の人生でもねぇ、母さんが命を張ってでも助けてくれた命だ、何よりも俺達が生き残る、これが大事な事だろ?」


    エレンはそう言いながらそっとエレナの頭に手を乗せそう言った、一頭身だけの差なだけあり双子としてもエレンは兄なんだなとエレナは思った


    「…うん、そうだね、お母さんに助けてもらった命だもん、大事にしなきゃね、でも、エレン、小さい頃から壁の外に出てでかい塩の塊の大きな水たまりを見たいとか言ってたけど、それはいいの?」


    「…確かにそれも俺の夢だ、だけどそれよりも俺達自身の命が大切なんだよ、俺とお前の、俺達は双子だ、一心同体みてぇなもんだ、互いに助けあっていこうぜ、一人じゃできねぇ事もあるしな色々と」


    「…ふふっ、エレンって小さい頃と違って凄く変わったよね、小さい頃はお母さんとよく喧嘩したりして外に飛び出して言ってたのに」


    「あの時は…俺がバカだったんだよ、ってお前も俺が飛び出して来た後に一緒になって付いてきてたじゃねぇか、それで母さんによく思いっきり叱られて、ってこんな話ししてたら余計落とされる確率上がるだろうが…!」


    「はははっ、そうだね、それにしてもエレンの事やっと少しお兄ちゃんだと今思えたよ、ありがとう少し安心できた」


    「…俺達は双子だ、それに生まれたのもたったの数分違いだ、兄も妹もねぇよって、それより前向け開拓地行きにされるぞ」


    「ふふっ、は~い」


    エレナは微笑みながらそう言い前を向いた、そしてそれを確認したエレンも再度前を向いた、そして前の方では教官による通過儀礼が行われていた、だがその通過儀礼は恫喝だったが


  4. 4 : : 2016/10/05(水) 13:04:37
    期待です
    ミカサとエレンは家族ではない?
  5. 5 : : 2016/10/05(水) 17:24:00
    どうも主です、ミカサの事についてですが語弊のようなものですね、あくまでこれは双子、のエレンとエレナだけの関係の中で言っていますのでミカサは入れてないです、ミカサの事についてはちゃんと家族です、血とかは原作と同じく繋がってはいません、わかりずらいかと思いますがわかってくれると助かります!
  6. 6 : : 2016/10/05(水) 17:49:38
    つまり
    (母)カルラ
    (父)グリシャ
    (妹)エレナ
    (義兄弟)ミカサ
    エレン
    で暮らしていた?
  7. 7 : : 2016/10/05(水) 17:59:46
    う~ん、なんて説明すればいいんですかね…

    (母)カルラ

    (父)グリシャ

    (双子)エレン、エレな

    (?)ミカサ


    こういう感じとしか言いようがないですね…原作と同じでミカサの立ち位置がわかっていない状況です、とりあえずはミカサはエレンの家族だと思ってくれさえすれば特に気にしなくて大丈夫です、あまりそこら辺の関係性については書かないので
  8. 8 : : 2016/10/05(水) 18:51:47
    「…おい、貴様は何者だ・・・?」


    「!!はっ!!シガンシナ区出身!アルミン・アルレルトです!!」


    今回監督役になったのはキース・シャーディスという背の高い禿げたおっさんだった、さしてそのキースからのどでかい怒声にアルミンは押されながらもなんとか保ち言う


    「そうか!!バカみてぇな名前だな!!親がつけたのか!?」


    「っ!!祖父がつけてくれました!」


    キースの声は周りが空地になっていても響き渡るほどに声がでかく、そして口から次々と唾液が飛び散る


    「貴様は何しにここに来た!?」


    「!人類の勝利の役に立つためです!!」


    「それは素晴らしいな!!貴様は巨人のエサにでもなってもらおう、3列目後ろを向け!!」


    そう言い去ろうとすると同時にアルミンの髪の毛を掴んでは無理やり後ろに向かせる、勢い余って首の筋を痛めそうになるもなんとか振り向いたアルミン





    「アルミン大変そうだね…それに他のみんなも凄い嫌そうな顔してるし…」


    「教官としての本文を全うにやってるからな、怖いに決まってる、それにここで根を上げてる様じゃ巨人なんかに立ち向かう事なんて夢のまた夢だしな、まぁここで落とされて開拓地行きなんかにされても納得なんかできねぇだろうがな、一応俺が傍に付いててやるから隣に来いよ」


    エレンはそう言ってはエレナを横に立たせた、多少列が乱れるようになるがそこまで気にする必要もないだろ、そう思った



    「…うん、ありがとうエレン、・・・ふぅ」


    何か決心でもついたのか一息付いては瞳に強い闘志か何かを宿した、そこで見ていたエレンも瞳に強い闘志のような物を宿し前を向いた、そしてそれから次々と兵士達は教官に恫喝を喰らっては退場していくものもいたり敬礼を逆の心臓じゃない方へ捧げてしまったり芋を食べていたりと変わっている変態が沢山といた、そして



    「・・・おい、貴様」


    「!!っは、はっ!!」


    エレン、エレナと通りすぎるかと思いきや突然エレナの前で止まっては呼んだ、流石にエレンも少し心配だったのか冷や汗を流しながらエレなをそっと見つめた


    「貴様の名前はなんだ!!」


    「っえ、あっ、し、シガンシナ区出身!エレナ・イェーガーです!!」


    「!!そうか!貴様は何しにここへ来た!?」


    「!!お母さんを殺した巨人を駆逐してやる為に!後エレン、ミミサ、アルミンを守るために来ました!」


    その理由は一個人的な物としての理由で最低最悪でそんな者は不必要、そう思っていたがバカ正直なエレナはキースを睨むかのような目でそう伝えた、そしてその事もそうだったが巨人を駆逐する、その言葉に周りのみんなは首だけをこちらに見せては唖然としている、そして緊張のあまりかエレナは周りの事など気にもせず瞳を揺らしながらキースを凝視している


    「…そうか、精々死なないよう頑張る事だな、そこの隣のお前も無駄に命を捨てずに精々無駄に足掻いて頑張る事だな」


    キースは隣にいるエレンを見てはそう言った、その突然の事にエレンは目を大きく見開いては冷や汗を垂らし息を飲んだ、そして


    「はっ!!」


    「…九列目!!後ろを向け!!」


    過ぎ去っていくキース、そして一方で緊張が解れたのか虚ろになりながら足から力が抜けぐずれ落ちそうになるがなんとか受け止めた


    「!エレン・・・」


    「大丈夫か?エレナ」


    「・・・うん大丈夫、だけど凄い緊張しちゃって一気に足がね、あはは、でもあの教官の人なんでエレンに言ったんだろ…?」


    「…さぁ、わからねえ、けど長年の経験で何かわかるんだろうなっと」


    そう言いながらエレンはエレナの腕を引っ張っては抱き寄せ立ち上がらせた、運が良いのかあまり見られていない模様


    「んっ、ありがとうエレン」


    「あぁ、それより早く立った方がいいぞ、教官に見つかったらせっかくの苦労が台無しだからな」


    エレンはそう言い微笑んだ、それに対しエレナも微笑んでは頑張って立ち上がり前を向いた


    そしてそれからの事やっと解散になりエレンとエレナは訓練兵が使う小屋へ向かった



    「あぁ~、すっげぇ疲れた!」


    「はぁ~…さっきのでもうかなり疲れちゃったよ…エレ~ン」


    「・・・普通だったらここで抵抗する所だが俺も疲れてて抵抗する気にもなれねぇよ…」


    抱き付いてくるエレナに対し疲労困憊気味になっている為退かす事もせずそのままベッドへ倒れ込むようにエレン、エレナと倒れ込んだ


    「…眠ぃ・・・」


    「…私も、すごく、眠い…」


    そう思いながら重い瞼を擦りながら周りを見て見ると周りの皆も先程の事で疲れたのかベッドへ入り眠っている者もいた、一方で仲良く話しをしている者達もいる


  9. 9 : : 2016/10/05(水) 19:32:50
    そしてそこを見ていると


    「エレン、エレナ」


    「!ミカサ!」


    いつの間にか目の前にミカサ、アルミンがいた


    「さっきはびっくりしちゃったよエレナがいきなり巨人を駆逐するなんて皆の前で言うからさ」


    アルミンはそう言いながら苦笑いした、それに対しエレナは


    「あはは、頭の中混乱しちゃってどう言えばいいのかわからなくなっちゃって思った事言っちゃった」


    「私もそれについては驚いた、でも正直に伝えられてよかったと思う、私もエレン、エレナ、アルミン守りたいし」


    「どの道巨人は駆逐してやるって思ってるし特に問題ねぇだろ、それにエレナだけじゃなく俺も巨人を駆逐してぇからな、な?エレナ」


    「!うん!」


    訓練兵になると言ってもまだ精神年齢が低い事に足して未熟な子供である為エレンはそう言いながらエレナを後ろから抱きしめるようにした、それに対しエレナも笑みを浮かべ答えた、その二人にミカサ、アルミンはそっと微笑んだ


    「なんだよアルミン、ニヤニヤして」


    「!なんでもないよ、ただエレンとエレナはまだまだ子供なんだな~って思っただけだよ」


    「あぁ?どこが子供って」


    「スゥ~…スゥ~…」


    唯一同じ血が通うエレンの体温に落ち着いたのかエレナはエレンの首に手を回し抱き付いては寝てしまった、その様子にエレンはミカサ、アルミンと見た


    「エレナはまだまだ子供」


    「しっかり守ってあげなよエレン?」


    「アルミンはともかく何でミカサまで他人事なんだよ…まぁ、エレナは俺の唯一の血の通う家族だからな、ちゃんと守るに決まってんだろ」


    エレンはそう言いながらそっとエレナの頭、背中と手を回し撫でた


    「っんんっ…えへへ…エレン…スゥ…スゥ…」


    「・・・エレナって本当に俺と同い年なんだよな?」


    「…エレナは小さい頃からおばさんに可愛がられたからじゃないかな、それで多分精神的に幼いんだと思うよ、うん」


    あまりにも年齢に対して無邪気すぎるエレナに少し心配になるエレン、そしてそんなアドバイスをしながらも苦笑いしたアルミンだった


    「…エレナは無邪気だからこそ可愛い、エレンみたいに目つきが悪くて性格最悪だったらもう最悪だ」


    「お前はお前で俺の事ボロクソに言いすぎだろ・・・」


  10. 10 : : 2016/10/06(木) 02:21:29
    「あはは・・・とりあえず外、出ない?部屋の中にいてもあまり落ち着かないし」


    「それに付いては同意、エレンはどうする?」


    「・・・そうだな、俺もここにいても、…う~ん…」


    外に出ても良い、そう思ったエレンだったが今抱き付いているエレナを見るとそうも思わなくなった


    「?エレン?」


    「・・・いや、エレナをここに寝かして置いても良いんだけどよ、なんかされたりしねぇよなって思ってよ・・・さっきの通過儀礼を見てる限り変人ばっかりだったし、それにエレナはオレが言うのもなんだけど、可愛いからよ、襲われちまうんじゃないかって」


    エレンはそんな事を言いながらそっとエレナの腕を剥がしてはベッドに寝かせてあげた、その言動、そして行動にアルミンとミカサは互いに見合っては


    「「…シスコン」」


    「っおい・・・俺は真剣な話をしてるんだぞ?こいつのこの寝顔見て見ろよ、この寝顔で襲われねえなんて保証がどこにあるんだよ、なぁ、アルミン、ミカサ・・・」


    幼い子供のような寝顔を見せつけるエレナにエレンはその寝顔に見惚れながらも褒めてはアルミンとミカサを直視した、真剣な話の具合がかなりおかしいわけだが


    「…いや、エレン、確かにエレナは可愛いと思うけどそんな襲うなんて事誰もしないよ、しかも初日だよ?そんなバカする人いないよ」


    「アルミンの言う通り、先程まであんな苦言を長時間浴びせられやっと訓練兵になれたかなれてないのかのこの段階でそんなバカをする者はいない、はず」


    「・・・お前らは男の欲望を舐めすぎなんだよ、家族の俺でさえこうやってエレナを見て可愛いとか思えてたんだぞ?しかも双子の俺がだぞ?そんなエレナを他人が見て見ろ、家畜の豚のように性欲剥きだしで襲ってくるに違いねえよ、それこそ巨人と同じく駆逐しねぇといけねぇってのに・・・」


    シスコンの具合を通り越して何かに目覚めかけているエレンに対しアルミンは


    「いや、ちょっと待って男の欲望を舐めすぎって僕男なんだけど」


    「あ?アルミンお前何言ってんだ、お前が男だとしても性欲なんか全然ねぇじゃねえか」


    「確かにアルミンに性欲があるとは思えない以前の問題で女の子の事が好きなのか事態が疑わしい所、ひょっとしたらエレンが好きなのかもしれな「ミカサ、一旦黙っててくれるかな、滅茶苦茶になる」


    アルミンはそう言ってはミカサの口を両手で塞いだ、そしてミカサはアルミンの手を退けては自分で口を隠した


    「・・・はぁ、話しを戻すけどエレンはエレナの事心配しすぎ!、後不思議に思ったんだけどそのシスコンっぷりを何でエレナの前で出さないのか僕は今不思議で仕方なかったんだけど」


    「…アルミン、お前そんな事してみろ、エレナに嫌われるだろうが、もしエレナに嫌われてみろ、今すぐ開拓地に戻って野たれ死ぬぞ俺」


    「…うん、わかった、今まで気づく事もなかったけど君のエレナへの思いはシスコンを通り越して何かになってるね、もしかして病気かも・・・?」


    「俺のエレナに対しての思いを勝手に病気扱いすんな、想像してみろよアルミン、もしお前に可愛い妹か双子の女の子がいてみろよ、誰かに襲われてたらどうするんだよ」


    「それは勿論エレンの言う通り発狂して速攻開拓地行き決定だね、後その襲った奴等はみんな独房決定か見世物として巨人に喰わせるかだね、うん」


    「アルミン、貴方の意思が弱い事は良くわかった、それと自分の欲望に忠実だという事もわかった、ちなみにもし私にも双子の弟が居たとして襲われてたらそいつらのうなじを削ぎ落す」


    そんな面白いのか面白くないのかの暇つぶし程度のような会話をした、そしてその自分達が話した会話を思い出しては笑った


    「俺達一体なんの話してんだろうな!」


    「よくわからないけど、エレナからいきなり話しが飛んだよね」


    「エレンがあまりにもシスコンすぎるせい」


    「だからそれはお前らにも兄妹がいたらわかるって」


    そんな会話をしている内に自分達の声、または他の雑音に目が覚めたのかエレナは起きた


    「!!エレナ!」


    「んぅ・・・ふぁ~ぁ…三人共、何の話してるの~…?」


    「エレンがかなりのシスコンって事について」


    「エレンのエレナへの思いについて」


    そんな事をニヤニヤと恋話かのように微笑む二人に対して顔が青くなるエレン、そして眠気から覚めたのか段々と言葉の意味がわかってきたのか目を大きく見開いている
  11. 11 : : 2016/10/06(木) 02:21:36
    「っお、おい・・・エレナ、信じなくてって、おい?」


    「…エレンって私の事好き?」


    「えっ、あ、あぁ、す、好き、だぞ?」


    真剣な表情で見つめてくるエレナについ動揺したエレンは目を少し逸らしつつもそう言った、そして二人の会話に相変わらずニヤニヤとしているミカサにアルミン


    「!!私もエレンの事大好き!!エレン!」


    「っえ、っちょぉ!?」


    仄かに頬を赤く染めては勢いよくベッドから飛び出すように飛んではエレンに抱き付き、そして勢いで倒れそうになるもなんとか受け止めた、その光景に周囲は驚嘆した


    「流石双子、仲良しだね」


    「うん」


    「っお、おい・・・エレナ・・・」


    「えへへ、エレン大好き!」


    エレンからの普段言われない言葉に余程嬉しかったのかエレンに抱き付いてはエレンの頬に頬を付けては擦り付けている


    「ほらエレン、言ってあげなよ、エレナだけ言ってるよ?」


    「エレン、言ってあげなさい」


    「っなんでお前らはそんな上から目線なんだ・・・」


    「?エレン、私の事嫌い?」


    そんな事を言いながら悲しそうな表情をするエレナにエレンは慌てて


    「っそ、そんな事ねぇよ!お、お前の倍は好きだ!」


    エレンはそう言いエレナを抱きしめては頬に唇を落とした


    「!!私の方が好きだよ!」


    そう言われたエレンは嬉しさのあまり何か言おうとしたが頬にキスをされ何も言えなくなった


    「!あはは!エレン顔真っ赤!」


    「っ!え、エレナも真っ赤じゃねぇか…」


    互いに互いの顔が赤くなっている事に気づき照れている



    「…僕達の入る空間がないね…」


    「…うん、二人だけの空間が出来ている・・・」


    そんな事を言いながらエレン、エレナと交互に見た、そして


    「…双子ってこんなに仲、良いのかな」


    「…それはわからない、けどエレンとエレナは他の兄妹と違ってかなり仲がよくて相思相愛」


    「…家族愛越えちゃってるよね、ある意味」


    「…うん」


    目の前で話合っているエレン、エレナを見てはそう思った
  12. 12 : : 2016/10/07(金) 02:33:02
    そしてそれから数分間エレン、エレナと互いにべたべたとしあっていた所で他の所に行ってくるとアルミンは言い行った、そしてミカサはミカサでいつの間にかどこかに消えていた


    「あいつらどこ行ったんだろうな」


    「そうだね~、ってねぇエレン」


    「?なんだ?」


    「あの芋の人、まだ走らされてるよ」


    「!ほんとだ、すごいな、5時間ぶっ通しか」


    「・・・そういえばあれからもう5時間も経ったんだね、あの子凄いね私だったら一時間ぐらいでヘトヘトになっちゃうよ…」


    「訓練も何も受けてねぇんだから一時間も走れれば上等だろ」


    そんな事を言いながらエレンは壁に腰掛けた、そしてエレナもそれを見てはエレンの横に腰掛けてはエレンに寄りかかった


    「…俺は道具かなにかか?」


    「!えへへ、こうすれば私も寄りかかれるしエレンにとっても嬉しいでしょ?」


    「!はぁ~、なんつうかずる賢いのか俺の事をわかっててわざとやってんのか、わからねぇな」


    頭を掻きながら苦笑いするエレン、その反応にエレナは目を大きく見開いては笑った


    「そこまで私は頭回らないって、エレンがよくわかってることでしょ?」


    「・・・そういや、お前小さい頃から何も考えずに行動してたよなぁ…これからはちゃんと頭使えよ?生き残れねえぞ」


    そんな事を言いながら人差し指をエレナの額に小突ついた、小突かれた事に額を抑えては笑った、そんな時に


    「なぁ、ちょっと聞きたい事があるんだけどよ、いいか?」


    そう言ってきたのは頭を丸刈りにした背の低い男だった、この男は先程心臓の向きを間違えた男、コニーだった


    「!あぁ、別にいいぞ」


    「?」


    「さっきよ、教官に向かって巨人を駆逐してやるって言ってたのってお前達だよな?」


    興味本意でなのか、またはバカなのか嬉しそうな表情をしながら聞いてきた


    「詳しくは俺が言ったんじゃなくてエレナが言ったんだけどな?」


    「あはは、うん私だよ?」


    「!おぉ、そっか、それで聞きたい事があるんだけどよ、シガンシナにいたんだよな!?」


    「あぁ、シガンシナ区から開拓地に移って・・・12歳になるまでそこにいた」


    「っ!って事は見たことあるのか!?超大型巨人!」


    本能からなのか怖い物を知りたいと思う欲求が強いのか、または好奇心からなのか笑みを浮かべてはそういう


    「あぁ、見たぞ、ってお前の名前なんだっけ?」


    「!私も忘れちゃった、なんだっけ?緊張してて全然みんなの名前覚えてないよ」


    エレン、エレナはそう言いながら苦笑いした、それに対しコニーは呆れたような表情をしながら


    「心臓を捧げる方を間違えたやつだよ…コニー・スプリンガー、ラガコ村出身、にしてもバカな俺でも大抵は覚えてるぞ・・・お前ら双子揃ってアホかよ・・・」


    「いや、お前だけには言われたくねえよ・・・」


    「あはは・・・それは確かに・・・」


    三人共互いにそう言っては溜息を吐いた、そしてそれから他の人達とも会話をしてはあっという間に夜になった






    「あぁ~、コニーのやつ、言いふらしやがって…何回超大型巨人の事について聞かれたと思ってんだよ・・・」


    「確かに疲れちゃったよ~…私なんて巨人を駆逐できるのか~とか言われちゃったし…」


    「周りの事なんか気にすんなよ、みっちり訓練して立体起動装置を使いこなせるようになれば巨人なんか目じゃねぇんだからよ」


    エレンはそう言ってはパンを口に入れ噛みちぎった、かなり固いパンの為嫌な音が響く、そしてエレナはそれに頷いてはスープを口の中に入れ食べた


    「んむっ、それにしてもミカサとアルミンはどこ行っちゃったんだろ?」


    「・・・そういや見ねえな、部屋で食ってんじゃねえか?」


    「え、部屋で食べていいの?」


    「ゴクッ、確か良かった筈だぞ」


    「っえ~・・・それだったら部屋で食べれば良かったのに…なんでエレン言ってくれなかったの~?それだったらエレンと二人で静かに食べれたのに~…」


    そんな事を言いながら頬を膨らますエレナ、それに対しエレンは

  13. 13 : : 2016/10/07(金) 02:33:21
    「別に俺もそれで良いって思ったけど、いちいち片付けに来るの面倒だろ?五分前ぐらいに食べ終わらないと片付けもできねぇし」


    「…む~…そっか、それなら、仕方ないね…」


    「あぁ、だからここで食べるんだよ、ほら、小さい頃みてぇに俺が食べさしてやるから機嫌治せって」


    エレンはそう言ってはエレナの手からパンを取り引きちぎってはスープに浸けて口元へ持っていった


    「!アムッ、・・・おいしい」


    「だろ?このパン硬ぇからな、スープで丁度柔らかくなるからな、ほら」


    「アムッ、モグモグ、うん、そうだね丁度合ってる、はい、エレンも」


    「!ん、アムッ、モグモグ、うん、うめぇな」


    互いに食べさせあっては味をちゃんと確かめる為に何回も噛む、ただでさえ食糧が少ないためちゃんと味わないといけない、そしてそんな事をやっていた時に


    お前らって確か巨人を駆逐するとか言ってたやつだよな?」


    「!あぁ、そうだがって、お前は確か、憲兵団に入って楽したいんだっけか?」


    「あっ、憲兵団に入りたいって言ってた人!」


    突然向かい側に座ったかと思いきやそんな事を言ってきたジャンにエレン、エレナはそう言った、ジャンの事に関しては何か気にも障る何かがあったのか覚えていた


    「あぁ、俺は正直者なんでね、心底怯えながらも勇敢気取ってるやつよりよっぽどさわやかだと思うがなって、人が話しをしてる時に何食べさせあってんだよ、腹立つな!?」


    ジャンの武勇伝らしき自慢話に我慢が耐えられなくなりエレンとエレナは無視をしては互いにまた食べさしあい始めた


    「いや、俺達自慢話を聞かされてもなんも楽しくもねえからな、エレナとの時間を大切にしてぇし、というかエレナとの会話の方が全然面白いが」


    「私もエレンとの会話の方が楽しいし、自慢話を聞かされてもなんて反応すればいいのか困るからね、とりあえず無視しとけばどっか行ってくれるかな~って!」


    そんなボロクソに言いながらエレナは苦笑いしてはエレンに抱き付いた、そしてエレンはエレンでエレナに食べさしているというなんともまぁ、小馬鹿にした感じだ


    「っ~!!あ、あぁ、そうか、まぁそりゃそうだ、どう生きようと人の勝手だしどう思うが人の勝手だしな、にしてもあんたらその言い方と態度はなんとかした方がいいと思うぜ、しかも見た所兄妹、ってわけでもなさそうだし、双子って所か?」


    「ゴクッ、数分違いで生まれたんだよ、後俺の名前はエレン、こいつの名前はエレナだ、って名前ぐらい覚えとけよ、エレナなんて一番覚えやすい名前だろ巨人を駆逐するなんて言ったんだぞ?家族として双子として兄として尊敬してるぞ、エレナ」


    「!えへへ、嬉しい、って事でエレン、あ~ん!」


    「ほらよ」


    口を開けるエレナにエレンはパンをスープに浸けたし食べさせた、そして一方でジャンは目の前で繰り広げられる双子同士の甘々なイチャイチャしたようななんとも言えない腹正しい雰囲気に元の席に戻って行った


    「?あいつ戻ったな」


    「モグモグ、うん、そうだね、はい、エレン、あ~ん」


    「んっ、モグモグ」


    それから晩飯の終わりの鐘が鳴り皆戻って行った、そしてエレンとエレナも戻って行った、そこで丁度ミカサが二人の所に合流しようとした時


  14. 14 : : 2016/10/07(金) 02:33:28
    「な、なぁ!あんた!」


    「?」


    「あ・・・あぁえっと、見慣れない顔立ちだと思ってな、つい・・・」


    話しかけてきたのはジャンだった、そしてミカサは相変わらず無表情のまま、一目惚れだったのかジャンは赤面状態


    「・・・」


    「!す、すまない、とても綺麗なく、黒髪だ・・・」


    「どうも」


    なんとも思ってなさそうなそんな返事にもジャンは返事をもらえた事に笑みを浮かべ立ち去って行くミカサを見ていると



    「エレン、エレナ」


    「!お前、どこ行ってたんだよ、ってアルミンはどうしたんだよ?」


    「あっミカサ~!どこ行ってたの?ってアルミンは?」


    ミカサはエレン、エレナの元へと行き、そしてエレナはミカサへと抱き付きそんなエレナを優しく撫でている、そしてエレンはアルミンの事について聞いている


    「・・・」


    そして一方でそれを見ていたジャンは正気を失ったかのような表情をしながら目の前を通り過ぎようとしたコニーの背中に手を拭った


    「っ!!お、おい!?お前何人の服で手ぇ拭いてんだ!!?、何拭ったんだお前・・・!?」


    コニーはそう言いながらジャンを見た、そして驚愕した、ジャンは死んだ魚のような表情をしていたからだった


    「・・・人との信頼だ・・・」




    「なんだよ、アルミンはやっぱ部屋で食ってたのかよ」


    「エレン!やっぱり部屋で食べよう!二人で!ね?」


    「部屋で食べようって・・・」


    「…そういえばさっき見てしまったのだけれど、久しぶりにエレンがエレナに食べさせてた」


    「ん?あぁ、さっきのか、エレナが機嫌悪くさせようとしてたからな、治そうと思ってやったんだよ、で治ったか?」


    「うん!治った!エレンからの愛で!」


    「俺からの愛ってなんだよ・・・」


    「エレナ、その歩き方は危ないからちゃんと前を向いて歩く」


    エレンに抱き付くエレナ、そしてエレナの問に疑問を浮かべるエレン、そしてエレナに注意するミカサだった
  15. 15 : : 2016/10/09(日) 01:53:53
    そしてそれから数十分歩いてからの事


    「エレン、エレナの事は任せた、私は疲れたので寝る事にする、それじゃ」


    「あぁ、じゃあな」


    「おやすみ~ミカサ~」


    「うん、おやすみエレナ」


    微笑み手を振るエレナにミカサも微笑んでは頭を撫で寮の中へ入って行った


    「お前は寝なくていいのか?明日から立体起動の適正試験だぞ?」


    「そんな事言ったらエレンだって早く戻らなくていいの?」


    自分の事は後回しにしては互いに言い合う、そして言い合っては笑う


    「お前明日起きれなくなっても知らねえぞ、俺とアルミンは男子寮だからちげえし、ミカサもお前の所から離れてるだろ」


    「!その事については大丈夫!一週間前ぐらいから寝る時間調節しておいたから!」


    「お前、寝る時間調節したとしても今起きちまってるじゃねえか・・・」


    胸を張って言い張るエレナにエレンは苦笑いしながらそんなツッコミを入れた、それに対してエレナは


    「・・・ま、まぁとりあえずエレン散歩しようよ、ここに来てから全然ここら辺とか見てなかったし!」


    「それはいいけど、後一時間ぐらいで寮に行かねえと教官にどやされるぞ・・・」


    「・・・その時はエレンも私と一緒に怒られて、ね?いいよね?」


    「何がいいんだよ…まぁ、初日だから許してくれる、それかまたは、時間を忘れてたって言えばいいか・・・」


    「!流石エレン!好き~!」


    エレナはそんな事を軽々しく言ってはエレンの背中に抱き付く、その行動にエレンは


    「お前好き好き軽く言いすぎだろ、他の奴には言うなよ?エレナ」


    エレンは振り向いてはエレナの頬を掴み、引き延ばしてはそう言う、エレナはそれに対し驚きつつも微笑み


    「大丈夫、エレン以外には絶対言わないから!というよりここの人達全員とまだ会ってないのに好きもなにもないよ?」


    「いつかは全員と顔合わせするだろうが」


    手を離しては溜息を吐くエレン、そしてそんなエレンにエレナは


    「エレンは心配しすぎだよ、別にそんな簡単に言わないから!精々好きって言えるのも、えっと、ミカサとアルミンぐらいだから!」


    「ミカサはともかくアルミン・・・いや、アルミンは男じゃねえみたいなもんか」


    「エレン、それはそれでアルミンが可哀想だからやめてあげなよ・・・」


    エレンのその何とも言えない肯定もできないし否定もできない、その事にエレナは苦笑い、そしてそんな事を言いながら歩いていると


    「?なぁ、エレナ、あいつって」


    「ん?・・・!あの人って確かジャガイモの人!やっと走り終わったんだ!って、あの子、誰?」


    「俺は覚えてねえな、エレナは?」


    「私も全然覚えてないって、あの子凄く可愛いね~、あっ、もしかしてエレン惚れちゃった?」


    「っんなわけねえだろ、話した事もねえし覚えてもねえんだぞ?無関心なんだぞ、惚れるわけえねえだろ」


    「あはは、そっか、良かった~エレンがあの子に惚れたかと思っちゃったよ」


    案外冗談でもなかったらしくエレナはそう言いながら一息付いている


    「暗くてよく見えねえし惚れもしねえし、後、俺は…お前以外見てねえよ」


    「!エレン!」


    「っおい!?」


    エレンからの告白染みた言い方にエレナは嬉しくなり思いっきり抱き付いた、そのせいでエレンは倒れた



    「!?誰かいるの!?」


    「っあ・・・」


    「いってぇ・・・エレナお前いきなり抱き付くなよ・・・体制ぐずれたじゃねえか・・・」


    「!あっ、ご、ごめんね、怪我ない?エレン」


    「別にどこも怪我してねえから良いけどよ・・・」


    「?あ?駆逐野郎じゃねえか、お前ら」


    そんな事をしていると当然女の声が聞こえ振り向くと背の高いオ女がいた


    「えっ、あ、あの・・・」


    金髪の女の方はその背の高い女にオロオロと話しかけようとしている


    「・・・はぁ、芋女に双子のラブラブ駆逐野郎共にそれに足して・・・あ~、はぁ・・・」


    「ぐふぅ・・・」


    「おい、エレナ、お前、どんだけ有名になってんだよ」


    「あ、あはは・・・ごめん…うぅ…」


    「っふ、双子でラブラブ・・・」


    「・・・なんだこれ」


    目の前で繰り広げられる個性豊かなメンツにこの長い髪の女、ユミルは頭に手を当てては溜息を吐いた

  16. 16 : : 2016/10/24(月) 00:45:34
    期待
  17. 17 : : 2017/11/25(土) 17:28:37
    書いてください!
  18. 18 : : 2018/04/09(月) 03:50:32
    はやくぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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