この作品は執筆を終了しています。
クリスタ「生きてる意味」
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- 1 : 2013/12/14(土) 15:47:10 :
- 進撃の巨人のssは、恋愛物がみんなに人気があるので、僕も頑張って書こうかなと思いました。(作文?)
ゆっくりだけど頑張ります。
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- 2 : 2013/12/14(土) 15:54:18 :
- 頑張って!期待!
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- 3 : 2013/12/14(土) 16:06:46 :
- 私の名前はクリスタ・レンズ、本名はヒストリアだけど…訳あってみんなにはこう名乗ってる。
ユミル「クリスタ、今日も一緒に食べよう」
彼女の名前はユミル、私の親友で一番の理解者
ライナー「やっぱりクリスタはカワイイなー(結婚したい)」モグモグ
ジャン「確かにな、だけど俺はやっぱりミカサのほうが…」モグモグ
マルコ「なのに全然話しかけることもできてないんだよ」
ジャン「なっ!、マルコ、それを言うんじゃねぇよ!!
それに俺はミカサとちゃんと話したことある」
マルコ「それって…「とても綺麗な黒髪だ」とかのこと?」
ライナー「他にも、どうでもいいような話がいくつかだが…お前がミカサと二人で話してるところなんてあんまり見ないな」
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- 4 : 2013/12/14(土) 16:22:13 :
- ジャン「仕方ねぇだろ!…ミカサはいつもエレンにべったりなんだから…」
エレン「なんか、ジャンのやつが騒いでるな…」
ミカサ「エレン、行儀が悪いから食べながら喋らない」
エレン「うるさいなー、お前は俺の親か」
ジャン「くそー、いつもミカサと、羨ましい」ギリギリ
マルコ「まあまあ」
ライナー「あれを見たら諦めるだろ、普通」
ジャン「俺が諦めるのを、諦めろ!!!」(パクリ)
マルコ「はいはい、今言ってもカッコよくないからね」
サシャ「あれ?ジャンはパン食べないんですか?だったら私が貰っていいですか?」パク
ジャン「いいですかって…答える前に食ってんじゃねぇか!!
返せ俺のパン!」
サシャ「無理ですよ、もう食べちゃいました」
ジャン「ふざけんなよテメェー!!!」
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- 5 : 2013/12/14(土) 16:38:29 :
- ワァー ワァー
ユミル「騒がしいなぁ、もう少し静かに食えないのか?」モグモグ
クリスタ「・・・・・」
ジャンだ…私はあの人はちょっと苦手だな…いつも怒ってるみたいで…
ジャン「くそー、サシャのやつ」
マルコ「まあ、サシャだからね、今度は取られないようにきおつけろよ」
ジャン「あいつのせいでいつも食事の時間が戦闘中に変わっちまう。
油断したらすぐに襲撃だよ、防壁を作る暇もなく、一瞬で俺の大事なものが、全部奪われる…」
マルコ「ハハハ…(大げさな)」
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- 6 : 2013/12/14(土) 17:02:18 :
- クリスタ「・・・・・」
ユミル「もう食べ終わったか?」
クリスタ「あ、うん…だけど先にもっどっていて。私は図書室によるから」
ユミル「そうか、早く戻れよ」
クリスタ「うん」
図書室
クリスタ(私が読もうとした本、もう誰かに借りられたみたい…)
アルミン「あれ?こんな時間にどうしたの?」
クリスタ「アルミン、少し座学でわからないところがあったから、調べてたの」
アルミン「そんなことだったら僕が教えるよ」
クリスタ「いいの?」
アルミン「勿論だよ。どこがわからないんだい?」
クリスタ「え~と」
・
・
・
アルミン「それなら、こうすればいいんだよ」
クリスタ「ありがとう。やっぱりアルミンは頭がいいね」ニコ
アルミン「ど、どういたしまして(女神)」
クリスタ「あ、そろそろ戻らないと」
アルミン「そうだね、おやすみ」
クリスタ「おやすみ」
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- 7 : 2013/12/14(土) 17:03:36 :
- 生きてる意味って…まさか…クリスタ死ぬの?
「生きてる意味なんてない!」
的な感じで
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- 8 : 2013/12/14(土) 17:06:39 :
- どうなるかは、お楽しみに
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- 9 : 2013/12/14(土) 17:21:45 :
- 私の周りには、こんなに優しい人達がいる…
だけど私は誰にも必要とされてなかった、生まれてきてはいけない子だった。
みんなは私を女神なんて言うけれど…私はそんな人間じゃない。
ある日
コニー「今日は俺たちが掃除当番かよ」
エレン「明日は立体起動の訓練もあるし、俺は自主練したいなー」
クリスタ「変わってあげるよ」
コニー「いいのか!?」
エレン「でもそれじゃあ、クリスタに悪いし…」
クリスタ「いいのいいの、気にしないで」
エレン「じゃあ頼むよ」
コニー「ありがとうな、クリスタ」
クリスタ「どういたしまして」ニコ
エレン(みんなが女神って言うのもわかる…)
コニー(おあえり…)
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- 10 : 2013/12/14(土) 17:26:55 :
- 一旦終わります、また明日
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- 11 : 2013/12/14(土) 18:24:27 :
- 楽しみぃ!!
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- 12 : 2013/12/14(土) 19:02:03 :
- おあえりwwww
期待
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- 13 : 2013/12/15(日) 17:37:33 :
- 頑張って!!!
期待しています!!!
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- 14 : 2013/12/15(日) 18:43:12 :
- コメントありがとうございます
始めます
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- 15 : 2013/12/15(日) 19:35:05 :
- サッ サッ サッ
クリスタ「フー、このあたりは綺麗になった」
クリスタ「あ、ミーナがいる」
ミーナ「重~」ヨイショ
クリスタ「手伝うよ」ヨイショ
ミーナ「え、でもそんなの悪いよ」
クリスタ「そんなこと気にしない」
ミーナ「…うん、それじゃあ、お言葉に甘えるよ」
・
・
・
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- 16 : 2013/12/15(日) 19:47:34 :
- ミーナ「やっと運び終えた~、ありがとうクリスタ」
クリスタ「どういたしまして。…なんであんなに水を運んでたの?」
ミーナ「えへへ、ちょっと遊びで負けちゃって、その罰ゲーム」
クリスタ「そうなんだー」
ミーナ「手伝ってくれてありがとう。今度何かお礼するよ」
クリスタ「別にいいよ、私が勝手にしたことだし…」
ミーナ「それじゃあ私が納得できないよ」
クリスタ「あ!、私掃除してる途中だった。戻らないと」
ミーナ「そうだったの?じゃあ、またね」
クリスタ「うん、またね」
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- 17 : 2013/12/15(日) 20:04:51 :
- ゴシ ゴシ
クリスタ「ふう、終わった」
ジャン「クリスタ」
クリスタ「!、何かよう?」
ジャン「お前いつもこんなことしてるのか?」
クリスタ「人の手伝いや、当番を変わってること?」
ジャン「ああ…いや、勿論悪いことじゃないんだけどな…
なんの得もないのに、そんなことばかりするやつも、珍しいと思っただけだ」
クリスタ「……何が言いたいの?」
ジャン「俺は正直者なんでね、思ったことを口に出すだけだか…
お前…本当に楽しくてやってるのか?」
クリスタ「私が好きでやってるの、ジャンには関係ない」
ジャン「確かに俺には関係ないな…だけど、本当に楽しそうだったらこんなこと言わねぇよ。
なあクリスタ…なんでお前は時々…そんな悲しい顔してるんだ?」
クリスタ「……!!?……」
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- 18 : 2013/12/15(日) 20:11:48 :
- クリスタ「………ジャンに一つ質問があるの」
ジャン「?
クリスタ「ジャンって、死にたいと思ったことある?」
ジャン「俺が?ねぇよ、死に急ぎやろうじゃあるまいし」
クリスタ「……そうだよね…」
ジャン「なんでそんな質mユミル「クリスター!」
クリスタ「ユミルが呼んでる…行くね」
ジャン「………クリスタは何が聞きたかったんだ?」
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- 19 : 2013/12/16(月) 19:24:45 :
- ユミル「なあ、クリスタ」
クリスタ「何?ユミル」
ユミル「さっきジャンと何話してたんだ?」
クリスタ「…別に大したことじゃないよ…」
ユミル「…そうか」
クリスタ(マルコの言うとおりだ…ジャンは周りをよく見てる…私のことだって…
あんなこと聞いてきたのは、ユミルぐらいなのに…)
でもやっぱりジャンには私の気持ちはわからない…
私がいいことする理由?それは私がいい人だと思われたいから…
私には、それくらいしか生きている意味がないからだ…
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- 20 : 2013/12/16(月) 19:35:46 :
- 次の日
ジャン「……くっ…」ジロ サシャ「ガルルル」
アルミン「始まりました!
恒例のジャンVSサシャの、食うか食われるか真剣勝負!」
アルミン「実況は僕、アルミン・アルレルト。解説は、104期で一番ジャンと仲がいい、マルコ・ポットです」
マルコ「よろしく」
ジャン「おい、お前ら!何楽しんでんだよ!普通、止めるとこだろ!!」
ライナー「仕方ないさ、訓練兵は娯楽が少ないんだ。こんなことでもして暇を潰さないとやってられnジャン「張り倒すぞテメェ!!!」
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- 21 : 2013/12/16(月) 19:50:25 :
- アルミン「ジャンが話してるうちに、サシャが動きました!」
ジャン「おい、まて!!俺はやるなんて一言も言ってないぞ!」
コニー「今のサシャに言葉なんて通じないぞ」
サシャ「ガァ!!!」
ジャン「くそっ!」
エレン「どっちに賭ける?」
ベルトルト「僕はサシャに賭けるよ」
アニ「私も」
ミカサ「今のサシャに勝つのは難しい…ので、私もサシャに賭けよう」
エレン「俺もサシャに賭けるが…誰かジャンに賭けるやつはいないか」
ライナー「なら、俺がジャンに賭けよう」
コニー「俺もジャンに賭ける、ジャンに賭けた方が勝った時にパンがいっぱいもらえるからな」
アニ「へぇー、あんたにもそんな計算できたんだね」
コニー「ひどいぞ!!」
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- 22 : 2013/12/16(月) 20:02:59 :
- ジャン「こうなったらヤケだ」バクバク
アルミン「おっと!、ジャンがすごい勢いでパンを食べ始めました!!」
マルコ「サシャに盗られる前に、自分で全部食べようって作戦だね
だが、今のサシャはそう簡単にいかないだろう…」
エレン「すごいテンションだな…アルミンのやつ…」
ベルトルト「マルコも…なかなか様になってるね…」
サシャ「パァン!!!」バシッ
ジャン「あっ!!」
アルミン「サシャにパンを叩き落されてしまったーー!!」
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- 23 : 2013/12/16(月) 20:17:55 :
- ジャン「くっ」パシッ
アルミン「何とかパンを守りきりました!」
マルコ「今のは冷静な判断力と反射神経が必要な、高度な技だね」
ジャン(こっちから攻めようにも、サシャのパンが見当たらねぇ…)
アルミン「あれ?サシャが消えたぞ」
ジャン「なに!!!(いったいどこに…」
サシャ「ふふふ」
アルミン「いました!…なにか手に持ってるぞ…!!!
あ、あれは………」
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- 24 : 2013/12/16(月) 20:47:27 :
- アルミン「スープだぁぁぁぁーーーー!!!」
マルコ「なんてやつだ!!!ジャンのパンを取りに行くと見せかけ、そのパンを囮にして、ジャンのスープを奪うとは!!!」
ジャン(しまった!!!…今のサシャにそんな知能があったなんて………)
サシャ「かかりましたね、ジャン
あなたは見かけに騙されて…目の前のパン一つを守るのに気を取られ過ぎた…
私の…勝ちです」ゴクゴク
ジャン「ち…ちくしょぉぉぉぉぉーーーー!!!」
アルミン「決まったーーーー!!!
今回の勝者は、サシャ・ブラウスです!!!」
ジャン「」ガク
エレン「やっぱりサシャの勝ちかー」
ライナー「くそ、やっぱり食べ物が絡んだ時のサシャは強い…」
コニー「俺のパンが…」
アニ「ていうか…みんなサシャに賭けすぎて、あんまりかけになってないよ」
ベルトルト「賭けに参加した人数は20人で、ライナーとコニーとアルミンとマルコを合わせても、ジャンに賭けた人は5人だからね」
ミカサ「結局、一人四分の一のパンとスープしかもらえない…」
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- 25 : 2013/12/16(月) 20:52:02 :
- 先が楽しみです!
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- 26 : 2013/12/16(月) 21:48:38 :
- すいません、また明日
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- 27 : 2013/12/16(月) 21:59:27 :
- まってまーす
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- 28 : 2013/12/17(火) 13:38:33 :
- 始めます
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- 29 : 2013/12/17(火) 13:53:19 :
- ジャン「負けちまった…」
マルコ「まあ、相手がサシャじゃしょうがないよ。あんまり気にするな」
ジャン「すまないなマルコ、お前まで飯抜きになっちまって」
マルコ「別にいいよ、俺たちが勝手にやってたことだし…」
クリスタ(ジャンだ…この前のこともあるし、顔合わせづらいな…)
ユミル「なんで、みんなあんなに騒いでるんだ?」
ミーナ「あれ?ユミルとクリスタは賭けに参加してなかったの?」
ユミル「賭け?………ああ、さっきジャンとサシャが飯を取り合ってたやつか」
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- 30 : 2013/12/17(火) 14:11:55 :
- ミーナ「私もジャンに賭けてたんだけどね…」グゥ~
ユミル「なるほど、それで賭けに負けたから、あんたも飯抜きになったってわけか」
ミーナ「よく知ってるね」
ユミル「さっきアルミンが、サシャの勝ちって叫んでたからな。
…劣等生のあいつにしては珍しく…」
クリスタ「お腹すいてるんなら私の分、少しだけ分けてあげる」
ミーナ「いいの?」
クリスタ「もちろんだよ」
ミーナ「ありがとう神様!」
ユミル「またお前は…だからチビのままなんだよ」
クリスタ「失礼な!これでも訓練兵になる前よりは、大きくなってるよ」
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- 31 : 2013/12/17(火) 14:56:46 :
- 見てます。待ってました。
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- 32 : 2013/12/17(火) 18:13:22 :
- 見ててくれてありがとう。名無しさん。
こっから先が、あまり考えていないので、また今度にします。
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- 33 : 2013/12/17(火) 21:04:44 :
- 僕も見てるZE☆
期待して待ってまーす( ̄▽ ̄)
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- 34 : 2013/12/18(水) 16:31:37 :
- ありがとう
続きを投稿します
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- 35 : 2013/12/18(水) 16:48:14 :
- ユミル「ちょっとトイレに行って来る」
クリスタ「私はここで待ってるよ」
ミーナ「私もそろそろもどるね、おやすみ」
クリスタ「おやすみ」
ジャン「よう…クリスタ」
クリスタ「ジャン!?……何かよう?」
ジャン「なんというか…その…昨日言ったことは忘れてくれ」
クリスタ「…え…」
ジャン「お前にだって、聞かれたくないことだってあるよな…すまなかった」
クリスタ「あ、ああ…うん」
ジャン「俺が言いたいのは…それだけだ」スタスタ
ユミル「待たせたな、行こう……って、どうしたんだ?クリスタ」
クリスタ「・・・・・」
・
・
・
マルコ「昨日、クリスタと何かあったの?」
ジャン「…少し…野暮なこときいちまっただけだ…」
-
- 36 : 2013/12/18(水) 17:07:05 :
- (「もうあいつなんて見たくもない、疫病神め、さっさと消えて欲しいものだ」)
(「まったく、存在してるじたいで迷惑なのに、何の役にもたたないなんて、なんでこんな出来損ないが生まれてきたのかしら…」)
(「なんでお前みたいなやつが、この家に生まれてきたんだ!」)
(「あんな子、生まれてこなければよかったのに…早く死んでくれないかな」)
(クリスタ「私は……生まれてきては…いけなかったの?」ポロポロ)
・
・
・
クリスタ「はっ!!!」ガバッ
クリスタ「………またあの夢か…」
ユミルに会うまで、ずっと死ぬことばかり考えてた。
出来るだけいいことをして…みんなにいい子だと思われて…
今でも時々、そう思うことがある…
-
- 37 : 2013/12/18(水) 17:35:44 :
- 次の日
キース「今日はここで立体起動の訓練を行ってもらう!」
キース「始める前に注意事項を言う!
この場所は障害物が多く、急な崖もある。
油断していたら命に関わるぞ!心してかかれ!!」
ジャン「今日の訓練は一段とキツイな、こんなところで立体起動なんてよ」
クリスタ(ジャンも同じ班なんだ)
キース「この班の次は貴様らだ!準備をしておけ」
訓練開始
ジャン(くそ、障害物が多すぎる、思ったより難しい…ほかの連中は大丈夫か?」
クリスタ「…よっ…ほっ…」
ジャン(バランスは取れてる、クリスタは大丈夫そうだな…ほかのやつらも…)
訓練兵「…くっ…」フラフラ
ジャン(おいおい、大丈夫かあいつ?…)
訓練兵「うわっ!」 ガン
ジャン「なっ!?(木にぶつかったぞ…立体機動装置が誤作動してんのか?
なんにせよ、あのままじゃ崖に落ちるぞ)
ジャン「おい!目を覚ませ!早くそこを動かないと崖に落ちるぞ!」
訓練兵「」
ジャン「くそ、さっきの衝突で意識が飛んだか…」
訓練兵「」ズル
ガシ
クリスタ「くっ」
-
- 38 : 2013/12/18(水) 17:43:56 :
- ジャン「よし、ナイスだクリスタ!」
クリスタ「!」ガラッ
ジャン(足場が!まずい、このままじゃ、クリスタも一緒に)
クリスタ「ああ!」
バシューン ガシッ アンカーを飛ばして二人を助ける
ジャン「動くなよ!!」
クリスタ「ジャン!!!」
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- 39 : 2013/12/18(水) 17:44:33 :
- 続きは明日
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- 40 : 2013/12/18(水) 20:19:49 :
- この雰囲気好きです。 頑張って
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- 41 : 2013/12/19(木) 20:05:46 :
- ありがとう
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- 42 : 2013/12/19(木) 20:32:07 :
- クリスタ「いくらなんでも、二人も引き上げるのは無理だよ」
ジャン「なめんな!!ガキみたいな体格してるお前なんか、大した重さじゃねぇよ!
まってろ!今引き上げてやる」ググッ
クリスタ「でも、このままじゃジャンまで一緒に落ちてしまうわ!
私のことはいいから、ジャンだけでも…」
ジャン「バカ言ってんじゃねぇよ!!!
引き上げるっていっただろうが!お前の下にも一人ぶら下がってんだぞ!」
クリスタ「そう…ジャンが離さないのなら、仕方ない」ジャキン
ジャン「お前!!!何するつもりだ!!」
クリスタ「こうするしか…ないの…」ブチッ
クリスタがワイヤーを切った
ヒューン
ガシッ
ジャン「何してんだ!!死にたいのか!?」
崖に身を乗り出してクリスタを助ける
クリスタ「なんで…そこまでして…」
ジャン「俺はここで…仲間を見殺しにしろなんて習っちゃいねぇんだよ!!!」
クリスタ(………仲間………)
ズルッ
ジャン「な!!?(しまった)」
「うわあああああぁぁぁぁ」
三人は崖に落ちてしまった
-
- 43 : 2013/12/19(木) 21:03:03 :
- ・
・
・
ジャン(いてて……ここはどこだ?俺は…死んだのか?
それにしては感覚がはっきりしてる……何かが上に乗ってるような…)
ジャン「………無事か?クリスタ」
クリスタ「ジャン………ここは?」
ジャン「さあな…あの世じゃないことは確かだな。
それはそうとクリスタ………降りてくれ」
クリスタ「え?………あっ!」
ジャン「俺たちが、あそこから落ちてきたのは間違いなさそうだな、こんな高さから落ちて、この程度ですんだのは奇跡的だ」
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- 44 : 2013/12/19(木) 21:44:18 :
- クリスタ「私のせいで……ごめんなさい」
ジャン「全くだ、お前があんなことしなければ、二人共引き上げることができたかも知れないのによ」
クリスタ「その人…私は名前知らないけど、ジャンは誰かわかる?」
ジャン「ああ、こいつの名前はトーマスだ」
クリスタ「死んで…ないよね?」
ジャン「大丈夫だ、命に別状はない…
だけど、あちこち打ち付けたみたいだし、まだ目も覚ましてねぇ、手遅れになる前に早く医務室に連れて行ったほうがいいだろうな」
ジャン「しかし状況は最悪だ、訓練のコースから大きく外れちまった、助けが来るとしてもかなり時間がかかるだろう、こんな場所じゃあ煙弾も使えねぇしな…
残念だが、そいつは見捨てるしかなさそうだな」
クリスタ「……私が助ける」
ジャン「どうやって?」
クリスタ「私がトーマスを、医務室に運ぶ。ジャンは先にもっどていて」
ジャン「……お前一人で行くのか?」
クリスタ「これ以上ジャンに迷惑はかけれない…私一人で助ける」
ジャン(………やっぱりか………)
ジャン「まてよ、クリスタ…」
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- 45 : 2013/12/19(木) 21:45:28 :
- 続きは今度
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- 46 : 2013/12/19(木) 22:45:20 :
- おつかれさんです。楽しませてもらってます。
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- 47 : 2013/12/21(土) 14:11:59 :
- ジャン「お前…本当にそいつを助けるつもりあるのか?」
クリスタ「」ビクッ
ジャン「俺はお前を信用できないんだ。さっきだって、トーマスも道連れになるのを承知でワイヤーを切った。
今もお前は、トーマスを背負って一人で行くといったが、お前の体格じゃあ一人でトーマスを運ぶのは相当キツイ、俺が手伝った方が効率がいいはずだ、にも関わらず、お前は俺を先に帰らせようとした。
…そして一番引っかかってるのは、お前がこの前言ってた「ジャンは死にたいと思ったことある?」っていう、お前の質問だ」
ジャン「なあクリスタ…まさかとは思うが…お前…こいつを背負ったまま、死ぬ気だったな?」
クリスタ「・・・・・」
ジャン「図星か…」ハァ
クリスタ「ジャンはやっぱりすごいなぁ…気づいたのはユミルぐらいだよ」
クリスタ「でも…ユミルと違って、ジャンには私の気持ちはわからない」
ジャン「・・・・・」
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- 48 : 2013/12/21(土) 14:41:41 :
- クリスタ「ジャンは親に殺されかけたことも、「生まれてこなければ良かった」なんて、言われたことないでしょう!?」
クリスタ「私は…生まれてきては、いけない人間だった。周りもそれを望んでいた。
せめて…ここだけは、そんなこと思われたくなかった。
みんなには私がいい人だと思って欲しかった…いい人だと思われたまま死にたかった」
クリスタ「私には……生きてる意味がないの!いいことをするぐらいしか、褒められることが無かったの!!」
ジャン「確かに…俺にはお前の気持ちはわからねぇし、お前が今まで、生きることすら辞めたいと思うほど辛かったのも聞いて、かわいそうとも思った」
ジャン「けどな……それがこいつを殺していい理由には、絶対にならない!
たとえお前がどれだけつらかろーが、何を思っていおうが、お前のしようとしてることが、いいことなわけがねぇ!!
ジャン「お前がこのまま死んでも、俺は絶対に生き残ってやる!!
…生きてみんなには、お前は「自分勝手にトーマスを殺した人殺し」だと言いふらす!」
クリスタ「そんなこと、絶対にさせない!!!」
ジャン「だったら……お前がやるべきことは、ここで死ぬことじゃない!
生きて…俺を止めなければならない!!」
ジャン「これでお前にも、生きる意味ができたぞ」
クリスタ「!」
ジャン「もう、死ぬなんて言うんじゃんねぇ…生きるぞ!!!クリスタ!!」
クリスタ「………うん!……」
-
- 49 : 2013/12/22(日) 18:50:03 :
- 訓練所
ライナー「まだクリスタとジャンとトーマスが帰っていないらしい…」
アルミン「今三人を教官たちが探しているけど見つからないらしい…もしかしたら、崖に落ちたかもしれない」
コニー「あいつら、無事だよな?」
サシャ「三人共生きていたら、またみんなでご飯の争奪戦をやりたいです」
ベルトルト「ジャンは喜ばないと思うけど…」
アニ「あそこは木がたくさん生えているし、複雑な地形だからね、見つけるのは困難だろう」
マルコ「・・・・・」
エレン「そう心配すんなよマルコ、あいつはいつも憲兵団になって楽がしたいって言ってただろ?
…動機は不純だが、あいつはそれを叶えるために努力したんだ、だから成績上位10名に入ってる。
あいつはその夢を叶える前に死ぬようなやつじゃないさ」
マルコ「ああ…そうだね」
ユミル(クリスタも行方不明か…あいつはまだ心に大きな問題を抱えてる…
妙なこと考えてなきゃいいが…)
・
・
・
-
- 50 : 2013/12/23(月) 17:29:53 :
- 期待してます
-
- 51 : 2013/12/23(月) 18:12:30 :
- 本当にいつもコメントくれてありがとう名無しさん
-
- 52 : 2013/12/23(月) 18:23:30 :
- 自分も見てるZE!期待しています
-
- 53 : 2013/12/23(月) 18:25:58 :
- ジャン「そろそろ行くぞ。こいつは俺が運ぶ」
クリスタ「ジャン一人じゃ大変だよ」
ジャン「もちろん後でお前にも代わってもらう」
クリスタ「一度も目を覚ましてないけど、トーマス大丈夫かな?…」
ジャン「人の心配してる場合じゃないぞ…俺たちだって、このままじゃやばいんだ」
クリスタ「・・・・・」
ジャン「どうかしたか?」
クリスタ「さっきジャンは私に生きる意味を作ってくれたけど、いきて帰ったら、私はまたそれを失うのかな?」
ジャン「ハァー…またお前は…
そんなもん帰ってから考えろよ」
クリスタ「…ごめん…」
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- 54 : 2013/12/23(月) 18:27:32 :
- 始まったぜ
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- 55 : 2013/12/23(月) 18:30:53 :
- 水無月もジャンクリ以下省略も感謝だze
でも塾があるので明日にします
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- 56 : 2013/12/23(月) 18:32:28 :
- なんだって!?
塾がんば
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- 57 : 2013/12/23(月) 18:39:39 :
- 時期が受験ですもんね
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- 58 : 2013/12/24(火) 12:41:58 :
- クリスタ「私の本心を聞いて、ジャンも呆れたでしょ?」
ジャン「そうだな、みんなに女神なんて言われてるやつがまさか、死に急ぎやろうより死に急いでたなんてな」
ジャン「………お前は自分を生まれてきてはいけない子だったと言ってたな?
俺にはお前みたいな経験があるわけでもないし、お前の過去のこともよくわからねぇ。
だけどな…こんな俺にも一つだけ言えることがある。
生まれてくることに、罪なんてねぇよ」
クリスタ「…!…」
ジャン「たとえどんな悪人から生まれようが、どんな状況下に生まれようが、生まれてきたことじたいが、悪いことなわけがない。
…いや、むしろ誇らしいことだ」
ジャン「それによクリスタ
お前にはもう…生きる意味があるじゃないか」
クリスタ「え!?」
-
- 59 : 2013/12/24(火) 13:20:41 :
- ジャン「お前は必要とされない人間なんかじゃない。
みんなお前のことを思ってる、ライナーだって、エレンだって、マルコだって、ミカサだって、アルミンだって、コニーだって、サシャだって、ベルトルトだって、アニだって、ユミルだって、そのほかのみんなも……俺だってな。
お前を悪く言うやつなんてほとんどいねぇよ。おれと違って、みんなお前をいいやつだと言ってる」
クリスタ「でも、それは私がそう思われたくてやったことだし…」
ジャン「心のそこから思ってなきゃ、みんなお前を女神だなんて呼ばねぇよ」
ジャン「少なくとも…お前を見てるみんなの顔は、生まれてこなければよかったなんて思ってるやつを見る顔だったか?
いや、あれは仲間を見る顔だ。
あんな顔をお前に向けることが出来る理由は、みんなお前を…大切な存在だと思ってるからだ」
クリスタ「・・・・・」ポロポロ
ジャン「それによ…
俺はお前がいるのといないのとじゃあ…お前がいてくれた方が、俺は嬉しい」ニカッ
クリスタ「へ!?」////
ジャン「もう生きてる意味がないなんて言うなよ、お前が死んだら、みんな悲しむんだ、お前の笑顔に、みんな救われるんだ。お前がそこにいてくれるだけでいいんだ。
なぜなら…お前は俺達の仲間だからだ!」
クリスタ「……グスッ……ジャン……グスッ……ありがとう……」ポロポロ
ジャン「…泣くなよ…」
クリスタ「……だって……こんなに嬉しいこと言われたの……初めてだから……」ポロポロ
-
- 60 : 2013/12/24(火) 13:47:47 :
- 忙しいのに更新ありがとう!
-
- 61 : 2013/12/24(火) 19:07:55 :
- やったー
-
- 62 : 2013/12/24(火) 19:34:30 :
- こちらこそ見てくれてありがとう
-
- 63 : 2013/12/24(火) 20:00:42 :
- ジャンの言葉は、私にとって本当に嬉しい言葉だった。
この言葉は、私にとっての生きる希望になった。
この時私は、ジャンのことが好きになった。
トーマス「……グスッ……今まで辛かったんだなぁ…クリスタ……何だかこっちまで泣けてくるよ……」ポロポロ
クリスタ・ジャン「・・・・・」
ドゴッ
トーマス「イッタ!!何するんだ急に!」
ジャン「何するんだじゃねー!!なに普通に話に入ってきてんだ!!
気がついてたんなら自分で歩け!!!」
クリスタ「いつから目を覚ましてたの?」
トーマス「ジャンがクリスタに「本当にそいつを助けるつもりあるのか?」って言ったところらへんかな」
ジャン「かなりオープニングじゃねぇか!!!」バキッ
-
- 64 : 2013/12/24(火) 20:24:53 :
- トーマス「ぐふ…」
ジャン「なんでそんな最初から気がついていたのに、わざわざ今まで寝たふりなんかしてたんだ?」
トーマス「し、仕方なかったんだよ…気がついた後も…しばらく体が動かなかったんだ…(本当はその5分後で動けるようになったけど)」フラフラ
ジャン「それじゃあ仕方ないな」
クリスタ(トーマスがまた気を失いそう…)
トーマス「まあ…俺が復活したからにはもう安心だよ、俺はこのあたりのことをよく知ってるからね、すぐに抜けれるよ」
ジャン「ホントか!!?」
クリスタ「私達帰れるの!?」
トーマス「勿論、俺についてきて」
-
- 65 : 2013/12/25(水) 20:46:37 :
- PV1000おめ!
-
- 66 : 2013/12/25(水) 21:31:56 :
- 投下待ってるよー
-
- 67 : 2013/12/26(木) 17:56:47 :
- コメント&PV1000ありがとう!
-
- 68 : 2013/12/26(木) 18:22:16 :
- ジャン「おお!見慣れた道に出た!」
トーマス「ここをまっすぐ進めば、この山から出られるよ」
ジャン「お前もたまには役に立つな」
トーマス「たまにはって…失礼だなお前は!」
ジャン「冗談だ、ありがとうトーマス」
クリスタ「ありがとう」
トーマス「どういたしまして」
ジャン「しかし、お前よく帰り道知ってたな」
トーマス「サシャやコニー達に連れられて、この山に何度かきたことあるからな」
ジャン「確かに、あいつらはここ好きそうだな」
トーマス「お前に担がれてる間、お前とクリスタの話を聞いたよ…」
ジャン「みんなには、黙っててやってくれ。………あいつや、みんなのためにもな」
トーマス「勝手に話すほど、俺も野暮じゃないよ」
ジャン「ならよかった」
トーマス「お前にしては珍しいな、ずいぶん優しいじゃないか」
ジャン「根はすごくいいやつだ、守ってやりたくもなるだろ」
トーマス「みんなみたいに、お前もクリスタに惚れたのか?」
ジャン「さあ…どうだろうな、俺にもよくわからねぇ」
-
- 69 : 2013/12/27(金) 18:31:16 :
- クリスタ「ジャン!トーマス!先に行っちゃうよ」
トーマス「あ!ちょっとまって」
ジャン「ハハハ、あいつも元気が出てきたな」
ジャン「ん?」
ジャンはクリスタの近くにいる長い動く物体を見つめた。
ジャン(クリスタに警戒してる)
ジャン(まずい!)
ジャン「危ない!!!」バッ
クリスタ「え?」
ガブッ
-
- 70 : 2013/12/27(金) 20:45:41 :
- もっと更新したっていいんですよ(笑
マイペースで頑張ってください。
-
- 71 : 2013/12/27(金) 22:40:28 :
- え…?
-
- 72 : 2013/12/28(土) 10:30:03 :
- >>70酷くね?
-
- 73 : 2013/12/29(日) 16:04:13 :
- すみませんね~。 最近時間がなくて
-
- 74 : 2013/12/29(日) 16:28:55 :
- ジャンがクリスタをかばって蛇に噛まれた。
トーマス「くそっ」ズバッ
咄嗟に、トーマスがブレードで蛇を斬り殺す。
トーマス「こいつは猛毒だぞ」
クリスタ「ジャン!!しっかりして」
ジャン「……うっ……」
トーマス「急いで医務室に運ばないと」
クリスタ「わ、私のせいで…私をかばったから…ジャンが…」
トーマス「今は余計なこと考えてる場合じゃない!!急がないと手遅れになる!」
ジャン「……だい…じょうぶだ……お前の…せいじゃない……」
クリスタ「ジャン……そうだよね…泣いてる場合じゃない、早くジャンを運ばないと」
-
- 75 : 2013/12/29(日) 16:41:58 :
- 四時間後
医務室
ジャン「」
エレン「クリスタ…俺達は少し席を外すよ」
クリスタ「私はもうちょっとここにいる…」
マルコ「10分ぐらいしか休憩してないけど、大丈夫かい?」
クリスタ「私は大丈夫」
エレン「あんま無理すんなよ」
バタン
クリスタ「死なないで…ジャン…」
ジャン「・・・・・」
-
- 76 : 2013/12/29(日) 16:47:35 :
- 言葉足らずで文がおかしくなってしまい申し訳ありません。
応援してます。
-
- 77 : 2013/12/29(日) 17:03:38 :
- クリスタ「ジャンが私に…死ぬなっていったんだよ?…」
クリスタ「ジャンが私に…生きる希望をくれた…生きてる意味を教えてくれた…
ジャンには夢があったでしょ?憲兵団になるっていう…
そんなジャンが…こんなところで死んじゃダメだよ…」ポロポロ
クリスタ「もっと教えてよ……生きることの楽しさを…」
クリスタ「ジャンは言ったよね…私が死んだら…みんな悲しむって…私もそうだよ…私が悲しむ…みんな悲しむ……嫌だよ……残されるなんて…」
クリスタ「私はジャンに……まだ伝えてないことだってあるのに…
…………ジャン……私は…あなたのことが好き…………
クリスタ「私にとってあなたは…特別な存在なの…
だから……だから生きて!!ジャン!!!」
-
- 78 : 2013/12/29(日) 17:05:09 :
- 別に気にしてませんよ。名無しさん
学校でも先生とかによくマイペースって言われてたし。
-
- 79 : 2013/12/29(日) 17:26:03 :
…うるせぇなぁ…
クリスタ「え!?」
ジャン「そんな耳元で叫ばれたら、眠れないだろ?」
クリスタ「ジャン!!!」
クリスタ「本当に良かった!…生きてて……グスッ…」
ジャン「泣くなよ……俺がこんなところで死ぬわけないだろ?」
ガチャ
マルコ「やあ、目を覚ましたかい?」
エレン「まったく、騒がせやがって」
クリスタ「エレン!!マルコ!!……さっきの…聞こえてた?…」
マルコ「え?なんのこと?(バッチリ聞いてました)」
エレン「俺はトイレに行ってたからなぁ(盗み聞きしてました)」
クリスタ「…ならいいけど…」
クリスタ「……ジャ、ジャンはさっきの話…その…///」
ジャン「…あっ、いや…俺は寝てたし…」
-
- 80 : 2013/12/29(日) 17:47:42 :
ガチャ
医者「おお、目を覚ましたか」
ジャン「先生」
医者「いや~、本当に危なかったよ、あともう少し遅れてたら、今頃ポックリ逝ってたかもしれないな~、ハハハ」
エレン(変わった医者だな)
医者「君を噛んだ毒蛇は確かに猛毒だが、幸い毒が体にまわるのは遅いんだ。だからなんとか血清が間に合った」
ジャン「助けてくれてありがとうございます」
医者「いや、僕より感謝すべきなのは君の仲間達の方だ。
君を助けるために急いで運んできてくれた。…特にそこの金髪の子はずっと看病してくれてたよ。
…君はいい友達をもってるね」
ジャン「そうなのか……ありがとな、お前ら」
クリスタ「最悪なことにならなくて…本当に良かった」ニコ
マルコ(…神様…)
ジャン(…女神…)
エレン(…黄金…)
医者(…お茶漬け…)
-
- 81 : 2013/12/30(月) 12:34:35 :
- 茶漬けなんぞww
-
- 82 : 2013/12/30(月) 19:04:15 :
- この医者の好物です。
-
- 83 : 2013/12/30(月) 19:21:36 :
- 医者「じゃあ僕はあの…トンネルだっけ?トンクスだっけ?」
マルコ「トーマスです(どうやったらそうなるんだ!?)」
医者「そうそれ
じゃあ僕はトーマス君を診てくるから」
バタン
マルコ「ジャンも目覚めたし、クリスタはみんなのところに行ってみたらどうだい?」
エレン「そうだな、帰ってからずっとジャンの看病してたからな、
みんなお前のことを心配してたし、顔ぐらい見せてくればどうだ?」
クリスタ「そうだね、トーマスの方を見に行ってから行くよ」
バタン
マルコ「……………で?」
-
- 84 : 2013/12/30(月) 19:46:48 :
- ジャン「で?ってなんだよ」
エレン「とぼけるなよ、本当はさっき聞いてたんだろ?クリスタの告白」
ジャン「………気づいていたのか…」
エレン「あたりまえだろ、俺とマルコと先生は、お前がクリスタのいない10分の間に目を覚ましたのを知ってるんだから」
マルコ「ジャンも趣味悪いね、クリスタには意識がないふりをしてたなんて」
ジャン「トーマスもやってたんだ。
俺もなかなか演技が上手いだろう?」
ジャン「それにお前らに趣味悪いとか言われたくねぇ。
お前らそれを知っててわざと俺とクリスタを二人きりにしただろ」
マルコ「あれだけ必死になって君のことを看病してたんだ。もしかしたらと思って二人きりにしたら案の定そうだったってわけだ」
ジャン「余計な気遣いしてんじゃねーよ」
エレン「あの先生も、怪しまれないように後で入ってきたが、かなりノリノリで俺達と一緒に盗み聞きしてたぞ」
ジャン「いや何やってんだよあの人!」
-
- 85 : 2014/01/03(金) 18:56:22 :
- エレン「で…どうなんだ?」
ジャン「俺もあいつは嫌いじゃなぇよ、だけどいきなり言われても俺には答えられない。
それに俺は片思いだしな…」
マルコ「クリスタに好きなんて言われたら、大抵の男子は嬉しくて踊りだすぐらいなのになぁ」
マルコ「ミカサには相手にもされてないんだし、もったいないねぇ~」
エレン「ジャンってミカサが好きだったのか!!?」
ジャン「マルコ!!!」
マルコ「ごめん(知らなかったのかよエレン)」
ジャン「……まぁとにかく、今はどうとも言えないから、このことは保留にする」
-
- 86 : 2014/01/03(金) 22:06:28 :
- マルコ「クリスタにはどう伝えるんだ?」
ジャン「何も伝えなくていい、向こうは俺が聞いてないと思ってるんだ。別に今言うこともないだろ」
エレン「じゃあ、いつかは言うんだな?」
ジャン「ああ、俺の気持ちが決まったら自分で言う。
だからお前らも、クリスタには何も話さないでくれ」
マルコ「まあ、これはジャンが決めることだ、ジャンの好きな時に話せばいい」
エレン「だけどあんまり待たせるなよ、向こうは真剣なんだ。
その気持ちに、答えることができよーができまいが、あいつの気持ちを踏み躙るようなことはするなよ」
ジャン「わかってるさ」
ジャン「…さて、俺もみんなの所に行くか」
マルコ「お前は病人なんだ、無理するなよ」
ジャン「いいんだよ、自分の体調ぐらい自分が一番よくわかってる。
こんな辛気臭い病室より、賑やかな食堂の方がいいだろ。ちょうど夕食の時間だしな。
それに病人って言っても、体の中の毒はもう消えたって先生も言ってたしな」
マルコ「ハァー」
-
- 87 : 2014/01/03(金) 22:10:17 :
- いつの間にか名前が名無しさんになってた。
-
- 88 : 2014/01/04(土) 18:37:27 :
- 食堂に続く通路
マルコ「あ、クリスタと先生だ」
ジャン「トーマスの具合はどうだった?」
クリスタ「元々意識は戻ってたし、大事には至らなかったよ」
医者「人の心配するのはいいが、なんで君がここにいるのかな?
許可はしてなかったはずだけどね」
ジャン「あっ」
マルコ(だから言ったんだ)
ジャン「いやぁ、おかげさまで元気になったんで、食堂に行こうと…」
医者「あま僕も大丈夫だと思うし、君がそうしたいんならすればいい
だけど……自己責任でね」
ジャン「ありがとうございます」
クリスタ「よかったね」
医者「僕はまだ仕事が残ってるから、ここでお別れだ。またね」
全員「はい、また今度」
エレン「じゃあそろそろ行くか」
-
- 89 : 2014/01/06(月) 18:14:44 :
- 食堂
アルミン「あっジャンとクリスタだ!!」
ライナー「クリスタ!!良かった無事だったか、帰ってすぐ病室にいってたし、毒蛇に噛まれたって聞いたから心配したぞ」
クリスタ「…ライナー…」
ベルトルト「何度も説明したじゃないかライナー毒蛇に噛まれたのはジャンで、クリスタは看病するために病室にいたんだ」
ライナー「そうだったっけ?……災難だったなジャン」
ジャン「ああ…」
ベルトルト「ハアー」
クリスタ「でも…心配してくれてありがとう、ライナー」ニコッ
ライナー「お、おお(…結婚しよ…)」
トーマス「もう出歩いて大丈夫なのか?」
ジャン「トーマス!お前も来てたのか?」
トーマス「ああ、怪我の具合はもう良かったから、先生の許可ももらったしな」
-
- 90 : 2014/01/07(火) 18:28:51 :
- アニ「クリスタをかばって毒蛇に噛まれるなんて、あんたもエレンのこと言えないね、あんたも充分死に急ぎやろうだ」
ジャン「自分でもそう思うよ…」
ジャン「だけどもうこんなことはごめんだな、死にたくねぇし
まっ、俺はもうこんなことが起こらない憲兵団に入って、楽して暮らすんだけどな」
アニ「・・・・・」
マルコ「…ジャンらしいね……」アキレ
エレン「お前まだそんなこと言ってんのかよ」
ジャン「俺は死に急ぎやろうとは違うって言いたいだけだよ」
エレン「この敗北主義者が」
マルコ「やめろよ、さっきまで仲良さそうなかんじだったのに」
アルミン「はは、エレンとジャンはいつもどおりだね」
ミカサ「ほんと」クスッ
サシャ「ジャン!!また勝負しましょうよ」
ジャン「今日は勘弁してくれよ…」
サシャ「じゃあ不戦勝でジャンのご飯はもらいますね」
ジャン「わたさねーよ!!」
-
- 91 : 2014/01/10(金) 23:28:49 :
- すげー…。まだ執筆中なのに2000いっとるやん…
-
- 92 : 2014/01/13(月) 17:25:43 :
- ホントだ。
ありがとうございます
-
- 93 : 2014/01/13(月) 17:45:50 :
- コニー「教官達も探してたのに、お前らどこにいたんだ?」
クリスタ「私達は崖に落ちたの」
アルミン「やっぱりそうか…無事に帰ってきてよかったよ」
クリスタ「トーマスが帰り道を知ってたんだ」
コニー「トーマスはよく俺達とあの山に行ってたからな」
ユミル「全くお前は…心配させやがって」
クリスタ「ユミル………心配かけて…ごめん」
ミカサ「とにかく、あなたは昼食もとってないし、一緒に食べよう」
サシャ「そうですね、早く食べましょう。
クリスタにはいつもご飯もらってますから、今日は私がクリスタに差し上げます」
ミカサ「!!!…サシャが人に食べ物をあげるなんて…」
コニー「てゆーかそれ、俺じゃねえか!」
-
- 94 : 2014/01/13(月) 18:04:34 :
- エレン「そういえば俺達もクリスタに渡す物があったんだ」
クリスタ「髪留め?」
エレン「俺とコニーとミーナからだ、選んだのはミーナだけどな」
クリスタ「…みんな……ありがとう…」
ジャン「ほらな?…お前のことを思ってくれるやつは、こんなにたくさんいるんだ。
お前は一人じゃねぇだろ」
クリスタ「……うん……」ポロポロ
アルミン「どうしたの?なんで泣いてるいるんだい?」
ミカサ「ジャンに何か酷いこと言われたの?」
ジャン「え!?いや、俺は…」
サシャ「最低です、バツとしてジャンはご飯抜きにします」
ジャン「ちょ、ちょっとまてって」
エレン「」ニヤニヤ
ジャン「何笑ってんだ死に急ぎやろう!」
ミカサ「エレン、そんな馬面ほっといて一緒に食べよう」
ジャン「誤解だー!!!」
-
- 95 : 2014/01/13(月) 18:07:35 :
- 訂正
コニー「てゆーかそれ、俺じゃねえか!」× ⇒ コニー「てゆーかそれ、俺のじゃねえか!」〇
-
- 96 : 2014/01/14(火) 16:25:34 :
- 夕食後
ジャン「腹減った~」ギュルル
ジャン「結局誤解は解けずに飯没収かよ」
ユミル「ほら」
ジャン「パンじゃねえか、いいのか?」
ユミル「ああ」
ジャン「ありがとよ。
しかし、お前が人にパンをあげるなんて珍しいな」
ユミル「別に、クリスタに頼まれただけだよ」
ジャン「クリスタは?」
ユミル「私が無理矢理部屋に帰らせた。今日は色々あったから、早く寝た方がいいだろ」
ジャン「お前はクリスタに対して過保護だな」モグモグ
ユミル「ミカサほどじゃないさ」
ユミル「今日は…ありがとよ」
ジャン「?」モグモグ
-
- 97 : 2014/01/14(火) 16:44:46 :
- ユミル「クリスタのことだよ。
あいつがバカなことしようとしたところを、止めてくれたんだろ?」
ジャン「なんでそのこと知ってるんだ?」モグモグ
ユミル「さっきクリスタに問い詰めた。
朝から様子がおかしかったからな」
ジャン「お前はクリスタのこと気持ち悪いくらいよく見てるな」モグモグ
ユミル「気持ち悪いは余計だ…」
ユミル「お前だってクリスタのことよく見てるじゃねえか。
だからクリスタの様子がおかしいことにも気づけた」
ゴクン ジャンがパンを飲み込んだ
ジャン「俺はただ、まわりのことを理解することに長けているだけだよ。
マルコ言わく、俺は指揮官に向いているからな」
-
- 98 : 2014/01/14(火) 17:27:10 :
- ユミル「そうか…マルコが言うんだったら正しいかもな」
ユミル「あいつはお前のことが好きなんだ。
お前は…クリスタのことどう思う?」
物陰 ガサ
ジャン「それは好きか嫌いかってことか?」
ユミル「そうだ。どっちでもないは認めないからな」
ジャン「嫌いじゃねぇよ」
ユミル「じゃあ好きってことか?」
ジャン「そりゃあまあ…あいつはカワイイし、女神だしな。
だけど、俺はミカサにも惚れてたんだ、そんな中途半端な奴に資格があるのかと思ってな」
ユミル「ミカサはエレン一筋だ。お前なんか相手にしてないぞ?」
ジャン「俺の気持ちの問題だ」
ユミル「まあどっちを選ぶかはお前の自由だ。
だけどな、私はクリスタを悲しませるやつは許さない」
ジャン「ふっ…いいやつだな、お前は」
ユミル「クリスタにはな」
ジャン「俺はそろそろ帰るよ」
ジャン「パンありがとう、美味かったってクリスタに伝えてくれ」
ユミル「ああ…」
ユミル「だってよ、クリスタ」
物陰 ゴソゴソ
クリスタ「隠れなくてもよかったんじゃない?」
ユミル「本人が目の前に居たら、言えることも言えなくなるだろ?
そのおかげで、なかなか面白いことが聞けたじゃねぇか」
クリスタ「………そうだけど………」
クリスタ「私がジャンのこと好きって伝えなくてもよかったじゃない\\\」
ユミル「ごめんごめん。
でもたぶん、あいつは私が教える前から知ってたと思うよ」
クリスタ「え?どうして?」
ユミル「さあ…どうしてかはわからないけどな」
-
- 99 : 2014/01/14(火) 17:29:41 :
- うわっ変な間違いしてしまった。
クリスタの言葉のところの¥¥¥⇒\\\に変えてください
-
- 100 : 2014/01/14(火) 17:30:27 :
- なんでだ? ¥になってしまう
-
- 101 : 2014/01/14(火) 17:31:12 :
- もう¥自体なしにしてください
-
- 102 : 2014/01/15(水) 17:26:55 :
- 試し打ち
///
-
- 103 : 2014/01/15(水) 17:28:08 :
- 気を取り直して、始めます
-
- 104 : 2014/01/15(水) 17:53:48 :
- 翌朝
アルミン「またまた始まりました。
ジャンVSサシャ食うか食われるかの真剣勝負!!」
アルミン「前回同様実況は、アルミン・アルレルト
解説はマルコ・ボットです」
マルコ「よろしく」
ジャン「だからなんで毎回強制参加なんだ!?俺には拒否権はねえのか!?」
アルミン「始まりましたね、週に一度の真剣勝負、今回で四回目となりますが、どう思われますか?マルコさん」
ジャン「スルー!?」
マルコ「やはり本命は現在三連勝のサシャ選手と言いたいところですが、この三回の戦いでジャン選手は何かを掴んだはずです、ジャン選手の出方にも注目ですね」
アルミン「ありがとうございました」
アルミン「この戦いを制するのは、果たして誰なのか。
三連勝無敗の王者サシャブラウス選手か?
それとも三度の敗北を乗り越え、ジャン選手が初勝利を手に入れるのか?
この両者の激闘が今、幕を開けます!!!」
-
- 105 : 2014/01/15(水) 19:12:07 :
- 名が名無しさんになってますよ?
-
- 106 : 2014/01/16(木) 18:04:41 :
- ホントだ。 教えてくれてありがとう。
戻しておきます
-
- 107 : 2014/01/16(木) 21:25:48 :
- ベルトルト「今回もサシャに賭ける人が多いね」
エレン「まあその方が確率が高いからな、何よりこれまでの結果が物語ってる」
ミカサ「エレンと私もそうだしね」
ベルトルト「ライナーとアニはどうする?」
アニ「私はサシャで…」
ライナー「俺は一度信じた道は最後まで貫き通す…
俺はジャンに賭けよう」
コニー「おー、なんかよくわからないけどカッコイイな。
よし、俺もジャンに賭ける」
ユミル「私もサシャで」
ミカサ「今回は参加するの?」
ユミル「ああ、私は別にこういうのは嫌いじゃないからな」
ユミル「クリスタはどうする?」
クリスタ「私はジャンに賭ける」
エレン「おいおい…」
ユミル「悪いことは言わないからやめといたほうがいい、飯食わないと身長伸びないぞ」
クリスタ「大丈夫、ジャンならやれる」
アニ「その自信はどこからくるの?」
-
- 108 : 2014/01/16(木) 21:54:45 :
- アルミン「それじゃあ、教官の合図で始めるよ」
キース「お互いに正々堂々勝負せよ!」
エレン「いつの間に教官まで!?」
キース「始め!!!」
ジャン「」ゴクゴク サシャ「」ゴクゴク
アルミン「お互いスタートと同時にスープを飲み始めました!!」
ジャン「」プハァ サシャ「」プハァ
アルミン「早い!!お互い三秒で飲み干しました!!」
マルコ「これで、どちらが先に相手のパンを奪うかが、勝負を決する鍵になりましたね」
ババババババ!!!
アルミン「激しい攻防が続いております、まさに食うか食われるかの真剣勝負!
これこそがこの勝負の醍醐味です!」
エレン「ドラゴンボールみたいになってきた」
-
- 109 : 2014/01/16(木) 22:12:20 :
- 続きだぁ*\(^o^)/*やったぁ
-
- 110 : 2014/01/17(金) 17:06:50 :
- ジャン(動きが速すぎる…パンを食う隙がねぇ)
ガシッ
サシャ「捕えましたよジャン」
アルミン「一進一退の激闘、しかしここでサシャが王手をかけた!」
マルコ「ここでパンを奪われれば、サシャの勝利は決まる」
サシャ「パンを…渡さんかい!!」
ジャン(クソ、どうすれば…どうすればこの状況を打開できる?
こいつのパンはどこにもない…何よりここでこのパンを盗られたら終わりだ)
ジャン「……絶望的か……」
ジャン(俺は夢か幻でも見ようとしてたのか?…
俺は知ってたはずだ、現実ってやつを…
こんな化物に…勝てねぇことぐらい…)
クリスタ「頑張れ!ジャン!!」
ジャン(………クリスタ!?………)
クリスタ「頑張って!ジャン!!」
-
- 111 : 2014/01/17(金) 17:25:40 :
- ジャン(そうだよな…ここで俺が負けたら、あいつまで…
俺はなに弱気になってるんだ、俺は一人で闘ってるわけじゃない。
それをお前に教えてもらうとはな…クリスタ…)
ジャン(冷静に考えろ、やつはパンを食ったわけじゃない、いくらあいつでもこの一瞬で食うのは不可能だ。
ならやつは身近なところに隠している確率は高い)
ジャン(どこだ?)
サシャ「・・・・・」
ジャン(見えた!)シュッ
ジャン(そしてこの状況を脱するには、この方法しかない)
ジャン「うおおおおぉぉぉ!!!」
アルミン「ジャン選手が動いたー!!」
サシャ「無駄なあがきを」
マルコ「まさか」
ジャンとサシャの引き合いにパンは限界に近づいていた
そして…
バリ
-
- 112 : 2014/01/17(金) 17:54:21 :
- アルミン「パンが二つに分かれたー!!!」
マルコ「肉を切らせて骨を断つ作戦か…ジャンはこの闘いで命と言えるパンを、半分犠牲にし、もう半分を守りきった」
ジャン「何も捨てることのできない人に、何も変えることはできない……俺はアルミンからこう聞かされた
だから、俺はこの犠牲で…勝利を手に入れてやる!」
アルミン「ジャン選手首の皮一枚つながりました!
しかし、パンを半分奪われました、サシャ選手の有利に違いありません!」
サシャ「全く…本当に無駄なあがきですね。
いい加減諦めたらどうですか?」
ジャン「…一ついいか?…」
サシャ「?」
ジャン「俺が諦めるのを…諦めろ!!!」
アルミン「ここでまさかのパクリだーー!!!」
サシャ「ふふふ、なら仕方ありません。
私がその最後の希望を…勝利と共に喰らい尽くしてあげます!!!」
ジャン「残念だなサシャ…この勝負はもう、すでに決まった」
サシャ「!?」
サシャ「あなたが勝つとでも?
私のパンがどこにあるかわからない限り、あなたの勝利は…」
サシャ「!!?」
ジャン「気づいたようだな。
そうだ、お前のパンはすでに…俺の手にある」
-
- 113 : 2014/01/18(土) 16:02:50 :
- サシャ「バ、バカな…いつの間に私の懐から…」
ジャン「さっきお前が俺のパンを奪おうとしたときだ」
ジャン「お前はこの前俺に指摘したミスを、自分で犯しちまったんだよ」
サシャ(…サシャ「あなたは目の前のパン一つを守るのに気を取られすぎた」…)
サシャ「な…」
ジャン「お前は目の前のパンを奪うのに気を取られすぎた。
…自分の懐からパンを抜き取られているのにも、気づかないほどな」
ジャン「それがお前の敗因だ」
サシャ(そ、そんなバカなことが…私が…この闘いで負けるわけがない…)
サシャ「返さんかい!!!」バッ
ジャン「」ヒョイ
サシャ「!」
ジャン「そんな半分だけのパン、お前にやるよ」
ジャン「俺はこの、お前のパンを美味しくいただく」
ジャンはゆっくり口を開けた
サシャ「あ……ああ…」
ジャンは勝利の証であるパンを口に運ぶ
サシャ「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
バク
モグモグ ゴクン
サシャ「あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
-
- 114 : 2014/01/18(土) 16:30:30 :
- アルミン「き…決まったぁぁぁ!!!」
アルミン「勝者はジャン・キルシュタイン選手だぁぁぁぁ!!!」
エレン「そ、そんな!」
ミカサ「サシャが…負けた」
アニ「想像もしてなかった…」
ベルトルト「奇跡だ…」
ライナー「ジャン…お前ならやれると信じていた」
ベルトルト「泣いているのかい?ライナー」
ライナー「泣いてねぇよ…目から汗が出ただけだ」
コニー「すげぇぞジャン!!」
クリスタ「やったー!ジャンが勝った!」
サシャ「」ガク
マルコ「まさか本当に勝ってしまうとは思いませんでした」
アルミン「僕もだ、思わず目頭が熱くなったよ」
ジャン「お前は充分強いよサシャ。
俺はまだお前に一勝三敗だしな…この勝負だって、負けたのは俺かもしれなかった」
サシャ「………ふふ」
サシャ「今回は負けましたが、次回は絶対に私が勝ちます」スッ
ジャン「ああ…いい勝負だった(もうやりたくないけどな)」スッ
ガシッ
アルミン「両者共にかたい握手を交わしました」
キース「うむ、実にいい勝負だったな。
では、私は仕事に戻ろう」
アルミン「これで今回の勝負は終了です。
ジャンに賭けていた人達はパンを受け取ってください」
-
- 115 : 2014/01/18(土) 17:25:10 :
- エレン「クリスタは本当にいらないのか?」
クリスタ「うん、私じゃ食べきれないし」
クリスタ「だからこのパンはサシャに賭けていた人みんなにあげる」
エレン「いいのか?」
クリスタ「もちろんだよ」
ライナー「だったら俺もお前らにやるよ。
クリスタの分だけだったら足りないだろ」
コニー「仕方ないな、おれのもやる」
アルミン「だったら僕たちも」
マルコ「ああ」
ミーナ「私のもあげる」
トーマス「俺のも」
エレン「ありがとうな、お前ら」
サシャに賭けた組「「「ありがとう」」」
アルミン「ハハハ、クリスタがいたら賭けにならないね」
ジャン「そうだな。
だけど、そのほうがいいだろ?みんなで食べたほうが」
マルコ「同感」
-
- 116 : 2014/01/18(土) 17:27:14 :
- もうそろそろ終わりが近づいてきました。
見てくれてありがとう。続きも見てください。
-
- 117 : 2014/01/18(土) 17:47:29 :
- 就寝前
ジャン「あ、クリスタ」
クリスタ「こんな時間に、奇遇だね」
クリスタ「ジャンのおかげでご飯抜きにならなくてすんだよ」
ジャン「嫌だったら参加しなくてもよかったんだぞ?
俺は毎回強制参加だけどな」
クリスタ「私が参加しなかったら、ご飯食べれない人が出てくるでしょ?」
ジャン「相変わらずそういうのが好きだな」
クリスタ「ジャンは私がいいことするとき、悲しい顔してるって言ってたよね」
ジャン「ああ…そうだな」
クリスタ「確かにあのときはずっと心の中で、自分は一人だって思ってたの。
いいことをして、周りにもそう思われたくて…」
クリスタ「でも、今は違う…今は仲間として、みんなを助けるためにいいことをする」
クリスタ「やっぱり私は…いいことするのは好きなんだ」
ジャン「そうか」
-
- 118 : 2014/01/18(土) 17:48:34 :
- また名無しさんになってた。
-
- 119 : 2014/01/18(土) 17:49:36 :
- これで元通り。
続けます
-
- 120 : 2014/01/18(土) 18:08:14 :
- クリスタ「でも私は、ユミルに言われた通り自分のためにも生きていこうと思うの」
クリスタ「だから自分のために…自分が好きな人に、今ここで告白する…」
クリスタ「ジャン…私はあなたのことが好きです」
ジャン「俺もだ…
俺もお前のそういうところが好きだ///」
ジャン「だけど本当にいいのか?
こんな馬面の敗北主義者で…」
クリスタ「ジャンは敗北主義者なんかじゃないよ。
ジャンが憲兵団になりたいのは、生きるためでしょ?
生きることが、負けることなんかじゃないよ」
ジャン「そういう言い方もできるな…」
クリスタ「ねぇジャン…」
クリスタ「ジャンは私が死んだら悲しむ?」
ジャン「当たり前だろ」
クリスタ「よかった///」
クリスタ「私はもう死ぬなんて考えない、私のためにも、仲間やジャンのためにも生き続ける。
それが私の…生きてる意味だから…」
-
- 121 : 2014/01/18(土) 18:17:02 :
- 私はずっと死ぬことばかり考えていた。
だけどある人に自分のために生きることや、生きていくことの大切さを教わった。
私はずっと孤独だった。
だけど今は、ユミルやジャン、みんながいる。
私は一人じゃなかった。
私にはみんながいる、生きてる意味がある。
だから私は今日もまた、生きていく
-
- 122 : 2014/01/18(土) 20:31:50 :
- とてもよかったです。
本当にお疲れさまでした。
終わってしまって寂しくなりますが、よければまたかいてください。期待しています!
-
- 123 : 2014/01/19(日) 16:21:33 :
- いや、すみません
まだ終わってません
-
- 124 : 2014/01/19(日) 18:00:17 :
- トロスト区奪還後
ジャン「トーマスもミーナもほかのみんなも…マルコも…
みんな死んじまった…」
ジャン「もうどれが誰の骨かもわからなくなったよ」
クリスタ「…ジャン…」
ジャン「この中には俺の指示で死なせたやつもいる…
俺はこいつらの命を利用して、生き延びた」
クリスタ「たぶんみんなは、誰もジャンのことを恨んでないよ
マルコだって言ってたよ、ジャンの指示のおかげで生き延びれたって…
マルコだけじゃないよ、コニーやベルトルトやサシャもアニやライナーも、みんなジャンの指示のおかげで助かったんだ」
クリスタ「ジャンはこんなにたくさんの命を救ったんだよ」
ジャン「だけど…結局マルコも死んじまった」
クリスタ「そう、だけど今ジャンがくよくよしてたら、それこそみんなに恨まれるよ」
ジャン「・・・・・」
ジャン(マルコ…お前は俺に、指揮官に向いているって言ったよな?)
ジャン(だったら…俺はその才能を、仲間を守るために使う)
-
- 125 : 2014/01/19(日) 18:39:12 :
- ジャン「ありがとう…お前の言うとおりだクリスタ」
ジャン「俺の指示で仲間が救われた。
だから俺は…これからも仲間を救うために戦う!」
ジャン「俺は決めたぞ……俺は……俺は調査兵団になる!」ガクガク
クリスタ「調査兵団になったら、死ぬかもしれないんだよ?」
ジャン「そうかもしれないな…
だけど俺はもう……誰のものかもわからない骨に…ガッカリさせられたくないんだ」
ジャン(誰かが死んでいくのを黙って見過ごすことも、仲間の死体を眺めるのも…
俺はもう二度とごめんだ)
ジャン「死にたくないんだったら、お前は憲兵団にいけ」
クリスタ「見くびらないでよジャン。
私も仲間を守るため、あなたを守るため戦う」
クリスタ「私も…調査兵団に入る……例えその先が地獄だろうと、私は生き抜いてみせる」ガクガク
ジャン「お前も震えてるじゃねぇか。
エレンやミカサに比べたら本当に俺達は弱いな…」
クリスタ「うん」
ジャン「そんな俺達でも、必死にあがいて行こうじゃねぇか…
この美しき残酷な世界で…」
終わり
-
- 126 : 2014/01/19(日) 19:20:37 :
- 長編に乙ッッッッッッ!!
-
- 127 : 2014/01/19(日) 19:25:30 :
- 作者に敬礼ッ!!ビシィ!
そして乙ッ!!
-
- 128 : 2014/01/19(日) 19:39:07 :
- 最後まで見てくれてありがとう。
個人的に感じたことだけど、ジャンは原作でも命を大切にするやつだと思います。
最初は死にたくないから憲兵団を目指して、仲間に死なれたくないから調査兵団に入ったんだと思います。
-
- 129 : 2014/01/19(日) 19:42:16 :
- 名無しさんは間違ってもいないと思います。
この話はあそこで終わっていて、最後のトロスト区奪還後の話はおまけだと思っていてください。
-
- 130 : 2014/01/19(日) 19:44:56 :
- 最後まで本当にありがとう。
進撃の巨人オリジナルストーリー《2番目の勇者》
というのも投稿しました。
よかったらこっちも見てください。
-
- 131 : 2014/02/02(日) 21:24:05 :
- みんなが使っているクリックしたらアルファベットや数字を青文字で書いてるやつはどうやったら使えるか教えてくれませんか
-
- 132 : 2014/02/02(日) 21:28:05 :
- 失礼、質問がおかしかったです
青文字ってどうやってうつんですか?
-
- 133 : 2014/03/06(木) 21:59:48 :
- 試し
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