この作品は執筆を終了しています。
男「ハッピーエンドが一番だ!」女「何言ってんの?」
-
- 1 : 2016/09/22(木) 20:03:28 :
- バットエンドもののSSを見過ぎてハッピーエンドものが欲しくなったので書きます多分短いです
-
- 2 : 2016/09/22(木) 20:05:05 :
- 期待です
-
- 3 : 2016/09/22(木) 20:07:56 :
- 男「何ってハッピーエンドが一番って話」
女「いやいきなりなんで?」
男「この前友に貸してもらった漫画がバッドエンドだったからそれに腹を立ててる」
女「別にそれはいいんじゃない?中にはバッドエンドが好きな人もいるだろうし」
-
- 4 : 2016/09/22(木) 20:19:38 :
- 男「そうなんだけど!どうしても許容できないんだよ!愛し合ってる二人が第三者の手によって仲を引き裂かれるとか!」
男「主人公が頑張ってみんなを助けるのに理解されないとか!」
男「そういうの見てると胸が痛くなるんだよ!いいんじゃん愛し合ってるなら応援してあげてよ!自分を助けてくれた人なら理解してあげてよ!」
女「まあわからなくもないけどさ」
男「女はバッドエンドの方が好きなの!?」
女「そういうわけではないけど、実際そういうのってちゃんと理由があるわけじゃん?」
女「好きな人が別の人と愛し合ってるのを見て仲を引き裂きたいと思うのもわかるし、自分達にはない力を持ってる人を怖いと思うのもわかる」
女「見方の違いだと思うの、男は本人達の視点、私は第三者の視点」
-
- 5 : 2016/09/22(木) 20:32:03 :
- 男「でっでも!」
女(んーどうやったらわかってもらえるんだろ……あっそうだ!)
女「男ってさ」
男「なに?」
女「好きな人いる?」
男「えっ?ええぇぇ!いっいきなりなんだよ!」
女「いいからいいから」
男「いっいるけど、それがどうしたんだよ」
女「もしさ、その好きな子が男じゃなくて他の人のことが好きだったら男はどう思う?」
男「それは……」
男「多分よくは思はない……と思う」
女「でしょ?そういうのって誰にでもあるものだし仕方ないことなんだよそれでその思いを押さえ込めなくなっちゃうと男が言ってたような結末になっちゃうかもしれない」
女「それでもそれは仕方ないこと人間生きてれば嫉妬するし恨んだりもする、だから男も許容しなくてもいいから理解だけはしてあげてね」
男「うん…それでさ」
女「どうしたの?」
男「女の方は好きな人とかいるの?」
-
- 6 : 2016/09/22(木) 20:34:15 :
- バッドエンド好きです…というか、悲しい寂しいような終わり方を好むw
期待ですー
-
- 7 : 2016/09/22(木) 20:58:12 :
- 女「なっなんでそんなこと聞くの?」
男「俺だけ教えるのは不公平だろ」
女「そうだけど……」
男「……」ジー
女「わかったわよ!言えばいいんでしょ!いるわよ!好きな人!」
男「そっそうか…」
女「うん…///」
男「どんなやつ?」
女「そんなことも聞くの!?」
男「いっいいじゃん俺も言うからさ」
女「絶対言いなさいよ!えーと普段は自分勝手で自分の意見押し付けてきて」
男(なんだそいつ最低だな)
女「口悪くて夢見がちで女の子の扱いが最低で……だけど」
女「とっても優しくて誰かが傷つくと自分のこと以上に心配するし、誰かが不幸になることを絶対に許せないそんな人、かな?」
男(なんだよそれ……俺なんかじゃ到底敵わないじゃねぇか)
-
- 8 : 2016/09/22(木) 21:18:20 :
- 男「そいつって俺の知ってるやつ?」
女「うん、私なんかよりもずっと知ってるよ」
男「そうか(ってことは友か……)」
男(あぁ今ならわかる、確かにこれはきつい)
男(こんなことなら言っとけば良かった、女のことが好きだって……)
女「それじゃ!男の好きな人のことも教えてよ!」
男「お前だよ…」
女「へ?」
男「え?」
女「……」
男「……」
男(しまったぁぁぁあ!つい考えてたことを言っちまったぁぁあ)
-
- 9 : 2016/09/22(木) 21:34:17 :
- 男(ダメだ終わった女に振られておしまいだ、なんて言われる?ごめんなさい私は友のことが好きなのとか?それだけはいやだ!)
女「わっ私──」
男「嘘嘘!今の嘘!実は俺好きな人なんていないんだよ!女のことからかってやろうと思ってさ!それにしてもお前もなかなか趣味悪いよ、な」
女「……っ」ポロポロ
男「なっ何泣いてんだよ、こんなのいつものおふざけで……」
女「……そうだよね、私なんかっ、好きになるわけ、ない、よね」
男「おっおい」
女「ごめん勝手に泣いて…私帰るね」キーバタン
男「あっ……」
男「何してんだ、俺……」
-
- 10 : 2016/09/22(木) 21:35:57 :
- えっこれは
-
- 11 : 2016/09/22(木) 21:56:17 :
- 女「はぁなんで泣いちゃったんだろ」
女「男が私のこと好きじゃないことぐらいわかってたのに……」トボトボ
女「あー明日から気まずいなー」
?「あれ?女じゃんどうしたの?」
女「あっ?君、別に何でもないよ」
?「嘘つけ目、若干赤くなってるぞ」
女「これは別に……それより?君こそどうしたの?」
?「俺か?俺は今さっき好きな子に振られたところだ」
女「えっ!?君好きな子いたの!?」
?「まあね、まあ今となってはどうでもいいことだけど」
女「そうなんだ」
?「……俺の予想が正しければ女、お前男に何かされただろ」
女「えっ?別に何もされてないよ?」
?「嘘だなここの道は男の家から真っ直ぐ伸びてるし歩きって事は今から何かしに行くわけでもなさそうだし」
?「それに女が泣くようなことって男のことしかないしね」
女「そんなこと、ない」
?「いいからいいから話してみてよ、話せば楽になることもあるし」
女「……あのね」
────── ───
?「なるほどなるほど男にお前のことは好きじゃないと言われたんだ」
女「うん……まあ大体わかってたしねそんなに気にしてないよ……」
?「あのさ今から俺の家来ない?」
女「どうして?」
?「ほら振られた者同士慰めの会を開こうと思ってさ、時間あるでしょ?」
女「あるけど……」
?「それなら遠慮しないで!さぁ!」
女「うん、わかった…」
?「よーしそれなら早速行くぞ!」ニヤァ
-
- 12 : 2016/09/22(木) 22:22:18 :
- 男「やっぱり謝った方がいいよな」
男「そんでもって今度こそちゃんと女に好きって伝えるんだ!」
男「えーと女の番号は…あった!」
男「くそ、緊張するな」プルル
『はいもしもし』
男「もしも、し?」
『おー男じゃんどうしたの?』
男「なんでお前が出るんだよ」
男「友!」
友『なんでってそんなの俺が女の携帯を使える状況だからだよ』
男「女はどうしたんだ!」
友『大丈夫まだ何もしてないよ、それにしてもひどいよなーお前』
男「何がだよ…」
友『女のこと好きなくせに好きじゃないとか言っちゃって、女すげー傷ついてたぞ?』
男「それは、悪いと思ってるよだから今謝ろうと電話を──」
友『謝ってどうするんだ?』
男「どうするって…」
友『もう1度告白でもするのか?そんなんだったら笑えるねぇ、てめぇのせいで泣いた女だぞ?もうお前にはそんな権利ないんだよ』
男「そっそんなのお前が決めることじゃないだろ!」
友『そうだなぁ俺が決めることじゃない、でも女も同じことを考えてるって言ったらどうする?』
男「どういう意味だよ」
友『そのままの意味だよ1度振られた相手に告白されるとか正直言ってむかつくだろ?』
友『女はお前に会いたがってないそれだけのことだよ』
男「……」
友『だんまりかよ、まあいい女は俺がもらうからなお前のことなんて忘れるくらい調教してやるよ』
友『じゃあな、哀れで臆病な男』プツン
男「……」
女『友君大好き!』
男「っ!」
女『男なんかよりもずーとっ!』
男「いやだ……」
女『友君、きて?』
男「いやだぁぁあああ!!!」ブツッ
-
- 13 : 2016/09/22(木) 22:49:51 :
- 女「ねぇさっき誰と話してたの?」
友「男だよ」
女「!変な事言ってないよね!?」
友「ありのままのことを話したよ、女が男と会いたくないとか俺が女をもらうとか」
女「そんな…」
友「今頃男はショックで大泣きしてるかもな、まっ自業自得だししょうがないよな?」
女「男は悪くない!私が変なこと聞いたのが悪いの!」
友「優しいなぁ女は、なんで男なんかに惚れてるのかが理解出来ないよ」
友「でも、それも今日で終わりだ」ガタッ
女「きゃ!何するの!」
友「何って調教だよ、すぐに男なんかよりも俺のことが好きになるさ」
女「いやだ!私が好きなのは男なの!」
友「大丈夫そんな気持ちすぐに忘れさせてあげるから」カチャカチャ
女「ひっ…なに、してるの?」
友「何ってズボンを脱いでるんだよ、やっぱり調教といえば快楽調教が効果的だと思ってね」
友「肉体的にも精神的にも俺から離れられないようにしてあげるよ」
女「いや!助けて男!」
友「ははっ男はヒーローじゃないからねそんな都合よく現れないよ、さあ俺のバベルで昇天させてあげる」ポロン
女「……小さっ」
友「……」
友「なななななにを言ってるんだ!」
女「いやなんか口の割には大したことないなと思って、多分小さい頃の男と同じ大きさだよ」
友「ふっふざけるなぁァァ!訂正しろぉぉお!!!」ガバッ
女(男助けて!)
ピンポーン
友「ん?なんだ?」
女(インターホン?)
ピンポーンピンポーン
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
友「うわっなんだ!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
友「わかったわかった!今開けるからやめてくれ!」カチャカチャ
女(もしかして)
友「はーい!どちら様ですか!」ガチャ
男「よぉお届けものです糞野郎」
友「なっ、おとっぶへぇ!!」
男「男の拳1回1万円だ後で請求するから覚悟しとけよ」スタスタ
-
- 14 : 2016/09/22(木) 23:53:16 :
- 女(なにかあったのかな?)
男「よぉ女」ヒョコ
女「え!?男?どうしてここに…」
男「えーとな今から言う事は嘘じゃないから信じて欲しい」
男「女、俺はお前のことが好きだ!俺と付き合ってください!」ドゲザァ
女「え?え!えぇ!?」
男「さっきは本当にごめん!俺てっきり女は友のことが好きかと思って焦って否定しちゃったけど、あの時の反応は嘘じゃない!俺はずっと女の事が好きだった!」
女「あは、あははは」ポロポロ
男「女!?俺またひどいことしちまったか!?」
女「違う全然違うよぉ、嬉しいの男に好きって言われたことが……」
女「私も、ずっと男のことが好きなの、他の誰よりも」
男「うん」
女「だから、だか、ら…」
女「私も男のことが好きです私でよければお付き合いしてください!」
男「喜んで」ギュ
女「あっ…」
男「もう絶対に離さない」
女「うん//」
────── ────
女「ねぇ男」
男「なーに?」
女「私今すっごく幸せだよ」
男「あぁ俺もだよ」
女「前男言ってたよねハッピーエンドが一番だ!って」
男「言ってたなーそんなこと」
女「私あの時は否定的な意見だったでしょ?」
女「でも今こうして男と一緒にいられてようやくわかったんだ」
女「ハッピーエンドが一番何だってね!」
男「何言ってんだよ」
男「当たり前だろ!」
終わり
-
- 15 : 2016/09/22(木) 23:57:14 :
一応終わりです。なんか途中からバッドエンド直行してる感ありましたがなんとかハッピーエンドに持っていけました。他にも色々出していきたいと思っているのでその時はどうぞよろしくお願いします!見てくださってありがとうございました!
- 著者情報
- 「男・女」カテゴリの最新記事
- 「男・女」SSの交流広場
- 男・女 交流広場