この作品は執筆を終了しています。
ミカサ「飛ぶのを嫌う鴉」(サシャチート?人外⁇)
-
- 1 : 2016/09/20(火) 08:14:37 :
- こんにちは‼︎サシャスキーです
今回はssを書く前からずっと気になっていた
サシャチート?を書きたいと思っています‼︎
注意点はこちら
学生故の亀更新、駄文、誤字脱字、キャラの崩壊や捏造(今回はサシャが人外〈天狗〉の為特に注意です‼︎)、cp要素(ミカサシャになるかもしれません)…………以上です!それではよろしくお願い致しますm(_ _)m
-
- 5 : 2016/09/20(火) 12:18:04 :
- 夜-女子寮
小さい頃に体験した不思議な事ってある?
ミーナがなんとなく口にしたその言葉で今日の女子達の話題は決まった
といっても、それは小さい頃の話…今となってはなんてことの無い物ばかりだった
-
- 6 : 2016/09/20(火) 12:25:19 :
- あまりにもぱっとしない話ばかりな為そろそろお開きにしようか、そんな雰囲気が出始めた時
ミカサ「…昔、エレンともまだ家族ではなかった頃、今でもよくわからない体験をした」
あまり女子達との話題に入ってこないミカサのその言葉に女子達の関心は全て向けられた
クリスタ「どんなことがあったの⁇」
ミカサ「…あれは、ほんとに不思議な事だった」
言語力の少ない彼女なりの昔話が始まった
-
- 9 : 2016/09/20(火) 17:04:18 :
- 昔、私は山でお父さんとお母さんと三人で暮らしていた
お母さんと裁縫や野菜作りをしている間、お父さんがカモなどを狩って来てそれをお母さんが料理するのを私が手伝う
そんな時、お母さんが体調を崩して寝ていたので元気になって欲しくてお花でも摘んでくる事にした
お父さんが狩りに行った頃合いを見計らって家を出て森に入った
-
- 10 : 2016/09/20(火) 17:14:18 :
- ミカサ(幼)「…あまり森に入った事なかったけど、なんだか暗くて怖い」
初めて一人で入る森はとても恐ろしく感じた
けど、前に家族で行った湖の辺りなら道を覚えているから大丈夫、そう思っていた
ミカサ(幼)「そろそろ、湖に着いてもおかしくないはずなのに…」
なぜか、ぐるぐると同じところをまわっている気がしてどんどん不安な気持ちになっていた
ミカサ(幼)「…お母さん、お父さん」
なぜかここにいないはずの二人の事を呼んでいた何かにすがっていたかったのかもしれない
…そろそろ諦めて帰ろう、いや帰りたいそう思い始めた時
???「…ぃ」
ミカサ(幼)「…え?」
⁇?「ぉぉぃ…」
唐突に声が聞こえて私は辺りを見回した
-
- 11 : 2016/09/20(火) 17:19:40 :
- ⁇?「おーぃ…」
ミカサ(幼)「⁇…だ、誰かいるの?」
おーい、おーいと誰かを呼んでるはずなのにどこか暗く、抑揚のない声の主を私は探した
ミカサ(幼)「(もしかしたら、迷った人がいるかもしれない)」
そんなふうに考え、何度も周りを見渡した時
ミカサ(幼)「…?……ひっ⁉︎」
声の主がいた、ただ、それは人間ではなかった
-
- 12 : 2016/09/20(火) 17:24:55 :
- ⁇?「おぉぃ、おぉい」
それは森の奥から這いずるように出てきた
這いずるといっても、それには足のようなものはなかった、ただドロドロとした黒いなにかそれは細い木の枝の先についた葉のような、手にあたるであろう部分で手招きをしていた
-
- 13 : 2016/09/20(火) 17:49:04 :
- ミカサ(幼)「い、いやっ…来ないで!」
本能で分かった、逃げなければとこのなにかに触れてしまったら二度とお母さん、お父さんに会えなくなると
ミカサ(幼)「っ!」
それから、走って走って石を踏んで転んでも枝で顔を切ってもとにかく走った
しかし、そのなにかは決して素早く動いている訳ではなかったはずなのにどんどん私との距離を詰めていった
…そして、
ミカサ(幼)「⁉︎そ、そんな‼︎」
-
- 14 : 2016/09/20(火) 17:55:27 :
- 開けた場所に出たと思ったら、そこは崖
どう考えても自力で降りれるものではなかった
振り返ればなにかと私との距離はもうそんなに離れてなかった
⁇?「おおぉぉい…おおぉぉい」
ミカサ(幼)「やだっ、やだ‼︎」
もう逃げられない、ぎゅっと目を瞑る、それでも僅かな希望にすがるように言った
ミカサ(幼)「だ、誰か、助けて…!」
-
- 15 : 2016/09/20(火) 17:56:08 :
⁇?2「ええよ」
-
- 16 : 2016/09/20(火) 18:03:57 :
- ミカサ幼い可愛い…
期待です(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
-
- 17 : 2016/09/20(火) 18:07:28 :
- ミカサ(幼)「…?…えっ」
誰かの声が聞こえた気がして目を開けた
そこには…変な格好をした人がいた
-
- 18 : 2016/09/20(火) 18:18:55 :
- 変な白い服(後に知ったが東洋に伝わる、キモノとかワソウというものらしい)に前に左右対称に3つずつ白くて丸い、フワフワなものをつけたベストみたいなのを羽織って、そのそのベストとおんなじ色をしたやけにブカブカなズボン(ハカマ?というらしい)を穿いて、藁で出来たサンダル(草鞋)を履いてていた靴下(タビというらしい)も変なものだった気がする
-
- 19 : 2016/09/20(火) 18:19:40 :
- 分かりづらいかもしれないませんが天狗装束です(−_−;)
-
- 20 : 2016/09/20(火) 18:21:01 :
- Σ(・ω・ノ)ノワォ!二作目来たよぉ!期待だよぉ!☆⌒(*^∇゜)v
-
- 21 : 2016/09/20(火) 18:28:11 :
- 極め付けはその人の顔に付けてた仮面だろう
白い狐の仮面で赤い線が幾つも入ってる見た事ないデザインだった
その人が振り返る
狐の仮面の人「もう大丈夫や、安心しぃや」
そう言うとすぐに黒いなにかと向き合う
狐の仮面の人「…全く、つまらんしと思うて里を出てみたら、今は珍しい東洋の血を受け継いだ人ん子が襲われてるときたわ」
⁇?「おおぉぉい…」
狐の仮面の人「…いくら呼んでも無駄や、もうあんたはこの世のもんやない」
⁇?「おおぉぉい…!おおぉぉい…!」
狐の仮面の人の言葉に反応したのか黒いなにかは少しだけ声を荒げた気がした
-
- 22 : 2016/09/20(火) 18:31:44 :
- 狐の仮面の人「ふぅ…諦める気なさそうやなぁ、なら手加減せんよ?」
そう言うとその人は手を黒いなにかに向け突き出した…瞬間だった
狐の仮面の人「鎌鼬」
ビュウッ‼︎
-
- 23 : 2016/09/20(火) 18:38:38 :
- 黒いなにかは急にばらばらに引き裂かれていく縦に、横に、斜めに
そしてもう、一つ一つがただの塵程までに小さくなると、消えていった
ミカサ(幼)「⁈えっ?えっ⁉︎」
狐の仮面の人「…よし」
その人がまた私の方に振り向いた
ミカサ(幼)「!」
その時の私はその人に対して警戒と恐怖を抱いていた、自分があんなにも恐れた黒いなにかをいとも容易く滅したのだから
-
- 24 : 2016/09/20(火) 18:41:04 :
- だから、
ミカサ(幼)「あっ!」
後ろが崖なのも忘れ、後ずさりしてしまった
狐の仮面の人「‼︎」
ミカサ(幼)「(私、死んじゃうのかな?)」
そう思って目をまた瞑った
ふわっ
-
- 25 : 2016/09/20(火) 18:46:13 :
- ミカサ(幼)「ん?あれ?」
狐の仮面の人「…は〜〜っ間に合ったー!」
その人は私を抱き抱えていた地面に着く感覚が無かったのが気になり、下を覗く
ミカサ(幼)「ウワァ‼︎」
地面には着いていなかったけれど落下は止まっている、どういうことかとその人に目線を戻した時、私は見た
その人の背中から鴉のような黒い翼が生えているのを
-
- 26 : 2016/09/20(火) 18:52:44 :
- ミカサ(幼)「…綺麗」
驚きよりも先にその言葉が出た
さっきのなにかも黒かったけれど、その人の翼の黒はどこか温かい感じがしたから
崖上に戻ってその人は大丈夫か聞いてきた
平気と答えるとその仮面の下に見える目がほんの少し和らいだように見えた
狐の仮面の人「んで、お嬢さんなんでこんなとこにおったん?」
ミカサ(幼)「お母さんの体調が良くないからお花を摘んで来ようと思って」
狐の仮面の人「そっかぁ偉いなあ、けどな?森にはさっきみたいなおっかないもんが仰山おるもう一人で来ちゃいけんよ?」
-
- 27 : 2016/09/20(火) 18:57:34 :
- ミカサ(幼)「うん…」
狐の仮面の人「…お嬢さん、名前、なんて言うんや?」
ミカサ(幼)「…ミカサ」
狐の仮面の人「ええ名前やないか、ほんじゃミカサ今日の記念にこれをあげるわ」
ミカサ(幼)「?コレなぁに⁇」
狐の仮面の人「硝子玉や、綺麗やろ?」
ミカサ(幼)「うん」
狐の仮面の人「それあげるわ」
ミカサ(幼)「いいの?」
狐の仮面の人「あげないのに渡す訳ないやろ⁇」
ミカサ(幼)「あ、ありがとう」
-
- 28 : 2016/09/20(火) 19:01:50 :
- 狐の仮面の人「それじゃ、ミカサ家まで送ったるから帰ろか?」
ミカサ(幼)「?私の家知ってるの?」
狐の仮面の人「私は知らんけどな、風が教えてくれるんよ」
ミカサ(幼)「ふーん?」
狐の仮面の人「ほら、迷ったらあかんからね、手ぇ繋いどこうや」
ミカサ(幼)「…うん」
-
- 29 : 2016/09/20(火) 20:15:06 :
- 香穂さん、心の充電器さんコメントありがとうございます‼︎平日なのであまり更新出来ないかも知れませんがよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ
-
- 30 : 2016/09/20(火) 20:21:30 :
- 思っていたより暖かい手だった
私の歩幅に合わせて歩いてくれているその人に私はいろいろ聞いた
ミカサ(幼)「あなたは人間じゃないの?」
狐の仮面の人「そうやなぁ、人間じゃないわあ、けど別にとって食ったりせんで」
ミカサ(幼)「…」
狐の仮面の人「こんなかわええ子食えるわけないやん」
ミカサ(幼)「かわいい?//」
狐の仮面の人「ああ」
ミカサ(幼)「…さっきの黒いのなに?」
-
- 31 : 2016/09/20(火) 20:27:59 :
- 狐の仮面の人「…あれはなぁ、この世に残った暗〜い思いや幽霊みたいなもんやな」
ミカサ(幼)「思い?」
狐の仮面の人「多分、あの黒いのは迷子の我が子探してそのまま死んだ母親の思いやろうな」
ミカサ(幼)「…」
狐の仮面の人「多分な?ミカサ、あんたの事を我が子と思ってたんよ実際、あんた迷子やったろ?放っておけんかったんよ」
ミカサ(幼)「私、悪いことしたかな?」
狐の仮面の人「いんや?もし、ミカサが逃げないであの黒いのに捕まったら…」
-
- 32 : 2016/09/20(火) 20:34:05 :
- ミカサ(幼)「捕まったら?」
狐の仮面の人「自分の子供と思ってそのまま黄泉に連れてかれてたな」
ミカサ(幼)「みよ?」
狐の仮面の人「まだミカサが来なくていいところ、でもな、もしそこに連れてかれてたら今度はミカサのお母さんがあの黒いのみたいになってしまったかも知れん」
ミカサ(幼)「お母さんが…」
〜〜〜〜〜
ミカサ母「ミカサ」
〜〜〜〜〜
ミカサ(幼)「…逃げて、よかった」
-
- 33 : 2016/09/20(火) 20:39:59 :
- ミカサ(幼)「ねぇ」
狐の仮面の人「ん〜?」
ミカサ(幼)「あなたの名前は?」
狐の仮面の人「…そんなのないなぁ」
ミカサ(幼)「えーなんで?」
狐の仮面の人「えっとね、私達みたいな人間とは違う生き物は名前っていうのが凄く、重いんよ」
ミカサ(幼)「?」
狐の仮面の人「うーん、契約…まぁ、約束みたいなものなんや」
ミカサ(幼)「約束?」
-
- 34 : 2016/09/20(火) 20:45:14 :
- 狐の仮面の人「例えば、ミカサが私に名前をつけたらな、私はミカサのボディーガードにならんとなんや」
ミカサ(幼)「守ってくれるってこと?」
狐の仮面の人「そうそう!他にもいろいろな命令を聞かなきゃなんや」
ミカサ(幼)「そうなんだ」
狐の仮面の人「でな、私には鴉の羽があるやろ」
ミカサ(幼)「うん」
狐の仮面の人「さっきはミカサを助けなきゃ!って必死やったけど実は私あんま飛びたくないんよ」
-
- 35 : 2016/09/20(火) 20:50:15 :
- ミカサ(幼)「?なんで⁇」
狐の仮面の人「なーんかな、それこそ自分がちっさく感じちゃうからなぁ、なんで飛びたいかもようわからんし」
ミカサ(幼)「んん?」
狐の仮面の人「あははっまだミカサにはわかんないかあ」
カラカラとその人は笑って私の頭をその人は撫でた
ミカサ(幼)「むぅ…」
-
- 36 : 2016/09/20(火) 20:56:12 :
- それでも、私の恩人の名前がないなんてなんか悲しいと思って
ミカサ(幼)「ねぇ」
狐の仮面の人「?どした?」
ミカサ(幼)「ならあなたの家族はなんて呼んでるの?貴方のこと」
狐の仮面の人「…私の一族はな?子供を産んだらすぐに母親が死んでしまうんや、やから私は今母の名前を名乗っとるよ」
ミカサ(幼)「それも聞いちゃダメなの?」
狐の仮面の人「…それは、私の名前とちゃうからなぁ」
-
- 37 : 2016/09/20(火) 21:07:57 :
- 狐の仮面の人「…ほらもうこの道を真っ直ぐ進めば、家に着く」
ミカサ(幼)「ここで、お別れ?」
狐の仮面の人「そうやなぁ、私自身ここ来たんは偶々やから…なぁミカサ」
ミカサ(幼)「?」
狐の仮面の人「もし、もしやで?また出逢えたら友達になってくれへんか?」
ミカサ(幼)「…うん」
狐の仮面の人「ははっありがとな」
ミカサ(幼)「でも…」
狐の仮面の人「ん?」
ミカサ(幼)「そうなったらでいいの、守ってくれなくてもいいの、命令なんて全然聞かなくていいから…名前、私がつけた名前使って⁇」
-
- 38 : 2016/09/20(火) 21:12:17 :
- 狐の仮面をその人はぽりぽりと掻いた
狐の仮面の人「…そうやなぁ、ええよ」
ミカサ(幼)「本当‼︎」パァ!
狐の仮面の人「ああ、約束やあんたみたいなべっぴんさんならいい名前つけてくれそうやしなぁ」
ミカサ(幼)「うん!頑張っていいのつける‼︎えっと…そうだ!」
-
- 39 : 2016/09/20(火) 21:17:25 :
- ミカサ(幼)「---っていうのどうかな?私を助けてくれたあなたにぴったりな気がするの」
狐の仮面の人「---かぁ、ええな!気に入ったわ!」
ミカサ(幼)「本当⁉︎」
狐の仮面の人「ああ、ありがとうなぁ…それじゃ、またその名前を使うまで少し、忘れとってな?」
ミカサ(幼)「え?ど、どうして⁇」
狐の仮面の人「今使う訳ではないやろ?もしこのままミカサが覚えてたら今契約せんと…な?」
ミカサ(幼)「…わかった」
-
- 40 : 2016/09/20(火) 21:23:05 :
- よし、と言って---は自分と私の額をくっつけた
狐の仮面の人「それじゃ、ミカサ…またな?」
ミカサ(幼)「うん、またね」
気付けば私は家に着いていて、最初は夢だったのかと思ったけれどポケットに入ってた硝子玉であれは本当なのだと思った
けれどあの狐の仮面の人につけた名前はいくら頑張っても思い出せなかった
-
- 41 : 2016/09/20(火) 21:27:39 :
- ミカサ「これが、私の体験した不思議な話」
クリスタ「な、なんていうか」
ミーナ「凄い体験談だ、ね」
ユミル「いやいや、それ本当か?」
ミカサ「…これがその時の硝子玉」
ユミル「…マジかよ」
クリスタ「でもその人?本当になんだったんだろうね」
-
- 42 : 2016/09/20(火) 21:31:42 :
- サシャ「…それ、鴉天狗では?」
ミカサ「鴉天狗?」
ミーナ「何々、サシャなんか知ってるの?」
サシャ「ええ、まあ…」
アニ「なんだい?もったいぶらず言えばいいだろ?」
ミーナ「わっア、アニ起きてたの?」
アニ「あんた達がうるさくて寝れなかったんだよ」
-
- 43 : 2016/09/20(火) 21:42:19 :
- クリスタ「それで、サシャ鴉天狗って?」
サシャ「鴉天狗はまぁ見たまま鴉の羽持った人間みたいな妖怪という東洋のお化けみたいなものです」
ミカサ「東洋の?」
サシャ「先程の話でミカサが東洋の血が云々とその人は言ってたんでしょう?故郷の名残を見れたのが嬉しかったのでは?」
ミカサ「なるほど、でもサシャは何故そんなことを知ってるの?」
サシャ「まぁ昔読んだ、外の生き物?の本で」
-
- 44 : 2016/09/20(火) 21:46:13 :
- クリスタ「へぇでもなんだか素敵だなぁ」
ユミル「そうかぁ?ある種の恐怖体験だぜ?」
クリスタ「でも、その人との約束まだ果たしてないんでしょ?いつか果たせたら…なんだかいいなぁって思わない?」
ミーナ「あー、わかるかも」
サシャ「…さて、少しお手洗い行って来ます」
クリスタ「教官に見つからないようにね?」
サシャ「はーい」
-
- 45 : 2016/09/20(火) 21:51:02 :
- ミカサ「(…そう、小さい頃の幻といえばそれまでかもしれない、けれど私が今もこうしてあの時の硝子玉を持っている)」
「(今の私はエレンを守らなければならない…でも、少しだけまたあの人に会ってみたい、そしてまたあの綺麗な黒い翼を、仮面の奥の優しい瞳をみたい)」
-
- 46 : 2016/09/20(火) 22:00:00 :
- 翌日
キース「よく聞け貴様等!今から一週間後山岳訓練を実施する!個人での挑戦でも、チームを組んでの挑戦でもいい、その時はきっちり届け出を出すように!以上だ」
ミカサ「エレン、アルミン一緒に組もう」
エレン「えぇ…たまには別の奴と組めよお前」
アルミン「まぁまぁ」
サシャ「山岳訓練ですか、狩猟民族出身の私としては楽しみですね」
コニー「?そうかぁ、俺も狩猟民族だけどそんな楽しみになれねぇ」
サシャ「コニーのところは家畜も飼ってたんですよね、私のところの村は狩猟一本ですから!山は凄く居心地いいです」
-
- 47 : 2016/09/20(火) 22:04:33 :
- エレン「あ、コニー、一緒に組まねぇか?」
コニー「おお、いいぜ?」
ミカサ「…」
アルミン「あー…まぁその今回は他の人と組んでみたら?」
ミカサ「…わかった、サシャ、一緒に組もう」
サシャ「おお!ミカサとですか!いいですよ〜‼︎」
-
- 48 : 2016/09/20(火) 22:09:16 :
- アルミン「僕はライナーとかと組もうかな?」
ライナー「おっ構わないぞベルトルトもいいよな」
ベルトルト「うん」
サシャ「みんないろんな人と組んでますねぇいつも通りの人もいれば意外な組み合わせも…」
ミカサ「何故私はそのいつも通りに入れなかったのだろう…」
サシャ「あはは、ミカサは私とは嫌ですか?」
ミカサ「あ、いえ別にそんなことは」
-
- 49 : 2016/09/20(火) 22:14:19 :
- サシャ「ふふ分かってますよ、ミカサはエレン大好きですからね」
ミカサ「えぇ、私達は、家族だから」
サシャ「…ちなみに、私はなんですか?」
ミカサ「?サシャはいつも賑やかで…」
サシャ「ふむ」
ミカサ「とても大切な」
サシャ「大切な?」ワクワク
ミカサ「⁇仲間、と思っている」
サシャ「…仲間かぁ」ボソッ
-
- 50 : 2016/09/20(火) 22:21:13 :
- ミカサ「⁇どうかした?」
サシャ「ああ、いえ」
ミカサ「⁇?」
サシャ「…ミカサ」
ミカサ「何?」
サシャ「…」
ミカサ「⁇サシャ、言ってくれないとわからない」
サシャ「いえ、今回の訓練頑張りましょう」
ミカサ「えぇ」
-
- 51 : 2016/09/20(火) 22:31:42 :
- 夜ー女子寮
サシャ「…」ムクリ
ミカサ「(サシャ?)」
サシャ「…」部屋から出てく
ミカサ「(なんだか、昼から様子がおかしい)」
訓練場のとある場所
ミカサ「確か、こっちの方向に…!サシャ⁇」
サシャ「…ハァッハァッ…ぐっ⁈」
ミカサ「!サ…」
サシャ「ダメや‼︎」
ミカサ「!(?こっちに言ったわけではない?)」
-
- 52 : 2016/09/20(火) 22:41:20 :
- サシャ「落ち着け…!あの子は悪うない!自分が少し急ぎ足だったやからやろ…⁈」
ミカサ「(?一体、サシャは何を言ってるの?)」
サシャ「くっこの、ままじゃ…!…ふーっ…せいっ‼︎」思いっきり自分を殴る
ミカサ「⁈」
サシャ「はーっ…はーっ…ははっ」
ミカサ「…(もう戻ろう、これ以上人の事情に踏み込むのはよくない)」
-
- 53 : 2016/09/20(火) 22:43:55 :
- サシャ「(…なに浮かれとるんやろ---------からって…)」
サシャ「(でも、これは本気でなんとかせんと…)」
-
- 54 : 2016/09/20(火) 22:50:42 :
- ミカサ「(サシャの奇行を見てから一週間、山岳訓練の日になった…正直少し不安、エレンのこともだけれどあれからもサシャは夜部屋を出ては自傷行為をしているようだ、クリスタやユミルも口に出さないだけで心配している)」
「(今回の山岳訓練でも、するようなら流石に止めようサシャは変わっているが大切な仲間なのだから)」
-
- 57 : 2016/09/20(火) 23:36:06 :
- サシャ「ついにきましたね〜」
ミカサ「えぇ(今回の山岳訓練はこの山に教官が隠したフラッグを回収し、山を降りるといったもの、コースはそれぞれが好きに決めていいらしい)」
サシャ「さて、はいミカサ!」つ折られた紙
ミカサ「?これは…」
サシャ「私、山育ちですから、教官のフラッグ隠しそうだなって場所予測して地図に書いておきました!」
ミカサ「!」
サシャ「それに描いたコースどうりならいい具合に素早くフラッグを回収して山を降りれます」
ミカサ「…意外、サシャがそういうことできるとは思わなかった」
-
- 58 : 2016/09/20(火) 23:41:11 :
- サシャ「なっ⁉︎…まぁ、私の普段のイメージだとそう思われても仕方ないですが…こう見えて私座学それほどひどくないんですからね?」
ミカサ「そうなの?」
サシャ「ええ、クリスタやエレンよりは得意です」
ミカサ「そう、悪かったサシャ、勝手に決め付けて」
サシャ「あいや別に怒ってるわけじゃ…」
ミカサ「ならいい、出発しよう」
サシャ「はい!」
-
- 59 : 2016/09/20(火) 23:49:05 :
- ミカサ「(その後も夜の自傷行為が嘘のように、サシャの行動は生き生きとしていた)」
「(歩きにくい道は率先して前を歩いて道を作り、休憩中にはこっそり罠を仕掛けてうさぎを捕まえていた)」
「(サシャの評価を今日で色々訂正しなくてはいけないと思った)」
サシャ「ミカサ!こっちです、ただここら辺の石は崩れやすいでので気をつけて下さい」
ミカサ「(?そんな難しそうには見えない普通に歩いてm)‼︎」
サシャ「!ミカサ‼︎」
-
- 61 : 2016/09/21(水) 08:07:58 :
- ミカサ「(足元の石がサシャの言ってたとうり、本当に崩れた衝撃に身を備えようとしたらサシャが受け止めてくれた)…あ、ありがとう」
サシャ「いえ、大丈夫ですか?」
ミカサ「(こくり)」
サシャ「もう、崩れやすいって言ったでしょう?」
ミカサ「ごめんなさい、私なら大丈夫かと…」
サシャ「私ならって、そりゃあミカサは凄いですけど…女の子なんですから顔に傷がついたら大変です」
-
- 62 : 2016/09/21(水) 08:32:01 :
- ミカサ「(…なんだか、こそばゆいあまりエレンやアルミン以外でそんな風に気遣われた事がなかったからだろうか)」
サシャ「さ、行きましょう!」
ミカサ「…サシャ、いつまで手をつないでいるの?」
「(私を受け止める時に掴んだ手を離さず、サシャは私の手を引いて歩き出した)」
サシャ「また転んだら大変ですからね、楽に歩けるところにつくまでです!」
ミカサ「そんなに大袈裟にしなくても…(でも…何故だろう?嫌ではないむしろ…懐かしい⁇エレンと手をつないだ頃のだろうか?)」
-
- 63 : 2016/09/21(水) 08:33:48 :
- ミカサ「サシャ、前に私と手をつないだ事は?」
サシャ「え?…どうでしょう⁇」
ミカサ「そう、なら気にしなくていい」
-
- 64 : 2016/09/21(水) 08:38:12 :
- 夜
ミカサ「(その後、サシャが言ったとうりの場所にフラッグあった、あとは降りるだけだ)サシャがいて助かったかもしれない」
サシャ「ふふふ〜ミカサにそう言われると気分がいいですね!」
ミカサ「(テントも張ったし、あとは寝るだけせいぜい交代で火の番はするだろうがあまりこの山に大きな獣は出ないとサシャが言った)」
-
- 66 : 2016/09/21(水) 12:22:53 :
- ミカサ「サシャは山だと頼もしい」
サシャ「どうしたんですか急に?嬉しいですけど」
ミカサ「私も山育ちだけど、サシャのように歩き方や地理については詳しくない、もし今回サシャと組まなかったら大変だった」
サシャ「えへへ、どうです?私のような…友達がいたら⁇」
ミカサ「…きっと、楽しいと思う」
サシャ「そうですか」
ミカサ「?…もしかしてサシャ、私が仲間というのは嫌だった⁇」
サシャ「!あっいやそのですね、嫌ではないんです!でも、友達とは違うんだなぁって…なんか寂しく感じちゃっただけです」
-
- 67 : 2016/09/21(水) 12:28:40 :
- ミカサ「分かった」
サシャ「?」
ミカサ「私とサシャは友達」
サシャ「本当ですか⁉︎」
ミカサ「嘘をいう必要性がない」
サシャ「ぃやったー‼︎」
ミカサ「(そこまで喜ぶとは…、…?)」
サシャ「?どうしましたミカサ」
ミカサ「いえ、なんでもない、今夜の火の番は私が先にするからサシャは先に休んでるといい、休んでて(今、サシャの笑顔を見てなんだろう、ムズムズした)」
-
- 68 : 2016/09/21(水) 12:35:32 :
- サシャ「そうですか?では、お言葉に甘えて…あ、そうだミカサ」
ミカサ「?なに⁇」
サシャ「これは狩猟民族のカンですが、夜の森で感じた気配には大きく分けて3つあります」
「1つ目は獣の気配、まあ今回の山だとそれはほとんどないですがこれ自体こちらがなにもしなければなにもしてきません」
「2つ目は人の気配、これは山賊とかのことを指してますが訓練で使う山ですし大体は同じ訓練兵でしょう」
「そして最後、これはそのどちらにも含まれないものです、が…1番注意してください」
-
- 71 : 2016/09/21(水) 19:08:56 :
- ミカサ「?それは何⁇何故1番注意するの?」
サシャ「…この世の者ではないからです」
ミカサ「…それ、もしかして」
サシャ「ええ、ミカサが前に話した黒いなにか、でしょうね」
「これの気配は、なんていうのでしょう?あっちの方向からとかそういう風に感じないものです、まるで…全身にまとわりつくような暗く生暖かい気配、そんな感じです」
-
- 72 : 2016/09/21(水) 19:13:12 :
- ミカサ「…」
サシャ「ミカサ、いいですね?この気配を感じたら…」
ミカサ「感じたら?」
サシャ「どこからなんて考えず目を瞑り耳を塞ぐこれに限ります…無視です、無視」
ミカサ「無視?」
サシャ「はい」
ミカサ「そんなことで大丈夫なの?」
サシャ「ええ…絶対、大丈夫です!」
-
- 73 : 2016/09/21(水) 19:18:26 :
- ミカサ「(サシャがあまりにもはっきり言い切るのでそれ以上聞こうとはしなかった、そしてサシャが先に床につき、私が火の番を始める)」
「(…エレンは無事だろうか?アルミンはライナーとだし、平気だと思うが)…コニーは、サシャと同じ狩猟民族、信じ、よう…やっぱり不安」
「(エレンにもしもの事があったらと思うと気が気でない)」
-
- 74 : 2016/09/21(水) 19:24:04 :
- ミカサ「(それにしても…)」
「(最近、エレンが冷たい気がする…エレンは今回の訓練でもサシャと組むように言ってきてたしそんなに私と組みたくないのだろうか⁇)」
「(確かに、エレンだって年頃、というものがあるあまり構い過ぎてはいけない事も…でも)」
「私達は、家族では…ないの?」
「家族といたいと思うのはおかしいことなの?」
-
- 75 : 2016/09/21(水) 20:34:07 :
- ミカサ「(いけない、私はエレンを守る為に強くなくては、強く、なきゃ…)…はぁ」
……パキッ
ミカサ「⁉︎」
-
- 76 : 2016/09/21(水) 20:46:25 :
- ミカサ「(今…枝の折れる音が)そこに、誰かいるの?」
「(サシャはああ言っていたけれど、もしかしたら訓練兵の誰かかもしれない)……」
「(お願い、そうであって)」
「(心そこから思った…もう、あんな思いは嫌…絶対に、嫌)」
-
- 77 : 2016/09/21(水) 21:03:55 :
- ミカサ「…………⁉︎」ゾワッ
「(違う、この感じ…あのときと一緒!)」
「(サシャに言われていたはずなのに、私は過去の記憶でパニックになった)」
「エレン…!(またあの体験をするのか、不安からマフラーをぎゅっと掴む…なのに不安は消えてくれない)」
「(確かに、エレンが助けてくれたときも恐ろしい体験といえばそうだ、しかし…命の危険ではない…けど)」
「(これは違う!本当に命を奪いに来る‼︎)」
-
- 78 : 2016/09/21(水) 21:19:50 :
- ミカサ「(そしてついに、そいつは…出てきた)」
⁇?「あ、ああ…あ、そぼ?」
ミカサ「う、あ…(あの時とは違って、一回り小さいそいつ、けれど頭のような場所に1つ目のような白くて丸いものがあった)」
⁇?「ね、ぇ…あそ、ぼぅ…ヨ?」
ミカサ「ひっ…(それが、ぎょろ…とこちらを見て離さない、まるで体が石にでもなったように冷たい、動けない)」
⁇?「ネぇ、てば…」
ミカサ「(そいつがこちらに近寄ってくる…もう、逃げられな…)」
-
- 79 : 2016/09/21(水) 21:21:15 :
-
⁇?2「こらこら、無視しろって言ったじゃないですか」
-
- 80 : 2016/09/21(水) 21:46:32 :
- ミカサ「(ふわっと私の目を誰かが覆った)」
⁇?2「だいじょーぶ、大丈夫ですよ」
ミカサ「…サ、シャ?」
サシャ「はい私です、全く、私がせっかくアドバイスしたのに!何がっつり見てるんですか?ミカサ」
-
- 81 : 2016/09/21(水) 21:49:49 :
- ミカサ「ご、ごめんなさい?」
「(なんと言えば良いのだろう?ああ、そうだ…拍子抜けしたまだそいつはいるはずなのにそれを忘れさせるほどサシャはあっけからんとした口調だった)」
サシャ「分かれば良いんです、さて…」
ふわっ…
-
- 82 : 2016/09/21(水) 21:54:37 :
- ミカサ「(一瞬、風を感じた…そしてサシャは手を私の目から退かし、琥珀色の目で私の顔を覗いた)」
サシャ「大丈夫ですか?」
ミカサ「…ええ」
サシャ「…よかった」
ミカサ「(そう言ってサシャがふわりと笑う、見たことない顔、いつもの彼女とは違う年上を感じさせる笑顔…)…綺麗」
-
- 83 : 2016/09/21(水) 21:57:26 :
- サシャ「へ?」
ミカサ「ああ、いえごめんなさいあまり見た事ない顔をサシャがするものだから」
サシャ「そ、そうですか」
ミカサ「ええ」
サシャ「…」
ミカサ「…?(急に黙ってどうしたのだろう?)」
-
- 84 : 2016/09/21(水) 22:30:33 :
- サシャ「……」じぃーっとミカサの顔を見る
ミカサ「?、⁇」
サシャ「ふむ…ミカサ」
ミカサ「何?」
サシャ「怖かったですか?」
ミカサ「…え?」
サシャ「ああすみません、言葉足らずでしたね?さっきの、黒いなにかに遭って、怖かったですか?」
ミカサ「…とりあえずは(違う、それに対して聞き返したのではない)」
「(自分でも、家族のエレンだって私の顔は表情に乏しいと思っている、そんな私の顔を見て、私が先程の恐怖を引きずっているのか分かったというのだろうか?)」
-
- 85 : 2016/09/21(水) 22:41:48 :
- サシャ「本当ですか?…一応私があとは火の番してますので、ミカサは休んでてください」
ミカサ「そんなに気にしなくても(確かに、先程の恐怖はかなりのものだった、けれどサシャが目隠ししてくれたあたりから少しずつ薄れたそれは…その後の彼女の笑顔で完全に消え失せたのだ)」
サシャ「だ〜め〜で〜す〜!友達でしょう?頼って下さい」
ミカサ「…でも」
サシャ「むぅ強情ですねぇ、そういうところかもしれないですよ?」
ミカサ「?」
サシャ「エレンが最近ミカサをよく突っ撥ねるのは」
ミカサ「!」
サシャ「ミカサがエレンを守りたいのは何故です?」
ミカサ「それは、たった一人の家族だから」
サシャ「エレンにとってもそれは同じでしょうね、きっと」
-
- 86 : 2016/09/21(水) 22:49:49 :
- サシャ「しかしミカサ、あなたはエレンを守りたい一心で自分を疎かにし過ぎです」
ミカサ「そんなはずは…」
サシャ「ミカサはよくエレンに相談しますか?なんでもいいですよ?」
ミカサ「そんなことしない、エレンに心配をかけてしまう」
サシャ「はいそこ」
ミカサ「?」
サシャ「エレンがなにか悩んでてそれをミカサに相談しなかったらミカサはどうですか?」
ミカサ「!それは…悲しい、信用してないんじゃないかと、思う」
サシャ「エレンも一緒ですよ、ミカサが頼ってくれないのに頼るはずないです…それに」
ミカサ「?何⁇他にもあるの⁇」
サシャ「ミカサ、私以外に友達います?」
ミカサ「?アルミン」
サシャ「アルミン以外で」
ミカサ「…?あ、あれ?」
-
- 87 : 2016/09/21(水) 22:59:51 :
- サシャ「そう、これが一番なんでしょうけどミカサってエレンやアルミンばかりで他の子とあまり話さないですよね?」
ミカサ「う…」
サシャ「ミカサの年で友達、それも同性の友達がいないのエレンは気にしてたんじゃないですか?」
ミカサ「そう、だったのだろうか」
サシャ「エレンなりに気を遣ってたんだと思いますよ?」
ミカサ「…だから一緒にしようと言ったのに断ったの?」
サシャ「まぁ、私の憶測も混じってますけどね」
ミカサ「…サシャ」
サシャ「はい、なんでしょう?」
ミカサ「もしかしてあなたがやけに私の友達になりたがったのは…」
サシャ「おおっと、ミカサ!違いますよ」
「私はあなたの友達になりたくてなったんです」
ミカサ「!そう、ありがとう」
サシャ「いえ、さっ早く寝ちゃって下さい」
ミカサ「うん」
-
- 88 : 2016/09/21(水) 23:06:50 :
- ミカサ「(サシャのおかげで今日は本当に助かった今度、休日に二人で出かけてなにか美味しいのでも驕ろう)」
ミカサ「(それにしても、サシャはさっきどうやってあの黒いやつを追い払ったのだろう?…まぁ、いつか、聞ければそれでいい)」
サシャ「…よう寝とるな、ミカサ、いい夢を」
ミカサ「(その夜、懐かしい夢を見た)」
-
- 89 : 2016/09/21(水) 23:23:04 :
- 〜〜〜〜〜〜
ミカサ(幼)「---ってどうかな?」
狐の仮面の人「ええなぁ、気に入ったわ!」
ミカサ(幼)「(…あれ、この人の瞳、どこかで⁇)」
狐の仮面の人「ありがとうなぁ」
ミカサ(幼)「(この不思議な言葉使いも最近…一体どこで?)」
狐の仮面の人「それじゃ、ミカサ…またな?」
ミカサ(幼)「待って!(もう少しで、思い出せそうなのに…あなたの名前)」
〜〜〜〜〜〜
ミカサ「待っ…‼︎」
ゴンッ
サシャ「〜〜ッ‼︎」ゴロゴロ転がって悶える
ミカサ「〜〜ッ‼︎」その場に仰け反って悶える
-
- 90 : 2016/09/21(水) 23:27:16 :
- そろそろ寝ます!
ところで、マルサシャより長く、gdgdになりそうですので今の内に次回の小説の題材を決めておこうかと思います。サシャcpでこれ見たいというのがあればコメントお願いします
それではおやすみなさい
-
- 92 : 2016/09/22(木) 12:25:17 :
- 10分後
ミカサ「大丈夫?」
サシャ「ええ、ミカサは?」
ミカサ「なんとか」
「(起こそうとしたサシャと頭をぶつけ完全に覚醒した意識で朝になったことを知る)…サシャは石頭」
サシャ「ミ、ミカサだって!教官並でしたよあれ!」
-
- 93 : 2016/09/22(木) 12:45:30 :
- ミカサ「…教官が私に頭突きしたらどうなるのだろう?」
サシャ「まずミカサが頭突きされることはない気が…」
ミカサ「例えばの話(こんなくだらない話、エレンやアルミンともあまりしてなかったかもしれない)」
サシャ「そうですねぇ…むむむ」
ミカサ「頑張って、どちらも喰らったことがあるのはサシャだけ(私の言葉を真剣に考えるサシャ、それだけ私が石頭だと暗に言っているようなものだけど、不思議と嫌な感じはしない)」
サシャ「むむむ〜〜…ダメです、これは人類の課題が一つ増えましたね」
-
- 94 : 2016/09/22(木) 12:49:17 :
- ミカサ「そんなになの?」クスッ
サシャ「あ!」
ミカサ「?」
サシャ「ミカサ今笑いましたよね⁉︎」
ミカサ「え、ええ」
サシャ「わぁ…!可愛いかったですよ?」
-
- 95 : 2016/09/22(木) 13:00:42 :
- ミカサ「か、可愛い?///」
サシャ「はい!」
ミカサ「あ、ありがとう」
サシャ「いえ、そもそも、ミカサってすごい美人ですよね〜羨ましいです」
ミカサ「え?//」
サシャ「まず、凄く綺麗な黒髪でしょう?サラサラだし、ジャンの気持ちも頷けます」
ミカサ「あ、あのサシャ?///」
サシャ「肌も白いし、目もまるで黒い水晶みたいで…」
ミカサ「えと…//ちょっ///」
-
- 96 : 2016/09/22(木) 13:10:20 :
- サシャ「あんな風にカッコよく立体起動装置使って飛んでいますけど、そのトリガーを握ってる手はこんな小さくて、指も細いです、あ、爪も綺麗ですね」
ミカサ「あ、あう///(私の手をとってそんな事を言うサシャ、私の顔はきっと見た事ない程真っ赤だろう)」
サシャ「あと、お風呂の時間でも思いましたけどミカサの身体って本当にきr」
ミカサ「ち、ちょっと待って!///」
サシャ「?」
ミカサ「そ、それ以上は…本当に勘弁して、欲しい//(これ以上は本当にマズイと思った、サシャの言葉をいつもは出さないような大声で遮った)」
-
- 97 : 2016/09/22(木) 13:17:20 :
- サシャ「はぁ、分かりました(わぁお、耳まで真っ赤、褒められ慣れてないんやなぁ)」
ミカサ「…サシャはきっと男だったら女誑し」
サシャ「えぇ?ジャンにも髪の事は褒められたでしょう?」
ミカサ「そ、それは…(あれ?確かに、なら何故?)」
サシャ「まぁ嫌ならやめますね」
ミカサ「ち、違う!」
サシャ「?」
ミカサ「そ、その嫌ではない、むしろ……嬉しかったと、思う//」マフラーで顔を隠す
-
- 98 : 2016/09/22(木) 13:22:31 :
- サシャ「(なにこの子かわええ)」キュン
ミカサ「それに、サシャも美人だと思う、だから、褒められて、嫌な気はしない」
サシャ「えー…私はそんな美人とは違うとおm」
ミカサ「美人、可愛い」
サシャ「そ、そうですか?」
ミカサ「それに私より女の子らしい」
サシャ「は、はあ…(あ、あれもしかしてこの子今度は私褒め倒してみるつもりやろか?)」
-
- 99 : 2016/09/22(木) 14:20:06 :
- ミカサ「ポニーテールもよく似合ってるし、とても美味しそうに食べ物を食べているのをみると私もご飯が美味しく感じる」
サシャ「えへへ」
ミカサ「あと、勘が鋭いし、目や耳も凄くいい」
サシャ「ふふん♪狩猟民族としては最高の褒め言葉ですね!」
ミカサ「あとは……」
サシャ「どうしました?」
-
- 100 : 2016/09/22(木) 15:37:59 :
- ミカサ「…あまり私は人に興味を持たない」
サシャ「?」
ミカサ「さっき、サシャにあまりにも褒められたから仕返しに考えつく限りを言って気付いた」
サシャ「何をです?」
ミカサ「サシャはいいところがたくさん」
サシャ「ありがとうございます」
ミカサ「…むぅ、照れてくれない」
-
- 101 : 2016/09/22(木) 15:45:41 :
- サシャ「あはは…」
ミカサ「謙虚?」
サシャ「そんなふうに見えます?」
ミカサ「…もしかして、褒められ慣れてる?」
サシャ「まさか、生まれてこのかた褒められた事があるのはミカサ以外では父くらいです」
ミカサ「それはおかしい、こんなに良い所があるのに」
-
- 102 : 2016/09/22(木) 15:48:15 :
- サシャ「嬉しいこと言ってくれますねぇ」
ミカサ「これでも、照れないなんて」
サシャ「ははは…ん?」
ミカサ「どうしたの?」
サシャ「あれもしかして、エレン達では?」
ミカサ「!どこ?」
-
- 103 : 2016/09/22(木) 16:32:06 :
- サシャ「ほら、そこの崖に沿った道ですよ」
ミカサ「(サシャの言葉通り、エレン達とコニー更にはアルミンやライナー、ベルトルトまでいた)」
サシャ「どこかでたまたま合流したんでしょうかね?おーい‼︎」手をふる
コニー「お、サシャとミカサじゃねぇか!」
ライナー「偶然だな」
サシャ「えぇライナー達も偶然合流を?」
ベルトルト「うん、フラッグをまだ探してるんだ」
アルミン「エレンとコニーはすでに見つけてたから探すの手伝ってもらってるんだ」
ミカサ「そう、エレン大丈夫だった?」
エレン「当たり前だろ?」
-
- 104 : 2016/09/22(木) 16:38:02 :
- ミカサ「よかったでも、まだ油断してはいけない」
エレン「わかってるよ、お前こそ、その、大丈夫だったのかよ?」
ミカサ「えぇ、サシャが凄く頼りになった」
ライナー「ほぉ、あのミカサにそういわれるとはな」
サシャ「ふっふっふ〜、なんなら私もライナー達のフラッグ探し手伝いましょうか?」
アルミン「本当に?助かるよ」
-
- 106 : 2016/09/22(木) 16:50:31 :
- サシャ「任せて下さい、そうですねミカサ〜地図貸してください」
ミカサ「はい、どうぞ」
サシャ「…ふむ、今ここら辺ですから…」
ライナー「?なんだそれ⁇」
ミカサ「今回の訓練に備えてサシャがフラッグのありそうな所に印をつけた地図」
コニー「スゲェ!」
サシャ「いえ、地形を見れば大体隠せる場所が限られますから、あとは勘です…もしかしたら」
ベルトルト「もう分かったの?」
サシャ「えぇまぁ予想ですけど…よいしょっと」崖に身を乗り出す
アルミン「ちょっ⁈危ないよ!」
サシャ「平気です…ありました」
エレン「マジか!」
サシャ「えぇ、多分ロープかなんかで下りて刺したんでしょうね崖に刺さってます」
ミカサ「(そう言ってサシャが指を指したところを皆で覗き込む、すると15〜20m近い崖のちょうど中間にフラッグが揺れていた)あんな所に…」
ライナー「ロープを出そうそうだな、コニー降りれるか?」
-
- 107 : 2016/09/22(木) 17:02:12 :
- サシャ「ああいえ私が降りますロープもいりませんよ?」
エレン「はあ?何言ってんd」
ミカサ「(その時、皆言葉を失った、サシャがよっとと言ってそのまま崖に身を投げたのだから)」
ミカサエレンアルミンコニーライナーベルトルト「⁈⁇⁉︎」
サシャ「…よっ!ほっ!…はっ!…っと」
ミカサ「(最初はサシャが飛び降り自殺したとしか思わなかったがサシャはそのまま崖を駆け下り、所々にある出っ張りで減速した…そして)」
サシャ「はい!取れましたよー!」
ミカサ「(フラッグの所で完全に停止しフラッグを抜き取り掲げてみせた)」
ライナー「あ、あんのバカ!」
コニー「バカって怖えぇ」
-
- 108 : 2016/09/22(木) 18:57:06 :
- ミカサ「(皆はただ無茶したサシャに驚いたり呆気にとられていたけど、私は…まるで天敵から身を守る為に崖に棲むという山羊のようだと思った)」
「(その後、サシャはフラッグを横にして口に咥えそのまま崖をロープなしで登りきった)」
サシャ「ぷはっ、ね?平気でしたでしょう⁇」
エレン「お前は本当に常識が効かないやつだな」
アルミン「急に飛び降りるもんだから、心臓に悪いよ」
サシャ「おやそれは大変です!敬礼する時に心臓が悪くては…」
コニー「そういう意味じゃねぇよ!」
-
- 109 : 2016/09/22(木) 19:16:55 :
- ミカサ「(皆が笑っている中、サシャに近づく)サシャ」
サシャ「なんでしょう?」
ミカサ「…えい」サシャの頬を両方つまむ
サシャ「にゃ⁉︎ひ、ひらいれすよみはは!」訳:痛いですよミカサ
ミカサ「無茶しちゃダメ、心配した」
サシャ「ごへんらはいごへんらはい!」訳:ごめんなさいごめんなさい
ミカサ「…次からはちゃんと何をするか言ってから行動して欲しい」放す
サシャ「ハァイ…」
エレン「なんか、仲良くなったっぽいな」ヒソヒソ
アルミン「みたいだね、よかったねエレンずっと心配してたもんね?ミカサに僕等以外に友達いない事」ヒソヒソ
エレン「当たり前だ、家族なんだから」ヒソヒソ
アルミン「でも、それのせいで最近ミカサに冷たく接してたんだからその分優しくしてあげなよ?」ヒソヒソ
エレン「分かってるよ、無論、せっかくできた友達を蔑ろにしない程度にな」ヒソヒソ
-
- 110 : 2016/09/22(木) 19:19:46 :
- ミカサ「エレンとアルミン、何をコソコソ話しているの?」
エレン「別に」
アルミン「ミカサとサシャが仲良いねって話だよ」
サシャ「ふふ、そうですよ?私とミカサは友達ですから!」
ミカサ「…えぇ」
アルミン「?」
-
- 111 : 2016/09/22(木) 19:28:19 :
- ライナー「さ、後は降りるだけだ急ごう」
サシャ「…いえ、今日は途中で休んでまた明日に降りるようにしましょう」
コニー「?なんでだよ?」
サシャ「雨が、降る匂いがしますここから降りるとなると川とぶつかるので氾濫の危険を考えて、川から離れた場所で休んで明日にまわした方がいいです」
ベルトルト「そんなのもわかるの⁉︎」
サシャ「山や森の中でしたら私にお任せあれ」
ミカサ「…」隠れてガッツポーズ
アルミン「⁇」
-
- 112 : 2016/09/22(木) 19:42:24 :
- ミカサ「(その後、サシャの言った通り雨が降りだした、土砂降りと言えるそれはどんどん勢いを増していく)」
サシャ「っ!皆さん!大丈夫ですか⁉︎」
ライナー「俺らはなんとか、ただアルミンは少しキツそうだ!」
アルミン「ぼ、僕は平気だ…!」
サシャ「…休んだ方がいいですね、!あそこに洞窟があります!そこへ‼︎」
洞窟内
エレン「ふぅ、スゲェ勢いだな」
ライナー「ああ洞窟があって助かったサシャ、よくやったぞ」
サシャ「いえいえ…とりあえずこの洞窟は思ったより広いですね」
ミカサ「(サシャの言う通り、洞窟はライナーとベルトルトが入っていても狭さを感じない、さらに奥行きもかなりあるようだ)」
サシャ「ふむ、この中で一番目がいいのはミカサですかね?」
ミカサ「多分」
サシャ「一応皆さんでやってみますか、えっとこれから私がこの洞窟を進んでみるので見えなくなったら言ってください」
ベルトルト「いいけど、危険じゃない?」
サシャ「まぁまぁそれじゃ行きますよ〜」
-
- 113 : 2016/09/22(木) 19:57:56 :
- ミカサ「(そう言ってサシャは洞窟を進んでいく、どんどん彼女を闇が飲み込んでいくようで…言い様のない不安に駆られる)」
「(そしてアルミンに始まりエレンやベルトルト、ライナーにコニーもサシャの姿を捉える事が出来なくなっていき私もついにサシャを見失う)…サシャ!もう誰も貴方が見えなくなった!」
サシャ「わかりましたー!今戻りますね!」
エレン「…んでなんだよ今度は?」
サシャ「ああいえ、雨が降って皆びしょ濡れでしょう?」
アルミン「そりゃあ…ま、まさか」
サシャ「先に私とミカサで向こう行ってるので、覗いたらダメですよ?着替え」
男子「⁈なん、だと…」
-
- 114 : 2016/09/22(木) 20:04:05 :
- サシャ「さあさあミカサ行きますよ〜」
ミカサ「え、ええ?(サシャに腕を掴まれそのまま洞窟を進んだ)」
サシャ「えっと、ここら辺ですね」
ミカサ「良いの、サシャ?」
サシャ「?何がです?」
ミカサ「確かに着替えた方がいいだろうけど…さすがに…」
サシャ「…ミカサ、気付いてなかったんですね」
ミカサ「?」
サシャ「シャツ、透けてます」
ミカサ「⁉︎//」
サシャ「さすがにマントつけたままには行けませんし着替えておいた方がミカサの為にも男子達の理性的なものの為にもなります」
ミカサ「わ、分かった」
-
- 115 : 2016/09/22(木) 20:06:18 :
- ミカサ「ただシャツの替えを忘れてしまっている」
サシャ「あ、私三着持ってきてるんで、どうぞ」
ミカサ「いいの?」
サシャ「気にしませんよ、体型的には平気なはずですから」
ミカサ「ありがとう、ありがたく使わせて貰う」
-
- 116 : 2016/09/22(木) 20:08:16 :
- 洞窟入口付近
ライナー「…」
ベルトルト「…」
アルミン「…」
エレン「…」
コニー「…」
男子「(あいつら、ちったあ遠慮しろよな…)」
-
- 117 : 2016/09/22(木) 20:12:31 :
- エレン「…マジでこんなとこで着替えんのかよ」
ライナー「ま、まあ濡れたまま寝るのはやだったんだろう?」
ベルトルト「そ、そうだねー」
アルミン「一応僕等思春期なんだけどなぁ…」
コニー「…ん?」
ライナー「どうしたコニー?」
コニー「ああいや、あいつらの会話が聞こえるなって」
ライナー「洞窟内だから反響するのか、なんて言ってるんだ?」
コニー「えっと…」
-
- 118 : 2016/09/22(木) 20:19:07 :
- 〜〜〜〜〜〜
サシャ「わあ、ミカサの腹筋って本当に凄いですね」
ミカサ「でも、おかげであまり女の子らしくない」
サシャ「女の子は太ってるよりは筋肉ついてるぐらい大丈夫ですよ〜それにミカサは背中とか脚とかも凄く綺麗ですし」
ミカサ「あ、ありがとう…でも」
サシャ「?」
ミカサ「サシャ、あなたは本当に私達と同じ訓練をこなした上であんなに走らされてるの?」
サシャ「そりゃあもちろん」
ミカサ「ではなぜ、そんなにむn」
〜〜〜〜〜〜
エレン「ストォォップ‼︎」
アルミン「それ以上はダメだ‼︎」
-
- 119 : 2016/09/22(木) 20:25:16 :
- ベルトルト「うわあ///」
ライナー「そう、だなうん」
コニー「…あ、なんか話題変わった」
〜〜〜〜〜〜
サシャ「ところでミカサ」
ミカサ「なに?」
サシャ「…好きな人とかいます?」
ミカサ「?恋とかそういう意味で?」
サシャ「はい」
ミカサ「あまり、そういうのを考えた事がない…サシャは?」
サシャ「…内緒でーす」
ミカサ「教えて」
サシャ「ダメですよ〜言いたくないです」
ミカサ「…それはつまりいるという事?」
サシャ「さて、どうでしょうね?」
-
- 120 : 2016/09/22(木) 20:30:04 :
- ミカサ「聞いておいてサシャは答えないのはずるい」
サシャ「ええ?」
ミカサ「せめて、いるかいないかだけでも」
〜〜〜〜〜〜
エレン「ミカサがそんな話するようになるなんてな」
アルミン「良い事かな、異性や同性に興味を持ち始めたって事で」
ライナー「お前ら本当にミカサ大切なんだな」
コニー「?あ、あれ⁇」
ベルトルト「どうしたのコニー?」
コニー「な、なんか…話が変な方向に」
-
- 121 : 2016/09/22(木) 20:36:41 :
- 〜〜〜〜〜〜
ミカサ「そういえばサシャ昨夜はありがとう」
サシャ「…いえ」
ミカサ「でも、一体どうやったの?」
サシャ「ですから、無視したんですよ」
ミカサ「本当に?」
サシャ「…本当ですよ」
ミカサ「サシャ」
サシャ「なんです?」
ミカサ「…もしかしてだけど、サシャが…」
サシャ「‼︎ミカサ伏せてください!」
ミカサ「えっ?キャア!」
〜〜〜〜〜〜
エレン「な、なんかあったのか⁈」
アルミン「急ごう!」
ライナー「なんだ⁉︎熊でもいたってのか⁉︎」
ベルトルト「そんなこと今は気にしてられないよ!行こう‼︎」
コニー「ああ!」
-
- 122 : 2016/09/22(木) 22:07:37 :
- 洞窟奥
ミカサ「サ、サシャ一体なにを…⁉︎」
サシャ「…蝙蝠です」
ミカサ「!(サシャがそう言って見る先には明らかに数十はいるであろう蝙蝠がいた)」
サシャ「運の悪い事に吸血蝙蝠です血を吸われようもんなら感染症になるでしょうね、えっと…」
ミカサ「ちょっ!(私の言葉を気にする素振りも無くサシャは私を無理矢理伏せさせる為に、私に覆い被さるような体制のまま荷物から器用にシーツを取り出すとそれで私ごと自分の身体を隠す)」
サシャ「ひとまず、これで吸われないはずですが、少しでも肌を見せないようにしないと…ミカサすみませんが私にもう少しくっつく事できます?」
ミカサ「…(恥ずかしいが、噛まれてしまうわけにもいかずサシャに抱きつくようにくっつきシーツの中から手足を出さないようにする)」
-
- 123 : 2016/09/22(木) 22:14:20 :
- サシャ「そうです…なんだかミカサが甘えん坊みたいに見えますねこれ」
ミカサ「ふざけてる場合じゃ…」
サシャ「えへへ、いい子いい子♪」ミカサの頭を撫でる
ミカサ「なっ//」
サシャ「ほら動いちゃダメですって…よし、もうあっち行ったみたいですね」
ミカサ「(サシャはそういうと私の頭から手を離す)あ」
サシャ「?どうしました?」
ミカサ「い、いえなんでもない(今、もう少しだけこうして撫でられてたかったとはいえn)」
エレン「ミカサー‼︎大丈、ぶ…か」
-
- 124 : 2016/09/22(木) 22:19:54 :
- 今の状況↓
サシャがミカサに覆い被さりシーツをかぶってる、がサシャが起き上がろうとしてた為上半身は完全に見える
ミカサ・シャツを着る途中の為ボタンを止めきれてない下着がチラチラ見える
サシャ・シャツのボタンは2個ほど外れてる&ズボンのベルトをまだ腰に巻いただけで留め具をつけてない
-
- 125 : 2016/09/22(木) 22:22:25 :
- ライナー「二人とも!へ、いき…」
コニー「一体な…に」
ベルトルト「…(ミカサシャかぁ)」
アルミン「?皆どうし…」
ミカサ「…」
サシャ「…」
男子「…」
-
- 126 : 2016/09/22(木) 22:32:13 :
- ミカサ「(私とサシャはまず着ている途中だった服をきちんとなおしたそして、ゆらりと、立ち上がる)」
ライナー「ま、まて…俺たちはただ心配になって」
アルミン「決してやましい気持ちはなかったんだ!」
エレン「なっなぁサシャ、俺ら仲間だろ?ミ、ミカサ俺たち…家族だろ?」
コニー「なぁ…この二人が怖く感じるのは俺がバカだからじゃないよ、な?」
ベルトルト「二人とも!お、落ち着いてくれ‼︎こんなの理不尽だろう⁉︎僕達は二人が心配で来ただけなのに‼︎」
ミカサ「ええ、とても理不尽」
サシャ「でも、しょうがないでしょう?」
ミカササシャ「世界は、残酷なんだから/ですから」
うわぁぁぁあああ⁉︎
い、命だけは…ぐわぁぁぁあああ‼︎
ベルトルトォォオオ⁉︎
-
- 127 : 2016/09/22(木) 22:41:01 :
- サシャ「そりゃあ、叫んだ事でエレン達を心配させたのは分かりますし申し訳ないと思いますよ?だからってですね…」
男子「はい、すみません…」
ミカサ「サシャ、もう十分皆反省してるそろそろ許してあげよう」
サシャ「…わかりました」
アルミン「本当にごめん」
エレン「悪気はなかったんだよ」
ミカサ「いい、心配してくれたのは嬉しいから」
ベルトルト「こ、故郷が見えた」
コニー「俺今日で二つも賢くなったよ、女が怖えことと、人体の耐久性の限界についてだ」
ライナー「ははっよかったな…」
-
- 128 : 2016/09/22(木) 22:55:27 :
- ミカサ「(その後、互いの説明と謝罪を終えて火の番を交代しながら眠ることになった、私はアルミンとする事になった)」
サシャ「…ミカサ、前にも言いましたがまたあれが現れたら目を閉じて、耳を塞いでくださいね?」
ミカサ「…うんおやすみ」
サシャ「おやすみなさい」
夜
ミカサ「今日は訓練とは思えないほど騒がしい日だった」
アルミン「あはは、そうだね」
ミカサ「…サシャに言われた」
-
- 129 : 2016/09/22(木) 22:59:38 :
- アルミン「?なにを⁇」
ミカサ「最近、エレンが冷たかったのは私の事を考えての行動だったと」
アルミン「…サシャは鋭いね、そうだよ僕達なりに君が心配でさ、ごめんね?」
ミカサ「ううん、いいの、おかげでサシャと仲良くなれた」
アルミン「そういえば、サシャと友達になれたんだよね」
ミカサ「…うん」
アルミン「?ねぇミカサ聞きたいんだけど」
ミカサ「どうしたの?」
アルミン「サシャと友達になれたのに、嬉しくないの?」
-
- 130 : 2016/09/22(木) 23:05:33 :
- ミカサ「!ち、違う!そうじゃない、ただなんだろう?言葉にしづらい」
アルミン「僕がちゃんと聞いてあげるから、少しずつ言ってみて?」
ミカサ「…まず、サシャとは最初仲間と思ってた」
アルミン「うん」
ミカサ「サシャはそれが不満だったらしくて友達になりたいと言ってくれた」
アルミン「よかったね」
ミカサ「うん、それでサシャがこの訓練で私に良くしてくれた、サシャはこんなにも頼りになるのだと見直した」
アルミン「ふむふむ」
ミカサ「問題はそこからなの」
アルミン「どうしたの?」
-
- 131 : 2016/09/22(木) 23:11:53 :
- ミカサ「私は昔、とても怖い体験をしたとても、とても怖い体験」
アルミン「どんな体験か聞いていいかい?」
ミカサ「(私は昔の体験を話すアルミンはその話を真剣に聞き入ってくれる、こういったところが彼の良い所の一つだ)…という事があった」
アルミン「…そうなんだ、怖いし、不思議な体験だね」
ミカサ「(私は頷き、話を続けた)…それでサシャがもし今夜同じような事があったら目を瞑れ、耳を塞げと言った、けど…本当に同じことが起こってしまって」
アルミン「パニックになっちゃったんだ」
ミカサ「もう駄目だと思ったけれどその時にサシャが私の目を塞いでくれた」
-
- 132 : 2016/09/22(木) 23:16:07 :
- アルミン「サシャが?」
ミカサ「それで次に私が目を開けたら黒いのはいなくなってた、あんなにも怖かったというのにサシャが目隠ししている間とても落ち着いた」
アルミン「うん」
ミカサ「その後サシャは大丈夫か聞いてきた、ので、私は平気だと言った、そしたら…よかったと、笑ったの、いつもとは違う、元気いっぱいの笑顔というより、ふわっと微笑むような」
-
- 133 : 2016/09/22(木) 23:21:24 :
- アルミン「へぇ、サシャがね」
ミカサ「それを見て綺麗と思った」
アルミン「そんなにかぁ、見たかったかも」
ミカサ「ダメ」
アルミン「え?」
ミカサ「ダ・メ」
アルミン「そ、そうなんだ分かった」
ミカサ「他にも、サシャは私を女の子扱いしてくれる」
アルミン「そっか」
ミカサ「転びそうになった私を受け止めて、顔に傷がついたら大変だと、言ってくれたり」
アルミン「わぁイケメンだね」
ミカサ「私の、その、髪がき、綺麗だと言ったり」
アルミン「よかったじゃないか」
ミカサ「…それがおかしいの」
-
- 134 : 2016/09/22(木) 23:33:46 :
- アルミン「?」
ミカサ「それと同じような事を昔、ジャンに言われた、けど、何にも感じなかった」
アルミン「(ジャン、ドンマイ)」
ミカサ「でも、サシャの言葉は違う」
アルミン「え?」
ミカサ「サシャに褒められると嬉しいし、照れたりしてしまう、それで私もサシャのそんな顔が見たくてたくさん褒めた、のに、サシャが照れることはなかった、とても、残念」
アルミン「へ、へぇ(それ、もしかして…い、いやまだきちんと聞いてから決めるべきだ!うん!)」
ミカサ「あと、昼にサシャが崖を下ってフラッグを取った時」
アルミン「う、うん」
ミカサ「あの時、サシャが颯爽と崖をおりる姿が、とてもカッコよく感じた反面もし、サシャになにかあったらととても、不安に、なった」
アルミン「…」
ミカサ「それに、雨が降るから今日は休もうとサシャが言った時、嬉しかった、もう少しサシャといられると…」
アルミン「そっか」
ミカサ「それに、さっきサシャが蝙蝠から守る為に私に覆い被さって来た時」
アルミン「うん…」
ミカサ「噛まれないよう、肌を出してはいけない、と言われたのでサシャになるべくくっついていたらサシャの心臓の音と私の心臓の音が凄くよく聞こえて…そんな時に、サシャが、私がまるで甘えん坊みたいだと、言って、頭を撫でてきたの」
-
- 135 : 2016/09/22(木) 23:38:27 :
- アルミン「うん…」
ミカサ「何だか、恥ずかしいけど、嬉しくて、蝙蝠に警戒して、真剣なサシャの顔も、カッコよく見えた、もう少しこうしてたいと思ったけれどサシャが離れて少し悲しかった」
アルミン「うん…」
ミカサ「さっき、アルミンが、サシャのあの笑顔を見てみたいと言った時、誰かに見せたくないと思った…」
アルミン「そうなんだ」
-
- 136 : 2016/09/22(木) 23:44:07 :
- ミカサ「…アルミン、私はサシャと仲が良いのは、とても嬉しい、けど友達は、なんか嫌だ」
アルミン「それは…好きなんじゃないかなぁ?」
ミカサ「?誰が?誰を⁇」
アルミン「ミカサが、サシャを」
ミカサ「………⁉︎///あ、アアアルミン何言って」
アルミン「だから、サシャの事が好きなんじゃないかなぁ、ミカサ」
ミカサ「だってサシャと私は…女の子同士」
アルミン「別にいいと思うけどなぁ」
-
- 137 : 2016/09/22(木) 23:49:00 :
- ミカサ「気色悪く、ないだろう、か?」
アルミン「僕は気にしないなぁ、好きなら好きでいいじゃないか」
ミカサ「…そう、ありがとう、アルミン、凄くスッキリした」
アルミン「幼馴染の話ならいつだって聞くさ」
ミカサ「(私は、サシャが、好きだったのか…なら、なおさら)でも、アルミンもう一つ大切な事がある」
アルミン「?どうしたの?」
ミカサ「…実は、もしかしたらサシャは…」
-
- 138 : 2016/09/22(木) 23:59:49 :
- 朝
エレン「ふあ〜…はよ」
ミカサ「おはようエレン」
アルミン「おはよう、エレンが最後みたいだよ雨も上がったみたいだし、外へ行こう」
洞窟外
ライナー「よう、おはよう」
ベルトルト「おはよぉ」
コニー「おはよー!」
エレン「ああ、おはよ」
サシャ「あ、皆起きました?」
ミカサ「!サシャ、おはよう」
サシャ「ええおはようございます」
ライナー「ようサシャ、お前俺が起きた時にはもういなかったがどこ行ってたんだ?」
サシャ「ふふふ…ジャーン!」両手一杯の木の実や魚
コニー「ジャンがどうした?」
サシャ「明らかに見る場所違いますよ⁉︎」
ベルトルト「へぇどうしたのこれ?」
サシャ「雨の時は魚が釣りやすいので!氾濫してないの確認して川で釣ってきました!木の実は、枝が折れてしまってるところになっていたのを少しずつ」
エレン「おお!豪華な朝飯になりそうだな!」
ミカサ「サシャ、ありがとう」
サシャ「いえいえ〜、あ、ただ朝食終わり皆さんに言いたい事が…」
-
- 139 : 2016/09/23(金) 00:10:18 :
- ミカサ「(サシャのおかげで、美味しい魚と木の実を食べたあとサシャに川まで案内された、そこには)…これは」
エレン「うわぁ」
ベルトルト「これはひどいね」
サシャ「ええ、昨日のでダメージを喰らったのでしょうが…」
ミカサ「(サシャに連れられ見たのは川の氾濫に巻き込まれボロボロの橋明らかにライナーやベルトルトが通れば落ちるだろう)」
サシャ「私の見立てですと、エレンやコニー、私とミカサ、アルミンはなんとかなりますが…」
ライナー「俺たちは無理、か仕方ないアルミンもすまないが俺たちは遠回りしよう、どうせ同時にゴールしたら届け出出してないからおこられちまうしな」
アルミン「分かった、エレン、ミカサ、サシャ、コニー、頑張って、またあとで」
エレン「ああ、そっちもな」
アルミン「あと、ミカサ」
ミカサ「なに?」
アルミン「頑張ってね?君なら大丈夫だから」ヒソヒソ
ミカサ「!ええ、ありがとう」
-
- 142 : 2016/09/23(金) 16:46:41 :
- エレン「つってもよぉ、俺らもどっかで別れといた方がいいんだよな?」
サシャ「でしょうね、地図を見れば、この先道が二手に分かれていますから…」
コニー「そこで別れとく、か、まあいいんじゃね?」
ミカサ「因みに、二手に分かれた道、それぞれどんな道になるか分かる?」
サシャ「ええっと、一つの道は崖沿いの道になっています、が昨日の道よりも狭く、落石も少なくない道になるでしょうね」
ミカサ「…」
コニー「うわっ結構キツイな」
サシャ「もう一つの道は比較的勾配が少ない緩やかな道です、しかし、こちらもなかなかに危険と申しましょうか…」
エレン「?なんだよ最初の道より危険なのか?」
-
- 143 : 2016/09/23(金) 19:19:39 :
- ミカサ「話を聞く限り、そんなふうに感じないのだけれど」
サシャ「…ああ、いえ決して岩場がたくさんあるとか、崖を登らなきゃとか、そういうのではないんですよ」
ミカサ「(そういうと、サシャは私にしか聞こえない声で言った)」
サシャ「ミカサ、おそらくこちらの道はミカサが一番嫌なものがいますよ?」ヒソヒソ
ミカサ「!エレンとコニーだって危険では…?」ヒソヒソ
サシャ「あれはエレンとコニーには興味を示しませんよ」ヒソヒソ
ミカサ「…どうしてそう言えるの?何か根拠があるの⁇」ヒソヒソ
-
- 144 : 2016/09/23(金) 19:26:11 :
- サシャ「あれは弱気になっている人の前に現れるんです、ここ最近、ミカサはエレンと関係が少し良くなかった為、弱気になり、あれが現れたんです」ヒソヒソ
ミカサ「っ!…分かった、ならエレン」
エレン「なんだ?」
ミカサ「私とサシャで崖の道を行くどうやら、もう一つの道は事情で私達は入らない方がいい、らしい、ので」
コニー「ふーん、ま、俺は全然構わねぇよ」
エレン「俺も」
分かれ道
エレン「じゃあ…きぃつけろよ?」
ミカサ「ええ、またあとで」
-
- 145 : 2016/09/23(金) 20:33:09 :
- サシャ「…」
ミカサ「…」
「(エレン達と別れたあと、私達は一昨日と昨日が嘘のように、会話せず歩いていた、けれど、このままに、しておくわけにはいかない)…サシャ、聞きたい事があるの」
サシャ「…」
ミカサ「(私の言葉に足を止めるサシャ、何も言わないけれど聞いてくれるらしい)…あなたは…」
-
- 146 : 2016/09/23(金) 20:33:34 :
ミカサ「人間?」
-
- 147 : 2016/09/23(金) 20:45:28 :
- サシャ「…どういう意味でしょう?」
ミカサ「まだある、あなたは昔、私とあった事がある?」
サシャ「…さて、どうでしょうね?けれど、私は小さい頃ほとんど村から出ることなかったですし、会うことあるんですかね?」
ミカサ「最初の質問に答えてない」
サシャ「それに答えてどうなるんです?」
ミカサ「…サシャ、私はせっかく、また会えたあなたを、ちゃんと思い出したい」
サシャ「…」
ミカサ「怒っているのでしょう?」
サシャ「…ぅ」
ミカサ「私とまた会えた時友達になろうと言ってくれたあなたを私は見つけられなかった」
サシャ「…がぅ」
ミカサ「あんなにも接してくれていたのに…気付けなくt」
サシャ「違う‼︎」
-
- 148 : 2016/09/23(金) 20:53:45 :
- ミカサ「!(サシャが怒鳴った時、ものすごい突風が私達のまわりでおこる)」
「(狭く、雨でぬかるんだ道でそんな事が起こればバランスを崩すのは当たり前で)」
サシャ「⁉︎ミカサ‼︎」
ミカサ「(ここは崖に沿った道だからそんな場所でバランスを崩せば…あとは落ちるだけなのだ、けど、もしあの時言った事が本当なら)…守って、くれるのでしょう?」
サシャ「!…っ!ミカサァァ‼︎」
-
- 149 : 2016/09/23(金) 20:54:34 :
バサッ!…ふわっ
-
- 150 : 2016/09/23(金) 21:00:40 :
- サシャ「は〜〜っ間に合ったー!」
ミカサ「クスッそれ、あの時も言ってた(ああ、やっぱりあなたの翼は綺麗)」
サシャ「…全く、ミカサは…あん時から心配ばっかかけよる、ほら安全なとこまで飛ぶから、しっかり、つかまっとけや?」
-
- 151 : 2016/09/23(金) 21:15:10 :
- ミカサ「やっぱりあなただったのね、あの時の狐の仮面の人、じゃなくて鴉天狗と、言うべき?」
サシャ「…ああもう、そうや、ミカサが名前つけとくれた、天狗の【サシャ】」
ミカサ「サシャ、私が…つけた(ああそうだ、まるで、頭にかかっていた霧が晴れたようだ)」
サシャ「おっきなったなぁ、ミカサ、訓練所の入団式で見つけて嬉しかったわぁ」
ミカサ「//ってそうじゃなくて!」
サシャ「はっはっは」
ミカサ「…今まで敬語だったのは」
サシャ「そりゃもちろん、この方言がちっと恥ずかしいいうのもあったで?でもやっぱり、こんな特徴的な言葉遣いやったらミカサすぐ気付いてまうやろ?」
-
- 152 : 2016/09/23(金) 21:54:52 :
- ミカサ「なんで今まで隠してたの?」
サシャ「そうやなぁ、そら最初は早よまた会って友達になって、いろいろしたい思うてた、けどなぁ」
ミカサ「?」
サシャ「わかっとると思うけど、私は鴉天狗、人間やない、ミカサはあの時小さかったからこそ私を受け止めてくれたんとちゃうかなって思ったらな…」
ミカサ「今の私があなたを拒絶すると思ったの?」
サシャ「それだけやない、ミカサにはエレンがおる、ミカサがエレンを守ることに全力注いどるのは知っとるから、もしミカサが、私ら鴉天狗のことをそれこそ、調査兵団や憲兵団に言おうものなら…」
ミカサ「…人類の力になり得るサシャ達の力を狙ってたかも」
サシャ「それ!まさにそれがまず無理や」
ミカサ「?」
サシャ「私は隔世遺伝でなんか力強いだけで他の天狗達はもう空を飛ぶこともままならんし風なんか少し涼しいそよ風程度や」
ミカサ「なるほど、たしかにそれなら人類の力になり得ることはない」
-
- 154 : 2016/09/24(土) 12:13:32 :
- サシャ「そうやろ?…まぁ私もそりゃ力あるゆうてもな」
ミカサ「(そう言うとサシャは近くの木に手を向ける)」
サシャ「…鎌鼬!」
メキッ、バリッ
ミカサ「(サシャが唱えればその木を風が切り裂いていく)」
サシャ「風で切り裂くことを応用すればそりゃ巨人のうなじも削げるかもしれんよ?…でも、これはそんな都合のいいものやないから」
-
- 155 : 2016/09/24(土) 12:17:15 :
- サシャ「風が強い日に風を操るのは、昔の天狗はできたかもしれんけど、私は無理や強風に私が操る風がこう、溶けてしまう」
ミカサ「…」
サシャ「それになぁ、昔は仰山天狗がおったろうけど、一人、また一人といなくなって今じゃあ、私の村にいるのが最後の生き残り」
-
- 156 : 2016/09/24(土) 12:23:20 :
- サシャ「人類には申し訳ない思うとる、でもな?私ら天狗の場所を、命を奪ったんは巨人やなく人類や、飛んでいる仲間を撃ち墜とし、風を操り守ってくれた仲間に礼と言って出した飯に毒を盛った」
ミカサ「ひどい」
サシャ「まぁ、世界は残酷やから、割り切ってる奴もおるけどね」
「けどな?そんな人類の壁が破られた、また私らの村に人が入り、もう私らは限界やった」
-
- 157 : 2016/09/24(土) 12:32:38 :
- ミカサ「…それで?」
サシャ「結果、私らは王政に馬を育てろと言われた、天狗のプライドなんてズタボロや」
ミカサ「王政…王政はあなた達が天狗だとは?」
サシャ「どうやろな?けど大昔天狗は王政の隠密やったと聞いとるから…もしかしたら黙認してくれてんとちゃうかな?」
ミカサ「…聞きたいことがそういえばもう一つある、天狗は年をとらないの?」
サシャ「遅いだけや、人間からすればそう見えるかもなちなみに私はこの位」指を立てる
ミカサ「…お姉さん、とは言えない」
サシャ「誰がババアや⁈」
-
- 158 : 2016/09/24(土) 20:38:15 :
- サシャ「天狗の中では若輩も若輩なんやけど私!」
ミカサ「そ、そう、ごめんなさい」
サシャ「まぁおかげで、ミカサをあの時守れたんやからええけどな、子供の私やったら無理やったろうし」
ミカサ「…サシャ、どうしても言いたいことがある」
サシャ「?なんや?」
ミカサ「…とても、とても会いたかった」
サシャ「!…そうか、ありがとな」
-
- 159 : 2016/09/24(土) 20:44:19 :
- ミカサ「心配せずとも貴方の事は誰にも言わない、安心してほしい」
サシャ「…」
ミカサ「けれど、先程貴方が言った通り、私はエレンを、家族を守りたい、ので、もしもの時は協力してほしい」
サシャ「…それは命令やろか?」
ミカサ「そう捉えても捉えなくても構わない、私は貴方に言った、命令なんて聞かなくてもいいと」
サシャ「ふふっそう律儀に憶えとるからミカサが契約相手でもいい思うたんよ?…了解、このサシャ・ブラウス、貴方の命令、命をとしても守ってみせる」
-
- 160 : 2016/09/24(土) 20:48:17 :
- ミカサ「(そう言って、見せたサシャの、笑顔は凛々しく、やっぱり、カッコいい)…無理してほしくはない、ので、無理のない範囲で」
サシャ「ははっ了解や!…ところで」
ミカサ「?」
サシャ「こんな時いうのもなんやけど、ね?さっき、ミカサ助けようと、ほら翼出したろ?」
ミカサ「ええ」
サシャ「それで…ほら」
ミカサ「…」
-
- 161 : 2016/09/24(土) 20:53:36 :
- ミカサ「(サシャが背を向けると、彼女の綺麗な背中が見えた…そう、破れたシャツやジャケットの隙間から)…ごめんなさい」
サシャ「ああいや!別に責めとるわけとちゃう!ただ、どうしようかと…シャツはほら、昨日のはもう乾いとるから」
ミカサ「問題はジャケット…」
サシャ「そう、ジャケットや」
ミカサ「…」
サシャ「…」
ミカササシャ「…いい案が一つも浮かばない/んわぁ」
-
- 162 : 2016/09/24(土) 21:02:28 :
- 山を降りたところ
エレン「おーい、アルミン!ライナー!ベルトルト!」
ライナー「おお!エレンとコニー早かったな!」
アルミン「まだ僕達と君達の班以外きてないよ」
コニー「?サシャとミカサはまだ来てねぇのかよ?」
ベルトルト「みたいだね、どうしたんだろ?」
キース「キルシュタイン、ボット、レオンハート班到着!」
エレン「!ミカサ達じゃないのか?距離的にはもう着くどころか俺達より早くてもおかしくないはずなのに…」
ジャン「よう、お前等」
マルコ「お疲れ様」
アニ「…どうも」
アルミン「やあ、ジャン達、お疲れ様…ところでミカサとサシャを見てないかい?」
-
- 163 : 2016/09/24(土) 21:07:41 :
- ジャン「あ?ミカサまだ来てねぇのかよ?」
アニ「意外だね、一番に着いてると思ってたよ」
マルコ「うーん、ごめん見てないや」
エレン「そっか…大丈夫かな?」
ジャン「けっ大方芋女がミカサの足引っ張ってるじゃねぇか?」
ライナー「それはない」
ベルトルト「うん、サシャは山に関しては104期の誰よりも上だ、ミカサの足を引っ張るなんてありえない」
マルコ「そうだよ、サシャに失礼だ」
ジャン「…ちっ、じゃあなんだってんだよ⁇ミカサがミスでもしたってか?」
-
- 164 : 2016/09/24(土) 21:15:58 :
- エレン「…ミカサ」
アルミン「エレン、大丈夫だ信じよう」
山
サシャ「ああもう、どうしたら〜!」
ミカサ「…!そうだ」
サシャ「なんやミカサ!何か案が⁈」
ミカサ「サシャが、ジャケットがそんな風に破れても不自然じゃない怪我をすれば…」
サシャ「死んじゃうやろが‼︎」
ミカサ「もしくは」
サシャ「まだあるんか?」
ミカサ「サシャの村の文化で今日のこの時間帯は上半身裸でなければならないという…」
サシャ「ど変態やないか‼︎⁉︎」
-
- 165 : 2016/09/24(土) 21:21:56 :
- ミカサ「!これなら」
サシャ「なんや?」
ミカサ「サシャが私のジャケットを羽織り私のは」
サシャ「ミカサのは?」
ミカサ「こう、力を入れたら破れたことにすれば」
サシャ「…なんか通じそうなんが怖い、けど却下」
ミカサ「なら…えぇっと」
サシャ「…!これや‼︎」
ミカサ「?」
山を降りたところ
エレン「…」めっちゃあたりウロウロしてる
アルミン「エレン、落ち着いて?」
ライナー「なんだか、ミカサがエレンのことでそうなるのは分かるが」
ベルトルト「うん、エレンがミカサでっていうのは珍しいね?」
-
- 166 : 2016/09/24(土) 21:28:30 :
- アルミン「あはは、あまりにミカサが目立ってるからそうってだけでエレンも結構ミカサに過保護なんだよ」
キース「!アッカーマン、ブラウス班、到着!」
アルミン「!エレン!」
エレン「ああ!ミカサ‼︎」
ミカサ「!エレン、アルミン」
エレン「なんでこんな遅く…なんでサシャびしょ濡れなんだ?」
サシャ「あはは…っくしゅん‼︎」
-
- 167 : 2016/09/24(土) 21:33:41 :
- ミカサ「私が川に落ちそうになったのをサシャが庇った、ので、サシャが川に落ちてしまった(サシャが急に川に飛び込んだ時は驚いたが、なるほど、これならジャケットを着てなくても不自然ではない)」
サシャ「シャツは着替えたんですけどね?髪を乾かしてるわけにもいかず…っくしゅん‼︎…うぅ風邪ひいたかもしれません」
ライナー「大丈夫か?」
ベルトルト「お大事にね?」
-
- 168 : 2016/09/24(土) 21:41:51 :
- ミカサ「ごめんなさいサシャ、もし風邪を引いたら看病しよう」
ジャン「なにぃ!サシャテメェ羨ましいんだよ‼︎」
サシャ「ええ⁈」
マルコ「ジャン止めなよ!女の子に手をあげるなんて恥を知れよ!」
ジャン「はははっ!芋女を女の子っていうのはお前くらいだぜ?マルコ」
ミカサ「…ジャン」
ジャン「お、おう、なんだミカサ⁇」
ミカサ「サシャは女の子」
ジャン「え?」
ミカサ「サシャは女の子、ジャン、デリカシーのない人は嫌われる気をつけた方がいい」
ジャン「…はい」シュン…
マルコ「今回は、自業自得だよ?」
-
- 169 : 2016/09/24(土) 21:49:30 :
- サシャ「ミカサ!」
ミカサ「なに?」
サシャ「ありがとな?」ヒソヒソ
ミカサ「…どういたしまして」ニコッ
サシャ「!やっぱりミカサが笑った顔可愛いです!」
ミカサ「//(今、言うべきだろうか?いやまだ…)」
サシャ「どうしたんですか?」
ミカサ「え?えっと…(いや、今言うべき、か?)」
「サシャは敬語なおさないの?(私の馬鹿…)」
サシャ「…あなたの命令とあらば」ニコッ
ミカサ「…いえいい、ただ、私と二人きりの時は、その、ありのままのサシャがみたい」
サシャ「…御意」
ミカサ「(できれば、あれは独り占めしておきたい)」
-
- 170 : 2016/09/24(土) 21:50:56 :
- アルミン「ミカサー!」
ミカサ「!アルミン…」
アルミン「どう、だった?」
ミカサ「…」
〜〜〜〜〜〜
ミカサ「もしかしたら、サシャは…」
アルミン「サシャは?」
-
- 171 : 2016/09/24(土) 21:54:32 :
- ミカサ「サシャは…私のこと友達以上に考えてないかもしれない、敬語だし」
アルミン「サシャの敬語は、多分他に理由があるんだと思うよ?それに、サシャはきっとミカサにそう言われたらきちんと考えてくれると思うよ?明日聞いてみたらどうかな?」
ミカサ「…そう、ありがとうアルミン」
〜〜〜〜〜〜
ミカサ「…いえ、まだよくわからない」
-
- 172 : 2016/09/24(土) 21:57:59 :
- アルミン「そっか、まぁ、ミカサのペースでいいと思うよ」
ミカサ「うん(あのとき、サシャが小さい頃助けてくれた天狗かもと、言わなくてよかった)それでは、私は私のペースでサシャに接してこよう、また後で、アルミン」
アルミン「うん」
-
- 173 : 2016/09/24(土) 22:25:15 :
- エレン「アルミン、ミカサとなに話してたんだ?」
アルミン「ん?ああいやミカサは成長したねって」
エレン「?身長の話、じゃあないよな?」
アルミン「そうだね、精神的な話で、かな?…ミカサもお年頃っていうのになったなぁ」ふふっ
エレン「⁇」
-
- 174 : 2016/09/24(土) 22:35:11 :
- ミカサ「…そういえばサシャ」
サシャ「はい?なんでしょう⁇」
ミカサ「少し前、あなたが夜な夜な寮を出て自分を殴っているのを、見たのだけれど…」
サシャ「え⁉︎み、見てたんですか?」
ミカサ「多分、クリスタやユミルも気づいてたと、思う」
サシャ「…まじかや、まぁその、これはですねぇほら、ミカサに友達ではなく仲間と言われたじゃないですか?」
ミカサ「ええ」
サシャ「私ついミカサがつけた名前で名乗ってたので、ミカサが仲間と言ったことで契約に不手際が生じてしまったわけです」
ミカサ「それで?」
サシャ「私達人ならざる者にとって契約に少しでもそういったのが発生してしまうと…私の場合だと、凶暴化の危険がありまして…」
ミカサ「!」
サシャ「皆さんに危害を加えないようにと自分に喝を入れてたって感じ、です、かね…」
ミカサ「本当に、サシャには悪いことを…」
サシャ「だから!気にしないでください、ね?結果的にミカサは私を友達認定してくれたわけですし」
ミカサ「そう?ならよかっ…‼︎」
-
- 175 : 2016/09/24(土) 22:40:23 :
- サシャ「?ミカサ、どうしました⁇」
ミカサ「(私は、今になって気づいてしまった、サシャとの契約で、私達に求められる関係性は…友達)」
サシャ「ミカサ?おーい⁇」
ミカサ「(つまり…私はこのままサシャと恋仲になるのは、どうやっても…不可能で、あるということ?)」
サシャ「すぅっ…ミカサー!」
ミカサ「⁉︎な、なに?」
サシャ「いやいや、なにじゃないですよ?急にボーッとしたからどうしたのかと…」
ミカサ「…いえ、ただその…!(そうだ)」
-
- 176 : 2016/09/24(土) 22:47:40 :
- ミカサ「サシャ、何度も繰り返し、申し訳ないのだけれど、聞きたいことがある」
サシャ「?なんです?」
ミカサ「友達で契約は固定なの?親友とかそういう関係にはなれないの?」
サシャ「⁇おかしな質問しますね?友達で十分な気が…」
ミカサ「大事な、ことなの…!」
サシャ「はぁ、まぁ契約の上書き?みたいなのは出来なくはないと、思いますよ?実際村にもそれで仕事仲間の契約から、夫婦の契約に上書きして結婚した者もいますし?」
ミカサ「!…よし」
サシャ「?何がよしなんです?」
ミカサ「なんでもない、早くお風呂に入って身体を温めた方がいい、髪がまだ濡れたままなのだから」
-
- 177 : 2016/09/24(土) 22:52:46 :
- サシャ「あ、そうでした!…っくしゅん、思い出したら寒くなって来ました、行きましょうミカサ!」
ミカサ「ええ」
入浴後ー食堂
ミカサ「サシャ、今日は一緒に食べよう」
サシャ「ええ、構いませんよ、それではクリスタ、ユミル、また後で!」
クリスタ「うん!」
ユミル「おう」
-
- 178 : 2016/09/24(土) 22:58:13 :
- ミカサ「サシャ、訓練お疲れ様」モグモグ
サシャ「ミカサこそ、お疲れ様です!」モグモグ
エレン「でもよ、ちょっとだけもったいなかったよな?川に落ちなきゃお前らがきっとトップだったろうし」
アルミン「まぁそうだね、でもミカサやサシャなりには満足してるんじゃない?」
ミカサ「アルミンの言う通りに私は今回の訓練でサシャとも仲良くなった、とても満足」
サシャ「えへへ、私もです!」
ミカサ「サシャの良いところもたくさん見ることができた」
サシャ「ありがとうございます、ミカサも良いところたくさんありますよ?」
ミカサ「ありがとう」
-
- 179 : 2016/09/24(土) 23:02:57 :
- アルミン「(なるほど、確かに仲良くなったなぁ、でもサシャはきっと少し鈍感だろうから…がんばれ、ミカサ!)」
エレン「でも、お前がサシャと仲良くなったのは嬉しいけど、なんか意外だ」
ミカサ「そう?」
エレン「お前なんか騒がしいタイプ苦手そうだからよ」
ミカサ「?サシャは騒がしいのではなく元気」
エレン「そう、か?うんまぁ、それならいい、のか?」
アルミン「(エレン、丸め込まれやす過ぎるよ)」
-
- 181 : 2016/09/24(土) 23:13:34 :
- サシャ「確かに、ミカサはクールビューティーな感じですからねぇ」
ミカサ「!//」
アルミン「(おっと?)」
サシャ「いつも冷静で、カッコいいと言いますか、キリッとしてる顔が凛々しいと言いますか」
ミカサ「あう…///」
アルミン「(な、なるほど、サシャはかなり褒め上手のようだ褒め慣れてないミカサからすればかなりのものかもしれない)」
サシャ「ああでも、少し自分に関して無頓着なとこがあるともうしましょうか」
ミカサ「そう?」
サシャ「自分なら平気とか思って無理するとこがありますし、見てて大丈夫かなぁと思う時あるんですよね」
ミカサ「…」シュン…
アルミン「(ええ!なに言っちゃってるのサシャ⁉︎)そ、そうかなぁミカサが大丈夫って言えば本当に大丈夫な気がするけど…?」
-
- 182 : 2016/09/24(土) 23:18:53 :
- サシャ「それですよ」
アルミン「え?」
ミカサ「?」
サシャ「ミカサなら…って皆して思っているからミカサも大丈夫と勝手に思い込んでしまうんです」
アルミン「!」
エレン「(へぇ、ミカサをちゃんと見てるんだな)」
サシャ「心の余裕は大事かもしれませんよ?自分はどうやったってと思うよりずっと、でも余裕は油断になりかねません」
-
- 183 : 2016/09/24(土) 23:23:24 :
- サシャ「ミカサはとても優れた人です、しかしそれ以上に…」
ミカサ「そ、それ以上に?」
サシャ「…一人の女の子です、ただ家族を守りたい、それだけの」
ミカサ「〜ッ///」
アルミン「(ミカサがノックダウン寸前だ!こ、これがサシャ?気づかなかった、これはとんだ口説き名人だ…!)」
-
- 184 : 2016/09/24(土) 23:31:09 :
- 別のテーブル1
クリスタ「見て!ミカサが顔真っ赤にしてる!」
ユミル「あの芋女、なかなかやるじゃんw」
別のテーブル2
ジャン「あ、あの芋女ぁ!」
マルコ「お、落ち着いてジャン!(サシャが男だったらモテたろうな、きっと)」
別のテーブル3
アニ「…」
ミーナ「サシャとミカサ仲良いね?…付き合ってたりして?」
アニ「⁉︎女の子同士で?」
ミーナ「?愛に性別と年齢は関係ないよ?」
アニ「それはそうかもだけど(サシャとミカサが?…想像出来ない)」
別のテーブル4
ライナー「サシャはああ見えて周りをよく見てる、今回の訓練でもそう思ったが…」
ベルトルト「うん、やっぱりよく見てるね(ミカサシャ…うん、やっぱりいいものだ)」
-
- 185 : 2016/09/24(土) 23:35:20 :
- サシャ「ミカサ?どうしました〜?顔真っ赤ですよ?…はっ!まさか風邪を引いたのは私ではなくミカサ?…ちょっとだけ失礼します!」
ミカサ「⁉︎//」
アルミン「(出たー![熱があるかおでこくっつけて確認]‼︎)」
サシャ「?ない、ですかね?」
ミカサ「そ、そう!私は元気、ので、だ大丈夫!///」
サシャ「ならいいですが」
-
- 186 : 2016/09/24(土) 23:41:06 :
- アルミン「(今までサシャはただの常識外れの天然くらいに思ってたけど今この場ではそれがただの鈍感な女誑しと化している!これはミカサが堕ちるのも少し、いやかなり納得だ)」
サシャ「あ、そうだミカサ、ちょっとお願いがあるんですが」
ミカサ「え、ええなに?」
サシャ「あの〜、そのパン少し分けてもらっても?」
ミカサ「…」
アルミン「…(そ、そうだ、よくよく考えればサシャが今までモテなかった理由としてはこの食い意地だ…さすがにこの食い意地についていけるか?ミカサ)」
-
- 187 : 2016/09/24(土) 23:43:50 :
- ミカサ「…構わない」
アルミン「(分ける、かいつもなら断るのに、流石だよミカサ)」
サシャ「わぁ!ありがとうございます!代わりにですね〜」
アルミン「?」
ミカサ「?」
サシャ「私、今回のスープにほんの少しだけお肉入ってたんです!それをミカサにあげましょう!」
-
- 188 : 2016/09/24(土) 23:45:11 :
食堂にいる全員「……⁈⁇⁉︎(サ、サシャが食べ物を譲る、だと⁉︎)」
-
- 189 : 2016/09/24(土) 23:52:58 :
- ミカサ「え?い、いい、の?」
サシャ「?ええ、構いませんが?むしろ量的には私の方が得してますし?」
アルミン「(そうじゃない!サシャが、あのサシャが食べ物を交換とはいえ譲る…これがどれほどのことか!)」
サシャ「!…もしかしてミカサ、私が食べ物を少しでも人にあげるのがそんなに珍しいですか?」
ミカサ「ええ、とても(というより食堂の全員が思っただろう)」
サシャ「もう、失礼ですねそりゃあ私はよく人の食べちゃいますけどね…」ミカサの耳に顔を近づける
ミカサ「?」
サシャ「ミカサには、主様には…特別やで?」ヒソヒソ
ミカサ「ふあ‼︎///」
-
- 190 : 2016/09/24(土) 23:56:49 :
- アルミン「⁉︎(ミカサが聞いたことない声出した!い、一体なにを言ったんだ⁉︎)」
ミカサ「う、あ、ありがとう//で、ではその、ありがたく…(主様とか…〜ッ!//)」
サシャ「はい!こちらこそパンありがとうございます!」
エレン「…お前らってさあれなの?付き合ってんの?」
アルミンミカサ「⁉︎」
-
- 191 : 2016/09/25(日) 00:02:49 :
- アルミン「(エレェェェェン⁉︎なんで君はこんな時に限って無駄に鋭くてそれをど直球に聞くんだい⁉︎)」
ミカサ「エレン!サ、サシャとは別にそういった関係では…」
サシャ「ほうれふよ、ヘレン、わらひろミファファはふひはっへふわへへはふぁりまへん」訳:そうですよ、エレン、私とミカサは付き合ってる訳ではありません
ミカサ「…サシャ、食べてから喋って」
サシャ「…」モグモグ
-
- 192 : 2016/09/25(日) 00:07:11 :
- エレン「まぁいいけどよ、なんつーか?仲良いことは良いことだし、これからも仲良くな?」
ミカサ「ええ」
サシャ「はーい」
アルミン「(なんだろ?父親と娘とその初めての友達みたいな感じがする)」
-
- 193 : 2016/09/25(日) 00:19:51 :
- 夕食後ー女子寮近く
ミカサ「(さっきは皆の前であんなこと言われて恥ずかしかった、けど、まぁうん、嬉しくはあったかもしれない)」
サシャ「ミーカサ♪」
ミカサ「サシャ、どうしたの?」
サシャ「いやいや、特に大した用やない」
ミカサ「?何?(あ、言葉…周りに人がいないからか)」
サシャ「ほら、あの黒いの…私ん村じゃ影とかゆうてたんやから影でええか?」
ミカサ「…ええ」
サシャ「あれは私が追い払うんは簡単やけど、もしミカサが一人ん時出たら大変やから…あん時の硝子玉今持っとる?」
ミカサ「?コレ、でいいだろうか⁇」
サシャ「おお、それそれ」
-
- 194 : 2016/09/25(日) 00:26:03 :
- サシャ「ちょい貸してな…」
ミカサ「?何をするの?」
サシャ「おまじないや、影が寄り付きにくくなる」
ミカサ「そんな事出来るの?」
サシャ「影が寄り付きにくくなるゆうより、気持ちが落ち着くおまじないやな、弱気にならなきゃあの影は近寄らんから…」
ミカサ「(そういうとサシャは硝子玉を両手で包んだ、そして聞き取れない言葉を唱え始める、すると…)…!風が…」
-
- 195 : 2016/09/25(日) 00:37:23 :
- ミカサ「(柔らかい風が私を通り抜け、サシャの手に集まる、風に色などあるわけないが、そうなっているのが不思議とわかった)」
「(やがて風がおさまるとサシャがおもむろに手を開いた、透明だった硝子玉は、どこかオレンジがかった色になっていた)」
サシャ「ふぅっ、はい出来上がりや!」
ミカサ「(そういってサシャは硝子玉を私に返した)…暖かい?」
「(サシャが先程まで握っていたからという理由ではない、その硝子玉を持っていると、心が暖かくなる)」
サシャ「気持ちが落ち着くおまじないやからな、どうや効きそうか?」
ミカサ「…ええ、とても」ニコッ
サシャ「…なら良かったわ!(神隠ししてしまいたいわぁ、やらんけど)」
-
- 196 : 2016/09/25(日) 00:41:59 :
- ミカサ「なんだか、よく眠れそう」
サシャ「そかそか、ならもう寝よか?」
ミカサ「うん、あのサシャ…」
サシャ「?」
ミカサ「その、人がいないところまででいい、あの時のように、手を繋いでもいい、だろうか?」
サシャ「…ええよ」ニコッ
ミカサ「なんだか、山での訓練でも思ったけれど」
サシャ「何をや?」
ミカサ「あなたの手は懐かしくて、温かい」
-
- 197 : 2016/09/25(日) 00:48:11 :
- ミカサ「(その後、私達は人に見つかるギリギリまで手を繋いで帰ったそのときの手の温かさや、部屋に戻っておやすみと言ってくれるサシャの顔が、とても心地いい)」
「(サシャ、好き)」
「(今は言えそうにない、けれどこの世界は残酷だから、伝えられなくなる前に…絶対、言うから)…おやすみサシャ、いい夢を」
「(誰にも聞こえない声でそう呟いた)」
-
- 198 : 2016/09/25(日) 00:50:12 :
- 寝ます!今日中に完結できるか不安になってきましたが、何日かかろうが完結は絶対するので!頑張ります( ´ ▽ ` )ノ
-
- 199 : 2016/09/25(日) 09:42:24 :
- サシャスキーさん❗ファイトです!期待しております!("`д´)ゞ
-
- 200 : 2016/09/25(日) 09:55:23 :
- 心の充電器さんいつもコメント本当にありがとうございます‼︎
-
- 201 : 2016/09/25(日) 09:57:15 :
- 期待してますよ〜ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
-
- 202 : 2016/09/25(日) 10:00:24 :
- 惚夏@優勝セール中さんコメントありがとうございます!私に出来るの精一杯のミカサシャをお届けできればと思います!
-
- 203 : 2016/09/25(日) 10:50:48 :
- 数日後、朝食時ー食堂
サシャ「今日は立体起動と対人格闘の訓練がありますね」
ミカサ「ええ、サシャはどっちが得意?」
サシャ「そうですね、体を動かすのが好きですし、どっちもどっちな感じですが…強いて言うのなら立体起動が得意な気がします、ただ好きなのは対人格闘でしょうか」
ミカサ「そう(飛ぶのがあまり好きではないと言っていたから、そういうことだろうか?)」
サシャ「ミカサはどちらも得意ですからねぇ」
ミカサ「それほどでもない、ならサシャ対人格闘の時間は私と組んでもらっても、いいだろうか?」
サシャ「いいですよ!」
-
- 204 : 2016/09/25(日) 10:54:34 :
- アルミン「あれからもう大分仲良しになったよね、ミカサとサシャ」
エレン「ああ、俺にあまり構わなくなったな…いいことだ」
アルミン「もしかして、寂しかったりする?」
エレン「…バカ言え家族の成長は喜ぶもんで寂しがるもんじゃねぇよ」
アルミン「エレン、お父さんみたい」クスッ
エレン「ふっ…だなぁ」
-
- 205 : 2016/09/25(日) 11:05:03 :
- そして訓練時間(立体起動)
ミカサ「(あれから、サシャとよく話すようになった、食事をとる時も一緒、もちろんエレンとアルミンも一緒に食べているが、話すのはサシャの方が多い)」
「(最近知ったけれど、サシャはいつも食べ物関係の印象が強過ぎて気付いている人は少ないが周りをよく気遣う)」
「(観察眼、というのだろう誰かの体調不良、怪我、もしくは怪我をしそうな時はすぐに気付き相手には気付かれないようフォローする)」
「(食事中でも、例えば誰かの水がなくなってたら注いでくれるし、この前なんか、ユミルが立体起動の調子が悪いと言ってた夜、わざわざ女子寮を抜け出し、コッソリ、ユミルの立体起動装置をメンテナンスした)」
-
- 206 : 2016/09/25(日) 11:11:20 :
- ミカサ「(キース教官にも気付かれてないのが勿体無い気もするし、そんなサシャを知っている数少ない一人というのが嬉しい気もする)」
ジャン「あ⁉︎芋女共、また俺の後ろついて来てやがったのか‼︎」
コニー「なにぃ⁉︎おいサシャやめろ‼︎俺の取り分が減るだろうが⁈」
ジャン「テメェにも言ってんだよ‼︎」
サシャ「ふふ〜♪ですから、言ってるでしょう?獲物を奪うのに作法が必要ですか?と」
-
- 207 : 2016/09/25(日) 11:18:18 :
- ミカサ「(こんな風に、まるでふざけてるように見えるけれど、立体起動で小回りが良く利くコニーとおそらく、私と同じかそれ以上に立体起動への理解が深いジャンに追いついて、更には先に巨人の人形のうなじを削いでいる)」
「(これは、本当にすごいと思う、サシャはきっと素行を隠れ蓑にしているだけでかなりの実力者なのだと私は思う)」
「(ので、いつもコニーとの悪ふざけで見れていないサシャの本気の対人格闘が見たくなった)…あなたのすべてを、知りたいから」ボソッ
-
- 208 : 2016/09/25(日) 11:24:08 :
- そして訓練時間(対人格闘)
サシャ「さて、ミカサお手柔らかにお願いいたしますね!」
ミカサ「…それなのだけど、今日は本気の本気で来てみて欲しい」
サシャ「?…と言うと?」
ミカサ「あなたはこの時間は大体コニーとしている、しかも、真面目にとはとても言えない」
サシャ「は、はあ」
ミカサ「あなたは、私が見る限りとても強い、凄く強い、ので、本気をみたい」
サシャ「…ほぉ、なるほど確かに私はこの時間はコニーとよく遊んでます…しかし、私の本気はあまり人に向けるものやないで?」
ミカサ「!」ゾクッ
「なら死なない程度に頼む」
サシャ「…御意」
-
- 209 : 2016/09/25(日) 11:28:33 :
- ジャン「ん?なんだ⁇今日はミカサ、芋女と組むのか?」
マルコ「意外っちゃ意外だけど、最近二人仲良いからね」
ライナー「しかし、大丈夫なのか?あのミカサだぞ?手加減するだろうか?」
ベルトルト「!待ってなんか雰囲気が変だ」
エレン「?待てアニ、あの二人…ミカサとサシャの対人格闘を見てもいいか?」
アニ「ああ、私もそう言うところだった」
-
- 210 : 2016/09/25(日) 11:35:41 :
- アニ「あのミカサとサシャっていうのが珍しいのもあるけれど、今回のサシャの目…かなり本気って感じだ」
なんだなんだ?
ミカサとサシャが組んでんだとよ
ミカサの圧勝だろ?
サシャ「おやおや?随分と注目されてますねぇ」
ミカサ「ええ、では私が先に暴漢役をしよう」
サシャ「ふむ、了解です…」構える
ミカサ「?(あまり見たことない構えだ…まあいい)…フンッ」
-
- 211 : 2016/09/25(日) 11:40:16 :
- サシャ「…」スッ
ミカサ「!…ッ」ナイフを振る
サシャ「…」サッ
ジャン「!お、おいあの芋女、ミカサの攻撃避けてやがる…!」
コニー「まじかよ⁉︎」
アニ「…」
エレン「アニ、なんか分かるか?」
アニ「いや、まだサシャが避けるのが得意だっていうのが分かるだけ…ただ見たことない構えなもんだから、そこが少し気がかりかな?」
-
- 212 : 2016/09/25(日) 11:45:26 :
- サシャ「…」ザザッ
ミカサ「…サシャ、さっきから黙って避けてばかり、これでは訓練にならない」
サシャ「?避けるのも立派な戦い方でしょう?」
ミカサ「サシャ、真面目にやって」
サシャ「…はいはい、わかりましたよ」
-
- 213 : 2016/09/25(日) 11:57:10 :
- サシャ「ただし知りませんから、ね?」
ミカサ「…構わない」
サシャ「では…ふっ」
ミカサ「⁉︎(距離を詰めるのが速い!)くっ」ナイフを振る
サシャ「甘いです」手をミカサの腹部につける
ミカサ「‼︎(マズイ!)」距離をとろうとする
サシャ「発勁」ボソッ
ドンッ!
ミカサ「⁉︎ぐうっ‼︎かはっ」
-
- 214 : 2016/09/25(日) 12:09:01 :
- ミカササシャ以外「⁉︎」
マルコ「い、今一体…何が?」
ライナー「サシャが、掌ミカサの腹につけたと思ったらミカサが…吹っ飛びかけた」
ベルトルト「そのミカサは今膝をついてる…」
コニー「な、なあ今サシャがミカサに何したのか分かんねぇのは俺が馬鹿だからじゃ…」
アルミン「なさそうだよ、コニー」
ミカサ「っ!…はぁっ、はぁっ(一瞬、意識が飛ぶかと思った…!)」
サシャ「すみません、その…大丈夫ですか?」
ミカサ「え、ええ…ゴホッ」
サシャ「でも、さすがミカサですね、私のこの技、使った人大体意識が飛んじゃうので…」
ミカサ「そう、とりあえず、あなたの本気が見れて良かった(…嘘、サシャは途中で言った、甘いです、と…敬語を崩さないくらいの余裕があった証拠だ)」
-
- 215 : 2016/09/25(日) 12:24:24 :
- エレン「お、おいサシャ…お前」
サシャ「あ!エ、エレンすみません!えっとミカサを、その…」
エレン「いや、そうじゃない、お前のさっきの技なんだよ?」
サシャ「え?は、発勁の事ですか?」
エレン「発勁⁇」
-
- 216 : 2016/09/25(日) 12:31:04 :
- サシャ「えっと…私も昔本を読んで、ただがむしゃらに練習してただけなんでよく分かんないんですけどね、東洋に伝わる武術の一つでして」
エレン「そうなのか!今度、出来れば教えて欲しいんだが」
サシャ「はぁ、ってそれよりもミカサ!ほんとに大丈夫ですか?」
ミカサ「ええ…正直に言うと、一瞬、内臓が潰れたかと…」
ライナー「あのミカサの腹筋すら…突き抜けたっていうことか」
ベルトルト「…ヤバイ、想像するだけでお腹痛くなってきた」
-
- 217 : 2016/09/25(日) 12:55:11 :
- ユミル「あー…ほら、私らも見てたいのは山々だが、見せもんじゃねぇ!解散解散!」
あのミカサが…
サシャって強かったのか?
サシャ「あーあ、あまり目立ちたくないんですがねぇ…」
ミカサ「?入団式で既にあなたは目立ってた」
サシャ「思い出させないでくださいよぉ、あんまり、こっちの常識知らなかったんですから」
ミカサ「!…そう」
エレン「なあー!なあー!いつ教えてくれるんだよ⁇」
アルミン「エレン…(それにしても、サシャの評価は今回で大分変わるかもしれないな)」
-
- 218 : 2016/09/25(日) 13:03:55 :
- 夕食後ー女子寮近く
サシャ「あれから、アニをはじめ、クリスタ、ユミル、ミーナ、ハンナまで聞いてきたんよ、今まで手を抜いてたのかって」
ミカサ「それで、なんと答えたの?」
サシャ「別に、なんてことない、ただ偶々、ミカサ相手に昔見た本の動きが出来ただけや…って」
ミカサ「そう、勿体無い」
サシャ「ミカサを守ったりするなら目立ちたくないんよ、私は」
ミカサ「そう(過保護な気が…エレンは私に対してこんな感じの事を思ってたのだろうか)」
-
- 219 : 2016/09/25(日) 14:29:09 :
- ミカサ「サシャって実は、日頃の素行を隠れ蓑にして本気を出さないようにしてるのかと、思って」
サシャ「…まぁそうやな、ただ上位に食い込めるような結果は残してきとるから」
ミカサ「それはなぜか聞いても?」
サシャ「まぁミカサは、エレンについていくやろうし、調査兵団やろうけど一応、ミカサがどこに向かうことになっても一緒にいられるように、な」
ミカサ「…ありがとう//」
-
- 220 : 2016/09/25(日) 14:35:01 :
- ミカサ「…そういえば」
サシャ「なんや?」
ミカサ「サシャが立体起動より対人格闘が好きなのは、前に言ってた飛ぶのが好きではないという事と、関係あるだろうか?」
サシャ「鋭いなぁ、そうやな、そういう理由と捉えてもろうてかまわんよ」
ミカサ「あなたの翼は綺麗、ので、勿体無いと、思う」
サシャ「そう?ありがとうな!」
ミカサ「…やっぱり、照れない」
サシャ「ふふふ、さ、もう戻ろうや」
ミカサ「ええ(いつか照れた顔も見てみたい)」
-
- 221 : 2016/09/25(日) 15:31:02 :
- ミカサ「そうだ、サシャ」
サシャ「なんや?」
ミカサ「もし、今度のテストで一位になれたら、お願いを聞いて欲しいのだけど…」
サシャ「?ええけど、命令してもええんよ⁇」
ミカサ「頑張って、得た方がいい」
サシャ「…ふーん?無理はせんように、まぁ頑張りや?」
ミカサ「///(そう言ってサシャが私の頭を撫でた、うん、やはり私にとって、この手の温かさは心地いい)」
-
- 222 : 2016/09/25(日) 15:35:54 :
- サシャ「まぁミカサの事やから、大丈夫やと思うけど…うーん」
ミカサ「(ただ、この子供扱いはどうにかならないだろうか?)」
-
- 223 : 2016/09/25(日) 18:47:29 :
- それからまたまた数日後ー女子寮近く
ミカサ「一位…(テストの結果が出された、私は一位だった…つまり、)お願い、聞いてくれる?」
サシャ「そりゃもちろんやけど、どんなお願いなん?」
ミカサ「大丈夫、とても、とても簡単なお願い…まず、ここだと誰かに見つかるかもしれない、ので、移動しよう」
サシャ「分かった」
とある倉庫内
ミカサ「ここならいい、教官の巡回ルートからも外れて、本当に、誰も来ない」
サシャ「そんで?」
ミカサ「…サシャ、誤解して欲しくはないからまずいろいろ聞いておきたい…サシャの翼は肩甲骨辺りから出てくる、違わない?」
サシャ「ああ、そうやけど?」
ミカサ「サシャは今、その下着は?」
サシャ「は?い、いやあと寝るだけやし、後ミカサに頼まれて背中が開いてる服着とるし?」
ミカサ「そう、良かった(サシャの言う通り、今彼女は前に見せてくれたディアンドルを着ている為、肩甲骨は見えている…よし)」
サシャ「…で、えっと?」
ミカサ「サシャ、今翼を出せるだろうか?」
-
- 224 : 2016/09/25(日) 18:54:29 :
- サシャ「………へ?」
ミカサ「今回のお願いとはそれ、サシャの、翼の羽を、触りたい」
サシャ「ええ⁉︎」
ミカサ「(ずっと、思っていた、興味があった、あの綺麗な翼の触感を)さあ」
サシャ「いやなんやけど⁉︎」
ミカサ「何故?今回私は凄く頑張って一位になった、サシャも頑張れと言った」
サシャ「うぐっ」
ミカサ「今回のそのお願いを聞いてもらう為だけに、私は様々な努力をし、こうしてサシャにお願いできる特権を得た」
サシャ「ぐぐぐ…」
ミカサ「でも、嫌なら…しょうがない」シュン…
サシャ「〜ッ!ああもう!分かった!ええからっ触ってええから‼︎」
-
- 225 : 2016/09/25(日) 19:12:58 :
- ミカサ「!」パァッ
サシャ「(まぁうん、この顔見れるなら…ええよな)ただし!」
ミカサ「?」
サシャ「翼の根本、そこは触ったらあかん!ええな?」
ミカサ「⁇ええ、分かった」
サシャ「よし、なら…よっ…と」
-
- 226 : 2016/09/25(日) 19:17:13 :
- ミカサ「(サシャの肩甲骨辺りから黒い翼が生えてくる、サシャの今の服装からか、今のサシャは天狗というより…天使みたい)やっぱり、綺麗」
サシャ「ありがとな、ほら触るならはよせんと」
ミカサ「う、うん」
サシャ「ははっなに緊張しとるん?」
ミカサ「別に…それでは遠慮なく」
モフッ
-
- 227 : 2016/09/25(日) 19:20:54 :
- ミカサ「‼︎‼︎‼︎(こ、これは…!)」モフモフ
サシャ「?どないした?」
ミカサ「(貴族が使うような高級な羽毛でもこのような感触はない!…マズイ、病み付きになる)」モフモフモフモフ
サシャ「ミ、ミカサァ?」
ミカサ「」モフモフモフモフ
サシャ「…ま、ええか」
ミカサ「」モフモフモフモフ
-
- 228 : 2016/09/25(日) 19:34:30 :
- サシャ「…」ムズッ
ミカサ「〜♪」モフモフ
サシャ「…ん」ムズムズ
ミカサ「〜♪」モフモフッモフ
サシャ「ッ!〜ッ!」ムズムズムズッ
「ミ、ミカサ!いったんストップ‼︎」
ミカサ「?何故?」モフモフ
サシャ「さ、さっきから痒い!めっちゃムズムズすんのやけど…」
ミカサ「?ここ?」指でカリカリ
サシャ「!ちょっ…」
ミカサ「⁇」場所を変えてカリカリ
サシャ「ふぁ!//」
-
- 229 : 2016/09/25(日) 20:26:22 :
- ミカサ「!サシャ、今」
サシャ「あっ……〜〜〜ッ⁉︎‼︎///」
ミカサ「(初めて、照れた顔を見た…その時ふと、私の中で小さな、しかしはっきりとしたイタズラ心が、芽生えた)ごめんなさい、ここではなかったようだ」
サシャ「あ、いや別n」
ミカサ「…ここ?」根本近くをカリカリ
サシャ「うあ⁉︎///」ビクッ
「ミ、ミカサ‼︎そこは触るなゆうたやんか‼︎///」
ミカサ「?ここは先程サシャが言った根本ではない、根本の、近く」
サシャ「んなぁ⁉︎//」
-
- 230 : 2016/09/25(日) 20:31:48 :
- ミカサ「サシャ、私は今凄く嬉しい」
サシャ「ミ、ミカサ?」
ミカサ「今までどうやってもサシャの照れた顔を見る事は叶わなかった」
サシャ「な、なんか凄くいい笑顔やけど…⁉︎」
ミカサ「私は今まで見れなかった分のサシャの照れ顔がみたい、ので」
「覚悟はいい?」
ひぃぃいやぁぁああ…
女子寮
ユミル「今なんか聞こえなかったか?」
クリスタ「?気のせいじゃない?」
ユミル「そうか(なんか、絹を裂くような声がしたような?…ま、いいか)」
-
- 231 : 2016/09/25(日) 20:39:24 :
- 倉庫内
ミカサ「ふぅ」満足気な顔
サシャ「ぜぇっ、ぜぇっ…うぅ//もう嫁に行かれへん…」
ミカサ「(別にただただ、根本近くをカリカリしただけなのに…)」
サシャ「やからやめて言うたんよぉ、ミカサのアホォ…」
ミカサ「えっと、ご、ごめんなさい?」
サシャ「もうええよ…もう満足したやろ?」
ミカサ「ええ、凄く」
サシャ「なら、ええようん…うん」
ミカサ「(なんか、罪悪感が…)明日のパン少し分けてあげるから」オロオロ
サシャ「…」
ミカサ「(これでもダメ?ならえっと)わ、私が出来そうな事なら、何でもするから」オロオロ
-
- 232 : 2016/09/25(日) 21:19:56 :
サシャ「」ピクッ
-
- 233 : 2016/09/25(日) 22:20:16 :
- サシャ「今、何でもする言ったと?」
ミカサ「え?ええ(何か、嫌な予感が…)」
サシャ「そーか、そーか!ならよかと、ならなぁミカサ」
ミカサ「な、何?」
サシャ「…死にはせん、ほんの少しミカサの血、もろうてええか?」
ミカサ「…血?」
サシャ「そうや、私は天狗で力があるからか知らんけど、燃費悪うてな、すぐ腹が減る」
ミカサ「だからあんなによく食べるの?」
サシャ「うん、けどなぁ簡単に栄養を摂取できる方法があるんよ…」
ミカサ「それが血?」
-
- 234 : 2016/09/25(日) 22:24:23 :
- サシャ「理解早くて助かるわ、まぁ、と言っても、さっきも言うだけど、死にはせんよ?寝て起きたら治る程度の貧血やから」
ミカサ「…あなた達はお腹がすけば人を食うの?」
サシャ「へ?ないない!私と契約してるんはミカサだけやに」
ミカサ「私以外から血をもらっても何にもならないという事?」
サシャ「そうそう」
-
- 235 : 2016/09/25(日) 22:30:27 :
- ミカサ「…血を摂取すればサシャはどれくらい元気になるの?」
サシャ「うーん、実際に血ぃもらうんは初めてやからよう分からんただ、教官に死ぬまで走れと言われたら…二、三日終わらんと思うわ」
ミカサ「そんなに?」
サシャ「そんなに、や、んでくれるん?くれないん?嫌ならええんやけどね、痛いかもしれんし」
ミカサ「…いや、構わない肩辺りでいいだろうか?」シャツを肩まで脱ぐ
サシャ「かまへんよ、んじゃ…」
「いただきます」
-
- 236 : 2016/09/25(日) 22:38:26 :
- ミカサ「ッ!(そう言って、サシャは私の肩辺りに歯を立てる、ほんの少しの痛み、そして身体の中から血を失う脱力感がゆっくり、と私を襲う)」
サシャ「ひはひか?ふぃはは」訳:痛いか?ミカサ
ミカサ「!く、口つけたまま喋らないで」
サシャ「〜♪ふぁっひほひはへひやはら」訳:さっきの仕返しやから
ミカサ「ふぁ!//(絶対楽しんでる…!)」
サシャ「(にしても、思ってたより鉄臭さを感じないというか…あかんな、凄く美味しいかもしれん…けどミカサが倒れないよう、我慢我慢)」
-
- 237 : 2016/09/25(日) 22:42:33 :
- 五分後
サシャ「ぷはー、ごちそうさん」
ミカサ「お、お粗末様?」
サシャ「ふふっ何やそれ?」
ミカサ「サシャだって」ふふふ
サシャ「さて、帰ろか」
ミカサ「ええ(こうして時たまサシャと夜にこっそり会うのはとても楽しい、消灯時間にはまだ間に合うけれど、何だか悪い事してるみたい)」
サシャ「どしたミカサ?にやけとるで?」
ミカサ「!」バッと口元を隠す
-
- 238 : 2016/09/25(日) 22:50:31 :
- サシャ「冗談やったのやけど…そうするって事はなんか考えとったな?」
ミカサ「…むぅ、サシャ、そうやって騙すのは良くない」
サシャ「あはは、ごめんて!」
ミカサ「…サシャは空が嫌いなの?」
サシャ「…嫌いとはちゃうよ…ミカサ、[井の中の蛙大海を知らず]って言葉知っとる?」
ミカサ「?かわず?たいかい?」
サシャ「かわずっちゅうんは蛙のことやたいかいは海、外の世界にあるらしいで?」
ミカサ「海、そういえばアルミンがそんな事言っていたとても大きい、塩混じりの湖のようなものだと」
サシャ「そうや、すんごく大きいらしいわ、でな、井戸の中の蛙はその世界が全てと思うて海の広さを知らないって言葉なんよ」
-
- 239 : 2016/09/25(日) 22:56:57 :
- サシャ「それが転じて、世界を、世の中を知らないって意味で使うらしいわ」
ミカサ「エレンが聞いたら黙ってなさそうな言葉」
サシャ「ははっそうやなぁ…まぁそれなんよ理由らしい理由は」
ミカサ「?」
サシャ「私ら天狗は空を飛べる力が殆どなくなってしもうたから、小さい頃私はどうしても限界まで高く飛んで、皆に景色を伝えたかったんよ」
ミカサ「サシャは優しい」
サシャ「ありがとな、でも人に見つかれば撃ち落される可能性も勿論あったから…私は内緒で飛んだんよ」
-
- 240 : 2016/09/25(日) 23:05:27 :
- ミカサ「それで、どうだったの?」
サシャ「最初はどんどん遠くなる地上が恋しくなって何度か止めよう思うたよ、でも我慢して飛んで、ついに自分の限界の高さについた」
ミカサ「景色は、どうだったの?」
サシャ「美しかっとぉ…!、世の中にこんな景色あるんや思うた!…でもな?」
ミカサ「?」
サシャ「美しい思うたところは…壁の外やった、壁の中は私の視界に入らない程…小さかったんよ」
ミカサ「…」
サシャ「なんて言うんやろな?井戸から出た蛙は綺麗な景色に驚いたんやろね、でも今まで自分がいた場所は…本当に小さくて、今までの自分を否定されたみたいで」
ミカサ「サシャ…」
サシャ「それ以来、空飛んでも前みたいな高揚感は嘘みたいになくなったと」
-
- 241 : 2016/09/25(日) 23:12:31 :
- サシャ「やから、私はあまり飛びとうない…でも」
ミカサ「?でも⁇」
サシャ「あの景色を飛べる私しか見れないのはいややなぁって思うたんよ」
ミカサ「!」
サシャ「せやから、私は訓練兵を志願した…いつか、あの景色を他の人が当たり前に見れるようなれば、あの打ちのめされたような気持ちもなくなってくれると思うて」
ミカサ「サシャらしくて、いい…私も応援する」
サシャ「おお!ミカサに応援されれば百人力やな!」
ミカサ「だから、もし」
サシャ「?」
ミカサ「もし、サシャがその夢を叶えたら…」
-
- 242 : 2016/09/25(日) 23:13:29 :
- ミカサ「(今だ、今言おう)」
サシャ「私がその夢叶えたらなんや?」
-
- 243 : 2016/09/25(日) 23:14:18 :
ミカサ「私と、ずっと一緒にいて欲しい」
-
- 244 : 2016/09/25(日) 23:18:55 :
- サシャ「?…えっ?」
ミカサ「友達としてじゃない、恋人として、契約を上書きして欲しい」
サシャ「!…ミカサ」
ミカサ「女の子同士だし、変だと思う、けど私はあなたと…共にありたいと思った」
サシャ「…私は人間やない」
ミカサ「女の子同士の時点でそれも関係ない、私はサシャが好き」
-
- 245 : 2016/09/25(日) 23:22:58 :
- ミカサ「小さい時の仮面の下のあなたの優しい目をまた見たいと思った、手が温かくて、ずっと握ってたいと思った」
サシャ「…」
ミカサ「あなたの、あの笑顔を独り占めしたいと思った…あなたと、恋人になりたいと思った…どうだろうか?」
-
- 246 : 2016/09/25(日) 23:24:00 :
- ミカサ「(全て吐き出した、もう、どんな返事でも悔いはない)」
サシャ「…ダメや」
-
- 247 : 2016/09/25(日) 23:27:11 :
- ミカサ「!…そう、ごめん、なさい、迷惑d」
サシャ「契約は今ここで上書きしとこ?結構しんどいんよあれ」
ミカサ「え?」
サシャ「ここで上書きしておかんと、私の夢叶えたあとに恋人に上書き、更に夫婦に上書きは大変過ぎや」
ミカサ「え?…え?」
サシャ「ミカサ」
ミカサ「は、はい」
-
- 248 : 2016/09/25(日) 23:30:06 :
- サシャ「あのとき、初めてあった時、ほんとはミカサのこと、神隠し、誘拐して連れてこう思うてたんよ?」
ミカサ「…へ?」
サシャ「あなたの黒髪があんまりにも美しくしかったからなぁ」
ミカサ「えっと…その、つまり」
サシャ「ミカサ」
-
- 249 : 2016/09/25(日) 23:30:57 :
サシャ「私の夢叶えてからなんて言わず、今付き合おうて?」
-
- 250 : 2016/09/25(日) 23:34:13 :
- ミカサ「!///…はい」
サシャ「よっしゃ!ほな付き合った記念に今日は添い寝しようや」
ミカサ「うん///…あ、待って!」
サシャ「どしたと?」
ミカサ「まだ、サシャから好きと言ってもらってない///」
サシャ「(なにこの可愛い生き物)」キュン
-
- 251 : 2016/09/25(日) 23:35:28 :
- サシャ「あー…ミカサ」
ミカサ「///」
サシャ「…好きやに」
ミカサ「うん!//」
-
- 252 : 2016/09/25(日) 23:44:15 :
- 翌日ー女子寮
ユミル「で、どういうことなんですかねぇ…これは」
クリスタ「わぁミカサとサシャ一つベッドで寝てる」
アニ「…随分とミカサがサシャにくっついてるね」
ミーナ「しかも、ミカサにサシャが腕枕してる(やっぱり二人って…キャー///)」
朝食時ー食堂
サシャ「おはよーごさいまーす!」
ジャン「相変わらずウッセェな…は?」
マルコ「(な、なんでサシャとミカサ手を繋いでるの?)」
-
- 253 : 2016/09/25(日) 23:51:14 :
- ミカサ「ジャン、マルコ、おはよう」
ジャン「ミ、ミカサなんでサシャと手を繋いでんだ?」震え声
マルコ「サシャもできれば…理由を言って欲しいな」
ミカササシャ「⁇仲良しが手をつなぐことがなにか変なの/なんですか?」
〜〜〜〜〜〜
ミカサ(幼)「サシャっていうのどうかなぁ?私を助けてくれたあなたにぴったりだと思うの!」
サシャ(狐面)「サシャかぁ、ええな!気に入ったわ‼︎」
〜〜〜〜〜〜
ライナー「(いや、そうじゃないだろ)」
ベルトルト「(仲良しでも恋人繋ぎはまずしないよ)」
サシャ「さって…どこでしょうね?」
ミカサ「!いた、エレン、アルミンおはよう」
エレン「お、おう、おはようミカサ、サシャ」
アルミン「おはよう…」
-
- 254 : 2016/09/25(日) 23:57:42 :
- ミカササシャ「実は話が…ってあ!」
〜〜〜〜〜〜
サシャ(狐面)「それじゃミカサ、またな?」
ミカサ(幼)「うん…またね…サシャ」
〜〜〜〜〜〜
アルミン「はは息ぴったりだ(この感じ…そっか、ついにかぁ)」
エレン「なんだ?」
サシャ「えっと、ミカサとエレンって誕生日違いでいえばミカサがお姉さんですよね?」
エレン「ああ、まぁそうだな」
ミカサ「そう、エレンは義弟(おとうと)」
エレン「?今なんか違和感あったような」
ミカササシャ「気のせい/です」
-
- 255 : 2016/09/25(日) 23:59:26 :
- 〜〜〜〜〜〜
サシャ(狐面)「そういや、サシャってどういう意味なん?」
ミカサ(幼)「えっと、ね…サシャは」
〜〜〜〜〜〜
エレン「そ、そうか?」
サシャ「さて、エレンいえ、あえてこう言いましょう」
-
- 256 : 2016/09/26(月) 00:04:27 :
- サシャ「義弟さん、お姉さんを私にください」
エレン「は?」
ミカサ「///」
ジャン「ゴフッ」
マルコ「ジャァァン⁉︎」
アルミン「ふ、二人共、もう少し、分かりやすく」
サシャ「は!すみません…ではミカサ」
ミカサ「ええ」
ミカササシャ「私達、付き合うことになりました」
〜〜〜〜〜〜
サシャ・・・【人類の守り手】
〜〜〜〜〜〜
ミカサ「(もう二度、あなたを忘れない)」
サシャ「(もう二度、あなたを離さない)」
ミカササシャ「(大好き/やに)」
-
- 257 : 2016/09/26(月) 00:11:24 :
- …はい‼︎完結です‼︎
今回のサシャの名前の由来はネットでたまたま見たのでこれはもう書くしかないと思いました!原作でも、サシャが弓を使い、ミカサを助けてたシーンで「ktkr」と思ったミカサシャファンもいるのでは?
サシャが原作で助けた人をあげるとサムエル、少女、ミカサ、コニー…仲間を助け、守るべき人を助けてきたサシャは立派な「人類の守り手」だと思います
-
- 258 : 2016/09/26(月) 00:14:41 :
- サシャは今原作で少しずつ方言が出るようになってきました、彼女がこれから恋をした人にちゃんとありのままの彼女で接することが出来ればという所存です
それではここまで見てくれた皆様、本当にありがとうございました‼︎
また、サシャssを書いていきますのでよろしくお願いいたします( ´ ▽ ` )ノ
-
- 259 : 2016/09/26(月) 09:12:48 :
- サシャスキーさんが描くサシャSS超面白いです!次作にも期待してます!("`д´)ゞ
-
- 260 : 2016/09/26(月) 12:12:20 :
- 心の充電器さんありがとうございます‼︎次回も頑張ります(*^▽^*)
-
- 261 : 2016/11/23(水) 06:34:43 :
- 石比等さんお気に入り登録ありがとうございます!(・∀・)
-
- 262 : 2016/11/23(水) 11:54:38 :
- サシャがかっこよすぎますね!僕は男なのにサシャにキュンとしてしまった//
-
- 263 : 2016/11/23(水) 12:10:39 :
- >>262
名無しさんありがとうございます!
サシャは可愛くてもイケメンでもいけるおいしいキャラだと思います!
全体的にミカサシャってミカサがかっこいいのが多いですがサシャがかっこいいのもいいですよね!
私は女ですがサシャに惚れそうですww
-
- 264 : 2018/08/25(土) 18:52:36 :
- サシャミカ最高ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
-
- 265 : 2018/08/30(木) 22:56:57 :
- サシャ一番好き
ミカサシャ好き
面白かった
-
- 266 : 2018/12/02(日) 20:31:25 :
- どうすればssをかけますか
私もサシヤミカを書きたいです
教えてください誰か
-
- 267 : 2018/12/05(水) 04:28:09 :
- サシャミカの続きここで描いて良いですか?
エレン「は?は?何って…」
ミカサ「エレン、大丈夫?」
サシャ「ミカサ、エレンは頭が悪くなったのですか?」
ミカサ「そう見たい」
みたいな感じです!
-
- 268 : 2019/02/18(月) 18:03:55 :
- 最上級の神の作品!
-
- 269 : 2020/04/18(土) 20:08:24 :
- (別作品)ミーナ「良いね!良いね!BLもGLも本当最高だよ~!・・・・・さて、ミカサシャの(薄い本(~R-18指定~))執筆に戻りますか。」カリカリ
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場