『月が綺麗ですね…。』
- 東京喰種トーキョーグール
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- 1 : 2016/09/15(木) 20:14:15 :
- こんにちは、ゆーです!
今作では漫画にありがちな、
『月が綺麗ですね』というセリフを使って、
色々なキャラでストーリーを書く、
という物です。
短編です
まずは手始めに月カネを書きます
では、よろしくお願いします!
-
- 2 : 2016/09/15(木) 22:23:56 :
- 期待です!
-
- 3 : 2016/09/15(木) 22:53:39 :
- 期待してるよ_(*‘ω‘ *)⌒)_
-
- 4 : 2016/09/15(木) 23:25:25 :
- >>2
期待ありがとうございます!
>>3
期待ありがとう!
月カネで!
『月が綺麗ですね…。』
今日も僕は独り闘う。
強くならなきゃ、皆を守れない。
弱いと皆殺される。
僕が皆を守らないと……
ーーアオギリ襲撃戦から1ヶ月。
カネキは【あんていく】には帰らず、6区にあるアジトにて万丈らやヒナミと一緒に生活していた。
カネキはアオギリを通じて、
前のあの弱さを捨て、
着々と力を付けていた。
そんなある日…
月山「カネキくぅん!
さぁ、いつもの特訓をしようではないか!」
カネキの部屋に変態…もとい、月山が訪ねて来た。
カネキはわざとらしくため息をつく。
カネキ「ハァ…、月山さん…今日は来ない日でしたよね?」
そう、月山はこのアジトの正式なメンバーではないのだ。
つまり、予め予定を立てて月山と交流している。
今日はその予定の日では無かった筈なのだが…
月山「Non!カネキくんに会いたいと思って来てしまったのさ!
さぁ、早く特訓を始めようではないか!」
全く、五月蝿い人だ…。
カネキはつくづくそう思う。
しかし、カネキもちょうど特訓を始めようかと思っていたところなので、
誘いに乗ることにした。
いつもの特訓場所…屋上へと行き戦いを始める。
…まぁ、結果は当然のことであるが…。
カネキ「降参ですか?月山さん。」ギュル
カネキは月山の身体の上に乗り、赫子を目の前へと突き立てる。
月山「本当にカネキくん…君は強いな。
降参だよ…。」
月山の降参の言葉を聞いて、カネキは立ち上がる。
月山「カネキくん…、君は何故強くなりたいんだい?」
と、月山は不意に聞いた。
カネキ「……、皆を守りたいからです…。
僕が皆を守らないと…。」
カネキの答えを聞き、一瞬驚いた顔をする月山であったが、次の瞬間には微笑みに変わっていた。
月山「そうかい…、でもカネキくん、聞いて欲しい。
そんなに独りで抱え込まないではくれまいか?
辛い時はいつでも頼ってはくれまいか?
僕は…、少しでも君の役に立ちたいんだ…。」
カネキは口には出さないものの心の中で思う。
全く、本当に馬鹿な人だ…。
そして、僕の愛しい好きな人…。
カネキは夜空を見上げる。
カネキ「ねぇ、月山さん…。
『月が綺麗ですね…。』」
月山の目には、
夜空に映える白髪が印象的な、少し哀しそうに笑う青年が映っていた…。
と、このように指定されたキャラを使って書きます!
ので、キャラ指定をよろしくお願いします!
-
- 5 : 2016/09/15(木) 23:53:11 :
- 期待でーす
-
- 6 : 2016/09/15(木) 23:59:29 :
- どもどもお初にお目にかかりますブランです。
なかなか面白いので期待ですっ!!
しかし…
少し行間開けた方がもっと読みやすくなりますよ!
楽しみにしてますね(*´▽`*)/
-
- 8 : 2016/09/17(土) 15:46:53 :
- カネハイ希望です!!
-
- 9 : 2016/09/17(土) 17:26:14 :
- 旧金たのむ!
-
- 11 : 2016/09/18(日) 16:39:29 :
- カネハイが良いです!!!(*^^*)ニコ
-
- 12 : 2016/09/18(日) 20:58:40 :
- >>11
了解です!!
-
- 13 : 2016/09/19(月) 20:40:53 :
- 闇カネキとハイル期待です!!
-
- 14 : 2016/09/19(月) 21:09:24 :
- >>13
それはー……
私の作品の旧カネを見てやって下さい笑
今回はハイセとハイルを書きますー…
すみません…!
-
- 15 : 2016/09/19(月) 23:56:36 :
- 期待です
-
- 16 : 2016/09/20(火) 00:34:20 :
- このカネキなら月山が食べようとしても
「ああ!!月山さんが!!月山さんが僕を求めてくれている!!」
とか言いそう
-
- 18 : 2016/09/20(火) 21:40:18 :
- うっホモか.......
-
- 19 : 2016/09/20(火) 22:22:58 :
- >>18
あはは……見ないですよね!?勿論…
-
- 20 : 2016/09/22(木) 20:55:57 :
- お待たせいたしましたー!
コメントお願いしますー!
カネハイで…
「月が綺麗ですね…。」
――ウチは白日庭で生まれた半人間…。
そして貴方は半喰種…。
ねぇ、これって運命なのかな…?
伊丙ハイル
白日庭出身
半人間
そう…ウチは白日庭で産まれた。
白日庭は半喰種を作るところ。
半喰種とは、人間と喰種の間に産まれる喰種のこと。
しかし、その産まれる確率はごく稀である。
半喰種に産まれなかった者達は半人間と呼ばれる、
喰種では無いものの、
普通の人間に比べて身体能力がずば抜けて高く、
そして……早く死ぬ…。
ウチは死ぬことに対して何とも思わない。
しかし、何処かで思っていたのかも……
死にたくないと……
――あれは…君がCCGに入ってから間もない頃…。
「さっ…佐々木3等捜査官です!
よ、宜しくお願いしますっ!!」
ハイセはぎこちない笑みを浮かべてウチらのチームに入ることになった。
ウチとハイセは自然と仲が良くなり、何でも言い合えるような関係へと変化していった。
しかし…聞いてしまった…。
ハイセは元々喰種で、
過去の記憶が抹消され、
CCGで働くことになったのだと…。
このことを聞き、
ウチは何故か喜びを感じた。
だって……
私は半人間だもの…。
しかし、白日庭のことは誰にも喋ってはいけない…
だから…話せなかった…
ある日、ハイセに呼び出された。
ハイセ「ぼ…僕と付き合って貰えませんかっ…!?」
突然の告白に驚いた。
しかし、わたしは受け取った。
ハイル「こちらこそ…よろしゅう…///」
思わず訛ってしまう。
ハイセは感情を露わにして喜んでいる。
こんな日常が続けばいいな…
だが、そんなに長くは続かなかった。
――月山財閥討伐戦までは…
…こんなっ…ところで、負けられない!
勝って、ハイセに会いに行くんだ!!
月山家の部下、松前とハイルは戦闘していた。
最初は順調に押していたものの、
松前のやる気に徐々にハイルは押されて行った。
防戦でいっぱいいっぱいになる。
まだ…まだだめ…
ハイセ……!!
結果は…
捜査官モブ「い、伊丙上等…!!
そんな…!」
…負けた
ウチの首と胴体が離れ離れになっている様を、ウチは上から見つめる。
あれ?こういうの…幽体離脱っていうんだっけ…
そっか…ウチ、死んだんだ………
ごめん…ハイセ……
――数ヶ月後
ハイセ「ねぇ、ハイル…、今日はね面白いことがあったんだよ…。」
今日も此処、ハイルの墓へと僕は来ていた。
最近は仕事で忙しく、
明日からは暫く来れそうに無いので、
今日やって来たのだ…。
僕はあれから…変われたのだろうか…
ハイルが死んでからというもの…、
ハイセの人生は大きな変化があった。
何もかもが…楽しくないのだ。
表面上では笑顔なものの…、
心の底から笑えない…。
ハイルという大切な存在を失ったから…。
そうして暫くハイルへ話しかけた後、
CCGに戻ろうとしたとき
ふと…何処かで声が聞こえた…。
『ハ…イセ……』
僕はこの声を知っている…。
ハイル…?
僕は慌てて周りを見渡す。
しかし、最初から知っていた。
誰もいないってことぐらい…。
これは…幻聴なのか…?
…そんなことを思った。
墓の横にあった水溜まりに、
自然と僕は目を向けた。
そこには、黄色に光るあるものが…
ハイセ「…え…?」
必然的に上を向く。
そこには…
今まで見た事もないような、
綺麗な金色の大きな月があった。
ハイセ「あはは…」ポロッ
そんな綺麗な月を見て、
僕は笑い…泣いた…
まるで…励ましてくれているような気がしたから…。
僕は口を開く。
「ねぇ…ハイル…、
『月が綺麗ですね…。』」
-
- 21 : 2016/09/23(金) 21:31:49 :
- えーと…お次は旧カネでしたっけ?
これはー…やっぱり┌(┌^o^)┐に
なっちゃいますね笑
コメントが来ないのは私の文才力の無さだと考えるようにしようと思いました…笑
-
- 22 : 2016/09/23(金) 22:15:51 :
- 期待です
-
- 23 : 2016/09/24(土) 10:03:14 :
- >>22
ありがとうございます!
-
- 24 : 2016/09/29(木) 15:38:50 :
- 月カネみたい!
あ、でも載せるなら別の新しい作品としてよろ
-
- 25 : 2016/09/29(木) 17:59:30 :
- エトカネで
-
- 27 : 2016/09/29(木) 19:44:33 :
- 1で
-
- 28 : 2016/09/29(木) 19:44:48 :
- 1でよろ
-
- 29 : 2016/09/30(金) 20:25:15 :
- 旧カネで…
『月が綺麗ですね…。』
『ああああっ!!』
何処かの独房から痛々しい叫び声が聞こえる。
その声の持ち主は……。
――二ヶ月前、僕はキジマさんの班と協力し、
一体の喰種を倒すという指令が出された。
キジマ「これから宜しく頼むよ、佐々木くん。」
ハイセ「は、はい!お願いします!」
一通りの挨拶が終わると部屋の扉から1人の黒髪の青年が入って来た。
「キジマさ~ん、終わりました~?」
キジマ「あぁ、終わったよ。
さぁ、旧多くんも御挨拶を…。」
フルタ「こんにちは!佐々木一等!
旧多二福です…。」
青年は旧多と名乗り、行儀良く礼をする。
そんなにかしこまらなくても良いのに…。
と、ハイセは思った。
やがて、月日が経った。
目標の喰種はまだ足取りが掴めず、
今日も聴取をしに街へと出ようとしたとき、
珍しく声を掛ける人物がいた。
「あっ!佐々木さん、僕も一緒に行っていいですかぁ?」
ハイセ「あれ?あの書類大丈夫何ですか?」
と、ハイセは旧多のデスクの上に盛られた書類を見て言った。
フルタ「まぁ、帰ってからやりますよ…。
さぁ、行きましょ!」
旧多さんがそう言うなら…ということで、
今日は2人で行くことになった。
…今になって思うと何故1人で行かなかったんだ、いや…何故旧多と一緒に行ったんだと後悔する。
何でって?それは……
「さぁ、今日も楽しみましょうね?
ハイセくん♡」ニヤァ
『い、嫌だ…、も、もう止めて…下さい!!』
…拷問をされているから。
僕はあの日、旧多と一緒に調査を始めた直後、
強く頭を殴られ気を失った。
そして、気が付いた時には此処に居て拷問をされていた。
今日で何日目だろうか…と、思っていたとき独房の扉からあの薄ら笑いを浮かべた旧多が入って来た…。
ガチャンと大きい音を立てながら扉は閉まる。
あの扉を出ることが出来たらどんなに楽だろうか…。
いや、いっそのこと死ねたらいいのに。
フルタ「今日はですねぇ、これです!
ちゃんと出来たらご褒美にキスしてあげますからね♡」
僕は旧多の手に持たれているある物へと視線が移った。
それは…ペンチ…。
ハイセ「……ぐっ…あっ!」
何かが頭の中でフラッシュバックした。
白髪混じりの青年が大きい男にペンチで足の指を一つ一つ切られている場面。
僕はこの光景を目にしたことがある…。
これは…誰…?
フルタ「ん?何ですかぁ?
これ…見覚えでもあるんですかぁ?」ニコォ
旧多はペンチを構え、笑顔で近付いてくる。
そして…僕の指を……
ハイセ「……!ぐあああぁぁぁっっ!!」
…捻じ切った。
こんな痛みを僕は経験したことがない。
…?いや…して…いる…?
フルタ「はい、いーち、にー、さーん…!」
次々と指は切られていく。
僕は断末魔にも似たような叫び声を上げながらただ痛がった。
フルタ「ふぅ、終わりましたね…。
じゃあまた来るんで、それまでには治しておいて下さいねぇ…。」チュ…♡
僕の唇にキスをし、旧多は去って行った。
独房で一人残される僕。
さっきの拷問…、
僕は経験したことがあった。
いや、あの青年は僕だったんだ。
そう思えば思うほど、確信が持たれてくる。
ハイセ「そうだ…僕は…
カネキケンだ…。」
ハイセの髪は真っ白に染められた。
時間が経ち旧多が入ってくると……
――此処は屋上、僕はあの死にそうになっていた独房から抜け出し此処へと来た。
今日はなんて月が綺麗に見えるのだろう。
いや、何週間も見ていないのだから当たり前か…。
カネキ「僕は貴方と出逢えて良かったですよ、旧多さん。
だって、記憶を思い出しましたし…。
それに…貴方の拷問は…、
アイツと違って優しかったですし。
一時の間ですが僕は貴方を愛してましたよ…。
ねぇ、旧多さん?
『月が綺麗ですね…。』」
僕は屋上から放り投げた。
ニッコリと笑った旧多の頭を…。
今回めちゃくちゃ長いですね笑
次のお題はエトカネでしたっけ?
頑張ります…!
コメント貰えると嬉しいです!!!!
そういえば月カネ見たい人がいましたね…
まだアンケートは取ってるんで皆さん良かったらどうぞ…!
-
- 30 : 2016/10/02(日) 18:13:05 :
- 文才力!!高いですね(*^^*)
表現の仕方がすごいな〜………
あ、エトカネでお願いします
アンケート1でーす!
-
- 31 : 2016/10/02(日) 19:45:37 :
- >>30
いえいえ、私の文才力なんて高くないですよ…!
ハローハッピー!さんの方が凄いと思いますよ!
あ、はい!エトカネですね!
-
- 32 : 2016/10/04(火) 17:41:17 :
- 2で
-
- 33 : 2016/10/04(火) 17:41:25 :
- 2。
-
- 34 : 2016/10/04(火) 17:41:44 :
- 2222222!で
-
- 35 : 2016/10/04(火) 17:41:56 :
- 2でー
-
- 36 : 2016/10/04(火) 17:42:10 :
- 2でお願いいたします。
-
- 37 : 2016/10/04(火) 19:16:37 :
- わかりました…
じゃあ月カネは無しってことで!
エトカネは少々時間が掛かるのでお待ち下さい…
-
- 38 : 2016/10/10(月) 23:24:44 :
- すみませーん!
エトカネ長くなりそうなんで分けました!
まずは1からどうぞー
エトカネで…(1)
『月が綺麗ですね…。』
「…遅刻!遅刻!!」
私は今、ある場所へ行くために走っている。
ったく、昨晩あんな大規模な襲撃戦なんかするから寝坊したじゃないか。
…と、1人愚痴っていても時間は徐々に過ぎてゆく。
ようやく着いた先はとある作家のサイン会場。
ふぅん…、今日はいつもよりも人が多いなぁ…。
なんて呑気な事を思っていると、私の元へ1人の男が走って来た。
「あぁー、先生!!ようやく来ましたか!?」
「うん、ってこれはー、セーフだよね?」
「アウトです!完全に!!」
タハハと笑う私を見て、
ヤレヤレと言った様子で私を見るのは、
マネージャーの塩野である。
あぁ、まだ言っていなかったね。
私は『高槻 泉』という名で本を書いている。
まぁ、つまり作家だ。それもかなり有名らしい…。
塩野「とりあえず先生!
早くサイン会始めちゃって下さい!」
ふと時計を見ると、開始時間から1時間近く過ぎていた。
「おっといけねぇ…、さぁていっちょやりますか!」
かくして、私のサイン会は始まった。
モブ1「私、高槻先生の作品大好きです!」
モブ2「先生の…フ、ファンです!」
そんな調子で話す人達を見て、適当に言葉を返す。
淡々とした作業は私にとって心底つまらない。
欠伸が出そうになる…。
塩野「次の方どうぞー!」
まだ続くのかとため息混じりに、
塩野が呼ぶ先を見ると、
あのつまらなさが一瞬にして消えた。
――私が今、最も会いたい人物が目の前にいるのだから。
「おやおや、これはこれはファンキーなお兄さんですなぁ!」
と、彼の髪の毛を見て言う。
彼の髪は白く染められているからだ。
「こ、こんにちは。
…ファンキー?あ、コレのことですか。」
彼は自分の髪を指して言ったので、
ニッコリ笑って頷いた。
「えぇ、えぇ。それで…今日はお1人?」
「あ、はい…。あの…。」
彼は私に何か言いたそうにしていた。
「ん?な~に?」
「あ、あの…、『吊るしビトのマクガフィン』のことなんですが…!」
吊るしビトのマクガフィンとは、
このサイン会を開くキッカケとなった、
高槻泉の新作である。
今までにもその話を持ち出されたことはあったが、
彼の話はどれもジックリ読んだ者にしか分からない内容で、
私は自然と熱中して話してしまった。
塩野「先生ー!長いです!」
どうやら予定時間よりもオーバーしてしまったようだ。
私は彼の持っていた本を手に取りサインを書こうとする。
「えーと、お名前はー?」
「カネキです。曜日の金と木で…。」
フフッ…やっぱりカネキくんかぁ。
私は何でもお見通しさ。
君が半喰種だってことも…ねぇ…。
ま、勿論そんなことは言わないが。
「カネキさんへと…。あ、これもどうぞ…!」
はいっ!と言って手渡したのは1枚の名刺。
君とは話が合うし、
楽しかったからねぇと声をかけると、
彼は憧れの人物に会ったどころか、
名刺まで渡されたことにより、
とても嬉しそうだった。
私もまた笑顔でカネキくんに手を振った。
それからのあの淡々とした作業は全然退屈にはならなかった。
-
- 39 : 2016/10/11(火) 16:25:07 :
- おお……エトカネだ!!
期待です!!
-
- 40 : 2016/10/11(火) 18:01:06 :
- >>39
ハッピー!さん
コメントありがとうございます!
エトカネですよ…!
エトしゃんのキャラは難しいです…
期待ありがとうございます!
-
- 41 : 2016/10/19(水) 01:19:29 :
- エトカネで…(2)
『月が綺麗ですね…。』
――カネキアジトにて…
「おかえり!お兄ちゃん!」ニコッ
「うん、ただいま。」ニコッ
僕は目の前にいる女の子にただいまと笑顔で言った。
その女の子…、
ヒナミは久し振りに僕の笑顔が見れたせいか、
凄く嬉しそうだった。
ヒナミ「今日はどこ行ってたの?
また…トレーニング?」
カネキ「ううん、今日はサイン会にね…。」
サイン会!?何処に!?誰の!?
ヒナミは早口で僕にまくし立てる。
今日は疲れたのでまた今度ね…とだけ返事をし、
僕は自室に入った。
カネキ「今日は楽しかったな~、
そうだお礼でも言っておこう。」
僕は先生から貰った名刺を取り出し、
メールを送ってみることにした。
―高槻先生
今日はありがとうございました。
とても楽しかったです。
もし、良ければまた会ってくれませんか?
カネキ「よし、送信っと。
ふう、こんなもんかな…。
僕にしては頑張ったほうか。
先生…会ってくれれば良いんだけど…。」
…~♪、~♪♪
何かが振動する音がした。
カネキ「…ん?メールだ。」
ケータイを見ると相手は先生だった。
直ぐに内容を見る。
―カネキくんへ♪
こちらこそ今日はありがと~!
そういや、今週の日曜日は空いてるかな?
もし、暇だったらお話でもしようじゃないか。
カネキ「ふぅん…、今週の日曜日か。
よし、空いてる!」
僕は先生に空いていますと送ると、
待ち合わせ場所や時間などを指定してくれた。
僕は久しぶりに気分が上がったような気がした。
カネキ「早く…日曜日になれば良いのにな…。」
――当日
カネキ「…ハァ…、まだか…?」
待ち合わせ場所の駅の時計を見ると30分も遅刻している。
コレはトーカちゃん並に酷いぞ…。
仕方無く読んでいた本へと視線を落とす。
『吊るしビトのマクガフィン』
やっぱり面白いな。
流石は先生…!
などと関心していると、
1人の女性が慌てて走ってくるのが見えた。
高槻「ごめん!ごめん!
カネキくん、お待たせしましたぁー!」
僕の耳にはそんな先生の謝罪の言葉など聞こえていなかった。
…先生の魅力に惹かれたからである。
少しカールしてある髪に、
白いワンピースにカーディガンを羽織っている。
それと、メガネも。
僕は先生へと釘付けになっていたのだ。
高槻「ん?どうしたの?」
カネキ「先生…とってもお綺麗ですね。」
先生は最初こそ、
僕の言っている意味が分からなかったようだったが、
やがて気付いたように顔を赤く染めた。
高槻「な!何言ってるの!?
お世辞なんか言っても何も出ないよ///」
カネキ「アハハ、分かってますよ。
それで、今日は何処に行くんですか?」
アンケートで決めましょう
1、何処かの喫茶店
2、遊園地
3、【あんていく】
4、その他(この場合何処か指定してください)
-
- 42 : 2016/10/19(水) 11:34:56 :
- あんていく
-
- 43 : 2016/10/19(水) 23:21:38 :
- 迷いどころですが遊園地で!
期待です!
-
- 44 : 2016/10/19(水) 23:40:16 :
- おお!エトカネですね!!期待しています!!
アンケートは4で、プール···とかですかね。
冬でも温水プールとかありますし。
-
- 46 : 2016/10/27(木) 20:10:22 :
- アンケートが決まらない…。
あの1人の意見によって決めます!
-
- 47 : 2016/10/29(土) 00:21:50 :
- 2で
-
- 48 : 2016/10/29(土) 00:25:24 :
- >>47
ありがとうございます!
ということで、遊園地に決まりです!
更新遅くなると思います、すみません…
-
- 49 : 2016/11/16(水) 23:30:48 :
- 僕と付き合ってください
-
- 50 : 2016/11/17(木) 00:29:09 :
- >>49
えー…えっとー、びっくりしました笑
本気じゃない…ですよね…?(((;°▽°))
-
- 51 : 2016/11/21(月) 00:43:53 :
- 本気ですよ(*`・ω・)ゞ
-
- 52 : 2016/11/21(月) 19:32:31 :
- >>51
あ、あはは…
ありがとうございます~
でも、私と付き合っても面白くないですよ~(笑)
-
- 53 : 2017/01/04(水) 21:32:18 :
- 久しぶりにこれみてたらなんかゆーさん告白されてルー!?しらぎんさんおつちいてあのシロクロさんに殺されますよ(;^_^A多分
-
- 54 : 2017/01/04(水) 21:43:58 :
- >>53
はい…告白されちゃってます…笑
お兄ちゃんに殺されるかもです…( ̄▽ ̄;)
-
- 65 : 2017/01/23(月) 17:20:43 :
- 今日更新するかもです!!
-
- 66 : 2017/01/23(月) 17:55:02 :
- 本当ですか!?(;゚д゚)
こ、これは今度こそ携帯から離れない
更新頑張ってくださいm(_ _)m
-
- 67 : 2017/01/23(月) 17:57:43 :
- >>66
ありがとうございます!!
-
- 68 : 2017/01/23(月) 22:56:27 :
- たっ!大変遅くなりました!!
更新します!!
安価少し変えます!
遊園地にはします…
「それで先生?何処に行くんですか??」
「あぁ~、それがね…
何処に行くか決めてないんだよ…」タハハ
なるほど…まだ決めていないのか…。
それでも、知性に溢れている僕の憧れていた人と2人で出掛けるなんて滅多にないことだとしみじみ思いながらも、僕は一つ提案をしてみた。
「あの…先生?
…遊園地ってお好きですか??」カァ///
僕は顔を真っ赤にしながらも、このような幼稚な質問をしてしまった。
「ユウエンチ…?」
キョトンとしながらその言葉を口にする先生。
暫くそんな顔をしていたのだが、
やがて僕にも予想出来なかった様子へと変わった。
「…カネキ君…。」
「は、はい…。」
マズイ…、
やっぱり大人の先生には幼稚過ぎたのであろうか、そんなことを考えながらも先生の返事を待った。
「…私ね…、一度行ってみたかったの!!」
「…は、はい!?!?」
ガシッと僕の肩にいきなり手を置き、
目を輝かせながら揺さぶる先生を見て、
僕は驚くことしか出来なかった。
「そうかぁ、遊園地かぁ!
実は産まれてから一回も行ったこと無かったんだよ!!
楽しみだなぁ…!」キラキラ
このような女性でもそんな幸せそうで子供の頃に戻ったような顔をされては、
心臓が破裂しそうなることも無理は無いだろう。
ましては僕の憧れの女性、
高槻 泉 であれば一層失神しそうになること間違い無しだ。
改めて僕はなんて幸せ者だろうとも思ってしまった。
良し、そうと決まれば…
「では、行きましょうか!」
僕は張り切って先生を遊園地に連れて行くことにした。
一時間電車に乗っている間、
僕達は好きな本について話したり、
新作について話したりして退屈することは無かった。
『次は~◯◯』
車内のアナウンスが流れる。
「先生、次で降りますよ。」
「は~い!!」
やがて電車は駅に到着した。
改札口を通り駅を出る。
目の前に拡がっていたのは、
紛れもない…遊園地だった。
彼方此方から人々の楽しむ声が聞こえる。
僕もこのような所へ来るのは初めてだった。
「凄い…ですね、先生。
……先生??」
返事が無く、今まで横に歩いていた先生を確認する為にそちらを見ると、
そこには先生が…居なかった。
…嫌な予感が…。
ま、まさか…、先生が拉致されたとか!?
「おーい!カネキ君、行かないの~?」
僕の心配を他所に、
彼女の陽気な声が聞こえた。
慌ててその声が聞こえた方向へと顔を向けると、チケット売り場にいる先生を発見した。
「もう、遅いよー!!
ほらっ、早く行こう!」
と、言いながら僕の手を掴み引っ張られることに僕は顔を赤くなりながらも遊園地内へと入っていった。
ここで安価です。
最初に乗る乗り物は…??
>>69さんお願いします!!
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- 69 : 2017/01/24(火) 11:34:56 :
- ジェットコースター
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- 70 : 2017/01/24(火) 16:16:27 :
- 定番なのだ
後またもや一番最初に言えなかった
期待してます
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- 72 : 2017/01/24(火) 17:50:26 :
- めちゃめちゃ期待
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- 73 : 2017/08/03(木) 15:39:16 :
- >>72
期待ありがとうございます^^*
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