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進撃劇場~桃太郎~

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  1. 1 : : 2016/08/26(金) 07:55:52
    注意事項です!


    ・文章が変になるかもしれません


    ・更新が遅くなるときもあります


    ・荒らしのコメントは禁止です!!


    それでも「いいよ!」という人は、見てください。



    ~宣伝~


    私が参加しているグループで、『第一回?進撃のssグランプリ』が開催されています。
    審査員枠が集まってきていますが、執筆者がなかなか集まらないので、そのグループのオーナーさんに募集を呼びかけるよう頼まれました。
    グループのURLを貼っておきますので、己の文章力を試したい方は、ぜひ挑戦してみてください!

    http://www.ssnote.net/groups/2188
  2. 2 : : 2016/08/26(金) 08:48:39
    ~キャスト一覧~



    主演(桃太郎)…………エレン



    犬…………………………………ミカサ



    猿…………………………………ジャン



    キジ……………………………サシャ



    おじいさん………………リヴァイ



    おばあさん………………ハンジ



    鬼…………………………………アニ,ライナー,ベルトルト,ジーク



    ナレーション……………アルミン



  3. 3 : : 2016/08/26(金) 14:31:39
    『進撃劇場・桃太郎』



    むかし、むかし………あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。




    ハンジ「ねぇねぇ、リヴァイ!!」



    リヴァイ「なんだ、クソメガネ」



    ハンジ「川で洗濯しに行ってくるね!」



    リヴァイ「おう。行ってこい」



    ハンジ「あれ?山で芝刈りしないの?」



    リヴァイ「今どきそんなことしねぇだろ。俺は家でゴロゴロしてる」



    ハンジ「いやいやいや………そしたら、物語変わっちゃうでしょ。行ってきてよ~」



    リヴァイ「…………チッ……めんどくせぇな………」スタスタ



    ハンジ「いってらっしゃ~い!」





    ~川~



    ハンジ「ふふふ~ん♪」ジャブジャブ



    ハンジ「へぇ~リヴァイって、白いブリーフはくんだ~」ゴシゴシ




    お婆さんが川で洗濯をしていると、ドンブラコ………ドンブラコ………と、大きな桃が流れてきました。




    桃 ドンブラコ~ドンブラコ~




    ハンジ「おっうまそう!持って帰って食べようっと」ヒョイスタスタ




    ~家~



    ガラッ



    リヴァイ「帰ったぞ」スタスタ



    ハンジ「おかえり~どうだった芝刈り?」



    リヴァイ「とりあえず山1つ分、刈ってきた」



    ハンジ「ありがとう!これで一生薪には困らないね」



    リヴァイ「そうだな………ん?なんだその桃は?」



    ハンジ「川で『ドンブラコ……ドンブラコ』って言いながら流れてきたから、食べようと思って拾ってきた」



    リヴァイ「桃って………喋れたのか?」



    ハンジ「知らない。食べてみようよ」



    リヴァイ「俺が切る」ジャキン



    ハンジ「お願いね~」



    リヴァイ「どうせなら、一口サイズに切るか」ズバババババ




    すると、中から男の赤ちゃんが出てきました。




    エレン(赤ん坊)「おぎゃー……おぎゃー……(あ、危なかったぁ……あやうく切り刻まれるところだった……)」ガタガタ



    ハンジ「おぉ!!かわいい♪」



    リヴァイ「何で桃から赤ん坊が出てくんだよ」



    ハンジ「名前つけようよ!え~と………桃から産まれてきたから………よし!名前は桃太郎だ!」



    リヴァイ「そんなダセェ名前は却下だ。エレンにしよう」



    ハンジ「え?何でエレンなの?」



    リヴァイ「顔がエレンっぽいだろ?」



    ハンジ「…………意味が分からない」
  4. 4 : : 2016/08/26(金) 16:33:53
    お爺さんとお婆さんは、エレンを大切に育てました。エレンはスクスクと育っていき、やがてリヴァイより身長が高くなりました。




    ある日、エレンは言いました。




    エレン「お爺さん、お婆さん。俺、鬼ヶ島にいる鬼どもを一匹残らず駆逐しに行ってきます」



    リヴァイ「そうか」



    ハンジ「いってらっしゃ~い!お土産は鬼ヶ島名物のお饅頭でいいよ!」



    エレン「え?」



    ハンジ「え?」



    リヴァイ「どうした、驚いたような顔をして」



    エレン「………あの………引き留めないんですか?」



    ハンジ「え?なんで?」



    エレン「いや………その……危ないじゃないですか……」



    リヴァイ「お前が決めたことだろ。やりたきゃやれ」



    エレン「は、はい……(なんか俺の扱いが酷いような……)」




    お婆さんはエレンのためにきび団子をつくってあげました。




    ハンジ「お腹がすいたら、これを食べるんだよ~」



    エレン「分かりました。ありがとうございます」



    リヴァイ「おい、エレン。これをやる」ブンッ



    エレン「!!これは………」



    リヴァイ「俺が昔使っていた刀だ。お前にやる」



    エレン「あ、ありがとうございます!では、行って参ります!」スタスタ



    リヴァイ「……………行っちまったか」



    ハンジ「おやおや~?リヴァイ、心配してんの~?」



    リヴァイ「いや………別に……あいつが死んだら飯の量が減るなぁ…と思って」



    ハンジ「な~んだ。じゃぁ、ご飯にしようか」



    リヴァイ「おう」




    こうして、エレンは鬼を駆逐するため旅に出ました。
  5. 5 : : 2016/08/26(金) 17:35:40
    エレンは道なりに進んでいると、ふと誰かの視線を感じました。




    エレン「……………ん?」チラッ




    振り向くと、そこにいたのは木に隠れて見ている犬でした。




    エレン「おい。なんかようか?」



    ミカサ(犬)「…………………」ジー



    エレン「何だよ………気持ち悪いな………行くか」スタスタ



    ミカサ「待って!」



    エレン「!!なに?」ピタッ



    ミカサ「鬼ヶ島に行くんでしょ。私をお供にして」



    エレン「え?なんで知ってんだよ!!」



    ミカサ「………実は……」




    犬の話によると、彼女はエレンがまだ赤ん坊だった頃から知っており、エレンの私生活を今までずっと観察していたのだという。




    エレン「だから、俺が鬼ヶ島に行くことを知っていたのか」



    ミカサ「ので、私をお供にしてください」



    エレン「嫌だと言ったら?」



    ミカサ「あなたの四肢をもぎ取って、それをナメナメする」



    エレン「こえぇよ!」ゾゾゾ



    ミカサ「ワタシハホンキダヨ?」キランッ



    エレン「わ、分かった!お供にしてやるからその鋭い爪をしまってくれ!」



    ミカサ「分かった」スッ



    エレン「え~と……名前は……」



    ミカサ「ミカサ。ミカたんでも可」



    エレン「ミカサか。よろしくな」



    ミカサ「よろしく、エレン」




    こうして、エレンはヤンデレ犬のミカサを仲間にすることにしました。
  6. 6 : : 2016/08/26(金) 18:53:27
    期待です!
  7. 7 : : 2016/08/26(金) 20:52:35
    >>6ありがとうございます!
  8. 9 : : 2016/08/26(金) 22:18:51
    エレンとミカサがトコトコ歩いていると、木の上から声が聞こえてきました。




    ???「おい、待てよ」



    エレン「ん?なんだ?」チラッ



    ミカサ「エレン、危ない!」ズバッ




    叫び声が聞こえたあと、何かが落ちてきました。




    それは猿でした。




    ジャン(猿)「いってぇ………何すんだよ!」



    ミカサ「エレンの邪魔をすると思って」キランッ



    ジャン「俺はまだ何もしてねぇよ!」



    エレン「………で、用件はなんだ?」



    ジャン「お前………鬼ヶ島に行くんだろ?俺も連れてってくれよ」



    エレン「はぁ!?なんでお前も知ってんだよ!」



    ミカサ「まさか、あなたもエレンの家を覗いて…」



    ジャン「ちげぇよ!何で俺が男の私生活なんか見なくちゃいけねぇんだよ!俺は、眼鏡をかけた異常なハイテンションな女が言いふらしていたのを聞いたんだよ!」



    エレン「眼鏡をかけた異常なハイテンションな女?…………うちのお婆さんか。あの人ならやりそうだな」



    ジャン「…………で、どうする?俺は高いところにも登れるし、素早く動くこともできる。かなり使えるぜ」



    ミカサ「貴方なんかいなくても私とエレンだけで充分戦力になる」



    ジャン「ほう………木に登れないくせに?」



    ミカサ「……殺す」キランッ



    エレン「おい、二人とも喧嘩はよせ!お前を仲間に入れてやるから、からかうのはもうやめろ!」



    ジャン「おっ、そうこなくっちゃな」



    ミカサ「エレン、やめた方がいい」



    エレン「別にいいだろ。人数は多い方がいいし」



    ミカサ「でも………あいつ怪しい」



    エレン「怪しいってどこが?」



    ミカサ「初対面なのに鬼ヶ島に連れってくれって言っているところが怪しい」



    エレン「お前も一緒だろ!」



    ミカサ「それ以前に猿なのかどうかも怪しい。顔、馬面だし」



    ジャン「うるせぇ!!この顔は生まれつきなんだよ!」



    ミカサ「あなた、鬼のスパイなんじゃない?」



    ジャン「違うわ!何で、あんな奴らの部下にならなくちゃいけねぇんだよ!」



    エレン「お前ら少し落ち着けよ。ミカサ、疑い始めたら切りがないぞ」



    ミカサ「…………そうね……あなたの言うとおり。少し疑い過ぎたみたい………ごめんなさい(こう言わないと、エレンに嫌われてしまう)」ペコリ



    ジャン「まったくだぜ!」ムッス



    エレン「お前、名前はなんだ?」



    ジャン「ジャンだ」



    ミカサ「……馬らしくない名前ね」



    ジャン「俺は馬じゃねぇ!」



    エレン「ジャンか………俺はエレン。隣にいるのはミカサ。よろしくな」



    ジャン「おう!よろしくな!」



    ミカサ「よろしく…(絶対に怪しい………)」ジー




    こうして、エレンは新たに馬を仲間にしました。




    ジャン「だから、俺は馬じゃねぇって!」
  9. 10 : : 2016/08/27(土) 16:42:28
    歩いているうちに、夜になってしまいました。




    野宿しようと、適当な場所を探していたその時、どこからか美味しそうな匂いが漂ってきました。




    ジャン「ん?………なんかいい匂いがするな」クンクン



    エレン「そうだな」クンクン



    ミカサ「この匂いは………あっちの方から来てる。行ってみよう」




    ミカサの後をつけてみると、そこで見たものは鍋の中をグルグルかき混ぜているキジでした。




    サシャ(キジ)「おや?みなさん、こんな夜遅くにどうしたんですか?迷子になったんですか?」



    エレン「お前こそ、こんなところでなに料理してんだよ」



    サシャ「あぁ、これですか?とっても美味しいスープを作ってるんですよ!」



    エレン「へー、そうなのか……」ジー



    ミカサ「とってもいい匂い……」ジー



    ジャン「…………うまそう……」ジー




    すると、エレン達のお腹が一斉になってしまいました。




    エレン「あ……///」



    サシャ「ん?もしかして、お腹が空いてるんですか?……………仕方ありませんね。分けて差し上げますよ」



    エレン「いいのか!?」



    ジャン「やったぜ!」



    ミカサ「あなたはいい人」




    3人は嬉しそうにそのスープをいただきました。




    エレンはご馳走してくれたお礼にキビ団子を全部あげました。彼女はとても美味しそうにそれを頬張りました。




    名前を聞くと、彼女はサシャと名乗り、森で狩りをして生計を立てているのだと話してくれました。




    エレンは自分と仲間の自己紹介を済ませ、自分達は鬼ヶ島に行くんだと話しました。




    サシャ「鬼ヶ島って………あの鬼ヶ島ですか!?」



    エレン「そうだ」



    サシャ「しょ、正気ですか!?相手はあの鬼ですよ!?」



    ミカサ「大丈夫。私とエレンがいれば余裕で倒せる」



    ジャン「俺も入れろよ!」



    サシャ「へー……そうなんですか………凄いですね……」



    エレン「よかったら、お前も一緒に来ないか?」



    サシャ「えええええええ!?無理無理無理無理無理無理!!私、臆病で虫すら殺せないんですよ!?」



    ジャン「そんなんで狩りとかできるのか?」



    エレン「別に戦わなくてもいい。サシャは空の上から敵情視察をしてほしい」



    サシャ「敵情視察…………ですか?………それならかまいませんが……」



    エレン「じゃぁ決まりだな。よろしくな」



    サシャ「よろしくお願いします!」



    ミカサ「ところでこのスープ、具材は何を使っているの?」



    サシャ「はい!えぇと………キジ肉をベースとして………人参などの野菜はもちろん、お味噌を加えたりして…」



    ジャン「ちょっと待った。今何の肉を使っているって言った?」



    サシャ「キジ肉です。それが何か?」



    ミカサ「………サシャ、あなたは何の鳥?」



    サシャ「キジです」



    エレン「共食いじゃねぇか!」



    サシャ「別にいいじゃないですか。生きるためには仕方ないことなんですよ」



    ジャン「こわっ!」ゾゾゾ



    ミカサ「エレン、彼女を仲間にするのはやめよう。いずれ私達もスープの具材にされる」



    エレン「う~ん………ただの食いしん坊じゃねぇのか?」



    ジャン「いくら食いしん坊だからといって、同類を食うやつがいるか!!」



    サシャ「ご安心下さい。当分あなた方を食べるつもりはございません」



    ジャン「当分って………じゃぁ、お腹が空いて周りに食糧がなかったらどうするんだ?」



    サシャ「その時は………美味しくいただきます♪」



    ミカサ「エレン、今すぐ彼女をお供からはずして」



    エレン「大丈夫だろ」



    ジャン「お前はバカか!」




    その後、エレン達は三時間位サシャを仲間に加えるのかどうかを言い争っていました。



    その結果、サシャを仲間に入れることにしました。ただし、もし仲間を食べようとしたら即抹殺するという条件付きで。



    こうして、エレンは恐ろしい程の食い意地が張っているキジを仲間にしました。
  10. 11 : : 2016/08/28(日) 00:29:59
    翌朝、エレン一行は再び歩き続け、やがて海につきました。




    そこにはある立て看板がありました。




    ~鬼ヶ島に行かれる方へ~



    ここから鬼ヶ島の移動手段は船しかありません。
    なので、船を三種類ご用意いたしました。お好きなのをお選びください。


    ①木の船(オールつき)

    船といえば、やはりこれ。
    ただ屋根がついていないので、嵐が来たときはずぶ濡れになるかもしれません。


    ②泥の船(オールつき)

    その名のとおり、泥で作られた船。
    乗ったあとすぐに沈みます。
    ずぶ濡れになりたい方は、どうぞ。


    ③豪華客船『デビル・オブ・トラップ』

    2000人位余裕で乗れる程の大きさの船です!
    スパ、温泉、カジノ、劇場、映画館……ありとあらゆる施設が揃っております!
    料理はシェフ特製のフルコース料理!!
    さらに、世界各国からの伝統料理をビュッフェ式でご提供いたします!
    船の操縦が心配な方もご安心下さい!
    自動運転で現地まで向かってくれます!
    鬼ヶ島に行きたい方はぜひ、この船をご利用下さい!!
    さらに『進撃の巨人』キャンペーンを開催中!!
    ご利用してくれた方にエレンの等身大フィギュア(特製ボイスつき)をプレゼント!!



    ※船内または船外でのトラブルがおこっても当社は一切責任を負いません。あらかじめ、ご了承下さい。




    快適な海の旅を!!




    ~鬼ヶ島観光株式会社~




    エレン「…………怪しすぎる」



    エレン「泥舟はともかく…………豪華客船とか、絶対に罠が仕掛けられているだろ。こんな幼稚な罠、誰が引っ掛かるんだ?」



    エレン「よし、ここは木の船にしよう。お前らもそれでいいよな………って、あれ?あいつらは?……!!」



    ジャン「やっほう♪いい船があるぜ!」ドドド



    サシャ「おにくうううううう!!」ドドド



    ミカサ「エレンエレンエレンエレンエレン…」ドドド



    エレン「待て待て待てぃ!!」



    ジャン「あ゛?何だよ」ピタッ



    エレン「その船は明らかに罠だろ!!木の船にするぞ!」



    サシャ「罠って………どこが罠なんですか?」



    ミカサ「ねぇ、本当なの?」



    従業員(鬼)「いえ、そんなことはございません。この船はお客様を快適な旅行を楽しませるためにご用意したもの………罠だなんてそんな不謹慎なことはいたしません」



    エレン「嘘だな!絶対に俺らを海に沈める気なんだろ!」



    ジャン「エレン…………お前どうしちまったんだ?」



    サシャ「そうですよ。お腹が空きすぎて頭がおかしくなったんですか?」



    エレン「お前らなぁ……普通に分かるだろ。敵がこんなサービスをするのは大体何か裏があるんだよ!」



    ミカサ「誰がそんなことを言ったの?」



    エレン「誰がって…………誰かだよ」



    ミカサ「私達の言葉よりも、誰が言ったのかも分からない奴の言葉を信じるの?」



    サシャ「エレンさん、酷いです!」



    ジャン「俺達仲間じゃないのか?何で、仲間を信じねぇんだよ!そんなんだったら、もうお前の言うことなんか聞かねぇぞ!!」



    エレン「わ、分かった!!……分かったよ…………その船に乗るぞ」



    サシャ「わーい!ありがとうございます!」



    ミカサ「それでこそ、私のエレン」



    ジャン「(エレンって、意外と押しに弱いんだなぁ……)」



    従業員「ようこそ、デビル・オブ・トラップへ!!お部屋をご案内いたします」スタスタ



    サシャ「はいはーい!」タタタ



    エレン「(うぅ………はたして、これでよかったのだろうか?)」




    こうして、エレン一行は豪華客船に乗ることにしました。
  11. 12 : : 2016/08/30(火) 15:48:28
    ようこそ、デビル・オブ・トラップへ!←言ってる言ってるw


    期待
  12. 13 : : 2016/08/30(火) 16:23:33
    >>12ありがとうございます!
  13. 14 : : 2016/08/30(火) 16:40:54
    デビル・オブ・トラップ・・・

    訳して悪魔の罠・・・

    あっ(察し

    期待ッス
  14. 15 : : 2016/08/30(火) 20:57:16
    >>15 期待ありがとうございます!
  15. 16 : : 2016/08/30(火) 21:46:41
    ~船内~



    シェフ「お待たせしました。松阪牛のステーキ、白トリュフのせでございます」コトッ



    サシャ「きたきた~♪いっただきま~す!」バクバク



    サシャ「んん~♪最高です~!」モグモグ



    ミカサ「エレン………」ハァハァカチッ



    エレン(等身大フィギュア)「一緒に寝ないか?」



    ミカサ「もちろん!貴方となら私何でもする~~!」ギュー



    ジャン「あぁ~~~~~~」ホッコリ



    エレン「いい湯だな~~~~~」ホッコリ



    ジャン「しっかし、こんないい船をくれるなんて、案外いいやつなのかもな」ホッコリ



    エレン「そうかもな」ホッコリ




    エレン一行は、すっかり鬼への疑心を無くしていました。




    従業員「いかがですか?」



    エレン「あぁ、最高だぜ」



    従業員「ありがとうございます。ごゆるりとお楽しみ下さい」スタスタ



    ジャン「この船はいいよな。風呂もはいれて飯もたらふく食える………極楽とはまさにこのことだな」



    エレン「そうだな」



    ジャン「それにしても………風呂にはいったせいか………何だか眠たくなってきたな……」ウトウト



    エレン「あぁ………でも……ここで寝たらのぼせるな………」ウトウト



    ジャン「じゃぁ…………もう……で……………る……か……」ウトウト



    エレン「……………」スースー



    ジャン「……………」スースー




    ザッ




    従業員「…………寝たか。おい」



    従業員×3「はっ!」タタタ



    シェフ「残り二人も眠りました」



    従業員「そうか、ご苦労。すぐにこの事を『鬼神様(キシンサマ)』に伝えてくれ」



    シェフ「はっ!」タタタ



    従業員A「隊長!全員、縛りつけました!」



    従業員「そうか。島に着いたら地下牢にぶちこんでおけ」



    従業員A「了解!」タタタ



    従業員B「隊長、この刀はどうしましょう?」スッ



    従業員「ん?……これは俺がもらっておく。他にも武器がないか探しておけ」



    従業員B「了解!」



    従業員C「それにしても、馬鹿な奴らですね………こんな分かりやすい罠にまんまとはまるなんて……」



    従業員「あぁ………とんだ間抜けどもだな」




    こうして、エレン一行はまんまと鬼たちの罠にはまり、捕まってしまいました。
  16. 17 : : 2016/08/30(火) 22:24:55
    一方その頃、鬼ヶ島では…………




    ~鬼ヶ城・『鬼の間』~




    コンコン




    ギィ




    シェフ「失礼します、鬼神様」




    『なんだ』




    シェフ「鬼を滅亡させようとする輩を捕らえました」




    『そうか……………で、どういう奴らなんだ?』




    シェフ「人間のガキが1人、犬とキジと……あとは………馬?……が一匹ずつです」




    『ご苦労。では、さっそく宴の準備をはじめるぞ』




    シェフ「はっ!!」タタタ



    ???「おいおい………また攻めてきたのかよ……懲りない奴らだな」



    ???「仕方ないよ。人間どもは私達を偏見な目で見ているからね……」



    ???「まっ、別にいいけどね。僕らはもう昔とは違うからね……」




    『あぁそうだ。もう『あの時』のような惨劇はおきたくないからな………なんとしてでも、奴らを殺して……』




    ???「調理して食う!」



    ???「後は準備ができしだい、人間どもが住んでいる土地を全て襲えば…」



    ???「この世界は僕らのモノになる…」




    『そして…私はこの世界の支配者……いや、「神」になるのだ。フフフ………ハハハ………アーハッハッハッ!!』
  17. 18 : : 2016/08/30(火) 22:28:49
    支援!
  18. 19 : : 2016/08/31(水) 12:32:55
    >>19 支援ありがとうございます!
  19. 20 : : 2016/09/12(月) 21:01:20
    ~地下牢~



    エレン「………ん?」ムクッ



    エレン「ここは………どこだ?」



    ???「お目覚めかい?」



    エレン「!!誰だ!」



    アニ「はじめまして、私はアニ。鬼ヶ城の三大幹部の1人」



    エレン「三大………幹部?」



    アニ「そう。この鬼ヶ島の大部分を取り締まっているの。あんた達が乗っていた船の従業員とかは『鬼部隊』って言ってね………それを指揮しているのは、私達三大幹部なのよ」



    エレン「………………ってことは…………ここは鬼ヶ島か!?」



    アニ「今さら気づいたの?意外と鈍感なのね……」



    エレン「俺達をどうするつもりだ!!」



    アニ「調理して食べる」



    エレン「はぁ!?」



    アニ「でも安心して。骨まで美味しく食べてあげるから」



    エレン「そうかそれなら…………って、安心できるか!!結局喰うんじゃねぇか!!」



    アニ「あぁ、そうそう………この鉄格子は刀も切れないほどの頑丈なやつだから、逃げ出そうだなんて馬鹿な真似はしない方がいいよ。じゃぁね」スタスタ



    エレン「くっそ~……どうすればいいんだよ………あ!あいつらは!?」キョロキョロ



    ミカサ「エレン…………あぁ………そこは……ダメェ……」スヤスヤ



    ジャン「ムニャムニャ………俺は馬面じゃねぇぞ………」スヤスヤ



    サシャ「…………おっにく……いっぱい……えへへへへ……」スヤスヤ



    エレン「………お前ら………呑気だなぁ………」ハァ




    エレンは、ぐっすり眠っているミカサ達を叩き起こし、アニから聞いた話を全てはなしました。




    ジャン「………つまり、このまま俺達は仲良く鬼どもに喰われちまうってことか……」



    サシャ「そんなの絶対に嫌ですよ!!」



    ミカサ「何か抜け穴とかないの?」



    エレン「う~ん…………見たところねぇな」



    サシャ「鉄格子も簡単に壊れなさそうですし………死ぬのを待つだけなんですかね………」ハァ



    ミカサ「いや、脱出する方法はある」



    エレン「!!ほんとか!?」



    ミカサ「私が鉄格子を壊す」ジャキ



    ジャン「おいおい………あれは、刀もへし折れちまうくらい頑丈なやつなんだぞ?お前の爪で切れるわけないだろ」



    ミカサ「ふんッ!」ズバババ




    鉄格子 バラバラ




    サシャ「おおおおおお!!」パチパチ



    エレン「凄いぞミカサ!!」



    ジャン「お前の爪硬すぎだろ!!」



    ミカサ「私の爪は鋼以上」キリッ



    エレン「よし!さっさと親玉を探しだして、この島から抜け出そうぜ!」



    お供3人『おー!(おうっ!)』




    こうして、エレン一行は何とか牢屋から脱出することに成功し、この島の親玉を探すことにしました。




    しかし、エレン一行は気づいていませんでした。





    天井の隅に監視カメラがあったことを……………
  20. 21 : : 2016/09/20(火) 21:49:03
    ~廊下~


    タッタッタッ


    エレン「ハァハァ……」タタタ



    サシャ「親玉はどこにいるんですかね……?」タタタ



    ジャン「さぁな………」タタタ




    ドドドドドド




    ジャン「!!なんだ!?」チラッ



    鬼A「いたぞ!捕まえろ!」



    鬼×100『うおおおおおお』ドドドドドド



    エレン「!!鬼部隊だ!逃げるぞ!」タタタ



    サシャ「ひええええええ!!」タタタ



    鬼部隊『』ドドドドドド



    ジャン「くそ…………このままじゃ追いつかれるぞ!」タタタ



    ミカサ「!!エレン、あれを見て!」



    エレン「なに?……!!」




    赤いボタン『押したらいいことが起こります』




    エレン「………怪しい………」



    ジャン「こんなの押すやついるわけねぇっての」ハァ



    サシャ「ですね!こんな罠、子供でも分かりますよ!」



    ミカサ「」ポチッ



    3人『ええええええええ!?』







    ドッガアアアアアアアアアアアアアアン!!








    ~海~




    エレン「………ぶはっ!!」ザバァ



    ジャン「ぐほっ!」ザバァ



    サシャ「」ザバァ



    ミカサ「」ザバァ



    エレン「ハァハァ…………おい、ミカサ!!何で押したんだよ!」



    ミカサ「だって………いいことが起こるって書いてあったから………」



    ジャン「んなわけねぇだろ!!お前のせいで、島ごと吹っ飛んじまったじゃねぇか!」



    サシャ「ありゃりゃりゃ………せっかくのお話が台無しですね……」



    エレン「そうだ!よりによって、爆破オチだぞ!」



    ミカサ「………………ごめん……なさい………死を持って償います………」チャポ



    ジャン「待て待て待て!!死ぬのはダメだ!」ガシッ



    エレン「………もうこうなったら、仕方ない………帰るか」



    サシャ「そうですね」



    ジャン「もう鬼もいないしな………」



    ミカサ「何でこんなことになったの?」



    3人『お前のせいだろ!!』



    ミカサ「テヘペロ☆」




    ………………こうして、エレン一行は絶対にやってはいけない爆破ENDをしてしまい、エレンの実家に帰り、いつまでも仲良く暮らしましたとさ……………めでたし………めでたし……





    ~END~
  21. 22 : : 2016/09/20(火) 22:03:30
    ~カーテンコール~



    エレン「え~~……今回はまさかの爆破オチでしたが………いかがだったでしょうか?」



    ミカサ「どうしてかしこまる必要があるの?」



    ジャン「お前のせいだろうが!」



    ミカサ「テヘペロ☆」



    サシャ「ライナーさんとジークさんとべべべべさんが一回も名前を呼ばれないまま終わりましたね……」



    ライナー「まったくだ!」



    ジーク「ひどいな」



    べべべべ「べべべべって…………名前覚えてよ……」シクシク



    ハンジ「………というわけで、『進撃劇場~桃太郎~』はこれで終わります!」



    リヴァイ「さんざん更新が遅れたのにこの終わらせ方はないと思う読者はいっぱいいると思うが………すまない………色々と諸事情があったんだ……」



    ハンジ「そうそう、一番の理由はただ単にめんどくs」



    アルミン「うおっほん!ごほん!では、次回の公演でまたお会いしましょう!さようなら!」
  22. 23 : : 2016/09/22(木) 22:07:34
    乙www
  23. 24 : : 2017/01/08(日) 19:23:33
    俺はローザスさんが復活してくれて嬉しいぞp(^^)q

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新ローザス・オリバー

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