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リヴァイ「お前の翼」
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- 1 : 2013/10/02(水) 21:25:57 :
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「チッ...」
壁外調査の後...
立体起動装置に妙な感情を感じた
これは...
最後まであいつの翼であっただろうか?
ちゃんと...
羽ばたいただろうか?
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- 2 : 2013/10/02(水) 21:26:08 :
コンコン
「失礼します...」
「入れ」
ペトラ「あの...兵長?」
リヴァイ「どうした?」
ペトラ「あの...立体起動装置なんですけど...」
リヴァイ「あぁ」
ペトラ「ちょっと金具が緩い部分があるんです。これ、どうしたらいいでしょうか?」
リヴァイ「ハンジに見せてみろ。アイツなら直せるかもしれない」
ペトラ「あぁ、そうでしたか。ありがとうございます」
リヴァイ「・・・」
ペトラ「失礼します」
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- 3 : 2013/10/02(水) 21:26:20 :
リヴァイ「まて...」
ペトラ「ぇ...はい」
リヴァイ「俺に見せてみろ」
ペトラ「あ...はい、ここなんですけど...」
リヴァイ「これなら、俺でも直せる。ちょっと待ってろ」
ペトラ「はい...」
立体起動装置には、たくさんの傷がついていた
ペトラの頑張りが一瞬で伝わってきた
ハンジのはなしによると...ペトラはみんなの訓練が終わった後も一人で訓練をしていたらしい
この特別作戦班のなかで、ただひとりの女性として、遅れを取らない為に
余裕そうな顔して、一番頑張っている
そんなことは...分かっていた
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- 4 : 2013/10/02(水) 21:26:31 :
リヴァイ「直ったぞ」
ペトラ「ありがとうございますっ」
リヴァイ「おい...怪我してるのか?」
頭を下げられた時、首元に傷があるのが見えた
普通、あんなところに怪我するヤツはいない
ペトラ「あぁ...これちょっとした不注意です//」
リヴァイ「・・・」
ペトラ「すいません...訓練のあと、ひとりで練習してたんです。その時、立体起動装置が壊れちゃて...。首にも怪我を...」
リヴァイ「大丈夫なのか?」
ペトラ「あっ...怪我に関しては全然大丈夫です」
リヴァイ「そうか...」
ペトラ「兵長...」
リヴァイ「なんだ?」
ペトラ「兵長にとって立体起動装置はなんですか?」
リヴァイ「俺にとってか...」
ペトラ「すいません。難しい質問ですよね...」
リヴァイ「あまり考えた事は無い。ただ巨人を殺す道具だが?」
ペトラ「ですよね...」
リヴァイ「じゃぁ、お前にとってはなんなんだ?」
ペトラ「わたしにとっては...」
ペトラ「翼です」
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- 5 : 2013/10/02(水) 21:26:42 :
リヴァイ「翼?」
ペトラ「はい...ほら、小さい頃憧れませんでしたか?スーパーヒーローみたいにそら飛べる人に」
リヴァイ「・・・」
ペトラ「さすがにマントじゃ飛べませんが、あの装置があれば鳥のように飛べて...」
ペトラ「死んでしまった時も...ちゃんと空に行ける気がするんです」
リヴァイ「っ?」
ペトラ「だから...死んだら...ちゃんとこの装置に空に連れてってもらえるように...。大事にしてます」
ペトラ「お守りみたいな感じです」
ペトラ「わたしの翼です」
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- 6 : 2013/10/02(水) 21:27:23 :
兵長...
わたしの翼は...
きちんと....
羽ばたきましたよ
空に向かって...
とりのようにー
大空に向かって...
羽ばたきました
だから、心配しないでくださいね
わたしは、鳥になったんです
終わり
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- 7 : 2013/10/04(金) 20:27:07 :
- 良かった!
短いけど感動する!
こういうの大好きです♪ヽ(´▽`)/
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- 8 : 2013/10/05(土) 19:52:31 :
- 感動!めちゃよかった!
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- 9 : 2013/10/05(土) 20:12:23 :
- 乙!
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- 10 : 2013/10/08(火) 16:59:16 :
- 乙です~!!
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- 11 : 2013/10/08(火) 17:01:56 :
- めっちゃ良かった!
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- 12 : 2014/03/18(火) 16:10:24 :
- すごく良かった!
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- 13 : 2014/03/18(火) 16:18:00 :
- 感動です〜(泣泣)
。・゜・(ノД`)・゜・。
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- 14 : 2014/12/06(土) 15:08:37 :
- すばらしー!
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- 15 : 2015/03/15(日) 13:35:50 :
- か
ん
ど
う
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