エレン「青春ソフトボール!」
-
- 1 : 2016/08/18(木) 21:51:00 :
- 私のSSは、いつ消されるかわかりません。
ソフトボールやってたの3年くらい前なんで、うろ覚えです。
それでも良ければ・・・どうぞ
-
- 2 : 2016/08/18(木) 21:56:17 :
- 登場人物
==一年生==
エレン・イェーガー
シガンシナ中学校卒
キャッチャー 背番号14
アルミン・アルレルト
マリア中学校卒
ピッチャー 背番号11
ジャン・キルシュタイン
トロスト中学校卒
セカンド 背番号12
コニー・スプリンガー
ローゼ中学校卒
センター 背番号13
ライナー・ブラウン
ウォール中学校卒
ショート 背番号15
ベルトルト・フーバー
ウォール中学校卒
ファースト 背番号16
-
- 3 : 2016/08/18(木) 21:59:40 :
- ==二年生==
オルオ・ボサド
トロスト中学校卒
サード 背番号6
グンタ・シュルツ
トロスト中学校卒
ライト 背番号7
エルド・ジン
トロスト中学校卒
ファースト 背番号3
モブリット・バーナー
マリア中学校卒
セカンド 背番号4
-
- 4 : 2016/08/18(木) 22:04:51 :
- ==三年生==
リヴァイ・アッカーマン
ローゼ中学校卒
ピッチャー 背番号10
ミケ・ザカリアス
シガンシナ中学校卒
キャッチャー 背番号2
ゲルガー
トロスト中学校卒
レフト 背番号9
トーマ
トロスト中学校卒
センター 背番号8
ケイジ
マリア中学校卒
ショート 背番号5
-
- 5 : 2016/08/18(木) 22:07:31 :
- ==先生、マネージャー、その他==
エルヴィン・スミス
監督
・三年生
ハンジ・ゾエ
マネージャーリーダー
・二年生
ミーナ・カロライナ
ペトラ・ラル
・一年生
ミカサ・アッカーマン
アニ・レオンハート
クリスタ・レンズ
ユミル
サシャ・ブラウス
生徒会役員->生徒会副会長->生徒会会長
マルコ・ボット
-
- 6 : 2016/08/18(木) 22:12:51 :
- エレン「監督、話って・・・」
監督「おい、イェーガー。お前に会いたい人が来ている」
エルヴィン「君が、エレン・イェーガー君かな」
エレン「はい、そうですけど」
エルヴィン「私はエルヴィン・スミス。進撃高校ソフトボール部顧問だ」
エレン「し、進撃高校・・・!?」
監督「ソフトボールの名門進撃高校は、お前を欲しいと言っているんだよ、イェーガー」
エレン「本当ですか!?」
エルヴィン「ああ。君に会わせたいピッチャーがいるんだよ・・・入りたまえ」
アルミン「失礼します」
-
- 7 : 2016/08/18(木) 22:15:34 :
- 期待っす!
-
- 8 : 2016/08/18(木) 22:15:36 :
- アルミン「初めてまして。アルミン・アルレルトです」
エレン「アルミン・・・アルミンお前か!?」ユサユサユサ
アルミン「ちょっ、何を・・・」
エレン「忘れちまったのかよ!?幼なじみのエレン、エレン・イェーガーだよ!!」
アルミン「・・・?」
エルヴィン「アルミンは昔の学校で何かあったらしくてね、記憶喪失なんだ」
エレン「記憶喪失・・・・」
エルヴィン「でも、君なら少々トゲがある彼ともバッテリーを組めるだろう」
-
- 9 : 2016/08/18(木) 22:16:03 :
- >>7 いつもありがとうー!!
-
- 10 : 2016/08/18(木) 22:19:59 :
- エレン「ということは・・・アルミンはピッチャーですか?」
エルヴィン「ああ。スピードに関しては特筆することもないが・・・彼が凄いのは、変化球だ」
エレン「変化球・・・!」
エルヴィン「ついたあだ名が、マジシャンだからな」
アルミン「・・・僕はもう帰っても?」
エルヴィン「エレンはいいのかね?」
アルミン「読みたい本があるので・・・」
エレン「変わんねぇな」ボソッ
-
- 11 : 2016/08/19(金) 06:20:53 :
- アルミン「では、これで」
エルヴィン「・・・君もなんだかしがらみがありそうだな。彼とバッテリーを組めるかな?」
エレン「できます。やれますよ!どんな球でも、とってみせます!!!」
エルヴィン「そうか。では、進撃高校ソフトボール部顧問としてシガンシナ中に申し出をしておこう。今度来てみるといい、歓迎するから」
エレン「っはい!」
-
- 12 : 2016/08/19(金) 06:28:41 :
- **マネージャー'sの用語講座**
ミカサ「えー・・・おほん。初回は私、ミカサ・アッカーマンが担当しよう」
ミカサ「まずはポジション。簡単に言ってしまえば、野球と同じ」
ミカサ「ホワイトボードにまとめた。詳しいことはググって欲しい」
ピッチャー・・・真ん中で投げる人。
キャッチャー・・・ピッチャーの投げたボールをキャッチする人。
ファースト・・・一塁を守る人。
セカンド・・・二塁を守る人。
ショート・・・セカンドとサードの間にいる人。打たれたらここに飛んできやすい。
サード・・・三塁を守る人。
ライト・・・その名のとおり、右を守る。ファーストの後ろ。
センター・・・その名のとおり、中央を守る。セカンドの後ろ。
レフト・・・その名のとおり、左を守る。
ミカサ「外野・・・ライト、レフト、センターは分かりやすいと思う。ちなみに、イチローは外野。それ以外は内野という」
ミカサ「以上で、第一回を終わろう。・・・早く本編登場したい」
-
- 13 : 2016/08/19(金) 07:53:55 :
- エレン「ただいま!!」ガチャーン!
ミカサ「お帰りなさい。ドア壊さないでね」
エレン「おう。おいミカサ、アルミンと同じ高校に俺は行くぞ!!」
ミカサ「アルミン・・・アルミンが!?会ったの、エレン!?」ガシャーン
カルラ「ミカサ、コップ割ってるわよ」
ミカサ「ごめんなさい、おばさん。つい」
エレン「握りしめてコップ割る奴初めて見た」
-
- 14 : 2016/08/19(金) 07:57:45 :
- エレン「でな、ミカサ。聞いて驚け・・・アルミンはピッチャーだった。スポーツ推薦で進撃高校に行くんだ。俺も」
ミカサ「・・・大丈夫?エレン。進撃高校は偏差値が高い。エレンの学力では・・・」
エレン「なんとかなるだろ。アルミンに教えてもらうよ」
ミカサ「ふむ。では私は、推薦で進撃高校へ行こう」
ミカサ「自慢するつもりはないけれど・・・成績優秀文武両道の模範的な生徒だから大丈夫」
エレン「お前うぜえ」
-
- 15 : 2016/08/19(金) 08:03:57 :
- エレン「あと・・・アルミンは俺らのこと、覚えてない。前の学校でなんかあって、記憶喪失になったらしいんだ」
ミカサ「記憶喪失・・・そいつらの名前は?削ぐ」
エレン「わかんねぇよ。どこの中学かすら教えてくれなかったんだからな」
ミカサ「まぁ、エレンなら大丈夫。空気は読めないし喧嘩っぱやいし感傷的だけど・・・」
エレン「お前それ貶してるからな」
ミカサ「エレンには謎のオーラがある」
エレン「聞け人の話を!てか何、オーラ見えんの?」
ミカサ「アアホイヤー アアアアアア ハイヤー」*笑点の林家木久扇のネタです
エレン「そりゃあ雨乞いだ!」
-
- 16 : 2016/08/19(金) 11:28:09 :
- 期待でーす!!
-
- 17 : 2016/08/19(金) 11:32:40 :
- あ、あとお気に入りありがとう!!
-
- 19 : 2016/08/20(土) 12:58:06 :
- エレン「母さんー!」
カルラ「なに?エレン、ミカサ」
エレン「俺、進撃高校に行くから!!」
ミカサ「私も」
カルラ「ミカサはともかく・・・エレンは不安ねえ」
エレン「母さんまでそんなこと言うのかよ!?」
カルラ「それに・・・進撃高校って遠いんでしょう?」
ミカサ「寮がある、ので大丈夫」
カルラ「寮・・・ねぇ。ちょっと考えさせてちょうだい、いいわね?」
エレミカ「分かりました」
-
- 20 : 2016/08/20(土) 13:00:08 :
- エレン「まぁ、そう簡単にはいかねぇか・・・」
ミカサ「私立高校だし、寮となるとお金は高い」
エレン「金の問題もあるのか・・・」
ミカサ「今度、進撃高校に見学に行こう」
-
- 21 : 2016/08/21(日) 08:13:27 :
- 後日
ミカサ「なかなか豪華な校舎・・・」
エレン「これが進撃高校!!」
エルヴィン「やあ、エレンか。そちらのお嬢さんは・・・」
ミカサ「シガンシナ中学校3年ミカサ・アッカーマンです」
エルヴィン「ミカサ、か。エレン、私は今から仕事があるのでうちのマネージャーを案内としてつけよう。ハンジ」
ハンジ「やぁ!元気かな?私は2年のハンジ・ゾエ。よろしくね!」
エレン「エレン・イェーガーです!」
ミカサ「ミカサ・アッカーマンです」
ハンジ「エレンにミカサね。じゃあ早速・・・」
エルヴィン「うむ。頼んだぞ」
-
- 22 : 2016/08/21(日) 08:18:04 :
- ハンジ「ここ、私立進撃高校は特進科と普通科に別れてる」
ハンジ「私は特進科なんだ~!」
ミカサ「はぁ」
エレン「俺は確実に普通科です・・・」
ハンジ「特進科は1クラスしかいないかな。普通科は6クラス。部活は、ソフトボール部以外にも剣道柔道合気道、テコンドーサッカーバスケ水泳シンクロ飛び込み体操・・・」
エレン「運動部、盛んなんですか?」
ハンジ「超盛んだね。それなりに強いし。もちろん文化部もあるよ?吹奏楽とかね」
ミカサ「ほう・・・」
-
- 23 : 2016/08/21(日) 20:32:11 :
- ハンジ「ここが、我らのマウンドだよー!」
エレン「ひ、広れぇ・・・!」
ハンジ「そんでねー、あのチビピッチャーが次期部長で副部長のリヴァイ・アッカーマン、キャッチャーがミケ・ザカリアス、でねぇ、セカンドのモブリット・バーナーがねー」
ミカサ「ほう。なかなかのイケメン」
ハンジ「私の彼氏だもーん。うふっ」
エレン「ハンジ先輩って・・・1年生に手ぇ出したのか・・・」
-
- 24 : 2016/08/21(日) 20:35:16 :
- 期待
-
- 25 : 2016/08/21(日) 21:00:49 :
- >>24 ありがとうございます!
-
- 26 : 2016/08/21(日) 21:03:05 :
- ハンジ「おぅーい!リィーヴァーイー!」
リヴァイ「なんだクソメガネ。うるせぇ。練習中だ」
ハンジ「新入生だよぉーん、エレンにミカサ」
リヴァイ「まだ試験はやっていないはずだが・・・」
-
- 27 : 2016/08/22(月) 07:40:21 :
- エレン「シガンシナ中のエレン・イェーガーです!」
リヴァイ「おいガキ。お前のポジションは、キャッチャーか?」
エレン「はい!」
リヴァイ「だろうな。基本的には細いが肩はしっかりしている。おい、ガキ」
エレン「なんですか?」
リヴァイ「俺の球を受けてみろ」
エレン「は・・・はいっ!」
ハンジ「・・・はぁ」
ミカサ「?」
-
- 28 : 2016/08/22(月) 07:44:12 :
- ハンジ「リヴァイはねー、超高速のストレートが持ち味なんだけどねぇ・・・」
ミカサ「そんなに早いと、キャッチャーが捕まえるのも大変・・・ということですか?」
ハンジ「うん。ウチでもとれるのはバッテリー組んでるミケだけだと思うんだよね」
ミカサ「大丈夫です。エレンなら」
ハンジ「ふーん・・・まぁ、お手並み拝見かな・・・」
エレン「お願いします!」
リヴァイ「・・・ふんっ!!」ビュッ
エレン(重い・・・早い・・・すげえ!!)パッン
ハンジ「と、捕った・・・」
-
- 29 : 2016/08/22(月) 08:28:17 :
- エレン「や、やったー!あれ」コロン
ミカサ「・・・はぁ・・・」
リヴァイ「せっかくキャッチしたのに落としちゃあ意味がねぇ。・・・こともねぇが、キャッチできるならするべきだ」
エレン「はい、その通りです・・・」
リヴァイ「だが・・・捕ったことは事実だ。認めてやるよ、お前のソフトボール部入部を」
エレン「や、やったーーー!!!」
ハンジ「・・・入部は別に自由で試験とかないし、まだ入学してないから落ちたら・・・」
エレン「あ」
-
- 30 : 2016/08/22(月) 08:33:46 :
- ミカサ「エレン、帰りに本屋行こう」
エレン「ナ、ナンデ、デスカ」
ミカサ「参考書を買いにいく」
エレン「いぃーーーーやぁーーーーだぁーーーー!!!!!」ジタバタ
ミカサ「仕方ないでしょ?世界(受験)は残酷なんだから・・・」ヒョイ
ミカサ「では。失礼します」
エレン「あああああああああ!!!!!!」
リヴァイ「担いで帰りやがった・・・なんちゅう馬鹿力だ」
ハンジ「君と同じようなもんだけどねー」
-
- 31 : 2016/08/23(火) 06:04:01 :
- 本屋
アルミン「・・・」パラッ
アルミン「・・・」パラッ
エレン「おーい、ミカサ。ここ文学だろ?」
ミカサ「新作が出た。『白雪姫』・・・欲しい」
アルミン「・・・」チラッ
エレン「アルミン・・・!」パァアア
ミカサ「アルミンッ!!!」ムギュウウ
-
- 32 : 2016/08/23(火) 06:08:49 :
- ミカサ「アルミン・・・覚えてない?幼なじみのミカサ・アッカーマン。イェーガー家の養女」
アルミン「悪いけど、記憶喪失なんだ。記憶喪失の状態で、見ず知らずの相手にそんなこと言われても信じられないよ」パラッ
エレン「・・・くっ」
ミカサ「ならば、私達はこうしよう。アルミン・・・あなたと、もう一度親友になる。必ず。なれる」
エレン「ミカサ・・・!!」
アルミン「・・・そう」カタッ
エレン「アルミン、どこ行くんだ?」
アルミン「関係、ないでしょ」
-
- 33 : 2016/08/23(火) 06:12:49 :
- アルミン「・・・おじいちゃん」
祖父ミン「アルミンか・・・?」ゴホゴホ
アルミン「無理しなくていいよ。林檎でも剥こうか?」
祖父ミン「すまないなぁ。記憶は、戻ってきたかねぇ?」
アルミン「・・・僕が覚えてるのは、おじいちゃんが小さな頃の僕と遊んでくれてる事と、真っ赤な何か________」
祖父ミン「そうか・・・」
-
- 34 : 2016/08/23(火) 10:08:49 :
- アルミン「ごめんなさい」
祖父ミン「謝ることはない。良いかね、アルミン。林檎の皮は、削ぎ落とすんじゃない。剥くんだよ」
アルミン「・・・難しくて」
祖父ミン「練習あるのみ。ソフトボールと同じだよ」
アルミン「うん。おじいちゃん、練習してくるよ」
祖父ミン「そういえば、進路は決めたのかい?」
アルミン「うん。進撃高校普通科に、スポーツ推薦で行けるんだけど・・・特進科に行くよ」
祖父ミン「そうか・・・誇らしいよ、おじいちゃんは」
アルミン「・・・」フフ
-
- 35 : 2016/08/23(火) 10:11:30 :
- アルミン「じゃあ、また来るから」
祖父ミン「ああ。わしも早く退院できるように、気張るよ」
アルミン「うん。お大事に」カララッ
祖父ミン「エレンや、ミカサがいればいいが・・・」
エレン「アルミンのじいちゃん!」
ミカサ「アルレルトさん!」
祖父ミン「・・・エレンにミカサか!?」
-
- 36 : 2016/08/23(火) 22:29:02 :
- エレン「おう!入院したって聞いて、驚きましたよ!?」
ミカサ「うんうん」
祖父ミン「大丈夫だよ、すぐに退院できるはずさ」
エレン「良かった・・・。あ、そうだじいちゃん、ようかん買ってきたんだ」
ミカサ「こしあんとつぶあん、どっちが良いですか?変わり種でハチミツとか抹茶とか、あとキャラメル」
祖父ミン「おう、ありがとう」
-
- 37 : 2016/08/24(水) 16:33:42 :
- エレン「アルミンのことなんですけど・・・」
祖父ミン「アルミンはな、記憶喪失になってしまってなぁ。君たちのことも覚えてなかったろう」
ミカサ「はい。ショックでした」
エレン「俺ら、進撃高校に入学するんです」
ミカサ「私も」
祖父ミン「大丈夫かいエレン?君の学力で・・・」
エレン「なんでみんなそういうんだ!?」
ミカサ「現実は残酷」
-
- 38 : 2016/08/24(水) 16:37:18 :
- エレン「大丈夫ですって!」
祖父ミン「そうか」
ミカサ「アルミンは、なぜ記憶喪失に?」
祖父ミン「わからん」
エレミカ「はい?」
祖父ミン「わしはこれでも敏腕ビジネスマン。そのころ海外に出張しておった。アルミンは、森の中で倒れているところを発見されたそうだ」
ミカサ「森の中で・・・」
エレン「記憶が戻る方法はないんですか?」
祖父ミン「わしのことはだんだん思い出してきたようだが・・・わからない。すまんな」
エレミカ「いえ」
-
- 39 : 2016/08/24(水) 16:40:24 :
- アルレルト家
アルミン「林檎の皮むきは、難しいなぁ」
アルミン「でも、これくらいできないとね。高校では寮だけど、この家を守れるのは僕だけだ」
アルミン「自分の家・・・なんだから」
アルミン「たぶん・・・」
アルミン(あの二人・・・エレンにミカサ、と言ってたっけ)
アルミン(僕の親友・・・?幼馴染・・・?)
アルミン(でも、覚えてない・・・)
-
- 40 : 2016/08/24(水) 16:43:27 :
- アルミン「エレン・・・ミカサ」
アルミン(名前をいうだけで・・・喉が、体が、心が・・・呻いてる)
アルミン「なんなんだよ・・・」
ピーンポーン
アルミン「はい」ガチャッ
エレン「ようアルミン!」
アルミン「・・・君か」
-
- 41 : 2016/08/26(金) 05:57:03 :
- エレン「アルミン、キャッチボールしねぇか?」
アルミン「は?」
エレン「だから、キャッチボール。のちのちバッテリー組むんだから、こうゆうのは必要だろ?俺ミットとか持ってきたんだ」
アルミン「・・・いいけど」
エレン「本当か!?じゃあ、ここで待ってるから準備してくれ!」
アルミン「わかった」
アルミン(このグローブも・・・いつから使ってるのか、分からない・・・)
アルミン(さすがに服は新品だけど。成長期だし。この前ちょっと伸びたし)
アルミン「・・・おまたせ」ガチャッ
-
- 42 : 2016/08/26(金) 05:59:59 :
- エレン「おっし!アルミン、どこでやる?」
アルミン「ここでボール遊びOKな所は、桜ノ宮公園だけだよ」
エレン「そうなのか?俺、ここらは詳しくなくてさ。よし、行こうぜ!」ギュッ ダッ
アルミン「ち、ちょっと!」
エレン「手繋いでた方が迷子にならねえだろー!」
アルミン「反対だから!」
エレン「え」
-
- 43 : 2016/08/26(金) 06:03:04 :
- 桜ノ宮公園
エレン「じゃあ、まずはウォーミングアップ。よしこーい」
アルミン「了解」シュッ
エレン「おし」ガッ シュッ
アルミン「・・・」ガッ シュッ
エレン「・・・」ガッ シュッ
アルミン「イェーガー君はさ」ガッ シュッ
エレン「エレンでいいぞ」ガッ シュッ
-
- 44 : 2016/08/26(金) 06:07:48 :
- アルミン「・・・イェーガー君はさ」ガッ シュッ
エレン「おう」ガッ シュッ
アルミン「なんで僕と組もうと思ったの?ボールも見てないのに」ガッ シュッ
エレン「見たぜ」ガッ シュッ
アルミン「え?」ガッ シュッ
エレン「見た。まだ8つの時かな・・・。俺がキャッチャー。アルミンがピッチャー。ミカサが攻撃で遊んでさ。最初はストレートばっかだったけど、お前知らねえうちに変化球とか使い始めたんだよ。転校するちょい前だけど」ガッ シュッ
-
- 45 : 2016/09/17(土) 20:36:26 :
- アルミン「そう、なんだ」ガッ シュッ
エレン「ああ」ガッ
エレン「お前、成長したよなぁ。昔はクッソ遅かったのにな」
アルミン「・・・」
エレン「でも、変化球だのカーブだのシンカーだの」
エレン「そんなボールはやたら上手くてさ。まぁ、ミカサにはかなわなかったけどよ。俺もアルミンも」シュッ
アルミン「僕の・・・」ガッ!
アルミン「ことを、良く知ってるみたいに・・・・!!」
エレン「知ってる。アルミンはクッキーが好き、でもトマトは嫌い。好きな本はファンタジーかミステリー、恋愛小説。くすぐりで効くのは脇腹」
アルミン(当たってる・・・当たってる、本当、本当に・・・)
-
- 46 : 2016/09/18(日) 17:47:12 :
- アルミン「イェーガー君は・・・僕の・・・?」ボソッ
エレン「ん、どうした?アルミン。・・・ってか、もうこんな時間か」
アルミン「う、うん」
エレン「そろそろ帰るな。またな、アルミン!」
アルミン「うん」
ミカサ「勉強教えてもらえたの?」
エレン「あ」
-
- 47 : 2016/09/18(日) 17:55:43 :
- イェーガー家
ミカサ「勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強・・・・」
エレン「やっぱり・・・人類は・・・受験には勝てねぇ・・・」
ミカサ「私は受かった」
エレン「うっせええええええ」
-
- 48 : 2016/09/18(日) 17:58:55 :
- 公式ではエレンの頭脳はコニーとほぼ同じらしいな
-
- 49 : 2016/09/18(日) 18:42:33 :
- >>48 エレンは意外と馬鹿だった・・・
ミカサ「スポーツ推薦に落ちて、どうするの?」
エレン「普通に受ける」
ミカサ「できるの?当然、問題は難しくなる。エレンにできるレベルよりもエベレスト並みに高い」
エレン「エベレストって標高いくつだ?」
ミカサ「8848m」
エレン「じゃあ大丈夫だよ」
ミカサ「なぜ?」
エレン「俺のやる気はマリアナ海溝並みだ。アルミンとバッテリーを、組むんだよ」(マリアナ海溝・10911m)
-
- 50 : 2016/09/18(日) 18:44:40 :
- ミカサ「ならば・・・私が勉強を叩き込む。必ず、合格させてみせよう!!」
エレン「頼んだ!!」
リーンゴーン
カルラ「はーい」
アルミン「・・・お邪魔します」
カルラ「アルミンー、元気だったのねー!」
アルミン「・・・イェーガー君は?」
カルラ「自分の部屋よ」
アルミン「そうですか」
-
- 51 : 2016/09/18(日) 18:50:29 :
- アルミン「こんにちは」
エレミカ「アルミン!?!?」
アルミン「君、スポーツ推薦落ちたんだって?」
エレン「ああ・・・・」ショボーン
アルミン「教えてあげても、いいけど」
エレン「へ?」
アルミン「勉強」
-
- 52 : 2016/09/22(木) 08:34:14 :
- エレン「ま、まじか!?」
アルミン「別に・・・助ける訳じゃない。君、僕とバッテリー組むって言ったろ?約束を破られるのは、嫌だから」プイッ
ミカサ「アルミンがいれば鬼に金棒。エレン、必ず合格させてみせよう・・・・」ニヤ
アルミン「厳しく教えてあげるよ」
エレン「お、お手柔らかに・・・してください・・・」
-
- 53 : 2016/11/08(火) 18:15:21 :
- アルミン「イェーガー君、これは小学生の問題だよ?何で分からないのかなぁ」トントン
エレン「はい・・・すいません・・・・」
ミカサ「こっちの問題はただの暗記。今まで何をしていたの?」
エレン「エエ・・・モウシワケナイデス」
アルミカ「だいたい、この計算問題は!」カッ
エレン「ひっ!!」ビクッ
アルミカ「クッソ簡単だ!!」カカカッ
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