ライナー、ベルトルトの恋
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- 1 : 2016/08/09(火) 21:43:22 :
- ラ=ライナー べ=ベルトルト ア=アルミン エ=エレン
ー男子寮ー
ラ 「ベルトルト...俺、好きな人できたんだよ。」
べ 「え?」
ラ 「おいおい、もっと喜んでくれよな。」
べ 「よ、喜べる訳ないだろ!?ちなみにその相手は?」
ラ 「クリスタだ!」
べ 「うーん...」
べ (でもクリスタはウォール教の重要人物だから...いいのか?)
ラ 「な?いいだろ!」
べ 「まぁ、いいんじゃないかな。」
ラ 「だろ?クリスタは会ったときから決めてたんだよ!結婚するってな。」
べ 「結婚...」
ラ 「お似合いだと思わないか!?」
べ 「さぁ...分からないな。」
エ 「おい2人とも、何話してるんだ?」
べ 「あ、エレンと」
ア 「やぁ。僕もお邪魔させてもらうね。」
ラ 「おぅ!いいぞ。」
エ 「で、何の話だ?」
ラ 「実はな...俺好きな人ができたんだよ。」
ア 「え?誰なの?」
ラ 「クリスタだ! 」
エ 「そうか。」
ア 「へぇ〜。」
ラ 「お前らなぁ、もっと反応してくれよ。」
ア 「だって...ね?」
エ 「あぁ。」
ラ 「何だよ?」
エ 「みんな知ってると思うぞ?」
ラ 「は!?何で知ってんだ!?」
べ 「いつも見てるから。」
ラ 「そ、そんなにか?」
ア 「クリスタも気付いてるんじゃないかな?」
ラ 「……。」
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- 2 : 2016/08/09(火) 21:46:36 :
- 気軽にコメントくださいね!
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- 3 : 2016/08/09(火) 21:47:12 :
- 誰かコメント書いてくださったら書きます!
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- 4 : 2016/08/09(火) 22:16:13 :
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ラ 「クリスタは...本当に気付いているのか?」
ア 「多分ね。」
エ 「確かめに行ったらどうだ?」
ラ 「クリスタにか?」
エ 「そうだ。」
ラ 「そ、そんな事どうやって聞くんだ!?」
エ 「うーん、アルミン頼んだ。」
ア 「え、僕...?」
ラ 「頼むアルミン!」
ア 「え、うん。まずは最近気になっている事を聞いてみよう。これはライナーじゃなくてエレンが聞いてくれる?」
エ 「俺が?」
ア 「うん。ライナーがその場にいるのもマズいから、とりあえずエレンだけでお願い。」
エ 「わかった!」
ア 「もしそこでライナーがこっちを見てくると言ったらクリスタに気付かれていたということになるね。」
ラ 「言わなかったら?」
ア 「そうだなぁ...ライナーがクリスタの所に行って、好きな人がいるか聞いてみよう。」
ラ 「い、いきなりか!?」
ア 「いけないかな?」
ラ 「ま、まあいいか...。」
べ 「僕は何をしたらいいの?」
ア 「ベルトルトは...いつも通りライナーの横にいていいよ。」
べ 「分かった……。」
ア 「じゃあ、行こう!クリスタはまだ食堂だと思うから、エレンが呼び出してからが本番だ!」
エ 「任せろ!」
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- 5 : 2016/08/09(火) 22:16:38 :
- やっぱり書きました。(笑)
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- 6 : 2016/08/09(火) 22:22:52 :
- ー食堂ー
エ スタスタ「クリスタ、ちょっと来てくれるか?」
ク 「いいけど、どうしたの?」
エ 「ちょっと聞きたいことがあってな。」
ク 「そういう事なら、いいよ!」
エ 「お!ありがとな!」
ユ 「おいおい、私の女神をどこに連れて行く気だぁ?」
ク 「あ、ユミル!すぐ戻るから大丈夫だよ!」
エ 「10分程で帰ってくるからな!」スタスタ
ク 「だから待っててね!」スタスタ
ユ 「おい!10分なんて長過ぎるだろ!」
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- 7 : 2016/08/09(火) 22:27:47 :
- ー食堂裏ー
ア 「あ、来たよ!」ヒソヒソ
エ 「この辺でいいか...」
ク 「うん。聞きたいことって何?」
エ 「えっとなぁ、最近気になってる事ってあるか?」
ク 「それはどういう...」
エ 「何でもいいんだ!男子のこととか女子のこととかな!」
ク 「う〜ん...。あっ!」
エ 「おっ!何かあったか!?」
ク 「うん、あったよ!」
エ 「何だ!?」
ラ (バレてませんように...)
ア 「何だろうね。」ヒソヒソ
べ 「クリスタの事だからよくわからないよ...。」ヒソヒソ
ク 「えっとね...」
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- 8 : 2016/08/09(火) 23:46:08 :
エ 「は、早く言ってくれよ!」
ク 「うわわ、ごめん!気づいた事は...ベルトルトってアニばかり見てる事!」
べ カァァァァ///
ラ 「俺の事言えたもんじゃないな...。」ヒソヒソ
ア 「アハハ...ベルトルト。」
べ 「バレてた...アニ好きなのバレバレだよ...。」ズーーン
ラ 「すっかり落ち込んじまったな。」
エ 「それって...女子はみんな知ってるか?」
ク 「私が言わなくてもみんな見てたら分かるって言ってたよ。」
エ 「そ、そうか...。」
べ 「ハァ...もう駄目だ。僕は生けていけないよ。」ガーーン
ク 「でもね、私がアニに聞いてみたんだけど...」
エ 「何を?」
ク 「ベルトルトが好きかって聞いてみたの。そしたら...」
べ ゴクン
ラ (どっちだ?)
ク 「実は私も好きなんだ...って。」
エ 「よっしゃぁぁぁぁぁ!」
ク 「!!びっくりしたぁ!」
べ 「う...そ?アニが?」
ラ 「良かったじゃないか!ベルトルト!」ヒソヒソ
ア 「うん!後はライナーの事をうまく聞き出せないかな?」
オーーーイ!!
ク 「あ!ユミル!」
ユ 「遅いから迎えに来てやったぞ!ほら、帰るぞ!」ズリズリ
ク 「もぉ〜!ユミル!引っ張らないでよー!」
エ 「帰っちまった...。」
何してるんだい?
べ 「あっ!」
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- 9 : 2016/08/09(火) 23:47:04 :
- 読んでくれてる人いるのかな?
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- 10 : 2016/08/09(火) 23:54:55 :
- ライクリっすか!?いいっすね!!
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- 11 : 2016/08/10(水) 01:05:45 :
- 10:アトムさん初コメントありがとうございます!やる気出たので書きます!笑
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- 12 : 2016/08/10(水) 01:52:52 :
エ 「アニ!どうしてここに?」
アニ 「声が聞こえたから来ただけ。」
エ 「そうか。」
エ (待て...アニにも同じ質問してみるか。)
エ 「アニ、ちょっと聞きたい事があるんだが...」
アニ 「何?」
アル 「まさか...!」
エ 「最近気になってる事ってあるか?」
アニ 「何その質問」
エ 「聞きたいだけだよ!何かあるか?」
アニ 「...。あ、あるかも」
エ (来たぁぁぁ!)
エ 「で、何だよ?」
アニ 「ライナーってクリスタの事好きなの?」
アル 「ライナー...バレる寸前かも。」ヒソヒソ
ラ 「俺もそう思う...」
べ (ライナーもバレたらいいんだ!)
エ 「ど、どうしてそう思うんだ?」
アニ 「ずっと見てるから。」
エ 「あーーーー。」
アニ 「何そのあーって」
ラ (バレてた...アニにも...)
アル 「ハハ...さっきと同じパターンだね」
べ 「こうなって当然だよ。」
エ 「聞くけど、クリスタの反応は?」
アニ 「別に気にしてないみたいだし...それにクリスタもライナー好きだって」
エ 「おおっ!」
ラ 「クリスタも俺の事...よしっ!卒業したら即結婚するぞ!」ガサガサ
アニ 「ん?誰かいるのかい?」
アル 「バレたね...。」
べ 「ライナーのせいだよ。」
ラ 「あ、すまん。」
ガサガサ
アニ 「何やってたの。そんな所で」
アル 「これは、その...ごめん、アニ!」
アニ 「どういう事?」
べ 「ずっと聞いてたんだ。」
アニ 「だろうね。」
ラ 「それよりアニ!クリスタが俺の事好きって...本当か!?」
アニ 「嘘なんかつかないよ。」
ラ 「じゃあ本当なんだな!?」
アニ 「しつこいね、本当だって」
ラ 「俺もう死んでも悔いは残らないな...」
アル 「まだ死んじゃ駄目だよ。」
べ (アニ...僕の事好きなのかな?)ドキドキ
エ 「あっ!そうだ!アニってベルトルトが好きなのか?」
べ 「エ、エレン!何を言ってるんだよ!?」テレ
アニ 「いきなり聞くなんてね。」カァァァァ
アル (どうして今言ったんだエレン...)
ラ 「頑張れよ!お2人さん!俺も結婚式の準備だ!」タッタッタッ
アル 「あぁ、待ってよライナー!」タッタッタッ
べ 「残された...。」
アニ 「エレンは取り残されてる...。」
エ 「……。まっ、頑張れよ!ベルトルト!」タッタッタッ
べ 「あっ!」
アニ 「逃げたね。卑怯な」
べ 「う、うん。」テレテレ
アニ 「……。」
べ 「ね、ねぇアニ!今度休みの日に街に行こうよ。2人で!」テレル
アニ 「あ...うん。嬉しい、ありがと。」カオマッカ
べ 「今日はごめんね...じゃあまた明日!」タッタッタッ
アニ (2人で街か...それも悪くないね。)
べ (2人でって強調しすぎたかな!?でも誘えて良かった!)タッタッタッ
ー男子寮ー
ガチャ
べ 「ふぅ...。」
ラ 「どうだった!?」
べ 「次の休みに街に行こうって約束...したんだ。」テレ
エ 「おおっ!良かったなぁ!ベルトルト!」
べ 「あ、あぁ!」
アル 「もうライナーは式の日時まで決めてるよ...。」
ラ 「一生に1度あるかないかの行事だ!盛大にやらないとな!」
アル 「でも、早すぎるよ。」
ラ 「いいんだ!そして、俺も今度の休みにクリスタを街に誘うぞ!」
べ 「分かったから...今日はもう寝よう。」
ラ 「今日は寝れないな!嬉しすぎて!」
アル 「ハハハ...じゃあ僕らはもう失礼するね。」
べ 「あ、うん。今日はいろいろありがとう。」
ラ 「ありがとな!」
エ 「いいんだよ。また面白そうな話あったら教えてくれよ!」
べ 「うん。おやすみ。」
アル 「おやすみ。ベルトルト、ライナー。」
ラ 「おう、おやすみ。」
エ 「ベルトルト、今日の夜はそこから落ちんなよ?おやすみ」
べ 「落ちないよ...多分...」ハハッ
ラ 「それにしても、いい1日だった!」
べ 「ライナー声が大きいよ!」ヒソヒソ
ラ 「ああ、すまないな。」ヒソヒソ
べ 「次の休みが楽しみだな...」
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- 13 : 2016/08/10(水) 01:55:00 :
- 今から書きますね!(ง •̀_•́)ง
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- 14 : 2016/08/10(水) 11:06:26 :
- ー次の休みの日ー男子寮ー
べ 「ラ、ライナー、何を着ていけばいいと思う?」
ラ 「普通でいいんじゃないか?俺は前、街で買った服だ。」
べ 「もう普通でいいよね。」
ラ 「あぁ。多分アニもパーカーとかだろ。」
べ 「そうだね。じゃあ僕はもう行くよ。」
ラ 「俺も後から行くから出会うかもしれんぞ?」
べ 「あ、分かった。」スタスタ
ー食堂ー
べ (あ!アニもう来てる!)
べ 「ごめん、アニ!待たせたかな?」
アニ 「さっき来たばかりだよ。」
べ 「そ、そうなんだ。じゃあアニ、街行こう。」スタスタ
アニ 「あぁ。」スタスタ
べ (どうしよう...何か喋らないと)アセル
アニ 「2人で出掛けるの...初めてじゃないかい?」
べ 「そ、そうだね。緊張するよ。」
アニ 「緊張なんかしなくていいよ。」
アニ (私もすごく緊張してるんだけど...)
べ 「そ、そうだよね。元はといえば同郷なんだし...」
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- 15 : 2016/08/10(水) 12:37:11 :
アニ 「同郷...」
べ 「懐かしいね...あの頃が」
アニ 「あぁ、早く帰りたいよ。」
べ 「うん。あ、もうすぐ街に着くよ。」
アニ 「どこから行くの」
べ 「僕はどこでもいいけど、アニが行きたいところある?」
アニ 「うーん...」
べ 「ない、かな?」
アニ 「服...」
べ 「服?アニは服を買いたいの?」
アニ 「あ、あぁ。」
べ 「いいよ。ちょうどそこにあるしね。」
アニ 「ありがと。」
ガチャ
イラッシャイマセー
アニ 「うわぁ...」
べ 「アニ、この店いいんじゃないかな?種類もあるよ。」
アニ 「そうだね。気に入ったよ。」
べ 「それは良かった!何でも選んでいいよ。」
アニ 「うん。あのさ、あんたが選んでくれるかい?」
べ 「え?僕が?」
アニ 「その...せっかく一緒なんだから選んでよ。」テレ
べ 「わ、わかったよ!」
べ (責任重大だ...!)アセアセ
アニ 「色は白で柄とかないのがいいよ。あと、下は黒のズボンをお願い。」
べ 「もっと可愛いのでいいんだよ?僕が奢るから。」
アニ 「あんたに悪いよ。お金なくなるよ。」
べ 「い、いいんだよ。」
アニ 「私、可愛い物とかあんまり興味ない。」
べ 「そ、そっか。」
アニ 「だからあんたみたいに普通の服で...」フフッ
べ 「僕みたい...」
アニ 「気にしなくていいから、早く選んでよ。」
べ 「あ、ごめん!」スタスタ
アニ 「フフ...面白いね...。」
べ (どれがいいかなぁ?)
スタッフ「何かお探しですか?」
べ 「あ、はい。白で柄のない服と、黒いズボンをお願いします。」
スタッフ「お客様の服ですか?それともあちらの彼女様ですか?」
べ 「か、彼女...はい。」テレ
スタッフ「はい、分かりました。」ニコニコ
べ (他の人から見ると僕らって彼氏と彼女に見えるのかな?)
スタッフ「お待たせしました。」
べ 「あ、ありがとうございます。」
スタッフ「このような物はどうでしょう?」
べ 「あの、試着とかできますか?」
スタッフ「はい。」
べ 「じゃあ、アニ!ちょっと来てくれる?」
アニ 「声が大きい」
べ 「あ、ごめん!これ、試着してくれるかな?」
アニ 「え、うん。」
スタッフ「試着室はあちらです。」
アニ 「ちょっと待ってて」
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- 16 : 2016/08/10(水) 16:07:02 :
- 3分後
アニ 「どう、かな?」
べ 「うわぁ、すごく可愛いよアニ!」
スタッフ 「お似合いですよ。」
アニ 「そうかな?パーカーしか着たことなかったから照れくさいな...///」
べ 「照れることないよ。今日はそれで1日過ごしてくれる?」
アニ 「ダメ...」
べ 「……。」
アニ 「って言うと思う?」
べ 「!!じゃあ...」
アニ 「しょうがないね...特別だよ?」
べ 「ありがとう、アニ!」
スタッフ 「フフフ、仲がいいんですね。」
べ 「あっ、はい。それで値段は?」
スタッフ 「5000円ちょうどです。」
べ 「5000円...っと。はい、どうぞ。」
スタッフ 「ちょうどお預かりします。ありがとうございました!」
ガチャ
べ 「次はどこ行こうか?」
アニ 「昼ご飯食べよう。」
べ 「そういえば食べてなかったね。それじゃあ僕のオススメのお店があるんだけど...」
アニ 「じゃ、そこお願い。」
べ 「うん!」スタスタ
アニ 「どんな店なの?」
べ 「えっと...この街の郷土料理が食べれるお店なんだ。」
アニ 「へぇ...。」
べ 「お、美味しいから!」
アニ 「うん。」
べ 「……。」
アニ 「その後...」
べ 「ん?」
アニ 「私が行きたい所に連れてってくれるかい?」
べ 「もちろん!」
アニ 「ありがとう。」
べ 「話してる間に着いたね。」
アニ 「結構近かったんだ。」
べ 「うん。」
カランカラン
イラッシャイマセー!
アニ 「いい感じのお店...」
べ 「でしょ?何頼む?そこにメニュー表あるから」
アニ フムフム「これでいいよ。」
べ 「飲み物は?」
アニ 「コーヒー。」
べ 「分かった。すいませーん!」
スタッフ「また来たか兵士の兄ちゃん!お!今度は彼女さんも一緒か?」
べ 「まだ、彼女じゃないですよ。」
スタッフ 「そうかい。早いとこ告白しちまいなよ!ハハッ」
アニ 「こく...はく。」
スタッフ 「ハッハッハッ!!で、注文は?」
べ 「これと2つとコーヒー2つお願いします。」
スタッフ 「はいよ!」
アニ 「告白...。」テレ
べ 「あっ...!」カァァァァ
-
- 17 : 2016/08/10(水) 21:29:10 :
-
…………。
べ (沈黙が怖い...)
アニ (ベルトルト...なんか喋ってよ。)
スタッフ 「お待たせー!」
アニ (よかった...)
べ (ナイスタイミング!)
スタッフ 「先に金を貰うぞ!2人分で1000円だ!」
べ 「あれ?前にライナーと来た時は1600円だったのに...」
スタッフ 「ハハ!おまけだぞ!」
べ 「え、そうなんですか!?」
スタッフ 「いいんだ、いいんだ。その代わり約束があるんだが...そっちの兄ちゃんだけな。ちょっと来てくれ。」
べ 「あ、はい。」スタスタ
スタッフ 「ヒソヒソ」
べ 「/////」
アニ 「??」
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- 18 : 2016/08/10(水) 21:39:59 :
- 面白いではないか‼((ノ∀`)・゚・。
エレアニの方が好きだけど、ベルアニもいいね~
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- 19 : 2016/08/10(水) 22:01:13 :
- 18:名無しさんありがとうございます!
エレアニですか...今度書いてみます!貴重な意見、参考にさせて頂きます。
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- 20 : 2016/08/10(水) 22:30:28 :
アニ 「何話してたんだい?」
べ 「な、何でもないよ!」
アニ 「そんな事はないだろう。何?」
べ 「言えないよ。後で分かると思うから。」
アニ 「そう。」
べ 「さ、食べよう。」
アニ 「うん。」モグモグ
べ (何て告白するんだよ!?どうしよう...どうしよう。)
アニ 「食べないのかい?」
べ 「ごめん。考え事してた。」
アニ 「早く食べなよ?冷めるから。」
べ 「うん。美味しいでしょ?」
アニ 「クセになる味だね。ここもまた来てみようかな。」
べ 「店員さんがおまけしてくれるかもね。」
アニ 「フフ...どうだろうね。」
ー食後ー
べ 「僕もうお腹いっぱいだよ。アニは?」
アニ 「私も。もう食べれない。」
べ 「どこかで休もう。」
アニ 「とにかくここから出ない?」
べ 「そうだね。」スタスタ
スタッフ 「ありがとな!また来てくれよ!あと、約束守ってくれよな!」
べ 「はい。今日はありがとうございました。」
ガチャカランカラン
アニ 「そこの椅子に座ろう。」
べ 「そうだね。」ストン
アニ 「フゥ...こんなに食べたの久しぶりだよ。」ストン
べ 「開拓地も訓練地も少なかったもんね。」
アニ 「本当にヒドいもんだよ。」
べ 「味薄いし...」
アニ 「毎日同じメニューだから飽きるよ。」
べ 「僕らのせいだよね。」
アニ 「今はその事考えないで。」
ベルトルト、アニ?
べ 「その声は...」
ク 「2人も街に来てたんだね!」
アニ 「ベルトルトが誘ってくれたんだよ。」
ク 「へぇ〜、そうなんだ!私はライナーに誘われたの!」
ラ 「ユミルから中々許しが貰えなくてなぁ...昨日やっと貰ったんだよ。」
ク 「ユミルも頑固だから、説得するのは大変だったんだよ?」
ラ 「クリスタが説得してくれたのか?」
ク 「うん!だってライナーと出掛けたかったから!」ニコニコ
ラ (クリスタ天使...明日にでも式を挙げたい。)ポワワン
べ 「ライナー、良かったじゃないか。」
ラ 「あぁ。お前らも楽しんでるか?」
アニ 「まぁね。」
ク 「だよね!アニの服、さっき買ったんでしょ?」
アニ 「そうだけど」
ク 「その格好、すごく似合ってる!ね?ライナー!」
ラ 「あぁ!」
アニ 「そ、そうかい///」
べ (照れてるアニも可愛いな...)
ク 「あっ!私達もう行かないと!早く行こっ、ライナー!」スタスタ
ラ 「おぉ、行くか!じゃあな、2人共!」スタスタ
べ 「うん。」
アニ 「私らも行こっか...」
べ 「そうだね。」
-
- 21 : 2016/08/10(水) 23:31:57 :
- 次からはライナー目線です。
-
- 22 : 2016/08/10(水) 23:59:18 :
ラ 「昼ご飯はさっき食べたから、今度はどこ行く?」
ク 「私、そろそろ新しいアクセサリー買いたかったんだよ!」
ラ 「そうか!じゃあクリスタが知ってる店行くか?」
ク 「うん!ありがとう、ライナー!」
ラ (今この場に居られる事が嘘みたいだ...。)
ラ 「それで、その店はどの辺だ?」
ク 「もうすぐだよ。そこの角を曲がったらあるよ!」
ラ 「じゃあそこまで競争だ!」タッタッタッ
ク 「あ!待ってよライナー!」タッタッタッ
ーアクセサリーショップー
ク 「ライナーってば速すぎ...」ハァ...ハァ...
ラ 「ハハ、すまんな!」
ク 「でも着いたからいいや!早く入ろうよ!」
ラ 「あぁ。」
ガチャ
イラッシャイマセ!!
ク 「可愛い小物がいっぱいあるでしょ?」
ラ 「ほぉ...またすごい量だな。」
ク 「ここは種類豊富で安いからいつも来てるの。」
ラ 「クリスタらしい買い物だな。将来いいお母さんになるぞ。」
ク 「お母さんだなんて...照れるなぁ///」
ラ (そして、俺が父親だ!)
ク 「ねぇねぇ!この髪留めなんてどう?」キラキラ
ラ 「おぉ!いいじゃないか。もっと買っていいぞ!」
ク 「本当に!?どれにしようかなぁ?迷っちゃうなぁ。」
ラ (クリスタの為に貯金してて良かった...!)
ク 「あ、これもいいな!」ヒョイ
ク 「うわぁ!これも可愛いよ!」ヒョイ
ク 「なにこれ!可愛いなぁ!」ヒョイ
ラ (どんどん増えてるな...)
ク 「あ!これで今日は髪しばろうかなぁ。」ヒョイ
ラ 「クリスタ...1つ聞くが、これだけでいくらだ?」
ク 「え?あ、ごめんライナー!」
ラ 「いいんだよ。だからこれでいくらだ?」
ク 「えっと...2000円くらいだよ。」
ラ 「あっ、そんな物か。ならいいぞ。」
ク 「やったぁ!ライナーは優しいね!」
ラ (今の一言でお金の心配が吹っ飛んだ...)
ク ヒョイヒョイヒョイ「もういいよ!」
ラ 「お、もういいのか?って...」
ク 「どうしたの?」
ラ (相当な数だ...)
ク 「多分5000円以内にはなるから大丈夫!かな?」
ラ 「大丈夫だぞ?じゃあ、会計んとこ行くか。」
ク 「うん!」スタスタ
スタッフ 「10点以上お買い上げで1000円割引して、4000円になります。」
ク 「はぁい。」
ラ 「割引してくれるのか。」
ク 「そうなの。だからついついたくさん買っちゃった!」
ラ 「そ、そうか。」チャリン
スタッフ 「ありがとうございました!またお越しください。」
ガチャ
ク 「楽しかった!買ってくれてありがとう!」
ラ 「気にするな。まだあるから。」
ク 「そうなんだ。貯金するなんて凄いね!」
ラ 「そ、そうか?」
ク 「うん。私なんてすぐ使っちゃうんだもん。」
ラ 「普通はあったら使いたくなるよな。」
ク 「だから、ライナーは凄いなぁって思ってるの!」
ラ 「貯金くらいでそんな褒めなくていいぞ。」
ク 「えぇ〜、でも凄い事だよ?」
ラ 「俺には分からないが...。」
ク 「フフッ、ライナーといると楽しいな。」
ラ 「お、俺もクリスタといると楽しいぞ!」
ク 「そう?良かった!」
ラ (そろそろ告白するか...?)
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- 23 : 2016/08/11(木) 09:24:43 :
ク 「ね、ねぇ。ライナーって好きな人とかっているの?」
ラ 「い、いきなりどうした!?」
ク 「ん、ちょっと気になっただけだよ。」
ラ 「そ、そうなのか?」
ク 「うん、だから教えてくれる?」
ラ (今が告白の時なのか!?いや...)
ラ 「後で分かると思うぞ。」
ク 「後で?気になるなぁ。絶対教えてね!」
ラ 「あぁ。」
ラ (まいったなぁ...今日中に告白しないといけなくなったな...)
ク 「もう夕方になるね。ごめん。私がアクセサリー選ぶの長過ぎたね。」
ラ 「門限5時だから...あと1時間で帰るのか...。」
ク 「時間が早く感じるよ。」
ラ 「そうだな。さ、最後にそこの噴水広場に行かないか?」
ク 「だね。私も休憩したかったんだよ。」
ラ 「ちょうどいいな。行くぞ。」スタスタ
ク 「うん!」スタスタ
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- 24 : 2016/08/11(木) 09:25:26 :
- 次はベルトルト目線です。
-
- 25 : 2016/08/11(木) 09:30:34 :
べ 「はぁ〜、もうこんな時間。」
アニ 「あんたといると時間早かったよ。」
べ 「僕もだよ。」
べ (あの約束守らないと...。)
べ 「これから一緒に出掛ける時間、少ないと思うから...。」
アニ 「そうだね。」
べ 「何も言わずに川のとこまで行こう。」スタスタ
アニ 「……。」スタスタ
アニ (喋るなって...)
-
- 26 : 2016/08/11(木) 09:50:16 :
- ー川付近ー
べ 「その椅子に座ってくれる?」
アニ 「あ、うん。」
べ (ドキドキしてきたな...。)
べ 「アニは...今日1日楽しかった?」
アニ 「おかげさまで」
べ 「なら良かったよ。」
べ (落ち着け)ふぅ〜〜〜
アニ (何やってるんだろ)
べ 「ア、アニ!僕は今日、今までで1番楽しかった。」ギュッ
アニ (うわぁ///手を握られてる...///)ドキドキ
べ 「楽しかったのは、アニがいたからなんだ!だから、これからも...」
アニ 「う、うん。」
べ 「一緒に出掛けて、一緒に話して、一緒に笑い合える人になって...くれませんか?これが、僕の気持ちなんだ...。付き合ってください!」
アニ 「///」
べ (ど、どうだろう。)
アニ 「私も...あんたの事ずっと大好きだった。だから、その...よろしくお願いします。」
べ 「ほ、本当!?」
アニ 「何度も言わせないでよ///」
べ 「よ、よかったぁ。駄目だったらどうしようかと...」
アニ 「駄目なわけないでしょ。あんたは大切な仲間だし、これからは彼氏だ。」
べ 「じゃあ、アニは僕の彼女だね。こ、こう言うと照れるな///」
アニ 「そうだね///」
べ 「か、帰ろうか。告白できてホッとしたよ。」
アニ 「私も...今日は告白ずっと待ってたから。」
べ 「そうだったんだ。ごめんね?早く告白できなくて。」
アニ 「そんなすぐに出来るもんじゃないから、いいんだよ。それより早く行かないと、訓練地の門がしまるよ?」
べ 「うわ、本当だ!急ごう!アニ、手を繋いでいこう///」タッタッタッ
アニ 「う、うん///」ギュッ
べ 「さっ、走ろう!」タッタッタッ
アニ 「そうだね。私に追い抜かれないようにしなよ。」タッタッタッ
べ 「それは...頑張ってみるよ。」タッタッタッ
アニ 「フフッ...」
-
- 27 : 2016/08/11(木) 09:51:23 :
- ライナー目線です。m(_ _)m
-
- 28 : 2016/08/11(木) 10:05:03 :
- ー噴水広場ー
ラ 「クリスタ、言いたい事がある。」
ク 「う、うん。」
ラ (遂にこの時が...!)
ク 「何?」
ラ 「そ、そのさっき...好きな人いるか?って聞いたよな。」
ク 「あ、うん。私が聞いたよね。」
ラ 「あぁ。今から言うからな。」
ク 「本当?誰だろう。」
ク (私じゃないんだろうな...。私の気持ちに気付いてくれてるかな?)
ラ 「お、俺の好きな人は...」ドキドキ
ク 「……。」ドキドキ
ラ 「クリスタ...お前だ!」
ク 「わっ、私!?」
ラ 「そうだ。俺は出会った時からお前が好きだったんだ。誰にでも優しくて、いつも頑張るクリスタが...。」
ク 「そ、そうだったんだ///」
ラ 「だからな...俺と一緒にこれからもっと頑張っていかないか?お前は、調査兵団希望だったよな。」
ク 「うん。」
ラ 「だから...お前が死にそうな時は絶対に助けてやる!助けを求める声が聞こえたら必ず行ってやる!約束する!俺と付き合ってくれないか?」
ク (うわぁ、告白されちゃったよ...///)
ラ 「ど、どうだ?」
ク 「もちろんいいよ!これからもよろしくね!」
ラ 「俺を...彼氏として見てくれるんだな!?」
ク 「う、うん///」
ラ 「よっしゃ!」
ク 「フフッ...喜んでるけどもう訓練地までの時間がないよ?」
ラ 「うぉっ、本当だ!早く行くぞ!」ギュッ
ク 「ラ、ライナー///」タッタッタッ
ラ (クリスタと手を繋げた...。)
ク (ライナーの手...あったかい。)
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- 29 : 2016/08/11(木) 10:19:47 :
- ー訓練地ー
べ 「フゥ...間に合ったね。」
アニ 「追い抜かれなくて良かったね。」
べ 「アニ速いよ...。」
アニ 「どうだろうね。」
ハァ...ライナ-ハヤイヨ〜
ソウカ?スマンスマン!!
べ 「2人も帰ってきたみたいだよ。」
アニ 「ギリギリだ。」
ラ 「おっ!お前らも今帰ったのか?」
べ 「そうだよ。」
アニ 「あんた達...手...」
ク 「手?あっ///」
ラ 「おぉ、ずっと繋いだままだったな!」
ク 「あ!でもアニ達も...」
アニ 「ん?あ...///」
べ 「わわ、ごめん、アニ!」
ラ 「アニとベルトルトも上手くいったみたいだな。」
べ 「君達2人もね。」
ク 「とにかく楽しかったね!」
ラ 「あぁ!」
べ 「僕らも...最高の1日だったよね。」
アニ 「そうだね。」
ク 「帰ろっか!じゃあね、ライナー!また一緒に出掛けようね!」スタスタ
ラ 「もちろんだ!」
アニ 「私も帰るよ。今日はありがとね。また誘って。」スタスタ
べ 「うん、喜んで!」
アニ-キイテ~,ライナ-ガネ……
べ 「嬉しそうだね。」
ラ 「もう今日は最高だ。後でお前の事も聞くぞ!」
べ 「じゃあ、ライナーも話してよ。」
ラ 「う〜ん、ま、いいか。」
べ 「ハハ...僕らも帰ろう。」スタスタ
ラ 「そうだな。」スタスタ
ライナー、ベルトルト、アニ、クリスタ...
この4人がいつまでも幸せでありますように...。
~END~
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- 30 : 2016/08/11(木) 10:20:23 :
- 終わりです。見てくれた方ありがとうございました!またコメントくださいね!
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- 31 : 2016/08/11(木) 10:36:33 :
- 初投稿で分からないのですが、どうやって終了としたらいいのでしょうか?
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