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アニ「……寝れない。」

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  1. 1 : : 2016/08/06(土) 21:34:55
    こんにちは!*か弱い乙女*wです‼︎
    今回は少しほのぼのとした、訓練兵たちの夜を書いていこうと思います。
    気分次第では恋愛入るかもです。
  2. 5 : : 2016/08/07(日) 10:28:19
    アニ「……寝れない。」


    ミカサ「……」スヤスヤ


    アニ「散歩でも行こっかな」




    ー食堂ー

    アニ「……」(誰かいるのかな?)


    ミーナ「あ、アニ!こんばんは」


    アニ「こ、こんばんは…
    アンタこんな時間にこんなところで何やってんだい?」


    ミーナ「アニこそ!
    私はなんだか寝れなくて…コーヒーを飲みに来たんだ」


    アニ「そんなもの飲んだら、余計寝れなくなるんじゃないの」


    ミーナ「まぁそうだけど、コーヒーの気分だったの!」


    アニ「あっそ」


    ミーナ「で、アニは何してるの?」


    アニ「私も大方アンタと変わんないよ。
    寝れなくてね」


    ミーナ「そっか!」


    アニ「……アンタ夜なのにテンション高いったら無いね」


    ミーナ「ミーナちゃん深夜テンション‼︎」


    アニ「……あっそ。
    ミーナちゃん深夜テンション?」


    ミーナ「そう!ミーナちゃん深夜テンション!」


    アニ「楽しそうで何よりだよ」


    ミーナ「ん〜?そっかなぁ?
    まっ、これでみんなが元気になれるんなら良いよね‼︎」


    アニ「……ああ、そうだね。」


    ミーナ「あっ、そうだ、今夜は星が綺麗だってサシャが言ってたよ?
    もし暇なんなら見て来たら?」


    アニ「ふーん…
    じゃあそうするよ。どうせ今 帰っても寝れそうに無いしね。
    アンタも行くかい?」


    ミーナ「ううん、私はもう見て来たからいいや。」


    アニ「そ。
    じゃあね、また明日」


    ミーナ「おやすみ〜」


    アニ「おやすみ」
  3. 6 : : 2016/08/08(月) 23:31:29
    アニ「……星か…」


    サシャ「あっ、アニじゃないですか‼︎」


    アニ「サシャ…」


    サシャ「今日は星がとても綺麗なので、つい見惚れてしまっていたんですよー」


    アニ「ああ、私もそれを見に来たんだよ」


    サシャ「そうなんですか⁉︎意外です」


    アニ「意外?」


    サシャ「なんか…なんと言うか…
    怒らないで聞いて下さいね?」


    アニ「……まぁ場合によるけど」


    サシャ「ええ……」


    アニ「多分大丈夫だよ」


    サシャ「そうですかぁ……?
    じゃあまぁ言いますけど、アニってあんまり表情を表に出さないじゃないですか。」


    アニ「……ああ」


    サシャ「だからこう…
    何に対しても興味無いように見えるんですよ」


    アニ「……」


    サシャ「なのでこんな時間にこんなところで、しかも星観察で偶然会えるなんて……」


    アニ「……」

    サシャ「嬉しいじゃないですか」


    アニ「……⁉︎」


    サシャ「いつもはあんまり親しくない人と同じ趣味で繋がれるのは。」


    アニ「……ミーナに言われて来ただけさ」


    サシャ「ミーナに言われて来ただけだとしても、それはアニが興味を持ったから!来たんですよね!」


    アニ「……‼︎
    フフッ……確かにね」


    サシャ「……」


    アニ「何だい?」


    サシャ「いえ…
    アニが笑うのは、珍しいなと。」


    アニ「……まぁ。こっちにも色々都合ってもんがあるのさ」


    サシャ「良いと思いますよ。」


    アニ「何が?」


    サシャ「人間、感情を押し殺してしまったら、例え心臓が動いていても、血が流れてても…、終わりだと思うんです。」


    アニ「……」


    サシャ「でも、感情豊かだったら…例え心臓が止まっていても、血が流れていなくても……
    人の心や思い出で生き続けていくと思いますよ?」


    アニ「……」


    サシャ「あっ、すみません‼︎なんか重い空気になっちゃいましたね‼︎」


    アニ「……アンタって…さ、」


    サシャ「ん?何ですか?」


    アニ「本当にバカだね。」


    サシャ「むっ⁉︎酷いですね⁉︎」


    アニ「褒めてるんだよ」


    サシャ「褒めてる?うーん…?
    今日はエイプリルフールじゃないですよ?」


    アニ「分かってるよ」



    サシャ「では……アニの故郷の伝統か何かですか?」



    アニ「まさか。」


    サシャ「んん〜???」



    アニ「……本当に…バカだよ……」ボソ
    (感情……。
    この悪夢はいつまで続くんだろうね…)


    サシャ「……?」


    アニ「考えるだけ無駄さ。
    私はもうそろそろ行くよ。」


    サシャ「あっ、そうですか?
    じゃ、おやすみなさいアニ!」


    アニ「ああ、おやすみ」



  4. 7 : : 2016/08/08(月) 23:32:50
    うわなんか重い……www
  5. 8 : : 2016/08/09(火) 10:06:27
    サシャって天然?なのかおバカさんなのかわかんないねww期待!
  6. 9 : : 2016/08/09(火) 23:58:34
    アニ「…ハァ……。」スタスタ
    (寝たい。起きてたら嫌でも使命や故郷の事を考えてしまう。)



    ミカサ「アニ?何をしているの?」


    アニ「…ミカサ…じゃないか…。
    ちょっと、寝れなくてね。
    訓練所をあてもなく散歩してるのさ」


    ミカサ「そう。それは良いこと。」


    アニ「そりゃどうも」


    ミカサ「でも…
    どうして泣いているの?」


    アニ「……え?」


    ミカサ「泣いている、までは言わない。
    しかし、目が尋常じゃない程に潤っている。
    …涙目…?と言うのだろうか?」


    アニ「…アンタには敵わないよ。」


    ミカサ「私で良ければ、話を聞かせて欲しい。」


    アニ「残念だけど…この話は誰にも言えないんだ。」


    ミカサ「残念」


    アニ「でも…聞いて欲しい。」


    ミカサ「……?私は構わない。」


    アニ「例えば…死に急ぎ野郎が誘拐されたとして」

    ミカサ「!?」


    アニ「助けるには指名手配されてるアルミンを殺さなければいけない。」

    ミカサ「アルミン…殺s
    アニ「でもね、この話には続きがあって」


    ミカサ「続きとは?」

    アニ「アルミンは…、本当は何もしてないんだ。
    アンタがアルミン=犯人と教えられただけ。

    そうなったら…
    アンタならどうするの?」


    ミカサ「簡単な事。
    アルミンは以前、『何かを変える事が出来るのは、何かを捨てる事が出来る人だ』と言っていた。」


    アニ「やっぱり…
    ミカサ「でも、私は強い。ので、助けるとまではいかずとも、2人にとって良い方法を考える。例えばフェイクを使う事だって出来る。逆にアルミンを利用してエレンを開放させる事だって出来る。
    方法は無限大。」


    アニ「………」


    ミカサ「何より大切なのは、気持ちとアイデア。違わない?」


    アニ「…ああ、そうだね。
    全くアンタの言う通りだよ。」


    ミカサ「……では簡単な話。」


    アニ「……私もアンタみたいに強くなれたら…って心底思うよ。」


    ミカサ「?アニはとても強い。」


    アニ「物理的には強くても…
    何の役にも立たないのさ。
    強姦とかは別としてもね」


    ミカサ「?そうだろうか?」


    アニ「そうだよ。
    それより、私もう行くよ。」


    ミカサ「分かった。
    おやすみなさい、アニ。」


    アニ「おやすみ。」


  7. 10 : : 2016/08/10(水) 23:27:41
    アニ(みんな…結構色々考えてるんだね…
    なんだか気持ちが楽になったよ。
    特にミカサなんてさっきまで私のとなりで寝てたのに…何してたんだか。
    ……そろそろ帰ろう。
    目を瞑っておけば寝れるだろうしね。)


    ユミル「何してんだお前?」


    アニ「……見ての通り、散歩だけど?」


    ユミル「寝れないのか?」


    アニ「お見通しのようだね。」


    ユミル「まさかとは思ったがな。」


    アニ「アンタは何をしてるんだい?」


    ユミル「私はいつもこの時間、ここで本を読むんだ。」


    アニ「こんな灯もない庭先でかい?」


    ユミル「ああ。
    蝋燭の灯も、結構 綺麗でな。
    中々好きなんだ。」


    アニ「どんな本を読むの?」


    ユミル「そうだな、まぁ気分によるが…
    推理小説は好きだぞ。」


    アニ「そう。」


    ユミル「お前も、たまに本読んでないか?」


    アニ「ミーナから借りた時はね。」


    ユミル「ミーナか…
    アイツどんな本持ってるんだ?」


    アニ「ほとんどが恋愛小説だよ。」


    ユミル「お前恋愛小説とか興味あんのかよ?」


    アニ「まぁミーナに借りてから、嫌いではなくなったけど。」


    ユミル「嫌いだったのか?」


    アニ「嫌いではなかったけど…なんていうかその……あんまりそういうの読んだこともなかったし、興味なかった?みたいな」


    ユミル「まぁ……分からんでもないがな。」


    アニ「それより、アンタが庭先で蝋燭の火を焚いて読書してるなんてね…。意外だったよ」


    ユミル「そうか?」


    アニ「中々ロマンチストじゃないか。」


    ユミル「へっ、そりゃどーも。」


    アニ「明日は朝早いんだから、アンタも早く寝て体力回復しなよ?」


    ユミル「おう。これ読み終わったら行くよ。」


    アニ「そう。あんまり遅くならないようにね。」


    ユミル「ハハッ、お前は私の母ちゃんかよ」


    アニ「じゃあ私はそろそろ戻るから。
    おやすみ」


    ユミル「おう、おやすみ」


  8. 11 : : 2016/08/11(木) 23:57:10
    アニ「…」
    (ちょっとは眠くなったかもね…。
    にしても、今日は色んなみんなを見られた気がするよ。
    私も…、何か楽しみとか目標があれば毎日楽しく過ごせるのかな……。
    目標……)


    ガチャ(←ドア)

    クリスタ「…」スヤスヤ


    ミカサ「…」スヤスヤ


    サシャ「…」スヤスヤ


    アニ「…驚いた。
    早いね。」


    ミーナ「おかえり」


    アニ「ただいま?」


    ミーナ「なんで疑問形なの?」


    アニ「いやだって」


    ミーナ「それより。散歩はどうだった?」


    アニ「……私はまだまだみんなを知らないなー、と思ったよ。」


    ミーナ「そっか。
    じゃあ寝よう!」


    アニ「……おやすみ」


    ミーナ「おやすみー!」


    アニ(やっぱり、出迎えられるのは良いね……。
    私も早く帰ろう……)





    ユミル「……ん?」


    クリスタ「……」スヤスヤ


    ミカサ「……」スヤスヤ


    サシャ「……」スヤスヤ


    ミーナ「…アニぃ…」スヤスヤ


    ユミル「……フッ。」

    (私も寝るか。)




    アニ「……」スヤスヤ

    ーendー
  9. 12 : : 2016/08/12(金) 10:45:38
    ぼのぼのさせたかったんですけど、なんかちょくちょく重くなっちゃいましたね(笑)
    ご閲覧ありがとうございました!
  10. 13 : : 2016/08/12(金) 10:49:35
    いやぁ…、こういう話大好きですね!アニとサシャの会話のやり取りが、一番面白かったです!
  11. 14 : : 2016/08/12(金) 11:02:56
    ありがとうございます!!!!
    いやぁ嬉しいなぁ…/////(笑)
    サシャとアニの会話、私も気に入ってるんです!自分で言うのもなんですが(笑)

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rakuraku8686

*か弱い乙女* w @執筆引退

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