桃太郎は鬼より鬼でした。
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- 1 : 2016/07/21(木) 21:44:46 :
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むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山に、おばあさんは川に洗濯に行きました。
おばあさんが洗濯をしているとものすごくワイルドな桃がエンジンをつけてブルルルと音を鳴らしておりてきました。
おばあさんはびっくり。
「桃にエンジンついとるで!!こりゃえらいこっちゃ!!」
おばあさんはエンジンのついた桃を持って家に帰りました。
おじいさんにそのことを話すと
「なんやて!?桃にエンジンやと!?最高にいかしとるな!!」
おじいさんとおばあさんのテンションはこれ以上にないほど上がっておりました。
おばあさん「とりあえず割ろうや!!パッカーンしようや!」
おじいさん「せやなぁ!そうするで!見といてくればあさん!パッカーン行くで!」
おじいさんは桃をパッカーンと割りました。
なんとそこにはサングラスをかけ、立っている赤ん坊が現れました。
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- 2 : 2016/07/22(金) 19:44:05 :
おばあさん「桃から赤ん坊出てきたで!こりゃえらいこっちゃ!!」
おじいさん「たまげたわ!!こりゃどういうこっちゃ!」
桃太郎「落ち着いてくれご老体。俺の名は…そうだな桃太郎って名乗っておこう」
おばあさん「そのまんまやないかい!」
桃太郎「なかなか元気のあるご老体だ。そんなあなた達に聞きたいことがある。最近、鬼が村を荒らしてるしてはいないか?」
おじいさん「そういやこの前近くの村が襲われたって言うてたで」
桃太郎「…あいつら…遂に動き出したか」
おばあさん「…確か鬼ヶ島に住んでるはずや」
桃太郎「…そうか。感謝するよ」
おじいさん「何をしに行く気だ?」
桃太郎「…わかってるだろ?鬼退治だよ」
おばあさん「そんな小さな身体でなにができるんだい?」
桃太郎「あぁ…。これはこのpeachbikeに乗ってる時だけの姿さ。本当の姿は……」
桃太郎の体を煙がもくもくと包む。
煙が無くなるとそこにはなんと!青年が立っていました。
桃太郎「俺の本当の姿さ。」
おばあさん「…あらあら、これは失礼したね。そうだ、このキビダンゴ持っていきなさい」
桃太郎「…あぁ。ありがたく貰っておくよ。」
おじいさん「気をつけて行くんやで」
桃太郎「…心配無用さ」
こうして鬼退治が始まりました
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- 3 : 2016/07/23(土) 13:18:28 :
桃太郎は鬼ヶ島に向かい歩いて行きました。そこに犬が一匹いました。
犬「もーもたろさん、もーもたろ…ぐはぁっ!!」
桃太郎の蹴りが犬の腹に当たる。
桃太郎「邪魔だワンコロ。道を開けろ」
犬「いや、待って!桃太郎さんですよね!?」
桃太郎「いかにも」
犬「僕にキビダンゴを渡さなきゃダメでしょう!?」
桃太郎「……?何を言っている?なぜ犬ごときにキビダンゴをあげなきゃいけねぇんだ」
犬「お話し進みませんよ!?」
桃太郎「では、聞こう。四足歩行のやつが何の役に立つんだ?」
犬「僕にはこの鋭い牙がある!」
桃太郎「ならこの刀とその牙どちらが強いんだろうなぁ!」
桃太郎は刀を振る。
犬「うわああ!危ないでしょ!牙が折れる!」
桃太郎「鋭いのだろう?なら、大丈夫なはずだ」
犬「何この人、ほんとに桃太郎なの?」
桃太郎「そうだな。二足で立てたらキビダンゴをあげなくもない」
犬「無茶なこと言わないでください!」
桃太郎「ならばそこでお座りしてな」
犬「嫌です!僕も鬼退治に行きます!」
桃太郎「なら立ってみろ!貴様の強さを見せてみろ!」
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- 4 : 2016/12/14(水) 16:20:23 :
- 桃太郎怖い!((((;゚Д゚)))))))
桃の加護こんな奴が受けていいのか?!
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