このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
青い春の向こう側を望む少女たち
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- 1 : 2016/07/18(月) 19:43:41 :
- お久しぶりです、初めましての方ははじめまして!
ゆーたまろと申します!
今回の話は皆さんに手伝っていただかないと完成することができない作品となっております。
皆さんに手伝っていただきたいこととは
この物語には選択肢が出てきます
その選択肢を皆さんの手で選んでいただきたいと思っております
よろしければご参加いただけるとありがたいです
それでは、1人少年の人生を思うがままに操作してください
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- 2 : 2016/07/18(月) 19:44:18 :
- 「ふーっ」
大きく息を吐き目の前にそびえ立つ建物を見上げる
その建物は日本で1番有名な学園であり
日本で1番安全な学園であった
僕が佇むその間にも学園の制服に身を包んだ生徒が門をくぐり中へ入っていく
眠そうな目を擦りながら入るもの
談笑し入っていくもの
様々な生徒が様々な様子で
もう一度大きく深呼吸をする
脳に焼き付いて離れない記憶を腹の下に送り込むように
「良しっ」
僕は一歩を踏み出した
これから始まる学園生活
桜が舞う門をくぐり振り返ると今までいた場所がとても遠い場所のように見えた
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- 3 : 2016/07/18(月) 19:44:35 :
- 序章『ハジマリノハル』
「どうして?」
ハガキの裏に書いてある日時と教室の時計を見比べる
午前7時半
時計は8時を回りもう15分も経っている
まさか、僕がここに入学できたのは何かのドッキリだったのだろうか?
確かにこんな僕が入れるような場所でもない
ふざけるな!と憤りたい所だが
僕にそんな度胸があるわけもなく
泣きそうになる顔を噛み締め笑顔を作る
いつもそうだ
僕はそういう星にうまれたんだ
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- 4 : 2016/07/18(月) 19:47:36 :
- そわそわと周りを見渡しても誰1人いないこの状況
「あの時と同じ・・・」
こめかみの辺りに針で刺されたような違和感を感じつつも
ぼくは、ずっと動かなかった
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- 5 : 2016/07/18(月) 20:02:28 :
- それから時間は過ぎ
時計の針が9時にさしかかろうとした時
教室の前の扉が音を立てて開いた
開いたドアから出てきたのは
白い制服に身を包んだ男子生徒だった
男子生徒はぼくのことを視界に捉えると
少し怪訝な表情をし
教室の外に顔をだした
「むぅ・・・」
教室の外で考えているのであろうか
「さっさと入れよ」
さっきの声とは違う男子生徒の声が聞こえる
「いや・・・しかし・・・」
どもる白い制服の彼をどかし改造してある制服・・・あれは特攻服とでも言うのだろうか
特攻服とリーゼント 長身で目つきの悪い生徒が入ってきて鋭い目つきでぼくを睨んだ
「…ッッッ」
目が合ったまま僕にゆっくりと近づいてくる
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- 6 : 2016/07/18(月) 20:08:11 :
- 「オイ」
「はっはい!!!」
低くドスの効いたような声で話しかけられ反射的に立ち上がり返事をしてしまった
「オメー新入生か?」
これはあれなのだろうか、入学初日で先輩に目をつけられてしまったのだろうか
誰だ、この学園が1番安全な学園だと言ったのは
ふざけるな
「なぁ?どうなんだ?」
そんな心の葛藤は彼のイラついているような発言で強制シャットダウンをくらった
「はっ・・・はい今日からこの学園でお世話になります」
水やりを忘れた花のようにしぼんだ声でそう答えると
彼は後ろを振り返り白い制服の彼に
「こいつだってよ」
そう告げて1番後ろの席へと座った
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- 7 : 2016/07/18(月) 20:12:18 :
- 白い制服の彼が教室に入ってくるのと同時に
ぞろぞろと個性の強そうな面々も教室へと入ってきた
白い制服の彼は僕の机の目の前にくると
にこやかな笑顔で
「超高校級の風紀委員の石丸だ」
と短い自己紹介をし
大きく息を吸い込み
「入学式を欠席するとは何事だあ!!!!」
唾を撒き散らし地割れが起こりそうな大きさで僕に怒鳴り散らした
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- 8 : 2016/07/18(月) 20:20:06 :
- それからは散々だった
どうやら僕はハガキをしっかり読んでいなかったのだ
集合場所の体育館を読み忘れしていた
必死に謝った結果石丸と名乗った彼は納得した様子で
1番前の席に着席した
この学園では座席表などはないらしくみんな好き勝手に席に座っている
開いている席はっと・・・
真ん中の列の1番後ろ
隣には先ほどの特攻服の彼が机に足を乗せ目を瞑っている
次に窓側の列の1番前の席
隣は石丸くんが何か日誌のようなものにすごい勢いで書いている
最後に廊下側の真ん中の席
隣は小柄でパソコンを操作している女の子が座っている
さぁ、どこに座ろうか
《チュートリアル・選択せよ》
1・真ん中の列の1番後ろ
2・窓側の1番前
3・廊下側の真ん中
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- 9 : 2016/07/18(月) 20:33:26 :
- 1でよろしく!
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- 10 : 2016/07/18(月) 20:59:43 :
- 「やっ休んでいるところごめん」
僕は目を瞑っている彼に声をかけた
「あん?」
薄く目を開き僕を確認するともう一度目を閉じる
「別に誰もいねーならいいだろ、別に俺の席じゃねーんだから」
彼は僕にしか聞こえないような声の大きさでそう呟くと
顎を引いて眠りに入った
こうして僕の学園生活は幕を開けた
序章 完
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- 11 : 2016/07/18(月) 21:04:38 :
- このような感じで物語が進んでいきます
更新は今の所週に1回
章の前半パートプラス選択肢
選択肢後の後半パートと次週につながる選択肢
2週に1章進んでいければ良いなと考えております
複数の要望があった場合には多数決をとらせていただく場合もございますのでご了承ください
伝え忘れていましたが
この話では創作・または本編のネタバレを含む場合があります
それでは
次回『相棒は10連敗中!?』
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- 12 : 2016/07/20(水) 00:03:14 :
- 期待です!!
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- 13 : 2016/07/20(水) 00:07:46 :
- 期待です〜!
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- 14 : 2016/07/26(火) 22:06:46 :
- 1章『相棒は10連敗中?』
入学式の騒動から1週間ほど経過した今
僕は悩みがある
ちらりと横目で悩みの種の様子を確認する
相変わらず腕を組み目を瞑り座っている隣の彼のことだ
この1週間一言も言葉をかわすこともなく僕は隣で縮こまっている
聞けば彼は超高校級の暴走族だというのだ
もっといい席もあっただろうになぜ僕はこの席を選んでしまったのだろう
強い後悔の念が脳に重たくのしかかる
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- 15 : 2016/07/26(火) 22:10:45 :
- 「うーん」
口から漏れる唸り声に気づかないまま
僕はどうやってこの席で彼と関わらず過ごしていけるかを考えていた
「おい」
この学園では席替えのシステムはあるのだろうか
「おい」
もし無かったとしたら僕は1年間彼の隣で気配を殺さなくてはならないのか!!!
「おいっ!!!」
強めの言葉にハッと頭を上げると
赤毛の少年・・・桑田がヘラヘラと笑いながら
机の前に立っていた
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- 16 : 2016/07/26(火) 22:16:27 :
- 「どうしたの?桑田君?」
あんまり隣の人の刺激になるようなことは控えて欲しいんだけど・・・と言いたい気持ちをぐっとこらえ返す
「いやー・・・うちのクラスの女子ってレベル高くね?」
確かに、このクラスの女子のレベルは高い
それは僕も重々承知している
でも今は別にそんな事どうでも良いのだ
「そうだね」
早々に会話を終わらそうと適当な相槌をする
「だよなー!ちなみに俺は」
そういうと彼は僕に顔を近づけ
「舞園ちゃん狙いだぜ」
とどうでもいい情報を提示してきた
超高校級のアイドルである彼女は確かに眩しい存在ではあるが僕なんかが話しかけられるような相手ではないことでそういった目で見ることはできなかった
そして次の彼の行動に僕は驚きを隠せなかった
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- 17 : 2016/07/26(火) 22:20:33 :
- 「そーちょーは誰好み?」
なにしてんだこいつは!!!
よりにもよって隣の触れてはいけない彼に話題を振ったのだ
やめてくれよー聞こえていないでくれ
少しの沈黙の後
「別に興味ネェ」
と低い声が返ってきた
おおっ!!これで会話が終わる!そして僕はトイレに逃げ込もう!
腰を浮かせようとしたその時
「まぁ10連敗だもんなー」
とニヤニヤした顔で桑田君がいう
ガタッ!!
それは僕が席を立った音ではなく
隣の彼が乱暴に立った音だった
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- 18 : 2016/07/26(火) 22:31:02 :
- マズイ
頭の中で瞬時にこの言葉が浮かんだ
こういう状況に慣れているわけではない僕は
彼が桑田君に近づいていくのを目で追うことしかできなかった
彼が手を振り上げる
僕は固く目を閉じる
きっと桑田君はぼっこぼこであろう
なにもできなかった自分の無力さがあの日の僕と重なる
このままでいいのか?
僕は変わるんじゃないのか?
決心をし目を開くと
そこには笑顔の2人がいた
「あれ?」
どうして?
と尋ねようとした時1人の女子生徒が話しかけてきた
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- 19 : 2016/07/26(火) 22:33:15 :
- 【分岐点】
その話しかけてきた女子は
1 舞園さやかだった
2 朝日奈葵だった
3 江ノ島盾子だった
4 キリギリスだった
お願いします
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- 20 : 2016/07/26(火) 22:35:34 :
- 人を笑わせるならムードメーカーかな?だったら2でー
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