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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

不思議の学園のソニア

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  1. 1 : : 2016/07/09(土) 10:57:16
    ハロー!アメリカン三郎です!

    ダンロンキャラで不思議の国のアリス風の話を書きます!

    注意!
    ・不定期更新
    ・ネタバレ注意
    ・キャラ崩壊注意
    ・その他もろもろ注意

    配役は、アリス→ソニア、時計ウサギ→モノミ…これくらいしか言えませんね

    ではスタート!
  2. 2 : : 2016/07/09(土) 11:30:16
    ある日の午後の事でございます。ソニアは自分のお屋敷の庭園で、散歩をしていました。

    ソニア「今日も良い天気ですね!」ルンルン

    しばらく庭を歩いていると、ソニアは何とも奇妙な光景に出会いました。

    ソニア「あら、あれは…」

    白ウサミ「遅れちゃうでちゅ〜!遅れちゃうでちゅ〜!」

    なんと、フリフリの服を着たウサギが、時計を見ながらソニアの前を走って行ったのです。

    ソニア「うわぁ♪ウサギさんです!」

    ソニアは、ウサギを追いかけました。

    ソニア「待て待て〜♪」キャッキャッ

    白ウサミ「待てないでちゅ!急がないと遅れちゃうでちゅ〜!」

    ウサギはそう言って、洞穴の中に入って行きました。

    ソニア「ウサギさーん!どこですかー!」

    ソニアも暗い洞穴に入って行きました。
  3. 3 : : 2016/07/09(土) 20:57:17
    期待です

    アメリカン三郎さんのSSはハズレが無いからとても尊敬します

  4. 4 : : 2016/07/09(土) 21:03:38
    洞穴の中は暗くて先が見えません。

    ソニア「暗くて先がよく見えませんね…ウサギさーん! …アッ!!」

    暗かったのでソニアは足元に広がる大きな穴に気がつきませんでした。

    ソニア「きゃあああああああ…」

    ソニアは大穴に落ちていってしまいました。



    ソニア「…うん?」

    ソニア「ここは…」

    ソニアが目を覚ますと…そこは学校の教室の様な場所でした。

    ソニア「…随分と長く寝ていた様ですね」

    ソニアは教室中を眺め、教卓の上にお皿に乗ったクッキーと、液体が入った小瓶があるのを見つけました。

    ソニア「あら、コレは…」

    クッキーの飾り《EAT ME(私を食べて)》

    小瓶の名札《DLINK ME(私を飲んで)》

    ソニア「…うーん、どうしましょう…」

    ソニア「少しだけ取っておいてお腹が空いた時に食べましょう」

    ソニアはクッキーを2枚と小瓶を持って教室を出ました。
  5. 5 : : 2016/07/09(土) 21:15:54
    >>3さん ありがとうございます!お褒めをいただき光栄です

    廊下を進んでいくと、やがて大きな扉にたどり着きました。

    ソニア「メカメカしい扉ですね…」

    ソニアが扉の前をウロウロしていると…

    ??「やぁ!かわいいお嬢さん!」

    ソニア「あら?あなたは…」

    ??「僕? 僕はドードー鳥だよ!」

    ソニア「ドードー…鳥?」

    妙にテルテルしたドードー鳥に話しかけられました。

    ドードー鳥「何かお困りかな? マドマァゼル?」

    ソニア「え…えっと…その…」

    ソニアは困ってしまいました。

    怪しい人に関わってはいけないと、お屋敷の執事から言われていたからです。

    ドードー鳥「? どうしたのかな? お嬢さん?」

    ソニア「さ…さよならッ!」ダッ

    ソニアは怖くなって逃げ出してしまいました。
  6. 6 : : 2016/07/09(土) 21:23:55
    驚いたのはドードー鳥です。

    ドードー鳥「あんれま! 人が優しく話しかけとるっちゅうに!! 小娘! 逃げっちゃねぇー!!」

    ドードー鳥はソニアを追いかけますが…

    ドードー鳥「ゼーハー…ゼーハー…」

    彼はどこかの偽御曹司ではありません。

    すぐばててしまいました。

    ソニア「ごめんあそばせー!」ピュ---ッ

    ドードー鳥「待てっちゅに…小娘ェ…」ゼ-ハ-ゼ-ハ-

    ドードー鳥を振り切り、ソニアは廊下を走って行きました…
  7. 7 : : 2016/07/10(日) 13:02:08
    ソニア「ハァ…ハァ…ここまで来れば大丈夫ですね」

    ソニアは走りに走って、食堂らしきところに来ました。

    ソニア「少し休みましょう…」

    ソニアが置かせている椅子に腰掛け、休んでいると、

    ??「休んでる間におかしな話をしてあげるよ」

    ソニア「わぉ!?」

    へんな服装の2人組みに会いました。

    ソニア「あ、あなた達は?」

    ??「トィートゥル・ダムと」

    ??「トィートゥル・ディーでーす!」

    残念なトィートゥル・ダムと、ギャルっぽいトィートゥル・ディーに話しかけられたのです。

    ダム「楽しいお話だよー」

    ディー「それではみなさん! ご静聴!」

    ソニア「わーい!」

    ダムとディーのお話が始まりました…
  8. 8 : : 2016/07/10(日) 13:15:29
    ココからはディーのナレーション

    むかーしむかしのお話です。

    太陽が煌々と輝き、月が夜を照らし出す日…

    風紀を重んじる性格のセイウチと、モロコシヘアーの大工は、浜辺を仲良く歩いていました。

    すると、海の向こう側から、それはそれは大きな大きな桃が流れて来ました。

    ダム(あれ?話変わってる?)

    桃は浜辺に打ち上がると、ひとりでにぱかっと割れ、中からかわいいかわいいちーたんが出てきました。

    ダム(あれあれ? なんか日本風の昔話になってる?)

    セイウチと大工と仲良くなったちーたんは、2人と一緒についていく事にしました。

    しばらくすると…

    悪童「オラ! カメ! 鳴けよ!」

    カメ「ふぇぇぇん!!ごめんなさぁい!!」

    悪童に虐められているカメを見つけました。

    ダム(また混ざった!?)

  9. 9 : : 2016/07/10(日) 13:38:46
    セイウチ「こら! 生き物を虐めてはダメだぞ!」

    悪童「ちぇー、つまんないの」

    大工「ほら、グミやるから」っグミ

    悪童「わーい!ありがとー!」タッタッタッ

    カメ「助けていただきありがとうございますぅ!」

    ちーたん「いいよ、そんな事ぉ」

    カメ「お礼に竜宮城まで連れて行ってさしあげますぅ!」

    セイウチと大工とちーたんは、貰えるのなら貰っとこうと、カメに竜宮城まで案内させました。

    セイウチと大工とちーたんは、そこで一生楽しく暮らしましたとさ

    おしまい
  10. 10 : : 2016/07/10(日) 13:55:54
    ディー「どうだったー?愉快な話だったでしょ!?」

    ソニア「え、えっと…このお話からはなにを学ぶのですか?」

    ディー「そんなもん、他人を助けただけ自分に返ってくるというお話ですよ」

    ディーが得意げに話します。

    ディー「要するに、人が困っていたら助けてあげましょうってことよッ!」

    ソニア「そうですか…じゃあわたくしはこれで…」

    ソニアが椅子から立ち上がろうとした時、

    ディー「おおーッと待ちなぁ! まだまだお話はあるぜぇ!」

    ディーが止めました。

    ソニア「えっと…その…急いでますので…」

    ディー「むかしむかしあるところに…」

    勝手に話し始めるディーの前でアタフタするソニアにダムが話しかけて来ました。

    ダム「ごめんね、ディーは話し出したら止まらないから…」

    ソニア「そうなんですか…」

    ダム「あ、急いでいるならいっていいよ?」

    ソニア「そ、そうですか…」

    ソニア「あ! ウサギさんを見ませんでしたか?」

    ダム「ウサギ? さっきあそこのドアから出て行ったよ?」

    ダムがソニアが入って来たドアとは別のドアを指差しました。

    ソニア「ありがとうございます!」ダッ

    ディー「それでね…あれがあーして…」

    ダム「うん。うん。」

    ディーのお話を頷きながら聞くダムを後にし、ソニアは食堂を出て行きました…
  11. 11 : : 2016/07/11(月) 18:54:19
    ソニアは廊下を歩いて行きます。

    ソニア「ウサギさん…どこに行ってしまったのでしょう…」

    ソニアがため息をつくと…

    ??「お困りですか?」

    ソニア「?」

    どこからか声が聞こえてきました。

    ??「ここです。ここ」

    ソニア「わお! 暗くてよく分かりませんでした!」

    廊下の隅からモブピンクな猫が顔を出しました。

    ソニア「あ、あなたは?」

    ??「俺はチェシャ猫っていいます! 以後、お見知り置きを!」

    ソニア「え、えぇ…」

    なぜか妙に積極的でした。

    チェシャ猫「ウサギを探しているのですね?」

    ソニア「えぇ、どこに行ってしまったか…」

    チェシャ猫「それなら、マッドハッターに聞けば分かるかと」

    チェシャ猫はマッドハッターの家に行く方法をソニアに教えました。

    チェシャ猫「この赤い道を歩いて行って、騒がしい音が聞こえたらそこです」

    ソニア「そうですか! ありがとうございます」

    チェシャ猫「いえいえ! 会えたらまた会いましょうね!!」

    ソニア「そ、そうですね…ハハ…」

    ソニアはチェシャ猫の積極性に若干引きながら、赤い道を進んでいきました…
  12. 12 : : 2016/07/12(火) 20:47:34
    ソニアはチェシャ猫に言われた通り、赤い道を進んでいました。

    ソニア「…この道で本当にあっているのでしょうか…」

    ソニア「あら? あそこかしら?」

    よく見ると、道の向こうで騒がしい音を発している教室がありました。

    ソニアは木のツルで出来た門をくぐって、その教室に入ると…

    ??「おや? お客さんかな?」

    変な帽子をかぶったモジャモジャ白髪の男性と、頭にアンテナが付いているウサギと、眠たそうなネズミがテーブルを囲んで、お茶会をしていました。

    ??「お茶はどうだ?」

    ソニア「あ、どうも…」

    ??「ねみぃ…」ムニャムニャ

    ソニア「…………………」

    ??「僕はマッドハッター。帽子屋をしているんだ」

    帽子をかぶった男性が自己紹介をしました。

    ??「俺は3月ウサギだ」

    ??「眠りネズミでーす」

    ウサギとネズミも続けて、自己紹介をします。

    ソニア「ソニアですわ」

    ソニアも自己紹介をしました。

    マッドハッター「聞くけど、今日は君の誕生日じゃない日?」

    ソニア「そ、そうですけど…」

    マッドハッター「じゃあおめでとう! 何でもない日に!」カンパイ

    3月ウサギ「かんぱ〜い」カンパイ

    眠りネズミ「かんぱーい…」カンパイ

    ネズミが寝ぼけてケーキの乗ったお皿を掲げました。

    3月ウサギ「ちょ、ネズミ!それケーキが乗った皿!」

    3月ウサギがツッコミます。

    ソニア「…何でもない日にお祝いをしているのですか?」

    マッドハッター「少なくとも、今日はここにいる人の誕生日じゃないね」

    周りを見渡し、マッドハッターがそう言いました。
  13. 13 : : 2016/07/13(水) 18:30:16
    ソニア「あ! 大切な事を聞きそびれていました!」

    マッドハッター「大切な事?」

    ソニア「ウサギを見てませんか? なんか…こう…魔法少女みたいな格好をした」

    3月ウサギ「あいつの事じゃないか?」

    マッドハッター「そういえば…来てないねぇ…」

    ソニア「知っているのですか!?」

    ソニアは鼻息を荒くしながら聞きました。

    眠りネズミ「白ウサミとは知り合いでねー」

    マッドハッター「今日も呼んだんだけど、来てないね、何かあったのかな?」

    ソニア「このパーティ毎日やっているのですか!?」

    マッドハッター「自分達の誕生日以外はほぼ毎日ね」ハハッ

    ソニア「…よく疲れませんね」
  14. 14 : : 2016/07/13(水) 18:44:09
    白ウサミ「遅れちゃうでちゅー!」

    何故か突然、白ウサミがパーティにやってきました。

    ソニア「ウサギさん! 見つけました!」キラキラ

    白ウサミ「すっかり遅れてしまったでちゅ!」

    ウサミがそう言った瞬間、マッドハッターがウサミから時計を取り上げました。

    マッドハッター「遅れるわけだよ…この時計、3年も遅れているじゃないか」

    白ウサミ「えぇ!!? そんなに!?」

    ソニア(時計に年数は関係ないんじゃ…)

    マッドハッター「ちょっと待ってて」

    マッドハッターは時計の蓋を無理にこじ開け、中を眺め始めました。

    マッドハッター「歯車が多すぎる…その割にはネジが少ない…」

    マッドハッター「大和田バター持ってきて!」

    3月ウサギ「はいよ!」っ大和田バター

    マッドハッター「よし、これでいい」ヌリヌリ

    マッドハッターは何故か時計の内部にバターを塗り始めました。

    白ウサミ「な…! 何やってるでちゅか!!」

    その後…マッドハッターは砂糖、いちごジャム、ビーフジャーキー、油芋を次々に時計にねじ込み、蓋をし、ウサミに手渡しました。

    マッドハッター「よし! 出来たぞ!」

    白ウサミ「あぁ…あ…」

    なんという事でしょう。

    そこにはなんと…




















    美味しそうなパイがありました。

    白ウサミ「なんでやねん!!」
  15. 15 : : 2016/07/13(水) 19:00:55
    マッドハッター「美味しいよ?」

    白ウサミ「何ででちゅか!? 何で時計がパイになるんでちゅか!? ていうか時計を直してたんじゃないんでちゅか!?」

    マッドハッター「時計をパイにしたかったんじゃないの?」

    白ウサミ「違いまちゅよ!! どこで間違っちゃったんでちゅか!?」

    白ウサミ「ていうかあちし急いでたんでちゅけど!! この時間、どうしてくれるんでちゅか!!」

    マッドハッター「“時間”の奴にでも頼んだら?」

    白ウサミ「もうええわ! どうもありがとうございましたー!!」

    白ウサミ「…て漫才やっとる場合かッーーーー!!」

    マッドハッター「ところで今日はなんの日?」

    白ウサミ「ネノヒダヨー! て違いまちゅよ! 少なくともあちしの誕生日じゃないでちゅね!」

    マッドハッター「ではかんぱ〜い!」

    マッドハッター「はしないよ?」

    白ウサミ「しないんか〜い!! ルネッサ〜ンス!!」

    マッドハッター「マッドカッター!!」

    白ウサミ「何上手いこと言ってr

    3月ウサギ「いつまでやってんだよッ!!」

    3月ウサギの制止でやっとツマラナイ漫才が終わりました。

    マ白「ツマラナイってなんだよ」
  16. 16 : : 2016/07/13(水) 20:31:44
    3月ウサギ「お前ら仲良いな。おい、終わったぞ!」

    ソニアとネズミはケーキを食べていました。

    ソニア「あ、ほはひはひはは(終わりましたか)」モグモグ

    眠りネズミ「ほほへーき、おいひいへ!(このケーキ、美味しいね!)」モグモグ

    白ウサミ「ハ! こんな事している場合じゃないでちゅ!」

    白ウサミ「急がなくては!」ダッ

    白ウサミが走り出しました。

    ソニア「あ! ウサギさん! 待って下さい!」ダッ

    ソニアも走り出します。

    マッドハッター「またおいでー」ノシ

    3月ウサギ「じゃあなー!」ノシ

    眠りネズミ「ZZz…」

    マッドハッター達(1人を除いて)は手を振ってソニアを見送りました…
  17. 17 : : 2016/07/13(水) 23:17:08
    ソニア「ハァー…逃してしまいました」

    ソニアはウサミを見失ってしまいました。

    ソニア「……ここはどこでしょう…」

    ウサミを追うのに必死で、ソニアは自分がどこにいるのか分からなくなってしまいました。

    ソニア「…お家に…帰りたいです…」グズッ

    チェシャ猫「お困りのようですね!!」

    ソニア「きゃあ!」

    急に声をかけられ、ソニアはびっくりしてしまいます。

    チェシャ猫「俺です! 俺! また会いましたね!!」

    声をかけたのは、前に会ったチェシャ猫でした。

    ソニア「チェシャ猫さん…」

    チェシャ猫「家に帰りたいのですか?」

    ソニア「…えぇ…ウサギはもういいです…」

    チェシャ猫「それなら、女王の所に行ってみては?」

    ソニア「女王?」

    チェシャ猫「はい。えーと…」

    チェシャ猫は前会った時と同じ様に、女王の教室への行き方を教えてくれました。

    チェシャ猫「…という風にいけば、女王の所に行けるかと」

    ソニア「そうですか! ありがとうございます!」

    チェシャ猫「いえいえ、あなたの為なら!」

    ソニア「ではさようなら」スタスタ

    チェシャ猫「また会いましょうねー!!」ノシ

    チェシャ猫に別れを告げ、ソニアは女王のいる所へ足を進めました…
  18. 18 : : 2016/07/14(木) 16:19:11
    ソニア「ここ…でしょうか?」

    ソニアはある部屋の前で、ウロウロしていました。

    ソニア「娯楽室…ここで合っているのでしょうか…」

    白ウサミ「あ…あのぅ…」

    ソニア「え!?」

    見ると、白ウサミがドアを少し開け、隙間からソニアを見上げていました。

    白ウサミ「ウロウロしていないで中にはいったらどうか…ってハートの女王が…」

    ソニア「……………………」

    ソニアは、失礼します… と挨拶をして、娯楽室に入りました。

    白ウサミにつれられ(というよりウサミがついてきただけ)、ソニアは兵士の前を歩いて行きました…
  19. 19 : : 2016/07/14(木) 22:33:13
    少し歩くと、ある人物が玉座に座っていました。(と言っても部屋に入った時にちょっと見えてた)

    ??「うふふ…ようやく来ましたね、ロリス」

    ソニア「ソニアですけど」

    ??「……………………」

    トランプ兵士達「!!?」オロオロ

    ??「ま、まあ? いいでしょう…」ビキビキ...

    トランプ兵士達「ホッ」

    ??「(わたくし)がハートの女王ですわ」

    こめかみに青筋を立てながらハートの女王は自己紹介をしました。

    女王「それで…私に何か用事があるのではありませんか?」

    デブデブした王様が持ってきたロイヤルミルクティーを飲みながら、女王は聞きました。

    ソニア「そうなんです…私の家までの道を教えて頂きたいのです」

    女王は少し考えたあと、

    女王「それはダメですわ」

    と答えました。

    ソニア「な、何故ですか!?」

    女王「道は全て私の物だからです」ニコッ

    場合によっては殴られかねない笑顔を振りまきながら、女王は言いました。
  20. 20 : : 2016/07/15(金) 09:51:40
    ソニア「そんなの勝手です!」ムクゥ

    ソニアは反論しますが…

    セレス「うっせーぞッ! このダボがッ!! 道は全て私の物なんだよォォォォ!!!」クワッ

    ソニア「きゃあ!」

    突如豹変した女王に恐れおののいてしまいました。

    セレス「今度反論したら、その可愛らしい顔をめちゃくちゃにして首をはねてやるからなッ!! いいかッ!!」

    ソニア「ぐぅ…!」

    自分勝手な女王にムカついたソニアは、女王の忠告も聞かず、禁句を言ってしまいました。

    ソニア「このッ…ケチッ!! 多恵子ッ!!」
  21. 21 : : 2016/07/15(金) 10:14:10
    女王「…」ビキッ

    トランプ兵士達「!?!?!?!!!!?」

    白ウサミ「!?!?!???!?!」

    王様「ちょ!!?? それは行けませんぞォォォォ!!!?!?!?」

    ソニア「へ?」

    女王「…ッ!……!……ッ!」ビキビキ















    プチン














    女王「こんのビチグソがァァァァ!!!!!」

    女王「王様ァァァァ!!! 兵士達ィィィィ!!! そのビチグソを捕らえろォォォォ!!!!!」

    王様兵士「ヒヒィーーーーッ!!!」

    デブデブした王様や鎧に身を固めた兵士達がソニアに襲いかかってきました。

    ソニア「きゃああ!! 逃げます逃げます!」ピュ-

    ソニアは娯楽室から逃げ、廊下を走り抜けて行きました。

    良い子のみんなは学校の廊下を走っちゃダメですよ。

    女王「待てやこのビチグソがァァァァ!!!!」

    女王を先頭に王様や兵士達はその後を追います。


    \マテヤゴルァァァ!!!/

    マッドハッター「おや? 誰かが女王を怒らせた様だね」

    3月ウサギ「!? 大丈夫か!? それ!!」

    ソニア「はぁ…はぁ…」

    マッドハッター「あれ? ソニアさん…もしかして…追いかけられてる?」

    ソニア「あぁ! ちょうどいいところに!!」

    マッドハッター「へ?」

    ソニア「えい!」ドンッ

    マッドハッター「うわぁぁ!」

    女王「!?」

    ドシ---ン!!

    女王「テメェ基地外帽子屋がァァァァ!!!」ゲシッゲシッ

    マッドハッター「痛い痛い!」

    ソニア「この隙に…」ダッ

    女王「あ! 待てやゴラァァァァァ!!!」ドドドドド...

    3月ウサギ「…大丈夫か?」

    マッドハッター「ハハッ! 女王にぶつかっておいて即刻処刑されないなんて! 僕はなんて幸運なんだッ!!」

    3月ウサギ「あぁ…また始まった…」

    眠りネズミ「ZZz…」
  22. 22 : : 2016/07/15(金) 18:56:16
    〜食堂らしき所〜

    ディー「でねー! あれがそれでねー!」

    ダム「うん、うん」コクコク

    食堂らしき所ではディーがまだ喋っていました。

    ソニア「はぁ…はぁ…」

    ダム「あれ? あなた、何故…」

    ソニア「あ! ちょうどいい所に!」ガシッ

    ディー「あれがそれでー…ん?」

    ダム「え」

    ソニアはディーを掴むと、

    ソニア「どすこいッ!」ブォン

    ディー「うぉうぇええええ!!?!?」ビュン

    自分が入って来た扉の方に投げ飛ばしました。

    女王「どこ行きやがった小娘ェェェェ!!」バダン!

    ディーが扉に激突する直前に、女王が扉を開けました。

    ディー「うえぇぇぇぇええい!!??」ビュン

    女王「は?」

    ゴッチーーーーーンッ!!!!

    女王「」ホシガキラキラ

    ディー「」ピクピク

    すごい勢いでぶつかったので2人共気絶してしまいました。

    ダム「え? え?」オロオロ

    ソニア「今の内に逃げますッ!」ダッ

    王様「女王様ァァァ!! 彼奴が逃げますぞォォ!!」ユサユサ

    女王「うーん…」(~_~;)
  23. 23 : : 2016/07/16(土) 06:08:29
    ソニア「ハァ…ハァ…」

    ソニアは長い廊下を走っていました。

    ソニア「女王…は?」

    \マテヤゴルァアアアア!!!/

    ソニア「もう! しつこすぎです!」

    ソニア「…はぁ…クッキーでも食べて落ち着きましょう」

    ソニアがクッキーを口にし、飲み込んだ瞬間、

    女王「いたぞォォォォ!!!」

    女王がソニアを見つけました。

    ソニア「あ、あら? 身体が…」ムクムク…

    ソニアの身体はどんどん大きくなっていきました。

    女王「…ん? あ!! あれは…!?」

    王様「身体が大きくなるクッキーですな」

    女王「それを口にしているということは…」




    ズドーーーーーーーーーーーーン!!!!!!




    女王王様兵士「うわぁぁぁぁぁああああ!!!」

    ガラガラガラガラ…

    ソニア『わぉ! ウルトラヒーローもびっくりの巨大化ですわ!』フンス

    ソニアは巨大化し、学校を一部吹き飛ばしました。

    ソニア『シュワッチ!』

    ソニアはジャンプして空を飛んでいきました。

    ソニア『このまま家までひとっとびですわー!」(≧∇≦)

    ソニアは夕日の彼方に飛んで行きました…
  24. 24 : : 2016/07/16(土) 06:12:28
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    ソニア「という夢を見たのです!!」フンス

    左右田「さすがソニアさん! 見る夢もメルヘンチックですね!」

    日向「いやちょっと待て」

    田中(俺らしき人物が…出てなかった…)ショボン

                   終里
  25. 25 : : 2016/07/16(土) 06:18:16
    夢オチなんてサイテー!
    けどソニアさんならみんな許してくれそう…

    楽しんで頂けましたか?

    最後まで読んでくれた人、本当にありがとうございました!

    ではグッバーイ!
  26. 26 : : 2016/07/16(土) 06:19:15
    あ、感想などあればこの下に書いて下さい。
  27. 27 : : 2016/08/19(金) 00:43:59
    ┌(┌^o^)┐キボォ...

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