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【ミカミカにしてあげる♪】眠れぬ夜のミカサゲーム

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  1. 1 : : 2016/07/07(木) 00:12:47
    このSSでミカサは病んデレ暴力ヒドインなんかじゃないってことを証明したいです!それではレッツゴー!
  2. 2 : : 2016/07/07(木) 00:16:02


    深夜の訓練所、男子寮


    エレン「クソッ、今日は大雨で屋外の訓練が全部中止になったせいで全然疲れてないから眠れやしねぇ……」ゴロン


    ジャン「うっせーな、明日はいつも通りに訓練あるんだからさっさと寝やがれ」


    エレン「なんだお前もまだ起きてたのかよ。つーか、眠れねぇもんはしょうがねーだろ」


    ジャン「はっ、体動かさないと体力が有り余ってて眠れねぇとか筋金入りの脳筋野郎だなテメェは」


    エレン「そう言うお前は今日の生温い一日で疲れちゃったのかよ?そんなんで内地の憲兵団志望なんて笑わせるぜ」


    ジャン「あ?別に俺もそこまで疲れてなんかねーよ。でもまぁ、昼の座学でしっかり脳ミソを疲労させてれば普通は眠くなるはずだが?」


    エレン「はぁ?そりゃまさかオレが頭使ってないバカだって言いてーのか?」


    ジャン「おっ、やっと自覚したか?」


    エレン「テメェ!バカにしやがって!表に出ろやぁ!」ガシッ


    ジャン「上等だ!やってやんよ!」ガシッ


    アルミン「うるせえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」ガバッ


    エレン、ジャン「っ!?」ビクッ

  3. 3 : : 2016/07/07(木) 00:35:04


    アルミン「ねぇ、君達がうるさいせいで全然眠れないんだけど?大事なことだからもう一度言うね。眠れないんだけど?」ニタァ(あの顔)


    エレン「わ、悪ぃアルミン。起こしちまったか?」ガクブル


    ジャン「こ、こいつ本当にあのアルミンなのか?まるで別人だぞ」ガクブル


    エレン「アルミンは昔から安眠を妨げられると気性が荒くなるんだよ」ボソボソ


    ジャン「そ、そういうことは先に言えよな」ボソボソ


    アルミン「あのさぁ、君達そんなに眠れないならミカサゲームでもしたら?」


    エレン「ミカサゲーム?」


    ジャン「何だよそれ?」


    アルミン「ミカサゲームっていうのはね、一見完全無欠そうなあのミカサが密かにしてそうな萌えアクションを妄想していくゲームのことだよ」


    エレン「それってつまり、FF13のライトニングさんスレみたいなものか?」


    アルミン「うん、そんな感じ」


    ジャン「ちょっと待てよ。なんでいきなりここでミカサが出てくんだよ?」


    アルミン「だってジャン好きでしょミカサのこと?」


    ジャン「なっ!?///」ドキッ


    エレン「ほほ〜ん?」ニヤニヤ

  4. 4 : : 2016/07/07(木) 22:45:00


    アルミン「エレンはこのゲームで頭を疲れさせて眠くなる。ジャンは大好きなミカサの妄想をして幸せな気分で眠れる。これが最善の解決策だと思うよ」


    エレン「なるほどな!流石はアルミンだ!よっ、シガンシナの正解に導く男!」


    アルミン「ははは、照れちゃうなぁ」


    ジャン「し、仕方ねぇな……。面倒くせぇけど、少しだけなら付き合ってやるよ」


    アルミン「じゃあ僕が最初にお手本を見せるから、後は二人で小さな声でやってね?僕はもう寝たいからさ」


    エレン「了解だ」


    ジャン「お、おう」


    アルミン「じゃあいくよ」


    アルミン「食堂でスプーンを床に落としちゃって3秒ルールなら間に合うと思い速攻で拾い上げるも、勢い余ってスプーンを真っ二つにしちゃう少しおっちょこちょいなミカサ」


    エレン「よくあるよな」


    ジャン「スプーンを真っ二つにするのがありがちとかこえーよ!」

  5. 5 : : 2016/07/08(金) 23:17:06


    アルミン「今みたいに妄想を交互に言い合って、先に相手をミカミカにさせた方が勝ちだよ」


    ジャン「いやミカミカって何だよ!?」


    エレン「初音ミクの『ミクミクにしてあげる♪』みたいに心を奪われるってことだろ?」


    アルミン「その通りだよエレン」


    ジャン「無駄に理解力高ぇなおい!」


    エレン「解決案ありがとな!お休みアルミン」


    アルミン「うん、お休み」


    ジャン「まぁ一応ルールは理解した。んじゃ始めるか」


    エレン「おう」


    ジャン「よし、俺からいくぜ」


    ジャン「立体機動の訓練で事故って医務室まで俺におぶられて、そのまましばらく看病して病室を後にしようとする俺の手をギュッと握って離さない上目遣いのミカサ///」


    エレン「ジャン、お前……憐れだなぁ」


    ジャン「うるせぇ!妄想なんだからいいだろーが!」
  6. 6 : : 2016/07/09(土) 12:19:47


    エレン「次はオレの番だな」


    ジャン「さぁ、お手並み拝見といこうか」


    エレン「寝ぼけて腹筋運動しちゃうミカサ」


    ジャン「初っ端からリアルなのブッ込んで来やがったな」


    エレン「まぁな。つーかあいつ、すっげぇ触り心地の良い腹筋してんだよなぁ……」


    ジャン「はぁ!?なんでテメェがミカサの腹筋の触り心地知ってんだよ!?」


    エレン「だって毎日触ってるからなぁ」


    ジャン「羨ま死刑!」


    エレン「さぁ、お前の番だぞ?」


    ジャン「分かってらぁ!」

  7. 7 : : 2016/07/09(土) 20:19:28


    ジャン「風呂で一人きりだと思って鏡に向かって全力で心臓を捧げるポーズをしてたら、急に入って来た他の女子達に見られて脱兎の如く湯船に逃げ込むミカサ」


    エレン「へぇ、なかなかやるじゃん。今のはちょっとだけミカミカしたぞ」


    ジャン「ふん、こんなのまだまだ序の口だ」


    エレン「座学の時間で教科書の隅に渾身の4コマ漫画を落書きしていたら、それが教官に見つかって没収され、みんなの前で晒されて涙目になるミカサ」


    ジャン「ほう、テメェもちったぁやるじゃねーか。軽くミカミカ来たぜ」


    エレン「俺だってこれくらいウォーミングアップみたいなもんだ」

  8. 8 : : 2016/07/09(土) 23:31:14


    ジャン「赤いマフラーのほつれを縫い直していたら誤って針で自分の指を刺して素っ頓狂な声が出ちゃうミカサ」


    エレン「俺が昔ミカサにやったあのマフラーそろそろ買い換えればいいのにな」


    ジャン「はっ!?ミカサがいつも大事にしてるあのマフラーってお前がプレゼントした物だったのかよ!?」


    エレン「え?今まで知らなかったのかよ?」


    ジャン「くっ、マジかよ……!」


    エレン「どんどん行くぜ」


    エレン「対人格闘の訓練でサシャとふざけたポーズを取り合ってたら教官が叱りに来て、とっさにこれは太古の昔から東洋に伝わりし秘技だと真顔で力説するミカサ」


    ジャン「教官も信頼があるミカサが言うなら信じちゃいそうだな」


    エレン「真顔で嘘つくのはあいつの得意分野だからな」


    ジャン「そうか?ミカサは嘘つくような奴じゃないだろ」


    エレン「忘れたのか?オレとお前が食堂で喧嘩した時のサシャの放屁冤罪事件のことを」


    ジャン「あれはいい嘘だからノーカンだ」


    エレン「サシャにとってはいい迷惑だったろうな……」

  9. 9 : : 2016/07/10(日) 14:16:53


    ジャン「久しぶりの休日に街へ繰り出したら一生懸命なストリートミュージシャンの演奏に心から魅了されて、空き缶にたくさんチップをつぎ込んだらお目当の買い物が出来なくなって途方にくれるミカサ」


    エレン「それ一回本当にあったぞ」


    ジャン「ぐう聖かよ!」


    エレン「しかもオタ芸で応援してた」


    ジャン「イタ可愛い過ぎる!」


    エレン「兵站行進で脱落しそうな訓練兵の荷物を持ってやろうと近づくも、巨人から全力で逃げる時のような顔で断られてヘコむミカサ」


    ジャン「ミカサからの善意を無下にするとは許さん!」


    エレン「お前だったら喜んで背負ってもらうんだろうな」


    ジャン「むしろ荷物より俺自身を背負って欲しいぜ」


    エレン「えぇ……それは愛が重過ぎて流石のミカサも背負い切れねぇよ……」
  10. 10 : : 2016/07/10(日) 15:27:02


    ジャン「食堂でパンのおかわりジャンケン大会が始まって野郎共が群がる中、女子からの参加者はサシャしかいないけど、本当は自分も参加したくてたまらないミカサ」


    エレン「ぶっちゃけ女子だって食べ盛りだし、あの質素な食事じゃ全然足りないだろうしな」


    ジャン「そーいやミカサってジャンケンしたがらないよな」


    エレン「いや、したがらないんじゃなくて、させてもらえないんだよ」


    ジャン「そりゃどういうことだ?」


    エレン「あいつは動体視力半端ないから、相手の出す手の形が見えて絶対に勝っちまうからな」


    ジャン「ジャンケンまで極めてんのかよ!?」


    エレン「だからあいつはジャンケン大会ではいつも蚊帳の外だったな」


    ジャン「じゃあ目を瞑るとかすればいいんじゃねーか?」


    エレン「いや、そしたら今度は第3の目が開眼するぞ」


    ジャン「もはや参加資格も死角も無しか……」

  11. 11 : : 2016/07/10(日) 16:23:14


    エレン「深夜のガールズトークで下ネタ方面に話が流れた途端に寝たフリをするが、しっかり聞き耳は立てているミカサ」


    ジャン「ミカサだって多感なお年頃だもんな」


    エレン「ユミルあたりから今までの経験人数とか質問責めにされそうだよな」


    ジャン「ミカサにはいつまでも鉄のようにガードが固い清らかな処女でいて欲しいもんだ」


    エレン「まるで拷問器具のアイアンメイデンみたいだな」


    ジャン「馬術の訓練でその凛々しい乗りこなし方から白馬の王子様というあだ名がつけられるも少し複雑な心境のミカサ」


    エレン「あいつが操るとどんな馬も言うこと聞くんだよなぁ。例えばお前とか」


    ジャン「ふざけんな!俺はミカサに跨がられてケツに鞭打たれたら興奮はするが走り出したりはしねーわ!」


    エレン「たまらず異常性癖が迸ってんじゃねーか」

  12. 12 : : 2016/07/11(月) 21:04:07


    エレン「訓練兵団入団式のキース教官の洗礼で当たり前のようにスルーされて少し寂しいミカサ」


    ジャン「懐かしいな。あれって確か、兵士としての面構えが出来てた奴らはスルーされたらしいな」


    エレン「まぁ、あの時はオレも華麗にスルーされたけどな」(ドヤ顔)


    ジャン「ちっ、お前も教官から強烈な頭突きされれば良かったのに……」


    エレン「もしあの時にミカサも洗礼受けてたら、どんな風に答えてたと思うよ?」


    ジャン「『私はエレンの保護者として来ました。ちょっと頭が残念な子ですが、どうか皆さん仲良くしてあげて下さい』でファイナルアンサー」


    エレン「なっ!?///」カァァ


    ジャン「へっ!ザマァ!」(ドヤ顔)

  13. 13 : : 2016/07/12(火) 22:48:51


    ジャン「壁上砲台の清掃の時に石ころを壁の下にいる巨人達に全力投球するミカサ」


    エレン「あいつの強肩に落下の運動エネルギーが加わったら隕石ばりの弾丸ライナーになるだろうな」


    ジャン「そんで巨人の目や鼻に入ったらストライクで、その時には小さくガッツポーズとかして欲しい」


    エレン「きっと最恐のデッドボールピッチャーとして巨人達に語り継がれるな」


    ジャン「だが、もし巨人達に学習能力があったら、その辺の木を引っこ抜いて天然バットで打ち返してくる奴らも出てくるかもしれん」


    エレン「そしたら壁にボコボコ穴空いて、ハンネスさん達の駐屯兵団が壁の補修工事で毎日大変だな」

  14. 14 : : 2016/07/13(水) 16:13:29


    エレン「図書室でテスト勉強してる時に邪魔されないようマスクとサングラスとニット帽で変装するも、赤いマフラーのせいで一発でバレることに気付いていないミカサ」


    ジャン「ミカサは座学の成績もいいから、テスト前になると周りの奴らから勉強教えてくれだの今までのノート見せてくれだのねだられるから大変そうだよなぁ」


    エレン「ちなみにアルミンもよくノート貸してくれって頼まれるけど、大抵の奴はそのノートを開いた瞬間やっぱいいやって返すらしいぞ」


    ジャン「なんでだよ?アルミンは座学トップだからノートも分かりやすいんじゃないのか?」


    エレン「いや、アルミンほどの頭脳の持ち主になると、思考スピードに筆を動かすスピードがついていかなくて字が汚くなるんだよ。だからノートはアルミン以外には解読不可能になるんだ」


    ジャン「もしかしたらそれって、テスト前のノート乞食達を追い払うアルミンなりの策略なのかもしれないな」


    エレン「そうだとしたらアルミンなんて恐ろしい子……」

  15. 15 : : 2016/07/13(水) 20:15:42


    ジャン「夜寝る前に一人で鏡に向かって笑顔の練習をするミカサ」


    エレン「あ〜、あいつは度胸はあるけど愛嬌が絶望的に無いからなぁ〜。もっと普段から笑えばいいのに」


    ジャン「バカ野郎!夜ばっちり笑顔の練習をしてるけど、いざ人前に出るとその成果がこれっぽっちも出し切れない不器用さがたまんねぇーんだろが!!」


    エレン「お、おう……」


    ジャン「だからこそ時々自然に出るミカサの可憐な乙女スマイルが狂おしいほどに愛おしく感じるんだよ!分かったか!?」


    エレン「は、はい……」(オレやアルミンと3人で話してる時は普通によく笑ってるぞとか今さら言えない)

  16. 16 : : 2016/07/19(火) 20:41:51


    それから数時間後……


    チュンチュン(鳥のさえずり)


    アルミン「ふわぁ〜、よく寝たぁ〜。昨夜は熟睡出来たから気持ちのいい朝だなぁ〜」背中ノビー


    アルミン「ん?」チラッ


    エレン「〜するミカサ!」ミッカミカ

    ジャン「〜なミカサ!」ミッカミカ


    エレン、ジャン「あぁ〜心がミカミカするんじゃ〜^ ^」(ミカゲ廃人)


    アルミン「君達……すっかりミカサの虜になっちゃったみたいだねぇ」


    アルミン「でもまぁ、ミカサはそれだけ魅力的な女の子だからね。仕方ないね」(ニッコリ)


    こうしてエレンとジャンの二人は夜通しミカサゲームで心がミカミカしたせいで一睡も出来ず、翌日は寝不足で地獄の訓練を迎えることになったそうな。


    おしまい

  17. 17 : : 2016/08/01(月) 22:52:06
    あとがき

    少し遅れましたが、読んで下さった皆様ありがとうございました。今回は大好きなキャラであるミカサが進撃SSにおいて酷い扱いが多いので、ミカサの好感度が上がったらいいなぁ〜とか思いながら書かせて頂きました。これを読んだ皆様が少しでもミカミカして頂けたなら幸いです。
  18. 18 : : 2016/08/06(土) 16:11:57
    ミカミカしました。

    執筆お疲れ様でした!
  19. 19 : : 2016/08/06(土) 16:29:44
    あぁ〜心がミカミカするんじゃ〜^ ^


    ミッカミッカにされました、見事に

    執筆(*ゝω・)ノ オツカレ♪
  20. 20 : : 2016/08/10(水) 21:14:35
    >>18
    >>19

    コメントありがとうございます!お二人ともミカミカして頂けたようでなによりです*\(^o^)/*
  21. 21 : : 2016/08/14(日) 19:09:18
    >>17
    執筆お疲れ様です。

    全くもって同じ心境です。

    心境ですが、、私も諫山先生が描きたい
    進撃そのものを楽しませてもらっているので、
    ジャイアンツォーネさん同様、
    自身の創作と妄想で他角度から
    ミカサ愛を高めていきたいと思います。

    何れにしても、素晴らしいミカサssを
    ありがとう御座います

    、、というかミカサというより
    エレンとジャンの仲良しっぷりのほうが
    新鮮な印象を受けましたが(。-_-。)
  22. 22 : : 2016/08/15(月) 22:57:17
    >>21

    コメントありがとうございます!
    夏の暑さに負けずミカサ愛を掲げる同志ですね(=´∀`)人(´∀`=)
    ムーさんの作品からは人一倍ミカサ愛がヒシヒシと伝わって来ていつも癒されてますよ*\(^o^)/*
  23. 23 : : 2016/08/30(火) 16:33:22
    オラなんだかミッカミカしてきたぞ!
  24. 24 : : 2016/09/03(土) 18:10:14
    >>23

    コメントありがとうございます!
    励みになります(*^o^*)
  25. 25 : : 2016/11/06(日) 11:12:59
    ミカミカになりました
  26. 26 : : 2018/08/08(水) 20:12:06
    ミカミカです///
  27. 27 : : 2018/08/08(水) 21:17:20
    ミカサ可愛い
    舐め回されたい
  28. 28 : : 2018/08/11(土) 03:21:36
    かわええっ!

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著者情報
777

オッドボール三等軍曹

@777

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