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エレン「社畜にしてやる……!この世から一人残らず…!」

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  1. 1 : : 2016/06/23(木) 20:37:04



    社畜(しゃちく)とは、主に日本で、勤めている会社に飼い慣らされてしまい自分の意思と良心を放棄し奴隷(家畜)と化したサラリーマンの状態を揶揄したものである。「会社+家畜」から来た造語。

    (Wikipedia参照)





    エレン「さぁ……社畜を増やしに行こうか!」






    彼、エレン・イェーガーは社畜会社にいる社畜を増やす一人だ。その社畜会社をトップを争う勢いで社畜を作っている。




    この世では社畜会社に勤めているものは偉い。警察の次くらいに。ちゃんと許可がおりればどの家であろうと入れる。





    エレン「……今日はアルミン・アルレルトか」





    アルミン・アルレルト。かなりの秀才で未来有望と言われていた存在。そんな彼は今ニートになっていた。頭の良さはピカイチだがどんくさい部分があり運動ができないと言う点がありイジメにあい高校はなんとか卒業したがそれからというもの働きもしない。



    彼の叔父から頼まれた依頼である。






  2. 2 : : 2016/06/23(木) 21:21:13



    エレン「ごめんくださーい!」




    返事はない。ただのドアのようだ。




    エレン「お邪魔しますね」





    部屋の中は思った以上に綺麗だった。アルミンの姿は見えない。きっと奥にいるんだろう。





    エレン「…綺麗好きと言うべきか…。きっちりしていると言うべきか……」




    部屋の中から相手がどんな性格なのかを把握する。部屋に入った瞬間から仕事なのだ。





    エレン「お、あそこだな」





    エレン「アールミーン君。社畜になろ」





    アルミン「……!?不法侵入!?け、警察……」






    エレン「社畜会社の者です」






    アルミン「はぁ!?なんでそんな人が……」






    エレン「あなたの叔父様の依頼です」





    アルミン「あのクソジジイ……」





    エレン「クソジジイ?」





    エレン「社畜法令第1条!!!!」






    エレンは一瞬にして消えた。気づいた時には僕のお腹に拳が来ていた。




    エレン「親不孝とはなんたるものかぁぁぁぁぁ!!!」







    アルミン「がはぁぁぁっ!!!」





    エレン「確かに親って言うのはグチグチうるさいしめんどくさいと思う時もある!けどな俺達をこんなに大きくなるまで育ててくれたんだぞ!!それがどれだけありがたいことがわかっての発言なのか!?」






    アルミン「……僕は働きたくないんだ!!おじいちゃんがずっと働いてくれたらいい!!」





    エレン「社畜法令第2条!!」






    エレン「親に甘えていいのは中学生までだこの童貞ぃぃぃぃ!!!」






    アルミン「ぐはぁぁぁっ!!」






    エレン「お前はもう成人式も終わり立派な大人への階段を登らなきゃいけないんだろ!!それがなんだ!!親のすねをいつまでかじるつもりだ!!」



  3. 3 : : 2016/06/25(土) 08:48:30


    アルミン「君に何がわかる!?社畜会社で働いている成功した人間に何がわかるって言うんだ!!」





    アルミン「僕だってバイトを探して働いたさ!!けど鈍臭い僕はミスをいっぱいしてしまう…。力仕事ですらできないんだ!」





    アルミン「そんな僕にどんな仕事があるって言うんだ!!」





    エレン「力が無くても頭の良さがお前にはあるだろ?鈍臭いならそんな仕事をしなければいい」





    アルミン「そんな仕事……あるの?」






    エレン「あぁ。プログラマーになってみないか?お前……いや、アルミン。アルミンなら立派なプログラマーになれると思う」






    アルミン「プログラマー…!」






    エレン「どうだ?」






    アルミン「……やってみようかな」





    エレン「大丈夫だ。ここの上司はかなりいい人だ。俺が保証する」






    アルミン「あ、ありがとう!!」






    エレン「お安い御用だ」







    ※アルミンが社畜になりました☆
  4. 4 : : 2016/06/25(土) 13:14:50
    期待
  5. 5 : : 2016/06/25(土) 16:37:46


    エレン「ふぅ。一件落着だな。」



    ため息を吐きながらもどこか清々しい顔をするエレン。


    だがこれは“社畜”を作っているのでいいことなのかは微妙なところだ。





    エレン「さて、次はジャン・キルシュタインか。」





    ジャン・キルシュタイン。何事も普通の人よりできる世にいう万能型の人間だ。リーダーとしての人格を持つものであり中・高とサッカー部のキャプテンをしていた。だが、ジャンの会社キルシュタイン株式会社が突如破産。それからというもの路上をさまよっている。





    エレン「……なるほどな」




  6. 6 : : 2016/06/25(土) 22:49:19


    エレン「路上さまよってるとか困るよなぁ……」




    路上。要するに街の中を自力で探さなければならないということだ。都内ということもあり人だかりが多い。





    エレン「どうやって探せばいいんだか……」






    「ジャン!ねぇジャンってば!」






    ジャン「なんだ?」






    エレン「見つけちゃったよ」






    「今度はどこ行く?」





    ジャン「お前の行きたいとこでいいよ」





    「もう!そうやっていつもはぐらかす〜」





    ジャン「お前と一緒ならどこでも楽しいってことだよ」





    「なっ…///」






    エレン「ジャン・キルシュタインさんですかー?」






    ジャン「は?誰だよお前」





    エレン「社畜会社のものでーす」






    ジャン「はぁ!?」






    「えっ……」





    ジャン「わ、悪い帰ってくれないか?」






    「う、うん……」






    エレン「彼女さん?」





    ジャン「あ、あぁそうだよ」






    エレン「へぇ…お金あるんですね」




    ジャン「はっ、貢いでもらってんだよ」






    エレン「……社畜法令第3条」







    エレン「彼女に貢いでもらうとはなんたることかぁぁぁぁぁぁ!!!」






    ジャン「ごはぁっ!!!」






    エレン「彼女って言うのは大事にしなきゃいけないんだよ!!これから先結婚するかもしれない相手なんだぞ!!それを貢がせるなんてどういう神経してんだ!!」






    ジャン「うるせぇ!!てめぇに何がわかるんだよ!!言いくるめられるアイツが悪いんだよ!!」







    エレン「社畜法令第4条!!」






    エレン「言い訳するなこのリア充がぁぁぁぁぁぁ!!!」







    ジャン「ぐはぁっっ!!!」







    エレン「彼女の大切さを知らないお前に彼氏と名乗る資格はない!!彼女にプレゼント1つ買えないお前なんてゴキブリ以下だ!!」
  7. 7 : : 2016/06/26(日) 12:31:35
    これはいいss、ので、もっと書いて欲しい
  8. 8 : : 2016/06/26(日) 21:11:57


    ジャン「うるせえよ!!てめぇに何がわかるんだよ!!今まで俺は努力してきた!!自分のために!そしたら褒めてくれる人がいて認めてくれる人がいた!!」





    ジャン「けどな!!現実はそうじゃなかったんだ!!会社が破産した途端にそいつらは俺から俺達から離れていった!!」





    ジャン「あいつらの目的は会社の利益を利用としてたんだ!!なら俺だって利用してもいいだろうか!!」






    エレン「なら、よく聞けこのバカ」






    エレン「お前の今の彼女はお前を騙しちゃしない。利用しようともしてなかった。わかるか?」







    ジャン「何言ってんだよ!今日見ただけだろうが!!」







    エレン「…利用しようとしてるやつが相手の行きたいとこに行こうとするのか?お前のお世辞を言われてるのわかってるのに照れるのか?」






    ジャン「…!」






    エレン「あの子は本当にお前を好きでいるんだ。そんな子を騙していいのかよ。ちゃんと就職してプレゼント買ってやれよ」







    ジャン「でも、こんな俺に……」






    エレン「…お前は……。いや、ジャン。ジャンは人との会話の仕方を知ってる。そんなお前には保険会社を担当してみないか?」






    ジャン「保険会社……」






    エレン「この保険に入ってもらえるように売り込むんだ。ジャンならできるよ」






    ジャン「……いいぜ!やってやるよ!!」






    エレン「あぁ!!頼むぜ!」






    ※ジャンが社畜になりました☆
  9. 9 : : 2016/06/26(日) 21:29:12


    エレン「たく、今日は仕事が多い……」




    そんなことを言いながらも少し穏やかな表情。喫茶店に行きアイスコーヒーを飲みながら一息をつく。





    エレン「彼女いいな〜……」





    この男はある意味成功人間だが恋愛に関しては失敗しまくっている。





    エレン「まぁ、仕事仕事」






    エレン「次は…ミーナ・カロライナ」






    ミーナ・カロライナ。平凡な成績の持ち主。明るい性格から友達が多くみんなから好かれていた少女だった。だがある日やらかしてしまう。アニメの見すぎにより腐の方に目覚めてしまいそのノートを見られてから軽蔑されそれから不登校になってしまう。






    エレン「……こりゃまた、大変だな……」







    エレン。彼はアニメを知らない。そして腐を知らない。
  10. 10 : : 2016/06/28(火) 21:22:40


    エレン「ここが…ミーナの家か」





    アパート?と言うべきだろう。




    エレン「おじゃましまーす」






    ミーナ「だ、誰!?」





    エレン「社畜会社のエレン・イェーガーです」





    ミーナ「ちょ、ちょちょちょちょちょっとまって!!!」






    エレン「いやです」






    ミーナ「い、今私の部屋やばいからぁぁぁ!!」






    エレン「ん?なんだこれ?」





    そこにあるのはBLと呼ばれるものであった。






    エレン「お、男と……男が……!!」







    ミーナ「やめてってばぁ!!」






    エレン「……なんでこんなものを……」







    ミーナ「し、仕方ないでしょ!アニメの男のキャラってイケメンで可愛いでしょ!?そしたらさ……沼にハマっちゃったの…。可愛い男の子がイケメンな男に襲われるシーンが頭から離れないの……」






    エレン「……社畜法令第5条!!!」







    エレン「2次元に逃げるなこのアホがぁぁぁぁ!!」






    ミーナ「きゃぁぁぁぁ!!!」






    エレン「現実を見ろ!!悲しく厳しい現実を見ろ!!そんな男同士の恋愛なんて2次元でしか綺麗じゃないんだ!!」







    ミーナ「ダメなのぉ!!見れないの!!もう私にはこれしかないの!!BLしかないの!!見てこれ!!男のアレが男のアソコに……」






    エレン「やめてくれえええ!!見せるな!!俺にシェアするなぁぁ!!」






    ミーナ「どうして!!こんなに綺麗な恋愛なのよ!!汚くないように頑張って頑張って……ほら!ここのキスシーンとか……」








    エレン「いやだぁぁ!!やめて!!見せるなぁあ!!」






    ミーナ・カロライナ。強敵である。
  11. 11 : : 2016/07/01(金) 18:29:47


    エレン「はぁ…はぁ…」





    ミーナ「何がダメなの…。この本の何が悪いの!人それぞれ好きって思うものは違うでしょ!!なのに気持ち悪いとか有り得ないとか言われる!!」






    ミーナ「私だって他の人とは違うって思ってる!!でも、好きなものは好きなの!」






    エレン「…別に悪くはないと思う。俺だって変なもの好きだったりするし。けど周りは違うんだろうな」






    エレン「でもな、お前のようにそういうのが好きなやつだっているわけだ)






    ミーナ「いるの?」






    エレン「さぁな。知りたいか?」






    ミーナ「知ることが出来るのなら!!」






    エレン「漫画家になってみないか?」






    ミーナ「漫画家…!」







    エレン「ミーナほどの絵の才能さえあればかなり売れると思うぞ」







    ミーナ「……やってみる!」







    エレン「あぁ!」





    ※ミーナが社畜になりました☆
  12. 12 : : 2016/07/29(金) 06:42:27
    期待!

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