このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 17:40:11 おはこんばんちわ。 天月夜です。 初、おそ松さんSSです。 *アテンション* ・駄作です。 ・キャラ崩壊です。 ・シリアス……?……かもです。 ・駄作です。(ここ重要!) 駄作者は年中松贔屓です。 よって、このSSは、年中松メインです。 できればシリアスに持っていきたいところですが… ギャグになる可能性があります() こんな駄作でも、読んでやるよ イケヴォ、な方は有難うございます! 2 : 海松(そら) : 2016/06/22(水) 17:42:02 年中松メインとか私得じゃん。期待&お気に入り登録。 3 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 17:43:50 >>2は、早い!?www期待&お気に入り登録まで!?有難うございます!! 4 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 17:48:37 side ○○○松兄にも、弟にもなりきれなくて、いつも真ん中で分けられる僕ら。世間一般では僕らのことを『年中松』何て呼ぶらしいけど6人もいるのに、僕らは本当に必要なのかな……僕らがいなくても……きっと______。 5 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 17:56:55 チョロ松「おい、起きろクズ共!もう昼だぞ!」おそ松「え~あと5時間~……」チョロ松「5時間!?分じゃなくて、時間!!?」トド松「んー、チョロ松兄さんうるさい…」チョロ松「いいから早く起きろあざトッティ!僕ハロワ行くからな!!」トッティ「トッティって言わないでよ!って名前が!?」←おそ松「え~、チョロちゃん兄ちゃんに構ってよー」十四松「おそ松兄さんやきうっすか!?」←トド松「野球じゃないよ十四松兄さん」 6 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:06:45 一松「ん……」モゾチョロ松「あ、一松ー。一松も早く起きな?」一松「んー…」チョロ松「はいはい、あと5分だけね……」一松 コクン モゾモゾ…←紅松「「いや、何で会話できんの……?」」十四松「チョロ松兄さんすげー!!」チョロ松「ったく……、早くしなきゃ朝飯片付けられるぞ」カラ松「ッフ……、おはようbrother…。今日もいい天「朝飯ー!!!」………………え……?っちょ、ま、待ってくれ…!」←ドタドタバキメキ ←(4人が階段を降りていく)チョロ松「ふー……………、行ったか………。一松…?」一松 モゾモゾ「…チョロ松兄さん……」 7 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:14:08 チョロ松「目のとこ赤くなってる…。擦っちゃ駄目だって前も言っただろ?」一松「……ごめん」チョロ松「また泣いてたのか……。そろそろ寝る位置変えてもらおう」一松「ん、チョロ松の隣がいい。」一松は僕と2人っきりになると僕を呼び捨てで呼ぶ。あぁ、申し遅れました、僕は松野家三男、松野チョロ松です。こっちは四男一松。僕らには、他の兄弟には言ってない、ある秘密がある。それは―――――――――――――――――…… 8 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:24:19 一松「ね、チョロ松………僕らって、松野家6つ子に必要なのかなぁ……」口調も幼い頃に戻り、不安の色をうつした目で、縋るように僕を見上げる一松。チョロ松「ふふ……銭湯でトッティに、お前はいらない子的なことを言ったはいいけど、本当のいらない子は僕かもね……」自傷的に呟く僕を、一松が軽く小突いた。一松「チョロ松、『僕ら』でしょ。自分1人だけ、責めないでよ…」チョロ松「うん…………ごめん…。これじゃ、どっちが兄かわかんないな」一松「そういうの、僕の前ではやめてよ。僕は、チョロ松が居ればそれでいい。」チョロ松「ありがと、一松。僕も…」 9 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:35:53 僕も一松も、これは依存だってわかってる。一松が僕に依存して、僕が一松に依存して……互いに傷を慰めあう、そんな関係。まだ、僕ら6つ子が、中学の時僕はおそ松兄さんの相棒だった。一松は十四松と、カラ松はトド松と。6つ子といえど、全員しばしば個性が現れてくる時期で、僕の個性は、『おそ松兄さんの相棒』だった。松野家6つ子の長男、松野おそ松。喧嘩が強く、負け知らず。郊外でも、知る人ぞ知る有名な不良だった。 10 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:40:35 それでも、不良だったおそ松兄さんは、クラスメイトに煙たがられることもなく、順風満帆な青春時代を送った。授業態度は最悪でも(居眠り、遅刻の常習犯)、明るく、人懐っこい性格のおそ松兄さんは、クラスでも人気者だった。僕は、『影』。光が強ければ強い程、影は濃くなる。僕は、おそ松兄さんの『影』だった。 11 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:46:14 12 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:55:07 僕は、いつもおそ松兄さんとつるんで他の友達が全然居ない訳ではなかったけど、おそ松兄さんと肩を組み続けた。まだ、『相棒』っていう立場に立てているかな、なんて、順調に個性を見つけていく兄弟を見て、焦りが出始めた。前は横一列で進んでいたのに僕だけが、置いて行かれたみたいだった。ボクダケガ、『無個性』ダ。 13 : Dr.峠島 : 2016/06/22(水) 19:35:42 期待 14 : 海松(そら) : 2016/06/22(水) 21:12:10 待って本当最近涙腺どうしたのかな・・・。もう泣けてきた・・・() 15 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:03:51 >>13期待コメありがとーございます!!>>14こんな駄作で泣いてくださるとは!ありがたすぎて僕が泣けてきますwww 16 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:09:53 焦った僕は、無理矢理にでも個性を見つけようとした。おそ松兄さんと喧嘩に明け暮れるだけだった毎日を改め真面目になろうとした。授業にしっかりと出て、制服の前をきちんと留めて、喧嘩もやめた。おそ松兄さんは面白くなさそうにしてたけど『相棒』と呼び合うこともなくなった。それで、真面目になったつもりだった。これで、僕もみんなと同じだと思った。全て、上手くいく…… 17 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:16:11 勉強の成果も現れ、僕の成績は順調に上がっていった。おそ松兄さんと悪童やってた時の方が絶対僕の性には合ってたけど、前まで喧嘩してた時間を勉強で埋めるだけ。この頃になると、おそ松兄さんも諦めてふとした時に絡んでくるだけになった。少し寂しいと思いつつも、これで良かったんだと思えるようになった。 18 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:16:56 ―――――――だけど… 19 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:22:05 ある日、僕は、教室に忘れ物をした。明日は学年末のテストで、テスト勉強に使うためのノートを机に置きっぱなしにしてしまった。悪いと思いながらも、オレンジ色に染まる廊下を駆け抜け、教室を目指した。ここ1週間はテスト期間で全ての部活がないはずだ。静寂に包まれた校内に、僕の吐いたため息がよく響いた。 20 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:29:05 ―――――――見慣れた教室の前に立つと、それは聞こえた。「なあ、松野って6つ子だよな?6人もいらなくねぇ??www」チョロ松「っ!?」僕は、息を飲んだ。聞き耳を立てるのはいけないことだけど、内容が内容なだけに何でもないような顔で教室に入っていくのは無理だった。呆然としている間にも、不愉快な声は言葉を紡いでいく。どうやら、1人2人じゃないようだ。 21 : 毒 : 2016/06/23(木) 18:50:56 うおお!!期待!! 22 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:53:16 「おま、wそれはひでぇだろwww」「だって、無駄に同じ顔じゃん?気持ち悪くねぇ?www」「それは、www言っちゃダメなやつだぜwww」反吐が出る。僕達を馬鹿にして笑ってる向こうの奴らにも、何もできずに立ってるだけの自分にも。「でもさー、俺チョロ松一番嫌いだわwww」―――――――――――僕……? 23 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:53:49 >>21うおお!!あざす! 24 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 19:00:48 「だってよー、昔はおそ松のおまけみたいだったのにさ、最近真面目ぶっちゃっててさ?wwwむかつくよなー」「チョロ松?wどれ?w」「ほら、三男。おそ松と昔組んでて、最強とか言われてた奴」「あぁあ!wwwあの元ヤンの真面目君ねwww」「俺あいつに顔蹴られて歯折れたんだよなー。そのせいで彼女にも振られたし」「それwwwはwお前がw悪かっただけwwじゃねぇの?www」うるさい。うるさいうるさいうるさいうるさい!!! 25 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 19:51:52 わかってる。そんなことわかってるよ。僕がおそ松兄さんのおまけだって事。「あー、あと、一松?あいつもなんかムカつくわーww」それでも、まだ僕だけが悪く言われるならよかった。僕の1番目の弟、一松。誰よりも真面目で誰よりも兄弟思いの、優しい奴。何で、そんな一松が悪く言われなきゃいけないんだ。「お前チョロ松と一松嫌いとかwww真面目ちゃんを嫌っていくスタイルどうにかしろよwww」「むーりーwwwだってあいつ校舎裏で野良猫に餌付けしてんの見たぞ。何いい子ぶっちゃってんだかww」バァンッチョロ松「ふざけんなよ」 26 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 20:02:05 気づいたらドアを思いっきり開けていた。僕に顔を蹴られたと聞こえた時から、中にいるのはろくな連中じゃないとは思っていたけど、我慢できなかった。所詮ガラが悪いだけのただのチンピラ。今こそ訛ってはいるものの、おそ松兄さんと喧嘩してた僕の相手になるはずがない。僕は手始めに、真ん中に居たリーダー格の男の顔面に回し蹴りを入れた。「っひ!?」「ま、松野!?お前っ、何番目だ!?」チョロ松「皆さん噂の三男チョロ松ですけど?僕を馬鹿にするのはいいけど、他の兄弟を馬鹿にするのは許さない。」「す、すみませんすみませぐぁ!」次の日、僕は真面目になって初めて学校をサボった。 27 : 毒 : 2016/06/23(木) 20:05:24 ( ^o^)<ンアアアアアア期待ンアアアア 28 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/24(金) 21:08:30 「―――ロ……つ?――――ロ松!チョロ松!!」チョロ松「っえ?…………あ、一松ごめん。ちょっとボーっとしてた…」一松「チョロ松、大丈夫…?」いつの間にか僕は上の空になっていたようだ。一松の呼ぶ声で現実世界に引き戻され、妙な倦怠感を感じる。一松「………中学の…こと……?」チョロ松「っ!……はは、一松にはやっぱりバレちゃうね…」僕は気づかないうちに過去を思い出していたらしい、いやな記憶が脳裏にこびりついて、消えてくれない。一生僕を離してくれない。一松「酷い顔だよ?辛いなら辛いって言ってよ…、」チョロ松「一松も、自分のことがあるだろ。お前に無理してほしく無いんだ……」ニコッ一松「っ!」 29 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/24(金) 21:08:58 >>27期待あざす! 30 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/25(土) 16:19:46 一松「………そりゃあ、僕だって、いじめられてた時は辛かったよ……。でも、1番辛いのはチョロま「一松…」……………。」チョロ松「それ以上、言うな…」一松は、中学の頃いじめられていた。丁度僕が学校をサボった日から、僕にボコられて逆恨みした奴らが、一松をターゲットにした。『あんな勉強しかできない真面目ちゃん、6つ子に要らないだろwww』『だよなーww三男四男だけ面白くねーわw面白成分が他の兄弟に全部取られちゃったんじゃねーの??www』『面白成分て何だよwww』あぁ、五月蠅い。 31 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/25(土) 16:27:05 もう、やめてよ……………… 32 : いたち : 2017/01/07(土) 20:02:05 期待してますよっ! 33 : 名無しさん : 2017/04/09(日) 20:50:04 あ 34 : はるちーri5kYEu3qI : 2017/06/13(火) 22:46:51 とてもいい! 35 : Ren'-戀-t7qJnSprww : 2018/04/29(日) 14:29:21 涙腺崩壊(´・_・`) 36 : 続きを全裸期待しています!tFKcvvOATw : 2018/05/13(日) 16:40:58 期待 37 : 石澤真 : 2018/07/14(土) 23:08:42 頑張ってください。期待 38 : 名無しの老人 : 2018/08/07(火) 07:57:59 続き正座待機 39 : 翠 : 2018/08/15(水) 02:31:21 期待いいいいいぃい 40 : 松 : 2019/03/16(土) 20:05:25 続き全裸待機してます。 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。
このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 17:40:11 おはこんばんちわ。 天月夜です。 初、おそ松さんSSです。 *アテンション* ・駄作です。 ・キャラ崩壊です。 ・シリアス……?……かもです。 ・駄作です。(ここ重要!) 駄作者は年中松贔屓です。 よって、このSSは、年中松メインです。 できればシリアスに持っていきたいところですが… ギャグになる可能性があります() こんな駄作でも、読んでやるよ イケヴォ、な方は有難うございます! 2 : 海松(そら) : 2016/06/22(水) 17:42:02 年中松メインとか私得じゃん。期待&お気に入り登録。 3 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 17:43:50 >>2は、早い!?www期待&お気に入り登録まで!?有難うございます!! 4 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 17:48:37 side ○○○松兄にも、弟にもなりきれなくて、いつも真ん中で分けられる僕ら。世間一般では僕らのことを『年中松』何て呼ぶらしいけど6人もいるのに、僕らは本当に必要なのかな……僕らがいなくても……きっと______。 5 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 17:56:55 チョロ松「おい、起きろクズ共!もう昼だぞ!」おそ松「え~あと5時間~……」チョロ松「5時間!?分じゃなくて、時間!!?」トド松「んー、チョロ松兄さんうるさい…」チョロ松「いいから早く起きろあざトッティ!僕ハロワ行くからな!!」トッティ「トッティって言わないでよ!って名前が!?」←おそ松「え~、チョロちゃん兄ちゃんに構ってよー」十四松「おそ松兄さんやきうっすか!?」←トド松「野球じゃないよ十四松兄さん」 6 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:06:45 一松「ん……」モゾチョロ松「あ、一松ー。一松も早く起きな?」一松「んー…」チョロ松「はいはい、あと5分だけね……」一松 コクン モゾモゾ…←紅松「「いや、何で会話できんの……?」」十四松「チョロ松兄さんすげー!!」チョロ松「ったく……、早くしなきゃ朝飯片付けられるぞ」カラ松「ッフ……、おはようbrother…。今日もいい天「朝飯ー!!!」………………え……?っちょ、ま、待ってくれ…!」←ドタドタバキメキ ←(4人が階段を降りていく)チョロ松「ふー……………、行ったか………。一松…?」一松 モゾモゾ「…チョロ松兄さん……」 7 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:14:08 チョロ松「目のとこ赤くなってる…。擦っちゃ駄目だって前も言っただろ?」一松「……ごめん」チョロ松「また泣いてたのか……。そろそろ寝る位置変えてもらおう」一松「ん、チョロ松の隣がいい。」一松は僕と2人っきりになると僕を呼び捨てで呼ぶ。あぁ、申し遅れました、僕は松野家三男、松野チョロ松です。こっちは四男一松。僕らには、他の兄弟には言ってない、ある秘密がある。それは―――――――――――――――――…… 8 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:24:19 一松「ね、チョロ松………僕らって、松野家6つ子に必要なのかなぁ……」口調も幼い頃に戻り、不安の色をうつした目で、縋るように僕を見上げる一松。チョロ松「ふふ……銭湯でトッティに、お前はいらない子的なことを言ったはいいけど、本当のいらない子は僕かもね……」自傷的に呟く僕を、一松が軽く小突いた。一松「チョロ松、『僕ら』でしょ。自分1人だけ、責めないでよ…」チョロ松「うん…………ごめん…。これじゃ、どっちが兄かわかんないな」一松「そういうの、僕の前ではやめてよ。僕は、チョロ松が居ればそれでいい。」チョロ松「ありがと、一松。僕も…」 9 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:35:53 僕も一松も、これは依存だってわかってる。一松が僕に依存して、僕が一松に依存して……互いに傷を慰めあう、そんな関係。まだ、僕ら6つ子が、中学の時僕はおそ松兄さんの相棒だった。一松は十四松と、カラ松はトド松と。6つ子といえど、全員しばしば個性が現れてくる時期で、僕の個性は、『おそ松兄さんの相棒』だった。松野家6つ子の長男、松野おそ松。喧嘩が強く、負け知らず。郊外でも、知る人ぞ知る有名な不良だった。 10 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:40:35 それでも、不良だったおそ松兄さんは、クラスメイトに煙たがられることもなく、順風満帆な青春時代を送った。授業態度は最悪でも(居眠り、遅刻の常習犯)、明るく、人懐っこい性格のおそ松兄さんは、クラスでも人気者だった。僕は、『影』。光が強ければ強い程、影は濃くなる。僕は、おそ松兄さんの『影』だった。 11 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:46:14 12 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/22(水) 18:55:07 僕は、いつもおそ松兄さんとつるんで他の友達が全然居ない訳ではなかったけど、おそ松兄さんと肩を組み続けた。まだ、『相棒』っていう立場に立てているかな、なんて、順調に個性を見つけていく兄弟を見て、焦りが出始めた。前は横一列で進んでいたのに僕だけが、置いて行かれたみたいだった。ボクダケガ、『無個性』ダ。 13 : Dr.峠島 : 2016/06/22(水) 19:35:42 期待 14 : 海松(そら) : 2016/06/22(水) 21:12:10 待って本当最近涙腺どうしたのかな・・・。もう泣けてきた・・・() 15 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:03:51 >>13期待コメありがとーございます!!>>14こんな駄作で泣いてくださるとは!ありがたすぎて僕が泣けてきますwww 16 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:09:53 焦った僕は、無理矢理にでも個性を見つけようとした。おそ松兄さんと喧嘩に明け暮れるだけだった毎日を改め真面目になろうとした。授業にしっかりと出て、制服の前をきちんと留めて、喧嘩もやめた。おそ松兄さんは面白くなさそうにしてたけど『相棒』と呼び合うこともなくなった。それで、真面目になったつもりだった。これで、僕もみんなと同じだと思った。全て、上手くいく…… 17 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:16:11 勉強の成果も現れ、僕の成績は順調に上がっていった。おそ松兄さんと悪童やってた時の方が絶対僕の性には合ってたけど、前まで喧嘩してた時間を勉強で埋めるだけ。この頃になると、おそ松兄さんも諦めてふとした時に絡んでくるだけになった。少し寂しいと思いつつも、これで良かったんだと思えるようになった。 18 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:16:56 ―――――――だけど… 19 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:22:05 ある日、僕は、教室に忘れ物をした。明日は学年末のテストで、テスト勉強に使うためのノートを机に置きっぱなしにしてしまった。悪いと思いながらも、オレンジ色に染まる廊下を駆け抜け、教室を目指した。ここ1週間はテスト期間で全ての部活がないはずだ。静寂に包まれた校内に、僕の吐いたため息がよく響いた。 20 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:29:05 ―――――――見慣れた教室の前に立つと、それは聞こえた。「なあ、松野って6つ子だよな?6人もいらなくねぇ??www」チョロ松「っ!?」僕は、息を飲んだ。聞き耳を立てるのはいけないことだけど、内容が内容なだけに何でもないような顔で教室に入っていくのは無理だった。呆然としている間にも、不愉快な声は言葉を紡いでいく。どうやら、1人2人じゃないようだ。 21 : 毒 : 2016/06/23(木) 18:50:56 うおお!!期待!! 22 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:53:16 「おま、wそれはひでぇだろwww」「だって、無駄に同じ顔じゃん?気持ち悪くねぇ?www」「それは、www言っちゃダメなやつだぜwww」反吐が出る。僕達を馬鹿にして笑ってる向こうの奴らにも、何もできずに立ってるだけの自分にも。「でもさー、俺チョロ松一番嫌いだわwww」―――――――――――僕……? 23 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 18:53:49 >>21うおお!!あざす! 24 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 19:00:48 「だってよー、昔はおそ松のおまけみたいだったのにさ、最近真面目ぶっちゃっててさ?wwwむかつくよなー」「チョロ松?wどれ?w」「ほら、三男。おそ松と昔組んでて、最強とか言われてた奴」「あぁあ!wwwあの元ヤンの真面目君ねwww」「俺あいつに顔蹴られて歯折れたんだよなー。そのせいで彼女にも振られたし」「それwwwはwお前がw悪かっただけwwじゃねぇの?www」うるさい。うるさいうるさいうるさいうるさい!!! 25 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 19:51:52 わかってる。そんなことわかってるよ。僕がおそ松兄さんのおまけだって事。「あー、あと、一松?あいつもなんかムカつくわーww」それでも、まだ僕だけが悪く言われるならよかった。僕の1番目の弟、一松。誰よりも真面目で誰よりも兄弟思いの、優しい奴。何で、そんな一松が悪く言われなきゃいけないんだ。「お前チョロ松と一松嫌いとかwww真面目ちゃんを嫌っていくスタイルどうにかしろよwww」「むーりーwwwだってあいつ校舎裏で野良猫に餌付けしてんの見たぞ。何いい子ぶっちゃってんだかww」バァンッチョロ松「ふざけんなよ」 26 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/23(木) 20:02:05 気づいたらドアを思いっきり開けていた。僕に顔を蹴られたと聞こえた時から、中にいるのはろくな連中じゃないとは思っていたけど、我慢できなかった。所詮ガラが悪いだけのただのチンピラ。今こそ訛ってはいるものの、おそ松兄さんと喧嘩してた僕の相手になるはずがない。僕は手始めに、真ん中に居たリーダー格の男の顔面に回し蹴りを入れた。「っひ!?」「ま、松野!?お前っ、何番目だ!?」チョロ松「皆さん噂の三男チョロ松ですけど?僕を馬鹿にするのはいいけど、他の兄弟を馬鹿にするのは許さない。」「す、すみませんすみませぐぁ!」次の日、僕は真面目になって初めて学校をサボった。 27 : 毒 : 2016/06/23(木) 20:05:24 ( ^o^)<ンアアアアアア期待ンアアアア 28 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/24(金) 21:08:30 「―――ロ……つ?――――ロ松!チョロ松!!」チョロ松「っえ?…………あ、一松ごめん。ちょっとボーっとしてた…」一松「チョロ松、大丈夫…?」いつの間にか僕は上の空になっていたようだ。一松の呼ぶ声で現実世界に引き戻され、妙な倦怠感を感じる。一松「………中学の…こと……?」チョロ松「っ!……はは、一松にはやっぱりバレちゃうね…」僕は気づかないうちに過去を思い出していたらしい、いやな記憶が脳裏にこびりついて、消えてくれない。一生僕を離してくれない。一松「酷い顔だよ?辛いなら辛いって言ってよ…、」チョロ松「一松も、自分のことがあるだろ。お前に無理してほしく無いんだ……」ニコッ一松「っ!」 29 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/24(金) 21:08:58 >>27期待あざす! 30 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/25(土) 16:19:46 一松「………そりゃあ、僕だって、いじめられてた時は辛かったよ……。でも、1番辛いのはチョロま「一松…」……………。」チョロ松「それ以上、言うな…」一松は、中学の頃いじめられていた。丁度僕が学校をサボった日から、僕にボコられて逆恨みした奴らが、一松をターゲットにした。『あんな勉強しかできない真面目ちゃん、6つ子に要らないだろwww』『だよなーww三男四男だけ面白くねーわw面白成分が他の兄弟に全部取られちゃったんじゃねーの??www』『面白成分て何だよwww』あぁ、五月蠅い。 31 : 天月夜9N4nUN7jEY : 2016/06/25(土) 16:27:05 もう、やめてよ……………… 32 : いたち : 2017/01/07(土) 20:02:05 期待してますよっ! 33 : 名無しさん : 2017/04/09(日) 20:50:04 あ 34 : はるちーri5kYEu3qI : 2017/06/13(火) 22:46:51 とてもいい! 35 : Ren'-戀-t7qJnSprww : 2018/04/29(日) 14:29:21 涙腺崩壊(´・_・`) 36 : 続きを全裸期待しています!tFKcvvOATw : 2018/05/13(日) 16:40:58 期待 37 : 石澤真 : 2018/07/14(土) 23:08:42 頑張ってください。期待 38 : 名無しの老人 : 2018/08/07(火) 07:57:59 続き正座待機 39 : 翠 : 2018/08/15(水) 02:31:21 期待いいいいいぃい 40 : 松 : 2019/03/16(土) 20:05:25 続き全裸待機してます。 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。