このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
エレン「はぁ?結婚?」
-
- 1 : 2016/06/06(月) 23:18:50 :
-
- 2 : 2016/06/06(月) 23:49:42 :
-
エレン「はぁ?結婚?」
カルラ「そうよ~♪あ~忙し忙し♪」
エレン「…で、誰が結婚するの?」
カルラ「あなた」
エレン「…………俺?」
カルラ「そうよ。」コクッ
エレン「母さん……俺さぁ、毎日キツイ訓練で疲れてるんだよ……久々の休日に家に帰ってきてるんだからさぁ…冗談止めろよ」
カルラ「冗談じゃないの。父さんが17になっても女性の影がないのを心配してお嫁さんを探してくれたのよ」
-
- 3 : 2016/06/07(火) 00:07:03 :
-
エレン「いや、俺まだ若いし」
カルラ「『若いから』とか言ってると直ぐだからね」
エレン「と、とにかく。その話はなかったことにしてもらえよ。俺まだそんなつもりないし…」
カルラ「無理よ、今日の夜には来ることになってるのよ」
エレン「!?」
カルラ「それで、そのまま一緒に住むんだからね」
エレン「!!?」
カルラ「写真もあるのよ。えっと~確かここに……」ガサゴソ
エレン(ダメだ…急すぎて頭が追い付かない!ってか、イラついてきた……)イライラ
カルラ「あった!ほら、こんなに可愛い子なのよ!良かったじゃない」
エレン「…ルナヨ」
-
- 7 : 2016/06/08(水) 23:59:14 :
ガラガラガラ…ピタッ
おじいさん「ついたぞ」
ヒストリア「……はい」スッ
おじいさん「そこの家だ」
ヒストリア「……」チラッ コクッ
おじいさん「約束の時間より早いが、ここからは一人で行きなさい」
ヒストリア「わかりました…」
おじいさん「忘れ物はないな…」
ヒストリア「はい…」
おじいさん「…………」
ヒストリア「あのッ!……そ、その……」
おじいさん「……なんだ……」
ヒストリア「今まで…育ててくれて…ありがとう…ございマシタ……」
おじいさん「………………」
おじいさん「……達者に暮らしなさい」
ガラガラガラ
ヒストリア「…………」
-
- 8 : 2016/06/09(木) 00:18:59 :
-
ドアの前
ヒストリア(こんにちは、こちらでお世話になります、ヒストリアです。……、こんにちは、こちらでお世話になります、ヒストリアです。)
ヒストリア(挨拶はこんな感じで良いいよね…)
ヒストリア「スゥ~ハァ~」ゴクッ
スッ
ヒストリア(あとはベルを鳴らすだけ…)
ドアの向こう「ふっざけんなよ!!」
ヒストリア「!!?」ビクッ!
「勝手に結婚とか決めてんじゃねぇよ!!」
ヒストリア「…………」
「俺は絶対に結婚なんてしないからな!!」
ヒストリア「…………」
ーーーーー
ーーー
ー
-
- 9 : 2016/06/09(木) 00:36:43 :
~広場~
ヒストリア「…どうすればいいの…」ボソッ
『いいかな?君の帰る場所はもうここにはない』
『2度と戻ってきてはいけない。いいね?』
ヒストリア「も、う…帰る場所…ないのに…」
『俺は絶対結婚なんてしないからな!!』
ヒストリア「うぁ……うぅ……ぁ……ッ……うぅ…あぁ…」
-
- 19 : 2016/06/11(土) 06:50:45 :
-
~広場~
スタスタ
エレン(なんだよ、あのわからず屋)
エレン(結婚なんて絶対しないし、もう家には帰らねぇ!)
エレン(とはいっても行くところないんだよな……兵団証を家に忘れちまったから、関所も越えられないし……)
エレン(アルミンは奥さんの実家に行って、こっちにはいないだろうし……)
エレン「…………」
エレン(みんなが寝静まった頃を狙って、団員証取りに行くか…)
エレン「つぅても」チラッ
太陽
エレン「まだ、昼前だしなぁ~」ハァ
エレン「なにして時間潰すか…」
-
- 20 : 2016/06/12(日) 23:51:07 :
ー
ーーー
ーーーーー
~公園~
エレン(懐かしいな~)
エレン(ガキの頃、アルミンとよくここらで遊んだよなぁ)ジィー
スタスタ
エレン(そうそう、あそこの橋の下を秘密基地とかにしてたんだよな……)
子エレン『アルミン!持ってきたか!?』
子アルミン『うん!バッチリだよ!!』
子エレン『早く秘密基地で見ようぜ!!』
子アルミン『そうだね!周辺には誰もいないね!』キョロキョロ
子エレン『よし!行こうぜ!!』タッタタタタ
子アルミン『あ、まってよーー』
エレン「ハハッ、久しぶりに行ってみるか!」
-
- 21 : 2016/06/13(月) 00:09:53 :
エレン(そうそう、ここを駆け降りれば遠回りしないで行けるんだよなぁ)
エレン「よしっと!」ピョン
ダッタタタタ!
エレン「ヤバっ!(思ったより急斜面でスピードが!!)」
ツルン!
エレン「うおっ!!?(終わったッ……!)」
ズッササササー!
エレン「い、イテェ……」
?????「あの…大丈夫ですか?」
エレン「ん、あ、ああ……大丈夫……(先客がいたのか…うわっ、格好悪いとこみられたなぁ…)」
?????「血が出ています……大人しくしてて」テキパキ
エレン「…………」
-
- 22 : 2016/06/13(月) 04:24:42 :
- 期待してます
-
- 26 : 2016/06/18(土) 09:00:08 :
ーーーーー
ーーー
ー
?????「終わりました。他に痛む場所はないですか?」
エレン「いいや、ないよ。ありがとな」
?????「そうですか、良かったです…」
エレン「…………」
?????「…………」チラッ
?????「どうして、あんな所から落ちてきたんですか?」
エレン「………まぁ、なんだ…昔を懐かしんでたら…つい~秘密基地の事などを説明中~」
?????「そうなんですか……フフッ…」クスクス
エレン(笑われちまった……やっぱり恥ずかしいな)
エレン「あっ、そう言えば自己紹介まだだったな。」
エレン「俺はエレン、君は?」
?????「私はヒストリアです」
-
- 28 : 2016/06/19(日) 23:42:27 :
エレン「ヒストリアかぁ、いい名前だな」ニコッ
ヒストリア「イ、イイナマエ……(はじめて名前を褒められた///)」カァ~
エレン「それで、ここで何をしていたんだ?近所で見ないか顔だし、デカイ荷物もあるし…まさか…家出か?」
ヒストリア「…………」
ヒストリア「………………」シュン
エレン(……落ち込んじまったぞ。本気で家出か!?不味いこと聞いちまったかな…)
シーン
エレン(ヤバい……ほんと気まずい)
グウゥゥゥ~♪
エレン「え?」バッ
ヒストリア「…………」セキメンナミダメ
エレン「お、おれ……昼飯食ってないんだよな~」
エレン「傷の手当てのお礼に飯食いに行かないか?」
ヒストリア「………………ハイ」コクコク
-
- 34 : 2016/06/24(金) 00:08:34 :
~大通り~
ガヤガヤ
ヒストリア「…………」ギュ~~~
エレン「なぁ、ヒストリア」
ヒストリア「…何ですか?」ソワソワ
エレン「服の裾を掴まないでくれ、伸びちまうから……」
ヒストリア「ご…ゴメンナサイ!」パッ!
ヒストリア「……」ソワソワ ウルウル
エレン(なんか罪悪感……)
エレン「やっぱり掴んでていいよ」
ヒストリア「!!?」バッ!ギュー!
ヒストリア「ありがとうございます」ニコッ
エレン「別にいいよ。ただ、強く掴まないでくれ」
ヒストリア「はい、わかりました」ギュ
エレン(もう大丈夫なんだけどなぁ……)
時間を少し遡る
-
- 35 : 2016/06/24(金) 00:33:44 :
-
~少し前の大通り~
ヒストリア「エレンさん!人がたくさんいます!!」
エレン「あぁ、今日はこの区間でお祭りをやっているからな」
ヒストリア「お祭り…楽しそうですね」キラキラ
「おい!あっちでショーをやるみたいだぞ!」
「急がないといい場所がとれない!」
「急げーーー!!」
エレン(こっちに向かってくる!!?)
エレン「ヒストリア!!」
ドッドドドド!!
ヒストリア「キャーーーー!!」ドサッ
ドッドドドド……
エレン「行ったな……怪我はないか?」
ヒストリア「はい、…エレンさんのおかげです……」ガクブル
ヒストリア「……」
ヒストリア「お祭り…怖いです」ガクブル
-
- 39 : 2016/06/26(日) 22:20:25 :
~喫茶店~
客「いゃ~美味しかったよ。ご馳走さま」
客2「ミーナちゃん、またね!」
ミーナ「ありがとうございます!またお越しください!」
ーーーー
ミーナ「ふぅー。ピークは過ぎたわ」
サシャ「お疲れ様です」モグ…モグ…
ミーナ「サシャも、いつもみたいに早く食べちゃってよ。そのサイズならペロリと一口でいけるじゃない」
サシャ「…………チッチ……」
サシャ「今日はステーキは味わいに来てます。時間をかけて食します」フッ
ミーナ「…………(なんか怪しいなぁ)」ジィー
ミーナ「もしかして…お金…」
サシャ「!!」ギクッ
カランカラン
ミーナ「あっ、いらっしゃいませ~ってあ~~エレン~久しぶりぃ!」クルッ
サシャ(た、助かりましたぁ…………。二重の意味で……)ニヤリ
エレン「よぉ、久しぶり」
ヒストリア「……」ペコッ←エレンの後ろに隠れてお辞儀
ミーナ&サシャ「……」
ミーナ&サシャ「彼女?」
-
- 43 : 2016/06/29(水) 00:13:04 :
ー
ーーー
ーーーーー
ミーナ「はい、お待ち!」カタン
ヒストリア「ありがとうございます」
モグモグ ゴクン
ヒストリア「ん!美味しいです!!」ニコッ
サシャ&ミーナ(うおっ!可愛い!!)ドキッ
エレン「…………」
サシャ&ミーナ「……なに?」
エレン「なんで同じ席にいるんだよ」
ミーナ「いや~二人の関係とか気になってさぁ~」ワクワク
エレン「とくになにもねぇよ。さっき初めて会ったばかりだ」
サシャ「え?ナンパですか?」
エレン「ちげぇよ!この治療のお礼でだ!」
ミーナ「へぇ~(つまらん!実につまらん!ならここで面白くするまでよ…フッフフ…)」ゲスガオ
-
- 46 : 2016/07/02(土) 23:13:07 :
-
エレン「わかったら変な勘繰りは……」
ミーナ「でもさぁ、入店時の二人を見てたらねぇ……あやしいよねぇ~」ニヤッ
エレン「!?」
サシャ「はい、あやしいです。あのエレンが女の子をエスコートするなんてあり得ません!あと、ステーキおかわりで~」
ミーナ「さぁ、さぁ、とっとと白状しなよ~エレ~ン~」ニヤニヤ
エレン(くそっ!ミーナの野郎楽しんでやがるな!)
ミーナ「付き合ってるんでしょ?」ニヤニヤ
エレン「だから違うって(落ち着け……下手に返すとからかわれるだけだ……考えろ……俺)
ヒストリア(エレンさんが困ってる…)ジィー
ミーナ(ヒストリアちゃんには悪いけどエレンをからかうの楽しいなぁ!)ニヤニヤ
ヒストリア(誤解をとかないと)
-
- 47 : 2016/07/03(日) 00:06:04 :
ミーナ「ホレホレホレぇ!正直に吐きなさァ~い~」ニヤニヤ
エレン(うぉ~終始笑ってるのが頭にくる!!)
ヒストリア「あの、ミーナさん!」バッ!
ミーナ「わっ!」
ヒストリア「ご、ごめんなさい…でも、私達本当に付き合ってないんです…」
ミーナ(うん、知ってるよ!からかってるだけだから~!)
ヒストリア「私、この区に来たばかりで…婚約者の方と色々あって困ってる時に、エレンさんと出会って…」
ミーナ(だからもっと私に情報提供……えっ?婚約者?)
サシャ(こんにゃく?)
エレン(やっぱり家出か……)
ヒストリア「その……だから……」ジワッ
ミーナ「あ!?あっ!!!ご、こめんなさぁぁぁい!冗談だから!エレンをからかうための!!」
ヒストリア「じょうだん?」ウルウル
ミーナ「うん、うん!そう!冗談!!本当にごめんなさい!!」コクコク!
-
- 52 : 2016/07/05(火) 23:08:36 :
~数分後 店の前~
ミーナ「本当にゴメンね、婚約者がいるのに…変な冗談言っちゃって…」
ヒストリア「あの、気にしないで下さい」ニコッ
ミーナ「あっ、ちょっと待ってね」ガサゴソ
ヒストリア「?」
ミーナ「あった!はい、これ!」スッ
ヒストリア「これは……?」
ミーナ「巷で話題の舞台チケットだよ!……お詫びにもらって!」スッ
ヒストリア「えっ、でも……」
ミーナ「いいから、いいから!」グイグイ
ヒストリア「あ、あ、……はい……ありがとうございます」ペコッ
エレン「相変わらず強引な……」
ミーナ「ふふーん♪それじゃあ!また遊びに来てね~!」
-
- 57 : 2016/07/09(土) 23:33:07 :
-
~路地~
スタスタ
エレン「俺は適当にぶらつこうと思ってるけど、これからどうするんだ?」
ヒストリア「これから…ですか………どうしましょう……」シュン
エレン「……(流石に婚約してる奴を連れ回せないな)」
エレン「他人の俺が言うのも何だが、帰って婚約者と話をした方がいいんじゃないか?」
ヒストリア「話…ですか……できるでしょうか…」
エレン「まぁ、俺も手伝うよ」
ヒストリア「えッ!?それはエレンさんに悪いです!!」
エレン「気にするなよ。んで、その婚約者の家はどの辺にあるんだ?」
ヒストリア「………………エレンさんと出会った公園の近くにある広場から直ぐです……」
エレン「あ~あそこか!よし!そうと決まれば行くぞ!」
ヒストリア「エレンさん!」ギュ 両手を握る
エレン「どうした?」
ヒストリア「…私なんかの為に………ありがとうございます」ニコッ…+上目遣い
ドキッ!
エレン「ッ~~……ん、ほんとに気にすんな」アセアセ
顔をそらす
エレン(何だ!?今の??胸が……一瞬苦しくなった……)
エレン(胸焼け……?じゃないよな……)
-
- 59 : 2016/07/09(土) 23:52:54 :
~広場~
ヒストリア「この道を真っ直ぐ行ったところにあります」
エレン(俺ん家の方向だな……この方向で結婚してないって言うとマイクかラスティン……かな?)
エレン(……ソレより母さんに出会さないように警戒しながら行かないと……)
ヒストリア「エレンさん?」
エレン「ああ、悪い考え事してた……急ごうか(母さんに見つかる前に!)」スタスタ
ヒストリア「はい」コクッ
-
- 60 : 2016/07/10(日) 00:26:09 :
-
エレン「まだつかないのか?」
ヒストリア「もう少し先です」
エレン(ヤバイな……家に近付いていくぞ。出会う確率が上がっていくぞ……)ソワソワ
エレン「おい、そろそろ曲がんなくていいの?(マイクとラスティンの家を通りするぞ)」
ヒストリア「?…ひたすら真っ直ぐです」
エレン(ここから真っ直ぐは年寄りと既婚者に子供ばっかりで結婚できる年齢の奴なんて……いたか?)ウーン
エレン「なぁ、その婚約者って何て名前なんだ?」
ヒストリア「あの、名前はわからないんですが……あっ!」
エレン(はぁ?わからないってなんで!?)
ヒストリア「…あの家です」スッ
エレン「…………」
エレン「…………」ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ パッ!
エレン(うん、いくら目を擦っても俺の……家……)
エレン「…………」
エレン(そう言えばもう少し奥にも似たような家が……)
ヒストリア「グリシャ・イェーガーさんのご子息と婚約しています」
エレン「ぶふぅぅぇぇぇ!!!」
-
- 61 : 2016/07/10(日) 00:38:02 :
エレン「ゲホッ!ゲホッ!」
ヒストリア「あ、!?だ…!大丈夫ですか!?」サスサス
エレン「えっ?なに?たしか婚約者と色々あって喧嘩したんだろ?(俺!ヒストリアと色々あった記憶なんてないぞ!!)」
ヒストリア「……色々といっても…喧嘩はしてないです…」
ヒストリア「ただ、呼び鈴を鳴らそうとしたら家の中から……『結婚なんて絶対しない』と聞こえて……」
エレン「…………」
ヒストリア「…………エレンさん?」
エレン「…………」
ヒストリア「………あの…」オソルオソル
エレン「」プシュー
ヒストリア「!?」ビクッ
バタッ
ヒストリア「え!エレンさん!!?」ユサユサ!
エレン「…………」シロメ
ーーーーー
ーーー
ー
-
- 67 : 2016/07/13(水) 23:27:36 :
-
エレン「……ん……ンンー……」セノビ
エレン「俺の…部屋………」
エレン「なんだ…夢か…」ハァ…
エレン「…俺が結婚とか、その相手と偶然出会すとか現実的に考えてないよな…」ポスッ
エレン(……もう一眠りするかな)
ガチャ ギィ~
エレン「ん?」
エレン「……」パチクリ
ヒストリア「あ、よかった……」ホッ
ヒストリア「気がついたんですね」
エレン「……」ポカーン
ヒストリア「エレンさん?」
エレン「…………」ギュ⬅強く自分の太股をつねる
エレン(い、痛い!夢じゃねぇぇぇぇ!!えっ?じゃあ何!?全部現実??どこからどこまで??)
-
- 68 : 2016/07/14(木) 00:30:07 :
エレン(待て待て待て!落ち着け!焦りすぎだぞ!俺!一度深呼吸だ!)スゥー ハァー
エレン「………」~回想中~
エレン(うん、全て思い出した…全部現実だわ……)
ヒストリア「……」伏し目
エレン(ヤバイな…何て話そう……俺の発言でこの子を傷付けたんだよな…罪悪感が……あれ?なんだ?ベットが大きい?)
ヒストリア「エレンさんは……」
エレン「ん?」
ヒストリア「その……」
下の階にいるカルラ「ヒストリアちゃ~ん、エレン起きてたぁ~?」
ヒストリア「…………はい、目を覚ましました」
下の階にいるカルラ「そう、なら早く下りてきてね~」
ヒストリア「わかりました……」
ヒストリア「…エレンさん…あとで、二人っきりでお話しさせてください……」
エレン「あ、う、うん」
-
- 70 : 2016/07/14(木) 01:07:15 :
~食卓~
カチャカチャ
エレン(もう夕飯の時間だったのか…長い時間気絶してたんだな俺………てか、このクソ野郎共……!)ギロッ!
グリシャ「このシチュー美味しいなぁ(おいおい、父さんをそんな目で見るんじゃない)」
カルラ「ヒストリアちゃんが作ったのよ。ねっ!(そうよ、その凶悪犯顔は止めなさい)」
注意!三人は視線とヒストリアに分からないようにジェスチャーを交えて会話しています
ヒストリア「はい、お口に合ってよかったです」チラッ エレンを見る
カルラ&グリシャ(ほら!お前も早く食べなさい!!)
エレン(はぁ!?誰が……)
ヒストリア「……」ソワソワ
エレン「……いただきます」パクッ
モグモグ ゴクン
ヒストリア「……」ドキドキ
エレン「……旨い」
-
- 71 : 2016/07/14(木) 01:53:07 :
カルラ「ふふっ、よかったわね(こんなに可愛くて料理が上手い子がお嫁に来てくれるなんてありがたいじゃない)」
ヒストリア「はい、エレンさんのお口にも合ってよかったです……」ホッ
エレン(いや、だから……)
グリシャ「さぁ、君も食べなさい(だからもしかしもあるか!お前は母さんに若いからとか言って逃げようとしたらしいな!)」
ヒストリア「はい、いただきます」
グリシャ(はぁ?じゃあ、お前は歳を取れば結婚するの?いつ?10年後?それとも100年後か?違うだろ……19年間女っけがないお前が結婚するのは今……)
エレン(じゃねえよ)
カルラ(もぅ!いったい何が不満なのよ!)
エレン(あんたらに不満が……)
グリシャ(なんだ……じゃあヒストリアちゃんには不満はないんだな)
エレン(えっ?)
-
- 72 : 2016/07/14(木) 01:55:12 :
-
ここでエレンを外したグリシャとカルラ二人だけのアイコンタクト
カルラ(あとは二人っきりにさせれば勝手にくっつきそうね)
グリシャ(そうだね、エレンの態度を見てれば脈アリだからな……本人は気付いてないけど)
エレン(お~い~!!こっちをみろぉ~~)
ヒストリア「どうしたんですか?」
エレン「いや、どうもしてない……(なんだよ…黙り決め込みやがった)」モグモグ
エレン「……本当に旨いな。コレ、まだおかわりあるか?」カラッポ
ヒストリア「はい!いま盛って来ますね!」
-
- 87 : 2016/08/04(木) 20:39:40 :
グリシャ「私達はそろそろ寝ようか」スッ
エレン「!?」ガタッ
カルラ「そうね、あとは若い二人に任せようかしら」スッ
エレン「いや!ちょっ……」
グリシャ「エレン。話は明日にしよう。ハッキリいって父さんは疲れてもう眠い」
エレン「あんた……眠いって……」
グリシャ「なんで結婚話が出たの?とかちゃんとお前が納得出来るよう説明するから……なっ?」
エレン「…………わかったよ…約束だからな」
グリシャ「あぁ、男と男の約束だ。それじゃあ、おやすみ」
ヒストリア「……」スタスタ
カルラ「ヒストリアちゃん、私達は先に眠るから、あとは宜しくね」
ヒストリア「はい、わかりました。お休みなさい」
-
- 97 : 2016/10/03(月) 01:48:19 :
-
ヒストリア「どうぞ」コトッ
エレン「あぁ、ありがとう」
エレン「…………(うーん、これからの事とか話さなきゃいけないんだろうけど……何から話せば良いのかわからねぇな。頭がパンクしそう……)」モグモグ
エレン「……アッ…」
ヒストリア「どうしました?」
エレン「そう言えば、二人っきりで話したい事があるって言ってたけどなんの話だ?」
ヒストリア「そ、それは……エレンさんの食事が終わってからでも……」
エレン「ん、もう食べ終わった」カラッポ
ヒストリア「…………早いですね」
ヒストリア「…スゥ~……ハァ~…(少し時間が…心の準備が欲しかったけど…)」
カルラ『エレンには考えるより、そのままの想いをぶつけた方がいいわよ』
ヒストリア(私の気持ちを伝えないと!!)
ヒストリア(カルラおばさま!どうか私に力をおかしください!)
-
- 102 : 2016/10/13(木) 23:31:29 :
ヒストリア「エレンさん!!」ワッ!
エレン「うぉっ!は…はい」ビックリ
ヒストリア「ご、ごめんなさい!大きい声だして……」
エレン「いや、いいよ。それでなに?」
ヒストリア「そ、それでは……」
ヒストリア「エレンさんは…………私の事が嫌いなんでしょうか?」
エレン「………えっ?」
ヒストリア「あの、結婚したくないと言っていたり……そのショックで倒れたりしていたので……」
エレン(あっ!そうだった!謝ろう、謝ろう思ってたんだけど、今の今まで忘れてた!!)
-
- 103 : 2016/10/13(木) 23:41:58 :
-
ヒストリア「それで……私のこと……」シュン
エレン「ご、ごめん!!別にヒストリアの事が嫌いとかそんなんじゃなくて!!ただ……」
エレン「その時ムカついてたんだ」
エレン「今日仕事から帰ってきた一言目が結婚の話で……」
エレン「知らないうちに決められて、頭にきて………つい」
ヒストリア「そうだったんですか……」
エレン「ほんとにごめんな」
ヒストリア「嫌われていなくて……本当によかったです」ニコッ
エレン「…………」
-
- 104 : 2016/10/14(金) 00:10:21 :
ヒストリア「それで今はどうですか?」
エレン「…………いま?」
ヒストリア「はい、今のエレンさんの気持ちです」
ヒストリア「私との結婚は嫌ですか?」
エレン「…………」
エレン「いや!?ちょっと待って!急に言われても!!(んんん?なんて答えればいいんだ!?と、とにかく時間を稼ごう!俺には結婚は早すぎる)」
エレン「その……お互い今日会ったばかりで、よくわからないしさぁ……」
ヒストリア「…………」
エレン「あ、いや!ヒストリアは凄くいい奴だってのはわかるんだけど……その……」
ヒストリア「そうですか……」遮る
ヒストリア「わかりました」
ヒストリア「挙式の日までにお互いがわかり会えるように……エレンさんが私を好きになってくれるように頑張ります」
エレン「……」
ヒストリア「ふつつかものですがよろしくお願いします」ペコッ
エレン「あ、はい」
エレン「あれ?」
-
- 108 : 2016/11/15(火) 01:43:39 :
エレン「えっと…挙式の日?え?もう決まってるのか?」少し混乱中
ヒストリア「来年の春頃に……詳しい日程は、お互いによく話し合って決めるようにと。グリシャおじさまから言われてます」
エレン「あぁ、そう」まだ混乱中
ヒストリア「…………」
エレン「…………」整理中
ヒストリア「エレンさん」
エレン「んっ、なに?」
ヒストリア「エレンさんは、長いお休みを貰っていると聞いてます…」
エレン「え?うんまぁ、な」
ヒストリア「もしよろしければなんですが…!」ゴクッ
ヒストリア「そのお休みの時間!全部私にください!!」
エレン「…………へっ?」
ヒストリア「あっ……ち…違うんです!…全部は違うんです!勢い余って!!」アセアセ
エレン「お、おう」勢いに圧倒されている
エレン「まぁ、落ち着けって」
ヒストリア「……その、全部じゃなくて、少し……【少しだけ】私と……」
玄関ドア ∥ トントン
エレン&ヒストリア「…………」
ヒストリア「お客様ですかね……」
エレン「そう…みたいだな。(こんな時間に誰だ)」スッ スタスタ
ガチャ
ハンジ「やぁ!夜分遅くにわるいね!」ニコニコ
-
- 110 : 2016/11/28(月) 01:26:42 :
-
エレン「お、お疲れ様です」スッ バッ
ハンジ「あ~敬礼はいいよ」
エレン「…あの何かあったんですか」
ハンジ「うん、まぁ…仕事の話でね…入っていいかな?」
エレン「どうぞ」
ハンジ「お邪魔し…」
???「あぁ~~~!!ヒストリアちゃん!!」スタッタタ
ヒストリア「!?」ビクッ
???「わたしだよ!わたし!」
ヒストリア「ミーナさん……ですよね」
ミーナ「そうそう!」
-
- 111 : 2016/11/28(月) 01:33:16 :
-
エレン「なんでミーナが……」
ハンジ「ここまでの道案内を頼んだんだ」
ハンジ「モブリットもニファもいなかったから助かったよ」
エレン(ハンジさんと二人きりだったのか……と言うことは)
ミーナ「やっと巨人話しない子と出会えたよぉ~」ナミダメ
ヒストリア「あ、あ、の」アタフタ
ミーナ「尊い!尊いよ~!!」
ミーナ「…ん?………あれ?なんでここ(エレンの家)にいるの?」
ヒストリア「実は……」
ハンジ「…互いに積もる話があるようだ」
ハンジ「エレン、私達は仕事の話をしよう」
エレン「わかりました。それじゃあ…………」
ーーーーー
ーーー
ー
-
- 114 : 2016/12/15(木) 00:27:48 :
~エレンの部屋~
ミーナ「ヘェ~ここがエレンの部屋かぁ~広いね~」キョロキョロ
スタスタ スチャ
ミーナ「さぁ、さぁ、ヒストリアちゃんも座って座って」
ヒストリア「は、はい……(ミーナさんと二人っきり……緊張してきた)」スチャ
ヒストリア「あの、ミーナさん」
ミーナ「……タイ」
ヒストリア「?」
ミーナ「かたい!なんか堅いよ!」
ヒストリア「えっ……」
ミーナ「もっとフレンドリーに!ねっ!」
ヒストリア「ふれんどり?」
ミーナ「そう!私達もう【友達】でしょ!」
-
- 115 : 2016/12/15(木) 00:50:24 :
- ヒストリア「……とも……」
ミーナ「まぁ、今はぎこちないのは仕方がないけどもね♪(こうしてヒストリアちゃんと友達になり、色んな情報をゲットしてからかうぞい!)」
ヒストリア「だち……」
ミーナ「今!今日これからさん付け禁止ね!」
ヒストリア「……ぅ」ウルウル
ミーナ「可愛くちゃん付けなんて……のも…」
ヒストリア「うぅ……ヒッグ……」ポロ
ミーナ「なっ!なななな!なんで!?なんで泣いてるの?」
ミーナ「もしかして私と友達嫌だった!?(もしそうなら……当分立ち直れないわぁ~泣くほどとかマジ……心が折れる……)」ナミダメ
ヒストリア「ち、ちがうんです……ヒッグ……わらし…グスッ…うれひくてぇ……」ポロポロ
ミーナ「あ、喋らなくていいんだよ!1度落ち着こうね!ほら、深呼吸だよ~」
-
- 116 : 2016/12/27(火) 23:39:41 :
-
~食卓~
ハンジ「そんじゃ、さっそく始めようか」
ハンジ「まず、次の……と言っても来年の壁外遠征だけどね。そこで新装備を導入する計画があるのは知ってるかな」
エレン「はい、ハンジさんが担当しているんですよね」
ハンジ「うん!その通り!各部隊から人員を借りてる大きな計画なんだけど1人欠員が出たんだ」
エレン「…欠員が…大変ですね」
ハンジ「それでね、君に白羽の矢がだったんだ」
エレン「…………ん?」
ハンジ「補充として君が選ばれたんだ!」
エレン「……俺が……ですか……」
ハンジ「不都合でもあるかい?」
エレン「いえ、ありませんが……」
-
- 117 : 2016/12/28(水) 00:32:24 :
- ハンジ「そうか!それじゃあ決定だね!これからよろしく!!」ブンブン←握手
エレン「あ、はい」
ハンジ「さっそく、この書類に名前とか必要事項記入して」スッ
エレン「……」カキカキ
ハンジ「いや~ほんとに助かったよ~エルヴィンに明日の朝までに提出するようにわれてたからさぁ~」ケラケラ
エレン「あの、ハンジさん」カキカキ
ハンジ「ん、なんだい?」
エレン「欠員って誰なんです?」カキカキ
ユミル「サシャだよ」
エレン「サシャが……またなんで……」
ハンジ「それは……」
トントン
エレン「ちょっと失礼します(今日は来客が多いな……)」スタスタ
ガチャ
ユミル「よぅ、うちの従業員帰って来ないから迎えに来たんだけど…」
エレン「ミーナなら二階にいるぞ」
ユミル「そうか、邪魔するぞ」スタスタ チラッ
ハンジ「……」ヒヤアセ
ユミル「道案内させたら直ぐに戻せって言ったろ」
ハンジ「……面目ない」
ユミル「たくっ……」スタスタ
-
- 118 : 2016/12/28(水) 00:43:30 :
ハンジ「…………」
エレン「ハンジさん」
ハンジ「彼女のところで無銭飲食したんだ」
エレン「は?」
ハンジ「サシャがあの、ユミルって子の店で無銭飲食したんだよ」
エレン「…なっ!………」アゼン
エレン「まさか…サシャは…憲兵に……」
ハンジ「いや、なんとか引き渡されずにはすんだよ……けど、その代わり彼女の店で1ヶ月働く事になったんだ」
エレン「1ヶ月……」
ハンジ「前々からのツケも貯まってたみたいだよ」
エレン「サシャ…………なにやってんだ…」
ハンジ「あ、ほら、早く書いちゃって!まだ書類は残ってるよ」
-
- 120 : 2017/01/23(月) 00:51:39 :
~数分後~
ハンジ「これはこの枠と、この枠だけ記入してくれ」スッ
エレン「はい(えっと、部隊配属歴は…)」カキカキ
ハンジ「それで終わりだから」
エレン「はい(懲罰回数は……)」カキカキ
ハンジ「……おっ」窓を見る
エレン「どうしました?」カキカキ
ハンジ「モブリットが迎えが来てくれたよ、ありがたいね」
エレン「そうですか…あの、書き終わりました」
ハンジ「うん、ん~よし!完璧だ」書類をみる
-
- 121 : 2017/01/23(月) 01:22:44 :
~外~
ハンジ「モブリット、迎いご苦労様!」
モブリット「いえ、分隊長こそお疲れ様です。」
エレン「お疲れ様です」スッ バッ
モブリット「あぁ、君も休暇中なのにすまないね」スッ バッ
エレン「いえ、そんな……」
ハンジ「さぁ、早く帰るよ!早く馬車出して!エルヴィンが待ってるぞぉ!」
モブリット「はい、わかり」
ハンジ「あ!あーーまって!待って!」
モブリット「忘れ物ですか?」
ハンジ「忘れ物って訳じゃないけど、ユミルとミーナも送ってあげよう」
エレン(そういや、帰ってなかったな)
ハンジ「ちょっと呼んでくる」タッタタ
エレン&モブリット「…………」
~数分後~
モブリット「来ないね……」
エレン「……はい、呼んできます」
モブリット「たのむよ」
スタスタ
モブリット「…………」
モブリット「へっくしゅんッ!!」
-
- 122 : 2017/02/02(木) 03:38:34 :
-
エレン「……」 ←玄関のドアを開けようとする
ガチャ!
エレン「うわッ!?」←急にドアが開いてビックリしている
ハンジ「おお!ワルいワルい!気づかなかったよ~」
エレン「いえ」
ハンジ「モブリット!待たせたね!」
モブリット「分隊長、団長が待ってるんですよ。少しは急いでください」
ハンジ「うん、わかってる、わかってる。」
カルラ「ハンジさん住まいの件よろしくお願いしますね」
ハンジ「はい、任せてください」
エレン(え?母さん寝たんじゃなかったの?てか住まい?)
ハンジ「さぁ!二人とも乗っちゃて!」
ミーナ「はぁ~い!」タッタタ
ユミル「へいへい」スタスタ
ヒストリア「あの、」
ミーナ&ユミル「ん?」
ヒストリア「ぁ……そ、その……」モジモジ
ミーナ&ユミル「…………」
ヒストリア「……ま……またね」オソルオソル
ミーナ「フフッ♪ヒストリア!またね!エレンに泣かされたら何時でも言ってよ!殴るの手伝うからね」シュッシュッ
ユミル「あぁ、またな。殴るときは私も呼んでくれよ。血祭りにしてやろうぜ」ニヤッ
モブリット(……物騒な世の中だなぁ)
-
- 124 : 2017/02/11(土) 05:28:52 :
-
ハンジ「そいじゃエレン!」←馬車の窓から
エレン「はい」
ハンジ「迎えにはモブリットを寄越すから」
エレン「わかりました、よろしくお願いします。モブリットさん」
モブリット「うん、明日の午前中に迎えに行くから」
エレン「はい!………………ん、あす?」
エレン(イヤイヤ、俺明日とか聞いてないよ!この長期休暇はどうなるんだ!)
エレン「あの、」
ハンジ「モブリット、ヒストリアさんも一緒に連れて来てくれ。」
モブリット「……はい、わかりました(ヒストリアってこの子だよな…そう言えば誰なんだろう…)」ヒストリアをみる
ヒストリア「……よろしく、お願いします」ペコッ
モブリット「はぁ、どうも…」ペコッ
ハンジ「モブリット!実は彼女、エレンの【婚約者】なんだよ」ニヒヒ
モブリット「!?へぇ~そうだったのか、エレン!おめでとう!」
エレン「あ、は、はい。ありがとうございます……(へっ?ヒストリアも一緒に?)」
ハンジ「お祝いに良い物件用意しておくからね」
エレン(しかも物件?なにそれ?急すぎてついていけない)
エレン「あ、あのハン」
ハンジ「うおおっ!エルヴィンが待ってるんだった!!急げモブリット!!」
モブリット「了解!!」バシン! ヒィヒィィィン!
パッカラ パッカラ
エレン「…………」
-
- 128 : 2017/03/07(火) 01:27:18 :
-
エレン「…………」
エレン「どゆこと?」
カルラ「ハンジさんにヒストリアちゃんの事を話したら、【なんですと!?私の部下になった日に婚約!!?それは縁起がいい!!上司として手厚いサポートしますよ!そうだ!まずは良い物件でも……】なんて言われてねぇ。お願いしたの♪」
エレン「お願いって!何を勝手…いや、ハンジさんだもんな……(なんで俺の周りに、強引な人達が集まってくるだろう)」タメイキ
ヒストリア「あの……エレンさん…」
エレン「ん?」
ヒストリア「…ぁいえ、」
ヒストリア「……よろしくお願いします…」
エレン「あ、う、うん」
カルラ「さぁ、もう遅いし寝ちゃいなさい」
エレン(そうだな……今日は色々あってとくに疲れてるし)
ヒストリア「あの、私はどちらで眠れば宜しいでしょうか?」
エレン(とっとと横に)
カルラ「エレンの部屋を使ってちょうだい!そのためにベットを大きくしたんだから」
エレン「!?」
エレン(なんだと……!)
ーーーーー
ーーー
ー
-
- 129 : 2017/03/11(土) 10:32:04 :
~エレンの部屋~
ヒストリア「あのぉ…やっぱり私がそちらで…」
エレン「あぁ、良いって良いって」
ヒストリア「でも…このベッドはエレンさんの物のなのに……痛くないですか?寒くないですか?」
エレン「気にしなくていいよ」
エレン「俺は訓練で馴れてるしさぁ、それに、女の子を【床で寝させる】訳にはいかないだろ」
ヒストリア「………エレンさん…さえよければ……その……」
エレン「?……明日は早いしもう寝よう」
ヒストリア「……そうですね。おやすみなさい」
エレン「うん、おやすみ」←コート1枚を羽織って眠る
ーー1時間後ーー
エレン「zzz…ん?…ん~んん、zzz」モゾモゾ ブルッ
ヒストリア(うなされてる)スッ スタスタ
エレン「ん……zzz……んん」ブルッ
ヒストリア「コート1枚だと寒いよね」ボソッ
スタスタ ヒョイ←掛け布団を運ぶ
スタスタ スッ←エレンに掛ける
エレン「zzz」
ヒストリア「…………」
ヒストリア「失礼します」ボソッ
-
- 130 : 2017/03/26(日) 23:59:47 :
~深夜~
ヒストリア「…………(いるよね?)」チラッ
エレン「zzz」スヤスヤ
ヒストリア「…………(良かった……)」
『おかあさんに叩かれた頬っぺが痛い…うぅ眠れないよぉ…』グスン
ヒヒィーン
『?……こんな夜更けに…』スタスタ←窓を覗く
『おかあさん…どこにいくんだろう…?』
ヒストリア(もしも……エレンさんも……)
お前なんて生まれてこなければ良かったのに……
ヒストリア「!?」ゾクッ!
ヒストリア「……(だ、大丈夫……エレンさんは……)」カタカタカタ
ヒストリア(きっ、きっと…大丈…)カタカタガタガタ
-
- 132 : 2017/04/09(日) 23:57:50 :
-
エレン(……揺れてる……地震か?)チラッ
ヒストリア「……」ガタガタ
エレン(なんで俺の隣にヒストリアが…!?……ってんなことより!)
エレン「おい!大丈夫か!?」
ヒストリア「!?」ビクッ!
ヒストリア「あ、……ご…ごめんなさい…」ガタガタ
エレン「何にたいして謝ってるかわからねえけど、こんな所で寝ると」ヒョイ
ヒストリア「キャ!?」
エレン「風邪引くぞ」←こんな所で寝てた奴がヒストリアをお姫様抱っこしてベッドまで運ぶ
スッ ボスッ
ヒストリア「ぁ……」
スタスタ ヒョイ←床に放置された掛け布団をとる
スタスタ サッ←ヒストリアに持っていく
エレン「あとは風邪引かないようにな!」
ヒストリア「…………」
エレン「それじゃ、おやす……」
ギュ!
エレン「え?」
-
- 137 : 2017/06/05(月) 01:00:47 :
-
エレン「…どうした?(また、袖掴まれてる)」
ヒストリア「……あの、こちらへ…どうぞ」スッ
エレン「……どうぞって…へ?」
ヒストリア「…一緒に……」
ヒストリア「寝ましょう……」
エレン「……ッ…キュ急にどうしたんだよ?一緒になんて…」
ヒストリア「…………」
ヒストリア「……マス」ボソッ
エレン「え?」
ヒストリア「エレンさんも、風邪を引いてしまいます」
エレン「いや、俺はコートがあれば」
ヒストリア「先程も、寒さで凍えていましたよ」
エレン「……」
-
- 138 : 2017/06/11(日) 02:52:42 :
エレン「そんなはず…」
ヒストリア「ずっと、寒さで震えてましたよ」
エレン「……(えっ!?俺寒がっていたのかよ!…そうか…だからヒストリアが隣にいたのか!そう考えると、申し訳ない気持ちと、恥ずかしい気持ちが…)」
ヒストリア「と言うことで…………聞いてますか?」
エレン「あっ、うん聞いてる聞いてる(ごめん、自分の訓練で馴れてる発言を後悔してあまり聞いてなかった)」
ヒストリア「明日に備えてじっくり眠るためにはやはり……一緒のベッドを使った方が良いと思います」
ヒストリア「……いかがでしょうか?」チラッ
エレン「……大丈夫なのか?」
ヒストリア「何がでしょうか?」
エレン「いや、今日出会ったばかりの奴と一緒に眠るとか抵抗は……」
ヒストリア「ないので…どうぞ」キッパリ
エレン「……」
- このスレッドは書き込みが制限されています。
- スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場