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エレン先生!~波乱の体育祭の巻~
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- 1 : 2016/05/15(日) 12:17:36 :
- http://www.ssnote.net/archives/45811の続きです!
まだ2作目で、まだまだヒヨッコですが、よければ期待、指摘のコメントお願いします!
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- 2 : 2016/05/15(日) 12:18:02 :
- 期待です!前作のやつも見ましたよ~!
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- 3 : 2016/05/15(日) 12:19:05 :
- 》2さん
ありがとうございます!
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- 4 : 2016/05/15(日) 13:36:32 :
- エレン「おはよう。」
ガララと戸を開けて入ると、生徒がいる。いつも通りだな。
エレン「そういえば、お前らに言わなきゃいけないことがある。」
エレン「2週間後の土曜日、体育祭がある!!」
おっしゃぁぁぁ!という奴もいれば、あぁ・・・となる奴もいた。
エレン「このクラスは体育できる奴多いけどな、俺の経験を一つ言わせてもらうが、体育祭は協力と信頼が命だ。それを絶対忘れるな。」
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- 5 : 2016/05/15(日) 14:26:20 :
- ようやく放課後練習の時間か。
にしても、HRではめちゃくちゃ偉そうなこと言っちまったな。
あくまで体育「祭」だ。やっぱ楽しくやるのが一番だよな。
ジャン「何やってんだよ。」
アルミン「ご、ごめん・・・。」
ジャン「お前のせいで、体育祭負けるかもな。」
またあいつか。今度こそしっかり言い聞かせないとな。
エレン「おいジャン。やめろ。」
ジャン「なんですかセンセー?おりゃ真面目にやらないアルミンに注意したんですよ?」
エレン「アルミンは運動が苦手なんだ。得意不得意は人それぞれなんだ。」
ジャン「あんたHRの時言ったよな?信頼がどうとかって」
痛いとこつくなぁ・・・。
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- 6 : 2016/05/15(日) 14:34:56 :
- ジャン「クラスの協力なくして体育祭は勝てない。こいつが協力しようとしねえんなら、俺らは絶対負けるって言っても過言じゃあないな。」
エレン「・・・。」
言い返す言葉が見つからなかった。アルミンは実際、自分の運動能力が低いことを言い訳にして、体育祭に協力的ではない。
だからこそ、やっぱ俺が体育祭の魅力とかを、教えなくちゃならないんだろう。
だとしたら、ジャンの言ってることは正しい。協力するように注意をしなきゃいけない。
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- 7 : 2016/05/15(日) 15:43:47 :
- 期待です。
久々にSSnoteを見てみたら面白そうな作品に出会えて嬉しいです。これからも頑張ってください!
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- 8 : 2016/05/15(日) 15:54:58 :
- 》7さん
ありがとうございます!
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- 9 : 2016/05/15(日) 17:50:12 :
- エレン「ペトラ先生~、聞いてくださいよ~。」
さっきまであったことをペトラ先生に話してみた。
先輩だし、何かしらの助言は貰える気がしていた。
ペトラ「あぁ、私も去年、そんなことがあったな。体育が苦手な子は、別の得意分野を活かそうとしたわね。そのアルミンって子は、何が得意かわかる?」
エレン「勉強全般が恐ろしくできる子ですね。でも体育と勉強とどうつなげるか・・・。」
ペトラ「なるほどね~、だとしたら、その豊富な知識をうまく活かす方法を考えたらいいんじゃない?」
エレン「答えになってないですよ、ペトラ先生。」
ペトラ「いいのよ、自分で考えることに意味があるんだから。」
エレン「は、はぁ。」
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- 11 : 2016/05/18(水) 01:36:32 :
- 前作も見ました!面白くて読みやすくて好きです!
頑張ってください!期待です!
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- 12 : 2016/05/18(水) 20:32:00 :
- 学校の関係で来れない日が続いてました(>_<)
》11さん
嬉しいです!ありがとうございます!
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- 13 : 2016/05/20(金) 18:37:16 :
- 期待しちゃったりして
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- 14 : 2016/05/22(日) 16:31:52 :
- 》13さん
ありがとうございます!
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- 15 : 2016/05/23(月) 16:44:00 :
- ユーザー登録しました!まだまだヒヨッコですけど、これからもよろしくお願いします!
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- 16 : 2016/05/23(月) 16:51:08 :
- エレン「アルミンの………、頭の良さを活かして………。」
ゴンッ!
エレン「いてて………、すみません、大丈夫です………か………」
目の前に立っていた………いや、俺のせいで座り込んでいるのは………
うちの生徒、アニだった。
エレン「おまっ………、なんでこんな遅い時間に………」
アニ「じ、塾が………」
エレン「12時までやらせる塾があるか?!………何やってたんだ?」
アニ「…………」ダッ
その場をすぐに去っていった。
だが、俺も追いかけはしなかった。
こんな真夜中に、中学生の少女を追い掛け回していたら、それこそ俺が犯罪者扱いされるだろうからな。
エレン「しかし、あいつあんな転び方して、リレーで転けたらどうすんだよ………あっ!」
そうだ、アルミンの頭脳を活かして、コツとかを皆に教えればいい。体育好きで、飲み込みの早いあいつらなら、寧ろ余裕ができて、アルミンを支えられるかもしれない!
ペトラ先生、やっとわかりましたよ!
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- 17 : 2016/05/25(水) 23:29:15 :
- 地の文とセリフとかバランスよくて見習いたいです!
期待です!
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- 18 : 2016/05/26(木) 07:09:20 :
- >>17さん
嬉しいです!ありがとうございます!
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- 19 : 2016/05/26(木) 14:58:00 :
エレン「どうだ?アルミン、皆のため、自分のためにも、ちょっと頭を使ってみないか。」
アルミン「え、あ、はい・・・。」
エレン「よしっ!ありがとな!」
アルミン「でも、なんで僕なんかに・・・?」
エレン「頭が良いというのもそうだが、お前の1番の特徴である“好奇心”だ。」
アルミン「・・・?」
エレン「数学の教師だからわかるが、普通のお前だったらすぐ終わる問題も、毎回時間をかけてやる。それは、“別の公式”を探しているからだ、と俺は認識した。」
アルミン「・・・そうですね。」
エレン「それは多分、未来のためがとかじゃなくて、単純な好奇心からやってること。違うか?」
アルミン「・・・わかりません。」
エレン「そりゃそうだな。自分に好奇心があるかなんて、わかるはずがない。」ハハハ
エレン「だが、俺の目が正しけりゃ、お前は好奇心旺盛だろうな。それで、自分の豊富な知識を組み合わせた『体育祭最強』の必殺技を編み出せると見込んだんだ。」
アルミン「・・・ちょっと自信が持てました、やってみます。」
よっし!第一関門クリア!
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- 20 : 2016/05/27(金) 23:45:33 :
- 超期待です!
自分のペースで頑張ってください!(`・ω・´)
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- 21 : 2016/05/28(土) 10:11:39 :
- >>20さん
ありがとうございます!
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- 22 : 2016/05/29(日) 13:14:42 :
- 彼の好奇心は、俺の予想をはるかに超えていた。
アルミン「ここをこうすれば・・・」
ジャン「はぁ?運動できねえてめえに言われたって、ちっとも説得力ねえんだが?」
ミカサ「ジャン、アルミンはいつも正しい。ので、従うべき。」
ジャン「ミカサが言うんなら・・・」
ワ-ワ-!!
ジャン「んぅ?!なんだこれ、走りやすすぎる!」
ミカサ「これはすごい、力が伸びたみたい。」
アニ「・・・。」
コニー「うぉお?!どうやるんだっけ?!」
サシャ「いぇーい!」
ウォー!スゲエ!
エレン「やったな、アルミン。」
アルミン「いえ、先生のお陰ですよ。」
エレン「いやいや、俺は助言してやっただけだ。感謝するのはこっちの方だ。・・・ありがとな。」
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- 23 : 2016/06/08(水) 17:26:09 :
- アルミンの説得、周りの基本の術を上げること、全て完璧に整うまでに、一週間程度しかかからなかった。
アルミンの力でもあるが、周りの飲み込みの早さも理由の一つだろうな。
しかし、ここで一週間ということは、体育祭まであと
・・・・・・・・一週間もない。
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- 24 : 2016/06/08(水) 17:27:22 :
- 大 ピ ン チ ☆
期待
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- 25 : 2016/06/08(水) 18:22:30 :
- >>24さん
期待嬉しいです!!ありがとうございます!!
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- 26 : 2016/06/10(金) 17:56:31 :
- 一週間前という忙しい時期に、会議という名の天敵が現れてしまった。
というのも、この学校では、体育祭一週間前に、その全体を確認する教師会議が開かれる。
司会の先生「今回の体育祭の種目は、学年共通の『100mリレー』と、一年共通の『8の字跳び』、二年共通の『組体操』、三年共通の『二人三脚』があります。更に、時間の余裕があれば、『騎馬戦』、『棒倒し』も考えています。よろしいですね?」
全員がコクリ、と頷く。これは前から聞いていたからな。
司会の先生「そして、今回の組分けは、以前くじで決めた通りです。」
俺ら1-Cは、白組だった。
他の組に負けられないな。
そんな事を考えているうちに
司会の先生「それでは、本日の会議は終了です。お疲れ様でした。」
と司会の先生が告げ、この会議が終わった。
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- 27 : 2016/06/10(金) 18:56:52 :
- 期待
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- 28 : 2016/06/12(日) 15:00:42 :
- >>27さん
ありがとうございます!
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- 29 : 2016/06/12(日) 15:14:46 :
- それからの一週間、全員が仕上がるように、かなり駆け足で特訓した。
運動が苦手と言っていたアルミンやマルコも、他のクラスに劣らない程の能力が身についた。
そしてついに、今日が本番・・・。
実行委員「始まりました!西シナ附中、体育祭!!」
そういうと、うぉぉぉぉぉぉぉ!!!と歓喜の声が上がる。
この日のために頑張ってきたんだ、俺もしっかり見届けるぞ。
――学年共通、100mリレー
アルミン「ミカサぁ!」
ミカサ「任せて。」
アルミンとミカサの息の合ったバトンパスが、時間をかなり短縮させる。
そういえば、二人は幼馴染だったな、さすが・・・。
――8の字飛び
これは、縄を回す方が、とても余裕がなけりゃならない。
周りを観察するとしたら、一番はジャンだろうな、という俺の予想は見事に的中。
テンポを一定にしつつ、人によっては、引っかからないようにとなるだけ配慮したりしている。かなり速い。
――騎馬戦
この競技だと上下のバランスが重要になる。
ライナー「コニー、準備はいいか。」
コニー「ああ!!」
ベルトルト「・・・。」
ライナーが積極的に前に行き、それに合わせるように、コニーもハチマキを取ろうとする。
それに、ベルトルトの器用さが素晴らしい。相手に合わせてしゃがんだり、立ったりして、位置の調整をしている。高身長のベルトルトだからこそ為せる技だな。
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- 30 : 2016/06/14(火) 18:35:57 :
- 最後に棒倒しをやる予定だったが、日も暮れてきたのでそれは中止になったそうだ。
周りとの協力もできていたし、1-Cのスタートダッシュとしては成功とも思える。
果たして、優勝はどちらなのか・・・?
期待と不安が高まる中、実行委員が集計を終え、口を開く。
実行委員「ただいまの勝負・・・」
実行委員「赤組の勝ちです。」
あちゃぁ~、と崩れ落ちた。だけど、周りも周りで凄かった、仕方ないかもな。
と思っていると、他の受賞が行われようとしていた。
実行委員「あと、クラス別の点数表彰です。」
というと、実行委員が賞状を手に取り、マイクに向かって喋り出す。
正直、ここらで結果は出しておきたい。
実行委員「第3位、2年B組!」
ワ-ワ-!キャ-!
実行委員「第2位、3年A組」
ウォォ-!ヤッタ-!
実行委員「そして第1位・・・、1年C組!」
エレン「あっ・・・。」
全員「「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!」」
クラスの皆が歓喜の声を上げる。頑張ったかいがあったと心から思える瞬間だ。
生徒の笑顔を見れる・・・、どれほど嬉しいことなのか、ようやく実感出来た・・・。
俺も・・・、まだまだ成長しなくちゃな。
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- 31 : 2016/06/14(火) 18:40:30 :
- ペトラ「エレン先生」
職員室の中に、ひょこっと現れるペトラ先生。
エレン「はい!体育祭、お世話になりました!」
ペトラ「負けたのは悔しいけど、後輩と生徒が育つのは嬉しい。なんか複雑だけどね・・・。」
苦笑いするペトラ先生に、俺も苦笑いを返す。
エレン「あはは・・・、でも、本当に役立ったんですよ!お陰でその生徒も、今ではすっかりクラスに馴染めてますし。」
ペトラ「それは良かった!って、そんな話をするために話しかけたんじゃなくてね・・・。」
エレン「はい?」
ペトラ「うちの学校、二学期制だからさ・・・」
ペトラ「体育祭終わったら、すぐ定期テストシーズンなのよ。」
続く
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- 32 : 2016/06/16(木) 17:19:42 :
- http://www.ssnote.net/archives/46549
続きです!良ければお願いします!
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- 33 : 2016/06/16(木) 18:50:10 :
- 俺中学1年C組だったから運命を感じるぞ
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- 34 : 2016/06/16(木) 21:50:22 :
- >>33さん
本当ですか?!運命かもですね(笑)
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エレン先生! シリーズ
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