このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
エレン「絶対に・・・変えてみせる」調査兵団移籍(?)編※エレンチート、キャラプチ崩壊
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- 1 : 2016/05/09(月) 12:27:30 :
- 三作目です!
http://www.ssnote.net/archives/44620
↑前作です。こちらもよろしくお願いします。
相変わらずの亀更新、文章力皆無ですが楽しんでいただけると幸いです。
では投稿します
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- 2 : 2016/05/09(月) 12:40:52 :
- ーーー
ーーー
ーーー 旧調査兵団本部
エルヴィン「ここが特別作戦班の拠点だ」
旧調査兵団本部・・・
エルヴィン「元は調査兵団の旧本部として使われていたのだが、立地が悪くてな…」
エレン「人が住んでいる感じがしないのですが……」
エルヴィン「あぁ、それは ーーーー」
パカラッパカラッ
???「古城を改装した施設ってことだけあって…趣とやらだけは一人前だが………」
エレン「!」クルッ
???「こんな壁と川から離れた所にある本部なんてな、調査兵団には無用の長物だった」
???「まだ志だけは高かった結成当初の話だ……」
???「しかし…このでかいお飾りg ーーーー」ガリッ ブシャァァァァ!
・・・・・
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- 3 : 2016/05/09(月) 12:43:00 :
- ペトラ「乗馬中にベラベラ喋ってれば舌も噛むよ……」
エルド「まぁ、いつもの事だがな」
???「いつ見ても噛んでるよな」
リヴァイ「オイ、お前ら……喋っている暇はねぇぞ」
エルヴィン「着いたか、リヴァイ」
リヴァイ「あぁ……遅れたか?」
エルヴィン「いや、こちらも今着いたところだ」
エレン「特別作戦班の皆さんですね。レン・イェーガーです」バッ! ケイレイ
リヴァイ「久しぶりだなレン。お前ら、自己紹介しろ」
エルド「特別作戦班所属、エルド・ジンだ。さっき会ったよな、レン」
エレン「はい、先程はありがとうございました」
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- 4 : 2016/05/09(月) 12:45:54 :
- ???「フッ…相手の名前を尋ねるときはまずは自分から ーーーー」
スパーン!!
リヴァイ「さっさとやれ。それとレンは最初に自己紹介したが?」
???「はい…すいません……同じく特別作戦班所属、オルオ・ボサドだ。調子に乗るなよg ーーーー」ガリッ ブシャァァァァ!
オルオさん・・・大丈夫かな
エレン「はい」
???「同じくグンタ・シュルツだ。特別な奴には見えないんだがな……」
グンタさん・・・
エレン「そうですか……」
ペトラ「同じくペトラよ。久しぶりだね、レン」
エレン「はい、お久しぶりです」
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- 5 : 2016/05/09(月) 12:50:09 :
- リヴァイ「全員自己紹介したな。なら荷物を運び込むが ーーーー」チラッ
調査兵団旧本部 ボロッ
グンタ「久しく使われていなかったので少々荒れてますね」
リヴァイ「それは重大な問題だな……早急に取り掛かるぞ」
エルヴィン「では私は本部に戻る。リヴァイ、後は任せたぞ」
リヴァイ「あぁ……」
ーーー 掃除中
ーーー
ーーー
リヴァイ「」ソウジチュウ
エレン「上の階の清掃、完了しました」
エレン「俺はこの施設のどこで寝れば良いのでしょうか?」
前は地下室だったな・・・・・
リヴァイ「空いている部屋で適当に選べ」
エレン「自由に決めても?」
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- 6 : 2016/05/09(月) 12:53:56 :
- リヴァイ「当然だ……お前に敵意が無い事はこの間の会談で分かっている。
お前は囚人ではなく"仲間"として来ている……ある程度の自由は俺が保証する」
リヴァイ「これはお前をこちらに預かる際に提示された条件の一つ、守るべきルールだ」
エレン「……」
変わってないな・・・兵長は
リヴァイ「お前が掃除した部屋を見てくる。ここをやれ」スタスタ
エレン「はい……」
ペトラ「何か懐かしそうな顔してるね?レン」ヒョコ
エレン「えっ!?そんな顔してましまか?」カオサワル
ペトラ「大抵の人は失望した様な表情なんだけどね。
強力な実力者だから序列や型にはまらない様な人だと思っている人達がほとんどだろうから」
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- 7 : 2016/05/09(月) 12:54:12 :
- 続きはまた明日投稿します
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- 8 : 2016/05/09(月) 17:08:24 :
- お願い!お願いだから、巨人化消滅注射器を出してぇぇぇ!
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- 9 : 2016/05/09(月) 18:33:24 :
- 期待。
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- 10 : 2016/05/09(月) 20:06:43 :
- 変わらないリヴァイ班に感動した
期待です
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- 11 : 2016/05/09(月) 23:05:33 :
- 巨人化消滅機いらんなー
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- 12 : 2016/05/10(火) 00:29:47 :
- 来たあああああああ
期待
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- 13 : 2016/05/10(火) 22:06:02 :
- 期待
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- 14 : 2016/05/10(火) 22:07:47 :
- ペトラ「私も詳しくは知らないけど……以前は世間のイメージに近い人だったらしいよ。調査兵団に入る前は 都の地下街で有名なゴロツキだったって聞いたし」
エレン「なら誰かが調査兵団に引き込んだりしたんですか?」
ペトラ「うん……団長の元に下る形で調査兵団に連れてこられたって………」
リヴァイ「オイ…レン」
ペトラ「!!」ビクッ サッサッサッサッ
エレン「あ…はい!」クルッ
リヴァイ「完璧だ。次の部屋に取り掛かれ」
ペトラ「!!」
エレン「ハッ!」バッ! ケイレイ
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- 15 : 2016/05/10(火) 22:10:25 :
- ーーー
ーーー 夜
ーーー 食堂
リヴァイ「俺達が使用する最低限の場所の清掃は終了した。明日からは残りの場所と庭に取り掛かる」
ペトラ「凄いねレン!初めてなのに兵長からOK貰うなんて!」
エルオルグン「何っ!?」ガタッ
グンタ「それは本当なのかレン!」ガシッ
エルド「俺達なんて最初OK貰うのに2日かかったのに…凄いな……」
オルオ「テメェ、ガキ!どんなイカサマしやがっ ーーーー」ガリッ ブシャァァァァ!
あと一文字・・・!
シガー『……こいつ、今回は舌噛んで死ぬんじゃないか?』
エレン『……否定は出来ない……何か考えておかないとな』
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- 16 : 2016/05/10(火) 22:14:15 :
- エレン「イカサマなんてしてませんよ。早く訓練をして強くなりたいので真面目に取り組んだだけです」
リヴァイ「フッ、悪くない……なら早急に終らせて訓練に移るぞ。今日はもう寝て休め」ガタッ
エレエルオルグンペト「「ハッ!」」ガタッ バッ! ケイレイ
ーーー
ーーー
ーーー 2階
スタスタ
グンタ「あの言い方だと…明日からかなりペース上がるぞ……キツいなー」
オルオ「チッ、こいつが余計な事言わなけりゃ……」
エルド「それはないだろうオルオ。レンはまだ訓練兵なんだ。
訓練をするのが普通なんだからな」
ペトラ「そうよ、黙ってなさい。
それにしてもレンは意識高いよね。私が知ってる中で一番だよ、そんなに自分から訓練したがる人は」
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- 17 : 2016/05/10(火) 22:19:56 :
- エレン「……」ピタッ
ペトラ「……どうしたの?」クルッ
エレン「いえ……皆さんは俺の事について知っているのに俺を自然に"人"として扱ってくれているので………」
グンタ「正直、まだ完全に信用している訳じゃないし不安もある。なんたって巨人になれる人間なんて前例が無いからな」
ペトラ「でも、レンは私達の前でその"力"を見せただけで暴れたりはしてないでしょ?」
エレン「ええ、まあ……」
エルド「団長達がお前を信用しているなら俺達も信用する。まだ信用出来ない部分はこれから少しずつでも信じていける様になればいい……お前はそのためにここに来たんだろ?」
エレン「!!」
オルオ「俺達はガキみたいにビクビクなんてしねぇんだよ。分かったか」
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- 18 : 2016/05/10(火) 22:25:02 :
- エルド「お前ら……初陣でションベン漏らして泣いてたくせに……立派になったもんだな」
エレオルペト「!?」
ペトラ「ぎゃああああ!!」
ここでその話するか、普通・・・・・
ペトラ「言わないでよ!威厳とか無くなったらさぁ、どうするのよ、エルド!!」ガシッ
エルド「事実だろ」パシッ
エルド「レン、俺は漏らしてないからな。おやすみ」ガチャ
バタン
なんで火種だけ置いていくんですか!
オルオ「馬鹿め!俺の方が討伐数とかの実績は上なんだが!?
上なんだが!?馬鹿か!?バーカ!!」
ガチャ
エルド「討伐数だけでは兵士の優劣は語れない」
バタン
オルオ「うるせぇバーカ!」
ペトラ「エルドおおぉ!!」
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- 20 : 2016/05/11(水) 04:08:45 :
- エルドww
あと期待ですw
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- 21 : 2016/05/11(水) 16:58:43 :
- すいません、情報追加します。
・エレンとクリスタのピアスはリングから雫型の宝石を吊っているタイプ(イヤリングに近い)の物
・つけているのは片方だけ(エレン右クリスタ左)
と考えてください
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- 22 : 2016/05/11(水) 17:55:34 :
- 期待
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- 23 : 2016/05/11(水) 22:12:32 :
- グンタ「お前ら静かにしろよ、もう夜なんだぞ。兵長に怒られても知らんからな」
ガチャ
グンタ「ちなみに俺も漏らしてねぇからな、レン。続きは明日にしてさっさと寝ろよ。おやすみ」
バタン
エレン「え!?ちょっと、2人共!」
この修羅場押しつけて寝ないでくださいよ!!
エレン「それじゃあ、俺もそろそろ ーーーー」
ペトラ「待ってレン!話を聞いてちょうだい!!」ガシッ
オルオ「おい、テメェ!俺達を馬鹿にしながら寝るつもり ーーーー」
ヒュッ ガンッ! ドスッ!
オルペト「がっ……」バタッ
リヴァイ「うるせぇな……早く寝ろ」
エレン「兵長」
リヴァイ「そいつらベットに放り込んでお前も寝ろ」クルッ スタスタ
エレン「はい、おやすみなさい」
エレン「ペトラさんの部屋はこっちかな」オンブ
ガチャ
エレン「おやすみなさいペトラさん」ペトラネカセ
エレン「オルオさんは…こっちか」ズルズル
ガチャ
エレン「おやすみなさい」モウフカケル
-
- 24 : 2016/05/11(水) 22:22:18 :
- ーーー
ーーー 翌日 朝
ーーー エレンの夢の中
シガー『おいエレン、起きろ!』
エレン『何だよ……まだ寝てたいんだけど………』
シガー『いいから早く起きろ!』
何だってんだよ・・・・・
エレン「」ムク
チユッ
エレン「!!」パチリ バッ
エレン「うわっ」グラッ ドテッ
エレン「いててて……」ムクリ
???「だ、大丈夫!?」
エレン「え…ペトラさん……?」
ペトラ「ち、違う!違うのよレン!!」アタフタ
ペトラ「私はただ、レンを起こしに来たらレンがピアスしてるのが気になって、よく見ようと顔を近づけたら……その…偶然………」
エレン「で、ですよね……すいません、起こしに来てもらっちゃって」
ペトラ「あ、うぅん、いいのよ。まだ時間は大丈夫だけど私が勝手に起こしに来ただけだから。
そのイヤリング、レンの?」
エレン「はい。あの……見ました?」
ペトラ「何を?」
エレン「……いえ、見てないなら何でもないです。
すぐに着替えて降りますから先に行っててください」
ペトラ「分かった。朝食はもう出来てるからね」
ガチャ バタン
タタタタ
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- 25 : 2016/05/11(水) 22:27:53 :
- エレン「さて…シガー………」
シガー『どうした?』
エレン「どうした?じゃねぇよ!何してくれてんだよ!!」
シガー『面白かっただろ?それに、お前のためでもあったんだぞ』
エレン「どこがだよ!……ってちょっと待て、俺のためってどういう事だ?」
シガー『ペトラは何故顔を近づけていた?』
エレン「それは……俺のピアスを見ようとして……
エレン「!!」
シガー『見たらどうなる?』
エレン「……ヒストリアの名前を見られる事になったのか……確かに危なかったな」
シガー『分かったか。だから起こしたんだ』
エレン「……ありがとな………で、他には?」
シガー『寝起きでキスされたらどの位焦るか見たかった!ハッハッハッ!』
この野郎・・・殴りてぇ・・・
シガー『残念だったな、今の俺に殴られる肉体は無い』
エレン「チッ…」
-
- 26 : 2016/05/11(水) 22:30:24 :
- ーーー
ーーー 同時刻
ーーー 訓練所 食堂
アルミン「(今日からはレンの居ない訓練か……ちょっと寂しいな)」モグモグ
クリミカ「おはようアルミン」
アルミン「おはよう二人共」
クリスタ「訓練頑張ろうね…」
アルミン「うん、そうだね(クリスタ……なんだか元気無いな……)」
ガチャ
キース「全員注目!連絡事項がある!」
訓練兵「「「」」」クルッ
キース「異変を感じている者もいると思うが、イェーガー訓練兵の事についてだ」
アルミン「(そういえば教官から説明はするって言ってたな……どうするんだろう?)」
-
- 27 : 2016/05/11(水) 22:37:18 :
- キース「イェーガーは昨日の休暇中に事故に巻き込まれ、今はシーナの病院にいる」
訓練兵「「「!!」」」
「そんな……!」「あのレンが……?」「信じられねぇな……」
キース「静粛に!!」
キース「幸い命に別状は無い様だが、怪我の具合が酷く、いつ意識を取り戻すか分からない状況だ」
キース「よって、本日からはイェーガーは療養に専念する事になった」
キース「誠に残念な事だが……貴様らをイェーガーの分まで立派な兵士にするため、今までよりも厳しくいく!心して訓練に励め!!」
訓練兵「「「ハッ!!」」」バッ! ケイレイ
キース「以上だ。アルレルト、アッカーマン、レンズはこの後私の所に来い。解散!」
ザワザワ ザワザワ
アルミン「教官、お呼びでしょうか」
キース「三人共ついて来い」スタスタ
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- 29 : 2016/05/11(水) 22:47:49 :
- 期待
-
- 30 : 2016/05/11(水) 23:29:59 :
- 超おもしろい
っでもって期待
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- 31 : 2016/05/11(水) 23:45:03 :
- 期待
キース教官...怪我したことにしたかw
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- 32 : 2016/05/12(木) 22:14:36 :
- ーーー
ーーー
ーーー 教官室
キース「入れ」ガチャ
アルミカクリ「失礼します」スッ
バタン
キース「イェーガーから貴様らについては聞いている。今はその事について呼んだ」
キース「イェーガーには貴様らから報告があれば伝えて欲しいと言われたが……それはどうするつもりだ?」
アルミン「レンから頼まれたのは、ある3人の行動を監視して欲しいというものです。
教官達が動くと勘づかれる可能性があるので僕達に頼みたい…と」
キース「成程な……報告はどういった形で行うつもりだ?」
アルミン「他の人を経由すると情報が混濁する恐れがありますので、直接報告しようと考えています。ただ、報告する役は順番をランダムにして怪しまれないようにします」
キース「ではそのようにしろ。下がれ」
アルミカクリ「ハッ!」バッ!ケイレイ
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- 33 : 2016/05/12(木) 22:17:08 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食堂
ライナー「他の奴らは行ったか」
ベルトルト「うん。ライナー、良かったね」
ライナー「あぁ、レンが離脱したのはかなり大きい。これで動きやすくなるな…」
アニ「すぐに動くと気付かれるんじゃないかい?しばらくは皆気合い入れるだろうし」
ベルトルト「そうだね、行動を再開するのは少し収まってからにするのがいいかもね」
ライナー「ならしばらくは集まりも無しだ。緊急時の連絡だけにしよう」
アニベル「」コクッ
-
- 34 : 2016/05/12(木) 22:20:15 :
- ーーー
ーーー
ーーー 旧調査兵団本部 食堂
ガチャ
エレン「おはようございます皆さん」
リヴァイ「よう」
エルグンペト「おはよう」
オルオ「一番遅くに起きてくるとはいいご身分だな?ガキ」
ペトラ「オルオ!そんな言い方無いでしょ!!」
エレン「いえ、オルオさんの言う通りです。新人なのに遅く起きるなんておかしいですよね、明日から気を付けます。
すいませんでした」ペコリ
オルオ「お…おう。俺の域に達せられる様にせいぜい頑張るんだな……」フイッ
エルグンペト「(素直に謝られて逆に動揺してる……)」
ーーー
ーーー 朝食後
ーーー
リヴァイ「今日の掃除の割り振りを発表する ーーーー」
-
- 35 : 2016/05/12(木) 22:23:07 :
- ーーー
ーーー
ーーー 中庭
ペトラ「じゃあ、始めようか」
エレン「はい!」
ペトラ「うん、元気があってよろしい!」
ーーー
ーーー
ーーー
サッサッサッサッ
エレン「そういえばペトラさん」
ペトラ「ん?何?」
エレン「朝の事なんですが……」
ペトラ「あ、あれは事故だから…その…ごめんね?」
エレン「いえ、そっちではなく……このピアスの事です。本当に何も見てませんよね?」
ペトラ「え…うん、見てないよ?」
エレン「そうですか……すいませんでした、蒸し返したりして」
ペトラ「別にいいけど……もしかして…彼女の名前でも入ってるんでしょ!」
エレン「え!?」
-
- 36 : 2016/05/12(木) 22:31:05 :
- ペトラ「図星か〜、若いわね〜」ニヤ
カマかけられたのか・・・・・
エレン「…何で分かったんですか?」
ペトラ「女の勘よ、って言いたいけど…そんなにしつこく見たかを聞いてくるって事は見られたくない・隠したい事がある。
レンくらいの子達ならそれは何かな?って考えると誰か親しい人の名前が入ってるのが一番妥当よね、それも友達以上の関係で」
ペトラ「それに、多分その名前が入っているピアスの宝石、アメジストでしょ?」
エレン「はい」
ペトラ「ならもう入っているのは彼女の名前って決まりじゃない。だってアメジストの石言葉は ーーーー」
リヴァイ「オイ、お前ら……掃除は終わったのか」スタスタ
エレン「あ、兵長。はい、先程終了しました」
リヴァイ「ならすぐに次の場所に取り掛かれ。まだまだやる場所は残っているんだからな……」クルッ スタスタ
エレペト「ハッ!」バッ! ケイレイ
スタスタ
ペトラ「今度その彼女の話聞かせてね」
エレン「えぇ、いいですよ」
-
- 37 : 2016/05/12(木) 22:31:56 :
- 今日はここまでです。
明日は早目の投稿になります
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- 38 : 2016/05/12(木) 23:10:04 :
- 期待
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- 39 : 2016/05/13(金) 19:24:45 :
- ーーー
ーーー 日没前
ーーー
リヴァイ「よし、これで大方は終了だな。明日からは訓練に移る…予定だったが、変更がある」
エレン「何故ですか?」
リヴァイ「お前の事について、俺達は何も知らない。それは今後を考えると重大な問題だ」
リヴァイ「だから明日の訓練の後、お前について理解を深める場を設ける」
エルド「つまり…親睦会という事でしょうか?」
リヴァイ「そうだ。分かったら飯にするぞ」
グンタ「今日の当番誰だっけ?」
ペトラ「あっ、私だ」
エレン「俺でよければ手伝いますよペトラさん。
2人でやった方が負担も少なくて楽でしょうし」
ペトラ「そう?ありがとう。じゃあ2人でやりましょうか」
エレン「はい」
-
- 40 : 2016/05/13(金) 19:27:26 :
- ーーー
ーーー
ーーー 調理場
トントントントン
ペトラ「そうだレン、ちょうどいいから今聞かせてよ、レンの彼女の話」
エレン『近くに他の人達は?』
シガー『いないぞ。大丈夫だ』
エレン「少しなら。何が聞きたいですか?」
ペトラ「まず、その子と初めて話したのはいつ?」
エレン「初めて話したのは通過儀礼の日の夜ですね」
ペトラ「えっ、夜?」
エレン「はい。他の同期にサシャって奴がいるんですが、そいつが通過儀礼中に芋食べてるのが見つかりまして、死ぬ寸前まで走れって言われたんですよ。
サシャにパンを渡そうとしているのを見かけたのが最初ですね」
-
- 41 : 2016/05/13(金) 19:32:51 :
- ペトラ「な…中々インパクトの強い子がいるんだね、レンの同期は……」
エレン「客観的に見ればそうですよね。でも、決して退屈はしませんから結構楽しいですよ」
ペトラ「へ、へぇー……なら、彼女を好きになったきっかけは?」
エレン「好きになったきっかけ、ですか……」
ペトラ「うん」
エレン「……」
ペトラ「レン?」
エレン「……好きになったのとは少し違う感じがあるんですよね」
ペトラ「?どういう事?」
エレン「もちろん好きなんですが、最初はただ守ってやりたい、見ていて危ないっていう気遣いからきた気持ちなんです。
だから、普通の好きとは少し違うんじゃないかと思います」
ペトラ「それは、レンにとっては普通じゃないの?」
エレン「えっ」クルッ
ペトラ「好きな人を守りたいって気持ちは普通だよ。レンは何もおかしくないよ」スッ ナデナデ
エレン「そうですかね……」
ペトラ「そうだよ、気にする事じゃないよ」ニコッ
エレン「ペトラさんが言うならそうなんでしょうね。ありがとうございます」
ペトラ「うん!じゃあ料理も出来たし、盛り付けて運ぼうか」
エレン「はい!」
-
- 42 : 2016/05/13(金) 19:36:20 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食堂
エルド「おっ、今日はシチューか。美味そうだな」
グンタ「味は期待していいのか?」
ペトラ「当たり前でしょ。誰が作ったと思ってるのよ。レンも味付けやってくれたしね」
オルオ「フッ、どうせ大した事ねぇだろ」
リヴァイ「いただこう」
ズズズ
エルオルグン「!!」
リヴァイ「ほう……悪くない」
グンタ「美味い!」
オルオ「フ、フッ…まだまだだな…ウマイ」
エルド「この味…ペトラ、味付けはどっちがやったって言った?」
ペトラ「え?レンだけど、何かおかしい?」ズズズ
ペトラ「!!あれ……この味付け………」クルッ
-
- 43 : 2016/05/13(金) 19:40:19 :
- ペトラ「レン 私、あなたに味付け教えたっけ?」
エレン「いえ……」
エルド「同じだよな……」ズズズ
ペトラ「うん……同じね………」ズズズ
エレン「?」ズズズ
エルド「いやな……これ、ペトラの味付けと同じなんだよ。レンの方が美味いけど」
ペトラ「」イラッ ゲシッ
エルド「痛っ!蹴るなよ!」
ペト「ふんっ!」フイッ
エレン「これは母さんの味付けなんですよ。久しぶりに食べたくなっちゃいまして」
グンタ「おふくろの味ってやつか」
オルオ「(俺も久しぶりにおふくろの料理食いたいな……)」
ペトラ「レンのお母さんは料理上手なんだね。いつかお話してみたいな〜」
-
- 44 : 2016/05/13(金) 19:40:41 :
- 今日はここまでです。
明日も早目に投稿します
-
- 45 : 2016/05/13(金) 20:50:05 :
- このリヴァイ班は、死んでほしくないな。
-
- 46 : 2016/05/13(金) 23:03:48 :
- >>45
それな
期待
-
- 47 : 2016/05/14(土) 00:38:47 :
- 期待
-
- 48 : 2016/05/14(土) 08:44:16 :
- エレン「なら時間の合う時にでも会いに行きますか?3年前のシガンシナ襲撃の時に瓦礫で脚をやられたので開拓地まで行く事になりますが」
ペトラ「いいの!?行く行く!」
オルオ「オイ、ガキ…ペトラに色目使ってんじゃねぇぞ!ペトラはな、おr ーーーー」ガリッ ブシャァァァァ!
ペトラ「オルオうるさい。レンのどこが色目使ってるのよ。レンには彼女がいるんだから私に気がある訳ないでしょ」
グンタ「何っ!?それは本当かレン!」ガシッ
エレン「え、ええ……いますけど」
グンタ「羨ましいぞこいつっ!」カタパン
エレン「あははは……」
-
- 49 : 2016/05/14(土) 08:47:01 :
- エルド「レンはもう彼女がいるのか……若いっていいな………」シミジミ
ペトラ「あんたは婚約者がいるでしょうが」ビシッ
エルド「あはは…まあな。レン、今度2人で話そうな」ニコリ
エレン「はい」
リヴァイ「レン……」
エレン「は、はい!」
リヴァイ「美味かった…また頼む」ガタッ
エレン「!!ありがとうございます!光栄です!」
リヴァイ「俺は風呂に入って寝る……明日からは訓練だ。お前らもさっさと休めよ」スタスタ
エレエルグンペト「「おやすみなさい、兵長」」
オルオ「」チーン
-
- 50 : 2016/05/14(土) 08:52:37 :
- ーーー
ーーー 夜中
ーーー エレンの夢の中
エレン『何だよシガー、呼び出して』
シガー『また最近危ない時が何度かあったからな、釘を刺しておこうと思って呼んだんだ』
エレン『……気を付けてるだろ』
シガー『まだ足りない。うっかりした所からバレていきなり消失、なんて事になれば何も変えられないんだぞ。
そうなりたくなればもっと気を配る様にしろ』
エレン『……』
シガー『もうただでは済まない所まで踏み込んでるんだ……最後までやり切ってみせろ』
エレン『分かったよ……』
シガー『お前には消えて欲しくないしな……』
エレン『え?』
シガー『何でもない。それよりそろそろ朝だ。
早く起きないとまたオルオに言われるぞ』
エレン『あぁ…じゃあな』
エレン「……」パチリ ムクリ
何て言ってたんだ?最後の言葉は・・・・・
エレン「……朝食の準備するか」
-
- 51 : 2016/05/14(土) 08:57:13 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食堂
エレン「おはようございます」ガチャ
シーーン
エレン「まだ誰も起きてきてないのか。えっと…食材は……シチュー残ってるな。これ温めて待ってよう」
シュボッ
グツグツ
ガチャ
エルド「美味そうな匂いだな…レン、おはよう」
グンタ「本当だ。今日は早いなレン」
エレン「おはようございます。シチュー温めておきましたよ」スッ
コトッ コトッ
グンタ「悪いな」ズズズ
エルド「ありがとう」ズズズ
ーーー
ーーー
ーーー
ペトラ「おはよう皆」ガチャ
エレン「おはようございますペトラさん。シチューどうぞ」スッ コトッ
ペトラ「ありがとうレン」ズズズ
-
- 52 : 2016/05/14(土) 09:02:53 :
- リヴァイ「よう、お前ら」
エレエルオルグンペト「「おはようございます兵長」」
オルオさんいつの間に・・・・・
エレン「昨日の残りですが」コトッ コトッ
リヴァイ「おう」ズズズ
オルオ「…ありがとよ」
エルグンペト「(オルオが素直になってる……)」
ーーー
ーーー 朝食後
ーーー グラウンド
リヴァイ「さて…今日からレンを含めての訓練を開始する訳だが、まずはお前の実力を見てみたい」
エレン「と言いますと?」
リヴァイ「対人格闘だよ、俺と」
ペトラ「へ、兵長…いくら何でもそれは……」
オルオ「訓練兵と兵長がやっては勝負にもなりませんよ!」
エレン「は?」イラッ
オルオ「あ?」
-
- 53 : 2016/05/14(土) 09:03:58 :
- 予定あるので今日はこんなに早く投稿しました。すいませんm(_ _)m
明日も早目に投稿しますが、何時かはまだ未定です
-
- 54 : 2016/05/14(土) 10:06:45 :
- 期待
-
- 55 : 2016/05/14(土) 12:49:36 :
- オルオwwwwww
期待
-
- 56 : 2016/05/14(土) 16:53:41 :
- リヴァイ兵長とエレンは強さが同じだと思う!!オルオウザイww
期待
-
- 57 : 2016/05/14(土) 17:36:33 :
- この時オルオは、しらなかった・・・・・レンは、前世?の能力を引き継いでいて、とんでもなく強いことに・・・・
-
- 58 : 2016/05/14(土) 18:24:31 :
- エレンってリヴァイ兵長超えてるんじゃね?www
期待
-
- 59 : 2016/05/14(土) 20:27:34 :
- ミカサ「レンをなめないで欲しい。そしてレンを怪我させようものなら兵長だろうが、あの馬面のように削ぐ。」ゴゴゴ 以上女子寮からでした。
-
- 60 : 2016/05/14(土) 23:00:13 :
- 期待!
-
- 61 : 2016/05/15(日) 02:10:23 :
- 早く続きを、はよ!
-
- 62 : 2016/05/15(日) 16:30:47 :
- なんか、レンの反応が「は?じゃあ、オルオさんとまず 殺って見ましょうか?」 オルオ「よしこい!レン!(どうせガキだ、俺に叶うわけがない)」 レン「フッ!(あにの足技10回転)」 オルオ「」 エルグンペト「Oh ・・・・」 エルグンペト「や、やめておいた方がいいんじゃないでしょうか。」 リヴァイ「馬鹿言え、新兵に負けるは レン「フッ!(アニの以下略) イァヴリ「」 エルグンペトオル「兵ちょーう(;つД`)」 的な展開にならないかなぁ。
-
- 63 : 2016/05/15(日) 16:32:34 :
- >>62なると思うよ☆
期待
-
- 64 : 2016/05/15(日) 16:35:32 :
- なったらいいですよねww
-
- 65 : 2016/05/15(日) 17:37:09 :
- チートでも、ミカサ<エレン≦リヴァイ このぐらいが良いと思う。
-
- 66 : 2016/05/15(日) 18:41:29 :
- エレン「ならオルオさん、先に俺とやりましょうよ。
兵長の相手になるかどうか…オルオさんが俺とやって判断してください」
オルオ「へっ、良いだろう……お前が俺の域にも達していない事、たっぷりと思い知らせてやるよ」
エレン「ペトラさん達も判断お願いします」
ペトラ「良いんですか?兵長」
リヴァイ「好きにしろ。だがオルオ、1つだけ聞くぞ」
オルオ「何でしょうか兵長」
リヴァイ「ただの訓練兵が特例で調査兵団に来たりすると思うのか?」
エレン「どうぞ」スッ
エルド「何だあの構えは……?」
オルオ「受け身姿勢かよ……なめるなよクソガキ!」ダッ
エレン「っ!」シュッ
バキッ
オルオ「っ!」ズザァ
オルオ「何だ…?今、足蹴られたのか……?」ズキズキ ヒョコ
エレン「結構強めに蹴ったんですけどね……まだやりますか?」クルッ
オルオ「当たり前だ!お前みたいなガキに…負けてたまるか!!」ヒョコッ
エレン「ハァ……」スッ グイッ
オルオ「もごっ……」ガクン
エレン「」シュッ スパン!
(原作でエレンがジャンにやった時くらいの力で)
オルオ「うぐっ」ドサッ
エレン「」ゲシッ
オルオ「ごはっ!」
エレン「怪我させたくないので腹にしましたが……実践だったら喉踏み潰されて終わりですよ。俺の勝ちでいいですね?」
-
- 67 : 2016/05/15(日) 18:48:37 :
- オルオ「ああ……俺の負けだ」ムクリ
リヴァイ「これで理解したかオルオ」ザッ
オルオ「はい。兵長、レン……疑ってすいませんでs ーーーー」ガリッ ブシャァァァァ!
エレン「えええええええええ!!?」
グンタ「今日は珍しく噛まないと思ってたのにここでかよ……」ハァ
ペトラ「雰囲気ぶち壊しね……空気読みなさいよ、オルオ」
リヴァイ「さて…俺達もやるか、レン」
エレン「はい。今度は本気でいきます!」ダッ
エルド「速い!」
エレン「ハアッ!」ブンッ!
リヴァイ「フッ!」ブンッ! ガツッ!
ガッ! ガガガガガガ ズザァァ
リヴァイ「やるな……」ニヤッ
エレン「流石人類最強ですね」ニヤッ
ペトラ「二人共笑ってる……」
グンタ「あんな戦いをしながら笑うなんてな……」
エルド「次元が違うな」
さて、ここからどうするか・・・隙が無さ過ぎる
リヴァイ「どうした…こいよ、そんなんじゃねぇだろ」
-
- 68 : 2016/05/15(日) 18:54:05 :
- エレン「いえいえ、結構手一杯です…よっ!」バッ!
リヴァイ「!!」
エルド「ノーモーションでタックル!?」
ペトラ「溜め動作も無しにどうやってあんなに速く!?」
リヴァイ「それだけか!」ブンッ!
エレン「(そう、普通なら跳んで回避するかそうやって蹴りで迎撃を選択する。そこが狙い目だ!)」スッ
グシャ ボキボキ
エルオルグンペトリヴァ「「!!」」
エレン「くっ…でも!」ガシッ
オルオ「折れた腕で掴みやがった!!」
これで・・・どうだ!!
グイッ ガチッ
リヴァイ「……くそっ!」グググ
エレン「っ!!」ギチギチ
リヴァイ「負けられるかっ……!」グイッ パッ
ガバッ
エレン「ハァ ハァ」
リヴァイ「……どうする」
エレン「……降参です」
-
- 69 : 2016/05/15(日) 18:59:05 :
- ペトラ「レン!!大丈夫!?」バッ!
エレン「大丈夫です。ただ、無理な動かし方したせいでちゃんとくっつきそうにないですね……」
エレン「ペトラさん、切り落としてくれませんか?」
ペトラ「え…でも…痛くないの?」
エレン「痛みはありますが、変に治って動かしにくいと足でまといになってしまいますから。」
エレン「大丈夫です、痛みには馴れてます」ニコッ
ペトラ「分かった……なら ーーーー」スッ
オルオ「待てペトラ。俺がやる」ポン
ペトラ「オルオ……何で!私は ーーーー」
オルオ「そんな震えた腕でやったってレンの痛みを増やすだけだ」ユビサシ
ペトラ「え…」テヲミル
ガタガタガタガタ
エルド「別に悪い事じゃない。仲間を傷つけるのを平気で出来る方がおかしいんだ」ポン
グンタ「お前は俺達の知っている優しいペトラのままでいてくれ」ポン
ペトラ「わ、私……私…は………」ブルブル
オルオ「いくぞ」スッ
エレン「はい、お願いします」
ブンッ! ザシュッ
エレン「ああああ!!」
-
- 70 : 2016/05/15(日) 19:05:31 :
- エレン「ぐっ……」シュゥゥゥゥ
ペトラ「!!蒸気が……!」
グンタ「傷が…再生していく……」
エルド「これが巨人の能力か」
エレン「はい……巨人化能力者なら人間体でも傷の再生は可能です。かなり体力を消耗しますし、限度はありますが」
エルド「体力が無い状態で巨人化したらどうなる?」
エレン「基本的には体力の無い時は巨人化出来ません。
体力が無い状態で無理に巨人化すると、巨人を制御出来ずにほぼ本能のみで行動する様になってしまいますから……その時近くに皆さんが居れば攻撃してしまうでしょう」
リヴァイ「その時は俺が殺してでも止めてやる」
エレン「お願いします。巨人化能力者の本体はうなじの中ですので、普段の巨人討伐と同じ感じです」
リヴァイ「分かった。さて……」クルッ
リヴァイ「これでレンの実力も分かった。何か異論がある奴はいるか」
エルオルグンペト「「いえ、ありません!」」
リヴァイ「ならいい、訓練に移るぞ」
-
- 71 : 2016/05/15(日) 19:05:47 :
- 今日はここまでです
-
- 72 : 2016/05/15(日) 19:59:02 :
- さっき書いたみたいな展開で有難う! 後新しい発想だね骨折したら骨ごと切って修復するなんてwww
-
- 73 : 2016/05/15(日) 21:15:03 :
- はよ、はよ
続きが読みたい。
-
- 74 : 2016/05/15(日) 21:15:34 :
- 追い付いた!!
マジでリヴァイ班死んで欲しくない(´;ω;`)
あととても面白いです!頑張って下さい‼︎
-
- 75 : 2016/05/15(日) 21:22:11 :
- 確かに死んで欲しくないわ
-
- 76 : 2016/05/15(日) 21:25:34 :
- なったなwwwオルオ舌噛むなよwwwかっこいいところがwwww
期待
-
- 77 : 2016/05/16(月) 07:04:57 :
- 皆さんコメントありがとうございます!
これからも微力を尽くして書いていきます。
今日は19時頃からの投稿になると思います。
-
- 78 : 2016/05/16(月) 17:27:37 :
- オルオ「はい。兵長、レン……疑ってすいませんでs ーーーー」ガリッ ブシャァァァァ!
ねぇ、オルオさん狙ってんの? 狙ってンダロォ!!!!!! ペトラ「雰囲気ぶち壊しね……空気読みなさいよ、オルオ」
俺が言えることじゃないが、ひどくねペトラさん?
-
- 79 : 2016/05/16(月) 19:01:44 :
- ベルベルバー「がんばれー」カッ シュウウウ
-
- 80 : 2016/05/16(月) 19:17:35 :
- 頑張れ
-
- 81 : 2016/05/16(月) 19:17:57 :
- 頑張れ
-
- 82 : 2016/05/16(月) 19:18:39 :
- ミス。頑張れ!期待!
-
- 83 : 2016/05/16(月) 19:28:55 :
- ーーー 訓練終了後
ーーー 夕方
ーーー グラウンド
リヴァイ「今日はこれで終了だ」
エレン「もうですか?まだ陽はありますよ?」
グンタ「お前は初日から飛ばしすぎだ。ただでさえ腕治すのに体力使ってるんだからな。
少し自分の身体を労れ」
ペトラ「親睦会の準備もあるからね」
オルオ「準備は俺達でやっといてやる。お前は部屋で休んでいろ」
エルド「兵長も休んでいてください。準備は俺達だけで充分ですので」
ペトラ「準備が出来たら呼びに行きます」
エレリヴァ「分かりました(あぁ、分かった)」
-
- 84 : 2016/05/16(月) 19:31:52 :
- ーーー
ーーー
ーーー エレンの部屋
エレン「ふうっ……」ベッドニタオレコム
シガー『何故あそこで降参した?』
エレン「最初の対人格闘の事か?負けたら降参するのは当たり前だろ」
シガー『いいや、違うね、負けてなかった。少なくともあそこから引き分けには持ち込めた筈だぞ。何故諦めたんだ』
エレン「あのまま続ければ確かにお前の言う通りには出来たかもしれねぇ…けどな、それは巨人化能力がある事が前提だろ?」
シガー『ああ、部分的に巨人化するなり、方法はいくらでもあっただろ』
エレン「あの時はあくまでも対人格闘での勝負だったんだ。
やった後に怪我を治すのは良いとしても、その力を使ってまで勝つのは別だ。それに……」
シガー『それに、なんだよ』
エレン「人類最強はリヴァイ兵長、それで良いんだよ」
シガー『フッ……ずいぶんと大人な発言をする様になったもんだな、あの猪突猛進の死に急ぎ野郎が』
エレン「うるせっ」
-
- 85 : 2016/05/16(月) 19:33:42 :
- 負けて・・・・なかった、のか。
-
- 86 : 2016/05/16(月) 19:34:39 :
- コンコン
ペトラ「レン、居る?」
エレン「はい、居ますよ」ムクリ
ペトラ「準備が出来たから呼びに来たの。今からやろうと思うけど大丈夫?」
エレン「あ、はい、すぐに行きます」
ペトラ「そう、じゃあ後でね」
シガー『今日くらいは目的忘れて楽しめよ』
エレン「ああ、そうするよ。ありがとな」スタスタ
ガチャ
ーーー
ーーー
ーーー 食堂
ガチャ
エルド「おっ、来たか」
グンタ「もう準備出来てるぞ 座れ座れ」
リヴァイ「遅かったな……クソでも長引いたか?」
エレン「いいえ、快便ですよ兵長」スッ
ペトラ「よし、全員座ったね。それでは、レンの歓迎と親睦を深める意味を込めて…乾杯っ!」スッ
リヴァイ「乾杯」スッ
エレエルオルグン「「乾杯っ!」」スッ
カランッ!
グンタ「さあ、食おうぜ!」
エルド「そうだな、まずは腹ごしらえだ」
ペトラ「あっ、食べたら質問していくから、覚悟してよね〜レン」ニヤリ
エレン「え…はい………」
俺の歓迎会・・・なんだよな?
-
- 87 : 2016/05/16(月) 19:37:00 :
- 違うんだレン。 ペトラさんの不適な笑みからするとたぶん彼女の事聞かれるんじゃ?
-
- 88 : 2016/05/16(月) 19:37:13 :
- ーーー
ーーー
ーーー
ペトラ「そろそろ良いかな?では、レンへの質問タイムとします。どんどんどうぞ!」
オルオ「得意な科目は何だ?対人格闘で瞬殺されたのは初めてなんだが」スッ
エレン「座学と立体機動装置の整備は苦手ですが、他は特に波もなく同じ程度ですよ」
リヴァイ「キースに聞いた話では、ここに来ないで訓練所に残っていれば首席確定だったらしい」
エルド「成程、それでか……」
ペトラ「流石首席候補ね」
エレン「訓練成績なんて飾りですよ。実践で油断すれば首席だろうとビリだろうとすぐに死にますので」
リヴァイ「良く分かってるじゃねぇか……悪くない」
-
- 89 : 2016/05/16(月) 19:38:27 :
- よかった、よね?
-
- 90 : 2016/05/16(月) 19:41:46 :
- エルオルグンペト「……」
エレン「……なんだか湿っぽくなっちゃいましたね、すいません。次の質問どうぞ」
ペトラ「なら私から。彼女とはどこまでいったの?」
え・・・?
エルド「待て待て、俺はどこで告白したのか知りたいぞ」
ちょっと・・・
グンタ「そこまで言うならきっかけからだろ!」
ペトラさん、なんで「してやったり」みたいな顔をしてるんですか?
いや、でも兵長なら興味は無い筈・・・・・!
リヴァイ「いっそ全部吐け」
退路を塞がれた!?
エレン「……分かりました。けど、知られたくない箇所は伏せたままで良いですか?」
ペトラ「いいよ」ニコニコ
エルド「まあ、それくらいならな」
グンタ「でも誤魔化したりするなよ」
エレン「分かってますよ……」ハァー
あまり話すの得意じゃないんだけどな・・・・・
-
- 91 : 2016/05/16(月) 19:42:18 :
- 今日はここまでです。
明日は21時頃になります
-
- 92 : 2016/05/16(月) 19:42:31 :
- Oh・・・
-
- 93 : 2016/05/16(月) 19:43:57 :
- また明日!期待?
-
- 94 : 2016/05/16(月) 19:58:52 :
- チッ....
さっさと明日になれ
-
- 95 : 2016/05/16(月) 23:53:01 :
- くぅぅぅいいとこで終わってる、
もうちょっと書いて欲しかった
-
- 96 : 2016/05/17(火) 13:51:58 :
- 期待
-
- 97 : 2016/05/17(火) 21:15:08 :
- エレン「まず、初めて話したのは通過儀礼の日の夜です。通過儀礼で芋を食ってたサシャって奴がいて、晩飯抜きで死ぬ寸前まで走ってろと言われたんですよ。
あいつがサシャにパンをやろうとしているのを見かけたので追いかけたんです」
グンタ「通過儀礼中にものを食べるって……」
エルド「俺らの時はそんな奴いなかったよな?」
オルオ「ああ……初めて聞いた」
エレン「でしょうね……教官も見つけた時は数秒間絶句してましたから。
サシャは凄く食い意地がはってる奴で、ほぼ力尽きて倒れてたのにあいつが持ってたパンの匂いを嗅いだ瞬間に飛びかかっていったんです。
それで危ないと思って助けたのが話したきっかけになりました」
-
- 98 : 2016/05/17(火) 21:17:45 :
- エレン「サシャにパンをやってからそいつと2人で話したんですが、そいつの家…ちょっと家庭環境が複雑で、家を追い出されたんです。」
ペトラ「(そうだったんだ……)」
エレン「そのせいで心の奥底では自分はいらない子なんだ、役に立たないとここでも見捨てられるって考えてて……サシャにパンをあげたのも他の人にもいらない子だと思われたくないからと言っていました」
エルオルグン「(思ってたより話が重くて後悔……)」
エレン「俺、その時は何もしてやれなくて……泣いてるあいつが泣き止むまで抱きしめてやる事しかできませんでした ーーーー」
グンタ「ちょっとまて」ズイッ
エレン「はい?」
グンタ「明らかに話とんでるだろ。なんでいきなりその子は泣き出してるんだよ」
-
- 99 : 2016/05/17(火) 21:21:22 :
- エレン「分かりませんけど、その直前に「あまり自分の気持ちを偽るな。自分の本心も分からなくなるぞ」って言ったら急に」
エルオルグン「(天然かよ!!)」
ペトラ「(多分その時に惚れたのね……)」
エレン「それで泣き疲れて寝ちゃったそいつを女子寮に送り届けてその日は終了です」
ペトラ「女子寮まで?ちなみにどうやって運んだの?」
エレン「え?普通におんぶですけど……」
オルオ「ふざけてんのか、テメェ!」ガシッ
エレン「離してください、服破けちゃうじゃないですか。あとなんでそんなに怒ってるんですか?」パシッ
グンタ「オルオ、無駄だ。こいつは純度100%の天然だ」ポン
オルオ「……そのようだな」チッ
エルド「まあ、その話はまた今度にするとして……今はレンの話の続きを聞こう」
-
- 100 : 2016/05/17(火) 21:26:11 :
- エレン「あ…はい。それで、それからは訓練とかでちょくちょく組んだりしてなるべく目の届く所にいる様にしてました」
エルグン「(保護者かよ)」
エレン「基本的には俺の方が成績上でしたけど、あいつ馬術が凄い上手かったので、いつも教えて貰ったり訓練の後に馬にブラシかけたりしてました」
ペトラ「(凄く自然な流れで距離縮まっていったのね……天然って怖いわ………)」ブルッ
エレン「そうやって一緒に過ごしていくうちに、最初は作り笑顔ばかりだったのからだんだんと他の奴らの前でも自然な笑顔が出る様になってきてましたね……
多分その頃から俺もあいつが好きになっていったんだと思います」
エレン「少し前にその気持ちに気付いて、ここに来る前の休暇の時に告白しようと思って街に誘ったんです」
エルオルグンペト「……」ドキドキ
-
- 103 : 2016/05/17(火) 21:31:37 :
- エレン「で、付き合う事になりました」
エルオルグンペト「「」」ガクッ ズザァァァ
エルオルグンペト「「肝心な所は!?」」ガバッ
エレン「……言わなきゃ駄目ですか?」
エルド「当たり前だろう!」ガバッ
グンタ「告白の時にどう言ったのか一番気になるだろうが!!」ガバッ
ペトラ「そうよ!」ガバッ
エレン「……」
リヴァイ「そこは隠す事じゃねぇだろ。さっさと言え」
エレン「俺の命はお前のものだ。だから、お前のために使う…最後の瞬間まで一緒にいる……ですよ」
エルド「何と言うか……レンらしい言葉だな」
グンタ「ああ、それは惚れるな」
ペトラ「(私も兵長に言って貰いたい……////)」
リヴァイ「ほう…悪くない。認めてやるよレン、お前は男だ」
-
- 104 : 2016/05/17(火) 21:32:43 :
- 今日はここまでです。
明日も今日と同じくらいに投稿します。
-
- 105 : 2016/05/17(火) 21:35:43 :
- えー!?
もっと書いて!
-
- 106 : 2016/05/17(火) 22:23:27 :
- ミカ・・・名無しのイェーガー「105と同じで、もうちょっと書いて書いてくれないと削ぐ。」
-
- 107 : 2016/05/17(火) 22:25:55 :
- ミカ・・イェー・・「書いて書いてのところ誤爆」
-
- 108 : 2016/05/17(火) 23:27:08 :
- 早すぎるよ
-
- 109 : 2016/05/18(水) 01:00:37 :
- o(・`д・´。)ヵ゛ンハ゛レ !
-
- 110 : 2016/05/18(水) 06:52:41 :
- 期待
-
- 112 : 2016/05/18(水) 15:24:15 :
- 自分のペースでいいので頑張ってください!
そう...放置とかしなけれb ガリッ ブシャァァァァ!
-
- 113 : 2016/05/18(水) 15:56:12 :
- 放置したらぶっk ガリッ ブシャァァァァ!
-
- 114 : 2016/05/18(水) 16:37:20 :
- 自分のペースでゆっくり書いて下さい
そしたらこちも楽しみが増えるので
-
- 115 : 2016/05/18(水) 21:38:59 :
- グンタ「そのピアスは何だ?」
エレン「これは、お互いをいつも近くに感じられる様にって意味を込めて買ったんです。アメジストっていう宝石です」
エルド「アメジストの石言葉は確か……」
オルオ「そんな事はどうでもいい。訓練兵の身分でチャラチャラしやがっ ーーーー」ガリッ ブシャァァァァ!
ペトラ「(天罰…)そろそろ終わりにしよっか。いい時間だし、もうお腹いっぱいだよ」
グンタ「なら、最後にレンの目標を聞いて終わりにしようぜ」
エレン「はい、俺の目標は"未来の変更"です。俺がこれからやっていく事で少しでも良い結果にしていけたらと思ってます」
-
- 116 : 2016/05/18(水) 21:43:35 :
- ーーー 後片付け等終了
ーーー
ーーー
ガチャ
エレン「お風呂沸きました。皆さんからどうぞ」
オルオ「兵長からどうぞ」
リヴァイ「そうか……なら先に入らせてもらおう」スッ スタスタ
バタン
エルド「なあレン、さっきは聞きずらかったんだが……"巨人になる"ってのはどんな感じなんだ?」
エレン「どんな感じか、です……感覚的には自分の身体にどんどん肉の層が重なって大きくなる感じですね。
本体に届かなければ痛覚も無いので、分厚い盾で守られてる様なイメージでしょうか」
エレン「けど、巨人を制御出来なくなると何と言いますか……もう一人の人格に半分乗っ取られる感じですね。
思考が纏まらなくなって闘争本能が先走りますので敵味方関係無く攻撃するかもしれません」
-
- 117 : 2016/05/18(水) 21:46:54 :
- エルド「大変なんだな……」
ペトラ「巨人化できる様になったのはいつからなの?」
エレン「それは最後に教えますよ。巨人を全員駆逐すればいくらでもお話する時間はあります」
ペトラ「(ん…?「最後」のニュアンスが「最期」に聞こえた気がするけど……気のせいかな………)」
ガチャ
リヴァイ「上がったぞ。お前らも入れ」
エルド「なら次は俺だ」ガタッ
ーーー 全員入浴終了
ーーー
ーーー 廊下
エレン「それじゃあ、おやすみなさい」ガチャ
ペトラ「おやすみレン」ガチャ
バタン
シガー『エレン』
〜部屋の並び〜
リヴァイ
階段
エルド
グンタ
オルオ
空き部屋
ペトラ
エレン
-
- 118 : 2016/05/18(水) 21:51:55 :
- エレン「何か用か」ゴロン
シガー『ライナー達はしばらく動かない
シガー『訓練所ではお前はこの前の休暇で大怪我をして訓練所を去ったと伝えられている。ライナー達はここで動き出すのはマズいと思ってしばらくじっとしているだろう』
エレン「……」
シガー『ただ動きが遅くなるだけならこちらとしても好都合だが、監視を頼んでいるアルミン達が焦って無理をしだす可能性が高くなるからな……何か手を打たないと』
エレン「一応手紙書くか。アルミンは頭が良いから大丈夫だろうが……ミカサとヒストリアは心配だからな」
シガー『そうだな、それがいいだろうな』
エレン「けど、今書いても早とちりにしかならないからな……少し時間置いてから書いて、届けてもらえる様に団長に頼む事にする。
その時期を見極めるためにも監視頼むぞ」
シガー『あぁ、分かった。おやすみ』
-
- 119 : 2016/05/18(水) 21:56:37 :
- ーーー
ーーー 半年後
ーーー 訓練所
アルミン「(レンに頼まれてライナー達の監視を始めてからもう半年位経つけど……3人は集まったりするどころか一緒にいる時間すら減っている………)」
アルミン「(ライナーとベルトルトは前とあまり変わらなく感じるけど、アニは周りと一層距離を置いている様に見える)」
アルミン「(ライナー達に動きがないのだけならまだいい。問題は、この頃レンは死んだんじゃないかという噂が流れ始まってミカサとクリスタにストレスが溜まってきている事だ……)どうしよう…」アタマカカエル
ライナー「どうしたアルミン、悩み事か?」スッ
アルミン「ライナー……うん、ちょっとね」
ライナー「もしかして、レンが死んだって噂を気にしてるのか?あんなのデマに決まってるんだから気にするなよ」ポン
アルミン「うん……僕は大丈夫なんだけど、ミカサがね………レンの事について根掘り葉掘り聞かれて回ってるみたいで、精神的疲労が結構溜まってるんだ。
何かリフレッシュするきっかけでも無いかな……って思ってさ」
-
- 120 : 2016/05/18(水) 21:57:13 :
- 今日はここまでです。
明日は19時頃に更新します
-
- 121 : 2016/05/18(水) 22:41:53 :
- おる・・リヴァイ「焦らせてごめん、自分のペースでかいてほし」ガリッ ブシャァァァァ! イリョウハン!ホウタイモッテコーイ!!
-
- 122 : 2016/05/19(木) 19:52:07 :
- ライナー「前から聞こうと思ってたんだが…レンとミカサってどういう関係なんだ?2人はいつも家族って言ってるけど苗字が違うだろ?」
アルミン「あ…うん……2人は血の繋がった家族ではないんだよ」
アルミン「レンから聞いた話なんだけど……
ミカサが小さい時に、ご両親が人攫いにころされてね……ミカサももう少しで売られるところだったらしいんだ。今では東洋の血は珍しいからね」
アルミン「その日偶然イェーガー先生の往診について行ってたレンが人攫いの隠れ家を見つけてミカサを助けたんだ」
アルミン「その後イェーガー先生はミカサには療養が必要だって事でミカサを養子として引き取ったんだよ。
ミカサがいつも巻いているマフラーは、その時レンがミカサにあげた物で、ミカサに生きる暖かさをくれた宝物なんだって」
-
- 123 : 2016/05/19(木) 19:56:39 :
- ライナー「そんな事情が……すまんな、軽い気持ちで聞いて。俺もミカサのリフレッシュに出来るだけ協力する、何でも言ってくれ」
アルミン「うん、ありがとうライナー」
眼鏡教官「そこの2人、話をするとは余裕だな!廊下で立っていろ」
コンコン
キース「アルレルト、アッカーマン、レンズ訓練兵はいるか」ガチャ
アルミカクリ「ハッ!」スクッ バッ!ケイレイ
キース「付いて来い」スタスタ
アルミカクリ「ハッ」スタスタ
バタン
眼鏡教官「……ならブラウン訓練兵、廊下で立っていろ。座学が終わったらグラウンド10周だ」
ライナー「ハッ……」
-
- 124 : 2016/05/19(木) 20:00:02 :
- ーーー
ーーー
ーーー 教官室
キース「入れ」ガチャ
アルミカクリ「」スッ
アルミン「!!」
アルミン「エルヴィン・スミス調査兵団団長……!」
ミカクリ「誰?」
アルミン「調査兵団現団長だよ!長距離索敵陣形の考案者で、壁外調査の死亡率を格段に下げた!!
お会い出来て光栄です!」バッ!ケイレイ
エルヴィン「私は考えただけだ。全ては部下達の働きのお陰だよ。
君はアルミン・アルレルトだね?レンの言っていた通りだ」
エルヴィン「そして君達はミカサ・アッカーマンとクリスタ・レンズで合ってるかな?」
アルミン「はい!でも団長は何故ここへ?まだ報告出来る様な変化は何も起こってませんが……」
-
- 125 : 2016/05/19(木) 20:00:44 :
- 期待
-
- 126 : 2016/05/19(木) 20:03:01 :
- エルヴィン「レンがどこからか訓練所で自分が死んだと噂が流れているという情報を掴んできてね、君達宛に手紙を預かってきている」スッ
ミカクリ「レンから!?」
エルヴィン「あぁ、それとこれはクリスタ宛に」スッ
クリスタ「私にだけ…ですか?」
エルヴィン「そうだ。渡すだけなら私以外でも良いんじゃないかと言った団員もいたんだが、レンに一度会ってみてくれと言われてね。来てよかったよ」
エルヴィン「手紙は確かに渡したよ。それでは教官、私はこれで」バッ!ケイレイ
アルミン「団長」
エルヴィン「何かな」
アルミン「レンに、自分の事も大切にとお伝えください」ペコリ
エルヴィン「分かった」クルッ スタスタ
ガチャ バタン
-
- 127 : 2016/05/19(木) 20:05:53 :
- キース「手紙を読む時はここで読め。外で他の奴らに見られてまた変な噂が流れてはかなわん」
ミカサ「しかし、まだ訓練が……」
キース「ならば夕食の後にここへ来て読め。鍵は開けておく」
アルミン「ありがとうございます。では僕達これで」クルッ スタスタ
ミカクリ「失礼します」ペコリ クルッ スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー 廊下
スタスタ
アルミン「まさかこのタイミングでレンから手紙がくるとはね」
ミカサ「アルミンはどんな内容だと思う?」
アルミン「団長が言ってた事を踏まえるとおそらく噂についての内容じゃないかな」
アルミン「(レンはどうやって噂の事を聞きつけたんだろう?)」
-
- 128 : 2016/05/19(木) 20:11:44 :
- 今日はここまでです。
-
- 129 : 2016/05/19(木) 21:02:11 :
- きたい
-
- 130 : 2016/05/19(木) 22:57:52 :
- 期待!!×999
-
- 131 : 2016/05/20(金) 07:11:00 :
- 期待
-
- 132 : 2016/05/20(金) 08:28:15 :
- ( ^o^)<ンンンンンンンンンンンンンンンwww期待!(;//́Д/̀/)ハァハァ
-
- 133 : 2016/05/20(金) 19:07:53 :
- クリスタ「……」
アルミン「どうかしたの?クリスタ」
クリスタ「え?…うん……私だけ別に手紙があったでしょ?何が書いてあるのかなって……思って…」
ミカサ「確かに。それは私も気になる。そして羨ましい」
アルミン「僕も気になるけど今は訓練に集中しなきゃ。それを読むためにも今日の残りの訓練も頑張ろう!」
ミカクリ「ええ(うん)」
ーーー 訓練後
ーーー
ーーー 食堂
ミーナ「今日のミカサ、途中からなんだか調子良さそうだったね!何かあったのかな?」
アニ「さあね…何かいい事でもあったんじゃない?」
アルミカクリ「ごちそうさま」ガタッ
ジャン「今日は早いな、3人共」
アルミン「うん、ちょっとね」
クリスタ「行く所があるんだ」
ユミル「なら私も行くぞ。天使を1人だけにできるか」ガタッ
クリスタ「ごめんねユミル、3人で行かなきゃ駄目なの。1人だけじゃないから安心して待っててね?」ニコッ
ユミル「……クリスタがそこまで言うなら」スッ
クリスタ「ごめんね」スタスタ
ミカサ「では皆、おやすみなさい」スタスタ
-
- 134 : 2016/05/20(金) 19:10:44 :
- ーーー
ーーー
ーーー 教官室
コンコン
「入れ」
アルミン「失礼します」ガチャ
キース「先程も言ったが手紙はここでのみ読むようにしろ。その代わり、何度ここを使っても構わん」
アルミン「ありがとうございます」
クリスタ「」ペラッ
ーーーーーーーーーー
アルミン、ミカサ、クリスタへ
元気か?俺は今、調査兵団の特別作戦班と一緒に生活している。"例の日"に一番活躍するのは特別作戦班だろうから先に信頼関係を築く必要があるんだと。
ただ、前に言ってた半年って期間は調査兵団本部で過ごす予定の期間で、特別作戦班との期間は伝達ミスで知らされてなかった。
だから俺、訓練所には戻らないでこのまま調査兵団に入団する事にした。
ーーーーー
アルミカクリ「えっ!?」
-
- 135 : 2016/05/20(金) 19:15:47 :
- ーーーーー
俺も本当は訓練所に戻って皆と、お前らと訓練したい。けど、少しの間訓練所に戻る為だけに調査兵団の人達との関係を蔑ろにして"例の日"に少しでも悪い結果が生まれたら元も子も無い。だから本当に悪いとは思うが我慢してくれ。
俺は、意識は戻ったが自由に動けなくなったという理由で完全に兵士を辞めたって事になる予定だ。多分来年に入ったあたりに教官からそう説明されるだろう。
来年になったら一度だけ訓練所に行く。その時は食材を届けに来た生産者として訓練所に行く事になる。その日は1日訓練が無い様になってる筈だからたくさん話そうな!
話は変わるが、今訓練所では、俺が死んだって噂が流れているらしいな?事情をしっているお前らは大丈夫だろうが、それでライナー達が動かなくなってそろそろミカサあたりがピリピリし始めてるんじゃないかと思ってな。一応釘を差しておこうと思ってこの手紙を書いたんだ。
ーーーーー
アルミン「レンにはお見通しだね」アハハ
ミカサ「(見透かされていた…恥ずかしい……)////」
クリスタ「……」ムゥ
-
- 136 : 2016/05/20(金) 19:19:00 :
- ーーーーー
もう一度念押しするが、無茶だけはするな。
動きが無ければそれでいい。無茶をして狙いがバレたり、万が一の事が起こるのだけは阻止してくれ。
何も成果が出なかったからといって俺はお前らが役立たずだなんて思ったりしないから約束してくれ。俺は仲間を失いたくないんだ。
上記の理由で、お前らと休暇を合わせて会う事が出来るのは今年中…それも一度、多くても二度だろう。
詳しくはクリスタ宛に書いた手紙の最後に書いてあるから後で聞いてくれ。
残りの訓練所生活も頑張れよ!
卒業したら立派な兵士として会おうぜ!!
P.S
クリスタ宛の手紙はクリスタ1人で読んでくれ。
レン・イェーガー
ーーーーーーーーーー
-
- 137 : 2016/05/20(金) 19:20:38 :
- アルミン「レンは元気みたいだね」チラッ
ミカクリ「戻ってこない…」ショボ-ン
キース「読み終わったか」スタスタ
アルミン「あ、はい。あの…教官はレンの事は……」
キース「エルヴィンから聞いている。
貴様らは事情を知っているだけに辛いとは思うが、イェーガーも貴様らも公に心臓を捧げた兵士だ。人類の為に自身の自由を犠牲にするのは義務であり、責務なのだ。理解しろ」
キース「読んだのなら部屋に戻れ。レンズ訓練兵の手紙は持ち出しても構わん。だが、他の訓練兵に見つからない様にしろ」
アルミカクリ「ハッ」バッ!ケイレイ
-
- 138 : 2016/05/20(金) 19:20:55 :
- 期待
-
- 139 : 2016/05/20(金) 19:21:32 :
- 今日はここまでです。
急いで書いたので誤字脱字ありましたら、ご指摘お願いしますm(_ _)m
-
- 140 : 2016/05/20(金) 20:08:54 :
- ガンバてー期待します( ̄▽ ̄)ゞ
-
- 141 : 2016/05/20(金) 21:56:25 :
- クリスタ宛の手紙めっちゃきになる〜
-
- 143 : 2016/05/21(土) 21:43:39 :
- まだかな?
-
- 144 : 2016/05/21(土) 21:46:28 :
- ーーー
ーーー
ーーー 女子寮 トイレ
クリスタ「ここなら… 」ペラッ
ーーーーーーーーーー
ヒストリアへ
この手紙を読んでるって事は3人に宛てた方は読んだ後だろうから世間話は省くぞ。
何故ヒストリアにだけ別で手紙を書いたのかというと、ヒストリアにしか出来ない頼み事があるからだ。
巨人を駆逐していく中では、犠牲者が増えていくのは避けられない。そうすれば兵士1人あたりの負担が増え、その分兵士の士気を維持する為のコストも増える。という事は、生産者や納税者の負担も増えていく。
そうなれば、いずれ壁の中で反乱が起きて人間同士の争いが始まる。
ーーーーー
クリスタ「そんな……!」
-
- 145 : 2016/05/21(土) 21:49:03 :
- ーーーーー
だから、そうなったらヒストリアには新しい王として壁の中を統一して欲しいんだ。
まだ教えていなかったが、今王の座についているフリッツ家は本当の王家じゃない。王家の血筋に入ってはいるが分家みたいなものだ。
実質的な権利を持つ本当の王家はお前の家…レイス家だ。
ーーーーー
クリスタ「!!私が…王家の人間……!?」
ーーーーー
俺達が巨人を駆逐し終わるまでだけでも良い。
王となって壁の中を統制し、反乱を抑えてくれないか?巨人がこの世からいなくなれば領土も戻り、人々の生活も戻り、また平穏な暮らしがやってくる。そうしたら……
ーーーーー
クリスタ「あれ?続きが…」ペラッ
ーーーーー
俺の想いをもう一度伝えるから、その時は結婚してくれないか?
ーーーーー
クリスタ「!!」
-
- 146 : 2016/05/21(土) 21:54:21 :
- ーーーーー
返事はその時にしてくれ。
P.S
休暇の事についてはもう1枚の方に書いてある。
二人きりとはいかないかもしれないが会えるのを楽しみにしてる。
レン・イェーガー
ーーーーーーーーーー
クリスタ「レン……好きだよ」ギュッ
クリスタ「もう一1枚は…これだね」カサカサッ
ーーーーーーーーーー
次の休暇、お前らが暇だったら調査兵団旧本部に来ないか?2日とも出かける事は出来ないかもしれないが、特別作戦班の皆さんを紹介する。
それに、お前らさえ良ければ稽古をつけてくれるそうだ(まあ、休暇中だからやりたくはないだろうが)。
もし来れるならキース教官に伝えてくれ。こっちへの送迎をしてくれる事になっている。
泊まりになるから着替えは必要だぞ。
他の必要な物は自分達で考えてそれぞれ持ってきてくれ。
訓練を受けるなら立体機動装置もな。教官に許可は通してある。
ーーーーーーーーーー
クリスタ「休暇中に訓練かあ……大変だけど、久しぶりにレンと一緒に訓練したいから頑張ろうかな。
2人にも教えてあげなくちゃね。アルミン…は今日はもう無理だからミカサには言っておこう」ガチャ
スタスタ
-
- 147 : 2016/05/21(土) 22:00:15 :
- ーーー
ーーー
ーーー 女子寮 部屋
ガチャ
クリスタ「ミカサ〜」キョロキョロ
ミカサ「ここにいる。どうしたのクリスタ」スクッ
クリスタ「あのね、今度の休暇にカクカクシカジカで……」ヒソヒソ
ミカサ「行く」
クリスタ「うん、ミカサならそう言うと思ったよ。明日一応アルミンにも聞くけど……」
ミカサ「答えがどちらかは決まっている。クリスタも分かっている筈」
クリスタ「だよね。装置はどうする?私は持っていくけど」
ミカサ「私も持っていく。どんな内容なのか今から楽しみ」
クリスタ「なら、明日中にアルミンに聞いて教官に返事しちゃおうか」
ミカサ「そうしよう」コクン
クリスタ「それじゃあ私、今日はもう寝るね。おやすみ!」
ミカサ「おやすみクリスタ」ニコッ
-
- 148 : 2016/05/21(土) 22:05:03 :
- ーーー
ーーー 翌日 訓練中
ーーー グラウンド
ザッザッザッザッ
キース「遅い!そんなザマでは巨人の餌にしかならんぞ!もっとペースを上げろ!!」
アルミン「キ…キツい……」ハァハァ
クリスタ「私も……あ………」ハァハァ
アルミン「どうかしたの?クリスタ」ハァハァ
クリスタ「うん、この訓練終わったら…話すよ。今は頑張って…付いていかないと……」ハァハァ
ーーー
ーーー 訓練終了
ーーー
キース「本日はこれまで!解散!」
訓練兵「「「ハッ!!」」」バッ!ケイレイ
クリスタ「アルミン!」タタタタ
アルミン「お疲れ。さっきの話かな?」
クリスタ「うん、実は手紙にカクカクシカジカで……」
アルミン「行くよ!絶対!」
ミカサ「やっぱり予想通りの答えだった」フフッ
アルミン「これを断る理由なんて無いよ!早く教官室に行こう!」ダッ
クリスタ「あっ!ちょっと待って!」ダッ
ミカサ「(2人共、さっきまで訓練の疲れでヘトヘトだったのに……)」ダッ
-
- 149 : 2016/05/21(土) 22:06:41 :
- 今日はここまでです。
明日は午後に予定があるので午前中に投稿する事になります。
-
- 150 : 2016/05/21(土) 22:08:28 :
- 期待です‼︎
-
- 151 : 2016/05/22(日) 10:35:18 :
- ーーー
ーーー
ーーー 教官室
コンコン
「入れ」
アルミン「失礼します」ガチャ
キース「どうした」
アルミン「休暇の件についてご報告を」
キース「それで?」
アルミン「アルミン・アルレルト」バッ!ケイレイ
ミカサ「ミカサ・アッカーマン」バッ!ケイレイ
クリスタ「クリスタ・レンズ」バッ!ケイレイ
アルミン「以上3名、全員今度の休暇の件を受諾したく思います」
キース「分かった。なら休暇初日の朝食後に馬小屋に来い。馬車を用意しておく」
アルミカクリ「ハッ!ありがとうございます!」バッ!ケイレイ
アルミン「ではよろしくお願いします。失礼します」
キース「フッ(あんなに目を輝かせおって……余程嬉しいのだな)」
ガチャ バタン
アルミン「さあ、じゃあ休暇までの残りの訓練頑張ろうか!」
-
- 152 : 2016/05/22(日) 10:39:50 :
- ーーー
ーーー
ーーー 旧調査兵団本部
エレン「(あいつら来るかな……)」ボーー
シガー『(来ないと思ってるのか?)』ハァー
ペトラ「どうしたのレン?さっきから集中出来ててないみたいだけど」
エレン「あ…すいません。ちょっと気になる事がありまして……」
グンタ「考え事をしながらでも姿勢制御で微動だにしないとはな……」
エレン「……ベルト変えますね」
グンタ「おう」キュルキュルキュルキュル
カチャカチャ
エレン「お願いします」
キュルキュルキュルキュル
エレン「ふっ…くっ……」ギシ ギシ ピタッ
ペトラ「1、2、3、4、5 ーーーー」
-
- 153 : 2016/05/22(日) 10:42:08 :
- ーーー
ーーー
ーーー
ペトラ「ーーーー 599、600、601、602……」
エレン「うわっ!」グルンッ
エルド「ついに10分超えたか」
エレン「……やっと目標達成ですね」ハァ ハァ
リヴァイ「これだけ出来れば事故でいきなり壊れてもそのまま食われる事は無いだろうな」
エレン「はい、ありがとうございます」
リヴァイ「お前らもさっさと出来る様になれ。まだレンの半分も出来てないだろうが」ギロッ
エルオルグンペト「「は、はい!」」ビクッ
兵士の実力は確実に前回よりも上がっている。
問題はヤツらの方だな・・・・・
-
- 154 : 2016/05/22(日) 10:46:54 :
- ーーー
ーーー
ーーー 2週間後
キース「本日の訓練はこれまで!解散!」
訓練兵「「「ハッ!!」」」バッ!ケイレイ
スタスタ
クリスタ「いよいよ明日だね」
ミカサ「ええ、とても楽しみ」
アルミン「明日ちゃんと起きないとね。寝過ごしたら早々に教官の頭突きだよ」
ユミル「クリスタ〜明日街に行こうぜ!」ガバッ
クリスタ「きゃっ!ユミルか、びっくりした〜。
でもごめんね?今回の休暇はもう予定決まって……」
ユミル「なら私も付いて行くぞ。天使を1人で歩かせてたらどんな奴に絡まれるか知ったもんじゃねぇ」
クリスタ「大丈夫だよ、ミカサと一緒だし。ね、ミカサ」
ミカサ「ええ、安心して」
ユミル「……なら良いか……ミカサ、クリスタに怪我させたら許さねぇからな」スタスタ
アルミン「(ユミルは、ミカサが一緒にいるのに絡まれて怪我をする可能性をかんがえられるの?)」
-
- 155 : 2016/05/22(日) 10:52:10 :
- アルミン「それじゃあ、僕は寝るね。今日はもう限界だよ」
クリスタ「何も食べないの?」
アルミン「流石に何も食べないともたないから一応パンは持っていくよ」
ミカサ「私達は食べに行こう」
クリスタ「うん」
アルミン「おやすみ」
ミカクリ「おやすみアルミン」
ーーー 夕食等終了
ーーー
ーーー 女子寮 部屋
クリスタ「それじゃおやすみ」
ミカサ「おやすみなさい」
ーーー
ーーー 翌日 早朝
ーーー 馬小屋
キース「そろそろ準備するか…ん?あれは……」スタスタ
キース「貴様ら…何をしている」ザッ
アルミン「あ、教官 おはようございます!」バッ!ケイレイ
クリスタ「おはようございます!」バッ!ケイレイ
キース「まだ朝食の時間にもなっていないが?」
クリスタ「それは…その……」チラッ
アルミン「レンに会うのは久しぶりなので、興奮して寝れませんでした」アハハ
アルミン「今日は馬車で連れて行っていただけるというので、馬にブラシがけを」
-
- 156 : 2016/05/22(日) 10:56:29 :
- キース「成程な……アッカーマンはどうした?」
クリスタ「ミカサは逆にぐっすり眠っています。「レンと少しでも長く一緒にいる為に今の内に寝ておく」だそうです」
キース「そうか。ならアッカーマンを起こして朝食を食べてこい。残りの準備は私がやっておく。
貴様らが揃い次第出発する」
アルクリ「ハッ!」バッ!ケイレイ
スタスタ
クリスタ「なら私はミカサを起こしてから行くね」
アルミン「なら席をとっておくよ」
クリスタ「うん、よろしく!」タタタタ
ーーー
ーーー
ーーー 食堂
アルミン「とは言っても朝食の時間になったばかりだから誰も居ないと思うけどね……」アハハ
「ーーーー し、そろそろ良いんじゃないかい?」
アルミン「(アニ…と、他はライナー……ベルトルト……)」ピタッ
アニ「もう大分収まった。そろそろ動かないと逆に間に合わなくなるよ」
ベルトルト「そうだね……ライナー、僕もそろそろ頃合いだと思うけどどうするんだい?」
-
- 157 : 2016/05/22(日) 10:58:22 :
- >>150
ありがとうございます
今日はここまでです。
こんな時間の投稿で申し訳ないです。
明日は19時頃からの投稿になります。
-
- 158 : 2016/05/22(日) 12:06:56 :
- アルミン達がいなくなる時に動くのか・・・
期待
-
- 159 : 2016/05/22(日) 17:06:19 :
- 面白い!
期待!
-
- 160 : 2016/05/22(日) 18:15:38 :
- ライナー…
いいやつだったな
ホモだけど
-
- 161 : 2016/05/22(日) 19:15:17 :
- きたい
-
- 162 : 2016/05/22(日) 23:03:43 :
- 160
だな、ホモだったけど
-
- 164 : 2016/05/23(月) 21:15:35 :
- ライナー「そうだな……レンの事は気掛かりだが、俺達は戦士だ。果たすべき使命は全うしないと。
よし、なら ーーーー」
ミカサ「おはようアルミン」
アルミン「(!!忘れてた…)お、おはようミカサ」
ミカサ「どうかしたの?」クビカシゲ
アルミン「い、いや、何でもないよ。朝食食べようか」ガチャ
ライナー「お、おう、ずいぶんと早いなお前ら(朝イチ天使降臨)」
クリスタ「ライナー達もずいぶん早いね」
ミカサ「ライナーとベルトルトはともかく、朝に弱いアニが起きているのは本当に珍しい」
アニ「……別に良いだろ……私だって早く起きる時くらいあるさ」フイッ
ライナー「僕達はもう食べたから行こうぜ、ベルトルト。またなアニ」ガタッ
ベルトルト「う…うん、そうだね。じゃあアニ、また」ガタッ
アニ「はいはい」
アルミン「……僕達も食べようか………」
ミカクリ「?」
-
- 165 : 2016/05/23(月) 21:17:25 :
- ーーー
ーーー
ーーー 馬小屋
アルミン「教官」ザッ
キース「来たか 乗れ」クルッ
アルミカクリ「はい」スッ
パカラッパカラッ パカラッパカラッ
ーーー
ーーー 昼過ぎ
ーーー 旧調査兵団本部
キース「着いたぞ、降りろ」
アルミカクリ「ありがとうございました」ペコリ
キース「明日の夕方頃に迎えに来る。その時までに準備を済ませておけ」
アルミカクリ「ハッ!」バッ!ケイレイ
キース「短い時間だが楽しめ」
パカラッパカラッ パカラッパカラッ
アルミン「……あれ?僕達ここからどうすれば良いんだろう」
ミカクリ「あ」
「あれ?貴方達が訓練兵の3人?」
アルミカクリ「」クルッ
-
- 166 : 2016/05/23(月) 21:19:05 :
- ペトラ「初めまして。私は調査兵団特別作戦班所属のペトラ・ラル」
アルミン「訓練兵所属、アルミン・アルレルトです」バッ!ケイレイ
ミカサ「同じくミカサ・アッカーマンです」バッ!ケイレイ
クリスタ「同じくクリスタ・レンズです」バッ!ケイレイ
ペトラ「よろしくね。案内するから付いて来て」クルッ スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー グラウンド
ペトラ「ここがグラウンドよ。今ちょうど訓練してるところだから」
アルミン「あの…レンはどこに?」キョロキョロ
ペトラ「あそこ」ユビサシ
エレン「……」ギリッ
エルド「ーーーー」
ペトラ「行こうか」スタスタ
アルミン「はい」スタスタ
ミカクリ「」スタスタ
-
- 167 : 2016/05/23(月) 21:21:28 :
- エレン「ふっ……うわっ!」グルッ
ンレエ「やっちまった…どうでした?」
エルド「648秒。記録は伸びてるが……やはり7分辺りから不安定になるな」
ペトラ「レン、3人が来たよ」スタスタ
アルミン「久しぶりだね、レン」
クリスタ「久しぶり レン!」
ミカサ「久しぶり。なんでレンが姿勢制御なんかで失敗してるの?」
エルド「(姿勢制御"なんか"って……)」
グンタ「下ろすぞ」
キュルキュルキュルキュル
エレン「ありがとうございます、グンタさん。
ミカサ、これはあの時の壊れたベルトだ」スッ
アルミン「何でそのベルトで?」
エレン「作戦中に装置が壊れる可能性は0じゃないからな。その時に対処出来る様に訓練してるんだ。
ちなみにボーダーラインは600秒だ」
-
- 168 : 2016/05/23(月) 21:24:01 :
- ミカサ「成程、それで……」
オルオ「オイ、ガキ共…挨拶はどうした。今期は挨拶も出来ない礼儀知らずしかいないのか?」ズイッ
アルミン「ハッ!失礼しました!訓練兵所属アルミン・アルレルトです!」バッ!ケイレイ
ミカサ「同じくミカサ・アッカーマンです」バッ!ケイレイ
クリスタ「同じくクリスタ・レンズです!」バッ!ケイレイ
オルオ「フッ……調査兵団特別作戦班所属討伐数39体、討伐補佐数9体のオルオ・ボサドだ」
ペトラ「(舌噛めば良かったのに……)」
エルド「同じくエルド・ジンだ。よろしくな」
グンタ「俺はグンタ・シュルツ。よろしくな」ニッ
エレン「調査兵団特別作戦班所属レン・イェーガーだ。久しぶりだな、お前ら!!」ニコッ
アルミン「もう所属班が決まってるの?」
エレン「?ああ」
アルミン「……そう」
ミカサ「あの、班長はどなたですか?」
「俺だ」
-
- 169 : 2016/05/23(月) 21:25:56 :
- エレン「あ、おかえりなさい兵長」
アルミカクリ「!!」クルッ
リヴァイ「調査兵団特別作戦班班長のリヴァイだ」
アルミン「リ、リヴァイ兵士長……!?」
リヴァイ「そうだが……お前は…アルミン・アルレルトか」
アルミン「え……何で僕の名前を………?」
リヴァイ「レンから聞いている。頭の良い自慢の幼馴染みの1人だとな」
アルミン「レン……」クルッ ウルウル
エレン「何だよ、本当の事だろ」
アルミン「ありがとう……」ポロポロ
エレン「?」
リヴァイ「それで……お前はミカサ・アッカーマンだな」
ミカサ「はい」
リヴァイ「レンとアルミンにあの技術を教えたのはお前らしいな。東洋の血を引いてるらしいが……」
ミカサ「……」
-
- 170 : 2016/05/23(月) 21:26:35 :
- 今日はここまでです。
明日の今頃にまた更新します
-
- 171 : 2016/05/24(火) 00:32:29 :
- くぅぅテスト勉強しないでこれを見てしまう(゜Д゜)
-
- 172 : 2016/05/24(火) 00:34:17 :
- 俺もだ明日テストだぁー
けど見る!
-
- 173 : 2016/05/24(火) 06:17:11 :
- 期待
-
- 174 : 2016/05/24(火) 21:16:12 :
- リヴァイ「……」
ミカサ「……」
リヴァイ「フッ……悪くない」
エルオルグンペト「「!!」」
リヴァイ「さて……クリスタ・レンズ………」クルッ
クリスタ「は、はい!」ビクッ
リヴァイ「お前だろ、レンの女ってのは」
エレリヴァ以外「「え!!?」」
アルミカ「レン!どういう事!?」ズイッ
エレン「まあまあ…落ち着けお前ら。兵長…なんで分かったんですか?」
リヴァイ「そいつだけレンを見る目が他の奴と違った。それに、そいつがしているピアス見て気付かないと思うのか?」
アルミカ「え?ピアス?」クルッ
クリスタ「(私…そんなに分かり易いのかな……)////」ウツムク
ピアスキラッ
ペトラ「本当だ……」
ペトラ「レン、誰にも言ってないの?二人の事」
エレン「言ったじゃないですか、直前の休暇の時だって。他の奴らに言う時間なんてありませんでしたよ。
それに、俺がそういうの言いふらしたり自慢する性格だと思いますか?」
-
- 175 : 2016/05/24(火) 21:18:32 :
- ペトラ「それはそうだけど……」
アルミン「なら手紙に書いてよ!せっかく送ってくれたんだからさあ!!」
エレン「えぇ〜……」
アルミン「「えぇ〜……」じゃないよ!なんで親友の僕達に教えてくれないのさ!」
ミカサ「知ってたらやれる事があったのに……」
エレン「分かった分かった……今度からは言う様にするから落ち着けって」
アルミン「大体、昔からレンはいつも ーーーー」
ペトラ「(多分昔からこんなやりとりしてるわよね……)」
グンタ「大変だな、レンの幼馴染みも」ハハハ
ーーー
ーーー
ーーー
リヴァイ「さて……話はそろそろいいだろう。お前ら三人はさっさと荷物を置いてこい。レン、案内してこい。他は次の訓練の準備だ」クルッ
リヴァイ以外「「ハッ!!」」バッ!ケイレイ
-
- 176 : 2016/05/24(火) 21:21:38 :
- ーーー
ーーー
ーーー 旧本部2階
エレン「俺の部屋ここだから、向かいの三部屋を使ってくれ」
アルミカクリ「分かった」コクン
ガチャ
エレン「昨日掃除しておいたからそんなに汚くはない筈だから安心しろ」
エレン「着替えたら降りて来いよ。荷物見る限り兵服持ってきてるだろ?
俺は入口で待ってるから」
クリスタ「ならまた後でね」
エレン「おう。装置もつけて来いよ」
ーーー
ーーー
ーーー 入口
アルミン「お待たせ」ガチャ
エレン「終わったか?なら行くぞ、こっちだ」スタスタ
-
- 177 : 2016/05/24(火) 21:25:58 :
- ーーー
ーーー
ーーー 裏の林
オルオ「来たか。準備は出来てるぞ」
エレン「はい」スタスタ
アルミン「あの……」スッ
リヴァイ「何だ」
アルミン「これから何の訓練をするのでしょうか?」
エレン「対・知性のある巨人訓練だ」スッ
アルミン「え?」
ガリッ ピカッ ドオォォォン!!
エレン巨人「」シュウゥゥゥ
アルミン「あれが…レンの巨人……」
リヴァイ「訓練開始」
バシュッ バシュッ
アルミカクリ「……」
リヴァイ「どうしたガキ共。これは訓練だ、さっさと立体機動に移れ」スタッ
アルミン「しかし……もし万が一にでも中のレンに当たったら……」
エルド「安心しろ。よっぽど速く回り込まない限り当てられないからな」
グンタ「当たっても"入らない"しな。
そうだ、試しにやってみれば分かるだろ。レン!」
エレン巨人「」クルッ
-
- 178 : 2016/05/24(火) 21:30:22 :
- グンタ「こいつら、お前の本体に攻撃が当たらないか不安らしいんだ」
グンタ「だから今から攻撃させるから"アレ"頼む」
エレン「」コクッ クイクイ
エルド「ほれ、思いきりやってこい」ドン
クリスタ「本当に大丈夫なんですか……?」
ペトラ「大丈夫よ。ここにいる人、いや人類の中で仕留められる確率はリヴァイ兵長が出来るかどうか位だから」
ミカサ「……なら、やります」クルッ
ミカサ「レン、安全だと分かっていても攻撃するのは気が引けるけど……ごめんなさい」
エレン巨人「」フルフル ウナジトントン
ミカサ「いきます」パシュッ
ミカサ「ふっ!」ギュイィィィン シュッ!
-
- 180 : 2016/05/24(火) 23:03:58 :
- ありがとう 感動だ!!
期待!
-
- 181 : 2016/05/25(水) 07:45:05 :
- 世界史オワタ
頑張ってください
-
- 182 : 2016/05/25(水) 21:22:10 :
- ガギィン! バキッ
アルミカクリ「!!」
ミカサ「ブレードが……何故………?」パシュッ スタッ
クリスタ「一体何が……」
グンタ「分からないなら次やってみたらどうだ?」
クリスタ「は、はい……」パシュッ
クリスタ「えいっ!」ギュイィィィン シュッ!
ガギィン! バキッ
パシュッ スタッ
クリスタ「また……」
アルミン「(あの音……)次いきます」パシュッ
アルミン「(よく見ろ……!)」ギュイィィィン シュッ!
パキパキ
アルミン「……やっぱりそうか」ガギィン! バキッ
パシュッ スタッ
グンタ「これで分かったか?レンの巨人は ーーーー」
-
- 183 : 2016/05/25(水) 21:25:18 :
- アルミン「皮膚を硬質化させる事が出来る、だから万が一当たりそうになっても大丈夫……ですか?」
グンタ「……正解だ」
エルド「レンに聞いてた通りだな」
ペトラ「アルミンは本当に頭良いんだね!凄い凄い」ヨシヨシ
アルミン「い、いえ、そんな……」テレテレ
オルオ「チッ……」フイッ
リヴァイ「まあ、そういう事だ。レン、出てこい」
エレン巨人「」コクン
ブシュウゥゥゥ
スタッ スタスタ
リヴァイ「装備の破損はどうだ」
エレン「大丈夫です、マントも無事です」
リヴァイ「ならいい」クルッ
エレン「ありがとうございました」ペコリ
エレン「さて……お前ら、何か質問があるんだろ?」クルッ
-
- 184 : 2016/05/25(水) 21:26:50 :
- 期待
-
- 185 : 2016/05/25(水) 21:29:26 :
- アルミン「ならいくつか良いかな」
エレン「おう」
アルミン「硬質化はどの範囲まで出来るの?出来ない箇所はあるのかい?硬度は?持続可能時間は硬化する範囲によって変わってくるのかな?」
エレン「一つずつな……まず範囲だが、指一本から全身まで自由自在だ。複数箇所を硬化する事も出来る。硬化箇所の制限は特に無い」
エレン「硬度は硬化範囲によって変化してくる。
硬質化は硬化範囲を狭くすればする程硬度が増すんだ。でも全身硬化でも榴弾程度なら耐えられるだろうな」
エレン「最後に持続可能時間だが、これはその時の俺の体力次第だろうな。
万全の状態からならしばらくは保つとは思うが、鎧の巨人みたいに常時硬化は無理だ。それに、やるつもりも無いしな」
-
- 186 : 2016/05/25(水) 21:33:02 :
- アルミン「そうなんだ……なら回数での制限も同じ様な感じと捉えて良いのかな………」ブツブツ
ペトラ「(研究者みたい……)」
ミカサ「何故こんな訓練を?」
ペトラ「え?あ、うん。レンが言うには、超大型巨人と鎧の巨人もレンと同じ原理だろうから自分と戦って少しでも馴れておいた方が良いって」
エルド「まあ、報告によれば超大型巨人は図体がでかいだけだからレンの時とはまた違う戦い方をしなきゃならないだろうけどな。
鎧を相手にする場合を考えるとこの訓練はかなりありがたいな」
クリスタ「でも、鎧の巨人は大砲も聞かなかったと聞いてます……ブレードが効くのですか?」
エレン「考えてみろ。もしも本当に全身をくまなく硬化していたら、開閉扉を破壊する程の速力を出せると思うか?」
-
- 187 : 2016/05/25(水) 21:37:12 :
- クリスタ「そんな事してたら走るどころかまともに動けないんじゃ……」
エレン「そう、当然無理だ。昔使われていた鎧にも、人体の構造上覆えない部分があったくらいだからな。どこか分かるか?」
アルミン「関節部分」ボソッ
グンタ「早っ!」
アルミン「後は、腕と足のつけ根……脇と股くらいかな?」
エルド「(本当に年下か?頭の回転速すぎだろ!)」
ペトラ「(今年の訓練兵はどうなってるの……?)」
ミカサ「成程……その部分なら刃も通る、と……
だけどそれ以前に近づかなければ攻撃も出来ないからレンの巨人と戦って動きに馴れるためにこの訓練がある、という訳ですね?」
エレン「そういう事だ。詳しくは訓練終わってからな」
リヴァイ「気は済んだか……次の訓練に移るぞ」
リヴァイ以外「「ハッ!」」バッ!ケイレイ
-
- 188 : 2016/05/25(水) 21:38:11 :
- 今日はここまでです。
明日明後日は何時に投稿出来るかわかりませんが、しっかり更新はしますので!
-
- 189 : 2016/05/25(水) 22:50:45 :
- 明日楽しみ!
-
- 190 : 2016/05/26(木) 19:54:47 :
- 期待୧꒰๑͒•͈ꇵ͒•͈๑͒꒱୨ᵎᵎ✧
-
- 191 : 2016/05/26(木) 21:26:45 :
- ーーー 訓練終了後
ーーー
ーーー グラウンド
リヴァイ「今日はここまでだ。各自明日に備えて休め」クルッ
エレン「お前らお疲れ。ごめんな?休暇中なのに」
ミカサ「気にしないで。私達がやりたくてやってるだけだから」
アルミン「そうだよ」
クリスタ「むしろレンと久しぶりに訓練出来て嬉しかった!」
エレン「そうか、なら良かった。部屋戻って着替えようぜ」
アルミカクリ「うん」
スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー 食堂
ペトラ「はい、召し上がれ」コトッ
エルド「今日の当番はペトラか」
リヴァイ「いただこう」
リヴァイ以外「「いただきます」」
-
- 192 : 2016/05/26(木) 21:28:02 :
- パクッ
アルミン「美味しい!」
クリスタ「ペトラさんは料理お上手なんですね」
グンタ「訓練所の飯と比べるとまた格別だろ。なんたって特別作戦班No.2の料理上手だからな」
オルオ「フッ、中々だなペトラ……これなら俺の女房に相応しいと言えるだろう」
ペトラ「うっさいオルオ舌噛みきって死ね」
オルオ「息継ぎも無しで言う事無いだろ!!?」
アルミン「この腕前で二番?なら一番はどなたなんですか?」
ペトラ「レンよ」
アルミカクリ「え?誰ですか?」
ペトラ「いや、だからレンだって」
アルミカクリ「……」
アルミカクリ「ええええええええ!?」
-
- 193 : 2016/05/26(木) 21:32:20 :
- エレン「静かに食えよ、埃が舞っちゃうだろ」モグモグ
アルミン「埃なんてどうでもいいでしょ!レンが料理出来るなんて ーーーー」ガタッ
リヴァイ「オイ…アルミン、埃がどうでもいいだと?掃除する苦労を分かって言っているのか?」ギロッ
アルミン「……すみません、興奮してしまって………」ビクッ スッ
アルミン「でもレン、本当にいつから料理出来る様になったんだい?
僕達、レンが料理してたるのを一度も見たこと無いけど」
エレン「母さんが料理してるの見て覚えたんだ」
ミカサ「いつも私が呼びに行くまでアルミンと外の世界についての本を読んでいた。おばさんが料理をしているのを見た事は無い筈」
エレン「……」アセタラー
-
- 194 : 2016/05/26(木) 21:36:18 :
ミカサに言い切られると他に理由の作りようが・・・あ
ミカサ「さあ、答えて。いつ料理を覚えたの?」ズイッ
エレン「お前がウチに来る前に覚えたんだよ。
アルミンと仲良くなる前は友達居なかったからな」
ペトラ「え!?レンって昔友達居なかったの!?」
エレン「今も多くはないですよ。途中でこっちに来てるので」
オルオ「フッ……ガキだな。友達すら作れないとは」
エレン「は?」ガタッ
オルオ「おう、なんだ やるか?」ガタッ
エレン「」ガシッ グイッ スパーン
オルオ「」サカサマ チーン
アルミン「レン……それ、アニの足技だよね?どうして……」
エレン「休暇前の最後の対人格闘の時にアニとやってな、その時に見た」
アルミン「いや、そんな当たり前みたいに「見た」って言われても……その一回だけでマスターしたの?」
エレン「流石に訓練で1回見ただけじゃ無理だ。
時々ライナーがアニにやられてたのも見てたから出来るんだ。皆は知らないと思うが」
-
- 195 : 2016/05/26(木) 21:41:16 :
- アルミン「そうなんだ……(ライナー何やってたの……?)」
エレン「いいからさっさと食えよ。まだ残ってるのお前らだけだし、冷めるぞ?」
アルミン「あ…うん、ごめん」モグモグ
クリスタ「ペトラさん、今度私にも料理教えてくれませんか?」
ペトラ「え〜、レンに教えて貰ったら?手取り足取りで♪彼氏でしょ?」ニコッ
クリスタ「////」プシューー
アルミン「(赤面クリスタ天使)」モグモグ
ミカサ「(これでも凄い美味しいのにレンはこれ以上……食べてみたい)」モグモグ
ーーー 夕食後
ーーー
ーーー 風呂
クリスタ「ん〜〜、気持ちいいですね〜」ホッコリ
ペトラ「訓練で汗かいた後だと余計に気持ちいいのよね〜」
ミカサ「はい……気持ちいいです」
ペトラ「ねぇクリスタ」スッ
クリスタ「はい?」
ペトラ「レンとはどこまでいってるの?」ヒソヒソ
クリスタ「!!な、な、ななな何をいきなり……!」
-
- 196 : 2016/05/26(木) 21:43:09 :
- 今日はここまでです。
明日は早めかかなり遅めに投稿します。
-
- 197 : 2016/05/27(金) 00:09:57 :
- 期待です!!
ペトラww
-
- 198 : 2016/05/27(金) 21:22:10 :
- ペトラ「なんだか気になっちゃって。
実は前に同じ質問をレンにしたんだけど、他の質問に答えてたら結局分からないままお開きになっちゃってたのよ」
クリスタ「そうなんですか……ちなみに、他の質問ってレンにどんな事聞いたんですか?」
ペトラ「えーと……得意・苦手科目……それと………」
クリスタ「(良かった…他はまともだ……)」フゥ
ペトラ「レンとクリスタの出会いとか」
クリスタ「!?」
ペトラ「だって気になるじゃない」
クリスタ「……どこまで聞いたんですか?」ハァ
ペトラ「レンが話して大丈夫と判断した箇所だけよ、後は聞いてないわ。
大丈夫、あなたはいらない子なんかじゃない、必要としている人が大勢いる筈よ」ナデナデ
クリスタ「ペトラさん……」グスッ
-
- 199 : 2016/05/27(金) 21:25:25 :
- ペトラ「大丈夫……」ギュッ
クリスタ「ううっ……」ポロポロ
ミカサ「(私、空気……)」
ペトラ「そろそろ出よっか」
クリスタ「はい……ありがとうございました」ペコリ
ミカサ「」スッ
ーーー 服着る等終了後
ーーー
ーーー 廊下
スタスタ
ペトラ「いや〜、それにしてもレンにあんな事言わせるなんて、クリスタは本当に可愛いわね」
クリスタ「?」
ペトラ「「俺の命はお前のものだ」ーーーー」
クリスタ「それも聞いたんですか!?」
ペトラ「一番大切な事だもの」
クリスタ「うぅ……////」
ミカサ「?何の話ですか?」
ペトラ「レンがクリスタに何て言って告白したのかよ」
ミカサ「……」チラッ
クリスタ「////」プシューー
ミカサ「今度教えてください。卒業後は調査兵団に入りますので」
-
- 200 : 2016/05/27(金) 21:27:41 :
- ペトラ「もう決めてるの?早いわね」
ミカサ「レンとずっと一緒にいます。家族ですから」
ペトラ「そう……いいわね、そういうの。羨ましいわ」
クリスタ「私もペトラさんが羨ましいですよ……」ジーー
クリスタ「綺麗で料理上手、特別作戦班に所属する程の実力者でその上……」ジーー
ペトラ「さっきからどこを見て……」チラッ
ペトラ「!!」バッ!
クリスタ「羨ましい…」ジーー
ペトラ「こ、こんなの邪魔なだけよ?肩凝るし……」
クリスタ「………よ」ボソッ
ペトラ「え?」
クリスタ「そんなに立派なものを持ってる人が言っても、嫌味にしかなりませんよ!!」ムニュムニュ
ペトラ「ちょ、ちょっと!////」
クリスタ「きっとレンだってペトラさんみたいに ーーーー」ムニュムニュ
エレン「俺が何だって?」
クリペト「!!」クルッ
-
- 201 : 2016/05/27(金) 21:29:31 :
- エレン「やけに風呂長いから心配して見に来てみれば……何やってるんですか、二人共………」ハァ
ペトラ「ハァ…ハァ////」
クリスタ「だって……ペトラさんが羨まし過ぎるから…」ジーー
ペトラ「わ、私だって望んでこんなになった訳じゃ無いわよ!」バッ!
エレン「?」
ミカサ「レン、レンはクリスタとペトラさん、どちらの胸が好み?」
エレン「はぁ?胸?」
クリペト「ミカサ!?」
ミカサ「本人がいるなら聞いて確認すれば良いと私は思うので、聞いたまで」
ペトラ「そういうのは時と場所を考えないと!」
クリスタ「そうだよ!」
-
- 202 : 2016/05/27(金) 21:31:26 :
- エレン「何言ってるんですか?三人共」
ミカクリペト「え?」クルッ
エレン「胸なんかでその人間の価値は決まるとでも?」
エレン「少なくとも俺は人を胸で評価したりはしない」
クリスタ「レン……」
エレン「というか、気にした事が無い」
ペトラ「何で?」
エレン「何でって……中身は絶対に変わらないものがありますが、見た目なんてどうとでも変わりますから………」
ペトラ「そっか……レンらしい答えだね」フフッ
エレン「そろそろ戻りませんか?皆待ってますし、いつまでもこんな所にいたら風邪引きますよ」
ペトラ「そうだね、戻ろっか」
ミカクリ「はい」
-
- 203 : 2016/05/27(金) 21:31:55 :
- 今日はここまでです。
-
- 204 : 2016/05/28(土) 16:53:42 :
- ーーー
ーーー
ーーー
クリスタ「お風呂いただきました。皆さんもどうぞ」ガチャ
エルド「おっ、やっと上がったか。なら次は兵長どうぞ」
リヴァイ「お前らもだ」
グンタ「えっ、よろしいのですか?」
リヴァイ「どうせ話をするなら全員でだ」
オルオ「ではお言葉に甘えまして…行くぞ、お前ら」ガタッ
アルエレ「はい」ガタッ
ーーー
ーーー
ーーー 風呂
アルミン「気持ちいい〜」ノビー
エレン「訓練所よりも足伸ばして入れるからな」
グンタ「今は訓練所でもゆっくり入れるのか?俺達の時はほとんど浸かってられなかったもんだが」
アルミン「いえ、施設自体は変わってないと思いますよ。多分これからは伸ばせる様になりますが」
エルオルグン「?」
リヴァイ「お前らは知らねぇのか……今期の訓練兵は例年の半分程しかいない」
-
- 205 : 2016/05/28(土) 16:56:37 :
- オルオ「それは何故ですか、兵長!」
リヴァイ「原因はそいつだ」クイッ
オルエルグン「」クルッ
エレン「ふぅ〜気持ちいい……」ポケー
リヴァイ「そいつが通過儀礼にいちゃもんつけたらしくてな……今期から方針が変わって最初から兵士に適した人材のみを育てる事になったそうだ。
だから今期からは訓練兵が少なくなる」
エルド「何て言ったんだ?レン」
エレン「え?」
グンタ「いや、話聞いてろよ。通過儀礼で何か言ったんだろ?」
エレン「あぁ……あれですか。今の人類にはゆっくり兵士を育てている余裕は無いので、ただの兵士100人よりも腕の立つ兵士50人を育てるべきだと言っただけですよ」
アルミン「いや、「だけ」じゃ済ませられないでしょ。
いきなり教官の前に出てきた時はびっくりしたよ、本当に……」ハァ
-
- 206 : 2016/05/28(土) 16:59:57 :
- エレン「そうでもしなきゃ場の流れを持っていけないだろ」
グンタ「俺達の時はまだキースさんじゃなかったんだが、キースさんってどんな人なんだ?」
エレン「厳しいですが、良い人だと俺は思いますよ。
言い方は悪くなりますが、ただがむしゃらに巨人とやり合って死んでいった歴代の団長達とは違い、自分の限界を見極めてエルヴィン団長に座を引き渡して自ら戦線から退き、技術の向上に努めていますから」
リヴァイ「お前も俺と同じ考えだったとはな…つくづく気が合うもんだ」
オルオ「兵長もですか?」
リヴァイ「あぁ……エルヴィンから聞いた話なんだが、今までの団長はただ巨人どもを殺して領土を奪還する事しか考えていない猪突猛進のバカ共だったようだ。
しかしキースは同じく巨人を殺しながらも領土を奪還する足場を固める事を念頭に置いて作戦を立てていた。今のエルヴィンの考えの基にもなったらしいし、結構役に立ったんじゃねぇかと俺は思う」
-
- 207 : 2016/05/28(土) 17:02:02 :
- アルミン「そうだったんですか……教官が……」
エレン「ま、そういう事だ。……あれ?何でこんな話してたんだっけ?」
アルミン「訓練所の風呂がどうのとかからなったんじゃないっけ?」
エレン「そうか……ならもういいか………」ザバッ
エレン「俺、先に上がってますね」スタスタ
ガチャ バタン
エルド「あいつ…時々一人になろうとするよな」
グンタ「俺達に隠し事でもしてるのか?」
リヴァイ「あいつだって人間だ。隠し事や知られたくない事の一つや二つくらいあってもおかしくない」
リヴァイ「俺もそろそろ上がる。のぼせたりして手間かけさせるなよ」ザバッ
アルエルオルグン「「はい」」
-
- 208 : 2016/05/28(土) 17:04:27 :
- ーーー
ーーー 同時刻
ーーー 食堂
ペトラ「そういえばクリスタのピアスって、レンとお揃いなのよね」
クリスタ「はい、アメジストっていう宝石なんです」
ミカサ「アメジスト?それはどんな宝石なんですか?」
ペトラ「口で説明するより直接見た方が早いわね……クリスタ、ちょっと見せてくれない?」
クリスタ「いいですよ」スッ
ミカサ「綺麗……」
ペトラ「この少し透き通った紫が綺麗で異性へのプレゼントにぴったりなのよね〜。石言葉もまさにそういう為につけられた様に…って、あれ?これ…傷……?」
ミカサ「いえ、傷ではなく何か彫ってあるみたいですね……」
クリスタ「あっ…それは……」
-
- 209 : 2016/05/28(土) 19:10:06 :
- 今日はここまでです。
明日は昼頃の更新になります。
-
- 210 : 2016/05/29(日) 01:29:57 :
- 期待です
頑張って下さい
-
- 211 : 2016/05/29(日) 12:34:53 :
- ーーーーーーーー
ren Yeager
ーーーーーーーー
ミカサ「これは…レンの名前……」
ペトラ「あぁ、そういう意味ね」
クリスタ「?」
ペトラ「前にレンがピアスの事で言ってたの。これはいつもお互いを近くに感じられる様に買ったって。
多分レンの方にはクリスタの名前が彫ってあるんでしょ?」
クリスタ「え……あ…はい」コクン
ペトラ「若いって良いわね、私もこういうのやってみたいわ」
ミカサ「羨ましい……あれ、でもこれ………」
クリスタ「傷ついてた!?」
ミカサ「い、いえ…そうじゃなくて……普通ならRenなのに何故これはrenと彫ってあるのかと思って」
ペトラ「本当ね……彫り間違いって事も無いだろうし」
クリミカペト「……」
-
- 212 : 2016/05/29(日) 12:43:26 :
- ーーー
ーーー
ーーー 廊下
スタスタ
エレン「……」
シガー『黙り込んでどうした?今は特に問題も起こってないだろ』
エレン「今はな。俺が考えてるのはトロスト区での事だ。
前回マルコがトロスト区の時に死んだってジャンが言ってただろ?訓練所を10番以内で卒業したあいつがただ巨人に食われるとは考えにくい」
シガー『つまりお前は他の要因…いや、アニ達が関わっていると思ってるのか?』
エレン「ああ、確実に関係してるだろう。
おそらくマルコは何らかのきっかけでライナー達が巨人だと知った。そしてその口封じに巨人の餌にされたと考えるのが妥当だ。
ライナーは精神を病んで兵士と戦士をさまよった発言が多かった。うっかり漏らしたのをマルコは聞いちまったんだと思う」
シガー『ならどうする?マルコが10番以内に入るのはほぼ確定だ。もちろんライナー達もな』
-
- 213 : 2016/05/29(日) 12:47:25 :
- シガー『そしてそうなればお前の考えた討伐作戦には強制参加だ。そうすればマルコの死は繰り返されるだろう』
エレン「そうだよ!!だから悩んでるんだろうが……
リスクを恐れていては進めない。けど俺はできるだけ死んで欲しくない」
シガー『トップ10と言っても訓練兵卒業したてだからな……最悪補給もままならなくなるぞ』
エレン「そうだよな……前みたいに巨人に占拠されるようじゃ繰り返し………」ピタッ
シガー『どうした?』
エレン「そうだ…補給所だよ……」
シガー『補給所がどうした?』
エレン「10番以内の全員を補給班として配置するんだ。そうすれば他の兵団にしっかりサポート出来るし前の様に補給所が占拠される事も無いだろ!」
エレン「それに、補給所にいれば俺の事をあまり知られないでおけるからな」
シガー『成程……確かにな』
-
- 214 : 2016/05/29(日) 12:51:19 :
- エレン「よし、そうと決まれば団長に早めに知らせないとな。ちょうどアルミン達が帰ったら今度は本部での生活になるし」
シガー『今度は本部か。あっちの奴らは特別作戦班とは違うだろうな』
エレン「今度は俺に危険性が無い事を信じてもらう所からだな……人数も多いし、頑張らないと間に合わないかもしれないな………」
シガー『上の奴らはある程度大丈夫だろうから、下っ端の奴らから当たっていった方が効率的だろうな』
エレン「一つ問題解決したと思ったら次から次へと…果てしないな……」ハァ-
シガー『これも未来を変える為だろ?音を上げてる場合じゃないぞ』
リヴァイ「オイ、レン……こんな所で何してる」スタスタ
エレン「兵長……いえ、こっちでは皆さんと打ち解けられましたが、本部では大丈夫かなと少し心配になりまして……」
-
- 215 : 2016/05/29(日) 12:54:54 :
- リヴァイ「そういえば明日移動だったな。まあ…あっちは人数も多いからな……巨人に対しての恐怖・嫌悪も様々だろう。
だが、何もしなければ成果は生まれない。
結果は誰にも分からないものだからな」
リヴァイ「俺から言えるのは"焦るな"って事くらいだ。焦って得をする事はあまりない」
エレン「そうですよね……ありがとうございます兵長…俺、頑張ってみます!」
リヴァイ「それに…ウジウジ考えているよりも何かしら行動している方がお前らしい」
エレン「兵長……今日は…よく喋りますね」
リヴァイ「馬鹿言え、俺は元々よく喋る」
エレリヴァ「」フッ
エレン「戻りましょうか。湯冷めする前に」
リヴァイ「そうするか。雨も降ってきたから冷えるだろうしな」
スタスタ
-
- 216 : 2016/05/29(日) 14:24:02 :
- 今日はまだ続き書くの?
-
- 217 : 2016/05/29(日) 14:34:05 :
- 少し手直ししてからもう少し投稿します、お待ち下さい
-
- 218 : 2016/05/29(日) 14:47:58 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食堂
ガチャ
エレン「あれ、まだ起きてたんですか」
ペトラ「うん、今寝るところ」ガタッ
クリスタ「ちょっと話してたんだ。おやすみ」ガタッ
ミカサ「おやすみなさい」ガタッ
エレン「おやすみなさい。外で雨降って冷えてきてるから風邪引かない様に気を付けて」
リヴァイ「明日は訓練は無しだが、だらけた生活はするなよ」
ミカクリペト「はい」
バタン
エレン「俺も寝ますが、兵長はどうしますか?何かお飲みになるなら用意しますが」
リヴァイ「悪いな……ならコーヒーを頼む」
エレン「はい」カチャカチャ
-
- 219 : 2016/05/29(日) 14:50:33 :
- コポコポコポコポ
エレン「どうぞ」カチャ
リヴァイ「いただこう」ズズズ
リヴァイ「!!……悪くない」
ガチャ
グンタ「上がりました。おっ、いい匂いだな」
エレン「コーヒーですよ、いかがですか?」スッ
エルド「廊下で少し冷えたからな、貰うよ」
オルグン「俺もだ」
アルミン「僕も良いかな?」
エレン「はい、どうぞ」カチャ
エレン「俺は寝ますので、後片付けはお願いしますね」ガチャ
グンタ「分かった。雷結構うるさいから ーーーー」
ピシャァァン!!
エレン「うおっ!!」ビクッ
アルミン「……気を付けてね………」
エレン「……おう、おやすみ」
バタン
-
- 220 : 2016/05/29(日) 14:54:17 :
- ーーー
ーーー
ーーー エレンの部屋
エレン「はぁー」ゴロン
ゴロゴロ…ピシャァァン!!
エレン「うるせぇな……今日寝れるかな………」
ーーー
ーーー 真夜中
ーーー
ピシャァァン!! ピシャァァン!!
シガー『激しくなってるな』
エレン『一応目は瞑ってるけど全く寝られる気がしねぇよ』
ガチャ
誰だ?
???「」スタスタ ピタッ
ピシャァァン!!
???「!!」ビクッ
???「……失礼します……」モゾモゾ
エレン「?」ネガエリ
???「!!レン…起きてたの?」
エレン「ヒストリアか……こんな時間にどうした?」
-
- 221 : 2016/05/29(日) 15:01:39 :
- クリスタ「そ…その……」
ピシャァァン!!
クリスタ「!!」ビクッ
エレン「そうか……雷苦手だったもんな」
クリスタ「うん……訓練所では頑張って我慢したり、ユミルやミカサに一緒にいてもらってたんだけど、今日はレンと一緒に寝たいなって思って……あの時みたいに……」ギュッ
エレン「分かった、一緒にいるよ」ギュッ
クリスタ「ありがとう」ギューッ
クリスタ「暖かい……」
エレン「寝られそうか?」
クリスタ「私ね…レンと触れ合ってる時が一番幸せ……安全を感じられて心から安心出来るんだ」
エレン「俺もだよ…ヒストリア。おやすみ」
クリスタ「おやすみ…レン……」
-
- 222 : 2016/05/29(日) 15:03:18 :
- 中途半端に時間空けてすいませんでしたm(_ _)m
今日はここまでです。明日は夜の投稿になると思います
-
- 223 : 2016/05/29(日) 17:55:21 :
- 普通に考えて、故郷組の3人(少なくても壁を壊せるベルトルト)を、拘束又は抹殺すれば良い事だよね?
まぁ、それをやるとストーリーが独自展開で難しくなるけど…
-
- 224 : 2016/05/29(日) 19:46:01 :
- いっつも思ってたけど、屑豆は駆逐さん、今日は、ここまでって、分かりやすくていいですね!
また明日!期待です!
-
- 225 : 2016/05/30(月) 01:56:24 :
- 期待!
-
- 226 : 2016/05/30(月) 21:05:05 :
- ーーー
ーーー 翌日 朝
ーーー ペトラの部屋
ペトラ「…朝か」ムクリ チラッ
チュンチュン チュンチュン
ペトラ「晴れたみたいね……」ノビー
ペトラ「そういえばクリスタ、雷苦手って言ってたな。
寝れば大丈夫だって言ってたけど、どうだったのかな」スタスタ
ガチャ
ーーー
ーーー
ーーー クリスタの部屋前
ペトラ「クリスタ、起きてる?」コンコン
シーーン
ペトラ「クリスタ?」コンコン
シーーン
ペトラ「……開けるね?」ガチャ
ガラーン
ペトラ「居ない……どこに………」
バタン
ペトラ「レンなら知ってるかな?」クルッ
ペトラ「レン、起きてる?」コンコン
シーーン
ペトラ「あれ?レンが返事しないなんて珍しいわね……いつもなら寝てたとしても起きて返事するのに」ミミピトッ
スー スー
ペトラ「……寝てるね」
ペトラ「ごめんねレン、クリスタ知ら ーーーー」ガチャ
ペトラ「!!」
エレクリ「スースー」ギューー
-
- 227 : 2016/05/30(月) 21:08:30 :
- エレクリ「スースー」ギュッ
ペトラ「……どういう事…?なんでレンの部屋で2人が……」
エレン「ん…?あれ…もう朝か……」ムニャ
クリスタ「朝…?レン、おはよう〜」
ペトラ「(寝起き可愛い……)じゃなくて!」
クリスタ「!!ペトラさん!?」ビクッ ガバッ
クリスタ「ち、違うんですペトラさん!これは、その……決して不埒な行為をしていたとかそういう訳ではなくですね………」アタフタ
エレン「というか何で俺の部屋に……」
ペトラ「ごめんね?ノックしたけど返事無かったから入ったの。
クリスタが雷苦手って言ってたの思い出して部屋に行ったら誰も居なかったから、レンならどこにいるか知ってるんじゃないかと思って来たんだ」
-
- 228 : 2016/05/30(月) 21:10:25 :
- エレン「そうだったんですか?」
ペトラ「うん、でもごめんね?なんかお邪魔だったみたいね」ニコッ
クリスタ「ど…どういう意味ですか!////」
エレン「そうですよ、どういう意味ですか?お邪魔って」
ペトラ「(同じ言葉だけどニュアンスが全く逆のベクトル行ってるわね)」
ペトラ「え?だって二人で甘い夜を過ごしてたんじゃないの?」
エレン「はぁ?違いますよ。クリスタが雷怖くて眠れないって言うから久しぶりに一緒に寝てただけです」
ペトラ「そうなの……?(まあ、レンの反応から薄々察してはいたけど)」
ペトラ「ん?"久しぶりに"ってどういう意味?」
エレン「久しぶりは久しぶりですよ、言葉の通りです」
ペトラ「……つまり、二人は前にも一緒に寝た事があるの!?」
エレン「?はい」
クリスタ「////」モジモジ
-
- 229 : 2016/05/30(月) 21:12:16 :
- ペトラ「……いつ?」
エレン「えっと…ムグッ!」
クリスタ「そ、それだけは駄目です!」ハー ハー
ペトラ「そ、そう……それじゃあ私は下に降りてるから、ごゆっくり」クルッ スタスタ
ガチャ バタン
エレクリ「……」
クリスタ「……レンのバカ!」ポカッ
エレン「うわっ!いきなり何すんだよ!」
クリスタ「何で全部言っちゃおうとするの!」ポカポカ
エレン「いてっ。別に俺は言っても構わなかったぞ?」
クリスタ「私が構うの!」
クリスタ「レンの……鈍感!!」
エレン「はぁ!?俺のどこが鈍感なんだよ!自分で言うのもなんだが運動神経は良いぞ」
クリスタ「そこだよ!まさに!」
エレン「??」クビカシゲ
-
- 230 : 2016/05/30(月) 21:14:45 :
- クリスタ「……もういいよ………顔洗ってくる」ハァ- スタスタ
エレン「俺もそろそろ目ぇ覚ますか」スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー 洗面所
エレン「ようアルミン、ミカサ」
アルミン「やあレン、クリスタ。おはよう」
ミカサ「おはよう」
クリスタ「おはよう」ニコッ
アルミン「二人も今起きたの?(朝イチ女神いただきました!)」
エレン「あぁ、ついさっきな。顔洗って目覚まそうと思って」
アルミン「僕達もだよ。なら先に洗っちゃおうか」
バシャバシャ
ミカサ「すっきりした」
クリスタ「そうだね、バッチリ目覚めたよ」
アルミン「やっぱり朝は顔を洗うのが一番だね」
エレン「サシャならパン見せれば一発で起きそうだけどな」
アハハハハハ
ーーー
ーーー
ーーー 訓練所
サシャ「へっくしょい!」
サシャ「何でしょう、誰かが噂でもしてるんですかね?」ズズズ
ユミル「噂?お前の?何についてだよ」
サシャ「それは分かりませんけど……」
ユミル「まあ、お前についての噂なら大方食い意地が張っている事に関してだろうな」
-
- 232 : 2016/05/30(月) 21:34:57 :
- 期待です
いつも楽しみにしてまーす!!
-
- 233 : 2016/05/30(月) 23:12:24 :
- 更新はや!
-
- 234 : 2016/05/31(火) 01:40:26 :
- マイペースでイイヨー! 期待だよぅー!
-
- 235 : 2016/05/31(火) 01:41:01 :
- が
-
- 236 : 2016/05/31(火) 01:41:48 :
- すまん。誤爆です。
-
- 237 : 2016/05/31(火) 21:17:51 :
- ーーー
ーーー
ーーー 旧調査兵団本部
エレン「さて、顔も洗って目覚ましたし……今日はどうする?兵長は訓練無しだって言ってたけど」
クリスタ「街に行きたいんだけど、レンは行けないんだよね……?」
エレン「基本的にはな……まあでも、フード付けてれば大丈夫だろ」
クリスタ「本当?」
エレン「あぁ」
アルミン「なら街に行く?他の皆に会わない様に気を付けながら行けばきっと大丈夫だよ」
エレン「ならそれぞれ準備して入口に集合な。街までは少し遠いから馬で行こうぜ」
アルミカクリ「うん」
エレン「ならまた後でな」
-
- 238 : 2016/05/31(火) 21:23:02 :
- ーーー
ーーー 30分後
ーーー 入口
スタスタ
エレン「俺が最後か?」
アルミン「皆今来たところだから大して変わらないよ」
ミカサ「全然待っていない」
クリスタ「はい手綱、馬は用意しておいたから」スッ
エレン「ありがとな」スッ ナデナデ
クリスタ「えへへ////」
エレン「なら行くか」
ーーー
ーーー
ーーー 街 入口
エレン(フード)「門の柱にでも繋いでおくか」ギュッ
エレン「よし、行こうぜ。今日は行き先はお前らに任せる」
アルミン「分かった。二人はどこか行きたい場所はある?」
クリスタ「私はどこでもいいよ」
ミカサ「私も」
エレン「無いのかよ……ならどうするアルミン?」
アルミン「そうだね……なら、街を歩きながら気になった所に寄る感じにしようか」
エレン「そうするか。よし、行こうぜ」
スタスタ
-
- 239 : 2016/05/31(火) 21:27:01 :
- ーーー
ーーー
ーーー 街中
スタスタ
エレン「なんだか懐かしい感じだな……」
アルミン「前に着た時からそんなに経ってないけど、それぞれ訓練所とかに缶詰だったからね。不思議な感覚だよ」
クリスタ「そうだね」
ミカサ「……」キョロキョロ
エレン「どうしたミカサ?」
ミカサ「いえ…レンを疑う訳じゃないけれど、今こんなに平和な街が戦場になるなんて信じられなくて……」
エレン「確かにそうだな。戦場になるのは避けられないだろうな。
だが、その後この街がどうなるのかは俺達の努力次第で変えられる。そのために今訓練してるんだろ?」
-
- 240 : 2016/05/31(火) 21:30:17 :
- ミカサ「えぇ、絶対にこの街は救ってみせる」
エレン「よしっ!」ニッ ナデナデ
ミカサ「////」ニコッ
今回のミカサはよく笑う様になったな・・・嬉しい変化の一つだ
シガー『行動や結果の変化には、少なからずお前が影響している、お前の努力の成果だよ』
エレン「そうか……」ナデナデ
クリスタ「……」ムゥ
アルミン「(何で恋人いる前でずっとやってられるのかな……胃が………)」キリキリ
クリスタ「ほら、行こう!日が暮れちゃうよ!」グイグイ
エレン「お、おう…行くか」ポン
ミカサ「あっ……」シュン
-
- 241 : 2016/05/31(火) 21:34:42 :
- ーーー
ーーー
ーーー 喫茶店
グーー
ミカクリ「////」バッ
エレン「そういえば朝食も食べて無かったな……少し早いけどここで昼食にするか?
行きたい場所も食べてる間に考えればいい」
アルミカクリ「賛成!」
ガチャ
店員「いらっしゃいませ、何名様でしょうか」
エレン「四人です」
店員「かしこまりました、ご案内します」スタスタ
店員「こちらへどうぞ。ご注文がお決まりになりましたらお呼び下さい」
エレン「あ、俺ランチセットで」
アルミカクリ「僕(私)も」
店員「かしこまりました、少々お待ち下さい」ペコリ
クルッ スタスタ
エレン「お前らメニュー見て決めなくて良かったのか?俺は特に食べたいものないからランチセットにしただけだぞ?」
アルミン「僕もお腹は空いてるけど何が食べたいっていうのはないからね」
クリスタ「私も」
ミカサ「私も何でもいい。レンと食べれればそれだけで」
-
- 243 : 2016/06/01(水) 17:04:12 :
- シガー『行動や結果の変化には、少なからずお前が影響している、お前の努力の成果だよ』
しかし、アルミンの胃痛の日々変わらず・・・・ あっ、期待です!
-
- 244 : 2016/06/01(水) 18:54:07 :
- 期待です!
-
- 245 : 2016/06/01(水) 19:08:07 :
- 期待やでー
-
- 246 : 2016/06/01(水) 20:37:53 :
- まだかな?
-
- 247 : 2016/06/01(水) 21:35:00 :
- ーーー
ーーー
ーーー
店員「お待たせいたしました、こちらで全てお揃いでしょうか?」
エレン「追加で食後にコーヒーお願いします」
店員「かしこまりました。では、ごゆっくりどうぞ」ペコリ クルッ
スタスタ
エレン「よし、食べるか」
エレアルミカクリ「「いただきます」」
ーーー
ーーー
ーーー
アルミカクリ「ごちそうさまでした」
エレン「……」ズズズ
エレン「……行くか」コトッ
スタスタ ガチャ
店員「ありがとうございました、またお越しくださいませ」ペコリ
-
- 248 : 2016/06/01(水) 21:36:52 :
- エレン「美味かったな」
アルミン「あ、うん…そうだね……」
ミカクリ「…」
アルミカクリ「(レンやペトラさんの料理の方が美味しかったなんて店の前で言えない……)」
エレン「?それで、行きたい場所はどこか思いついたか?」
アルミン「僕は最後で良いから本屋に行きたいな」
ミカサ「私は少し欲しい物がある。ので、買いに行きたい」
エレン「小物か何かか?」
ミカサ「」コクン
クリスタ「私はまだ思いつかないな」
エレン「ならミカサの行きたい場所から行くか。小物なら雑貨屋にでも行ってみるか?」
ミカサ「うん」
スタスタ
-
- 249 : 2016/06/01(水) 21:39:26 :
- ーーー
ーーー
ーーー 雑貨屋
エレン「欲しい物は決まってるのか?」
ミカサ「おぼろげには考えているけど、実際に見てから決めようと思ってる」
クリスタ「探すの手伝おうか?」
ミカサ「大丈夫、自分で探すから」
アルミン「なら各自バラバラに見て回って、後で合流する様にしようか?」
ミカサ「私はそれで構わない」
クリスタ「私も」
エレン「俺もだ。なら二時間後に入り口前に集合な」
ーーー
ーーー
ーーー
エレン「とは言ったものの、特に欲しい物も無いんだよな……」スタスタ
クリスタ「レンは欲しい物無いの?」
エレン「ああ、個人的に欲しい物は特に無いな。必要な物は買い出しの当番の時に補充してたしな。
そういうお前は何か無いのか?」
クリスタ「私も特には無いよ。時間までどうしようか?」
-
- 250 : 2016/06/01(水) 21:41:53 :
- エレン「兵長達に今までのお礼とか含めて何か買って行こうかとは思ってる。手伝ってくれないか?」
クリスタ「うん、いいけど……感謝の気持ちを伝えるなら何でも良いと思うよ?」
エレン「ペトラさんは女性だからな、どういう物を欲しがるのか分からなくてどうしようかと思ってたんだ」
クリスタ「本当にレンは優しいね」
エレン「そうか?別に普通だと思うけどな」
クリスタ「それを普通だと思うのが優しいんだよ(こういう自然な優しさを好きになったんだよね)」
エレン「そんなもんか……?
なら、グンタさん→兵長→エルドさん→ペトラさん→オルオさんの順番で選んでいくか」
クリスタ「何でオルオさんが最後なの?」
エレン「………何買ったら良いか一番分からないからな…………」
クリスタ「あー……確かに」
-
- 251 : 2016/06/01(水) 21:44:45 :
- ーーー
ーーー
ーーー
エレン「グンタさんと兵長のだけは大体決まってるんだよ」
クリスタ「何にするの?」
エレン「これだ」スッ
クリスタ「整髪料?」
エレン「グンタさんって特徴的な髪型してるだろ?
前に聞いたらつむじの関係でああなってるらしいんだ」
クリスタ「へぇ〜、そうなんだ」
エレン「他の髪型にセット出来ないとかってボヤいてる割に大切にしてるみたいだったからな、髪型キープ出来る様にこれにしようと思うんだ」
クリスタ「うん、いいと思うよ」
エレン「だろ?あ、このクシも買っておこう……よし、次は兵長のだな」
スタスタ
-
- 252 : 2016/06/01(水) 21:45:41 :
- 今日はここまでです。
明日は何時に出来るかちょっと分からないですが、きちんと更新しますので!
-
- 253 : 2016/06/01(水) 21:47:38 :
- いつもいつも更新ありがと♪
-
- 254 : 2016/06/02(木) 20:47:08 :
- ーーー
ーーー
ーーー
スタスタ
クリスタ「兵長のも決まってるんだよね?」
エレン「ああ、兵長へはハンカチにしようと思ってる。
兵長は見かけによらず潔癖症だからな、ハンカチを持ち歩いてるんだが同じ色ばかりなんだよ。だから気分とかで少し色違いのやつを使える様にってな」
クリスタ「潔癖症だったんだ……確かに見た目からは分かりずらいけど、言われてみると納得できるかも」
エレン「俺も初めて知った時は驚いたよ」
クリスタ「皆驚くだろうね……あっ…清潔にしたいっていうなら、これもいいんじゃない?」スッ
エレン「これは…はたきか?」
クリスタ「机とか棚の上用のモップみたいなものだね。
毛が柔らかいから細い場所でも入るし、先端が曲げられるから椅子に乗らなくても棚の上を楽に掃除出来るみたいだよ」
エレン「便利だな、兵長が喜びそうだ!これも買おう」
-
- 255 : 2016/06/02(木) 20:49:38 :
- ーーー
ーーー
ーーー
エレン「えっと…次はエルドさんのやつだな」キョロキョロ
エレン「これエルドさんにいいかもな」スッ
クリスタ「ロケット?何で?」
エレン「知らないのか?エルドさんは婚約者がいるんだ。
だから、婚約者の写真を持ち歩ける様にこれを贈ろうかなって」
クリスタ「そうなの!?」
エレン「気付いてなかったのか?まあ、そういうのを表面に出したりしないからな、エルドさんは」
クリスタ「全然気付かなかったよ……でも、そういう事ならロケットは良いかもね」
エレン「よし……なら次はペトラさんのだ」
スタスタ
-
- 256 : 2016/06/02(木) 20:54:51 :
- ーーー
ーーー
ーーー
エレン「ペトラさんには何か身に付ける物がいいかと思ってるんだが、何かいい物ないかな」キョロキョロ
クリスタ「身に付けられる物……なら、これとかは?」スッ
エレン「ネックレスと髪留めに…なんだそれ?」
クリスタ「これはチョーカーって言うんだよ。普通の首飾りとかよりシンプルなデザインが多いからちょっとしたおしゃれとかに向いてるんだ」
エレン「へぇー、知らなかったな。ヒストリアはどれが一番いいと思う?俺とヒストリアがそれぞれ一番だと思った物を贈ろうぜ」
クリスタ「私はチョーカーがいいと思うな。ペトラさんってお姉さんみたいだけど私達とそんなに歳変わらないからこういうちょっとしたのも可愛くて似合うと思うよ」
エレン「俺は髪留めかな。ペトラさん少し髪長めだから食べる時とかに少し邪魔そうにしてるんだよな。だからそういう時に使って欲しいし」
クリスタ「ならこの二つにする?」
エレン「あぁ、そうする。残りはオルオさんの分だが……」チラッ
エレン「あと30分か…足りるかな……」
-
- 257 : 2016/06/02(木) 20:57:57 :
- ーーー
ーーー
ーーー
スタスタ
エレン「オルオさんの何にしようか……」ウーン
クリスタ「悩むね……」ウーン
ーーー
ーーー 十分後
ーーー
アルミン「あれっ、二人共どうしたの?難しい顔して」スタスタ
クリスタ「アルミン……今ね、特別作戦班の皆さんに買っていく物を選んでたんだけど、オルオさんのだけ決まらなくて悩んでたの」
エレン「アルミンも手伝ってくれないか?」
アルミン「うん、いいよ」
エレアルクリ「うーん……」
ーーー
ーーー 更に十分後
ーーー
クリスタ「思いつかないね……どうしよう」
アルミン「あ!もうそろそろ時間だよ!」
エレン「マジか!なら…これと…これにしよう。
お前らは先に出ててくれ。俺は会計してから行く」ヒョイヒョイ
アルクリ「分かった」
スタスタ
-
- 258 : 2016/06/02(木) 20:59:48 :
- ーーー
ーーー
ーーー 雑貨屋前
ガチャ
エレン「待ったか…あれ、ミカサは?」
アルミン「まだ来てないよ」
クリスタ「まだ店の中にいるんじゃないかな?」
ミカサ「ごめんなさい、遅くなった」ガチャ
エレン「いや、俺達も今出てきたところだ」
アルミン「ミカサは何を買ったんだい?」
ミカサ「三人に受け取って欲しい物がある」スッ
エレン「これは……」
クリスタ「木製のブレスレットだね」
エレン「これを俺達に?」
ミカサ「ええ。私が一番信頼している貴方達に是非受け取って貰いたい」
-
- 259 : 2016/06/02(木) 21:00:18 :
- 今日はここまでです。
明日は19時頃に更新します。
-
- 260 : 2016/06/02(木) 23:10:13 :
- オルオには何を買ったんだ?
気になる〜
-
- 261 : 2016/06/03(金) 19:15:00 :
- アルミン「あれっ、何か彫ってある…」スッ
ーーーーーーーー
BE
ーーーーーーーー
アルミン「BE?」
クリスタ「あっ、私のにも」スッ
ーーーーーーーー
ST
ーーーーーーーー
エレン「俺もだ」スッ
ーーーーーーーー
NDS
ーーーーーーーー
ミカサ「私のにはこれ」スッ
ーーーーーーーー
FRIE
ーーーーーーーー
アルミン「ただ文字が羅列してある訳じゃないよね…この意味は?」
ミカサ「私達の名前をアルファベット順に並べ替えれば分かる」
クリスタ「アルファベット順だと…アルミン、私、ミカサ、レンだから……」
エレン「BEST FRIENDS、親友。だろ?ミカサ」
ミカサ「正解。私達は四人一緒、一人も欠けずにいようという意味をこめてこれを選んだ」ニコッ
-
- 262 : 2016/06/03(金) 19:17:46 :
- エレン「あぁ、俺達はいつまでも一緒だ。巨人を一匹残らず駆逐して、全員で外の世界を探検するんだ!」ズキッ ギュッ
ミカサ「!!」
アルクリ「!!」
エレン「ほら、二人も来い!」クイクイ
アルミン「そうだね、皆一緒だよ!」ギュッ
クリスタ「わ、私も!」ギュッ
エレン「俺達は一人でも欠けたら駄目なんだ。人類の為に頑張るが、無理はするなよ」
クリスタ「レンが言っても説得力無いよね」クスッ
アルミン「そうだね」ハハッ
エレン「なっ!?」
ミカサ「ふふっ」
エレン「……ぷっ」
エレアルミカクリ「「アハハハハハハハ!」」
-
- 263 : 2016/06/03(金) 19:19:00 :
- ーーー
ーーー
ーーー
エレン「さて…後は本屋に寄って帰るか」
アルミン「あ、そうだったね。行こうか」
スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー 本屋
エレン「俺ちょっと買う物思い出したから待っててくれ」
ミカサ「何か頼まれた物?」
エレン「いや、頼まれてはいないけどこれから多分必要になる物だ。すぐ戻る」クルッ タタタタ
クリスタ「これから必要になるって、何買うんだろうね?」
アルミン「とにかく先に入ってようか。レンの言い方からしてそんなにかからないだろうし」
ミカクリ「ええ(うん)」
-
- 264 : 2016/06/03(金) 19:22:20 :
- ーーー
ーーー
ーーー
クリスタ「……」ジー ペラッ
セナカツンッ
クリスタ「ひゃん!////」ビクン ヘナヘナ
クリスタ「だ、誰!?」バッ! クルッ
エレン「お、おう…ごめんな?まさかこんなに効くとは……正直、"快楽点"(けらくてん)なんて眉唾ものだと思ってたからな……」
クリスタ「レン!!」
エレン「だからごめんって!騒ぐなよ、ここ本屋だぞ」シーー
クリスタ「誰のせいで……!」プルプル
エレン「悪かったって……じゃあ、これで許してくれ」ギュッ ナデナデ
クリスタ「そんなんじゃ誤魔化されないからね!////」プイッ
参ったな・・・どうしよう
シガー『(本当に見てて飽きないなこいつら。明らかにもう誤魔化せてるだろ)』
-
- 265 : 2016/06/03(金) 19:28:56 :
- ーーー
ーーー
ーーー
いつまでこうしてれば良いんだ?流石に少し恥ずかしいんだが・・・・・
エレン「なあ……そろそろアルミン達と合流しないか?」
クリスタ「駄目////もう少しこのままじゃないと許さない////」カオマッカ ギュッ
エレン「……分かったよ」ギュッ
まあ、またしばらくこういうも出来なくなるしいいか・・・・・
ーーー
ーーー
ーーー
クリスタ「ス-ス-」
エレン「結局寝ちまったな……似たようなパターンいつかもあったぞ………」オンブ
アルミン「クリスタ、そろそろ帰ろう…ってレン、クリスタどうしたの?」
エレン「疲れて寝ちまったみたいだ。悪いけどこれ持ってくれないか?」スッ
アルミン「これは…珈琲豆と茶葉?」スッ
エレン「多分これから必要になるからさっき買ってきたんだ」
アルミン「こんなに必要なのかい?」
エレン「場合によってはな。クリスタが起きない内に帰ろうぜ」スタスタ
アルミン「うん」スタスタ
-
- 266 : 2016/06/03(金) 19:29:22 :
- 今日はここまでです。
明日は昼頃に投稿します。
-
- 267 : 2016/06/04(土) 12:13:12 :
- ーーー 帰り道
ーーー
ーーー
パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ
ミカサ「楽しい一日だった」
アルミン「そうだね。欲しい物も買えたし、なによりレンと過ごせたからね」
エレン「俺もだよ。いいリフレッシュになった、ありがとな」
アルミン「そんな、お礼なんていいよ。親友だろ?」
ミカサ「そう、家族なら一緒にいるのが当たり前」
エレン「それでも言わせてくれよ。特別作戦班の皆さんも良くしてくれるけど、やっぱり同年代といるのが一番落ち着くんだ」
アルミン「それなら良かった。でも、これでまたしばらく会えなくなるね」
エレン「そうだな…次に会うのは手紙に書いた通り、俺が生産者として訓練所に行った時だろうな」
ミカサ「レンといられないのは今でも寂しい。けど、人類の為に頑張っているレンを応援する。ので、我慢する」
エレン「次会った時も沢山話そうな」ナデナデ
ミカサ「」コクン
-
- 268 : 2016/06/04(土) 12:17:45 :
- ーーー
ーーー
ーーー 旧調査兵団本部
グンタ「おっ、帰って来たな」
エレン「グンタさん、どうかしたんですか?」
グンタ「いや、どうという事は無いが、夕飯が出来たから帰って来てるか見に来たんだ」
エレン「わざわざすいません」
グンタ「こんな事で気にするな。俺は戻って用意してるからお前らも馬しまって早く来いよ」スタスタ
エレン「はい。おいクリスタ着いたぞ、起きろ〜」ツンツン
クリスタ「んっ、んん〜」ムクリ
エレン「おはようクリスタ」ニコッ
クリスタ「レン……もしかして私、あのまま………」
エレン「ぐっすりだったぞ。寝顔が可愛かったから起こさずにいた方が良いかと思ってな」
クリスタ「(ずっと見られてたんだ…恥ずかしい……)////」プシューー
-
- 269 : 2016/06/04(土) 12:19:57 :
- アルミン「(レンは相変わらず素でそういう事言うんだね…流石だよ……)早く馬しまいに行かない?皆さんを待たせたら悪いし」
エレン「そうだな。行くぞクリスタ、寝起きだけど歩けるか?」スッ
クリスタ「うん、大丈夫だよ」ガシッ ストッ
スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー 馬小屋
クリスタ「そういえばさ、レンの馬って……」
エレン「おっ、覚えてたか?俺が初めてここに来た時に乗ってきたやつだ。
キース教官が俺にくれるって言うからトラスって名付けた」
クリスタ「いい名前だね」ナデナデ
エレン「だろ?結構気に入ってるんだよ」ナデナデ
ミカサ「レンらしいシンプルな名前」
アルミン「そうだね」
-
- 270 : 2016/06/04(土) 12:22:23 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食堂
ガチャ
エレン「ただ今戻りました」
エルド「おかえり」
ペトラ「おかえりなさい。街は楽しかった?」
ミカサ「はい、とても」ニコッ
ペトラ「そう。良かったわね」ニコッ
リヴァイ「さっさと席に着け、飯の時間だ」
エレアルミカクリ「「はい」」スッ
オルオ「今日の当番は俺だ。お前ら、感謝して食えよ」カチャ
エルグン「(この言い方さえ直ればあまり文句は無いんだがな……)」
ーーー 食後
ーーー
ーーー
エレン「どうぞ」カチャ
ズズズ
エルド「やっぱりレンの淹れるコーヒーは最高だな」
ペトラ「本当にね。これがしばらく飲めなくなるのよね……」
グンタ「長いようで短かったな、この半年間は」
エレン「俺も最初は不安でしたが、皆さんが優しくしてくださったおかげですよ。感謝してます」
-
- 271 : 2016/06/04(土) 12:25:25 :
- オルオ「フッ、お前もやっと俺達のありがたみを理解したか。だがまだだな…この俺の域には到底 ーーーー」ガリッ ブシャァァァァ!
アルミン「だ、大丈夫ですか!?」ガタッ
ペトラ「大丈夫大丈夫、いつもの事だから」
クリスタ「いつもなんですか!!?」
ミカサ「よく噛みきりませんね……」
グンタ「それが一番不思議な事なんだよな……」
リヴァイ「うるせぇぞお前ら…静かに飲めないのか」
オルオ「は、はい…ずいばぜん、兵長」
ズズズ
ーーー
ーーー
ーーー
ガチャ
キース「失礼する。訓練兵達を迎えに来た」
エレン「教官。教官もいかがですか?」スッ
キース「」スゥ
キース「……いい香りだ、いただこう。貴様ら、これを飲んだら出発する。荷物を持ってきておけ」ズズズ
エレアルミカクリ「「ハッ!」」バッ!ケイレイ
-
- 272 : 2016/06/04(土) 12:26:24 :
- 今日はここまでです。
明日も昼頃に投稿すると思います。
-
- 273 : 2016/06/04(土) 18:08:16 :
- 期待
-
- 274 : 2016/06/05(日) 09:44:59 :
- 期待
-
- 275 : 2016/06/05(日) 12:56:41 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食堂
エレン「教官、準備完了しました」ガチャ
キース「分かった。なら行くぞ。コーヒー、大変美味かった」
エレン「ありがとうございます」ペコリ
ーーー
ーーー
ーーー 馬小屋
キース「乗れ」
アルミカクリ「はい」ノル
エレン「じゃあなお前ら。また今度会おうな」フリフリ
クリスタ「レンはどうするの?本部に行くんでしょ?」
-
- 276 : 2016/06/05(日) 13:00:28 :
- エレン「俺はトラスに乗って行くからお前らとはここでお別れだ。
訓練所と本部は逆方向だから乗っていってもお前らが帰るの遅くなって迷惑だろ」
アルミン「そっか……ならまたね、レン!」
ミカサ「体に気を付けて」
エレン「あぁ、お前らも気を付けろよ。それじゃ」クルッ
クリスタ「レン」
エレン「ん?」クルッ
チュッ
エレクリキーリヴァ以外「「!!」」
クリスタ「またね、レン////」クルッ タタタタ
エレン「……あぁ」ニコッ クルッ
ペトラ「ふふっ、最後に良いもの貰ったね、レン」
オルオ「チッ……見せつけやがって………」イライラ
グンタ「そうイライラするなオルオ。でも羨ましいのは同感だ」ビシッ
エルド「若いうちにやりたい事はやっておけよレン」
リヴァイ「女に不抜けて死ぬんじゃねぇぞ」
エレン「皆さん、半年間お世話になりました。大した物ではありませんが、今までの感謝の気持ちです。受け取ってください」スッ
-
- 277 : 2016/06/05(日) 13:04:41 :
- エレン「本部の皆さんとも打ち解けたらすぐに戻って来ますので。それでは」ペコリ
エレン「渡した物は俺が行った後にでも開けてください」
スタスタ
エレン「トラス、さっき乗せてもらったばかりだけどもう少し頼めるか?」
トラス「(もちろん!)」ヒヒン!
エレン「ありがとな」ナデナデ マタガル
エレン「それでは皆さん、また」クルッ
パカラッ パカラッ
ペトラ「行っちゃったわね」
エルド「ここも静かになるな……」
オルオ「けっ…うるさいガキがいなくなってせいせいしたぜ」
グンタ「よく言うぜ。まともに相手にしてくれる奴がいなくなって淋しいくせに」
オルオ「はぁ!?そんな事無いんだが!あり得ないんだが!!」
ペトラ「うるさいオルオ」
エルド「そんなに必死に否定するなよ……見苦しいぞ」
-
- 278 : 2016/06/05(日) 13:11:11 :
- リヴァイ「これは…ほう……」スッ
ペトラ「兵長、それは?」
リヴァイ「さっきレンから貰った物だ。お前らも開けてみろ」
エルオルグンペト「」ガサゴソ スッ
エルオルグンペト「!!」
ペトラ「かわいい……あ、メモも入ってる」カサッ
ーーーーーーーーーー
チョーカーはクリスタ、髪留めは俺が選びました。
ペトラさんもまだ若いんですから、おしゃれしてくださいね
ーーーーーーーーーー
ペトラ「レン…嬉しい事言ってくれるわね。大事にするわ」ジーン
グンタ「俺のは……」カサッ
ーーーーーーーーーー
前に話した時に、髪型を大切にしているようだったのでこれにしました。
これからも髪を大事にしてくださいね。栗みたいでかっこいい髪型ですので!
ーーーーーーーーーー
グンタ「ははっ、これじゃあ褒めてるのか貶してるのか分かんねぇよ」
-
- 279 : 2016/06/05(日) 13:14:08 :
- エルド「俺のにもあるな」カサッ
ーーーーーーーーーー
エルドさんにはロケットを贈ります。婚約者の写真をこれで持って歩いてください。
戻ったら写真見せてくださいね。
ーーーーーーーーーー
エルド「嬉しいな、ありがたく使わせて貰うよ」
オルオ「……」
グンタ「どうしたオルオ。お前のには何て書いてあったんだ?」
ペトラ「さっきレンから貰ったでしょ?」
オルオ「……これだ」スッ
ーーーーーーーーーー
兵長の真似するならもう少し似せましょう。
巨人に殺される前に舌噛みきって死なないでくださいね。
ーーーーーーーーーー
エルド「スカーフとマウスピース……」
グンペト「プッ!」
オルオ「あのガキィ……戻って来たら覚悟してろよ!!」
-
- 280 : 2016/06/05(日) 13:17:14 :
- ーーー
ーーー
ーーー 訓練所方面 馬車
クリスタ「ペトラさん喜んでくれたかな?」
アルミン「二人がちゃんと選んだ物でしょ?きっと喜んでくれてるよ」
ミカサ「何の話?」
アルミン「雑貨屋に行った時、バラバラに行動しただろう?
その時、レンとクリスタが特別作戦班の皆さんにプレゼントを選んでたんだよ」
ミカサ「ああ、そういう……大丈夫、きっと喜んでもらえる」
クリスタ「だといいけどね」
キース「貴様ら……浮かれるのも結構だが、明日からまた訓練が始まるのを忘れていないだろうな?」
ミカサ「もちろんです」
キース「……ならいい」
-
- 281 : 2016/06/05(日) 13:17:42 :
- 今日はここまでです。
-
- 282 : 2016/06/06(月) 17:07:51 :
- ーーー
ーーー
ーーー 訓練所
キース「着いたぞ」
アルミカクリ「ありがとうございました」ペコリ
キース「部屋に戻って明日に備えろ。立体機動装置を戻し忘れないように」
ミカサ「では」クルッ
キース「……ああ、そうだ」
キース「イェーガーの事だが、来年すぐに発表する。それまでは変な噂を流したりするなよ」
アルミカクリ「ハッ!」バッ! ケイレイ
スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー 女子寮前
アルミン「それじゃあ男子寮はあっちだから僕はこれで」
クリスタ「おやすみ」
ミカサ「おやすみなさいアルミン」
アルミン「うん、おやすみ」スタスタ
-
- 283 : 2016/06/06(月) 17:10:26 :
- クリスタ「教官の言ってた通り明日からまた訓練あるし、寝よっか」
ミカサ「ええ、そうしよう」
ユミル「クリスターーー!」ダダダダ ガシッ!
クリスタ「ユ、ユミル?」
ユミル「大丈夫か?どこか怪我してないか?どこ行ってたんだ、心配したんだぞ!」ユサユサ
クリスタ「ミカサ達と一緒に出かけてたの。
外泊するって言ったらユミル絶対について来ようとするでしょ?だから知らせなかったの」
ユミル「うぐっ…確かにそうだが……」
ミカサ「私が一緒でも、不安?」
ユミル「……あぁ分かったよ!でも次からは一言知らせてくれよ。ついて行ったりしないから」
クリスタ「分かった、約束だよ?」
ユミル「ああ」
-
- 284 : 2016/06/06(月) 17:12:57 :
- ーーー
ーーー
ーーー 男子寮
スタスタ
ジャン「ようアルミン」
アルミン「あ、ジャン、マルコ。今帰って来てたんだ?」
ジャン「少し遠出してたら遅くなっちまってよ」
マルコ「でも結構楽しかったよね」
ジャン「まあな。アルミンはどこ行ってたんだ?夜から見かけなかったけどよ」
アルミン「昨日はちょっと門限間に合いそうになかったから急遽外泊にしたんだ」
マルコ「珍しいね、計画的なアルミンがそんな事になるなんて」
アルミン「余計な出費になって勉強になったよ。次からはもっと考えて動かないと」ハハハ
マルコ「そうだね」
ジャン「それにしても疲れたな〜。早く風呂入って寝ようぜ。明日からまた訓練だしよ」
アルマル「うん(そうだね)」
スタスタ
-
- 285 : 2016/06/06(月) 17:16:03 :
- ーーー
ーーー
ーーー 調査兵団本部
エレン「結構遅くなったな……もう真っ暗だ」
エレン「門も閉まってるし……仕方ない」スゥ
エレン「すいません、開門願います!」
パカッ
???「誰だ、所属兵科と名を名乗れ」
エレン「調査兵団特別作戦班所属、レン・イェーガーです」
???「特別作戦班?嘘付け、お前みたいなガキ知らねぇよ。帰れ帰れ」シッシッ
エレン「分隊長以上の方に伝えていただければ分かると思います」
???「うるせぇな…帰れって言ってんだよ。いい加減にしねぇと ーーーー」
???「ゲルガー、彼の言っている事は本当だよ」スタスタ
ゲルガー「ナナバ……何でそう言い切れる」
ナナバ「分隊長から言われていただろう?明日からうちの隊に一人新人が来るって。それが彼だよ」
ゲルガー「……こいつが………」
ナナバ「同僚が失礼をしたね。案内するよ、ついて来てくれ」スタスタ
エレン「はい」スタスタ
-
- 286 : 2016/06/06(月) 17:17:54 :
- ーーー
ーーー
ーーー 団長室
コンコン
「入れ」
ナナバ「失礼します。レン・イェーガーが到着しました」ガチャ
エルヴィン「分かった。少し待っていてくれ」
エルヴィン「遅かったね、レン」
エレン「申し訳ありません。少し長引いてしまいまして」
エルヴィン「いや、少しくらい構わないさ。さて……」
エルヴィン「君の言っていた日まで残り一年程となった。
最初に提示した半年よりも期間はあるが、出来るだけ早く馴染む様にして欲しい」
エレン「了解しました。これからよろしくお願いします」ペコリ
エルヴィン「期待しているよ」ニコッ
-
- 287 : 2016/06/06(月) 17:23:55 :
- エルヴィン「君には、各隊に所属しながら団員と交流してもらう。一通り交流してからは君が必要だと思った者に随時コンタクトをとってくれ。細かい判断は任せる。ナナバ」クルッ
ナナバ「はい」
エルヴィン「レンを班員に紹介しておいてくれ。明日から開始する」
ナナバ「了解しました。では」バッ!ケイレイ
ナナバ「行こうか」スタスタ
エレン「はい。団長、失礼します」クルッ スタスタ
(ナナバとゲルガーはミケの班員、ナナバは女性として書いていきます)
ーーー
ーーー
ーーー
エレン「特別作戦班所属、レン・イェーガーです。これから少しの間ですが、皆さんの班に入らせていただきます。よろしくお願いします!」バッ!ケイレイ
ナナバ「よろしくね。紹介するよ、私はナナバで、こっちからリーネ、ヘリングと ーーーー」
ゲルガー「俺はいい」
リーネ「ゲルガー!せっかくこれから仲間になるって時に……!」
-
- 288 : 2016/06/06(月) 17:26:02 :
- エレン「リーネさん、構いませんよ。先程ゲルガーさんとは顔を合せてますので。それより……」チラッ
???「」スン スンスン スンスン
エレン「……なんで俺はミケさんに臭いを嗅がれているのでしょうか?」
へニング「それは分隊長の癖なんだ。その人はそうやって初対面の人間の臭いを嗅いでは……」
ミケ「」フンッ
へニング「鼻で笑う」
シガー『前の兵法裁判の前にハンジが言っていただろう。覚えて無いのか』
エレン『逆にそんな情報を覚えていられる人生だったか?俺は』
エレン「そうなんですか……」
ミケ「分隊長のミケ・ザガリアスだ」スッ
エレン「あ、はい、よろしくお願いします」ガシッ
-
- 289 : 2016/06/06(月) 17:26:35 :
- 今日はここまでです。
明日は少し遅めに投稿します。
-
- 290 : 2016/06/06(月) 20:47:55 :
- わかりましたー
待ってまーす
-
- 291 : 2016/06/07(火) 09:47:26 :
- 一応ナナバ女ッスよ?
-
- 292 : 2016/06/07(火) 21:28:14 :
- でもナナバssによっては男の場合もあるよね
-
- 294 : 2016/06/07(火) 21:56:55 :
- リーネ「レンはどこで分隊長の名前を?」
エレン「特別作戦班の皆さんから聞いたんです。リヴァイ兵長に次ぐ実力者だと」
ナナバ「ああ、それでね……」
へニング「まあ、ともかくだ。これからよろしくな、レン」
エレン「はい!」
まともな人も居るみたいだ・・・・・
けど、調査兵団は変人の巣窟・・・気を付けないと
シガー『以下、一部レン・イェーガーの日記より抜粋』
ーーーーーーーーーー
11/18
最近ゲルガーさんの書類の記入ミスが多いらしく、ナナバさんとリーネさんが注意していた。
リーネ「ちょっと、ゲルガーの奴また記入ミスだよ」パンパン
ナナバ「最近、仕事に身が入っていないみたいだね。ちょっと注意しておこうか」
-
- 295 : 2016/06/07(火) 21:58:26 :
- ゲルガー「はー……」グビッ
リーネ「おいゲルガー!何飲んでるんだい!?」
リーネ「今仕事中なのに酒なんか飲んで!」
ナナバ「そんなんじゃ酔っ払って仕事出来ないだろ。これは預かるよ」パシッ
ゲルガー「いや、それただの水だぜ。今禁酒してるんだ」
ナナバ「分かりきった嘘を……ぐでぐでになってるじゃないか」スンスン
ナナバ「……本当に水だね……なんでわざわざ………」
ゲルガー「飲んでる振りで気を紛らわせようと思って……仕方なく水飲んでんだ」ハァー
リーネ「確かに紛らわしいよ」ハァ
-
- 296 : 2016/06/07(火) 22:00:53 :
- ゲルガー「禁酒始めたら仕事に集中出来なくてよ」イスニモタレカカル
リーネ「何で禁酒してるんだよ、大の酒好きだろ?
変に紛らわせてるから調子崩してるんじゃないのか?」
ゲルガー「医者に止められてるんだ……酒をやめないとこのままじゃ絶対に治らないって………」
ナナリー「病気!?」
ナナバ「そうだったんだ……それは残念だね。
少しでも良くなる様に私達も応援するよ、何か出来る事は無いかい?」ポン
ゲルガー「なら…金貸してくれないか?」
リーネ「金を貸してくれって……そんなに重い病気なのかい?」
ゲルガー「あぁ……金欠病だ」
ナナバ「」ガクッ
リーネ「お前は医者に何を相談しに行ってるんだ」スパン
-
- 297 : 2016/06/07(火) 22:02:13 :
- ミケ「仕方のない奴だな。俺が奢るから今夜飲みに行くぞ」
ゲルガー「おお!ミケ、ありがてぇ!!」ガタッ
ナナバ「太っ腹だね、ミケ」
リーネ「私達にも奢ってくれるのかい?」
ミケ「む……フン、まあいいだろう」
ナナリー「やった!!」ハイタッチ
リヴァイ「チッ…たまには奢らせてやるか」ザッ
ミケ「俺より稼いでる奴には奢らんぞ。それにお前は今からあっちに戻るんじゃないのか」
エルヴィン「奢られるのは久しぶりだ。楽しみで仕方がない」スッ
ミケ「だから俺よりも ーーーー」
ワイワイ
-
- 298 : 2016/06/07(火) 22:05:14 :
- ーーー
ーーー 翌日
ーーー
ゲルガー「うぅ……」グデー
リーネ「何で今日もぐでぐでしてるんだよ」
ナナバ「ちゃんと働きなよ!昨日たくさん飲めただろ!」ガミガミ
ゲルガー「いてて!!大声出すなよ。調子に乗って飲み過ぎて二日酔いなんだよ……」キーン
ナナバ「ならどうするんだよ。飲めなくてもぐでぐで、飲んだら二日酔いなんて処置のしようが無いじゃないか」
ゲルガー「分かってるって。水飲んで早く酔い醒ますから」キュポン
リーネ「さっさと復帰してよね。仕事は山ほどあるんだから」スタスタ
ゲルガー「ああ」グビッ
ゲルガー「(今日の中身は酒で、迎え酒してるとは思うまい)」クックックッ
ミケ「お前それ酒だろ。仕事中はいかんぞ」スンスン
ナナリー「え!?」クルッ
ゲルガー「……」アセタラー
ゲルガーさんはサシャにとても良く似ている事が分かった。
酒を食べ物に変えたら全く同じ行動取るだろう。
ーーーーーーーーーー
-
- 299 : 2016/06/07(火) 22:06:05 :
- 今日はここまでです。
明日は今日と同じくらいに投稿します。
-
- 300 : 2016/06/08(水) 21:47:23 :
- まだかな?
-
- 301 : 2016/06/08(水) 22:10:40 :
- ーーーーーーーーーー
12/27
今日は精神的に疲れた・・・・・
ハンジ「やあレンおはよう!」
エレン「おはようございます。ハンジさんは朝から元気ですね」アクビ
ハンジ「今日はレンに頼みがあってね!」
エレン「俺に頼み事でそのテンション……巨人絡みですね?」
ハンジ「正解!今日は君の人間体での再生能力の実験をしたいんだ。まあこれでも飲みながらゆっくり話そうよ」スッ
エレン「ありがとうございます。でも再生能力の実験ですか?
それならハンジさんの隊に行った初日にやりましたよね?結構徹底的に」ズズズ
ハンジ「あの時は肉体の損傷に対する再生しか見てなかったからね。今回は他の条件での ーーーー」
俺の意識はそこで一旦途切れた。
次目を覚ますと……
-
- 302 : 2016/06/08(水) 22:15:11 :
- ーーー
ーーー
ーーー
エレン「ん?」パチリ
???「」
エレン「コニー?何でここに…?」
ハンジ「おはようレン。気分はどうかな?」
エレン「ハンジさん……特に異常はありませんが…何故ここに俺の同期が?」クルッ
ハンジ「え?」
エレン「ほら、こいつですよ、この坊主頭。俺の同期でコニーって奴なんです」ユビサシ
ハンジ「寝惚けているのかな?それは君だよ」
エレン「はっ?」
ハンジ「もう一度前を向いてごらん」
エレン「はぁ……」クルッ
エレン「……」ジーー
エレン(鏡像、坊主頭)「……」
エレン「……」
エレン「」スゥ
エレン「何っじゃこりゃああああああ!!?」
-
- 303 : 2016/06/08(水) 22:19:41 :
- エレン「ちょっと!何なんですかこれは!?」
ハンジ「だから〜 ーーーー」
ガチャッ!
ゲルガー「何だ!?大声が聞こえたぞ!」
ナナバ「何事!?」
へニング「今のはレンの声じゃないか!?」
リーネ「朝から何?」
エレン「……」クルッ
ゲルナナへニリー「「……ふっ、あははははは!!」」
ナナバ「に、似合ってる…可愛いよ!うん」プルプル
エレン「適当に言わないでくださいよ!逆に傷つきますから!」
ゲルガー「実に可哀想だ、同情するぜ」プルプル
ハンジ「丁度いいや、比較対象として誰か刈らせて欲しいんだけど」シャキン
リーネ「あんた同情するんでしょ」グイ
ゲルガー「へニング、お前髪少ないからいいだろ!!」
へニング「俺だって嫌だ!!」
エレン「これで過ごさなきゃ駄目なのか……」ハァー
-
- 304 : 2016/06/08(水) 22:26:47 :
- ーーー
ーーー 翌日
ーーー
エレン「1日で元に戻りました……」
ハンジ「早っ!!」
エレン「前はこんな事無かったのに……」
ハンジ「前は普通に伸びていたんだね?」
エレン「はい、特に早くもない程度で伸びてました。平均的だったと思いますよ」
ハンジ「……再生の仕方や速度には本人の意識が関係しているのかもしれないね。
後2、3回程良いかな?」シャキン
エレン「お…お手柔らかにお願いしますよ」
ーーー
ーーー 夜
ーーー ベッド
エレン「毎回ちゃんと元通りになるかな……眠れねぇ」ギンギン
シガー『フックックックックッ……』
二度とハンジさんの出す物に口はつけないと心に決めた。
ーーーーーーーーーー
-
- 305 : 2016/06/08(水) 22:29:22 :
- 今日はここまでです。
-
- 306 : 2016/06/09(木) 22:00:47 :
- パクりまくりw
-
- 308 : 2016/06/09(木) 22:11:00 :
- ーーー
ーーー 三ヶ月後
ーーー 訓練所
キース「本日の訓練はこれまで!解散!」
訓練生「「「ハッ!!」」」バッ!ケイレイ
キース「夕食後に連絡がある。食べ終わっても食堂に残っていろ」
「何だ?」「いつもは夕食前に連絡されるのに」「何かくれるのか?」「とりあえず残ってるか」
アルミン「多分……」
ミカサ「あの事……」
クリスタ「だよね、時期的にも」
ユミル「お前らは何か知ってるのか?」
アルミン「うん、ちょっとね」
ジャン「何だよ、教えろよ。気になるじゃねえか」ポン
アルミン「どうせすぐに分かるよ」スタスタ
ライナー「何だアルミンの奴、素っ気ないな」
マルコ「自分からは言いたくない内容なのかな?だとしたらあまり良い内容ではなさそうだね」
ユミル「ハッ……どうせ大した内容じゃねぇだろ」
-
- 309 : 2016/06/09(木) 22:13:25 :
- ーーー 夕食後
ーーー
ーーー 食堂
ガヤガヤガヤ
ガチャ
キース「全員揃っているな」ミワタス
キース「先程言った連絡というのはイェーガーの事だ」
アルミカクリキー以外「「「!!」」」
アルミカクリ「(やっぱり……)」
キース「先日イェーガーが意識を取り戻した」
アニライベル「!!」
「意識が戻った!?」「なら訓練所に戻って来るのか?」
キース「しかし事故の際に脊髄部分を損傷しており、下半身が一部不自由になったらしい」
キース「幸い日常生活に支障は無く、上半身に障害は発生していないのでこれからは生産者として生活を送る事になる」
キース「貴様らはイェーガーの分まで補える兵士になれるように精進しろ!以上!」
-
- 310 : 2016/06/09(木) 22:15:28 :
- ジャン「……そうか、アルミンとミカサはあいつの幼馴染みだったな。だから少し早目に知らされてたって訳か」
アルミン「うん……」
ユミル「悪かったな、大した内容じゃないなんて言っちまって」
ミカサ「別にいい……気にしていない」
ユミル「お、おう…(やべぇ、絶対気にしてるぞこれ…)」
ライナー「辛い事だが、死んだ訳じゃないんだ、またきっと会えるさ。次に会う時に俺達の成長具合を見せて、レンを驚かせてやろうぜ!」
コニー「俺は天才だから分かるぜ!卒業するまでにレンは訓練所に来る!」
アルミカクリ「!!」ビクッ
ジャン「おいコニー、適当にものを言うなよ。兵士じゃなくなった奴が気軽に来れる場所じゃないだろ、ここは」
コニー「いいや、来るね!」
-
- 311 : 2016/06/09(木) 22:16:46 :
- アルミン「……コニー、その根拠はあるのかい?」
ジャン「おいアルミン、お前まで何言い出してんだよ」
コニー「レンがただの事故で兵士辞めるなんて考えられねぇからな。だから俺は信じてる!
またあいつと笑いながら飯を食えるって!」
マルコ「なんだかコニーがこんなにも自信を持っていると、理由が無くても信じたくなっちゃうね」
ユミル「バカってすげぇな」
コニー「おいブス!それは褒めてんのか、馬鹿にしてんのか!?」
クリスタ「(明らかに馬鹿にされてるよ、コニー)」
コニー「よし!レンに会ったら絶対にギャフンと言わせてやる!」
コニー以外「「「(何で?)」」」
-
- 312 : 2016/06/09(木) 22:18:32 :
- ーーー
ーーー 消灯後
ーーー 倉庫裏
ライナー「いるか?」スタスタ
アニ「遅いじゃないか」
ベルトルト「ごめんね。レンの話題で皆中々離してくれなくて」
アニ「そうかい」
ライナー「それくらいにしておけ。時間も無いし、始めるぞ」
ライナー「まずレンの事だが、これであいつの驚異は完全に無くなったと考えていいだろう。
教官もわざわざ嘘を言ったりはしないだろうからな」
ベルトルト「うん、僕もそう思うよ。レンがいなくなったのは正直かなりありがたいね」
アニ「それは賛成するよ。あいつがいるかどうかだけでもかなり作戦に影響があるからね」
-
- 313 : 2016/06/09(木) 22:21:44 :
- ライナー「それでだ、レンが戻って来ない確信も持てたことだし、そろそろ仕上げに入らないとと思ってな」
アニ「残り一年しかないからね……急がないとそろそろ間に合わなくなりそうだよ」
ベルトルト「最悪の状態にだけはならない様にしないとね」
ライナー「ああ…やり直しはきかないからな。しくじれば俺達も終わりだ」
ライナー「急がなければいけないが、決して他の奴らに悟られるなよ……バレて仲間を殺すのは勘弁だだからな」
アニベル「……」コクッ
ライナー「なら具体的な内容を伝える。これからは ーーーー」
ーーー
ーーー
ーーー
ライナー「ーーーー 以上だ。何か質問はあるか?」
アニ「いや、無いよ」
ベルトルト「僕も大丈夫」
ライナー「なら戻るか。結構遅くなっちまったから教官に見つかるなよアニ」
アニ「はいはい、あんた達もね」クルッ スタスタ
ライナー「俺達も戻るか」
ベルトルト「うん」
スタスタ
-
- 314 : 2016/06/09(木) 22:22:36 :
- 今日はここまでです。
明日は19時頃に更新します。
意見、質問、ミスの指摘はいつでも受け付けてますので遠慮なくコメントにお願いします。(数が多い場合は一部非表示にするかもしれません)
-
- 315 : 2016/06/09(木) 23:40:43 :
- 期待気体北茨北井来たい稀代機体危殆奇態鍛代きたいキタイキタイ
-
- 316 : 2016/06/10(金) 17:28:44 :
- 期待!頑張ってください!!
-
- 318 : 2016/06/10(金) 20:30:56 :
- なら待つしかない!
-
- 319 : 2016/06/10(金) 23:35:42 :
- ーーー
ーーー
ーーー
スタスタ
ベルトルト「ライナー……君は皆の事をどう思ってるんだい?」
ライナー「は?いきなり何だよ。あいつらは味方だろ。俺達は兵士なんだからな」
ベルトルト「……そう…だね……(ライナー、君は……)」
アルミン「それでね、今度の休暇にレンの家に行こうと思ってるんだ」
ミカサ「そうしよう。私も久しぶりに二人に会いたい」
ライナー「アルミン、ミカサ。こんな所で何してるんだ?消灯時間は過ぎてるだろ」
ミカサ「それはそっちも同じ筈。何故ここに?」
アルミン「僕達はちょっとレンの事についてね。皆ショックを受けてるだろうからあまりおおっぴらに話すべきじゃないと思って」
ライナー「そうか、レンの事を……お前らは幼馴染みだもんな」
ベルトルト「僕達もちょっと他の人達には聞かれたくない内容だったからね、抜け出して来たんだ」
アルミン「そうだったんだ。なら、お互い様って事で今日は見逃してくれないかな?」
ライナー「分かった。営倉送りは嫌だからな」
ベルトルト「僕らは今戻るところだけど、アルミンとミカサはどうする?」
アルミン「僕達ももう少し話したら戻るよ。先に行ってて」
-
- 320 : 2016/06/10(金) 23:38:01 :
- ライナー「ああ、それじゃあな」
ベルトルト「おやすみ」
アルミン「うん、おやすみ」フリフリ
スタスタ
アルミン「……バレてなかったみたいだね」スッ
ミカサ「そうみたい」
アルミン「ああ〜、疲れた」ドサッ
ミカサ「お疲れ様」
アルミン「ミカサもね。事前にこういう時の会話を考えておいてよかったよ。
とっさに考えた話題にすると、ふいに口が滑る事もあるだろうからね」ムクリ
アルミン「ミカサは寮に戻ってクリスタが起きてたら今の事を伝えて。寝てたら明日でいいから。僕は教官に報告してから戻るよ」
ミカサ「分かった。おやすみなさいアルミン」スクッ
アルミン「うん、おやすみミカサ」スクッ
-
- 321 : 2016/06/10(金) 23:45:33 :
- ーーー
ーーー
ーーー 教官室
コンコン
「誰だ」
アルミン「失礼します」ガチャ
眼鏡教官「アルレルト…何故ここにいる!何時だと思っているんだ!」ガタッ
キース「消灯時間はとっくに過ぎているが?」
アルミン「キース教官にご報告が。レンに頼まれていた件についてです」
キース「……奥の部屋に来い」スタスタ
アルミン「ハッ」スタスタ
ガチャ バタン
キース「……それで?」クルッ
アルミン「先程、消灯時間を過ぎて少し経った頃に監視対象の訓練兵が寮を抜け出したので尾行をした所、他の監視対象の訓練兵と合流して密会を始めましたので、そこで合流したアッカーマン訓練兵と共に会話を盗聴しました」
キース「会話内容は省け。伝えるべき事だけにしろ」
アルミン「では二つ。"仕上げに入る"と"おそらく予定通り決行"と」
キース「分かった、早急に伝えておこう」
アルミン「お願いします。では、私はこれで」ペコリ クルッ スタスタ
ガチャ バタン
ーーー
ーーー
ーーー 廊下
スタスタ
アルミン「(さっき聞いた話……そしてこれを頼まれた時にレンから教えられた事実を重ね合わせると…)」
アルミン「まさか、ね……あの三人が敵だなんて………」ハハハ
アルミン「でも、レンが意味も無く僕達に頼み事をするとは考えてられない……最悪、僕の予想が当たってる事だってある。
これからはもっと注意深く三人を観察しなきゃ」
-
- 322 : 2016/06/10(金) 23:47:59 :
- ーーー
ーーー
ーーー 続・レンの日記
ーーーーーーーーーー
6/3
今日…いや、もう昨日か。
昨夜俺は、団長の手伝いをしていた。
エルヴィン「すまないなレン、書類整理を手伝わせてしまって」カリカリ
エレン「いえ、俺から言い出した事ですので」ペラッ
エルヴィン「そう言ってくれると助かるよ。
忙しさにかまけてずいぶんと書類を溜めてしまってね……今夜は徹夜だな」ハァー カリカリ
ハンジ「おっ、奇遇だねお二人さん。私も今夜は徹夜しようと思ってるんだ。
エルヴィン、隣で作業してもいいかな?」スタスタ
エルヴィン「ああ、構わない」
-
- 323 : 2016/06/10(金) 23:51:32 :
- ハンジ「ありがとう。短調な作業も3人なら楽しいし、眠くても刺激が貰えるからね」ドサッ
エレン「……」ペラッ
エルヴィン「……」カリ カリ
ハンジ「特に喋りながらだと調子が出る!頭に空気が入る感じだ、冴えてけるんだよ」カリカリ
ハンジ「それにレンの巨人の事を考えると眠気なんて吹っ飛ぶからね!」カリカリカリ
エレン「ありがとうございます。全く喜びが湧きませんよ」ペラッ スタスタ
エルヴィン「……」カリ カリ
ハンジ「エルヴィンとレンの巨人の相互効果かな、凄く捗るね!!」カリカリカリカリカリ
エレエル「(俺の作業はハンジ(さん)効果で停滞してるがな)」カリ ペラッ
-
- 324 : 2016/06/10(金) 23:54:16 :
- ーーー
ーーー
ーーー
ハンジ「そうか、なるほど……ここはこうだったんだな…」カリカリ
エルヴィン「」フゥ ペラッ
エルヴィン「あー…この申請は認められないな……」ボソッ
ハンジ「!」ピクッ
ハンジ「今の独り言?」チラッ
エルヴィン「ん?ああ、言ってたかな?」
ハンジ「申し訳無いけど今集中しててさ、静かにして貰っていいかな?」
エルヴィン「お前他人に厳しいな」
ーーー
ーーー
ーーー
ハンジ「よし、終わった!」
エルヴィン「もう部屋に戻るのか?」カリカリ
ハンジ「ああ。うるさいのがいなくなって仕事も捗るだろ?」
エレン「よくお分かりで」
エルヴィン「全くだ、さっさと行け」
ハンジ「はいはい。それじゃあ二人共おやすみ」ガチャ
バタン
エレエル「……」ハァーー
ハンジさんはいつでも問題を持ってくる厄介な人だと改めて認識した夜だった。
ーーーーーーーーーー
-
- 325 : 2016/06/11(土) 00:07:08 :
ハンジ「ああ。うるさいのがいなくなって仕事も捗るだろ?」
エレン「よくお分かりで」
エレン、二週目だからって酷くないか?
-
- 326 : 2016/06/11(土) 00:14:30 :
- 325さん
確かにねwwwww
-
- 328 : 2016/06/11(土) 13:34:52 :
- ーーーーーーーーーー
9/7
今日は久しぶりに家に帰った。
ガチャ
エレン「ただいま」
カルラ「あら、おかえりなさい。久しぶりね」
エレン「ごめん、ちょっと忙しくて手紙とかも難しかったんだ」スッ
カルラ「こうして元気な姿を見れたからいいわよ。今日は休暇?」
エレン「まあ、そんなとこかな。ちょっとこっちに用事もあるし」
カルラ「用事?」
エレン「大した内容じゃないけど、早目に済ませておきたくてね」
カルラ「そう」
エレン「今からちょっと出かけてくるよ。今日はこっちにいるから俺の分の夕食よろしく」ガタッ
カルラ「分かったわ、いってらっしゃい」
-
- 329 : 2016/06/11(土) 13:38:17 :
- ーーー
ーーー
ーーー 診療所
ガチャ
エレン「すみません」
受付係「あら、イェーガー先生の息子さんじゃない、お久しぶりね。どうしたの?」
エレン「父さんいますか?」
受付係「ええ、奥の部屋にいらっしゃると思うけど」
エレン「ありがとうございます」ペコリ
スタスタ
コンコン
グリシャ「はい」
エレン「父さん」ガチャ
グリシャ「レン、帰って来てたのか」
エレン「今さっきね。今はこっちにいるって聞いて」
グリシャ「そうか、元気そうでなによりだ」
エレン「父さんも元気そうだね」
グリシャ「開拓地の方も大分落ち着いてきたからな。
最近は怪我人も減って、平和になってきた感じがするよ」
エレン「前に来た時より活気が出てきてるのは歩いてて分かった。嬉しい事だね」
-
- 330 : 2016/06/11(土) 13:41:16 :
- グリシャ「時間が経ってきて、皆少しずつ前に向かって進み始めてるからな。明るくなってきてると思うよ」
エレン「あれからもう5年だね。そろそろ皆の緊張感が切れ始める頃だ……」
グリシャ「そうだな。こういう時に気を引き締めないと、また同じ事態になった時に全く同じ事を繰り返す事になる」
エレン「いや、同じじゃない……もう活動領域はローゼとシーナしか残ってないんだ。繰り返したら今より酷い状況にしかならない。
それに…絶対に繰り返させたりしない。俺が…俺達が覆してみせる!」
グリシャ「期待してるぞ。でも無理はするなよ」ポン
エレン「分かってる。程度は考えるよ」
-
- 331 : 2016/06/11(土) 13:46:56 :
- ーーー
ーーー 夕方
ーーー
エレン「俺、そろそろ行くよ」
グリシャ「もう帰るのか?」
エレン「今日は家にいるよ。ちょっと他の場所に用事があるんだ」
グリシャ「そうか。ならまた後でな」
エレン「うん」ガチャ
エレン「お邪魔しました」ペコリ
受付係「はい、さようなら」
ガチャ スタスタ
エレン「シガー、今日は静かだな」
シガー『久々の親子の対面に口出しするほどヤボじゃないさ。それに、ここには特に興味があるものも無いしな』
エレン「そうか」
シガー『今から行くのは明日の事に関する場所だろ?』
エレン「ああ。兵団から話は通ってる筈だけど一応顔見せと確認をな」
シガー『ご苦労な事で』
エレン「明日になって手間取るのは面倒だからな。面倒事は極力ごめんだ」
-
- 332 : 2016/06/11(土) 13:51:00 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食糧発注所
エレン「すいません」
職員「どちら様でしょうか?」
エレン「責任者の方いらっしゃいますか?俺、調査兵団の者です」
職員「あぁ……話は伺っております、少々お待ち下さいませ」スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー
責任者「ようこそ、私がここの責任者です」
エレン「調査兵団所属、レン・イェーガーです」トン ケイレイ
責任者「ずいぶんとお若いんですね……聞いていた話は明日の筈ですが、いかがされましたか?」
エレン「なにせ人員不足ですので……今日は一応確認と顔出しに伺いました」
責任者「それはそれは、ご苦労様です。大丈夫です、きちんと話は通してありますので」
エレン「では、予定通りの時間でよろしいですか?」
責任者「はい、大丈夫です」
エレン「分かりました。わざわざお時間を取らせてすいませんでした」ペコリ
責任者「いえいえ、仕事熱心なのは感心しますよ。明日はよろしくお願いします」
-
- 333 : 2016/06/11(土) 13:51:38 :
- 今日は、・・・・終わり?
-
- 334 : 2016/06/11(土) 13:52:10 :
- 今日はここまでです。
明日もこれくらいに更新すると思います。
-
- 335 : 2016/06/11(土) 13:52:19 :
- じゃなかった!よかった。
-
- 336 : 2016/06/12(日) 11:19:07 :
- ーーー
ーーー 夜
ーーー イェーガー家
エレン「ただいま」ガチャ
カルラ「おかえりなさい。夕飯出来てるわよ、座りなさい」
グリシャ「遅かったな」
エレン「色々な所を見て回ってたからね」スッ
エレカルグリ「いただきます」
ーーー
ーーー
ーーー
エレン「ごちそうさま、美味かったよ」
カルラ「事前に言っておいてくれればもっとちゃんとしたの作れたのに」
エレン「いいんだよ。俺は母さんの料理が食べれれば満足だ」
カルラ「そう?嬉しい事言ってくれるわね」フフフ
-
- 337 : 2016/06/12(日) 11:23:31 :
- グリシャ「明日は内地へ往診に行かなければいけないからね、私は寝るよ」ガタッ
エレン「俺も明日早いから寝るよ」ガタッ
カルラ「おやすみなさい」
エレン「そうだ父さん、寝る前に聞きたい事があるんだけど少し話せない?」
グリシャ「……分かった、ならここで話そうカルラは先に寝ててくれ」
カルラ「ええ、分かったわ。おやすみなさい」
エレン「おやすみ母さん」
ガチャ バタン
グリシャ「それで、話とは?」
エレン「聞きたいのは二つだ。まず一つ目、壁の外には何があるの?」
グリシャ「……どういう意味だ?」
エレン「とぼけなくてもいいよ。父さんの出身は壁外なんだろ?」
グリシャ「!……キースから聞いたのか?」
エレン「まあ、そんなとこだよ」
-
- 338 : 2016/06/12(日) 11:29:29 :
- グリシャ「……なら、お前には隠しても無駄だな。壁外にはとある村があるんだ」
エレン「……」
グリシャ「いつ、何があって村ができたのかは分からない…記録に残ってないからな。ただ、そこにいる人間には何故か共通して1つの特徴があった」
エレン「巨人化能力」
グリシャ「そうだ。全員が巨人をコントロール出来る訳ではないからお前の様な人間ばかりではないがな。
壁外調査などで討伐されている巨人は巨人をコントロール出来なかった者、奇行種と呼ばれているのは中途半端にコントロールに失敗した者だろう」
-
- 339 : 2016/06/12(日) 11:38:01 :
- グリシャ「そして巨人をコントロールし、能力を自分のものとした者達は"戦士"と呼ばれ、戦闘訓練を受けていた」
エレン「巨人の特徴はその人間によってバラバラだ。
鎧や超大型の様な強力な巨人が出た場合はどうするの?巨人化能力者でも歳はとるし寿命だってある筈だろ?」
グリシャ「そういった場合はその巨人を持った人間を他の能力者に食わせるんだ。具体的には背骨の中で分泌されている脊髄液を体内に取り込むらしい」
エレン「そっか……」
エレン「ならそこまででいいよ。最後に一つ、父さんは何故壁の中の人間に協力的だったの?」
グリシャ「……」
グリシャ「……始めは単純に壁の中がどんな風になっているのか知りたい好奇心だった」
グリシャ「だがキースや他の人達から話を聞いていく内に…ここの人達を守りたいと思った……それだけだ」
エレン「……そっか………」ガタッ
エレン「おやすみ、父さん…ありがとう」ガチャ
グリシャ「おやすみ」
バタン
-
- 340 : 2016/06/12(日) 11:41:59 :
- ーーー
ーーー
ーーー
シガー『特に変わった箇所は無かったな』
エレン「……」
シガー『エレン?』
エレン「……」
シガー『おい、どうしたんだよ』
エレン「……寝る」ゴロン
シガー『お…おう……おやすみ』
ーーー
ーーー 翌日 早朝
ーーー
エレン「ふあぁ〜」アクビ
カルラ「おはよう」トントントントン
エレン「おはよう、早いね」
カルラ「あんたが今日朝早いって言ってたんでしょ。簡単なスープだけど作ったから」スッ
エレン「ありがとう」スッ ズズズ
エレン「ごちそうさま」ガタッ
カルラ「いってらっしゃい。アルミンとミカサによろしくね」
エレン「うん……行ってきます」ガチャ
-
- 341 : 2016/06/12(日) 11:45:53 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食糧発注所
エレン「おはようございます」ガチャ
責任者「おはようございます。準備は出来てます」クルッ
エレン「すいません、待たせてしまいましたか?」
責任者「いえ、こちらの準備も今終了したところですのでお気になさらず」
エレン「ありがとうございます」ペコリ
責任者「ではお願いします。頼まれていた物も積んでありますので」
エレン「はい」スッ マタガル
パッカ パッカ ガラガラ(馬が引く荷車のイメージ)
エレン「あいつらどうしてるのかな〜」
シガー『さあな、それを確かめるために行くんだろ?まあ、俺が見ればすぐに分かる事だが』
エレン「それを言うな。それに、自分の目で見て確かめたいんだ」
シガー『分かってるって』
-
- 342 : 2016/06/12(日) 11:46:05 :
- 今日はここまでです。
-
- 343 : 2016/06/13(月) 19:22:35 :
- ーーー
ーーー
ーーー 訓練所 食堂
キース「貴様ら、食べながらで構わんから聞け!」
訓練兵「「「」」」クルッ
キース「今日、食糧が生産地から届けられる。なので、今日の訓練は無しだ。届けに来た生産者と交流を深めるなり、自主トレーニングに励むなりしろ。以上!」
訓練兵「「「ハ、ハッ!」」」バッ!ケイレイ
ーーー
ーーー
ーーー
コニー「食糧が来ると訓練は休みになるのか?」
サシャ「もしかして、来た食糧を食べ放題とか!むふふふ……」ジュルリ
ユミル「少し黙ってろ、バカ2人」
マルコ「流石に食べ放題とかは無いと思うよ。でも、食糧が届けられるのはいつもの事なのになんで……?」ウーン
-
- 344 : 2016/06/13(月) 19:24:55 :
- ジャン「まあ何にしても訓練が無くなったんだ、素直に喜ぼうぜ」バシッ
マルコ「う、うん」イタイ
ユミル「なら私は一日中天使と戯れるとするか。なあクリスタ」クルッ
クリスタ「あ…うん、そうだね……」
アルミカ「……」
ユミル「なんだお前ら、3人揃って難しい顔しやがって。嬉しくねぇのかよ」
アルミン「い、いや、嬉しいよ、うん」
アルミカクリ「(教官、理由適当過ぎ……)」
モブ「あっ、あれじゃないか?届いた食糧って」ユビサシ
訓練兵「「「!」」」クルッ
ライナー「どうやらそうみたいだな。教官と何か話しながら書類渡してるし」
ベルトルト「でもあの人、なんだか見覚えのある気がするな……」
アルミカクリ「」ピクッ
-
- 345 : 2016/06/13(月) 19:26:47 :
- ジャン「はあ?生産者に名前覚えてる程の知り合いなんていねぇぞ。二年目からは訓練についていけなくて開拓地送りになった奴もいないしな」
ベルトルト「そうだよね。あの人松葉杖ついてるし……」
アニ「……こっちに来るみたいだね」
コニー「なーんか俺も見覚えあるな」
サシャ「コニーもですか?私もですよ。結構見知った顔のような気がします」
マルコ「だんだん顔が見えてきたね……あれ、こっちに手振ってるよ。やっぱり知り合いかな?」
アルミカクリ「っ!!」ダッ!
ユミル「あいつは……!」
訓練兵「「「レン!!」」」ダッ!!
-
- 346 : 2016/06/13(月) 19:28:37 :
- アルミカクリ「レン!!」ガバッ!
エレン「うおっ!」ボフッ グラッ
ドサッ
エレン「よ、よう…元気そうだな」ゲホッ
アルミン「久しぶりだね」
ミカサ「私は嬉しい。とても、嬉しい」
クリスタ「レン…レン……」
エレン「ああ…本当にな」ギュッ
タタタタ
コニー「レン!」
ジャン「お前…なんでここに……!?」
マルコ「久しぶりだね!」
サシャ「レンです!本当にレンです!」
エレン「よっ、皆変わったな。強くなったのが見るだけで分かる」
ユミル「来たのはお前だったのか……お前はあまり変わってねぇのな」
エレン「まあ、出来るトレーニングは今でもやってるからな。身体動かしてねぇと落ち着かないんだよ」
マルコ「ははは、レンはやっぱりレンだね」
ジャン「それにしても最近まで寝てた奴には見えねぇな。本当に意識無かったのか?」
エレン「なんだよ、疑うのか?」
ジャン「いや、別に」
サシャ「教官は足が不自由になったって聞きましたけど、大丈夫なんですか?」
エレン「ちゃんと松葉杖ついてるし大丈夫だ」スッ
エレン「今日は皆訓練無いんだろ?俺が居なかった時の事色々と教えてくれよ」ムクリ
アルミン「うん!」
マルコ「もちろん」
-
- 347 : 2016/06/13(月) 19:33:18 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食堂
エレン「俺の事で皆に心配かけたよな…すまん皆」ペコリ
マルコ「そんな、レンが謝るような事じゃないよ。事故だったんだからレンはむしろ被害者じゃないか」
アルミン「そうだよ。レンが負い目をおう必要は無いんだよ」
エレン「そう言って貰えると助かるよ」
ワイワイ
ーーー
ーーー
ーーー
ガチャ
ライナー「ようレン、久しぶりだな」
ベルトルト「本当にレンだったんだ」
アニ「……」
エレン「おう」
ジャン「お前ら3人が一緒なんて珍しいじゃねぇか。どこ行ってたんだ?」
ライナー「俺はトイレにちょっとな。2人とはそこで偶然一緒になっただけだ」
アルミン「そうなんだ。今、レンが居なかった時の事を話してたんだ」
ライナー「なら俺達もまぜてくれよ」
ワイワイ
キース「(イェーガーの希望で設けた機会だったが、訓練成績上位者達にとっても良いリフレッシュになっているようだ)」
-
- 348 : 2016/06/13(月) 19:33:47 :
- 今日はここまでです。
明日は22時頃に投稿します。
-
- 349 : 2016/06/14(火) 00:25:17 :
- 物凄く期待❣❣
-
- 350 : 2016/06/14(火) 22:02:22 :
- ライナー「いやしかし本当に久しぶりだな。もう体は大丈夫なのか?」
キース「(ライナー・ブラウン。屈強な体格と精神力を持つ。何より仲間から高い信頼を得ており、兄貴分として頼りにされている事も多い。
最近フーバー、レオンハートと共に行動する姿が増えている様に思える)」
アルミン「起きてもしばらくはリハビリで大変だったでしょ?(話合わせるの思ったより大変だな……)」
キース「(アルミン・アルレルト。体力面においては兵士の基準に達しないものの、座学の受け答えにおいて非凡な発想をみせると聞く。戦闘面ではあまり期待出来ないが、本人が自分の方向性を獲得すればあるいは……
見た目によらず行動力があり、イェーガーからの信頼が最も厚い)」
-
- 351 : 2016/06/14(火) 22:05:27 :
- アニ「……」ハァーーッ
キース「(アニ・レオンハート。白刃攻撃での斬撃の進入角度に非の打ち所がない。目標を深くえぐり取る。性格は孤立気味で連帯性に難がある。
あえて他の人間を避けている様にも見えるので心を開く事を期待する)」
ベルトルト「へぇー、そうだったんだね」
キース「(ベルトルト・フーバー。あらゆる技術をそつなくこなし、高い潜在能力を感じさせるが…積極性に欠け、自身の行動を人に委ねる癖がある。
本質が見えない訓練兵の一人である)」
ジャン「残念だったな、これで巨人から遠ざかっちまって。でもこれでやっと「死に急ぎ野郎」からも卒業出来るんじゃねぇか?」ケラケラ
-
- 352 : 2016/06/14(火) 22:07:34 :
- マルコ「お…おい、ジャン……何もこんな時まで喧嘩吹っかけなくても………」
エレン「うるせぇな……お前、今なら俺にやられる可能性が低くなってるから何言っても安心だとでも思ってんのか?」
ジャン「はっ、五体不満足で何ぬかしてるんだか。お前が動けてもやられる気はしねぇよ」
キース「(ジャン・キルシュタイン。立体機動装置の理解が深く、その性能を引き出す術に長けている。現状を認識する能力も備えているが、抜き身する性格が軋轢を生みやすい。
いつもイェーガーに喧嘩を吹っかけては返り討ちにあっていたからか、途中から対人格闘も真面目に取り組むようになった)」
-
- 353 : 2016/06/14(火) 22:09:16 :
- 今日は長めがいいなぁ、
-
- 354 : 2016/06/14(火) 22:11:00 :
- エレン「あ?ならやるか?」ガタッ
ジャン「上等じゃねぇか元訓練兵の分際で!」ガタッ
マルコ「やめろよ二人共!喧嘩しに来たんじゃないだろ!?レンも足が不自由なのにどうやってやるつもりだよ!?」
エレン「短時間なら動ける。問題無い」スッ
ジャン「ハンデだ。一発勝負でいいぜ」スッ
エレジャン「」ダッ
バキッ!
クリスタ「ど、同時……」
エレン「なかなか強くなったな。スピードも上がってるし力もついてる。だが……」
ジャン「……くそっ………」ドサッ
エレン「まだ軽い」イテテ
マルコ「ジャン!」サッ
キース「(マルコ・ボット。王の下で働きたいという目標に向けてまっすぐに努力し、訓練成績上位者入りを果たしている。キルシュタインと行動する事が多く、イェーガーとの喧嘩の際はアルレルト、アッカーマンと共に仲裁役を買って出る。
訓練の時も常に実践を想定した動きをしており、指揮官として将来が有望な一人である)」
-
- 355 : 2016/06/14(火) 22:13:59 :
- コニー「なあ、なんでジャンがレンに負けたのか分からないんだが、それは俺がバカだからじゃねぇよな?」
キース「(コニー・スプリンガー。バランス感覚が良く、小回りのきく機動が得意。しかし頭の回転は鈍く、作戦の誤認が多々ある。
卒業までにどうにかしたい)」
サシャ「バカは黙っていてください」モグモグ
コニー「なっ!オメーもバカだろうが、サシャ!」
サシャ「し、失礼な!一緒にしないでもらえますか!?」
キース「(サシャ・ブラウス。身のこなしが素早く型破りな勘の良さがあるが、型にはまらない故に組織的な行動には向かない。スプリンガー同様頭の回転は鈍い。
こちらは食料を盗むのもどうにかしたい)」
-
- 356 : 2016/06/14(火) 22:16:35 :
- ユミル「黙ってろバカ二人」
キース「(ユミル。今まで見てきた訓練兵の中で一番理解が難解な人間。身体能力は高いと思われるがいつも訓練は手抜き。しかし上位者にくい込んでいる……)」
ミカサ「ふふふ」ニコニコ
クリスタ「ミカサ、今日はずいぶんと機嫌がいいね」
ミカサ「ええ。レンに久しぶりに会えたのがとても嬉しい。そういうクリスタもとても機嫌が良く見える」
キース「(ミカサ・アッカーマン。あらゆる難解な科目を完璧にこなす実現力がある。歴代でも類の無い逸材として最高の評価は妥当と言える。
入団当時は無愛想で暗い印象だったがイェーガーの影響か、最近は笑顔を見かける機会が増えている。そして……)」
-
- 357 : 2016/06/14(火) 22:19:36 :
- エレン「やっぱり皆強くなってるんだな。追い越されるのもそう遠くないかもな」ハハハ
マルコ「いやいや、つい最近まで意識も無かったのに訓練してたジャンに勝てるレンの方がおかしいんだよ?
普通は追い越してる筈なんだけどなぁ……」
キース「(レン・イェーガー。古い知人であるグリシャ・イェーガーの息子。昨年途中までは訓練兵としてここで生活していたが、今は調査兵団の特別作戦班に所属していると聞く。
座学以外はアッカーマン以上の成績を残していた。巨人を全て駆逐するという目標に向けて行動している。普通なら笑い飛ばす様な夢だが、イェーガーならばあるいは…と希望を持ちたくなる)」
-
- 358 : 2016/06/14(火) 22:23:09 :
- ユミル「あれ?レンお前、そのピアス……」
エレン「んっ?あぁ、これか?」
ユミル「なんでお前がクリスタと同じピアスしてるんだよ?」
エレアルミカクリユミ以外「「「えっ?」」」クルッ
クリスタ「それは……」フイッ モジモジ
エレン「いや、なんでって……俺達付き合ってるし」
ユミル「あぁ〜なるほどな、だからか。納……」
エレアルミカクリ以外「「「ええええええええ!!?」」」
キース「(クリスタ・レンズ。馬術以外に特に優れているところは無いが、周りへの気遣いの良さから男子の中では「天使」「女神」などと呼ばれている。
まさかイェーガーと恋仲にあったとは……)」
-
- 359 : 2016/06/14(火) 22:23:40 :
- 今日はここまでです。
明日も同じ時間に投稿するつもりです。
-
- 360 : 2016/06/15(水) 07:27:23 :
- 「か」はがんばれの「か」
「き」は期待の「き」
-
- 361 : 2016/06/15(水) 21:59:38 :
- ライナー「い、いつから付き合ってるんだ!?」ガタッ
ミーナ「どっちから告白したの!?」ズイッ
マルコ「(やっぱりミーナが食いつくんだね……)」
エレン「俺からだ」
ミーナ「ズバリ!告白のセリフは?!」
アルミン「あ、それは僕も少し興味あるな」
エレン「……」
ミーナ「そんな露骨に嫌がった顔しないで〜ほらほら」クイクイ
エレン「俺の命はお間のものだ、だからお前のために使う…最後の瞬間まで一緒にいる。だよ」
アニハンユミ以外女子「(私も言われてみたいな……)////」
ベルトルト「……何というか、その…凄いね……」
ジャン「そんな小っ恥ずかしいセリフ、こいつ以外に素面で言える奴なんていねぇよ」
フランツ「ハンナ、僕の命も君のものだよ」ギュッ
ハンナ「フランツ……」ギュッ
エレクリハンフラ以外「「「帰れ!!」」」
-
- 362 : 2016/06/15(水) 22:01:44 :
- ミーナ「じゃ、じゃあさ……キスとかは?」
ライユミ「!!」ガタッ
エレン「」チラッ
クリスタ「////」フルフル
エレン「悪い、それは言えねぇ」
ミーナ「え〜〜」
エレン「悪いな、こっちにも ーーーー」
ガシッ ガシッ
ライナー「レン…教えろ」グググ
ユミル「その答え次第ではタダじゃおかねぇぞ……」グググ
エレン「何だよ、離せよ」グググ
ライナー「いいや離さんぞ。足が使えなければ前と同じようにはならないしな」
ユミル「いくら鈍感でも女子相手に手を上げる程無神経じゃねぇだろ?」
くそっ、まさかこんな形で裏目に出るとは・・・
アルミン「やめなよ二人共」
-
- 363 : 2016/06/15(水) 22:04:28 :
- アルミン「レンとクリスタは付き合ってる。これは揺るぎない事実だ。何も変わりはしないよ。
それなのにキスがどうだとか、無理矢理聞き出して何かあるの?僕には君達が自分のためにレンとクリスタが嫌がる事をしようとしている様にしか見えないよ」
クリスタ「アルミン」
ミカサ「私もアルミンと同じ意見。この話を続けても不利益にしかならない」
ライナー「……」パッ
ユミル「チッ……」パッ チラッ
キラッ
ユミル「!!お前、その名前……」グイッ
!!ヤバい・・・!
エレン「ユミル、ちょっと来い」ガタッ カツ カツ
ユミル「ああ……」
エレン「悪い皆、ちょっと待っててくれ」ガチャ
ユミル「少し話してくるわ」
バタン
ミーナ「ユミル……どうしたんだろう」
マルコ「何だろうね?レンのピアスに何か見つけたみたいだけど」
クリスタ「(ピアス?……まさか!?)」
-
- 364 : 2016/06/15(水) 22:09:25 :
- ーーー
ーーー
ーーー 廊下
スタスタ
エレン「……ここでいいだろ」クルッ
ユミル「お前は何者だ。何故知っている」
エレン「ヒストリアの事か?」
ユミル「!!…本当に何なんだお前…」
エレン「まあ、お前にならいいか……」キョロキョロ ガリッ
シュゥゥゥゥ
ユミル「お前……!!なら……」チラッ
エレン「足か?もちろん嘘だ」トーン トーン
エレン「悪いが今は何も教えられない。知りたかったら上位10位に入って卒業しろ。
俺が居なくなった分枠は空いてるし、ヒストリアを10番以内に入れても憲兵団には行かねぇぞ」
ユミル「……分かった」
エレン「」コクッ
ユミル「だが、ヒストリアは10番に入れる。危なくなったら無理矢理にでも憲兵団に移すからな」
エレン「あぁ、それで構わない。戻るぞ」スタスタ
-
- 365 : 2016/06/15(水) 22:10:58 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食堂
ガチャ
エレン「待たせて悪かったな」カツ カツ
ジャン「心配すんな、誰も待ってねぇよ」
エレン「そうかよ」スッ
エレン「それで、後は何話す?」
ーーー
ーーー 夜
ーーー
ガチャ
キース「貴様ら、夕食の時間だ」
エレン「なら俺はそろそろ帰るかな」ガダッ
クリスタ「今日は泊まっていくんじゃないの?」
アルミン「もう外真っ暗だよ。満足に足動かないのに夜間の移動は危ないよ」
ミカサ「アルミンの言う通り。ので、今日は泊まっていくべき」
エレン「でもな……俺はもう訓練兵じゃないしな………」チラッ
-
- 366 : 2016/06/15(水) 22:13:19 :
- キース「確かに訓練兵でもない者を施設に泊める訳にはいかん」
ライナー「教官!それはあんまりではないでしょうか…!」
マルコ「そうですよ!レンは仲間だったんですよ!?」
キース「規則は曲げん。しかし、貴様らが自己責任でイェーガーについて行くのは止めん」クルッ スタスタ
バタン
ライナー「よし、ならレンを送っていくか!でも人数多すぎても良くはないからな…数人にしておこう」
クリスタ「なら私が行く」
アルミン「僕も行くよ」
ミカサ「私も」
ユミル「クリスタが心配だからな、私も行ってやるよ」
エレン「これくらいでいいよ。ライナーが言った通り、多すぎてもアレだからな」
エレン「準備終わったらすぐ行くか」
アルクリミカユミ「「うん(おう)」」
-
- 367 : 2016/06/15(水) 22:13:43 :
- 今日はここまでです。
明日も同じ時間に投稿します。
-
- 368 : 2016/06/16(木) 19:59:35 :
- 原作に、つまらない日常ばかりで面白くない。
最初の方は良かったのにね…
あくまで個人的な感想です。
-
- 369 : 2016/06/16(木) 21:05:30 :
- 期待だよ~
-
- 370 : 2016/06/16(木) 21:50:12 :
- 期待です!
-
- 371 : 2016/06/16(木) 22:07:04 :
- ーーー
ーーー
ーーー
パッカ パッカ ガラガラ
アルミン「レン、向こうの皆さんとは上手くいってるの?」
エレン「あぁ、結構上手くいってるぞ。最初は不安だったけど案外風当たりも強くなかったからな」
クリスタ「まあ、レンみたいなのは前例が無いだろうからね。そんなに無下にはされないと思うよ」
ユミル「それにしても今のジャンに勝つなんてな」
エレン「一発勝負だったからな。普通に対人格闘したら短時間でも勝てねぇよ」
アルミカクリユミ「(どうせ嘘でしょ(だろ)……)」
アルミン「レンがいなくなってから、ジャンも真面目に対人格闘やるようになってたんだよ」
-
- 372 : 2016/06/16(木) 22:10:48 :
- エレン「へぇ、あいつがな……少しは変わったのか?」
アルミン「少しずつ変わってきてると思うよ。ただ、まだちょっとした時に手抜きをしたりしているけど」
アルミン「人は急には変われないからね。まだ卒業までに時間はあるし、ゆっくりでも変わっていけばいいと思うよ」
エレン「そうだな、ジャンにそう言ってやれよ」
ーーー
ーーー
ーーー
エレン「すぐそこだからここら辺でいいぞ。悪いな、送ってもらって」
クリスタ「大丈夫?レンさえ良ければ最後まで送るよ?」
エレン「心配してくれてありがとなクリスタ。でもお前らは明日からも訓練あるんだから早く戻って休め」
ミカサ「レンが大丈夫ならいいけど……」
エレン「ただ、クリスタとユミルに少し話したい事があるから二人は残ってくれないか?」
ユミル「あぁ」
クリスタ「?分かった」
-
- 373 : 2016/06/16(木) 22:13:54 :
- アルミン「なら僕達はゆっくり戻ってるから」
エレン「おう、久しぶりにお前らに会えて嬉しかったぜ」ニッ
マルコ「僕らもだよ。またね、レン」
クリスタ「なんで私達二人だけ残したの?」
エレン「ヒストリア」
クリスタ「ちょ、ちょっと……その名前は二人だけの………」アタフタ
ユミル「私も知ってるんだよ、ヒストリア」
クリスタ「!!どういう事レン、喋ったの!?」ガシッ
ユミル「違うよヒストリア。私がお前の事を知ったのは訓練所に行く前だ。
生活のために金品を借りて回ってた時に内地のとある教会でたまたま耳にしてな」
ユミル「血は直系だが不貞の子に不相応だので揉めた挙句……いっそ殺しちまえば全て解決すると話は転んだが、名前を偽って慎ましく生きるならせめて見逃してやろうと……そうやって訓練兵に追いやられた少女がいるってな」
-
- 374 : 2016/06/16(木) 22:15:54 :
- クリスタ「じゃあ…私を探すために訓練兵になったの?いつも構ってくれていたのもそのため…?だとしたらなんで……?」
ユミル「……」
クリスタ「……」
ユミル「さぁな?似てたからかもな……」
クリスタ「え?」
クリスタ「似てる…?私と…ユミルの生い立ちが?」
ユミル「さぁな、よく分からん。いや、違うな……」フイッ
クリスタ「私と…私と友達になりたかったの?」
ユミル「」
ユミル「は?違うね、それは無い」
ユミル「まずな、私とお前は対等じゃないんだよ!」ガシッ ギュッ
クリスタ「うっ……」
-
- 375 : 2016/06/16(木) 22:18:20 :
- ユミル「偶然にも第二の人生を得る事が出来てな、私は生まれ変わったんだ!だがその際に元の名前を偽ったりはしていない!
ユミルとして生まれた事を私自身が否定したら負けなんだよ!!」
ユミル「私はこの名前のままでイカした人生を送ってやる。それが私の復讐なんだ!
この復讐で、生まれ持った運命なんて無ぇんだと立証してやる!!」グググ
ユミル「それに比べてお前は何だ!? ーーーー」
エレン「ユミル、ストップだ」ガシッ ギチギチ
ユミル「……チッ」パッ
クリスタ「うっ!」ドサッ ゲホゲホ
エレン「大丈夫か?」サスサス
クリスタ「ゴホッゴホッ!」コクッ
エレン「そうか、よかった」
-
- 376 : 2016/06/16(木) 22:20:01 :
- 今日は終わりですか??
-
- 377 : 2016/06/16(木) 22:21:03 :
- エレン「ユミル、やり過ぎだ。あんなので興奮するなんてお前らしくもない」クルッ
ユミル「ハッ!私だけ悪者で恋人は被害者かよ!なんだ?謝ればいいのか?」
エレン「いいや、ユミルだけじゃない。ヒストリア……」クルッ
バシッ!!
ユミル「!!」
エレン「お前は調子に乗るな」
クリスタ「レン……」ヒリヒリ
エレン「ユミルが訓練兵になってお前といつもつるんでいたのは似たような境遇にいるお前に興味があったからに過ぎない」
エレン「それを自分に同情してると思うのはまだ良い。
けどな、そこからなんで「友達になりたかったの?」なんて上から目線になる?その発想はおかしいだろ」
エレン「ユミルは自分の境遇に正面から立ち向かっている。なのにお前は殺意を自分に向けて……そんな…屈服してまでお前を邪魔者扱いした奴らを喜ばせたいのか?」
-
- 378 : 2016/06/16(木) 22:23:26 :
- エレン「その気合いがあれば、目的を間違えなければ、自分の運命だって変えられるんじゃないのか!」
クリスタ「……で…出来ないよ。今だってレンに頼ってばかりで何も変えられないままなのに…」
クリスタ「こんな私が、そんな急に変えられるものなんて無いでしょ!?」
エレン「いや、ある」
クリスタ「え?」
エレン「前にお前言ったろ?卒業したら自分の名前を皆に明かすって」
クリスタ「うん」コクン
エレン「まずは自分の名前・家に向かい合う事から始めていけばいい。ヒストリアなら出来るよ」ニコッ
エレン「もちろん俺達も出来る限りの手伝いはする。なあ?」チラッ
ユミル「ああ。ヒストリア…その……さっきはやり過ぎたよ、ごめんな」
-
- 379 : 2016/06/16(木) 22:24:44 :
- クリスタ「ううん、私こそごめんなさい」ペコリ
ユミル「……なら、今の事はお互い水に流して、また仲良くしてくれるか?」
クリスタ「うん。これからもよろしくね、ユミル」ニコッ
エレン「」ナデナデ
クリスタ「……?どうしたの?」クルッ
エレン「いや、もう自然に本心からの笑顔になってて嬉しいなと思ってな」
シガー『前はかなり時間かかったからな』
クリスタ「レンのお陰だよ」ニコッ
エレン「そうか、そりゃよかった」ダキッ
クリスタ「//」ギュッ
ユミル「(私空気だな……帰りてぇ………)」
-
- 381 : 2016/06/16(木) 22:34:22 :
- うぽつー
-
- 382 : 2016/06/16(木) 23:00:34 :
- 話の書き方上手いな~
-
- 383 : 2016/06/17(金) 22:55:08 :
- あれ?
今日は更新出来ないのかな?
-
- 384 : 2016/06/17(金) 23:03:06 :
- ねばるぜ
来ると信じて
-
- 385 : 2016/06/17(金) 23:17:24 :
- すいません、パスワード忘れて今まで探してました。
これから投稿します。
-
- 386 : 2016/06/17(金) 23:25:47 :
- ーーー
ーーー
ーーー
エレン「そろそろお別れだな。アルミン達に追いつけなくなっちまう」
クリスタ「うん…そうだね……」シュン
エレン「あと半年だ。それまでは訓練して立派な兵士にならないとな」ナデナデ
クリスタ「分かってる……けど………」
エレン「あ、そうだ。後でユミルに"その日"の事、俺からの頼み事について説明しておいてくれ。理由はもう言わなくても分かるだろ?」
クリスタ「分かった」コクン
エレン「ユミルも適当に聞き流したりするなよ。これからにかなり影響する話だからな」
ユミル「分かってるよ」
エレン「ならいい」
エレン「それじゃあまた半年後に会おうな!」
パッカ パッカ ガラガラ
クリスタ「うん、またね」フリフリ
ユミル「さてと……なら私達も行くか」
クリスタ「うん」
-
- 387 : 2016/06/17(金) 23:31:56 :
- ーーー
ーーー
ーーー 訓練所方面
アルミン「二人共遅いね、話が長引いてるのかな?」
ミカサ「昔からレン…は少しだけと言っても話し始めると止まらなかった。その可能性は高い」
パカラッ パカラッ
クリスタ「遅くなってごめんね」
ユミル「あいつの話が長くてよ」
アルミン「大丈夫だよ。皆揃ったし、行こうか」
パカラッ パカラッ
ーーー
ーーー
ーーー 開拓地 食糧発注所
エレン「すいません遅くなりました」
責任者「いえいえ、大丈夫ですよ」
エレン「そう言っていただけると助かります。荷車はどこに片付けましょうか?」
責任者「それは私達の方でやっておきます」
エレン「分かりました。今日はありがとうございました」ペコリ
ーーーーーーーーーー
久しぶりに父さん、母さん、あいつらに会えて良かった。
-
- 388 : 2016/06/17(金) 23:33:03 :
- ーーー
ーーー 翌日
ーーー 調査兵団本部 廊下
スタスタ
エレン『シガー、結局昨日はどうだったんだ?』
シガー『お前が来たと分かって皆が食堂を出ていった時、ライナー達だけは反対方向に行った』
エレン『話の内容は?』
シガー『大した事は何も。ただ、お前の前でうっかり言い漏らしたりしない様に釘を差していただけだ』
エレン『俺が帰った後は?』
シガー『何も無かったから、お前が何かヘマしてバレたって事は無いだろう』
エレン『そうか』
ハンジ「あっ、レン!」
エレン「!!」クルッ ダッ!
ハンジ「あっ!ちょっと!!」
-
- 389 : 2016/06/17(金) 23:34:02 :
- “o(* ̄o ̄)o”ウキウキ
-
- 390 : 2016/06/17(金) 23:34:28 :
- ーーー
ーーー
ーーー
ダダダダ
ミケ「おいレン」
エレン「はい!?」キキーッ ピタッ
ミケ「何をそんなに慌てている」
エレン「ちょっとハンジさんから逃げてて……俺に何か用でしょうか?」
ミケ「エルヴィンが呼んでいたぞ。食堂にいる」
エレン「食堂ですか?了解しました」クルッ スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー 食堂
ガチャ
エレン「団長」スタスタ
エルヴィン「やあレン、昨日はお疲れ様」
エレン「はい。もしかして、報告の事ですか?」
エルヴィン「まあね。けど昨日は私も忘れてしまっていたから別に責めるつもりは無いよ。ただ報告を聞きたいだけだ」
エレン「そうですか」
-
- 391 : 2016/06/17(金) 23:40:10 :
- エレン「昨日訓練所に行った時にライナー達に特に目立った動きはありませんでした。最初に少し席を外していましたが、重要な事は話していないと確認済みです」
エレン「また、特に何かバレる様な事も無かったので、俺が帰った後は確認していませんが、特には無いと思われます」
エルヴィン「そうか…分かった。他の訓練兵達はどうだった?」
エレン「皆元気そうでした。兵士としての成長具合も充分かと」
エルヴィン「訓練をやっていたのか?教官には訓練を休みにして欲しいという君の要望は伝えていたのだが」
エレン「いえ、同期の奴を少し煽って実力を見ただけです。訓練自体は休みになっていましたよ」
エルヴィン「そうか、ならいい。報告ありがとう」
エレン「では俺はこれで」バッ!ケイレイ クルッ
スタスタ ガチャ バタン
エレン「さて…どうするかな……」スタスタ
ハンジ「あ!レン見つけた!」タタタタ
エレン「うわっ!」ダッ!
この後一日中鬼ごっこは続いた
-
- 392 : 2016/06/17(金) 23:42:27 :
- 今日はここまでです。
明日は昼頃に投稿します。
-
- 393 : 2016/06/17(金) 23:47:55 :
- お疲れ様
-
- 394 : 2016/06/18(土) 13:02:48 :
- ーーー
ーーー 一週間後
ーーー
エレン「おい……なんであんなにしつこいんだあの人」ハァ ハァ
シガー『モブリットが風邪引いてな、ブレーキかかってない状態だ』
エレン「マジかよ…ハンジさんの巨人話は殺人的なのにモブリットさんのブレーキ無しって…本当に死人が出るぞ…そうだ」スタスタ
ーーー
ーーー
ーーー 団長室
コンコン
「入れ」
エレン「失礼します」ガチャ
エルヴィン「レンか、どうした」
エレン「特別作戦班に戻る許可をいただきたく来ました」
エルヴィン「……理由は?」
エレン「はい。ここの皆さんとの信頼関係も十分に築けたと思いますし、なにより例の日まで半年を切っています」
エレン「なので、特別作戦班に戻り、能力の向上に務めたいのです」
シガー『建前も上手くなったもんだな。そんなにハンジから逃げたいのか』ケラケラ
エレン『少し黙ってろ』
-
- 395 : 2016/06/18(土) 13:04:55 :
- エルヴィン「成程……しかし、ここでレンが離れて士気に影響が無いとは言い切れないからな……なら半分希望通りにしよう」
エレン「半分…ですか?」
エルヴィン「あぁ。班に戻るのは許可する。だが、旧本部に行く事は許可出来ない。理由は今述べた通りだ」
エレン「それでは意味が ーーーー」
エルヴィン「その代わり特別作戦班には本部へ来て貰う。元々最初にあそこへ行って貰ったのは場所を覚えてもらうためと、自然が多い方が君のストレスを軽く出来るのではないかと思ったからだ」
エレン「そうだったんですか……」
エルヴィン「納得してくれたかな?」
エレン「はい」
エルヴィン「では、この事をリヴァイ達に伝えに行ってくれ」
エレン「ハッ!」バッ!ケイレイ
-
- 396 : 2016/06/18(土) 13:06:26 :
- ーーー
ーーー
ーーー 馬小屋
エレン「トラス、久しぶりに乗せてくれないか?」ナデナデ
トラス「(喜んで!)」ヒヒーン
エレン「よし、それじゃあ旧本部まで行くぞ!」マタガル
パカラッ パカラッ
ーーー
ーーー 夜
ーーー 調査兵団旧本部
エレン「ありがとな、ここで休んでてくれ。本部に戻る時も頼むぞ」ポンポン
トラス「(任せろ!)」スリスリ
エレン「ははっ、頼りにしてるよ。水と干し草はここに置いておくからしっかり食べておけよ。じゃあまたな」スッ タタタタ
トラス「(いってらっしゃい)」ブルルル
-
- 397 : 2016/06/18(土) 13:12:33 :
- ーーー
ーーー
ーーー 食堂
グンタ「ああ〜眠い」カリカリ
ペトラ「でもこの報告書、明日までに書いておかないと」カリカリ
オルオ「」ウトウト
エルド「おいオルオ、起きろ。お前の報告書ほとんど進んでないぞ」ユサユサ
ペトラ「コーヒーでも飲む?お湯はさっき沸かしておいたからすぐに淹れれるけど」
エレン「なら俺が淹れますよ」カチャカチャ
オルオ「おう…頼んだ……」カリ カリ
コポポポ
エレン「皆さんどうぞ」スッ
ペトラ「ありがとうレン」
ズズズ…
ペトラ「レン!?」クルッ
エレン「は、はい…お久しぶりです」ビクッ
ペトラ「なんでいるの!?」
エレン「ペトラさん……一応、俺も特別作戦班なんですけど?」アキレ
ペトラ「へっ?あっ…あはははは……」
-
- 398 : 2016/06/18(土) 13:17:51 :
- グンタ「やけにレンの味に近いと思ったら居たのか」
エルド「相変わらず美味いな」ズズズ
ペトラ「ごめんね…でも、本部に居なくていいの?」
エレン「団長から伝言です。特別作戦班は調査兵団本部へ帰投せよ、との事です」
オルオ「何故だ?」
エレン「残り半年を切りましたから、全団員で訓練していくのではないでしょうか?」
グンタ「成程な、確かに当日は壁外調査もある事だしな」
ペトラ「けど、兵長もう寝ちゃってるのよね……」
エレン「急いだ要件でも無いので、荷物の整理してからで大丈夫ですよ。掃除もあるでしょうし……」
エレエルオルグンペト「「移動前の掃除……」」
移動前は特に徹底するからな、兵長は・・・
立つ鳥跡を濁さずって言葉は兵長にぴったりだと思う
エレン「とりあえず早く報告書仕上げて休みましょう」
エルオルグンペト「「おう(うん)」」
カリカリ
-
- 399 : 2016/06/18(土) 13:18:02 :
- 今日はここまでです。
-
- 400 : 2016/06/19(日) 12:34:23 :
- ーーー
ーーー 翌日
ーーー 食堂
リヴァイ「」ガチャ
エレン「あっ、兵長おはようございます」クルッ
リヴァイ「おう」スッ
エレン「早いですね。どうぞ」スッ カタッ
リヴァイ「ありがとよ」ズズズ
ガチャ
ペトラ「兵長おはようございます」
グンタ「おはようございます」
エルド「おはようございます」
オルオ「おはようございます兵長!」
リヴァイ「よう、お前ら。レンはいつ来たんだ?」
オルオ「昨夜遅くです」
ペトラ「レンから何も聞いてないんですか?」
リヴァイ「あぁ」
エルグン「(聞いてなくてその態度!?動揺しなさ過ぎだろ……)」
-
- 401 : 2016/06/19(日) 12:37:15 :
- リヴァイ「何故ここにいる?」
エレン「エルヴィン団長から本部に戻って来る様にとの伝言を伝えに」
リヴァイ「本部に……急ぎか?」
エレン「急ぎではありませんので、荷物の整理等が終わってからで大丈夫です」
リヴァイ「そうか……だが俺は待たせるのも待たされるのも嫌いだ。今日明日で準備を終わらせて出発するぞ、お前ら」
エレエルオルグンペト「「ハッ!」」バッ!ケイレイ
リヴァイ「この後すぐに掃除を始める。割り振りは自分達で決めろ」
ーーー 朝食後
ーーー
ーーー
エルド「よし、なら始めるか」
エレン「はい」
エルド「お前と一緒に掃除するのも久しぶりだな」
エレン「そうですね、頑張りましょう」
サッサッサッサッ
-
- 402 : 2016/06/19(日) 12:42:23 :
- ーーー
ーーー
ーーー
サッサッサッサッサッ
エルド「そういえばレン」
エレン「はい?」
エルド「このロケットありがとうな。写真立てしか持ってなかったから助かってるよ」スッ
エレン「いえ、日頃のお礼ですので。喜んでいただけたなら良かったです」
エルド「他の皆の分もきちんと選んでたしな。よく気の回る奴だよ、お前は」
エレン「そうですか?普通だと思いますけど」
エルド「いやいや、オルオとかハンジさんを見ろよ。
お前が普通だとしたらあれは何なんだって事になるだろ」
エレン「ああ…確かに……」
エルド「お前は素で言ってるのが分かるから嫌味にならないが、普通だったら自慢だと思われてもおかしくないから気をつけろよ」
エレン「はい…ご忠告ありがとうございます」
エルド「分かればいいんだ。場所移動するぞ」スタスタ
エレン「はい」スタスタ
-
- 403 : 2016/06/19(日) 12:47:46 :
- ーーー
ーーー
ーーー
サッサッ フキフキ
エルド「しかし……相変わらず手際良いよな」
エレン「やり直しくらうのは嫌ですからね」
エルド「何かコツとか無いのか?」
エレン「コツと言われても……馴れじゃないでしょうか?」
エルド「俺達も結構馴れてはきてる筈なんだがなぁ……」
エレン「なら、やり直しではなく兵長の蹴りをくらうとイメージすれば自ずと素早く・丁寧になると思いますよ」
エルド「兵長の蹴りを……」
ー
ーー
ーーー
リヴァイ「それだけか!」ブンッ!
グシャッ ボキボキ
ーーー
ーー
ー
エルド「」ゾクッ
エレン「?」
エルド「い、いや、何でもない…早く終わらせようぜ……」
エレン「?はい」
-
- 404 : 2016/06/19(日) 12:50:35 :
- ーーー
ーーー 夕方
ーーー
リヴァイ「ほう…やれば出来るじゃねぇかエルド」クルッ
エルド「いえ、レンのお陰です。ありがとなレン」
エレン「俺は何もしてませんよ。エルドさんがコツを掴んだからです」
リヴァイ「エルドがそう感じたのならそうなんだろう。礼は素直に受け取っておけ」
エルド「そうだぞ、さっきも言っただろう?改めてありがとう、レン」スッ
エレン「はい、分かりました。どういたしまして」ギュッ
リヴァイ「想定以上の進み具合だ。明日までに各自荷物をまとめておくようにあいつらにも伝えておけ。
残りを終わらせて一休みしたらすぐに移動を開始するぞ」
エレエル「ハッ!」バッ!ケイレイ
-
- 405 : 2016/06/19(日) 12:51:57 :
- 今日はここまでです。
明日は出来たら19時までに投稿しようと思います。
-
- 406 : 2016/06/20(月) 22:14:25 :
- 追いついた!期待です!
全作読みました!
すごい面白いですね!
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- 407 : 2016/06/20(月) 22:14:40 :
- 今日は無しですか~?
-
- 408 : 2016/06/20(月) 22:23:00 :
- 仕方ないかー、ま、都合があるしね。 期待です。
-
- 409 : 2016/06/20(月) 23:32:22 :
- ーーー
ーーー 夜
ーーー 食堂
エレン「お待たせしました」スッ
コトッ コトッ
エルオルグンペト「「いただきます」」
リヴァイ「いただこう」
パクッ
ペトラ「ん〜、美味しい!」モグモグ
グンタ「基本の味付けはペトラと同じなのになんだか懐かしく感じるな」モグモグ
エルド「そりゃ同じ味でもこっちの方が…痛い!痛いって!」
オルオ「美味い」モグモグ
リヴァイ「腕を上げたな、レン」モグモグ
ペトラ「本部でも当番になってたの?」
エレン「はい。やっぱり食べ物ってすごいですよね。
初めは人によってはあからさまに避けられたりしてたんですけど、俺が当番になった次の日から一気に打ち解けられました」
ペトラ「レンの料理は優しい味だからね〜、警戒心を解くのにはぴったりだよ」
-
- 410 : 2016/06/20(月) 23:34:52 :
- グンタ「なら本部でも大丈夫だったんだな?」
エレン「はい。皆さんとても良くしてくださいましたので。特にミケ分隊長の班ではいい思い出ができました。
ただ、一人だけ個人的に遠慮したい人はいますが……」
エルド「遠慮したい人?誰だ?」
オルオ「本部にそんなに変な奴いたか?」
いやいや、あなたも含めて調査兵団は変人の巣窟ですよ・・・・・
ペトラ「あっ!分かった!」
グンタ「あの人か?だとしたら確かにレンからすれば遠慮したいだろうな」
リヴァイ「そうか……災難だったな、レン」
オルオ「兵長がそこまでおっしゃるという事は兵長も被害にあった事があるという事……つまり……あの人か………」
エルド「兵長にまで被害を及ぼす迷惑な団員と言えば…そうか……確かに災難だったな」
-
- 411 : 2016/06/20(月) 23:37:17 :
- エレン「はい、もう皆さんお気付きの通りハンジさんです」
エルド「あの人の巨人への探究心は凄いからな。さぞしつこく付きまとわれただろう?」
エレン「はい。人類の為なので実験はいくらされても構わないのですが、一通り実験が終わった後に巨人の話を延々と聞かされたり、報告書を手伝わされたり……挙句には部屋に呼ばれて行けば実験も何も無くただ話を聞かされるという地獄でしたよ………」
リヴァイ「あのクソメガメは、巨人の事になると周りを見なくなるからな……モブリットがよくストレスで死なないもんだといつも思う」
エレン「何故か俺がどこにいても追いかけて来ますからね、あの人は」
リヴァイ「なら精神的にかなり疲れてるだろう。今日はもう休め」
エレン「お言葉に甘えさせていただきます」ガタッ
リヴァイ「お前らももう寝ろ。明日は朝食後に食堂を掃除したらすぐに出発する」
エルオルグンペト「「はい」」
-
- 412 : 2016/06/20(月) 23:38:26 :
- ーーー
ーーー 翌日
ーーー 食堂
エレン「おはようございます」ガチャ
ペトラ「おはようレン、よく眠れた?」モグモグ
エルオルグン「おう、おはよう」モグモグ
リヴァイ「よう」ズズズ
エレン「はい、しっかり疲れは取れました。…もしかして俺、寝坊しましたか?」
ペトラ「普通の時間だよ。私達が少し早く起きてただけ。サンドイッチでいい?」コトッ
エレン「はい、ありがとうございます」モグモグ
ーーー 朝食後
ーーー
ーーー
リヴァイ「食堂の清掃を開始する。一時間以内に終わらせるぞ」
エレエルオルグンペト「「ハッ!」」バッ!ケイレイ
-
- 413 : 2016/06/20(月) 23:39:36 :
- ーーー
ーーー 一時間後
ーーー
リヴァイ「よし…これで全て終了だ。各自休憩を取り、馬小屋に集合しろ」
エレエルオルグンペト「「ハッ!」」バッ!ケイレイ
ーーー
ーーー
ーーー 馬小屋
エレン「トラス、しっかり休んだか?これから本部まで戻るから頼むぞ」マタガル ナデナデ
トラス「(了解!)」コクン
ペトラ「レンは本当に馬と仲が良いよね。クリスタの影響?」
エレン「馬は正直ですからね、接してて楽しいですよ。多分クリスタからの影響がほとんどでしょうが」
グンタ「お待たせしました!」タタタタ
リヴァイ「よし、全員揃ったな。行くぞ」
パカラッパカラッ パカラッパカラッ
-
- 414 : 2016/06/20(月) 23:44:24 :
- ーーー
ーーー 夕方
ーーー 調査兵団本部 団長室
リヴァイ「エルヴィン、入るぞ」ガチャ
エルヴィン「戻って来たか、リヴァイ」スクッ
リヴァイ「ああ……早い方が良いと思ってな」
エレエルオルグンペト「「」」バッ!ケイレイ
エルヴィン「残り半年だからな、団員全員で過ごして士気を上げて行かなければならない」
エルヴィン「"その日"に一番頼る事になるのはおそらく君達だ。期待しているよ」クルッ
エルド「必ずご期待に沿ってみせます!」
グンタ「俺達に任せてください!」
オルオ「他の奴らがいなくともやってみ ーーーー」
ゴスッ!
オルオ「ごっ……」ドサッ
エレン「皆さんの力を合わせるために戻って来たんですが?」
オルオ「じょ、冗談だ……」
ペトラ「言っていい冗談と悪い冗談を考えなさいよ」ハァー
エルヴィン「……まあ、とにかく残りの半年で準備を整えて人類に少しでも良い結果を残せる様にしよう」
エレン「もちろんです」
やっとここまで辿り着いた・・・
今度は人類の番だ 今度は人類が巨人を食い尽くしてやる!!
-
- 415 : 2016/06/20(月) 23:49:25 :
- 用事が予想よりも早く始まってしまったので予定時間に投稿出来ませんでした。申し訳ございませんm(_ _)m
この章はここまでです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
少し調整をしたい部分があるので新章は2,3日後からの投稿になります。
新章でまたお会い出来ればと思います。では
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- 416 : 2016/06/21(火) 00:16:25 :
- >>406
ありがとうございます。
-
- 417 : 2016/06/21(火) 21:10:14 :
- 新しいページを作るのでしたら、
貼って頂くと嬉しいです。
あと新章も期待です。
-
- 418 : 2016/06/21(火) 23:21:59 :
- 続き期待して待ってます!!
-
- 419 : 2016/06/22(水) 12:16:03 :
- http://www.ssnote.net/archives/46662
↑次はこちらになります。
一応スレは建てましたが投稿は明日からになると思います。また、投稿開始まではコメント制限を掛けさせていただきます。
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- 420 : 2017/06/17(土) 23:44:10 :
- >>248エレンになってますよ
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- 421 : 2017/06/18(日) 17:32:19 :
- >>420
ご指摘ありがとうございます。
修正しておきました。
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- 422 : 2017/10/06(金) 00:00:25 :
- この世界は残酷だそしてとても美しいΩ\ζ°)チーン
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
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エレン「代償はオレ自身」 シリーズ
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