ミカサ「あの日、あの人達に出会わなかったら…」
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- 1 : 2016/05/04(水) 19:44:56 :
- カップリングは、エレミカとアルミカです。
ssを書くのは初めてですので、多少おかしい点があるかも知れません(;>-<)
ゆっくり更新して行きますので、よろしくお願いします!(^^)
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- 2 : 2016/05/04(水) 20:02:01 :
- とある雨の日だった。
シトシト…
「おや、雨が降ってきたな」
「あら、大変!あなた、外に干してある洗濯物を取り込んでちょうだい!」
「あー、分かったよ」
父はそう言って、扉を開けた。
「ミカサ、お母さんと一緒に晩ご飯を作りましょ!」
「うん!」
いつもの日常、いつもの手伝い。
それが私の、当たり前の生活だった。
これからもそうだと、無意識に思い込んでいた。
けどそれは、今日、いや、昨日までだったのかも知れない…
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- 3 : 2016/05/04(水) 20:10:46 :
- 期待!ふぁいとです(^o^)v
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- 4 : 2016/05/04(水) 20:13:46 :
- >>3
ありがとうございます!(^_^)
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- 5 : 2016/05/04(水) 20:21:36 :
- ドドーン
「!?」
突然、地響きの様な音が、遠くから聞こえた。
「雷かしら…?」
「…」
足が微かに、震えていた。
まるで、これから起きる事を予告しているかの様に。
ドッ… ドッ…
「……?」
最初は小さかった地響きが、次第に大きくなっている。
段々、近付いて来てる……?
「うわあああああ!!」
父の悲鳴。
「やめろ…こっちに寄るなああぁ!!」
「!?あなた、どうしたの!?」バンッ
母が思い切り開けた扉の向こうには__
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- 6 : 2016/05/04(水) 20:23:35 :
- 何事!?
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- 7 : 2016/05/04(水) 20:36:20 :
- >>6
さあ何事でしょうか!コメントありがとうございます!(*^^)
ニヒィッ
そこには、気味の悪い顔が笑っていた。
口と思われる部分には、父の頭が…
「あ……」
「あなたッ!!」
バクッ
ブシャッ
私は、只々呆然と立ち尽くしていた。
父の体には、見た事の無い赤い液体が伝っていた。
ドクン。
「ッ…」
グイッ
バタン!
母に思い切り引っ張られ、扉が勢い良く閉まった。
「ああ、何て事……」ズル…
「お母、さん?お父さんは…?」
「…ミカサ、お母さんと一緒に、ここから逃げるわよ」
「えっ?」
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- 8 : 2016/05/04(水) 20:45:00 :
- 期待です
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- 9 : 2016/05/04(水) 20:50:34 :
- >>8
ありがとうございます!(^_^)
あまりの突然さに、キョトンとした。
「ほらほら、ぼさっとしてないで、早く!!」
「あ…う、うん」
この時はまだ、何処か旅行に行くのかと思っていた。
だからか、心の奥底では少しわくわくしていた。
「ミカサ!手を休めないで!!」
「う、うん…」
そう思いながらも、いつもと様子の違う母に、内心怯えていた。
今がどういう状況なのか、幼い私には理解出来ていなかったのだろう。
バキィッ
「!!」
「……え?」
大きな手が、ドアを突き破って、家の中を弄っていた。
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- 10 : 2016/05/04(水) 21:00:11 :
- 私の視線は、その大きな手に行った。
所々、真っ赤なシミの様なものが付いていた。
まさか……あれは…
「お父さん……?」
ドクン。
「ミカサ!!」
「ねぇ、お父さんは何処に行ったの……?」
ドクン。
「お父、さんは………」
「何をしてるの!!早く逃げなさい!!」
グオッ
こちらに気付いたのか、手が私に向かって来た。
「ミカサッ!!」
__バッ
ガシッ
「………え?」
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- 11 : 2016/05/05(木) 09:40:02 :
- その大きな手の中には、母が居た。
「ぅッ…」
「お母…さん……?」
「…ミカサッ!!早く!!逃げなさい!!」
「え……?」
ググッ…
大きな手が、ゆっくりと拳を握り始めた。
「ぅうッ……早っ、く…!」
「何、で……」
私だけ逃げなきゃいけないの……?
…お母さん……お父さんはどうなったの?
言いたい事が沢山あったのに、声が出なかった。
「裏、の…窓から出て……真っ直ぐ…に…逃げて……」
「…」
「そう…すれば………匿っ…て、くれる筈…」
グ…
「ぐっ…」ゴハッ
「お母さん!!」
母は、口から血を吐いていた。
もう殆ど力も残っていない様だった。
「ミカ…サ……」
「…」
「私も…お父さんも……」
「…」
「あなた、を…」
「お母…」
グイッ
グパアァ
その気味の悪い顔は、口を大きく開いていた。
そして__
「…愛して、た……わ…」
バクッ
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- 12 : 2016/05/05(木) 09:45:12 :
- 「・・・」(つД`)ノ
期待!
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- 13 : 2016/05/05(木) 09:47:54 :
- 期待です~!
頑張ってください(/´△`\)
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- 15 : 2016/05/05(木) 10:50:28 :
- 「あ…」
ブシャッ ピュー
「…」
グッ
「…」クルッ
ダッ
拳を思い切り握り締め、母の言っていた窓から外に出た。
まだ雨が降っていて、辺りは水溜まりが出来ていた。
私は、走り始めた。
ダッダッダッダッ…
「ハァッ、ハァッ…」
何度か、雨粒が目に入って来た。
また、時々後ろを振り返ってみたりもした。
でも今はそれ所じゃ無いと、走り続けた。
走った。走った。走った。
どのくらいの時間、走っていたのだろう。
もう、後ろを振り返る事もしなかった。
ザーザー…
雨はより一層、激しくなっていた。
勢いを増した雨粒が、私の幼い体に、容赦無く叩き付けられた。
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- 16 : 2016/05/05(木) 13:22:21 :
- 可哀想!!
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- 17 : 2016/05/05(木) 16:19:51 :
- 期待です‼
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