この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
エレン「7月20日事件」
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- 1 : 2016/04/08(金) 23:44:22 :
- この日は青く晴れ渡った日だった、シガンシナ郊外はウォールマリアのような瓦礫も硫黄の臭いもしない平和な街だった。
ここの市民はこの国が戦争をしていることを知らないじゃないかと黒塗りの軍用車に乗りながら溜め息をついた。
運転手「大佐まもなくウォール公国陸軍参謀本部に着きます」
エレン「あぁ...」
エレンは運転手に聞こえるかわからないほどの小さな声で返事をした。
運転手「大佐到着しました。」
エレン「ご苦労」
軍用車を降りるとそこには1人の緊張した若い将校が敬礼をして立っていた。
???「大佐10分遅れです」
エレン「そんな事はわかっているそれよりお前は誰だ?」
???「ハッ!本日付でエレンイェーガー、ウォール公国陸軍参謀大佐の副官を命じられたら第3情報部所属のアルミンアルレルト少尉であります!」
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- 2 : 2016/04/09(土) 00:08:41 :
- エレン「あ~君があの噂の第3情報部所属のやり手の青年将校か」
アルミン「と、言いますと?」
エレン「四年前君は陸軍士官学校を士官候補生として入校通常なら候補生を卒業するのに三年掛かるのを君はわずか一年で候補生を卒業しその後の士官学校は首席で卒業する逸材とね」
アルミン「お褒めの言葉ありがとうございます」
エレン「私は別に褒めているわけではない、ただ実際の戦闘を経験したことがない者を副官に寄越すとは陸軍の人事部も馬鹿しかいないと思ってな」
アルミン「そのうち私の力を知ると思いますよ大佐?」
エレン「だといいがな」
アルミン「少し無駄話が多すぎましたもうすでに他の参謀も集まっていますので行きましょう」
警備兵「捧げ銃!!」
エレン「ご苦労」
長い廊下を2人の軍用ブーツの音が響く
アルミン「大佐この部屋です」
エレン「うむ」
扉を開けるとすでに陸軍の参謀に海軍や空軍の幹部が集まっていた
ライナー「10分遅刻だぞ大佐」
エレン「ライナー東部方面参謀長、久しぶりです」
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- 3 : 2016/04/09(土) 00:23:17 :
- ライナー「最後に会ったのは去年の最高司令部の控え室だったかな?」
エレン「もうそんなに前になりますか時間がたつのは早いですね」
ライナー「あぁ、去年は体重が90kg近くあったのが今は72kgまで減ったのは良いが東部方面では敗退を重ねててな」
エレン「そうですか...」
ライナー「ところでお前の新しい新顔の副官はどうだ?」
エレン「首席で士官学校を卒業した逸材らしいが所詮は戦闘を経験していないガキですよ」
ライナー「ふっ...ハッハッハッハッ」
エレン「どうしたんですか急に」
ライナー「いや、すまんすまん俺も新顔の副官が付いたとき上官にそんな事言ったなと思ってね」
エレン「そ、そうですか」
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- 4 : 2016/04/09(土) 00:43:01 :
- ???「いや~すまんすまん遅れてしまったな」
ザッッッッ ゼンインケイレイヲシテイル
そこにいたのはウォール公国陸軍のすべてを指揮するピクシス元帥がいた
ピクシス「では今から参謀会議を始めようかな」
???「ちょっと宜しいでしょうかピクシス元帥?」
ピクシスの副官「貴様!元帥に対してなんだその口は!!」
ピクシス「まぁよい、いったい何かな?」
???「ありがとうございます!、私はウォール公国陸軍情報部所属のマルコと言います」
ピクシス「それでマルコ君は何を言いたいのかな?」
マルコ「アルミンこの資料を全員に配ってくれ」
アルミン「わかりました」
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- 5 : 2016/04/09(土) 01:08:41 :
- アルミンは手際よく資料を幹部に配っていく
エレン『とろこでマルコ大尉この資料いったいなんなんだ?』
マルコ『はい、これは各地の戦線における中央独立近衛兵団による捕虜殺害や占領地の民間人殺害をまとめた資料です』
エレン『なぜこんな資料を今出す必要があるんだ?』
マルコ『なぜなら今日の参謀会議にはピクシス元帥やその他の経験豊富な幹部が出席するのでこの機会にこの虐殺事件について耳に入れて置きたいと思いまして』
エレン『あくまで今日は今後の現状を打破するための作戦立案の会議であってそんな話をするためにはるばる各戦線の指揮官が来ているわけではない。わかったか?情報部?』
しかしそこまで言われてもマルコは喰い下がらない
マルコ『この事を世界中が知ったら我が国は批判を受けます!それでもいいんですか?これがかつて世界最強と言われたウォール公国陸軍なんですか?』
何秒も場が凍りついたように静かになる
そこにライナーが口を開いた
ライナー『奴らを罰せようとしても中央独立近衛兵団は総統の私設軍だ我々が抗議しても無駄だろう』
マルコ『ならば直接総統に訴えれば』
エレン『訴えたところで私の精鋭がそんなことする事は無いと言うだけだ』
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- 6 : 2016/04/09(土) 01:09:11 :
- 続けは明日書きます
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- 7 : 2016/04/09(土) 10:55:33 :
- マルコ『な、なら総統を暗殺すれば奴らは行動をすることができなくなるでは?』
ライナー『貴様気は確かか!?』
マルコ『はい本気です』
ライナー『もし失敗してみろ我々は銃殺刑だぞ最悪家族も銃殺刑か収容所送りだぞ!?』
マルコ『行動を起こさない限り奴らはあのまま捕虜を殺し続けます』
ライナー『大佐はどう思う?』
エレン『自分ですか?』
ライナー『あぁ、そうだ』
エレン『私は今現在のウォール公国の各地での敗戦は総統にあると思います』
ライナー『と、いうと?』
エレン『総統は戦線各地に実戦経験豊富な正規軍ではなく中央独立近衛兵団ばかりを投入した結果が今のウォール公国の現状です』
エレン『総統には責任を取ってもらい...』
ライナー『君も情報部と少し考えが似ているようだな』
エレン『そのようです』
エレン『しかし、私は捕虜の殺害の事を言っているのではなくこのままではウォール公国は跡形もなく消え去ると思い総統の暗殺を支持しているのです』
ライナー『君の言っていることもわかるが今だに総統の熱狂的な支持者は沢山いる。陸軍の内部にも支持者はいるはずだ』
マルコ『しかし、そこまで行動を起こさないと我々は必ず破滅に向かいます!』
ライナー『ピクシス元帥はどうお考えですか?』
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- 8 : 2016/04/09(土) 11:19:24 :
- ピクシス『私はこの話は聞かなかったことにしよう』
エレン『何故です!?閣下はこの状況をどう打破するつもりですか?これ以上の戦闘は破滅に向かうだけです!!』
ピクシスの副官『貴様言葉が過ぎるぞ!!』
ピクシス『今日の会議はここまでだ』
ピクシス元帥はその会議室を逃げるようにして出て行った。
会議室では続々と将校達が部屋を後にしている。
数分経つと会議室にはエレン大佐ライナー中将マルコ大尉アルミン少尉しか残っていなかった。
ライナー『他の将校はウォール公国のことを何も考えていないようだな』
エレン『そのようです』
ライナー『我々もひとまず帰ろうずっとここに居ては怪しまれる』
エレン『では今度の参謀会議で』
ライナー『あぁ』
エレンは副官のアルミンを連れて参謀本部の廊下を歩いていた
エレン『アルミンお前はどう思う?』
アルミン『さっきのことですか?』
エレン『あぁ』
アルミン『私はまず本当に総統を暗殺するのであればまずは身辺調査を徹底的に調査してから私なら実行します。』
エレン『と、いうと?』
アルミン『まず睡眠時間、どんな体格か背筋は猫背か胸を張っているか、食事の時間、歩く時の歩行スピードを全て調べ上げてから実行します』
エレン『さすが情報部の将校だけあるな...』
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- 9 : 2016/04/09(土) 13:21:50 :
- アルミン『それは褒めていると受け取ってもよろしいんでしょうか?』
エレン『自分の受け取りしだいだな』
アルミン『そうですか...』
アルミン『では、大佐また明日今度は家にお伺えします』
エレン『あぁ、わかった』
エレン『出発してくれ』
運転手『了解』
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- 10 : 2016/04/09(土) 13:48:41 :
- ブーン
エレン「(しかし本当に総統を暗殺しようとすれば我々だけでは実行は不可能だ、いったいどうすれば)」
エレン「(我々以外にも必ず考えに同調するものがいるはずだまずは外から固めるか)」
そんな事を考えてるうちに家についた
運転手「大佐到着しました」
エレン「あぁ、ありがとう」
家に入ると家の中は真っ暗で1人の男の心臓の音だけが聞こえていた
エレン「今日はもう寝るか...」
戦争が始まる前はどんな所でも寝れる才能を持っていたが今は毎晩のように空に向けられた対空砲が一晩中鳴り響き寝ようと思っても寝ることができない
エレンは1人ベットに寝ながら天井を見つめながらあの日のことを思い出していた...
総統に直接会った日を
~三年前~
あの日も今日のような青く晴れ渡った日だった
まだあの頃はウォール公国も各地で連戦連勝を続き誰もがウォール公国の勝利を確信していた頃だった
将校A「まもなく総統閣下がお見えなります。起立してお待ちください」
エレン「たく、なんで立って待たなきゃいけないんだ」
ライナー「そう言うな中佐、あの総統閣下にあえるんだ」
エレン「まぁ、確かにそうですが...」
???「そうだぞエレン」
エレン「あっ!ジャン中佐!北部戦線に行ってるのではなかったんですか?」
ジャン「今回は各地の戦線に派遣されてる指揮官級は全員出席せよとの命令だからな」
エレン「そうだったんですか」
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- 11 : 2016/04/09(土) 20:39:29 :
- 将校A『総統閣下が到着しました!』
将校B『敬礼!』
ザッ!!!←敬礼している音
エレン『(あれが総統か..,)』
将校A『では、ただいまより全戦線総司令会議を開始します』
会議が始まったがエレンは全く会議の内容が入ってこなかった。
周りには悪趣味な絵に誰が好むかわからない置物が無数にあり、会議に全く集中できなかった。
将校B『ではまず西部戦線指揮官オルオ大将お願いします』
オルオ『ハッ!』
オルオ『現在西部戦線では両軍はこう着状態が続いています。また現在我が軍は燃料があと1ヶ月もつかわからない状態です。』
オルオ『西部戦線での主な報告は以上です』
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- 12 : 2016/04/11(月) 00:01:02 :
- 期待!
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- 13 : 2016/04/11(月) 22:05:57 :
- オルオ大将が報告を終えたときそれまで黙っていた総統が口を開いた
総統「オルオ大将君は燃料がもたないと言ったのかね?」
オルオ「そ、そうであります」
総統「君は自分の作戦立案の失敗を燃料のせいにするのかね?」
オルオ「自分の作戦立案が悪いのは認めますが燃料がたりないのは事実であります...」
総統「まあ、よい。しかしもし防衛戦を突破されたら...」
オルオ「しょ...象徴しています」
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- 14 : 2016/04/12(火) 15:37:12 :
- 総統は最後までは言葉を言わなかったがその事が何を意味しているのかをその場にいた全員が理解した
もし防衛線を突破されたらオルオ大将は間違いなく銃殺刑よくても収容所送りだ
改めてその場にいた全員が総統の怖さを実感した
現在に戻る
エレン「やはり総統はあの時からただの銃殺にしか興味がない無能だった...」
エレン「あの時は国民が皆総統に熱狂していた...私も熱狂していた1人だった私にも非がある...」
エレン大佐はなにか決心したような目をするとやがて眠りについた
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- 15 : 2016/04/12(火) 15:51:47 :
- 翌日
この日は昨日以上に晴れ湿気で五時過ぎに目を覚ましてしまった
エレン大佐はベットからまだ寝ぼけている身体を起こしキッチンに向かった
エレン大佐はキッチンにある冷蔵庫から水の入ったペットボトルを取り出しコップにいれていっきに飲み干した
それでもまだ暑くもう一杯飲み干した。ようやく喉の渇きと暑さから多少解放された...
朝8時過ぎ一台の黒塗りの軍用車がエレン大佐の自宅前に止まった
エレン大佐の家のチャイムが鳴った
アルミン「大佐!!おはようございます迎えにまえりました」
エレン「あぁ、おはよう」
エレン「今日の予定はなんだ?少尉?」
アルミン「はっ!!本日はウォール公国予備陸軍兵員調整部で非公式の会談があります」
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- 16 : 2023/07/18(火) 20:18:09 :
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2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
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16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
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36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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