ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

この作品は執筆を終了しています。

CCGパニック

    • Good
    • 12

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2016/04/01(金) 23:15:23
    題名とストーリーの一部は家庭教師ヒットマンリボーンの小説版からとってます。
    宇井郡のキャラが壊れているのでご注意を・・・
    書き溜めてるので早いです。
  2. 2 : : 2016/04/01(金) 23:27:31
    ―発端 宇井郡の場合―



    4月2日。

    一区に聳え立つCCG本局。その上階にある会議室の扉の前に、中性的で整った顔立ちの男性が立っていた。彼の名は宇井郡。S3班所属の特等捜査官である。

    彼は一息ついてから、扉の取っ手を握りそっと引いた。重々しい扉を開けると、そこにあるのは長机と椅子。人影は無かった。それを見て、彼はそっと胸を撫で下ろす。

    「良かった。今日も一番乗りできた」

    彼が誰よりも早く会議室に辿り着いたことに安堵したのは、彼は特等捜査官でありながらまだ若輩であるからだ。若くとも階級が高ければそんなことをする必要はないと言う者もいるだろうが、今回のケースにおいてそれは問題にならない。

    何故なら、これから彼が臨む会議は、通常、特等捜査官のみに出席が許される会議―――『特等会議』であるからだ。

    とは言え、彼が若輩であるという理由で自分より遅く会議室に姿を現すことを咎めるような者は、一人を除いていないだろう。その一人も本気で咎めるのではなく、毒舌家特有の挨拶としてである。それに、彼は特等になってから日が浅い方ではあるのだが、若きホープとして准特等時代から特等会議に参加していたこともあって既に特等会議の常連と言って良かった。それでも律儀に一番早く会議室に赴くことを心掛けているのは、彼の真面目さ故と言えるだろう。

    二番目に法寺項介と黒磐巌がやって来たのは、それから5分後の事だった。この二人の来訪を皮切りに、続々と特等捜査官が姿を見せ始める。丸手斎、田中丸望元、安浦清子、灰﨑深目。そして最後に、和修吉時局長と有馬貴将が・・・

    「え、ええ!?有馬さん!?」

    郡は、そこにある筈のない姿を目にし、声を上げて驚いた。

    有馬貴将―――CCGの死神、無敗の捜査官―――この二つの呼び名に代表されるように、圧倒的な力と数多くの逸話を持つ彼は、当然特等捜査官である。だから、特等会議に出席することにおかしな点は一つも無いはずなのだが、実は彼が特等会議に参加したことはほとんどないのだ。少なくとも、郡が特等会議に出席するようになってからは。故に、彼が驚くのは至極当然であり、他の特等捜査官達も、あまり表には出さないが大なり小なり驚嘆していた。

    「有馬さん・・・どうして会議に?」

    「どうしてって、今日は本局に用があったから、ついでに」

    郡は有馬が特等会議を“ついで”と言ったことに呆れながらも、彼の相変わらずの様子に少しホッとする。

    「さて、全員そろったことだし、早速特等会議を始めよう」

    局長の呼び掛けを受け、ここまで着席することなく立っていた郡はようやく席に着く。そして、特等会議が始まった。

    この時、彼にはまだ知る由も無かった。有馬のこの些細な異変が、CCG全体を騒がせる大パニックを引き起こすことになるとは・・・
  3. 3 : : 2016/04/01(金) 23:28:55
    期待してます
  4. 4 : : 2016/04/01(金) 23:30:17






    「以上で、今日の特等会議は終了とする。解散してくれ」

    局長によって解散宣言が発せられると、特等達は続々と会議室を後にしていく。それも当然、彼等の多くは一分一秒を無駄に出来ない程の激務に追われている。そしてその筆頭とも言える人物が、有馬貴将である。

    律儀な郡は、退出する時はいつも他の皆が去るのを待つ。今日もまた例外ではない。大抵の場合、一分を待たずに会議室内には自分一人になるから、苦ではない。その筈だった。

    「――――――あ、有馬さん?次の仕事に向かわないのですか?」

    有馬貴将は、まだ退出していなかった。

    彼が特等会議に出席したことは紛れもなく珍事だ。だが、本来出席すべきである会議に赴いたに過ぎない。しかし、これは一体どういうことなのだ。

    CCGの死神が、暇そうにしている。

    「仕事なら、今日は特等会議(これ)だけだよ」

    「そんな訳ないでしょう!?」と、郡は内心突っ込みを入れた。忙し過ぎる余りに、戦闘中に仮眠を取るような人間が、今日の仕事は会議だけ。そんなの冗談でしょうと言いたかった。現に、言葉遣いこそ丁寧になるが、そのまま口に出そうとした。しかし、有馬の口から続けて発せられた言葉に郡の言葉は紡がれた。

    「どうしても外せない私用があってね」

    目が大きく開かれた。口が開いた、塞げそうにない。

    あり得ない。喰種を狩ることにしか興味のない(さすがに言い過ぎだ)彼に、『外せない私用』があるなんて。あり得ない。

    そう、これこそがCCG全体をパニックに陥れる事件である。






    そんな訳がない。

    確かに、宇井郡は半ばパニック状態に陥っている。だがこれは、長らく有馬の下に居続け、彼の非常識さを幾度となく目の当たりにして来た者故の過剰反応である。決して、捜査官全員がこれ程の反応を示す程の珍事ではないのだ。冷静になれ、郡。

    『ピピピピッ、ピピピピッ』

    有馬のスマートフォンから鳴り響く着信音が、郡に多少の冷静さを取り戻させた。有馬はすぐに電話に出る。第一声は「やあ、タケ」。電話の相手は郡の先輩に当たる平子丈のようだ。

    「ああ、うん」
    「分かってるよ」

    何の話だろうか。失礼を承知で郡は聞き耳を立てるが、平子の声は小さくて聞こえないし、有馬は淡白な返事しかしない。しかし、通話開始から二十秒ほどが経過した所で、有馬は漸く「ああ」とか「うん」等の相槌以外の言葉を述べた。

    その言葉が、これである。






    「ドカンと爆発させちゃったらどうかな」



    !?



    「どうせやるなら派手にやろう」



    !!?



    「仕掛けるのは、ここで良いでしょ」



    !!!?






    彼が何の話をしているのか、お判り頂けただろうか。

    少なくとも、これらの会話の断片は郡がある解答を導き出すのに十分なヒントとなった。

    「じゃあまたね、郡」

    ガラリと血相を変えた元部下の顔を見ても、有馬は何とも思わなかったようで、彼は何事も無かったかのように会議室を後にした。まあ、昔からそういう人だ。

    そんなことより、これはどうしたものか・・・

    「まさか、今の話って・・・」






    「CCG爆破計画!?」






    そう、これこそが、CCG全体をパニックに陥れる事件の発端である。
  5. 5 : : 2016/04/01(金) 23:30:52
    >>3
    期待ありがとうございます!
    おかしな話になりますが、よろしくお願いします。
  6. 6 : : 2016/04/01(金) 23:39:08
    面白いっすね
  7. 7 : : 2016/04/01(金) 23:49:35
    >>6
    嬉しいっす!ありがとうございます!
  8. 8 : : 2016/04/01(金) 23:51:44
    ―相談 富良太志の場合―



    宇井郡は、一旦S3班に割り当てられている事務室へと戻ることにした。

    「おう、郡。終わったか」

    「あっ、郡先輩。お疲れ様です」

    彼を出迎えたのは、富良太志上等捜査官、そして自身のパートナーの伊丙入一等捜査官だ。

    「富良上等、有馬さんはこちらに立ち寄りましたか?」

    「有馬?見てないな。あいつ今本局に居るのか?」

    「ええ。特等会議に出席していましたよ」

    この郡の発言に、富良とハイルは少なからず驚く。有馬貴将とはそういう男なのだ。

    さて、これからどうすべきか。郡は椅子に座って考えを巡らせ始める。もし自分の考えが正しいのであれば、とても一人で解決できる問題ではない。誰かに相談すべきだろう。しかし、迂闊に相談を持ち掛けて良い問題でもない。例えば、ハイルに話した場合は・・・

    「爆弾・・・そういうことなら、皆で協力して探せばいいんじゃないんですか?私、皆に伝えて来ますね」

    そんなことをしたらパニックになるに決まっているでしょうが!

    そう言う訳で、彼女には秘密にせねばなるまい。一方の富良は、有馬とは郡や平子以上の長い付き合いを持つ男である。また、常識的な思考を持ち合わせている。今相談する人物としては最適であろう。

    「富良上等、ちょっとお話したいことがあるので、着いて来てもらえませんか?」

    郡の突然の発言を受け、富良は少し驚きをみせるが、すぐに事情を察した彼は何も言わずに郡に従い、事務室を後にしようとする。

    「私も着いて行って良いですか?」

    「ダメだ。昨日締め切りだった報告書を完成させるまで、ここを出ることは禁ずる」

    「えぇ・・・」

    「文句があるのなら、みっちり説教をしても良いんだぞ」

    「・・・りょ~かいです」

    ハイルは渋々ながらも承諾した。彼女が怠け者であることに感謝する日が来ようとは。それから郡は、富良を連れて空きの会議室へと入室した。

    「それで、ハイルを遠ざけてまで話したいことってのは何だ?」

    「察しが良くて助かります。実は・・・」

    彼は特等会議後に起こったこと、そして自分の考え―――有馬貴将によるCCG爆破計画のことを富良に報告した。それを聞いた富良の第一声は、「考え過ぎだ」であった。

    「幾らあいつでも、そんな馬鹿げたことはしないだろう。あいつがアオギリか何かのスパイだってなら話は違うが・・・」

    「それは・・・そうですけど・・・」

    確かに彼の言う通りだ。奇想天外な行動が絶えない有馬貴将と言えど、さすがにこれほどの事件は起こしたことはない。これはきっと杞憂なのだろう。しかし、不安感は拭い切れない。

    日常において、爆発なんて言葉を発することが何回あるだろうか。しかも、直後に『派手に』、『仕掛ける』と爆弾にまつわる言葉が二つ続いた。そんなことがあるのだろうか。

    郡のその心境を察した富良は、ある提案をした。

    「そんなに気になるなら、平子に電話したらどうなんだ?」
  9. 9 : : 2016/04/01(金) 23:54:03
    言い忘れておりましたが時系列は:reより前、JOKER後です。
  10. 10 : : 2016/04/02(土) 00:01:43



    「あっ・・・」



    冷静になれ、郡。






    『―――御掛けになった携帯電話は、電波の届かない場所におられるか、電源が入っていない為お繋ぎすることができません』

    繋がらなかった。

    「これは、どういうことなのでしょうか・・・」

    この音声ガイダンスが流れたという事は、平子は呼出音に気付かなかったのではなく、携帯電話の電源を切っているということになる。それならば何故、彼は電源を切っているのだろうか。一番あり得るパターンは、飛行機に乗っているからだろうか。しかし、彼に出張が言い渡されたという話は聞いたことがないし、この平日に旅行というのも彼には考えられない話だ。

    「・・・まっ、後で掛け直そうや」

    少し時間を置こう。その富良の提案に、宇井は聞く耳を持たなかった。否、持てなかった。一度持ってしまったCCG壊滅の危機への恐怖を拭い去ることなしに、この問題を一旦保留にすることが出来なかったのだ。富良は彼のその様子を見て、方針を変えることにした。

    「分かった。そんなに気になるなら情報収集に出よう。憶測だけじゃあ不安になるだけだぞ。お前の気が済むまで、俺が付き合ってやるからよ」

    「富良さん・・・ありがとうございます」

    こうして、二人は現在本局にいる捜査官達に聞き込みを行うことになった。



    富良の考えでは、この聞き込みによって郡の疑念は払拭されるだろうと思っていた。この時彼は、自身の予測が覆されることになるとは全く思っていなかったに違いない。
  11. 11 : : 2016/04/02(土) 16:33:44
    ―聞き込み① 平子班の場合―



    「失礼する」

    ドアをノックしてから、平子班の事務室へと入室する。中に居るのは、伊東倉元一等捜査官を始めとする平子班の班員の4名。平子はやはり不在であった。

    「宇井特等、富良上等・・・タケさんならいないっすよ」

    「ええ、分かっています」

    それならば何故?という表情を浮かべる伊東。それも当然だろう。

    「少し尋ねたいことがあるのですが、よろしいですか?」

    郡がこう尋ねると、平子班の一同は頷いた。

    「では、質問です。平子上等が最近、有馬さんのことで何か話していませんでしたか?」

    この質問に、一同はすぐさま反応を示す。そして、伊東が説明を始めた。

    「今日タケさんが居ないのは、有馬特等と買い物に出掛ける為みたいっすよ。有馬特等は午前中会議があるとのことで、行きは別々でしたけど」

    買い物・・・爆弾の購入?

    いかんいかん、さすがに発想が飛躍し過ぎだぞ。富良上等の言う通り、これは私の考え過ぎなのだ。この聞き込みは、その裏を取るためのものなのだ。落ち着け、郡。

    「会議があるからと言って、どうして別々なのかは何か言っていましたか?午前中だけのものですし、終わるのを待ってからでも遅くはないと思うのですが」

    「えっと・・・『今日の夕方までに間に合わせなきゃいけない』的なことを言ってましたよ」

    「夕方までに!?それは・・・何を・・・」

    「そうそう、聞いてくださいよ!それを訊ねたら、『お前は口が軽いから言えない』って言われたんすよ。確かに俺、結構チャラチャラしてますけど、部下の事をもう少し信用してくれてもいいじゃないですか。そう思いませんか、宇井特等・・・・・・宇井特等?」

    何ということだ。郡の心を落ち着かせるための聞き込みであるはずが、またしても不安要素が増えてしまったではないか。またしても混乱状態に陥る郡。その様子を察した富良が肩に手を置いたことで、彼は一先ずは我に返ることに成功した。しかし、深まった疑念が拭われたわけではない。

    それどころか、富良の頭にも疑念が生じ始めた。それは、有馬と平子の二人が何かしらの秘密を抱えていることが明らかになったからだ。それがCCG爆破計画であるとは到底思えない。だが、あまり人に言えない何かを画策しているのは紛れもない事実なのだ。いよいよ富良は、自身の口から伊東へ質問を投げ掛けた。

    「平子は他に、何か言ってなかったか?」

    「う~ん・・・あ!そう言えば、タケさんが独り言で『今回は有馬さんを抑え切れないかもな』って言ってました!」

    抑え切れない。それはつまり、抑えなければならないようなことをしようとしているという――――――

    「―――宇井特等、顔色悪いですよ。大丈夫ですか?」

    郡の異変に気付いた伊東が、彼に声を掛ける。すると、彼は「大丈夫」と一言残し、平子班の事務室を去った。富良も神妙な面持ちで続いた。

    「どうしたんだろう?」

    伊東の問いに、他の班員は「さぁ」と答えるしかなかった。
  12. 12 : : 2016/04/02(土) 16:36:48
    ―聞き込み② 鈴屋班の場合―



    「富良上等、これは最悪の展開通りなのでは・・・」

    近くにあった休憩所で腰を下ろし、うなだれる郡。富良は休憩所の自販機で購入した缶コーヒーと共に、「決めつけるには早計ってもんだ」との言葉を掛ける。しかし彼の口からは、先程までのように郡の考えを完全に否定する言葉は出て来なかった。出せなかった。

    一つ一つの要素から見れば、考え過ぎだという結論に至る。しかし、考え過ぎれば『CCG爆破計画』に至ることができる要素が重なり過ぎだ。有馬の奇行(常人にとっては通常の行為)、『爆破』・『派手に』・『仕掛ける』という爆弾に直結又は連想させる単語が次々に出た事、そして伊東の証言によって示された有馬と平子が抱えている何らかの秘密・・・単体では根拠としては余りに弱いが、これだけ重なって来ると疑っても仕方がないのではないだろうか。まあ、それにしたって郡は考え過ぎなのだが。

    「とにかく、あいつらに何かあるってのは確かだ。次の聞き込みはどこに行く?」

    富良の質問に対し、郡にその答えは浮かんでこなかった。有馬か平子と強く接点のある捜査官が思いつかなかったからだ。いや、正確には一組は思い付いている。しかし、彼女に尋ねるのは良いが、その部下の彼にも尋ねることになるのは・・・

    「ややっ、郡さ~ん。疲れた顔してどうしたですか?」

    「―――什造くん?」

    郡に声を掛けて来たのは、鈴屋什造上等捜査官であった。傍らには、阿原半兵衛二等捜査官が控えている。あどけなさを感じられる容姿と小柄な体格を持つ什造と、190cmの長身の阿原が共に歩く姿は、まるで親子のようである。

    「半兵衛。ココア買ってく~ださい」

    「かしこまり・・・えっ、私が奢るのですか?」

    「もちろんです」

    二人の様子を見ていると何だか和むなあ・・・

    「郡、次は鈴屋に聞いたらどうだ?」

    一瞬、自分達が抱えている問題から逃避・・・は言い過ぎだが、離れていた郡は、富良の声で現実へと引き戻された。今まで富良は郡を不安の渦から何度も救い出してきたが、今回ばかりは逆である。しかし、富良を恨むわけにはいかない。寧ろ感謝すべきである。

    逃げちゃダメだ。
  13. 13 : : 2016/04/02(土) 16:53:39
    「あの、什造くん」

    ココアを美味しそうに飲んでいるところを呼ぶと、什造は飲み口を口に着けたままこちらを向く。それから何かを言ったのだが、やっぱり飲み口から口を離さないままであるものだから、何と言ったのか良く分からない。そうは言っても、この状況と発音のアクセントから「何でしょうか?」と言ったことはほぼ間違いなかった。

    「最近、有馬さんと会ったりした?」

    「ええ。最近会ったですよ」

    これは運が良い、と郡は内心呟く。新たな真実が判明するかもしれない。

    「何か変わったところとか、無かった?」

    質問を受けると、什造は頭を抱えだした。さらに答えを促すために「何かを計画しているとか」と補足を加える。

    「ああ、もしかしてあの事ですか!?」

    え・・・嘘でしょ。

    「あの事の詳細を教えてくれないか」

    郡の代わりにこう尋ねた富良の声も、心なしか震え声になっているようであった。そんな二人に什造はとどめの一撃を放つ。

    「秘密にするよう言われているので、答えられないです」

    今日何度目かの、思考停止が発生した。やはり、有馬達は人に言えない何かを企んでいるのだ。

    「郡さん、顔色悪いですよ」

    「だ、大丈夫。心配しないで」

    それは、普通の人なら誰も大丈夫だとは思わないような青ざめた顔色と震えた声で答えられたものだったのだが、什造はそれで納得した。

    「ばいばいで~す」

    左右に大きく手を振る什造に見送られながら、郡と富良は休憩所を後にした。



    「お二人に、話してあげても良かったのではないでしょうか」

    二人の姿が見えなくなってから、半兵衛が口を開いた。

    「ダメですよ。約束は守らなきゃです」

    「確かに秘密にするようには言われましたが、佐々木二等にさえバレなければ問題はないでしょう」

    「・・・それもそうですね。次に聞かれたら教えてあげましょうか」

    もう遅い。
  14. 14 : : 2016/04/02(土) 17:44:13
    あっ(察し)
  15. 15 : : 2016/04/02(土) 19:21:10
    期待です。宇井さん可愛いです。
  16. 16 : : 2016/04/02(土) 19:25:30
    >>14
    しっ(笑)

    >>15
    ありがとうございます!そう言って頂けると本望です(笑)
  17. 17 : : 2016/04/02(土) 19:28:24
    ―聞き込み③ キジマ班の場合―



    郡は酷く憔悴していた。調べれば調べる程、郡が導き出した最悪の仮説―――CCG爆破計画が現実味を帯びていく。富良に諭されて以降、その仮説が自分の考え過ぎであるとしていた彼であったが、今となっては諭される以前と同様、或いはそれ以上にCCG爆破計画への恐怖が募っていた。

    一方の富良は、まだある程度の冷静さを保っていた。しかし、やはりCCG爆破計画が本当にあるのではという思いもかなり強くなっており、時折それが事実であった場合の対処法を考えるようになっていた。

    そんな二人にとって、次に聞き込みを行う人物が誰になるかはとても重要なことであった。もし次の人物も爆破計画を連想させるようなことを答えたら・・・三人もの人物からそのような証言が得られたら、信じる他なくなる。事実かどうか確定は出来ないにしろ、事実としてその事態に対処―――爆弾の捜索、或いは避難指示を出す必要さえ出て来る。

    本当に、次の人物が大事だった。それなのに、次に現れた人物は二人にとって最悪の回答を持つ人物だった。

    「おやおや宇井特等、富良上等。こんなところでどうされましたか?」

    二人に声を掛けたのは、キジマ式准特等である。

    「顔色が悪いですよ。大丈夫ですか?」

    心配する声を掛けたのは、彼のパートナーである旧多二福一等捜査官だ。

    「ええ、大丈夫です。お気になさらずに」

    事情を話す訳にもいかず、ただ大丈夫と言ってその場をやり過ごそうとする郡。しかし、富良がそれを許さなかった。

    「キジマ准特等。突然ですが、最近の有馬特等に変わったことはありませんでしたか」

    富良は、彼等を次の聞き込み対象に指定した。

    彼は、今まで聞き込み対象に選んだ相手の偏りに気付いていた。今まで話を伺った者達は、皆有馬と何かしらの繋がりを持っていた。有馬について手掛かりを得るための聞き込みであるから、この偏りは必然とも言えるのだが、それだけ意見が偏ったものになりやすい。だから彼は、有馬と特別な関わりを何一つ持たないと思われるキジマに質問をしたのだ。その結果は・・・

    「そう言われてもねぇ。私、最近彼を見ていませんから」

    当然の結果だ。しかし、それだけでは終わらなかった。

    「あっ、僕は見ましたよ」
  18. 18 : : 2016/04/02(土) 20:29:33
    「おお。それで、何か変わったことは?」

    変わったことはない。この、今二人が求めている答え。有馬を見ただけの彼なら、その答えを言ってくれるはずだと富良は信じていた。もちろん、それだけでは疑惑を晴らすには全く物足りないのだが、気休めでもその答えが欲しかった。

    「爆弾をどこに設置するか悩んでましたよ」



    確定じゃないですか!!!



    「いやぁ、24区捜査って爆弾も使うんですね。さっすが、CCG最強の班はやることが違うなぁ」

    そんなことするわけないでしょうが!!!と突っ込みを入れたくなる郡だが、参加したことのない者からすれば、24区捜査というのは未知の世界。そんな風に勘違いをするのもおかしくはないのかもしれない。というか、勘違いせずに局内で騒がれてしまえば、それこそパニックになる。

    「旧多くん。地下で不用意に爆発を起こせば、地上に影響が出るかもしれんよ。そんな真似はしないだろう」

    「ええ!?だったら何に使うんですか?」

    余計なこと言うなキジマ。

    「いえいえ、旧多一等の言う通り24区捜査では爆弾を使うこともあるんですよ。もちろん、火薬量は控えめです」

    郡、必死に弁明。もちろん真っ赤な嘘である。

    「では、私達は仕事が立て込んでいるので失礼します。行きましょう、富良上等」

    「お、おう」
  19. 19 : : 2016/04/02(土) 20:31:17
    ―遭遇 伊丙入の場合―



    「ああ、もうお終いだ。有馬さんは本当に爆弾を仕掛けたんだ」

    絶望し、狼狽する郡。富良も表には出さないものの、この状況にいよいよ追い込まれていた。

    「避難指示、出した方が良いかもな」

    挙句の果てに、富良はCCG爆破計画の存在を認め、その上での行動を取ろうとする旨の呟きを漏らした。

    ―――壁に耳あり障子に目あり。

    「避難指示って、何かあったんですか?」

    「げっ・・・」

    現れたのは、伊丙入。宇井郡のパートナーにして、常識欠落者だ。

    「郡先輩も、“爆弾”・・・て言ってましたよね?」

    もう一度言う、常識欠落者だ。

    「あっ、もしかして、CCGに爆弾が仕掛けられている・・・という感じですかね?」

    何度でも言う、常識欠落者だ。

    「それは大変ですね。早速みんなに伝えて来ま~す」



    待て待て待て待て待て!!!

    そんなことをしたらパニックになるに決まっているでしょうが!

    大慌てでハイルを止めに奔る郡と富良。ところが、突如現れた二つの岩壁に激突して転倒してしまい、敢え無く逃してしまった。

    失敬、行く手を阻んだのは岩壁ではなく二人の男であった。

    「廊下を走ってはいけないなあ、ボ~イズ」

    「うむ」

    田中丸望元と黒磐巌の二大特等であった。
  20. 20 : : 2016/04/02(土) 21:46:31
    ―聞き込み④ 田中丸望元&黒磐巌の場合―



    尻餅をついていた郡は急いで立ち上がろうとする。しかし、慌てる彼を富良が制した。既に自分達の視界から消えたハイル。彼女を追いかけたところで捕まえるのは無理。そう判断したからだ。

    代わりに富良は、次のような提案をした。

    「この二人に最後の聞き込みを行う。その返答が最後の別れ道だ。爆破計画を少しでも臭わせる内容であれば、二人にもこのことを話し局員の避難を開始する」

    「―――分かりました。では、質問は私から」

    緊張で、鼓動の音が大きくなる。今まで多くの修羅場を潜り抜けてきたが、これ程強く鼓動を感じたことがいくつあっただろうか。

    次の質問で全てが決まる。

    「お二人に、質問なのですが・・・最近の有馬特等に、何か変わったところはありませんでしたか?些細なことでも良いので、もしあれば教えてください」

    「有馬ボーイに変わったところ・・・」

    望元は頭を抱え込み始めた。何か心当たりがあるのだろうか。

    「・・・うむ」

    黒磐は顔色一つ変えることなく、こう答えた。つまり・・・どういうことだ?

    「何も無いという事で、よろしいのですか?」

    「うむ」

    富良の確認に、黒磐は大きく頷いた。これで一人終了。残るはあと一人・・・

    「う~ん・・・・・・・・・んん?」

    「何か思い出されましたか!?」

    郡の質問に望元がコクリと頷く。これが最後。彼の話す内容で全てが決まる。

    天国か地獄か。

    存続か破滅か。

    平穏かパニックか。

    いざ・・・

    「以前、有馬ボーイに質問をされたのだ。祝い事ではどういうことをするのか・・・とな」

    祝い事・・・クラッカー・・・爆発・・・・・・終わった。

    へたへたとその場に倒れ込む郡。これで、CCG爆破計画の存在は確定した。彼が絶望に打ちひしがれているとは露程も知らずに、望元は話を続ける。しかし、彼の耳には入らない。

    富良も既に、頭の中で正解を導いていた。そして、郡の様子を見て混乱に陥った。

    次の行動に移らねば。二人にCCG爆破計画のことを―――その思いで郡は再び立ち上がる。ちょうどその時。

    「宇井特等!タケさんが戻って来たみたいっすよ!それも・・・有馬さんと一緒に!」

    伊東倉元から放たれたその言葉は郡にとって、暗闇の中で光る灯火、この事態を打破する最後の光明であった。彼はすぐに二人の居る場所を聞き、走り出す。

    「富良さん!二人への説明は任せましたよ!」

    「待て郡!」

    富良が叫ぶ。しかし、彼の叫びは届かない。



    「お前・・・最後のはさすがに―――――――――」
  21. 21 : : 2016/04/02(土) 22:00:39
    ―CCGパニック 宇井郡の場合②―



    「みんな撤収だ!爆弾が仕掛けられているらしいぞ!」

    「は、早く・・・逃げないと・・・」

    「喰種に殺されて殉職ならまだ本望・・・だけど、こんなところで死ねるか!」

    ――――――うん、大パニック。

    倉元が告げた部屋は、今郡がいる階よりも上にある。そこで、エレベーターホールへ向けて走っていたのだが、あちらこちらで局員が騒ぎ、逃げ惑うという恐ろしい事態になっていた。

    この様子では、エレベーターホールは満員。そう判断した彼は、階段へと走る。途中何度か局員とぶつかりそうになるも、卓越した運動能力を持つ彼はそれらの危機を全て回避し階段に辿り着いた。

    そして・・・彼は走る。

    走る。

    走る。

    走る。

    一心不乱に走る。そして辿り着く。有馬貴将のいる階に。

    ここまで来ればラストスパート。彼は最後の力を振り絞り、さらに速度を上げて走る。

    そして遂に・・・倉元が示した部屋の扉を、開――――――

    『パパパパパーン!!!』

    「おめで―――」

    「ぎゃああああああああ!!!」

    「あれ・・・違うです」

    「―――郡か」

    「什造くん・・・タケさん・・・」

    「大丈夫か、郡」

    「有馬さん!」
  22. 22 : : 2016/04/02(土) 22:03:34
    ―真相 有馬貴将の場合―



    先ずは、先程何が起こったのか説明しよう。

    郡が扉を開けた瞬間、数発のクラッカーによる破裂音が鳴り響いた。直後、「おめでとう」という声が上がるが、破裂音を爆発音と勘違いした郡の悲鳴で遮られる。部屋に入って来たのが郡であったことに気付いた什造は、「違うです」と呟いた。そして平子が「郡か」と一言。最後に有馬が「大丈夫か」と声を掛けた。



    破裂音を耳にした時、それに負けない程大きくなっていた郡の鼓動は、幾分か平常に戻っていた。周りを見回すと、有馬、平子、什造の他に、半兵衛、真戸暁の姿も確認できた。そしてようやく理解した。これは――――――

    「誕生日会?」

    部屋に入るや否や放たれたクラッカー。机の上にある、ロウソクが二本立てられたケーキ。誕生祝いの定番の品々だ。というかそもそも、部屋にあるホワイトボードに答えが書かれている。

    『佐々木琲世、誕生日おめでとう!!!』

    それに気付いた直後、この部屋に新たな人物が現れた。

    「郡、今回の騒動は――――――」

    「富良さん、もう全部わかりました。あなたの言う通り、私の取り越し苦労だったということです」

    そう言って、郡は肩を落とした。



    つまり、全て彼の勘違いだったのだ。

    有馬の外せない私用とは、琲世の誕生日会。
    どうせやるなら派手にやる。仕掛けるのはここ。これらは誕生日会を局内で盛大に行うことを指す。
    買い物はケーキ等の購入だろう。平子が口の軽そうな倉元にそれを言わなかったのは、琲世に漏らさないため。什造が秘密にするよう言われたのも同じ理由。
    望元への祝い事の質問は、普通にそのままの意味だ。現に富良はこれで勘違いに気付いている。

    「“爆発させる”というのは?」

    「サプライズとして、ケーキを爆発させるのはどうかなって提案したんだ。そしたら、タケに一瞬で断れちゃって」

    「当然です」

    有馬の発言に、やっぱり彼は彼だなと思った
  23. 23 : : 2016/04/02(土) 22:34:07



    「―――それじゃあ、郡さんと富良さんも一緒に、ハイセの誕生日をお祝いしましょう」

    突然の什造からの提案。「勘違いとは言えクラッカーをダメにしたんですから、責任はとってもらうです」とのことだが、彼は怒っているというよりも、一緒にお祝いする仲間が増えて嬉しがっているようだった。可愛いなこいつ。

    「そうだな。気分転換も兼ねて、俺達も参加しようぜ」

    「でも、まだ私達にはパニックを収めるという仕事が・・・」

    「それなら黒磐特等と田中丸特等に頼んでおいた。あの二人に任せておけば問題ないだろう。心配はもうない」

    富良はこう声を掛けて、什造の提案を後押しする。しかし、郡は浮かない顔のままだった。

    「クラッカーなら予備を買って来ている。だから気にしなくていい」

    その様子を見て、今度は平子が声を掛ける。すると、什造が「本当ですか!?さっすがタケさんです!」と食い付いて来た。予備を買って来ることは決められていたことではなく、平子の独断のようだ。流石抜け目ない。だけど、そうじゃないんですよ・・・

    罪悪感は確かにあった。真面目な郡は、責任を感じていた。だが、彼が参加を渋る理由はそこにはない。寧ろこれらが行動の起因になるならば、進んで参加しようとするだろう。

    彼は只、気が進まなかったのだ。“喰種”の誕生日を祝うことが。



    「分かりました。私も参加させていただきます」

    それでも彼は、最終的に参加を決めた。その決定に至るまでの理由なんてなかったし、原因はたくさんあった。
  24. 24 : : 2016/04/02(土) 22:35:30
    ―御祝い 佐々木琲世の場合―



    扉が開かれる。

    「すいません、遅れ―――」

    『パパパパパパパーン』

    「おめでとう!」

    琲世が入室した途端、七人は一斉にクラッカーを鳴らし祝いの言葉を投げ掛ける。捜査会議が行われると聞かされていた琲世は、突然の事態をまだ呑み込めていないようだった。

    「あの・・・会議は?」

    周囲に尋ねる琲世。彼の疑問に対し、暁が「それはお前をここに呼ぶための嘘だ」と答えた。それで彼は全てを理解したらしい。

    「ありがとうございます」

    眩しいくらい満面の笑みを浮かべて、彼は一言お礼を告げた。

    そこからはもう、飲めや歌えやどんちゃん騒ぎ(局内でこんなことをして良いのだろうか)。郡も不本意ながらの参加であったはずなのだが、いつの間にか心の底から誕生日会を楽しんでいた。

    ―――こうしている姿だけを見ていると、人間としか思えないんだけどな。



    「有馬、お前がこんな会を企画するなんてな。正直信じられん」

    琲世、酒の入った暁、什造、什造に連れられた半兵衛と郡がはしゃぎ回っている傍ら、富良は有馬にこんなことを言った。

    「ハイセにはいつも苦労を掛けているからね。贖罪の意味も込めて・・・」

    「贖罪って、使い方おかしいだろ」

    「いや、正しいよ」という有馬の小さな呟きは、大騒ぎする一同の声に掻き消された。

    「だけど、もう少し周りに気を遣えよ。今回の件は俺と郡の勘違いが原因だが、お前も爆弾なんて物騒なワードは滅多に出すもんじゃないぞ」

    「流石に爆弾なんて言っていないよ。爆発とは、言ったかな」

    「変わんねぇだろ・・・ん?」

    ―――気付いた。

    「お前が爆弾をどこに仕掛けるか悩んでいたって聞いたんだが、それはどういうことだ?」

    「どういうことって・・・覚えがないな。俺が爆発と言ったのだって、タケとの電話でだけだよ」

    「間違いないんだな?」

    「ああ」

    「――――――あの野郎。俺達をおちょくりやがったな」



    それから、誕生日会は夜まで続けられた。
  25. 25 : : 2016/04/02(土) 22:38:35
    ―嘘偽 旧多二福の場合―



    その日の深夜の事。

    「―――旧多」

    「どもども、キッショーさん。何の御用で?」

    「郡達をからかって、何のつもりだ?」

    「からかい・・・ああ、あのことですか。ホント面白いですよねぇ。爆弾なんて仕掛けられてるわけないのに、宇井特等の驚きようと言ったら・・・ププッ、思い出したらわらけてきた。質問に答えますね。楽しいから、ですよ」

    「・・・聞くだけ無駄だったな。しかし、今回の件は局内全体がパニックに陥りかねなかった問題だ。少しは自重を覚えろ」

    「発端はあなたでしょう?全く、死神が誕生日会を主催なんておかしなもんですね。彼への贖罪のつもりですか?」

    「・・・」

    「父親ぶっておきながら、あなたは彼をクインケとして利用しているに過ぎない。何より、彼はあなたの素顔を知らない。謝ることだらけですねぇ」

    「・・・そう、だな」

    「じゃっ、これからも頑張ってくださいね。CCGの死神、無敗の捜査官、有馬貴将殿」






    「ああ、楽しかった。カネキケンに感謝しないと」














    Happy birthday dear Heiße Sasaki.
  26. 26 : : 2016/04/02(土) 22:41:23
    【あとがき】
    割と序盤でお気付きの方もおられるかと思いますが、佐々木琲世誕生日記念SSです。なのに主役を宇井郡に据え、好き放題やりました。



    郡大好きです。
  27. 27 : : 2016/04/02(土) 23:01:17
    そういえばハイセの誕生日だった!!思い出させてくれてありがとうございます!!とてもおもしろかったです!!
  28. 28 : : 2016/04/02(土) 23:46:48
    >>27
    おお、それは良かったです。ありがとうございます!
  29. 29 : : 2016/04/03(日) 00:50:29
    お疲れ様~

    ハイセくん誕生日おめでとう~
  30. 30 : : 2016/04/03(日) 07:44:07
    >>29
    ありがとうございま~す(・∀・)
  31. 31 : : 2016/04/03(日) 11:23:30
    お疲れ様でした~!

    宇井さんと鈴屋くんが可愛くて、面白くて、最高でした!
  32. 32 : : 2016/04/03(日) 19:57:27
    >>31
    ありがとうございます!この二人の絡みが、原作ではごくわずかしかないですが好きです。
  33. 33 : : 2016/04/11(月) 19:33:56
    お陰様で、(たぶん)初めてピックアップの一番上に載れました。あんまり気にしていないつもりでしたが、やっぱり載ると嬉しいものです。

    感謝ッッッ!!!
  34. 34 : : 2016/04/11(月) 23:13:58
    >>33
    おめでとうございますッッッ!!!
  35. 35 : : 2016/09/05(月) 06:29:30
    読みました!
    とても面白かったです!

    これからも頑張ってください!(*≧∀≦)ゞ
  36. 40 : : 2020/10/26(月) 14:57:02
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
jagamanmnm

R・M・T

@jagamanmnm

「東京喰種トーキョーグール」カテゴリの最新記事
「東京喰種トーキョーグール」SSの交流広場
東京喰種トーキョーグール 交流広場