この世界の在るべき姿
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- 1 : 2016/03/30(水) 13:51:04 :
- 亀更新ですッッ!!!!!よろしくおねがいしますッッ!!!!!前回の続きですッッ!!!!!
前回→http://www.ssnote.net/archives/43381
注意点がありますッッ!!!!!
・リオは死堪ではない(つまり鉢川さんは生きていますし、才子も襲われてません)
・パラレルワールド
以上のことをご了承頂いた上で、読んでくださいッッ!!!!!
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- 2 : 2016/03/30(水) 13:56:07 :
- 夜に投稿しますので、前回や前々回の作品も是非読んでくださいッッ!!!!!
前々回→http://www.ssnote.net/archives/41970
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- 3 : 2016/03/30(水) 22:50:25 :
- 時間なんで投稿しますッッ!!!!!
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- 4 : 2016/03/30(水) 23:01:40 :
- エト「私、あなたのことが好きになったわ! わたしたちとても似ているもの!」
エトがそう言ったのは、月山戦の最中だった。それは、カネキケンに向けて発せられた言葉だった。
カネキ「」ドシュッ
次の瞬間、エトの上半身と下半身がハイセの鱗赫によって切断された。
エト「うふふ あはははははははは ときめくなあ 好きよ かねきけん アハハハハ!!」
堕ちて行くエトをみながら、カネキは呟いた。
カネキ「・・・・・・光栄だな 高槻先生」
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- 5 : 2016/03/30(水) 23:30:16 :
- 宇井「静かに なにか聞こえ・・・・・・・・・!」
カネキ「」ガツガツ
宇井「佐々木くん なにしてん___________」
(分岐)
宇井「・・・!」ピッ
宇井は無線機の応答に出た。すると、ノイズ音が混じりつつ、政の声が聞こえてきた。
政「宇井特等 ここからそこの様子が分かる」
政「・・・いいか」
宇井「・・・?」
政「佐々木琲世は死んだ」
宇井「・・・!?(何いってんだ顎髭?)」
政「当局は眼帯の喰種・・・百足が復活したと断定。現在残存する奴らでそちらへ向かっている。絶対に逃がすな。百足を討伐する」ピッ
無線は一方的に切られた。
宇井「」
カネキ「随分嫌われちゃいましたね、僕・・・」
カネキ「」ドシュッ
カネキは鱗赫で建物の要となっている鉄骨を攻撃した。
宇井「ッ!!」ドドド
そして、宇井とカネキの間に瓦礫が崩れ落ちて来る。
宇井「総員、退避ッ!!」
土煙で宇井達の視界が遮られている隙に、カネキは月山とカナエの腕を掴んだ。
カネキ「・・・しっかり掴まってください」
土煙も晴れてきたようだ。宇井がこちらに気付いた。
宇井「ま、待てッ!!」
カネキ「断る」
そして、カネキは飛び下りた。
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- 6 : 2016/03/31(木) 18:41:02 :
- 期待ですッッ!
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- 7 : 2016/03/31(木) 18:45:10 :
- 政ってほんとに屑だよな
期待してます
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- 8 : 2016/03/31(木) 19:52:00 :
- >>7
あくまでこのssのなかの政ですよ!!政好きな人ごめんなさい!・・・いないか。
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- 9 : 2016/03/31(木) 22:54:05 :
- 来たーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!グルカルで今カルナヴァルガシャ引いたらURアヤト出ました!!!!!!!
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- 10 : 2016/03/31(木) 23:47:07 :
- カネキは月山とカナエとでビルから落下していく。
月山「!!!カネキ君!?」
カナエ「!!」
カネキ「どうやら僕はCCGから追われる身となってしまったようです」
カナエ「なぜ私を___________
カネキ「しっかり掴まってください」ドオオン バキグチャ
カネキは月山とカナエを抱えたまま足から地面に着いた。当然、カネキの両足は潰れた。
月山「カネキ君ッ!!」
カネキ「大丈夫です」グチョグチョ
カネキの両足は瞬く間に再生した。
カネキ「今更こんなの・・・」
捜査官H「いたぞ!!」
カナエ「ふッ!!」ドシュ
カナエはビルの入り口の上の壁を破壊して、瓦礫の雨を降らせた。
捜査官H「くそッ!!通れねえ!!」
カナエ「これで少し時間が稼げる・・・」
カネキ「助かります。もう皆さん、各自で歩けますか?」
カナエ「私は大丈夫だ・・・シウ様、肩をお貸し致します」
月山「ああ・・・助かるよ、ありがとう・・・」
カネキ「さあ・・・とりあえずここから逃げましょう」
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- 11 : 2016/04/01(金) 09:48:43 :
- カネキ「・・・まずいな」
カネキがそう呟いたのは、逃走から10分程経った頃だった。
月山「どうしたんだい?」
カネキ「この区から出られません」
月山「!?」
カナエ「・・・何故!?」
カネキ「月山さんが車でL.Eへ向かう時、この8区や7区にCCGの検問が待ち構えていました。それらがこの区を封鎖しているはです」
カネキ「・・・強硬突破するしかありませんが」
月山「できれば避けたいね・・・」
カネキ「・・・!」
その時、カネキ達の目の前に一台の車が停車した。その車のドアが開き、一見少女に見えるような女性が出てきた。
掘「月山くん のって」
月山「ホリ・・・」
カナエ「子鼠・・・」
カネキ「チエさん・・・」
迷わず三人は車に乗った。そして、乗客に驚いた。
月山「パパ!!」
カナエ「観母様!!」
カネキ「・・・四方さん・・・トーカちゃん・・・」
四方「・・・」
トーカ「・・・おう・・・」
カネキ「・・・」
横では月山とカナエが観母がどうやってコルニクルムから脱走したのか話していたが、カネキには聞こえていなかった。
カネキ(僕の居場所は・・・ここなのか・・・?)
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- 12 : 2016/04/01(金) 10:41:21 :
- √Aの挿入歌
https://www.youtube.com/watch?v=1wx2nszS8LU
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- 13 : 2016/04/01(金) 12:38:22 :
- ___________政「隻眼の梟に逃げられ、百足にも逃げられたうえに、月山家子息とその従者にも逃げられた、と?」
宇井「・・・ええ」
それを聞き、政はわざとらしくため息をつく。
政「・・・せめてノロを討てただけでも幸いか・・・こんな結果になるとはな・・・」
宇井「・・・」
政「まあ、仕方ないことだ」
宇井「!(同情か・・・?)」
政「緊急時に対処できないような無能な班長を指揮官にしたのだ。こんな結果になるのは仕方あるまい」
宇井(こいつ・・・!!)
政「君には失望した S1班長」
そう言い、政は踵を返し、歩き去った。
宇井「・・・」
宇井「くそッッ!!」ガンッ
宇井は壁を殴りつけた。その様子を尻目で見ながら、政はほくそ笑んでいる。と、そこへ瓜江がやって来た。
瓜江「和修特等」
政「何だ?」
瓜江「何故先ほどは佐々木上等を百足だと判断なさったのですか?(答えろ糞メガネ・・・俺は佐々木に言いたいことがあったんだ・・・!!)」
政「・・・佐々木の実力はSS+を撃退するのがやっとだったはずだ。しかし、先ほどの闘いではSSSレートの梟をいとも簡単に撃退したんだ。百足に戻ったと考える方が妥当だろう」
瓜江「・・・そうですか(アイツが早く戻ってきていれば不知は・・・!!)」
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- 14 : 2016/04/01(金) 18:03:10 :
- 政め…!あの尊き宇井さんに向かって「失望した」なんて……!!!クズだ……!!!そういえば5巻のオマケの回文で『くずまつりつまずく』ってありましたね。政って公式でクズかwww
あ、失礼致しました。作者さん、政好きさん、ごめんなさい。
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- 15 : 2016/04/01(金) 18:03:22 :
- 期待です
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- 17 : 2016/04/02(土) 00:16:15 :
- ___________:re店内
リオ「トーカさん達遅いですね・・・」
ニシキ「・・・だな」
リオ「・・・どこ行ってんでしょうか?」
ニシキ「さーな・・・俺らに何も話さず行っちまうんだから・・・よっぽどのことか急ぎの用事だろうな・・・」カランカラン
リオ「あ、おかえ・・・り・・・」
カネキ「・・・久しぶり、リオ君」
リオ「え・・・?まさか・・・!?」
ニシキ「・・・お前カネキか!?」
月山「Yea!(さよう!)」
ニシキ「お前に聞いてねーよ クソ山」
月山「ふッ・・・相変わらずだね 西尾君」
ニシキ「てめーもな」
観母「習君にこんなに親しい友達がいたなんて パパ感激だよ!」
ニシキ(・・・息子も息子なら父も父か・・・)
カネキ「しばらくここで厄介になってもいいですか?」
四方「・・・ああ 好きにしろ」
トーカ(しばらく・・・か)
リオ(ここの住人が4人増えた・・・食糧の量も増えるわけか・・・大変だな・・・)
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- 18 : 2016/04/02(土) 15:52:10 :
- 四方「・・・飲め」カタッ
カネキ「・・・いただきます」
四方がカネキにコーヒーを差し出したのは、他の者が就寝したころだった。
カネキ「」ゴクッ
カネキは一口啜った。
カネキ「・・・美味しいです」
四方「・・・そうか」
その言葉を聞くと、四方は満足気に微笑した。
四方「・・・大変だったな」
カネキ「・・・はい」
四方「・・・」
カネキ「・・・」
四方「・・・」
カネキ「・・・」
会話が続かない。
四方「・・・CCGでは・・・理不尽なことをされたりしなかったか?」
どうやら四方はそこが一番気になっていたようだ。
カネキ「・・・皆さん優しく接してくださっていたので・・・居心地はまあまあでした」
四方「・・・そうか」
カネキ「・・・でも次に会う時は皆、敵だ・・・。僕の邪魔をする奴は・・・摘まないと」パキ
四方「・・・辛いな」
カネキ「それが運命なら・・・仕方ないです」
四方「・・・」
カネキ「・・・」
四方「今日はもう休め・・・」
そう言って四方は寝室へ向かった。
カネキ「・・・」
カネキ「・・・この世界は間違っている・・・か・・・」
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- 19 : 2016/04/02(土) 16:41:37 :
- ___________半年後
吉時「それでは、今から会議を始める」
吉時「現在の脅威は隻眼の梟率いるアオギリの樹・・・それと単体の百足か・・・」
吉時「佐々木元上等が百足だという確たる証拠はあるのかね、和修特等?」
政「・・・いえ、しかし佐々木の実力はSS+を撃退するのがやっとだったはずです それがSSSレートである隻眼の梟を撃退したのです。この書類を見れば一目瞭然であり___________
吉時「そんなことは聞いていない 佐々木元上等が百足だという確たる証拠はあるのか、と聞いているんだ」
政「いえ しかし___________
吉時「佐々木が百足でない可能性もあると?」
政「・・・はい しかし___________
吉時「もしそうなら我々は大変な痛手を負ってしまったことになるな」
政「その可能性は極々低いかと思われます 現に奴は月山とその従者をビルから救出しています」
吉時「それは、月山とその従者から情報を引き出すために連れ帰った、ともとれる」
政「その可能性には個人の願望的見解が見られますな」
灰崎「・・・政特等の言うことの方が私には現実的に感じられますな」
吉時「・・・いいだろう 当局は佐々木元上等が百足だと断定し、捜査を進める 和修特等は今後確たる証拠を集めてから報告するように」
政「・・・はい」
政「全く・・・あの時百足を確保していればこんなことにはならなかったのにな」
宇井「・・・!」
吉時「その件については君の責任もあるぞ 宇井特等が失態を犯したのは事実だが、君のサポートが不十分だったのも事実だ 責任を全て他人に押し付けるのはよしたまえ 特等」
政「・・・」ギリッ
宇井(いい気味だ・・・)
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- 20 : 2016/04/02(土) 18:05:08 :
- よっしゃ政ザマァ
期待です
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- 21 : 2016/04/02(土) 18:08:39 :
- >>20
政ザマァってwwまあ僕も書きながら内心思いました!!
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- 22 : 2016/04/02(土) 22:28:58 :
- 丸手「吉時さん、いや局長・・・その辺で・・・」
吉時「ああ、すまない 話を戻そう。我々としては百足とアオギリが手を組まないことを祈るしかないな・・・」
安浦「せめてそのどちらかの潜伏先が分かりましたらね・・・」
法寺「その件ですが、アオギリの拠点と思われる場所を発見いたしました」
吉時「ほう・・・どこかな?」
法寺「ル島という島で、大勢のあやしげな集団の目撃報告がありました。現在鉢川班が、この島周辺を調べている最中です」
吉時「・・・アオギリが百足と手を組もうとする前に動かねばならない・・・もしそこが本当にアオギリの本拠地ならば・・・近々そこを叩くぞ」
丸手「しかしそこへ百足が乗り込んで来るようなことがあれば・・・」
安浦「百足だけでも十分脅威ですしね・・・あの亜門君を殉職させたぐらいですものね」
望元「んん~佐々木ボォイ・・・喰種などに肩入れなどしなければ今頃心強い味方となってくれたのだろうねぇ・・・?」
灰崎「所詮喰種寄りの思想を持っていた・・・それだけのこと」
吉時「話を戻そう 百足がル島に乗り込んでこないようにするには我々が他言しなければ良い。よって作戦間近までは部下にも他言しないこと。良いな?」
その時、ドアが開かれた。
捜査官I「きょ、局長ッ!!」
吉時「何だ!?」
捜査官I「は、鉢川班が帰還しました!しかし、鉢川准特等は重篤、さ、さらに六月一等は、アオギリによって捕えられた様子ですッ!!!」
一同「ッ!!!!」
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- 23 : 2016/04/02(土) 23:21:50 :
- これは期待ですナ
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- 24 : 2016/04/02(土) 23:29:20 :
- こういうルートもおもしろいですッ!
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- 26 : 2016/04/02(土) 23:39:49 :
- グルカルについて→http://www.ssnote.net/groups/657/archives/52
是非お越しくださいッッ!!!!!
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- 27 : 2016/04/02(土) 23:46:28 :
- >>23
前に言ったけどもう一回言うぜ~~!!URアヤト当てたぜ~~!!<`~´>
羨ましいか~~!?<`~´>
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- 28 : 2016/04/03(日) 12:29:23 :
- べっ、別に羨ましくなんか、な、ないもんね~~ (/ n ¡)シクシク
オレだってSRの法寺さん3体当ててんだからなww
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- 29 : 2016/04/03(日) 12:52:44 :
- >>28
法寺さん3体ってww
2覚醒できるジャン↑
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- 30 : 2016/04/03(日) 13:26:07 :
- 丸手「鉢川・・・!!」
丸手が思わずそう言ったのは病院のベッドで伏している鉢川を見た時だった。あの後、会議中にいた者全員が病院へ来た。
鉢川「ま・・・るで・・・特等・・・」
鉢川の体には無数の傷跡があり、そして右腕が千切れていた。
鉢川「クインケ・・・壊された時に持って行かれちまった・・・」
鉢川「法寺・・・滝澤だ・・・あいつはマジでバケモンだ・・・!!」
法寺「・・・オウル・・・」
吉時「穂木上等 状況を話してくれ」
穂木「・・・あの時・・・」
_________________________________
鉢川「撤退急げッ!!」
穂木「ハチ・・・!!腕がッ・・・!!」
鉢川「いいから黙って船まで走れ!!」
六月「・・・あった!!船だ!!」
まず、鉢川と穂木が船に乗った。そして六月が乗ろうとした時、
六月「!?」ドサッ
六月「ぐッ・・・があああああああああッ・・・!!!」
穂木「・・・トオル!!」
六月の四肢はもぎ取られていた。その犯人は・・・
トルソー「やあ・・・トオル!!僕に会いに来てくれるなんて!!」
鉢川「くそッ・・・変態野郎が・・・!!」
滝澤「ハアアアアアアアアアアアチィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!」
鉢川「糞ザワが来る・・・!!あゆむ、船出せ!!」
穂木「でもトオルが・・・!!」
鉢川「ここで全員死にてェか!?いいから出せ!!」
穂木「くッ・・・」
_________________________________
穂木「我々は・・・六月一等を置いて帰還しました・・・!!」
穂木は悔しさのあまり震えている。
政(フンッ・・・鉢川にしては上出来の判断だな・・・)
吉時「明日だ・・・」
宇井「・・・?」
吉時「アオギリは我々がル島を調べていることを知った。ならば奴らが拠点を変えないうちに攻撃を開始する」
一同「!!」
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- 31 : 2016/04/03(日) 21:40:38 :
- プロフィール画像アヤトにしましたッッ!!!!!
-
- 32 : 2016/04/03(日) 21:56:08 :
- 半殺し確定ッ!!
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- 33 : 2016/04/03(日) 22:55:41 :
- >>32
いやああああああああああああ!!!!!!!!!
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- 34 : 2016/04/03(日) 23:03:11 :
- ニシキ(・・・息子も息子なら父も父か・・・)
ここで笑ったのは俺だけではないはず←
ああ…六月が変態野郎に…
てか鉢川が「化け物」って言うのは中々見られないですなw
これからも期待ですッッ!
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- 35 : 2016/04/03(日) 23:47:10 :
- >>34
ありがとうございますッッ!!!!!
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- 36 : 2016/04/03(日) 23:57:19 :
- リオ「CCGが明日ル島にいるアオギリに攻撃するらしいですよ」
カネキ「!!」
月山「・・・誰からの情報だい?」
リオ「イトリさんです」
カネキ「ならその情報に間違いはなさそうだね・・・」
リオ「まさかその日と被ってるなんて・・・」
カネキ「うん でも好都合だ CCGの戦力は分散されるからね・・・コクリアの防衛も手薄になる」
カナエ「本当に行かれるのですね Mr.カネキ」
カネキ「ええ・・・僕たちはコクリア破りを決行する そして・・・」
カネキ「ヒナミちゃんを助ける」
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- 37 : 2016/04/04(月) 00:14:19 :
- なぜこのことをカネキ達が知っているかというと・・・
_________________________________
リオ「さて 帰りますか」
カネキ「だね」
その日、リオとカネキはコーヒー豆の買い出しに行っていた。
??「ん・・・?」
その2人を遠くから見つめる巨体がいた。
??「り・・・リオッッ!!!」
リオ「ん?」
リオは振り返る。
リオ「・・・万丈さん!?」
万丈「おお!久しぶりだな!!あれ以来会わなかったから俺はてっきり・・・まさかお前が死ぬわけねェのによ!!」
カネキ「・・・万丈さん・・・」
万丈「ん?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お・・・お前・・・カネキか・・・!?」
カネキ「ええ・・・久しぶりです 万丈さん」
万丈「か・・・カネキィィ!!!!テメエ・・・心配させやがって・・・うう・・・ああ・・・!!」
万丈はその場で咽び泣く。周りの視線が冷たく刺さる。
リオ「あのー・・・ここではなんですから・・・」
万丈「ぞゔだ!!ガねギ!!リオ!!俺ん所来いよ!!あれから部下が増えたんだ!!」
カネキ「・・・わかった。行こう」
万丈「ホントか!?よし、行くぞ!!」
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- 38 : 2016/04/04(月) 10:09:35 :
- そういえばreのバンジョイってふつうに王のビレイグ読んでますよね?
字普通に読めるようになったのかな?
そうなれば強くなってる事を望む…
そうなるとスケアクロウ誰でしょうか…
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- 39 : 2016/04/04(月) 12:24:39 :
- >>38
ムッシュ・バンジョイもちょっとは勉強してんじゃないですか?でも込められた意味とか分かってなさそうだけどww
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- 40 : 2016/04/04(月) 16:23:49 :
- リオ「ここですか・・・?」
万丈「おお!!」
カネキ「・・・とりあえず入ろうか」
イチミ「あれーっ?カネキさんとリオさんじゃないッスか!?」
ジロ「マジか!!」
サンテ「お久ぶりッス!!」
リオ「どうも・・・ホントにお久しぶりです・・・!!」
カネキ「こんばんは」
オイオイ ダレダヨアイツラ バカ!バンジョーサンノムカシノナカマダヨ!!エ!?ヤベ・・・
カネキ「本当に部下が多いですね」
万丈「ああ!!・・・あとはヒナちゃんと月山がいればな・・・あの頃に戻れるのにな・・・知ってんだよ・・・月山・・・あいつの家襲撃されたんだろ・・・?」
カネキ「ええ・・・でも月山さんはウチにいますよ」
万丈「何だと!?あいつ生きてんのか!?まああいつしぶとそーだからな・・・でもヒナちゃんはコクリアに居るんだろ?」
カネキ「ええ・・・」
???「お前らアイツを助ける気はねーのか?」
万丈「アヤト・・・」
アヤト「 『アヤトさん』だろ? 万丈」
アヤト「冗談だ・・・リオ、だったな?・・・あと眼帯」
リオ「アヤト君・・・」
アヤト「お前ら・・・ヒナミを助けたいなら手を貸せ」
アヤト「あいつの持つ情報にはもう鮮度がない」
アヤト「俺はもう一度 コクリア破りを実行する」
リオ「・・・コクリア破り・・・」
万丈「・・・いいぜ 俺は協力する」
カネキ「・・・僕も ヒナミちゃんは僕らの仲間だからね 月山さん達にも聞いてみるよ」
アヤト「ああ 助かる・・・姉貴には言うなよ」
カネキ「分かってるよ トーカちゃんを巻き込みたくない」
アヤト「そうか・・・ならいい」
_________________________________
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- 41 : 2016/04/04(月) 17:16:00 :
- 期待
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- 42 : 2016/04/04(月) 18:05:43 :
- >>41
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 43 : 2016/04/04(月) 20:41:16 :
- 期待!!
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- 44 : 2016/04/04(月) 20:44:09 :
- >>43
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 45 : 2016/04/04(月) 22:19:41 :
- リオとカネキと月山は朝5時に:reを出た。
カネキ「・・・お待たせ」
リオ「早いですね・・・万丈さん アヤト君」
アヤト「お前らがチンタラしてるだけだろ つーかマジで来たのか 月山」
月山「僕は使えるよ アヤト君?」
アヤト「馴れ馴れしいんだよ キザ野郎」
月山「ははッ ユニーク!!」
アヤト「何がだよ・・・」
万丈「変わってねーな 月山」
月山「ムッシュ・バンジョイ 薔薇は枯れるその時まで常に美しく輝くのだよ」
万丈「・・・は?」
アヤト「大変だったんだな 万丈」
万丈「・・・お前丸くなったか?」
アヤト「は、はァ?」
万丈「いや・・・なんかさ・・・ヒナちゃん助けようなんてあのお前が言うなんて・・・」
アヤト「ンなことどーでもいいだろ・・・ったくいつまでここにいんだよ。とっとと行くぞ!」
カネキ「うん」
リオ「わかった」
月山「Got it!!(了解!!)」
四方「おい」
一同「!?」
四方「何やってる・・・」
アヤト「おっさん・・・いや・・・その・・・あれだ・・・今から皆でジョギングに・・・」
四方「・・・全部聞こえてたぞ」
ニシキ「俺もいまース」
カネキ「西尾先輩・・・」
ウタ「ぼくもコクリア行こうかなー」
リオ「ウタさん・・・なんで居るんですか・・・」
ウタ「この辺散歩してたらそこの青髪の彼見つけてさー 尾けてみたんだよ」
アヤト「恐ェ・・・」
カネキ「あれ・・・四方さんがいるってことは・・・」
四方「安心しろ トーカには言ってない」
カネキ「そうですか・・・ならいいです」
アヤト「さて・・・行くか・・・!!」
カネキ「・・・」パキ
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- 46 : 2016/04/05(火) 01:06:28 :
- 捜査官J「ふう・・・毎日同じことの繰り返し・・・つまんねー・・・」
その時、捜査官Jの後ろから声がした。
アヤト「良かったな そんなクソみたいな人生とお別れできて」
捜査官J「へ?」ドシュッ
捜査官J「が・・・はッ・・・」ドサッ
捜査官Jはアヤトの手で胸部を貫かれ、そのまま絶命した。
リオ「カードキーを拝借・・・と」
月山「まずいね・・・カードキーだけじゃなくて虹彩認識まである・・・その捜査官は死んでいるから使えないよ?」
ウタ「ぼくにまかせてよ」
ウタはそう言うと顔に手を翳した。そして、
ウタ「ばぁ」
ウタの顔は先ほどの捜査官Jの顔になっていた。
アヤト「やっぱコイツ恐ェ・・・」
ウタ「ほっ」ピッ ウィーン
ウタ「開いたよー」
四方「・・・行くぞ」
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- 47 : 2016/04/05(火) 01:19:30 :
- 捜査官K「あれ・・・入口開いてんぞ」
モニターを見ていた捜査官Kは呟いた。
捜査官K「お前、ちょっと見てこいよ」
捜査官L「えーマジッスか?ったく・・・」
灰崎「待て」
捜査官L「監獄長!!」
灰崎「頭を使え。廃棄処分の日にたまたま入口が開くなどありえるか?」
捜査官K「まさか・・・!!」
捜査官L「喰種が攻め込んで来た・・・!?」
灰崎「A部隊直ちに入口へと向かえ。B、C、D部隊はC~A層で待機、敵を発見と同時に迎え撃て。残りの部隊はS層で待機、同様にしろ」
一同「「はッ!!!」」
灰崎「SS層を頼めますかな?」
灰崎「有馬特等殿」
有馬「・・・承りました」
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- 48 : 2016/04/05(火) 12:43:32 :
- 捜査官M「!! いたぞ!!」
アヤト「はッ!!」ドドド
捜査官達「がふッ!!ごはッ!!るぇ・・・」
アヤトの攻撃で近くの捜査官の7人程度は倒した。
捜査官N「怯むなッ!!俺についてk___________」
ニシキ「らッ!!」ドガ
ニシキは立ち止まることなく走りながら近辺の捜査官を蹴り倒していく。その強力な蹴りを喰らった捜査官の体は骨が粉砕し、心臓に刺さる等して絶命していく。
捜査官達「「オロチだッ・・・!!やべーよ 死ぬよ?」」
万丈「ハア・・・ハア・・・お前ら・・・こんなとこでへばんじゃねーぞッ!!」
ガスマスク達「「自分に言ってくださーい ブーメランッスよー」」
万丈「うるせー・・・」
四方「・・・」ドスッ
捜査官O「ぐあああ・・・!!」
ウタ「もっと強いのと闘いたいなー」ベキッ
四方「黙って殺れ」
ウタ「蓮示くん 後ろ」
四方「!!」
捜査官P「もらった!!」
リオ「ああああッッ!!!!」ビキビキビキ ドシュ
捜査官P「ぼはッ・・・!!!」
リオ「・・・ッ・・・ふふッ・・・」
四方「助かった・・・リオ?」
リオ「・・・あ、どうも」
リオ(僕はこの状況を楽しんでいるのか・・・?これが・・・JAILなのか・・・まあいいや ヒナミちゃんを助けれて、皆が無事に帰れたらそれでいい・・・)
月山「レディをこんな粗末な鳥籠に閉じ込めるなんて・・・Bless my soul!(なんてことだ!)」ドシュ
捜査官Q「はァ・・・?」ドサッ
カネキ「みんなどいて」
喰種一同「「ッ!!」」サッ
カネキ「んッ!!」ズズ ドシュシュシュ
捜査官達「「がああああああッ・・・!!」」
カネキの赫子「えかえか」
カネキの赫子は捜査官全員を貫いた。リオ達は壁側に退避していたため無傷だった。が、
アヤト「ギリギリだった・・・」
リオ「恐かった・・・!!」
カネキ「さあ 行こう」
-
- 49 : 2016/04/05(火) 19:47:49 :
- 瓜江「お前ら 気を引き締めろ」ヒソヒソ
髭丸「才子さん先輩・・・」ヒソヒソ
才子「何だ ビビってるのか ヒゲちゃん」ヒソヒソ
髭丸「俺ゲーム系なんも持ってきてないッス・・・」ヒソヒソ
才子「ヒゲたん・・・甘いぞな!才子は持って来たぞ!!」ヒソヒソ
髭丸「ここ絶対オフラインッスよ!?」ヒソヒソ
才子「なッ・・・ま、まあいいネ・・・普通に遊べば・・・」ヒソヒソ
瓜江「無理だ 米林 ゲーム、漫画、その他の娯楽等は俺がお前の荷物から取っておいた」ヒソヒソ
才子「」
才子「」ガサッ
才子は自身の荷物を漁り始める。そして
才子「うりぼおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」
瓜江「馬鹿野郎!黙れ!!」ヒソヒソ
安浦「・・・あ」
アオギリA「誰だ!?お前ら!?」
シャオ「チィッ!!」ズズ
シャオ「ふッ!!」ザンッ
シャオは甲赫でアオギリAを斬りつけた。
アオギリA「がふっ・・・」ドサッ
瓜江「助かったシャオ」
瓜江「米林・・・大声を出すな・・・!死にたいか?」
才子「瓜ぼう・・・!!」
瓜江「お前は寝ていたから聞いてないだろうがル島攻略は最低1週間、長く見積もって1か月はかかる。もう一度言う 気を引き締めろ」
才子「」
才子「最低1週間・・・」
-
- 50 : 2016/04/06(水) 01:34:20 :
- 期待
-
- 51 : 2016/04/06(水) 12:11:08 :
- >>50
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 52 : 2016/04/06(水) 16:41:35 :
- アヤト「ふッ!!」バキッ
喰種F「おお・・・!!助かったぞ若僧!!」
アヤト「んだと・・・!」
喰種F「助かりました・・・」
カネキ達は見かけた喰種達を解放しながら最深部へと向かっていった。救出した喰種も、恩を感じた者や、単体での脱出は不可能と判断した者が味方についてきた。カネキ達はS層まで解放し、SS層へと向かっていた。と、
カネキ「・・・止まって」
??「おやおや 佐々木上等「元」捜査官殿・・・今更コクリアなんて・・・」
旧多「なんでやねん」
月山「・・・カネキ君 彼は?」
カネキ「・・・旧多一等捜査官です」
旧多「おやおや MM氏!」
月山「!!・・・その声はPG君・・・??なぜここに・・・」
旧多「なぜって~~捜査官やからっしょ フツー」
月山「・・・カネキ君 先に行きたまえ 後から僕も行く」
旧多「お~~!紳士やねぇ」
カネキ「月山さん」
月山「ん?」
カネキは月山の耳元で何か囁いた。
月山「!?・・・ああ・・・わかった・・・」
カネキ「行こう 皆」ゾロゾロ
カネキ達は旧多の横をすり抜けていく。
カネキ(やっぱり・・・)
そして、長い沈黙の後、月山が口を開いた。
月山「彼らを黙って見逃すなんて・・・君も中々gentleman(紳士)・・・」
旧多「いやいや あんな大人数と戦うのは分が悪いでしょ」
月山「フゥン・・・まあお喋りはこのぐらいで・・・」ビキキ
月山は甲赫を発現させる。と同時に、旧多もロッテンフォロウを展開させる。
旧多「さぁて・・・」
月山「咀嚼の時間だ・・・!!」
-
- 53 : 2016/04/06(水) 18:36:46 :
- 旧多キターーーー!
変態でも一応sレートだし旧多は負けるかな…
てか旧多がロッテンフォロウだすの少し速かったらリオ君激怒じゃねw
-
- 54 : 2016/04/06(水) 18:40:04 :
- >>53
まあ実際殺ったのはキジマっつーのは分かってる設定で!・・・でも激怒するわな。
-
- 55 : 2016/04/06(水) 20:34:55 :
いいですねー、URアヤト
期待です!
-
- 56 : 2016/04/06(水) 20:49:26 :
- >>55
ありがとうございますッッ!!!!!SSいつも拝見させていただいています!!
-
- 57 : 2016/04/07(木) 21:09:57 :
- 月山「ふッ!」ガキッ
旧多「おお~~!一撃重し!!」
旧多は月山の甲赫をロッテンフォロウで受け止める。
月山「ふんッ!!」
月山は旧多の腹に向かって蹴りを放つ。が、
旧多「ほいッ!」ポイ ガシッ
月山「!」
旧多はロッテンフォロウを空中に投げ捨て、両手で月山の足を掴む。そして一瞬動きが止まった月山に向かって、
旧多「親指アタック!」
月山「くッ!!」サッ
月山は何とか頭を左に動かす。旧多の親指は空を切る。
旧多「あら?」
月山「ッ!」ブンッ
旧多「あ」
月山は掴まれていた足を振りほどき、追撃を喰らわないうちに後方へ跳んで退避した。
旧多「やるな~~さすがSレート」
月山「ふッ・・・君も大したものだよ」
旧多「・・・」チラ
旧多は監視カメラに目をやる。そして月山と目を合わせ、ウインクした。
月山「・・・?」
旧多は落ちているロッテンフォロウを拾い上げようとした。
月山「!!」
月山は隙を見せた旧多の目の前に来て、
月山「ふッ!!」ドプッ
旧多「ぎゃーーーーーーっ!!」
突き刺した。
旧多は床を転げまわる。そして、
旧多「ごふッ!!」ガンッ
壁に激突した。
旧多「あ・・・あ・・・なんでや・・・」ドサッ
月山「」
月山の頭の中では、先ほどのカネキの言葉が思い出されていた。
___________カネキ「彼を殺す必要はありません 彼と適当に「演技」をしてから来てください」___________
月山「・・・」
月山は足早に去って行った。その様子を横眼で見ながら、旧多は嗤った。道化師のように。
-
- 58 : 2016/04/07(木) 21:41:22 :
- ナンデヤナンデヤ
オオウナンデヤ
期待です
-
- 59 : 2016/04/07(木) 23:20:56 :
- >>58
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 60 : 2016/04/09(土) 11:28:47 :
- 喰種G「なあ、あんた知ってるか?」
アヤト「あ?」
喰種G「アオギリのアジトに白鳩が攻めてるんだとさ」
アヤト「・・・・・・・・・は・・・?お、お前それはデマじゃねェんだろうな!?」
喰種G「は?どうしたんだよ急に・・・こないだ看守が話てんのを聞いたんだよ ル島ってとこ行くんだと」
アヤト「なッ・・・」
アヤト「ナキ・・・ミザ・・・あいつらは・・・」
カネキ「死ぬ」
アヤト「は・・・?」
カネキ「ヒナミちゃんとアオギリ、どちらも救おうなんて無理だよ それはどちらも救おうとしてどちらも見捨てようとしている 中途半端に善人ぶっても選ぶ強さがなければどちらも死ぬ」
カネキ「ヒナミちゃんとアオギリの樹、どっちを救いたい?」
カネキ「選べ」パキ
アヤト「・・・俺は・・・ヒナミを・・・」
カネキ「・・・うん それでいい」
カネキ「行きなよ ヒナミちゃんのところへ」
アヤト「は?」
カネキ「僕は・・・ッ・・・あの人を・・・」
アヤト「ッ!!」
カネキの視線の先には 死神が立っていた。
アヤト「有馬・・・貴将・・・!!」
四方「研・・・俺も手伝う ウタ お前もだ」
リオ「僕も・・・」
月山「僕も」
万丈「カネキ・・・俺らは・・・?」
カネキ「月山さんと西尾先輩と万丈さん達はアヤト君に同行してください」
ニシキ「まあ俺らじゃ足引っ張るな」
月山「ぬッ・・・」
アヤト「行くぞ」クルッ
アヤトは有馬に背を向けた。と、
有馬「・・・甘いな」バキキ ドンッ
アヤト「ッ!?」
アヤトに向けて有馬はナルカミを放つ。
カネキ「くッ!!」バチッ
カネキは赫子でナルカミを防ぐ。そして有馬から目を逸らさず叫んだ。
カネキ「油断するなッ!!早く行け!!」
アヤト「チィッ!!」ダッ
有馬「・・・」
有馬は再びナルカミをアヤトに向ける。そこに、
カネキ「かアッ!!」
カネキが4本の鱗赫を出して突っ込んで来る。
有馬「」ガキッ
有馬はIXAを展開してカネキの鱗赫を防ぐ。そして、ナルカミをカネキに向ける。
カネキ「ッ!!」バキキ
カネキは咄嗟に半身を仰向けにし、ナルカミの攻撃をかわす。そして、IXAの防御壁を蹴り、その反動で跳んで後方に退避する。その時、有馬が初めて口を開いた。
有馬「ハイセ お前は俺のクインケだ」
有馬「壊れたならば修理するか・・・処分するのみだ」
有馬「一度は見逃してやったが・・・」
カネキ「僕は貴方の物じゃない」
有馬「覚悟はいいな・・・」
有馬「カネキケン」
-
- 61 : 2016/04/10(日) 21:16:54 :
- 期待ですッッ!
-
- 62 : 2016/04/10(日) 21:24:09 :
- >>61
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 63 : 2016/04/12(火) 00:09:01 :
- アヤト「らッ!!」バキッ ガチャッ
アヤト達はSS層に辿り着いていた。何とか零番隊を撒き、収容されていた喰種を助けようとしていた。
アヤト「ヒナミか!?」
????「おやおや・・・」
ドナート「アオギリか・・・」
月山「おや・・・」
アヤト「ドナート・ポルポラ・・・小児喰らいの変態野郎だ・・・」
万丈「変態ならもういらねーだろ」
月山「フゥン!?」
アヤト「・・・」ガキッ
アヤトはドナートの手錠を破壊する。
アヤト「・・・後は好きにしろ」
そう言ってアヤト達は部屋を出た。
ニシキ「次はここに入るか?」
アヤト「ああ」バキッ ガチャッ
アヤト「ヒナミか!?」
アヤト「・・・あ・・・?」
部屋の奥には男が身動きが取れないように両手両足をクインケ鋼式の手錠で縛られていた。
?「うッ・・・眩しいな・・・誰だ?」
ゆったりとした口調。小動物のような優しげな目。それはまるで___________
アヤト「___________お・・・親父・・・?」
新「・・・アヤト?」
アヤト「マジか・・・?」
新「随分・・・久しぶりだね・・・アヤト・・・」
万丈「おい、肉やれ」
イチミ「うぃッス」ポイッ ガシッ
イチミは殺した捜査官の肉を新に放った。
新「ありがとう」ガブッ ムシャムシャ ゴクッ
新「ふう・・・こんなマシな「モノ」何年ぶりかな・・・」
アヤト「親父・・・助けてェ奴がいる 手を貸してくれ」
新「・・・なら一つ条件」
アヤト「何だ?」
新「アヤト お前はアオギリを抜けろ」
アヤト「・・・何で俺がアオギリにいるって・・・?」
新「聞いたんだ 黒ラビットってのがいるって」
アヤト「・・・そうかよ 分かった 俺はアオギリを抜ける だから・・・」
新「よし・・・なrドオオン
新「何の音だ・・・?」
アヤト「親父・・・有馬だ・・・有馬がいるんだ・・・!!」
新「・・・有馬・・・貴将・・・!!!」
-
- 64 : 2016/04/12(火) 00:19:08 :
- ※新の口調とか性格分かんないんで多少のキャラ崩壊あるかもです!!
-
- 65 : 2016/04/12(火) 18:26:10 :
- 赫者だよね…新…
いやでもアラタあるから赫包ないのか?
イヤ…でも赫包なかったら身体能力がめっちゃ良いただの親父に…
トーカちゃんとの再会してほしいし死んで欲しくはないな…
とにかく期待ですッッ!
-
- 66 : 2016/04/12(火) 19:19:02 :
- >>65
赫包って再生するんじゃないですか?リゼさんも嘉納に赫包何回も使われてたし・・・まあ再生するものと思ってくださいッッ!!!!!あと、ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 67 : 2016/04/12(火) 22:33:38 :
- 新「・・・有馬・・・奴は・・・!!」
アヤト「行くな親父!!」
アヤト「俺達は・・・産廃プレス場に行くんだ・・・!!」
新「産廃プレス場?なぜ?」
アヤト「最下層のプレス場には処分した喰種をそのまま廃棄する排出口がある・・・プレスさえ停止すれば排出口から脱出できる・・・!!」
新「!」
アヤト「俺達はアイツを・・・ヒナミを助けてそこから脱出する・・・あんたも来い 親父・・・!!」
新「・・・わかった」
月山「Mr.霧嶋・・・素晴らしい計画・・・!!」
万丈「アヤト!!ここ壊してくれ!!」
アヤト「らッ!!」バキイッ
アヤト「ッ!!」
部屋の奥で、少女がうずくまっている。あれは・・・
ヒナミ「・・・」
ヒナミ「アヤト君・・・!」
アヤト「ヒナミ・・・」
アヤト「行くぞ 産廃プレス場に・・・!!」
-
- 68 : 2016/04/13(水) 20:31:19 :
- ぬぐう…
ここでトーカちゃんがいれば
ヒナミの「ムギュ」が見れたのに…
>>66
返信遅くなりましたすみません
リゼさん…そういえばそうですね
てかオウルの成功体滝沢しか居ないよなあ…あ…でも亜門さんも可能性あるな…
けど失敗作ってことは赫子無いのか?
まあこれからも期待ですッッ!!!!!
-
- 69 : 2016/04/13(水) 23:50:06 :
- >>68
ヒナミが無事に:reに戻って来られたら出来るかも!?亜門赫子無かったらかわいそうですね・・・。まあドウジマあるからマシか。
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 70 : 2016/04/13(水) 23:53:10 :
- 赫包は再生しますぜ
-
- 71 : 2016/04/14(木) 00:02:03 :
- >>70
ですよね!まあエトがいわっちょに赫包に喰らわされた傷も治ってますしね・・・。
-
- 72 : 2016/04/14(木) 00:03:18 :
- と、いうより嘉納が言ってましたから
「じゃあ・・・君の赫包が再生するまで待つとしようかな。リゼちゃん」
的な事を言ってた
-
- 73 : 2016/04/14(木) 00:06:03 :
- >>72
あっ・・・そうですね!忘れてました・・・。
-
- 74 : 2016/04/15(金) 21:43:57 :
- カネキ「ふッ!」
有馬「遅いよ」サッ バキキ
有馬はカネキの攻撃をかわすと、ナルカミを撃った。
カネキ「ッ!」スッ
カネキはそれをかわす。
カネキ「!!」
そこを有馬がIXAで突く。
カネキ「かッ!」ザシュッ
IXAはカネキの胸を掠めた。そこから微かに血が出る。それを見て、カネキは後ろへ跳躍した。そこにナルカミが飛んでくる。
カネキ「ッ!」サッ
カネキはかわした。胸の傷口はすでに修復が始まっていた。
リオ「さっきからずっと攻防が続いてますね・・・」
四方「ああ・・・しかし手出しする暇もない あの死神がそれを許さんだろうな」
ウタ「じゃあぼくらアヤトくんに連いてったほうがいいんじゃないの?」
四方「・・・それでは研に何かあったときに助けられないだろう・・・」
ウタ「ああ それもそうだね」
リオ「まあ僕らの出番がないことを祈るしかないですね・・・」
四方「・・だな」
リオ達が戦うということはカネキが戦闘不能になることを示す。いくら強いメンツを揃えたところで、圧倒的な力の前では何の意味も持たない。
四方「・・・すまない 耐えろ 研・・・」
カネキ「」
有馬「」
先ほどから2人は睨みあっている。
カネキ(上半身と下半身のラグを無くして・・・全て避けるくらいでないと・・・鯱の時のように・・・)
カネキ「有馬貴将・・・僕はあなたを倒して・・・!!」
先に動いたのはカネキだった。
カネキ(嘉納を殺す)
-
- 75 : 2016/04/16(土) 00:17:40 :
- カネキ「えやあああッ!!!」ズガガガ
有馬「!」ピシッ
カネキの激しい攻撃により、IXAの防御壁は損傷した。
有馬「・・・」カキン
有馬はIXAを槍状に戻し、ナルカミを構えた。
四方「!」
有馬「」バキキ
四方と有馬の目が合った刹那、ナルカミが四方の目前に迫っていた。
四方「ッ!!」
___________ねえさん___________
カネキ「ふッ!!」バチッ
カネキは鱗赫でナルカミを防いだ。その瞬間は、カネキは無防備になった。死神はその隙を見逃さなかった。
カネキ「ごぱあッ・・・!!」ザシュ ビチャビチャ
IXAはカネキの脇腹を貫いた。
四方「研ッ!!」
有馬「終わりだ」スッ
リオ「くッ!!」ドオオン
止めを刺そうとしていた有馬に、リオは鱗赫で攻撃した。有馬は後方へ退避するほかなかった。
ウタ「カネキくん・・・ダイジョブ?」
カネキ「ええ・・・少し休めば・・・」
リオ「少し・・・なんて待ってくれませんよね・・・」
四方「研・・・すまない・・・」
四方「リオ、ウタ」
四方「俺達で「少し」持たせられるか?」
ウタ「んー やってみないとわかんないなー」
リオ「・・・やるしか・・・」
四方「よし・・・」
四方「行くぞ」ビキキ
四方の瞳が紅く染まった。
-
- 76 : 2016/04/17(日) 23:15:55 :
- 四方さん戦闘キターーーー!
期待ですッッ!
-
- 77 : 2016/04/18(月) 16:30:33 :
- >>76
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 78 : 2016/04/18(月) 18:39:53 :
- >>77このクオリティ流石です!
-
- 79 : 2016/04/20(水) 00:20:38 :
- >>78
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 80 : 2016/04/20(水) 15:58:12 :
- 四方「ふッ!!」ブンッ
四方は回し蹴りを放つが、有馬は半身を捻って避ける。有馬はナルカミを四方に向けるが、そこにリオの羽赫が飛んでくる。
有馬「・・・」ガガガ
IXAの防御壁が損傷しているので有馬はナルカミで羽赫を防ぐ。そしてIXAをリオに向け、投げる。
リオ「ッ!!」ゾプッ ドシュッ
リオ「・・・!!!」
リオ「ウタさん!!」
ウタの胸にはIXAが突き刺さっている。
リオ「ウタ・・・さん・・・」
ウタ「ん?ぼくは大丈夫だよ?」
リオ「えっ」
有馬「」ドカッ ドシュッ
有馬はウタの胸に刺さったIXAを掴むと、そのままウタを蹴り飛ばした。IXAは再び主のもとへ戻り、ウタは吹っ飛んだ。
リオ(今だッ!!)
有馬の視線がウタに注がれている今がチャンス。リオはそう思い、甲赫で有馬に接近していく。そして、甲赫を振った。
リオ「ふッ!!」ブンッ
が、有馬はこちらを見ずに半身を捻ってかわす。リオの甲赫は空を切り、リオは無防備になった。
四方「ッ!! リオッ!!」
リオ「!!」ドシュッ
リオ「がっ・・・ごぱッ・・・」ビチャビチャ
リオの腹をIXAが貫通していた。
リオ「ぐッ・・・」ドサッ
リオは堪え切れずに膝をついた。脳内では、ある日のことを思い出しながら___________
-
- 81 : 2016/04/22(金) 16:15:18 :
- _________________________________
喰種H「おい!!」
リオ「・・・?」
あんていくが襲撃され、カネキが行方不明になってから3か月。することもなくただ絶望感に駆られる日々を送っていたときのことだった。行く当てもなく、たださまよっていると、喰種が声をかけてきた。
喰種H「ここは俺の喰い場だ!テメエこの区の決まり分かってんのか!?あぁ!?」ガシッ
リオ「・・・」
リオは喰種Hに胸倉を掴まれる。が、闘志が湧いてこない。適当に聞き流そう、と思った。が、
喰種H「・・・・・・ん?テメエあの眼帯と一緒にいた奴じゃねェか?」
リオ「!」
リオの驚いた顔を見て、喰種Hは確信した。
喰種H「やっぱな・・・!!俺の連れはあの眼帯に殺られたんだよ!!共喰いされた!!」
リオ「・・・そうですか・・・」
喰種H「・・・やっぱテメエ気に入らねえ・・・反省の色が伺えねえ・・・」
喰種H「そーいや、眼帯サンは最近おとなしいなァ?どうした?死んじまったのか?んん?」二ヤァ
リオ「・・・!!」
その話は、リオが一番考えたくない話題だった。
喰種H「へッ・・・みんな喜んでるぜェ・・・どうせ、20区の喫茶店守って死んだんだろ?らしくねェ最期じゃねえか?馬鹿みてェだな!?ハハハハハハ!!」
リオ「・・・!!!」
喰種H「俺の連れの仇を討とうと思えば眼帯もいなくなる!じゃあお前・・・代わりに死ねよ!!」ブンッ
喰種Hは拳を振り上げた。が、その拳がリオに届くことはなかった。
喰種H「・・・あえ?」ドシュッ
喰種Hの右腕は、千切れていた。リオの鱗赫によって。
リオ「・・・」ザッザッ
喰種H「ま・・・待て!!やめろ!!やめ・・・ぐふッ!!!」ドガッ ドオオン
リオは喰種Hの腹に蹴りを入れた。喰種Hは吹っ飛び、壁に激突する。
喰種H「がッ・・・」
リオ「・・・」
リオは喰種Hに歩み寄る。もう自暴自棄になっていた。
喰種H「畜生・・・!!俺は悪くねえ・・・俺は・・・!!」
リオ「・・・」
リオ「あなたも、お友達も、カネキさんも、僕も、何も悪くありませんよ」
リオ「間違っているのは この世界だ」
そう言ってリオは喰種Hの赫包に喰らいついた。
_________________________________
-
- 82 : 2016/04/22(金) 21:28:59 :
- 期待
-
- 83 : 2016/04/22(金) 21:29:50 :
- HEYkitaiデスヨ❗
-
- 85 : 2016/04/25(月) 22:22:42 :
- 実は僕、中学の学級旗の制作委員に選ばれまして、いろいろと忙しいのです・・・なのでここしばらく投稿できてませんでしたが、水曜日は絶対投稿します!!
-
- 86 : 2016/04/27(水) 16:29:48 :
- リオ「えがあああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!!」
四方「リオッ!?」
リオは俯いたまま、ゆらりと立ち上がる。そして、顔を上げた。
カネキ「ッ・・・!?」
四方「お前・・・」
リオの顔は、額から鼻にかけて、銀色の赫子のマスクで覆われていた。さらに見開いている目元付近には、同じ銀色で、檻状の痣のような脈が通っている。これは___________
有馬「赫者・・・」
リオ「がッ・・・ぐぅ・・・有馬・・・貴将・・・!!」
ウタ「蓮示くん 彼大丈夫なの?」
四方「リオッ!!退けッ!!」
有馬「」ヒュンッ
リオ「ふッ!!」バキッ
有馬は一瞬で間合いを詰め、IXAを振るうがリオは避けて有馬に向かって若干太くなった鱗赫を放出する。有馬はそれをIXAで受け止める。が、IXAはその攻撃で完全に壊れた。
有馬(IXA・・・)ポイッ
有馬はIXAを投げ捨てた。そして、
有馬「クインケを」
有馬「地k___________
それは、有馬がリオから目を離した隙に起こった。一同には何が起こったのか分からなかった。先ほどまで有馬がいた場所には、緑色の茨(イバラ)のような球体が、有馬を包み込んでいた。有馬は怪我こそしていないものの、茨がナルカミに絡みついて攻撃のしようがない状態にあった。
リオ「よし・・・上手くいった」ブチッ
リオは茨のような尾赫を自身の意思で切り離した。しかし、茨は依然として残った。
カネキ「分離か・・・」
リオの茨は、床下を通って有馬の足元に忍び寄り、丁度良いタイミングで膨張して、網の如く有馬を包み込んだというわけだ。その証拠に、茨は、有馬の頭上で絡まって、しっかりと球状になっていた。
リオ「・・・行きましょう」
カネキ「・・・あ、うん」
四方「・・・・・・止めはしないのか?」
リオは振り返る。
リオ「そんなことしようとしたら僕の赫子も攻撃しなきゃいけないです。それが崩壊して、有馬が出て来られたら僕ら死にますよ・・・」
四方「・・・・・・そうか」
カネキ達は地下へと降りて行った。
有馬「・・・」
有馬(おそらくこの赫子はRc値の高いものに反応するのだろうな・・・これではクインケが動かせないからな・・・)
有馬「・・・いいクインケになりそうだ」
-
- 87 : 2016/04/27(水) 16:34:23 :
- 分かる人しか分かんない例えしますけど、リオのマスクはアルスラーン戦記の銀仮面卿の仮面みたいな感じですッッ!!!!!
-
- 88 : 2016/04/27(水) 19:45:56 :
- フクロウクインケ「解せぬ」
-
- 89 : 2016/04/28(木) 18:56:19 :
- >>88
芳村さん・・・出番無くてすまぬ・・・。
-
- 90 : 2016/04/29(金) 00:28:20 :
- ______________________
___________
_____
トルソー「綺麗だろ・・・?トオル・・・」
六月「・・・」
トルソー「ねぇ?」
六月「・・・うん」
トルソーと六月は花畑にいた。六月はところどころ髪が白くなっており、顔には無数の傷がある。
トルソー「ここならきみとぼくを邪魔する奴はいない・・・」
六月「・・・」
2人は、時々響く轟音を意に介す様子もない。静かな沈黙のなか、トルソーが口を開いた。
トルソー「・・・ねえトオル。僕かんがえたんだよ。きみがどんなにかわいくてもいつか老けて死んでしまうんだ」
トルソー「そんなの嫌だ」
トルソー「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だッッ!!!」
六月「・・・」
トルソー「・・・トオル きみもきれいなうちに死にたいだろ? 恐い?? だぁいじょぉぶだよ!きみはいつもぼくのそばにいるんだよ!」
トルソー「痛くないよ・・・ただ死ぬだけ。身体は大切にするよ。・・・でもきみのその頭はぼくの身体のピースになるんだ!そうすればきみはきれいなまま、ぼくたちは一緒になれるんだ!」
トルソー「さあ・・・」
トルソーは六月の顎に手をかける。と、
トルソー「___________!!」
六月は、冷めた目をしていた。かつて、彼を拒絶し、彼の手によってこの世からいなくなるのを拒んだ女性たちの目をしていた。
トルソー「なんでまたそんな目をするんだよ・・・ッッ!!!!!」
トルソーは、拳を振り上げかけたが、思いとどまって下ろした。
トルソー「・・・もういい さよなら そしてすぐ会おう、トオ___________ドガッ
トルソー「がふッ!!」
トルソーは吹っ飛ぶ。六月は、トルソーに蹴りを入れた人物の名を呟いた。
六月「瓜江くん・・・」
瓜江「・・・すまない 遅れた・・・もう休んでろ」
瓜江「米林 六月を介抱してやれ」
才子「ほい ウリボーは何すんの?」
瓜江「この(おしつけがましくこの世に存在する価値のない)喰種を始末する」ザッザッ
トルソー「邪魔したなぁ・・・!!」ビキキ
瓜江「おい(雑魚ガリ野郎・・・俺の仲間に手を出したことを償いながら惨めに)死ね」
-
- 91 : 2016/04/29(金) 22:23:07 :
- トルソー「何だよ・・・!!トオル、こいつらを殺そう!?一緒になるのはそのあt――――――バキッ
トルソー「いいいいッ!!」ドサッ
トルソーは瓜江の拳を顔面に受け、倒れる。
瓜江「・・・おい (予想はしてたがやはり)こんな程度か?」
トルソー「きいィッ・・・鼻が折れちゃった・・・!!ぼくの顔・・・返せッッ!!」ドシュッ
トルソーは意味不明なことを叫びながら鱗赫で瓜江を狙う。
瓜江「ッ!!」ザンッ
瓜江は甲赫で鱗赫の先端を斬り落とし、身体にくっついている方の鱗赫を掴み、引いた。
トルソー「あああッ!?」
身軽なトルソーは引っ張られ、瓜江のところへ文字通り飛んできた。その勢いを活かして、
瓜江「ぬんッ!」ドゴッ
トルソー「げふぅッ!!」
トルソーの鳩尾に膝蹴りを入れた。トルソーは堪らず膝を着く。しかし瓜江は容赦なくトルソーの顔面を蹴り、仰向けに寝させる。
トルソー「ぎィッ!!」
瓜江「こんなもんじゃねえよ」ドシュドシュ
トルソー「いィッ!!??」
瓜江はトルソーの右腕に甲赫を、左腕に銀喰を突き刺した。それらは完全に腕を貫き、地面に刺さっている。
トルソー「あああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!」
瓜江「うるせえ(怪我人がいるんだ)喚くな」
瓜江はトルソーに馬乗りになる。トルソーに反撃手段はなくなった。
瓜江「ッ!!」バキッ
トルソー「がッ!!」
瓜江はトルソーの顔面を殴りつけていく。何度も、何度も。いつの間にか、2人の周りの花は、紅く染まっていた。
髭丸「瓜江先輩・・・怖ェ・・・」
シャオ「」
安浦「瓜江さん・・・」
――――――
―――
――
やがて、もがき、抵抗していたトルソーの足は動かなくなった。トルソーの顔は痣だらけで、瞼がピクピクと動いている。生きている証拠だ。
瓜江「・・・六月 お前が殺るか?」
六月「いや・・・いいよ・・・」
瓜江「だそうだ 残念だったな」
瓜江は銀喰をトルソーの左腕から抜き、構える。
トルソー「・・・ト・・・オ・・・ル・・・・・・・・・・・ぼく・・・の・・・・・・」
トルソーは六月を見る。それに気付いた六月は冷めた目で微笑し、口を動かす。声は聞こえなかったが、トルソーには何と言っているか分かった。
――――――あなたの事はとても嫌いだった――――――
トルソー「・・・そ・・・ん・・・な・・・ァ・・・」
瓜江「(餌だ)喰え」ドシュッ
――――――そして、トルソーこと冴木空男の人生は、幕を閉じた。
-
- 92 : 2016/04/30(土) 13:04:15 :
- ――――――コクリア地下――――――
カネキ「着いた・・・アヤトくん達と合流しよう」
ウタ「・・・?何か聞こえない?」
四方「・・・!」ゴウンゴウン バキバキ
地下には、重機や悲鳴が響く。
リオ「まさか・・・!」
カネキ「プレス機が・・・!?」
??「おやおや 思ったより早かったですな~~~」
カネキ「旧多さん・・・」
旧多「やあやあ 1時間ぶりですな~『元』上等」
四方「プレス機を動かしたのはお前か?」
旧多「イエ~ス!いやいやけっこうグr――――――ドガッ
旧多「ぶへッ!!」ドオオン
旧多は、四方の拳を右頬に喰らう。そのまま壁まで吹っ飛び、激突した。それをきっかけに、カネキ達と、待機していたVが動いた。
カネキ「ふッ!!」ドシュッ
V1「があッ!」
四方「リオ!制御室に行けッ!!」
リオ「はい!!」ビキキ
リオは再び赫者になり、邪魔となるVを鱗赫で蹴散らしながら走る。
V2「こいつを止めr――――――グシャッ
リオ「邪魔だな・・・。 !!」
リオ「あった!制御室だ!」
リオは制御室に滑り込み、落ちていたカードキーを拾い、緊急停止措置を行った。たちまち響いていた重機の音は止んだ。
リオ「よし!さてと・・・!」ビキキ
リオは茨の檻で機械を閉じ込め、その機械を触れさせないようにした。
リオ「これで再び作動することはない・・・!」
リオは制御室を出て、叫んだ。
リオ「終わりました!行きましょう!」
カネキ「!」
四方「よし、降りろ!」
カネキ達は飛び下りた。Vが何か叫んでいたが、やがて聞こえなくなった。
カネキ「っと・・・」ドサッ
カネキ達は着地した。と、
ヒナミ「お兄ちゃん!」
アヤト「よお 無事だったか」
万丈「カネキ・・・!リオ・・・!」
月山「ふッ・・・やはり我が主は待つ者に帰ってくるのだね・・・」
月山「計画通り・・・」
ニシキ「おいクソ山 何言ってんだ?」
カネキ「よし、排出口から脱出しよう」
-
- 93 : 2016/04/30(土) 13:56:07 :
- 期待
-
- 94 : 2016/04/30(土) 14:08:43 :
- >>93
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 95 : 2016/05/05(木) 01:10:23 :
- すいませんッッ!!!!!しばらく投稿できてませんでしたが、月曜日には絶対投稿するので、待っててくださいッッ!!!!!
-
- 96 : 2016/05/06(金) 14:35:39 :
- ――――――――――――
――――――
―――
アヤト「・・・今何て言った?」
アヤトがそう言ったのは、コクリアを襲撃してから1週間が経った頃だった。その日は、居候を含め全員がコーヒーを呑んでいるときだった。
カネキ「だから・・・僕は明日ル島に行く、って言ったんだよ」
ヒナミ「え・・・?」
リオ「でも今は白鳩がいるんじゃ・・・」
カネキ「うん でも白鳩に渡したくない人がいるんだ」
四方「・・・嘉納、か」
カネキ「・・・そうです」
トーカ「アンタさ、何でも一人で抱え込まなくなったのはいいけど・・・」
ニシキ「んなこと言われたら連いてくしかねーだろ」
カネキ「いや・・・今度は許可した人だけで行こうと思う」
ニシキ「どの面下げて偉そうなこと言ってんだ」
カネキ「今度は本当に死ぬかもしれないんです・・・弱い人は特に・・・だから・・・!!」
月山「カネキくん 僕は行くよ」
カネキ「月山さん・・・」
カナエ「Mr.カネキ 私は・・・」
カネキ「カナエさんと観母さんは残ってトーカちゃんとヒナミちゃんを守ってください」
トーカ「私とヒナミはお留守確定かよ・・・」
ニシキ「そりゃそうだ」
カネキ「西尾先輩も残ってください」
ニシキ「ああ!・・・あァ!?俺が弱ェって言いてェのか!?」
カネキ「いえ・・・ただ特等クラスとは無理だと思いますし・・・それに強い人が残って守らなきゃですし」
ニシキ「ああ・・・!オッケー分かった」
アヤト「眼帯!俺も行く」
カネキ「・・・ああ 分かった」
アヤト「・・・」
アヤト(こいつらからナキとかミザを・・・!!)
-
- 97 : 2016/05/09(月) 15:46:20 :
- ――――――――――――
――――――
―――
カネキ「着いた」
四方「・・・だな」
カネキ、リオ、四方、月山、アヤトの5人は、月山家の金で買った船でル島に来ていた。
月山「ここがル島・・・アオギリの拠点、か」
リオ「包囲網が甘かったですよね・・・人手が不足しているのでしょうか?」
アヤト「・・・眼帯」
アヤトは唐突にカネキに話しかける。
カネキ「何?」
アヤト「俺は今から別行動をとる。後で落ち合おうぜ」ダッ
アヤトは船から降り、駆けて行く。
四方「おいッ!」
カネキ「彼なら大丈夫でしょう・・・それにもともと僕らとは別の目的で来たのでしょうし・・・」
月山「別の目的?」
カネキ「彼はこの間までアオギリに籍を置いていました。同胞に仲間意識を持っているのは否めません」
リオ「・・・ということは・・・」
カネキ「僕らに摘まれたくない人を助けにいったのでしょう・・・ヒナミちゃんと同じくらい大切な人たちを・・・」
四方「・・・いいのか?」
カネキ「僕がその仲間たちを摘んでしまえば、アヤトくんは確実に僕らと決別します。それを見たトーカちゃんはどう思うでしょうか?」
四方「・・・・・・よし。なら俺らは俺らの目的を果たそう」
カネキ「そうですね・・・僕らは嘉納を見つけだして捕え、彼の真意を聞いたあと・・・」
カネキ「彼を始末します」
-
- 98 : 2016/05/09(月) 17:58:40 :
- 期待
-
- 99 : 2016/05/10(火) 00:23:57 :
- >>98
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 100 : 2016/05/10(火) 14:12:42 :
- ――――――――――――
――――――
―――
四方「ふッ!!」ドカッ
アオギリB「ぬがッ!!」
アオギリC「クソッ・・・テメエら何の目的があってここに来やがった・・・!?」
月山「ドクター・嘉納の居場所はどこだい?」
アオギリC「へッ・・・辿り着けるはずがねぇよ!あの場所は俺達しか知らねェ!!残念でしt――――――ドガッ
アオギリC「げひィ!!」
アオギリCはカネキの蹴りを受けて吹っ飛ぶ。
アオギリC「がッ・・・ふッ・・・」
カネキ「もう一度だけ聞きます 嘉納先生はどこですか?」
アオギリC「お・・・俺らのアジトの地下だッ・・・!!そこで研究を続けてる!!」
カネキ「そうですか・・・」ドシュッ
アオギリC「はぇ・・・?」ドサッ
カネキの鱗赫が自分の胸を貫通していることを理解すると同時に、アオギリCは絶命した。
四方「・・・ん?」
リオ「? どうしたんですか?」
見ると、50メートル程先に男が立っていた。
リオ「白スーツ・・・ナキさんの仲間ですかね?」
月山「いや・・・クインケを持っている・・・おそらく捜査官だろうね」
カネキ「あれは・・・」
すると、男は口を開いた。
??「これはこれは・・・佐々木『元』上等」
カネキ「・・・影山一等」
影山、と呼ばれた男は微かに笑う。
影山「どうしてこんな秘境まで足を運んだんです?」
カネキ「・・・あなたに答える義理はありません」
影山「何だ 冷たいなあ・・・」
カネキ「・・・そこを通るので退いてもらえませんか?」
影山「ふっ・・・そんなことすると思います?」ガシャッ
影山はそう言うとクインケを展開する。それはライフルのような羽赫のクインケだった。
リオ「カネキさん」
カネキ「?」
リオ「あの人は僕が倒します。先に進んでください」
カネキ「・・・ああ 任せた」
そう言って一行は影山の横を抜け、先へ進んでいく。
リオ「見逃すんですね・・・」
影山「僕は死にたくないしね。あの数じゃ分が悪い。それに、僕の狙いは君だからね」
リオ「僕?」
影山「うん。君と僕には何か共通点がある気がするんだ」
リオ「・・・確かに」
影山「それに僕――――――いや、俺はぶっ殺したいだけなんだよォ!!」ドドド
影山は唐突に攻撃を始める。広範囲に乱射された羽赫は、いとも簡単にリオに避けられる。
影山「さて・・・殺るよ?・・・殺し屋ヴァイスの名の元に」
-
- 101 : 2016/05/10(火) 14:17:38 :
- 影山(殺し屋ヴァイス)の画像は、これですッッ!!!!!http://cdn.img-conv.gamerch.com/img.gamerch.com/tokyoghoul/wikidb_img/1457878858.jpg
彼のクインケのヴァイストートの画像も載せますッッ!!!!!http://cdn.img-conv.gamerch.com/img.gamerch.com/tokyoghoul/wikidb_img/1454402767.jpg
リオと影山はゲームキャラ同士です。さあ、いったい勝つのはどっちだ!?
-
- 102 : 2016/05/10(火) 19:06:37 :
- 影山さんが案外イケメン…トカゲみたいな奴だと思ってたけど全然違ったわ…ごめんよ影山さん…
-
- 103 : 2016/05/12(木) 16:27:28 :
- >>102
影山は腹黒いです。
-
- 104 : 2016/05/13(金) 15:09:04 :
- リオ「ふッ!」ドシュッ
影山「よっと」サッ
リオの鱗赫を影山は避ける。そして一瞬無防備になったリオに向けて、広範囲の羽赫を浴びせかける。
リオ「くっ!」
リオは余っていた鱗赫でそれを防ぐ。その隙を見て影山は再びヴァイストートを構える。
リオ(!また防がれるのがわからないのか!?)
影山「ふッ!!」ドドド
リオ「なっ・・・!?」
ヴァイストートは狭い範囲で高密度の羽赫の攻撃を仕掛けてきた。リオは咄嗟に4本全ての鱗赫でそれらを防ごうとする。が、
リオ「があッ・・・!!」ドドドン
リオは怪我こそしなかったものの、衝撃は直に伝わり、鱗赫はボロボロになった。
影山「フフ・・・その赫子じゃもう戦えない。おとなしく俺のクインケになれ!」ドドド
影山はヴァイストートをリオに向け、高密度の攻撃をする。
リオ「まだだッ!!」ガガガ
影山「!?」
リオは甲赫で羽赫を防いでいた。甲赫には削られたような傷があるが、リオにとって支障になるような深刻なダメージではなかった。
影山「赫包が2つ・・・いいねぇ、殺しがいがある!」
リオ(もう2つ持ってるけど・・・)
リオ「やっぱりあなたイカれてますね・・・」
影山「心外だな・・・僕はただ最高の芸術を求めてるだけなんだが・・・」
リオ(一人称がまた「僕」に戻ってる・・・多重人格か・・・?)
リオ「まあお喋りはこのぐらいにしてそろそろ・・・」
影山「ああ。決着を着けよう」
リオ「悪いですけどあなたには死んでもらいますね」
影山「おや?それは俺の台詞だが?」
リオ「ふう・・・がッ・・・ぐあああッ・・・!!!」
影山「?」
リオ「があああああああああああああああああッッッ!!!!」ビキキ
影山「ッ!?」
リオの顔は、額から鼻にかけて、銀色の赫子のマスクで覆われていた。
影山「・・・見たのは・・・初めてだが・・・これが、か・・・赫者か・・・!!」
影山「・・・いい・・・いいぞッ!!ヒャハハハハハハ!!!その得意そうなツラを恐怖に歪めながら殺してやる!!」
リオ「・・・馬鹿はしななきゃ治らない」
リオ「・・・行きますよッ!!」
-
- 105 : 2016/05/13(金) 15:10:39 :
- 明日から3日間、修学旅行に行くのでしばらく書けませんッッ!!!!!なので、火曜日には絶対投稿しますッッ!!!!!
-
- 106 : 2016/05/17(火) 09:21:22 :
- 帰還!投稿!
-
- 107 : 2016/05/17(火) 16:52:04 :
- 影山「ふッ!!」ドドド
リオ「はッ!」ガガガ
リオはヴァイストートの攻撃を鱗赫でいとも簡単に防ぐ。突っ込んできたリオの鱗赫を影山は回避し、振り向きざまにヴァイストートを撃つ。
リオ「っと!!」
今度はリオが回避し、2人は睨みあった。
影山「普通の殺り方じゃ通じない、か」
影山はそう言うとQバレットを取り出した。
リオ「・・・?そんな物でどうするつもりですか?」
影山「こうするさ」バンッ
リオは身構えた。が、弾が向かった先はリオではなかった。
リオ「!?」
Qバレットの弾は近くに転がっているアタッシュケースの角に当たる。そしてなんと、弾は跳ね返った。跳弾はリオに跳んで来る。
リオ「くそッ!!」ドシュッ
影山「・・・ほう」
リオは茨の赫子を出していた。茨は微量のRc細胞に反応し、Qバレットの弾を粉々に砕いた。
リオ「いやー危ない危ない☹」
影山「まだ赫包があるのか・・・尾赫かい?厄介だね・・・。この調子だと羽赫まであるんじゃない?」
リオ「え」
影山「・・・図星かい・・・。厄介だな、でも殺しがいがあるねぇ・・・!!」
リオ(さて・・・どうするかな・・・お互い普通の殺り方では長引くだけ・・・よし!)
リオ「ッ!!」ドシュッ
リオは羽赫を出す。
影山「やっぱ羽赫もあったか・・・」
リオ「ふッ!!」ダダダ
リオは羽赫の俊敏さを活かして影山に急接近していく。その距離は徐々に縮んでいく。
影山「っとォ!!?」ドドド
影山は持ち前の反射神経で下ろしていたヴァイストートを構えると同時に見事な早撃ちを決めた。
リオ「らあッ!!✎」ドドド
ヴァイストートとリオの羽赫の攻撃がぶつかりあった。そして――――――
影山「なッ!?相殺した!?」
リオは動揺した影山の隙を見逃さなかった。足を止めることなく甲赫を出して接近する。
影山「避けられn――――――
ザンッ
影山「が・・・はッ・・・」ドサッ
影山(あれは俺の・・・足だ・・・俺が・・・最高の芸術・・・さささ作品に・・・もっと・・・どーにかァなんなかったのか・・・ねェ・・・)ピクピク・・・・・・
リオ「・・・死んだ」
リオ「」
リオ「早撃ちは見事だった いいセンスだ」
リオはそう言うと足早に去って行った。
-
- 108 : 2016/05/18(水) 12:44:30 :
- ――――――ナキ「ミザ!この数多くねェ・・・かッ!?」ザンッ
ミザ「今更か!?いいから集中して臨め!!」ドシュッ
ナキ「望めだァ!?アニキが戻ってくるって望めってか!?」
ミザ「・・・もうそれでいい・・・」
承正「確かに多い・・・非常に不利な状況だな・・・」
ホオグロ「クソッ・・・があッ!!」バキッ
捜査官O「数の利はこちらにある!!羽赫以外の全員で一人ずつ潰せ!!」ダダダ
ナキ「ッ!?」
捜査官達は一斉にナキに向かって突っ込んで来る。ナキは疲弊しており、迎え撃つ余力も逃げる体力も残っていなかった。
ミザ「くッ!!ナキ!!」
ナキ「あ・・・」
―――――― ・・・アニキ・・・――――――
バババババババン
捜査官P「げふッ・・・!?」
捜査官Q「がぁッ・・・ちく・・・しょう・・・!?」
ナキ「・・・???」
見ると、捜査官達の頭には羽赫の弾丸が刺さっていた。
ナキ「・・・???」
呆然としているナキに、頭上から声が掛けられた。
???「チンタラしてんじゃねえ 馬鹿が」
ナキ「!!」
ナキが見上げると、アヤトが木の上に立っていた。
ナキ「アヤトォ!!助かった!!さんきゅうな!!」
アヤト「にやついてる暇あったらぶっ殺せ!!増援が来てるぞ!!」
ミザ「なら今のうちに逃げればいいのでは!?」
アヤト「駄目だ羽赫持ちがいる!!遠距離から追撃される!今ここで殺るのがベストだ!!」
承正「流石だな・・・」
アヤト「お前ら、行くぞ!!」
アヤト「駆逐してやる!!一匹残らず!!」ダダダダ
ミザ「おい、アヤト!?」
ミザ「・・・ナキ、どうする?どうすればいい?」
ナキ「悪ぃけど俺天才だから・・・感じろとしか言えん」ダダダダ
ミザ「おい、ナキ!?」
-
- 109 : 2016/05/18(水) 12:48:53 :
- 梶さんwww
-
- 110 : 2016/05/18(水) 12:56:35 :
- >>109
やっぱわかりました?ナキは下野さんなんでコニーの台詞を使いました!
-
- 111 : 2016/05/19(木) 21:08:15 :
- リオ「早撃ちは見事だった いいセンスだ」
…ん?
スネークさんですか?w
-
- 112 : 2016/05/19(木) 21:26:08 :
- リオ「ショウタイムだッ!!!!」
-
- 113 : 2016/05/19(木) 23:27:09 :
- リオ「待たせたな!」
影山....カルナヴァルで一番嫌いなイベキャラ
まぁドロップしてボックスの中に(無理やり)突っ込んだけどなww
-
- 115 : 2016/05/22(日) 16:44:37 :
- ――――――――――――
――――――
―――
カネキ「止まってください」
月山「?」
四方「!」
カネキ達の前方には、複数人の捜査官達が立っていた。そして、リーダー格の三白眼の男が口を開いた。
瓜江「佐々木・・・」
カネキ「やあ 半年ぶりだね、瓜江くん」ニコッ
瓜江「あんただけは・・・」ガシャッ
アタッシュケースが展開し、瓜江の手には銀喰が握られた。
瓜江「俺が討つ」
カネキ「随分勇ましいね・・・本当に戦うつもりかい?」
安浦「瓜江さん・・・奴は隻眼の梟を撃退しています・・・ですから――――――
瓜江「俺達が勝てないと?」
瓜江「・・・コイツは俺の独断で殺る。お前らは行け」
安浦「しかし――――――
瓜江「(とっとと)行け!!(邪魔だ!)」
安浦「・・・」
米林「ここはウリに任せて行くネ」
髭丸「・・・了解ッス」
瓜江以外のQsは去って行った。
カネキ「・・・今です。リオくんと合流して行ってください」
四方「ああ」ダダダダ
カネキ「・・・これで」
瓜江「ああ・・・邪魔する(鬱陶しい)奴らはいなくなった」
カネキ「」ドシュッ
カネキは鱗赫を発現させる。それを見て瓜江は口を開く。
瓜江「不知は死んだ」
カネキ「!」
カネキ「何故僕にそのことを・・・?」
カネキ「敵の僕に・・・」
瓜江「あんたには・・・言っておきたかった・・・」
瓜江「あんたがあの時早く戻っていればッ・・・!!」
カネキ「・・・」
瓜江「・・・俺は不知のためにも・・・」
瓜江は銀喰を構える。
瓜江「佐々木琲世・・・あんたを討つ!!」
カネキ「・・・違う」
瓜江「あ?」
カネキ「僕は君たちの知ってるハイセじゃない・・・」
カネキ「僕は・・・金木研だ」パキッ
指の関節が折れる音が響いた。
-
- 116 : 2016/05/22(日) 17:58:46 :
- 期待
-
- 117 : 2016/05/24(火) 16:47:28 :
- >>116
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 118 : 2016/05/25(水) 17:03:37 :
- 瓜江「ふッ!」ブンッ
瓜江は一瞬で間合いを詰め、銀喰を振る。
カネキ「遅い」サッ
カネキは後方に跳び退き距離を取る。
瓜江「クソッ・・・」
カネキ「赫子は?出さないの?」
瓜江「・・・俺は捜査官としてあんたを討つ。だから赫子にこだわりはしない(奴は銀喰のギミックを知らん。絶好の好機の時まで温存だな・・・)」
カネキ(あのクインケ・・・質からしてただのクインケじゃなさそうだ・・・アキラさんが言ってたな 良いクインケは丁寧に作られており、粗は無く、滑りやすくもないって・・・あのクインケは見たところ良いクインケだな それに瓜江くんから余裕が見える。何か企んでいるかも知れない)
カネキ(ギミックがあると考えた方が良さそうだ)
瓜江「何を考えてる?(ぼやぼやするな喰種が)」ダダダダダ ブンッ
カネキ「だからさ・・・」ドカッ
瓜江「がッ!!」ドンッ
瓜江はカネキの蹴りを腹に喰らい、吹っ飛んで木に激突する。
瓜江「ぬうッ・・・(何という速く重い攻撃だ・・・)」
カネキ「もう終わり?なら僕もう行くけど」
瓜江「ふざけるなッ・・・!!」ヨロッ
瓜江はヨロヨロと立ち上がる。
カネキ「!」
カネキ「驚いた 君ってそんなにタフだっけ?」
瓜江「・・・鍛えたんだ あんたを殺すために・・・こんなところでへばったら・・・元班長に笑われるッ・・・!!」
カネキ「ああ そう」ドシュッ
カネキの左目が紅く染まり、鱗赫が出現する。
カネキ「じゃ、笑われてきなよ」
瓜江「ああ (あんたがな)」ダダダダダ
瓜江は再び銀喰を手に、カネキに向かい疾走する。
カネキ「じゃあね」ドシュシュ
カネキは鱗赫を瓜江に向けて疾走させる。
瓜江「(今だッ!!)」ガシャッ
瓜江は銀喰のギミックを発動させる。
瓜江「(喰え)」ドシュシュ
銀喰からは、口のような赫子が出て、鱗赫を吹っ飛ばす。
カネキ「!?」
カネキ「ノロ!?」
カネキが硬直した隙に瓜江は間合いを詰める。
瓜江「らッ!!(じゃあな元上官殿ッ!!)」ドゴッ カラン
カネキ「」
瓜江「()」
カネキ「」
瓜江「」
瓜江「がッ・・・」ドサッ
カネキ「ふう・・・」
カネキは瓜江の鳩尾を殴った拳を引っ込める。崩れ落ちた瓜江は、銀喰の横で倒れている。どうやら気絶したようだ。
カネキ「危ないな・・・油断大敵、ってやつだ」
カネキ「さて・・・瓜江くん 君は放っておいたら邪魔になりそうだから・・・」
カネキ「摘んでy――――――ドオォン
カネキ「!?」
カネキ「四方さん達の方だ・・・!!」ダダダダダ
気付けば、カネキの足は自然とそちらへ向かっていた。
-
- 119 : 2016/05/27(金) 16:51:16 :
- カネキ「・・・この辺で音がしたんだけどな・・・」
四方「研ッ!!来るな!!」
カネキ「四方さん!?」
見ると、前方には四方と月山がいた。先程爆音がしたにもかかわらず、2人は無傷である。そしてその2人の後ろには――――――
??「遅ェんだよォ カ・ネ・キ・く・ん❤」
カネキ「・・・オウル・・・」
カネキは若干の吐き気を催しながらオウルこと滝澤に近づく。
カネキ「さっきの轟音は何だったんですか?」
滝澤「あんな音聞こえたら仲間思いのカネキくんはおびき寄せられるだろ?案の定来たし」
カネキ「2人を放せ・・・」パキッ
滝澤「おー恐・・・言われなくても・・・ホラよ」パッ
滝澤は2人の腕を放した。2人は急いでカネキの元へ駆け寄った。
滝澤「これでいいだろ?」ニヤッ
カネキ「・・・」
滝澤「先生のとこに行くんならここを通んなきゃなんねェ・・・」
滝澤「カネキィ 一対一で殺り合おうぜ?」
カネキ「!・・・わかった」
四方「研!」
月山「カネキくん!?」
カネキ「2人はリオくんに合流して、先にアオギリのアジトに潜入してください」
四方「・・・わかった 行くぞ月山」
月山「・・・OK」
そして2人は去って行った。
カネキ「さて・・・」
滝澤「これで心おきなく戦えるな・・・」
滝澤「今から証明してやる。俺が先生の最高傑作だってn――――――
??「ッ・・・」
滝澤「おい・・・誰だァ?」
すると、滝澤の問いかけに答えるかのように木の影から人が現れた。
滝澤「――――――真戸・・・!」
カネキ「アキラさん・・・」
アキラ「滝澤・・・ハイセ・・・!」
どうやらアキラは単独行動していたようだ。
滝澤「・・・何してんだ とっとと失せろ」
アキラ「いや この場を見逃すわけにはいかん」
滝澤「なら――――――ここで死ぬか?」ビキキ
滝澤は羽赫を出現させる。が、アキラに動じた様子はない。それを見た滝澤は、羽赫をしまう。
滝澤「――――――どうする?」
それは、カネキに向けて発せられた言葉だった。
カネキ「僕は摘むだけだ・・・邪魔な芽を」
滝澤「・・・ああ そうだな」
滝澤「まずあいつを始末する・・・邪魔・・・だからな。勝負はそれからだ。お前も協力しろよ」バキキ
カネキ「わかりました」ドシュッ
カネキと滝澤は、赫子を出現させた。
-
- 120 : 2016/05/27(金) 18:01:31 :
- アキラ絶体絶命ぃぃぃぃぃ!!!
死ぬなぁぁぁぁぁ!!!
期待ッ!!!!
-
- 121 : 2016/05/29(日) 02:07:00 :
- 超絶期待ぃーーー!!
-
- 123 : 2016/05/30(月) 13:10:24 :
- アキラ「では・・・行くぞ喰種共」ガシャッ
アキラはクインケを展開し、フエグチ壱を握る。
滝澤「・・・」
カネキ「・・・どうぞ」
アキラ「ふっ・・・無駄口を叩かなくなったな、ハイセ これが反抗期というやつか?」
カネキ「・・・・・・知りません」
アキラ「・・・」
カネキはアキラの冗談にも応じず沈黙が続く。アキラのネコ科のような目が滝澤に移る。
滝澤「・・・」
アキラ「・・・やはり私の勘は当たっていた」
滝澤「・・・?」
アキラ「梟討伐作戦のあと、どうにもお前らが死んだと割り切れんくてな・・・こんな形では会いたくなかったが・・・」
滝澤「お前ら・・・?」
アキラ「ああ・・・しかし私はお前を発見した以上駆逐しなければならない」
滝澤「・・・なら遠慮はいらねェ 来いよ・・・!!」
アキラ「ああ そうさせてもらう」ブンッ ザシュッ
滝澤「ぎッ!!」
アキラが唐突に繰り出した攻撃は、滝澤の肩を掠める。
滝澤「ってェな~~~!!」ドドドド
アキラ「ふッ!!」
アキラは滝澤の羽赫の攻撃をフエグチ壱で全て砕く。
カネキ「」ドシュッ
そこにカネキの鱗赫が突っ込んで来る。
アキラ「甘いッ!」
アキラはフエグチ壱のしなりを利用し、カネキの鱗赫に巻きつける。それでカネキの鱗赫は勢いは止まる。
カネキ「!」
アキラ「ふッ!!」グイッ
アキラが引くと、フエグチ壱は戻り、それと一緒に鱗赫も引き寄せられる。
カネキ「!?」グラッ
体勢を崩したカネキに追い打ちをかけるようにアキラは再び攻撃を繰り出す。
カネキ「しまっt――――――ザシュッ
カネキ「ぐッ!」
アキラの攻撃はカネキの胸を切り裂く。それを見たアキラは瞬時にQバレットを構え、滝澤に向けて撃つ。
滝澤「うッ!?」ドンッ
Qバレットの弾は滝澤の右足を貫通する。不意を突かれた滝澤はバランスを崩し、膝を着く。そこにフエグチ壱の攻撃が滝澤の首を狙って飛んで来る。
滝澤「チィッ!!」サッ
滝澤は上半身を捻ってそれを避ける。
アキラ「ほう・・・これを避けるか」
滝澤「クソッ・・・不意打ちとか相変わらず嫌な奴だな・・・!」
カネキ(こんなに強かったのか、アキラさん・・・油断は禁物だな・・・)ビキキ
-
- 124 : 2016/06/02(木) 15:43:17 :
- 単発作品始めますッッ!!!!!こっちも見てくださいッッ!!!!!
http://www.ssnote.net/archives/46264
-
- 125 : 2016/06/05(日) 17:43:10 :
- 更新はやくー!
期待です
-
- 126 : 2016/06/06(月) 15:11:58 :
- >>125
すいません!忙しかったもので・・・すぐ投稿しますッッ!!!!!
-
- 127 : 2016/06/06(月) 16:35:49 :
- アキラ「鱗赫勝負というわけか・・・ハイセ?」
カネキ「ハイセじゃないですよ、僕は」
カネキ「僕は・・・金木研・・・ただの喰種です」パキッ
アキラ「・・・・・・」
滝澤「隙ありィ!!」ドドドドドド
アキラ「ッ!?」ドシュッ
アキラ「ッあ・・・!!」ボタボタ
唐突に放たれた滝澤の羽赫はアキラの左腕を貫いた。
アキラ「・・・腕などッ・・・一本あれば・・・十分!!」
滝澤「チィ・・・メンドーだな・・・!!」
アキラ「喰種捜査官は・・・手足を捥がれてでも戦え・・・」
アキラ「父がよく言っていた言葉だ・・・奴も・・・よく言っていたな・・・」
カネキ「・・・」スッ
カネキは鱗赫をアキラに向けて構える。
滝澤「・・・殺すのか?」
カネキ「ええ・・・邪魔な芽は・・・」
カネキ「摘まないと」
ドシュッ!!!・・・ドサッ・・・
カネキ「あれ?」
カネキはバランスを崩して転ぶ。そして音がした後方を振り返る。
カネキ「・・・え・・・!?」
カネキ「・・・んで・・・何で・・・!?」
滝澤「・・・!! ゴポッ!!」ビチャビチャ
カネキ「何で僕の・・・腕がッ・・・落ちてる・・・!?」
カネキの腕の右肩から下は後方に落ちていた。そして、横では腹に大穴が空いている滝澤が血反吐を吐いている。
滝澤「テメェッ・・・!!!」
気付けば、アキラを背にしてフードを被った男が2人の前に立っていた。そして――――――
??「やめろ政道ッ・・・!!」
滝澤「・・・・・・は?」
カネキ「まさかッ・・・!!」
男はフードを脱ぐ。
カネキ「・・・亜門・・・さん・・・」
亜門「・・・眼帯・・・」
彼の左目は、紅く染まっていた。
-
- 128 : 2016/06/06(月) 21:57:55 :
- 更新されてた!
あ、亜門さん…
やっと来ましたか!!
めっちゃ面白いです!
あ、ちなみに125は自分ですw
-
- 129 : 2016/06/12(日) 08:52:13 :
- >>128
すいません!!忙しかったんで返信遅れました!ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 130 : 2016/06/12(日) 08:54:05 :
- 月曜投稿するんで待っててくださいッッ!!!!!
-
- 131 : 2016/06/13(月) 16:32:50 :
- カネキ「ぐッ・・・!!まだだッ・・・!!ここじゃない・・・!!がッ・・・ああああああああああああ!!!!!」ファサッ
亜門「!」
カネキの髪は、再び白くなっていた。
真戸「あ・・・亜門『特等』!!」
亜門「・・・特等?俺がか?」
真戸「ああ・・・梟討伐戦でお前は2階級特進を果たした・・・」
亜門「・・・そうか」
亜門はそう言って微笑する。が、すぐに顔を引き締める。
亜門「・・・だが俺はもう戻れない・・・」
真戸「ハイセでさえCCGに入れたんだ 戻れるさ」
亜門「そうかもしれん・・・だがな・・・」
亜門「俺はCCGには戻らない・・・なぜならあそここそがこの世界を歪めている根源なのだからな」
真戸「・・・何だと?」
亜門「正確にはその裏に潜む者が根源なのだがな・・・」
亜門「眼帯、来い」
カネキ「・・・?」
亜門「嘉納の元へ行くぞ」
カネキ「・・・は?」
-
- 132 : 2016/06/13(月) 18:21:45 :
- つ、ついに白カネキに…
嘉納に会えるといいですね…
そして、1発殴って来い!カネキ!
-
- 133 : 2016/06/13(月) 18:30:36 :
- >>132
それもいいですね・・・!!!!
-
- 134 : 2016/06/18(土) 11:27:29 :
- 亜門「どうした?行かないか?」
カネキ「いえ・・・行きます」
滝澤「・・・俺も・・・」
亜門「アキラ・・・じゃあな」
アキラ「な・・・?」
亜門「」ダダダダダダ
半喰種3人は猛スピードで走り出す。
アキラ「まッ・・・行ってしまったか・・・」
――――――――――――
――――――
―――
亜門「着いた」
カネキ「・・・!」
??「おやおや~~騒がしいと思ったら~~!!」
エト「人工喰種君達じゃないの!」
滝澤「エト・・・!」
エト「滝澤くん 君もそっち行っちゃったのォ?」
滝澤「違ェ・・・けど・・・先生の狙いを知りたいだけだ」
エト「嘉納の・・・狙い、か」
エト「確かに私も興味あるな~」
カネキ「・・・」
エト「んじゃ、案内するよん」
亜門「・・・信用していいものか?」
カネキ「・・・一応付いていきましょう 妙な動きでもしたら・・・」
カネキ「摘むだけです」パキッ
――――――――――――
――――――
―――
エト「」
あれから30分。段々と薄暗くなっていく地下を一同は進んでいた。
カネキ「・・・本当にこの先にいるんですか?」
エト「ああ・・・もうすぐだよ」
亜門「・・・!光だ」
エト「ほいゴール」
そこは、金属質な冷たい床が広がっていた。両脇には、無数の扉がある。そして中央には――――――
嘉納「やあ 久しぶりだねカネキくん」
旧多「おわ 元上官 ど~~~も~~~!!」
カネキ「嘉納ッ・・・!!」
-
- 135 : 2016/06/21(火) 16:38:51 :
- 嘉納「やあ カネキくん ラボ以来だね」
旧多「僕はコクリアぶりですね~~」
カネキ「・・・嘉納先生 単刀直入に言います」
カネキ「あなたの目的は何ですか?」
嘉納「・・・この世界を在るべき姿に戻すことだ」
エト「・・・」
嘉納「・・・Vという組織は知っているかね?功善が以前掃除屋として勤めていた組織だ」
カネキ「・・・はい」
嘉納「とてつもなく協力な組織だ。だが何故それほど規模の大きい組織が、未だにCCGに見つかっていないと思う?」
カネキ「」
嘉納「江戸時代前期から喰種の存在は明らかになっていた。最も、人が喰い荒らされているのを見て当時の人は妖怪などと言ったものの仕業だと考えたんだがね。だが喰種の存在が認められると、人々はそれを排除しようとした。だが喰種の力は強大で、人間がとても太刀打ちできるようなものではなかった。人々は喰種を災厄だと思い、自分たちの力でどうにかなるものではないと諦めた」
嘉納「そんな時だ。世にも珍しい隻眼の喰種が現れた。その喰種は世界を憎んでいた。手当たり次第に人間、喰種構わず殺し、屠った。自分らの身が危ないと、人間と喰種の利害は一致した。だが知っての通り、隻眼の喰種の力は、トップクラスの喰種をも凌ぐ程の強さだった。では一体どうやってこの者を駆逐するか。幕府の上層部は必死に頭を回転させた。そこで考え付いた答えは――――――対応できる半喰種を造る、ということだった」
カネキ「!」
嘉納「だが、幕府の上層部は隻眼の喰種を一刻も早く駆逐することを望んだ。よって、日本で一番の名医だった私の祖先の指導のもと、赫包移植が行われることになった。そして成功した被験体は見事、天然の隻眼を倒すことに成功した」
嘉納「だが人間とは愚かだ。強大な力を持つ者を手に入れた幕府は、それを外交の切り札に使えると判断し、量産化を命じた。幕府は人工の隻眼を『和修』と名付け、繁栄させた」
旧多「・・・」
嘉納「だが人々は隻眼同様他の喰種を駆逐することを望んだ。そこで創設されたのが『喰種対策院』、後のCCGだ。現在では彼らは表では喰種を駆逐しているが、裏では『V』としてこの世界の統制を行っているのだ」
カネキ「・・・は?」
嘉納「CCGはVの手掛かりなど知ることはできない」
嘉納「それは、自らの背を追いかけるような行為だからだ」
嘉納「そう。CCGこそVなのだ」
カネキ「!!!」
-
- 136 : 2016/06/21(火) 19:07:06 :
- 嘉納言ってしまった…
旧多の顔どんな感じか見てみたいなーw
あと、早く顔面殴ったれ!
-
- 137 : 2016/06/22(水) 14:14:42 :
- >>136
もうちょっとだけ待って!!もうすぐ殴るから!!
・・・でもお望みの結果にならないかもですよ。
-
- 138 : 2016/07/01(金) 16:41:09 :
- しばらく投稿できてなくてごめんなさい!!またちょっとしたら投稿します!!
-
- 139 : 2016/07/02(土) 13:20:21 :
- ――――――――――――
――――――
―――
ナキ「おいアヤト!船はどこにあんだ!?」ダダダダダ
アヤト「もうすぐだ!白鳩が乗ってきた奴を奪う!」
アオギリ専用の船は既にCCGに破壊されていた。
ミザ「しかしアヤト!船のキーは!?」
アヤト「ここに来る時に船を見たがあれなら俺がコクリアで使ったセキュリティキーで動く!」
承正「何でそんなにザルなんだ・・・」
アヤト「奴ら相当焦ってたんだろうな・・・時間がねェから既にあるキーで代用したんだろう!」
ホオグロ「・・・!?」
アヤト「チィッ・・・」
見ると前方には複数の捜査官がいた。そいつらは――――――
アヤト「鈴屋の班ッッ・・・!!!」
ミザ「何ということだ・・・」
什造「はんべーの読み通りですねえ」
半兵衛「ええ 退却を始めた喰種は船を求める。逆に我々は浜で待機していればいいのです」
半井「同じことを2度言うな 鬱陶しい」
環「黒ラビットと三枚刃とナキ・・・こいつらを討伐すりゃ上等捜査官も夢じゃない!」
御影「宇宙の星と散らせましょう」
ナキ「なんかよくわかんねーけど、けっこうヤベェんじゃねえのこれ?」
アヤト「いや・・・最悪だ・・・!」
什造「とはいえ数多しですねえ」
什造「ま、一人一人潰してきましょう」ガシャ
什造は13'sジェイソンを展開する。と、
ナキ「おい・・・何だそのくいんけ・・・」
アヤト「!!」
什造「んー?僕のクインケですよ?」
ナキ「何でそれからアニキの匂いがすんだ・・・?」
アヤト「おいナキ・・・!」
ナキ「まさか・・・テメエがアニキを使ってんのか!?」
什造「アニキ?ジェイソンのことですぅ?そりゃーかわいそーなことしたですねえ ジェイソン殺したの、僕ですよ」
ナキ「テッ・・・ンメエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!」ビキキ ドシュ
ナキの瞳はすぐさま紅く染まり、甲赫が出現する。
ミザ「ナキ、落ち着け!」
承正「兄貴、気持ちはわかりますけど一旦落ち着いてください!」
ナキ「うるせえええ!!!あいつだけはぶっ殺さねえと俺の気がすまねえんだよ!!!」パキッ
ナキは指を鳴らすと、什造に向かって突進する。
ホオグロ「アニキ!!」
アヤト「馬鹿がッ・・・!!」
アヤト「全員!!行くぞ!ナキに続け!!」
什造「鈴屋班戦闘配置。黒ラビット最優先です」
-
- 140 : 2016/07/02(土) 13:38:50 :
- 期待
-
- 141 : 2016/07/02(土) 14:27:27 :
- >>140
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 142 : 2016/07/02(土) 15:29:36 :
- ヤバいヤバい面白すぎる!
頑張って下さい!
-
- 143 : 2016/07/03(日) 13:13:20 :
- めっちゃオモロイ
超期待‼︎
-
- 145 : 2016/07/16(土) 12:37:37 :
- ナキ「ウラアアアアアッッ!!!」ブンッ
什造「っとと」ガギンッ
ナキの甲赫を、什造は13'sジェイソンの刃で受け止める。
ナキ「テメッ・・・勝手にアニキ使ってんじゃねえぞクソ女ァ!!」
什造「おんなのこじゃないです 僕おとこですよ」
什造「にしても、この人ちょっとしつこいですねー・・・ウサギさんの相手は半井たちに任せますかね」
什造が目を向けた先では、アヤト達と半兵衛達が激戦を繰り広げていた。
アヤト「クソッ・・・!こいつ戦りにくい!」ドドドドド
半井(右、左、左、右、右で防ぎ、左)ブンッ
半井は甲赫『右』と『左』を用いてアヤトを迎え撃つ。
半兵衛「三枚刃・・・やはり強者!」ブンッ
ミザ「くッ・・・鈴屋の部下の中でも相当の手練ッ・・・だな!!」ガガガ
半兵衛が振るう銀髑髏を、ミザは三本に分かれた尾赫で凌ぐ。
環「オイオイお前の相手かよ・・・。オラもっと強えヤツと戦いてぇだ!っておわッ!!」
環は承正の拳を避ける。
承正「今のを避けるか・・・脆弱な人間の分際で・・・!」ビキキキ
環「羽赫・・・!相性悪い、か!」ダダダダ
御影「さて・・・星の如く華々しく散らせましょう」
ホオグロ「何だコイツ・・・気持ち悪ィ・・・な!」ドシュッ
什造「もー僕も強いのと戦いたいんですのに」ブンッ
ナキ「うるせえええええ!!テメエだけはぶっ殺さねェと気が済まねェんだよ!!」
什造「あのですねー・・・」ザンッ
ナキ「!?!?」
什造「あなた攻撃が単調すぎです。すぐ読めますよ」
ナキ「がッ・・・ふッ・・・!!」
ナキの右腕は、右肘から斬り落されていた。
-
- 146 : 2016/07/25(月) 12:48:27 :
- ナキ「いっ・・・てええええええええ!!!!!」
ミザ「ナキッ!!」
承正「!ナキの兄貴ッ!!」
ホオグロ「アニキッ!!」
アヤト「・・・ミザ!!」
半兵衛「隙あり」ブンッ
ミザ「ッ!!」ガキキ
ミザは銀髑髏を尾赫で何とか防ぐ。
半兵衛「今のを・・・」
半兵衛(しかしその反射神経は数々の修羅場で培ってきたもの・・・つまり白スーツの2人は・・・!!)
環「ッ!!」ザンッ
承正「がふっ・・・!!」
御影「瞬く星の如く・・・」ザシュッ
ホオグロ「がアッ!!」ドサッ
アヤト「ホオグロ!承正!」
アヤトは2人のもとへ援護に向かおうとする。が、その前に半井が立ちはだかる。
半井「右」
アヤト「邪魔すんじゃねェェェ!!!!」ビキキキ
アヤトは羽赫を発現させると上空に舞い上がる。
環「!御影さんッ!」
御影「・・・防御」
アヤト「ナキ!ミザ!承正!ホオグロ!そこ退け!!」
ナキ「くッ・・・」
ミザ「ッ!」
承正「ぐっ・・・!」
ホオグロ「ふッ!」
そしてアヤトは仲間が全員退避したことを確認する。そして――――――
アヤト「喰らえッッッ!!!」ドドドドド
什造「みんなぼくの後ろにくるです」
半兵衛「はっ」
半井「御意」
すぐさま鈴屋班は皆什造の後ろにつく。そして什造はサソリを両手に6本構える。
什造「ほっ ほっ」ガガガガガ
什造は4本はアヤトに向けて投げ、もう2本を手で回しながら飛んで来る羽赫の弾丸を全て撃ち落とす。
アヤト「!!」ザシュッ
アヤトは空中にいるが故飛んできたサソリを避けきない。そして、サソリは4本ともアヤトの胸に刺さる。
アヤト「がはッ・・・」ドサッ
アヤトは地に投げ出される。
ナキ「アヤトッ・・・!!」
アヤト「クソッ・・・!!」
什造「もうおわりですか」
什造はそう言って13'sジェイソンを構える。と――――――
???「玲」
什造「」ピクッ
什造「・・・おや クロナですぅ?」
クロナ「・・・」
-
- 147 : 2016/07/27(水) 12:39:35 :
- クロナは什造の正面まで歩いていき、鈴屋班とアオギリの面々の間に立つ。
ナキ「お前・・・嘉納のオッサンのとこいた・・・」
クロナ「そう。パパは・・・嘉納はどこ?」
ナキ「えっと・・・あれ・・・?」
アヤト「何やってんだナキ!今のうちに逃げるぞ!」
ナキ「んあ!?ああ・・・わかった!」
ナキは什造を一瞬睨むと、アオギリの面子とCCGの船に向かう。
クロナ「・・・まあいっか 2人で探そうね、シロ」
什造「・・・鈴屋班戦闘配置。駆逐対象SSレート失敗作(フロッピー)」
什造はそう言うと右手の人指し指をクロナに向ける。瞬時、御影と環が飛び出していく。
クロナ「鬱陶しいなもう・・・」ビキキキ ドシュッ
クロナはそう呟くと刺々しい鱗赫を放出する。
環「ふッ!!」ブンッ
御影「散りなんし」ブンッ
クロナは御影の斬撃を鱗赫で受け流し、懐に入ってきた環の手首を掴みクインケの軌道をずらす。さらにクロナは体勢を崩した環の腹に膝蹴りを入れる。
環「ごはアッ!!」
たまらずその場に屈む環にクロナは追い打ちを掛けるようとするが、後ろからの御影の薙ぎを避けるために前方に跳躍する。が、
什造「ナイスです御影」
什造が狙った所は、クロナの着地点であった。
クロナ「連携はすごいね 褒めてあげる」
クロナは什造に向かって鱗赫を出す。什造は少し横に移動してそれを避け、すぐさまクロナに駆け寄る。
クロナ「イラつくなあ・・・」
クロナは再び呟くと自身を中点として鱗赫をその場で一回転させる。
什造「おわっ」
什造はすぐさま地に伏せて回避する。だが什造もただでは起き上がらない。
什造「ほっ」
什造は懐からサソリを3本程取り出すと、クロナに向かって投げる。それらはクロナの右目や首、額に刺さる。
クロナ「この感じ懐かしいなあ・・・ねえシロ?」
-
- 148 : 2016/07/29(金) 12:37:08 :
- 什造「シロォ?」
什造は13'sジェイソンを構えたまま辺りを見渡す。
什造「・・・いないじゃないですか」
クロナ「いるだろォ~~ここにィ」
クロナは服を少しはだけさせ、胸にある物体を見せる。
ナシロ?「ぶぅ~ ぶすっ」
什造「おわ 気持ち悪いですね」
クロナ「いつまでも腹の上じゃ可哀想だからさァ 嘉納に治してもらうんだよ」
什造「無理でしょうに」
クロナ「黙れよ」ギロッ
クロナ「なんだかんだあの男は凄い・・・できるのにやらないだけなんだ・・・シロはだいじょうぶ・・・シロはだいじょうぶ・・・」ビキキキ
クロナ「しおああいおううう・・・」
クロナの顔を赫子が覆っていく。
クロナ「ああいはあきあめなあい・・・」
什造「来ますよ・・・ミズロー無理は禁物ですよ」
環「っ・・・大丈夫ですっ・・・まだ戦えます・・・!」
什造「そーではなく手負いの人は足手まといになります なからい、ミズローの手当てしてください」
半井「了解」
環「ッ・・・了解・・・」
半兵衛「来ます」
半兵衛がそう言った刹那、クロナが飛び出す。狙いは什造だ。
クロナ「す〜う〜ず〜YEAHHHH!!HHHHH」
半兵衛「ふんッ!」ブンッ
半兵衛が咄嗟に什造の前に立ちはだかり、クロナに銀髑髏を振るう。が、クロナの鱗赫に阻まれる。
クロナ「じゃあああまああだああ さだこォォオォオオ!!!」ドシュッ
半兵衛「貞子・・・じゃなあいッ!」ガキィッ
半兵衛は銀髑髏でクロナの鱗赫を受け止める。が、力負けして吹っ飛ぶ。
半兵衛「がッ!」
クロナは吹っ飛んだ半兵衛を追おうとする。が、
御影「流星の如く」ザシュッ
御影がクインケをクロナに向けて落下して来る。
クロナ「うぜえええええ」ザシュッ
クロナは頭を横に傾けて、クインケが頭に直撃するのを防ぐ。御影のクインケはクロナの肩に刺さる。バランスを崩した御影は砂浜に投げ出される。御影はすぐさま立ち上がるが、そこにクロナの回し蹴りが飛んで来る。
御影「ぬッ・・・!」
御影はまたもや砂浜に投げ出される。さらに追い打ちを掛けようとしたクロナだが、その後ろには什造が13'sジェイソンを振りかぶっていた。
什造「おわりです」
クロナ「ばかやろうう」ドシュッ
クロナの鱗赫は什造へ向かう。そしてクロナの鱗赫はジェイソンを破壊しつつ什造の左胸へ刺さる。
什造「ごぷッ・・・」
半兵衛「す・・・」
半兵衛「鈴屋先輩ッッ!!!!」
什造は血を口元から垂らしながら仰向けに砂浜に倒れる。それを見降ろすようにクロナが横に立つ。
什造「・・・仇、ですか?・・・って今何言っても無駄ですか」
クロナ「れええええええいいいいい」
クロナは鱗赫を什造に向ける。
ドシュッッ
クロナ「・・・がはッ・・・!!??」ポタポタ・・・ドシュッ
クロナは突然血反吐を吐く。その喉元からは血が溢れている。
クロナ「だ・・・だだだれ・・・?」
クロナは海を睨む。そこには、新たに到着した船があった。その人物はそこからクロナに攻撃を仕掛けたのだ。
クロナ「・・・ッッ!!!!」
クロナ「おま・・・お前はッッ・・・!!!」
その時、無線からノイズ混じりで声が聞こえてくる。
吉時『――――――全局員に告ぐ――――――』
吉時『――――――零番隊が・・・・有馬貴将が到着した』
クロナ「あ・・・ッ・・・」
有馬「・・・」
-
- 149 : 2016/07/29(金) 20:25:21 :
- めちゃくちゃ期待!!
-
- 150 : 2016/07/30(土) 09:31:02 :
- >>149
ありがとうございますッッ!!!!!いつもss見てくださって本当にありがとうございますッッ!!!!!
-
- 151 : 2016/07/30(土) 18:48:44 :
- >>149
言うの忘れてましたが、お気に入り登録してくださってありがとうございますッッ!!!!!
-
- 152 : 2016/07/31(日) 20:52:18 :
- 上手に書きますねー…リオっち頑張れー
-
- 153 : 2016/08/01(月) 08:55:29 :
- >>152
ありがとうございますッッ!!!!!上手・・・ですかね
-
- 154 : 2016/08/01(月) 11:57:57 :
- クロナ「あ・・・りまァ・・・!」パキパキ
クロナの顔から、あまりの動揺のあまり赫子のマスクが剥がれ落ちる。
有馬「・・・待機」ザッザッ
有馬は船から降りて上陸すると、まだ戦おうとする鈴屋班とクインケを構えた有馬班を右手で制する。
クロナ(どうする・・・先制攻撃?出方を見る・・・?駄目だ頭が回らない・・・)
クロナ(私の目的は・・・嘉納を探すこと・・・こんなところで・・・!)
その時、目も眩むような閃光と共にナルカミでの攻撃が飛んで来る。
クロナ「!」
クロナはその攻撃を横っ跳びになって避ける。
クロナ「!?」
クロナはその瞬間背後に尋常ではない殺気を感じ、咄嗟に前に跳ぶ。その時、クロナの背を軽くナルカミが薙ぐ。
クロナ「危ない・・・なッ!」ドシュッ
クロナは着地すると共に振り向き鱗赫を突き出す。が、
有馬「」
有馬はクロナに急接近する。
クロナ「クソッ!」
クロナは有馬に鱗赫を横に叩きつけようと画策する。が、
クロナ「!??!」
その瞬間、クロナの鱗赫は輪切りにされた、否、輪切りにされていたかのようにバラバラに斬り離されて落ちる。
クロナ「な・・・!?」
そう、有馬はナルカミをほとんど見えない程の速度で振って鱗赫を斬りながらクロナに接近していたのである。
クロナ「ごふッ・・・!?」ドシュッ
クロナがそのことを理解した瞬間、ナルカミがクロナの腹に突き刺さる。
クロナ「ぬぐぅぅう!!」
有馬「梟を・・・使うまでもなかったな」
有馬「安久黒奈」ジジジ・・・
クロナ「!?」
クロナ(バレて・・・!?)
有馬「」バキキキ ドンッ
クロナ「ごはアッ!!」
クロナは突き刺さったままのナルカミからの電撃を放たれた。耐えきれなかったクロナの身体は腹で真っ二つになる。
有馬「・・・!」
が、その身体はすぐに修復した。クロナは同時に修復した鱗赫を有馬に突き出す。クロナの近くにいた有馬は瞬時に後方へ跳び、回避する。それを見たクロナは鱗赫をしまい、背を向けて逃げる。
半井「あ」
有馬「・・・まあいい」
有馬「・・・鈴屋。終わった起きろ」
什造「ですねぇ」ムクッ
――――――――――――
――――――
―――
クロナ「何アイツ何なのあの白髪強すぎキモいだろ人間じゃねェだろあのメガネ」
クロナ「!」ドオオオン
クロナは近くから響く轟音に反応して立ち止まり、耳を澄ます。
クロナ「・・・」
クロナ「・・・お兄ちゃん?」
クロナ「ハハッハハハ・・・」
クロナ「嘉納(パパ)み~~~っけ」
-
- 155 : 2016/08/03(水) 11:52:22 :
- ――――――――――――
――――――
―――
カネキ「CCGが・・・和修家こそがV・・・?」
嘉納「そうだ」
亜門「・・・!」
亜門は自身が吹っ飛ばしたカネキの右腕に目を向ける。
亜門(修復・・・している・・・!?)
カネキ「それで・・・あなたは何がしたいのですか?」
嘉納「君たち隻眼の喰種を使ってVを壊滅させること、これが私の目的だ」
カネキ「違う そうじゃない」
カネキ「Vを壊滅させた後のあんたの目的は何だって聞いているんだ」
嘉納「フッ・・・その後、か 隻眼の喰種を葬り去る」
カネキ「!?」
嘉納「無論、君たちではない。天然の方だ」
嘉納「私はね、喰種と人間が手を取り合える世界を創りたいのだよ」
嘉納「まず、君たちは有馬貴将の正体を知っているか?」
カネキ「・・・どういう意味ですか?」
エト「諸君、彼は我々隻眼と対を成す者だ。彼ら零番隊は、人間と喰種が愛し合った結果生まれてきた、言わばできそこないの半人間だ」
嘉納「さすがエトさんだ。彼らは普通に食事も摂れるし赫子も出せない。ただ人間と違う所は・・・多少身体能力が高いことと、早く死ぬということだ」
カネキ「は・・・?」
嘉納「正確には早く老いて朽ちる、という言い方が正しいかな?」
カネキ「な・・・じゃあ・・・」
嘉納「彼は髪が白いだろう?どういう意味か分かるかい?」
カネキ「・・・それで結局何が言いたいのですか?」
嘉納「彼のような者が世に放たれるのは全く問題無いのだよ。むしろ危険なのは人間を喰らい、赫子も持つ喰種なのだ」
嘉納「だがそれを殺せば新たな抗争の火種になる。そこで私は考えたのだよ!」
嘉納「多少の犠牲には目を瞑ることになるが・・・喰種と人間が手を取り合える世界、それがあれば半人間が大量に生まれ、喰種の数は減少していく」
嘉納「だが残念なことに稀に天然の隻眼の喰種は出現するのだよ。まあそいつらは君たちが始末してくれれば良い」
嘉納「分かったかい?この方法では、争いが起こらずに見事に喰種だけが滅びるのだよ」
カネキ「天然の隻眼の喰種は僕たちが始末してくれれば良い?何言ってんだあんた」
カネキ「僕たちがあんたの言うことを聞くとでも?」
亜門「ありえん」
エト「ごもっともだ、青年」
滝澤「・・・」
旧多「何でそうなるかなー貴方たち先生のこと毛嫌いしてるだけじゃないんですかァ??そんな自己中心的な考えで素晴らしい考えを踏みにじるんですかァ半端者さん達が」
エト「・・・こいつ殺してもいいかな?」
カネキ「世界をどうするとか・・・あなたが決めることじゃない」
カネキ「そもそも僕や亜門さんや滝澤さんをこんな身体にしたあなたが世界を引っ張っていくなんて随分傲慢じゃないですか?」
嘉納「・・・では交渉決裂というわけだね。残念だよ・・・君たちには愛着があったのにね」
嘉納「旧多くん」
旧多「は~~い 貴方たちの相手を務める旧多二福一等捜査官で~~すっ」
旧多「あ、ひょっとしてもうクビになってんのかな?ヤベしヤベし ど~やって稼ごっかな~~~?」
旧多は大袈裟に頭を抱えて下を向いて呻く。
カネキ(嘉納ッ!!)ダダダダダダ
旧多「え」
カネキは旧多の横を駆け抜けて嘉納に向かっていく。
カネキ「俺に・・・奪わせろ・・・!!」
カネキは嘉納に拳を振り上げる。
嘉納「おや」
バキィッッ
カネキ「」
嘉納「・・・痛いよ」ビキキキ
カネキ「!? 赫眼ッ!?」
嘉納の左目は紅く染まっていた。嘉納は自身の頬を殴ったカネキの右腕の拳を掴む。そして――――――
嘉納「ぬんッ!!」バキィ グチャッ
握りつぶした。カネキの拳から肉が滴り落ち、骨が飛びだしたり、音を立てて床に落ちる。
カネキ「がッ・・・ぐあああッ・・・!!!」
カネキは思いだしたように後から来た痛みに襲われる。
嘉納「ふッ!!」ドゴッ
カネキ「ぬふッ・・・!!」
嘉納はカネキの鳩尾に拳をめり込ませる。そして膝を着いたカネキの頭を掴んで持ち上げ――――――
嘉納「ぬゥンッッ!!!」ドオオオン
床に思い切り叩きつけた。その轟音は建物の近くにいる者すら反応して立ち止まる程の大きな音だった。
旧多「馬鹿だなァ 上官っ!」
旧多「せんせェ 僕より強いのにィ(爆)」
旧多は冷めた目でニヤッと嗤った。
-
- 156 : 2016/08/03(水) 16:33:09 :
- 嘉納がグール⁉️‼️❓⁉️❓
-
- 157 : 2016/08/03(水) 16:35:57 :
- >>156
コメントありがとうございますッッ!!!!!そーですね、嘉納を喰種にしてみました。まあお年寄りなんで弱そうですけどね・・・ほら芳村さんも強かったんでね・・・。
-
- 158 : 2016/08/03(水) 22:34:06 :
- 嘉納が喰種だったのにはビビった…
期待です!!
-
- 159 : 2016/08/04(木) 09:12:31 :
- >>158
期待ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 160 : 2016/08/05(金) 11:56:39 :
- 亜門「な・・・馬鹿なッ・・・!?」
エト「嘉納・・・お前一体何をした?」
嘉納「地行くんのクインクス施術を私の身体に施しただけだよ 不知くんを解剖してフレームの構造を理解した」
カネキ「・・・!!」
滝澤「ッ・・・!」
亜門「・・・やはり和修家より先に・・・」
エト「ああ コイツを最優先で始末せねば、だな」
旧多「そー上手くいくとお思いです?」ビキキキ ドシュッ
亜門「!?」
エト「赫眼ッ・・・まさか」
旧多「お察しのとーり 8人目の隻眼、で~~す!!」
旧多は鱗赫を撫でながら笑む。
エト「私はコイツの相手をしよう」
滝澤「俺もッ・・・」
エト「・・・もう迷いはないか?」
滝澤「・・・ああ」
亜門「手は治ったか 眼帯」
カネキ「ええ 行きましょう亜門さん。僕らの相手はッ・・・!!」
亜門「嘉納、だな やるぞカネキケン」
カネキ「・・・ええ 行きましょう」
カネキと亜門は嘉納に向かって走る。
カネキ「ふッ!!」ドシュッ
カネキは鱗赫を嘉納に向けて放出する。嘉納は身を翻してそれを避ける。が、
亜門「うおおおおおッッ!!!」ダダダ
亜門がドウジマ・改を持ってそこに突っ込んで来る。
嘉納「くッ・・・!」
避けきれない嘉納はそれを手で受け止める。
嘉納「がああッ・・・!!」ドオオン
嘉納は力負けして吹っ飛ぶ。
カネキ「これは・・・」
亜門「ああ・・・いけるぞ!」
嘉納「クソッ・・・」ビキキキキ
嘉納は羽赫を出す。
カネキ「!?」
カネキ「その赫子・・・」
嘉納「ああ!不知くんのものだよッ!!」ドドドドドドドド
亜門「ぐッ!!」ガガガガ
カネキ「ッ・・・!!」ガガガガ
嘉納「もっともフレームはもっと強化してあるがね」
-
- 161 : 2016/08/09(火) 12:34:55 :
- 嘉納「さぁて・・・」ビキキキキキキ
カネキ「!?」
嘉納「驚いたかい?私の身体に?」
嘉納の身体からは羽赫と甲赫が2つずつ、鱗赫が4つ、太い尾赫が1つ生えていた。
亜門「赫包が・・・9つだと・・・!!」
嘉納「ハッ・・・もともとは5つだったのだがね」
嘉納「Rc細胞壁の仕組みを知っているかね?移植するだけで栄養補給を絶やさなければ自己増殖、自己再生を繰り返す性質を持つのだがね、その性質が働いたのだよ!限界まで自己増殖を続けた1つの赫包は分裂し、2つの赫包になった。そして再び自己再生をして完全な2つの赫子が出来るのだよ」
亜門「馬鹿な・・・」
カネキ「ふッ!!」ドシュッ
カネキは鱗赫を嘉納に向けて放出する。嘉納はそれを甲赫で防ぐ。
嘉納「私にもう死角はない!」
カネキ「でもッ!」
亜門「隙はあるッ!!」
嘉納「何ッ!?」
カネキに気を取られていた嘉納は背後に忍び寄っていた亜門に気づいていなかった。
亜門「ふッ!!」ドシュッ
嘉納「ごぷッ・・・!!」
亜門はドウジマ・改を嘉納の腹に刺す。
亜門「うおおおおおッッ!!!」ブウンッ
亜門は嘉納が刺さったままのドウジマ・改を振る。
嘉納「がああッ・・・!!」
嘉納はカネキの方へ飛んでいく。
カネキ「終わりッ・・・です!!」ドシュッ
カネキは鱗赫で嘉納を一刀両断しようとする。が――――――
??「ッ!!」ガガガガ
フードで顔を隠した人物がカネキの鱗赫を、自身の鱗赫で受け止め、手で嘉納を受け止める。
カネキ「君は・・・」
亜門「・・・安久」
嘉納「ッ・・・クロ」
クロナ「・・・」
-
- 162 : 2016/08/17(水) 11:04:55 :
- クロナ「この男を殺しちゃ困る。シロを元に戻せなくなるからさァ・・・」
亜門「何・・・?」
クロナは嘉納を庇うように一歩進み出る。
カネキ「邪魔するなら・・・容赦しないけど」
クロナ「こっちの台詞だよ 邪魔しないでよ」
亜門「・・・!」
カネキと亜門、クロナは双方、構える。と、
クロナ「ッ!?!?」ガブッ
亜門「なッ・・・!?」
カネキ「・・・」
クロナの背後に立っていた嘉納は、おもむろにクロナの左肩にかぶりつく。
嘉納「やっぱり不味いね でも栄養補給しないと」モシャモシャ
クロナ「おとなしく・・・してなよッッ!!」ブンッ
クロナは嘉納に回し蹴りを放つ。
嘉納「っと!」ドオンッ
嘉納は両手でクロナの蹴りを受け止め、その脚を掴む。
嘉納「すまないね」ガブッ
嘉納は掴んだ脚のふくらはぎに喰らいつく。
クロナ「があああッッ・・・!!」ドサッ
さらに嘉納は、バランスを崩してうつ伏せに倒れたクロナの赫包に喰らいつく。
亜門「がん・・・金木。これは・・・」
カネキ「ええ。体力を回復するつもりでしょうね」
亜門「みすみす見過ごすというのか!?」
カネキ「それで敵が1人減るなら好都合じゃないですか?」
亜門「ッ・・・」
カネキ「安心してください 殺しはしないでしょう」
カネキが言い終えると同時に嘉納はゆらりと立ち上がる。
嘉納「さあ・・・第2ラウンドといこうか?」
嘉納「ッ・・・」
亜門「!?」
カネキ「これは・・・」
嘉納「何だ・・・何だこれは・・・!?」
嘉納の背から伸びた赫子が、嘉納の顔(口元以外)を覆う。そして頭部の赫子には無数の眼球が蠢いている。そして身体は赤黒く変色していく。
カネキ「赫者・・・」
亜門「何だあの身体は・・・」
カネキ「全身が薄い赫子に覆われた、と考えた方が良いでしょうね」
嘉納「クそ・・・フレえムが・・・機能してうぃないノか・・・!?」
亜門「当然の報いだ。俺たちから人間というレッテルを剥がし、味覚を奪い、ドーナツも食えぬ身体にし、居場所を奪った者の末路ならな・・・」
嘉納「あアァ亜 うっとーシィ!」
-
- 163 : 2016/08/17(水) 11:21:47 :
- 期待
-
- 164 : 2016/08/17(水) 11:28:15 :
- >>163
期待ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 165 : 2016/08/17(水) 21:42:25 :
- 期待だぁぁぁぁぁぁ
-
- 166 : 2016/08/18(木) 09:12:51 :
- >>165
期待ありがとうなのだぁぁぁぁぁぁ
-
- 167 : 2016/08/18(木) 17:04:16 :
- ど、ドーナツゥ!?
ま、まぁ食べ物の恨みは怖いって言うからね(ーー;)あははぁ...ハァァ
期待
-
- 168 : 2016/08/19(金) 09:09:08 :
- >>167
亜門さんにとっては一大事だと思いました・・・多分。
-
- 169 : 2016/08/19(金) 10:31:33 :
- 旧多「おやおや向こう凄いことになってますねェ・・・見てくださいよ、ってその目じゃもう無理ですか?高槻先生ェ?」
旧多は床に目を向ける。そこには四肢をもがれた滝澤と、覆われた赫子が散り、腹から多量の血を流しながら横たわっているエトの姿があった。
エト「ふッ・・・軽口を。まだ目は二つあるんだよ」
旧多「あれー?赫子に付着なさってる目が本体じゃなかったんですかァ?いやァ勉強になるなあ メモメモ、っと」
滝澤「ぐッ・・・があ゛あ゛あ゛ッ・・・!」ビキキキキ
滝澤は落ちていた四肢と身体を結び付けると、立ち上がる。
旧多「んお?」
滝澤「まだ終わってねェ・・・」
滝澤「よォ★」バキキ
滝澤の顔は半分赫子のマスクに覆われていた。
旧多「おおッ!!半角 反核 半赫ゥ!?」
滝澤「んの・・・野郎・・・」
旧多「アハハハ そんなありふれた言葉しか使えないなんてよっぽど追い込まれてるんでーすかぁ??」
エト「いや 君の外見にこれといった特徴が無いからだと思うぞ」
旧多「」
旧多「まあ いいや」クイクイ
旧多は指を前から後ろに向かって動かし、滝澤を挑発する。
滝澤「テメエの脳(ジャム)引き裂いて(ぶった)(斬って)すすって(やる)よォオ!!」ダダダダ ドドドド
旧多「あーあ イカれてるよ もー」ガガガガ
旧多は鱗赫で滝澤の羽赫の攻撃を防ぐ。
滝澤「らあああッッ!!」ブウンッ
滝澤は甲赫で旧多を斬りかかる。
旧多「っとォ!」ドシュッ
旧多は鱗赫で滝澤の攻撃を防ごうとする。
滝澤「邪魔どぅあああ!!」ドンッ
滝澤は蹴りで鱗赫を弾く。その瞬間旧多は無防備になった。
旧多「え いや ちょ まっt――――――
滝澤「ッッ!!」ザンッ
旧多「危ッ・・・てッ!」ドシュッ
旧多は甲赫が薙ぐ直前に上半身を捻って避けた。が、避けきれずに左頬を血が伝っていく。
旧多「ッんの!」ドシュッ
滝澤「ぼォがああ!?」
滝澤の腹に旧多の2本の鱗赫が突き刺さる。
旧多「――――――からの~~~」ブウウンッ ドオオン
旧多は滝澤が突き刺さったままの鱗赫を振る。そしてその勢いで吹っ飛ばされた滝澤は全身を壁に打ち付ける。
滝澤「ごッ・・・はあ・・・」
旧多「まったく・・・」
旧多「ただの半喰種(庶民)が」
-
- 170 : 2016/08/22(月) 13:14:46 :
- 旧多「さ~~~て せんせェのお助けn――――――
滝澤「ぬんあああ!!」バキッ
滝澤は旧多の懐にドロップキックを見舞う。
旧多「うゥわああああ~~~~!!」ドサッ
滝澤「ん・・・のヤロー・・・油断しやがってェ・・・」
旧多「あ~あ まったく。マジで死にたいようDEATHね」ビキキ
滝澤「殺ってみろよ・・・返り討ちにしてやらァ・・・!!」
旧多「あなた如きに僕が殺れますかァ?」
滝澤「ああ~~~俺だけじゃ無理★」
旧多「は?」
旧多「ッ!!」
旧多は後ろに殺気を感じて振り返る。そこには、ドウジマを構えた亜門がいた。
亜門「ぬんッ!!」ドシュッ
旧多「ごはッ・・・!!」
亜門はドウジマを旧多に突き刺す。
旧多「何でッ・・・!!」
旧多は横目で嘉納の方を見る。そこには、構えたまま動かない嘉納とカネキの姿があった。
亜門「お互いに隙を窺っているのだ・・・俺もッ!!」ドガッ ドゴッ
旧多「があッ!」ドオン
亜門は旧多を蹴り、よろめいた身体にドウジマを横に叩きつける。
旧多「がッ・・・!!」
旧多は吹っ飛び、床を転がる。
亜門「お前の隙を窺っていたのだがな」
-
- 171 : 2016/08/24(水) 11:25:33 :
- カネキ(あっちは・・・上手くいってるようだ)
カネキ「・・・」
嘉納「フーッ・・・フーッ」
カネキ(ヤツの呼吸は一定のリズム・・・絶好の機会なのは二酸化炭素を吐き出して酸素を吸う直前だ その時には必ず隙が出来る。そして酸素があまり回っていないならさらに好都合・・・!!)
嘉納「フー」
カネキ「ッ!!」ダダダダ ドシュッ
嘉納「!!」
嘉納は一瞬反応に遅れた。その間にカネキは嘉納の懐に潜る。
カネキ「ふッ!!」ドシュッ ザンッ
嘉納「がッ!」
カネキは1本の鱗赫で嘉納の右手を貫く。そしてもう1本の鱗赫で嘉納の腹を覆った赫子に攻撃する。が、それは弾かれる。
カネキ「まz――――――
嘉納「うウああ゛あ!!」ドゴッ
嘉納はカネキを蹴りで吹っ飛ばす。
カネキ「がッ・・・!!」
嘉納「ぬンッ!!」ドドドド
嘉納はカネキの着地点に向かって羽赫で攻撃を仕掛ける。
カネキ「があああッ!!」ガガガガ
そして羽赫はカネキの身体のいたる所に刺さる。そして怯んだカネキに嘉納が急接近してくる。
嘉納「ふゥッ!!」ザンッ
カネキ「ぬがあッ!!」
カネキは甲赫で斬りつけられる。そして嘉納は倒れ込んだカネキの身体を踏む。
カネキ「くッ・・・!!」
嘉納「ねえぇェ・・・喰ってイィかナァ??喰っちゃオっかなアァァァぁハハハハハハハ!!!!!」
カネキ「んのッ!!」ドシュッ
嘉納「ごぽッ・・・!?」
カネキは4本全ての鱗赫で嘉納の背中の赫子の装甲を攻撃する。そして、それらは全て貫通する。
嘉納「ぬぐッゥウウ!!!」
カネキ「畳み掛けます・・・よ?」パキッ
-
- 172 : 2016/08/29(月) 16:20:07 :
- カネキ「ふッ!」ドシュッ
カネキの鱗赫はやはり弾かれる。
嘉納「ぐグ・・・」
カネキ(やっぱり・・・通らないか)
カネキ「でもッ!」ザシュッ
嘉納「ごふゥッ!!」
カネキの鱗赫はついに嘉納の腹を貫く。
カネキ「同じ箇所を攻め続ければいずれ貫ける」
嘉納「こノ・・・私ガっ・・・!!」ズズズ
だが、嘉納の傷は即座に修復していく。
カネキ(・・・でもダメージは蓄積されていくはず・・・その証拠に奴の動きにはさっきまでのようなキレがない)
嘉納「ぬぐグゥ・・・」
カネキ「さて・・・」
カネキは鱗赫を構える。とそこに――――――
滝澤「待てよォ 一号くゥん!!」
滝澤がカネキを飛び越えて嘉納の元へ疾走する。
カネキ「!?」
滝澤「へへっ 待ってたぜェ・・・!!」ビキキキキ
滝澤は羽赫を出現させて跳躍する。
滝澤「テメエに復讐できるこん時をなァ!!!」ドドドドド
嘉納「う・・・かク」
嘉納は甲赫でそれらを防ぐ。が――――――
滝澤「お腹 ガラ空きだよン」ドゴッ
嘉納「!?」
滝澤は嘉納の腹に拳をめり込ませる。
滝澤「へッ・・・衝撃ぐらいは伝わってるだろォ!?」
滝澤「んだけどまだ足りねェッ!!」
滝澤は嘉納から距離を取る。
嘉納「きさマも失敗さクだったかァぁァ!!!」ブンッ
嘉納は尾赫を振る。しかし滝澤は半身を捻って避ける。そして起き上がった勢いを利用して、甲赫を勢いよう突き刺す。
嘉納「がアああああッッ!!!!!」
滝澤「俺が受けた拷問まがいの苦しみにはなァ!!!」
-
- 173 : 2016/09/08(木) 17:14:37 :
- この世界でのリオは、サブシナリオ全部達成した設定です。自分がジェイルだと知っていますが、キジマを取り逃がした(しかしキジマはロゼ戦で殉職した)設定です。詳しくはジェイルのシナリオ集を参照してください!!
-
- 174 : 2016/09/10(土) 12:43:14 :
- ――――――――――――
――――――
―――
四方「本当にここか?」
月山「間違いありませんよ四方氏 この先にカネキくんがいることはこの嗅覚が保証します」
リオ「・・・廃墟、みたいですけど」
リオは影山を撃破した後、四方、月山と合流していた。
月山「・・・見たまえ」
月山が顎で示した先の床には無数の本が散らばっている。そして、その隙間から金属製の何かが見えた。
月山「」ザッ
月山が脚で本を払うと、その正体が分かった。
リオ「扉・・・?」
月山「多数の本で隠そうという魂胆らしいが・・・実に粗末だよ。この建物にはここにしか本がない。ならば不自然だろう?」ガコッ
月山は扉を引く。そこには地下へと繋がる階段があった。そしてその奥から鈍く音が響いている。
月山「あまり聞こえないが・・・」
四方「ああ。遠くで轟音が鳴っているんだろうな。おそらく研はそこだ」
リオ「行きますk――――――
???「させんぞ」
3人は即座に声のした方向へ向く。
リオ「ッッ!!!」
タタラ「这是露过脸(見た顔だな)」
タタラ「そうか・・・アヤトが連れてきた奴か?」
リオ「あなたは・・・タタラッ・・・!!」
月山「! アオギリの幹部の・・・!?」
四方「・・・」ビキキキ
タタラ「」
一触即発の中――――――
??「見つけましたよ」
???「赤舌連残党タタラ、か・・・」
タタラは無表情だった顔を歪ませて憎悪を込めて登場者を睨む。
タタラ「法寺・・・!!」
法寺「・・・行けますか、アキラさん」
アキラ「腕の傷は少し痛むが・・・支障はありません」
法寺「・・・無理をなさらないでください。私はタタラの相手をするので、アキラさんは周りの喰種を」
アキラ「了解しました」
リオ(周りの喰種・・・って僕らか!!)
アキラ「ラボで会ったな・・・そこの2人は」
リオ「クソッ・・・」ビキキキキキ
リオは赫者化する。
月山「フウン・・・?」ビキキキ
アキラ「Sレート『美食家』・・・」
アキラ「S+レート『ジェイル』」
-
- 175 : 2016/09/10(土) 15:19:41 :
- 期待
-
- 176 : 2016/09/10(土) 16:41:24 :
- 期待です!
-
- 178 : 2016/09/16(金) 20:39:14 :
- 楽しいぃぃぃぃぃ!
-
- 179 : 2016/09/20(火) 08:44:13 :
- >>178
へ・・・?あ、ああ どうもです
-
- 180 : 2016/09/24(土) 10:14:46 :
- リオ「S+・・・?僕が?」
アキラ「奴はキジマ准特等でも足どりが追えなかった。気をつけろ」
アキラ「それと横にいる謎の喰種・・・」
四方「!」
アキラ「構え、体つきそして私の勘からして相当の手練だ」
四方「・・・行くぞ」
リオ「・・・はい」
月山「Oui!」
四方「ッ!」ダダダ
まず四方が駆けていく。
アキラ「ふッ!」ブンッ
アキラはフエグチ壱を振り、攻撃を仕掛ける。
四方「」ザッ
四方は跳躍してそれを回避する。
四方「ふんッ・・・!!」ズモモモモ
四方は羽赫を出現させる。その時――――――
アキラ「掃射ッ!!」ドドドドド
アキラの掛け声で待機していた羽赫持ちの捜査官が一斉に四方に向けて撃つ。
四方「ッ!!」ドドドドド
四方も羽赫で捜査官達に撃つ。そしてそれらは相殺した。
捜査官「アイツ・・・我々の攻撃を・・・」
アキラ「怯むな!第二射用意・・・撃て!!」
と――――――
捜査官「ごあああッ!?」
捜査官「ほげェ・・・」
月山「注意は常に全方向に向けておかないとね」
アキラ「美食家ッ・・・!」
アキラは思わず振り返る。アキラはそこで自身の過ちに気付いた。奴は、その隙を窺っていたのだと。
アキラ「ッ!!」
アキラは顔を正面に戻す。そこには、鱗赫を出現させてリオが急接近していた。
リオ(・・・アキラさん・・・邪魔するなら・・・)
リオ「えあああッッ!!」ドシュッ
アキラ「くッ!!」ガアンッ
アキラは何とかフエグチ壱で防ぐ。が、フエグチ壱が宙を舞う。
リオ「四方さんッ!!」ビキキキ
四方「・・・ああッ・・・!」バキキキ
リオは羽赫に切り替える。
リオ「ふッ!!」ドドドドド
四方「ふッ!!」ドドドドド
二人の攻撃は空中のフエグチ壱に直撃する。
アキラ「!!」バキイッ
そしてフエグチ壱は鋭い音を立てて崩れ落ちる。
アキラ「貴様ら・・・最初からそれを・・・!!」
月山「最初に無力化するのは僕ら喰種にとっては定石なのだよ」
-
- 181 : 2016/09/24(土) 10:17:32 :
- 期待
-
- 182 : 2016/09/24(土) 10:20:09 :
- >>181
期待ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 183 : 2016/10/19(水) 16:17:07 :
- しばらく放置しててすいません!!投稿します!!
-
- 184 : 2016/10/19(水) 16:38:22 :
- 月山「さァて!?」ブンッ
月山はアキラに甲赫を振り上げる。だがその隙にアキラは地を転がって死亡していた部下のアタッシュケースを手に取る。
月山「ふッ・・・僕にあっさり殺られた者の武器が役に立つのかい?」
アキラ「図に乗るな」
アキラはクインケを起動する。と
月山「ぬゥ!?」ザシュッ
突如月山を巨大な花弁状に展開したクインケの攻撃が襲った。
アキラ「フエグチ弐。私のクインケだ」
月山「あぐッ・・・!!」
月山の抑えている脇腹からは血が流れている。
リオ「フエグチ・・・って・・・!?」
四方「・・・リョーコさんの・・・貴様ッッ!!!」ビキキキ
-
- 185 : 2016/10/24(月) 16:46:04 :
- アキラ「こちらはあまり慣れていないが・・・仕方あるまい」
四方はその瞬間高く跳躍する。
四方「ッ!!」ドドドドドドド
四方は羽赫での攻撃を仕掛ける。
アキラ「ふッ!」ガガガガガガ
しかしアキラはそれらをすべてフエグチ弐で防ぐ。そしてフエグチ弐を自身を軸として一回転させ、後ろに忍び寄っていたリオと近くにいた月山を吹き飛ばす。
リオ「うああッ・・・!!」
月山「ぬうッ!!」
そしてフエグチ弐の攻撃を四方へ仕掛ける。
四方「ふッ!」ダダダダダ
しかし四方は逆に向けられたフエグチ弐の上を伝ってアキラに接近する。
アキラ「!!」
四方「終わりだッ・・・!」バキキキ
その時――――――
「伏せてください アキラさん!!」ドウンッ
四方「がああ゛ッ・・・!?」ザシュッ
怒号と共に飛んできたブレードのような物は、四方の腹部に突き刺さる。
四方「――――――ッ!?」ドオオオンッ
そしてそれは四方が地に落ちる直前に収縮して爆発し、四方を吹っ飛ばす。
リオ「!?」
リオは怒号が飛んできた方を振り返る。そこには、既にタタラを地に伏せさせ、ホロウを構えている法寺がいた。
法寺「・・・感傷に浸る暇もありませんね」
-
- 186 : 2016/10/29(土) 11:31:23 :
- 四方「リオッ・・・後ろだ!!」
リオ「!?」
四方の声を聞き、リオは振り返る。と、顔の赫子のマスクに刃の様な物が掠る。
リオ「誰だッ・・・!」
アキラ「やっと来たか・・・」
アキラ「Qs」
瓜江「赫者・・・(こんな餓鬼が)」
瓜江「真戸准特等・・・この雑魚共はお任せを」
真戸「ああ・・・そうさせてもらう」
真戸の先には、ゆらりと立ち上がったタタラが法寺と睨み合っていた。
タタラ「法寺・・・」ギュルルル
タタラは即座に全身を赫子に包まれた。
タタラ「ほ~じ・・・」
法寺「・・・似ていますね お兄さんと」
瓜江「向こうも赫者が・・・(いや、目の前の敵に集中しろ)」
瓜江「訓練どおり行くぞ・・・米林、頼むぞ」
才子「あい」
まず、安浦が飛び出していく。
リオ「ふッ!!」ドシュッ
リオは安浦に向かって鱗赫を伸ばす。が、ギリギリでかわされる。
安浦「ッ!!」ドドド
安浦は羽赫の攻撃を放つ。が、それらは全てリオの鱗赫によって防がれる。その瞬間、安浦は後方に跳びのく。
リオ「!?」
しかし、リオの注意がそちらに向いている間にシャオが懐まで潜り込んでいた。
リオ「がッ・・・!」バシイ
リオは、クアイ1/4が装着されたブーツでの蹴りをまともに横腹に受ける。
シャオ(もう一撃ッ・・・!)
リオ「んのッ・・・!!」バキキキ
リオは羽赫を出してすぐ側にいるシャオに狙いを定める。
シャオ(! 二つ持ちッ・・・!)
瓜江「シャオ!屈め!!」
リオ「!?」
シャオは、瓜江の指示通りその場に屈む。
瓜江「喰え・・・銀喰」
瓜江がそう呟いた瞬間、銀喰から口を模した様な赫子がリオに向かって飛ぶ。
リオ(殺られ――――――バシュッ
瓜江「!?(なにっ)」
銀喰の赫子は、突如現れた人物によって蹴られて切断される。
瓜江「新手・・・か」
???「ったく、留守番抜け出してきて良かったぜ」
リオ「!!」
ニシキ「悪ィな。待つのは性に合わねぇんだわ」
四方(西尾・・・)
瓜江「オロチか・・・」
月山「フゥン・・・」
-
- 187 : 2016/11/04(金) 16:51:36 :
- リオ「ニシキさんッ・・・何で・・・!?」
ニシキ「俺にも目的があんだよ」
四方「フザけているのか・・・西尾ッ!?」
ニシキ「冗談でこんなメンドクセェ所来っかよ」
ニシキ「んで・・・」
ニシキはそう言うと視線をQsに向ける。
ニシキ「ブッ潰すべきなのはコイツら、だな?」ザッ
ニシキ「・・・お前、どっかで会ったか?」
瓜江「・・・シャオ、安浦・・・もう一度」
シャオ安浦「「はっ」」
瓜江「・・・行くぞ(指示通り、隙を見て動け髭丸)」
髭丸「・・・ッス」
ニシキ「あ、あん時のガキか」
ニシキ「悪ィけど」ダダダダダダ
安浦「ッ!!」
ニシキは唐突に瓜江に向かって走り出した。
ニシキ「邪魔だよ ラァッ!!」ブンッ
ニシキは自身と瓜江の直線上にいた安浦に向かって回し蹴りを放つ。が、安浦は身を屈めて回避する。
ニシキ「サンキュ」
ニシキは安浦のその背中を踏み台にし、宙を舞う。着地地点は、瓜江の目前。
瓜江「(馬鹿が)囲め!」ザッ
瓜江はそう叫ぶと、後方へ跳ぶ。
ニシキ「んお?」ドオンッ
ニシキの空中からの体重を乗せた蹴りは瓜江に容易く避けられる。
ニシキ「動き、良くなったな」ビキキキ ドシュッ
ニシキはそう言うと巨大な尾赫を出現させる。
ニシキ「もうアマチュアじゃねェ、か」
瓜江「・・・(俺が殺る)」
瓜江はニシキを囲んでいる他のQsと目配せし、銀喰のギミックのボタンに指を置く。
才子「・・・!!」
才子「班長!後ろ!」
瓜江「ッ!?(は・・・?)」
瓜江が振り向くと、そこには甲赫を振り上げているリオがいた。
瓜江(な) ガキィ
瓜江はそれを銀喰で受け止める。が、勢いに負けて、銀喰の刃が左肩に食い込む。
瓜江「まぐッ!!(に いっ)」
ニシキ「ツメが甘ェよ」
-
- 188 : 2016/11/05(土) 11:58:21 :
- 瓜江「がッ・・・」
瓜江「あ゛あッ!!」ドゴッ
リオ「ッ!」
瓜江はリオの腹を蹴る。それは大したダメージのはならなかったが、衝撃でリオはよろける。その隙に瓜江はリオの懐から脱出する。
瓜江「・・・(コイツ、本当にSレートか?レートを見直した方が良いのでは・・・)」
才子「班長・・・肩!」
瓜江「問題無い。治る」
瓜江はそう言いつつ視線を横へ向ける。そこでは未だタタラ、法寺、アキラが交戦していた。
瓜江「ジェイルは俺一人で駆逐する。お前らは美食家達を仕留めろ(真戸准特等や法寺特等の援護は期待できない、か)」
リオ(・・・あの赫子は奴が最大の隙を見せた時に使おう)
瓜江「(いや・・・銀喰はギミックが強力だが・・・そのギミックで一発で仕留められなかった場合は攻撃の流れが読まれてしまう・・・。ましてや剣捌きなど・・・やはりもう一人いるな)シャオ、やはり俺と」
シャオ「はっ」
瓜江(シャオのクインケは対1の時には絶大な力を発揮する。が、多勢にはもっと高火力の攻撃が最適・・・この配置なら問題ない)
瓜江「ッ!!」ブウンッ
瓜江は銀喰を振るう。が、それはリオに容易く避けられる。
シャオ「ふッ!」ザッ
そこへ、シャオが身を低くした状態でリオの懐に潜り込み、回し蹴りを放つ。
リオ「ああッ!!」バッ
だがリオは高く跳躍してそれを避ける。
リオ「喰らえッ・・・!!」ビキキキ
リオは空中で羽赫を発現させる。
瓜江「シャオ 後ろに!」
シャオ「はっ」
リオ「うああッ!!」ドドドドド
瓜江「起動」ガチッ
リオが羽赫の攻撃を放つと同時に、瓜江の銀喰からは口を模した様な赫子が出現する。そしてそれは、リオの羽赫の攻撃を全て防ぐ。
リオ「っと」ザッ
リオは少し落胆した様子で地に降りる。
リオ「・・・ん?」ブオオオオ
瓜江「・・・!(何だこの音?)」
シャオ「・・・まさか」
その音は法寺達にも聞こえていた様だ。
法寺「・・・船、ですね」
アキラ「一般人・・・」
タタラ「!!」
その時、全員が船の乗客を見た。
その乗客は、皆黒いスーツに黒い帽子を被っていた。
シャオ「・・・・・・・・・V」
タタラ「!」
-
- 189 : 2016/11/05(土) 16:32:51 :
- 期待
-
- 190 : 2016/11/05(土) 23:33:44 :
- >>189
期待ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 191 : 2016/11/10(木) 16:14:48 :
- 言い忘れていましたが、このリオはあんていく戦に赴こうとするカネキを止めようとして敗北したルートのリオです。つまりカネキは少し地下に潜るのは遅れて・・・。
-
- 192 : 2016/11/28(月) 15:24:17 :
- リオ「!」
四方「コクリアにいた・・・!!」
タタラ(・・・王よ)
タタラ(これはお前の意志か・・・?)
一同が呆気に取られている間に、船は陸に辿り着いた。
芥子「最優先は嘉納だ。奴はもう使い物にならん。我々のことが奴の口から漏れるようなことがあってはならん」
芥子「それと――――――我々の姿を見た者も排除、だ」
法寺「・・・あなたがたは?」
芥子「殺れ」
芥子のその一声で周りにいたVの連中はクインケを起動し、一番岸にいた法寺に向かって走り寄る。
法寺「!」
アキラ「ふッ!!」
アキラはフエグチ弐を振るい、法寺とVの間に障害を作る。
アキラ「・・・特等。向こうに戦闘の意志があるということは」
法寺「ええ・・・やむをえません。しかしクインケを持っているということは・・・只者ではないようですね」
瓜江「Qs班(一応)戦闘配置」
瓜江「さあどうするジェイル」
リオ「えっ」
瓜江「お前も仲間と固まっておいた方が良いんじゃないのか?」
リオ「あっ・・・確かに」
リオは間抜けにもそのまま走り去る。
瓜江「・・・(馬鹿め!法寺特等と真戸准特等がその場から退避すれば岸から一番近いのは貴様らだ・・・!!相打ちとなれ・・・!!)」
-
- 193 : 2016/11/29(火) 14:32:07 :
- 瓜江「ギミック起動(殺すなよ)」ドシュッ
真戸「!?」ガシッ
法寺「!?」ガシッ
銀喰の赫子は法寺と真戸を絡め捕り、引き寄せる。
法寺「うっ・・・!!」ドサッ
真戸「っと・・・!」ドサッ
2人は瓜江の側の地に放り出される。
瓜江「荒々しくて申し訳ありません(上手くいったか)」
法寺「何故・・・?」
アキラ「・・・なるほど ジェイル達とあの集団をあわよくば相打ちにする気か?」
瓜江「ええ」
アキラ「上手くいくか・・・?」
今日はここまでです!短くてすいません!
-
- 194 : 2016/11/29(火) 18:22:37 :
- 期待です!!
-
- 195 : 2016/11/30(水) 12:23:36 :
- >>194
期待ありがとうございますッッ!!!!!いつも作品見てくださってありがとうございます!!
-
- 196 : 2016/12/21(水) 15:39:42 :
- タタラ「・・・王は?」
芥子「ンン・・・?貴様『隻眼の王』の正体を知っているのか?」
芥子は興味深そうにタタラを見る。
タタラ「ここで俺を殺すのはやめた方が良いんじゃないk――――――芥子「殺れ」
芥子の一声で、再びVの連中はタタラに向かって動きだす。
タタラ「愚かだな」ギュルルル ドシュッ
V1「ぶっ・・・」
タタラは再び赫者化し、クインケを構えたVの一人の頭を蹴りで粉砕する。
芥子「・・・1隊と4隊は俺と一緒にコイツの相手をしろ。2隊と3隊は」
芥子「そこにいるシャオと協力してQsと4匹の喰種を始末しろ」
辺りは静寂に包まれる。最初に皆が抱いたのは、困惑だった。
安浦「・・・え?」
髭丸「・・・はぁ?」
才子「シャオたん・・・?」
瓜江「は(何言ってんだ)おい(このジジイ)シャ(わから)オ(ない)何とか(違う)言え」
芥子「いいな?小静麗」
シャオ「・・・」
シャオ「はっ」
再び辺りは静寂に包まれる。その空気に耐えられなかったのか、シャオは更に口を開く。
シャオ「・・・仰せの通りに」
法寺「!」
真戸「何をしている瓜江!!指示を出せ!!」
瓜江「は・・・?(シャオを殺せと・・・!?)」
髭丸「・・・っあ」
安浦「瓜江さん!指示を!!」
瓜江「い・・・(待て)待ってくれ」
才子「班長」
瓜江「!」
才子「・・・あんな」
才子「シャオは才子の仲間」
才子「・・・だった」
才子「でも・・・才子はもう誰も失いたくないんよ・・・」
才子は真っ直ぐ瓜江の目を見る。才子のその目には涙に溢れていた。
瓜江「っあ・・・(ああ)(そうか)」
その瞬間、瓜江は才子の言わんとすることを理解した。
瓜江「・・・わかった(米林)」
瓜江「Qs班戦闘配置(お前は選んだんだな)駆逐対象『V』と(多を失わない為に)その仲間・・・。(少を斬り捨てることを)躊躇うな(いつの間にそんなに強くなったんだ)即殺でいけ(米林)(俺も)」
瓜江「いくぞ(もう誰一人失いたくないんだ)」
-
- 197 : 2016/12/21(水) 15:41:31 :
- 何かどんどんサブストーリーがメインみたいになってきてんな・・・嘉納とかカネキとか全然出してねーや最近。
-
- 198 : 2016/12/23(金) 12:43:59 :
- シャオ!裏切ってしまうのか……
才子ちゃんが精神的に強くなってて…もう、
感激だ…。゚(゚^ω^゚)゚。
-
- 199 : 2016/12/24(土) 13:35:44 :
- >>198
いつもありがとうございますッッ!!!!!感激、と言ってもらえると嬉しい限りです!
-
- 200 : 2017/01/15(日) 15:06:38 :
- あれ・・・?今考えたらこのssトルソーとモブ以外誰も死んでねーじゃん・・・
-
- 201 : 2017/01/15(日) 15:33:42 :
- 本当ですね
そして期待しまくります頑張って下さい
-
- 202 : 2017/01/16(月) 16:23:07 :
- >>201
期待ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 203 : 2017/01/18(水) 15:58:48 :
- シャオ「ッ!!」ダダダダ
瓜江「あっ・・・(来る!)持ち場に着け!」ドシュッ
シャオは足先に着けたクアイ1/4で、瓜江に蹴りかかる。
瓜江「んグウッ・・・!!」ガキイッ
瓜江は自身の甲赫でそれを防ぐ。
瓜江「あああッ!!」ブウンッ
瓜江は力任せに甲赫を振り、足を乗せていたシャオは宙を舞う。
シャオ「っ・・・」
シャオは難なく着地する。が、そこに安浦の羽赫での攻撃が飛んで来、再び跳躍する。
安浦「っ・・・!?」
しかし、安浦は髭丸の方を見る。
安浦「ヒゲくん!」
髭丸「えあっ・・・!?」
瓜江「俺が行く!(攻撃を絶やすなよ髭丸ッ!)」
シャオ「・・・」
瓜江は銀喰をシャオに向けて振りかざす。が――――――
才子「班長!右!!」
瓜江「!?(なにっ!?)」
瓜江の右から、Vの一員が刀状のクインケを手に、もうすぐそこまで接近していた。
瓜江「ッ!!(近い)(対応できない!)」
シャオ「!」
V2「貴様から――――――」
――――――――――――
――――――
―――
シャオ「いってしまわれるのですね・・・」
こ こ
ハイル「せやねェ・・・ 白 日 庭の外は怖いけど・・・私も頑張るけんアンタも頑張るんやで!」
シャオ「・・・はい」
と、その時コツ、コツという足音が聞こえてくる。
ハイル「あ!有馬さーん!」タタタ
シャオ「!」
有馬「・・・ハイル、シャオ」
有馬「そうか・・・ハイルは今期からCCGに入局するのか・・・」
ハイル「せや!」
有馬「・・・最初は皆、俺の班に所属される。そこで技術を更に磨くんだ」
ハイル「わかっとるよー」
シャオ「・・・私は怖いです・・・。
そこで自分が使えないと判断されたら・・・『和修』に切り捨てられたら・・・そう考えると・・・」
ハイル「シャオ・・・大丈夫やって!」
有馬「・・・シャオ」
有馬「・・・お前はお前だ」
有馬「実力など関係無い。それによって人生が左右されることはない」
有馬「だから・・・自分の好きなように生きろ」
有馬「・・・悔いが残らないようにしろ」
――――――――――――
――――――
―――
V2「ごふゥッ・・・」
瓜江「は・・・?(あ)(え)」
シャオ「・・・」
シャオの足に取りつけられたクアイ1/4は、V2の喉を正確に貫いていた。
-
- 204 : 2017/01/26(木) 16:09:40 :
- 瓜江「おッま・・・(なにやってんだ)??」
シャオ「ッ・・・やってしまった・・・」
その様子を遠くから見ていた芥子は心底驚いたようにたじろぐ。が、それも一瞬だった。
芥子「チッ・・・使えん娘だ」
芥子「2隊はQs、最優先でシャオ・ジンリーを殺れ。3隊は他の喰種共だ」
その号令で、隊の中で各々で動いていたV達は一旦一か所に集まり、標的に向かい駆けだす。
瓜江「ッ・・・Qs班!!シャオの対処は後で考える!!Vを相手しろ!!(できたらうやむやにしたいものだ)」
髭丸「了ー解ッ!!」
髭丸は返事を掛け声とし、鱗赫で自身に走り寄って来たV3の刀型のクインケを止める。
髭丸「安浦!!」
安浦「ふッ!!」ブンッ
安浦はツナギhardでV3に斬りかかる。が、V3は別の手に持っていたクインケでそれを防ぐ。
安浦「才子さん!!」
才子「・・・ほいッ!!」ドシュッ
V3「ぐああッ・・・!!」
安浦の背後から現れた才子は、巨大な鱗赫をV3に激突させる。そしてそのまま壁に叩きつけ、V3は潰れる。
V4「」ブンッ
V4は顔色一つ変えずに才子に急接近する。
瓜江「ぬんッ!!(危ねェ!)」ザシュッ
瓜江はV4を背後から突く。
瓜江「一旦さg――――――
ザシュッ・・・
瓜江「!!」
芥子「注意が逸れていたな・・・瓜江久生」
芥子の刀型のクインケは、シャオの胸を貫いていた。
瓜江「・・・おい」
――――――――――――
――――――
―――
V5「が ぶ」ドサッ
リオ「ハア・・・ハア・・・!!」
四方「リオ・・・もういいッ・・・俺が殺る・・・!」
リオ「まだ怪我治ってないじゃないですか・・・」
リオ「僕は・・・僕がッ・・・」
リオ「・・・考えてしまうんです」
リオ「あの夜僕がカネキさんと戦わなければ・・・古間さんとカヤさん・・・店長は助かったのかも知れない・・・」
リオ「だから今度こそ僕は皆を守らなきゃいけないんです!!」
リオ「なにもできないのは」
リオ「もう嫌なんだ――――――!!」
-
- 205 : 2017/01/26(木) 19:57:45 :
- 名言だ.......
たくさん期待です
-
- 206 : 2017/01/27(金) 16:37:05 :
- >>205
期待ありがとうございます!!!
-
- 207 : 2017/02/09(木) 15:19:12 :
- V6「ッ!」ブンッ
リオ「ふッ・・・!!」ガキッ
リオはV6の刀状のクインケを甲赫で防ぐ。
リオ「ああッ・・・」ガブッ
V6「!!?」
リオはそのまま、V6の喉元へ喰らいついた。
V6「がッ・・・」ブチッ
生々しい音と共に絶命したV6には目もくれず、リオは咀嚼しながら目の前の幾人かのVを見据える。
リオ「ああああッ・・・!!」ビキキキキキ ドシュッ
リオは茨状の尾赫を発現させる。
リオ「ああああッ!!」ブウンッ
リオはV達に茨を延ばす。が、V達は難なくそれを避ける。
リオ「今・・・かな」
リオはそう呟くと、真下で横たわっているV6の右腕をもぎ取り、喰らいついた。
V7「殺れ」
目の前の敵は腕を貪るために片手が塞がる。そこが狙い目――――――そうV7が思うことも仕方ない。その判断が間違いだと気付かないことも。
リオ「あ・・・ああああッッ!!!!」ドシュシュシュシュ
V7「!?」
V8「!!」
V9「まずいッ!!」
何とリオは、全身から羽赫、甲赫、鱗赫、尾赫を全て放出したのだ。
リオ「じゃあ――――――いきますよッ!!!」ザシュッ
V7「ごへあああッ!?」
V8「うぐおおおっ!?」
リオは鱗赫でV7を貫く。そしてそのまま鱗赫をV8に叩きつける。
V9「化け物・・・があッ!!」ブンッ
V9は刀状のクインケでリオに斬りかかる。
リオ「!」
しかしリオが意識するより先に茨状の尾赫がクインケを絡め取り、引き寄せる。
V9「あっ、い、やだ――――――」
リオ「であああッ!!」ザンッ
リオは甲赫でV9を一刀両断する。
リオ「」ザッ ザッ
リオは地に倒れ伏しているV8へと歩み寄る。
リオ「――――――さて?」
リオが微かに視線を周囲に向けた時だった。
V8「」ガバッ
V8は唐突に起き上がり、刀状のクインケを振り上げる。
リオ「やっぱり、か」ザシュッ
V8「ぶ あ」
V8はリオの羽赫で首を吹き飛ばされた。
リオ「ふう・・・」
リオ「・・・――――――ぐッ!!」
リオが苦痛の声を上げた瞬間、赫子は崩壊を始める。
リオ「ぐふッ・・・!」ドサッ
リオは赫子を酷使したことから来る疲労と激痛に、たまらず膝を地に着けた。と――――――
V10「」ザッ ザッ
リオ「まだッ・・・いたのか・・・!!」
V10「死ね・・・」
V10は刀状のクインケを振り上げる。
四方「リオッッ!!」
リオ「まだ・・・僕が・・・守らなくちゃ・・・!!!」
ザシュッ
V10「がぶゥ・・・」ドサッ
リオ「は・・・?」
?「童!!!!」
リオ「あっ・・・お前は・・・!!!」
鯱「貴様の魂の武 しかと儂が受け取った!!!!!!!」
-
- 208 : 2017/02/09(木) 17:08:07 :
- こんな国語力(?)が欲しい........笑
機t.......期待です( ^ω^ )❗️
-
- 209 : 2017/02/09(木) 17:16:58 :
- おぉ・・・・期待です(´∀`*)
-
- 211 : 2017/03/12(日) 15:44:38 :
- 擬音語半角にします
-
- 212 : 2017/03/12(日) 22:48:45 :
- リオ「しゃ・・・鯱・・・ッ!!?」
鯱「奴等に借りを返さねばならぬだけだ・・・救われたなどと思うな 小童」
その様子を見た芥子は忌々しそうに舌打ちする。
芥子「貴将め・・・駆逐しろと命じた筈だが・・・」
鯱「・・・それに功善との約束も守らねばならん」
鯱「互いのどちらかが倒れた時には・・・」
その時、黒い影が鯱の背後に忍び寄る。
V11「」ヒュッ
鯱「撃ッッ!!!!!」ボゴオ ゴキイ
鯱は振り返りざまにV11の頬を拳で強打する。その衝撃に耐えかねたV11の背骨は悲鳴を上げる。そしてV11は吹っ飛びながら絶命する。
鯱「互いの守ろうとした物を守る」
鯱「!」
すると、赫者を解いたタタラが鯱のもとへ歩み寄る。
タタラ「鯱・・・貴様は」
タタラ「・・・“王”の使いか?」
鯱「・・・ならばどうする?」
タタラ「共闘する」
鯱「吻ッ・・・好きにしろ」
リオ(“王”って・・・?それにさっきまで敵対してたタタラがこうもあっさり・・・)
タタラ「貴様は右をやれ 俺は左だ」
鯱「儂はアオギリを脱けた 指図はよせ」
タタラ「ハッ・・・頼むぞ」
鯱「・・・・・・ああ」
一瞬の静寂。次の瞬間、2体の喰種は動きだしていた。
V12「ご ぶおっ」
V13「ぶひょおぅ・・・」
V14「ぬがぁぁッ・・・!!」
リオは2体の喰種の闘いに釘付けになっていた。
リオ「凄い・・・」
V15「ッ!!」ブンッ
鯱「猪口才ッ!!!」ガシッ
鯱は刀状のクインケで突きを繰り出してきたV15の手首を掴む。
V15「ッあ・・・ああッ・・・!!!」メキメキ
その痛みに耐えかねたV15はクインケを放してしまう。
鯱「打ッッ!!!」ドゴオオン
鯱はもう一方の手でV15の腹に拳をめり込ませる。その衝撃に耐えられるはずもないV15は吐血し、その場に崩れ落ちた。
鯱「吻ッ・・・何と脆い」
鯱「――――――ぬがッ!?」ザシュッ
芥子「いくら貴様と言えど死角からの攻撃は避けられん」ニチ・・・
鯱は後方から芥子の刀状のクインケを刺されていた。それは貫通こそしていないものの、かなり深々と刺さっていた。
鯱「血ィッ!!」ブウンッ
鯱は回し蹴りを放つ。が、それはやすやすと芥子に身を屈めて避けられる。
芥子「もう一撃だァ・・・」
芥子「――――――ッ!?」バッ
??「」ブンッ
芥子は後方に跳びのき、急に乱入してきた者の攻撃から身を守った。
??「・・・鯱。赫包をやられている。赫子を使おうとするな」
鯱「吻ッ・・・こ奴等相手にそんな物など必要無い。儂の武を見くびるな――――――平子」
平子「・・・」
芥子「あ・・・の服・・・零番隊か・・・!?」
芥子「――――――ッ!!!!」バッ バキキキ
芥子は、突如飛んできた“雷のような攻撃”を避ける為、再び後方へ跳ぶ。そして、攻撃が飛んで来た方向に立っていた男を睨む。
芥子「何の真似だ・・・!!??」
芥子「貴将ッッ・・・・・・!!!!!」
有馬「・・・」
-
- 213 : 2017/04/15(土) 13:06:03 :
- 凄く面白いですッ!!!
期待ですッ!!!
-
- 214 : 2017/07/21(金) 21:39:02 :
- めっさ面白いです!最高です!
カネキくん!早く出てきて!
⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
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- 215 : 2023/07/16(日) 13:50:50 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
sex_shitai
toyama3190
oppai_jirou
catlinlove
sukebe_erotarou
errenlove
cherryboy
momoyamanaoki
16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
unko_chinchin
shoheikingdom
mikasatosex
unko
pantie_ero_sex
unko
http://www.ssnote.net/archives/90992
アカウントの譲渡について
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654
36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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