アニ「好きだったんだよ…」
-
- 1 : 2016/03/29(火) 10:38:08 :
- 麗らかな春の日差しの中、私は生まれ、自分の使命を背負った。それがどれだけ残酷な使命だと知らずに。
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ss初心者です。まだ細かい内容は決めていないので更新が遅くなるかもしれませんが、頑張って書こうと思っています!よろしくお願いします。
-
- 2 : 2016/03/29(火) 10:50:43 :
- 845年
私達にとって、最初の計画を実行した。避難所に行き、ようやく気付いた。私達はもう人間ではない…と。けど私達は、それでいい。目的の為なら、何にだってなれる。最低でもなんでもいい…ただ故郷にさえ帰れれば…それでいい…はずだった。
-
- 3 : 2016/03/29(火) 10:59:54 :
- 私達は訓練兵になった。格闘術しか取り柄がない私。そんな私に声をかけたのは…ライナー。エレンもいる。あんたが駆逐すべき巨人は目の前にいるよ。そんな事にも気付かずにさ… そんな呑気なあんたがムカつく。こっちはいつでも必死なのにさ…気楽なもんだよ。 1発蹴りを入れてやった。
-
- 4 : 2016/03/29(火) 11:05:55 :
- エレン「アニは本当すっげぇ強いんだぜ‼︎ミカサ
でも勝てないんじゃねぇのか?」
ミカサ「私が負ける訳ない。エレンは私だけ見
ていればいい。」
ミカサ「けど面白そう…お手合わせ願おう。」
アルミン「はぁ…」
-
- 5 : 2016/03/29(火) 11:10:10 :
- アルミン「アニ!突然ごめん…その…ちょっと
頼みがあるんだけど…」
アニ(⁉︎ばれた⁉︎いやまさか!そんな訳…)
アニ「なんだい?話なら外で聞くよ。」
アルミン「うん。ありがとう」
アニ「じゃあ…行こっか。」
-
- 6 : 2016/03/29(火) 11:23:43 :
- アニ「…で?私にどうしろっていうんだい?」
アルミン「僕と格闘術組んでください‼︎」
アニ「はあ⁉︎」
アルミン「ダメ…かな?」
アニ「ダメも何も…あんた弱いでしょ?だから
やだ。」
アルミン「だから強くなる為に…」
アニ「いや。面倒事なら他を当たってくれ。
話はそれだけかい?」
アルミン「ミカサが!アニと組みたいって。笑
ってたけど相当怒ってたよ。ダメじ
ゃないか。ミカサの許可なしにエレ
ンと組んだりしたら…」
アニ「…」
-
- 7 : 2016/03/29(火) 13:10:07 :
- アニ(コイツ…汚い…ゲスミンって呼ばれてる
意味が分かったよ…)
アニ「分かったよ。あんたと組む。けど…覚え
ておけ…」
アルミン「ありがとう!アニ!…思ってたけど
アニって優しいよね」
アニ「なッ‼︎」
アルミン「じゃあ行くね!」
アニ「あっ…行っちゃった…」
アニ(言えなかった…)
-
- 8 : 2016/03/29(火) 13:23:28 :
- アニ(まぁけど…私なんかが言う資格ないか)
アニ(今更人間の真似事して…)
アニはアルミンに伝えたかった言葉をぽつりと呟いた…
アニ「 ありがとう …」
アニ「なんて…ね…?」
アニ「いい加減出てきなって…あんなの本気になんて…してないさ…」
ライナー「…だといいがな」
アニ「ベルトルトには言わないでくれ。こんなでも…あいつと付き合ってるんでね…」
ライナー「…なら、もうアルミンとは関わるな」
アニ「!」
-
- 9 : 2016/03/29(火) 13:31:13 :
- アニ「…水汲み当番…だから…」
走り去ろうとするアニの手をライナーが掴む。
ライナー(お前は本当に…嘘をつくのが下手だな…)
アニ「なに…泣きそうな顔してんのさ…」
ライナー「…お前もだろ…」
アニ「大丈夫だから…殺せるからっ…」
ライナー「違う…そういう意味じゃ…」
アニ「じゃあなんなんだよ…‼︎」
アニ「もう…ほっといてくれ…」
-
- 10 : 2016/03/29(火) 13:39:58 :
- ライナー「アニ‼︎」
ライナー(違うんだ…俺はただ…アニの事が…)
ベルトルト「好きなだけなのに…でしょ?」
ライナー「ベ…ベルトルト…⁉︎」
ベルトルト「知ってたよ。君がアニの事が好きだって事くらい。」
ライナー「あ…その…すまなかった…」
ベルトルト「別に。もういいよ。」
ライナー「ベ、ベルトルト…!」
ベルトルト「だってアニからしたらライナーなんて論外でしょ?」
ベルトルト(君が悪いんだよ…?僕のアニを取ろうとするから…)
-
- 11 : 2016/03/29(火) 13:58:26 :
- 格闘術の訓練中
アルミン「アニ!組もう」
アニ「…その…ダメになったんだ…」
アルミン「?他の人と組むの?」
アニ「あ、あぁ…」
アルミン「誰と?」
アニ「…ライナー…とかベルトルト…」
アルミン「?2人で組んでるみたいだけど…」
アルミン「…ねぇ…僕とは…組みたくない…?」
アニ(‼︎そんな顔…反則だよ‼︎)
アニ「ほら、さっさとやるよ。手加減なんてしないから。」
アルミン「ありがとう!望むところだよ‼︎」
アニ「じゃあ…私があんたを襲うよ」
アニ(てゆーかッこのセリフ恥ずかしすぎる‼︎)
バキッ‼︎
アルミン「うわぁ⁉︎」
-
- 12 : 2016/03/29(火) 16:23:38 :
- アニ「あ。」
アニ「ご、ごめんアルミン‼︎怪我は…⁉︎」
アルミン「あはは…ちょっと痛いけど自分で頼
んだんだから自己責任だよ。気にしないで!」
アニ「っ…気にするよ…ごめん…」
アルミン「…だったらさ…その…これからも一緒に格闘術…組んでくれないかな?」
アニ「え…」
アニ(確かにアルミンと一緒に格闘術…組みたい。けど私達には使命がある。私の軽はずみな行動で計画がダメになるかもしれない。ベルトルトやライナー…3人で今まで頑張ってきた…)
アルミン「アニ…?」
-
- 13 : 2016/03/29(火) 16:38:50 :
- アニ(いや…違うでしょ…。アルミンのお爺ちゃんを殺したのは私みたいなもの…そんな事した私が人間みたいにしちゃダメだ。)
アニ「ごめん…それは…出来ない。」
アルミン「それは…僕の事が…嫌いだから?」
アニ「そんな訳ッ…ないじゃないか‼︎」
アルミン「へ…」
アニ「あっイヤっ嫌いじゃないけど…」
アルミン「じゃあ…好き…?」
アニ「ア、アルミン…その…ま、まだ好きとか…分からないよ…言われた訳じゃないんだから…」
アルミン「じゃあ…言ったら分かるの?」
アニ「え…?」
-
- 14 : 2016/03/29(火) 16:49:17 :
- アニ「アルミン…」
ベルトルト「アニ。何してるの?」
アニ「ベ、別に…」
アルミン「ベルトルト…?」
ベルトルト「皆には言ってなかったけど、僕はアニと付き合ってる。」
アニ「なんで…言うのさ…」
ベルトルト「事実じゃないか。皆、祝ってくれるよ。ね?アルミン。」
アルミン「え…う、うん…もちろんだよ!」
アニ「…」
-
- 15 : 2016/03/29(火) 17:44:16 :
- アニ「ベルトルト…なんで言ったの…」
ベルトルト「…アニが悪いんだよ…?アニは僕と付き合ってるのに…」
アニ「…私達は…兵士…?戦士…?」
ベルトルト「おかしくなった訳じゃないよ。僕はいつでも戦士だよ。」
アニ「じゃああの時はなんで…気でも狂ったの」
ベルトルト「はは…ひどいなぁアニは。ただ…アルミンと楽しそうにしてて嫉妬しただけ。」
アニ「…あんたさ…昔と変わったよね。…私は…昔のあんたが好きだった。」
ベルトルト「ははは…やっぱりアルミンに毒化されちゃったか…。ひどいよアニ…僕というものが居ながら…」
アニ「…やっぱりあんた…変わった。こんなクズみたいになって…恥ずかしいよ。」
-
- 16 : 2016/03/29(火) 17:56:58 :
- ベルトルト「クズ…?ふふっそれは僕じゃなくてアニでしょ。あんな事したのに…人間ぶって…恋までしてる。それも人間にさ。全く呆れるね。」
アニ「クズ…は私…?」
ベルトルト「そうだよ?これ以上期待させるの?アルミン…可哀想だなぁ…だって…殺人鬼に弄ばれて…さ。」
アニ「ぅ…あぁ…」
ベルトルト「アルミン…泣くだろうね。だからぁ〜アニは僕と付き合うしか選択肢は無いんだよ?…分かった?」
アニ「は…はい…」
ベルトルト「…泣かないでよアニ。僕が一生一緒にいてあげるから…ね。」
アニ「ぅあああ…‼︎」
-
- 17 : 2016/03/29(火) 18:45:04 :
- コニー「ベルトルト!お前アニと付き合ってるんだってな‼︎」
ベルトルト「うん。」
コニー「すげぇ〜」
サシャ「じゃあ今日はお祝いですね!」
ベルトルト「ちょっと恥ずかしいけど…ありがとう。」
アルミン「…ねぇ。ベルトルト…アニとはいつから付き合ってるの?」
ベルトルト「…いつからかなぁ?何年も前だよ。子供の頃から…」
アルミン「そんなに昔から…?」
アルミン(僕なんかが勝てるわけがない…)
ベルトルト「アニはね、昔はもっと笑ってたんだよ。そうそうあの時…いつだっけ?一緒にお泊りした時なんかはさぁ…」
アルミン「お…お泊まり…?」
ベルトルト「けど、昔も今も可愛さは変わらないよ〜だって僕の事を『好き』って『カッコイイ』って…」
アルミン(え…今も言ってるの…?ベルトルトの前と僕の前では全然違うんだ…。…もう聞いていられない…)
アルミン「そう…なんだ…。おめでたいね。応援してるよ!…じゃあ、そろそろ行くね…ばいばい…」
ベルトルト「うん…ばいばい…」
-
- 18 : 2016/03/29(火) 19:00:34 :
- アニ「ベルトルト…どういう事…?私はあんたに『好き』なんて言った事も無い。」
ベルトルト「…聞いてたの?」
アニ「…わざと聞こえるように言ったくせに。」
ベルトルト「…アニ…キスして。」
アニ「はあ!?」
ベルトルト「アニは僕の彼女。恋人同士はキスをする。そうだろう?」
アニ「…そ…それこそ…人間の真似事だ…」
ベルトルト「僕がしたいんだよ。…いいだろ?」
アニ「…ぅ…ぃやだぁ…だれかぁ…」
ベルトルト「早くしろよ。アニから。」
アニ「ううぅぅぅ…」
アニ(ベルトルトの口調が変わった…怒ってる時…怖い…怖い…)
ちゅっ
ベルトルト「もう…アニが遅いから僕からしちゃった…けどいいよね?恋人だもんね…」
アニ「ああぁぁぁ…」
-
- 19 : 2016/03/29(火) 19:22:05 :
- 104期一同「ベルトルト、アニ!おめでとう‼︎」
ベルトルト「ありがとう!」
アニ「…どうも。」
アルミン「隣…いいかい?」
アニ「!ど、どうぞ…」
アルミン・アニ「…」
アルミン「…その…おめでとう…」
アニ(あんたにだけは…言われたくなかったよ…)
アニ「…ありがと。」
アルミン「…2人で…話したいんだ…」
アニ「!じゃあ…外…行こっか…。」
アルミン「うん…」
-
- 20 : 2016/03/29(火) 21:16:35 :
- ベルトルト「どこ行くの?アニ」
アニ「ちょっと…アルミンと…
ベルトルト「僕より…アルミン?」
アニ「そっそんなわけ…ないじゃないか…」
ベルトルト「ほんとかなぁ〜?」
アニ「なっ何が言いたい⁉︎」
ベルトルト「キス…アニからして?してくれたら信じてあげる。」
アニ(え…だって…皆見てる…アルミンも…けど…)
ベルトルト ギロッ
アニ ビクッ
アルミン「…」
アニはキスをした。けど、僕にはベルトルトに何か脅されているのかと思った。…なんて。
ベルトルトにアニを取られたからって…こんなの当てつけだ。
アルミン「…お似合いだよ。2人共。」
アニ「…どうも」
アルミン(今、アニと僕の仲に間があいた。『どうも』なんて…アニにとってはどうでもいい人に返す言葉だから…。)
アニ(アルミン…失望した?こんな…情けない姿見せて…もう嫌だ…。)
-
- 21 : 2016/03/29(火) 21:35:25 :
- ざわざわ… ざわざわ…
アルミン「僕の事…好き?」
アニ「好きッ…」
アニ(あ。やっちゃった…)
アニ「今のは嘘で…‼︎」
アルミン ドキドキ…
アニ『ほんと…』ボソッ
アニ「ベルトルト…嘘に決まってるでしょ?まじにしないでよ。全く…乙女を分かってない…」
ベルトルト「はは…ごめん…」ギロッ
アルミン ビクッ
アニ「アルミン?」
-
- 22 : 2016/03/29(火) 22:10:57 :
- ベルトルト「どういうつもり?」
アルミン「…」
ベルトルト「アニは僕のカノジョなんだよ。分かる?なんならアニに言ってもらおうか?『私はベルトルトのもの』って…」
アルミン「やめろ‼︎」
ベルトルト「アルミンこわ〜い。キレてるの?あははっキレミン?キレミ〜ンあはははは」
アルミン「…いい加減にしろよ…アニを脅してまで自分のものにして…それでいいのか⁉︎」
ベルトルト「…脅されてる原因は、お前だよ。それでもそんなこと言える?」
アルミン「え…僕…のせい…?」
ベルトルト「自分からつっかかってきてざまぁないね。じゃあね〜キレミン。」
-
- 23 : 2016/03/29(火) 23:44:03 :
- アルミン「アニ、話があるんだ。
アニ「アルミン……私は…ベルトルトと付き合ってるから…」
アルミン「…脅されてるんだろう?」
アニ「アルミン…なんでそれを…」
アルミン「それも僕のせいで…」
アルミン「本当に…ごめん…」
アニ「あんたになら…教えてあげてもいいよ。脅されてる原因。」
-
- 24 : 2016/03/30(水) 09:52:02 :
- あの、もし良ければ
アドバイスや感想をお待ちしています!
読み辛かったりすると思いますが、読んでくださり、ありがとうございます!
アドバイス、お願いします!!
-
- 25 : 2016/03/30(水) 13:53:46 :
- アルミン「え…いいの…?」
アニ「あんたになら…いいよ」
アルミン「あ、アニ…」
全部話そう。そう決めたんだよ…!アルミンに…私の想いを全部伝えるって!!
アニ「アルミン!私あんたのことが…好きなんだよ!!」
アルミン「え…?だってアニはベルトルトと付き合って…」
アニ「脅されてるって…あんたが自分で言ったじゃないか。」
アルミン「け、けどベルトルトがアニが『好き』って『カッコイイ』って言うって…」
アニ「私はアイツにそんなこと言ったこともないね。」
アルミン「けどキス…」
アニ「無理矢理。」
アルミン「じゃあ…昔から付き合ってるっていうのは?」
アニ「そ、それは…」
アルミン「昔のことでも…アニはベルトルトが好きだったんだね…」
アニ「ちがっ…断れなかったんだ…よ…」
アルミン じわ…
アニ「あ…ご…ごめん…なさい…」
クリスタ「…」
-
- 26 : 2016/03/30(水) 14:03:46 :
- あの、もしもキャラクターの喋り方とかが違っていたら、教えて貰えると嬉しいです!
あと、クリスタやユミルなど女子も出したいと思っています!今更ですみません…。
あ、アドバイスや感想もお待ちしています!
もしもこの作品を読んでくださっている方がいるのなら、コメントお願いします!!
-
- 27 : 2016/03/31(木) 18:19:45 :
- アニ「アルミン…行っちゃった…」
アニ「アルミン…ごめん…」じわ…
クリスタ「あーにっ何してるの??」
アニ「クリスタ…?」
クリスタ「ごめーんっ聞こえちゃったぁ〜
実は私もアルミンが好きなの!」
アニ「え…」
クリスタ「だからぁ…アルミンを弄んだりしないでよ。」
アニ「そんなつもりは…!!」
クリスタ「…黙れ。ブス」
アニ「ぁ…」
クリスタ「アニがアルミンと関わらなければいいんだよ?それにアニにはベルトルトがいるもんね〜」ニコッ
アニ ぽろっ…
クリスタ「…どうしたのアニ!何かされたの!?」
アニ(怖い…ベルトルトも…クリスタも…)
-
- 28 : 2016/04/01(金) 16:21:36 :
- リカさん、おもしろいですよ!アドバイスとかは、ありませんがひき続き頑張ってください!
-
- 29 : 2016/04/03(日) 10:33:36 :
- 面白い!
ちょー期待です!
-
- 30 : 2016/04/03(日) 20:22:26 :
- コメントありがとうございます!
アニ(もうすぐ消灯時間…戻らなきゃ…)
アニ「あ…」
アルミン「!アニ!」
アニ「アルミン…!」
アルミン「女子寮に帰るの?送るね!」
アニ「あ…ありがと…」
アルミン「ううん!だってアニは女の子だもん!当たり前だよ」
アニ「な、何でそんな事言うのさっ…」
アニ(好きになっちゃうんだよ…もっと。)
アルミン「さ!行こっか」グイッ
アニ(手!?繋ぐの!?)
アルミン「アニ?」
アニ「なっ何でもない!行こっ!」
アルミン「うん!」
アニ(バレたらどうなるか…分かってるけど…今くらい…アルミンと…)
アニ「もっと…居たい…」
アルミン「ア…ニ…」
アニ「いっ今のは嘘で!」
アルミン「…よ…」
アニ「へ?」
アルミン「いいよ!僕もアニと…一緒に居たい!!」
-
- 31 : 2016/04/03(日) 20:31:19 :
- 読んでて先が心配になる…この話に引き込まれてしまってるらしい…期待!
-
- 32 : 2016/04/04(月) 07:56:36 :
- >>31 ありがとうございます!期待に応えられるよう、頑張ります。
-
- 33 : 2016/04/04(月) 11:20:17 :
- アニ「…倉庫?」
アルミン「うん。ここなら見つからないと思う。」
アニ「けど…さ…寒くない?」
アルミン「ちょっとはね」
アニ「だったら…上着なんて譲らなくていいよ」
アルミン「アニは女の子だから」ニコ
アニ「…そんなの…いい…関係ないでしょ…」
アニ(私は…女である以前に…戦士で…人も殺した。そんな私が人の温もりを感じちゃいけない…)
アニ「…あんたの…自分の身を削る…気遣い…とか…そういうの…嫌い…」
アルミン「え…」
アニ「…自分を…大事にして…よ…」
アルミン「アニだからだよ」
アニ「なに…言って…」
アルミン「アニの事が好きだから…してるんだよ…」
アルミン「他の人に…ここまでしない。」
そう言って私はアルミンに押し倒された。
アルミン「アニの気持ちを…知りたい…」
アニ「…ごめん…言えない…けど…あんたの事…」
アニ「嫌いじゃないよ」
そう言うとアルミンは少し頬を染めて、「ありがとう」と、呟いた。
そして、優しくキスをした。
そして、私はこう言った。
アニ「私は…あんたを裏切る。それでもいいの?」
アルミンは笑った。そしてもう1度キスをして、言った。
アルミン「いいよ」
-
- 34 : 2016/04/04(月) 23:31:24 :
- アニ「ありがと…アルミン」
アルミン「いいよ」
アニ「けど…今から言うことは全部嘘だから。」
アルミン「うん。何?」にこっ
アニ「大好き…愛してる。アルミンの全てが愛おしい…だから…付き合ってくれませんか?」
アルミン「!僕からも嘘。いいよ。付き合おう。僕も君を…アニを愛してる。」
アニ「…嬉しい…ね…キスしよ?」
アルミン「じゃあアニからして?」
アニ ちゅっ
アニ(ずっと続けばいいのに…この幸せな日々が…)
アニ「…アルミン…どうしてあんたは私が裏切るって分かってるのに一緒にいてくれるの?」
アルミン「…アニだから…かな。」
アニ(私は…アルミンの事が好きになってしまった。けど私は戦士…)
アニ「風に当たってくる…1人にして。」
アニの瞳はうるうると輝いていた。泣くのを必死に堪えているように見えた。
そしてアニは涙を1粒落とした。それと同時にアルミンはアニの手を引いた。
アルミン「裏切るって…何?」
アニ「…」
そういうアルミンの目も赤かった。
-
- 35 : 2016/04/05(火) 09:56:40 :
- アルミン「言って」
アニ「…無理だよ」
アルミン「何で!」
アニ「私…だって…言いたい…幸せになりたいよ…」
アニ「アルミン…あのね…私には使命がある…けど…絶対に使命は果たさなければならない…他の人を不幸にさせてまで。それにはもちろんアルミンも入る。」
アルミン「…分かってるんだ。アニの…正体。」
アニ「!?」
アルミン「巨人…だろう?」
アニ「何で知って…」
アルミン「話していたのを…聞いた。」
アニ「…ごめん…あんたのお爺ちゃん…」
アルミン「許さないよ。多分一生。この事も言うよ。調査兵団に。」
アニ「…今更…許せとは言わない…罪滅ぼしでもない…けど…」
アニ「ごめんなさい…」ぽろぽろ
アルミン「…もう無理だよ…」
-
- 36 : 2016/04/05(火) 13:22:13 :
- 期待(泣)
-
- 37 : 2016/04/05(火) 23:20:21 :
- >>36ありがとうございます。泣ける展開になってきましたね…
アルミン「もう…無理だ…」
アルミン「本当は…憎むべきって分かってても…僕はアニの事が…」
アニ「…」
アルミン「好きなんだよ…?」
アニ「…え?」
アルミン「あんな事したのはアニだって分かっててもさ…自分に…噓はつけないみたい。」
アルミン「けど…人を殺すのは絶対にやってはいけないことだと思う。けどアニは…やらされていたんだろ?」
アニ「うん…」
アルミン「アニは悪くない。」
アニ「…あ…ありがと…う…」
ずっと言われたかった。悪いって分かってても悪くないって言われたかった。けどそんなこと望んじゃいけないって思ってた。だって私は殺人鬼で人間じゃないから。けどそんな私を受け入れてくれる人もいるんじゃないかって、期待してた。人間の真似事をしてまで…
アニ「私達はまた…壁を壊すよ。だからあんたを裏切ることになるし、私はまた人を殺す。」
アルミン「それでもいい!アニと一緒にいたいよ!」
アニ「あんたはちょっと他人行儀なんだよ…」
アニ「そんな奴にわかったような口聞かれても、鬱陶しいだけだけだよ。」
アルミン「え…」
アニ「…消えて。私の前から。2度と私にその顔を見せないで。」
-
- 38 : 2016/04/06(水) 08:33:33 :
- アニ「あんたは早く寮に帰りな。私は1人でいたいから後で戻る。」
アルミン「1人で…なんて危険だよ。」
アニ「…うるさい!帰ってよ!!」
アルミン「…アニ。君は何を隠しているんだ?」
アニ「!!…う…るさい…あんたに何が分かるの!」
アルミン「…分からない。アニの気持ちは。」
アニ「…」
アルミン「けど…アニの事は誰よりも分かっているつもりだよ?」
アニ「アルミン…」
アニ「ありがと…」
クリスタ「何してるのぉ?」
-
- 39 : 2016/04/06(水) 16:44:17 :
- ?!
-
- 40 : 2016/04/06(水) 18:45:52 :
- 進撃ばか さんへ
2回目のコメントありがとうございます!
アニには幸せになってほしいですね。
あと、申し訳ないのですが、8日から更新が遅
くなるかもしれません。中学校の入学式がある
ので…
進撃ばか さんはSSを書いているんですか?
書いているのなら、ぜひ教えてください!
-
- 41 : 2016/04/07(木) 01:18:03 :
- クリスタ「もう消灯時間になるよ?」
アニ「…」
クリスタ「アニぃ〜戻ろ?」ニコッ
アニ「…後で。」
クリスタ「ユミルに言うよ?」ボソッ
アニ「!…じゃあ…ね…アルミン」
アルミン「ユミルにはどうとでも言ってくれ。悪いのは、僕だから!」
クリスタ(あ…アルミン…そんなぁ…嘘でしょ…?私よりも…あいつを…選ぶなんて…)
クリスタ(アニ…お前を…殺す…絶対に…)
クリスタ「ベルトルトぉー出てきていいよぉ〜」
アニ「!?」
クリスタ「今日はぁ私が逃がしてあげる!けど〜2人とも寮に戻ってね!」
アニ「戻ろう…しょうがないよ…」
アルミン「じゃあ日を改めて…」
クリスタ「その時は私も協力する!日にち…教えてね…」
アルミン「うん。ありがとう」
アニ「…」
-
- 42 : 2016/04/07(木) 17:22:33 :
- 入学式早いけどおめでとうございます♪
わたしも4月7日から中学生なんです!
一緒ですね!
ssはいつかかこうとおもいます
まだかいてません
-
- 43 : 2016/04/07(木) 17:23:10 :
- 少し勉強したらかきますね!
-
- 44 : 2016/04/07(木) 17:23:51 :
- わたしも頑張りますのでりかさんもがんばってください!
-
- 45 : 2016/04/07(木) 20:12:08 :
- 進撃ばかさん
入学おめでとうございます!明日から中学生だと思うとドキドキしますね!
中学生になると、色々環境が変わると思いますが、頑張ってくださいね。
あと進撃ばかさんのSS楽しみにしてますね!
-
- 46 : 2016/04/07(木) 20:18:33 :
- 期待
-
- 47 : 2016/04/07(木) 21:23:34 :
- >>46ありがとうございます!
クリスタ「じゃあ帰ろっか!」
アルミン「送ろうか?」
誰にでも…言ってるし…私だけが特別じゃないって…知ってたのに…なんでこんなに…
苦しいの…
アニ「先…帰るから…」ダッ
いつでも逃げるだけで…自分の事ばっかり。もうこんな自分嫌なのに…
アニ「強くなんか…なれないよ…ッ」
-
- 48 : 2016/04/09(土) 18:48:12 :
- すいませんリカさん!
全然話が違うんですがSSってどうやって作れるんですか?教えてください!
-
- 49 : 2016/04/09(土) 21:33:08 :
- 進撃ばかさん
SSを作るにはまず1番上にある鉛筆みたいなマークを押してください!
あとは タイトルと登場人物を入力して、名前・トリップと編集パスワードを自分で考えて入力してください。他の人には教えないでくださいね! あとはカテゴリを選択して、認証すれば書けます!
説明が分かりづらかったらすみません。
けど鉛筆のマークを押したら説明がなくても分かると思うので…
分からないことがあれば、ぜひ聞いてください!進撃ばかさんのSS、楽しみにしてるので!
-
- 50 : 2016/04/10(日) 12:23:23 :
- ありがとうございます泣
リカさんのSSたのしみにしてますね!
-
- 51 : 2016/04/11(月) 22:06:31 :
- >>50ありがとうございます!
アルミン「あっ…」
クリスタ「アルミン。」
アルミン ビクッ
クリスタ「送って…くれるんだよね?」ニコ
アルミン「ッ…」
クリスタ「アルミン…」
クリスタ「ねえ、私を選んで…」
アルミン…私を選んで…お願いだから…
私はまた…捨てられるの?
アルミン…ねぇアルミン…
クリスタ「アルミンが悪いんだよ…」
アルミン「…」
私に初めて温もりをくれたから…
捨てられた私に…
笑顔なんて…くれたからぁ…
クリスタ「アルミぃん…私は…1人になっちゃうのぉ…?」
アルミンにその気はないって分かってても…
ただ嬉しかった…
何も知らずに私に笑いかけてくれたから…
クリスタ「好き…に、なったんだよぉッ…」
ごめんなさい…私なんかがアルミンに相応しくないって、分かってるのに…譲れない…
何があっても…
何が…あっても…だよ?
-
- 52 : 2016/04/12(火) 15:23:10 :
- クリスタ・・・・・泣
期待♪
-
- 53 : 2016/04/12(火) 23:19:59 :
- アニ(…)チラッ
アニ(追ってなんて…来ない…か)
アニ(まあしょうがないか…私は巨人だし、私とクリスタだったらクリスタを選ぶのは当たり前でー…)
言い訳でしょ…私が逃げたんじゃん…
クリスタが怖くて…アルミンの近くにいることが怖くなった…
アニ「…」
ベルトルト…私はやっぱりあんたとちゃんと話し合わないといけないと思うんだよ…
クリスタ「アルミンは…私の事…嫌い?」
アルミン「嫌いなわけないよ!」
クリスタ「じゃあいいでしょ…アルミンも私のこと好きなんでしょぉ…」ポロポロ
アルミン「…!!」
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- 54 : 2016/04/12(火) 23:20:59 :
- 進撃ばかさんありがとうございます!
タメ口でいいですか?
-
- 55 : 2016/04/15(金) 18:21:24 :
- いいですよ〜♪
期待です♪
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- 56 : 2016/04/15(金) 23:07:11 :
- 更新遅くなってすみません!
>>55 ありがとう!
アルミン「ごめんね?クリスタ」
クリスタ「あ…行っちゃうの…?」
クリスタ「なんで…なんでなのぉ…
私が駄目なの?いつもいつも…これも運命なのかなぁ…っ」ポロッ
アルミン「君が努力してないからだろ…?アニと君は…全然違うよ。一緒にしないで。」ギロッ
クリスタ「…けど…そうじゃないっ!私は今まで一回も愛されたことがない!!
生まれてきたことさえも悪いように思われてた…!!」
アルミン「…」
クリスタ「私のせいで…お母さんが殺された…
それなのに私は生きてる…憎まれ続けながら…」ポロポロ
クリスタ「…死にたい。人の役に立って死にたい。憎まれたく…ない…」
アルミン「誰も君を憎んでないよ。むしろ愛されてるぐらいじゃないか。」
クリスタ「けどそれは…私の正体を知らないからじゃない…」
アルミン「大丈夫。」
クリスタ「ッ!!」ギュッ
アルミン「本当の君を知っても僕は…憎んでもいないし、嫌ってもいないよ。」
あ…るみん…抱きしめないで…もっと…好きになっちゃうよ…もっと………
アニ「ベルトルトはいるかい?…エレン。」
エレン「なあ…アニ…話がある…」
アニ「私はないよ。さっさとベルトルトを…」
エレン「アニ!!」
アニ「」ビクッ
-
- 57 : 2016/04/15(金) 23:12:01 :
- エレン「…怒鳴っちまってごめん…」
アニ「…別に…」
そんな事言っててもやっぱりちょっと怯えてるか?アニも女子なんだな…
アニ「ベルトルトを呼んで。」
エレン「だから話があるって!」
アニ「私はない!…急いでるんだ。これ以上しつこくしたら…蹴るよ」
-
- 58 : 2016/04/16(土) 21:49:14 :
- アニ「ッ!?」ガシッ
するとエレンが私の足を掴んだ。両足とも。
エレンを見た。私を睨んでいる。
コイツに勝てるわけない…
その目つきに恐怖を感じた。
アニ「…話はなんだい?さっさと言ってよ。」
けれどエレンは足を離さない。
アニ「足…離して。」
エレンは私を睨む。
私はあんたを見下しながら睨む。
エレン「お前…逃げる気だろ。」
アニ「そんな訳ないさ…か弱い乙女がどうやって逃げるって言うんだい?」
エレン「そうだな…」
と言ってエレンはうつむいた。
今だ!!
エレンの頭目掛けて拳を振るう。
…が、
エレン「話がある。」パシッ
アニ(嘘…コイツこんなに強くなって…)
アニ「…はぁ…分かったよ。話を聞けばいいんでしょ。」
-
- 59 : 2016/04/17(日) 23:07:25 :
- するとエレンは私の足を離した。
アニ「…逃げるよ。」
エレン「逃げねぇだろ。アニは。」
…なんで…そう思うんだ…
アニ「私のこと…信じてるの…?」
エレン「信じてるよ。アニは逃げねぇって。」
…馬鹿。間抜け…
私は…
巨人なんだってばぁ…ッ
信じないでよ…
裏切れないじゃん…
あんたを…あんた達を…
殺せなくなるんだよ…
アニ「…あんたみたいな馬鹿…嫌いだ。」
ただただ自由で…
私も…
あんたみたいに…
自由に…なりたい…
アルミンと…
一緒に居たい…
エレン「アニ?」
アニ「…何…」
エレン「…今…アルミンのこと考えてたのか?」
アニ「そんな訳っ…」
自分に正直になってもいいんじゃないか?
ちょっとくらい。
エレンだし…
………
ちょっとなら…いいよね…
アニ「…そうさ…私はアルミンが好きだ。」
叶うはずもないって知ってるさ。
それくらいのことはわかってるつもりさ。
エレン「付き合ってるのか?」
アニ「…付き合いたいと…思ってるよ。」
この時私はまだ気づかなかったのだ。
これから この気持ちに歯止めが利かなくなることを…
そして…
自分が身の程知らずだったということを…
-
- 60 : 2016/04/20(水) 19:39:52 :
- ・・・・・・・・・
ふぉぉおおおおおお!!!!
-
- 61 : 2016/04/25(月) 20:13:42 :
- おやすみですか?
-
- 62 : 2016/04/29(金) 16:23:30 :
- >>61
すみませんm(__)m 実は学校の行事があって…
けど今日終わったんで書きます!!
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- 63 : 2016/04/29(金) 16:36:21 :
- エレン「付き合いたい…か…」
アニ「…」
アニ(言うべきじゃ…なかった…)
エレン「アニ。」
アニ(もし皆にばらされて、ベルトルトやクリスタに知られたらッ…)
エレン「…頑張れよ。」
アニ「…え…?」
エレン「…俺、もう行くから…」フラ…
アニ「皆に言わないの…?」
エレン「…言うわけねぇだろ…。」
アニ「…ありがとう。エレン、感謝するよ…!」
エレン「…」ツカツカッ
アニ「…え…?」ビクッ
エレン「アニ…」
アニ「え、エレン…?」
エレン ギュッ
アニ「…」ボーゼン
エレン「アニっ…」ギュゥゥ
-
- 64 : 2016/05/05(木) 19:06:43 :
- ?!
私エレアニ嫌いだったけど
なんか、こう・・・
ちょっといいかも・・・
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- 65 : 2016/05/16(月) 00:04:42 :
- >>64
ありがとう!エレアニ私は好きよー!
しばらくSSかけません…すみません…
来月には書けると思います!
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