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六つ子で肝試し [おそ松さん]
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- 1 : 2016/03/12(土) 10:41:10 :
- カタツムリ更新
作者はおそ松さん知ったのが遅かったから公式と設定違うかも。だからキャラ崩壊あるぞ
ほとんどギャグ
脅かしがありきたり
ok?
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- 2 : 2016/03/12(土) 10:58:10 :
- とりあえず六つ子のホラー耐性
おそ松 あんまビビらない
カラ松 雰囲気は苦手。何故か脅かしは大丈夫
チョロ松 ビビり。雰囲気はギリギリセーフだけど脅かしとか追いかけられるのは無理
一松 ビビり。脅かしはビックリして声出ない。追いかけられる時の逃げ足の速さは異常
十四松 そもそもホラーが何か分かってない。お化けとかでてもバット振り回して追いかける。満面の笑みで。
トド松 六つ子で一番ビビり。脅かしはもう変な声出る。追いかけられたら…察して下さい
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- 3 : 2016/03/12(土) 11:31:48 :
- あ、書き忘れてた。カラ松がイタくないです
おそ松「夏だな~」
カラ松「ああ、夏だな」
チョロ松「今日は…8月4日か」
一松「…暑い」
十四松「あっちぃ!やきうしよ!」ドタバタ
トド松「ちょ、十四松兄さん暴れないで!」
おそ松「なんか面白い事ねーかなー」
チョロ松「パチンコにでも行ってろ」
おそ松「えぇ~ちょっとは構ってくれよ~」
一松「1つの部屋に成人男性が六人…そして扇風機が1台」
十四松「かき氷食べたい!」
トド松「夏と言えばかき氷だもんね」
カラ松「なんだか腹減って来たな」
おそ松「お?買いに行く?」
チョロ松「まあ…ここに居てもただ暑いだけだもんね」
十四松「ほら!一松兄さんも!」
一松「ちょっ…分かったよ」
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- 4 : 2016/03/12(土) 12:17:36 :
- アリガトウゴザイマシター
おそ松「んーやっぱりイチゴ味最高!」
トド松「ホント、イチゴだよねー」
カラ松「いや、そこはブルーハワイだろう」
チョロ松「メロンでしょ」
十四松「俺パイン!一松兄さんは?」
一松「…グレープ」
イヤミ「ちょーっとストップザンスよー!」
六つ子「うわ、イヤミだ」
イヤミ「今日はユー達にオイシイ話があるザンス」
おそ松「おー、なになに」
イヤミ「ユー達、ちょっとは涼しくなりたいザンショ?」
チョロ松「まあ、そりゃあね」
イヤミ「今日の夜、柳森で肝試しをするザンス!参加すれば1人10万貰えるザンス」
一松「怪しすぎ」
十四松「肝試し!?やるやる!」
ビビり組「え」
おそ松「面白そうじゃん。イヤミ、乗った」
イヤミ「流石六つ子ちゃん達ザンス!今日の夜9時に柳森の入り口に集合するザンス」
チョロ松「ま、待っt「詳しい説明はそこでするザンス!バーイ!」
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- 5 : 2016/03/12(土) 12:43:21 :
- カラ松「肝試しか、面白そうだな」
おそ松「だろ~?」
チョロ松「いやふざけんな!」
トド松「柳森ってあれでしょ!?よく怪談の舞台になるやつ!」
十四松「俺聞いたことある!真ん中に錆びれた神社があるってヒジリサワ↓ショウノスケ↑が言ってたー!」
一松「それアウト…」
おそ松「まあ10万貰えるんだし…な?」
サイバー松「な?じゃないよ!/じゃねえよ!」
カラ松「まあ気楽に待っていようぜ」
ビビり組「この野郎…!」
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- 6 : 2016/03/12(土) 12:59:35 :
- PM8:45
トド松「ねえ…ホントに行くの?」
おそ松「は?今更降りるつもり?させないよ?」
チョロ松「いや怪しすぎるだろ!参加するだけて10万貰える肝試し!?聞いたことない!」
カラ松「イヤミの事だから大丈夫だろう」
十四松「そーだよ!それに涼しくなれるんだよ?」
サイバー松「はあ…」(十四松(兄さん)に言われるとなぁ…)
おそ松「よし、そろそろ行こうぜ!」
十四松「れっつごー!」
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- 7 : 2016/03/12(土) 13:00:49 :
- ミスった
× 参加するだけて
○ 参加するだけで
です。
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- 8 : 2016/03/12(土) 13:29:34 :
- イヤミ「それじゃ、これから肝試しをやるザンス!」
イヤミ「ルールはこんな感じザンスよ」
柳森の入り口から出発
道中にあるお地蔵様に供えてある菊の花を取って森の中心にある神社にお供えする
お供えをしたら神社の近くに藁人形が打ち込まれてる木があるのでその木に刻まれている矢印の方向から森を出る
まあ途中で色んな仕掛けがあるんで頑張ってね(笑)
イヤミ「今回はくじ引きで2人ペアを組んでもらうザンス」
結果
おそ松・チョロ松ペア
カラ松・一松ペア
十四松・トド松ペア
チョロ松「うああぁぁ…」(ビビりって馬鹿にされる…)
おそ松「頑張ろうぜー、チョロ松w」(面白くなるぞw)
一松「よりによってクソ松と…」(また素直になれない…)
カラ松「えっ」(一松怖がりだが大丈夫か…)
十四松「トッティと一緒だー!」(肝試し!肝試し!)
トド松「良かった、十四松兄さんで」(ちょっとは怖いの何とかなりそう)
イヤミ「順番は速度、色、末で行くザンス!」
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- 9 : 2016/03/12(土) 16:47:33 :
- イヤミ「これを持っていくザンス」スッ
おそ松「おー、懐中電灯か」
チョロ松「…僕の分は?」
イヤミ「無いザンス。1組のペアに1つだけザンスよ」
チョロ松「はあ!?絶対おそ松兄さん自分の足元しか照らさないでしょ!」
イヤミ「二人で協力するザンス」
おそ松「だってよーw」
チョロ松「もういいや…」
イヤミ「スタートザンス!」
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- 11 : 2016/03/12(土) 17:17:30 :
- ー入り口付近ー(入った後)
チョロ松「もう雰囲気が…」ビクビク
おそ松「何、ビビってんの?」
チョロ松「ビビる訳無いだろ!」
おそ松「おー、そうかそうか」カチ
チョロ松「あ、お、おそ松兄さん懐中電灯消さないで!」
おそ松「やっぱりビビってるじゃんw」カチ
チョロ松「う…」
ー茂みの中ー
トト子「どっちの足でも良いんだよね?」コソコソ
イヤミ「そうザンス、透明人間になれる薬が切れる前に早くやるザンス」コソコソ
トト子「分かった…」コソコソ
トト子「…」ソロリ 茂みから出る
トト子 (本当に気づいてない…) スタスタ
トト子 (えい!)グイ
チョロ松「わああぁぁ!?」コテ
トト子 (退散!) スタタタタ
おそ松「うお、チョロ松何してんの」
チョロ松「足!足引っ張られた!」ワナワナ
おそ松「は?なんもいなかったじゃん」キョロキョロ
チョロ松「でもっ…!」
おそ松「はいはい、分かったから立てよ」つ
チョロ松「…うん」グイ
-
- 12 : 2016/03/12(土) 17:42:33 :
- ー???ー
デカパン「イマイチダス…アレをするダス」
ーお地蔵様前ー
チョロ松「これ…だよね?」
おそ松「そうっぽいな」カガミ
おそ松「お、あったぞ。菊の花」ヒョイ
チョロ松「ホントだ、良かっ―――」グイ
おそ松「…ん?チョロ松?」クル
チョロ松「はっ……首…しまっ…」
なんとチョロ松は小さな女の子に首を絞められていた!
おそ松「はぁ!?おい!放せこのっ…!」ドカ
幼j…女の子「っ…」ドサ
-
- 13 : 2016/03/12(土) 18:37:49 :
- おそ松「チョロ松!大丈夫か!?」
チョロ松「けほっ…兄さ、後ろ…!」
おそ松「っ!」クル
女の子はおそ松に飛びかかった!
おそ松「がっ!?」
女の子はおそ松の首を絞めた!
おそ松「ぐっ…」(こいつ…手の力が異常じゃないか!?)
女の子「返せ、返せ!花を返せ!返せええぇぇ!」グググググ
チョロ松「うぁ…」ガクガク
チョロ松「…助けなきゃ…!」グッ
チョロ松「このっ…!」ボカ
女の子「返っ…!」ドサ
チョロ松「おそ松兄さん!逃げよう!」グイ
おそ松「分かってる…!」ダッ
おそ松「…!」(追ってくるか?) クル
おそ松「…ぁれ?」(いない…?) クラ
チョロ松「兄さん!」
おそ松「わりぃ、まだちょっと苦しい」
チョロ松「う、うん。追って来ないみたいだし、休んでて」
おそ松「おぅ」メヲツムル
チョロ松「…何なんだよ」
チョロ松「これが肝試し?危うく死ぬところだったじゃないか…!」
チョロ松「…あ、菊の花…」チラ
おそ松「…」つ菊の花
チョロ松「良かった…おそ松兄さん、無駄にこういうところはしっかりしてるなあ」
ー???ー
デカパン「ホエ、これなら大丈夫ダスな」
おそ松「ん…」パチ
チョロ松「あ、おそ松兄さん起きた」
おそ松「おう、んじゃ行くぞ」
チョロ松「さっきの、なんだったんだろう?」
おそ松「さあな。でもまあ、」
おそ松「チョロ松が無事で良かったよ」チョウナンスマイル
チョロ松「!」
チョロ松「…僕も、おそ松兄さんが無事で良かった」
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- 14 : 2016/03/13(日) 21:14:22 :
- ーお地蔵様と神社の中間ー
おそ松「あー、ビール飲みてえ」ノビー
チョロ松「さっき死にかけたっていうのに…」アキレ
おそ松「お前めっちゃ怯えてたよなw」ケラケラ
チョロ松「おそ松兄さんだって焦ってたじゃないか」ムス
おそ松「そりゃあ、弟が死ぬのは誰だってやだろ」
チョロ松「ああ、これでも長男なんだよなぁ…」ハア
おそ松「懐中電灯消すぞ」
チョロ松「ごめんなさい!」
おそ松「ったく、これだからビビりは」
チョロ松「関係ないよね!?」
おそ松「お前いつもトド松のトイレに付き合ってるのになんで怖いのダメなんだよ」
チョロ松「だっていつもは家だし、出てもだれか起こせば問題ないでしょ」
おそ松「俺達を巻き込むなよ」
チョロ松「僕達じゃ立ち向かえないだろ」
おそ松「それもそうだなw」ケラケラ
チョロ松「もうやだ…」
-
- 15 : 2016/03/13(日) 21:28:08 :
- 期待です
-
- 16 : 2016/03/13(日) 21:40:51 :
- >>15 よっしゃー!期待ありがとうございます!
ー神社ー
チョロ松「ここが柳神社か…」
おそ松「うはー、ボロボロだ」
チョロ松「早く供えて帰ろうよ…」
おそ松「分かったよ。ほいっと」
チョロ松「あとは藁人形の木を探すだけ…」
おそ松「…おい、あそこに誰かいるぞ」
チョロ松「えっ」クル
そこには中学生くらいの女の子が立っていた
チョロ松「あれ…」(あの子、さっきの子とちょっと似てる…?それに何か持ってる)
おそ松「おー、あれも脅かしか?」
チョロ松「あ…!おそ松兄さん逃げよう!あの子、藁人形を持ってる!」グイ
女の子「逃がさない…」
速度松「ぐっ…」ドサ
二人は結界に弾き飛ばされてしまった
おそ松「おい…これじゃ出られねえじゃねえか!」キッ
女の子「当たり前よ、だって出す訳にはいかないもの」
チョロ松「なんで…なんで僕達を出しちゃいけないんだよ!」
女の子「さっき、私の妹の花を奪ったじゃない」
おそ松「だってそうしろって…」
女の子「問答無用。あの子にとって大切だった花を奪ったのだから、その罪は償って貰うわ」クル
女の子は傍にあった木に向かって振り返り、藁人形の膝の部分に釘を打った
チョロ松「いっ…!?」ガク
おそ松「チョロ松!?」
女の子「この藁人形は彼そのもの。だから―」
女の子は藁人形の首を絞めた
チョロ松「ぐっ…!?かはっ…」
おそ松「チョロ松!大丈夫か!?」
チョロ松「はっ…」フルフル
おそ松「クッソ…どうすれば償えるんだ!?」
女の子「私に触れてみなさい」
チョロ松「おそ松兄さ…」←半分意識飛んでる
おそ松「っ…やるっきゃねえ!」ダッ
-
- 17 : 2016/03/13(日) 23:10:03 :
- おそ松「…なんで…!」
おそ松「走ってるのに、全然近づけない…」
女の子「…あなたは弟の事を理解しているの?」
おそ松「…は?」
女の子「今、苦しんでいるあなたの弟、「チョロ松」を理解している?」
おそ松「…俺は長男だ、弟の事を理解してるのは当然だ!」
女の子「そう…」
女の子「なら、彼のあなたに対しての気持ちに気づいてる?」
おそ松「怒ってるんじゃねえか?俺は、構ってちゃんだからな…」
女の子「…違うよ」
おそ松「え」
女の子「彼は寂しかった。幼い頃の相棒がパチンコや競馬に行くようになって、一緒に居たい時にばかりいなくなる」
女の子「だから、自分に欠点を作った。アイドルに溺れた自分を演じた」
女の子「そしてその欠点を、あなたに補って欲しかった」
女の子「あなたと一緒にいたかった」
おそ松「…」
女の子「でも、あなたは彼の気持ちに気づかなかった。彼も、こんな遠回しじゃ気づいてくれないと分かってた」
女の子「次第に、あなたとどう接すれば良いのか分からなくなった」
女の子「だから、あなたに対して冷たくなってしまった」
女の子「…これで分かった?」
おそ松「…ああ、分かったよ。俺は長男だ」
おそ松「兄ちゃんなら、ちゃんと弟と寄り添っていかなきゃな」
女の子「…」
女の子は小さく頷いた
女の子「…さあ、私に触れてみなさい」
おそ松「…おう!」ダッ
おそ松は女の子に触れた
女の子「…あなた達の罪は償われました。妹はあなた達を許しました」パッ
女の子は藁人形から手を放した
おそ松「じゃあ…ここから出れるんだな?」
女の子「ええ、もう来ないでね」フッ
女の子は消えてしまった
おそ松「…チョロ松!」クル
チョロ松「は…けほっ…」←意識飛んでる
おそ松「チョロ松…!頼むから早く起きろ!」ユサユサ
チョロ松「う…ん…」パチ
おそ松「チョロ松!」
チョロ松「おそ松、兄さん?」ポケー
おそ松「っ…」ギュッ
おそ松はチョロ松を抱きしめた
チョロ松「兄さん…?」
おそ松「良かった…チョロ松が死んだら、兄ちゃんどうしようかと…」
チョロ松「…」
チョロ松「…おそ松兄さん」
チョロ松「僕は、兄さんを置いてきぼりになんてしないよ」ニコ
おそ松「チョロ松…」
おそ松「…そうだな、チョロ松はそんなことしないよな」
チョロ松「当たり前でしょ。…ほら、早く行こうよ」スクッ
おそ松「分かってるよ」スクッ
そうだよ。俺達は兄弟。
1人じゃなんにも出来ねぇんだ
でも、みんながいれば何でも出来るんだ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
はい、作者です。冒頭でギャグって書いたのに完ッ全に感動系になっちゃいました。まあ本家がああならここで感動ぶっこんでも良いよね。…ん?待てよ、今のって感動するのか?
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- 18 : 2016/03/14(月) 16:26:19 :
- チョロ松「あの子がいた木…あ、矢印がある」
→
おそ松「右か?」クル
チョロ松「何かある?」
おそ松「…んー、見えづらいけど確かに道があるな」
チョロ松「じゃあ、そっちに行こう」
ー10分後ー
おそ松「出れたー!」
チョロ松「なんにもない真っ直ぐな道だったね」
カーンカーン
おそ松「ん?」
ハタ坊「おめでとうダジョー」
チョロ松「ハタ坊?」
ハタ坊「参加賞の10万円ダジョー」
チョロ松「あ、本当に貰えるんだ…ありがとう、ハタ坊」
おそ松「よっしゃー!10万GET!」
チョロ松「おそ松兄さんうるさい」
ハタ坊「みんなが来るまであそこで待ってるジョー」
チョロ松「うわ、椅子と机だ…随分と丁寧だなぁ」
おそ松「しりとりでもして待ってようぜー」ガタッ
チョロ松「…分かったよ」ガタッ
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- 19 : 2016/03/14(月) 20:22:47 :
- ー入り口前ー
カーンカーン
イヤミ「速度組がクリアしたザンスよ」
カラ松「次は俺達だな」
一松「…チッ」
トド松「うーん…」(あの二人大丈夫かな…)
十四松「トッティどしたの?」
トド松「ううん、なんでも無いよ十四松兄さん」
イヤミ「スタートザンス!」
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- 20 : 2016/03/14(月) 20:24:46 :
- 仕掛けとか基本的に一緒です。でも末組は変えます
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- 21 : 2016/03/14(月) 20:33:46 :
- ー入り口付近ー 懐中電灯はカラ松が所持
カラ松「思ったより暗いな…一松、足元に気を付けてな」
一松「…分かってるよ」フイッ
ー茂みの中ー
トト子 (怖がりな人の方が反応が面白いね)
トト子 (今回は…一松君かな?)
トト子 (それ!) グイ
一松「っ!??!?」ガク
カラ松「一松!?」
一松「…足、ひっぱられた」ドキドキ
カラ松「周りには誰もいないが…」キョロキョロ
一松「…でもっ」
カラ松「…分かっているさ、ほら」つ
一松「っ…」
一松「…いい。1人で立てる」スクッ
カラ松「…そうか」
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- 22 : 2016/03/15(火) 18:29:34 :
- ーお地蔵様ー
カラ松「…これか」カガミ
一松「…菊の花は」
カラ松「ああ、そうだったな」ヒョイ
一松「…っ!?」グイ
カラ松「ん?どうした一松」クル
一松はチョロ松同様に首を絞められていた
一松「ぐ…このやろ…!」ジタバタ (マウント…これじゃ逃げられない…)
カラ松「一松!」
カラ松「やめろ!死んでしまうだろう!?」
女の子「………」グググググ
一松「ぎ…」
カラ松「くっ…」ドカ
女の子「っ…」ドサ
カラ松「一松、大丈夫か!息はできるか!?」
女の子「こいつじゃない…」(小声) ムク
一松「…!後ろ…」
カラ松「!」クル
女の子「お前だ!」ガッ
女の子はカラ松に飛びかかった
カラ松「しまっ…!」ドサ
女の子「返せ、返せ、返せ!花を返せ!」グググググ
カラ松「ぐ…はっ……」(マウントをとられた…抜け出せないか…)
一松「っ…」(助けなきゃ…)
一松「…ふん!」渾身の体当たり
女の子「返――」ドサ
一松「んっ…起きろクソ松…!」グイ
カラ松「っ…すまない」スクッ
一松「…早く逃げるよ」ダッ
カラ松「ああ…」ダッ (花を返せ…?)
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- 23 : 2016/03/15(火) 20:06:40 :
- ーお地蔵様と神社の中間ー
一松「けほっ…」
カラ松「まだ苦しいか?」
一松「別に、大丈夫。…ていうかあいつなんだったの」
カラ松「確かにあの子はなんだったのだろう…でも、握力が異常じゃなかったか?」
一松「クソ松が言っても説得力が無いけど…」
カラ松「そうか?」
一松「…まあ、確かにあれ完全に殺す気だったね」(リンゴを簡単に握り潰しておいて自覚なしって…)
カラ松「普通、肝試しのお化け役は驚かしたり、追いかける程度だと思っていた」
一松「珍しくクソ松が一般論を言ってる…?明日は猫でも降ってくるかな」
カラ松「えっ」
-
- 24 : 2016/03/15(火) 20:31:06 :
- ー神社ー
カラ松「着いたな」
一松「「柳神社」ねえ…」
カラ松「菊の花はここでいいのか?」
一松「そこで良いんじゃない」
カラ松「じゃあここに置くか」スッ
一松「あとは藁人形の木を探す…」キョロキョロ
カラ松「…なあ、一松」
一松「…何」
カラ松「あそこに誰かいるんだが…」
一松「は?」クル
そこにはあの時の女の子が立っていた
一松「なにあれ」(なんか持ってる…)
カラ松「あれも驚かしの一種か?」
一松「…!」(藁人形?まさか…)
一松「っ…」グイ
カラ松「うおっ!?どうした?」
一松「あいつ、藁人形を持ってる…後は察しろ!」
カラ松「あっ…」(察した)
女の子「逃がさない…」
色松「くっ」
二人は結界に弾き飛ばされてしまった
一松「チッ…これじゃ出られない」
カラ松「…なあ、何故俺達は出てはいけないんだ?」
女の子「…あなた達が妹の花を盗ったからよ」
一松「菊の花…」
カラ松「しかし、あれをここに置かないと俺達はここから出てはいけないと言われているんだ。どうにかならないか?」
女の子「…私に触れてみなさい。そうすれば、出してあげる」
カラ松「本当か?本当に、それだけで良いのか?」
女の子「ええ。…ただし」クル
女の子は傍にあった木に振り返り、人形の膝に釘を打った
一松「いっ…!?」ガク
カラ松「一松!?」
女の子「私に近づけるのはあなただけ。そして、彼には苦しんで貰うわ」
女の子は、藁人形を手に取り、首を絞めた
一松「がっ…!?…クッソ…!」
カラ松「一松!」
女の子「…早く私に触れてみなさいな。でないと彼が苦しみ続ける事になるけれど、良いの?」
カラ松「一松…くっ!」ダッ
-
- 25 : 2016/03/17(木) 19:25:15 :
- ーちょっとしてー
カラ松「…何故だ?全く距離が縮まらない…」
女の子「…あなたは弟の「傷」に気づいてる?」
カラ松「弟…?」チラ
一松「…っ……っ」意識飛んだ
女の子「どうして、あなたに対してそんなに当たるのかしらね」
カラ松「…それは」
カラ松「俺がこんなのになったからだ」
女の子「…」(んー、半分ってとこ)
カラ松「分かってるさ、何故みんなが俺の事をイタいと言うのかも、一松が俺に当たるかも」
カラ松「でも、こうしなきゃダメなんだ。他の兄弟より扱いが酷くたっていい。こういうキャラしか、演じれないんだ…」
カラ松「俺からイタさを取ったら、俺には…」
カラ松「俺には、なんの「個性」も残らなくなるじゃないか…!」
女の子「…残念」(周りの目、弟と向き合う自信…)
カラ松「えっ」
女の子「随分とひどい勘違いをしてるのね」(まだ、間に合う)
カラ松「何だと?」
女の子「あなたが言ってる事は間違ってる。こう言えば分かるかしら」(こういう時ははっきり言わないと、ね)
カラ松「…よ」ボソ
女の子「…」(もう一声)
カラ松「お前に何が分かるって言うんだよ…?」
女の子「分かるよ。あなたの事も、弟の事も、全部」(やっと本音が零れてきた)
カラ松「は…」
女の子「そうねえ。まずは弟の事でも諭してあげましょうか」(そうした方が早い)
カラ松「何を言っtんぐ!?」
女の子「黙って聞きなさいな」(全く…これだから人間は)
カラ松「っ…」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
はい、作者です。ちょっとお知らせ。今回から、女の子の思考(?)を書く事にしました。(どうせ誰も見ないけど)
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- 26 : 2016/03/17(木) 19:49:10 :
- 女の子「あなたの弟…一松ね。彼は学生時代に友達に裏切られた。だから人と友達になるのが怖くなった」(イジメとかいうものね)
女の子「そして、裏切られたという現実。所詮、人は他人を平気で傷つける。裏切られるような自分には価値がない」(真面目って、恐ろしいわね)
女の子「―全部、自分が悪い。そう思った」(自分を責めるのはよくある事)
カラ松「…!」
女の子「やがて捻れてしまった彼は、優しさに弱くなった」(恥ずかしさ…)
女の子「裏切られた事で人間不信に陥った彼は、優しくされても素直に応じる事が出来なかった」(トラウマ…)
「どうせこんな優しさ、偽善なんだろ?」
「裏ではあいつらと一緒になって僕の悪口を言っているんだろ?」
「全部、分かってるよ」
「だって、こんな僕が誰かに優しくされるなんて…」
「有り得ないよ」
カラ松「っ…!?」(嘘だろ?今までそんな事、一度も聞いた事が無かったぞ…)
女の子「言える訳無いでしょう?唯一素直になれる兄弟まで巻き込んだら、また彼は…」(自己嫌悪…随分とタチの悪い沼ね)
カラ松「…」(一松の事だから、きっと自分を責めるだろうな…)
女の子「そういう事よ」(ここまで分かってるなら…)
-
- 27 : 2016/03/21(月) 17:04:45 :
- 女の子「優しくされても、裏があるんじゃないかと疑ってしまう。そして、人を疑ってばかりの自分が嫌いになっていく」(いたたまれない…)
女の子「でも、兄弟だけは疑わなかった。兄弟だけは、素直に信じる事が出来た」(八生…ずっと一緒だからね)
カラ松「…!」(そうやって隠し通したのか…)
女の子「随分と察しが良いのね」(なんで気付かなかったの?)
女の子「…でも、彼は気持ちを表に出すのがどうしても苦手なの」(この人とは対照的ねぇ…)
女の子「嬉しいと思っても、それを表に出すのは恥ずかしいの」(照れ、ね)
女の子「それに悩んでいた時だった。あなたの中二病というキャラ…個性を見つけた」(逃げ道を見つけた訳ね)
「この中二病の兄さんで、僕の気持ちを隠してしまおう」
「でも、それは兄弟を使って自分は逃げるという事」
「自分が唯一信じることができる人。それほど大切な人を盾にして、また僕だけ楽をするの?」
「でも…でもっ」
「これ以上は、隠し通せないよ…!」
「…ごめん、カラ松兄さん」
「僕は、また逃げてしまうね」
カラ松「兄さん…?」(一松が、俺の事を?)
女の子「…さて、ここで少し思い出してみましょうか」(実際にあった事の方が…ね)
カラ松「ほら」つ
一松「っ…」
ありがとう、カラ松兄さん。でも、やっぱり恥ずかしい。
一松「…いい。1人で立てる」
また、僕は兄さんを使って逃げるんだ。
カラ松「…そうか」
ごめんね。僕が素直に「ありがとう」って言えれば、兄さんが嫌な気持ちにならなくて済むのに。
-
- 28 : 2016/03/24(木) 21:52:31 :
- カラ松「一松っ…!」ジワ
女の子「それに…決して、あなたに個性がない訳ではないのよ?」
女の子「あなたは、兄弟で一番誰かに気を使う事が出来るの」
カラ松「でもそんな事は誰にだって出来るじゃないか…」
女の子「…いいえ、普通はなかなか出来ないものよ?」
女の子「周りを気にして行動に移せないの」
女の子「でも、あなたはそんな事を一切気にせずに優しくする事が出来るの」
女の子「あなたからイタいというキャラを取っても、残るの」
「――とても暖かくて、眩しい優しさがね。」
カラ松「ぁ…!」ポロ
女の子「素直になれない彼にとって必要なキャラだから、捨てろまでとは言わないわ」
女の子「あなたは変わらなくていいよ、カラ松」
カラ松「…それ、って」ポロポロ
「お前は変わらなくていいよ、カラ松」
女の子「さあ?あなたの記憶に随分と深く残っていたから、借りただけよ」
女の子「…もう、触れるのは良いわ。もう来ないでね」パッ
女の子は藁人形から手を放し、消えた
カラ松「…一松?」クル
一松「…っ……っ…」チーン
カラ松「一松ーーーーー!」大号泣
一松「うるさい…!」ポカ
カラ松「一松!」ハッ
一松「…最悪な目覚めだ」スクッ
カラ松「一松…本当に、良かったっ…!」ポロポロ
一松「っ…」ジワ
一松「…そんなに泣かないでよ」
カラ松「一松?」
一松「……っ…」
一松「…そんなに泣かれたら、僕まで泣いちゃうだろ…」ポロ
カラ松「…」チョットホホエミ
カラ松「一松、素直になるのは恥ずかしい事じゃないぞ」
一松「…え」
カラ松「言いたくても言えない、そんな事ばかり溜め込んでしまうと参ってしまうからな」
一松「別にそんな事…」
カラ松「みんなに素直に接するのが怖いなら」
カラ松「せめて、俺には本音を言って欲しい」
一松「!」ポロ
カラ松「大丈夫だ、俺は元演劇部だからな。誰にもバレないさ」
カラ松「よく、頑張ったな」ニコ
一松「…」スッ
ギュッ
一松「…ほんとは、すごく、寂しい」
一松「誰にも本音を話せなくて、カラ松兄さんを盾にして」
一松「ごめんなさい…」ポロポロ
カラ松「…そう、それで良いんだ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…作者です。もう誰も見ねえだろこんなss…
ギャグは向いてないな…とにかく、ギャグssを期待した皆様方、すみませんでした。せめて、末松はギャグにするので許して下さい。
…ところで、一松は、一体どんな風にカラ松に抱きついたんでしょうかね
-
- 29 : 2016/03/25(金) 12:24:01 :
- ギャグだと思ったら感動も入り交じった神SSだった←
見てますよww頑張ってください!
おい最後w…頭をうずめた感じじゃないかな?…フヘ…←腐女子
-
- 30 : 2016/03/28(月) 20:39:41 :
- うおお…!控えめに言っても最高です…!!
ストーリーも文もかっこいいし私こういう系ストーリー大好きですし、
速度、色、末の組み合わせ良いですね…かわいい!
これからも応援します、頑張ってください!
-
- 31 : 2016/03/28(月) 20:41:05 :
- 控え目に言っても最高です!文かっこいいしストーリー好きだし、コンビが速度、色、末だし…。
これからも応援します!頑張ってください!
-
- 32 : 2016/03/29(火) 10:03:18 :
- コメント尊い。今超ニヤけてる。
おそ松さん終わっちゃったけど頑張りマッスル!
ーしばらくしてー
カラ松「藁人形の木は…あの子が使った木で良いのか」
一松「それで良いんじゃない」
カラ松「お、あったぞ」
→
一松「みぎ」
カラ松「確かに道があるな。行こう」
????「…」コク
イヤミ「…」コク
????「…う゛らああぁぁぁぁッ!」ダッ
カラ松「なんだ!?」クル
一松「っ!!!?!?」ピュー
ジグゾウ「カラ松ゥ…絶対許さねえ!」ダダダダダ
カラ松「ジグゾウ!?だからあれはトド松が…って一松!速い!待ってくれ!」ダッ
-
- 33 : 2016/03/29(火) 20:18:49 :
- ー出口付近ー
一松「ビビった…」
カラ松「もう追って来ないようだな…」(一松ってあんなに足速かったか?」
一松「早く行こ」
カラ松「ああ」
ー数分後ー
カラ松「おお!」
一松「やっと出れた…」
カーンカーン
色松「?」
ハタ坊「ゴールだジョーおめでとうだジョー」
ハタ坊「参加賞10万円だジョー」
一松「ホントだった…」
カラ松「ありがとうな、ハタ坊」
ハタ坊「みんなが来るまであそこで待ってるジョー」
一松「テーブルに椅子…と二人」
カラ松「行こう、一松」
おそ松「指スマ…2!」
チョロ松「はい、残念。指スマ…3」
おそ松「あぁ!また負けた−!」
カラ松「おーい、二人共」
チョロ松「あ、ゴールしたんだね」
一松「…何してるの」
チョロ松「指スマ」
カラ松「見たところおそ松が連敗か」ガタッ
一松「おそ松兄さん何故か弱いよね」ガタッ
おそ松「くっそ〜…なんかイカサマしてるな!?」
チョロ松「なんでだよ!」
おそ松「あーあー、他のやろーぜー」
チョロ松「もうやる事無いよ…」
カラ松「ワリバシ(漢字知らない)とかどうだ?」
チョロ松「もうやった」
一松「…殴って怯えてジャンケン」
チョロ松「それもやった。ていうか叩いて被ってジャンケンポンだよね!?殴って怯えるって何!」
一松「じゃあ僕が心理テストを出してあげるよ」
おそ松「お、なになに?」
一松「…あなたは自販機で飲み物を買おうとしています。その飲み物の色は何色?」
このssを読んでいる皆さんも考えてみてね!
カラ松「これは言っても良いのか?」
一松「うん。色だけね。飲み物の名前はいらない」
おそ松「焦げ茶あたりかー?」(コーラ)
カラ松「黄緑だな」(緑茶)
チョロ松「普通に透明かな?」(水)
一松「…へえ」
-
- 34 : 2016/03/29(火) 21:07:21 :
- 一松「…これさ、「サイコパス心理テスト」って言うんだよね」
おそ松「ほう」(サイコパス…末っ子…うっ頭が)
一松「質問に対してこんな答えをしたらその人はサイコパスの可能性があるよっていうやつ。必ずサイコパスって訳ではないからね」
チョロ松「僕もちょっと聞いた事ある」
一松「んで、この問題の一般的な回答は「思いついた色を言う」」
カラ松「ん?それじゃ全部の色が当てはまるぞ」
一松「最後まで聞けクソ松。…それでサイコパス的な回答は」
一松「「透明」、「無色」」
チョロ松「えっ」
おそ松「チョロ松お前ww常識人なのにwwww」ケラケラ
チョロ松「うっさい長男!」
一松「これ、まだまだ沢山あるんだよね」
カラ松「そうなのか?是非やってみたいな」
おそ松「良いね良いね〜」
チョロ松「今度こそは…」
-
- 35 : 2016/04/01(金) 11:13:55 :
- カーンカーン
トド松「あ…」
十四松「ゴールしたー!」
イヤミ「じゃあ二人も出発ザンスよ」
トド松「うぅ…」
十四松「大丈夫だよ!」グイグイ
イヤミ「スタートザンス!」
ー入り口付近ー
トド松「ひっ…」(暗い暗い暗いぃ!)
十四松「トッティ大丈夫!?」
トド松「まだ大丈夫…あとトッティややめてね十四松兄さん」
十四松「あはは!ごめんねトッティ!」
トド松「もう…」
トト子(ほいっと)グイ
トド松「ひゃうっ!?」カクン
十四松「トッティどしたの!?」
トド松「ああああ足引っ張られた…」オドオド
十四松「でも誰もいないよー?」キョロキョロ
トド松「で、でも確かに足を引っpふぁっ!?」ビクッ
十四松「確かになんか匂いするー!ってトッティ!?返事してトッ…トド松!」
トド松「…………に…」ボソッ
十四松「え!?なになに!?」アセアセ
トド松「クモが腕にいいぃい!十四松兄さん取ってぇぇ!」
十四松「クモ!?あ、ホントだ!ほい!」ヒョイ
トド松「うぅああ…もうやだ…」
十四松「大丈夫だって!ほら立って?」グイ
トド松「十四松兄さん…!」トゥンク
十四松「いざって時は俺がトド松を担いで走るから!」
トド松「ちょっとでも十四松兄さんに期待した僕が馬鹿だった…」
十四松「???」
トド松「…まあ良いや。行こ、十四松兄さん」
十四松「うん!」ニパー
-
- 36 : 2016/04/03(日) 16:52:31 :
- ーお地蔵様の辺りー
トド松「あ」
十四松「あった!」トテテ
トド松「怖いから十四松兄さんが菊の花取ってくれないかな?」アザトッティ
十四松「良いよ!」ヒョイ
十四松「あっ!」
トド松「ど、どうしたの?」
十四松「このお地蔵様、口のとこにお札が貼ってあるよ!」
トド松「うわぁ…リアルだな…」
十四松「剥がしちゃえ!」ベリ
トド松「ちょ、何やってるの十四松兄さん!?」
十四松「見て見て!ジャーン!」
トド松「ジャーンじゃない!もう…」
十四松「!トド松、シッ!」ガバッ
トド松「んぐっ!?」(何で口まで塞ぐの!?)
…どこからともなく声が聞こえる
「ありがとう…」
「…私を、その花をお姉ちゃんの所へ連れていって」
トド松「んんぅ…?」(何、今の声…?)
十四松「お姉ちゃんってどこにいるのー?」
トド松「んむ!?」(何で十四松兄さんは喋ってるのに僕はダメなの!?)
「お姉ちゃんは、神社にいると思う…」
十四松「分かったー!この花を持ってけば良いんだよね?」
「…うん」
「お願い…」
……もう声は聞こえない
十四松「…だってトッティ!」パッ
トド松「ぷはっ…何で僕、口塞がれてたの!?」
十四松「トッティ騒ぐから聞こえないと思って!」
トド松「流石に僕だってそんなに騒がないよ!」
十四松「…トッティ、あっち向いて!」
トド松「?」クル
十四松「………良いよ!こっち向いて?」
トド松「何?十四ま――」
十四松「トッティ!」(スタバァのあの顔)
トド松「わあ゛あああぁぁぁ!!!」
トド松「」バタ
十四松「あれ?トッティ?…トド松?」
トド松「」キゼツ
十四松「なんてこった!トド松が死んじゃった!」
トド松「いや生きてるよ!」ガバッ
-
- 37 : 2016/04/05(火) 17:37:59 :
- ー神社ー
トド松「神社ってここ?…あ、「柳神社」って書いてある」
十四松「ボロボロだー!崩れたりしないのかな!?」
トド松「そんな事言っちゃダメだよ十四松兄さん!…でも、確かに木造だからか所々老朽化が酷いね…。よっぽど古い建物なのかな」
十四松「ろーきゅーか??…あっ!花、お供えしなきゃ!」
トド松「あ、そうだったね」
十四松「ここで良いのかな?」スッ
花を供えた
十四松「お供えしたよー!」
トド松「じゃあ藁人形の木をっ!?」
十四松「どしたの?」
トド松「あそっあそこに女の子がっ!!もう嫌だああぁ!」
トド松が指差した方向には、またもや藁人形を持った女の子がいた
女の子(中)「また…?もう、いい加減に――!」
十四松「??」(なんかさっきから肩痛い…)
女の子(小)「静姉ちゃん…!」
静「八生?八生なの…!?」
八生「静姉ちゃん!」ギュ
静「八生!」ギュ
トド松「あの二人は姉妹だったんだね」コソコソ
十四松「ずっと会えなかったのかな?」コソコソ
トド松「多分…ね」コソコソ
八生「寂しかった…怖かった…苦しかった…!」ポロポロ
静「よく頑張ったね…でも、どうやってここに?」
八生「あそこのお兄さんがね、結界ノ札を剥がしてくれたの」
静「…」クル
末松「?」
静「…ありがとう。あなた達のおかげでまた妹に会えたわ」
十四松「そーなの!?良かったね!」
静「…」クル
女の子はそばの木に藁人形を添えて
胸の部分に、思い切り釘を打った
静「~~~っ!」ズキリ
八生「静姉ちゃん!」
トド松「だ、大丈夫なのあれ!?」アセッ
静「ぅ…はあ、はあ…これで」
静「これで、一緒に逝けるね」
八生「うん…!」ポロ
八生「…お兄さん達、ありがとう」
十四松「…………」
静「…最期に、お願いがあるの」
トド松「何…?」
静「私達は、殺されたの。村の風習に」
静「存在が、無かった事にされた」
静「でも、どうか、あなた達だけでも」
姉妹「私達の事を、忘れないで―」
十四松「!……うん!ずううぅっと覚えてるよ!ね、トド松?」
トド松「うん、もちろん忘れないよ」(十四松兄さん…)
静「…良かったね、八生。ずーっと、覚えてくれるんだって」
八生「もし忘れたら、イタズラしようよ」
静「ふふっ良い考えだね」クスクス
トド松「?」ゾワ(なんか悪寒が…)
八生「…私達、もう逝くね」
十四松「もう行っちゃうの?」
静「もう未練も何もないから、ここに留まる必要は無いでしょう?」
十四松「それもそうだね!」
トド松「納得しちゃうんだ…」
姉妹「―さよなら、ありがとう」
二人は消えて逝った
-
- 38 : 2016/04/05(火) 18:28:39 :
- ー十四松sideー ※シリアス()です。力尽きました
十四松「ばいば~い!」ブンブン
精一杯手を振って笑ってみせる
きっと、あの二人は今、幸せだろうな
十四松「…」クル
トド松「……っ」ジワ
十四松「!」
トド松…我慢する気だな…
ここは、お兄ちゃんになろう
十四松「あれー?トッティ泣いてる?」
トド松「あ、た、たかが肝試しでドライモンスターの僕が泣くわけ「ここには」
十四松「ここにいるのは、「僕」と「トド松」だけだよ」アタマポンポン
トド松「ぅ…!」ポロ
へへ、やった
僕でも、「お兄ちゃん」ができた
-
- 39 : 2016/04/05(火) 18:42:41 :
- トド松「あの二人が会えて、良かった…!」ポロポロ
トド松「きっと、仲を引き裂かれるのは凄く辛いと、思うから…」
十四松「よしよし、トド松は優しいね」ナデナデ
トド松「~~っそんな事をいわれたら、もっと泣いちゃうじゃん」ポロポロ
十四松「いいじゃん!いっつもドライモンスターって言われてるから人前じゃ泣けないでしょ?」
十四松「だからね、誰もいないうちに泣いちゃいなよ!」
十四松「誰にも言わないし、俺はバカだから」
-
- 40 : 2016/04/05(火) 20:09:52 :
- トド松「十四松兄さんは、バカじゃないよ」グスッ
十四松「え?」
トド松「十四松兄さんは、僕の「お兄ちゃん」でしょ?」
十四松「…「俺」は、バカでダメな五男だよ」
トド松「ダメなんかじゃ…」
十四松「でもね、「僕」はトド松のお兄ちゃんだよ」ニコ
トド松「!!」
トド松「…もう、ずるいよ」
トド松「……十四松」
十四松「…トド松。僕の、弟」ギュ
トド松「…うん」
その時、チラッと見えたトド松の顔。
泣いたせいでほんのり赤くなってたけど、確かに笑ってた
ー数分後ー
トド松「ふう…すっきりした」
十四松「もう大丈夫?」
トド松「うん、ありがとうね」
十四松「じゃー行こ!」
トド松「えっと、藁人形の木はっと」
十四松「あった!"→"だって!」
トド松「右?」クル
十四松「あっちからニオイがするー!」ダッ
トド松「ちょ、置いてかないで十四松兄さん!あとニオイって何!?」ダッ
-
- 41 : 2016/04/06(水) 10:31:38 :
- 第三者視点
トド松「あれ…十四松兄さん、どこ…?」
十四松「ここだよ!」
トド松「ひゃあ!?もう、驚かさないでよ十四松兄さん!」
十四松「ほら、早く行こうよ!」
ジグゾウ「させるかゴラァ!」バッ
あっ! やせいの ジグゾウ が とびだしてきた! ▼
ジグゾウ「トド松ゥ!てめぇか首謀者は!!」ダダダダ
トド松「知らない知らない知らない!何の話!?」ダダダダズテッ
トド松「いっ…」(しまった、転んじゃった…)
ジグゾウ「覚悟は出来てるんだろうなァ?」
トド松「ひっ…」ガクガク (腰が抜けて立てない…!)
十四松「とりゃー!」
ジグゾウ「ぐふっ!?」
ジグゾウ「チッ…」
十四松「トッティ、先に行ってて!」ヒョイ
トド松「え、え?十四松兄さん?」
十四松「おりゃー!」ブン
トド松「ええええぇぇぇ!?」ピューン
……チュドーン
十四松「よっし!」
ジグゾウ「いやお前何やってんだ!?」
十四松「君こそ僕の弟に何してるの?」
ジグゾウ「えっ」
十四松「演出のつもりだろうけどバレバレだよ?そんなんだから主役になれなかったんじゃないの?」
十四松「どうせイヤミ辺りを脅したんだろうけど…これは許せないなぁ?」
ジグゾウ「何で知って…!?」(なんだコイツ!?弟がいなくなった途端に…)
十四松「…さ、一緒にやきうしようよ」スッ
ジグゾウ「今のバット何処から出した!?」チェーンソーカマエ
バコォ!
ジグゾウ「…はっ?」
チェーンソーはへこんで使い物にならなくなっていた
十四松「あはは!変な声!」
ジグゾウ「あ、お、その、俺が悪かったから「大丈夫」
十四松「そのチェーンソーみたいにはならないよ。それに―」
十四松「ここにいるのは、「僕」と「君」だけだよ」
ジグゾウ「あ、だ、誰か「おやすみ」
ウアアアアアアアアアアアアア
-
- 42 : 2016/04/06(水) 11:41:04 :
- ー数分後ー
十四松「ふう…」
ジグゾウ「」チーン
十四松「…ありがとう、俺。僕だったらすぐに泣き出してたよ」
十四松「何言ってるの?僕はこんなにも弟想いじゃん!」
十四松「そうかな…」
十四松「そうだよ!もっと自信を持って?」
十四松「…うん。…そろそろ、僕は帰らなきゃ」
十四松「そっか!後は任せてね!」
十四松「またね、俺」
十四松「おやすみ、僕」
十四松「…………」
十四松「早く行かなきゃ!」ピョーン
ー出口付近ー
トド松「痛い…十四松兄さん、大丈夫かな」
十四松「どーーーーん!」チュドーン
トド松「飛んできた!?」
十四松「おまたせ!」
トド松「十四松兄さん大丈夫?…どうしてバット持ってるの?」
十四松「一緒にやきうしたんだよ!」
トド松「そ、そうなんだ」(そりゃ十四松兄さんが無事な訳だ…)
十四松「ねえねえ、早く行こうよ!」
トド松「分かってるよ」
ー数分後ー
十四松「もう出ちゃった!」
カーンカーン
トド松「っ」ビク
十四松「トッティ大丈夫?」
ハタ坊「ゴールだジョーおめでとうだジョー」
末松「ハタ坊!」
ハタ坊「参加賞の10万円だジョー」
十四松「よっしゃー!」
トド松「ホントだったんだ…」
ハタ坊「あっちにみんながいるジョー」
十四松「行こうトッティ!」
トド松「うん」
一松「それで、アナウンスで「また逃げるんですか?次は逃がしませんよ」って」
おそ松「へえ、だから夜寝れなくなるのか」
チョロ松「もう寝れない…」
一松「追い討ちをかけるようだけど、一応捕捉」
一松「これ、最後まで見たら死ぬ夢って言われてるんだって」
チョロ松「やめろ一松!」
十四松「次は逃がしませんよ…」(チョロ松の耳元で小声)
チョロ松「わあぁ!」ビクッ
トド松「チョロ松兄さんww」
おそ松「ビビり過ぎだよwwwww」ゲラゲラ
チョロ松「う…」
カラ松「そう笑うな、誰にでも怖いものはあるだろう」
チョロ松「カラ松にフォローされてもなぁ…」
カラ松「何故だ…」
イヤミ「…ちょーっと失礼ザンs「イヤミ」
おそ松「ちょっと来てくんない?話って後でも良いっしょ?」
チョロ松「おそ松兄さん?」
カラ松「…ああそうだ、俺も少し話がある」
一松「…」(何するつもりだ…)
十四松「二人ともどうしたの?何か黒いよ?」
長兄松「そう?/そうか?」
十四松「あ、気のせいだったー!ごめんね!」
おそ松「いーのいーの。みんなちょっと待ってて」
カラ松「本当はもっと時間をかけたいが…なるべく早く終わらせる」
年中松「…」(まさか…ね)
トド松「あの二人、どうしたのかな」
十四松「大丈夫!ここで待ってようよ、ね?」ガタッ
トド松「うん…」ガタッ
ー10分後ー
おそ松「ただいまー、やっぱ時間かかっちった」
カラ松「やはり鈍ってるな…十四松、今度一緒に野球をしないか?」
十四松「良いの!?」
カラ松「ああ、約束だ」
十四松「よっしゃー!やきうやきう!」
イヤミ「…」トボトボ
トド松「イヤミどしたの?」
イヤミ「なんでもないザンスよ」
イヤミ「さあさあ六つ子ちゃん達!肝試しは楽しめたザンスか?」
ビビり組「んな訳あるか!」
イヤミ「まあまあ、10万円貰えて満足ザンショ」
十四松「イエーイ!10万円!」
イヤミ「これで肝試しは終了ザンス!バァーイ!」
トド松「あ、どっか行っちゃった」
一松「…俺達も帰ろう」
カラ松「そうだな」
ー家路ー
十四松「超楽しかった!」
トド松「凄く怖かった…」
カラ松「ジグゾウの殺意が…」
年中松「死ぬかと思った…」
おそ松「…」
チョロ松「…どうしたの、おそ松兄さん。変に黙って」
おそ松「あ、ごめんごめん。眠くてぼーっとしてたわ」
カラ松「いきなり倒れたりしないでくれよ」
十四松「なにー?おそ松兄さん倒れたの?」
トド松「おそ松兄さんに限って倒れるなんてあり得ないよ」
おそ松「おい!それはねえだろ!?」
アハハハハ
-fin-
-
- 43 : 2016/04/06(水) 12:25:29 :
- ー後日談ー トド松side
…僕達は変わった
おそ松兄さんはパチンコや競馬にあまり行かなくなった。正直信じられなくて、何回も何かあったのか聞いたけど、「この10万があればもう稼ぐ必要なくね?」としか言わない。
カラ松兄さんがイタいのは変わらないけど、十四松兄さんと野球に行く回数が多くなった。
チョロ松兄さんは、仕事、仕事ってうるさいけど、ドルオタは辞めたみたいで、家のどこを漁ってもグッズは無かった。
一松兄さんは、あまりカラ松兄さんに当たらなくなった。イタい発言をしても、不快そうな顔をするだけに留まっていることが多い。
十四松兄さんは、一人で野球に行った時は前まで土だらけだったのに、あまり汚れてなかった。前みたいに土だらけの時もあるけど。
そして、僕、トド松はよく十四松兄さんと二人だけの時に本音と涙を溢すようになった。その時は、十四松兄さんの一人称が「僕」になる。
…いつからこうなったんだろう?
今日は、8月11日。1日ずつ振り返ってみよう。
……………………
…!
トド松「あっ!」
おそ松「うお、なんだよトド松」
十四松「どしたのトッティ?やきう?」
トド松「…あ、勘違いだった」
おそ松「んだよー。」
十四松「やきうじゃないのー?」
トド松「野球じゃないよ十四松兄さん」
…そうだ、そうだよ!
あの肝試しだ!あれがあってから変わったんだ!
…でも、これは言わない方が良いよね
なんか、全部知ってる気分になっちゃった
ま、いっか
僕達が一緒なのは変わらないから
…そういえばあの二人は天国で幸せになってるかな
あの子達は、村の風習に殺されて、仲を引き裂かれたんだ
会いたくても、どう足掻いても会えなくて、辛かったろうな
きっと、僕は耐えられない
やばっ…思い出すと泣きそう…
十四松「!」
十四松「ねえトッティ、やきうしに行こうよ!」グイ
「えっ」
十四松「バットもボールもあるから!」
「ちょっええ!?」
一松「ドンマイ、トッティ」
「ドンマイじゃないよ!」ズルズル
スパン
おそ松「…」ホホエミ
カラ松「兄貴、何を笑ってるんだ?」
おそ松「…別に?」
カラ松「?…そうか」
おそ松「…」(あいつも兄ちゃんになったなあ)
後日談終わり
-
- 44 : 2016/04/07(木) 19:30:51 :
- ーきっかけー 十四松side
最近なのかな?いつからかはもう覚えてない。
おそ松兄さんとチョロ松兄さんが、お互いに触れようとしている。でも、その手は二人とも空回り。
一松兄さんが、カラ松兄さんの傍に寄ろうとしてるけど、皆の視線が、一松兄さんが創りだした闇が、邪魔してる。
夜に、トド松が泣いていた。必死に声を殺しているけど、嗚咽が俺の耳でまだこだまする。どうやら起きてたのは僕だけだったみたい。
俺だって六つ子の1人。
なんとかするんだ。
でも、なかなか良い案が思い付かない。俺がバカなのを使ってゴリ押しっていう手もあるけど、それじゃあ言い出した僕が何もできないままだ。
…よし、デカパン博士の所に行こう!
「…って言う訳なんだけど、なんか良いのない?」
デカパン「ホエ、そうは言ってもダスな…」ウーム
「俺、お兄ちゃんをしたいんだ!いつもはダメな五男だけど、こっそり皆の背中を押したいんだ!」
デカパン「そうダス!アレがあるダス!」ポン
「おっ!なになに!?」
デカパン「この「操り薬」を使えば、誰でも思いのままに出来るダス!」
「すっげー!」
デカパン「それでダス!柳森の怪談は知ってるダスか?」
「ヒジリサワ↓ショウノスケ↑から聞いた事あるよ!」
デカパン「実はダスな、あそこはホントに「出る」んダス」
「マジで!?出んの!?」
デカパン「そこでダス!この「気持ち薬」で幽霊と話すんダス!」
「テレパシー!ビビビビビー!」
デカパン「その後に「操り薬」で誰かに肝試しを開催させるダス」
デカパン「そうすればそれぞれ二人だけになるダスから、お互い正直になれるはずダス!」
「なるほど!デカパン博士天才だ!」
デカパン「今日夜になったら柳森の入り口にこっそり来るダス!時間はいつでも良いダスよ」
「分かったー!ありがとうデカパン博士!」ブンブン
デカパン博士「ホエ、待ってるダスよ」フリフリ
-
- 45 : 2016/04/09(土) 14:09:29 :
- ー夜ー
全員「zzz」
「…」パチ
みんな寝てるかな
……うん、大丈夫
行かなきゃ。デカパン博士が待ってる
ー柳森ー
あ、いた!
「デカパン博士ー!」
デカパン「来たダスな」
「ねーねー、早く行こうよ!」
デカパン「そうダスな」
ー神社ー
デカパン「じゃあ、この薬を飲むダス」
「ごっくん!」
―何、この人達
「あれ?どこにいんの!?」キョロキョロ
―聞こえているの?
「うん、聞こえてるよ!」
―何をしに来たの
「君と話す為だよ!」
―え
「えっとね、お願いがあるんだ!」
―なに…
「俺にはね、兄さんが4人と弟が1人いるんだ!俺達六つ子なんだ!」
―六つ子?信じられない…
「ほんとだよ!それでね、それでね」
「みんな、誰にも言えない悩みがあるんだ!」
―あなたはどうして分かったの
「なんとなく!」
―え…
「だからね、この「気持ち薬」を飲んで、兄さんや弟の悩みを解決したいんだ!」
―気持ち薬…?それに、悩みってそう簡単に解決できるものじゃ…
「大丈夫!みんなはね、兄さんや弟との関係で悩んでるんだ!」
-
- 46 : 2016/04/10(日) 16:25:01 :
- 「みんなが素直になれれば、もう悩むことなんてないでしょー?」
―そ、そうなの?
「そう!それでね、この「気持ち薬」を飲むと、皆の本当の気持ちが解るんだ!」
―だから、私の声が?
「うん!」
―ふーん…別にやっても構わないけれど
「ホント!?」
―でも、そのかわり、お願いがあるの
「なにー?」
―私には、妹がいるの
―ずっと昔に、私と一緒に死んだ、妹が
「…………………」
―妹に会いたい。でも、会えない
―妹は、お地蔵様に封じられているの
―御札があるから、それを剥がせば私は妹に会える
―でも、私はその御札を剥がせない
―お願い、私を妹に会わせて
「わかった!」
―本当?
「うん!約束!」
―…ええ、約束
「あ、妹ちゃんにもこの話、した方がいいかな?」
―あの子は、私の代わりの菊の話を持ってるの
―だから、それを上手く使ったら?
「そーなんだ!行ってくるー!」ピュー
デカパン「それじゃ、これを飲むダス」スッ
―…
―これで、いいの?
デカパン「そうダス、これで誰の気持ちも一瞬ダス」
―でも、あなたの気持ちが解らないわ
デカパン「「内緒薬」を飲んだからダス。他の人の気持ちは文字みたいに筒抜けダスよ」
―なら、いいけど
デカパン「それじゃ、ワスもお地蔵様の所に行くダス」
―ええ
ザッザッザッ
―…
―本当に、会えるのかな…
-
- 47 : 2016/04/10(日) 16:47:54 :
- ーお地蔵様の前ー
「誰かいるー!?」
―静姉ちゃん…会いたい…
「聞こえた!君が妹ちゃんだね!」
―誰…?それに、今妹って…
「俺十四松!今、気持ち薬で君のお姉さんと話してたんだ!」
―静姉ちゃんと!?
「うん!」
―静姉ちゃん、まだここにいたんだ…
「どーゆーこと?」
―静姉ちゃんは封印はされてないから今すぐでも成仏できる筈なのに…
「えっとね、「妹に会いたい」って言ってた!」
―じゃあ、ずっとここに…
デカパン「ホエ、いたダスな」
「あっ!デカパン博士!」
デカパン「あの子に気持ち薬を飲んでもらったダス」
「おお!」
―誰、この人…
「この人はねー、デカパン博士だよ!」
―でかぱん…?
デカパン「先に気持ち薬を飲んでもらう方が早いかもダスな」
「そっかー、じゃあはい!」
―こ、これを飲むの?
―…
―うわっ
―……………そうなんだ
「解った!?」
―うん…。これ、すごい…
「じゃあ、そういう事なんで!」
―静姉ちゃんに、会うためだから
―…頑張ってみる
「ありがとー!」
―――――――――
「あれ?なんも聞こえない!」
デカパン「薬の効果が切れたようダスな」
「ガガーン!」
デカパン「とりあえず、もう帰るダス。操り薬はワスが考えておくダス」
「マジで!?ありがとうデカパン博士!」
デカパン「ホエ、じゃあまた3日後に研究所で会うダス」
「うん!じゃーね!」
やった!
これで、皆はもっと仲良くなれるぞ!
ー寝室ー
十四松「…」ソロソロ
十四松「…」バサッ
おやすみ、俺。
-
- 48 : 2016/04/10(日) 18:51:43 :
- はい、一応これで終わりです。
一体私は何が書きたかったんだろう…
とりあえず!誰も見ないメッセージに意味などない!
ありがとうございマッスル!
-
- 49 : 2017/03/29(水) 09:08:54 :
- 良かったです!!
個人的にチョロ松は兄弟の中で一番ホラー耐性が強い感じで、おそ兄のほうが弱いイメージだったんですが………これもいいですね!!
面白かったです(*^^*)
-
- 50 : 2023/07/10(月) 10:56:57 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
sex_shitai
toyama3190
oppai_jirou
catlinlove
sukebe_erotarou
errenlove
cherryboy
momoyamanaoki
16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
unko_chinchin
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mikasatosex
unko
pantie_ero_sex
unko
http://www.ssnote.net/archives/90992
アカウントの譲渡について
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654
36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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