このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
証
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- 1 : 2016/03/07(月) 19:08:37 :
- 初めましての人ははじめまして。
そうじゃなくてもはじめまして。
ゆらといいます。
さっと終わらせる予定ですので少しの間お付き合い願います。
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- 2 : 2016/03/07(月) 19:10:16 :
- 期待
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- 3 : 2016/03/07(月) 22:34:57 :
- >>2
紅蓮様ありがとうございます!
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- 4 : 2016/03/07(月) 22:35:32 :
- "気持ち悪い"
"消えてくれ"
"死ねばいいのに"
大抵そういう事を言ってくる人は弱者です。
弱者はどれだけ集まったところで強者には勝てない。
どれだけ努力したところで強者に踏み潰されるだけ。
それなら自分達より弱いものを見つけてはけ口にしようと考えるわけで。
私はそういう人達のはけ口として今までずっといじめられてきました。
これからもそれは変わらないのでしょう。
きっとこれは絶対。
未来永劫変わることのない事実。
でも私はこのままでもいいんです。
だって、皆さんが私をはけ口にしている間だけは私にも存在価値があるということですから。
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- 5 : 2016/03/07(月) 22:36:05 :
- だから飽きられないように脱げと言われたら脱ぎました。
自分で自分の肌に傷をつけろと言われたらつけました。
舌だけで便器を掃除しろと言われたらその通りにしました。
犯されてこいと言われれば言われた通りに犯されました。数え切れないほどの人に。
多分世間一般の人からは"可哀想"と言われるような境遇なのでしょう。
確かに、私自身この境遇は嫌です。
出来ることなら普通の学生のように過ごしたかったです。
でもそれは過ぎた願い。
所詮ゴミはゴミとしてしか生きることは出来ません。
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- 6 : 2016/03/07(月) 22:36:44 :
- こんな私ですが一つだけ生を実感できる瞬間があります。
それは血を見た時。
その血は他者の血でも自分の血でも構いません。
もちろん私自身の血の方がしっかりと実感できますけどね。
この事に気がついたのは彼等にいじめられている最中でした。
彼等に言われるがまま、自らの手で自分を傷つけた時に身体に電気が走ったかのごとく快感が駆け巡ったのです。
「んぁッ...」
無意識のうちに吐息も漏れ出してしまいました。
それを見た彼等は笑うでもなく蔑むでもなくただただ顔を引き攣らせていました。
まるで、得体の知れない何かを見てしまったかのように。
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- 7 : 2016/03/07(月) 22:37:22 :
- それから度々私は部屋に篭って手首にカッターをあてて傷つけるようになりました。
普通に切ろうとしても少し刃がのめり込む程度にしかならないので何度も何度も同じ場所を抉りとるように傷つけました。
抉り終えるとまた違うところに刃をたてて抉りとる。
気がつけばスカートが赤黒い色の液体でずぶ濡れになってしまう事も沢山ありました。
それを見る度にそして抉りとる時の痛みを感じる度に、幸福感に包まれて
"あぁ、私も生きてるんですね"
って認識することができました。
でもある時気がついてしまったんです。
私の血でさえこんなに美しいのなら綺麗な人の血はもっと美しいんじゃないのかなって。
私みたいなゴミの血でもこれだけ美しいんだから皆さんの血が綺麗でないはずがないって。
だから今日はそれを確認しようと思います。
この日のためにしっかりと準備して、場所も用意しました。きっと上手くいくでしょう。
想像するだけでゾクゾクしてしまいました。落ち着かないといけないですよね。
「あはっ!」
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- 8 : 2016/03/07(月) 22:38:52 :
- ◇◆◇
「ん...?なんだろう」
下校しようとしていた西園寺は自分の靴箱の中に手紙があることに気がついた。
「差出人も書いてないし。」
そう言いながら彼女は封を切って手紙をみた。
そこには綺麗な字でこう書かれていた。
"午後7時屋上に来てください。待っています。"
普段の西園寺なら無視していたであろう文面だった。
「今日は小泉おねぇも澪田おねぇも用事ができたって言ってたし暇だから言ってあげようかな。」
ほんの気まぐれだった。
きっと彼女は今どのように罵倒してやろうかなどと考えているのだろう。
時計を見ると7時まであと10分を切っている。
彼女は荷物を靴箱に置いたまま小走りで屋上まで向かった。
屋上につくと入口に人影が見える。
どこかで見たことがあるような気がしたが暗くてよく見えない。
向こうもこちらに気づいたらしく近づいてきたので、一応声をかけることにした。
「ねぇ、あんた――
そこまで口にした時、その人影に飛びつかれ口移しで何かを飲まされた。
「ぐぼぁッ」
飲まされた液体が喉に張り付いて息が詰まる。
あまりに突然の出来事に西園寺は混乱していた。
何をされたのか?どうしてなのか?なぜ?
混乱した意識は段々と朦朧とし、やがて彼女の意識は眠りについた。
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- 9 : 2016/03/07(月) 22:40:10 :
- ◇◆◇
保健室にカチャカチャというベルトを締めているような音が響いていた。
罪木の心は嬉しさでいっぱいだった。
まさか手紙で来てくれるなど思っていなかったから。
こんなに簡単に作業が進むなんて思っていなかったから。
手首を抉った時とはまた別の昂りを感じた。
そのせいか西園寺を用意していた椅子に拘束する際、鼻歌を歌いながら作業していた。
拘束が完了するとほぼ同時に西園寺が目を覚ました。
「目が覚めましたかー?西園寺さぁん。」
「なにゲロブタが気安く人の名前呼んでんだよ!」
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- 10 : 2016/03/07(月) 22:40:37 :
- そこで西園寺は気づく。
自らの四肢が拘束されていることに。
「え...なに、これ...?」
「なにって拘束ですよぉ」
罪木はへらへらしながら答える。
「んなことは分かってるよ!外せよゲロブタ!」
顔を真っ赤にした西園寺が怒鳴る。
それに対して罪木はただへらへらと笑うだけだった。
「なに笑ってるんだよ!いいから外せ!」
「もーしょうがないですねぇ。」
「はやくしろよ。」
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- 11 : 2016/03/07(月) 22:41:07 :
- 西園寺がそう言った瞬間、グジュっという音とともに首を激痛が走った。
「カ...ッ...」
何が起こったのか理解出来ない西園寺は何かいいたそうに罪木に口をぱくぱく動かす。
「残念ですけどもう西園寺さんは声を出すことが出来ませんよ。」
罪木は笑顔で西園寺の目の前に左手を突き出して言った。
手には赤黒い色をした布のようなものと湿った紐が握られている。
「えへへ~。これはですねぇ、西園寺さんの首の皮膚と血管ですよ。」
それを聞いた西園寺の目は恐怖の色に染まった。
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- 12 : 2016/03/07(月) 22:41:44 :
- 何とかして助かろうと両手をガタガタと揺さぶったり、罪木にやめてという意味を込めて首を振ったり、腰を上下に動かして抜け出せないかと考えたり。
だが、それらは無駄な抵抗でしかない。
「なにしてるんですかぁ?逃げようと思っても無駄ですよ?」
罪木は心底愉快そうに笑いかける。
それが余計に西園寺の恐怖感を増幅させていった。
「落ち着きがない子には少しオシオキが必要ですね」
そう言うと罪木は西園寺を拘束しているイスの隣に置いていた機械から小さな道具を取り出した。
電動歯磨きのような形をしたそれを手にもった彼女は今までにないほど上機嫌に話し出した。
「私が今もっているこの道具。歯医者さんで歯を削る時に使用するものなんですけど、これを歯以外の場所に当てるとどうなるかわかりますか?」
銀色のトレイに先ほど見せた西園寺の皮膚、血管を乗せたものに近づけながら言う。
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- 13 : 2016/03/07(月) 22:42:38 :
- 何とかして助かろうと両手をガタガタと揺さぶったり、罪木にやめてという意味を込めて首を振ったり、腰を上下に動かして抜け出せないかと考えたり。
だが、それらは無駄な抵抗でしかない。
「なにしてるんですかぁ?逃げようと思っても無駄ですよ?」
罪木は心底愉快そうに笑いかける。
それが余計に西園寺の恐怖感を増幅させていった。
「落ち着きがない子には少しオシオキが必要ですね」
そう言うと罪木は西園寺を拘束しているイスの隣に置いていた機械から小さな道具を取り出した。
電動歯磨きのような形をしたそれを手にもった彼女は今までにないほど上機嫌に話し出した。
「私が今もっているこの道具。歯医者さんで歯を削る時に使用するものなんですけど、これを歯以外の場所に当てるとどうなるかわかりますか?」
銀色のトレイに先ほど見せた西園寺の皮膚、血管を乗せたものに近づけながら言う。
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- 14 : 2016/03/07(月) 22:43:13 :
- 西園寺はその言葉にほっとらしく全身の力を抜いた。
「なんて言うわけないじゃないですかぁ。」
小さくつぶやくと、力を抜いた西園寺の口に先ほどの道具を突っ込んだ。
「スイッチオーン」
ぐちゅ、ぐちゃ、ねちゃ、という音が幾重にも重なり部屋に響く。
西園寺ばガタガタと全身を痙攣させ、股からは再び尿を飛ばしていた。
「あはははははっ痛いですか?苦しいですか?どうなんですか?あはっ答えたくてももう声を出すことが出来ないんでしたね!おしっこまで漏らして恥ずかしくないんですか?あはははははははは!」
狂っているとしか表現できない。
「あ、本来の目的を忘れてしまうところでしたぁ。」
そう言って罪木は西園寺の口内に道具を押し当てることをやめた。
「西園寺さんの血がみたかったんですよぉ。えへへ」
言い終わると西園寺の顔に手を当て、彼女の血を真剣に観察しだした。
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- 15 : 2016/03/07(月) 22:43:50 :
- どれくらいそうしていただろうか。
すっと西園寺から手を離し、拘束具を丁寧に解きはじめた。
無言のまま一つ一つ。
そうして最後の拘束具を外し終えた時小さく、西園寺に聞こえるか聞こえないかギリギリの声で呟いた。
「...ずるいです」
罪木のあまりの変わりように西園寺は動けずにいた。
「逃げればいいじゃないですか。」
今にも泣きそうな声で罪木は言う。
「私の血でさえ綺麗なんだから、西園寺さんの血はもっと綺麗なんだと思っていました。」
西園寺は未だ立ち上がれないままその話を聞いている。
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- 16 : 2016/03/07(月) 22:44:34 :
- 「でも、期待は裏切られました。たしかに西園寺さんの血は綺麗でした。苦痛に歪むあなたの顔も素敵でした。でも、私が思い描いてたのはこんなのじゃない!もっと綺麗で、透き通っていて、私なんかの血とは比べ物にならないくらい綺麗だって思っていたのに!それなのに!どうして?どうしてなんですかぁ?どうして私の血と同じくらいの綺麗さでしかないんですか?教えてくださいよぉ...」
感情が昂り過ぎたのかそこで罪木は泣き出してしまった。
「どうっ...して...?」
しゃくりあげながら続ける。
「西園寺さんはっ、もっと、綺麗で、私なんかよりっ」
そこから先は嗚咽が酷くなった為に聞こえなかった。
西園寺はようやく身体を動かせるようになったのか椅子から立ち上がった。
「あぁ、そのまま逃げて警察にでもなんでも行けばいいんですよ。さようなら西園寺さん。」
西園寺を見ることもなく床にうなだれたままで罪木は言った。
西園寺は何かを伝えたそうにしばらく罪木を見つめていたが、やがてドアを開けて部屋から出ていった。
段々と足音が小さくなる。
「...あはは」
罪木の乾いた笑いが保健室に虚しく響いた。
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- 17 : 2016/03/07(月) 22:45:54 :
- 一旦は終わりです。まだ続きがあるので、続きを上げた時にまた見てくれると嬉しいです。
お付き合いありがとうございました。
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- 18 : 2016/03/08(火) 14:41:04 :
- 良かった!
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- 19 : 2016/03/08(火) 14:41:23 :
- 続き期待です~!
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- 21 : 2023/07/10(月) 15:35:34 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
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16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
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36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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