その一、『うまるとUSJ』
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- 1 : 2016/03/06(日) 23:46:45 :
- 作者取材のため休載
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- 2 : 2016/03/07(月) 15:13:19 :
〜うまる家〜
家うまる「なんだかんだ言っても高校生活最後の夏! うまるは青春を謳歌したいよ、お兄ちゃん!」
タイヘイ「なるほど、一理ある」
家うまる「だからお願いお願い〜! 海老名ちゃん達と遊びに行ってもいいでしょ〜!」ゴロゴロ
タイヘイ「俺は別に遊びに行くのがいけないと言ってるわけじゃないぞ」
家うまる「え? そうなの?」
タイヘイ「ああ、お前が遊びに行くのは構わないが、お前、夏休みに入ってから全然勉強してないだろ。進路も決めてないようだし、どうする気なんだと聞いているんだ」
家うまる「え〜、適当に大学でも行くよ」
タイヘイ「適当ってお前……あのなぁ、大学に行くのにいくら金がかかると思ってるんだ。行くならきちんと目標を持ってくれ」
家うまる「わかったよ……それはボチボチ考えとく。じゃあ、遊びに行っていい?」
タイヘイ「……受験勉強はどうする気だ? 遊んだら気持ちを切り替えてしっかりやるか?」
家うまる「ジジクサ! お兄ちゃん、いつもに増して老人クサイよ!!」
タイヘイ「おい、ちょっとは真面目に聞いてくれ……俺は妹がニートとか嫌なんだよ」
家うまる「なっ! 失礼な! うまるは働く意思はあるんだよ!」
タイヘイ「意思があっても実力がなきゃ雇ってもらえないのも事実だろ」
家うまる「む〜! さてはうまるの本気をお兄ちゃん知らないね?」
タイヘイ「知ってるよ。お前の天才的な才能は嫌というほどにな」
タイヘイ「でも努力しなきゃ才能は錆び付く。お前、この間の模試でシルフィンちゃんに負けてただろ」
家うまる「うっ……!?」
タイヘイ「大学受験は才能だけで乗り越えられるほど甘くないんだ! 遊びじゃないんだよ!」
家うまる「……わかってるよ。うまるだって、やらなきゃってわかってる。けど、この夏だけは、海老名ちゃん、シルフィン、切絵ちゃんとエンジョイしたいの! 思い出を作らなきゃ嫌なの!!」
家うまる「遊んだ分だけ勉強するからお願い〜!!」ゴロゴロ
タイヘイ「わかった。じゃあ行ってこい」
家うまる「え!? いいの!?」
タイヘイ「だから一度も駄目だとは言ってないだろ。お前がやる気になってくれればそれでよかったんだ」
家うまる「お兄ちゃん……!」
タイヘイ「で、どこに行くんだ? 金なら出してやる」
家うまる「本当! やったーっ!」
タイヘイ「ああ、男に二言はない。で、どこに行くんだ?」
家うまる「50000円」
タイヘイ「50000!? そんな大金かけてどこに行くって言うんだ!?」
家うまる「……フッ」
家うまる「USJだよ!お兄ちゃん!」
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- 3 : 2016/03/07(月) 23:44:14 :
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〜USJ〜
大衆「ざわ・・・ざわ・・・」
シルフィン「ついに来ましたわーッ!」シュバシュバ
切絵「うわ……凄い人混み……」
海老名「新幹線で開園の一時間前に来たのに、凄いね……!」
外うまる「これは大変そうだね…… けど、今日は思いっきり楽しもうね!」
海老名「う、うん! ホテルも予約したし、時間は気にしなくてもいいよね!」
切絵(ホテル!? うまるさんとホテル!? いけない! 合法と分かっていても響きが私を惑わす!)
USJの社畜「残り10分で開園で〜す。今日は楽しんで行ってくださいね〜!」
海老名「えぇっ!? さっきまで一時間前だったのに、もう10分前だよ!」
外うまる「楽しいから、時間が経つのが早く感じるんだよ! これはうかうかしてたら、一瞬でUSJが終わっちゃってるよ!」ヘブーン
シルフィン「違いますわっー!これはSS的、時間短縮ですわよ!!」シュバーン
切絵「シルフィンさんが楽しさのあまりわけのわからない発言を!!」
シルフィン「いいえ! 正しいのは私ですわ! 私たちは物語のレールに乗って動かされる奴隷に過ぎないんですわー!」
海老名「ええ!? 怖いこと言わないでよぉ……!」
USJの社畜「開園で〜す」
大衆「うわあああああああああああ!」ダッ
外うまる「※なんて早いスタートダッシュ!?」
※USJで1日に乗れるアトラクションの数は、最初のスタートダッシュで決まると言っても過言じゃないぞ。ライバルを蹴り殺してでも前に進もう!
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- 4 : 2016/03/07(月) 23:58:20 :
外うまる「私たちも走ろう!」ダッ
切絵「お伴します!」ダッ
シルフィン「ですわー!」ダッ
海老名「ふええっ!?」ズテーッ
外うまる「海老名ちゃん!?」ピタッ
切絵「なんてことを!」ピタッ
シルフィン「ですわー!」ピタッ
海老名「ふぇ……私のことはいいから……先に……い」
外うまる「い……いけるわけないよ! 海老名ちゃんを置いていって、楽しめるわけないもん!」
切絵「うまるさんの言う通りです。早く立ってください。私たちはいつまででも、海老名さんを待ちます」
シルフィン「ですわー!」
海老名「み、みんな……グスッ……ありがとぉ……」
大衆(なんだこいつら……)
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- 5 : 2016/03/08(火) 01:37:44 :
- うまるちゃんssだね
楽しみにしてます
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- 6 : 2016/03/08(火) 11:38:19 :
- >>5
ありがとうございます^ - 一所懸命やらせていただきたい所存!!
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- 7 : 2016/03/08(火) 12:00:29 :
〜進撃の巨人 ザ・リアル2 前 〜
大衆「ざわざわ」
海老名「あう……やっぱりもうたくさん並んじゃってるよ……」
外うまる「関係ないよ! 行こう!!」ダッ
大衆「どしたどした」
切絵「うまるさんが大衆に突っ込んでいったァーッ!?」
海老名「ええ!? 駄目だよぉ……順番は守らないと」
シルフィン「いえ! こと私たちに限って順番待ちなど存在しませんわァーッ!」
切絵「いくら私たちが美少女で普段優遇されているからといっても、それは無理があります!」
海老名「それに天才ジョッキー、ジョニィ・ジョースターだって順番抜かして撃たれてたよ? マナーは守らなきゃ……」
外うまる「すみません、通らせてくださーい」
USJの社畜「あ、はい、こちらからどうぞ」
切絵「まさかのVIP待遇ですか!?」
海老名「みんながうまるちゃんに対して道を開けてる……まるでタスクact4が次元の壁をこじ開けてるようだよ……」
シルフィン「ふっふっふ、あれは別に超能力でもスタンドでもなんでもありませんわよ!」
切絵「じゃああの現象は!?」
外うまる「名付けて『エクスプレス パス(最短距離)』ッ!」
海老名「やけにスタンドっぽい紹介だよぉ……!」
シルフィン「なんてことはありません。金を出して※アトラクションの優先権(エクスプレス パス)をUSJから買っているのです。要するに金の力ですわ」
切絵「一気に生々しくなりましたね!」
※エクスプレス パスは本当にめちゃくちゃ優遇されるぞ!! でも一般の人から殺意を持った目で見られるぞ!金の力って怖いね!
外うまる「みんなの分のエクスプレス パスもあるから、行こ?」
海老名「うっ、うん!」
切絵「うまるさん……優しい……!」
シルフィン「一応言っておきますが、私たちはちゃんとお金を払っていますわよ? うまるさんが手配しただけで」
外うまる「行こ!」ダッ
海老名「うん!」ダッ
切絵「はい!」ダッ
シルフィン「ですわー!」ダッ
大衆「美少女たちだ、道を開けて差し上げろ」
外うまる「ありがとう!」
海老名「凄い! ドンドン人が退いていくよ!」
切絵「エクスプレス パス要らずですね!」
シルフィン「本末転倒ですわー!!」
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- 8 : 2016/03/08(火) 12:05:40 :
- うまるちゃんのSS...これは期待です!!
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- 9 : 2016/03/08(火) 12:47:53 :
- 大衆がwww
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- 11 : 2016/03/08(火) 15:34:54 :
〜進撃の巨人 内部〜
USJの社畜「前に詰めてくださーい! 後ろからまだ兵士(お客様)さんがたくさん入ってきまーす! 作戦を完璧に遂行するため、お連れの兵士さんとは離れずに行動してください!」
シルフィン「進撃の巨人 ザ・リアル2は4Dの映画を体験するアトラクションですが……いろいろと凝ってますわね!」
海老名「そ、そうだね……でも、私、進撃の巨人って怖いしあまり見たことないんだけど、お話しとか理解出来るかな?」
切絵「こういうのは大抵、最初に総集編があるから大丈夫ですよ。いざとなったら私が教えます」
外うまる「へ〜、切絵ちゃん、進撃の巨人読んでるんだ?」
切絵「ややややや野蛮でしょうか!?」
外うまる「ううん、私だってお兄ちゃんから借りて読んでるし、そんなこと無いと思うよ」
切絵「まじっすかぁっ!?」
シルフィン「本場さんのうまるさんへの感情は、畏怖に似ているものがあるかもしれません」
海老名「……あ! 見て! いよいよ始まったみたい!」
総集編「なんやかんやで雌型の巨人を捕まえろ」
海老名「……?」
シルフィン「完璧に初心者置いてけぼりの総集編でしたわ」
外うまる「よし、本編を見に行こ!」ダッ
海老名「あっ、待ってよ〜!」ダッ
シルフィン「いい席を取りますわよー!」ダッ
切絵「みなさん! 3D眼鏡! 3D眼鏡取らなきゃ!!」
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- 12 : 2016/03/08(火) 19:39:38 :
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〜上映 開始〜
外うまる「切絵ちゃんがギリギリで眼鏡とってきてくれて助かったよぉ〜……」
切絵「お褒めに預かり、光栄の極み」
シルフィン「もはやご主人様と使用人ですわ」
海老名「切絵ちゃん、ありがとうね!」
切絵「う、うん……」
外うまる「あっ! 始まったよ!」
リヴァイ「やれやれ……テメェにも働いてもらうぜ」
シルフィン「角刈り潔癖症クソチビ兵長ですわー!!」
海老名「ええっ!? 画面に映った人が一瞬にして罵倒されちゃったよぉ……!?」
外うまる(なるほど……どうやら、一人称視点で体験するようだね)
切絵(話の内容から察して、私たちは原作に登場していないキャラクター目線で動くわけですね)
サシャ「えっと……よろしくお願いします!」
海老名「あ……女の子だ」
外うまる(小林ゆうだ、なんで小林ゆうなんだろう?)
切絵(まあベテランですし、納得といえば納得ですね……)
シルフィン(画伯ですわね……)
4D映画「喰らえ! 振動!」
海老名「きゃあああああああ!!?」
シルフィン「凄いですわ! 映像に合わせて衝撃を体験できるですのね!」
4D映画「血の目潰しだッ!勝った!」
切絵「ぎゃあああ!!? 血で水が飛んできた!!?」
外うまる「めちゃくちゃ悪趣味だよ!」
4D映画「立体機動をじっくり味わえッ!」
海老名「風……温かい……ふわふわな……」
シルフィン「海老名さんがゲーム特有の電波ヤンデレになってますわー!!」
〜上映 終了〜
外うまる「なんだかんだで楽しかったね?」
切絵「ええ! 立体機動のシーンは鳥肌立ちました!」
海老名(結局、※あの終わり方はなんだったんだろう……)
※このアトラクションは進撃の巨人を知ってることが前提で話を進めることがあるぞ! ラストなんか知らないと意味不明だ!
外うまる「あれ? シルフィンさんは?」
海老名「……あ! あそこにいるよ!」
シルフィン(調査兵団のマント着用)「ですわー!!」シュバーン
切絵「買ったんですか!?」
シルフィン「6000円近くしましたが、悔いはありませんわー!! 悔いなき選択ですわー!!」
海老名「ろっ、6000円!?」
外うまる「これが遊園地価格……!」
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- 13 : 2016/03/10(木) 22:59:27 :
シルフィン「ところで次、どこに行きます?」
外うまる「次はハリーポッターに行こう!」
切絵「ハリーポッターですか! 例あの!」
海老名「あれでUSJは売り上げが格段に上がったそうだね……! 期待できると思うよ……!」
〜ハリーポッターエリア〜
USJの社畜「へい! へい! チケット見せなさい!」
外うまる「ええ!? エリアに入るだけでチケットがいるの!?」
シルフィン「どうやら、チケットがあれば早い時間に優先的にエリアに入れるらしいですわ」
切絵「また金ですか!?」
海老名「それは売り上げも上がるワケだよ……」
USJの社畜「ハァーッハッ! つべこべ言わずさっさと出しやがれ!」
外うまる「まあ、普通にチケットあるから入れるんだけどね」−提示−
USJの社畜「こちらからどうぞ」
シルフィン「あっさり引き下がりましたわね」
切絵「どいつもこいつも口を開けば、金だ得だ資産だっ……うんざりですっ……!」
海老名「夢には金が隣り合わせってことを子供に刷り込むいい教育機関だと思うけどなぁ」
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- 14 : 2016/04/24(日) 14:43:44 :
- 海老名ちゃん・・www
期待です
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