この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
魔法使いの世界事情
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- 1 : 2016/02/22(月) 23:42:30 :
- こんばんわ~三食団子です。
オリジナルの作品をあげていくのでよろしくお願いします
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- 2 : 2016/02/22(月) 23:54:48 :
- プロローグ
夢幻界、それは人間の夢が具現化した、正に夢のような世界。
そんの夢幻界にも四季があり、今回の話はある春の日の出来事である。
四月十六日の午前九時ごろ1人の魔法使いが目を覚ました。
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- 3 : 2016/02/23(火) 00:40:15 :
- セレナ「あ~良く寝た良く寝た」
昨日は遂に箒(ほうき)に乗れるようになった。
あの時のことを思い出すと思わず笑みを浮かべてしまう。
セレナ「ムフフ、今日はチョコでも作っちゃおっか」
そうして呑気にチョコを作っていると、窓の外から聞きなれた声が聞こえた。
??「よぉセレナ邪魔するよ」
セレナ「まったく、たまには玄関から入って来なさいよ」
そういいつつも窓を開けてしまう私、そうすると窓から崎守霰途(さきもりさんず)が入って来た。
霰途「ありがとねセレナ、む、これはチョコ⁉」
セレナ「そういえばチョコ作ってたんだ、もう少し待ってねもうすぐ固まるから」
霰途「はーい、えへへ今日はついてるなぁ」
それから数分後、チョコが固まったので型から外して皿に盛ってソファーで寝ている親友(?)を起こす。
セレナ「起きて霰途、チョコができたわよ」
そう言って揺すると霰途はパッと目を覚ました。
霰途「おはようセレナ、チョコは固まった?」
セレナ「うん、固まったよ。それより霰途やけに眠そうだね」
霰途「ばれた?」
セレナ「ばればれだよ霰途」
霰途「まぁばれるよねそりゃ、なんたって私がセレナの家で寝るなんて不自然だもんね」
そう、霰途はこうみえて3日間寝なくてもぴんぴんしてるくらい眠気に強いのだ。
セレナ「まったく、お酒でも飲んだの?」
そう聞くと霰途は首を横に振って、少し自慢げに話しだした。
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- 4 : 2016/02/23(火) 01:00:16 :
- 霰途「違うってば、昨日鈴(れい)から新商品の味見と調査の依頼をされたんだよ」
セレナ「へぇ、じゃあ霰途が眠いという件についてはほっといて」
霰途「ああ、私が眠い理由はね」
セレナ「そんな事より依頼の内容はどういうものだったの?」
とても気になる
霰途「そんな事って酷いよ」
そう言って霰途はメソメソ泣き出した。
こうなると何を言っても無意味だ、しかし毎回思うがほんとどうでもいい事で泣くなこいつ。
そうして待つこと数分、泣き止んだ霰途に依頼の内容を聞いた結果が分かったのは、鈴が協力者を探しているということ、もう一つは霰途が協力者を探してあちこち聞いて回って疲れていたこと。
セレナ「で、何を協力すればいいのか聞いてないと」
霰途「聞いてないんじゃなく、教えてくれなかったの」
セレナ「ふーん」
絶対聞いてないだけだと思うけど。
霰途「ほ、本当だって、何なら今から鈴に会いに行く?」
きゅうだなぁ。っていうか
セレナ「チョコ食べないの?」
霰途「食べてから行くにきまってるでしょ、それと眠気覚ましにコーヒー淹れといて」
まったく、しょうがないなぁ
そう思いつつも私は、コーヒーを淹れにキッチンへと向かった。
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- 5 : 2016/02/23(火) 01:33:03 :
- 今日はこれで終わりです。
3,4がテストなんでちょっとの間更新できないかもしれません。
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- 6 : 2016/02/27(土) 00:14:03 :
- 期待です!
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- 7 : 2016/02/29(月) 22:13:30 :
- 期待
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- 8 : 2016/03/09(水) 01:27:13 :
- 第一章異世界へ
この世界はつまらない。
少年は常に思っていた。
勉強、スポーツどちらもプロとして通用するレベルまでこの少年は登りつめ思ったのだ。
つまらない、と。
そして少年は思った。
終わりにしよう、と。
そして今、少年は崖の上にいる。飛び下りるつもりだ。
「・・・じゃあ」
誰に向けた言葉でも無かった。そして少年は飛び下りた。
空中で少年は願った。
この世界に転生しませんように。そしてこの少年はただ静かに死んでいった。
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「・・・生きてる」
おかしい。絶対に死ねるように飛び下りたのにありえない。
そんなことを思っていると目の前になぜか(身に覚えのない)白蛇がいた。
というか今気付いたがここはどこだ、そう思っていたのを読み取ったかのごとく白蛇がある一方を向いた。
「・・・」
その先には何というか、ひょっとこの仮面を付けた(おそらく)女がいた。
とりあえず話しかけてみようか。
「すいません、ここはどこでしょうか?」
するとひょこっと(あだ名)は返事をくれた。
「そうだな、とくに決まった名は無い好きに呼べ」
「そうか、まあいい」
正直ここがどこなのかは少し気になるが、問題はそこじゃない。
「なぜ俺は死んでない」
「死んだよ」
即答だった。
「そう確かに君は死んだ。問題はその後君があっちの世界に転生したくないと願った事だ」
「つまりどういうことだ」
「私の世界へ転生しないか?」
何言ってんだこいつ?まあいい。
「ああ、頼むよ。」
「素直だな」
「まあな」
「しばし待て」
するとひょっとこは、どこからか本のようなものを取り出してこちらに渡してきた。
「これは何だ?」
「見ればわかる本だ」
「そうじゃなくて何の本かということだ」
「ああそういうことか、それは私の世界の本だ」
「日本語なのか?」
「君が言うならそうなのだろう、まあそれはともかくそろそろ選んでくれ」
「なにを?」
「どの種族に生まれ変わるのかをだ」
最初に言えよ
「人間ってあるか?」
「もちろん」
「じゃあそれで」
「ふ~ん、まあいい」
「記憶はなくなるのか?」
「いやそんな事はない、ではそこのふすまを開けろ」
言われたとおりに開けてみると光が周りを包んだ。
「さらばだ」
ひょっとこはそう言い残し光の中に消えた。
直後、世界は暗転した。
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- 9 : 2016/03/09(水) 02:23:53 :
- 第二章出会い
ここはどこだ。
ああ、思い出した、ひょっとこの世界だ。
ん、あれは。
林堂「選別のつもりかよ」
そこには、本とひょっとこの仮面があった。
林堂「まあ、貰っとくか」
ひょっとこの仮面は捨てようか悩んだが一応貰っといた。
林堂「さてと、これからどうしようか」
とりあえずひょっとこから貰った本を読むことにした。
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とりあえず読んでわかったことは、この世界は夢幻界といい13の種族が住んでいるということだ。
林道「人間、半獣人、鴉天狗、小人、幽霊、鬼、河童、妖精、吸血鬼、人魚、雪女、天使、悪魔か・・・なんというか人間を選んでてよかったな」
ていうか幽霊ってなんだよ。
そんな事を考えながら山を下っていると集落のようなものが見えてきた。
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里の中に入って最初に目にしたのは、魔法使いのような服を着た金髪の少女とボロボロのローブを着た白髪の少女だった。
幻覚かと思ったが、目をこすってもまだ見えているのでおそらく本物なのだろう、そんな事を考えながら二人を見ているとあっちもこちらに気付き話しかけてきた。
セレナ「あなた見慣れない顔に恰好ね何者?」
おっと警戒させてしまったようだ、まあいいそう思い自己紹介をする。
林堂「俺は林道小茅葉だ、さあ次はそっちが名乗る番だ」
セレナ「私はセレナ」
霰途「ボクは埼守霰途だよ」
俺の夢幻界初の知り合いはこの二人になった。
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霰途「へ~つまり林道は違う世界からこっちの世界に来たってこと?」
林堂「ああ、しかしよくこんな話をしんじてくれたなあ」
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- 10 : 2016/03/09(水) 02:24:18 :
- 今日はここまでです
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- 11 : 2016/04/03(日) 22:58:09 :
- 霰途「だってボクは人の嘘を見抜く能力を持ってるもん」
人限定かよ。
林堂「まるで生きてるうそ発見器みたいだな」
霰途「えへへ、てれるな~」
褒めてねえ。
そう思っていると今まで話を聞いているだけだったセレナが霰途に何か話した。すると霰途の顔はみるみる蒼くなっていった。何を話したんだ?
霰途「ごめん林堂ボク達今から行かなきゃいけないところがあるんだ」
セレナ「また会うことを楽しみにしてるはわ、ほら行くわよ霰途」
林堂「ちょっと待ってくれ」
セレナ「何?」
林堂「そこに俺も連れて行ってくれないか?」
するとセレナは箒にまたがりながら、俺を見てこう言った。
セレナ「いいけど、林堂は、空を飛べるの?」
今持っているものを確認する。
本、ひょっとこの仮面・・・無理。
そう思っているとセレナが驚いた様子で俺の手元御覗き込んだ。
そして確認したように頷きこう言った。
セレナ「凄い本物のひょっとこの仮面だ」
林堂「何それ?」
セレナ「知らないの⁉まあいい林道、その仮面をかぶって」
意味が分からないが、とりあえず言われた通りに被る
すると次の瞬間セレナと霰途が俺の手を握って来た
林道「何だよいきなり」
セレナ「後で聞くから今はこう唱えて、転移月華庵」
林堂「転移月華庵」
するとその言葉を唱えると同時に地面に穴のようなものが出現し、俺とセレナと霰途はその穴に吸い込まれていった。
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