この作品は執筆を終了しています。
お帰りのキスを。エレミカ
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- 1 : 2016/02/21(日) 13:57:18 :
- 死ネタの転生パロで久しぶりに長編です。
一日に何本スレを建てるのやら…。
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- 2 : 2016/02/21(日) 14:02:55 :
- エレン「み、ミカサ…!」
リヴァイ「ミカサ!!」
アルミン「ミカサァァァ!」
ジャン「みか、!」
ハンジ「ミカサっ!」
色々な人が、私の名を呼ぶ。
エレン「ミカサぁぁぁぁぁ!!」
私は死ぬんだ。
もうこれは変える事の出来ぬ運命で。
エレンに想いを伝える事が出来ないのも運命で。
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- 3 : 2016/02/21(日) 14:04:19 :
- でも、どうか神様。
一握り程の慈悲が、いえ、小石程度の慈悲があるのなら。
来世は、どうか、私と彼をーー。
幸せにさせて下さい。
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- 4 : 2016/02/21(日) 14:12:07 :
- 西暦20**年、冬。
私は、前世の記憶というものを持ちながら産まれてきた。
兄のリヴァイは兵士長。姉のハンジは分隊長だ。
どうやら兄も姉も記憶を持ち産まれてきたらしい。
今の世界で私は赤間三笠。
兄、赤間李梅と姉、赤間判事の三人暮らしだ。
ハンジ「三笠ー、朝ご飯だよー!」
ミカサ「うん、分かった。」
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- 5 : 2016/02/21(日) 14:15:34 :
- 名前、中国人みたい…w
期待です!
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- 6 : 2016/02/21(日) 14:19:07 :
- 仕方無いだろう!?日本人でカタカナっておかしいだろう!?
あざっす。
ミカサ「やっぱり、ハンジのご飯は美味しい。」
ハンジ「そう〜?私はミカサを食べたいよ〜!」
ご飯中に頭をワシワシと撫でられ不愉快だけどご飯が美味しいので許す。
リヴァイ「辞めろハンジ。ミカサが困ってるだろうが…。」
ナイスフォローよ、兄。
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- 7 : 2016/02/21(日) 14:31:57 :
- 期待してます!!
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- 8 : 2016/02/21(日) 18:07:30 :
- ありがとうございます!
取り敢えず、ハンジをどうにか退かし、パンを豪快に一口食べる。
ハンジ「おっ、豪快〜♪」
そんな声も聞こえるが、気にしない。
リヴァイ「そんな事より、時間大丈夫か?」
その言葉ではっと時計を見る。
なんと、家を出る時間まで十五分だった。
ミカサ「あ、急がなくては…っ!」
制服のリボンを結び直し、ココア(コーヒーとか苦いのは苦手)をぐっと飲み干す。
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- 9 : 2016/02/21(日) 21:52:10 :
- 期待‼︎
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- 10 : 2016/02/22(月) 15:02:22 :
- なまっち期待だお!!!
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- 11 : 2016/02/22(月) 16:53:08 :
- ありがとうだお!!!
ハンジ「変な人いたらすぐに助けを求めるんだよ。」
ミカサ「うん。」
リヴァイ「ボコボコにしてやる。」
ミカサ「うん。」
二人は私に対して少しだけ過保護だ。
それは前世の事があるのか、と思うけれど、わざわざあの事を思い出すのは嫌なので、そんなに気にしていない。
ハンジ「あ、私も少ししたら行く。先に行っててね。」
ミカサ「分かった。」
ハンジ「リヴァイも大学、遅れないようにね〜。」
リヴァイ「お前も遅れるなよ、ハンジ。」
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- 12 : 2016/02/22(月) 17:47:15 :
- 靴を履き、カバンを持ち、玄関のドアを開け、行ってきますと声を掛ける。こんな日常。
私は、こんな生活を望んでいた……のか??
エレンがいないこの世界を望んでいたのか?エレンがいなくても平和な世界を望んでいたのか?
…時々、自分が分からなくなる。
今の私はこの時代を生きている赤間三笠なのか、巨人がいた頃のミカサ・アッカーマンなのか。
嗚呼、愛おしい愛おしいエレン。
この世界中の何処かにいるのなら、どうか貴方は、幸せであって……。
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- 13 : 2016/02/22(月) 17:49:05 :
- なまっち、最近リヴァミカ見るようになったんだよねぇ…なんかはまりそうな予感!!!期待だ!!!
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- 14 : 2016/02/22(月) 17:58:53 :
- リヴァミカ、ハマる…?メチャクチャ面白いよ!リヴァミカ熱スゲぇよ!?
ブブーッ!!
タイヤの音やトラックが鳴らすクラクションの音が耳に響く。
目の前には、大きな大きなトラック。
え。
叫ぶ暇もない。
「ミカサァァァ!!」
あれ、何だろう、エレンの声がする。
私はそこで意識が途切れた。
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- 15 : 2016/02/22(月) 18:19:33 :
はぁ、俺は溜息をつく。
溜息は幸せを逃すぞ、と父に言われたが、そんなものは信じていない。
生憎、俺は現実主義者だからな。
ところで、俺は最近気になっている事がある。ほぼ毎日見ている夢の事だ。
それは世界にとても大きな壁があり、壁に俺らが守られているような夢。
その夢に出てくる主人公は…大切な、大切な何かを失った気がする。
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- 16 : 2016/02/22(月) 18:26:11 :
- (✳‘௰‘ ✳)期待!
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- 17 : 2016/02/22(月) 19:43:31 :
- 顔文字可愛いwありがと!
大切な何か。
人か物か、それすらも分からないけれど、主人公は無くしたんだ。
…否、主人公は俺かもしれないぞ?俺が大切な何かを……。
ブブーッ!!
トラックのクラクションの音。
振り向く。
そこには、黒髪の女の子。
あれ…?
「ミカサァァァ!!」
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- 18 : 2016/02/22(月) 21:23:59 :
- なまたまごさんエレミカ好きですか⁇
私と貴方同い年なんです‼︎⬅︎どうでもいいですね!ww
期待してます‼︎
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- 20 : 2016/02/22(月) 23:11:00 :
- なまたまごさんって中学生ですか?
もうこれ最高‼
続きが気になるo(><;)(;><)o
期待しかない‼
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- 21 : 2016/02/23(火) 07:21:31 :
- 私は小5です、ありがとうございます!
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- 23 : 2016/02/23(火) 21:38:31 :
- おぉ、先輩ですね!
え…?
俺、今、なんて…、
ドカァァァッ
俺はそこで意識を失った。
「ん…?」
何処か知らない部屋。
「ふぅ…う…、」
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- 25 : 2016/02/23(火) 23:54:53 :
- これで小五て...もう今の小学生は恐いよ
期待
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- 28 : 2016/02/24(水) 07:12:29 :
- なまっちは神だからね!!!期待なうだよ!!!
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- 30 : 2016/02/24(水) 16:09:22 :
- 素敵でしたでした…見てるこっちが恥ずかしくなりました\(//∇//)\
小5…だと((((;゚Д゚)))))))
ありがとうございました!今後も期待です
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- 31 : 2016/02/24(水) 19:47:41 :
- (;´Д`)ハァハァ疲れた部活やめてぇ
バカな中学一年女子でいつも寝てるんだ‼
もうすごいよ
期待しかないよ‼
なまたまごさん小5って私よりか頭いいんじゃ゜゜(´O`)°゜
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- 32 : 2016/02/24(水) 20:51:21 :
- こんばんわ、お、おぉ、塾に行っている間にもコメントが!ありがとうございます!
ところで、私は今習い事の大切な試合が迫ってきています。(サッカー。)
その為練習が多くなり、大事なテストも控えているのでそもそものin率が下がっています。ので、やはり更新も遅くなります…。
それでもこれは完結させるつもりなので、よろしくお願いします!
あと、見やすいssを作る為、少々コメントを編集させていただきました。
いつも期待コメをくれる方、ほんッとうにありがとうございます!!!
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- 33 : 2016/02/24(水) 20:53:01 :
- なまっち忙しいのね!!!頑張って!!!期待!!!
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- 34 : 2016/02/24(水) 21:06:23 :
- お疲れ様です‼
私は足がくたくたですよぉ~
続きが期待しかない( 〃▽〃)
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- 35 : 2016/02/25(木) 18:20:18 :
- ありがとん!
「うぅ…。」
長い間寝ていたのか、腰やら腕やらが痛い。上体を起こそうとすると…
「…は?点滴?」
何故点滴が?というか高校は?アルミンと待ち合わせ……あ、事故だったかな?女の子も居たような…
「ミカサーッ!!」
「ちょ、あっ、病室では静かにして下さいっ!」
「妹が怪我して静かに出来る最低最悪な人間が何処にいる?!」
後ろで髪を結いメガネをしている女の人と、怖そうな目付きの人が病室に飛び込んでくる。
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- 36 : 2016/02/25(木) 18:28:04 :
- 「ひっぐ…ゔゔゔ…ミガザぁ…目を覚ましてよぉぉ…点滴だらけじゃないか…っ。」
ミカサ…そ、そういえば俺、そんな言葉を叫んでいたような気もする…。
「お前は…エレン…?」
目付きの悪い男の人が俺を見る。俺に確認しているというより、独り言って感じもする。
「は?エレン?」
また女の人も振り返る。
「エレン、君はーー、」
「イェーガーさん、目覚めたんですね。検査がありますのでこちらに。」
変な人。
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- 37 : 2016/02/25(木) 18:31:26 :
- そういや俺、ーーする、しか言ってないじゃん。俺もおかしくなったか?wwなんて笑っていたら、検査と言われて隅々まで調べられた。正直キツイ。病み上がりなのに。
「あ、君の親御さんがいらっしゃったよ。」
そう医者に言われる。
「エレンっ!バカ!なんてことしたんだい!」
「エレン…無事で良かったよ…。」
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- 38 : 2016/02/26(金) 05:05:37 :
- 期待です!
-
- 39 : 2016/02/26(金) 06:52:56 :
- ありがとうございます!
「ああ…母さん、父さん。」
それよりも、俺はあの女の子が気になる。
俺と同じくらいの身長だったな、高校かな?そういえばあの女の人も制服だったような…
てか俺の高校の人じゃね?
「ヴヴヴヴヴ〜…。」
「ハンジ、そろそろ泣き止め。お前が泣いてたらミカサが起きれないだろうが。」
「うう…そうだね…、でも、この状況はっ、前と同じじゃないか!最後まで頑張ったけど、ミカサは死ーー、」
「黙れ。今と昔は違う。」
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- 40 : 2016/02/26(金) 06:57:18 :
- 病室から、そんな声が聞こえる。
今?昔?
「小さい頃に約束しただろ?ミカサにその話はしないとな。」
「うん…でもミカサが赤ん坊の時、リヴァイの事兵長って言ってたよね、ふふっ、へちょっ!へちょっ!てさ!」
「あぁ…これでエレンが見つかれば…。」
エレン。
分かっているとは思うが俺の名前だ。
何故?何故この人達は…、
懐 か し む よ う に 俺 の 名 を 呼 ぶ ?
-
- 41 : 2016/02/26(金) 07:06:03 :
- エレン、と呼ぶその声は、愛おしさを含むような、諦めに似た感情を含んでいるような…何が愛おしいんだ?何で諦めてんだ?
「あぁ…ミカサ、エレンね、記憶は無いけどいるんだよ。ミカサのすぐ隣のベッドなんだぁ…制服も進撃高校だったよ。…巨人が居た頃は出来なかったけど、エレンに記憶が戻ったら結婚式とかしたいよね。ミカサのウエディングドレス、楽しみだなぁ…。ふふ、リヴァイの仏頂面も、直るかもしんないよ?」
「オイ。」
-
- 42 : 2016/02/26(金) 07:12:21 :
- なまたまごさん、応援してますね‼
-
- 43 : 2016/02/26(金) 15:30:50 :
- なまっち期待!!!
-
- 44 : 2016/02/26(金) 18:34:49 :
- ありがとうです!
『リヴァイ兵士長!』『だからまぁせいぜい、悔いが残らない方を自分で選べ』『何やってるのよエレン!!』『もうエレンったら〜』『馬面め!』『んだとコラァァ!』
『ずっと一緒にいような、ーーー。』
なん、なんだ…?俺は…。
-
- 45 : 2016/02/26(金) 18:36:57 :
- 期待の他に何もない!!!
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- 46 : 2016/02/26(金) 18:38:33 :
- 「うあ…あ…。」
大切な何かを、無くしている。
大切な大切な何かを。
なんでかな?涙が出てくるんだ。
どうしようもないくらいに。
俺は、その“何か”を思い出す事は出来るのかな?
何故、何故、どうして…俺、は……。
この無限の闇の中で、誰か見つけてくれる?
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- 47 : 2016/02/26(金) 18:38:59 :
- ありがとうの他になにもない!!!
-
- 48 : 2016/02/26(金) 18:47:10 :
私とエレンは、幼馴染で家族と同時に、恋仲同士だった。
エレンから告白してくれたっけ。
あれは、何回目の壁外調査だったのだろう。その時に、成績はそれ程では無かったが、エレンと中が良かった団員が死んだ。
雨の日で、とても寒かった日。
雨で馬が足を滑らせ、そこに巨人が手を伸ばし、食う。
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- 49 : 2016/02/26(金) 18:50:22 :
- ボリ、ボリという音が、私の耳にもはっきりと聞こえた。
「いや、いやだ、いやだァァァァ!!えれっ、エレ、」
確かに、あの声はエレンを呼んでいた。
横にいたエレンは、当然叫ぶ。
辞めろ、と。
でも、巨人がそんな事で辞める筈がない。
バリ、バリ、ボリ、ボリ。
やっぱり、私の耳に聞こえるのは、骨や内臓を噛み切る音だけだった。
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- 50 : 2016/02/26(金) 20:02:20 :
- エレンは悪くないよ、そう言って安心させたかった。
「エレン…、」
「駆逐、してやる…!!」
結局、私は伝えられなかったけど。
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- 52 : 2016/02/27(土) 06:56:45 :
- ごめんなさい、上は私です。
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- 56 : 2016/02/28(日) 19:26:09 :
- ごめん、やっぱ一応非表示にするね。
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- 57 : 2016/02/28(日) 19:27:23 :
- 頑張れなまっち!!!期待なうなうなう!!!
-
- 58 : 2016/02/28(日) 19:29:03 :
- 期待なうなうなう!(便乗)
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- 59 : 2016/02/28(日) 19:30:59 :
- ありがとなうなうなうなう!(便乗)
あぁ、あの時に言えば良かった。
あぁ、あの時に動けば良かった。
あぁ、後悔をしても仕方が無いのは分かっているけど。
私が何かを言って、
「辞めろって。」
そう言われ笑いながら小突かれるような日常を望んでいた。
-
- 60 : 2016/02/28(日) 19:32:49 :
- あれ、今私は何をしているの?
暗闇が広がるこの世界。
この無限に広がる闇の中で、誰か私を見つけてくれる人は……。
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- 61 : 2016/02/29(月) 18:44:29 :
「ミカサ。」
点滴に繋がれる手を握る。
「ミカサ。」
大好きだよ、ミカサ。
「ミカサ。」
ーー 一体いつになればその美しい声で私を呼んでくれるの?
-
- 62 : 2016/03/01(火) 08:21:16 :
- ここから一部リヴァハン要素有。だがあくまでも兄妹。
「おい、そろそろ行くぞ、ハンジ。」
「…ああ。そうだね。」
ミカサの少しだけ冷たい手を離し、別れを告げる。
「じゃあね、また明日来るよ。」
ミカサには、幸せになって欲しいのに。
運命はなんて過酷なの?
神様って本当にいんの?
いるならなんでミカサには試練しか与えないの?
なんで?なんで?なんで?
-
- 63 : 2016/03/01(火) 17:42:49 :
- そう言っても何もならないって事が分からないくらい、子供じゃないけど。
「…ミカサ。」
前世でも後世でも幸せになれないような、そんな人生、
「ハンジ。余計な事を考えるな。今はミカサが目を覚ます事に希望をかけろ。」
「…うん。分かった。」
そんなの、分かってるよ…。
-
- 64 : 2016/03/01(火) 18:43:19 :
- ミカサが産まれたその瞬間に、私は分かった。
この子を守る事が、私の使命。
それから、両親に虐待されるようになり、私達がミカサを守るようになった。
…実は、その時の傷が、頬に残っている。
今は殆ど見えないけど。
「ねぇ、リヴァイ。」
-
- 65 : 2016/03/03(木) 17:22:03 :
- 「なんだ?」
「ミカサは、幸せになれるかな。」
「なれると願えよ。」
「ミカサは、エレンに記憶が戻ってほしいかな?」
「知らねえよ。」
「ミカサは、ミカサは、ミカサは…っ。」
さっきから同じ事ばかり言って、私は狂ってる。
-
- 66 : 2016/03/03(木) 18:35:38 :
- なまっち期待よ〜!(=´∀`)人(´∀`=)
-
- 67 : 2016/03/03(木) 21:03:56 :
- ありゃと!
「ハンジ。」
リヴァイがそう言い私を抱き締める。
温かい。
温かいなぁ。
「っく、ぅ…!」
神様、神様、神様。
どうかあの子に、幸せな人生を。
-
- 68 : 2016/03/03(木) 22:02:36 :
- 期待してます!
-
- 69 : 2016/03/04(金) 16:48:17 :
- ありがとうございます!
俺はエレン・イェーガーだった。
俺は家画絵連だった。
まだ思い出せない、この少女。
『ミカサ』
なんなんだ?
『どうしたの?』
『呼んでみただけだよ。』
『ふふっ、そう。』
-
- 70 : 2016/03/04(金) 17:31:25 :
- 文章かくちからがすごいですね
小5ですよね!
私小6なんだけどこんなのかけないです!
絵~書く方が好きです!
エレミカ期待してます!
-
- 71 : 2016/03/04(金) 17:39:31 :
- ありがとうございます!
私は絵が書けない…(。-_-。)
-
- 72 : 2016/03/04(金) 18:26:01 :
- なまっちは神だから!!!まじ期待よ〜!
-
- 73 : 2016/03/04(金) 18:33:45 :
- ありゃと!
『エレン…思い出して…私は、私とエレンは……、』
聞こえないんだよ…聞こえないんだよ!
『私は覚えてるよ?エレンの事、ちゃんと覚えてる……。』
知らない、知らない知らない知らない知らない知らない知らない!!俺は知らない!!教えてくれよ!!
『私の事、忘れたの……。愛してる。あいしてる。アイシテル。
ア イ シ テ ル
俺は…お前の事を愛してない…
俺は…お前とは赤の他人、な筈なのに…
-
- 74 : 2016/03/05(土) 07:48:03 :
- 「エレン?」
母さんが俺に声を掛けた。
「なんだか落ち着かないようだけど、どうしたの?」
「っ、あ、いや、なんでもない。」
後ろにはあのお兄さんとお姉さんがいる。
まぁ、お姉さんは俺と同じくらいだと思うけど。
「すみません。」
お兄さんに、声を掛けられた。
「はい。なんでしょう?」
「そちらのお方、エレン君ですよね?病室が少しだけ隣だったんです。お話をしてもよろしいでしょうか?」
礼儀正しい人…。
-
- 75 : 2016/03/05(土) 08:43:49 :
- 期待しまくってますっっ!
-
- 76 : 2016/03/05(土) 17:24:55 :
- ありがとうございます!
「え…?まぁ、いいですけど…ほらエレン、行って来なさい。」
「ああ。」
俺は、知る必要がある。
その少女のことを。
「クソが。」
懐かしいような、そんな声。
「おいおい、リヴァイ辞めなよ。」
「うっせえ。……ミカサ、早く起きろよ。」
-
- 77 : 2016/03/06(日) 10:18:18 :
- 呼び出したのに話さないなんて、やっぱり変な人だ。
「で、エレン、」
「ミカサを覚えているか?」
「ちょ、私が言おうとしてたのに!」
あーあ、喧嘩が始まったよ…。
「なんだとぉ!?私だって!」
「病院なので静かにして下さい…。」
仕方なく注意した。
-
- 78 : 2016/03/07(月) 07:12:47 :
- ぷっ。
空気の漏れる声が聞こえた。
「ははっ、エレンはやっぱりエレンだったよ。」
ん?
「ミカサっ、」
ベッドの柵によりかかっている。危ないな。
「エレンはエレンだよ!」
だから、貴方達はなんで俺を…!
-
- 79 : 2016/03/07(月) 17:32:24 :
- 「…?おい、エレン。お前はどうして泣いている?」
「っえ?あれ、なんかおかしいな…さ、さーせん、ちょっと…俺…。」
『どうして泣いているの?』
…え?
『言うなよ、誰にも。』
『…言わない。』
-
- 80 : 2016/03/07(月) 17:40:11 :
- 期待してます!
-
- 81 : 2016/03/08(火) 07:30:56 :
- ありがとうございます!
前までと違って、映像が鮮明に頭の中に入り込んで来る。
『ハンネスさん!』
『よぉ、エレン!』
『うわ、酒臭っ!』
-
- 82 : 2016/03/08(火) 22:38:43 :
- 『駆逐してやる!』
『ハッ!!』
『服が破けちゃうだろ!!』
『ーーーミカサ!!』
-
- 83 : 2016/03/09(水) 19:20:01 :
- 『辞めろ…!!辞めろ辞めろ辞めろ辞めろ辞めろ辞めろ!!』
『エレン、』
『辞めろ辞めろ辞めろ!ミカサ!!戻って来い!!』
『好きだ!!!』
『ミカサ!!なんでだよ!!俺も好きだよ!!なのになんで…っ、なんで巨人なんかに喰われるんだよ!!』
『俺は…、』
『お前がいる世界が好きだったんだよ!!お前がいない世界なんか…!!』
『エレン!!!持ち場に戻れ!!!』
『ミカサっ…!』
『エレン!!!!!』
-
- 84 : 2016/03/09(水) 19:46:00 :
- 期待だよーグスグス
うわーんミカサーー!!久しぶりだねぇ(T_T)
頑張って‼
応援してるよ!
-
- 85 : 2016/03/09(水) 19:54:50 :
- ありがとうございます!
でもこれからは見ずらくなるので、コメントには返信しないようにします。ごめんね(´・_・`)
「ミカサ…ミカサ…ミカサ…なんで死んだんだよ…なぁ。」
「俺、あれから寝癖も確認してるしパン屑も口についてないんだ…なぁ、ミカサ。起きてよ。」
「忘れてて、ごめん…でも、俺は…!」
「え、れん…。」
-
- 86 : 2016/03/10(木) 15:41:55 :
- 「「「!?」」」
声が、聞こえた。
俺が忘れていた、とても愛おしい愛おしい声。
「えれ…、」
「私、看護師に行ってくる!」
「俺も行く。エレンは待ってろ。」
リヴァイ兵長の声は、切羽詰まったような声だった。
「おか、えり…えれん…。」
「ははっ、お前も、お帰り…。」
「好きだよ…。」
「俺も、好き。」
-
- 87 : 2016/03/10(木) 16:49:10 :
- 感動的なシーンジーン
期待してます!
-
- 88 : 2016/03/10(木) 21:12:42 :
その日は、お帰りのキスを
呼吸器越しにお帰りのキスをしました。
〈END〉
今回も長編SSは飽きました( ̄ー ̄)
-
- 89 : 2016/03/29(火) 14:09:28 :
- お疲れ様です‼
良かった‼ミカサが意識が戻って‼
-
- 90 : 2016/04/02(土) 18:33:20 :
- ありがとうございます!
-
- 91 : 2016/05/12(木) 19:53:46 :
- 良かったです!!
-
- 92 : 2016/05/12(木) 19:54:51 :
- ありがとうございます!
-
- 93 : 2017/04/05(水) 11:08:12 :
- 最高!!面白かったです!これからも頑張ってくださいね!
-
- 94 : 2017/05/02(火) 19:40:10 :
- >>93
ンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙一年前の作品なのにありがとうございます!!
最近noteに来れてないけれど、またこれからもssを書き続けたいです…!
-
- 95 : 2017/05/09(火) 16:58:01 :
- さいこぉーー!!
-
- 96 : 2022/01/29(土) 22:18:57 :
- これほんとに小5の時の作品か?
文章力エグくね?
まあおかしな点あるし本当っぽい
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