ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

この作品は執筆を終了しています。

還る処–Spirited Away–

    • Good
    • 30

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2016/02/17(水) 14:36:46
    超久しぶりの投稿ですね。
    ジブリ作品の千と千尋の神隠しのラストシーンの続きを予想して書いていきます。気が向いたら是非どうぞ(^_^*)
  2. 2 : : 2016/02/17(水) 14:45:39
    あ、悪辣!?
    期待ですwww
  3. 3 : : 2016/02/17(水) 15:03:47
    >>2早いですねw
    ありがとうございます。
  4. 4 : : 2016/02/17(水) 18:46:11
    おっ、千と千尋だ!
    期待です。
  5. 5 : : 2016/02/17(水) 19:01:42
    ジブリの作品のssは、斬新ですね。

    期待です。
  6. 6 : : 2016/02/17(水) 20:34:27
    >>4,>>5ありがとうございます。ご期待に添えるよう精一杯頑張りますね。
  7. 7 : : 2016/02/17(水) 20:38:02





    トンネルを抜けると。
    そこは始まりの場所だった。そして、そこはすでに終わっていた場所だった。

    「出口だよ」

    始まった時と同じように、千尋は母の腕にしがみついていた。始まった時と同じように、雲足早い空が異様に高く見えた。始まった時と同じように、気味の悪い石像が何かを訴えかけるようにこちらを凝視していた。

    「うわっ、ひどいな」
    「やぁねぇ、悪戯かしら?」
    「だろうね……中も埃だらけだ」

    「だから嫌だって言ったのよ」

    そして。始まった時と全く違って、不思議の街と千尋とを繋げた建物は、不自然な程空疎な確実性を伴った"何か"が欠落していた。トンネルの中に風を巻き込んでいた"何か"だ。千尋を胡蝶の夢に引きずり込んだ"何か"だ。父と母を醜悪な豚に変えてしまった"何か"だ。千尋と竜の少年の温かな愛を育んだ"何か"だ。千尋を千たらしめていた"何か"だ。その何であるかは、千尋の捨て去るべき贖罪を奪うと共に、本来属すべき場所へと昇華していったのかもしれない。

    もう、昔の私はいなくなっちゃったのかな。そう考えると、千尋は理由もなく寂しくなって肩を竦めた。
  8. 8 : : 2016/02/17(水) 20:49:59


    「オーライオーライ、OKよ」

    一陣の風と共に、再度建物を見上げた。朱塗りの壁は皆目剥げ落ちて、蒼々たる苔が所々に群生していた。遥か上に聳え立つ時計台の時計は、針が止まっている。その秒針が時を刻むことは許されないだろう────もう、二度と。


    「千尋、行くよ」


    父の自分を呼ぶ声が、酷く遠くから聞こえてきた。不意に誰かの視線を感じて辺りを見回すと、先程の石像と目が合った。悲哀とも寂寥とも取れぬ表情を浮かべた石像は、相変わらず気味の良い代物ではない。けれども、初めて見た時と異なり、朴訥としたその出で立ちは千尋の神妙な同情を誘った。
    『トンネルを抜けるまでは、振り向いてはいけないよ』
    白の言葉を思い出した千尋は思った。この石像はきっと、トンネルを抜ける前に後ろを振り返ってしまった人の、成れの果てなのではないか、と。

    「千尋、早くしなさい!」

    少しだけ語調を強めた母の声に我に帰って、いそいそと車に乗った。車内は何十年も放置されていた骨董の匂いがした。遠ざかるトンネルの出口を見つめながら千尋はふと、自身の髪を束ねた髪留めに手をやった。

    「あれ、私…………」

    こんな髪留め持ってたっけ。見覚えのない綺麗な髪留めに驚いた自分に驚いた。


    「どうしたの?」

    頓狂な声を出した千尋を心配そうに見つめる母もまた、人が変わったように物腰が柔らかくなっていた。刹那の逡巡の末、千尋はごまかした。

    「ううん、何でもないよ」

    気のせいよね。私の知らないうちに、髪留めが変わってるなんて…………そんなことあるわけないよ。千尋はトンネルから目を伏せて、名状し難い複雑な気持ちを振り払おうとかぶりを振った。千尋の不思議の街での記憶は、トンネルから遠ざかると共に段々と色褪せていった。

  9. 9 : : 2016/02/18(木) 12:20:43




    空は、どこまでも蒼かった。

    「遅れられると困りますよ」

    広々とした丘の上に建つ一軒家。叢生している草花の間を、風が縫うように駆け抜けていく。引っ越し業者の人達は既に来ていた。見るからに頭の堅そうな業者を前に、小さくなって頭を下げる両親を視界の端に捉えた千尋は、思わず無垢な笑みをこぼした。

    ぱちゃり。と、水の声がした。声の聴こえた方を振り向くと、この世のものとは思えないほど綺麗な小川が唄っていた。

    「白………?」

    千尋は気付いていた。この川こそが、白の新しい住処なのだと。そこまで思い至った千尋は、同時に奇妙な違和感に襲われた。────白って、誰?

  10. 10 : : 2016/02/18(木) 16:19:21


    答えを知っていたはずなのに解らなかった疑問が脳裏を掠め、千尋は疼き始めた頭を抱えてしゃがみ込んだ。

    食い入るように川を覗き込む。苦悶に歪んだ顔が映る。手を川に突っ込む。水をすくって勢い良く顔を洗う。冷たい。目頭だけが、熱くなった。この川に滴る雫は流水なのか涙なのか。それは、千尋自身にも分からなかった。

    シャツの袖で水気を拭き取り、再び川を覗き込んだ。その波紋の下を、一尾の魚が悠々と行ったり来たりしていた。鮎の稚魚、だった。一名、清流の女王。
    ぽちゃり、と。水が泣いた。
    これは羽虫が水面に落ちた音。
    ぱしゃり、と。水が哭いた。
    これは鮎が羽虫を喰らった声。
    ばしゃり、と。水が吼えた。
    これは鮎が身をくねらせた声。


    「あっ…………」


    つい先程まで水中を優雅に泳いでいた鮎の稚魚は、屈強な体躯のヤゴの顎に囚われていた。必至の抵抗を試みるも、微動だにしないヤゴの顎の力を前に総て無駄な徒労に終わっていく。

    助けなきゃ。

  11. 11 : : 2016/02/19(金) 19:38:36

    そう思った時、既に千尋は流れの中に手を突っ込んでいた。届かない。川は予想以上に深く、千尋の細い手は生と死が交錯する水底には到底届かなかった。

    その時、千尋は見た。
    ヤゴの顔に、あの魔女を。
    鮎の顔に、あの竜を。

    鮎はどこか悟ったような眼をしていた。淙淙と流れる川の淀みの中で、壊れかけのプラモデルさながらに壊れかけた生命を抱きながら千尋を見ていた。

    『さぁ、お行き』

    心の中で、優しく声がした。


    「ハク!」


    千尋の悲痛な声に応える代わりに、鮎は尾を小さく振った。今や絶え間なく頬を濡らす塩辛い水は、川の雫でも汗でもない、留まることを知らぬ千尋の涙雨に他ならなかった。そうして閉じた瞼の裏には、白い狩衣に身を包んだ少年がぼんやりと佇んでいた。そうよ。私は確かにハクに会った。いつ、どこで、どうやって、何のために?
    そこに、答えはない。千尋はもうそれ以上何も思い出せなかった。目を開いた。光が瞳を侵し、そして千尋は絶句した。


    「な、んで……………」


    つい先程まで水晶の如く至純に透き通っていた水は、見る影もない程に汚泥に穢されていた。
  12. 12 : : 2016/02/19(金) 19:43:02
    豊かなイメージと確かな語彙力で洗練された文章にわたくしもう脱帽ですw

    お気に入り登録させていただきました(*´ω`)
  13. 13 : : 2016/02/21(日) 11:54:18
    >>12ありがとうございます。
  14. 14 : : 2016/02/21(日) 12:01:28


    「ハク!」

    水面が揺れた。

    「…………ハク……」

    泥が荒んだ。

    千尋は暫くの間、主の消えた川の曖昧模糊とした残滓に耽溺していたが、やがて糸の切れた操り人形のように、意図が途絶えてその場に崩れた。千尋の母がそれに気付いたのは、およそ五分後のことだった。倒れている千尋を見た母の顔からは、サッと血の気が引いた。


    「ちひろー、何してるの? 早く来て荷物運び手伝───────千尋⁉︎」


    母の叫喚も、彼女には聞こえるはずもなかった。何物にも変え難い悲愴感に打ちひしがれた千尋の意識は、身体だけを残して深く深く、どこまでも堕ちていった。

    川は、死んだ。

  15. 15 : : 2016/02/21(日) 12:05:05





    同じ刻。
    濛々とした朝霧が、湯屋を包んでいた。
    白々とした陽光が、屋台を照らしていた。八百万の神々をもてなす湯屋は鎮まり返っていて、物音一つしない。そんな全てが総て死んでいる世界で、魔女は竜の呻吟に独り嘲笑していた。


    「いい気味だねぇ。あんな馬鹿で愚図で糞程の価値もない小娘を助けたあんたが悪いのさ」


    竜の少年は四肢を切り刻まれて尚、湯婆婆を炯々とした眼光で睨み付けていた。


    「生意気な態度もほどほどにおし。あの小娘に余計なことを吹き込ん仕舞って。全部あんたの目論見通りになったじゃないか、えぇ⁉︎」

    「………………」

    「あの愚娘はあたしに嘘の名前を書いた。そして元の世界へと戻った。あんたは望み通りあたしに切り刻まれる。どうだい、幸せだろう⁉︎」

    「ッぐ……………」

    罵声を浴びせながら、湯婆婆は白の腕を、指を、足を、脚を、皮膚を、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、何度も、何度も何度も、何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、何度も、何度も、何度も、何度も。

    痛めつけた。

  16. 16 : : 2016/02/21(日) 12:07:30



    「どうだね⁉︎ 他人を助けた代償に自分が殺される感想は」

    「………ち、がう」
    「あぁ⁉︎」

    「貴方は、誤解しています。私は本当の名を取り戻した。例え貴方な私の生を奪われようと、魂は囚われない」

    「…………、………、……………」

    「古い魔法です。貴方は、私の魂の自由だけは、奪うことができない」

    「………ふん、そうかい。だったら奈落の底で笑って見せな。饒速水琥珀主!」



    魔女の拷問は、闇夜が空を蝕み始める逢魔が刻まで続いた。陽が沈むと共に、竜は静かに息絶えた。唯一人を除いて誰にも知られることなく、孤独に蠱毒された。

  17. 17 : : 2016/02/21(日) 22:25:19
    期待
  18. 18 : : 2016/02/21(日) 23:36:50
    >>17ウタさーん!
    ありがとうございます♪( ´▽`)
  19. 19 : : 2016/02/23(火) 12:58:21





    千尋は、夢幻と現の狭間で目を覚ました。


    「………ハク?」


    満開の椿、梅、石楠花、紫陽花に囲まれた花畑に、白はいた。白は振り返らなかった。ただずっと遠くを見つめていた。


    「ハク!」


    千尋はもう一度白を呼んだ。やはり白は振り返らず、遠くを静かに見ているばかりだった。きっとハクは、私には見えない何かを見ようとしているんだ。絶対的に意識的で根源的に統覚的な感覚に包まれた千尋は、そう直感した。

    その時だった。
    目を背けたくなるほど眩い光が千尋を包み込み、視界から一切の彩色を奪っていった。瞼を閉じそうになった千尋は、如何にか踏み止まった。たった一度でも光を失い闇に篭ってしまえば、彼は消えてしまうような気がした。そんな予感が、していた。例えば、弱々しく揺れる風前の灯火のように。ともすれば散ってしまう満開の桜のように。美しく繊細で、何よりも儚い。

    煌々たる光は、徐々にその輝きを失いつつあった。再び世界に色彩が戻ってきた時、千尋は愕然とした。
    あの列車だった。

  20. 20 : : 2016/02/23(火) 13:08:53


    「………ハク?」


    いつ何処で、どのような経路で乗ったかは定かではないが、千尋は今自身が乗っている列車に確かな見覚えがあった。一度起こった事物は決して忘れない。ただ、思い出せないだけだ。白は千尋の斜め右前に座っていた。


    「ねぇ、ハクってば!」


    列車は水の上を走っていた。未だ白はこちらに気付く様子も無く、愴愴として車窓から見える風景を眺めていた。顔色こそ変わらないものの、その表情は何処か物悲しく悲哀に満ちていた。

    列車は徐行し出した。穏やかな揺れが千尋の身体の自由を奪う。控えめに波の音がして、列車は「沼原」と書かれた駅に止まった。白の方を向き直った千尋は言葉を失った。

    白は、泣いていた。

    竜の涙は彼の頬を伝い口元で滞り、行き場を失っていた。彼の宛ての無い悲しみを連れて、ポタリと直垂の裾に落ちた。列車はまだ動かない。そこで白は何かに気付いた様子で辺りを見回すと、音も立てずに列車から降りていった。


    「ハク!」


    叫びながら後を追おうとした千尋の体は、下半身を残して上半身だけ前につんのめっていた。細く、ともすれば折れてしまいそうなか弱い千尋の足は鉛のように重い、というよりも列車の床に吸い付いていて離れないのだ。白い姿が遠ざかっていく。すがるように白を見ると、いつの間にか白は此方を振り返っていた。


    「ハク、私よ………千よ!」


    あれ? 私はこんな名前だっけ。
    何処かで感じたことのある奇妙な違和感の吐息が心に触れたが、もう千尋はそんなことどうでも良かった。白は顔色一つ変えずに、千尋を見つめていた。あるいは、千尋など見てはいなかったのかもしれない。ひょっとすると、今し方自分が座っていた席に別れを告げていたのかもしれない。それは当然、千尋の知る所ではなかった。自分の名前を思い出そうと躍起になっている千尋を後目に、白は視界から消えていき、二度と振り向くことはなかった。

    白は行ってしまった。
    私の知らない所へ。
    手の届かないほど遠くへ。
    列車は走り出した。
    千尋は窓から身を乗り出し、夕陽の薄い橙色と棚引く雲の紫翠が折り重なった空に独り、叫んだ。


    「ハク─────!」



  21. 21 : : 2016/02/25(木) 12:46:22





    暖かい。ふかふかの毛布にくるまれていた。耳元で、聞き慣れない時計が囁いていた。まだペンキの匂いが残る、真新しい部屋に居た。カーテンの隙間から射す、まだ朧げな陽の光に包まれていた。千尋は今度こそ、現実で目を覚ました。

    夢だったんだ。
    目頭に溜まった涙の跡を拭いって体を起こした時、勢い良く部屋の戸が開いた。


    「何してるの千尋、早く起きなさい!」


    懐かしい母だった。


    「新しい学校に遅れるわよ」


    そこまで聞いて、千尋の思考は停止した。さながら、ショート寸前の電子回路のように。


  22. 22 : : 2016/02/25(木) 18:24:32






    飛行機雲が、青空に薄く線を引いていた。ずっとずっと遠くまで、続いていた。あの飛行機雲は、明日を知っているのかもしれない。

    誰もいない通学路を走りに走って、ようやく到着した学校は静まり返っていた。遅刻だ。千尋は転校してきた初日から遅刻という記録的なヘマにうな垂れたが、授業開始を報せる予鈴の音で我に返り、再び走り出した。昇降口に飛び込む。下駄箱に靴を突っ込み、階段を駆け上がる。途中で7回躓いた。それでもめげずに走っていく。教室に着いた。既に皆着席している。溜息を呑み込み、ドアを開けた。

    「すみません、遅刻しました!」

    静寂を破って飛び込んできた千尋に、児童達はみんな目を丸くした。
    唯、一人を除いて。

    「おぉ、来たかね。入りなさい」

    千尋の破天荒な登場に動じなかった彼は。純真無垢な白い服に身を包んだ彼は。端正な顔立ちに、おかっぱ頭の彼は。いつかの冷たい眼差しではなく、知的で暖かみのある目で千尋を見ていた。

    「紹介しよう。今日からこの学校でみんなと学ぶ、荻野千尋さんだ」

    先生の優しい言葉は、千尋の耳に欠片ほども届いていなかった。ある子は拍手し、ある子は騒ぎ、またある子は無表情でいた。そして彼は、他の誰とも違って穏やかに微笑んでいた。千尋は彼の隣が空席なのに気付き、俄かに胸が騒がしくなった。


    「荻野さん、君は窓際の席だ。饒速水君の隣だよ。何か分からないことがあれば、彼に聞くと良い」


    そこで初めて、千尋は先生の発した一言が鼓膜に引っかかった。千尋が席に向かう途中、周りの児童は彼女を興味津々に眺めたり、笑いかけたり、話しかけたりした。失礼なことに、千尋はそれら全てを無視した。千尋は迷いなく、何かに誘導されるように自分の席────ではなく、先程から静かに微笑する饒速水君の席へと歩いた。

  23. 23 : : 2016/02/25(木) 18:27:55

    席はすぐそこなのに、とても長く歩いた気がした。凛として透き通った声で饒速水君は言った。


    「待たせてすまない」


    さぁ、前を向いて歩こう。
    地面は動いてはくれない。
    自ら歩くか、歩かないかだけだ。


    「会いにきて………くれたの?」


    歩いた先には、きっと明るい未来がある。



    「千尋は私を救ってくれた。だから今こうして、ここにいる」

    「ありがとう…………嬉しい。ハク──じゃなくて、」


    ヴェスナ・エスタ・ホリシア。
    物の生に限りはあれど、魂は永遠なり。



    「……………琥珀」



    この物語はここで終わるが、二人が紡ぐ再生の物語は、まだ始まったばかりである。







    Never ending…………
  24. 24 : : 2016/02/25(木) 18:38:00
    ───アトガキ

    誰もが知ってるであろう千と千尋ですが、noteでは意外とssが少なかったので(ていうか皆無)今回書くに至りました。ネットでは千と千尋のその後が都市伝説として騒がれてますが、一番多いのがハクの惨殺ですよね。

    「それでお前はどうするんだい、その後私に八つ裂きにされても良いんかい⁉︎」

    という湯婆婆の脅し通り、ハクは切り刻まれたそうです。事実、 駿さんはハクと千尋との別れのシーンで、千尋が手を離した際にハクの手だけが名残惜しく残っていたことから、

    「ハクと千尋は二度と会えることはない。ハクは魂だけになって千尋に会いに行って約束を果たすというイメージ」

    といったニュアンスのことを呟いたらしいです。詳細は良く分かりませんが。本作はそういった噂とぼくの妄想を文章にしてみたんですね。

    まぁ、短めでした。そして活字が超多い。読みにくいと感じた方、すみません。最後になりましたが、閲覧して下さった皆様どうもありがとうございました。意見・感想、アドバイスなどございましたら、コメント頂けると嬉しいです。

    追伸:後書きやたら長いですねw
  25. 25 : : 2016/02/25(木) 18:39:40
    お疲れ様です

    共に合作頑張ろう!
  26. 26 : : 2016/02/25(木) 18:41:18
    執筆お疲れ様でした(*´ω`)

    やっぱりハイセさんは言葉の構築力が並じゃなくて、読んでいて楽しいですw
    これからも魅力ある作品を期待しております!
  27. 27 : : 2016/02/25(木) 18:44:48
    >>25ありがとうございます。
    頑張りましょう!

    >>26ありがとうございます!
    楽しんで頂けて何よりですよ。とりあえずこれからは、皆さんとの合作に力を入れたいと思いますw
  28. 28 : : 2016/02/25(木) 19:36:34
    再開した二人が今後どのような道を歩んでいくのか。
    気になるところではあるけれど
    どの道を歩むにしても、行く果てにはきっと彼らだけにしかつかめない幸せがあり、また彼らだけしか知らない、結末という言葉だけでは片付けられない物語の終わりがあるんだろうな。
    なんて自分でも意味不明なことをこの作品を読んで思ってました。

    素敵な作品でした。
    お疲れ様でした!

  29. 29 : : 2016/02/25(木) 21:29:55
    >>28コメントありがとうございます!

    湯婆婆から魂が解放され、転生してまで千尋に会いにきたハクです。きっと幸せになってくれると信じてますよ。
    作品に対しそれほど深い想いを抱いて下さるのは、こちらとしても大変嬉しいです。閲覧ありがとうございました!
  30. 30 : : 2016/02/28(日) 00:28:38
    お疲れ~
  31. 31 : : 2016/02/28(日) 00:34:04
    >>30ありがとうございます。

    この度、誠に光栄ながらPick up最上段に載せて頂くことができました。今一度閲覧して下さった皆様に感謝です。
  32. 32 : : 2016/02/28(日) 00:42:24
    とてもとてもとても良かったです。
    3回ぐらい見たのに、また千と千尋を見たくなります。
  33. 33 : : 2016/02/28(日) 17:31:06
    >>32あははw
    ありがとうございます。ぼくも書きながら見てましたσ(^_^;)
  34. 34 : : 2016/02/28(日) 17:44:52
    お疲れ様でしたー!
    相変わらずお手本にしたくなるような文章力や喩え方ですね。
    ひさしぶりに千と千尋の神隠しを見て、改めて思うところがありました。
  35. 35 : : 2016/02/28(日) 18:48:05
    >>34ありがとうございます!
    本当に駿さんの手掛けたジブリ作品は、奥が深いですよね。調べてみると結構な量の謎が隠されているので、こういった二次創作はとても書きやすかったです。ジブリSSもっと増えてほしいなぁ。
  36. 36 : : 2016/02/29(月) 17:27:38

    ついにシブリ作品の二次創作を拝見する事が出来て嬉しい限りです。
    一年ぶりぐらいでしょうか……
    お待ちしておりました(笑)
    世界観を壊す事なく丁寧に描かれた心情や描写が素晴らしかったです。
    あとがきで気にされている活字の多さも、文章全体にある詩のようなリズムに、私は寧ろ文字を追うのが心地よく感じられました。
    特に本家のラストシーンに絡めた冒頭の数レスは秀逸ですね。
    素敵な作品をありがとうございました。
  37. 37 : : 2016/02/29(月) 21:07:10
    >>36月子さん、ご無沙汰しています。お待たせしました(笑)
    そうですねー、本作は特に文章に力を入れたつもりでしたので、お褒めに預かり光栄至極です。
    そりゃもう、読者様に喜んで頂くことこそ筆を執る側の本懐ですよ。こちらこそ閲覧ありがとうございました!
  38. 38 : : 2016/03/02(水) 12:48:17
    >>30は、僕だよ~

    ジブリの作品は、ここでは少ない作品なので続編があったらいいな~
  39. 39 : : 2016/03/03(木) 11:46:20
    >>38ありがとうございます!
    そうですねー、続編は考えてなかったんですが、まぁ気が向いたらまたジブリ書いてみますね♪( ´▽`)
  40. 42 : : 2018/06/17(日) 23:54:53
    実はこれは都市伝説なのですが、千尋が湯婆婆に名前を奪われたとき、わざとかはたまた偶然か漢字を間違えて書いた名前を奪われてしまったようです。このことから、千尋は本当の名前を湯婆婆に奪われずに済み、人間界に帰って来れたとも言われています。千と千尋小話でした。

▲一番上へ

このスレッドは書き込みが制限されています。
スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。

著者情報
ittanmomen

うすらひ

@ittanmomen

「未分類」カテゴリの人気記事
「未分類」カテゴリの最新記事
「未分類」SSの交流広場
未分類 交流広場