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私達の始まりは、とてもとても酷いいじめからでした。リヴァミカ

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  1. 1 : : 2016/02/04(木) 17:33:40
    いじめssを頑張って書いてみる。
  2. 2 : : 2016/02/04(木) 17:37:52
    私達の始まりは、とてもとても酷いいじめからでした。






    ミカサ「きゃァッ!」

    モブ女「きゃはは!ザマァ!汚れてやんの!」

    モブ女2「行こうよモブ子ー、ここの空気汚れてるーw」

    モブ女「だねー、行こうかーw」

    高校に入ったばかりの私は、周囲に馴染めずにいた。

    親友のアニ、幼馴染のエレンとアルミンもいた。

    だけど、私はやはり、馴染めない。
  3. 3 : : 2016/02/04(木) 17:42:34
    元々友達を作る事とか、人と話すのは得意じゃない。むしろ苦手だ。

    わざわざ無理して友達を作るものじゃない、そう開き直り、エレンやアニと話していた所。

    モブ女「あ、ねぇねぇミカサちゃん、放課後、ちょ〜っちいい?」

    モブ女2「ほんの少しだけだから、ね?」

    そんな女の誘いに、私は乗った。

    それが悪夢の始まり。


    皆に見せるようにはしないけど、裏では私を痛めつける。所々痣が出来てしまった。

    エレン、アニ、アルミンには、迷惑をかけたくない。

    三人とも、素敵な恋をしているのだ。
  4. 4 : : 2016/02/04(木) 17:47:26
    エレンはアニに、アルミンは同じクラスのクリスタに。

    アニは好きな人はいないと、笑いながら話していた。

    エレンはアプローチすればいいのに、と子を見守る母のような気持ち。

    でも、今の私にはそんな事を考える余裕は無い。

    アニに痣を見られたらどうしようとか、勘が良いエレンに気付かれたらどうしようとか、観察力が凄いアルミンが気付くかもしれないとか、私の頭は心配な事ばかり。
  5. 5 : : 2016/02/04(木) 18:50:14
    そしてまた今日も、いじめの日々。

    モブ女「ふんっ!」

    ミカサ「あうっ…。」

    モブ女2「モブ子ー、今日はモブ3と4も連れてきたよー。」

    モブ3、4「よろしくぅー。」

    モブ女「おん。スカッとするよw」

    モブ3「まぢぃ?やるわ。」ドカッ

    ミカサ「んあっ…。」

    ドカッ、ドカッ。

    お腹を蹴られ胃液が喉元までつっかかる。でも我慢する。

    モブ女「ったくぅ、モブ8ってウザイのよね。」ドカッドカッ

    モブ女2「あ、わかるー。」
  6. 6 : : 2016/02/04(木) 19:50:21
    ストレス発散に私を殴り、蹴る。

    ドカッ、ドカッ、ボカ!

    ミカサ「いあっ、んあ!」

    モブ女4「…ねー、コイツの体売ったら金儲けできると思わない?」

    モブ女3「あー、東洋人、だっけ?いい喘ぎ声しそうだよね。」

    モブ女「それいいー!売ろ売ろ。」

    体を、売る…?
  7. 7 : : 2016/02/04(木) 20:02:14
    期待×1000000
  8. 8 : : 2016/02/04(木) 20:04:34
    めっちゃ期待!!
  9. 9 : : 2016/02/04(木) 20:36:12
    >>7>>8さん
    ありがとうございます!


    モブ女「コイツドMだったりしてw」

    モブ女2「きっとドMよ、こうやったら悦ぶもの。」

    グリリ、頭を地面に擦り付けさせた。…足で。

    耳が痛い。

    ミカサ「いたぁ…。」

    モブ女3「キャハハ!ウケるんですケドー!w」

    モブ女「いいねぇ、ドSっぽい男に売ろっか!」
  10. 10 : : 2016/02/04(木) 20:47:31
    ピ、ポ、パ。と、携帯の音が聞こえる。

    あぁ、お母さん。

    既に死んだ母の事を思う。

    お母さんは東洋人だった。だから殺されたんだ。


    私も、





    ーー殺される。


  11. 11 : : 2016/02/04(木) 21:40:38
    モブ女「よーし、○○呼んだよぉ。」

    モブ女2「どんくらいで売ろっかぁ?」

    私はそこで意識を手放した。




  12. 12 : : 2016/02/04(木) 21:45:48
    俺達の始まりは、とてもとても酷いいじめからでした。








    あれは、そう、二年生の冬頃の事。

    俺は放課後の学校の廊下を歩いていた。特に意味は無い。

    暇だった。ただそれだけ。

    ??「いやァッ!」

    何だこの声。いじめか。
  13. 13 : : 2016/02/04(木) 21:48:12
    おっ、なまたまごさんの新作キター!
    Kitai!!!
  14. 14 : : 2016/02/04(木) 21:49:17
    >>13リヴァイ親衛兵さん
    ありがとうございます!

    いじめ、か。

    俺達が一年生の時もよくやった。

    誰か一人を標的(ターゲット)にし、いじめる。

    俺はいじめる側でも、いじめられる側でもなく、傍観者役。
  15. 15 : : 2016/02/04(木) 21:51:37
    いじめれるほど権力があったわけでも無いが、いじめられるほど弱いわけでも無かった。

    いじめ。

    やりたきゃやりゃいい。だが所々売るやらなんやらの声が聞こえる。


    女ってのは醜いな。


    部屋に入った。
  16. 16 : : 2016/02/04(木) 21:54:59
    複数の女が黒髪の女をいじめている。

    黒髪、か。珍しいな。

    モブ女2「あ…リヴァイ先輩。」

    モブ女「やりますか?先輩。」

    コイツ、ドMなんです。

    キャハハ、女の甲高い声が俺の耳に響いた。うるせぇな、そう言うとすぐ散る。

    モブ女4「てかリヴァイ先輩本物ですか?憧れなんです!w」

    モブ女2、3、「私もー!」
  17. 17 : : 2016/02/04(木) 21:58:01
    黒髪の女が、こっちを向いた。

    リヴァイ「…ほぉ…。」

    思わず声が出る。美しい顔だ。確か東洋人、という奴だ。

    リヴァイ「お前、名前は。」

    聞かずには、いられない。

    これを逃せばきっと東洋人は二度と見れない。

    「ミカサ。」

    ミカサと名乗るその女の冷淡な声は、世界中で一番美しいと思ったーー。
  18. 18 : : 2016/02/05(金) 15:48:08
    リヴァイ「は、やるとするか。貰うぞ。」

    モブ女2「はーい。あ、感想聞かせて下さーいw」

    モブ女「よろしくですーw」

    ミカサを抱き上げ、部屋を出る。

    軽いな…。

    そう呟くと、「うるさいです。」と返された。

    ったく、助けてもらっているのはお前だろ。
  19. 19 : : 2016/02/05(金) 16:51:11
    リヴァイ「何処に行けばいい。」

    ミカサ「いいですから、私を捨てて下さい。」

    リヴァイ「折角お前を貰ってやったのにな。」

    ミカサ「大丈夫。私を拾う人は他にいるから。」

    確かにそうだな、と共感した。

    ただの自意識過剰では無い。事実だ。コイツの魅力は凄い。何処かの男に拾われるだろう。

    俺でさえ拾ったんだから。

  20. 20 : : 2016/02/05(金) 16:57:47
    リヴァイ「お前いじめられてんだろ?」

    ミカサ「……それがなんなんですか。うるさいですよ。早く下ろして。」

    リヴァイ「何言ってる。質問に答えろ。」

    グイ、と顎を掴んだ。

    すると、黒色の瞳と目が合う。

    怯えでも、怒りでもないその瞳。お前は何を思っているのか、何も分からない。
  21. 21 : : 2016/02/05(金) 17:37:20
    うう、めっさ続き楽しみです。
    応援してます
  22. 22 : : 2016/02/05(金) 17:45:43
    ありがとうございます!


    ミカサ「…まぁ、そうだと思います。」

    リヴァイ「そうか。誰かに相談とか、したのか?」

    自分でも驚くほど、言葉がスラスラと出た。

    何故?何故なんだ、俺は何故コイツに話し掛ける。

    いじめってのは、弱者がされる当然のことだ。お前が弱者だからいけないのに。

    ミカサ「言える訳、ないじゃないですか。」

    ぽつり、とミカサが声を落とした。
  23. 23 : : 2016/02/05(金) 18:11:24
    ミカサ「なんか、もう、どうでもよくなっちゃって。」

    そこで外に出て、ベンチに座った。

    ミカサ「この人生、もう捨てても、いいかなって思って。」

    恐らくその言葉は、無意識に出る言葉で、俺に聞かせている訳では無いだろう。

    ミカサ「お母さんが東洋の印を受け継いでとか言ってたから、子供だけ作って死ぬのもいいかななんて。」
  24. 24 : : 2016/02/05(金) 18:24:48
    ミカサ「何の為に生きるんだろうな、って。」

    リヴァイ「違う。」

    思わず、口に出してしまった。

    ミカサがこっちを見ている。

    リヴァイ「俺達に、何の為に生きているかが分かるぐらい、天才じゃないから。」

    目を見開いた。
  25. 25 : : 2016/02/05(金) 23:21:39
    ミカサ「…驚きました。貴方は、そんなに考えていたの。」

    リヴァイ「まぁな。俺も人間だ。」

    そして、ゆっくりと立ち上がる。

    リヴァイ「…死ぬなんて、考えんなよ。」

    今思えば、これが初恋だったのかもしれない。
  26. 26 : : 2016/02/05(金) 23:31:08
    私達は、似たもの同士。

    自意識過剰?ふん、勝手に言ってろ。

    私達は、似たもの同士。

    きっとそう。考えも、性格も、似た者同士だ。
  27. 27 : : 2016/02/06(土) 16:20:20












    翌日、また私はいじめられていた。

    ミカサ「うあ!」

    別に悲しいとか、そんなものじゃないけど。

    痛い。

    痛いなぁ。

    モブ女「てか昨日リヴァイ先輩とやった?」

    モブ女2「でもリヴァイ先輩が満足する訳無いよねー。」

    モブ女「それな。」

    今日は2人だけらしい。
  28. 28 : : 2016/02/06(土) 16:31:44
    モブ女「あ、モブ女2、ちょっとお手洗い行くわ。」

    モブ女2「おっけ。」

    一人の女が出ていく。

    モブ女2「……行った行った。疲れるんだよねー、モブ子ったら。」

    蹴るのを辞め、ドサリと座り込んだ。

    モブ女2「アンタもアンタだよ。抵抗しないの?」

    …何故いじめている奴に説教されなければならない。

  29. 29 : : 2016/02/06(土) 16:58:58
    モブ女2「アンタって自分の魅力分かってるんでしょ~?東洋人でさぁ。このまま行くと襲われるよ?まぢで。」

    ミカサ「分かってる。」

    モブ女2「分かってないって。抵抗しなよ。今アタシいじめてるけどさぁ?抵抗してみてよ。ねぇ?」

    ミカサ「疲れたの。抵抗しても意味が無いでしょ。」

    モブ女2「そお?私だったら死に物狂いで抵抗するよ?」
  30. 30 : : 2016/02/06(土) 18:05:23
    モブ女2は良い子…?

    期待!!
  31. 31 : : 2016/02/06(土) 18:41:31
    >>30自分でも分かりませんw期待ありがとうございます!

    ミカサ「貴方は何なの?」

    モブ女2「はぁ?なに?味方だとでも思ったの?自惚れないでよね。」

    ミカサ「自惚れてなんかない。」

    モブ女2「そぉ?あれ、リヴァイ先輩じゃない?」

    反射的にはっと顔を上げた。

    ミカサ「ぐっ。」

    でもそれは嘘だった。

    女が私の顎を掴む。

    モブ女2「アンタは馬鹿ね。リヴァイ先輩にも助けを求めないの?唯一助けてくれそうな人でしょ。それにイケメン。」

    ミカサ「っ、な、それがなんだ。それにイケメンとかは関係無い…。」

    モブ女2「ふぅん?ま、いいけどさ。」


  32. 32 : : 2016/02/07(日) 09:18:29
    モブ女2「ほんと空気読めないよね。アンタは王子様のリヴァイ先輩に助けてもらってハッピーエンド。それが一番でしょ?アンタも私も、ね?」

    モブ女2「私はアンタの事、いじめるよ。じゃなきゃ自分がいじめられるじゃんwごめんねぇ本当。…でも空気読まないアンタも馬鹿だから。」

    一気に言った。

    ミカサ「ハッピーエンドって…決まった訳では…。」

    モブ女2「そうね、そのままバッドエンドかもしれない。けどほんの少しの可能性に掛けてみたら?いじめてるのは私らなんだけどさっ。」

    ……正論だ。

    私は何も言えなかった。

    全く、加害者に説教なんて…笑えない冗談だ。
  33. 33 : : 2016/02/07(日) 12:48:55
    リヴァミカにしたいのにリヴァミカ要素が全く出てこない。


    モブ女「モブ2、大変大変!リヴァイ先輩がね、また別れたんだって!」

    ドン、と入ってきたのはやはりいじめている女。

    モブ女2「えー、また?女遊び豊富だなーw」

    モブ女「狙ってんのよ、女が。」

    むふふんとしたような顔で私を見た。ウザ…。

    モブ女「今日はもう終わり!行こ、モブ2!」

    帰り際に見せた女の顔は、どんな事を思っていたのか、それは分からなかった。
  34. 34 : : 2016/02/07(日) 12:55:03
    リヴァイ「うるせぇな。」

    私は確かに、そう言っているのを聞いた。






    ハンジ「リヴァイ〜、また別れたの?」

    リヴァイ「クソウゼェ女だった。それだけだ。」

    う〜んと私は悩むふりをし、旧友の顔をチラリと盗み見る。

    ハンジ「恋しちゃったんだ〜多分気付いてゴファァッ!!」

    リヴァイ「歌詞を乗せるなクソメガネ。」



  35. 35 : : 2016/02/07(日) 12:55:26
    リヴァミカにするには、
    そこからリヴァイがすぐにはたすけずに

    「…助けてほしいのか?」

    的にすれば解決すんだろ!
  36. 36 : : 2016/02/07(日) 12:59:17
    成る程!リヴァイからね、リヴァイから言うのね、それイイ!


    ハンジ「えぇ?アンタやっぱり恋しちゃったんだ〜♪多分ゴファァッ!!」

    リヴァイ「うるせぇ。」

    少しだけ顔が赤いのは、嘘だからだろ?


    ふふん、これはからかいがいがありそうだ。

    きーめた、リヴァイをからかってみよう。
  37. 37 : : 2016/02/07(日) 13:09:06
    「キャー!リヴァイ先輩、別れたって本当ですか!?」

    「あのモデルの子ですよね!?」

    「違うって、校内美人コンテストで優勝した子!」


    基本的にリヴァイは、清くない夜のお付き合いだけをしている筈だ。

    だからすぐに別れる。

    リヴァイ「だからなんだ。」

    この子達は全員リヴァイの事が好きなんだよ。

    リア充爆ぜろ。
  38. 38 : : 2016/02/07(日) 15:04:01
    あ、ゲフンゲフン。

    まぁ私も恋人が欲しいとかそんなんじゃないけど。そ ん な ん じ ゃ な い け ど !

    今はやっぱり勉強でしょ?高校だよ?二年だよ?勉強しなくちゃ生きてけないよ?


    まずリヴァイの好きな人を探さないとね〜!

  39. 39 : : 2016/02/07(日) 16:23:31
    ハンジ「この子かな?」

    私が手に持っているのは一年の生徒名簿。

    どうやら一年には今年、東洋人がいるそうだ。

    ついでに駆逐系男子wwwwヤバッwwww

    草回避不可wwww


    あああ、でもこの子はやっぱり可愛いな。

    リヴァイ「クソメガネ、それはなんだ?」

    ハンジ「んぁ?ああ、一年の生徒名簿だよ。見るゥ?」

    ハンジ(先公からくすねた物だけど。)

    リヴァイ「……ミカサだ。」
  40. 40 : : 2016/02/07(日) 16:34:49
    ミカサは、東洋人の黒髪黒目の女の子だ。


    ハンジ「この子に恋してるんだ?」






    リヴァイ「…恋……?」


    あれ、もしかして気付いてない系?

    鈍感イケメン王子様系男子?


    ハンジ「そうッ!恋だよ恋!この子にしてるの!?」


    リヴァイ「恋かぁ…。」


    ハンジ「ヤったら即バイバイってこの子にもしちゃブファッッ!!」



    後にハンジさんは語ります。


    ハンジ「鈍感イケメン王子様系男子は素直じゃないよ!!気を付けな!!」
  41. 41 : : 2016/02/07(日) 19:54:00
    なんでギャグになったのか、それは誰にも分からない…。
    上のハンジさんスルーして下さい。なんかいきなりギャグになったね、うん。


    ミカサ「せんぱい。」


    お前は一人、ぽつんと立っていた。

    リヴァイ「ミカサ。」

    ミカサ「はい。」

    リヴァイ「俺は、」

    リヴァイ「お前の事が、」







    バッ。


    ベッドから飛び降りる。

    ゴツンと鈍い音がした。いてぇ…。
  42. 42 : : 2016/02/09(火) 16:58:49
    母「ご飯だよ、早く下に降りて!」

    リヴァイ「…分かった。」

    低血圧で不機嫌そうな鏡の中の自分を見下ろして、手探りで制服をとった。

    母「あちゃー!焦げたぁぁ!」

    相変わらずハイテンションの母に若干(いやかなり)ウンザリしながら階段を下りる。

  43. 43 : : 2016/02/09(火) 17:01:49
    リヴァイ「……。」

    母「リヴァイ!おはよう!あ、ちょっと貴方それはこっちよ!馬鹿じゃないの?いや馬鹿ね!」

    父「はい…スミマセン…。」

    母「全く、朝の忙しい時に!さっさと席につく!」

    父「はい…。」

    しょんぼりした父。

    元気はつらつの母。

    不機嫌MAXの息子。


    笑えねえような家族だな。
  44. 44 : : 2016/02/11(木) 14:26:28
    「あ、リヴァイ遅刻しないの?」

    「別に。」

    遅刻しようがしなかろうがもうどうでもいい。

    ラーメン食いてぇ。

    父「学校はちゃんと行ったほうが…いいぞ?」ナミダメ

    リヴァイ「は?なんで?なんで?キモいウザい離れろやめろ虫唾が走る汚ねぇな触んなって!!」
  45. 45 : : 2016/02/12(金) 20:05:38
    父「酷い…妻からも息子からも否定されるなんて…。」ナミダメ

    リヴァイ「っるせぇ!わーったよ、行きゃいいんだろっ!」

    少し乱暴に言って、パンだけを取り玄関に行く。

    ご飯食べなくていいの、という声が聞こえたが無視だ。

    リヴァイ「はーっ、」

    夢が気になる。ミカサが出てきた、夢。

    リヴァイ「ったく…夢まで出てくんじゃねぇよ、バカ。」

    俺は夢に出てきた人物に対して勝手に悪態をついた。









  46. 46 : : 2016/02/12(金) 20:07:16
    期待です
  47. 47 : : 2016/02/12(金) 20:15:18
    >>46さん ありがとうございます!

    ハンジ「リヴァイサーン、昨日はどうされましたかねー??」

    リヴァイ「昨日はミカサには会わなかった。」

    はん、という顔でハンジが俺の方を見る。

    ハンジ「そっかー…あ、でね、リヴァイ。リヴァイはそのミカサに恋しちゃってるんだよ。そのミカサちゃんは西○カ○のもしも運命の○が○る○なら状態だよ!」

    リヴァイ「おい、○の場所がおかしいと思うのは俺だけか?」
  48. 48 : : 2016/02/12(金) 23:16:51
    ハンジ「大丈夫、貴方だけ!」

    はぁ、と一つ溜息をする。

    リヴァイ「運命、か。」

    別に、神とか運命とか、信じている訳では無いが。

    もしあったら、俺とミカサは。








  49. 49 : : 2016/02/13(土) 07:17:56
    期待!!(*^^*)
  50. 50 : : 2016/02/13(土) 09:04:08
    ありがと!


    エレン「ミカサ。」

    ミカサ「ひゃうっ!?」

    急にエレンに話し掛けられてビックリした私は、本棚に頭をぶつけてしまった。

    アルミン「あぁーっ!ミカサ大丈夫!?血、血、出てないっ?」

    アニ「アンタ馬鹿だね…!大丈夫っ?」

    ジャン「ミカサっ、俺が手当てしてやrマルコ「ごめんね、ジャンがごめんね、ジャン絶対下心あるからね。」
  51. 51 : : 2016/02/14(日) 09:34:45
    リヴァミカもいいね‼︎(≧∇≦)
    マルコ、ナイスwww.期待だよっ
  52. 52 : : 2016/02/14(日) 10:36:44
    実は一番リヴァミカが好きなんだw
    用事があるのでノシ
  53. 53 : : 2016/02/16(火) 17:07:43
    アニ「……。」

    アルミン「もう、どうしたのさ?ミカサ。」

    ミカサ「…ううん、別に。」

    殴られて痣が出来た右肩を左手で抑えた。

    エレン「ミカサらしくないな。」

    私らしいって、どういう事だ。

    アニ「もう、何かあったら言いなよ?」

    ドキッ、少し驚いた。
  54. 54 : : 2016/02/18(木) 06:42:53
    モブ「ねぇミカサちゃん、今日もお話あるんだ。」

    ミカサ「…分かった。」

    渋々と了承すると、ピョンピョン跳ねて嬉しそうに仲間の輪に入って行った。

    アニ「あんた最近あの子らと仲良いね、良かったじゃん。」

    ミカサ「ええ、少し。」
  55. 55 : : 2016/02/18(木) 06:44:14
    リヴァミカ期待っ!!
  56. 56 : : 2016/02/18(木) 16:03:29
    ありがとうございます!

    モブ「…でさぁ、あんたに頼みがあんだけど。」

    いきなりそれか。

    モブ「リヴァイ先輩の目を私達に向けて欲しいのよ。」

    金髪で長い髪の毛を指先で弄る。

    モブ「あんたってリヴァイ先輩に目を掛けられてそうだし。」

    モブ「適役なのよ、あんたがね?」

    今更何を、叫ぼうとした所、そっと囁かれた。

    「あんたやらないなら、アニに頼もうか?」
  57. 57 : : 2016/02/18(木) 21:14:50
    アニ。

    貴方の綺麗な体が、暴力で痣だらけになるのか。
    嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!

    ミカサ「…どうすればいいの。」

    モブ「あ、やってくれるの?えっとね、リヴァイ先輩の前で私達の話題を出して欲しいのよ!」

    ふん、そんなの簡単だ。後は自分自身の容姿の問題だ。
  58. 58 : : 2016/02/18(木) 21:17:58
    アニ。エレン。アルミン。

    その愛おしい名前を舌の上で転がしながら、私は早々とリヴァイ先輩の元へ行った。







    俺の元に、ミカサがやってきた。
  59. 59 : : 2016/02/18(木) 21:50:42
    それは、そう、感情等全く入っていない瞳で「好みの女性はどんなですか。」なんて言うから、何かパシリにされているのかと疑った。
    いやそうだろう。ミカサがそんな事を俺に直接言うのは有り得ない。

    リヴァイ「そうだな、弱さに屈しない女か。」

    無意識に、ミカサを思い浮かべる。

    リヴァイ「護られてるだけじゃないんだ。自分で解決しようとする、その視線がいい。だがたまに俺を頼るようなそんな視線も、またそそる。」

    リヴァイ「簡単に言えば、ミカサ。お前が好きだ。」

  60. 60 : : 2016/02/18(木) 21:54:13
    ん?なんかおかしいぞ?流れがおかしいぞ?ウン。


    あぁ、言ったぞ。遂に言ってしまったんだ。

    でも不思議と、後悔は生まれなかった。

    ミカサ「…私がですか?」
    リヴァイ「ああ、お前だ。」
    ミカサ「この容姿ではなく?」
    リヴァイ「お前の全部に惚れた。」
    ミカサ「……信じても、よいですか。」
    リヴァイ「ああ。是非とも信じて欲しいな。」
  61. 61 : : 2016/02/19(金) 22:30:48
    リヴァイ「好きなんだ。ミカサ。」


    ミカサは、泣いている。

    なんで泣いている?

    泣くほど悲しかったか?

    ミカサ「今更…っ、なんで…っ。」

    リヴァイ「すまん。遅くなった。でも、愛してる。」

    自分で制御しきれないほど、俺の気持ちは膨れ上がっていた。

    種がハンジってのは嫌だけどな。

    リヴァイ「ミカサは、どうなんだ。」

    ミカサ「私…私は…。」
  62. 62 : : 2016/02/20(土) 21:54:39
    ミカサ「好き、なのかも、しれない。」

    途切れ途切れな声。

    ミカサ「今思えば、これが初恋なのか。」

    リヴァイ「奇遇だな、俺もだ。」

    本気の恋など、くだらないものだ。

    ミカサ「エレンやアルミンに対してではない感情だ。」

    リヴァイ「そうか。」

    ミカサ「ので、私は、貴方の事が好き。愛している…?」
  63. 63 : : 2016/02/20(土) 21:57:40
    リヴァイ「疑問系で言われると嫌だな……だが、ミカサ、」

    スゥ、と息を吸い込み、吐く。

    リヴァイ「俺と付き合って下さい。」

    女に心から付き合ってくれと言うのは、もう前にも先にもこの一度きりだ。


    ミカサ「…っ、はい!」


    その返答を聞き、俺は満面の笑み(周りから見ると不自然極まりない)でミカサを抱き締めた。









  64. 64 : : 2016/02/20(土) 22:04:18
    リヴァイ「簡単に言えば、ミカサ。お前が好きだ。」

    リヴァイ先輩に、そう言われる。

    ミカサ「…私がですか?」
    リヴァイ「ああ、お前だ。」
    ミカサ「この容姿ではなく?」
    リヴァイ「お前の全部に惚れた。」
    ミカサ「……信じても、よいですか。」
    リヴァイ「ああ。是非とも信じて欲しいな。」

    リヴァイ「好きなんだ、ミカサ。」

    その言葉が、酷く私を安心させる。

    何故?何故?何故?何故?

    今更そんな事を言って…!

    私は目元を赤くしリヴァイ先輩に問う。

    ミカサ「今更…っ、なんで…っ。」

    貴方のその顔と言ったら!



  65. 65 : : 2016/02/20(土) 22:32:01
    でも、

    私も今更なんだ。

    今更、自分自身の想いに気が付いて。

    リヴァイ「すまん、遅くなった。でも、愛している。」

    愛している……。

    とても甘美なその言葉。

    ミカサ「私…私は………、好き、なのかも、しれない……今思えば、これが初恋なのか。」
  66. 66 : : 2016/02/20(土) 22:40:03
    リヴァイ「奇遇だな、俺もだ。」

    エレンにも、アルミンに対してもない、その感情。

    それは、やはり、

    ミカサ「ので、私は、貴方の事が好き。愛している…?」

    リヴァイ「疑問系で言われると嫌だな…だが、ミカサ、」

    スゥ、と息を吸った。

    リヴァイ「俺と付き合って下さい。」
  67. 67 : : 2016/02/20(土) 23:56:57



    ミカサ「…っ、はい!」

    彼は優しい笑顔で私を迎え入れてくれた。

    〈END〉

    力尽きた。
  68. 68 : : 2016/02/21(日) 07:23:36
    すっごく良かった!!(*^^*)
    リヴァミカ良いね!

    これからも応援してます!!
  69. 69 : : 2016/02/21(日) 10:27:54
    おぉ、ありがとう!
    その一言で私は頑張れるっ!
  70. 70 : : 2019/01/04(金) 00:24:25
    モブはどうなったんだろう?
  71. 71 : : 2019/02/01(金) 17:36:22
    >>70
    リヴァイとミカサが付き合い始めて校内に噂が流れた後、モブは「あいつが何故リヴァイと」「どうせミカサも捨てられるんだからミカサに私達のことを紹介してもらおう」という思いからミカサに馴れ馴れしく接します。そんなモブ女達に喝入れたのはリヴァイ本人で、ある意味良い人間のモブ女2とミカサは割と仲良くなります。モブ女2はただただ自分を守りたかっただけなのでモブ女集団の力が弱まることでもうどうでもよくなります。
    エレンアルミンアニには今までいじめられていたことがバレてしこたま怒られるし衝突するけど仲直り。
    という裏設定がありました!(今考えた)
  72. 72 : : 2019/02/11(月) 17:04:33
    ご返事ありがとうございます‼︎受精卵@くそびっちさんのリヴァミカ大好きです❤️
  73. 73 : : 2022/10/09(日) 20:03:22
    すっごくすきです。
    リヴァイかっこいい!!
  74. 74 : : 2022/10/09(日) 21:09:30
    いじめssって必ず最後はいじめられっ子に恋人が出来たり社会的な意味で成功したり、いじめを行った者には報いが来る展開ですよね。現実ではそんなこと無いのに。ファンタジーだからこそですね。

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