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ミーナ「この後の予定は?」ニヤニヤ アニ「・・・さぁね」 【エレンside】

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  1. 1 : : 2016/01/25(月) 22:34:41


    ミーナ「この後の予定は?」ニヤニヤ アニ「・・・さぁね」
    http://www.ssnote.net/archives/42814
    ↑↑前作↑↑のエレン視点で話が進みます多分

    ※続編ではありません
  2. 2 : : 2016/01/25(月) 22:46:39

    ――――訓練の合間・休憩時間――――

    エレン「なぁミーナ・・・ちょっといいか?」

    ミーナ「はッ!何でありますか班長ッ!」ビシッ

    エレン「その"班長"ってのやめろって・・・」ハハ

    ミーナ「エヘヘ、で?どうしたのエレン・・・あ!さては恋の悩みかな~?」ニヤニヤ

    エレン「はッ?そんなんじゃねーよ・・・」

    ミーナ「なーんだ・・・じゃあデートのお誘い?」キラキラ

    エレン「話す相手を間違えたみたいだな」スタスタ

    ミーナ「ごめええええん!待ってよエレン!待って、待ってってばぁッ!」タッタッタ

    ミーナ「それで?なんの用だったの?」ズィ

    エレン「なッ!近けーよ・・・お前真面目に人の話聞く気あるんだろうな」イラ

    ミーナ「うんうん!聞く聞く!なになにッ?」

    エレン「ハァ・・・なら聞くけどよ、俺・・・ミカサよりも実力を付けたいんだけどさ、その・・・どうすればいいかなって思っててさ・・・何となく一緒の班のお前に聞いてみようかなってさ」

    ミーナ「ふむふむ・・・、うーん・・・、んー・・・」

    エレン「な、何かいい方法ありそうか?」

    ミーナ「・・・えっとねぇ」

    エレン「うん」

    ミーナ「・・・話す相手を間違えたみたいだね」テヘッ

    エレン「だよな」ハァ...

    ミーナ「そ、そうだ!アルミンとかなら答えを導いてくれそうじゃない?頭良いし」

    エレン「それもそうだな!後でアルミンにでも聞いてみるか!」ワクワク

    ミーナ「そうだよ!それがいいよ!」

    エレン「ありがとなッ!ミーナ!」

    ミーナ「エヘヘ、どういたしまして!」エッヘン

  3. 3 : : 2016/01/26(火) 02:44:33

    ――――夕食時――――
    エレン 【テーブル】ミカサ
    アルミン【テーブル】

    ガヤガヤ...
    ガヤガヤ…

    エレン「なぁアルミン」

    アルミン「なんだい?」

    エレン「対人格闘訓練とかで、ミカサより強くなる為にはどーすりゃいいと思う?」

    アルミン「うーん・・・」

    アルミン「いっそのことミカサに色々と教えてもらうっていうのはどうだい?強くなる為には強い人から教わるのが1番だと思うんだ」

    ミカサ「アルミンの言う通り、明日からの対人格闘訓練の時は常に私と組むべき」

    エレン「ミカサ、お前に教えてもらうのもいいけどよ、それじゃお前を追い越せねぇと思うんだよな」

    ミカサ「そんな事はない、エレンの成長を間近で見られるのなら私は何だってする覚悟は出来ている」

    エレン「気持ちはありがてえけどやっぱお前に教えてもらってばっかじゃ嫌なんだよ俺は」

    ミカサ「わかった・・・でも、もし私が必要な時はすぐに駆けつけるので言って欲しい」

    エレン「あぁ・・・ありがとなミカサ」ニカッ

    アルミン「じゃあ空いてる時間に自主練をするなんてのはどうかな?何事も積み重ねが大事だと思うし、他人よりも多くを経験する事でその分実力だっておのずと付いてくる・・・、そうすればきっとミカサを追い越す事だって不可能じゃないはずさ!」

    エレン「空いた時間に自主練・・・!それいいかもな!」

    エレン「・・・でもどこでやればいいんだ?他の奴らに見られる訳にもいかねえし・・・」

    アルミン「訓練所の入口なんてどうかな?門の両脇に灯りもあるし、夜でも訓練が出来ると思うんだ・・・!」

    エレン「ありがとなッ、アルミン!早速今日から始めてみるか!」

    アルミン「そのいきだよ!エレン!」

    ミカサ「なら私も普段から部屋でトレーニングをしよう、簡単に追い抜かれる訳にはいかない、私も強くなる・・・そんな私よりも強くなる為に頑張るとエレンが言った・・・、ので私はエレンを応援している」

    エレン「おう!二人ともありがとな!」
  4. 4 : : 2016/01/26(火) 03:44:44

    ――――後日・食堂――――

    ミーナ「あ!エレン!あの後アルミンに相談出来た?」

    エレン「ようミーナ、バッチリだ」

    エレン「結局訓練所の入口で自主練する事にしたんだが・・・」

    ミーナ「うん?何かあったの?」

    エレン「いや・・・、初めはよかったんだけど1人でやれる事にも限界があってよぉ・・・」

    ミーナ「ふーん・・・」

    エレン「あ・・・悪ぃ、アイツら待たせてっから行くわ、またなミーナ」

    ミーナ「はいはーい!(なるほどね~)」

    ミーナ「あ!アニー!隣いい?一緒に食べよー!」

    アニ「別にいいけど・・・」チラ

    ミーナ「エヘヘ、しつれ~い!」カチャン

    ワリーワリーオソクナッタ
    ダイジョウブキョウハトナリニスワリタイノダケレド
    カッテニシロヨ
    ソウダエレンコノアイダノ...ハ...ダッタカイ?
    イヤージツハ...デヨ...

    アニ「・・・」ジー

    ミーナ「いっただっきまぁ~す!」パクパク

    アニ「・・・」ボーッ

    ミーナ「・・・」モグモグ

    ミーナ「ねぇアニ」

    アニ「何?」パク

    ミーナ「いつもみてるよねー!」モグモグ

    アニ「・・・はっ!?」

    ミーナ「またまたぁ!お見通しですぞ」ニヤニヤ

    アニ「何のことだか」パク

    ミーナ「むー・・・相変わらず素直じゃないんだからッ」パクパク

    アニ「あ、コレ美味しいよ」ホラ...

    ミーナ「(話そらそうとしてる!!)」

    ミーナ「(仕方ない、ミーナちゃんが一肌抜いじゃうぞ)」モグモグ...ゴクン

    ミーナ「ねぇねぇアニ、この後抜け出してお散歩にでも行かない?今日は月が綺麗だよ~?」

    アニ「一人で行きなよ」モグモグ

    ミーナ「えー!言っとくけど私だって女の子なんだからね!夜暗い中は危険がいっぱいだよ?いいの?」ジー

    アニ「知らない、てか既に私眠いんだけど」モグモグ

    ミーナ「大丈夫!きっと目が覚めるよ!」チラ

    ジャアキョウモイッテクルゼ...ガタ...スタスタ
    エレン...ムリシナイヨウニ
    ガンバッテネエレン!

    ミーナ「よし!じゃあ食べ終わったみたいだし片付けて行こう!」ガタ

    アニ「いやまだ・・・」

    ミーナ「行くよー!!」

    アニ「ちょ・・・急になんなのさ・・・」ヤレヤレ
  5. 6 : : 2016/01/26(火) 21:13:16

    ザッザッ...

    ――――訓練場入口――――

    エレン「(よし・・・始めるか)」

    エレン「(身体をほぐしてから基礎的な筋トレ・・・その後にシャドーだ!)」

    エレン「(アルミンも積み重ねが大事って言ってたしな)」

    ――――少し経って――――

    ガサッ...

    エレン「ん?」

    エレン「(気のせいか)」

    エレン「(にしても1人でやるっつっても・・・果たしてコレで上達してんのか?・・・・・・どうすればいいんだ」ブツブツ



    スタスタ...

    アニ「・・・・・・あんた、今日は一人なの?」キョロキョロ

    エレン「(うおッ!誰だよ急に・・・・・・)」アセアセ

    エレン「ん?ようアニ、あぁ・・・ちょっとな(てかお前、灯りに近すぎるだろそこ・・・服が燃えるぞ)」

    アニ「そう・・・・・・」

    エレン「(気づいてねーのか?)」

    アニ「・・・・・・」スッ...

    エレン「(あ、ちょっと離れたか・・・でもまだ危ないぞそこ・・・、てかどうせだしアニに自主練の事相談してみるか・・・)」

    アニ「・・・・・・」チラ

    エレンアニ「あのさ」
    アニ「何?」

    エレン「反応早ッ!?あ、いやアニの方こそなんだ?」

    アニ「別に気にしなくていいよ・・・それより何?」

    エレン「ん?あぁ・・・実は俺、対人格闘の成績を上げたくて、その事を悩んでたんだ」

    アニ「・・・ミカサがいるでしょ?一緒に組んで教えて貰うってのはどう?」

    エレン「それじゃいつまで経っても追い越せねぇままだろ、それに俺、最近自主練も始めたんだが・・・、一人じゃどうも上達してる実感が無くてな・・・」

    アニ「それでこんな時間にこんな所にいたって訳かい」

    エレン「あぁ・・・まぁな、それよりお前こっちに来いよ」

    アニ「あんたがこっちに来なよ、か弱い乙女は夜暗い中は怖いんだ・・・」

    エレン「何つまんねー冗談言ってんだよ」ハハハ

    アニ「いいから来な」イラ
    エレン「はい」

    エレン「そういやアニは何でこんな所にいるんだ?お前も自主練か?」

    アニ「え?あ・・・あー、今日は月が綺麗だったからね、何となく見に来ただけさ」ホラ

    エレン「ん?あー、確かに今日は月がよく見える綺麗な夜空だな、にしても星ってあんなに沢山あったんだなー」

    アニ「・・・・・・ねぇ、その」

    アニ「自主練の事だけど・・・、私で良ければ付き合ってやってもいいけど?」

    エレン「え?」
    アニ「嫌なら別にいいけど・・・」

    エレン「いや、そんな事ねえよ!そうだ!対人格闘訓練の時もお前に挑んでいいか?」

    アニ「構わないよ」

    エレン「助かるよ!ありがとな、アニ!(アニの格闘術なら充分ミカサとも渡り合えそうだな!)」ワクワク

    アニ「別に・・・ただあんたが柄にもなく悩んでるみたいだったから珍しいと思ってね」

    エレン「ハハ、俺にだって悩みの一つや二つ位あるに決まってるだろ」

    アニ「そうゆうことにしといてあげるよ」

    エレン「何だよそれ、まぁとにかく宜しくなアニ!(言ってみるもんだなー!)」

    アニ「こちらこそ」

    アニ「じゃあ私はこれで・・・」

    エレン「あ、待てよ、俺も戻るから途中まで一緒に行こうぜ」

    アニ「・・・」スタスタ

    エレン「お、おい待てって!」タッタッタ


    ――――部屋――――


    ガチャ…スタスタ

    アルミン「やあ、おかえりエレン」ニコ

    エレン「おう!」

    アルミン「自主練の調子はどうだい?」

    エレン「アニと組む事になった」

    アルミン「アニと?(以外だな・・・一体どういういきさつで組む事になったんだろう)」

    エレン「まぁ色々あってな・・・!あの格闘術を身に付ければもっと強くなれそうだ・・・!」ギラギラ

    アルミン「なるほどね(深追いはしない方が良さそう・・・かな?)」

    エレン「まさかアニと組めるなんてよ・・・、これからが楽しみだなー!」ウキウキ

    アルミン「あはは・・・(危うい表現の仕方だなぁ・・・)」



  6. 7 : : 2016/01/27(水) 06:32:38


    ――――とある日の朝・食堂――――


    ガヤガヤ...
    ガヤガヤ...


    ミカサ「おはようエレン、アルミン」

    エレン「ようミカサ、おはよう!」

    アルミン「やあ、おはようミカサ」

    ミカサ「エレン、街の中心に有名で美味しいケーキ屋さんがある、ので今度の休みになったら一緒に行って欲しい・・・」

    エレン「ミカサお前、ケーキとかのたぐいって好きだったっけ?」

    ミカサ「好きではない、でも一緒に行って欲しい」

    エレン「何訳わかんねー事言ってんだよ・・・、どうせならミカサの好きなもんの為に行こうぜ」

    ミカサ「ならエレンの為に行こうと思う」

    エレン「何でそうなるんだよ・・・、まぁまた今度ミカサの好きなもんでも一緒に食いに行こうぜ・・・、な!アルミン!」

    アルミン「え、あ・・・うん、そうだね」

    エレン「ちょっと先に食器置いて来るな」ガタ...スタスタ

    スタスタ…

    カチャン...
    カチャン...

    アニ「・・・」ジー

    エレン「お、アニ、おはよう!」

    アニ「・・・おはよう」フイ...チラ

    エレン「ん?・・・俺の顔に何か付いてんのか?」ペタペタ

    アニ「・・・別に」フイ...スタスタ

    エレン「・・・何だよ・・・って、あ」

    エレン「今日もよろしくなー!」オーイ

    アニ「(あんた声がデカイよ)」ハイハイ...






  7. 8 : : 2016/01/27(水) 12:36:14


    そしてひと月程経った頃


    ――――訓練所入口・夜――――


    ズササッ
    エレン「くっそ・・・」イテテ…

    エレン「攻撃があたんねぇし・・・」ムク

    アニ「あんた攻撃が直線的すぎだから・・・、たまにはつかみ技とかも使ってみたらどうなの?」

    エレン「つかみ技・・・こうか?」ガシッ...

    アニ「いや掴むならこう・・・むしろこう絞める」グッ...ギュ

    エレン「なっ・・・なるほどな・・・!た・・・確かに・・・動きにくいな」グググ...

    アニ「(・・・・・・・・・温かいね)」ギューッ

    エレン「・・・・・・お、おいアニ、そろそろ離せよ」
    アニ「駄目」ギュッ

    アニ「・・・・・・抜け出せたらあんたの勝ちでもいいよ?」
    エレン「ッは!?」

    アニ「このままでいいのかい?」ギュー

    エレン「仕方ねぇな・・・」グッ...

    エレン「・・・っく!」グググ...

    アニ「そう簡単に離さないよ・・・」ギュッ

    エレン「んぐぐ・・・」グググ...

    アニ「降参する?」グググ...

    エレン「まだだ・・・、うおぉぉおおおッ」...ゴロン

    ゴロンゴロン...ジタバタ...

    エレン「よし!緩んだ(このまま体勢を替えて突き放せば俺の勝ちだ・・・・・・)」バッ
    .......モミッ
    アニ「ちょッ(必死すぎだよ・・・・・・っな!?)」パッ

    エレン「(ん?いまだ・・・!)」ズィ

    アニ「っく!(突然の事で一瞬・・・この男の事だからわざとじゃないんだろうけど・・・)」ザザ

    エレン「そろそろ時間だな(今のは勝ちでいいんだよな・・・?)」

    エレン「悪いな今日も付き合わしちゃって」ホレ

    アニ「別にいいよ、調度いい運動になるから」グイ

    エレン「まぁ最後は俺が勝ったけどな」ハハ

    アニ「それまでは全部私が勝ってた訳だけど?」

    エレン「安心しろ、いつか勝ち越してみせるさ」

    アニ「どうだか・・・・・・にしても今日は寒いね」

    エレン「そうか?まぁ寒い季節だしな・・・・・・じゃあそろそろ戻るか」スタスタ

    エレン「アニって何であんなに攻撃をかわせるんだ?」スタスタ

    アニ「あんた狙いがバレバレなんだよ」スタスタ

    エレン「じゃあ間合いとか目線とかが今のままじゃ駄目なのか?」スタスタ

    アニ「いやそこは詰めたりフェイントをするといいよ・・・」スタスタ

    アニ「相手も読み辛くなるなるだろうし」スタスタ

    エレン「なるほどな、次からは意識してやってみるよ」スタスタ

    アニ「・・・それよりも、・・・さっきのはわざと?」

    エレン「ん?・・・もしかして・・・アニのおっぱ・・・」
    アニ「・・・」ゲシッ
    エレン「痛てぇ!わ、悪かったって・・・」

    アニ「教官にでも報告しとこうかね・・・」フイ

    エレン「ちょ、それはなしだろ!」アセアセ

    アニ「・・・冗談だけど?」クル

    エレン「笑えねぇ冗談言ってんじゃねーよ・・・」

    アニ「・・・じゃあ私はあっちだから」

    エレン「あぁ・・・(怒らしちまったか?)」

    エレン「じゃあまたなアニ」タッタッタ

    アニ「・・・それじゃ」クル...スタスタ


    ――――部屋――――

    ガチャ...

    アルミン「やあエレン、今日もお疲れ様」ニコ

    エレン「おう、風呂行こうぜアルミン」

    アルミン「ごめん、今日は先に入って来ちゃったんだ」

    エレン「そっか、じゃあ速攻で入ってくるか」

    アルミン「明日は休暇日なんだし、ゆっくり入って疲れを癒すといいと思うよ?」セッカチダナーハハハ

    エレン「それもそうだな!」ハハ

    エレン「じゃあちょっと行ってくるわ」
  8. 9 : : 2016/01/27(水) 17:46:53
    ――――男子風呂――――

    カポーン

    ガラガラ



    エレン「(そうか、明日休暇日だったんだっけ・・・)」ゴシゴシ

    エレン「(アニ、怒らしちまったかな・・・)」ゴシゴシ

    エレン「(街の中心にある・・・ケーキ屋だったっけ?)」バシャ

    エレン「(なんだかんだ世話になってるしな・・・誘ってみようかな)」ゴシゴシ...

    エレン「(・・・さっさと風呂入るか)」バシャー...スタスタ

    ザブン

    エレン「(あったけぇ・・・)」

    エレン「(ん?てか今日中に誘わねぇとな・・・)」

    ――しばらくして――

    エレン「(長風呂しちった・・・戻るか)」ザパァ…スタスタ…ガラガラ

    エレン「(結構ボロボロにされたりしてるけど・・・俺が怪我しないように注意してくれてんのなアイツ・・・)」フキフキ…フキフキ…

    エレン「(今日誘えなけりゃまた今度誘うか・・・)」ポカポカ

    ガチャ…バタン

    ――――廊下――――

    スタスタ...

    キャッ...キャッ...

    エレン「ん?あいつらは・・・」スタスタ

    エレン「よお、クリスタ、ユミル」

    ユミル「何の用だよ」ズイ

    クリスタ「あ、エレン!エレンも部屋に戻るところ?」ヒョコ...ニコニコ

    エレン「ん?あぁ、ところでお前ら街の中心にあるケーキ屋って知ってるか?」

    クリスタ「あ!そこ知ってるよっ!こないだユミルと行って来たんだけど、すっごく美味しかったの!ねっ、ユミル」チラ

    ユミル「まーなー」ニカニカ

    エレン「やっぱ有名なんだな・・・」

    クリスタ「女の子なら誰もが満足すると思うよ!」ニコ

    エレン「そういうもんなのか?あ、それとよ・・・今アニってどこにいるか知ってるか?」

    ユミル「っは、何だお前ら・・・散々イチャコラしといてまだ足りねーのかよ、盛んだなぁおい!」ダッハッハッ!!

    エレン「違・・・そんなんじゃねーよッ!」

    クリスタ「もぅユミル!そんな言い方ないじゃない!」
    ユミル「でも用事があんだろー?」ニッシッシッ

    エレン「・・・まぁな」

    クリスタ「あ、エレン、アニならまだ入浴してると思うから・・・もう少ししたら来るんじゃないかなぁ?」

    エレン「そっか、ありがとなクリスタ」

    クリスタ「ううん!それじゃまたねエレンッ」ニコニコ

    チャントヒニンシトケヨー...クックックッ
    ユミルイイカゲンニシテヨ-!

    エレン「(何だよユミルのヤツ・・・、まぁいいやここで待ってみるか)」

    ――――ちょっとして――――

    スタスタ…

    アニ「・・・」ポー

    エレン「(あ、アニだ・・・)」スタスタ...

    アニ「・・・・・・寒っ」ブルブル

    アニ「ッックシュン」

    エレン「・・・よおアニ、風邪でも引いたか?」

    アニ「わ!?」ビクッ

    エレン「(うお、そんな驚くなよ)」

    アニ「少しのぼせただけだけど?」



  9. 10 : : 2016/01/27(水) 18:03:35

    ――――廊下にて――――

    アニ「それにしても何であんたがここにいるの?」

    エレン「え?あ、今日は月が綺麗だったからな、何となく見に来たんだ・・・」ホラ

    アニ「1人で?」

    エレン「ん?あぁ(髪おろしてるアニ初めて見たな)」

    アニ「・・・そう」

    アニ「じゃあ私は部屋に戻るから、あんたも風邪ひかないうちに戻りな・・・」クル

    エレン「・・・なぁアニ」

    アニ「何?」

    エレン「お前、街の中心にあるケーキ屋さんって行った事あるか?」

    アニ「・・・無いけど、・・・何で?」

    エレン『お世話になってる人には感謝の気持ちを忘れずに』

    エレン「いつも母さんがそう言ってたからな・・・」

    アニ「・・・そう」

    アニ「・・・それで?」

    エレン「それで・・・、アニにはいつも自主練に付き合わせちゃってるし、一緒に旨いもんでも食いに行こうかなって思ってな、もちろん俺の奢りで」

    アニ「・・・あんたそれ・・・デートの誘いって事でいいのかい?」

    エレン「ん?あぁ、そう・・・なるのか?分かんねぇけど・・・」

    エレン「まぁ無理にとは言わないけどさ」
    アニ「行くよ」

    エレン「お、おう・・・アニって甘いもの嫌いだったか?」

    アニ「まさか」

    エレン「じゃあ明日の休暇日、朝ご飯食ったら門の所で待ち合わせして一緒に行こうぜ」

    アニ「あんた急だね・・・まぁいいけど・・・、じゃあ私は部屋に戻って寝るとするよ」

    エレン「あぁ!じゃあまたな!」タッタッタ

    エレン「(急に誘っちまって悪かったかな)」

    エレン「(遅れちゃ悪いから早く寝なきゃな)」


    壁|ース「(グリシャ・・・今日お前の息子が・・・大人の階段を登ったぞ・・・!)」
  10. 13 : : 2016/01/27(水) 20:21:14
    ――――布団の中――――

    チュンチュン…、チュンチュン…、


    エレン「・・・・・・・・・」バサッ...ゴシゴシ

    アルミン「やあエレンおはよう、良く眠れたかい?」ニコ

    エレン「・・・よおアルミン、バッチリだ」フアー...

    アルミン「久しぶりの休暇日だねぇ、んーッ・・・」ノビーッ

    エレン「なぁアルミン、実は今日アニと街に行く事になってよ・・・」
    アルミン「な・・・!何だって!(嫌な予感しかしないぞ・・・)」ガタッ

    エレン「ん?どうかしたのか?」

    アルミン「い、いや別に、この事を知っている人は他にいるのかい・・・?」

    エレン「いねぇと思うけどな」

    アルミン「そ、そうなんだ・・・、ちなみに今日はどういう予定なんだい?」

    エレン「え?朝ご飯食べたら門のところで待ち合わせして、んで街に行ってケーキ食って・・・その後は決めてねーけど」

    アルミン「なるほどね、じゃあアニの事待たせるのも悪いし、早く支度を済ませてご飯を食べに行こうか(デートじゃないか!コレはまずいぞ・・・!)」

    エレン「そうだな!」




    ――――食堂――――

    ガヤガヤ...
    ガヤガヤ...

    アルミン「(アニは・・・?いないみたいだ・・・もう食べ終わったのかな?とにかくミカサと鉢合わせる前に早くエレンの事を送り出してあげないと、エレンがもし変な事を言ったりでもしたら・・・)」ブルブル

    ミカサ「エレンおはよう」

    アルミン「」チーン

    エレン「ようミカサ」

    ミカサ「アルミン、顔色が悪いけど大丈夫?」

    アルミン「や、やぁミカサ・・・僕なら平気さ」

    ミカサ「そう・・・」

    ミカサ「あ・・・エレンにしては珍しい、今日は寝癖が付いていない様だけど」

    アルミン「(あわわわわわまずいぞこのままじゃ勘づかれてしまう)」

    エレン「相変わらずチェックが厳しいな、お前は俺の保護者かっての・・・」

    エレン「・・・にしてもアニがいねぇな」キョロキョロ

    ミカサ「・・・」ピクッ

    アルミン「(ああああああああああ)」

    アルミン「(ん?そこにいるのは・・・)」チラ

    ハナシガシタイネェー...ニコ
    ダネー!...キャッキャッ

    ミーナ「あ、ミカサー!」タッタッタ

    ミカサ「・・・どうかしたの?」

    クリスタ「ちょっといいかなぁ」ニコニコ

    ミーナ「こないだ借りた恋愛のパワースポット特集2月号の話なんだけど」キラキラ

    クリスタ「ミカサとお話がしたいなーって」ニコニコ

    ミカサ「私で良ければ話相手になろう」

    キャーッ...ヤッター...キャピキャピ
    デネデネー...キャピキャピ

    ユミル「(可愛い)」

    アルミン「(女神)」

    ライナー「結婚したい」


    エレン「なんだアイツら、盛り上がってんな・・・」

    アルミン「・・・は!そうだエレン!今の内に行くんだ!今しかチャンスはないんだ!」

    サシャ「つまりそのパァンは頂いてもいいという事になりますよねッ?」ササ

    エレン「何だよお前ら・・・スープくらい飲ませてくれよ」ズズズ…

    サシャ「エレンッ!パァンはどうするんですかパァンは!?」ズイズイ

    エレン「近ッ・・・仕方ねぇな、やるよ・・・ホラ」ポスッ...

    サシャ「神ぃぃぃぃいい!!」モグモグ

    アルミン「エレン!後は僕に任せて、君は行くんだ!」

    エレン「悪ぃな!じゃあ行ってくるわ!」タッタッタ

    バタン...

    エレン「(何なんだよあいつらのノリ)」スタスタ...

    エレン「(とにかく急がねぇとな・・・)」
  11. 14 : : 2016/01/27(水) 21:10:42

    ――――待ち合わせ場所――――

    タッタッタ...

    エレン「(お、街行きの馬車はまだいるみてぇだな・・・)」タッタッタ...ハァ…ハァ…

    エレン「(ん?ベンチに誰かいるぞ・・・アニかな)」チラ...スタスタ

    アニ「・・・・・・」スー...スー...

    エレン「(いや寝てんのかよ・・・!)」

    エレン「お、おいアニ大丈夫か・・・?」ユサユサ

    アニ「・・・・・・」スー…スー…

    エレン「仕方ねぇな・・・どうすっか・・・」ンー...

    フランツ「お姫様抱っこだエレン!」スタスタ...

    エレン「・・・なッ!?フランツ、と・・・ハンナか?」

    ハンナ「やっほーエレン」スタスタ...

    エレン「お前らも街に行くのか?」

    フランツ「当然じゃないか!折角の休暇日なんだし・・・ねっ?ハンナ!」ギュッ

    ハンナ「私はフランツの隣にいるだけで満足なんだけどね」キュッ

    イチャイチャ...

    エレン「相変わらずのバカ夫婦だなお前らは・・・」

    ソ...ソンナフウフダナンテ...
    キガハヤスギルヨエレン...

    エレン「」イラ

    エレン「仕方ねぇ・・・、無理やり起こすのもなんだし・・・悪いなアニ」ダキッ...

    フランツ「それでこそ男だよエレン・・・」ニコニコ

    エレン「しかしどーすんだ・・・起きたら怒りそうだぞ」

    ハンナ「きっと大丈夫だよ」ニコニコ

    エレン「なんだよお前らのその上から目線」ハァ...



    ...ゴトン.....ゴトンゴトン.....

    .....ゴトン.....ゴトン...ゴトン...


    エレン「(アニ・・・ずっと寝てるな)」チラ

    アニ「・・・私は・・・・・・なれない・・・」ムニャムニャ...

    エレン「ん?(寝言・・・か)」


    ...ゴトン.....ゴトンゴトン.....

    .....ゴトン.....ゴトン...ゴトン...



    添乗員「もうすぐ街の中央広場に到着ですよー」

    ン...ゴシゴシ
    ヨウアニ...オキタカ?
    ドウイウ...コト?
    オレガ.....
    アンタナニシテクレテンノ...?

    フランツ「おやおやあの2人、何だか微笑ましいねハンナ」イチャイチャ

    ハンナ「そうねフランツ」キャピキャピ

    エレン「あいつら何かイラッとすんな」
    アニ「確かに」
  12. 15 : : 2016/01/27(水) 21:33:39

    ――――街の中央広場――――


    添乗員「中央広場に着きましたよー」


    エレン「お、着いたみたいだな」

    アニ「以外と早いね」

    エレン「まぁ誰かさんは寝てたからな」

    アニ「起こしてくれても良かったんじゃない?」

    エレン「声は掛けたんだけど起きなかったんだよなー誰かさんは」ハハ

    アニ「・・・誰のことだろうね」シランプリ

    フランツ「・・・それじゃエレン、頑張れよ」グッ

    ハンナ「アニも応援してるからね!」フフ

    アニ「・・・」(pσ_σ)q

    エレン「お、お前ら先に行った方が良さそうだぞ(余計な事を・・・)」アセアセ

    フランツ「ハハハ、じゃあ行こうかハンナ!」

    ハンナ「そうねフランツ!」

    ネーフランツー…ッテネ…ナノヨ...キャピキャピ
    ハハハ…モ...ダネ-…イチャイチャ

    アニ「・・・」

    エレン「気にすんな、俺達も行こうぜ・・・」フゥ

    アニ「そうするよ・・・」

    エレン「何かお前元気ねぇな、来る時もずっと寝てたし・・・体調でも悪いんじゃないのか?」

    アニ「・・・さぁね」

    エレン「んー(お、案外いつも通りだな)」

    エレン「とりあえず行くか」

    アニ「私街の事よく知らないからあんたに着いて行くよ」

    エレン「あ、そういや俺、ケーキ屋さんまでの行き方知らねえんだよなー」

    アニ「え?」

    エレン「壁内調査って事で!行こうぜアニ!」

    アニ「ハァ・・・仕方ないね・・・」

  13. 16 : : 2016/01/27(水) 23:25:40

    ガヤガヤ...
    ガヤガヤ...


    エレン「まぁ、なんだかんだでケーキ屋さんに着いちゃった訳だが」

    アニ「混んでるね・・・・・・」

    エレン「しかも結構並んでるなぁー(折角来たのによ)」

    エレン「どうすっかな」

    アニ「他のお店にする?」

    エレン「折角来たんだし並んでみようぜ」

    アニ「あんたに任せるよ」

    ――――しばらくして――――

    エレン「なぁアニ、喉乾かねぇか?」

    アニ「少しね・・・」

    エレン「よし!じゃあちょっと飲み物調達してくっからさ、このまま並んでてくれよ」タッタッタ

    アニ「え?・・・あ」ポツーン...

    ――――しばらくして――――

    スタスタ...ピトッ
    アニ「ちょッ・・・!冷た」ビクッ・・・

    エレン「待ったか?ほい」ヘヘッ

    アニ「遅いよ・・・」

    エレン「すまんすまん・・・」ゴクゴク

    アニ「・・・」バッ...ゴクゴク

    エレン「ちょ、それ俺の・・・」

    アニ「コッチが飲みたかっただけだけど?あんたはコッチだね」ハイ

    エレン「いや・・・中身一緒だぞ」

    アニ「容器が気に入っただけだから」

    エレン「そうなのか」



    ――――しばらくして――――

    店員さん「どちらに致しますか?」

    エレン「アニ、好きなヤツ選べよ」

    アニ「あんたに任せるって・・・」

    エレン「え?俺が決めんのか?」アタフタ

    エレン「・・・じゃあオススメのヤツ2つずつ下さい」

    店員さん「かしこまりました」ウフフ

    ――――2階――――

    エレン「やっと買えたなー!」

    エレン「おっ!あそこのテーブルで食おうぜ!」タッタッタ

    アニ「あんた、はしゃぎ過ぎだよ・・・」スタスタ

    エレン「いいじゃねえか、ここのケーキ美味いってみんなが言ってるんだぜ」パカッ

    アニ「そう・・・」ジーッ

    エレン「何だかんだアニだって楽しみなんじゃねえか?(すげー見てるすげー見てる)」

    アニ「私はあんたみたいに子供じゃないからイチイチはしゃいだりはしないのさ」

    エレン「わかったわかった、コッチ(おっきいの2つ)お前のな」

    アニ「あ、うん・・・」

    エレン「じゃ、食べようぜ!」パクパク

    アニ「頂きます・・・」パクッ

    アニ「・・・」

    エレン「(気に入ってくれっかな)そういやさ・・・」

    アニ「・・・」パクパクパク

    エレン「このあとどっか行くか?」

    エレン「折角街に来たんだし、お前どっか行きたいところとか無いのか?」

    アニ「・・・」パクパクパク

    エレン「おーいアニ・・・」チョンチョン

    アニ「・・・何?」パクパク...ゴクン

    エレン「いやケーキ・・・早、・・・美味かったか?」パク

    アニ「・・・まぁ、ね」

    エレン「まぁ美味かったならいいんだけどよ、もう少し人の話を・・・」パクパ...
    アニ「・・・」ジー…

    エレン「・・・一口食うか?」

    アニ「え」

    エレン「え、いや食いてぇのかなって」パク

    アニ「乙女は少しで満足なのさ」

    エレン「・・・そういうもんなのか?」パク

    アニ「そういうもんさ・・・」ジー

    エレン「ならあんま見んなよ・・・食べにくいだろ」パク

    アニ「・・・そういうもん?」ジー

    エレン「そういうもんだ・・・」パクパク...カチャ

    エレン「で、アニはこのあと行きたいところとか無いのか?」

    アニ「特に・・・、ないね・・・」

    エレン「んー、じゃあ歩きながら探すか!壁内調査、再開だな!」ガタ

    アニ「・・・・・・ねぇ」ガタ

    エレン「ん?」

    アニ「あんたその壁内調査って言うのやめたらどうだい何か恥ずかしいから・・・」

    エレン「そうか?いいじゃねえか壁内調査!そんな事より行こうぜ!」スタスタ

    アニ「・・・ハァ」スタスタ

  14. 17 : : 2016/01/27(水) 23:53:34

    ガヤガヤ…
    ガヤガヤ...

    エレン「んでさっきから歩いてる訳だけどさアニ」スタスタ

    アニ「・・・」スタスタ

    エレン「どこに向かってんだこれ・・・結構歩き回ったよな」スタスタ

    アニ「・・・」スタスタ

    エレン「迷ったのか?」
    アニ「まさか」

    アニ「・・・着いた訳だけど」スタスタ...ピタ

    エレン「雑貨屋じゃねーか(欲しいものでもあるのか?)」

    アニ「髪留めになるようなものが欲しくってね」

    エレン「そうなのか」

    アニ「そうさ」

    エレン「(俺もついでに何か買ってくか・・・)ミカサに何か買ってってやろうかな」

    アニ「・・・」ピク

    アニ「あんた言葉には気をつけな」(ゲシ

    エレン「わ、悪い悪い」イテテテ

    アニ「乙女の扱いがなってないよ・・・まったく」ハァ

    エレン「ん?俺そんなに怒らす様なこと言ったか?」

    アニ「・・・もういい、あんたはここで待ってな・・・すぐ戻るから」スタスタ

    エレン「あ、おい、ちょっ・・・行っちまった・・・」

    エレン「(やべーな・・・いつもと違う怒り方だったな)」


    ――――店内――――

    スタスタ...

    エレン「(待てって言われてもなぁ・・・ん?)」スタスタ...

    アニ「・・・・・・・・・」ジーッ.....スタスタ

    エレン「(なんだアニのヤツ、この髪留めすげー見てたけど、欲しかったのか・・・?)」スタスタ...スッ

    エレン「(折角だからな・・・)」

    アニ「あの・・・」

    店員さん「2点でよろしいですか?」
    エレン「あとこれも」スッ...

    アニ「なっ・・・あんたソレ、いつの間に・・・!」

    エレン「アニが欲しそうに見てたから」

    アニ「あんたねぇ・・・」
    店員さん「ありがとうございましたー」

    アニ「って何であんたが支払いしてんの・・・?」

    エレン「気にすんなよ、コレでさっきの事はチャラって事でいいか?(せめて機嫌だけでも)」

    アニ「・・・あんたこそ別に気にしなくてもいいよ、でも・・・・・・アリガト」ボソッ…スタスタ

    エレン「え?最後ちょっと聞こえなかっ・・・ておい、待てよアニ!」アニー!!...タッタッタ
  15. 18 : : 2016/01/28(木) 01:02:56


    ガヤガヤ...
    ガヤガヤ...


    エレン「(あんまりまわりきれなかったかな)」スタスタ...

    アニ「・・・ねぇ」スタスタ...

    エレン「ん?」

    アニ「人混みになってきたと思わない?」

    エレン「そうだな」

    アニ「・・・袖いい?」キュッ...

    アニ「いやさはぐれると何かと大変だし下手したらホラその・・・」
    エレン「ならコッチの方がいいぞ」ニギッ...スタスタ

    アニ「仕方ないね・・・」テクテク…



    ――――街の中央広場――――

    スタスタ...

    スタスタ...

    エレン「お、帰りの馬車の時間まではまだ結構時間があるみたいだな」

    アニ「あんたはどっか行きたいところとかないの?」

    エレン「俺はいいよ、アニがケーキ美味そうに食ってくれたからそれで満足したしな」

    アニ「・・・そうかい」

    エレン「(それにアニも割と楽しそうにしてた気がするんだよな・・・)」

    アニ「・・・・・・」

    エレン「なぁアニ」

    アニ「・・・何?」

    エレン「もうすぐ夕方だな」

    アニ「・・・そうだね」

    エレン「暗くなってきたしな・・・」

    アニ「・・・そうだね」

    エレン「何か・・・あっという間だったな今日は」ハハ

    アニ「・・・そうだね」

    エレン「・・・何だよアニお前、愛想ねぇな・・・もしかして今日つまんなかったか?」
    アニ「楽しかったよ・・・」ボソッ

    エレン「ん?」

    アニ「別に・・・、ただ・・・あんたと同じ事考えてたみたいだったから」

    エレン「同じ?」

    アニ「・・・そう」

    エレン「何だよ・・・お前も考えてることがあんなら言ってくれりゃいいのに・・・」

    アニ「・・・誰もがあんたみたいに言葉に出せるとは限らないのさ」

    エレン「んー・・・俺はアニの考えてる事、もっと知りたいんだけどな」ニッ

    アニ「ハァ・・・・・・あんたそれ・・・口説いてるつもり?」

    エレン「・・・何でそーなるんだ?」ポリポリ

    アニ「もし・・・もしこれで私があんたの事惚れでもしたら・・・どう責任とってくれる訳?」

    エレン「(え?)」

    エレン「つまんねぇ冗談言ってんじゃねーよ」ハハハ

    アニ「・・・・・・」

    アニ「・・・本気だったら?」

    エレン「はぁ?んー・・・そうだな、そん時は・・・」
    アニ「今の忘れて冗談だから・・・」

    エレン「まぁ仮にそうなったとして・・・」
    アニ「冗談だから」(pσ_σ)q

    エレン「ったく・・・なんなんだよ(変に意識しちゃうじゃねーか)」

    エレン「それよりさアニ、こんな所で立ち話もなんだし、あっちの方で話そうぜ」スタスタ...

    アニ「そうだね、確かあっちには噴水広場があったと思うから・・・」スタスタ...



    ――――噴水広場――――


    アニ「この辺で・・・いいかい?」チョコン

    エレン「あぁいいぜ」ヨッコイショ

    エレン「にしてもさアニ・・・気付いたか?」ヒソヒソ

    アニ「・・・何を?」

    エレン「周りをよく見てみろよ・・・カップルだらけだぞ・・・」ヒソヒソ

    アニ「!」...バッ

    エレン「(あ、手ずっと繋いでたの忘れてた・・・にしても意外な反応だったな・・・、アニだってこういう一面もあるんだな)」ハハ...

    アニ「・・・どうする?場所変える?」ヒソヒソ

    エレン「え?何か問題でもあんのか?」ヒソヒソ

    アニ「・・・いや別にないけど」ヒソヒソ

    エレン「ってか見ろよアニ!雪降って来たぞ!」

    アニ「雪・・・・・・」

    エレン「久しぶりに見たな雪」

    アニ「・・・寒ッ」ブル

    エレン「ん?大丈夫かアニ(寒そうだな)コレ使えよ」グルグル

    アニ「ちょ・・・あんたこそ平気なの?」

    エレン「あぁ・・・暖かいだろソレ」ニッ

    アニ「・・・・・・うん」

    アニ「・・・」ボー

    エレン「(黙っちまったな、ホント大丈夫なのか?・・・にしても、こうして2人て並んで座ってると・・・)」チラ

    エレン「俺達も恋人同士に見えたりしてな」ハハハ

    アニ「あんたこそ・・・何冗談言ってんの・・・」

    エレン「お互い様だろ」ハハ

    アニ「何の事だか・・・」クラ

    エレン「お前本当に大丈夫か?」オイオイ...

    アニ「別に・・・大丈夫だから」

    エレン「いやいや、そんな事言ってお前熱でもあんじゃねーだろーな(確かこーやって・・・やるんだよな)」サッ...





    オデココツン...

    エレアニ「(・・・あ)」ミツメアウ...

    エレアニ「(このまま・・・・・・)」


    ――――――――――――――――おしまい。






  16. 19 : : 2016/01/28(木) 01:54:51


    最後まで閲覧して頂きありがとうございました

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  17. 20 : : 2016/01/31(日) 21:59:20
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    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
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    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
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    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

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    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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