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エレン「アニが笑った?」 エレアニ

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  1. 1 : : 2016/01/23(土) 01:15:17
    エレアニです
  2. 2 : : 2016/01/23(土) 01:18:46
    グォォォン





    大きな音と共に人が風を切る







    エレン「ぐっ……」ドサッ






    エレンは空中で1回転し、背中から地に落ちていった






    エレン「いてて……もう一回だ!」





    だがエレンは諦めない。






    アニ「ハァ……懲りないね、アンタも」






    呆れたようにアニが呟く







  3. 3 : : 2016/01/23(土) 01:22:13



    ーー


    ーーー


    ーーーー


    ーーーーー






    エレン「いってぇ……」ボロボロ






    結局1度として勝てなかったエレン。




    彼の根気はどこからくるのだろうか。




    対人格闘の時間では皆そう思うだろう。








    ミカサ「大丈夫?」






    心配しながらミカサは言う







    エレン「あぁ、大丈夫だ……人に負けてちゃ、巨人なんて駆逐できねぇからな」








    エレン(しかもか弱い乙女相手にな……)






    と、ミカサの心配をよそに別の事で悩むエレン。





    エレンにとって怪我の心配は無いのだろうか?
  4. 4 : : 2016/01/23(土) 01:30:21
    そして数日後







    エレン「くっ……」ボロッ








    アニ「まだやるのかい?」






    相変わらずエレンは負けたままでいる。









    エレン「何度でもやるさ…」





    と言いながら立ち上がるエレン







    アニ「アンタは諦めると言う事を知らないのかい?」





    尋ねるアニ。すると、






    エレン「ああ、知らねえな。それに、か弱い乙女相手に手こずってちゃ、巨人なんて駆逐できねえからな」





    いつかと似た台詞。








    アニ「!!」






    アニ(お、おと………//)








    普段怖い顔をしているからか、




    美人なのにも関わらず言われなかった言葉。





    思わずアニは少し顔を赤らめてしまう。









    アニ「へ、変な事を言うなっ!!」ゲシッ








    エレン「!?」








    グォォォン








    エレンは空中で1回転する。









    アニ(乙女………ね)クス









    エレン(!!今………)






    空中でわずかながらそれを見たエレン。








    ドサッ





    鈍い音が訓練場に響く。










    アニ「もういいだろ?訓練もそろそろ終わる頃だ。」







    と、逃げるようにその場を去るアニ。











    エレン「お、おいアニ!」







    シーーン







    エレン「行っちゃった………」






    取り残されたエレン。









    エレン(今、アニの奴……笑った…のか……?)







    普段表情を見ぜず、『氷の女』と呼ばれるアニ。





    そのアニがわずかながらも魅せた笑顔。





    エレンはその事に動揺を隠しきれずにいた。
  5. 5 : : 2016/01/23(土) 01:34:28
    その夜







    アニ「………」








    ーか弱い乙女相手に…






    アニ「乙女………か」ボソッ






    こちらも心にひっかかる様子。






    アニ(その言葉が……私に合うだろうか)







    自分の正体と目的を考えながら問うアニ。







    答えは知ってる。









    アニ(………私は)












    アニ(戦士……だもんね…………)








    か弱い乙女よりその言葉が何倍も似合う。





    少し悲しみながらもそう思ったアニ。
  6. 6 : : 2016/01/23(土) 01:35:15









    ーー









    ーーー










    ーーーー










    ーーーーー
  7. 7 : : 2016/01/23(土) 01:39:21
    エレン「なんで……なんでだよ!!」










    声が響く。










    ミカサ「もういい……不毛………」チャキ








    ミカサ「もう一度ズタズタに削いでやる……女型の巨人」ギロッ










    エレン「………くっ…………」







    アニ「……」




    少し複雑な表情をするエレンとアニ。









    エレン「お前は………アニは……」








    エレン「俺達の事を…ずっと………騙して………」









    アニ「……そうさ」






    泣きそうな顔をするアニ。





    だがそれはあまりにもわずかで、わからない。










  8. 8 : : 2016/01/23(土) 01:42:12
    エレン「全部嘘だったのかよ……」








    エレン「あの訓練の時も……全部……!!」







    思いのまま叫ぶ









    アニ「……そうだったらどんなに幸せだっただろうか」







    意味深な台詞を吐くアニ









    アニ「少なくとも私は……!!!」







    言葉に詰まるアニ








    アニ「…………」スッ








    躊躇いながらも右手を口元へ運ぶ









    アルミン「!!」パァン










    それを合図に人々がアニを拘束する










    チャキ






    ミカサ「!!遅かった…!!!」







    2人を抱え階段を降りるミカサ











  9. 9 : : 2016/01/23(土) 01:43:05






    そして街中に眩い光が射し込む。























    カッッッッッッッッッッッッ






















  10. 10 : : 2016/01/23(土) 01:43:26







    ーendー









  11. 11 : : 2016/01/23(土) 01:44:02
  12. 12 : : 2016/01/23(土) 01:46:29
    乙でした
    切なすぎて泣けるわ……
  13. 13 : : 2016/02/03(水) 22:42:22
    目からアンモニア水がっ………
  14. 14 : : 2016/02/25(木) 01:24:34
    キモい
  15. 15 : : 2016/02/25(木) 15:11:44
    ↑君の方がキモいよw
  16. 16 : : 2016/02/25(木) 21:43:35
    >>15キモい!
  17. 17 : : 2016/04/06(水) 00:10:06
    キモいキモい言わないで。
    子供だなぁ。
  18. 18 : : 2017/03/28(火) 01:06:13
    ↑も同じで子供だろ?ww
  19. 19 : : 2017/04/01(土) 22:17:34
    18君が子供だよ
  20. 20 : : 2017/09/09(土) 18:53:09
    kidsがkidsをバカにしてるのは草
  21. 21 : : 2018/01/20(土) 14:44:29
    ここは宴会会場ですかね。
  22. 22 : : 2018/07/25(水) 09:02:45
    >>21
    それな。こういう場所での口論は避けてほしい。
  23. 23 : : 2018/12/22(土) 13:41:45
    良き作品。
  24. 24 : : 2019/02/17(日) 21:57:37
    とても素晴らしい作品でした。
  25. 25 : : 2019/04/07(日) 22:35:25
    短くても面白すぎ!
    作者さん!     
    次回作期待です!

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