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メイド喫茶で会いまして(エレアニ)[学校編]

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  1. 1 : : 2016/01/15(金) 18:59:35
    題名「メイド喫茶で会いまして」エレアニ
    学校編

    ・学校編 エレンたちは高校生。

    ・メイド喫茶…ってこんな感じかな?と思って書いてます汗 コレは違うっ!っていう方がいたらすみません。

    ・キャラ崩壊…かな汗
    エレンがちょっと…どころか相当違う気が汗

    ・短編だと思います。

    ・エレアニです。

    コメ下さると嬉しいです!
    誹謗中傷はやめてください。
    誤字脱字あったらごめんなさい。
    それでは宜しくお願いします!!
  2. 2 : : 2016/01/15(金) 19:03:49
    期待!!
  3. 3 : : 2016/01/15(金) 19:04:04
    期待です!
  4. 4 : : 2016/01/15(金) 19:15:49
    >>2 期待コメントありがとうございます!
    >>3 期待コメントありがとうございます!

    短いかもしれませんが宜しくです!
  5. 5 : : 2016/01/15(金) 19:16:07


    「ふぁぁぁぁ〜」

    俺は大きな欠伸をしながらグッと背伸びをした。


    金曜日、6時間目の授業が終わったこの瞬間。



    【明日は休み】
    ─────これがなんとも言えない!



    英語も俺の前の席のやつで、訳が指されるの終わったし!


    (心配だったところ当たんなくて良かったな。)
    なんて思いながら後ろの席のアルミンの方へ体を向ける。




    「よう!終わったな〜帰りにどっか行かねー?」



    「え?ゲームセンターにまた行くの?」




    「えぇ?いかねーの?っていうかゲーセン以外も選択肢あるけどな」




    「エレンはいつもゲームセンターじゃない?」


    笑いながらアルミンはトントンと教科書を揃え鞄に入れながら帰る準備をしている。



    「ん?結局、行くのか?アルミン」



    「僕は…遠慮しとくよ。この前結構お金使っちゃったし。買いたい本とかもあるからさ」




    「そうか…」



    俺の中学時代からの親友アルミンはそう言うとフト俺の方へ顔を向けた。



    「あ!ベルトルトとかさ、ライナーとか誘えば?」




    「うー、あいつらは部活。だから、この前も誘えなかったんだよな〜」




    「エレンも何か部活に入ればいいのに」




    「あー、今はゲーセンにハマってんの!」




    「本当にすきだね〜よくお金があるというか」




    「ばっ!これでもな!お小遣い、溜めてやってんだんよな。ここの学校バイト禁止だし」




    「それね、バイト禁止って結構つらいよね」




    「なー」




    そんなたわいもない会話をしてるとガラッと教室の扉が開き先生が入ってきた。

    俺はまた体の向きを変え、頬杖をつき、先生の話を聞いていた。
  6. 6 : : 2016/01/15(金) 19:45:06


    どうするかな…今日。
    明日休みだし。
    でもなぁ…1人でゲーセンもつまんねーしな。
    欲しい服とかあったからそれでも買いに行くか。
    ゲーセンはまた今度ってことで。

    うん、そうしよう。

    そう俺が考え終わった時には先生の話も終わりみんな机の上に椅子を置き下げる準備をしていた。

    「よしっ」

    そう声に出し俺もみんなと同じく椅子を机の上にあげ、鞄を手に持ち、アルミンに「じゃーな」と言いながら教室を後にした。


    ──────────



    ◯□駅〜


    「スッゲー人!!」


    つい声に出すぐらいの人の多さ。
    いつもこんなにいないのに、なんで今日こんなに混んでんだよ!
    なんて思いながら改札口を出る。



    するとその疑問はすぐに解かれた。



    駅の近くで人気の歌手が来て歌うみたいだ。
    ステージが設けられていてテレビカメラとかあるぞ!?
    凄いな〜だけど、こんなに人がいるって分かってたら、来なかった!なんて思いながらも人混みをくぐり抜け、横断歩道の前で止まる。


    いつもだったら右へ曲がって…
    ゲーセンの横通り抜けてそこに服売ってる店があるけど、今日はなんか疲れた。


    仕方ない、どこかで休憩しよう、それからまた行くか、と思い、
    右へ曲がらず左へ曲がり、人混みを避けて歩いた。


    マッ◯も人が多いなぁ〜
    ガス◯も家族連れが…



    なに?俺を休ませないようにしてるのかよ!?少しイラつきながら歩いているとピンク色の看板が目に入る。



    「メイド喫茶…?」



    そう俺は声に出した。
    なに?メイド喫茶って。
    こっちの道通らねーから知らなかったな。こんなのあるなんて。


    ピンクの看板が印象的だ。
    そこにはアニメのキャラクター?みたいなのが♡を手で作り、吹き出しに〔二階へどうぞ!〕と書いてある。


    「メイド喫茶……メイドってなんだ?英語だとMAID…お手伝いってこと?喫茶は分かる………もしかしてカタカナだけど…漢字だと冥土…怖くね?」


    なんかよく分からない店だな。
    冥土だと、このキャラクターのイメージに合わねーし。
    お手伝い喫茶だと、客がお手伝いするってことか?



    そう、悶々と考えてると俺の後ろを「すみません」と言いながら通り2階へと上がっていく1人の男性。


    みたところ結構、いや?学校の先生くらいの年だな。30…歳?


    そんな人が入っていくのを見て俺はなんか、普通の喫茶店ってことでいいのかな、まぁ、そんなことより早く座りたいといった気持ちが勝り、その店に入ることにした。


    ──────────


    ────────


    ──────
  7. 7 : : 2016/01/16(土) 00:02:46

    中が見えない。ドアの前に立つが、ちょっと緊張するな。
    喫茶店なんてあまり入ったことないし。


    でも…!!俺はもう高校生。だし。
    俺は右手をドアノブにかけ、開く。


    ドアを開けるとカランカランと鈴の音がしてゆっくりと扉を閉めて中に一歩入る。



    そして────────





    「お帰りなさいませ!ご主人様♡」


    「え?」


    この状況は…なに?
    お帰りなさいませ?聞き間違いか!?

    ここは俺の家?!

    その前にご主人様ってなんだ?ご主人様って!!

    そのセリフを言った子達は俺に近づき、


    「お1人さまですか?こちらでお願いします」


    そう言われるや否や俺は案内された席に座った。


    うん、座れた…けど。
    なに、なに!?なんなのココっ!!?


    まず、お帰りなさいませ、
    ご主人様、
    そしてあの格好はなんだ?


    あれ?俺は違う世界に来ちゃったの?
    まるであの格好は…メイドみた…


    あぁぁぁ!?そういうことですか!
    そういう格好で接客ってことかよ!


    どうしよう。で、でも、せっかく、
    座れたし!メニューでも…と思いメニュー表を見て俺は固まった。



    ───────♡────────


    愛のオムライス♡ー(チェキあり
    (名前入れ
    (一口サービス
    真冬のアイスクリーム♡


    あったか〜い紅茶♡


    放課後のカレーライス♡


    ──────♡─────────



    ちょ、ちょっと、待て!!
    これはメニューなのか?
    これがメニューかよ!?
    チェキってなんだよ、名前?
    はい?一口…サービス…だと?
    アイスクリームと真冬って!
    放課後ってなんでつけた!?


    ネーミングな!!



    これは…でも…なにも頼まないのもなんか悪いか…
  8. 8 : : 2016/01/16(土) 09:24:31

    そんなことで俺が固まってると1人の店員さん?が話しかけてきた。




    「お決まりになりましたか?」
    語尾に♡をつけそうな勢いで言ってくる。



    「え、あ、あのー、その、お、オムライスと…」




    わぁぁぁぁ!!適当にオムライスとかって言ってるけど、俺。





    「お飲み物はどうしますか?」
    クイっと首をかしげて言ってくる。



    「え、この、紅茶でー!!!」



    バタンッとメニューを閉じて慌てて店員さんの方へ差し出した。




    「分かりました。お持ちしますね」




    後ろ姿を見るとフリフリの…服に

    なんだ、あの髪の毛についてるやつは?
    子猫さん…?




    と、とにかくこの状況をアルミンに言って!と思いスマホを開くもまさかの圏外!!
    まじかよぉぉぉぉぉ!!?
    なぜだーー!なぜ圏外かぁ!!?


    仕方ない…
    無意味に携帯をいじりサッサと食べて出て行こうと注文したやつが来るのを待つ。


  9. 9 : : 2016/01/16(土) 19:39:32


    「お待たせしました〜」

    おぉ!来たっ!と思いスマホから顔を上げるとさっきとは違う店員がお盆の上に紅茶とオムライスをのけて持ってきた。


    「こちら…が」



    ん?なんだ?聞き覚えのある声…



    「そ、それと…こちらがオム…」



    なんか絶対聞いたことがある!!



    そう思ってると違う店員が俺の前の店員さんに

    「アニリーーーーン!今日の担当その方で」

    と言う。


    アニリーーン?アニ…リン?

    アニ…リ…ン…?リン…アニ…!



    「あぁぁぁぁ!!!!」
    俺は思い出したっとばかり机の上に手を置き思わず立ち上がり、そいつの顔をじっと見た。

    「お前…!!ア…」

    アニッ!と言いかけたところでその子にガシッと腕を掴まれた。

    「へ?」



    「黙ってな…!!」




    へぇぇぇぇ!!!怖っ!なんだ!?なんだ!?その格好でそのセリフは怖いぞ?!




    「なに?大丈夫?どうしたの?」
    俺が大きな声をあげたので先輩?みたいな方が近寄ってくるがアニは



    「いえ、大丈夫です」
    と微笑みながら先輩に向かって言う。



    「そう、それじゃアニリン宜しくね」
    先輩もホッとしたように自分の持ち場についた。



    「……あの、アニさん?」

    俺は静かに座り恐る恐る聞いてみる。
  10. 10 : : 2016/01/16(土) 23:16:45


    「なんでしょーか?ご主人様」



    ヤバイ、さっきと違って♡みたいなのが全くないっ!!
    そもそも、なんでアニが?

    俺と同じクラス────────

    アニ・レオンハート。
    クラスではそこまで目立って…というかこんな趣味のイメージが全くないんだけど?


    その前に…バイトって禁止じゃぁ?


    暫しの沈黙………

    つらいよこの空気。
    可愛い格好でお盆を手に持ちながら俺の前にいるのがあの同クラのアニなんて…!

    「………あ、あのさ。俺その…間違ってだな」



    「……言う?」



    「え?」



    「バイト禁止だからさ…」




    「ば、言わねーよ!!そーじゃなくて…まさかアニがこんなところに」




    「あんたもこんな趣味があったなんてね」




    「まて!待て待て!!さっきも言ったけど!!間違って、来ちまって…そのだから…」





    「……………ご主人様」




    「はい?」





    「今…から、美味しくなる呪文をかけますので…サンハイと言ったら…お願いします」




    「ま、まて!や、やるのかよ?」




    いやいや、俺、同級生だけど?
    やるの?しかも知ってる女の子とやるって!?



    「……今は、ご主人様だ…から」

    下を向きながら少し顔を赤くして言うアニ。



    「いや、いいよ!やったってことで!」

    俺も恥ずかしいからっ!!
    しかも今はご主人様とか…なんだ、どうした?アニ!?

    ご主人様も悪くないかも…とか考えるな!エレン、エレンイェガァァ!!


    「……それはダメ。キチンとやらないと…たとえ相手が誰であれ」



    「………なんかすごいな」



    「………貸して」


    そう言うと俺の手元にあった紅茶を引き寄せる。
  11. 11 : : 2016/01/17(日) 19:49:45


    「……美味しくなーれ。萌え」

    と言いながら手で♡を作り紅茶の前でやる。

    ぬおぉおぉぉ!!!
    なんかもう、知ってる女の子だからなおさら恥ずかしすぎる!

    手で顔を覆う俺。



    「萌え…キューーン」

    最後に俺の方へ向かって♡を作った。


    恥ずかしい…猛烈に恥ずかしい。なんで俺がこんなにドキドキしちゃって!

    っていうかアニ、可愛いんだけど!?
    なんだよ!萌え萌えキューーンって!

    こっちもキューーンだわっ!!


    「……ホラ、一緒にやるんでしょ」

    「えっ?」

    「…………やるのかよ?」

    「…やるよね?」

    おいおい!
    さっきまでの可愛さどこいった!?
    怖いよ!?凄い怖い!!

    仕方ない…俺も手でハートを作り

    「「美味しくなーれ」」

    俺とアニの声が重なる。


    「「萌え…萌え……キューン」」


    ─・─・─・─・


    はい…凄い気まずいこの雰囲気!
    なんなんだよ!もう!!


    「……アニ…リンはさ」


    「は?」


    あれ?アニリンって呼ばれてたよな?
    呼んだほうがいいんじゃねーの?
    だって、そう言う店だろ、なんて思って口に出すと凄い目をされたんですけど。


    「……アニリンって呼んだ方がって、ナハハハッ」


    「……ここだけね」



    「お、おう!」



    おおう?
    ヤバイ、若干楽しいかも!!
    どうしよう!ハマりそうな予感がするんだけど…
  12. 12 : : 2016/01/17(日) 23:26:28
    まぁ、魔法?かかったし、食べるか。


    「……そんじゃ、いただきま…」





    「オムライス…まだ、だから」




    「は?」




    オムライスを引き寄せ食べようとするとアニは手に持ったケチャップの蓋を取り俺からオムライスをとった。





    「お、おい!」




    「名前…書くの」




    「へ、へぇー」




    「……なんか、書いて欲しいのってある?」




    「えっ?名前だけじゃねーのかよ?」



    「…は、ハートとか」



    「じゃぁ!ハートハート!」



    ヤバイ…楽しいっ!!
    いつものアニと違ってなんか可愛いし!
    いや、そのマジで可愛い!



    そう俺は言うとアニはケチャップで丁寧にハートを描いて俺の名前エレンとも書いてくれた。




    「おぉ!サンキュー!」




    「……本当に言わない?」




    「なにを?」



    「バイト…のこと」




    「言わねーよ!なんか理由あんだろ…」



    そう俺は言うとアニは手に持ってたケチャップをソッと机の上に置いた。



    「……あと」



    「へ?」



    「……1口サービス」



    「あ、あー、なんかあったな、チェキとかなんとか」


    オムライスを食べようとスプーンを口に持っていくのをやめアニの方へ向き直す。



    「貸して」


    スッと俺の手からスプーンを取りオムライスを、一口分すくった。
  13. 13 : : 2016/01/18(月) 10:41:29

    「…あーん」



    「あ、はぁ!!!!?!?!?」




    いやいや、びっくり…かなりビックリなんですけれど?!
    いきなり俺の目線に合わせたかと思えばあーん、って、なに!?あーんって!?

    1口サービスこれかよ!?

    なんなんだよ!
    かわ、かわ、萌え萌えキュンだわ!!本当に!!
    俺はどうすればぁぁぁぁー!


    「…は、早くしてよ。ハイ、アーーン!!」



    なかなか口を開けずにいると無理やり口の中にオムライスを入れてきた。



    「んぼつっ!!!!」




    「……最後にチェキだね」




    「FJNKMMOKDE!?」



    最後にチェキだね。じゃなくて!俺の口の中がぁ!
    無理やり入れた口の中のオムライスを必死に食べ飲み込む。




    「だ、はぁぁぁ…いきなり食わせるとか!」



    「うるさいね、あーんって言ったでしょ」




    「それな!アニリンがあーんっていうから、ビックリして…だな!」




    「もう…アニリンやめて」




    「は?」



    「っ、とにかく!口を開けないからだよ。」
  14. 15 : : 2016/01/19(火) 20:05:04
    「むっ!だって、アニリンが可愛いからさ〜萌え?」
    少し調子にのって萌え?と手でハートを作り言った。

    するとニコッと笑ったかと思うと


    「…調子にの・ら・な・い!」

    と俺の手を掴み言ってくる。


    「ご、ごめんな…」




    「それで…チェキを、するから」




    「なんだよ、チェキって?」




    「一緒に写真とるの…」





    「へぇ?アニリンと?」




    「そうだ…けど…アニリンやめてって」




    「とりたい!とりたい!!」



    そう言いながらアニは少し呆れたように専用のカメラ?を持ってきてパシャりととった。

    すぐに現像ができるらしい。凄いな!
    今の時代は。




    「それじゃ、ごゆっくり、ご主人様」

    そう言い放つとフイとまた、戻っていった。





    なんか、もっと一緒にいて欲しかったな〜だって、すっごい楽しいんですけど!!やばいよ!!
    ゲーセンより楽しいっ!!




    俺はルンルン気分でアニの書いたエレン♡のオムライスを頬張った。




    美味いっ!!!ヤバイ!ハマる!
    ハマったっ!!萌え萌えキューーン!!




    食い終わった俺は会計へと向かう。
    勿論会計も…アニだった。
    ヤバイよ。アニが可愛すぎる。




    「はい、3500円です」




    「ふぇ?高くね?」




    オムライスと紅茶だぞ!?
    なんだその高さはっ!?




    「…色んなサービスがあるから」
    ボソッとアニは俺に向かって言う。




    「むーー、仕方ないか。あー…アニの笑顔はプライスレスだったなぁ」




    「!?」




    「ん?」


  15. 16 : : 2016/01/22(金) 12:57:09

    「1500円のお釣りです…」

    なんだ?アニが凄いソワソワしてるけど、気のせい?





    「なぁ。」




    「なに?」




    「また来てもいい?」





    「はぁ?」

    なにいってんの?といった感じで俺に顔を向けるアニ。





    「た、楽しくて…」





    「バカ…」





    「いつなの?アニリンのシフト」





    「え!?」






    「…アニリンの日に行きたいな〜とかなんとかっ!ハッハ」






    「……バカ」






    「え?また、バカって」






    「……私なんかのどこがいいのさ」






    「可愛いとこ!」







    「…………金曜日と月曜日。」






    「おぉ!!指名とかできるんだよな?」






    「……できるよ」





    「じゃー、行く!萌え萌えキューン!」






    「今、ここじゃなかったら投げとばしてるとこなんですけど?」






    「な、なげ…」






    「それじゃ、いってらっしゃいませ。ご主人様っ!」
    バシッとレシートを俺の手の上にのけそう言った。


    ご主人様♡とかっていう感じじゃなくてめちゃくちゃ怖いんですけど…でも!




    俺は通おう。





    俺はすっかりアニリンの魔法にかかってしまったようだ。








    ──────────
  16. 17 : : 2016/01/22(金) 13:20:45
    期待!!
  17. 18 : : 2016/01/22(金) 18:00:59
    >>17 期待コメありがとうございます!
  18. 19 : : 2016/01/22(金) 18:02:20
    ──────────


    ────────


    ──────





    「おはよっ!!」

    そう俺は元気よくアルミンに挨拶をした。

    今日は月曜日。

    いつもだったら最悪だ…

    今日から学校始まる…と思ってた俺。


    だが!!


    今日はアニリンと会える日!

    えっ?学校で会えるじゃないか?とな?




    ちがうんだな!
    「アニリン」に会えるのはあの空間、あの時だけっ!!




    くーーーー!ヤバイ!ヤバイっ!
    今からドキドキがっ!!

    萌え萌えキュン、キュンとな♪♪





    「エレン?」






    「…」







    「エレンってばっ!」







    「ん?」





    そんなことを考えていて全くアルミンの声が耳に入ってなかった俺。

    背中をツンツンとアルミンが突ついてたことに気がつくのも遅かった。






    「どうしたの?やけに機嫌が…というか月曜日なのにルンルンだね」






    アルミンの方に顔を向けドヤ顔で言う。




    「ふふっ!はっはっは!だっ…」



    そう言いかけたところでアニの言葉を思い出す。






    あ、バイトは禁止だから…な。
    しかもアニがその…メイドとかってヤバイか…







    「なに?」







    「え、あー、俺だって気分いいときはあるぜ!」

    ニコッと笑いながら不思議そうな顔をするアルミンにそう言った。







    「そう?…どうだった?金曜日、行ってきたの?」







    「あ、あぁ…なんかなぁ混んでてよ。やめたわ」







    「そうだったの」






    アルミンは勘がいいからな〜〜
    1番バレそうなのは親友でもあるアルミンだな。気をつけよう。







    「ねぇ」







    2人でいつもの通り話してると横から声をかけられる。




  19. 20 : : 2016/01/22(金) 19:12:23
    「ん?」






    「へ?」




    そこにはそう、アニが立っていた。







    「アニ、どうしたの?」






    「あ、アニリ…ンンッっごほっ!」





    右ストレート決まりました。
    あれ?ストレートじゃなくて平手打ちか?なんて頭の中で思ってるとアニは俺の顔の横に近づき





    「こ・こ・は・ど・こ?」

    俺の耳元でアニは囁く。






    「が、学校で…す」


    そう言うとフッとよく分からん笑みを浮かべられアニはアルミンに






    「ごめん、ちょっとこの人に用が」
    と言うと俺の手をとって廊下に出る。






    「えっ?エレン!?…アニリンって言ってた…の?んん?」



    アルミンは2人の後ろ姿を見ながらハテナマークを頭の上につけそう言った。








    ──────────
  20. 21 : : 2016/01/22(金) 19:14:49


    ──────────


    「なにしてんのさ!」







    「な、なにって、なに?」






    「アニ…その呼び方はやめてって!」







    「あ、ごめん…学校だもんな」






    「……コレ」






    「うん?」


    そうアニが俺の手に握らせたのはこの前撮った写真だ。







    「お、おぉ!サンキューな!アニ…」






    危ない、アニリンが定着しつつある俺の中。気をつけなければ。







    でも…アニ。学校にいる時とあの時とは全然違うなぁ〜
    けど、なんだろう、一緒にいるだけで萌え萌えキュン的なこの感じは…!!







    「それじゃー」

    そう言うと教室へ戻ろうとする。







    「え!あのさ、今日も…だよな?」





    「………ですけど」





    「いいんだよな?」







    「………ご自由に」





    そう言われやっほーー!と小躍りするとピタッとまたアニが教室の扉の前で止まる。






    「…そんなにからかいたいの?」





    「へ?」






    「そんなにおかしい?」







    「な、なに言ってんだよ?おかしいとか、そんなので行くわけないだろ!行きたいから、行くんだよ!」







    「……よくわからない、あんた」

    そう呟くとアニは教室の中へ入ってしまった。






    嫌なのかな…来られるの。

    もし、俺の立場だったら…嫌かな?

    同級生が行くのって…気まずいかもな。

    あまりそう言うこと考えてなかったな。



    でも、なんで、アニはあのバイトにしたんだろ?バイトなんていっぱい他にもあるのになぁ〜









    俺も教室に戻るとアニは本を1人で静かに読んでいた。



    「萌え萌えキューン」




    なんてマジで言いそうにないな。
    でも、アニの意外な一面を知ってるのはこの俺だけなのかもって思うとなんか凄い嬉しい気がした。







    ──────────
  21. 22 : : 2016/01/22(金) 19:49:05
    ──────────





    「エレン、帰ろ…」



    「わりぃ!今日は用事があって先帰るわっ!ごめんな、アルミン」




    俺はカバンを片手に慌てて教室から出た。



    「え、エレン?」


    アルミンはそんなエレンの姿をまた不思議そうに見つめるだけだった。



    ──────────




    ────────





    「ふぅ……アニと…会える!!」
    外の空気を胸にいっぱい吸い顔がにやけるのを我慢して改札口を出た。




    ん?でも、あまり早く行き過ぎたら、やばいかな?同じ時間に学校終わるし。

    もう少ししてから行こうかな。
    と思い、ブラブラと服を見たりほんの少しゲーセンへ行ったりした。





    そして例の看板のあるお店へ。
    ふぅ、緊張するな。2回目の方が知ってる分緊張する。





    ゆっくり階段を上がっていき、ドアノブに手をかける。
    カランコロンードアが開く合図。







    「おかえりなさいませ!ご主人様!」





    きたぁーー!
    なんか初日は凄い恥ずかしかったけど、今はなんかニヤってしちまう!ヤバイ!




    「お席の方へ案内させていただきます♡」





    フリフリの服を着た女の子たち。
    なんか二回目だと当たり前に思えてきて怖いな。





    メニューは…オムライスにしようかな。
    また書いてもらい…
    あれ?本当に結構ハマってるかも?
    ハマった!とか軽〜く思ったけど、ガチでハマっちまってるっ!





    ま、まぁ、まずはオムライスで。
    それとやっぱり紅茶でいいかな。
    おお!こんなサービスも!





    でも俺の目的は食べ物よりも…



    そう思い注文をすると

    「分かりました。すぐにお持ちします」





    ここまでは結構普通なんだよな。






    あ、そういえば指名忘れてたっ!!

    慌てて言おうとするもメイドさんは向こ
    うへ行ってしまった。





    どうしよう、言おうかな…でもなんか必死すぎて恥ずい気もするけど。





    ウーーーン、そんなことを考えてると
    お盆にオムライスと、紅茶を乗せてメイドさんが来てしまった。






    「ご注文は…オムライスと」




    そう言ったメイドさんの顔を見ると



    「…紅茶」



    バチッと目が合う。







    「アニリンっ!!」





    「……はぁ」






  22. 23 : : 2016/01/22(金) 22:48:59


    「あれ?指名してなかったのに!」





    「あんた、言ってたでしょ。指名したいって」






    「おお!凄っげー嬉しい」






    なんだ、そのさりげなく来ました的なっ!
    なんだよ!めちゃくちゃ…可愛いじゃねーかよ!これはもう俺アニのことが…





    「………本当に来たんだね」





    「ん?」


    1人でキュンキュンしてるとアニは俺のことを見ながらそう言った。



    「えー、それは、来るって言ったら俺は行くぜ!」





    「そう…それじゃぁ」

    顔を少し赤くしてアニは俺の向かいの席に座る。





    「…萌え萌えキュンか!アニリン!」





    「…うるさい」





    「へぇ?」






    「調子にの・ら・な・い。仮にも同級生…にやる身にもなってよ」






    「そ、そうだよな…ごめん」







    「あ、もう1つサービス頼みたいんだけど」







    「なに」







    「……10分間おしゃべりサービス」







    「…学校でいくらでも喋れるじゃない?」







    「俺はここにいるアニリンと話したい!」








    「呆れた」







    「………ダメか?」






    「客の言うことを聞かない店員なんていないでしょ。おしゃべりタイムいいよ。」







    「おお!!それじゃ、まずは〜」







    「の前に魔法をかけるの!」







    「あ、お願いします」








    「萌え…萌え…キューン」






    「…」






    「…」







    「な、なんか反応してよ」





  23. 24 : : 2016/01/23(土) 00:36:38
    期待&お気に入り登録!
  24. 25 : : 2016/01/23(土) 08:31:58
    >>24 期待コメ、お気に入り登録ありがとうございます!!嬉しいです!
  25. 26 : : 2016/01/23(土) 08:45:38

    「……マジ萌えた」







    「はぁ………、本当調子が狂う」








    「へへ…」







    「フ…フフ」





    ぬぉぉぉぉぉ…
    笑顔とアニの萌えキュンにやられたわ。どうしよう!?
    なんだよこのサービス!!
    笑うとかって、反則だろぉ!







    「……じゃ、じゃ、次はオムライスに書いて!」





    「書くから…前と同じ?」





    「おう!」






    そう言うとケチャップで丁寧にエレン♡と書いてくれる。






    「おぉ!次は一口サービス。はい、あーん」


    口を大きく開けるとバシッと頭を叩かれる。





    「へぇ?」







    「だから調子に乗らない。はい、あーん…」





    あれだな…なんだかんだ言ってもやってくれる…っていう。






    「……んん!美味い!」






    「そう…」






    「…じゃー次は…おしゃべりタイムな!」







    「…なんであんたが仕切るのさ」





    「ごめん、つい…」






    「はいじゃー、アニリンとのおしゃべりタイムーー」


    む、無表情で、言う破壊力って凄いな。





    「何、なんのはなし?」





    怖いって!
    それじゃおしゃべりタイムじゃなくて
    取り調べな!?

  26. 27 : : 2016/01/23(土) 09:59:54

    「えー、コホン……なんでアニリンは…このバイトにしたのかなぁと」






    「…変えたかったから」





    「へ?な、なにを?」






    「…私を」






    「このバイトって変われるっけ?」







    「こういう…接客業は人と話す機会も出来るから…私のこういう性格を変えられると思ったの」








    「…な、なるほどー。でもさ、接客なんていっぱいあるだろ?なんでここのメイドさんなんだよ?」








    「…そんなこと聞いてどうすんのさ」







    「……気になるから」








    「…………可愛い服を着たいって言う理由じゃダメ?」






    「え、えぇぇ!?」






    「どうせ、私なんかあり得ないとか思ってるクチだね。」








    「ち、ちげーよ!なんというか意外だなと。学校ってバイト禁止だから」






    「それでもやってみたかったの」





    「……そんなに自分を変えたかったのか」





    「………好きな男の子にちょっとでも近づきたくて可愛くなりたくて変えようと思ってる私はダメなの?」




    好きな男の子……は?

    ーいんのかよ!?

    ー・ー・なるほどなっ!!

    その野郎のために、ここまでやってるのか!






    「…い、いたのか好きな子」




    「まーね。私なんかクラスで目立たないし」

  27. 28 : : 2016/01/23(土) 11:01:09

    「いやいや!」






    「名前すら覚えてもらってないかも」






    「それはないだろ〜」






    「と思ってたけど」





    「?」






    「いきなりここに来て」






    「ほー?」






    「指名したいとか言っちゃって」






    「んん?」






    「今日もここにいる」








    「えっ!?」







    「あんたなんだけどね」







    「……え、ええぇぇぇ!?」





    チョトマテ。

    好きな子があんたってアニが好きな野郎が俺なの?俺ですか?






    「声が大きいんだけど」






    「…や、その、これってアニリンのなんかのサービスか?」





    「はい?」





    「いやその、好きとか言うサービスなの?」






    「そんなサービスあるわけないでしょ」







    「…………マジ?」





    「………別に本気で取りたくないならいいけど。それよりもう10分経つから」






    「ま、待て待て待て!」







    「なにさ」





    「……んな、カッコよく…好きとか言われんの…凄い困る」






    「はぁ?」






    「……ちょっとこっち来て」






    「……なんなのさ」




    暫くの沈黙…







    「………俺はさ、ここに来て」


    スゥと息を吐き、隣に座ったアニの顔をジッと見つめる。






    「な、なに?」






    「……アニリンの魔法にかかった」





    「はぁぁ?」






    「学校とは全然違って」






    「…」





    「戸惑ったけど、アニリンが書いてくれたオムライス、スッゲーうまかった。」





    「……」





    「萌え萌えキュンにマジキュンとした」






    「…なに言って」






    「アニリンの時も…学校のアニでいる時も…お前のことが」






    「…!」






    「……そんなお前に俺からプレゼント!」






    「えっ?」


    そして俺はアニの手をギュと握った。




    「……アニリンからもらった魔法がとけないように」


    そう言いながら俺はアニの唇にキスをした。






    「ーーーー!!!」







    「俺も好きだよ。『アニ』」







    「……き、キスって魔法がとけるんじゃない?」






    「へっ?あー、そうだけど、魔法がとけてもアニのことは好きだ…から」


    ヘヘッと笑いながら言うとアニは




    「もう…」





    と俺の目を見つめてそう言った。









    ────メイド喫茶で会いまして
  28. 29 : : 2016/01/23(土) 11:02:28
    執筆終わりました〜汗

    なんか…長くなってしまった気がする……汗
    メイド喫茶で働いてるアニを書きたかったんですが…(ーー;)

    もし宜しければ感想コメント下さると嬉しいです!
    ここまで読んでくださりありがとうございます。
  29. 30 : : 2016/01/24(日) 22:41:41
    ちょっヤバイ!!!私もマジ「萌え萌えキューン」だわ!!
    この店 行きたい行きたい!!
    今までのSSで一番好きかも・・・

    続編は無理・・・ですよね?
  30. 31 : : 2016/01/25(月) 07:55:47
    >>30
    コメントありがとうございます!!
    続編は、もしなんか思いついて…時間があれば書こうと思います(^^)
    一番好きと言っていただけてとても嬉しいです!
  31. 32 : : 2016/01/26(火) 21:26:09
    神様!!続編期待します!
    ネットを旅する身としても
    「この作品最高!」と言えます!
    とても良作でした!
  32. 33 : : 2016/01/27(水) 20:13:19
    >>32 続編期待ありがとうございます!
    そして、感想コメントありがとうございます!!
    良作と言っていただけてとても嬉しいです! 最後まで読んで下さりありがとうございます(^ ^)

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