このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
ミカサ「もし来世があるのなら 私は貴方に会う事を望むだろう」 リヴァミカ
-
- 1 : 2016/01/11(月) 17:22:46 :
- ども、書きかけのリヴァミカあるのにやっちゃった転生パロです。
あ、好きなキャラはミカサとハンジとリヴァイです。(いらねぇ
-
- 2 : 2016/01/11(月) 17:25:27 :
- ミカサ「ひぁ…ぁ…」
腹部からあり得ないくらいの血液が流れ出る。
馬はいない。
仲間もいない。
あるのは、ガスが無い立体機動と、仲間の亡骸だけ。
-
- 3 : 2016/01/11(月) 17:28:25 :
- 良い、人生だった。
よく、ここまで生き残った。
エレンが死んで、アルミンが死んで、ジャンやコニーが死んだ。
ミカサ「ぅ…ぁ…」
そういえば、サシャと約束してたな。
-
- 4 : 2016/01/11(月) 17:30:41 :
- まだ微かにある意識を振り絞る。
でももう、五分もたたずに私は死ぬだろう。
だから、その前に、と口を開いた。
ミカサ「わた、し……り、ゔぁい、へい、ちょ…すき…」
-
- 5 : 2016/01/11(月) 17:32:48 :
- 言えた。
リヴァイ兵長には、届かないだろう。
ここにはいないのだから。
でも、生きてるといいな。
また、会えるといいな。
あぁ、残酷な神様。
貴方に少しでも慈悲があるのなら。
もしも生まれ変わりがあるのなら、私をあの人に会わせてください。
-
- 6 : 2016/01/11(月) 17:34:47 :
- 期待です(*^^*)!
-
- 7 : 2016/01/11(月) 17:36:40 :
- そう思いながら、目を閉じる。
ねぇ、兵長。
私、最後まで生きてたんだ。
だから、私の頭を、いつものように撫でて………
-
- 8 : 2016/01/11(月) 17:38:20 :
- フホッ!?ありがとうございます(≧∇≦)
馬の横腹を蹴る。
早く、早く、早くーー
リヴァイ「クソッ、生きててくれ…っ」
-
- 9 : 2016/01/11(月) 17:41:34 :
- ベチャ。
馬から下りると、血なのか、嫌な音が聞こえた。
リヴァイ「ミカサ…っ」
無意識に、ミカサの名前が口から出た。
-
- 10 : 2016/01/11(月) 17:44:42 :
- リヴァイ「っ!!」
仲間の死骸。
むせ返るような血の匂い。
リヴァイ「ミカサ…?」
-
- 11 : 2016/01/11(月) 17:51:52 :
- 白く艶のある肌。
東洋人特有の黒く美しい髪。
そして、彼女のトレードマークの、赤色のマフラー。
ーーミカサに、違いない。
-
- 12 : 2016/01/11(月) 17:53:32 :
- リヴァイ「ミカサっ!!おい、ミカサ!」
体を揺さぶる。
腹部からの出血。
これは、致命傷だ。
リヴァイ「なぁ…ミカサ…」
-
- 13 : 2016/01/11(月) 17:54:26 :
- 期待です!
-
- 14 : 2016/01/11(月) 17:55:47 :
- 彼女がその綺麗な瞳を開ける事は無い。
綺麗な歌声を聞かせてくれる事も、「一緒に生きる」と励ましてくれる事も、何も無い。
俺は、何を生きる糧にすればいい?
-
- 15 : 2016/01/11(月) 17:59:12 :
- ありがとうございます!
その口を開いて、クソチビとでも、刈り上げとでも言うがいい。
何でも受け止めよう。
リヴァイ「ミカサ…ミカサ…」
-
- 16 : 2016/01/11(月) 18:00:52 :
- 自分がどれだけお前の事を頼りにしていた事か…
なぁ、ミカサ。
お前は神様がいると、信じていたな。
神様がいるならば。
生まれ変わりがあるならば。
俺とミカサを、今度は幸せにさせてください。
-
- 17 : 2016/01/11(月) 18:11:07 :
- 西暦2016年冬。(若干エヴァに似ているのは置いといて)
私は大きな木の下のベンチに座っていた。
-
- 18 : 2016/01/11(月) 18:15:21 :
- ミカサ「ハァ」
冷たくなった手に息を吹きかける。
ミカサ「さむい」
家で待っているだろう弟のエレンにメールを打つ。
「ここ、いいか」
-
- 19 : 2016/01/11(月) 18:20:09 :
- ミカサ「え?」
見上げると、そこには。
「ミカサ。」
見知らぬ男。
でも、なんでだろう。
何回も会っているような、懐かしいような…
-
- 20 : 2016/01/11(月) 18:22:28 :
- リヴァイ「リヴァイだ。覚えてないか?」
ミカサ「あ…ぅ…」
肩を掴まれる。
持っていたスマホが落ちた。
リヴァイ「お前は、ミカサ・アッカーマンだっただろ?」
ミカサ「アッカーマン…?」
-
- 21 : 2016/01/11(月) 18:25:56 :
- リヴァイ「お前の今の名前は?」
ミカサ「今の名前…?家賀…ミカサ…」
この人は…何を言っているの?
リヴァイ「分からねぇか?兵士長のリヴァイだ」
ミカサ「え…」
-
- 22 : 2016/01/11(月) 18:28:36 :
- その瞬間、色々な記憶が蘇った。
お母さんが殺されたこと。
イェーガー家に引き取られたこと。
訓練兵の時のこと。
エレンが死んだかもしれないと、絶望したこと。
-
- 23 : 2016/01/11(月) 18:31:17 :
- 真っ赤な、海。
いや、海じゃない。血だ。
誰の血?アルミン?エレン?ジャン?コニー?サシャ?クリスタ?
ミカサ『エレン…エレン…』
ミカサ「ぅあ…いや…死なないで…」
-
- 24 : 2016/01/11(月) 18:33:15 :
- リヴァイ「っ、す、すまんミカサ。忘れてくれ」
ミカサ「っ!頭が、痛い…貴方は、誰?い、いや…覚えてる、筈…」
リヴァイ「いや、いいんだ。忘れろ」
-
- 25 : 2016/01/11(月) 19:32:37 :
- 忘れろ、と貴方。
あれ、私は、大切な記憶を忘れているような気がする。
-
- 26 : 2016/01/11(月) 19:39:54 :
- リヴァイ「すまん。じゃあな」
ドクン、ドクン。
心臓が煩い。
ダメ、この人を行かせてはダメ。
私の中の誰かが。そう、ミカサ・アッカーマンが、家賀ミカサに叫ぶ。
-
- 27 : 2016/01/11(月) 19:42:32 :
- ミカサ「待って!」
リヴァイ「あ?」
リヴァイさんが足を止める。
ミカサ「あの、貴方と繋がりたい。思い、出したいの。今、ちょっとだけ思い出したから。もっと、全部思い出したい」
-
- 28 : 2016/01/11(月) 19:44:16 :
- リヴァイ「メアドか?」
ミカサ「…はい」
最初からそう言えばよかった…
『貴方と繋がりたい』だなんて…
-
- 29 : 2016/01/11(月) 19:51:33 :
- リヴァイ「…いいだろう、ほら、スマホ」
ミカサ「ん」
スマホを渡す。
リヴァイ「これでいい。じゃあな、」
また今度、とは、私の幻聴だったか。それともリヴァイさんの本音か。
-
- 30 : 2016/01/11(月) 19:53:44 :
- *リヴァイ*
ミカサを、見つけた。
来世で会いたいと、幸せになりたいと願ったあのミカサを。
-
- 31 : 2016/01/12(火) 14:50:16 :
- 最初は、そう、偶然だった。
ハンジにメールをしようと、適当なベンチがないか、探していた。
リヴァイ「チッ、ねぇな…」
もうどこか違う所へ行こうかと考えていたが、一人の女の席の隣が空いているのを見つけた。
-
- 32 : 2016/01/12(火) 14:51:53 :
- 本来なら女の隣は座らないようにしているので(やたらと連絡先交換してくれと煩い)一瞬躊躇ったが、まぁいいか、と声を掛ける。
リヴァイ「ここ、いいか?」
-
- 33 : 2016/01/12(火) 14:58:47 :
- 女が顔を上げると、黒い瞳に、白くきめ細かい肌。
リヴァイ「ミカサ。」
それはもう、無意識に。
自分では無い、過去のリヴァイ兵士長が声を出す。
-
- 34 : 2016/01/12(火) 15:04:34 :
- 今更だけど、好きなCPとシチュは、まずリヴァミカ。
リヴァミカは恋人のギャグか、甘いの低めのやつがいい。
あとエルミカ。エルヴィン×ミカサ。
そしてエレンがヤンデレのエレミカ。
それか、相思相愛のエレミカ。
ごめん、次から↓
-
- 35 : 2016/01/12(火) 15:06:15 :
- 基本的にエレミカはあんま好きじゃないけどww
リヴァイ「覚えてないか?」
さぁな、知らねぇよ、リヴァイ・アッカーマン。
-
- 36 : 2016/01/12(火) 15:08:14 :
- ミカサ・アッカーマンだったろ?
お前の今の名前は?
なに、すんだ…
俺が、俺じゃなくなる。
-
- 37 : 2016/01/12(火) 15:10:15 :
- ミカサ「頭、痛い」
ハッ、俺の中のリヴァイが気付いたようだ。
リヴァイ「忘れろ」
俺の頭の中に、戦場の生々しい映像が流れる。
-
- 38 : 2016/01/12(火) 15:14:31 :
- こんな記憶、思い出さなくていいな…
リヴァイ「すまん、じゃあな」
俺は、行った方がいい…
ミカサ「まって!」
-
- 39 : 2016/01/15(金) 20:40:04 :
- 期待ですッ!!(*^^*)
-
- 40 : 2016/01/15(金) 21:55:23 :
- ありがとうございます!
最近なんやかんやで忙しくて…
*ミカサ*
リヴァイさんのメアドを交換してもらった。
-
- 41 : 2016/01/15(金) 21:56:25 :
- 当然、私は翌日にメールを打った。
でも、少し手が震える。
-
- 42 : 2016/01/15(金) 22:23:53 :
- 何故?
過去のミカサ・アッカーマンはリヴァイさん、兵長にどう思っていたの?
そう、そうだ、エレンは?
ミカサ「エレンッ」
エレン「ミカサ?」
-
- 43 : 2016/01/15(金) 22:26:21 :
- ミカサ「え、えれん…」
何故?
何故?
何故私は……
エレンはここにいる、当たり前、なのに。
どうしてそんなに、怖がるの?
-
- 44 : 2016/01/17(日) 21:14:52 :
- エレン「どうしたんだよ、ミカサ」
ミカサ「ごめんね、エレン。もうちょっとだけ、抱き締めて…」
エレンの生を、感じさせて。
-
- 45 : 2016/01/18(月) 10:41:43 :
- ミカサ『エレン!危ない!右!』
エレン『っクソ!』
ミカサ『や、え、えれ…』
エレン『ぐわぁあぁぁああぁぁぁぁあ!!』
ミカサ『え、えれん…』
リヴァイ『おい!自分を見失うな!』
ミカサ『ッ!』
-
- 46 : 2016/01/18(月) 20:47:50 :
- ミカサ「っうあ!」
私は…何の夢を見ていた?
エレン「ミカサ、」
ミカサ「エレン!?生きてる!?」
エレン「うわ、危ねぇな!」
-
- 47 : 2016/01/18(月) 20:49:13 :
- ミカサ「ご、ごめん…」
私は………
*リヴァイ*
朝六時。
目覚まし時計のデジタル音で起きる。
-
- 48 : 2016/01/18(月) 20:51:23 :
- リヴァイ「朝、か」
枕元にあるスマホを見る。
クソメガネ
クソメガネ
クソメガネ
クソメガネ
クソメガネ
LINEの通知は全てクソメガネ、ハンジだった。
-
- 49 : 2016/01/18(月) 20:54:08 :
- クソメガネ:おはよー!二時だよー!眠れないからお話しない!?
クソメガネ:おーい、寝てんのー?
クソメガネ:でさぁ、リヴァイが赤面してさぁwwヤバイよwアレww
クソメガネ:すみません、送り先間違えました。
クソメガネ:申し訳ございません。
-
- 50 : 2016/01/18(月) 20:55:30 :
- アイツ、誰に俺の事を…?
つーか俺が赤面?
リヴァイ:後で覚えてろクソメガネ。すぐに殺してやるから。
-
- 51 : 2017/04/11(火) 16:09:35 :
- おぉ
期待です!!!!!!
-
- 52 : 2017/05/27(土) 15:25:59 :
- ハンジwwwwwwwww終わったなwwwwwwwwwwリヴァイからのwwwwww対人を…………
-
- 53 : 2019/01/03(木) 07:21:29 :
- ハンジ………ドンマイ!
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場