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1. 1 : 空山 零句 : 2016/01/07(木) 04:18:03

   
   
   こんばんは。
   空山　零句です。
   
   今回、「君に出会えて良かった　ありがとう」
   （http://www.ssnote.net/series/2095）
   
   の新しい物語を書き始めていく事に致しました。
   
   
   
   
   この物語は本作より1年ほど前のエレンの物語
   
   【追憶篇】　になります。
   
   
   
   本作自体も今はまだ第２話までしか進んでおりませんので
   こちらは、進行次第によって少しずつ執筆していきたいと
   思っております。
   
   どうかそれまで、もう少しだけお待ち頂けると
   幸いです。
   
   
   
   この物語は、エレン、ミカサ、アルミンが主な主人公となります。
   
   いじめなどの、残酷な描写が入っています。
   
   
   
   悲しい物語ですが、どうかそれでも
   
   私自身の願いが、少しでもこの作品によって
   
   皆様に伝わってくださり、そして
   
   ほんの少しでも
   
   皆様の幸せになれますことを祈っています。
   
   
   
   では、よろしくお願いいたします。
   
   （数多くのコメント、感謝しております。今回は見易さを大切にしますので、あえて非表示にします。すみません！）

2. 5 : 空山 零句 : 2016/01/07(木) 04:44:03

   
   
   
   
   
   
   
   「ねぇ」
   
   
   
   
   「ん?」
   
   
   
   
   「『自分なんて　生まれてこなければよかった』」
   
   
   
   
   「――――って　思ったこと…ある？」
   
   
   
   
   
   「……」
   
   
   
   
   「あぁ…　ある。」
   
   
   
   
   
   
   
   
   

3. 7 : 空山 零句 : 2016/01/07(木) 04:48:25

   
   
   
   
   
   「『死ね』って言われたこともあるし」
   
   
   
   
   
   「『ウザイ』って　『消えろ』って」
   
   
   
   
   
   「言われたこと……あるな。」
   
   
   
   
   
   
   
   「――――『お前なんか　いなければ良かったのにな』」
   
   
   
   
   
   「って　言われたことだってあった。」
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

4. 8 : 空山 零句 : 2016/01/07(木) 04:55:42

   
   
   
   
   
   「だから…」
   
   
   
   
   
   「オレなんか　死ねば良かったのか？」
   
   
   
   
   
   「……そう何度も　思ったことある」
   
   
   
   
   
   「………」
   
   
   
   
   
   「そう、なんだ」
   
   
   
   
   
   「あぁ。」
   
   
   
   
   
   「…つらかったよね？」
   
   
   
   
   
   「…そりゃあ、な」
   
   
   
   
   「………だよね」
   
   
   
   
   「私も…わかるから。その気持ち。」
   
   
   
   
   「すごく、すごくわかるよ？」
   
   
   
   
   「………わかってくれんのか？」
   
   
   
   
   「うん。」
   
   
   
   
   
   「―――――――もし。」
   
   
   
   
   
   「…え？」
   
   
   
   
   
   「……オレさ――――もしも、願いが叶うなら」
   
   
   
   
   
   「何…？」
   
   
   
   
   「…せめて、あともう一度だけでいいから」
   
   
   
   
   
   
   「『出会えて良かった』」
   
   
   
   
   
   「『ありがとう』って」
   
   
   
   「…！」
   
   
   
   
   
   
   
   
   ―――――誰かに。
   
   
   
   
   ―――――そう、言われてみたいんだ。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

5. 23 : 空山 零句 : 2016/01/07(木) 13:23:43

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

6. 24 : 空山 零句 : 2016/01/07(木) 13:30:14

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   君に出会えて　良かった　ありがとう
   
   - A Story To Find An Answer With You -
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   第０話　　「追憶 の 約束」
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

7. 29 : 空山 零句 : 2016/02/07(日) 11:58:33

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

8. 30 : 空山 零句 : 2016/02/07(日) 12:19:26

   
   
   
   
   
   ～2007～
   
   
   
   
   
   
   
   
   ＿＿＿＿＿＿
   ＿＿＿＿＿
   ＿＿＿
   ＿＿
   ＿
   
   
   
   
   
   ジャァアアアア……
   
   
   「では、次のニュースです。」
   
   
   
   女性「・・・！」
   
   
   
   「…月…日、○○中学校2年の男子生徒1名が、校内屋上からの飛び降りによって」
   
   
   「頭を強く打ち、直ちに緊急病院へ搬送されましたが」
   
   
   
   
   「2時間後、死亡が確認されました」
   
   
   
   
   
   
   女性「・・・・・・」
   
   
   少年「・・・ふぁああ」トッ　トッ　トッ
   
   
   女性「・・・あら、エレン」
   
   
   女性「おはよう」
   
   
   エレン「・・・ん」
   
   
   エレン「・・・朝飯は？」
   
   
   女性「そこに買ってあるから、好きなのを食べて早く着替えなさい？」
   
   
   エレン「・・・ん」
   
   
   
   
   「・・・警察の事情聴取によると、その男子生徒は」
   
   
   「――――身体的、精神的いじめを受けていた可能性があるとのこと
   
   です」
   
   
   女性「・・・・・・」
   
   
   女性「・・・本当に増えたわね、最近」
   
   
   エレン「・・・！」
   
   
   エレン「母さん、こんなとこに免許書落ちてんぞ」
   
   
   ____________________________
   
   カルラ・イェーガー
   …
   
   ……
   ____________________________
   
   
   
   カルラ「あら、いつの間に落ちてたのかしら」
   
   
   カルラ「ありがと」
   
   
   エレン「・・・別に」
   
   
   カルラ「エレン？　食べ終わって準備が済んだら、お父さんに線香あげていきなさい」
   
   
   エレン「・・・！」
   
   
   エレン「・・・ん」モシ…ﾓｸﾞﾓｸﾞ
   
   
   _____
   __
   _
   
   
   
   チーーン…
   
   
   
   
   エレン「・・・南無阿弥陀睦・・・なむあみだむつ・・・」
   
   
   エレン「・・・・・・」
   
   
   
   
   
   エレン「なぁ、母さん」
   
   
   カルラ「何？エレン」
   
   
   
   
   
   エレン「親父は・・・何で、死んじまったんだ？」
   
   
   
   
   カルラ「・・・・・・」
   
   
   
   
   カルラ「エレンを、守るために・・・あの人は死んじゃったの」
   
   
   エレン「・・・え？」
   
   
   カルラ「シガンシナマリア小、行くわよ」
   
   
   カルラ「途中まで送っていくから、用意しなさい？」
   
   
   エレン「・・・え、な、なぁ・・・」
   
   
   カルラ「行くわよ！」
   
   
   エレン「・・・・・・・・・」
   
   
   エレン「・・・わかった」
   
   
   
   
   
   
   
   

9. 32 : 直方正典 : 2016/02/11(木) 16:00:24

   見てますよ
   
   更新は早くなくても大丈夫ですよ

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