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間違いからはじまる恋(エレアニ)[学校編]
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- 1 : 2016/01/04(月) 16:11:52 :
- 間違いからはじまる恋ーー学校編
です。[エレアニ]です。
会話文が多く見にくいかもしれませんが、よろしくお願いします。
コメント下さると嬉しいです!
誹謗中傷はやめて下さい。
設定としては、登場してくる人物は高校2年生です。
エレン、ライナー、アルミン、ジャンは同じクラスです。
ユミル、クリスタ、アニが違うクラスにいます。
矛盾があるかもしれませんが、見ていただけると嬉しいです。
コメント欄がしまってたら
http://www.ssnote.net/groups/1300/archives/1
↑で感想、アドバイスなどよろしくお願いします。
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- 2 : 2016/01/04(月) 16:28:37 :
- 高校2年ー3組
ライナー「エレンよ。」
エレン「ん〜なんだよ。ライナー」
ライナー「お前は今彼女いるか?」
と、いきなりライナーから聞かれた時は驚いて食べかけのパンを落としてしまった。
エレン「……!?」
ライナー「いるのか?いないのか?」
エレン「はぁ!?いるわけねーだろが」
アルミン「エレンに彼女ができるなんてあり得ないと僕は思ってるけどね」
幼馴染のアルミンは淡々と俺とライナーに向かって言う。
エレン「おい!どーいうことだよっ
アルミン!!」
ムッとして少し怒ったように言うけどアルミンは少し笑いながら俺に向かって、
アルミン「ふふっ。冗談だよ。エレン。そもそもエレンが好きな女の子のタイプとか分からないし。僕は」
ライナー「俺はクリスタだなぁ〜」
聞いてもいないのにライナーは言ってくる。
エレン「クリスタって?」
アルミン「僕もクリスタ可愛いと思うな〜天使!」
エレン「だから、クリスタって誰だよ?」
ライナー「3組のクリスタ・レンズ!マジで可愛いんだって!」
知らないのかよ?みたいな顔をして少し呆れながらも興奮気味にライナーは俺の質問に答えた。
エレン「へーー。」
知らないな。そんな奴。
アルミン「結構有名なのに。」
ジャン「俺は!1組のミカサ・アッカーマンっていう女の子だなぁ〜〜」
エレン「いつの間にお前いたんだよ!?」
ジャン「いつだっていいだろうが!俺の好きな女の子のタイプは黒髪の綺麗な……ミカサだ〜〜」
へー。ミカサね。ミカサとは幼なじみだけど。というか、ジャンの好みは聞いてないしっ!!
ライナー「幼なじみっていうのも羨ましいな!ミカサとよ。な?エレン」
ニヤニヤしながら頬杖をつき俺に向かってそう言ってくる。
エレン「へっ?あー。でも、あいつとはそんな関係じゃねーしな」
ジャン「くそっ!羨ましいっつてんだよ!!」
アルミン「まあまあ、落ち着いてジャン。」
ライナー「エレンの好きなタイプ聞いてねーぞ、」
ったく、弁当の時間にこんな話になるなんてよ。
そう俺らは…俺らっていうのはー
ライナーとアルミン、ジャンと俺を含めての四人でご飯を食ってる。
春だからなぁ。こんな話になるのか?
と思ってるとライナーに
ライナー「おい!エレン!!お前の好きなタイプを聞いてんだよ!」
ボーとして聞いてるとライナーは攻め立てるようにして聞いてくる。
エレン「へっ?俺の好きなタイプ〜?」
ジャン「かなり気になるな」
アルミン「僕もエレンとは幼なじみだけど女の子のタイプとかは知らないから気になる!」
なんか、3人とも、目をキラキラさせていってくるけど?んん?そんなに気になるのか。俺の好きな女の子のタイプ。
まぁ、少しドヤ顔で言ってみよう。
エレン「ん〜と。静かな子がいいな。
優しくて……あまり口うるさくない子かなぁ。可愛い感じで。」
ライナー「・・・」
ジャン「・・・」
アルミン「・・・」
あ、れ?急に静かになったな。
エレン「ん?だめか?」
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- 3 : 2016/01/04(月) 17:21:49 :
- ライナー「いや、意外だなってな」
エレン「そうかぁ〜なんか静かな感じの子がいいなって思ってただけだ」
ジャン「それってミカサとか言わねーよな?」
エレン「いやいや!あいつとはただの幼なじみだから。ちげーよ。だいたい今のタイプにあてハマらねぇだろうが。」
アルミン「ま、確かにそうだね。でもそんな子いないな。」
ライナー「……いや、ドンピシャじゃねーか?クリスタが」
今までで黙っていたライナーは腕を組みながらボソッと言う。
アルミン「……まぁそう言われれば。クリスタは、静かで、」
ジャン「口うるさくなくて、」
ライナー「可愛い系だ!」
ニヤッと最後に俺に向かって言ってきたライナー。いやいや、違うだろっていうか、クリスタ知らねーしっ!!
エレン「おい!勝手に話進めんなよな!クリスタってやつ知らねーしよ」
ライナー「百聞は一見に如かず。。見に行くぞ!エレン!!」
エレン「はぁ?お前らが……」
アルミン「いこう!!」
ジャン「ま、頑張れや。俺はお前の色恋沙汰はどーでもいいからよ。」
ここは、アルミン、止めよーぜ?仮にも幼馴染だろ!?もしかして…アルミンもクリスタのことが。なんて思ってるとライナーとアルミンは2人でいつ会いに行くかをもう決めてる。
エレン「はぁぁー?クリスタって奴にあいたいだけだろ!絶対そうだろ!」
なんやかんや放課後にクリスタって奴に会いに行くことになった。
ーーー
ーー
ー
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- 4 : 2016/01/04(月) 18:02:13 :
- 高校2年ー2組
[放課後]
放課後、と言ってもまだ生徒たちは教室に残ってるし、他の組に入るのって気まずいんだよなー。
エレン「すっげー入りづれーよ?本当にいんのかよ。クリスタって奴。」
アルミン「し、静かに。いるよっ!ホラあそこに!」
アルミンの指差す先に確かに背が小さくて可愛い系の女の子がいた。
なるほど。天使みたいだな。
俺のタイプじゃぁないが。。。とか思ってるとライナーは興奮気味に可愛いっ!とか言いながらチラチラとクリスタを見てる。
ライナー「おい!どうだ?エレン?ちょっと気にならねーか?な?な?」
うるさい奴だなぁ。
確かに可愛いけどよ。お嬢様的な感じだし。
それより……隣で話してるちょっと目つきが悪い女の子の方が気になる。
エレン「なぁ、クリスタって奴と話してる女の子はだれだ?」
少し気になったのでライナーに聞いてみると眉をひそめながら俺に向かってこう答えた。
ライナー「ん?あ、あーあいつか。アニ。アニ・レオンハートっていうやつだ。俺と同じ中学だったんだ」
エレン「へーー。」
ライナー「言っとくがな。あいつはやめとけ。お前の手に負えない」
なにを思ったのかライナーはチラッと俺の方を見てそう言ってきた。
エレン「はっ?別にそういう意味で」
アルミン「あっ!!!」
エレン「なんだよ。アルミン」
と俺は言いドアの方に目を向けると
クリスタ「誰か探してるの?」
と話題にしてたクリスタっていう女の子が話しかけてきた。
エレン「えーー。」
ライナー「あーー。と。特に。いなかったからな」
ほー、動揺しちゃってるな。ライナーのヤツ。
クリスタ「そう。先生なら職員室に行ったよ?ふふっ」
た、確かに可愛いな。うん。
ライナー「ズバリ聞くが…クリスタは今彼氏っているか!?」
ええーー!?ライナー?何聞いてんだよお前!?
クリスタ「へっ!?か、彼氏?カラシ?」
困惑してんじゃねーか!カラシとか言ってるし!
ライナー「あぁ。彼氏はいるか?」
クリスタ「付き合ってる男の人ってこと?」
ライナー「ま、まぁ、そうだな」
クリスタ「い、いないよ!そんな大層なことできない」
照れてる…か、可愛いな。
大層なことって…
ライナー「そ、そうか。変なこと聞いたな。行くぞ!エレン!アルミン!!」
それ聞きに来たのかよ?わっけわかんねぇ。本当に変なことだぞ。
アルミン「う、うん、」
エレン「あ、あぁ」
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- 5 : 2016/01/04(月) 18:05:48 :
- 期待
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- 6 : 2016/01/04(月) 18:23:41 :
- >>5 期待コメありがとうございます!
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- 7 : 2016/01/04(月) 18:28:54 :
- ??「待って」
俺たちはそのまま立ち去ろうとしたら後ろから声をかけられる。
クリスタ「へっ?」
??「クリスタじゃない。ライナー」
ライナー「あ、アニ!久しぶり…」
あ、アニか!あの子が。
すっげー怖い顔してるな。金髪…クリスタと同じだな。
アニ「ねぇ?また良からぬこと企んでるんじゃないの?あんた」
企み…?なんのこと言ってんだ?
チラッとライナーの方を見ると少し動揺してるようにも見えるけど。
ライナー「は?た、たくらんでるわけないだろう。」
アニ「そ、ならいいんだけどね。」
あ、こっち見た。
アニ「………じゃ、」
と言うとまた教室に戻っていった。
クリスタ「じゃ、じゃーね!」
クリスタもそう言うと教室に戻っていった。
──────────
───────
────
──
アルミン「なに?なにか企んでるの?ライナー」
教室に戻る廊下を歩きながらアルミンがライナーの方に向かってそう言う。
ライナー「んな、わけないだろう。」
エレン「なーんかよくわかんねーな。俺はもう帰るぜ。」
ライナー「ま、まて!エレン」
エレン「ん?なんだよライナー」
ライナー「ドキドキしたろ?」
はっ?ドキドキ…まぁ、それは可愛かったしな。
エレン「ま、まぁな可愛かったし」
ドキドキしたことは認める。だから俺はそう答えたけど。
ライナー「それは恋だ」
エレン「鯉だぁ?」
アルミン「違うよ、エレン。『恋愛』の方の恋ね。」
エレン「えっ?これが恋っていうのかよ?」
『恋』ってこういうことを言うのか!?
今までではしたことなかったけど!
ライナー「そうだ。で。告白してみないか?」
アルミン「!?」
告白という言葉を聞くとアルミンは驚いたように目を見開く。
エレン「はっ?誰に何を?」
ライナー「クリスタ…さっきの可愛い系の女の子に好きだって告白して見ようぜ!お前が」
エレン「……意味がわからねぇ。」
アルミン「そ、そうだよ!ライナー……」
アルミンも少し動揺してるように見えるし、第一ライナーの言ってることがよく分からん。
ライナー「し、今は俺の言う通りに。アルミン!(小声)」
俺が告白と、なんで?
好きって気持ちなのか?
この可愛いなとか思う気持ちは…?
これが『恋』…?
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- 8 : 2016/01/04(月) 19:01:47 :
- レモネドさん久しぶりだ
期待です!
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- 9 : 2016/01/04(月) 19:14:34 :
- >>8
コメントありがとうございます!
凄い久しぶりに…書いてみました!
誤字脱字あったらすみません汗
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- 10 : 2016/01/04(月) 19:51:21 :
- エレン「た、確かに可愛いなとは思った……が、俺の」
ライナー「タイプじゃねぇー。だろ?違うんだな。可愛いなと思う気持ちこそ『恋』だ!今すぐに告白しねぇと絶対に損するぜ?」
損する…高校生活も3年間。俺たちはもう1年過ごしてるから、あと2年。
そうか。チャンスをモノにできないのは…でも。
エレン「……クリスタって奴は俺を知らないかもしれねぇーんだぞ?」
ライナー「……だが!相手が知らなくても自分からアタックして言うことも好感度アップの秘訣だ。いいかよく聞け。」
自分からアタック…する。
アタック…好感度アップ。
少し考え俺はふーむ、と腕を組む。
アルミン(ライナー……何考えてんだろう?)
エレン「……あぁ。」
ライナー「目の前にお前の好きな焼肉があるとする。焼肉はお前のことを知らない。だが、お前は食う。なぜなら……」
エレン「……『好き』だから?」
ライナー「そ、そういうことだ!!」
おお!!なんという、ライナーの的確な表現っ!!!
アルミン(えぇ!!?わけわかんないよ!ライナー。しかもエレン納得してるし)
エレン「……つまり、この可愛いなと思う気持ちも……相手が『好き』だから…」
ライナー「そうだ。焼肉も好きだと食うだろ?好きだったらこの場合は付き合う。付き合うには『告白』。分かるか?エレン」
グッと俺の目を見ながらライナーは真剣にそう言う。
わかるぜ!ライナー!!
エレン「なるほどっ!この気持ちは好きだという気持ち。ら、ライナー俺はチャンスをものにしたい!どうすればいいんだ?」
是非とも教えてもらいたいっ!!
チャンスをモノにする男。それが、
俺、エレン・イェーガー!!
アルミン(なんか、エレンがクリスタに告白して…どうなっちゃうの?僕の立場とかさ。)
ライナー「よくぞ聞いたな。エレン」
コホンとライナーは咳を一つする。
エレン「こ、告白の仕方を」
ライナー「ん、お前はどう告白したい?」
エレン「んーーと。手紙!」
手紙が1番手っ取り早いもんな!
どっかの漫画でもあったし。
ライナー「よしっ!手紙と言ったら下駄箱だろ?」
エレン「あぁ、それなら知ってる!下駄箱に手紙を入れて〜〜待ってますとか書いとくんだろ?」
ライナー「そうだ!手紙に指定の場所を書いてそこに呼び出すっ!そこで好きという気持ちを伝えるんだ」
エレン「わ、わかった!明日やるぜ!」
さすが、ライナーだぜ。俺の信用できる、友達っ!!味方っ!!
アルミン(……大変なことになりそうな気がするんだけど)
ライナー「よしっ!じゃ今から買いに行こうぜ!レターセットとかよ」
エレン「ライナー優しいな!俺、頑張るぜ!!」
ライナー「あぁ、友達だからな。俺もクリスタが好きだが、お前の気持ちを優先してやろう。な?アルミン」
うん、致し方ない、と言ったような感じでライナーは俺に向かって言ってきた。
アルミン「う、うん。」
エレン「サンキュー。2人とも。マジで嬉しいわ。じゃ、俺トイレ行ってくっから待っててくれ!」
ライナー「あぁ!」
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- 11 : 2016/01/04(月) 20:55:19 :
- ーーーーエレンがトイレに行ってる間
アルミン「ねぇ?ライナー何考えてんのさ?」
ライナー「ふははっ。いいか?エレンが唐突にクリスタに告白するだろ」
アルミン「うん。本当に唐突だと思う。」
ライナー「で、クリスタはおそらく困惑するはずだ」
アルミン「それは…そうだろうね。いきなり他の組の知らない人から告白なんて」
ライナー「そうすると…だ。俺はそんなクリスタにどうしたんだ?と相談に乗る」
アルミン「うん。。。」
ライナー「クリスタは困ってるの…的なことを俺に言うだろ?」
アルミン「い、言うかな?」
ライナー「俺はエレンを説得してお前のその気持ちは違う的なことをまた話す」
アルミン「……ん?」
ライナー「それでだ。俺がクリスタになんかエレンがクリスタへの気持ちは違ったみたいだと話す。やっぱり衝動的だったと。」
アルミン「……」
ライナー「俺はクリスタとエレンの[仲介役]になる訳だ。そうこうしてるうちにな。それで、俺の素晴らしさに気がつくわけだ!クリスタは。」
アルミン「話しが壮大すぎてついていけてないよ。僕」
ライナー「〜だからぁ!俺がクリスタと話せるチャンスができるってこと!」
アルミン「うーーん。僕はあまり賛成しないな……。だって本当にクリスタがエレンを好きになったらどうするの?」
ライナー「それは、、、ないだろう。恋も知らないあいつだぞ?クリスタは人気があって俺はかなり焦っている。もしこのままクラスが一緒にならなかったら。接点はゼロだ!」
アルミン「そ、そうだね。。。」
ライナー「ここで俺は頑張るからな!エレンを利用することになっちまうけど…。悪いが……。男としてひけない状況に俺は今いる」
アルミン(ライナーって時々突拍子も無いことを言うんだよなぁ〜。この計画すごく危うい。。何か起こりそうな気がするな僕は)
ライナー「まぁ、そんな深刻そうな顔すんなって。うまくいく!」
アルミン「だ、だといいんだけどね」
ーーー
ーー
ー
-
- 12 : 2016/01/04(月) 21:41:09 :
- エレン「ワリィ!待たせたな!」
ライナー「おお!行こうぜ!エレン」
エレン「おおぅ!」
アルミン(エレンはもう乗り気だな。仕方がない。成り行きを見守るか)
ーーー
ーー
ー
[学校・朝]
高校2年ー3組
エレン「ん〜なんて書けばいいんだ?」
アルミン「えっ?呼び出す…んでしょ?」
エレン「まぁ、そうだけどよ。体育館の裏で放課後待ってます。的な?」
アルミン「そ、そうじゃないかな?」
エレン「よしっ、そうするか!」
と俺は昨日買った手紙にこう書いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
放課後、体育館裏で待ってます
高校ー2年 3組
エレン・イェーガーより
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
エレン「どうだ?アルミン!」
アルミン「う、うん。いいと思うよ。でもさ……」
エレン「ん?」
アルミン「本当に本当に告白するの?本当に好きなの?クリスタのこと」
エレン「ん〜好きっていう気持ちなんだと思う、焼肉を、食いたい、昨日のライナーの助言で分かったぜ!」
そうだ、ライナーは的確に焼肉というか分かりやすい表現で教えてくれた。
そう、この気持ちこそ…『恋』!!
アルミン「……ま、まぁ頑張ってね」
アルミンは少し複雑そうな顔をして言う。
エレン「おう!っていうかよ。ライナーは?」
アルミン「風邪だってさ。お腹壊したらしいよ」
エレン「そうか……なんで知ってんだ?アルミン」
アルミン「エレン、LineLine見てないの?グループLineLineでそう書いてあったよ?」
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- 13 : 2016/01/04(月) 21:42:40 :
- お久しぶりの新作!
期待しています!!
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- 14 : 2016/01/04(月) 21:56:05 :
- >>13
コメントありがとうございます!
遅いかもしれませんがよろしくお願いします!
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- 15 : 2016/01/04(月) 21:57:30 :
- エレン「そうか。なんか残念だな。ここまで協力してくれたのに……。そもそも何番だっけ?」
アルミン「えっ?何が?」
エレン「えっ?出席番号。クリスタの。分からねーと、下駄箱に入れらんねー。」
アルミン「えーと。ね。確か。クリスタ…クリスタレンズでしょ。◯×番かな?多分。確認してみて」
エレン「おお!サンキュー!アルミン」
アルミン「不安だから……確認しといてね。」
エレン「わかった!ちょっと2組に行ってくるわ」
と俺は確認するためクリスタのいる2組に向かった。
ーーー
ーー
ー
高校2年ー2組
えーと。知ってるやついるかな〜?
とキョロキョロしてると
??「なにしてんの?」
と声をかけられた。
エレン「あっ!!ユミル!」
と同中だったユミルがおれに話しかけてきた。
ユミル「なに?誰か探してんのか?」
エレン「いや!クリスタの出席番号って何番かしってるか?」
ユミル「……なんでそんなの知る必要があんの?」
エレン「えっ?あー。なんかな。そのーー。まぁー。いろいろと。」
まさか、手紙を入れるからなんて言えないし。
ユミル「……そう。ふうーーん。今クリスタいないけど、多分◯△番だよ。」
エレン「えっ?◯×番じゃないのな!」
ユミル「……はっ?違うよ。どこ情報だソレ。◯△番。」
エレン「おぉ!サンキューなユミル!
」
ーーー
ーー
ー
ユミル「………何企んでるか知らないけどな……。クリスタに危害を加えようってもんなら…。」
クリスタ「ユーミル!!」
ユミル「!!」
クリスタ「ん?どうしたの?誰かと話してた?」
ユミル「いや、ちょっとな」
ーーー
ーー
ー
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- 16 : 2016/01/04(月) 23:09:05 :
- 高校2年ー3組
あぶねー。◯△番かよ!
間違っていれたりしたら恥だもんな。
エレン「アルミン!◯×番目じゃなくて◯△番だったぜ!危ういな、おい」
アルミン「えっ!ごめん!!よかったね。聞いといて」
エレン「おう!じゃー。俺はすぐ!い、いれてくるわ!!」
アルミン「う、ん。(あれー?クリスタ情報は正しいと思ったんだけどなぁ)」
ーーー
ーー
ー
[昼休み・下駄箱]
ふぅーーーー。緊張するぜ。
これが恋か……。
ドキドキするもんな……!
ガコッ
ーーーーーー
◯△番
[]
ーーーーーー
◯△番……◯△番……よ、し!
入れたぞ!!
これで放課後……待ってればいいんだな。。。
おぉ。緊張するな……!!
これがこれが恋かぁーーー。
ーーーー
ーーー
ーー
ー
[放課後・体育館裏]
ドキドキ……ドキドキ。
ま、まだ来ないかな……。
ーーー
ーー
ー
パキッ
ん?枝の折れる音……?
き、きたのかっ!!
ーーー
ーー
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- 17 : 2016/01/04(月) 23:29:17 :
- あ・・・(察し)
エレンの反応が気になるけどw
期待です!
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- 18 : 2016/01/05(火) 07:36:14 :
- >>17
期待コメありがとうございます(^。^)
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- 19 : 2016/01/05(火) 07:42:54 :
- エレン「……!!!?!」
??「あんたは…」
エレン「えっ!!!!!」
??「えっ!ってあんた。呼び出したの、あんたでしょ」
エレン「えーーと。た、確か!あ、アニ!アニ・レオンハートって言ってたな!!ライナーが」
そう、俺の前には金髪の可愛い系女の子…クリスタではなく、金髪の…クリスタと話してた、アニが立っていた。
アニ「そうだけど……私が来たことが意外みたいなその反応」
アニは俺が下駄箱に入れた紙を見せてきた。
エレン「お、俺が、そう、よ、びだしました!!」
や、やばい、やばい、やばい、やばい!!!!
間違えたぁーーー!
じゃーなんだ?靴箱違ったのかよ!
ユミルが間違えたのか!!
と、とにかく。どうすれば……!
言う?間違いました〜って!?
アニ「なに?放課後こんなとこによんで」
とアニは髪の毛をいじりながら俺に言った。
エレン「う、、、えと。」
えっ?どうする?間違えでしたぁ〜って言う?
俺の中の選択肢っ!!
1番ー間違いでした、すみません。真面目風。
2番ーアッレレ?番号違う?ごめん〜チャラケ風。
3番ー普通に告白。
⚠︎⚠︎天の声ー普通に1番選ぼうよ
アニ「ねぇ?何の用?もしかしてクリスタと間違えたとか」
ヌォォォォ、2番の選択肢は消えた!
チャラケ風でいう感じでは…ない!
どうする!?どうする!?
⚠︎⚠︎天の声ーーだから1番だろ。
エレン「そ、それは!違う!!お前に、はなし、はなしがあって!」
アニ「なに?早く言ってよ」
エレン「お、お前のことが、!」
アニ「……!」
エレン「す、好きだ!!」
言った。いったぞ!エレン・イェーガー!!
⚠︎⚠︎天の声ーー3番選んだバカ。
アニ「……私、あんたのこと知らないんだけど」
エレン「えっ?そりゃー」
俺もお前のこと知らないなんて言えねーー!ここはもう素直に……いや、ここまできちまったんだ。
⚠︎⚠︎天の声ーーだから、1番って!
アニ「………」
エレン「…………つ、付き合ってく上で、知ればいい。うん。うん。(焼肉も食わないと味は分かんねーもんな……そう、そうだ)小声」
アニ「……それは付き合えと」
エレン「えっ?いやぁー。付き合ってく上でお互いを知ればとかなんとか」
アニ「私があんたと付き合うメリットがないんだけど」
エレン「はっ?(メリット?)あ、ある!!焼肉おごってやるぞ!!」
アニ「……………本当に私と付き合いたいの?」
エレン「……そ、そりゃもちろんだろ!!メリットは焼肉が食えること」
アニ「(なにこの人……バカなの?)
じゃぁ、焼肉、あんたのおごりってことでいいの?」
エレン「そう、いうことになるかな。
焼肉美味いもんな。」
あれ?なんで、焼肉の話に…というか、凄い機嫌悪そうな…って当たり前か。放課後呼びしちまったから?
アニ「…………あっそ。じゃー。焼肉食べたら終わりね。」
呆れたようにアニはボソッと言い帰ろうとするのを引き止める。
-
- 20 : 2016/01/05(火) 09:03:01 :
- エレン「えっ?付き合うってそういうことなのか?!」
アニ「…………なにしたいのあんたはさ」
何したい…いや、本当に俺は何を?
スッゲー心臓がバクバク言ってて緊張してる?どーしよう…いや、落ち着け。
ふぅぅぅ、と息を吐きながらアニの目をしっかりと見る。
エレン「お、お前と付き合って、、俺の良さを知ってもらう??」
そうだ、「俺の良さ」がわかれば!!
アニも…きっと!!
アニ「……あんたの良さ。ね。今の所バカとしか言いようがない。」
ん?今なんと…バカ!?
いやいや、会って、すぐにバカはないだろっ!!
エレン「はっ??いや待て!待て!バカはないだろ!なんか……。よしっ!こうなったら俺の良さってもんをお前に教えてやるぜ」
アニ「…………そう。頑張って」
あれ?なんか、テンション低いというか…アニ?
エレン「………結局、返事は?」
アニ「……あんたの良さが分かれば付き合ってあげてもいいよ。ってこと。じゃ。私は行くから」
そう言い、アニはまた帰ろうと体の向きを変える。
エレン「………っと!まて!LineLine交換してくれ!」
アニ「………じゃ、ハイ」
エレン「……あぁ」
ピッ…………
なんだこの間。凄い気まずい。
ヤバイ。苦しい。これは恋じゃない。
どーしてこうなったんだ…?
ーーーー
ーーー
ーー
ー
エレン「……サンキューな。なんか呼び出してすまん」
アニ「別に。いいけど」
エレン「じゃ!まずは焼肉で」
俺が最後まで言うのを待たずにアニは返事もせず帰ってしまった。
俺は……なにやってんだろうか。
バカだ。。。
本当にバカだ。。。
アニ・レオンハートって言ったか?
暗いし無口だなぁ……。
俺結構コミ力高いほうだと自負してたんだが…ムズイわ。
でも、ミスった。
クリスタに手紙を……。
ミスったわ……。
エレンイェーガー人生最大の…ミス。
ーーー
ーー
ー
-
- 21 : 2016/01/05(火) 09:51:59 :
- [家]
母「おかえりなさい!エレン」
エレン「あ、あぁ、た、だいま」
母「どうしたの?なんか暗いわねぇ〜」
エレン「んー。そんなんじゃねーよ。ちょっと上行ってるわ」
と俺は母さんに言い、自分の部屋に行った。
[エレン・部屋]
ドサッと俺はベットの上に座ってアニと交換したLineLineを見た。
ハァァァァーー。
間違えて?告白しちゃう?とか、俺って。
ーーーー
ーーー
ーー
ー回想
アニ「バカってことだけ」
ーー
ーーー
ーーーー
うん、確かにバカだな。俺は。
でも!ここまでバカにされっぱなしなんて男として…ダメだろ!!
もしかしたらアニと色々付き合って、
そのあとクリスタって奴に告白もありだもんな!!そうだな。うん。
LineLine((ブーブー
ん?誰だ?
ーーアルミン
あ、アルミンからだ!!
──────────
────────
LineLine
【アルミン】
用事があって先に帰ってごめん!どうだった?クリスタと!
⇩
【エレン】
それがよ。間違えて、アニに告白しちまって
⇩
【アルミン】
えっ?どういうこと!!?
⇩
【エレン】
なんか下駄箱の番号ミスってた。
んで間違えてアニが来て成り行きで告白しちまった
─────────
───────
─────
ん?アルミンから既読ついてんのにこねー。
ーーー
ーー
ー
【アルミン】
ご、ごめん!なんかびっくりしちゃって。それで、アニはなんて?ことわられたでしょ?
⇩
【エレン】
既読無視かと思ったぜw
ん〜なんか俺のことバカって言ってたから見返してやろうと、俺の良さをアピールして…俺の良さをアニが認めてくれたら付き合ってあげる!だとさ
──────────
────────
──────
ん?なんだ、アルミンまた既読無視か??
ーーー
ーー
ー
-
- 22 : 2016/01/05(火) 12:55:31 :
- 【アルミン】
話しが飛びすぎてびっくりしちゃた。
じゃ、エレンがアニに自分の良さをアピールするんだね?付き合うってことではないと。
⇩
【エレン】
まぁ、そうなるな。でも必ず付き合って見せてやる!!
⇩
【アルミン】
なんか、目的が違う気がするけど、
クリスタに告白でしょ?今からでも遅くないと思うんだけど。
⇩
【エレン】
いやいや!アニの後クリスタなっ!
⇩
【アルミン】
えっ?アニと付き合った後クリスタに告白するの?訳わかんないよ!
⇩
【エレン】
えっ??だってよ。焼肉も食うまえから上手いとはわかんねぇだろ?(ドヤ顔)だからまずはアニはどういう人なのか…定める!んでそのあとに付き合ったりした後本命のクリスタ!!
⇩
【アルミン】
あ、あのね。エレン。間違ってるんだよ。色々と。
⇩
【エレン】
な、何が?
⇩
【アルミン】
そんなことするとエレンが女グセが悪い人とかになっちゃうよ。アニと付き合ってすぐ振ってクリスタと付き合うなんて、僕はそう見るけど。
⇩
【エレン】
うーーん。ふる?
⇩
【アルミン】
焼肉で例えると……エレンは赤身が一番好きでしょ。赤身しか食べないって言ってるのに、飽きたからホルモン食べちゃおうなんて約束破りでしょ?それを相手のことを振ったっていうわけ
⇩
【エレン】
な、なるほど。つまり今俺はアニと付き合ってすぐ後クリスタとつきあうなんて、アニをすてることだから……ふったということか。
⇩
【アルミン】
そうなるね。そもそもエレンはクリスタが好きなのか?っていうところなんだけど。
⇩
【エレン】
ライナーの言ってた通り可愛いと思う。
⇩
【アルミン】
うん、僕も可愛いと思う。でも…。エレンはその、アニって子は可愛いと思う?
⇩
【エレン】
えっ?えー、会ったばかりだしよくわかんねぇからな。なんとも言えない。
⇩
【アルミン】
うーーん。そう。じゃあさアニのことも可愛いって思える時が来るかもよ?付き合っていくうちで。だからクリスタとかって考えなくてもいいんじゃない?今は。
⇩
【エレン】
そ、そうだな…今は俺とアニが付き合えるように頑張る……ぜ!
俺の良さってもんを。魅せつける!
⇩
【アルミン】
頑張って……。一応これURA貼っとくね。アマゾンで売ってる[女の気持ちがわかる本]だって。よかったら買って読んでみたら?土日休みだし。
↓
amazon'jp sei 'wakaru☆hon
⇩
【エレン】
おぉ、サンキューなアルミン!!
買って読んでみるぜ!
⇩
【アルミン】
うん。ライナーからは僕が伝えとくから。頑張ってね。
⇩
【エレン】
あぁ!頑張るぜ!!
( ´ ▽ ` )ノサンキュー☆
──────────LineLine
うーーん!アルミンは優しいな!
なるほど……そうだなクリスタはおいといて、まずはアニと付き合う。
アニは可愛い……?って思ったこと…というか、アニと話したりするのあまりしてないし。
違うクラスだしな〜まぁ、いいか。
バカって言われたまま、ひく男じゃねーぞ!俺はな!!
この本は明日には届くみたいだな。
よしっ!購入して女の気持ち…いや、アニの気持ちを分かってやるぜ!
待ってろよ!アニっ!!
ーーー
ーー
ー
-
- 23 : 2016/01/05(火) 17:04:08 :
- 母「エレーーン!ご飯よぉ〜!」
エレン「はぁい!!いきまーす」
母さんに呼ばれ、俺は階段を降りてリビングに行った。
ーーー
ーー
ー
[エレン・部屋]
ふぅ、食った、食った…。
アニ…レオンハート…
アニのLineLine……。どうしよう。
なんか言ったほうがいいのかな……?
そう思いながらジッと携帯を見つめる…
うーーむ。
いや!本が届いてからにするかっ!
ーーー
ーー
ー
[朝・家]
((ピンポーン♪
きたぁ!!
母「えっ?ハイハイでますよ〜」
エレン「あっ、母さん!俺の荷物だからっ!」
母「あらっ、そうなの?何買ったの〜変な本?」
エレン「ちげーよ!!」
ーーー
ーー
ー
ガチャ
エレン「あっ!どうもすみません」
宅配便「はい。ハンコお願いします」
エレン「あ、はい。」
ーー
ー
エレン「あ、ありがとうございました!」
ーーー
ーー
ー
[エレン部屋]
よっしゃぁ!!中身を見てみるぞ!!
これでアニの気持ちもゲットっ!!
そう、ワクワクしながら目次を見る。
☆女の気持ちがわかる本☆
①告白編
②付き合う編
③プロボーズ編
ん〜俺は①なのかな?付き合う前段階だもんな。
ーーー
ーー
ー
-
- 24 : 2016/01/05(火) 19:15:44 :
- ①告白編
①LineLineしてますか?
「んん?今、まさに!聞きたいとこだぜ!」
まず、女の子とのLineLine!
はじめに自己紹介……とまぁかたっくるしい言い方ですが、しましょう。
そして自分を知ってもらう。
LineLineを持ってるあなたは脈アリ!!
気にならない男の子と交換することなんてありえません!
自分に自信を持ちましょう!
「おぉ!おれは、持ってるな!脈アリか!」
✳︎POINT
☆自己紹介……柔らかく
☆少し軽めで
☆食事に誘う時はLineLineでどう〜?と気軽に誘いましょう!
☆レディーファースト心がけなさい!
☆服装は硬めでもいけなくラフでもダメ。
☆いつ行動するか?それは早めに!
「ふむ。ふむ。な、る、ほ、ど。じゃ!明日には誘うか!」
②女の子と食事をする場所知ってますか?
「し、しらねぇー。」
焼肉とか言ってるあなた!
「おれだ!」
まずダメ!!匂いがつくし女の子は嫌う子達が多いです!多分ね。
「ま、まじかぁ!!」
焼肉好きな女の子ならいいかも……ですが、はじめに誘うならイタリアンレフトランなど……スパゲッティなどがいいのでは?
✳︎POINT
☆焼肉は極力避けて!
☆高級過ぎてもダメ!軽めでもダメ!
「むずくね?」
☆そしておごってあげましょう!
割り勘とか器が小さいと思われちゃいますよん!
「えぇ。奢り……。高くね?うーーん。高級過ぎてもダメ……あっ!高級焼肉ならいいかも!」
ーーー
ーー
ー
カタカタ
高級 焼肉 ⚪︎⚪︎駅の近く 検索
-
- 25 : 2016/01/05(火) 20:39:17 :
- 「結構あるな。。。たけぇーー!高いわ!!」
ーーー
ーー
ー
「うーーん。母さんに聞くのもなんだしな……。予約制?なのか……。2人で1万円……。高い。でも初めての食事だろ?今はお年玉合わせて3万円持ってるから……行けなくはない……アニに聞いてみるか…」
ーーー
ーー
ー
ペラペラ
③買い物はどうする?
「買い物〜?」
食事だけで終わってはいけませんよ!
女の子の好きな買い物!
「えっ!?」
ジュエリーやらなんやらありますねぇ。買ってあげたりすると好感度アップ?かも!
しかし!買いすぎてもよくありません!なんかヒモになりますから。
気をつけましょう。
「ひ、ヒモ?なんかよくわかんねーけど買いすぎはダメってことな。。」
④プランを立てましたか?
「プラン?」
デートの時…好きな人を食事に連れて行くとき、告白するとき、何よりもあなたの内面を見られますよ!
やはりグダグダしてると……ブブー。
計画を持って誘いましょうね!
✳︎POINT
☆計画を持って誘いましょう。
例
9時ごろ 待ち合わせ
10時頃 映画
昼 食事
など。ざっとね。できますか?
やりましょう!女の子のハートをゲット!!
「け、計画を……うーーーん。」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
母「エレーーン!昼ご飯よぉ〜」
エレン「後で食うーー!」
母「あら?珍しい」
ーーー
ーー
ー
ペラペラ
⑤どこに行こう?
食事以外思いつかないあなた!
「俺だな!」
買い物って言ってもどこを。なんて迷ってるあなた!
是非あげときますので参考に☆
参考場所
☆映画 ←無難ですね。
☆散策 ……ブラブラ歩くのもいいかも
☆ショッピングセンター……服とか見てあげましょう
☆水族館……いいですね!無難!!
☆動物園……動物園好きならGOOD
☆あなたの好きな場所
「えぇ?俺の好きな場所……うーんムズイな。明日には誘えねーな。来週誘うか」
ーーー
ーー
ー
よしっ!計画はバッチリだな!!
あとはLineLineでアニを……!
ーー
ーーー
ーーーー
母「エレーン!夜ご飯よ!!降りてらっしゃい」
エレン「ええ?もうそんな時間かよ!今行くー!!」
母「なに夢中になってんのかしら?」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 26 : 2016/01/05(火) 23:45:59 :
- [夜・エレンの部屋]
うーん。緊張すんな。LineLine……。
深呼吸…深呼吸…ふぅぅ…
よしっ!送るか!
──────────
LineLine
【エレン】
こんばんは!LineLine今送ってもいいか?
ーーー
ーー
ー
こ、こねぇー。既読無視って奴か!?
ーーーー
ーーー
ーー
ー
あっきたー!!
【アニ】
なに?
⇩
【エレン】
ん〜とな。俺の自己紹介しようと思ってよ。
⇩
【アニ】
なに?いきなり
⇩
【エレン】
えっ?まずは俺の名前とか言おうかと……
⇩
【アニ】
どうぞ。
⇩
【エレン】
俺の名前はエレン・イェーガー!
ーーー
ーー
ー
[アニ・家]
【バカ】
俺の名前はエレン・イェーガー!
アニ「何言ってんの?この人。」
ー
ーー
ーーー
あ、あれ?また既読無視かよ!?
いいや!続けるぞっ!
【エレン】
高校2年ー3組!
部活は帰宅部だ。
好きな食べ物は焼肉な。
⇩
【アニ】
そうなんだ。
えっ!?いやいや!そうなんだって!これじゃこれで終わっちまう……。
【エレン】
お前のことも紹介してくれよ!
⇩
【アニ】
私は高校2年ー2組のアニ・レオンハート。
うん。。それだけかよっ!!
く、くそぉー。ならもうズバッと聞くか!
【エレン】
そ、そうか。ところで、来週ヒマ?
⇩
【アニ】
ひまだけど。
なんか。言葉のキャッチボールってのができてねー気がする。。。
うーーん。ここは…聞くか。
【エレン】
暇か!なら一緒に食事に行こうぜ!
⇩
【アニ】
なんで?
な、なんで?って!俺の良さを知りたいんだろが!!
なんか!やりづれぇ〜
【エレン】
だって、俺の良さを知りたいんだろ?
プランは立てたから(ドヤ顔)w
⇩
【アニ】
ドヤ顔って言われても。
⇩
【エレン】
ダメか!?
⇩
【アニ】
ねぇ。本当に私と付き合いたいの?
……間違えたとは言えないな。。
でも、アニの良さってのもあるんだろう……。今の所ないけど。。
【エレン】
なんつーかな。頑張ろうと。
⇩
【アニ】
あっそ。答えになってないね。
よく分からない人。
⇩
【エレン】
はっ?よく分からない人って!なんだ!?
⇩
【アニ】
そのままの意味だよ。
⇩
【エレン】
そ、そうか。お前から見て俺の良さって今のところあるか?
⇩
【アニ】
特になし。
⇩
【エレン】
………まぁ!食事に行けばわかると思う。
⇩
【アニ】
随分な自信だね。
⇩
【エレン】
自信がなくちゃ誘わねーもん☆
頑張るからな!
⇩
【アニ】
おやすみ
ええっ?おやすみってこの流れで?
食事に誘う……オッケーもらってねーよ。
【エレン】
おやすみ〜( ´ ▽ ` )ノ
ーーーー
ーー
ー
[アニ・家]
【バカ】
おやすみ〜( ´ ▽ ` )ノ
能天気な人だね。エレンって奴。
食事か。。クリスタとか女の子としか行ったことないし。
男の子と?めんどくさい。
……別に行かなくていいでしょ。
ーーー
ーー
ー
-
- 27 : 2016/01/06(水) 00:27:29 :
- 表示名www
期待です!
-
- 28 : 2016/01/06(水) 02:06:37 :
- 期待!!
面白い
-
- 30 : 2016/01/06(水) 07:59:47 :
- [家・エレン]
エレン「いってきまーーす!!」
母「いってらっしゃい。エレン」
ーーー
ーー
ー
うーーん。今日はアニに会って誘わなくっちゃな……。緊張すんなぁ。
ー
ーー
ーーー
[学校]
高校2年ー3組
朝ー
エレン「おはよー」
いつも通り挨拶をするとライナーがいきなり声をかけてきた。
ライナー「お、おい!お前!なにしてんだ??」
エレン「へっ?なにって?」
アルミン「まぁまぁ、落ち着いて!ライナー。一旦廊下に出るよ!」
ーーーー
ーー
ー
[廊下]
ライナー「俺はクリスタに…って言ったろが!なんでアニになってんだよ?」
エレン「えっ?アルミンから聞いてねーのかよ?」
アルミン「いや、いったんだけど、、」
ライナーはキョロキョロとしながら何故か焦っている。
ライナー「まてまて!靴箱間違えてそれでウッカリ告白って!!アホだろお前」
エレン「ムッ。なんだよ。俺だってな。女の子の気持ち考えてプランとか立ててきたんだぞ。今から行くんだから」
アルミン「ど、どこに?」
エレン「えっ?アニのとこに」
ライナー「おい、エレン、まさかお前。アニのこと好きになったんじゃねーんだろうな?」
エレン「いや?わかんねー。けどバカバカ言うから俺の良さを見せつけるってことで……」
ライナー「訳がわからん。俺はクリスタに……って言ったはずだろ。」
エレン「まぁ、待てって!アニに俺の魅力を見せつけるぜ!!」
俺は自信満々に任せろ!といった感じで胸をそらす。
アルミン「すごい心配。なんでエレンはいつもこう……」
そんな俺を見てアルミンはあぁ、と頭を抱えて何やら心配そうだ。
そんなに…大丈夫なのにな〜
俺はやると言ったら、やる男っ!!
エレン「あっ!俺はアニに用があるから行くな!それとアルミンあの本サンキュー!」
アルミン「えっ?あの本買ったの!?冗談のつもりで……。ってエレン行っちゃった」
ライナー「なんだ?あの本って」
アルミン「女の子の気持ちがわかる本ってヤツ。」
ライナー「……わかんねぇ。俺はあいつの気持ちが分からん。」
アルミン「ライナーが余計なことをするから…」
ライナー「否定はしきれないな……」
アルミン「ちょっとエレン見てこようか」
ライナー「そうだな、まだ時間はあるし。クリスタもきになる」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 31 : 2016/01/06(水) 13:20:11 :
- [高校2年ー2組]
ーーー
ーー
朝、授業が始まる前の時間。
3組と違って2組は静かな感じがするな…
なんて思いながらドアの方から教室の中を覗く。
ーーーー
ーーー
うーーん。いねーな。ギリくんのかな?
スッゲー緊張する…何で?ただ、アニを食事に誘うだけ…そう、誘うだけだ…
あの本の通りにやれば…
ふぅぅ、深呼吸、深呼吸…
??「もしかして…前に来た人?」
そんなことを考えてると
いきなり後ろから声をかけられた。
エレン「ん?あっお前は!」
??「ふふっ。おはよう!」
エレン「えーと、クリスタっつったっけ?」
クリスタ「うん!クリスタ・レンズ。誰か探してるの?」
エレン「あぁ、アニいるか?」
クリスタ「アニの友達なんだ!!今アニはトイレに行ってるよ」
エレン「そうか。じゃ、ここで待ってるわ」
クリスタ「ふふっ。アニの男友達なんてライナーぐらいかと思ってた」
エレン「へー。ライナーと仲良いのな。アニって」
クリスタ「同じ中学だったみたいで」
エレン「あーなんか言ってたよーな?」
少し上を向きながらライナーの言葉を思い出そうとする。そんな俺を見てクリスタはまたクスっと笑いながらこう俺に言った。
クリスタ「名前はなんていうの?」
エレン「おれ?」
クリスタ「そう。ふふっ」
エレン「んーと。エレン、エレン・イェーガーって言うんだ。ライナーと同クラな。」
クリスタ「そうなの。前も来てたね!アニのことが好きなの?もしかして」
ふふと少し笑いながらクリスタは言ってくる。
エレン「へっ?あっ !ち、ちげーよ!ただ用が…それと」
「『好き』ってなんだよっ!!」と言いかけたところで
??「なにしてんの?」
後ろからまた急に話しかけられる。
エレン「わっ!びっくりした!!アニか!」
クリスタ「あ、アニ!!エレンが待ってたみたい。」
そこには少し眠そうな、いつも眠そうだけど…そんな顔をしてるアニがいた。
アニ「……あ、そう」
クリスタ「じゃー私は席に戻ってるね♪」
クリスタは何を勘違いしたのかルンルンで教室に戻ってしまった。
-
- 32 : 2016/01/06(水) 15:24:57 :
- アニ「で?何の用さ。」
体育館の裏に呼び出した時みたいに髪の毛を少しいじりながら、興味がなさそうに聞いてくる。
エレン「えーと。」
確か…本には……落ち着け、そう、深呼吸……ふぅぅ。
ー
ーー
ーーー
女の子の気持ちがわかる本☆
①誘う時のセリフはキザっぽく!
なおかつストレートに!
今はやり?の壁ドンもいれちゃえ!
ーーー
ーー
ー
エレン「えーと。。コホン。」
壁ドンな……。壁にドンッと!
アニ「?」
──────────
ライナー「あっ!いたぞ!!2人で」
アルミン「なにしてんだろ?」
──────────
ぬぉおぉぉぉぉ…!!!!
壁にドンッ!!
アニ「!?!?!?」
ふっ、戸惑ってるな……!
エレン「土曜日、俺と食事に行かないか」
決まったな…!!
俺の魅力、早速魅せつけたぜ!!
アニ「なにしてんの?」
エレン「へっ?だから食事に……っていってぇーーー!!」
なんだ!?目潰し!?ヌォォォォ…
イテェ……!え!?え!?
アニ「こんなみんながいる前でなにしてんのさ」
エレン「イテテテ。いや、だからよ、食事にでもと。」
と俺はその場で目を抑えてしゃがみこんだ。
アニ「…………あんたと食事に。」
エレン「そ、そうだ。。俺の良さを……」
キーンコーンカーンコーン♪
なんだよ!このタイミングでのチャイムっ!!!
アニ「じゃね。」
エレン「あ、アニ!まって、っていってぇー」
ーーーーー
ライナー「……」
アルミン「………」
ライナー「俺たちも行くか」
アルミン「そ、そうだね……」
ーーーーーーーーーーーー
くっそぉーー!アニのやつ!!
食事に誘えなかったじゃねーか!
[昼休み]
アルミン「え、エレン!?また行くの?」
エレン「あったりまえだろ引き下がれるかってんだ!」
ーー
ー
-
- 33 : 2016/01/06(水) 17:36:23 :
- [高校2年ー2組]
いないな……今度はどこに…
また教室の前でキョロキョロとアニを探す。この、肝心な時にっ!!!
クリスタ「エレン!」
エレン「おぉ!クリスタか?アニは?アニはしらねーか?」
アニの名前を何度もいい、クリスタに聞くと、クスクスと笑いながら答える。
クリスタ「ふふっまた〜アニ〜?エレンって面白いね。さっき壁ドンやってたでしょ!?」
エレン「えっ!ま、まーな。説得しようと思ってよ。」
クリスタ「ふふふっ。アニは自販機でジュース買いに行ったよ!」
エレン「サンキュー!クリスタ!!行ってくるわー!」
クリスタ「頑張ってねー!」
ユミル「エレン?」
クリスタ「ユミル!」
ユミル「なにしてんだ?あいつ」
クリスタ「ん〜なんかぁアニを説得してるみたい♪」
ユミル「……?へー」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
[自販機]
いたぁーー!金髪の女の子!!
ぜってぇー!アニだ!
よし!誘う……前に、落ち着こう。
あの本の通りに…ふぅぅ、深呼吸。
俺は、出来るっ!!
ー
ーー
ーーー
女の子の気持ちがわかる本☆
POINT
もし、上のやり方で効果なかったら
また!壁ドンでやり続けろ!!
諦めちゃ!ダメ!!
☆自販機の前に女の子がいたら……
自販ドン
☆壁の近くにいたら……
壁ドン
いけっ!!今こそ!誘う時!!
女の子のハートをゲット!!
─────────
……。アニが自販機の前で飲みモンを買おうとしてる……今がチャンスか?
これは自販ドンのチャンスか?
いくぜ!!エレンイェーガー!!
ーーーー
ーーー
ー
-
- 34 : 2016/01/06(水) 19:22:21 :
- アニ「(いいのがないな。甘いの嫌いだし。お茶に……)」
ピッ
アニ「はっ?(誰??)」
エレン「甘いのでも、どうだ?」
俺はアニがお茶のボタンを押そうとする前に違うボタンを押し自販機に手をつきながらアニの方を見る。
そう、
相手が買おうとしてる時、
甘いセリフを言い、
甘いジュースを買って
相手を落とす!
このやり方っ!!
どうだ!!
これが、自販ドンっ!!!
アニ「……なに、してんの?」
あれ?反応薄いな〜
エレン「えっ?なにって。」
アニ「甘いの……嫌いなんだけど」
おぉ!?そんなこと、本に書いてねぇぇぇ!!!女の子が、甘いの嫌いっていう選択肢…俺になかったんだけど!!
ここは、笑って…誤魔化す?か…
エレン「……えっ?自販ドンってやつなんだけど……ハッハっていってぇーー!!」
と言うと今度はガシッと足を蹴られる。
いっ、てぇぇぇぇ!
いてぇ!!さっきといい!なんで!?
アニ「なにさっきからドンドンやってんのさ!!」
エレン「えーと。俺のいいとこ……イテテ……」
俺は蹴られた足を触りながら言った。
アニ「……少なくとも今日の出来事で本当の馬鹿ってことがわかった。このおしるこなんて甘すぎていらないんだけど。。。」
エレン「…………あっ。食事にいか」
アニ「……お茶」
エレン「へっ?」
アニ「お茶が私は飲みたかったんだけど。なにが、甘いのでもどう?だよ。あんた、からかってんの?」
エレン「い、いや!決してそういうわけではなく!!ただアニと食事に」
首を横に振りそこは全力で否定。
アニ「………面倒くさいからいくよ。食事に」
エレン「ほ、ほんとうか?」
アニ「つきまとわれたら困るから」
エレン「おぉ!ヨカッタァ。。朝の9時にひろばの時計台の前に集合……って分かるか?」
俺は嬉しくてアニの方へ向かって待ち合わせ場所と時間を言う。
アニ「いつ?」
エレン「えーと。今週の土曜日!」
アニ「……分かった。今回だけね」
エレン「おお!俺の魅力を!!」
アニ「……で?お茶買って」
エレン「へっ?あぁ、おしるこもうまいんだけどな。」
アニが持ってるおしるこ、を見ながら俺は呟く。
アニ「勝手に買っといて何言ってんの?」
おお。怖い。すげぇ。こぇぇ。
目だけで殺され…そうな…おお…
おしるこ…う、うん、お茶、お茶買います…
エレン「…あ、お茶な!オッケーオッケー」
ピッ……
エレン「ハイ」
アニ「……もう来ないでね。」
と言いながらお茶を受け取り、俺の目を見た。
エレン「えぇ?」
アニ「それじゃ」
なんか……?食事にさそ、えたんだよな?
まー、とにかくだ!
あの本は役に立つじゃねーか!!
本当に……よかった。アニを誘えて。
俺もやればできるな。うん。
ふと、思ったんだけど、あんなに壁ドンドンする必要あったかな?
……ま、いっか。アニと約束できたしなっ!!
ーーー
ーー
ー
-
- 35 : 2016/01/06(水) 21:11:53 :
- [高校2年ー3組]
ー放課後
アルミン「ね、結局行くことになったの?」
エレン「まーな!」
少し得意げに俺はアルミンに言う。
アルミン「へー。なんかすごいね」
エレン「ん?なにがだよっ!」
アルミン「えっ?だって普通断りそうじゃない?」
ライナー「ま、それはおれもおもった」
エレン「ら、ライナー!」
ライナー「途中まで帰ろうぜ!」
エレン「あぁ。」
──────────
───────
─────
ライナー「さっきの話だけどな!俺も意外だと思うぜ?あいつが食事行くなんてな!」
アルミン「どんな方法で説得したの?」
エレン「ふっ、それはまぁ。俺の魅力というかな。」
アルミン「あ、そう」
エレン「おい!もっと突っ込んでくれよ」
アルミン「ふふっ。でもエレンが食事なんて、初めてじゃない?女の子と食事」
エレン「まーな。」
ライナー「イロイロ教えてやろうか?口説き方とか」
またニヤニヤとライナーは俺に向かって話す。
エレン「いい!俺にはプランがあるんだ」
アルミン「へー!!すごいね、エレン」
ライナー「なんか、このまま付き合っちまえよ!アニと」
エレン「それはねーな。特に何の感情も今んとこないしよ」
アルミン「そうか……ま、でも、頑張って。」
ライナー「……そうだな頑張れよ」
エレン「サンキュー!!2人とも」
アルミン (不安だな……)
ライナー (俺の計画が……そしてエレン…不安だ。)
-
- 36 : 2016/01/06(水) 23:02:20 :
- ー
ーー
ーーー
[金曜日・食事に行く前の晩]
うーーんと!LineLineしてみるかなアニ。
LineLine((ブーブー
ん?きたっ!
ーーーLineLine
【アルミン】
明日だね!エレン!
「あ、アルミンからか!」
【エレン】
あぁ、頑張ってみせるぜ!!
⇩
【アルミン】
うん、頑張って〜!ライナーと応援してるよ。
⇩
【エレン】
d(^_^o)だぜ!
「あっ!アニから来た!!」
【アニ】
明日何時だっけ?
⇩
【エレン】
9時にひろばの時計台の前!!
⇩
【アニ】
了解。でも、早くない?
⇩
【エレン】
えっ?回りたいとことかあんだけど
⇩
【アニ】
あ、そう。食事はどこ行くの?
⇩
【エレン】
えっ!ヒミツだ〜!
「うーん。なんか、はっ?とかってきそう」
【アニ】
(≧∇≦)
「ええっ???なんだこの絵文字!」
【アニ】
ごめん、間違えた。
「ミスっ?可愛いな。。。。」
か、可愛い!?
なんで俺そんなこと思ってんだよ!!
いや!ただのミスだもんな!!
【エレン】
そ、そうか!明日よろしくな☆
⇩
【アニ】
わかった。おやすみ
「ええっ?おやすみって。。もう少しはなしてーのに。」
【エレン】
おやすみ(^ ^)
ー
ーー
ーーー
[アニ・家]
【アニ】
(≧∇≦)
「ミスった。。なんでこんなの送ったんだ……。眠いからか…明日の9時に…。なんか緊張する」
【バカ】
おやすみ(^ ^)
「よく絵文字使うね。この人」
はぁ、何着てこうかな……男の子と2人で…なんてはじめてだしな…
ー
ーー
ーーー
-
- 37 : 2016/01/07(木) 02:34:37 :
- お久しぶりです!
期待です
-
- 38 : 2016/01/07(木) 08:14:36 :
- >>37
期待コメありがとうございます(^^)
-
- 39 : 2016/01/07(木) 08:17:08 :
- [土曜日]
広場ー時計台の前
8時30分
よしっ!!遅刻せずに済んだな!!
あの本の言った通りに…
ーー
ー
女の子の気持ちがわかる本☆
POINT
①遅刻は厳禁!
②相手が遅れても優しく対応!!
──────────
────────
9時少し過ぎーー
うーん?アニ遅いなぁ〜。
LineLine((ブーブー
んっ?アニか!?
ーーーーLineLine
【アニ】
遅れる
⇩
【エレン】
大丈夫だ!d(^_^o)
⇩
【アニ】
ごめん
「ごめん」!?へー!アニってごめんとかいうのか!なんか…改まって言われると照れんな……
照れる?いやいや、なんで俺照れてんの??
──────────
────────
──────
9時30分ーーー
ん?あれはアニ…?
向こうから走ってくる金髪の女の子。
アニだ!!
アニ「ハァハァ……遅れて……ごめん」
急いで来たのか肩で息をしている。
エレン「いやいや!俺も今ついたとこで!大丈夫か?」
アニ「だ、大丈夫。ハァ……。服選ぶの時間かかって」
エレン「そ、そうなのか!」
えっ?なんか学校の時と雰囲気が違う……!
か、可愛い。カワイィ……どーしよ?
しかも、服選ぶのに時間かかるって…
えぇ!?ちょ、なんかアニの周りに桜が舞ってるような…?
⚠︎⚠︎天の声ー桜ってなんだ?
なんだ、その、ギャップ萌え!?
やばい、これはなんだ?落ち着け、エレン、イェーガー。
少女漫画じゃあるまいし。ふぅぅ。
そんなことを考えて固まってるとアニが俺の服装をジッと見つめる。
アニ「なんで…あんた、スーツ着てんの?」
エレン「えっ?ビシッと決めようかと……」
堅苦しくなくてラフだろうと思ったんだけどな。。
アニ「………フッ」
エレン「えっ?か、カッコ悪いか!?」
アニ「いや、変な人」
と言いながらアニは微笑んでる。
微笑んでる。
笑ってる!
可愛い…。
いやいや!可愛いとか!さっきから、なにいってんだか。俺は。
まず、落ち着け…ふぅぅ。あれ?何回深呼吸してんだ俺。
アニ「…大丈夫?顔赤いけど」
エレン「ほへっ!?や、あー、あついなーとかなんとか」
俺はそんなことを言いながら手でパタパタと顔を仰ぐ。
アニ「あつい…?」
エレン「いや〜はっはっ!こういうの初めてでよ。なんか緊張して。服とか迷ってさ〜」
アニ「そう……で、どこ行くの?」
エレン「……あっと!まずは映画!!今な!恋愛モンやっててよ!見るだろ」
アニ「恋愛モン……?」
エレン「あぁ。7日間の恋って奴。」
アニ「み、みるの!?それ?」
珍しくアニが慌ててる。んん?恋愛系ってまずいのか…な?
エレン「だ、だめか!予約したんだけど」
アニ「予約したの!?」
エレン「……あぁ。女の子が見るもんはそんなのかなぁって。。。」
ーーー
ーー
-
- 40 : 2016/01/07(木) 11:51:22 :
- 女の子の気持ちがわかる本☆
映画に誘うあなた!何がいいのか分からない。
やはり1位は 恋愛もの!これでグッと相手の心を捉える!!
2位は………
ーー
ーーー
アニ「……私に合わせたの?」
エレン「あぁ。だって、、そうじゃね?見たくないなら……いいけど……」
アニ「……お金もったいないでしょ。いくよ」
エレン「あぁ!!」
アニって……言い方は悪いけど…って言ったら怒られそうだけど。
優しい…?
その前に…雰囲気が本当に違うな!
クリスタとは違う…なんだろ?
ドキドキもするけど……
キュンとする…
カワイィ……
いろんな想いに戸惑いながらも俺はアニの隣を歩き、映画館へと向かった。
ー
ーー
ーーー
[映画]
エレン「ポップコーン食う?」
アニ「いらない」
エレン「そうか。。俺は食おうっと!」
アニ「私はここで待ってる」
エレン「分かった!ちょっとまっててくれ!」
俺はポップコーンを買いに行った。
店員「何味になさいますか〜?」
エレン「えーと!キャラメル味で!!」
店員「かしこまりました。少々お待ちください」
と言われアニをふと見ると、
なんか誰かと喋ってる??
誰だ?
──────────
────────
-
- 41 : 2016/01/07(木) 16:17:02 :
- ──────────
────────
アニ「・・・」
男「なぁ、1人?」
アニ「・・・」
男「俺たちと一緒にどっか行かね?」
アニ「・・・」
男「なんだよー。喋んねーなんてつまんねー女」
なんだ?なんだ?あいつら!!
会話は聞こえないけど、、、。
あっ、!
俗に言う……ナンパ……?ナンパかっ!?
アニが嫌がってんじゃねーか……?
おっそいなーー。店員さん。早く…はや…ヤバイ、なんかアニが触られてる!!すっごい、嫌なんですけど。あいつら…!
エレン「あ、あの。キャンセルで!!」
店員さん「へ?」
エレン「いりません!!」
俺は慌ててアニの方へ行った。
くっそー!なんかモヤモヤすんだよなっ!!!
エレン「アニ!!」
男「へっ!?」
男「なんだよ、彼氏いんじゃんかよ」
アニ「彼氏ではないですけど」
男「はっ?」
エレン「おい!お前ら!なに勝手に近づいてんだよ!!」
男「いやいや!ちょっとしたナンパ……」
その男の態度に俺はなんかイライラして、、うん、スッゲームカつくっ!!
エレン「おい。チャラチャラしやがって、普通声かけるか?女の子に?俺の良さを見せようとしてんのに……プランぶち壊すんじゃねーよ!アニに手をだすんじゃねーー!」
と俺は相手のむなぐらを掴み、ボソッと「触んな」とも言った。
あれ?なんでこんなに俺、イラついてんだ?プランのため…?それともアニだったから?
アニ「!!?」
男「ひ、ひぇ。す、すみません!!い、いくぞ!お前らっ、」
男「あぁ!」
俺の気迫に負け男たちは「こぇぇ」と言いながら帰って行く。
アニ「……プラン?」
エレン「えっ!あぁ、アニとの今日のプランを立てたから邪魔されたくねーなって。」
アニ「……そうなの」
エレン「…とっ、映画始まる!行くか!」
アニ「……」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 42 : 2016/01/07(木) 17:26:44 :
- [映画…後]
エレン「…」
アニ「……」
エレン「あっ、な、なんか恥ずかったなぁ〜ちょっとヤバかったか……」
アニ「……チョイス間違えたんじゃない?あんた」
エレン「えっ!な、なんか慣れなくて……。いやぁ、変な……シーンとか、はっはっ。なんかごめん……」
アニ「……別にいいけど」
エレン「そ、そうか……。怒らないのな」
アニ「だって、私のために考えたプランなんでしょ。ケチつけることはしないよ」
エレン「そ、そうか!!!」
えっ!アニって……うん、優しい!!
笑うと、こんなに可愛いんだな。
アルミンとかライナーがクリスタのこと天使って言ってたけど、俺…アニが今なんか天使に見える…んん?落ち着けっ!! はっは、エレン、どうした?
よく見ろ、アニを…
天使か?
天使だ…いや?本当に今の俺が信じられねぇ!!なんでこんなに…
キュンキュンしちゃってんだよっ!!
アニ「で、この後はどうするの?」
アニの言葉でハッと我にかえり、慌てて次のプランをアニに話す。
エレン「え、あ、んーと!昼飯っ!!」
アニ「どこで?」
エレン「えー…◯▽駅」
アニ「!!」
エレン「ん?どうかしたか」
アニ「結構、高いお店があるところじゃない?」
エレン「へへっ!奮発〜〜」
アニ「そんなにかっこいいところ見せたいの?」
エレン「あぁ、もちろん!俺の良いところ見せまくって、、バカじゃないところを見せてやるぜ」
アニ「そ、そう」
ーーー
ーー
ー
-
- 43 : 2016/01/07(木) 19:49:37 :
- [電車の中]
ガタンゴトン……
喋ることねーな。。。しかもかなり混んでるし。
エレン「なぁ、アニってさ。」
アニ「……なに?」
とアニは扉に寄りかかってこちらも見ずに答えた。
俺はアニの正面に立ち扉の近くにある手すりに捕まっていた。
エレン「……えっと、俺に…」
キイィィィィーーいきなり電車が横に大きく揺れる。
アニ「!?」
エレン「!!?」
アナウンス「停止信号です。急ブレーキ…誠に……」
あ、あぶねーー。
アニは?!
アニ「……なにまた壁ドンしてんのさ」
エレン「あっ!ごめん!!いや、危なかったな!!」
と見ると俺は壁ドン?ならぬ両手で壁ドンをしていた。
アニ「……………ありがと」
エレン「い、いやぁ!なんつーかなその」
ありがと、なんて…しかも少し顔赤い?
アニって身長低いのな……。
照れてんのか……?
か、カワイィ……。
はっ?また、だ!!
かわいいって俺、何言ってんだか!!
落ち着け、ふぅぅ。深呼吸、深呼吸。
アニ「……駅はどこ?」
エレン「あ、あぁ、と。次の駅だな!」
アニ「そう」
ガタンゴトン ガタンゴトン
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 44 : 2016/01/07(木) 20:33:21 :
- [◯▽駅]
おぉ。すごいマダム〜感があんな。
アニ「本当にここで?」
エレン「あ、あぁ、間違いねぇ」
アニ「私、そんなお金ないんだけど」
エレン「はっ?俺のおごりに決まってんだろ!俺が誘ったんだから」
ビシッと親指を立てニコッと笑う。
アニ「そ、そうなの?!」
エレン「あぁ、俺の良さを認めさせるために……!」
アニ「………フッフッ必死すぎ」
アニは俺の言葉を聞くと口に手を押さえながら笑う。
エレン「へっ?そ、そうかぁ」
アニが笑ってる……。
ヤバイ、なんか、キュンとする…
さっきから、キュンキュンしすぎだな、俺。
こんな気持ちになるとは……
コレは俺のプランにないっ!!!
こんな気持ちになったら、どうすればいいんだよ!?
──────────
────────
アニ「……ここ?」
エレン「おぅ!ここだ!!」
アニ「予約制って書いてあるけど」
エレン「……?予約したんだよ」
アニ「……あんた凄いね」
エレン「へっへ!だって初めてだからよ。成功させたいじゃんか!」
アニ「…………そう」
エレン「高級焼肉店[咲]!美味そうだろ〜いくぞ!」
アニ「あ、あぁ」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
[咲・中]
店員 「いらっしゃいませ」
エレン「あ、と、予約してたエレン・イェーガーです。」
アニ「……」
エレン「………」
店員「あっ、エレン様。2名ですね。ではこちらに」
ーーーー
ーーー
店員「ごゆっくりお楽しみください」
バタンッ
ーーーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 45 : 2016/01/07(木) 23:08:50 :
- エレン「ふぃーー。キンチョーした、よかったぁ予約取れてて」
ドサっと椅子に座り、予約が取れていた事にホッとする。
アニ「なに?個室なの?」
エレン「なっ!スッゲー高級感満載!」
アニ「……本当に大丈夫なの?あんたさ」
エレン「大丈夫!!いける!んなことより、何食う〜赤身?ホルモン?それとも〜〜」
アニ「……ビビンバ」
エレン「へっ?」
アニ「ビビンバってないの?」
エレン「あると思うけど……ビビンバ好きなの?」
アニ「……悪い?」
エレン「いや、、別にいいけど……うーんと。。あった!ビビンバ。」
アニ「それが欲しいかな」
エレン「了解!!俺はいっぱい食おう〜〜☆」
ーーーー
ーーー
ーー
[注文後]
エレン「よしっ!頼んだぜ〜あとは来るのを待つばかり♪」
テーブルに置いてあった水を飲む。
はぁーー、美味い!!
アニ「あんたはさ。」
エレン「ん?」
少しまったりしてるとアニから話しかけられた。
アニ「私のどこが良くてコク……告白したの?」
エレン「えっ!!」
アニ「どうせ。からかってんでしょ」
エレン「えぇ!?なんでからかうんだよ!」
アニ「……なんかそう思ったから」
う、確かに。初めはその、間違いで、クリスタじゃなくて、、アニで、、
そういうの言ったほうがいいの?
俺は少し声を潜め、
エレン「…ぶっちゃけた話。本当は、、」
店員「お待たせしました〜ビビンバです」
エレン「あっ!すみません。ありがとうございます」
アニ「……」
店員「では、ごゆっくり」
アニ「ぶっちゃけた話?なに。」
エレン「………本当は」
なんか、本当のこと言ったら……
ダメな気がする。
よくわかんねーけど。。
アニを……アニを傷つけてしまいそうな……そんなの嫌だな……。絶対嫌だ。
アニ「……」
エレン「ほ、本当は!少し気になっててよ。だ、だから思い切って告白して食事とかして距離でも縮められたらなーとかな!」
アニ「そうなんだ。」
エレン「こ、告白されたこととかねーの?」
アニ「……昔、中学の時されたことはある」
エレン「…へー。」
なんだ。されたことあったのか。
なんか、気になるな。
アニ「そいつは、違う子が好きで…近づきたかった、私と仲がその子はいいから」
エレン「はっ??じゃ!アニへの告白は嘘ってことかよ!」
アニ「まぁね。だから面倒くさいのさ。」
エレン「……」
アニ「どいつが好きとか付き合いたいとか面倒くさい。」
エレン「……そ、そうか」
店員「お待たせしました。盛り合わせAコースです。」
エレン「あ、こっちにお願いします。」
店員「はい。では、ごゆっくり」
アニ「……」
エレン「……」
-
- 46 : 2016/01/08(金) 08:46:55 :
- アニ「焼かないの?」
エレン「へっ?あ、あぁ、焼く!焼く!」
俺も……本当は…間違えて、、
でも、今は……アニの方が気になるっていうか…
この気持ちはなんだ?
ジュー……ジュー……
アニ「焦げるけど」
エレン「おお!悪りぃ!」
美味いけど……なんか…美味くないっていうか……心がモヤモヤするな。
アニは、優しい。
口数は少ないけど…仕草とか可愛い…
し、はじめの会った時の印象と違うなぁ。
エレン「あちっ!……なぁ、アニ」
アニ「……何?」
エレン「俺の良さ…見出せたか?」
アニ「唐突だね。」
エレン「ん〜ど、どうかなって」
アニ「………意外と」
エレン「い、意外と!!」
アニ「……バカじゃない」
エレン「へっ??なんだそりゃ」
アニ「そのままの意味だけど」
エレン「……ちょっとは好感度上がったのな!!」
アニ「……そう捉えてもいいんじゃない?」
エレン「………そういや、アニってさクリスタって奴と仲がいいの?」
アニ「……!」
エレン「そうかな〜っていつもしゃべってるし」
アニ「まぁ……中学は同じだったから」
エレン「そ、そうなのか!じゃ、ライナーとアニとクリスタって中学は同じなのな〜」
アニ「……そうだね」
エレン「………美味い?」
アニ「えっ?」
エレン「ビビンバ!」
アニ「うん、おいしいよ。凄く」
エレン「そうかぁ。よかったぁ〜」
アニ「なんか、悪いね。」
エレン「なんでだ?」
アニ「映画とか…食事とか」
エレン「俺が誘ったんだからアニは気にすんなよ〜これからも行くとこあんだからよ!」
アニ「そう……あんたのいいところさ」
エレン「ん?」
アニ「…………バカじゃないって言ったけど。違うね」
エレン「んん?バカってこと?」
アニ「そうじゃなくて……バカだけど……優しいとこかな」
とアニは言いながらストローを挿してあるジュースを飲んだ。
エレン「へっ?へへっ。ま、まぁな〜〜でも、女の子誰にでもってわけじゃないから」
アニ「サラッと言うね。」
エレン「えっ?そうだろ?だって俺が優しいっていうお前こそ本当は…優しくて可愛いじゃねーか!」
あっ!つい、思ってた事がっ!!!
するとアニはいきなり立ち上がる。
アニ「!!?」
エレン「へっ??」
アニ「さ、もう行くよ!食べたでしょ」
うぇぇ!?
あれ?お、怒ってんのかな?
エレン「あ、あぁ、会計してくっから待っててくれ」
アニ「……」
うーん?俺変なこと言ったかなぁ?
アニ……戸惑ってたけど。
でも。嘘の告白なんて!!許せねーな!誰だ?そいつ………
でも、俺も同じことしようとしてたのか……言えないな……言えねーな……
実はクリスタで…なんて。
ーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 47 : 2016/01/08(金) 12:36:56 :
- エレン「ふふーん、たらたったったら、たららーイェガー♪」
歌を口ずさみながら、アニと道を歩く。
アニ「…鼻歌とか、ご機嫌だね」
エレン「ん?そりゃー、アニが笑ったりしてくれて楽しーからな」
ニコッと笑いながら言うとアニはそう、と少し俯き加減で答えた。
すると向こうからスピードを出した車がアニの横を走ろうとするので
アニの肩を右手で掴みグイと自分の左側に移動させる。
エレン「あっぶねーー!なんだ、あの車!!」
アニの肩に手を置いたまま後ろを走り去る車に向かってそう言い、アニの顔を見て、な?そー思わね?みたいに顔を向けると、
アニ「…なに、してんのさ」
と顔を赤らめながら言う。
エレン「えっ?車…危なかったし」
アニ「そうじゃなくて…肩に…手」
そう言われてはじめて気がつく。
エレン「あ、あわわ!悪い!つい、な」
アニを抱きしめる形になってしまって慌ててアニの肩から手を離す。
アニ「…本当に」
エレン「ん?」
アニ「…いや、、でも、ありがと」
エレン「へ?あ、あははっ!!そのー、どーいたしまして!!」
アニからお礼を言われて凄い嬉しい。
ありがとう、なんて言葉は言われることもある、、でも、アニから言われると、
他の人とは違って、凄い、キュンとする?というか、アニ、可愛い…
ジッと見てると…
アニ「なに見てんのさ」
エレン「えっ!?いやー、やっぱり、そのさ、なんかー、可愛いなって」
アニ「はっ?」
エレン「…その、キュンとするという…」
そこまで言うとドン、と俺の胸にアニは拳をぶつけてきた。痛い、けど、そこまで強く無いな、なんて思い、俺より身長が低いアニの頭を見ながら「ん?どうしたんだ?」と俺は言った。
アニ「本当…さ。思わせ振りな発言やめて」
エレン「ええ?思わせ振り、じゃ、ねーよ!本当に」
アニ「…こっちも、いっぱい、いっぱい、なんだから」
エレン「いっぱい?なにが、だ??」
アニ「あんた…を、」
エレン「おれ?おれが…?」
アニ「好きになり…そうで辛いのさ」
エレン「ど、どええぇぇぇ!?」
びっくりして、慌ててアニの両肩に手を置き「本当か!?」というとバシッと額にデコピンされた。
エレン「いってぇぇ!」
でも、スッゲー嬉しい。なんだ、この気持ち。心臓がドクドクいっててヤベェ。
アニ「うるさいし、肩痛いんだけど」
はぁ、と少しため息をつきながらアニは俺の手が乗せられた両肩を見る。
エレン「あ、また、悪い。。でも、はっは!!すっげーーー、嬉しい!!アニが俺を好きに…!」
アニ「ちがうよ。なりそう、だからね?勘違いしないで」
-
- 48 : 2016/01/08(金) 15:16:50 :
- エレン「でも、嬉しいよ」
ニコッと俺は笑いながらアニの右手を掴んだ。
アニ「!?」
エレン「ん?…あ、手、て、ごめん!」
つい、というか無意識で繋ぎたいとか、やベェ。あぁ、アニ可愛い。どーしよ?
ヌォォォォ…おちつけ、俺。
深呼吸…ふぅぅ、深呼吸…
アニ「本当…サラッとやってくれるね」
ギュと右手を拳にしてアニは言う。
エレン「…ごめん、気をつける」
アニ「でも…嬉しいから、良いよ」
そうまた言うとアニは自分の拳にした手を開き俺の左手を握る。
エレン「え?」
アニ「え?って、あんたが繋いできたんだろう?」
エレン「…へへ!じゃー、繋ぐっ!!」
そう言いながら俺はアニの少し小さい手を握りしめ顔を赤らめた。
やばい、ドキドキ、、おぉぉ…本当にアニの周りに桜が…みえる。
これってもう……
俺、アニのことが…好きだ。
だって、隣にいるだけでこんなに…
嬉しい。
アニ「…それで、これからどこ行くの?」
エレン「ん〜♪水族館っ!!」
アニ「…好きなの?」
エレン「えっ?あ、好きだ!アニ」
アニ「…違うよ。水族館」
自分の聞き間違いに気がつき少し照れながら、俺は「水族館も好き、アニも好き」と言った。
アニ「……イルカ見れるかな」
エレン「おお!見れると思うぞ!!」
アニの表情はよくわからなかったけどルンルン気分で、アニと手をつなぎながら水族館へと向かった。
──────────
────────
──────
-
- 49 : 2016/01/08(金) 18:49:43 :
【水族館】
エレン「おぉ、スッゲー人。混んでるな〜」
アニ「…休日だしね」
水族館は、カップルだらけ、とまではいかないが家族連れやらなんやらで多くの人で混んでいた。
エレン「お、アニ!イルカショー、3時からやるみたいだぞ!」
アニ「…本当だ。」
パンフレットを見ながらアニは微笑み、そう言う。
エレン「行こうぜ!」
ギュとまた手を握りしめながらアニと一緒に見回っていると…
「あ、お前らっ!!」
「あーー!アニ〜」
と後ろから声をかけられた。
誰?と思って振り返ると
ユミル「おい、おい、2人でデートかよ!?」
クリスタ「えぇ!!!なんで!?エレンって付き合ってたんだ〜〜」
そこにはアニと同じクラスのクリスタ、ユミルが話しかけてきた。
エレン「えっ!?お、おまえら」
アニ「!?」
アニも驚いて目を丸くしてる。
クリスタ「ここね、アニも誘ったんだけど、用事が、って!デートだったんだね!!」
クリスタはニコニコと笑いながら言い、
ユミル「ほーー、手なんて繋いでさ〜」
とユミルも笑いながら言ってくる。
アニ「こ、これはっ!」
そう言われるとアニはパッと手を離す。
あっ!と俺も思ったけどアニは顔を赤らめ少し俯向く。
ユミル「モテるな〜エレンはよ、っていうか、クリスタ狙いかと思ってたわ」
ニヤッとユミルはそう言いながらクリスタと俺を見る。
アニ「…クリスタ?」
ユミル「ん?こいつさー、クリスタの出席番号聞いてきたからな、違うやつの言ったんだけど」
エレン「ええっ!!?お前…!」
ハハン!と笑いながらユミルは俺に向かっていう。
ユミル「ま、結果としては私がキューピット役的な感じか?な、クリスタ」
クリスタ「えぇ!!じゃ、エレンは、私…」
ヤバイ、凄いヤバイ気がする。
だって、これじゃ、アニは…と思ってアニを見ると表情は変わってないけど、俺との距離をさっきよりも少し遠く置いてる。
エレン「ち、ちげーよ!!んな!」
俺はアニのことが…!!
ユミル「あ?何がちがうっつーんだよ、間違って、だろ?そいつに…」
エレン「ちげぇぇ!!!」
公共の場でもあるのに俺は大きな声をあげて否定した。
あ、れ?なんでこんなに動揺してんだ?
そうだよ、本当に、間違って、アニの靴箱に入れたんだ…
でも、この今の気持ちは…ちがうっ!
ユミル「……はー、よく分かんねーな。行こうぜ、クリスタ」
クリスタ「う、うん。その、エレン…」
クリスタは少し戸惑いながら俺の方を見る。
エレン「…わるい。大きな声出して。」
ボソッと下を向きながらクリスタとユミルに俺は言う。
ユミル「ほらっ!行くぞ」
ユミルはなかなかその場から離れないクリスタの手をひきながら言う。
クリスタ「あ、でも。」
ユミル「いーんだよ!よく分かんねーけど。」
そう言うとクリスタはユミルに引っ張られるようにして人ごみの間を抜けて向こうへ行ってしまった。
いつの間にか俺たちのまわりに少し空間ができて周りの人はチラチラとこちらを見る。
-
- 50 : 2016/01/08(金) 23:48:51 :
- あれ?俺は…なにしてんだ?
ユミルの言ったことは本当なのに…
本当だけど…それはアニに知られたくなかった。
だって、アニの悲しい顔は…見たく…
そう悶々としてると
アニ「ねぇ、回らないの?」
と俺に近づいて言ってくる。
エレン「あ、!ごめん、イルカショー…」
アニ「……それはもう、いいよ」
エレン「はっ?」
なんで、だよ?さっ、さっき、見たいっていってたじゃねーか、そう言おうと思っても声が出ない。
アニ「…疲れたから。帰る」
エレン「…その、悪い」
俺はアニが出口の方へ向かっていくのを見て慌てて後ろから追いかけその言葉を口にした。
手は…さっきまで繋いでいたのに。
スタスタと先にアニはいってしまう。
好きって気持ちは…間違いじゃない!
そういえばいいのに…なんで言わないんだ?俺は。
エレン「ま、まてって!」
人混みをかき分けてようやくアニにおいつくと、アニは振り返り
「ありがと」
と言った。
エレン「はっ?いや、まだ、まだ見れるぞ!」
慌てて笑顔を作り言おうとするけど声が震える。アニが、俺のこと嫌いになったら、どうしよう?…それは嫌だ。
だって、俺はアニのことが……
アニ「やっぱり、クリスタと。だったんだね」
水族館の出口の前でアニはボソッと言う。
アニ「本当は、手紙で呼び出して告白しようとした相手がクリスタだけど、間違えて、私の靴箱に入れた。」
エレン「ちがっ!」
そうだけど、そうだけど、ちがう。
だってこんなにも今はアニのことが…
アニ「…いいよ。なんか、ごめん。クリスタ好きになる気持ち、分かるから」
エレン「だから〜!」
俺はアニの言葉を否定してるのにアニはとめどなく話していく。
アニ「こんな私に色々、プラン立ててくれてありがと。」
エレン「いや、それは、」
違うんだって!そうだけどっ!!でも、俺が好きなのは…
アニ「…それと、思わせ振りな態度は良くないよ」
はっ?思わせ振りって。なんだよ。そんなの…
エレン「んなのっ!アニにしかしねーよ!思わせ振りって。なんだよ。俺はアニが」
アニ「もう、いいって。そう言うの。言われたり、やられたりする身にもなって。」
エレン「ちがうっていってんだろっ!!」
アニ「違くないっ!!」
ビシッとそう言われ、アニが顔を俺の方に向ける。その目は少し潤んでいた。
-
- 51 : 2016/01/09(土) 08:46:15 :
- エレン「……あ、アニ」
アニ「……この勝負。あんたの勝ちだね。」
エレン「勝負?」
アニ「俺の魅力を〜とかなんとかってやつ。」
エレン「勝負…じゃねけーど」
アニ「…私は負けた。あんたの魅力に。だって、好きになっちゃったんだから」
エレン「…えっ!?ま、それって」
アニ「けど!あんたが好きなのはクリスタ、私は怒ったりしないからさ。これで終わり。」
これで終わり。と言いながらクルッと向きを変え出口へと向かう。
えっ?勝負って、なに?
確かに、魅力を〜とかなんとか言ってたけど。
それはアニに俺自身を認めさせたかったから?
でも、楽しかった。
プランを立ててる時も、
アニは楽しむかな?って思ったり、
アニが美味しそうにビビンバ食べたり、一緒に映画を見てくれたり、
今さっきとこうして…
水族館で手をつないで見て回ったり…
アニじゃなきゃ、アニじゃないと、
楽しめなかった。
だからこの勝負は…
エレン「アニッ!!!レオンハーーートっ!!!」
スゥーと息を吸い込み思いっきり叫ぶ。
周りの目が気になるけどそんなことは今はどうでもいい。
アニは驚いて、出ようとするバーに手をかけるのをやめ振り返る。
エレン「勝負は、俺の負けだーーー!!だって、俺の方がこのデートで、アニの魅力にっ、取り憑かれたからっ!!!
俺は、お前が、アニ、レオンハートが、好きなんだ!!だからっ…」
すると慌ててアニはこっちに駆け寄り俺の口に手を当て頬を赤らめながら「なに言ってんのさ!バカッ!!」と言うと俺の手をとって水族館を出た。
──────────
────────
──────
───
-
- 52 : 2016/01/09(土) 11:28:19 :
- アニ「あんた…バカ」
走ったのでアニはハァハァと肩で息をしながら俺の方を見て言う。
エレン「へへ…だって、勝負は俺の負けだから」
俺も膝に手を当て息を切らしながらアニの方を見て言った。
アニ「あんたは…間違えて」
エレン「間違い、だけど、間違いじゃない」
アニ「…なにその矛盾」
少し髪を手で直しながらアニは言う。
エレン「だって、今は俺、こんなにもアニが好きだから」
アニ「…間違いじゃない?」
はぁと息を吐きながらアニは言う。
エレン「…アニが笑ってる顔。すっげー、キュンとした。アニが手をつないでくれた時、もっとキュンとした。間違えたかもしれないけど、これって、アニに俺は恋してると思…」
そこまで言うとアニはまた俺の胸にドンと拳を打ち付けてくる。
アニ「間違い…じゃない?」
エレン「ぜってぇーー!そうじゃないっ!!俺が好きなのは…」
俺はそこまで言うとアニに近づきギュと抱きしめた。
エレン「お前だ。アニ、レオンハート。」
あれ?アニが固まってる…?なにもしてこない…し、どーしよう?みんなの視線を感じる。
そう思ってるとギュとまたアニの方が俺の背中に手を回し抱きしめ?いや、しがみついてきた。
アニ「…本当に」
エレン「本当…だ。」
アニ「フ…なんなのこれ」
そう言うと手をアニは離したので俺もアニから離れる。
エレン「な、なんだろーな?…そのほら、『間違いから…はじまる恋』ってヤツ?」
必死に考えてそう言うとアニはフフフと肩を揺らしながら笑う。
アニ「なにそれ」
エレン「えー、色々間違っちゃたけど、アニのことが好きだってことは…」
そこまで言うとアニはフゥーと息を吐きながら「『間違いから始まる恋』…か」
といった。
エレン「…その、俺は、間違えて、アニの靴箱に…だけどっっ!!!俺の[今]の気持ちは、お前が好きだって事だっ!!アニが好きなんだ、大好きだ!」
腰を90度に曲げアニに向かって「付き合ってくれ!」と手を差し出す。
するとアニも右手を出したので、握手するかと思いきや、俺のほっぺにその手を当て軽くキスをした。
アニ「本当に…わたしの負けだ、バーカ。私も好きだよ。『エレン』」
驚いて俺は目をまん丸くしてアニを見るとアニは顔を赤らめながらそう言い、今までで1番の笑顔を俺に見せた。
──────間違いから始まる恋ー
ライナー「あれ?俺こそが本当の愛のキューピッ…」
アルミン「それは違うと思う」
ミカサ「アルミン、聞きたいことがある。エレンと、アニが…」
アルミン「うわぁぁぁぁ!!」
──────────終わり
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- 53 : 2016/01/09(土) 11:30:02 :
- 執筆終わりました!!
書いていくうちに長く…なってしまいましたが汗 (~_~;)
もし宜しければ感想コメなどいただけると嬉しいです!
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- 54 : 2016/01/09(土) 11:51:09 :
- 強引な急展開などがなく自然な展開ですごく面白かったです。
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- 55 : 2016/01/09(土) 14:41:49 :
- とても良いエレアニでした^^
もしできたら続編もお願いしたいです…!
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- 57 : 2016/01/10(日) 02:14:15 :
- アニ可愛かったです!
続編楽しみだな…ボソッ
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- 58 : 2016/01/10(日) 13:11:23 :
- >>57
コメントありがとうございます!!
続編…書けたら書いてみようと思います^ ^
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- 59 : 2016/01/15(金) 01:54:10 :
- 間違いから始まる恋愛!アニが可愛くて癒されました!エレンらしい恋の始まりかたで読んでいて楽しかったです!素敵な作品を読ませて頂き、ありがとうございます!これからも執筆活動頑張ってください!
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- 60 : 2016/01/15(金) 07:59:54 :
- >>59 コメントありがとうございます!
エレンらしい恋の始まり方と言っていただきとても嬉しいです(^^)
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- 61 : 2016/01/26(火) 22:53:52 :
- あっ…マジ神様ですか?
他の作品色々読ませてもらって
神様がここにいるとか思ってたけど、
真面目にすごいですね!
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- 62 : 2016/01/27(水) 20:16:27 :
- >>61エレアニを求める旅さん
前の作品にもコメント下さり、ここにも…本当にありがとうございます!!
そして最後まで読んで下さりありがとうございましたっ(^ ^)
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- 63 : 2017/05/17(水) 17:20:44 :
- センスあるよ
マジヤバい最高
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