真実 ※東京レイヴンズ
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- 1 : 2015/12/24(木) 22:26:45 :
- 完全に自己満ですwww
「見てくれたら嬉しいな〜」みたいな
気持ちで書きます
-
- 2 : 2015/12/24(木) 22:47:16 :
- ???「夜光様私はもうこの孤独に
耐えることができません.......
私の身勝手なことをお許し下さい......」
東京・陰陽庁前
女はそう呟く女、立ちくらみのするような
美貌、少し小柄な体、しかしその格好は
戦時中の軍服のようなもの......
そして何よりも目を引くのは彼女の頭から
生えている2つの獣のような耳
???「何処へ行くつもりだ?
飛車丸.......」
女の前に立ちはだかったのは身長190位のガタイの良いスーツ姿の男だった。
しかしこの男のスーツの左裾は風にたなびいていた.....
飛車丸「邪魔する気か?角行鬼....」
角行鬼「いいや.....そろそろあいつを起こす
時だな。と思ってな」
飛車丸「そうか.....それでは....」
角行鬼「ああ.....」
「「夜光の復活を!!」」
-
- 3 : 2015/12/24(木) 23:01:43 :
- どこかの田舎
???「あち〜〜」
???「うるせえぞ、春虎!」
春虎「水もってねぇか?冬児。まだ舌が
ヒリヒリする.....」
冬児「あんなの食べる方が悪い。」
春虎「入れたんじゃない。入って来たんだ!」
〜一時間程前・飯屋〜
春虎「冬児、何にする?」
冬児「俺は冷やし中華だな。」
春虎「フフフ.....まだまだだな。」
冬児「あ?」
春虎「この店にはロシアン定食と言うのがあっ
てだな。」
冬児「で?」
春虎「何が来るか分からないがとにかく
旨いんだ。」
冬児「でも何が出るかわかんねーんだろ?」
春虎「そこは.....なあ....」
冬児「まあ俺は冷やし中華で」
春虎「はいよ。」
〜10分後〜
店員「お待たせしました。冷やし中華と
激辛スンドゥブ定食です!」
春虎「チ───(´-ω-`)───ン」
冬児「言わんこっちゃない。」
-
- 4 : 2015/12/24(木) 23:14:23 :
- おーレイヴンズだすごく期待
-
- 5 : 2015/12/24(木) 23:37:52 :
- 〜公園〜
冬児「しかし本当に運が悪いな〜お前。」
春虎「ああ、人生半分ぐらい損してる
気がする。」
ピロン~
春虎「ん?」ピッ
冬児「誰からだ?」
春虎「」
冬児「春虎?」
春虎「冬児!早くここから逃げるぞ!」
タタタタタタ
冬児「なんで?」
春虎「北斗だ!」
???「春虎!」ダッ
ドカッ!
春虎「うおぁ!?」
春虎を後ろから飛び蹴りしたのは元気の良さそうな、そしてめんどくさそうなショートの似合う女の子だ。
春虎「痛ってーな!」
???「なんでメール無視した?」ギュー
冬児「何だった北斗か。」
北斗「ああ、冬児。居たんだ。」
冬児「酷い扱いだな。それより春虎の首、
離してやれ。逝きかけてる。」
北斗「あ、、、、」パッ
春虎「.....し......ぬ......,」ピクピク
北斗「それよりバカ虎。メール無視した罰
として。かき氷奢れ!」
春虎「うへぇ.....」
-
- 6 : 2015/12/24(木) 23:49:34 :
- シャクシャク
冬児「んで、今日は何しに来た。」
北斗「あ!そうだ忘れてた。」
春虎「はぁー」
北斗「さっきの中継観た?」
冬児「ああ、陰陽庁に何者かが侵入して何か
を持ち去った、とか言うやつか。」
春虎「何それ?」
北斗「全くニュースも観ていないのかい?
これだからバカ虎は.......」
春虎「ムカッ!」
-
- 7 : 2015/12/26(土) 23:17:57 :
- 冬児「これだよ。」スッ
春虎「ん?」
冬児は携帯の記事を春虎に見せた
春虎「陰陽庁襲撃....盗まれたのは『鴉羽』.....
犯行は、小柄な女と腕の無い大男...... 」
冬児「陰陽庁を襲撃するなんてどんな
頭してんだろうな。」
春虎「んで。盗まれた『鴉羽』ってのは
凄いのか?」
北斗「スゴイもなにも、あの土御門 夜行が
作った伝説の呪具なんだ!」
春虎「ほー」
北斗「んでさあ、春虎もこの期に陰陽師に
なってみたら?」
春虎「まーたその話か…」
北斗「だって春虎の家ってあの安倍晴明の
末裔なんでしょ!?」
春虎「それは本家の方。それに俺はそう言う
才能は無いんだ。」
北斗「でも、誰かが春虎に陰陽師になって
ほしいって思ってるかもしれないよ!」
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーー
???「約束だよ?」
春虎「うん!僕が式神になって守って
あげるよ!」
???「絶対!絶対だからね!」
春虎「うん、絶対!」
???「じゃ、じゃあ指切りしよう!」
春虎「いいよ!」
指切りげんまん
嘘ついたら針千本
の〜ます!
『指切った!』
ーーーーーーーーー
ーーーー
ーー
春虎「.....それは無いな....」
北斗「どうして?」
春虎「さっき言ったように俺は分家。本家が
居る。今はそいつが頑張ってるよ。」
北斗「.....」
春虎「それに。」
春虎「俺はお前らとこうやって話している
方が好きなんだ。」
北斗「.....」
春虎「それともお前は嫌か?こうやって3人で
居る時間が....」
北斗「ウソツキ....」
春虎「え?」
北斗「春虎のばーか!」ダッ
春虎「んな!?」バッ
タタタタタ
春虎「全く。何なんだ?」
冬児「お前には分からんよ。」
春虎「何だジジくさい。」
冬児「そうだな。」
春虎「?」
-
- 8 : 2015/12/26(土) 23:19:30 :
- >>4コメントありがとうございます!
頑張ります!
-
- 9 : 2015/12/26(土) 23:37:59 :
- 春虎「じゃあなー」
冬児「ああ、またな。」
春虎「さてと、帰るか。」
帰り道の遊歩道に差し掛かった時、
あいつが居た
???「春虎君?」
春虎「ん?」
???「お久しぶりです。」
春虎「おお、夏目か!」
夏目「はい!」
春虎「へー、学校は夏休みか?」
夏目「はい、忙しい中一週間だけ休みが
取れましたので。」
春虎「相変わらず大変そうだな。」
夏目「はい。」
春虎(やばい...会話が繋がらん。)
春虎「あ、そうだ。友達とか出来た?」
夏目「学びの場において友達など必要
ありません。」
春虎「ふーん」
夏目「春虎君こそ、毎日友達とダラダラ
過ごして。土御門家として恥ずかしい
です。」
春虎「さすが本家様。お高くとまってんな。」
夏目「私は誇りを持ってこういう態度を
とっているのです。
貴方のようにヘラヘラするよりは
ましです。」
春虎「そんなんだから友達できないんだよ。」
夏目「!?」
春虎「あ......ごめん.....」
夏目「もういいです。分かりました。」
春虎「何がだ?」
夏目「貴方が分家の者として土御門の名を
どんどん堕落させているという事
です。」
春虎「は?」
夏目「もうこれ以上土御門に迷惑をかけない
で下さい。」
春虎「......」
夏目「それでは。」スタスタ
春虎「はぁ.....」
「今日はついて無いな....」
-
- 10 : 2015/12/27(日) 19:57:37 :
~東京~
飛車丸「居ましたか?」
角行鬼「いんや...いねえ。」
飛車丸「どこに行ったのでしょう。」
ピンポーン
角行鬼・飛車丸『!?』
ピンポーン
???「おかしいわね。」
大家「どうしました?」
???「あ、ここに住まれる土御門夏目さん?」
大家「あー夏目さんはこの夏休みで実家の
方へ帰られたよ。」
???「そうですか。では住所を教えて貰え
ますか?」
大家「あんた何者?」
???「申し訳ありません。名乗るのが遅く
なってしまいました。
私は陰陽庁所属十二神将の
大連寺 鈴鹿と申します。」
大家「あーこれはこれは、えー××県○○町
の○○-○です。」
鈴鹿「そうですか。ご協力ありがとう
ございます。」
角行鬼「居場所が分かったな。行くぞ。」
飛車丸「大連寺......鈴鹿.....」
-
- 11 : 2015/12/27(日) 20:35:44 :
- 春虎の覚醒が早くなるのかな!?
-
- 12 : 2015/12/27(日) 22:17:54 :
- >>11そ、そそそそそそそそそんなこと
ないですよ!!
-
- 13 : 2015/12/27(日) 22:30:31 :
- ~学校~
春虎「って事があったんだよ。」
冬児「どっちもどっちだな。」
春虎「だよな~」ホッ
冬児「と言うとでも言うと思ったか!」ビシッ
春虎「ううう....」
冬児「お前はその本家の奴がコミュ障だって
ことぐらい分かってただろ。」
春虎「そりゃ.....まあ....」
冬児「それに相手は女だぞ。」
春虎「ぐぬぬ.....」
冬児「本当に子供だなお前は。」
春虎「なにもそこまで言わなくても.....」
冬児「いや、こんな事で反省出来るほど
できた頭じゃないだろ。」
春虎「じゃあどうすれば.....」
冬児「はぁ....少しは考えろ。今週末に何か
あるだろ。」
春虎「何だ?」
冬児「祭だ。ま・つ・り・!」
春虎「あ〜、でも祭なんかであいつが喜ぶ
のか?」
冬児「試しに聞いてみろ。」
春虎「じゃあ帰りに寄ってみるか。」
-
- 14 : 2015/12/30(水) 18:43:08 :
- ~土御門・本家~
春虎「ついた.....」
ピンポーン
タタタタタ
夏目「はい。」
春虎「よう。」
夏目「何しに来たんですか?」
春虎「い、いやー今度の土曜日暇かなー、
と思って。」
夏目「別に、用事は有りませんが。」
春虎「じゃ、じゃあ一緒に祭行かないか?」
夏目「え!?」
春虎「この前、酷いこと言っちゃったし。
久しぶりに、その、なんと言うか。
お前と祭に行きたかったし.....」
夏目「そ、そんな....酷いこと言ったのは
私の方じゃないですか。
春虎が責任を感じる事なんて......」
春虎「駄目かな?」
夏目「いえ!大丈夫です。ムシロウレシイデス」
春虎「そうか!良かった。」
夏目「そ、それでは土曜日迎えに
来てください!」
春虎「えー。めんどくさい。」
夏目「はぁ、だから春虎君は.....ハッ」バッ
春虎「どうした!」
夏目「シッ!......何かとんでもなく大きい物が
いる。」
春虎「何かって.......まさか!」
夏目「そうです....霊的な物です!」
???「バレちゃいましたか。」
???「ああ、バレたな。」
夏目「な!?」
春虎「知ってるのか?」
夏目「知ってるも何も。」
???「おっと、名乗らせていただこう。」
???「私達は夜光様の式神。」
「「飛車丸と角行鬼」」
-
- 15 : 2016/01/29(金) 23:34:08 :
- 春虎「飛車丸?角行鬼?だれ?」
角行鬼「知名度低いな.....」
飛車丸「少し傷つきます.....」
夏目「角行鬼と飛車丸は陰陽術を復活させた
陰陽師、土御門夜光の式神です。」
春虎「土御門?って!親戚?」
夏目「何言っているんですか!そんな事
も知らなかったんですか?」
飛車丸「じゃあこの子達で間違いないよう
ですね。」
角行鬼「ああ、間違いないだろう。」
春虎「何言っているんだ?」
夏目「っ!貴方達の目的は私のはずです!
なので、彼だけは逃がして下さい!!」
春虎「夏目!?」
飛車丸「彼をどうするかは......」
角行鬼「夜光が決める......」
そう言うと角行鬼は1枚の札を取り出しそっと
息を吹きかけた。
すると札はみるみる鳥になっていき春虎の
方へと迫って来た。
夏目「春虎君!」
春虎「え?」
とっさの事に夏目も反応出来ず鳥は一直線に
春虎へと向かって行く
春虎「あーーーーやばい.....」
ザシュ
その場に生々しい音が響き渡る。
夏目「春虎君!!!」
-
- 16 : 2016/09/22(木) 17:05:59 :
- 春虎「....うっ」
飛車丸「こ、これは....」
角行鬼の投げた鳥の式は元の札になって春虎の
足元に転がっていた。
そして、札には何か黒いものが刺さっていた。
夏目「....羽?」
角行鬼「まさか...」
飛車丸「失礼....」
そう言って飛車丸は夏目の胸を触った
飛車丸「角行鬼!こいつ全く"胸が無い"けど
女だ!」
角行鬼「なに!?全く""胸が無い"から男かと思っていたが......」
夏目「くっ.....馬鹿にしおって......」
春虎「え?......え?.......どう言うこと?」
飛車丸「そうなると...」
角行鬼「ああ、あっちだな」
そう言うと角行鬼は鳥かごを取り出した。
中には3本脚の鴉が入っている。
夏目「あ、あれは........」
春虎「何あれ?」
飛車丸「これは八咫烏と言って夜光が生前
使っていた呪具......」
夏目「さっきの黒い羽はこの......」
夏目(じゃ、じゃあまさか!?)
角行鬼「ああ、そうだ」
そう言って角行鬼は春虎、角行鬼、飛車丸が中に入る形で結界を作った。
夏目「しまった!」
春虎「お、俺に何を!」
飛車丸「今目を覚ましますよ......」
そう言って飛車丸は口の中を噛んで血を出し
夏目「なっ!?」
春虎「ムグゥ」
キスをした
角行鬼「大胆になったな......」
そう言って角行鬼は鳥かごを開けた。
バサッ
鳥かごの中からは鴉とは思えない三本脚が
羽ばたき春虎の体に覆いかぶように飛びかかる
春虎「ぐわぁぁぁぁぁぁああ!!」
夏目「春虎君!!」
春虎は蘇る記憶とともにゆっくりと眠りについた......
-
- 17 : 2016/10/30(日) 16:02:32 :
- 春虎の中には様々な記憶が飛び回っていた
つい、昨日の出来事、いつの時代か分からないもの、ただ、それが全て自分の体験した事と言うことは自然と分かる
そして、これがどういう事なのかも
.......と.....くん......
はる.....ら...ん.......
夏目「春虎君!!」
夏目の声で目を覚ました
春虎「ああ......夏目か.....」
夏目「大丈夫ですか!?」
春虎「なんとかな....」
角行鬼「やっと起きたか」
知っている、この男は角行鬼
前の俺に使えていた式神、おそらく今回
俺を覚醒させた奴だ
飛車丸「お目覚めですか」
こいつも知っている
角行鬼と一緒に俺に使えていた式神
多分今回の事はこいつが言い出しっぺだ
春虎「自分で起きるって言ったのに」
角行鬼「こいつがどうしてもって言うからな」
飛車丸「なっ!?......それは言わない約束でしょ!」
春虎「大丈夫、だいたい予想できたから」
夏目「あ、あの......」
夏目が口をひらく
夏目「春虎君なのですか?」
なかなかの質問をしてきた
春虎「確かに色々あったが土御門春虎のままだよ」
夏目「でも......」
春虎「分かりやすく説明すると今までの俺に
色々なものがくっついてきただけ」
夏目「なるほど.......霊力とかは?」
春虎「前世で使ってたものがそのままくっついてきた感じ」
夏目「じゃあ、土御門夜光の......」
春虎(これは引かれるかな.....)
夏目「じゃあ.....」
春虎(じゃあ?)
夏目「一緒に学校に行ける訳ですね!」
春虎「え?」
夏目「陰陽塾ですよ!呪術が 使えるなら誰でも入れます!」
春虎「え?おれが行くの?」
そう言うと夏目が寄ってきて飛車丸や角行鬼に聴こえないように
夏目「子供の頃だからってあの約束忘れてませんよね......」
春虎「はい....行きます.....」
夏目「じゃあ早速お父さんに言ってきますね!」
春虎「そうだね.......ってお父さん!?」
夏目「そうですよ?」
春虎(まずい!まずい!それだけはまずい!!)
春虎「自分で、自分で言ってくる!」
夏目「そうですか......」
春虎(まずいことになったな......)
-
- 18 : 2016/11/03(木) 13:06:53 :
- 期待
-
- 19 : 2016/12/15(木) 00:30:26 :
- >>18期待ありがとうございます!
頑張って書きます!
-
- 20 : 2016/12/15(木) 01:23:54 :
- ~土御門 泰純の部屋前~
角行鬼「あの娘の父親なのだから穏やかな
者なのだろ」
春虎「だったらいいのにな.......」
飛車丸「厄介者ですか....」
春虎「ああ、ここ土御門家の現当主星読みの力があるからおそらく.....」
そう春虎が言うや否や目の前の扉が音も無く空いた
角行鬼「お呼びのようだな」
春虎「ああ...」
そう言い、春虎たちは部屋に中に入って行く
春虎「お久しぶりです」
春虎は部屋のなかで座っている人物
夏目の父親こと土御門 泰純に挨拶をした
泰純「ああ、久しぶり。立ち話も何だから
3人とも中に入りなさい」
そう言い泰純は春虎たちを部屋に招き入れた
春虎「失礼します」
角行鬼「何もねぇな」
飛車丸「.....」
春虎に続いてデリカシーの無い角行鬼と何も
言わずに泰純を睨みつける飛車丸が中に入った
春虎「既に気づいていると思いますが、全てが戻りました」
泰純「ああ、分かっている」
春虎「それに付きましてお話が有るのですが」
本題に入る
泰純「ああ、こちらも幾つか話がある」
チャキッ
飛車丸が腰の短刀に手をかけた音だ
春虎「先にそちらのお話を聞きましょう」
泰純「じゃあ、まずはこれから何をするつもりだ」
いきなりな質問だ
春虎「泰山府君祭のは自分の転生で証明された。自分の研究は終わったのでこれからは特にする事は無いです」
泰純「なるほど、それでは今日本中で起きている霊障についてどう責任を取るつもりかね」
春虎「責任は取り切れるものでは無いので
これからゆっくり取っていきます」
泰純「なるほど、最後に夏目をどう思っているかね」
春虎「家族以上、自分の命よりも大切な存在」
泰純「そうか.....」
春虎(こうやって言うと何か恥ずかしいな)
泰純「わかったこの事は私はこれから何も干渉しないよ、現世を楽しみなさい」
春虎「ありがとうございます!」
泰純「どうせこんな事になると思っていたから陰陽塾に入学許可も降りている、夏休み明けから行けるぞ」
春虎「何から何まで......本当にありがとうございました。早速夏目に報告してきます!」ダッ
そう言うと春虎は夏目の元へ掛けて行った
-
- 21 : 2016/12/18(日) 02:30:54 :
- ~数日後~
春虎「遅いなぁ·····」
春虎は腕時計を見ながら夏目を待っていた
冬児「初デートで待ちぼうけを食らうとはな」
春虎「うるせぇなぁ·······何でお前が居るんだよ」
冬児「連れない事言うなよ親友·····クッククククク」
春虎「はぁ······」
春虎は正直鬱陶しいと思いながらも夏目の到着を待った
「すみませ~ん、遅れました!」
春虎「やっと来たか····」
冬児「ヒューーーー」
夏目「すみません、着物の着付けがうまくいかなくて····」
春虎「大丈夫だよ、よくにあってる」
夏目「あと、お父様が春虎くんにこれをと····」ゴソゴソ
春虎「ん?」
そういって春虎が受け取った物は······
[バタ○ライ 女性に悦ばれるコン○ームランキング一位!]
[大天狗!! オットセイとマムシのパワフルエキス配合!]
春虎「·······は!?」
冬児「ギャハハハハハハハ」
夏目「これって何かのお札とかですかね?」
春虎「あ~そうだな有り難く貰っておこう」
春虎(あの人普段は物静かなのにとんでもないことしてきやがるな!)
冬児「ブハッ····ククククク」
春虎「冬児!いい加減うるさいぞ!」
冬児「だって大、大天狗····アヒャヒャヒャヒャヒャ」
春虎「あーこいつはもうだめだ行こう夏目」
夏目「は、はい·····でもさっきの奴は一体」
春虎「ま、まぁ夏目が気にするほどのものではないよ
お祭り楽しもう」
夏目「そ、そうですね!」
神社の入り口で軽く呼吸困難になりかけている冬児を置いといて
春虎と夏目はお祭りを楽しんだ
夏目「あ、春虎君あれはなんですか!?」
春虎「ああ、あれは射的だな、やってみるか?」
夏目「はい!」
春虎「よし、おじさん二人ぶん!」
ハイヨー
店のおやじが持ってきた銃と弾を二人は手に取る
夏目「これであの景品を倒すのですか?」
春虎「そう言うこと、レバーを引くのは少し固いから俺が引いてやるよ」
夏目「あ、有り難うございます」
春虎「よく狙ってな」
夏目「はい!」
ポンッ ガスッ
弾は景品には当たったものの鈍い音をしてはじかれた
春虎「大きい景品には大抵重りとかがはいっていいるから小さい奴を狙ったほうがいいぞ」
夏目「むぅ」
ポンッ
ポンッ
ポンッ
弾はどれも景品に弾かれ落ちていった
夏目「ぐぅ」
春虎「あの景品が欲しいのか?」
夏目「····はい」
春虎「そうか」
ポンッ パタッ
ヤルナニイチャン
春虎「ほらよ」
夏目「凄い!有り難うございます!!」
春虎「こつがあるんだこつが、ところでなんでそれが欲しかったんだ?」
夏目「この景品についているリボンが欲しかったのです」
そう言うと夏目はリボンを自分の髪に結んだ
夏目「どうですか?」
春虎「とても似合ってるよ」
夏目「も、もう///おだてても何も出ませんよぉ」
春虎「俺は夏目にだけは嘘を付いた事は無いだろ?」
夏目「も、もう///」
春虎「さあ、次の屋台に·····」
夏目「····どうしまし·····誰か居ますね」
春虎「ああ···」
春虎と夏目は一般人ではないこちらに近づいてくる者の存在を感じ取っていた
???「あら?隠行したつもりでしたが、流石ですわ土御門夏目」
春虎「知り合いか?」
夏目「いいえ、ですがこの人は十二神将の一人」
???「大連寺 鈴鹿ですわ、以後お見知りおきを」
少女はそう言いちょこんとお辞儀をした
-
- 22 : 2016/12/18(日) 12:38:48 :
- 春虎は今はこんな小さい子でも十二神将になれるのかと呑気な事を考えていたが夏目にそんな余裕は無かった
夏目「何かようですか?」
鈴鹿「そうなんだけど......あなた女だったの?」
夏目「......あ」
春虎「え?」
夜光の転生先が夏目であるように見せかけるには夏目を男にする必要があった、なので塾では夏目は常に男装をしていて履歴書から何まで男と言う設定になっていた
春虎(なるほど、そんな原始的用法で誤魔化していたのか)
春虎「夏目が男装好きの変態だったとは」ニヤニヤ
夏目「ち、違います!これには訳があるんです!!」
春虎「はいはい、そんであんたは何の用?ゴスロリ娘」
鈴鹿「ゴスロリ言うな......まあ用って言うのは
土御門夏目!あなた、私と一緒に泰山府君祭をやりなさい!!」
夏目「なっ!?泰山府君祭!?」
春虎「.....」
鈴鹿「そうよ、あなたが必要なの」
夏目「な、なんで私なんですか!」
鈴鹿「決まってんじゃない、貴方が土御門夜光の生まれ変わりだからよ!」
春虎「ブフッ........すみません」
鈴鹿「?」
夏目「わ、私は......その」
春虎(夏目、ここはお前が転生先と言う事にしておこう)
と春虎は夏目にアイコンタクトで伝える
夏目(え!?......わ、分かりました)
夏目「だいたい成功する見込みはあるんですか?」
鈴鹿「もちろんよ!私は十二神将よ!!」
と春虎たちを見上げながらドヤ顔をする
その春虎はと言うと
春虎「クッ......ププ」
吹き出すのを必死にこらえていた
夏目「とにかく私は協力しません!!」
春虎「両手にぶら下げたお祭りの景品を置いて出直してきな」
鈴鹿「なっ!?......分かったわ貴方達がそう言うのなら強制的にでも」
その時
ピーピーピーピー
ダイレンジスズカオンミョウホウニモトズイテ
キンシュコウシノヨウギデタイホスル
と言う声と共に十数人の呪捜官に取り囲まれた
呪捜官「大連寺鈴鹿、大人しく投降しろ!!」
鈴鹿「なるほど、面白いじゃない!」
鈴鹿の後ろから巨大な影が浮かび上がる
春虎「不味い!夏目逃げるぞ!」
夏目「はい!」
瞬間鈴鹿のいた場所を中心にダムが決壊したようなほどの大量の水が溢れ出した
春虎「夏目!こっちへ来い!!」
夏目「は、はい!」
夏目が春虎の近くに行くと春虎は結界を貼った
そして、激流はその春虎たちををも飲み込んで
辺り1面を埋め尽くしていった
-
- 23 : 2016/12/19(月) 23:25:29 :
鈴鹿「まったく、面倒かけさせやがって」
鈴鹿は自分と式神の為に張った結界から悪態を吐きながら出てきて辺りを見回した
鈴鹿「......さて、夜光の生まれ変わりを探さなきゃ」
そう言って彼女は巨大な式神と春虎たちを探し初めた
その頃春虎達はというと......
春虎「お、おい夏目、起きろ」
夏目「あ、あと四時間、四時間だけ......」ムニャムニャ
春虎「あとって長さじゃねえぞ!起きろ」
夏目「.....ん......春虎君?」
春虎「起きたか…ここから逃げるぞ!」
夏目「ここ....何処ですか…」
春虎「神社の裏だ.....結界を張って隙をみて逃げてきた」
夏目「そ、そうですか…私の家に行って父に知らせましょう!」
春虎「そうだな、そうしよう…...デキルダケアイタクナイケド」ボソッ
夏目「?」
春虎「じゃあ、ひとまず夏目の家に行くか」
そう言って春虎は夏目の手を握って霊力を少し解放した
夏目「え!?」
あまりの突然に夏目は思わず目を瞑ってしまった
春虎「よし、もういいぞ」
夏目「いったい何を.....え?」
夏目の家に着いていた
夏目「ど、どうして......さっきまで神社に居たのに!!」
春虎「なぁに、ちょっと霊脈を辿っただけさ」
夏目「す、すごい.....」
春虎「さぁ、行くぞ」
-
- 24 : 2019/06/18(火) 21:17:27 :
- ちんこじゃん
-
- 25 : 2019/09/28(土) 11:39:49 :
- いや、むしろまんこだな
-
- 26 : 2021/09/30(木) 23:55:20 :
- いやいや、あなるでしょ
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