この作品は執筆を終了しています。
男「タイトルすら決まってねぇよ……」
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- 1 : 2015/12/23(水) 21:06:52 :
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男「どうしよう、これじゃあss始めらんないよ……」
男「……」
男「え!?なんか見られてる……!?」
男「ssが始まってるだとッ!!?ちょっと待ってくれ、準備ができてない!!」
男「既存のキャラクターならともかく、俺はただの男だ……!!こっから、能力バトルとか恋愛ものとかに発展してくるとか、まだ決めてないぞ!!?」
男「……っていうか、俺しか登場人物いねぇじゃねぇか……!!まずいな、俺一人でこの場をもたせるのは不可能だ……!!」
男「なんていうか、そうだほら!!女の子だそうよ、女の子!!男に比べ、属性や一人称だけでも個性がだせる!!たいていのことは読んでくれる人が補完してくれるはずだ!!」
男「いや、おっさんでもいいよ!!とにかくなんにもない空間でデカイ声で話してるだけのキャラで終わるのはいやなんだよ!!」
男「もしかして、そういう趣旨の話なのか!?俺は天涯孤独を通り越して、実は世界に誰もいませんとかさ!!」
男「さみしいじゃんかよぉ!!」
男「……いや、まずは自分の確認をしたほうがいいな。俺はいったいどういう存在なんだろう……」
男「冒頭からの落ち着きのなさから、ハードボイルド路線にもっていくのはまず無理だ……。にぎやかし要員ぐらいにはなれるかもしれないが……」
男「……まずいな。ssに出るとは聞いていたが、まさか今日だったとはな。まぁ、物語は突然始まるものだし、そこは仕方ない」
男「冷静になろう……。だんだん喋っていくことによって、俺のキャラクターの方向性も定まってきたはずだ」
男「そろそろこのssの世界も動き始めることだろう……!!」
男「……」
男「……」
男「……」
男「何も起こらないのかよッ!!?」
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- 2 : 2015/12/23(水) 21:08:20 :
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男「待ってくれ、本当にきついんだって!!俺一人だけでこのssをどうしろっていうんだよ!!」
男「頼む、おっさんでもいいから来てくれ!!」
インドぞう「……」
男「……」
男「インドぞう来ちゃったよ……」
インドぞう「何が不服なんだ……。おまえが誰でもいいっていうから来たってのに……」
男「おっ、よかった。会話が通じるパターンか!!人外でも会話が成立すれば、場をもたせられる!!」
インドぞう「で、ワシは何をすればいい?」
男「ちょっとまってくれ!!こんなssにインドぞうが出てきたんだ。おまえがなんか説明してくれるんじゃないのか?」
インドぞう「いや、あくまで自己分析だが……、おっさんでもいいとか言ってたら、インドぞう出てきたのは予想外だろって感じで話を持たせるためだけにワシは生み出されたんだと思う」
男「あちゃー、その後の展開は考えてないのか……」
インドぞう「あと、これを言うと、がっつりポケ●ンの話になってしまうんだが……、あっ、ごめん。ポ●モンの話とかまずいかな?」
男「い、いや!!そういう話題でどんどんまわしていこう!!ポ●モンなら認知度も高いから、ついていける人もおおいはずだ!!」
インドぞう「そっかな……。ワシがいきなりポケ●ンとか言いだしたから、ワシは新種のポ●モンと間違われないかな……?」
男「だ、大丈夫だって!!もっと自分に自信持てよ!!」
インドぞう「で、でも……、あっ、いや、やっぱやめるわ……」
男「なんでやめるんだよ!!そこでやめると気になるだろ!?」
インドぞう「いや、いうほど……おもしろい話じゃないし……」
男「おまえ!!期待持たせておいてそれはないだろ!!」
インドぞう「じゃあ、いうけど……、初代のポケ●ン図鑑では、とあるポ●モンの説明文に、インドぞうでも2びょうでたおせるとかいう記述があったんだ……」
インドぞう「だから、ワシが出た以上、そういう展開にもってくのかなって……」
男「悪い、よくわかんないんだけど……、おまえがやられキャラってこと?」
インドぞう「ほら、インドぞうでも倒せるんだぜ?……みたいな感じでやられるのかと……」
インドぞう「そうしたら、ポケモ●図鑑ネタってしっている人は、そう思ってくれるのかなっていうか……」
男「お、おう……」
インドぞう「ほ、ほら!!やっぱりそういう反応じゃないか!!言わなきゃよかったよ!!」
男(メンタル弱いな、こいつ……)
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- 3 : 2015/12/23(水) 21:10:08 :
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インド人「いや、インドぞうのおかげでわかったこともある」
インド人「誰だっておもしろい話を話すことができるわけじゃない。昨今では会話にはオチをつけなくてはいけないとばかり思っている人もいるが、そうじゃない」
インド人「雑談とは、とりとめのない会話を続けることだ。相手の反応を見て、気になる部分を復唱したり、質問したりすれば話は広がる……」
インド人「ビジネス会話だったら、意味ある会話かつ無駄のない会話が求められるかもしれない」
インド人「だが、ここはそういう場じゃないだろう!?つまらなくたっていいんだ!!話したいことを話せる場にしていこうじゃないか!!」
インドぞう「インド人さん……、ありがとう!!」
インド人「なに、いいってことよ……」
男「誰なんだよ!!?おまえは!!?」
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- 4 : 2015/12/23(水) 21:11:01 :
インド人「え、ずっとインドぞうの上にのっていたけど?」
男「マジかよ!!?気づかなかったぞ!?」
インド人「まぁ、描写されていなかったからな……。仕方ないだろう」
男「まぁ、そうなんですけど……」
インド人「たとえば、今、目の前にはどんな風景が広がっている?」
男「え、いや……わからないけど?」
インド人「そう、わからない。だって、まだどこにも描写されていないからな」
インド人「でも、想像の余地があるからこそ、楽しいんじゃないか?全部ぎちぎちに決めなくちゃいけないのか!!!?違うだろう!!?」
インド人「この世界が真っ白な世界だと思っていてもいい!!草原でも、砂漠でもいい!!」
インド人「想像することに、制約など何もないのだからッ!!!!!!」
インドぞう「いや、待てインド人さん……。あなたが、言ってしまったことで少なくとも読者は、真っ白な世界や草原、砂漠を思い浮かべてしまった……!!」
インド人「なにぃ!!?」
インドぞう「もしくは、インド人さんが挙げた例の中にあった以外の世界を思い浮かべているかもしれない!!むしろ、インド人さんの言葉の中には、今挙げたのは違うというニュアンスが含まれていた!!」
インド人「くっ、ぬかったわ!!」
男「さっきからなんの話してんだ、おまえたちは!!?」
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- 5 : 2015/12/23(水) 21:11:20 :
- くくっwww期待www
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- 6 : 2015/12/23(水) 21:12:21 :
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インド人「いや、このssの未来について語っていたんだ」
インドぞう「想像の余地を残すべきではあるが、しっかりと描写すべきなのか……、それとも描写しないことで想像の余地を与えるか……、悩ましいところだな」
インド人「とりあえず、風景についてはおいておいた方がよさそうだな……」
インドぞう「だな……」
男「いや、待ってくれ!!なんでインド人がインドぞうに乗ってるんだよ!!?」
インド人「なんでって、フランス人だったらおかしいだろ?」
インドぞう「だよな、やっぱインドぞうなんだから、インド人が乗っていたほうがしっくりくるわ」
インド人「それともなにか!!?インドぞうは受け入れたけど、ボクは受け入れられないと!!?」
インド人「おっさんでもいいって、さっき言ったじゃないか!!」
男「それでも、予想つかないぞ!!こんなの!!」
インド人「当たり前だ!!」
男「!!?」
インド人「人生何が起こるかわからない。だから、楽しいんじゃないか!!」
インド人「そういった予期せぬ事態にどう対処するか!!そこにキミの人間性が問われるんじゃないかね!!」ドンッ!!
男「くっ……」
インド人「わかってくれたかな……」
男「全然知らないおっさんに説教されるとか、マジ意味わからん……!!」
インド人「くそっ、強情だな!!」
男「つーか、インドぞうとインド人がよみづらいんだよ!!さっきから!!」
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- 7 : 2015/12/23(水) 21:14:04 :
インドぞう「もういい!!どけっ、役立たずが!!」ドカッ!!
インド人「うわぁ!!?」
男「インドぞう!!?いきなり何をするんだ!!?」
インドぞう「くっくっく、インド人もおまえも所詮はワシの生み出したキャラクターの一人にすぎない!!」
男「なんだとッ!!?」
インドぞう「おまえたちは、このssのために生まれた使い捨てのキャラクターなのだッ!!」
インド人「ち、違う!!ボクたちの命は確かにこのssで輝いているんだ!!!」
男「インド人!!?喋るな!!血まみれじゃないか!!」
インド人「今の一撃で、洗脳がとけた……。キミには迷惑をかけた……」
男(い、いや……、まだそういう段階まで関係性は発展してなかったけれど……)
インド人「ああ、男の人の腕の中で……死ねるなら……本望……」
インド人「……」
男「い、インド人!!?」ビクッ!!
インドぞう「ふん、所詮……、人はゾウには力では敵わんのだよ!!」
男「今までのキャラクターはウソってことか……」
インドぞう「こんなあやふやなssなんだ……!!こんな不確かな世界なんだ……!!信じられるものは自分のみよ!!」
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- 8 : 2015/12/23(水) 21:14:23 :
男「くっくっく……」
インドぞう「なにがおかしい!!」
男「人はゾウに敵わないといったな……」
インドぞう「なにぃ!!?」
男「いつから、俺が人だと錯覚していた?」
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- 9 : 2015/12/23(水) 21:15:27 :
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インドぞう「貴様、まさか!!!?」ビクッ!!
男「そう、俺は実はポケモ●だ!!男はニックネームにすぎない!!そして、図鑑の俺の説明文にはこうある!!」
男「インドぞうでも、一撃で倒すとな!!!!!!!!」
インドぞう「ば、馬鹿なーーーーーーーーーーーーーーー!!!!?」
インドぞう「俺自身が、おまえがポ●モンでも許されるような状況になるように、セリフをしゃべってしまっていたのか!!?」
男「くらえええええええええええええええ!!!!!!」
インドぞう「ぐあああああああああああああああああああ!!!!!!!」
ドッカーン!!
男「ふん……。おまえのけいけんちなんて、いらないさ」
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- 10 : 2015/12/23(水) 21:16:12 :
インド人「……」
男「インド人、あんたとの付き合いはせいぜい、3、4レスほどだったし、あんたについて知ってることもほとんどないが、あんたのこと忘れないぜ……」
ピカーッ!!
男「なんだ、インド人の身体が光って!!?」
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- 11 : 2015/12/23(水) 21:16:45 :
美少女「こ、ここは……?」
男「い、インド人が美少女になった!!?」
美少女「ボクはインドぞうによって、姿を変えられていたんだ……。キミがインドぞうを倒したことによって助かったよ!!」
男「しかも、ボクッ娘とはな!!」
男「ようやく、このssにも花が咲いたぜ!!」
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- 12 : 2015/12/23(水) 21:17:46 :
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美少女「元はおっさんの姿だったけれど、こんなボクとこれからも一緒にいてくれるかい?」
男「俺も、ポケ●ンだったが、大丈夫か?」
美少女「そんなの些細な問題さ……!!」
男「ああ、ありがとう……!!」
美少女「ぐふっ!!そういえば血まみれだった……」バッタリ…
男「変身はとけても、ケガは治ってないのかよ!!?描写してないからわかんなかったっつーの!!」ガビーン!!
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- 13 : 2015/12/23(水) 21:20:09 :
【終わり】
何が書きたかったのかわかんないと思いますが、自分でも何を書いてるのかわかんなかったです。
あと、伏線回収できなくてすまなかった……。
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- 14 : 2015/12/23(水) 21:20:30 :
- >>5
コメントありがとうございました!!
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- 15 : 2015/12/23(水) 21:56:45 :
- 乙
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- 16 : 2015/12/24(木) 06:37:58 :
- >>15
ありがとうございました!!
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- 17 : 2015/12/24(木) 08:46:34 :
- 流石です!
乙です…‼︎
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- 18 : 2015/12/24(木) 19:47:59 :
- >>17
ありがとうございました!!
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- 19 : 2016/01/31(日) 22:52:51 :
- 面白かったですw
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- 20 : 2016/02/19(金) 13:34:33 :
>>19
返信遅れてすみません!
ありがとうございました!!
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- 21 : 2016/04/10(日) 20:13:08 :
- この発想はなさすぎましたw
とても面白かったです!お疲れさまでした!
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- 22 : 2016/04/14(木) 17:28:41 :
- >>21
実は、本当はシリアスな話を書きたかったのですが、
やめてから15分ぐらいですらすらかけたのがこの話です。
ssって、ある程度は読者の知識と想像力に頼らないと成り立たないんですよね。
ありがとうございました!
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