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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

終焉の彼女(リヴァイ×ニファ)

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  1. 1 : : 2015/12/22(火) 01:18:10

    リヴァイ×ニファです。
    16巻あたりのネタバレ含みます。

    性描写注意、グロ描写注意です。

  2. 2 : : 2015/12/22(火) 01:25:23


    「へい…ちょう…」


    黒髪ショートカットの少女は涙を零す。



    「…何だ」


    こちらもまた黒髪の男は言う。




    「死にたくない…です…」


    少女がそう言うと、男の胸が微かに痛む。



    「…死なせない。必ずな。」







    そうしてまた、身体を重ねる。




  3. 3 : : 2015/12/22(火) 01:32:28


    また、新しい朝が来た。


    ーーー忌々しい巨人の居る世界の朝が。




    黒髪の少女は起き上がる。


    「…眠たいなぁ」



    「でも早く支度をしないと」
    そう思いながら寝具を整える。







  4. 4 : : 2015/12/22(火) 01:36:11


    「遅かったね。ニファ。」



    そう言ったのは、調査兵団分隊長、
    ハンジ・ゾエ



    「ハ、ハンジさん。もう起きていらっしゃったんですか。」




    少女が驚くのも無理はない。
    …いつもは起こしても起きない人だから
  5. 5 : : 2015/12/22(火) 02:09:55
    期待しています!
    頑張ってください!
  6. 6 : : 2015/12/22(火) 07:41:29
    期待コメありです!
    のんびり更新ですが、見てくれると嬉しいです!
  7. 7 : : 2015/12/22(火) 13:55:50

    ハンジが言う。


    「だって今日朝ご飯作るのニファでしょ?」


    確かに今日の当番はニファだ。


    「え、えぇ、そうですけど…」

    言い終わる前にハンジは続ける。


    「そうでしょ?…だってニファかペトラの時はいつものより美味しいからさ!…まぁ、1週間に2回だけど…」


    そんなことを言われて、嫌な気分になる人はいないだろう。
    顔が緩み、自然と笑う。


    「そう言ってもらえると嬉しいです。…あ、すぐ作りますね!」


    そう言い、調理場へ行こうとすると…


    「おいクソメガネ。テメェの実験室から異様な臭いがするんだが。」


    戸が開き出てきたのはーーー



    調査兵団、リヴァイ兵士長。

  8. 8 : : 2015/12/23(水) 00:00:18
    期待です!
  9. 9 : : 2015/12/23(水) 00:07:53
    >>8

    期待コメありです!
  10. 10 : : 2015/12/24(木) 10:49:25
    期待!
  11. 11 : : 2015/12/24(木) 20:55:35

    期待コメありですれ
  12. 12 : : 2015/12/24(木) 21:32:12


    「やべっ!」

    そう言って素早くリヴァイを押しのけ走り去っていくハンジ。


    「なっ!クソメガネっ!」



    そう言いリヴァイも走って行った。



    その光景を、いつもの事だと微笑みながら見るニファ。



    (…かっこいいなぁ。)



    そう。この男こそが、ニファが密かに恋い焦がれている相手だ。

  13. 13 : : 2015/12/24(木) 22:25:34


    正直自分は大分捻くれてると思う。
    前までは、誰かに心臓を捧げるなんて、まっぴらごめんだった。


    (…私の人生だもん。なんで人に捧げないといけないの。)



    そう思って訓練地に居た。


    それは開拓地からそう思っていて、
    当時、兵団を決める時は駐屯兵団にしようと思っていた。


    憲兵団に入るほど成績も良く無いので、
    必然的に駐屯兵団か調査兵団に行くことになった。


    だが、ニファは調査兵にはならないつもりでいた。


    …それは死にたく無いからだ。



    誰だってそうだ。

    人類を救いたいと言っても、
    所詮それは綺麗事。
    自分が一番可愛いのだ。


    ニファだけが特別な訳じゃない。



    …あの男に会うまでは。


  14. 14 : : 2015/12/24(木) 23:51:21


    そう言っても、やはりどの時代にも馬鹿 はいるようで、



    「俺は憲兵になって、この腐った世界を元の正しい姿に戻す!」



    そう言う者もいれば、



    「調査兵団に入って、あの忌々しい巨人を駆逐する!」



    と、顔を目を充血させて言う者もいた。



    どちらにせよ、ニファは自分には関係のない事と思っていた。


    ニファの同期だったケイジは、
    ずっと前から調査兵団に行くと言っていた。


    同期と言っても、2歳上なのだが。





  15. 15 : : 2015/12/25(金) 13:17:27


    「…ねぇケイジ。」

    「ん?」

    坊主頭の男が振り返る。

    「…やっぱり、調査兵団に行くの?」


    「…あぁ。」


    「俺は、やらなきゃならないんだ。」


    拳を握り締めるケイジ。


    ニファには、何がケイジを動かしているのか分からなかったが、止めても意味が無いだろうと確信していた。


    (何でそんな自殺行為を…)


    不思議だった。
    今まで同じ訓練を、毎日受けてきた仲間と、こうも考えが違うとは。


    (明日から体験期間かぁ…)



    そう。明日からは兵団の体験期間だ。
  16. 16 : : 2015/12/25(金) 23:33:52


    ニファは、どこの兵団にも見学に行かない気でいた。

    それは、どうせ駐屯兵団に入るのなら、
    いちいち見て回る必要も無いと思ったからだ。


    だが、同期の女子に、
    「駐屯兵団に入ったら、他の兵団はもう見る機会が無くなるから」と言われ、
    仕方なく調査兵団に見学に行くことにした。
  17. 17 : : 2015/12/25(金) 23:44:15
    期待してます!ニファ割と出てたけど死んじゃったのつらかった・・
  18. 18 : : 2015/12/26(土) 12:11:31
    >>17


    ほんとですよね…
    期待コメありです!
  19. 19 : : 2015/12/26(土) 12:14:59


    「ここが、調査兵団本部…」


    想像より小さい建物だった。
    ずっと前に行った、憲兵団本部とは大違いで。


    …やはり王政から強い信頼を受けている所とは違って当たり前か。



    門前には自分と同期であろう兵士が沢山いた。


    …まだ調査兵団の恐ろしさを知らないのであろう。


    まぁ、私もだが。



    人混みはあまり好きではないので、
    仕方なく裏倉庫に向かうことにした。


  20. 20 : : 2015/12/29(火) 18:08:53
    期待です!
  21. 21 : : 2015/12/30(水) 20:05:47
    ニファ可愛いですよね♥
    期待です!
  22. 22 : : 2015/12/30(水) 23:15:40
    期待です
  23. 23 : : 2015/12/31(木) 21:32:47
    >>20
    >>21
    >>22

    いつの間にかこんなにコメが…!

    期待コメありです!
  24. 24 : : 2015/12/31(木) 21:42:26


    裏に着くと、何か声が聞こえる。

    女性の声じゃなく、低い声。
    典型的な、男性の声。

    同期の15、6歳の声では無さそうだ。


    先に人がいたのか。
    そう思いつい足が止まる。

    まいったなぁ。
    先輩だろうなぁ…。

    戻ろうかとも思ったが、
    なんとなく何をしているか気になったので、そのまま居ることにした。



    男は言う。

    「…〇〇、△△。」


    (……?)


    人の名前…だろうか。
    何れにせよ、誰かはわからない。


    「××、◯△。」


    そこで男は何かに気づく。


    「…誰だ。」



    …まぁ、私に気づいたのだが。
  25. 25 : : 2015/12/31(木) 21:44:33


    ばれてしまったらもう出て行くしかない。


    諦めて出るとそこにはーー


    調査兵団、リヴァイ兵士長。


    私だって兵士の端くれだ。
    リヴァイ兵士長の名前くらい知っている。

    …もちろん、人類最強と言う事も。


  26. 26 : : 2016/01/15(金) 00:31:31


    「おい…。いつから居た…」

    有無を言わせない鋭い目つき。
    言葉に詰まる。

    別に隠れて覗いてた訳じゃないのだ。
    ただ聞こえてしまっただけ。


    そう伝えると、


    「…お前は、俺が何をしていたか分かるのか?」


    一瞬だけ、少し寂しそうな顔をした気がした。




    正直、分からなかった。

  27. 27 : : 2016/01/15(金) 00:34:02


    「いえ…わかりません。」


    そう言うと彼は、



    「そうか…なら良い。」


    そう言って、後ろを向き、花を手向けた。


    「…?」



    不思議だった。



    人類最強と言われている兵士が、
    こんなにも寂しそうな顔をするなんて。


    「…どうかしたんですか?」



    「…いや、どうもしない。」



    彼の第一印象は、
    「不思議な男」だった。

  28. 28 : : 2016/01/16(土) 18:06:11

    期待!
  29. 29 : : 2017/07/10(月) 20:31:22
    はよはよ
  30. 30 : : 2017/07/11(火) 21:35:33
    つ,続きが見たくて
    死にそうぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

    バタッ

    ゴヘッ
    き……た……い……

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