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おそ松「おそ松くん?」

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  1. 1 : : 2015/12/14(月) 15:58:07
    こんにちは、進撃のMGSです。



    普段は進撃の巨人のSSばかりですが、今回はおそ松さんに挑戦です!
    よろしくお願いします<m(__)m>
  2. 2 : : 2015/12/14(月) 15:59:04














    ここはデカパン研究所。
    日夜どうでもいい研究に取り組んでいるデカパン博士が、その持てる知力を総動員して、遂にあるものを完成させた。

















    デカパン「つ、遂に出来たダス。タイムマシンの完成ダス!!」
















    ~タイムマシン~









  3. 3 : : 2015/12/14(月) 15:59:45












    「「「「え~~~~!? タイムマシンが完成しただって~~~~!?」」」」






    ここは松野家。
    完成したタイムマシンの生贄――――もとい実験台を探して、デカパン博士は六つ子の元を訪れていた。









    デカパン「そうダス。これさえあれば、未来でも過去でも、好きな時代に行けるダス。」

    おそ松「す、すげえよ、デカパン博士!」

    トド松「楽しそうだね、おそ松兄さん。」









    長兄と末っ子が意気投合する中、チョロ松は少し胡散臭そうにデカパン博士を見た。











    チョロ松「大丈夫かな~?」

    十四松「どうしたの!? チョロ松兄さん!?」

    おそ松「別に平気じゃない? 博士の発明は今までどれも凄かっただろ!?」

    チョロ松「でも俺たち今までロクな目に遭ってないからね!?」

    十四松「でも面白そうだよ~!?」

    おそ松「全く~、だからチョロ松はクソ童貞なんだよ~。」

    チョロ松「関係なくね!? ていうかおそ松兄さんも童貞だろ!?」

    おそ松「うるっせぇ!」

    トド松「やれやれ、いつも騒がしいなぁ、兄さんたちは。」










    こんな感じでいつも騒がしい六つ子たちである。








  4. 4 : : 2015/12/14(月) 16:00:34










    デカパン「ほえ、それで、どうするダスか?」

    一松「どうする、おそ松兄さん?」

    おそ松「う~~~ん・・・・・・ヨシッ! 決めた!!」













    おそ松「十年前に行ってみようぜ!」

    チョロ松「どういうこと!?」

    おそ松「だって、ここ十年でいなくなった人たくさんいたじゃん。レレレのおじさんとか、本官さんとかさ。」

    トド松「いいねぇ!」

    十四松「すっげ~~なつかし~~!!」

    一松「別にいいんじゃない。」

    カラ松「ふっ、時を超えた感動の再会って訳か。」












    おそ松「てなわけでさ、連れてってくれない? 十年前に?」

    デカパン「ホエ、いいダスよ。」











    イエーイッ!
    ヤッターッ!
    イヤーナツカシイナーッ!
    カコノジブントムキアウカ
    シネ、クソマツ
    トッティッ!!











    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇








  5. 5 : : 2015/12/14(月) 20:53:45
    おおおおお…!!!!おそ松さんSSだぁぁぁ…!!期待してます!!!!
  6. 6 : : 2015/12/14(月) 20:56:14
    うおおおおおおおおおおおお!!!??期待です!!!!!!
  7. 7 : : 2015/12/14(月) 23:44:20
    >>5 >>6
    期待ありがとうございます!

    一生懸命勉強頑張ります!
  8. 8 : : 2015/12/14(月) 23:44:24










    デカパン「じゃあこの車に乗るダス。」

    チョロ松「って、これってデロ○アンだよね!?」

    トド松「バック・トゥー・ザ・フューチャーのあれだね、チョロ松兄さん。」

    チョロ松「お前は名前を隠せよ、トド松!」








    ※デロリアン
    http://dg24ae6szr1rz.cloudfront.net/photo/8e0a3ce82abf9bf0a546b77d1dba614d.jpg/w664/tr/file








    チョロ松「ていうか大丈夫なのか!? デロ○アンって二人乗りだよね!?」

    一松「大丈夫でしょ、文章だけだから詳しい様子分かんないし。」

    チョロ松「うおいッ! SSだから何でもできると思うなよ、一松!」

    おそ松「そんなことより早くいこ~ぜ!?」








    オイ、アシフムナチョロマツ!
    ゴメン、チョロマツニイサンッ!
    クタバレッ!
    ヤメロイチマツ、シヌッ! シヌッ!!
    カラマツニーサーン!








    デカパン「全員乗れたダスか?」

    「「「「「「な、何とか!?」」」」」」









    デカパン「ホエ、それじゃ行くダスよ~~~!」














    こうして俺たちは、デロリアンに乗って、十年前の世界へと旅立ったんだ。
    てか何この意味深なナレーション!? すっごくいやな予感すんだけど!?


    トド松「止めて、おそ松兄さんッ!?」












  9. 9 : : 2015/12/15(火) 00:24:18



















    ニャロメ「十年前の世界だ! ニャロメッ!!」











    ここは松野家。
    夕方になり、お母さんは鼻歌を歌いながら、夕食の準備をしていた。


    お母さん「ふんふ~ん♪」








    ※当時のお母さん
    http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/basiliskos/20151118/20151118154520.jpg










    ドンガラガッシャ~ンッ!!



    お母さん「あら、何かしら?」








    玄関から物音が聞こえて、そこに行ってみるお母さん。
    すると、玄関が壊れ、そこには一人の男が横たわっていた。










    お母さん「まッ!?」

    おそ松「痛てててて・・・・・・何なんだよ、俺だけはぐれちまったのか!?」

    お母さん「何してるの、おそ松!!」

    おそ松「あれ、って母さん!?」

    お母さん「えっ、おそ松じゃない? でも顔はおそ松よね・・・・・・。」











    ~~かくかくしかじか四角いキューブ~~











    お母さん「十年後から!?」

    おそ松「そうなんだよ、母さん。デカパン博士がタイムマシンを作って、それでやってきたんだ。でも、時を超えるときに事故って皆バラバラになっちまったみたいなんだ。」

    お母さん「仕方ないわねぇ。分かったわ、家に泊まっていきなさい、おそ松。」

    おそ松「ホントに!?」











    時を超えるときに、俺たちは事故ってバラバラになってしまったんだ。



    チョロ松「ていうか普通に定員オーバーだったよね!?」












    本当に元の時代に戻れるのか不安になる中、母さんはいつでも母さんだということに俺はほっとしていた。












    ガララララ・・・・・・







    おそ松「ただいま。」

    お母さん「あら、お帰り、おそ松。」

    おそ松「よう、お帰り、俺。」

    おそ松「え? おじさん、誰?」

    おそ松「はぁ!? テメエ誰がおじさんだ!!」ポカッ!

    おそ松「痛って~~~、何すんだよ!」ポカッ!

    おそ松×2「このやろ~~~!!」











    お母さん「いい加減にしなさいッ!!」







    バキッ!
    ドゴッ!


    おそ松×2「「ご、ごめんなさ~い・・・・・・。」」












    ・・・・・・・・・・・・やっぱりいつの時代も母さんなんだなぁ・・・・・・。










  10. 10 : : 2015/12/15(火) 03:01:04










    お母さん「あら、カラ松とチョロ松と一松と十四松とトド松は?」

    おそ松「けっ、あいつらのことなんか知るもんか。」

    お母さん「まッ!? 母さんになんて口を利くの!?」







    __________あ~~~何かすげ~懐かしい。







    おそ松「はぁ、また喧嘩したのか?」

    おそ松「おじさんに何が分かるんだよ!?」

    おそ松「おじさんっていうなッ! 分かるに決まってんだろ? お前は俺だからな。」

    おそ松「さっきから誰なんだよ!?」










    ~~かくかくしかじか四角いムーブ~~









    おそ松「え~~~~!? 俺こんなのになっちゃうの~~~~!?」

    おそ松「いや微妙に傷つくんだけど。」

    おそ松「傷ついたのはこっちだいッ!」

    おそ松「で、何で喧嘩したんだよ?」

    おそ松「お前なんかに教えるもんか!」

    お母さん「!! 待ちなさい! おそ松!!」










    そのまま二回へ駆けあがっていく俺を、俺は呆然と眺めていた。
    またどうせ下らない理由なんだろうな~~~。




    そういや昔つまらねぇ理由でよく喧嘩したわ。










    お母さん「ああもう、どうしましょう!?」

    おそ松「あ~~~いいよ母さん、俺が探してくるからさ。」

    お母さん「おそ松?」

    おそ松「どうせあいつら今頃泣きべそかいてるだろうし、おそ松もその内ぐずりだすぜ? それに、昔懐かしい町を見て回りたいからさ、そのついでに探し出してくるって。」

    お母さん「立派になったのね、お母さん嬉しいわ!」










    こうして俺は、昔懐かしい十年前の町を探索することにした。










    レレレのおじさん「お出かけですか!? レレレのレ~!?」

    おそ松「うわ~~~~、懐かしッ!!」










    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇










  11. 11 : : 2015/12/15(火) 03:38:32












    ダヨーン「一方その頃、とある川の近くダヨーン!」














    バシャアッ!


    チョロ松「ゲホッ! ゲホッ! あ痛ててて・・・・・・・・・・・・ひどい目に遭ったなぁ。」










    一人川の中に投げ出されたチョロ松。
    するとそこへ、一人の少年が河原を歩いているのが目についた。







    (あ、あれは・・・・・・。)








    チョロ松「お~~~い!」

    チョロ松「ん?」

    チョロ松「君は・・・・・・・・・・・・おそ松くんかい?」

    チョロ松「俺はチョロ松だい!!」

    チョロ松「え? ああごめんね。」(ややこしいわ!!)








    チョロ松もまた、おそ松と同じように過去の自分と遭遇した。









    チョロ松「それで、俺になんか用? 緑のおじさん?」

    チョロ松「俺おじさんって年じゃないんだけど!? ひどくね!?」

    チョロ松「!?」










  12. 12 : : 2015/12/16(水) 00:59:44











    チョロ松「おじさん、何だかツッコミが鋭いね?」

    チョロ松「おじさんっていうなよ!」(昔の俺だと思うとなんか余計に腹立つ。)

    チョロ松「はいはい、で、何の用なの?」










    ぐ、ここは抑えて・・・・・・大人の対応で・・・・・・。











    チョロ松「いや~、僕はさ、今大変なことに巻き込まれてね。助けてほしいんだ。」

    チョロ松「それならお安い御用さ! 俺んちに・・・・・・・・・・・・いや、ダメだ。」

    チョロ松「どうしてだい?」

    チョロ松「・・・・・・・・・・・・他の兄弟たちと喧嘩したんだ。」

    チョロ松「そういえば僕も昔よく喧嘩したな。」

    チョロ松「え!? おじさんも!?」











    そんなこんなで僕は、昔の僕の話を聞いた。
    何というか、すっげ~~なつかし~~感じがした。












    チョロ松「そんな理由でッ!?」

    チョロ松「当たり前だろ!?」

    チョロ松「待て待て待てッ! おでんでそこまで喧嘩するなよ!?」











    つい最近今川焼で喧嘩したのは置いといてだ。
    そんなんで喧嘩するなんて幼すぎるだろ!?











    チョロ松「だいたいおそ松の奴、いつも長男だからって威張り腐って、あ~~~頭に来るな~~~!!」

    チョロ松「・・・・・・。」









    そう言えばそうだった。
    何かにつけて喧嘩をしていたのは、リーダー格だったおそ松兄さんをひがんでのことだった。









  13. 13 : : 2015/12/16(水) 01:00:19









    チョロ松「ん? どうしたんだよ?」

    チョロ松「ん~~~・・・・・・確かにおそ松兄さんは子供っぽいよね。」

    チョロ松「だろ!?」











    チョロ松「でも、いざという時は頼れる兄さんだよね?」

    チョロ松「!! いきなりなんだよ!? お前なんか関係ないだろ!?」

    チョロ松「関係あるッ! おそ松兄さんは、悪い奴じゃない!」










    そう言うと大人のチョロ松は、子供のチョロ松の前にしゃがんで言った。










    チョロ松「君の気持ちは分かるよ? 普段はダメな長男だからね。でも、だからと言って君も嫌いじゃないだろ?」

    チョロ松「!! そ、それは・・・・・・。」

    チョロ松「そう思うなら、仲直りしなくちゃダメだからね。もっとも、おそ松兄さんのほうから先に謝ってもらうけど。」

    チョロ松「・・・・・・・・・・・・ごめんなさい。」










    子供のチョロ松は、少し口を尖らせ、目線を逸らしつつではあったものの、謝罪の言葉を口にした。
    なんだ、この時の僕はトラブルメーカーだったけど、意外と素直じゃないか。











    チョロ松「分かればいいよ、じゃあ、行こっか。」

    チョロ松「・・・・・・分かったよ、おじさん。」









    まあこれで懲りるとは思えないけど、いつの日か“おそ松兄さん”って呼ぶ日が来るからね。
    それまでは我慢・・・・・・かな。









  14. 14 : : 2015/12/16(水) 01:01:00











    おそ松「お~~~い! チョロ松~~~~!!」



    すると、河川敷の向こうから、兄さんの呼ぶ声が聞こえてきた。












    チョロ松×2「「あ、おそ松ッ!!(兄さんッ!!)」」










    チョロ松「・・・・・・ってえ?」

    おそ松「やっぱりここにいたのか、チョロ松。」

    チョロ松「兄さんこそ無事でよかったよ。」












    おそ松「で、このガキは誰?」

    チョロ松「ど、どうなってるの!? なんでおそ松が大きくなってるの!?」

    チョロ松「昔の僕。ああ、言ってなかったね、僕は松野チョロ松。十年後の未来から来たんだ。」

    おそ松「で、この俺が松野家長男、松野おそ松。チェリー松といっしょに十年後から来たんだぜ?」

    チョロ松「チェリー松言うなッ!」











    チョロ松「え、え、えええぇええぇぇッ!?」








    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇











  15. 15 : : 2015/12/17(木) 15:03:10










    ハタ坊「うわ~い、小さい一松と十四松だじょ。」



    おそ松と喧嘩をした後、一松と十四松は一緒に空き地へと来ていた。













    十四松「どうしよう、十四松・・・・・・。」グスッ

    一松「な、泣くなよ、一松!」

    十四松「だって・・・・・・だって・・・・・・えっぐ・・・・・・。」

    一松「仕方ないなぁ・・・・・・。」











    兄弟の仲を心配して泣きじゃくる十四松を慰める一松。
    すると・・・・・・









    ドンッ! 一松「いて、どこ見て歩いてんだよ!」

    一松「あ゛ッ!?」

    一松十四松「「ヒッ!?」」









    ぶつかって文句を言ってきた一松を、大人になった一松が睨みつけるという地獄絵図。








    一松「・・・・・・。」ズ~~ン・・・・・・

    一松「どどどどうしよう、すっごい睨んでくるよ!?」ガタガタ

    十四松「猫背だし、髪ぼさぼさだし、目が怖いし、絶対犯罪者だよ!?」ブルブル









  16. 16 : : 2015/12/17(木) 15:04:08










    さて、こんな時に(はからずも)助けになるのが彼である。









    十四松「あれ、一松兄さんこんなところにいたの!?」

    一松「十四松、生きてたんだ。」









    腕(触手)をくねらせ、いつも通りのハイテンションで現れたのは、大人になった(?)十四松である。
    一松のほうも、十四松が現れたことで、表情がほんのわずかに明るくなった。(勿論、他人には分からないレベルでの話だが。)



    さて、この事態に困惑していたのは小さい一松と十四松だった。








    十四松「ねぇ、どうなってるの? 一松?」

    一松「僕だって知らないよ! あの人たち、僕らと同じ名前みたいだし。」








    そんな困惑をよそに、大人の十四松はハイテンションのままだった。
    つられてテンションの上がる一松。







    十四松「見てみて、兄さん! チップチョップ売ってたから買ってきたで~! 食べてみ~!」

    一松「パクッ! うわ~、甘くてしょっぱいな~。懐かしいわ~。」

    十四松「ななな懐かしいわ~。」









    一松「何この人たち、急にコント始めちゃったよ!?」

    十四松「一応警察呼ぶ?」








    ヒソヒソ声で話す小さな一松と十四松。
    すると・・・・・・・・・・・・






  17. 17 : : 2015/12/17(木) 15:05:05








    おそ松「お、一松に十四松じゃねえか!」

    十四松「あ! おそ松兄さんにチョロ松兄さん!」

    一松「なんだ、みんな無事だったのか。」









    現れたのは大人のおそ松とチョロ松。そして、涙目になっている子供のチョロ松だった。








    一松「あれ!? なんでおそ松のやつ、大きくなってるの!?」

    十四松「何が何だか分からないよ!?」








    おそ松「お、やっぱり俺のことはおそ松だって気付いてくれてるみたいだな。」鼻擦る

    チョロ松「いや、それ誉め言葉じゃないから! 小学生の時から変わってないってことだからね!?」








    小学6年生のメンタルのまま大きくなってしまった奇跡のバカ、おそ松。
    その溢れるカリスマ性は、大人になっても隠しきれるものではなかった。



    チョロ松「いや誉めてないから!」









    さて、涙目になっていたのは、子供のチョロ松である。









    チョロ松「十四松~! 一松~!」グスンッ

    一松「一体何があったんだよ!?」

    十四松「おそ松が大人になったり、俺たちと同じ名前を持ってる奴が現れたり、今日はなんかおかしいんだよ!?」

    チョロ松「実はさ―――――――・・・・・・・・・・・・」









    ~~かくかくしかじかコンテ新登場~~











    一松十四松「「ええぇええぇええぇぇぇッ!?」」










  18. 18 : : 2015/12/17(木) 15:06:19












    一松「僕、あんな根暗な犯罪者になっちゃうの!?」

    一松「うぐッ!」グサッ




    十四松「僕あんな狂人になっちゃうの!?」

    十四松「ぃよいっしょ!」グサッ




    チョロ松「僕だってこんな冴えないおじさんになっちゃうんだよ!?」

    チョロ松「あぐッ!」グサッ















    チョロ松一松十四松「「「未来の世界って、一体どうなってるの~~~!?」」」













    おそ松「まあまあ、それぞれ成長したってことでいいじゃん。」

    チョロ松「うるさいやい!」ポカッ!

    おそ松「痛てッ!」

    一松「おそ松だけ変わってないのが腹立つんだよ!」ポカッ!

    おそ松「あでッ!」

    十四松「僕なんか幼くなってるじゃないかッ!」ポカッ!

    おそ松「いでッ! このやろ~~~!!」








    ドンガラガッシャ~ンッ!!










    チョロ松「あ~あ、喧嘩始まっちゃったよ。」

    十四松「変わってないね! おそ松兄さんは!」

    一松「大きな子供。しかもうるさい。」










    おそ松「くっそ~、十四松! 卍固め!」

    グギギッ! おそ松「ってあ~~~~!! 話の流れ~~~~!!」

    十四松「ラ~ララ~!!」









    命じた本人が十四松に卍固めをかけられ、おそ松兄さんは成敗されました。









    チョロ松「懲りないよなぁ、おそ松兄さんは。」

    一松「相変わらずのバカ。」











    チョロ松「ねぇ、やってることは今の僕たちと変わってないよね?」

    十四松「僕嫌だよ~~~! ああいう風になりたくないよ~~~!」グスン

    一松「こっちまで暗くなっちゃいそうだよ。」ズ~ン・・・・・・












    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇












  19. 19 : : 2015/12/17(木) 19:25:43
    おそ松さんssもっと増えて欲しいです…期待
  20. 20 : : 2015/12/17(木) 19:57:27
    >>19
    期待ありがとうございます!

    まずは目指せカテゴリー追加といったところでしょうかねw
  21. 21 : : 2015/12/17(木) 20:41:57
    面白いです!
  22. 22 : : 2015/12/17(木) 21:09:57
    >>21
    ありがとうございます!
    頑張りますね!
  23. 23 : : 2015/12/17(木) 21:10:10












    俺は松野家に生まれし次男、松野カラ松。










    時代が変わっても流されない。
    分かってるぜ、時代が俺を待っていたんだろ?



    周りの人間が俺のことを見てやがる。
    全く、俺は何て罪な男ギルドガイ。












    ふっ、いつだって俺は周囲の視線にさらされる。
    皆が俺にくぎ付けになっている。



    このSSを呼んでるお前もそうなんだろ?
    いつでも待ってるぜ、カラ松ガール?















    トド松「何あのおじさん、ずっと一人でなんかしゃべってるよ。」

    カラ松「気持ち悪いのが移るから早くいこ。」














                          おわり












    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇










  24. 24 : : 2015/12/17(木) 21:45:39
    >>20
    お疲れさまでした。ですね、カテゴリにいつか追加してもらいたいところです
  25. 25 : : 2015/12/17(木) 21:48:54
    >>24
    チョロ松「あ、物語自体はまだ続きます! カラ松のお話はこれにて終了という意味ですwww」
  26. 26 : : 2015/12/17(木) 21:50:17
    >>25
    成程…。御執筆頑張って下さい。
  27. 27 : : 2015/12/18(金) 17:56:27
    か、カラ松girlには辛いですね…だがしかし期待です
  28. 28 : : 2015/12/18(金) 18:34:57
    期待っす
  29. 29 : : 2015/12/19(土) 00:47:14
    >>26
    頑張ります!

    >>27
    中の人の中村悠一曰く、「カラ松は出落ちで声いらないw」そうですよwww
    出るだけで笑いが取れて楽でいいとラジオでぶっちゃけていて笑いましたw
    期待ありがとうございます!

    >>28
    期待&お気に入り登録ありがとうございます!
  30. 30 : : 2015/12/19(土) 00:55:36










    本官さん「お次はトド松とデカパンだこのヤロウ!」












    トド松「あいたたた・・・・・・。」

    デカパン「ホエ、何とか着いたダス。」










    さて、兄弟たちの中で、末っ子のトド松はデカパン博士といっしょにデロリアンの中にいた。
    時空を超える際、定員オーバーになっていたデロリアンのドアが開いてしまい、デカパンとトド松を遺して他の兄弟たちは投げ出されてしまったのだ。



    しかも、デロリアン自体は建物に突っ込んで大破してしまっていた。










    トド松「どうするの、デカパン博士!?」

    デカパン「ホエ、困ったダスな・・・・・・。」









    デカパンが腕を組んで困った様子を見せていると、建物の中から人が出てきた。









    デカパン「ホエ、何事ダスか!?」

    デカパン「ホエ!?」

    デカパン「ホエホエ!?」

    デカパン「ホエ!!」

    デカパン「ホエ~~~!!」

    トド松「いや何言ってるか分からないからッ!!」








    突っ込んだところは、何と十年前のデカパン博士の研究所であった。




    取り敢えず意気投合したらしい二人のデカパン博士。
    もう何が何だか分からないけれど、本人同士、通じ合うものがあったらしい。









    デカパン「デロリアンはこの時代のデカパン博士と協力して修理しておくダス。トド松は他の兄弟たちを探してきてほしいダス。」

    トド松「う~~~ん、兄さんたち、大丈夫かな~・・・・・・。」








    さて、博士がそう言うので、トド松は懐かしい町へと出かけようとした。
    すると・・・・・・・・・・・・










    トド松「あの・・・・・・・・・・・・こんにちは、デカパン博士!」



    丁度そこへ、子供のトド松とカラ松がデカパン博士の元へと尋ねてきた。









  31. 31 : : 2015/12/19(土) 19:53:01










    デカパン「「はい、こんにちはダス!」」

    カラ松トド松「「あれ? デカパン博士が二人いる!?」」









    一体どうなってるのと言わんばかりに素っ頓狂な声を出すカラ松とトド松。
    その様子が余りにもおかしかったので、大人になったトド松が笑い始めた。









    カラ松「やい、笑うなんて失礼だぞ!」

    トド松「そうだそうだ!」

    トド松「いや、ゴメンね! あははははwww」









    さて、ひとしきり笑った後、トド松は二人の子供に名前を尋ねた。








    カラ松「俺はカラ松だい!」

    トド松「僕はトド松だよ!」

    トド松「へぇ~、よろしくね、二人とも。」

    カラ松「で、にいちゃんの名前は何なんだよ?」









    トド松(にいちゃんか・・・・・・ちょっとくすぐったいな。)「ふふ、僕は松野トド松。十年後の未来から来たんだよ?」









    カラ松トド松「「・・・・・・・・・・・・えっ?」」



    ふふ、二人とも口を開けてポカンとしてる。
    我ながら可愛いな~~~www








  32. 32 : : 2015/12/19(土) 19:53:42







    トド松「何言ってんだよにいちゃん、そんなわけが――――――デカパン「本当の話ダスよ?」

    デカパン「だから私が」

    デカパン「二人いるダス。」








    カラ松「てことは、ここにいるにいちゃんが」

    トド松「十年後の僕ってこと!?」

    トド松「ピンポ~ン♪」









    カラ松「何だか今と随分違うんだな。」

    トド松「おしゃれだな。」

    トド松「誉めても何も出ないよ? トド松にカラ松兄さん?」

    カラ松トド松「「カラ松兄さん!?」」

    トド松「あっ、そう言えば子供の時は呼び捨てだったからね。」








    今とは違う昔の自分の反応が一々面白いな。
    そんなことを考えていると、向こうから聞き覚えのある声が聞こえてきた。







    おそ松「おっ、トッティ!」

    カラ松トド松「「トッティ!?」」








    トド松「おそ松兄さんにチョロ松兄さん! 一松兄さんに十四松兄さんまで!」

    一松「なんだかんだで集まったね。」

    十四松「見てみて! 昔の僕たち、可愛いでしょ~~!?」

    チョロ松一松十四松「「「可愛いっていうないッ!!」」」









    トド松「はは、兄さんたちも昔の僕たちに会ったんだね。ってあれ、子供のおそ松兄さんは?」

    おそ松「あ~あいつはこいつらと喧嘩しちまったみたいだからな~。へそまげて二階に一人でいるぜ。」

    トド松「やれやれ、変わってないな~~~、おそ松兄さんは。」

    チョロ松「ホント子供がそのまま大きくなったって感じだよね。」

    おそ松「お前らが変わりすぎなんだよ!?」






  33. 33 : : 2015/12/19(土) 19:54:41










    カーッ カーッ









    トド松「もうすぐ日が暮れるね。」

    おそ松「何か懐かしいなぁ~~~。」

    カラ松「郷愁に誘われるぜ。」

    トド松「!? カラ松兄さん、いつからここに!? てか何その恰好?」

    カラ松「俺のパンタロンルックに惚れるなよ?」

    トド松「何でそういうの買ってくるの!? ていうかパンタロンルックって言葉の使い方間違ってるからッ!! 痛いねぇッ!!」










    トド松「あっ、さっきの変な人!」

    カラ松「ウグッ!」グサッ!




    チョロ松「あの変人がカラ松だってさwww」

    カラ松「ぐはッ!」グサッ!




    カラ松「!! う、うわああぁああぁぁ、いやだああぁあぁぁッ!!」

    カラ松「ぐおッ!」グサッ!




    一松「クソダサいよな。」

    カラ松「うはぁッ!」グサグサッ!




    十四松「何だか可哀相な奴だなぁ。」

    カラ松「ああ・・・・・・ぐ・・・・・・。」バタッ










    トド松「もう止めて! クソ松兄さんのライフはゼロだよッ!!」

    チョロ松「今お前確実に止めを刺しに行っただろ!? トド松!?」

    カラ松「」チーン・・・・・・











    おそ松「ったく、しょうがねぇなあ、カラ松は。」

    十四松「まあでも痛いのがカラ松兄さんだからね!」

    一松「ちっ、生きていたのか。」










    そんなこんなで俺たちは、時を超えても一緒になることが出来た。
    腐れ縁ってやつ?








  34. 34 : : 2015/12/19(土) 19:55:29








    おそ松「よし、じゃあ帰るぞ?」



    皆に声をかけるおそ松。
    すると、子供の六つ子たちは、下を向いてしまった。








    トド松「ん? 何かあったの?」

    チョロ松「いや、この時代のおそ松兄さんと喧嘩しちゃったらしいんだ。」

    トド松「ふ~~ん、やっぱり僕らは根本的なところで変わってないね。」

    十四松「あ! UFOだッ!!」









    おそ松「まあ、帰ってやってくれよ。俺ってほら、ああ見えて結構寂しがり屋だからさ。」








    チョロ松「・・・・・・仕方ねぇなあ。」

    十四松「手間のかかるやつだよなぁ。」

    一松「今日は特別だぞ!?」

    カラ松「まったくもう、めんどくさいよな、おそ松の奴。」

    トド松「よし、帰ろう!」










    おそ松「」ニコッ


    おそ松は微笑むと、人差し指で鼻の下を擦った。









  35. 35 : : 2015/12/19(土) 19:55:56











    トド松「さすが兄さんだね。」

    チョロ松「よし、僕たちも帰るか!」

    十四松「ねえ! 昔みたいに競争しようよ!」

    カラ松「望むところだ。」

    一松「めんどくせ。」

    トド松「とか言いながら走る一松兄さんは優しいなぁ。」

    一松「う、うるさい!」

    おそ松「よ~し、一番先に家についたらジュース奢ってやる! チョロ松が!」

    チョロ松「何で俺!?」

    カラ松チョロ松一松十四松トド松「「「「「わ~~~い! 負けないぞ~~~!!」」」」」











    そんなこんなで、暗くなった街中を、俺たちは昔みたいに全力でダッシュした。
    何だか子供の時に戻ったみたいで、はしゃぎまくりながら俺たちは家に帰った。










    おそ松「いいか、しっかり仲直りしてやるんだぞ?」

    カラ松チョロ松一松十四松トド松「「「「「うん。」」」」」










    ガララララ・・・・・・


    カラ松チョロ松一松十四松トド松「「「「「今日はゴメン! おそ松!!」」」」」








  36. 36 : : 2015/12/19(土) 19:57:01












    おそ松「いよっしゃ~~!! スーパーマリオブラザーズ2を全クリしたぜ!!」

    おそ松カラ松カラ松チョロ松チョロ松一松一松十四松十四松トド松トド松「「「「「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」」」」」




















    おそ松カラ松カラ松チョロ松チョロ松一松一松十四松十四松トド松トド松「「「「「「「「「「「コラアアアァイッ!! 長男コラアアァアアアッ!!」」」」」」」」」」」

















                            ネ冬












  37. 37 : : 2015/12/19(土) 19:58:10
    以上で終了になります。
    初めてのおそ松さんSSでしたが、楽しんでいただけたら幸いですw
  38. 38 : : 2015/12/19(土) 20:07:14
    スーパーマリオブラザーズ2wwやっぱり長男は長男でいいですね!面白かったです!執筆お疲れ様でした!
  39. 39 : : 2015/12/20(日) 09:19:00
    面白かったです。

    カラ松の出番が思ったよりも多くて嬉しかったです。
  40. 40 : : 2015/12/20(日) 10:59:19
    執筆お疲れ様でした。次回も楽しみにしています
  41. 41 : : 2015/12/20(日) 12:15:47
    面白かったです!最後まで長男は長男で…wお疲れ様でした
  42. 42 : : 2015/12/20(日) 18:41:23
    >>38
    古いゲームということでチョイスしてみましたw

    >>39
    お気に入り登録ありがとうございます!
    出落ち要員として、カラ松は優秀過ぎてwww

    >>40
    ありがとうございます!
    何か思いつきましたら、またおそ松SSを書きたいと思います。

    >>41
    最後まで長男でしたwww
    そうです、私の推し松はおそ松兄さんですw
  43. 43 : : 2015/12/22(火) 00:34:17





    ~おまけ~






    おそ松「よし、今日は・・・・・・十年前のこの世界でしか手に入れられないものをゲットしに行こう!」
























    ビデオ店18禁コーナー


    おそ松「うへへへ、十年前にはどんな彼女がいたのかな~?」暖簾をめくる








    カラ松「あっ!?」

    チョロ松「いっ!?」

    一松「うっ!?」

    十四松「えっ!?」

    トド松「おっ!?」








    おそ松「えっ、何でお前らここにいるの?」

    トド松「兄さんこそ。」

    十四松「あ、あはは・・・・・・。」








    おそ松カラ松チョロ松一松十四松トド松「「「「「「・・・・・・。」」」」」」









                    おわり







  44. 44 : : 2015/12/22(火) 12:02:17
    面白かったです!
    6人のキャラがそれぞれ出てて楽しかったです!
    お疲れ様です
  45. 45 : : 2015/12/23(水) 00:06:21
    >>44
    コメント&お気に入り登録ありがとうございます!
    キャラを掴むのは苦労したので、そう言っていただけてとてもうれしいですw
  46. 46 : : 2015/12/23(水) 11:34:28
    お疲れ様です。
    面白かったですw
    カラ松集中攻撃ww
    おそ松さんのカテゴリーできてほしいですね!
  47. 47 : : 2015/12/23(水) 11:34:53
    面白いですぅぅぅぅwww
  48. 48 : : 2015/12/23(水) 15:37:46
    思った以上に気に入っていただけて嬉しいです!

    おそ松さんカテゴリー、出来て欲しいですね。
    カラ松は出落ちですwww
  49. 49 : : 2015/12/26(土) 21:45:20
    何この神作品面白すぎた
  50. 50 : : 2015/12/27(日) 21:58:12
    お気に入り登録までありがとうございます!
    神作品だなんてもったいないほど褒めていただけて光栄であります!
  51. 51 : : 2016/01/20(水) 16:55:35
    お疲れ様です。とても面白かったです!特にトド松のカラ松へのトドメがw
  52. 52 : : 2016/01/20(水) 19:52:53
    >>51
    コメントありがとうございます!


    トド松のツッコミは私も大好きですw
    あんな雰囲気になればいいなと思いつつかいた場面でしたので、楽しんでいただけて嬉しかったです!
  53. 53 : : 2016/02/04(木) 18:03:51
    このようなストーリーを参考にしたいです!
  54. 54 : : 2016/02/04(木) 23:49:48
    お褒めにあずかり、光栄であります!
  55. 55 : : 2019/01/10(木) 16:55:04
    おもしろい

    進撃の巨人じゃなくておそ松さんもいけるよ!( ﹡・ᴗ・ )b

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hymki8il

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